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ちょうせんぢゃわん
ちょうせんぢゃわん テウセン― [5] 【朝鮮茶碗】
朝鮮で作られた茶碗。唐物茶碗の大部分を占め,井戸・蕎麦(ソバ)・熊川(コモガイ)・呉器(ゴキ)・半使(ハンス)・斗々屋(トトヤ)・粉引(コヒキ)・柿のへた・三島など種類が多い。高台に割高台・切高台がみられるのが特徴。高麗茶碗(コウライヂヤワン)。
ちょうせんつうしんし
ちょうせんつうしんし テウセン― [7] 【朝鮮通信使】
江戸幕府の将軍の代替わりなどに際し,朝鮮国王から派遣された祝賀使節。1607年から1811年にかけて,一二回来日。朝鮮使節。
ちょうせんとくじゅ
ちょうせんとくじゅ テウセン― [5] 【朝鮮特需】
1950年(昭和25)に勃発した朝鮮戦争に伴って日本にもたらされた特需。日本経済は好況に転じ,その後成長の軌道に乗った。
ちょうせんにっぽう
ちょうせんにっぽう テウセン― 【朝鮮日報】
東亜日報と並ぶ韓国の代表的な日刊紙。1920年創刊。40年に総督府により廃刊に追い込まれたが解放後再刊。チョソン-イルボ。
ちょうせんにんじん
ちょうせんにんじん テウセン― [5] 【朝鮮人参】
ウコギ科の多年草。朝鮮原産で,薬用植物として広く栽培。主根は太く先が分岐し,白色で独特の香りがある。茎は高さ約70センチメートル。茎頂部に五個の小葉から成る掌状複葉を数個輪生する。夏,茎頂に散形花序を出し淡緑黄色の小花を多数つける。根は強壮・健胃などの薬用にする。御種人参(オタネニンジン)。高麗(コウライ)人参。地精。
ちょうせんはまぐり
ちょうせんはまぐり テウセン― [6] 【朝鮮蛤】
海産の二枚貝。殻長10センチメートルほど。食用。殻は大きく厚く,白の碁石を作る材料にする。碁石貝。碁石蛤。房総以南に多く分布する。
ちょうせんはんとう
ちょうせんはんとう テウセン―タウ 【朝鮮半島】
アジア大陸の東岸から南方に突出した半島。黄海と日本海を分け,朝鮮海峡を隔てて日本に対する。
ちょうせんぶな
ちょうせんぶな テウセン― [5] 【朝鮮鮒】
スズキ目の淡水魚。全長約7センチメートル。体は長楕円形で側扁する。体色は灰緑色,ひれは赤色。タイワンキンギョに似るが,尾びれの後縁が円形となる。闘魚の一種だが闘争性は乏しい。中国・朝鮮の原産で,日本にも生息する。チョウセンキンギョ。
ちょうせんぼん
ちょうせんぼん テウセン― [0] 【朝鮮本】
昔,朝鮮で刊行された書物。特に,李朝時代のものをいう。大型美麗な活字本が多く,日本にも多数伝わる。
→高麗版(コウライバン)
ちょうせんまき
ちょうせんまき テウセン― [3] 【朝鮮槙】
イヌガヤの園芸変種。葉は螺旋(ラセン)状に並ぶ。庭木とし,また生け花に用いる。
ちょうせんまつ
ちょうせんまつ テウセン― [5][3] 【朝鮮松】
チョウセンゴヨウの別名。
ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく
ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく テウセン― 【朝鮮民主主義人民共和国】
朝鮮半島の北半分を占める社会主義国。石炭・鉄・タングステンなどの資源に恵まれ金属・化学・機械などの工業が発達。1948年成立。首都ピョンヤン。面積12万平方キロメートル。人口二二六二万(1992)。北朝鮮。
ちょうせんもじ
ちょうせんもじ テウセン― [5] 【朝鮮文字】
⇒ハングル
ちょうせんやき
ちょうせんやき テウセン― [0] 【朝鮮焼】
⇒高麗焼(コウライヤキ)
ちょうせんやらい
ちょうせんやらい テウセン― [5] 【朝鮮矢来】
竹垣の一種。柱を適当な間隔に立て,これに木または竹を横に取り付け,これに割り竹を縦に組んだもの。朝鮮垣。
〔江戸時代,朝鮮使節を迎えた時に混雑を防ぐために作り始めたのに起こるというが未詳〕
ちょうせんりょうり
ちょうせんりょうり テウセンレウ― [5] 【朝鮮料理】
朝鮮特有の料理。唐辛子・ニンニク・ショウガなどの香辛料や調味料を豊富に用いるものが多い。
ちょうせんろうどうとう
ちょうせんろうどうとう テウセンラウドウタウ 【朝鮮労働党】
朝鮮民主主義人民共和国の政権政党。1949年6月,南北の共産党を合体して成立。金日成のチュチェ(主体)思想を指導指針とし,社会主義の完全勝利,祖国統一の実現をめざしている。
ちょうぜい
ちょうぜい チヤウ― [0] 【町税】
町が賦課・徴収する地方税。
→市町村税
ちょうぜい
ちょうぜい [0] 【徴税】 (名)スル
租税を取り立てること。また,取り立てた税金。
ちょうぜい
ちょうぜい【徴税】
tax collection.〜する ⇒徴収.‖徴税令書 a tax bill.
ちょうぜつ
ちょうぜつ チヤウ― [0] 【長舌】
(1)長い舌。
(2)口数が多いこと。おしゃべり。多弁。長広舌。
ちょうぜつ
ちょうぜつ【超絶する】
⇒超越.
ちょうぜつ
ちょうぜつ テウ― [0] 【超絶】 (名)スル
(1)他のものと比較にならないほどずばぬけてすぐれていること。「凡俗を―する技量」「―技巧練習曲」
(2)〔哲〕「超越」に同じ。
ちょうぜつさんずん
ちょうぜつさんずん チヤウ― [5] 【長舌三寸】
かげで舌を出して笑うこと。
ちょうぜつしゅぎ
ちょうぜつしゅぎ テウ― [5] 【超絶主義】
⇒超越主義(チヨウエツシユギ)
ちょうぜん
ちょうぜん チヤウ― [0] 【悵然】 (ト|タル)[文]形動タリ
失意のあまり恨みなげくさま。「之に対して暫く―としてゐた/平凡(四迷)」「故郷の空をながめて―たり/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
ちょうぜん
ちょうぜん チヤウ― [0] 【長髯】
長いほおひげ。
ちょうぜん
ちょうぜん テウ― [0] 【超然】 (ト|タル)[文]形動タリ
世俗的な物事にこだわらないさま。「どんな中傷にも―としている」「―たる態度」
ちょうぜん
ちょうぜん【超然としている】
stand aloof <from> ;rise above <the world> ;do not care a bit <about,for> ;→英和
be indifferent <to> .→英和
〜たる unconcerned;indifferent.
ちょうぜんしゅぎ
ちょうぜんしゅぎ テウ― [5] 【超然主義】
ある物事に関係せず,その外部に地位を占めて事を行う考え方。
ちょうぜんないかく
ちょうぜんないかく テウ― [5] 【超然内閣】
明治から大正初期にかけ,政党の存在に左右されない政治を行なった藩閥・官僚内閣。
⇔責任内閣
ちょうそ
ちょうそ テウ― 【鼂錯】
(?-前154) 中国,前漢の政治家。文帝・景帝に仕え,景帝のとき諸侯の領地削減を行い,呉楚七国の乱を引き起こし誅された。
ちょうそ
ちょうそ テウ― [1] 【彫塑】
(1)彫刻。狭義には,塑像をいう。
(2)塑像を作ること。
ちょうそ
ちょうそ [1] 【徴租】 (名)スル
租税をとり立てること。
ちょうそ
ちょうそ【彫塑】
carving and modeling;the plastic art.
ちょうそ
ちょうそ [1] 【重祚】 (名)スル
一度退位した天皇が再び皇位につくこと。三五代皇極が三七代斉明となり,四六代孝謙が四八代称徳となった二度を数える。復辟(フクヘキ)。再祚。復祚。じゅうそ。
ちょうそう
ちょうそう テウ― 【趙痩】
〔漢の成帝の后,趙飛燕がやせて美しかったことから〕
やせ型の美人のこと。
ちょうそう
ちょうそう テウサウ [0] 【鳥葬】
遺体を鳥に啄(ツイバ)ませる葬法。チベットや,西インドのゾロアスター教徒の間で行われる。
ちょうそう
ちょうそう チヤウサウ 【頂相】
〔「ちょうぞう」とも〕
⇒ちんぞう(頂相)
ちょうそう
ちょうそう テフ― 【牒送・牒奏】
牒状を送って知らせること。通牒。「―のところに,などかくみせざるべき/平家 4」
ちょうそう
ちょうそう テウ― [0] 【朝宗】 (名)スル
(1)〔春に謁するのを「朝」,夏に謁するのを「宗」というのによる〕
古く,中国で諸侯が天子に拝謁すること。
(2)河水が大海に注ぎ入ること。
(3)権威のある者に寄り従うこと。
ちょうそうよう
ちょうそうよう チヤウソウエウ 【張僧繇】
中国,南北朝時代梁の画家。武帝に仕え多くの寺廟の壁画を描いた。色のぼかしにより立体感を出す手法を用いた。生没年未詳。
→画竜点睛(ガリヨウテンセイ)
ちょうそかべ
ちょうそかべ チヤウソカベ 【長宗我部】
姓氏の一。中世の土佐国の豪族,戦国大名。秦の始皇帝の後裔(コウエイ)秦河勝(ハタノカワカツ)の末裔とも伝える。平安末から鎌倉初期,土佐国長岡郡宗部郷に移ったことに始まる。元親の代に土佐,次いで四国を平定して後に秀吉に服す。その子盛親は関ヶ原戦後所領を没収され,大坂の陣で滅亡。
ちょうそかべもとちか
ちょうそかべもとちか チヤウソカベ― 【長宗我部元親】
(1539-1599) 戦国大名。国親の子。土佐の国司一条氏を追って四国全土を統一。1585年豊臣秀吉に降伏してのち,土佐一国を許され,九州出兵,文禄・慶長の役に従った。掟書「長宗我部元親百箇条」が知られる。
ちょうそかべもりちか
ちょうそかべもりちか チヤウソカベ― 【長宗我部盛親】
(1575-1615) 安土桃山・江戸初期の武将。元親の三男。関ヶ原の戦いで西軍に属し,戦後領国を没収される。大坂冬・夏の陣では豊臣方についたが敗れ,六条河原で斬られた。
ちょうそく
ちょうそく チヤウ― [0] 【長息】 (名)スル
長いため息をつくこと。長嘆息。「天を仰で―し/花柳春話(純一郎)」
ちょうそく
ちょうそく チヤウ― [0] 【長足】
(1)長い足。
(2)はやあし。おおまた。
(3)物事の進み方がはやいこと。「―の進歩を遂げる」
ちょうそく
ちょうそく【長足の進歩をする】
make great[rapid,remarkable]progress <in> .
ちょうそくき
ちょうそくき テウソク― [4][3] 【調速機】
エンジンの回転数を測定して燃料の供給を調節し,回転数を一定に保つ装置。ガバナー。
ちょうそとば
ちょうそとば チヤウ― [3] 【町卒塔婆】
⇒町石卒塔婆(チヨウセキソトバ)
ちょうそん
ちょうそん チヤウ― [1][0] 【町村】
町と村。町や村。
ちょうそんがっぺい
ちょうそんがっぺい チヤウ― [5][0] 【町村合併】
二つ以上の町村の区域を統合し,新たな市町村を設置したり,町村の一部または全部を他の市町村に編入すること。特に,1953年(昭和28)の町村合併促進法による全国的な市町村の統合・再編成をいう。
ちょうそんせい
ちょうそんせい チヤウ― [0] 【町村制】
旧憲法下,町村の組織・権能などを定めていた法律。1888年(明治21)「市制及町村制」として制定。1947年(昭和22),地方自治法の成立により廃止。
ちょうそんそうかい
ちょうそんそうかい チヤウ―クワイ [5] 【町村総会】
人口が少なく,議会を組織するのに適さない場合に,町村が条例によって議会に代えて設ける選挙権者の総会。
ちょうそんやくば
ちょうそんやくば チヤウ― [5] 【町村役場】
町役場と村役場。町村の諸部課や議会・委員会などがおかれ,その公共事務・行政事務を行う。
ちょうぞう
ちょうぞう テウザウ [0] 【肇造】 (名)スル
(国などを)はじめてつくること。創造。「国家を―する」
ちょうぞう
ちょうぞう【彫像】
a statue;→英和
a sculpture.→英和
ちょうぞう
ちょうぞう テウザウ [0] 【彫像】
彫刻して作った像。
ちょうぞく
ちょうぞく テウ― [0] 【超俗】
世間一般の事柄にとらわれないこと。俗事・俗界を超越していること。「―の境地」
ちょうぞく
ちょうぞく【超俗的】
unworldly;→英和
supermundane.
ちょうたい
ちょうたい テウ― [0] 【調帯】
機械に動力を伝えるためのベルト。しらべおび。ベルト。
ちょうたい
ちょうたい チヤウ― [0] 【長体】
写真植字で,正体に対し,変形レンズを用いて,横幅を縮めた文字。
ちょうたいこく
ちょうたいこく【超大国】
a superpower;a superstate.
ちょうたいこく
ちょうたいこく テウ― [3] 【超大国】
第二次大戦後のアメリカ合衆国とソ連のこと。核兵器を実質的に独占してヨーロッパの大国に超越した軍事力と交渉力をもち,東西各陣営において中心的役割を果たしていたことをいう語。
ちょうたいしょうせい
ちょうたいしょうせい テウ― [0][0][0] 【超対称性】
フェルミ粒子とボーズ粒子の変換に対して成り立つ対称性。超対称性が存在すると,電荷と質量の等しいフェルミ粒子とボーズ粒子が常に対になって存在することになる。
ちょうたいそく
ちょうたいそく チヤウ― [3] 【長大息】 (名)スル
長く大きい息をつくこと。大きなため息。「『…借金の方が遥(ハルカ)に恐ろしい』かう云つて―した/あくび(潤一郎)」
ちょうたく
ちょうたく テウ― [0] 【超卓】 (名・形動)[文]ナリ
こえぬきんでている・こと(さま)。「学問―なるものありて/自由之理(正直)」
ちょうたく
ちょうたく テウ― [0] 【彫琢】 (名)スル
(1)宝石などをきざみみがくこと。「美しく―された指輪」
(2)詩や文章を推敲し,立派なものにすること。「入念に―された文章」
(3)美しく磨きあげる。「小説は自然を―する/虞美人草(漱石)」
ちょうたく
ちょうたく チヤウ― 【町宅】 (名)スル
町のなかの家に住むこと。また,町の住宅。「中川淳菴抔は麹町に―してありしが/蘭学事始」
ちょうたじかんりろん
ちょうたじかんりろん テウ― [7] 【超多時間理論】
〔super-many-time theory〕
量子電磁力学の相対論的な定式化において,波動関数を,一時刻の関数ではなく,四次元空間の極面の関数として記述する方法。1943年,朝永振一郎が提唱した理論。この理論はさらに繰り込み理論に発展し,量子電磁力学の完成に寄与した。
ちょうたつ
ちょうたつ テウ― [0] 【調達】 (名)スル
〔「ちょうだつ」とも〕
(1)金品などを必要に応じてととのえること。「資金を―する」
(2)求めに応じて金品を送り届けること。「資材を至急―する」
ちょうたつ
ちょうたつ【調達する】
supply;→英和
provide;→英和
raise <money> ;→英和
procure;→英和
execute[fill] <an order> .→英和
ちょうたつ
ちょうたつ チヤウ― [0] 【暢達】 (名・形動)スル[文]ナリ
のびそだつこと。また,のびのびとしているさま。「―な筆跡」「われは自ら我弁舌の―になれるに驚きぬ/即興詩人(鴎外)」「泰平の来る時文運は必らず―すべき理由あり/文学史骨(透谷)」
ちょうたつちょう
ちょうたつちょう テウ―チヤウ [4][3] 【調達庁】
1952年(昭和27)それまでの特別調達庁を改称した総理府の外局の一。駐留軍の建造物・施設を調達することを主要任務とした。62年,防衛庁建設本部に合併され,防衛施設庁となる。
ちょうたん
ちょうたん【長短】
(1) length (長さ).→英和
(2)[長所と短所]good and bad points;merits and demerits;advantages and disadvantages.
ちょうたん
ちょうたん【長嘆する】
heave a deep sigh.
ちょうたん
ちょうたん テウ― [1] 【朝旦】
あさ。あした。
ちょうたん
ちょうたん チヤウ― [1] 【長短】
(1)ながいこととみじかいこと。また,ながいものとみじかいもの。「日本刀といっても―さまざまだ」
(2)ながいか,みじかいか。ながさ。「距離の―をくらべる」
(3)長所と短所。
(4)余っている所と足りない所。「―相補う」
ちょうたん
ちょうたん チヤウ― [0] 【長嘆・長歎】 (名)スル
長いため息をもらすこと。深いなげき。長嘆息。長大息。「覚えず―して/慨世士伝(逍遥)」
ちょうたんく
ちょうたんく チヤウ― [3] 【長短句】
(1)長い句と短い句。
(2)古詩または楽府(ガフ)などの句が,あるいは長く,あるいは短くて,字数の一定しないもの。
ちょうたんさいぼう
ちょうたんさいぼう チヤウタンサイバウ [5] 【頂端細胞】
藻類・蘚(セン)類・羊歯(シダ)類などの根や茎の生長点の先端に見られる,一個から数個の大きな細胞。一定方向に分裂して,新しい組織を作る。
ちょうたんそく
ちょうたんそく チヤウ― [3] 【長嘆息】 (名)スル
長いため息をつくこと。大きなため息。「天を仰いで―する」
ちょうたんぱ
ちょうたんぱ テウ― [3] 【超短波】
慣用的な電波区分で,波長10〜1メートル(周波数30〜300メガヘルツ)の電波。近距離通信・テレビ放送などに用いる。
ちょうたんぱ
ちょうたんぱ【超短波】
ultrashort waves.
ちょうだ
ちょうだ チヤウ― [1] 【長蛇】
(1)長く大きなヘビ。
(2)長く延び続いているもののたとえ。「切符を求めて―の列ができる」
ちょうだ
ちょうだ【長蛇の列をなして】
in a long line[ <英> queue].
ちょうだ
ちょうだ【長打】
《野》 <make> a long hit;an extra-base hit.長打者 a long-ball hitter.
ちょうだ
ちょうだ チヤウ― [1] 【長打】 (名)スル
野球で,二塁打・三塁打・本塁打をいう。ロング-ヒット。「チャンスに―する」
ちょうだ=を逸(イツ)する
――を逸(イツ)・する
惜しい物・人・機会などをもう少しのところで取りのがす。「遺恨なり十年一剣を磨きたれども流星光底に―・せるは/山陽詩鈔」
ちょうだい
ちょうだい チヤウ― [0] 【帳内】
「ちょうない(帳内)」に同じ。
ちょうだい
ちょうだい チヤウ― 【町代】
江戸時代,町年寄・町名主の補助をするための町役人。江戸では書役(カキヤク)ともいい,自身番に出勤して文書作成などの事務にあたり,大坂では,町会所に出勤してすべての町務を代行した。京都では町年寄をしのぐ勢力となり,全市を一五区に分け一七人の町代が世襲して分掌・支配し,町奉行所にも出仕した。
ちょうだい
ちょうだい チヤウ― [0] 【長大】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)長くて大きいこと。背が高く大きいこと。また,そのさま。
⇔短小
「―なる岩壁」
(2)背丈。「一人の神あり,―一丈余也/今昔 7」
(3)成長すること。成年に達すること。「太子,年已(スデ)に―に成り給ひぬ/今昔 1」
[派生] ――さ(名)
ちょうだい
ちょうだい チヤウ― [0] 【張 大】 (名・形動ナリ)
広げて大きくすること。また,勢いがさかんなこと。また,そのさま。「鉄道興造費の如きは漸く日を逐て之を―にすべくして/明六雑誌 26」
ちょうだい
ちょうだい チヤウ― [3] 【頂戴】 (名)スル
(1)もらった物などをうやうやしく頭上にいただくこと。「賞状を―してひきさがる」
(2)もらうことをへりくだっていう語。「結構なものを―する」
(3)食べることをへりくだっていう語。「もう十分に―しました」
(4)物をくれ,物を売ってくれと促す時に用いる語。下さい。「おやつ(を)―」「イワシを三匹―」
(5)動詞の連用形に助詞「て」の付いた形や,動詞の未然形に「ないで」の付いた形に接続して,補助動詞の命令形のように用いて,親しみの気持ちをこめて相手に求める意を表す。…てください。「この本を見せて―」「ここにすわらないで―」
〔女性語や幼児語として用いられることが多い〕
ちょうだい
ちょうだい【頂戴する】
receive;→英和
get;→英和
be given;have (食べる).→英和
ありがたく〜する accept <a thing> with thanks.‖頂戴物 a present;a gift.
ちょうだい
ちょうだい チヤウ― [0] 【帳台】
(1)寝殿造りの建物内に設けられる調度。一段高く作られている浜床に畳を敷き,四隅に柱を立て四方に帳をめぐらす。貴人の寝所として用いられるもの。
(2)塗籠(ヌリゴメ)・納戸(ナンド)の類。
(3)「帳台の試み」の略。「―の夜/枕草子 92」
帳台(1)[図]
ちょうだいがまえ
ちょうだいがまえ チヤウ―ガマヘ [5] 【帳台構え】
書院造りで,座敷の床の間や違い棚に向かって,付書院の反対側に設けられる装飾装置。鴨居(カモイ)を低く,敷居を高くし,丈の低い華麗な襖(フスマ)をたてる。帳台(寝室)の入り口の形式が装飾化したもの。納戸構え。
帳台構え[図]
ちょうだいのこころみ
ちょうだいのこころみ チヤウ― 【帳台の試み】
平安時代,毎年11月の中の丑の日に天皇が常寧殿において五節の舞姫の舞稽古を見る儀式。五節の試み。
ちょうだいもの
ちょうだいもの チヤウ― [0] 【頂戴物】
頂戴した品物。いただきもの。
ちょうだつ
ちょうだつ テウ― [0] 【超脱】 (名)スル
(1)世俗の気風から脱すること。「善悪を―したる一歩高き人となる事を得べきか/うらおもて(眉山)」
(2)ぬきんでること。「類型を―する」
ちょうだのじん
ちょうだのじん チヤウ―ヂン 【長蛇の陣】
兵法で,八陣の一。一列に長く並び,首が攻撃されれば尾が救い,中が攻撃されれば首尾がともに救い,尾が攻撃されれば首が救い,各隊が相応じて進む陣形。
ちょうだん
ちょうだん テウ― [0] 【跳弾】
装甲板や壁・岩などに当たってはねた銃弾。「―による負傷」
ちょうだん
ちょうだん チヤウ― [0] 【長談】 (名)スル
ながばなし。「思はず―して恐らくは音楽を妨げしならん/花柳春話(純一郎)」
ちょうだんす
ちょうだんす チヤウ― [3] 【帳箪笥】
帳面や書き付けなどを入れておく小型のたんす。
ちょうち
ちょうち テフ― [1] 【諜知】 (名)スル
間諜を使ってひそかに敵情をさぐり知ること。「敵の勢力行動を―するに努めた/此一戦(広徳)」
ちょうちく
ちょうちく [0] 【徴逐】
招いたり招かれたりすること。「詩酒―の日々を送る」
ちょうちちょうち
ちょうちちょうち テウチテウチ [1][1] 【手打ち手打ち】
〔「手打ち手打ち」の転〕
幼児をあやすため,両手を打ち合わせて鳴らすこと。ちょちちょち。「ふたりの寵愛―髪振(カブリ)のあたまも定り/浮世草子・一代男 1」
ちょうちちょうち=あわわ
――あわわ
幼児をあやす言葉。「ちょうちちょうち」といいながら両手を打ち合わせ,次にその手で口を軽くたたきながら,「あわわ」と言う。さらにそのあと「かいぐりかいぐりとっとの目。おつむてんてん」などと続ける。
ちょうちゃく
ちょうちゃく チヤウ― [0][1] 【打擲】 (名)スル
人をたたくこと。なぐること。「余(アンマ)りぶち―されると腹が立つ/真景累ヶ淵(円朝)」
ちょうちゅう
ちょうちゅう テウ― [0] 【彫虫】
小さな虫の彫刻を作ること。こまかい細工。また,子供の遊び。
ちょうちゅう
ちょうちゅう [0] 【冢中】
墓の中。塚の中。
ちょうちゅうけい
ちょうちゅうけい チヤウ― 【張仲景】
中国,後漢の医家。「傷寒雑病論」(後に「傷寒論」と「金匱要略」として伝わる)を著したといわれる。生没年未詳。
ちょうちゅうてんこく
ちょうちゅうてんこく テウ― [5] 【彫虫篆刻】
〔揚子法言(吾子)〕
詩作などで細かな技巧にはしること。「詩は―の末技に非ず/天地有情(晩翠)」
ちょうちゅうのここつ
ちょうちゅうのここつ 【冢中の枯骨】
〔蜀書(先主伝)〕
死んだ人。また,無能の人をあざけっていう語。
ちょうちょ
ちょうちょ テフ― [1] 【蝶蝶】
「ちょう(蝶){(1)}」に同じ。[季]春。
ちょうちょう
ちょうちょう テウテウ [0] 【迢迢】 (ト|タル)[文]形動タリ
遠くへだたるさま。「草色煙の如く―として雲に入る/不二の高根(麗水)」
ちょうちょう
ちょうちょう【蝶々】
⇒蝶.
ちょうちょう
ちょうちょう【町長】
a mayor.→英和
ちょうちょう
ちょうちょう チヤウチヤウ [1][0] 【丁丁・打打】 (副)
物を続けて強く打つ音を表す語。「突然(イキナリ)鉄拳(ゲンコツ)を振ひ―と打たれて/怪談牡丹灯籠(円朝)」
ちょうちょう
ちょうちょう テウチヤウ 【調帳】
律令制で,国司から中央へ送る調庸の品目を記した帳簿。調庸物とともに貢調使が提出した。調庸帳。
ちょうちょう
ちょうちょう テフテフ [1] 【蝶蝶】
「蝶(チヨウ)」に同じ。[季]春。
ちょうちょう
ちょうちょう テフテフ [0][3] 【喋喋】 (ト|タル)スル [文]形動タリ
しきりにしゃべる・こと(さま)。「我々が―すべき問題ではない」「君は―と弁じるけれども/当世書生気質(逍遥)」
ちょうちょう
ちょうちょう【長調】
《楽》a major key.イ長調 <in> A (major).→英和
ちょうちょう
ちょうちょう チヤウチヤウ [1] 【町長】
地方公共団体としての町の長。
ちょうちょう
ちょうちょう チヤウチヤウ [1] 【町丁】
市区町村内の住居表示に用いられる市街の区分。「三崎町二丁目」のように表示される。
ちょうちょう
ちょうちょう チヤウテウ [1] 【長調】
西洋音楽で,ハ長調・ト長調など,長音階の主音の高さが指定されたもの。漠然と長音階を指していうこともある。
⇔短調
ちょうちょううお
ちょうちょううお テフテフウヲ [3] 【蝶蝶魚】
(1)スズキ目チョウチョウウオ科の海魚の総称。
(2){(1)}の一種。全長約20センチメートル。体はほぼ円形で側扁する。口は小さくて突出する。体色は黄褐色で,黒褐色と白色の横縞が目の上を横切る。観賞魚。房総半島以南に広く分布。
蝶蝶魚(2)[図]
ちょうちょうきこくさい
ちょうちょうきこくさい テウチヤウキ― [6] 【超長期国債】
償還期限が10年をこえる国債。日本では1983年(昭和58)に発行されたのが最初。
ちょうちょうぐも
ちょうちょうぐも テフテフ― [5] 【蝶蝶雲】
蝶の舞うように流れてゆく雲。積雲の乱れたもので,雨の前兆という。
ちょうちょうしい
ちょうちょうし・い テフテフ― [5] 【喋喋しい】 (形)[文]シク てふてふ・し
(1)口数が多い。おしゃべりである。また,調子がいい。「斧枝が一人で―・く席を周旋(トリモ)つてゐた/社会百面相(魯庵)」
(2)おおげさである。「大坂程,―・い所はない/歌舞伎・韓人漢文」
ちょうちょうどうどう
ちょうちょうどうどう テフテフダウダウ [0] 【喋喋呶呶】 (ト|タル)[文]タリ
よどみなくべらべらとしゃべりたてるさま。「―文壇の閲歴を語り/日乗(荷風)」
→呶呶(ドド)
ちょうちょうなんなん
ちょうちょうなんなん テフテフ― [0] 【喋喋喃喃】 (ト|タル)スル [文]形動タリ
〔「喃喃」は小声でしゃべる意〕
男女がうちとけて小声で楽しそうに語りあう・こと(さま)。「枕上(マクラベ)に居て何事をか頻りに―する言葉のうちに/緑簑談(南翠)」「―と説いづるを聞けば/未来の夢(逍遥)」
ちょうちょうはっし
ちょうちょうはっし チヤウチヤウ― [5] 【丁丁発止】 (副)
(多く「と」を伴って)
(1)刀などで激しく切り合う音やそのさまを表す語。「―と切りむすぶ」
(2)激論を戦わせるさま。「卓をはさんで―とやりあう」
ちょうちょうふじん
ちょうちょうふじん テフテフフジン 【蝶蝶夫人】
〔原題 (イタリア) Madama Butterfly〕
プッチーニ作曲のオペラ。二幕。1904年初演。アメリカの劇作家ベラスコの戯曲に取材した作品で,日本の長崎を背景に,蝶蝶夫人とアメリカ海軍士官ピンカートンの悲恋を描く。第二幕の蝶蝶夫人のアリア「ある晴れた日に」は有名。マダム-バタフライ。
ちょうちょうぼぼ
ちょうちょうぼぼ テウテウ― [5] 【朝朝暮暮】
毎朝毎晩。「作者と小説中の人物と―相親眤するの感/小説神髄(逍遥)」
ちょうちょうまげ
ちょうちょうまげ テフテフ― [3] 【蝶蝶髷】
〔蝶が羽を広げたような形であることから〕
主に関西で,銀杏(イチヨウ)返しのこと。
ちょうちん
ちょうちん【提灯】
a (paper) lantern.〜持ちをする sing a person's praises; <米話> boost.→英和
‖提灯行列 a lantern parade.提灯に釣鐘 an unequal match.
ちょうちん
ちょうちん [3] チヤウ― 【提灯】 ・ テウ― 【挑灯】
〔「ちょう」「ちん」は「提」「灯」の唐音〕
(1)照明具の一。細い割り竹の輪を重ねて骨とし,紙や布を貼ったもの。中に蝋燭(ロウソク)をともすようになっている。現在では電球を入れたりする。折り畳み自在。
(2)老人のしなびた陰茎。「うなぎの油―がよくとぼり/柳多留 79」
ちょうちん=で餅(モチ)をつく
――で餅(モチ)をつく
(1)老年の男の房事をあざけっていう語。
(2)思うようにならないことのたとえ。
ちょうちん=に釣り鐘(ガネ)
――に釣り鐘(ガネ)
〔形は似ているが,重さは比較にならないところから〕
釣り合いの取れないことのたとえ。
ちょうちん=をつける
――をつ・ける
相場で,大手筋のやり方に合わせて売買をする。
ちょうちん=を持つ
――を持・つ
進んで他人の手先に使われ,また頼まれもしないのにその人やその人にかかわる物事をほめ宣伝する。お先棒をかつぐ。
ちょうちん=程(ホド)の火が降る
――程(ホド)の火が降る
〔家計の困難を火が降るとたとえ,それも提灯ほどもある大きな火だの意〕
たいへん窮乏している様子をたとえていう語。「内証は提灯程な火が降つて,大晦日の空おそろしく/浮世草子・一代男 3」
ちょうちんあみ
ちょうちんあみ チヤウ― [3] 【提灯網】
掩網(カブセアミ)の一。竹や木で作った円錐形の枠の内部に網をつけたもの。上からかぶせて捕獲する。
ちょうちんあんこう
ちょうちんあんこう チヤウ―カウ [5] 【提灯鮟鱇】
アンコウ目の海魚。雄は小さくて約4.6センチメートル,雌は全長約60センチメートル。体は球形に近く,皮膚に骨状突起が散在する。全身黒色。頭部からは長い触手が上に伸び,その先端に発光性のふくらみがある。この触手で餌を誘引する。食用にならない。深海にすむ。
ちょうちんぎょうれつ
ちょうちんぎょうれつ チヤウ―ギヤウ― [5] 【提灯行列】
祝意を表すために,夜多くの人が火をともした提灯を持って,行列を組んで練り歩くこと。また,その行列。
ちょうちんまつり
ちょうちんまつり チヤウ― [5] 【提灯祭(り)】
多くの高張り提灯をかかげるのを特色としている祭り。神戸市の生田神社の四月一五,六日の祭りなど。
ちょうちんもち
ちょうちんもち チヤウ― [3] 【提灯持(ち)】
(1)提灯を持って先に立ち,足もとを照らして行く役。
(2)他人やある物事のために,その人やその物事の長所などを宣伝してまわること。また,その人をあざけっていう語。
ちょうちんや
ちょうちんや チヤウ― [0] 【提灯屋】
(1)提灯を作り,売る人。また,その家。
(2)〔提灯屋が提灯に文字を書く時,何度もなぞって書くことから〕
なぞり書きをすること。
ちょうつがい
ちょうつがい テフツガヒ [3] 【蝶番】
(1)〔形が蝶に似ることから〕
開き戸・開き蓋(ブタ)などを支え,自由に開閉できるように取りつける金具。ちょうばん。
(2)二つの物事をつなぎとめるもの。特に,関節(カンセツ)のこと。「腰の―を痛める」
ちょうつがい
ちょうつがい【蝶番】
a hinge.→英和
〜のある hinged.〜がはずれる be off the hinges.
ちょうつけ
ちょうつけ チヤウ― [4][0] 【帳付け】 (名)スル
〔「ちょうづけ」とも〕
帳面に書きつけること。また,それをする人。
ちょうづけ
ちょうづけ チヤウ― [0][4] 【丁付け】
書物に枚数・ページ数を順を追って示すこと。また,その数字。ページ付け。
ちょうづめ
ちょうづめ チヤウ― [0][4] 【腸詰(め)】
ソーセージのこと。
ちょうづめ
ちょうづめ【腸詰】
(a) sausage.→英和
ちょうづめきん
ちょうづめきん チヤウ― [0] 【腸詰(め)菌】
⇒ボツリヌス菌(キン)
ちょうづら
ちょうづら チヤウ― [0] 【帳面】
帳簿に記載された限りでの収支の状態。帳面づら。帳簿づら。「―を合わせる」
ちょうてい
ちょうてい テウ― [0] 【調定】 (名)スル
調査して確定すること。調べて,決めること。
ちょうてい
ちょうてい【朝廷】
the Imperial Court.
ちょうてい
ちょうてい【調停】
arbitration;mediation.〜する arbitrate <in,between> ;→英和
mediate <between> .→英和
‖調停案 a mediation plan;an arbitration proposal.調停裁判(所) (a court of) arbitration.調停者 an arbitrator;a mediator.
ちょうてい
ちょうてい チヤウ― [0] 【長汀】
長く続くなぎさ。
ちょうてい
ちょうてい テウ― [0] 【調停】 (名)スル
(1)争いをしている者の間に入り,それをやめさせること。仲直りさせること。仲裁。
(2)〔法〕 第三者が紛争当事者間に介入し,当事者双方の譲歩を引き出し,合意により紛争を解決に導くこと。
(3)労働争議が当事者間で解決困難となった時,調停委員会が調停案を作成し受諾を勧告すること。
→仲裁
→斡旋(アツセン)
ちょうてい
ちょうてい テウ― [0] 【朝廷】
君主が政治をとる所。また,君主を中心とする政府。廟堂(ビヨウドウ)。
ちょうてい
ちょうてい チヤウ― [0] 【長弟】
弟の中で最年長のもの。また,自分のすぐ下の弟。
ちょうてい
ちょうてい 【重訂】
⇒じゅうてい(重訂)
ちょうてい
ちょうてい チヤウ― [0] 【長程】
長い里程(リテイ)。遠い道のり。
ちょうてい
ちょうてい チヤウ― [0] 【長堤】
長く続く堤防。長い土手。
ちょうていいいんかい
ちょうていいいんかい テウ―ヰヰンクワイ [6] 【調停委員会】
〔法〕
(1)民事に関する紛争を調停するための機関。裁判官と二人の民間人(調停委員)により構成される。
(2)労働争議を調停するために,労働委員会に設けられる機関。労・使・公益を代表する各委員によって構成される。
ちょうていきょくほ
ちょうていきょくほ チヤウ― [5] 【長汀曲浦】
まがりくねって長く続いている海浜。
ちょうていりこん
ちょうていりこん テウ― [5] 【調停離婚】
当事者の申し立てに基づき,家庭裁判所の調停(家事調停)によってなされる離婚。確定判決と同一の効力をもつ。
ちょうてき
ちょうてき テウ― [0] 【朝敵】
朝廷にはむかう賊。
ちょうてき
ちょうてき テウ― [0] 【糶糴】
〔「糶」は売り米(ヨネ),「糴」は買い米(ヨネ)の意〕
米の売買。
ちょうてきばいばい
ちょうてきばいばい テウ― [5] 【糶糴売買】
⇒競(セ)り売買(バイバイ)
ちょうてつ
ちょうてつ [0] 【澄徹】 (名)スル
澄んですきとおっていること。「大なる鏡の如き―したる一沢水の現はるゝを/日光山の奥(花袋)」
ちょうてん
ちょうてん チヤウ― [1] 【頂点】
(1)一番上。最も高い所。てっぺん。いただき。
(2)これ以上はないという物事の状態。極限。「不満が―に達する」「―をきわめる」
(3)〔数〕
(ア)角を作る二直線の交点。
(イ)多角形の辺の交点。
(ウ)多面体の三つ以上の面の交わる点。
(エ)錐面の各母線の交点。
(オ)放物線とその軸との交点。
ちょうてん
ちょうてん テウ― [0] 【朝典】
朝廷の制度または儀式。国典。
ちょうてん
ちょうてん【頂点(に達する)】
(reach) the peak[climax] <of> .→英和
ちょうてん
ちょうてん チヤウ― [0][1] 【長点】
和歌・連歌・俳諧などで付される合点のうち,平点に比して特に優秀な作品に付けられるもの。平点よりも長い斜線や,二重鉤点や,二重引きの斜線などで示す。ながてん。
ちょうてんがく
ちょうてんがく テウ― [3] 【朝典楽】
宮中で諸儀式の行われる時に演奏される雅楽。
ちょうてんがん
ちょうてんがん チヤウテン― [3] 【頂天眼】
金魚の一品種。両眼が突き出すが,出目金と異なり眼が上を向き,背びれを欠く。全身赤色。
ちょうでん
ちょうでん【弔電】
<send> a telegram of condolence[sympathy].
ちょうでん
ちょうでん テウ― [0] 【弔電】
人の死をいたみ悲しむ気持ちをあらわした電報。
→祝電
ちょうでんす
ちょうでんす テウ― 【兆殿司】
⇒明兆(ミンチヨウ)
ちょうでんどう
ちょうでんどう【超伝導】
superconductivity.→英和
ちょうでんどう
ちょうでんどう テウデンダウ [3] 【超伝導・超電導】
ある種の金属または合金の温度を下げてゆくと,それぞれ定まった転移温度以下で電気抵抗がゼロになる現象。同時にマイスナー効果,ジョセフソン効果などの特徴的な現象を示す。クーパー対とよばれる電子対の集団的な振舞いによって生じることが量子論に基づいて説明される。1911年カマリング=オネスが水銀で発見。転移温度は液体ヘリウムを必要とする二〇度 K 以下のものが多いが,ある種のセラミックスで転移温度の高いものが次々に発見され,超伝導材料として有望視されている。
ちょうでんどうじしゃく
ちょうでんどうじしゃく テウデンダウ― [7] 【超伝導磁石】
超伝導を利用した磁石。超伝導体に環状の大電流を流して強い電磁石をつくる。電力を消費しないのできわめて便利。ニオブを含む合金がよく利用される。
ちょうと
ちょうと チヤウ― 【丁と】 (副)
〔「ちょうど」とも〕
(1)硬い物のぶつかり合って発する音を表す語。はたと。はっしと。「丹後物狂に花の物いふはのほろほの拍子,―踏む/申楽談儀」
(2)鋭く緊張したさま。はったと。きりりと。「入道相国ちともさはがず―睨らまへておはしければ/平家 5」
ちょうと
ちょうと チヤウ― [1] 【長途】
長いみちのり。遠い旅路。
ちょうと
ちょうと テウ― [1] 【刁斗】
古く,中国の軍隊で,昼は食物を煮る鍋とし,夜は打ち鳴らして陣の警戒に用いた銅器。
ちょうとう
ちょうとう チヤウタウ [0] 【長刀】
長い刀。大刀。
→なぎなた
ちょうとう
ちょうとう テウタウ [0] 【弔悼】
人の死をとむらいいたむこと。哀悼。
ちょうとうこう
ちょうとうこう テウトウ― [3] 【釣藤鉤・釣藤鈎】
生薬の一。アカネ科カギカズラ属植物の枝の刺を乾燥したもの。鎮痙・鎮痛を目的に漢方処方に配合される。有効成分はインドール系のアルカロイド。
ちょうとうは
ちょうとうは【超党派的】
suprapartisan <consensus> .超党派外交 nonpartisan[suprapartisan; <米> bipartisan (2党派のとき)]diplomacy.
ちょうとうは
ちょうとうは テウタウハ [3] 【超党派】
各政党が各自の政策・主張を超えて協力し合うこと。「―外交」
ちょうとく
ちょうとく チヤウトク 【長徳】
年号(995.2.22-999.1.13)。正暦の後,長保の前。一条天皇の代。
ちょうとくじ
ちょうとくじ チヤウトク― 【長徳寺】
〔駿河(スルガ)国(今の静岡県)府中の片山にあった長徳寺の座敷の借り賃が一分であったことから〕
金一分の異名。「鼻紙入より―四五つ蒔き散らして/浮世草子・男色大鑑 7」
ちょうとじ
ちょうとじ チヤウトヂ [0] 【帳綴じ】
(1)帳面を綴じること。また,その人。
(2)綴じるのに用いる錐(キリ)。
(3)「帳祝い」に同じ。
ちょうとっか
ちょうとっか【超特価】
a special bargain price.
ちょうとっきゅう
ちょうとっきゅう【超特急】
a superexpress.
ちょうとっきゅう
ちょうとっきゅう テウトクキフ [3] 【超特急】
(1)特別急行列車よりもさらに速い列車。
(2)物事を特別に早くすること。「この仕事は―でやってくれ」
ちょうとりのまい
ちょうとりのまい テフトリ―マヒ 【蝶鳥の舞】
雅楽・舞楽の曲名。左舞の迦陵頻(カリヨウビン)は鳥の羽をかけ,右舞の胡蝶(コチヨウ)は蝶の羽をかけて舞う。
ちょうとん
ちょうとん テウ― [0] 【朝暾】
朝日。朝陽。朝旭。
ちょうとんぼ
ちょうとんぼ テフ― [3] 【蝶蜻蛉】
トンボの一種。体長35ミリメートル内外。体もはねも黒色で藍色の光沢をもつが,はねの先端のみ透明。はねの幅が広く,蝶のようにひらひら飛ぶ。夏に出現。本州以南・朝鮮・中国南部に分布。
ちょうど
ちょうど【丁度】
(1)[きっちり]exactly <at 5> ; <at 5 o'clock> sharp;→英和
just <an hour> ;→英和
right <in the middle> .→英和
〜しようとしている be just going[about]to do.(2)[まるで]⇒恰(あたか)も,まるで.
ちょうど
ちょうど テウ― [1] 【調度】 (名)スル
(1)日常に使う,手回りの道具類。小さな家具を含めていう。「家具―」「嫁入り支度の―を調える」
(2)あつらえととのえること。「用具を―せんとする時/花柳春話(純一郎)」
(3)弓矢。「佐々木備前五郎左衛門尉高久,二重狩衣にて御―の役(=将軍ノ弓矢ヲ持ツ役)に候す/太平記 40」
ちょうど
ちょうど チヤウ― [0] 【丁度】 (副)
(1)余分や不足なくぴったりと一致しているさま。ぴったり。きっちり。「―体に合う」「定員―だ」「八時―に終了」
(2)ある期待・予想にぴったりとあうさま。
(ア)都合よく。折よく。「―よいところへ来てくれた」「―居合わせた」
(イ)都合悪く。折あしく。「―るすだった」「―旅行中だった」
(3)まさに。たった今。「兄は―出かけたところです」「―行こうとしたところだ」
(4)まるで。あたかも。さながら。「月は―鏡のように見えた」
〔「丁度」は当て字〕
ちょうど
ちょうど【調度】
furniture;→英和
supplies (必要品).
ちょうどう
ちょうどう テウダウ [0] 【鳥道】
鳥だけが通えるような山中の細いけわしい道。鳥逕(チヨウケイ)。鳥路。
ちょうどう
ちょうどう チヤウダウ [0] 【町道】
町が建設し管理する道路。
ちょうどう
ちょうどう チヤウダウ [0] 【庁堂】
(1)大広間。表座敷。
(2)役所。官庁。朝堂。
ちょうどう
ちょうどう テウダウ [0] 【朝堂】
(1)君主が政治を執り,群臣に謁見する所。朝座。
(2)「朝堂院」の略。
ちょうどういん
ちょうどういん テウダウヰン 【朝堂院】
大内裏のうちにあって,即位・朝賀・視告朔(コウサク)・外国使臣の引見など重要な儀式の行われた正殿。大極殿を中心に後殿・十二堂・朝集堂などが並び,それらをとりまく廊の南中央に応天門がある。八省院。
→大内裏
ちょうどうりょう
ちょうどうりょう チヤウダウリヨウ 【張道陵】
⇒張陵(チヨウリヨウ)
ちょうどかちさい
ちょうどかちさい チヤウ― [6] 【丁度可知差異】
⇒弁別閾(ベンベツイキ)
ちょうどがけ
ちょうどがけ テウ― 【調度懸(け)】
(1)平安時代,朝廷で儀式の時,弓矢をもって供奉する役。
(2)鎌倉・室町時代,主君が外出する時に,弓矢など武具をもって供をする者。
(3)江戸時代,弓矢を立てて飾りとした台。作りつけの箙(エビラ)に矢を立てて,その左右に弓二張を並べて立てたもの。
(4)「頂頭(チヨウズ)懸け」に同じ。
調度懸け(3)[図]
ちょうどきゅう
ちょうどきゅう テウドキフ [0] 【超弩級】
(1)弩級以上のトン数・装備を持つ超大型戦艦。「―艦」
(2)とびぬけて規模が大きいこと。「―の製鉄所」
ちょうどころ
ちょうどころ チヤウ― [3] 【町所】
(1)自分の住んでいる町の町名および番地。
(2)江戸時代,町年寄(マチドシヨリ)の詰めている事務所。会所。まちどころ。
ちょうどひん
ちょうどひん テウ― [0] 【調度品】
日常用いる道具の類。
ちょうどもち
ちょうどもち テウ― 【調度持(ち)】
⇒調度懸(チヨウドガ)け(2)
ちょうな
ちょうな テウナ [3] 【手斧】
〔「ておの」の転〕
大工道具の一。柄の曲がった鍬形(クワガタ)のおの。木材の荒削りなどに使う。ておの。
手斧[図]
ちょうない
ちょうない【町内(の人々)】
(people living in) the town[the same street].→英和
ちょうない
ちょうない チヤウ― [1] 【町内】
その町のなか。
ちょうない
ちょうない チヤウ― [1] 【帳内】
〔「ちょうだい」とも〕
(1)とばりのうち。
(2)帳面に書き入れた範囲。
(3)律令制下,親王・内親王に与えられ,その雑役・警備に召し使われた下級の官人。とねり。
→資人
ちょうない
ちょうない チヤウ― [1] 【腸内】
腸の中。「―発酵」
ちょうないあずけ
ちょうないあずけ チヤウ―アヅケ 【町内預け】
「町(マチ)預け」に同じ。
ちょうないかい
ちょうないかい チヤウ―クワイ [3] 【町内会】
(1)町内に組織される地域住民の自治組織。
(2)第二次大戦中の1940年(昭和15)公的な制度として行政にとりこまれ,43年には法制化された統制と強権発動の末端機関。配給・納税・軍事援護・通達事項など地域住民生活のすべてを取り扱った。
ちょうないさいきん
ちょうないさいきん チヤウ― [5] 【腸内細菌】
腸管内に常時存在する細菌。腸球菌・連鎖球菌・大腸菌など一〇〇種を超える。多くは非病原性で,消化の補助,ある種のビタミンの合成,外来菌に対する防御などの役割をしているが,ごく一部は障害の原因になることもある。
ちょうなかけ
ちょうなかけ テウナ― [3] 【手斧掛(け)】
「ためだし(撓出)」に同じ。
ちょうななぐり
ちょうななぐり テウナ― [4] 【手斧擲り】
木材の表面を,手斧で削って仕上げること。ちょうなはつり。
ちょうなはじめ
ちょうなはじめ テウナ― [4] 【手斧始(め)】
(1)大工が工事にとりかかる最初の日に行う儀式。鋸(ノコギリ)・墨矩(スミカネ)・墨打ちの儀のあと,手斧打ちの儀が行われる。手斧立て。
(2)新年1月2日に行う大工の仕事始めの儀式で,材木に簡単に手斧を入れるもの。鉋(カンナ)始め。木造り始め。
ちょうなみ
ちょうなみ チヤウ― [0] 【町並(み)】
(1)町ごと。各町。
(2)町家の並び具合。まちなみ。
(3)町内のつき合い。
ちょうなめ
ちょうなめ テウナ― [0][3] 【手斧目】
手斧で削ったあと。不規則な凹凸のある荒い削り目。
ちょうなん
ちょうなん チヤウ― [1][3] 【長男】
最初に生まれた男の子。長子。
ちょうなん
ちょうなん【長男】
one's eldest[oldest]son.
ちょうにちおう
ちょうにちおう テウニチワウ 【超日王】
チャンドラグプタ{(3)}の中国名。
ちょうにん
ちょうにん【町人[商人]】
a tradesman;→英和
a merchant;→英和
[職人]a craftsman.→英和
ちょうにん
ちょうにん チヤウ― 【停任】
過失などにより官職を一時やめさせること。ていにん。「死罪・流刑・闕官・―つねにおこなはれて/平家 1」
ちょうにん
ちょうにん [0] 【重任】
(1)官職の任期満了後,重ねて同じ官職に任ぜられること。特に平安中期以降,国司が財物を官に納めてさらに一任期を再任されたこと。
→延任
(2)「じゅうにん(重任)」に同じ。
ちょうにん
ちょうにん チヤウ― [0][1] 【町人】
近世,都市に住む商工業者。狭義には家持ちの町の住民をさすが,広義には店借(タナガ)り・地借(ジガ)りをも含む。前者の中から町役人が選出され,ある程度の自治が行われた。身分的には武士・農民より下位に置かれたが,経済力を背景に強い発言力を持つに至った者もあり,近世都市文化を中心的に担う層となった。まちにん。
ちょうにんうけおいしんでん
ちょうにんうけおいしんでん チヤウ―ウケオヒ― 【町人請負新田】
江戸時代,富裕な町人が開発を請け負った新田。請負人が耕作人より小作料をとり,年貢を納めたが,商業資本の農村支配を促進する要素となった。
ちょうにんかがみ
ちょうにんかがみ チヤウ― 【町人鑑】
町人の模範。「是皆町人の中の―といへり/浮世草子・織留 2」
ちょうにんこうけんろく
ちょうにんこうけんろく チヤウニンカウケンロク 【町人考見録】
家訓書。三巻,追加一巻。三井高房著。1728年成立。三井家の家憲を具体的に子孫に示すため,没落した京都町人の例をあげて,町人の心得を説いたもの。
ちょうにんごしらえ
ちょうにんごしらえ チヤウ―ゴシラヘ [5] 【町人拵え】
(1)町人風の身なり。町人風の服装。
(2)町人向きの刀のこしらえ。
ちょうにんさばき
ちょうにんさばき チヤウ― 【町人捌き】
中世末から近世初期にかけて,町人自身が自分たちの間で起こった諸紛争を裁判によって処理したこと。
ちょうにんもの
ちょうにんもの チヤウ― [0] 【町人物】
浮世草子の中で,町人生活を中心に描いた作品の総称。
ちょうねん
ちょうねん 【重年】 (名)スル
(1)年齢を重ねること。
(2)「長年{(3)}」に同じ。「厚き御恩に―なし/歌舞伎・夜討曾我狩場曙」
ちょうねん
ちょうねん テウネン 【奝然】
(938?-1016) 平安中期の三論宗の僧。983年入宋し,大蔵経五千巻,三国伝来といわれる釈迦像などを携えて帰国。東大寺別当を務めたのち,洛西嵯峨に清涼寺建立を企てたが果たせずに寂す。
ちょうねん
ちょうねん チヤウ― [0] 【長年】 (名)スル
(1)長い年月。ながねん。
(2)長生き。長寿。長命。
(3)奉公人が年期を重ねて長くつとめること。重年(チヨウネン)。「この家に四,五年も―するゆゑ/滑稽本・浮世風呂 2」
(4)少壮の年。「われ少年の昔は母を失うて,―の今継母にあへり/太平記 12」
ちょうねんげつ
ちょうねんげつ チヤウ― [3] 【長年月】
長い年月。長日月。長時日。
ちょうねんせつどう
ちょうねんせつどう チヤウ― [5] 【長年摂動】
惑星や人工衛星など太陽系の天体の公転運動におこる周期的でない一方的な摂動。例えば,惑星の昇交点の黄経が時間とともに増大か減少の一方的変化をすること。永年摂動。
→摂動
ちょうねんてん
ちょうねんてん【腸捻転】
a twist in the intestines;volvulus.
ちょうねんてん
ちょうねんてん チヤウ― [3] 【腸捻転】
腸閉塞症の一型。腸管が腸間膜を軸として捻転し,腸管の通過障害症状と血行障害を起こしたもの。突然の激しい腹痛・腹部膨満・嘔吐・吐糞などを来たし,短時間のうちに全身状態が悪化してショック状態に陥る。絞扼性(コウヤクセイ)腸閉塞症。
ちょうねんまく
ちょうねんまく チヤウ― [3] 【腸粘膜】
腸壁の内層を形成している粘膜。細かな突起を多くもち消化された食物成分の吸収を行う。
ちょうのう
ちょうのう チヤウナフ [0] 【聴納】 (名)スル
願いなどをききいれること。「他人種々の意見を―し/自由之理(正直)」
ちょうのうくんれんし
ちょうのうくんれんし チヤウノウ― [7] 【聴能訓練士】
〔auditory trainer〕
聴覚障害者に対して,耳鼻科医の指導のもとに聴力検査・機能評価・補聴器の選択および装用指導などを行う専門家。AT 。
ちょうのうりょく
ちょうのうりょく テウ― [3] 【超能力】
(1)今日の科学では合理的に説明できない超自然な能力。テレパシー・透視・予知・念力などの総称。
→ESP
(2)他人,他の動植物と比べて著しく優れた特異な能力。
ちょうのうりょく
ちょうのうりょく【超能力】
supernatural power;extrasensory perception <ESP> .
ちょうのすけそう
ちょうのすけそう チヤウノスケサウ [0] 【長之助草】
〔発見者,須川長之助の名にちなむ〕
バラ科の常緑小低木。高山の岩石地に群生。茎は地をはってよく分枝。葉は密に互生し,楕円形で革質。夏,白色の花を上向きにつける。ミヤマグルマ。
ちょうのや
ちょうのや チヤウ― 【庁の屋】
(1)神社で神官が神事を議し,事務を執る所。
(2)検非違使(ケビイシ)庁で事務を執る所。
ちょうは
ちょうは チヤウ― [1] 【長波】
(1)慣用的な電波区分で,波長1000メートル〜10キロメートル(周波数30〜300キロヘルツ)の電波。航空通信などに用いる。
(2)波長が水深に比べて十分に長い水波。水の粒子の運動が海底まで伝わる。津波・潮汐(チヨウセキ)の波など。
⇔表面波
(3)地球をとりまく,波数四〜六,波長5000〜6000キロメートルぐらいの大気の波動。偏西風の南北方向への蛇行をもたらす。
ちょうは
ちょうは【長波】
a long wave.
ちょうはい
ちょうはい テウ― [0] 【朝拝】
正月一日に天皇が大極殿に出て,諸臣の年賀を受けた儀式。朝賀。のち清涼殿の東庭で拝賀するのを小朝拝という。みかどおがみ。
ちょうはい
ちょうはい チヤウ― 【停廃】
とりやめること。行わないこと。ていはい。「国司師高是を―の間/平家 2」
ちょうはくさんみゃく
ちょうはくさんみゃく チヤウハク― 【長白山脈】
朝鮮民主主義人民共和国と中国との国境地帯にある山脈。最高峰は長白山(白頭山。海抜2744メートル)。チャンベク山脈。
ちょうはくざん
ちょうはくざん チヤウハク― 【長白山】
⇒白頭山(ハクトウサン)
ちょうはじめ
ちょうはじめ チヤウ― 【庁始め】
(1)年始または検非違使(ケビイシ)別当新任の際,検非違使庁で行う執務開始の儀式。
(2)院の庁で行われる執務開始の儀式。
ちょうはずれ
ちょうはずれ チヤウハヅレ 【帳外れ】
(1)江戸時代,検地帳に土地の名請人として記載されない隷属農民。
(2)江戸時代,不行跡のため宗門人別帳から除外すること。また,そうされた人。無宿。ちょうがい。
ちょうはつ
ちょうはつ【徴発する】
requisition;→英和
commandeer;→英和
press <a thing> into service;forage (糧食などを).→英和
ちょうはつ
ちょうはつ チヤウ― [0] 【長髪】
(1)長くのばした髪の毛。また,髪の毛の長いこと。
⇔短髪
(2)のばした月代(サカヤキ)。
ちょうはつ
ちょうはつ テウ― [0] 【挑発・挑撥】 (名)スル
(1)相手を刺激して向こうから事を起こすようにしむけること。「敵を―する」「―に乗る」
(2)刺激を与えて色情をそそりたてること。「遊客を―する」
ちょうはつ
ちょうはつ [0] 【徴発】 (名)スル
(1)強制的に物を取り立てること。特に,軍需物資を民間から集めること。「民家から食糧を―する」
(2)強制的に人を呼び集めること。「堤防工事に人員を―する」
ちょうはつ
ちょうはつ【挑発する】
arouse[excite] <one's curiosity> ;→英和
provoke <one's anger> ;→英和
be suggestive <of indecent thoughts> .→英和
〜的な provocative;→英和
suggestive;sensational.→英和
ちょうはつ
ちょうはつ テウ― [0] 【調髪】 (名)スル
髪を刈ったり結ったりして形を整えること。理髪。整髪。
ちょうはつ
ちょうはつ【長髪の】
long-haired.
ちょうはつぞく
ちょうはつぞく チヤウ― [4] 【長髪賊】
〔辮髪(ベンパツ)を解き,反清の態度を表明して長髪にしていたところから〕
太平天国に結集して,反乱を起こした人々に対する清朝側の呼称。
ちょうはつてき
ちょうはつてき テウ― [0] 【挑発的】 (形動)
(1)挑発して事を引き起こさせるようなさま。「―な行動」
(2)異性の欲情をそそるさま。「―な服装」
ちょうはながた
ちょうはながた テフ― [4] 【蝶花形】
祝宴の際に,銚子の首などに飾りとしてつける蝶形に折った紙。蝶は酒の毒を消すというのに基づく。蝶形。
蝶花形[図]
ちょうはん
ちょうはん チヤウ― [0] 【打板・長板】
「雲版(ウンパン){(1)}」に同じ。
ちょうはん
ちょうはん チヤウ― [1] 【丁半】
〔「丁」は偶数,「半」は奇数〕
さいころを振って出た目の偶数か奇数かによって勝負をきめる博打(バクチ)。
ちょうはん
ちょうはん【丁半】
odd and even;a game at dice.〜を争う gamble[bet] <on> .→英和
ちょうはんけい
ちょうはんけい チヤウ― [3] 【長半径】
⇒赤道半径(セキドウハンケイ)
ちょうはんずきん
ちょうはんずきん チヤウハンヅキン [5][6] 【長範頭巾】
〔能の「熊坂」で熊坂長範がかぶる頭巾に似ているところから〕
丸頭巾の左右と後方に錣(シコロ)をたれさげたもの。熊坂頭巾。
長範頭巾[図]
ちょうば
ちょうば テウ― [1] 【嘲罵】 (名)スル
あざけりののしること。「―を浴びせる」「此諭告を―するは言を俟たずして/民約論(徳)」
ちょうば
ちょうば【帳場】
a counter;→英和
[ホテルの]the office;→英和
the registry desk.
ちょうば
ちょうば【調馬】
horse training[breaking].調馬場 a riding ground;a paddock.→英和
⇒調教.
ちょうば
ちょうば チヤウ― [3] 【町場・丁場・帳場】
(1)宿場と宿場との間の距離。ある区間の距離。
→長(ナガ)丁場
(2)夫役で,運送・道路工事などの受け持ち区域。工区。持ち場。
(3)馬子やかごかき・人力車夫などのたまり場。
ちょうば
ちょうば チヤウ― [0][3] 【帳場】
商店・旅館・料理屋などで,帳簿をつけ勘定をする所。勘定場。会計場。
ちょうば
ちょうば【跳馬】
a vaulting horse (体操器具);long horse vault (体操).
ちょうば
ちょうば テウ― [0][1] 【調馬】 (名)スル
馬を乗りならすこと。
ちょうば
ちょうば テウ― [0] 【跳馬】
体操競技の種目の一。また,それに用いる馬体に模した用具。飛び越しの技術の優劣を競う。男子は用具を縦向きに用い,女子は横向きに用いる。馬体の長さ1.6メートル,幅35センチメートル,高さは男子が1.35メートル,女子が1.10メートル。とびうま。
ちょうばい
ちょうばい テウ― [0] 【糶売】
(1)米を売ること。売り米(ヨネ)。
(2)競り売りすること。競売。
ちょうばい
ちょうばい テウ― [0] 【鳥媒】
鳥類によって受粉が媒介されること。日本ではまれな受粉様式。
ちょうばいか
ちょうばいか テウ―クワ [3] 【鳥媒花】
鳥媒によって受粉が行われる花。南米のハチドリによるものが有名。日本ではツバキの受粉がメジロにより媒介される場合がある。
ちょうばく
ちょうばく チヤウ― [1][0] 【帳幕】
とばりと幕。またそれをはりめぐらした所。
ちょうばこ
ちょうばこ チヤウ― [0] 【帳箱】
帳場などに置き,帳簿や書き付けの類を入れておく箱。机としても使えるほどの大きさ。
ちょうばごうし
ちょうばごうし チヤウ―ガウ― [4] 【帳場格子】
商店などで帳場の囲いに立てた,二つ折りまたは三つ折りの低い格子。結界。
帳場格子[図]
ちょうばし
ちょうばし テウ― [3] 【調馬師】
(1)馬を乗りならす人。
(2)もと宮内省主馬寮に属した高等官。乗馬の調教をつかさどった。
ちょうばつ
ちょうばつ テウ― [0] 【超抜】 (名)スル
(1)他より抜きんでていること。「技量識見とも他に―する」
(2)多くの中から特に選ばれること。抜擢(バツテキ)。「速に―せられ,或は挙擢せらるゝこと遅くして/西国立志編(正直)」
ちょうばつ
ちょうばつ [1][0] 【懲罰】 (名)スル
(1)悪い行為に対して,いましめのために罰を与えること。また,その罰。「遅刻した生徒を―する」
(2)〔法〕 国会の各議院や地方議会が議会内部の秩序を乱した議員に対して行う制裁。戒告・陳謝・登院停止・除名の四種がある。
ちょうばつ
ちょうばつ【懲罰】
(a) punishment;discipline.→英和
〜する punish;→英和
discipline.→英和
‖懲罰委員会(に付する) (refer a case to) the disciplinary committee.
ちょうばついいんかい
ちょうばついいんかい [6] 【懲罰委員会】
国会の常任委員会の一。議院の規律を乱すとされた議員の懲罰に関して審議する。
ちょうばみ
ちょうばみ テウ― 【調食み】 ・ チヨウ― 【重食み】
双六で,二つの賽(サイ)を振って同じ目が出るのを競うこと。「―に,てう多くうちいでたる/枕草子 31」
ちょうばん
ちょうばん テフ― [0] 【蝶番】
〔「丁番」とも書く〕
⇒ちょうつがい(蝶番)
ちょうばんるい
ちょうばんるい テウバン― [3] 【鳥盤類】
爬虫類の一グループ。竜盤類とともに,恐竜類を構成する。鳥類と似た構造の骨盤をもち,一般に植物食とされる。ジュラ紀から白亜紀にかけて多様な進化を遂げた。鳥脚類(イグアノドンなど)・剣竜類(ステゴサウルスなど),角竜類(プロトケラトプスなど)など。
ちょうひ
ちょうひ チヤウ― 【張飛】
(?-221) 中国,三国時代の蜀の武将。関羽とともに劉備に仕え,魏(ギ)・呉と戦って武功をたてたが,のち部下に殺された。
ちょうひもりろん
ちょうひもりろん テウヒモ― [4] 【超紐理論】
〔superstring theory〕
重力相互作用まで含めた統一場理論として有力視されているゲージ理論。この理論によると物質の基本は点のような粒子ではなく,ひものような一次元的広がりをもったもの(超ひも)であると考えられる。超弦理論。
ちょうひょう
ちょうひょう [0] 【徴憑】
事実を証明する材料。あかしとなる事実。徴証。
ちょうひょう
ちょうひょう [0] 【徴表】
その事物のあり方を特徴的に示し,他の物と区別する性質。属性。メルクマール。
ちょうひょう
ちょうひょう チヤウヘウ [0] 【帳票】
帳簿・伝票類などの総称。
ちょうび
ちょうび テウ― [1] 【掉尾】
〔尾をふる意〕
物事・文章などの終わりになって勢いを奮うこと。また,終わりごろ。最後。「―を飾る」
〔「とうび」は慣用読み〕
ちょうび
ちょうび チヤウ― [1] 【長尾】
尾の長いこと。また,長い尾。
ちょうび
ちょうび チヤウ― [1] 【丁日】
丁の数にあたる日。偶数日。丁の日。
ちょうび=の勇を奮(フル)う
――の勇を奮(フル)・う
最後の勇気を出して奮闘する。
ちょうびけい
ちょうびけい チヤウ― [3] 【長尾鶏】
オナガドリの別名。
ちょうびゃく
ちょうびゃく チヤウ― 【丁百】
(1)ちょうど百。「おもへばおしき命,今二十二年生き給へば―なり/浮世草子・永代蔵 1」
(2)江戸時代,一般には銭九六文を百文として通用させた九六銭(クロクゼニ)に対し,百文をもって百文としたこと。丁銭。調百。
ちょうびょう
ちょうびょう チヤウビヤウ [0] 【長病】
長く続く病気。ながわずらい。
ちょうびるい
ちょうびるい チヤウビ― [3] 【長鼻類】
哺乳綱長鼻目に属する動物の総称。始新世から洪積世に多くの種が栄えたが,現世ではゾウ科のみ。マンモスもこの仲間。上顎(ジヨウガク)の門歯は終生成長して牙(キバ)となり,鼻は上唇とともに円筒状に長く伸び,自由に動く。草食性。
ちょうふ
ちょうふ チヤウフ 【長府】
山口県下関市東部の地名。長門(ナガト)国府の地。長州藩の支藩の一つである長府藩の城下町。
ちょうふ
ちょうふ テフ― [1][0] 【貼付】 (名)スル
はりつけること。「証明書には写真を―すること」
〔「てんぷ」は慣用読み〕
ちょうふ
ちょうふ 【徴符】
中世,荘園領主が農民に年貢上納を命じた命令書。
ちょうふ
ちょうふ テウフ 【調布】
東京都中部の市。近世,甲州街道の宿場町。多摩川の北岸に位置し住宅地として発展。深大(ジンダイ)寺がある。地名は,古く多摩川の水にさらして織った布を租税の調(チヨウ)としたことに由来。
ちょうふ
ちょうふ テウ― [0] 【調布】
(1)調として官に納める手織の布。つきのぬの。ちょうのぬの。
(2)転じて,粗末な衣服。「身には―の帷(カタビラ),濯ぎけん世も知らず/今昔 15」
(3)菓子の一種。カステラ状の皮で求皮(ギユウヒ)を巻いたもの。
ちょうふう
ちょうふう チヤウ― [0] 【長風】
遠くまで吹いていく風。また,遠くから吹いて来る風。
ちょうふく
ちょうふく【重複】
repetition (繰返し);→英和
redundancy (余計);duplication (二重).〜する be repeated;be redundant;be duplicated;overlap.→英和
〜した duplicate;→英和
overlapping;tautological (意味が).
ちょうふく
ちょうふく [0] 【重複】 (名)スル
物事がいくつも重なり合うこと。じゅうふく。「説明が―する」
ちょうふく
ちょうふく テウ― [0] 【朝服】
皇族以下有位の官吏が朝廷に出仕する際に着た公服。朝衣。
ちょうふくいでんし
ちょうふくいでんし [6] 【重複遺伝子】
DNA 上で二種の遺伝情報が部分的に重なり合っている遺伝子。オーバーラップ遺伝子。
ちょうふくかい
ちょうふくかい [4] 【重複解】
⇒重根(ジユウコン)
ちょうふくくみあわせ
ちょうふくくみあわせ [5] 【重複組(み)合わせ】
n 個のものから同一のものを重複を許して r 個取る組み合わせ。その総数は �H�=(�+�−1)!/(�−1)!�! で示される。例えば a ・ b の二文字から三個取る重複組み合わせは,aaa, aab, abb, bbb の四通り。
ちょうふくじゅせい
ちょうふくじゅせい [5] 【重複受精】
被子植物にみられる受精様式。花粉からもたらされた二個の精核のうち一つは胚嚢(ハイノウ)中の卵核と,他の一つは二個の極核と合体すること。前者は新個体となり,後者は胚乳となる。
ちょうふくじゅんれつ
ちょうふくじゅんれつ [5] 【重複順列】
n 個のものから同一のものを重複を許して r 個取る順列。その総数は �Π�=�� で示される。例えば,a・b の二文字から三個を取る重複順列は,aaa, aab, aba, abb, bba, baa, bab, bbb,の八通り。
ちょうふくほけん
ちょうふくほけん [5] 【重複保険】
同一の被保険利益,危険および期間について複数の保険契約が存在し,その保険金額の合計が保険価格を超えていること。
ちょうふへんこう
ちょうふへんこう テウフヘンカウ [4] 【超不変鋼】
アンバーにコバルトを添加したニッケル鋼。熱膨張係数がアンバーよりさらに小さい。精密測尺器や時計の天府(テンプ)などに利用。超アンバー。
ちょうふんせき
ちょうふんせき テウフン― [3] 【鳥糞石】
⇒グアノ
ちょうぶ
ちょうぶ テウ― [0] 【跳舞】
軽快にはねおどること。「女子の―を為すものと雖も/西国立志編(正直)」
ちょうぶ
ちょうぶ チヤウ― [1] 【町歩】
山林・田畑の面積を町を単位として数えるとき用いる語。「三―の田」
ちょうぶく
ちょうぶく テウ― [0] 【調伏】 (名)スル
(1)〔「じょうぶく」とも〕
〔仏〕 内外の悪を打破すること。特に,密教で五大明王などを本尊として,怨敵・魔物を降伏(ゴウブク)すること。
(2)まじないによって人をのろい殺すこと。呪詛(ジユソ)。
ちょうぶくろ
ちょうぶくろ テウ― [4] 【調伏炉】
怨敵や悪魔を調伏するために護摩を修する際に用いる炉。主に赤色で三角形。降伏(ゴウブク)炉。折伏(シヤクブク)炉。
ちょうぶそうし
ちょうぶそうし チヤウ― 【長奉送使】
斎宮が伊勢へ下向するとき,京都の野宮から伊勢の竹宮までの長い道中を送る勅使。中納言か参議を任命する。
ちょうぶつ
ちょうぶつ チヤウ― [0] 【長物】
(1)長い物。
(2)長すぎて役に立たない物。無駄なもの。「無用の―」
ちょうぶつ
ちょうぶつ テウ― [0] 【調物】
⇒ちょうもつ(調物)
ちょうぶつおっそ
ちょうぶつおっそ テウブツヲツソ [5] 【超仏越祖】
禅宗の語。仏や宗祖の存在や教えも含めて一切の既成概念にとらわれず,本来の悟りの世界にあること。
ちょうぶん
ちょうぶん チヤウ― [0] 【長文】
長い文章。長い文。
⇔短文
ちょうぶん
ちょうぶん テウ― [0] 【彫文】
金属・石・木などに彫り込んだ模様。
ちょうぶん
ちょうぶん【弔文】
a funeral address.
ちょうぶん
ちょうぶん テウ― [0] 【弔文】
人の死を悲しみいたむ気持ちを述べた文。弔辞。
ちょうぶんせい
ちょうぶんせい チヤウ― 【張文成】
⇒張鷟(チヨウサク)
ちょうへい
ちょうへい [0] 【徴兵】 (名)スル
国家が国民を強制的に兵役につかせること。「成年に達した男子を―する」
ちょうへい
ちょうへい テウ― [0] 【凋弊】 (名)スル
おとろえつかれること。「此戦連綿として長く打続きしかば諸国次第に―し/日本開化小史(卯吉)」
ちょうへい
ちょうへい チヤウ― [0] 【長兵】
槍(ヤリ)・矛など,長い武器。また,弓矢などの飛び道具。
⇔短兵
ちょうへい
ちょうへい【徴兵】
conscription; <米> draft.→英和
〜される be conscripted[enlisted,drafted] <for military service> .‖徴兵忌避 evasion of conscription[ <米> the draft].徴兵制度(令) the conscription system (law).
ちょうへいきひ
ちょうへいきひ [5] 【徴兵忌避】
徴兵制度下で,徴兵適齢者が,兵役を免れるために,身体を傷つけたり,疾病を装ったり,逃亡して隠れたりすること。兵役忌避。
ちょうへいけんさ
ちょうへいけんさ [5] 【徴兵検査】
旧兵役法で,徴兵適齢者に対して兵役に服する資格の有無を身体・身上にわたり検査したこと。
ちょうへいせい
ちょうへいせい [0] 【徴兵制】
国民に兵役義務を課し,強制的に軍隊に編入する制度。日本では1873年(明治6)徴兵令が出され,当初は種々の免役規定があったが,89年徴兵猶予の制を廃止,国民皆兵による天皇制軍隊が確立し,敗戦まで続いた。徴兵制度。
ちょうへいそく
ちょうへいそく チヤウ― [3] 【腸閉塞】
腹痛・腹部膨満・嘔吐・吐糞(トフン)・ガス排出停止などの腸管通過障害症状を呈する疾患。腸管腔が癒着・捻転・麻痺,腫瘍による圧迫・異物などで閉塞または狭窄状態になって起こる。腸捻転や腸重積症はこの一型で,短時間のうちに全身状態が悪化する。腸閉塞症。イレウス。
ちょうへいそく
ちょうへいそく【腸閉塞】
intestinal obstruction;ileus.→英和
ちょうへいてきれい
ちょうへいてきれい [5] 【徴兵適齢】
兵役義務に就くのに適した年齢。日本の旧兵役法では前年12月1日からその年の一一月三〇日までに満二〇歳に達したものを徴兵適齢者とした。
ちょうへいゆうよ
ちょうへいゆうよ [5] 【徴兵猶予】
徴兵義務を一定期間猶予すること。旧兵役法では,在学中の者,外国に在留する者などに適用された。徴集延期。
ちょうへいれい
ちょうへいれい 【徴兵令】
1872年(明治5)の徴兵に関する詔書および太政官告諭に基づいて翌年1月公布された法令。これにより近代的常備軍が編成された。
ちょうへき
ちょうへき [0] 【徴辟】
朝廷や官庁に召し出すこと。「霞亭が福山藩の―を被(コウム)つたからである/北条霞亭(鴎外)」
ちょうへき
ちょうへき【腸壁】
the intestinal wall.
ちょうへき
ちょうへき チヤウ― [0] 【腸壁】
腸管を構成している組織。三層から成り,内層は粘膜,中層は輪走筋・縦走筋の筋層,外層は漿膜である。筋層には神経叢が発達している。
ちょうへん
ちょうへん チヤウ― [1] 【長辺】
長方形の,長い方の辺。
ちょうへん
ちょうへん チヤウ― [0] 【長編・長篇】
詩歌・小説などの長いもの。
ちょうへん
ちょうへん【長編(小説,映画)】
a long piece (novel,film).
ちょうへんしょうせつ
ちょうへんしょうせつ チヤウ―セウ― [5] 【長編小説】
多くの人物が登場し,さまざまの事件がいりくんだ複雑な構成をもつ長い小説。
ちょうべん
ちょうべん テウ― [1] 【調弁】
軍隊で,食料を戦地で求めととのえること。
ちょうほう
ちょうほう テウハウ [0] 【弔砲】
軍隊で葬儀の時,弔意を表すために発射する空砲。
ちょうほう
ちょうほう [1] 【重宝】
■一■ (名)スル
(1)便利で,よく使うこと。調法。「この大きさの封筒は―している」
(2)大切な宝物。じゅうほう。「これ程の―をさうなうはゑらすべき/平家 4」
(3)大切にすること。珍重すること。「あはた口を何とて―するぞ/狂言・粟田口」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
使って便利なこと。なにかと役に立つこと。また,そのさま。調法。「―な道具」「あれば―だが,なくても済む」
[派生] ――さ(名)
ちょうほう
ちょうほう【弔砲】
<give> a salute of minute guns.
ちょうほう
ちょうほう【諜報】
intelligence.→英和
‖諜報員 a secret agent.諜報活動 espionage.諜報機関 an intelligence (office).
ちょうほう
ちょうほう テウホフ [0] 【調法】
〔「ちょうぼう」とも〕
調伏(チヨウブク)のための呪法。調伏法。「御命も今夜に窮まつて候程に,それがしが―には叶ひ難く候/謡曲・鉄輪」
ちょうほう
ちょうほう テフ― [0] 【諜報】
敵の様子をひそかに探り,味方に知らせること。また,その知らせ。「―機関」「―活動」
ちょうほう
ちょうほう チヤウホウ 【長保】
年号(999.1.13-1004.7.20)。長徳の後,寛弘の前。一条天皇の代。
ちょうほう
ちょうほう テウハフ 【調法】
■一■ [1] (名・形動)スル[文]ナリ
〔本来「重宝」と書くべき語であるが,「ちょうほう」と「てうはふ」の音韻上の区別がなくなって混同されたもの〕
「ちょうほう(重宝)」に同じ。「―な道具」「大変―している」「髱挿(タボサシ)だの張籠だのと―なことになりました/滑稽本・浮世風呂 2」
■二■ [0][1] (名)スル
(1)しらべ考えること。料簡。
(2)ととのえること。準備すること。「―ノ良イ人/日葡」
(3)食事の用意をすること。調理。料理。「肴ヲ―スル/日葡」
ちょうほう
ちょうほう【重宝な】
handy;→英和
convenient;→英和
useful;→英和
serviceable;→英和
valuable.→英和
〜がる find <a thing> useful[serviceable];value;→英和
make much of.
ちょうほうがる
ちょうほうが・る [5] 【重宝がる】 (動ラ五[四])
役に立つものとして喜んで使う。便利だとしてよく使う。「毛筆が上手なので―・られる」
ちょうほうき
ちょうほうき [3] 【重宝記】
江戸時代,礼儀作法・家事・家庭医学など生活全般にかかわる諸知識を集めた啓蒙書の類。1689年刊の「家内重宝記」をはじめ,「重宝記大全」「女重宝記」など多くの類書がある。調方記。重法記。
ちょうほうき
ちょうほうき テウハフキ [3] 【超法規】
法規にとらわれないこと。法規を度外視すること。「―的措置(=法ヲ超越シタ処置)」
ちょうほうけい
ちょうほうけい チヤウハウ― [3][0] 【長方形】
四つの内角がすべて直角である四辺形。矩形。
〔数学では正方形を含む〕
ちょうほうけい
ちょうほうけい【長方形】
a rectangle;→英和
an oblong.→英和
〜の rectangular;oblong.
ちょうほうたい
ちょうほうたい チヤウハウ― [0] 【長方体】
「直方体(チヨクホウタイ)」に同じ。
ちょうほん
ちょうほん チヤウ― [0][1] 【張本】
〔古くは「ちょうぼん」〕
(1)悪事などを起こすもと。また,その人。張本人。首領。「事件の―」「賊の―」
(2)あとに備えて,前もって準備しておくこと。
ちょうほんにん
ちょうほんにん【張本人】
the author <of a plot> ;→英和
the (ring)leader (首領).
ちょうほんにん
ちょうほんにん チヤウ― [3] 【張本人】
(1)その事件を起こすそもそもの原因となった人。「うわさをばらまいた―」
(2)悪事などのたくらみをした首謀者。かしら。首領。ちょうほん。
ちょうぼ
ちょうぼ テウ― [1] 【朝暮】
(1)あさゆう。明け方と日暮れ。
(2)あけくれ。いつも。副詞的に用いる。「―念頭を去らない」
ちょうぼ
ちょうぼ チヤウ― [0] 【帳簿】
金銭・物品の出納など,事務上に必要なことを記入する帳面。
ちょうぼ
ちょうぼ【帳簿】
a (an account) book;→英和
a register (登記簿).→英和
〜に記入する enter <a thing> in a book.〜をつける keep books[accounts].〜をごまかす falsify[cook]accounts.‖帳簿係 a bookkeeper.
ちょうぼ
ちょうぼ [1] 【徴募】 (名)スル
(1)参加者の意志をもって集めること。つのり集めること。「義勇兵を―する」
(2)呼び集めること。徴集。「諸藩の兵を―して/近世紀聞(延房)」
ちょうぼ
ちょうぼ【徴募】
enlistment.→英和
〜する enlist;→英和
raise;→英和
recruit.→英和
ちょうぼいん
ちょうぼいん チヤウ― [3] 【長母音】
⇒ながぼいん(長母音)
ちょうぼう
ちょうぼう テウバウ [0] 【眺望】 (名)スル
遠く見渡すこと。また,その眺め。みはらし。「―が開ける」「関東平野を眼下に―する」
ちょうぼう
ちょうぼう【眺望がよい】
<The hill> commands[affords]a fine view <of> .→英和
〜がきかない <Trees> shut out[obstruct]the view.
ちょうぼう
ちょうぼう チヤウバウ 【悵望】 (名)スル
心をいためて思いやること。うらめしげに見やること。「七夕の深き契によりて驪山の雲に―すること勿れ/今鏡(すべらぎ中)」
ちょうぼうけん
ちょうぼうけん テウバウ― [3] 【眺望権】
従来より享受していた眺望を,他の建物などにより妨害されない権利。
ちょうぼえつらんけん
ちょうぼえつらんけん チヤウ― [6] 【帳簿閲覧権】
物的会社の株主・社員{(2)}が会社の会計帳簿および書類の閲覧または謄写を求め得る権利。書類閲覧権。
ちょうぼく
ちょうぼく テウ― [0] 【鳥卜】
「鳥占術(チヨウセンジユツ)」に同じ。
ちょうぼん
ちょうぼん テウ― [0] 【超凡】 (名・形動)[文]ナリ
普通の程度をはるかに超えてすぐれている・こと(さま)。非凡。「首縊りの力学と云ふ脱俗―な演題なのだから/吾輩は猫である(漱石)」
ちょうま
ちょうま テウ― 【鳥馬】
関東地方で,ツグミの別名。
ちょうまい
ちょうまい テウ― [0] 【超邁】
他よりはるかにすぐれていること。「好んで―を宗として/吾輩は猫である(漱石)」
ちょうまつ
ちょうまつ チヤウ― 【長松】
江戸時代,多く商家の子供や丁稚(デツチ)・小僧につけた名。また,それらの通称。ちょま。「―おきて火いともさんかい/滑稽本・膝栗毛 6」
ちょうまつこぞう
ちょうまつこぞう チヤウ― 【長松小僧】
江戸時代,安永(1772-1781)・天明期(1781-1789)にはやった物乞いの一種。手に長松小僧という名の着飾った人形を踊らせながら市中をまわり歩いた。
ちょうまん
ちょうまん チヤウ― [1] 【腸満・脹満】
「鼓腸(コチヨウ)」に同じ。
ちょうまんいん
ちょうまんいん【超満員である】
be overcrowded[jammed]with people.
ちょうまんいん
ちょうまんいん テウマンヰン [3] 【超満員】
定員をはるかに超えていること。「―の通勤電車」
ちょうみ
ちょうみ【調味する】
season <food with salt> .→英和
調味料 (a) seasoning.→英和
ちょうみ
ちょうみ テウ― [1] 【調味】 (名)スル
飲食物に味をつけ調理すること。「魚肉獣宍もよく―して/胆大小心録」
ちょうみつ
ちょうみつ テウ― [0] 【稠密】 (名・形動)[文]ナリ
「ちゅうみつ(稠密)」の慣用読み。「弾丸(タマ)は―なる大気の間を長く冒衝飛過せざるべからず/月世界旅行(勤)」
ちょうみりょう
ちょうみりょう テウ―レウ [3] 【調味料】
飲食物の味をととのえ,よい味にするための材料。塩・砂糖・醤油・酢など。
ちょうみん
ちょうみん テウミン 【兆民】
⇒中江(ナカエ)兆民
ちょうみん
ちょうみん テウ― [0] 【兆民】
多くの民。万民。億兆の民。「国の風俗を善くし,―の心を得/西国立志編(正直)」
ちょうみん
ちょうみん チヤウ― [0] 【町民】
町に住む人。町の住民。
ちょうみん
ちょうみん【町民】
a townsman[一人];→英和
[総称]townspeople;→英和
townsfolk.→英和
ちょうみんぜい
ちょうみんぜい チヤウ― [3] 【町民税】
⇒市町村民税(シチヨウソンミンゼイ)
ちょうむ
ちょうむ チヤウ― [1] 【庁務】
(1)官庁の事務。
(2)検非違使(ケビイシ)庁・院庁などの事務。
(3)門跡家の役人。
ちょうむ
ちょうむ テウ― [1] 【朝務】
朝廷の政務。
ちょうむすび
ちょうむすび テフ― [3] 【蝶結び】
ひもの結び方の一。蝶が羽を開いたような形に結ぶもの。ちょうちょ結び。花結び。
ちょうむすび
ちょうむすび【蝶結び(にする)】
(tie in) a bow.→英和
ちょうめ
ちょうめ [3] 【重目】
双六で,二つの賽(サイ)を同時に振って二つとも同じ目が出ること。重食(チヨウバ)み。
ちょうめ
ちょうめ チヤウ― [3] 【丁目】
町を細かい区域に分けた際の単位で,番地より大きいもの。「銀座四―」「一―一番地一号」
ちょうめい
ちょうめい チヤウ― [0] 【長鳴】 (名)スル
長く音を引いて鳴いたり鳴ったりすること。また,その音や声。「―するが如き上野の汽車の汽笛/今戸心中(柳浪)」
ちょうめい
ちょうめい チヤウメイ 【長明】
⇒鴨長明(カモノチヨウメイ)
ちょうめい
ちょうめい【長命】
a long life;longevity.→英和
〜の血統である come of a long-lived family.⇒長寿.
ちょうめい
ちょうめい チヤウ― [0] 【町名】
町の名前。町の名称。「―変更」
ちょうめい
ちょうめい チヤウ― [0][1] 【長命】 (名・形動)[文]ナリ
長生きする・こと(さま)。長寿。
⇔短命
「―の人」「父方も母方も―な血統だ」「―の動物の代表は亀だ」
ちょうめい
ちょうめい チヤウ― [0] 【長銘】
⇒ながめい(長銘)
ちょうめい
ちょうめい [0] 【澄明】 (名・形動)[文]ナリ
すみきっていてあかるい・こと(さま)。「―な大気」
[派生] ――さ(名)
ちょうめい
ちょうめい チヤウ― [0] 【鬯明】 (名・形動ナリ)
のびのびとしてあかるい・こと(さま)。「我疲労の稍々恢復すると共に,我意識は稍々―なりき/即興詩人(鴎外)」
ちょうめい
ちょうめい テウ― [0] 【朝命】
天子の命令。朝廷の命令。
ちょうめいがん
ちょうめいがん チヤウ―グワン [0][3] 【長命丸】
江戸時代,江戸両国の四つ目屋で売った強精薬。
ちょうめいしり
ちょうめいしり テウメイ― [5] 【朝名市利】
〔「戦国策(秦策)」より出た語。名誉は朝廷において争い,利得は市井において争う意から〕
事物を争うには,それにふさわしい場所ですべきであるということ。
ちょうめいる
ちょうめいる チヤウ― [3] 【長命縷】
「薬玉(クスダマ){(1)}」の一種。もと中国に起こり,端午(タンゴ)の節句につるして魔よけとし長寿を願った。[季]夏。《―かけてながるゝ月日かな/清原枴童》
ちょうめん
ちょうめん【帳面】
a notebook;→英和
an account book.〜をつける ⇒帳簿.
ちょうめん
ちょうめん チヤウ― [3] 【帳面】
(1)ものを書くために,何枚かの紙を綴(ト)じ合わせたもの。白紙のままのもの,線を引いたものなど,用途に応じて種々ある。ノート。
(2)帳簿。収支帳。
ちょうめんかた
ちょうめんかた チヤウ― [0][6] 【帳面方】
(1)帳簿の記載・整理・管理などをする係。帳簿係。
(2)江戸幕府の職名。諸役所および諸国の計算帳を監査する役。
ちょうめんづら
ちょうめんづら チヤウ― [0] 【帳面面】
帳面に記されていること。特に,帳面上の収支勘定。帳簿面。ちょうづら。
ちょうも
ちょうも チヤウ― [1] 【暢茂】 (名)スル
草木がのびのびとおいしげること。「天候多雨,熱帯植物能く―し/日本風景論(重昂)」
ちょうもうふ
ちょうもうふ テウマウフ 【趙孟頫】
(1254-1322) 中国,元の画家・書家・文人。字(アザナ)は子昂(スゴウ),号は松雪道人。宋の皇族の出身だが元に仕えた。書は王羲之(オウギシ)風を,詩文にもすぐれ,画も山水・人物・花鳥をよくした。
ちょうもく
ちょうもく テウ― [0] 【鳥目】
〔昔の丸い穴あき銭の形が鳥の目に似ていることから〕
銭。金銭。
ちょうもくひじ
ちょうもくひじ チヤウモク― [5] 【長目飛耳】
〔昔のことや遠くのことを見聞できるという意から〕
書物のこと。飛耳長目。
ちょうもつ
ちょうもつ [0] 【寵物】
かわいがっているもの。お気に入りのもの。
ちょうもつ
ちょうもつ テウ― [0] 【調物】
調として上納するもの。貢ぎ物。
ちょうもつし
ちょうもつし 【徴物使】
平安時代,封主が封戸の調庸の徴収のために置いた職。封戸の調庸は国郡司の責任において封主に送るのが原則で,その出納にあたるのが徴物使だったと考えられるが,平安中期以降納入の遅滞が顕著になると,納入のため上京する郡司を途中で襲ったり,当国まで出向いて強奪したり,盗賊的行為をはたらくようになったという。
ちょうもと
ちょうもと チヤウ― [0][4] 【帳元】
(1)金銭の出入り・勘定などの取り締まりをする役。また,その人。
(2)江戸時代,芝居興行の一切の経理にあずかる役。また,その人。
ちょうもん
ちょうもん【弔問(する)】
(make) a call of condolence.弔問客 a caller for condolence.
ちょうもん
ちょうもん チヤウ― [0] 【聴聞】 (名)スル
(1)(「聴問」とも書く)行政機関が国民の権利・利益に影響を及ぼす行政行為を行う場合,利害関係者などの意見をきくこと。
(2)説教や演説などをきくこと。「―者」「幾十人余等の前後を環囲(トリマキ)して―す/浮城物語(竜渓)」
ちょうもん
ちょうもん [0] 【重門】
幾重にも重なった門。転じて,皇居。
ちょうもん
ちょうもん テウ― [0] 【弔問】 (名)スル
死者の遺族を訪れ,悔みを述べること。葬儀に参列して,とむらうこと。「―客」「―する人が深夜まで続いた」
ちょうもん
ちょうもん チヤウ― [0] 【頂門】
頭の上。頭。
ちょうもん
ちょうもん チヤウ― [0] 【帳門】
寝室に垂らしたとばり。また,寝室の入り口。
ちょうもんかい
ちょうもんかい チヤウ―クワイ [3] 【聴聞会】
行政機関が行政処分,規則の制定・改定などを行う前に,利害関係者などの意見をきくために開く会。
→公聴会
ちょうもんかい
ちょうもんかい【聴問会】
a public hearing.
ちょうもんがいこう
ちょうもんがいこう テウ―グワイカウ [5] 【弔問外交】
国王や元首などの葬儀に参列した諸国の要人が,会同した機会に行う外交。
ちょうもんきょう
ちょうもんきょう チヤウモンケフ 【長門峡】
山口県中東部,阿武川とその支流にある峡谷。両岸絶壁をなす景勝地。
ちょうもんのいっしん
ちょうもんのいっしん チヤウ― 【頂門の一針】
〔頭上に針を刺す意から〕
痛烈で適切ないましめ。急所をついた教訓。
ちょうや
ちょうや テウ― [1] 【朝野】
(1)朝廷と民間。政府と民間。官民。「―の名士が一堂に集まる」
(2)世間。天下。全国。「―の人心を驚かす」
ちょうや
ちょうや チヤウ― [1] 【長夜】
〔古くは「じょうや」とも〕
(1)冬の長い夜。よなが。普通,秋または冬の夜をいう。
⇔短夜
(2)(死を夜にたとえて)死んで埋葬されること。また,死んだあとの世。冥土(メイド)。「日月明なりと雖とも―に迷へる心地して/太平記 5」
(3)〔仏〕 凡夫が煩悩(ボンノウ)に迷って,真理の光明に出会えないことを夜にたとえていう語。
ちょうや
ちょうや チヤウ― 【帳屋】
江戸時代,帳面や紙・筆墨などを売った店。店頭に笹(ササ)を立てて目印とした。
ちょうや=の夢を覚(サ)ます
――の夢を覚(サ)ます
衝撃的な出来事が起こったりして,平和に慣れ切った人々を驚かす。
ちょうやく
ちょうやく テウ― [0] 【調薬】 (名)スル
薬を調合すること。調剤。
ちょうやく
ちょうやく【跳躍】
a jump;→英和
jumping.→英和
〜する jump;leap;→英和
cut a curvet (馬術).→英和
‖跳躍選手 a jumper.
ちょうやく
ちょうやく テウ― [0] 【跳躍】 (名)スル
(1)とびあがること。はねること。ジャンプ。「全身をばねにして―する」
(2)跳躍競技のこと。
ちょうやく
ちょうやく チヤウ― [0] 【町役】
⇒まちやく(町役)
ちょうやく
ちょうやく [0] 【重訳】 (名)スル
⇒じゅうやく(重訳)
ちょうやくきょうぎ
ちょうやくきょうぎ テウ―キヤウ― [5] 【跳躍競技】
陸上競技で,走幅跳び・三段跳び・走高跳び・棒高跳びの総称。
ちょうやくじょうこく
ちょうやくじょうこく テウ―ジヤウ― [5] 【跳躍上告】
(1)民事訴訟法上,上告の権利を留保して,控訴をしない旨を合意した場合,第一審の終局判決に対し控訴審を省略して直接になされる上告。法律問題についてのみ不服がある場合に認められる。
(2)刑事訴訟法上,第一審において違憲判断があった場合,控訴を省略して,直接最高裁判所に申し立てる上告。法の運用上の混乱を防止するため,迅速に最終判断を得ることを目的とする。飛越上告。飛躍上告。
ちょうやくにん
ちょうやくにん チヤウ― [3] 【町役人】
⇒まちやくにん(町役人)
ちょうやくば
ちょうやくば チヤウ― [3] 【町役場】
⇒まちやくば(町役場)
ちょうやぐんさい
ちょうやぐんさい テウヤ― 【朝野群載】
詩文集。三〇巻。三善為康編。1116年成立,のち増補。平安時代の詩文・宣旨・官符などを分類編纂したもの。
ちょうやしんぶん
ちょうやしんぶん テウヤ― 【朝野新聞】
明治前期の政論を中心とする新聞。1874年(明治7)「公文通誌」を改題して発刊。主筆末広鉄腸,社長成島柳北が健筆をふるって民権論を展開した。93年廃刊。
ちょうやのいん
ちょうやのいん チヤウ― 【長夜の飲】
〔韓非子(説林上)〕
夜通し酒を飲み,夜が明けても戸を閉ざしたまま灯をともして酒宴を続けること。長夜の宴。
ちょうやのしつ
ちょうやのしつ チヤウ― 【長夜の室】
墓穴のこと。
ちょうやのねむり
ちょうやのねむり チヤウ― 【長夜の眠り】
(1)一生を夢のように暮らすこと。長夜の夢。
(2)〔仏〕 煩悩(ボンノウ)のため苦のある世界にあって,悟りを開くこともなく煩悩のままにあることを,眠りにたとえていう語。
ちょうやのやみ
ちょうやのやみ チヤウ― 【長夜の闇】
真理の光明に出会うことなく,煩悩(ボンノウ)の世界に生き死にすることを,夜の闇にたとえていう語。
ちょうゆう
ちょうゆう チヤウイウ [0] 【町有】
町が所有すること。また,そのもの。「―地」「―財産」
ちょうゆう
ちょうゆう チヤウイフ [0] 【長揖】
中国の礼法。両手を組み合わせて前方やや上にあげ,そのまま下におろす略式の礼。
ちょうゆう
ちょうゆう テウイウ [0] 【釣友】
釣り友達。
ちょうゆう
ちょうゆう チヤウイウ [0] 【庁有】
官庁が所有していること。「―車」
ちょうよう
ちょうよう チヤウ― [0] 【聴容】
ききいれること。聴許。
ちょうよう
ちょうよう チヤウエウ [0] 【長幼】
大人と子供。年上と年下。
ちょうよう
ちょうよう テフ― [0] 【貼用】 (名)スル
はりつけて用いること。「只今『神膏』を―いたす所です/未来の夢(逍遥)」
ちょうよう
ちょうよう [0] 【重陽】
〔陽数である九が重なることから〕
五節句の一。陰暦九月九日に行われる節会(セチエ)。中国から伝わり,平安時代には宮中の年中行事となって観菊の宴が催された。菊の節句。重九。[季]秋。
ちょうよう
ちょうよう [0] 【重用】 (名)スル
人を重要な地位に用いること。じゅうよう。「有能の士を―する」
ちょうよう
ちょうよう [0] 【徴用】 (名)スル
(1)戦時などに国家が国民を強制的に動員して,兵役以外の一定の業務につかせること。日本では1939年(昭和14)国民徴用令が制定され,敗戦まで行われた。「―工」「―船舶」「軍需工場の工員として―される」
(2)強制的に物品を取り立てて使用すること。徴発して用いること。
ちょうよう
ちょうよう テウヤウ [0] 【朝陽】
(1)あさひ。旭日(キヨクジツ)。
(2)山の東。山東。
ちょうよう
ちょうよう テウ― [0] 【調庸】
調と庸。貢物と労役。
ちょうよう
ちょうよう【徴用する】
commandeer;→英和
<米> draft.→英和
徴用工 a drafted worker.
ちょうよう
ちょうよう【長幼】
young and old.〜の序 the precedence of age.
ちょうようざい
ちょうようざい チヤウヨウ― [3] 【腸溶剤】
酸性の胃液中では崩壊しないで,アルカリ性の腸液中で溶解する薬剤。薬に皮膜を施したり,カプセルをかぶせたりする。腸溶製剤。
ちょうようし
ちょうようし テウ― 【調庸使】
「貢調使(コウチヨウシ)」に同じ。
ちょうようたいげつ
ちょうようたいげつ テウヤウ― [0] 【朝陽対月】
画題の一。双幅で,一つに僧が破衣をつくろい,一つに僧が月に向かって読経するさまを描くもの。
ちょうようちょう
ちょうようちょう テウ―チヤウ 【調庸帳】
「調帳(チヨウチヨウ)」に同じ。
ちょうようのえん
ちょうようのえん 【重陽の宴】
重陽の日に催す観菊の宴。菊の宴。菊花宴。[季]秋。
ちょうようのじょ
ちょうようのじょ チヤウエウ― [6] 【長幼の序】
年長者と年少者の間にある一定の秩序。
→五倫(ゴリン)
ちょうようほうおう
ちょうようほうおう テウヤウ―ワウ [7] 【朝陽鳳凰】
画題の一。旭日に鳳凰を描くもの。
ちょうよく
ちょうよく テウ― 【趙翼】
(1727-1814) 中国,清の学者・詩人。号は甌北(オウホク)。考証的史学者として「二十二史箚記(サツキ)」を著す。詩人としても名高く,「甌北詩集」「甌北詩話」がある。
ちょうらい
ちょうらい チヤウ― [0] 【頂礼】
〔「頂戴礼拝」の略〕
「五体投地」に同じ。「南無帰命―八幡大菩薩君をはじめまいらせて/平家 7」
ちょうらい
ちょうらい テウ― [1] 【朝来】
朝からずっと。朝以来。朝から。
ちょうらい=こうじて尼(アマ)になる
――こうじて尼(アマ)になる
信心に凝りすぎて,ついに仏門に入って尼になる。
ちょうらかす
ちょうらか・す チヤウラカス (動サ四)
からかう。あやす。「猫―・してござつても済まぬ事/浄瑠璃・大経師(上)」
ちょうらく
ちょうらく チヤウ― [0] 【漲落】 (名)スル
〔汐の満ち干の意から〕
勢力などが盛んになったり,衰えたりすること。
ちょうらく
ちょうらく チヤウ― [0] 【長楽】
楽しみの長く続くこと。また,長く続く楽しみ。
ちょうらく
ちょうらく【凋落する】
decline.→英和
ちょうらく
ちょうらく テウ― [0] 【凋落】 (名)スル
(1)勢いがおとろえること。おちぶれること。「―の一途をたどる」「かつての栄華は見るかげもなく―する」
(2)草木がしぼみ枯れること。「咲き乱れたる百花の―飛散するに譬へて/福翁百話(諭吉)」
(3)容色がおとろえること。「鏡の中には最早(モウ)―し尽くした女が映つて居た/家(藤村)」
(4)おとろえ死ぬこと。「茶山の友人は次第に―して行くのであつた/伊沢蘭軒(鴎外)」
ちょうらくきゅう
ちょうらくきゅう チヤウ― [4] 【長楽宮】
皇太后宮の唐名。
ちょうらくもん
ちょうらくもん チヤウ― 【長楽門】
(1)平安京内裏内郭十二門の一。南面し中央の承明門の東にある。
→内裏
(2)平安京大内裏の朝堂院二十五門の一。南面し,中央の応天門の東にある。
→大内裏
ちょうらん
ちょうらん チヤウ― 【張瀾】
(1872-1955) 中国の政治家。日本留学後,四川省省長・成都大学学長を歴任。1944年に中国民主同盟の主席となり,中華人民共和国成立とともに政府副主席に選ばれた。チャン=ラン。
ちょうり
ちょうり テウ― [1] 【調理】 (名)スル
(1)食品を料理すること。「魚を―する」「―場」
(2)物事を具合よくととのえること。調整。「鞍を均しく給することを―せしことあり/西国立志編(正直)」
ちょうり
ちょうり【調理】
⇒料理.
ちょうり
ちょうり チヤウ― [1] 【長吏】
(1)中国の下級役人で比較的俸給の高いもの。
(2)寺務を統轄する僧。寺により座主(ザス)・別当・検校などと名称が異なり,園城寺・勧修寺などでは長吏と称す。
(3)江戸時代,えたの長。また,えた一般の称。
ちょうりし
ちょうりし テウ― [3] 【調理師】
調理師法により都道府県知事の免許を受けて,調理の業務を行う者。
ちょうりだい
ちょうりだい テウ― [0] 【調理台】
流し台・ガス台などと並べて,調理に使う作業台。
ちょうりつ
ちょうりつ【調律】
tuning.→英和
〜する tune <a piano> .→英和
‖調律師 a <piano> tuner.
ちょうりつ
ちょうりつ チヤウ― [0] 【町立】
町が設立・経営していること。「―中学校」
ちょうりつ
ちょうりつ テウ― [0] 【調律】 (名)スル
楽器の各音の高さや音色を正しくととのえること。調音。弦楽器の場合は調弦という。「ピアノを―する」
ちょうりつ
ちょうりつ チヤウ― [0] 【長律】
「排律(ハイリツ)」に同じ。
ちょうりつ
ちょうりつ【町立の】
established by the town.→英和
ちょうりつし
ちょうりつし テウ― [4][3] 【調律師】
鍵盤楽器,特にピアノの調律と機能の調整を業とする人。
ちょうりゃく
ちょうりゃく チヤウリヤク 【長暦】
年号(1037.4.21-1040.11.10)。長元の後,長久の前。後朱雀(ゴスザク)天皇の代。
ちょうりゃく
ちょうりゃく テウ― [0] 【調略】 (名)スル
策略をめぐらして敵をまかしたり内通させたりすること。はかりごと。
ちょうりゅう
ちょうりゅう チヤウリウ [0] 【長流】
川の長い流れ。
ちょうりゅう
ちょうりゅう テウリウ [0] 【潮流】
(1)潮の流れ。
(2)海の干満によっておこる海水の流れ。一日に二回ずつ,その流れの方向が逆になる。
(3)時勢の動き。時代の流れ。「時代の―に乗る」
ちょうりゅう
ちょうりゅう【潮流】
a current;→英和
[時世の]a tendency;→英和
a trend.→英和
ちょうりゅうしゅ
ちょうりゅうしゅ チヤウリフ― [3] 【長粒種】
粒が細長い米。外国で生産・消費されている。多くインディカ米をいう。
→短粒種
ちょうりゅうどう
ちょうりゅうどう テウリウドウ [3] 【超流動】
極低温において液体ヘリウムIIでみられる,粘性が 0 であるような流れ。毛細管中を圧力差なしで流れ,コップの中に入れるとコップの壁を膜になって上昇し,流れ出る。
→液体ヘリウム
ちょうりょう
ちょうりょう【跳梁する】
be rampant.
ちょうりょう
ちょうりょう テウリヤウ [0] 【跳梁】 (名)スル
(1)おどりはねること。はねまわること。「少年が早や手を振り頭(カシラ)を昂(ア)げて舞躍し―するのが見へる/良人の自白(尚江)」
(2)反徒悪人などが勢力を伸ばし,好き放題なふるまいをすること。「賊徒が―する」「―をほしいままにする」
ちょうりょう
ちょうりょう チヤウリヤウ 【張良】
(1)(?-前168) 中国,前漢初期の政治家。字(アザナ)は子房。韓の人。韓が秦に滅ぼされると,始皇帝暗殺を企図したが失敗。のち,黄石公から太公望の兵法書を授けられ,漢の高祖を助けて秦を滅ぼし,漢の建国に尽くした。統一後,留侯に封ぜられた。
(2)能の一。五番目物。観世信光作。漢の高祖の臣張良が黄石公から兵法を授けられた故事を仕立てたもの。張良はワキが演じ,ワキ方の特に重い習い物とされる。
ちょうりょう
ちょうりょう チヤウ― 【張陵】
中国,後漢末の道士。道教の源流とされる五斗米道(ゴトベイドウ)(天師道)の創始者。蜀の鵠鳴山で修行して符書を著す。後世,天師と称された。張道陵。生没年未詳。
ちょうりょうばっこ
ちょうりょうばっこ テウリヤウ― [5] 【跳梁跋扈】 (名)スル
悪人など好ましくない者がわがもの顔にのさばりはびこること。「―諸国盗賊漸く多く是より兵制漸く弛めり/日本開化小史(卯吉)」
ちょうりょく
ちょうりょく テウ― [1] 【潮力】
潮の干満による水位の差によって起こるエネルギー。
ちょうりょく
ちょうりょく【張力(試験)】
(a) tension (test).→英和
張力計 a tensiometer.
ちょうりょく
ちょうりょく チヤウ― [1] 【聴力】
音を聞きとる能力。「―検査」
ちょうりょく
ちょうりょく【聴力】
(the power of) hearing.→英和
聴力計 an audiometer.→英和
ちょうりょく
ちょうりょく チヤウ― [1] 【張力】
物体内のある面を境として一方の部分が他方の部分を,面に垂直に引っ張る力。その大きさは単位面積当たりで表すが,面にだけ力の働く表面張力では単位長さ当たりで表す。
ちょうりょくはつでん
ちょうりょくはつでん テウ― [5] 【潮力発電】
潮の干満の差を利用して発電する方式。潮汐(チヨウセキ)発電。
ちょうる
ちょうる テウ― [1] 【彫鏤】 (名)スル
〔「る」は呉音〕
細かい模様を彫りちりばめること。ちょうろう。「所謂『五剣』も亦た同一の作用に因り―さるる所/日本風景論(重昂)」
ちょうるい
ちょうるい テフ― [1] 【蝶類】
⇒蝶(チヨウ)(1)
ちょうるい
ちょうるい テウ― [1] 【鳥類】
脊椎動物門鳥綱に属する動物。卵生。飛翔生活に適応した進化がみられ,肺には数対の気嚢(キノウ)が発達し,前肢は翼となって後肢との分業が顕著であり,体は羽毛でおおわれる。恒温動物。全世界に約八千六百種が分布し,きわめて多様な生活様式を有する。足にうろこをもつなど,爬虫類と共通する点を多くもち,「進化した爬虫類」ともいわれる。
ちょうるい
ちょうるい【鳥類】
birds.鳥類学(者) ornithology (an ornithologist).→英和
ちょうれい
ちょうれい チヤウ― 【町礼】
江戸時代,町人が家屋宅地の売買・相続,隠居などをしたとき,町内へ披露すること。まちれい。
ちょうれい
ちょうれい【朝礼】
a morning gathering.
ちょうれい
ちょうれい テウ― [0] 【凋零】 (名)スル
花などがしぼみ落ちること。転じて,人の勢いなどが衰えること。「今是の人の斯る―せる有様を/経国美談(竜渓)」
ちょうれい
ちょうれい チヤウ― [0] 【長齢】
高齢。長寿。
ちょうれい
ちょうれい テウ― [0] 【朝礼】
学校・工場などで,朝の始業前に全員が集まり,挨拶(アイサツ)をかわしたり,連絡・報告をしたりする行事。朝会。
ちょうれいぼかい
ちょうれいぼかい テウレイ― [0] 【朝令暮改】
〔鼂錯「説文帝令民入粟受爵文」による。朝出された命令が夕方には改められる意〕
法令などがすぐに変更されて一定せず,あてにならぬこと。朝改暮変。
ちょうれん
ちょうれん テウ― [1] 【調練】 (名)スル
(1)(兵士を)訓練すること。練兵。「―場」「早朝から営庭で―する」
(2)訓練を積むこと。「御曹子は西国にて船には能く―せられたり/保元(下・古活字本)」
ちょうれんが
ちょうれんが チヤウ― [3] 【長連歌】
「鎖連歌(クサリレンガ)」に同じ。
ちょうろ
ちょうろ テウ― [1] 【朝露】
(1)あさつゆ。
(2)はかないもののたとえ。「人生―のごとし」
ちょうろ
ちょうろ テウ― [1] 【鳥路】
鳥の通い道。鳥道(チヨウドウ)。
ちょうろう
ちょうろう テウ― [0] 【彫鏤】
⇒ちょうる(彫鏤)
ちょうろう
ちょうろう【長老】
an elder;→英和
a senior (member);→英和
a presbyter (教会の).→英和
長老教会 the a Presbyterian Church.
ちょうろう
ちょうろう チヤウラウ [0] 【長老】
(1)年長の人,学徳のある人に対する尊称。
(2)〔仏〕 修行の年期が長く,学徳にすぐれた僧。禅宗では寺院の住職の称としても用いられる。上座・上席・耆宿(キシユク)などともいう。
(3)キリスト教の初期に,使徒に次いで重要な役割を果たした教会の指導者。
ちょうろう
ちょうろう テウ― [0] 【嘲弄】 (名)スル
馬鹿にしてなぶること。あざけりもてあそぶこと。「物でも言ふと,すぐに友達仲間で―する/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
ちょうろう
ちょうろう【嘲弄】
ridicule;→英和
mockery;→英和
scorn.→英和
〜する laugh[mock,sneer] <at> ;→英和
scorn;ridicule.〜的(に) scornful(ly);→英和
mocking(ly).
ちょうろうはきょうかい
ちょうろうはきょうかい チヤウラウ―ケウクワイ 【長老派教会】
プロテスタント教会の教派の一。ツウィングリ・カルバンらによるスイスの宗教改革運動から発生した,キリスト教改革派教会。牧師と,教会員から選ばれた長老とにより教会が運営される。スコットランドやアメリカに広まった。
ちょうろぎ
ちょうろぎ [1] 【草石蚕】
⇒ちょろぎ(草石蚕)
ちょうろく
ちょうろく チヤウロク 【長禄】
年号(1457.9.28-1460.12.21)。康正の後,寛正の前。後花園天皇の代。
ちょうろく
ちょうろく [0] 【重六】
双六(スゴロク)で,二個のさいころを振ったとき,どちらも六の目が出ること。
ちょうろせきでん
ちょうろせきでん テウ― [1] 【朝露夕電】
朝の露と夕方のいなびかり。はかないもののたとえ。
ちょうわ
ちょうわ【調和】
harmony.→英和
〜する(しない) harmonize <with> ;→英和
be in (out of) harmony <with> ;(do not) go well <with> ;(do not) match.→英和
〜のとれた(とれぬ) (in)harmonious <with> .→英和
ちょうわ
ちょうわ チヤウワ 【長和】
年号(1012.12.25-1017.4.23)。寛弘の後,寛仁の前。三条・後一条天皇の代。
ちょうわ
ちょうわ テウ― [0] 【調和】 (名)スル
ものごとの間に釣り合いがとれていること。ものごととものごとが互いに和合していること。「―がとれる」「―を保つ」「色彩が―する」
ちょうわ
ちょうわ テウワ 【調和】
⇒岸本(キシモト)調和
ちょうわき
ちょうわき チヤウワ― [3] 【聴話器】
「補聴器」に同じ。
ちょうわきゅうすう
ちょうわきゅうすう テウ―キフ― [4][6] 【調和級数】
調和数列からつくられる級数。
ちょうわしんどうし
ちょうわしんどうし テウ― [6] 【調和振動子】
単振動をする振動体。
ちょうわすうれつ
ちょうわすうれつ テウ― [4] 【調和数列】
各項の逆数が等差数列をなすような数列。例えば 1, 1/2, 1/3, 1/4, ……など。
→等差数列
ちょうわへいきん
ちょうわへいきん テウ― [4] 【調和平均】
いくつかの数があるとき,それぞれの数の逆数の相加平均の逆数をいう。二数 a・b の調和平均は 2ab/(a+b) である。
ちょうウランげんそ
ちょうウランげんそ テウ― [6] 【超―元素】
原子番号九二番のウランよりも,原子番号の大きい元素。現在までに九三番ネプツニウムから一〇九番元素までが確認されている。すべて人工放射性元素。
ちょうエルエスアイ
ちょうエルエスアイ テウ― [7] 【超 LSI 】
⇒ブイ-エル-エス-アイ( VLSI )
ちょうカタル
ちょうカタル チヤウ― [3] 【腸―】
⇒腸炎(チヨウエン)
ちょうチフス
ちょうチフス チヤウ― [3] 【腸―】
法定伝染病の一。チフス菌の経口感染により,一〜二週間の潜伏期ののち発病。特有の熱型を示し,発熱・下痢・脾腫・薔薇(バラ)疹などの症状を呈する。
→チフス
ちょうチフス
ちょうチフス【腸チフス】
⇒チフス.
ちょうトン
ちょうトン チヤウ― [1][0] 【長―】
ロング-トンに同じ。
ちょうネクタイ
ちょうネクタイ【蝶ネクタイ】
a bow (tie).→英和
ちょうネクタイ
ちょうネクタイ テフ― [3] 【蝶―】
蝶結びにしてつけるネクタイ。多く礼装に用いる。ボー-タイ。
ちょうプラ
ちょうプラ チヤウ― [0] 【長―】
「長期プライム-レート」の略。
ちょおう
ちょおう [2] 【儲王】
世継ぎとなるべき王または親王。皇太子。もうけのきみ。
ちょか
ちょか
(1)軽率で落ち着きのない人。「あちらへゆき,こちらへゆきして,あわてるを,えらい―ぢやともいふ/洒落本・箱枕」
(2)土瓶(ドビン)のこと。
ちょがらかす
ちょがらか・す (動サ四)
「ちょうらかす」に同じ。「大事の金銀を湯水の様に川遊び,―・されにや来申さない/浄瑠璃・油地獄(上)」
ちょき
ちょき [1] 【猪牙】
「猪牙舟」の略。
ちょき
ちょき [1]
じゃんけんで,指を二本出すこと。はさみ。
ちょきがかり
ちょきがかり 【猪牙掛かり】
猪牙舟のように威勢のよいこと。威勢よく物事を行うさま。「お前方が―に喧嘩をしたら/歌舞伎・巌石砕瀑布勢力」
ちょきがかる
ちょきがか・る 【猪牙掛かる】 (動ラ四)
猪牙のようである。威勢がよい。「さつさ押せ押せと―・つた言葉に/たけくらべ(一葉)」
ちょきちょき
ちょきちょき [1] (副)
(1)はさみで続けて物を切る音を表す語。「―(と)髪の毛を切る」
(2)動作が素早く手回しのよいさま。しゃきしゃき。「打盤出して―と打て/浄瑠璃・宵庚申(下)」
ちょきぶね
ちょきぶね [3][0] 【猪牙舟】
(1)和船の一。江戸時代,市中の水路で大量に使われた一人あるいは二人漕(コ)ぎの屋根のない船で,舳(ミヨシ)が長く船足が速い。吉原の遊び客の足として盛んに用いられた。関西ではちょろと呼ぶ。ちょけぶね。ちょき。山谷船。
(2)瀬戸内を中心に関西方面で近距離の海運に使われた小型船の一船型。
猪牙舟(1)[図]
ちょきゅう
ちょきゅう [0] 【儲宮】
皇太子。東宮。儲君。もうけのきみ。
ちょきり
ちょきり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)物をはさみで断ち切る音を表す語。ちょきん。「ひもを―と切る」
(2)きちんと整っているさま。しゃんと。しゃっきり。「年が寄つても頭は―とした本田に結ひ/滑稽本・浮世風呂 4」
ちょきん
ちょきん [2] (副)
物をはさみなどで断ち切る音を表す語。ちょきり。「はさみで―と切る」「枝を―と切る」
ちょきん
ちょきん
〜と切る snip (off) (はさみで).→英和
〜と with a snip.
ちょきん
ちょきん【貯金】
saving (行為);→英和
[金]savings;a deposit.→英和
〜がある have <100,000 yen> (deposited) in a bank;→英和
have a bank account <of 100,000 yen> .〜する save <money> ;→英和
put[deposit]money <in a bank> .〜を引き出す draw <one's savings> .→英和
‖貯金通帳 a bankbook;a passbook.貯金箱 a piggy bank.郵便(積立,月掛)貯金 postal (installment,monthly) savings.
ちょきん
ちょきん [0] 【貯金】 (名)スル
(1)金をためること。また,ためた金銭。「お年玉を―する」
(2)郵便局・農業協同組合・漁業協同組合などに金銭を預けること。また,その金銭。
→預金
ちょきんつうちょう
ちょきんつうちょう [4] 【貯金通帳】
郵便局・農業協同組合・漁業協同組合などに貯金した人に,その証として交付する通帳。預け入れ・引き出しの金額を記入する。
→預金通帳
ちょきんばこ
ちょきんばこ [2] 【貯金箱】
小銭をためておく箱。硬貨一枚が通る程度の狭い口を設け,入れた銭が簡単に取り出せない構造に作る。
ちょぎゅう
ちょぎゅう チヨギウ 【樗牛】
⇒高山(タカヤマ)樗牛
ちょく
ちょく [1] 【猪口】
〔「鍾」の字音からか〕
口が広く,底のすぼまった小形の陶器。本膳中の中付けの小器としたが,さらに小形の杯をいうようになった。正式の膳には漆杯が用いられたが,江戸時代以降,燗徳利(カンドクリ)とともに広く普及した。ちょこ。
ちょく
ちょく [1] 【直】 (名・形動)[文]ナリ
(1)まっすぐなこと。また,正しいこと。かざり気がないこと。また,そのさま。
⇔曲
「正である,義である,―である/草枕(漱石)」
(2)安直なこと。気軽なこと。気さくなこと。また,そのさま。「ずいぶん―な話だね」「―な男」
(3)間に何もはさまず,じかであること。「―の取引」
ちょく
ちょく [1] 【勅】
(1)天皇の命令。また,それを伝える文書。臨時の大事に用いる詔に対して,通常の小事を伝えるときに使う。
(2)神仏の仰せ。神勅。
ちょくい
ちょくい [1] 【勅意】
みことのりの趣意。天子の意向。
ちょくい
ちょくい 【直衣】
⇒のうし(直衣)
ちょくえい
ちょくえい【直営の】
under (the) direct management <of> .
ちょくえい
ちょくえい [0] 【直営】 (名)スル
直接に経営すること。「鉄道会社―の食堂」「村が―している山小屋」
ちょくえんすい
ちょくえんすい [3] 【直円錐】
頂点と底面を結ぶ中心線が底面に垂直な円錐。
ちょくえんちゅう
ちょくえんちゅう [3] 【直円柱】
円柱をその軸に垂直な二平面で切ったとき,この二平面とその間の円柱部分で囲まれた立体。長方形の一辺を軸として一回転させたときできる立体。
ちょくおう
ちょくおう [0] 【直往】 (名)スル
ひたむきに進むこと。「―勇進の気象に富む/思出の記(蘆花)」
ちょくおうまいしん
ちょくおうまいしん [0] 【直往邁進】 (名)スル
ためらわずまっすぐに進んでゆくこと。
ちょくおん
ちょくおん [2] 【直音】
国語の音節のうち,一つの母音または一子音と一母音とから成るもの。促音・撥音(ハツオン)を除き,仮名一字で表される。
⇔拗音
ちょくおんひょうき
ちょくおんひょうき [5] 【直音表記】
拗音に発音されたと思われる漢字音を直音の仮名で表記すること。「しゃ(者)」・「しゅ(主)」・「しょ(所)」をそれぞれ「さ」「す」「そ」と書く類。中古・中世の文献に見られる。
ちょくがく
ちょくがく [0] 【勅額】
勅賜の額。また,天皇の自筆の額。
ちょくがく
ちょくがく [0] 【直顎】
顔面を側方から見た場合に顎部の前突度が小さい状態。
→突顎(トツガク)
ちょくがん
ちょくがん [0] 【勅願】
勅命による祈願。天皇の祈願。
ちょくがんしょ
ちょくがんしょ [5] 【勅願所】
勅命によって国家鎮護・玉体安穏などを祈願した社寺。
ちょくがんじ
ちょくがんじ [0][5] 【勅願寺】
天皇の発願によって建てられた寺。また,特にそれに準ずる扱いを受けるようになった寺。鎮護国家,皇室の安泰・繁栄などを祈願する。大安寺・薬師寺・東大寺・法勝寺など。
ちょくげき
ちょくげき【直撃(弾)】
a direct hit (shot).
ちょくげき
ちょくげき [0] 【直撃】 (名)スル
(爆弾などが)直接当たること。命中すること。「大型台風が本州中部を―する」
ちょくげきだん
ちょくげきだん [4][0] 【直撃弾】
直接命中した爆弾。
ちょくげん
ちょくげん【直言する】
speak plainly[frankly];speak without reserve.
ちょくげん
ちょくげん [0] 【直言】 (名)スル
(1)遠慮せずに自分の考えをはっきり言うこと。「―居士」「非を非と―したのが侮辱になれば/浮雲(四迷)」
(2)「定言(テイゲン)」に同じ。
ちょくご
ちょくご [1][0] 【直後】
(1)(時間的に)事の起こったすぐあと。「事故は飛行機が離陸した―に起こった」「終戦―」
(2)(空間的に)あるもののすぐあと。「トラックの―を走っていたため追突した」
⇔直前
ちょくご
ちょくご【直後に】
immediately[directly,just]after <the war> ;just behind.
ちょくご
ちょくご【勅語】
Imperial rescript.
ちょくご
ちょくご [0] 【勅語】
(1)天子の言葉。みことのり。
(2)旧憲法下,天皇が直接に国民に下賜するという形で発した意思表示。教育勅語など。
ちょくごう
ちょくごう [0] 【勅号】
朝廷から高僧に賜る称号。
ちょくさ
ちょくさ [1] 【直鎖】
炭化水素やその誘導体をつくっている炭素原子が,環状構造や枝分かれ構造をなさずに,一本の鎖状に結合していること。
ちょくさい
ちょくさい【直截簡明な】
plain and simple.
ちょくさい
ちょくさい [0] 【勅裁】
(1)天子の裁決。親裁。
(2)旧憲法下,天皇が他の機関の参与を待たず,自ら裁断すること。
ちょくさい
ちょくさい [0] 【勅祭】
勅命によって行われる祭事。
ちょくさい
ちょくさい [0] 【直裁】 (名)スル
(1)直ちに裁決すること。
(2)自ら裁決すること。「社長の―を仰ぐ」
ちょくさい
ちょくさい [0] 【直截】 (名・形動)[文]ナリ
「ちょくせつ(直截)」の慣用読み。
ちょくさいしゃ
ちょくさいしゃ [3] 【勅祭社】
天皇が勅使を派遣して祭祀奉幣(サイシホウヘイ)を行わせる神社。平安末期以来の二二社など。特に,明治初年には二九社が制定されたが,その後は賀茂・石清水・春日・氷川・熱田など一六社となった。
ちょくし
ちょくし [0][1] 【勅使】
天皇の意思を直接に伝えるために派遣される使い。
ちょくし
ちょくし【直視する】
look <a person> in the face;→英和
face <the fact> squarely.
ちょくし
ちょくし [1][0] 【勅旨】
(1)天子の意思。勅命の趣旨。
(2)旧憲法下の公式令で,勅語・勅書・詔書の総称。
ちょくし
ちょくし [1] 【勅諡】
勅命によって諡(オクリナ)を賜うこと。また,その諡。
ちょくし
ちょくし [1][0] 【直視】 (名)スル
(1)目をそらさず,じっと見ること。「―するに堪えない惨状」
(2)物事をありのままに見ること。「現実を―する」
ちょくしでん
ちょくしでん 【勅旨田】
平安時代,勅旨により開墾された皇室領。皇室関係の諸費用の財源にあてられたが皇室の荘園領主化を促進した。
ちょくしまき
ちょくしまき 【勅旨牧】
平安時代,朝廷で使用する馬を飼育する牧場。ちょくしぼく。
ちょくしもく
ちょくしもく [3] 【直翅目】
昆虫の分類上の一目。体はほぼ円筒形で,体長5〜150ミリメートル。前ばねはかたく,後ばねは膜質で扇状。脚が発達し,特に後脚は跳躍に適した大きなものが多い。複眼と単眼をもつ。不完全変態をする。バッタ・キリギリス・コオロギ・ケラなど。直翅類。
ちょくしもん
ちょくしもん [3] 【勅使門】
勅使が寺院に参向した時,その出入りに使われる門。
ちょくしゃ
ちょくしゃ [0] 【直瀉】 (名)スル
雨や水などが,勢いよくまっすぐにそそぎおりること。「水蒸気は…急激なる斜面を―して/日本風景論(重昂)」
ちょくしゃ
ちょくしゃ [0] 【直射】 (名)スル
(1)まっすぐに照らすこと。遮るものなくまともに照らすこと。「―日光」「殆(ホトン)ど―する日光を遮つて居る栗の木/土(節)」
(2)低く水平な直線に近い弾道で弾丸を発射すること。平射。
⇔曲射
「敵艦を―する」
ちょくしゃ
ちょくしゃ [0] 【直写】 (名)スル
そのまま写すこと。ありのままを写すこと。「写真や機械のやうに―することが文学だとは信じなかつた/文芸上の自然主義(抱月)」
ちょくしゃ
ちょくしゃ【直射する】
shine[fall]directly <upon> .日光の〜を受ける(避ける) be exposed to (avoid) the direct rays of the sun.→英和
ちょくしゃずほう
ちょくしゃずほう [4] 【直射図法】
⇒正射図法(セイシヤズホウ)
ちょくしゃほう
ちょくしゃほう [0][3] 【直射砲】
初速を大きく仰角を小さくし,弾道がほとんど水平な直線を描く砲。平射砲。
ちょくしょ
ちょくしょ [1] 【勅書】
(1)天皇の命令である勅を書いた文書。天子の御書状。勅状。
→勅
(2)旧憲法下の公式令で,皇室や国家の事務に関する勅旨で特定人または特定機関に交付され,一般には公示されない文書のこと。
ちょくしょう
ちょくしょう [0] 【勅詔】
勅と詔。みことのり。
ちょくしょう
ちょくしょう [0] 【直証】
「明証」に同じ。「―的」
ちょくしん
ちょくしん【直進する】
go straight ahead[on].
ちょくしん
ちょくしん [0] 【直進】 (名)スル
まっすぐにすすむこと。「光は―する」
ちょくしんせつ
ちょくしんせつ [3] 【直進説】
⇒定向進化説(テイコウシンカセツ)
ちょくじ
ちょくじ [0] 【植字】 (名)スル
「しょくじ(植字)」の印刷・出版界における慣用読み。
ちょくじつ
ちょくじつ [0] 【直実】 (名・形動)[文]ナリ
正直で誠実な・こと(さま)。実直。「君の言行必ず―ならんと信ず/花柳春話(純一郎)」
ちょくじゅ
ちょくじゅ [1][0] 【勅授】
律令制下,太政官(ダイジヨウカン)の奏薦を待たず,勅旨によって位勲を授けること。内外五位の叙位,六等以上の叙勲がそれに当たる。旧憲法下では,従四位以上の叙位の場合に行われた。
→奏授
→判授
ちょくじょ
ちょくじょ [1] 【直叙】 (名)スル
想像や感想などを加えずに,ありのままを述べること。「目に映じたままを―する」
ちょくじょう
ちょくじょう [0] 【勅諚】
天子の命令。勅命。みことのり。
ちょくじょう
ちょくじょう [0] 【勅定】
天子自ら定めること。
ちょくじょう
ちょくじょう [0] 【直上】 (名)スル
(1)すぐうえ。
⇔直下
(2)まっすぐに上ること。「一道の火柱―して天を衝き/即興詩人(鴎外)」
ちょくじょう
ちょくじょう [0] 【直情】
偽ったり飾ったりしない,ありのままの感情。
ちょくじょうけいこう
ちょくじょうけいこう [0] 【直情径行】
〔「礼記(檀弓下)」による。「径」はまっすぐの意〕
思ったことをかくさず,そのまま言ったりしたりすること。
ちょくじょうけいこう
ちょくじょうけいこう【直情径行(の人)】
(a man of) a frank disposition.
ちょくす
ちょく・す 【勅す】 (動サ変)
みことのりする。勅命を下す。「竜王に―・してめすに/百座法談聞書抄」
ちょくせき
ちょくせき [0] 【直積】
二つの集合 �・� について,それぞれの要素 �・� を組にして表したもの(�,�)がつくる集合。�×� で表す。
ちょくせつ
ちょくせつ [0] 【直截】 (名・形動)[文]ナリ
(1)まわりくどくないこと。ずばりということ。また,そのさま。「―簡明」「語を出すに軽快にして―なる/即興詩人(鴎外)」
(2)ためらわずただちに決裁すること。
〔「ちょくさい」は慣用読み〕
ちょくせつ
ちょくせつ【直接の(に)】
direct(ly);→英和
immediate(ly);→英和
personal(ly);→英和
(at) first hand.〜に関係[影響]がある have direct bearings <on> .‖直接交渉(する) (have) direct negotiations <with> .直接行動 <take> direct action.直接税 a direct tax.直接話法《文》direct narration.
ちょくせつ
ちょくせつ [0] 【直接】
■一■ (名)スル
間に何も介在しないで,じかに接すること。
⇔間接
「―の知り合い」「其学医は…漸く患者に―して診察を遂げしに/福翁百話(諭吉)」
■二■ (副)
(「に」を伴っても用いる)
(1)間に何も挟まず,対象にじかに接するさま。じかに。そのまま。「外気に―ふれる」「本人から―聞いた話」「社長と―談判する」
(2)回り道や寄り道をしないで,目的地に行くさま。まっすぐ。「学校から―会場に行く」
ちょくせつきかん
ちょくせつきかん [6][5] 【直接機関】
国家の統治組織の根本をなし,その地位・権限が憲法によって直接与えられている機関。国会・内閣・裁判所など。
ちょくせつきょうじゅほう
ちょくせつきょうじゅほう [7][0] 【直接教授法】
⇒ダイレクト-メソッド
ちょくせつきょうせい
ちょくせつきょうせい [5] 【直接強制】
(1)強制履行の一方法。執行機関が直接的に債務の内容を実現すること。
(2)行政法上の義務の不履行がある場合,義務者の身体・財産に実力を加えて義務が履行されたのと同じ状態にすること。伝染病患者の収容など,特別法に基づく場合にのみ認められる。
→間接強制
→代替執行
ちょくせつきんゆう
ちょくせつきんゆう [5] 【直接金融】
資金の需要者(借り手)が金融機関を介さず,株式や債券を発行して直接に資金を調達すること。
⇔間接金融
ちょくせつこうどう
ちょくせつこうどう [5] 【直接行動】
制度として定められた手続きや社会規範に従わずに,直接自分の意思を表明・実現しようとする行動。
ちょくせつしゃげき
ちょくせつしゃげき [5] 【直接射撃】
肉眼で直接に見通せる目標に対して射撃を行うこと。
ちょくせつしょうけん
ちょくせつしょうけん [5] 【直接証券】
⇒本源的証券(ホンゲンテキシヨウケン)
ちょくせつしょうこ
ちょくせつしょうこ [5] 【直接証拠】
訴訟において,要証事実を直接証明する証拠。
⇔間接証拠
ちょくせつしょうめい
ちょくせつしょうめい [5] 【直接証明】
ある命題が真であることを,その命題の否定が偽であることを示すというような間接的な仕方でではなく,積極的に直接示す議論。
ちょくせつしょうめい
ちょくせつしょうめい [5] 【直接照明】
反射光によらず,直接光を用いて行う照明。
ちょくせつしんりしゅぎ
ちょくせつしんりしゅぎ [8] 【直接審理主義】
訴訟が係属している裁判所および判決をなす裁判官が,弁論の聴取や証拠調べを自ら直接行う主義。民事・刑事訴訟法上,訴訟審理は原則としてこの主義による。
⇔間接審理主義
ちょくせつしんりゃく
ちょくせつしんりゃく [5] 【直接侵略】
武力を直接的に行使して行う外部からの侵略。
⇔間接侵略
ちょくせつすいじゅんそくりょう
ちょくせつすいじゅんそくりょう [9] 【直接水準測量】
水準儀と二本の標尺を用いて直接高低差を求めてゆく方法。
ちょくせつすいり
ちょくせつすいり [5] 【直接推理】
〔論〕 前提とする一つの命題から直接に結論を導き出す推理。原命題の変形によって新命題を導くもの(換質・換位・換質換位など)と,対当関係によるものの二種に分けられる。
⇔間接推理
ちょくせつせいきゅう
ちょくせつせいきゅう [5] 【直接請求】
地方公共団体の住民が直接その機関に対し,条例の制定・改廃および長や議員の解職,議会の解散などを請求すること。
ちょくせつせいはん
ちょくせつせいはん [5] 【直接正犯】
みずから手を下して犯罪を実行する行為。
⇔間接正犯
ちょくせつせんきょ
ちょくせつせんきょ [5] 【直接選挙】
有権者が被選挙人を直接に選挙すること。また,その制度。
⇔間接選挙
ちょくせつせんりょう
ちょくせつせんりょう [5] 【直接染料】
媒染剤を必要とせず直接に繊維に染着する染料。主に木綿・レーヨンなどに用い,アゾ染料が多い。染色法は簡単であるが,堅牢度や耐光性が低いものが多い。
⇔間接染料
ちょくせつぜい
ちょくせつぜい [4] 【直接税】
法律上の納税義務者と実際に租税を負担する者とが同一人であることが予定されている租税。所得税・法人税・道府県民税の類。直税。
⇔間接税
ちょくせつだいり
ちょくせつだいり [5] 【直接代理】
〔法〕「代理{(2)}」のこと。間接代理に対して使われる語。
ちょくせつだんぱん
ちょくせつだんぱん [5] 【直接談判】
他人の仲介を経ないで相手方と直接談判すること。直(ジカ)談判。
ちょくせつてき
ちょくせつてき [0] 【直接的】 (形動)
何ものも仲立ちにしないさま。直接であるさま。じか。
⇔間接的
「―な効果」
ちょくせつとうし
ちょくせつとうし [5] 【直接投資】
(1)投資家が金融機関を介さず,株式や債券を買うことにより資金調達に直接参加すること。直接金融。
(2)経営参加や技術提携を目的として,ある国の企業が外国の企業の株式などに投資すること。海外直接投資。
⇔間接投資
ちょくせつとりひき
ちょくせつとりひき [5][6] 【直接取引】
仲介人を介さず,当事者双方が直接に行う取引。
ちょくせつなっせん
ちょくせつなっせん [5] 【直接捺染】
染料や媒染剤などを混ぜた糊(ノリ)を直接布面に型付けし,熱を加えるなどして染料を浸透させ,模様を染め出す方法。写し型染め。写し染め。
ちょくせつはっせい
ちょくせつはっせい [5] 【直接発生】
動物の個体発生において,胚(ハイ)が変態せずに,直接成体の形をとること。直達発生。
ちょくせつはつでん
ちょくせつはつでん [5] 【直接発電】
タービン発電機などによる機械的エネルギー変換を経ず,一次エネルギーから直接電気エネルギーを取り出す方式。MHD 発電・燃料電池・太陽電池などがある。
ちょくせつひ
ちょくせつひ [4] 【直接費】
各生産物の原価として直接に消費されたと認識できる費用。製造直接費・販売直接費など。
⇔間接費
ちょくせつひりょう
ちょくせつひりょう [5] 【直接肥料】
作物の生育に直接必要な養分を含む肥料。硫安・過リン酸石灰・堆肥・マンガン肥料など。
⇔間接肥料
ちょくせつぶんれつ
ちょくせつぶんれつ [5] 【直接分裂】
⇒無糸分裂(ムシブンレツ)
ちょくせつほう
ちょくせつほう【直説法】
《文》the indicative (mood).→英和
ちょくせつほう
ちょくせつほう [4][0] 【直説法】
〔indicative mood〕
インド-ヨーロッパ語などの文法での動詞の法の一。事実を事実として述べるもの。
→仮定法
→命令法
ちょくせつみんしゅせい
ちょくせつみんしゅせい [0] 【直接民主制】
代表によるのではなく,国民が直接的に政治に参加する民主制。古代ギリシャの都市国家で典型的に実現され,現行ではリコールやレファレンダムなどにこの原理が採用されている。
ちょくせつもくてきご
ちょくせつもくてきご [0] 【直接目的語】
目的語の一。「 A に B を与える」という時の「 B を」に相当するもの。
ちょくせつろんしょう
ちょくせつろんしょう [5] 【直接論証】
〔論〕 ある結論に対し,その理由を積極的に提出し,それを前提として結論が真であることを導出する論証。直接証明。
ちょくせつわほう
ちょくせつわほう [5] 【直接話法】
話法の一。文章中において,他人の発言を引用する時,引用符などを用いて,そのままの言い回しで書き表す方法。
⇔間接話法
ちょくせん
ちょくせん【直線(距離で)】
(in) a straight line.‖直線コース a straight course.直線美 lineal beauty.⇒一直線.
ちょくせん
ちょくせん [0] 【勅選】
天皇みずからの選定。
ちょくせん
ちょくせん [0] 【勅撰】
(1)天皇の勅命,あるいは上皇・法皇の院宣によって,歌集などを編纂(ヘンサン)すること。
⇔私撰
(2)天皇・上皇・法皇がみずから詩・文章を選定・編集すること。
ちょくせん
ちょくせん [0] 【勅宣】
勅命の宣旨。みことのり。
ちょくせん
ちょくせん [0] 【直線】
まっすぐな線。
⇔曲線
ちょくせんうんどう
ちょくせんうんどう [5] 【直線運動】
一つの直線に沿って行われる運動。
ちょくせんきょり
ちょくせんきょり [5] 【直線距離】
二点を結ぶ線分に沿っての距離。平面上での最短距離。
ちょくせんぎいん
ちょくせんぎいん [5] 【勅選議員】
旧憲法下,満三〇歳以上の男子で国家に勲功がある者もしくは学識ある者の中から勅任された貴族院議員。任期は終身。
ちょくせんさくしゃぶるい
ちょくせんさくしゃぶるい 【勅撰作者部類】
勅撰集の作者について,父祖・官位・没年を略記し,各集ごとの歌数を挙げた書。原著は元盛編。「古今集」から「続後拾遺集」まで。1337年成立。現在のものは増補校訂したものが用いられている。
ちょくせんしきしょうきゃくほう
ちょくせんしきしょうきゃくほう [0] 【直線式償却法】
⇒定額法(テイガクホウ)
ちょくせんしゅう
ちょくせんしゅう【勅選集】
an anthology compiled by Imperial command.
ちょくせんしゅう
ちょくせんしゅう [3] 【勅撰集】
(1)天皇・上皇などの命により,編纂された歌集・漢詩文集。
(2)特に,勅撰和歌集のこと。
ちょくせんせき
ちょくせんせき [3] 【直閃石】
角閃石類の一。鉄・マグネシウムを含むケイ酸塩鉱物。斜方晶系。灰色・褐色・緑灰色などで,ガラス状光沢のある繊維状ないし柱状の結晶。変成岩中に産する。
ちょくせんてき
ちょくせんてき [0] 【直線的】 (形動)
(1)一定方向をまっすぐ指向するさま。「―な考え方」
(2)単純であるさま。「―に行動する」
ちょくせんび
ちょくせんび [3] 【直線美】
直線的な構成によってつくり出された,力強く明快な美。
ちょくせんへんこう
ちょくせんへんこう [5] 【直線偏光】
偏光の一。偏光面が一平面上にあるもの。平面偏光。
→偏光
→回転偏光
ちょくせんわかしゅう
ちょくせんわかしゅう [6] 【勅撰和歌集】
天皇・上皇などの命により作られた歌集。「古今和歌集」から「新続古今和歌集」まで二一集がある。
→二十一代集
ちょくせんコース
ちょくせんコース [5] 【直線―】
(1)陸上競技・競馬などで,直線の走路。
(2)目標に到るまっすぐな道。「出世への―を歩む」
ちょくぜい
ちょくぜい [0] 【直税】
「直接税」の略。
⇔間税
ちょくぜん
ちょくぜん【直前に】
just[immediately]before <the examination> .
ちょくぜん
ちょくぜん [0] 【直前】
(1)(時間的に)事の起こるすぐまえ。「出発―に着いた」
(2)(空間的に)あるもののすぐまえ。「とまっているバスの―を横切る」
⇔直後
ちょくそう
ちょくそう【直送する】
send directly <to> .
ちょくそう
ちょくそう [0] 【直送】 (名)スル
直接相手に送ること。「産地から―された野菜」
ちょくそうろ
ちょくそうろ [3] 【直走路】
陸上競技で,短距離走とハードル走の直線走路のこと。直線コース。
ちょくぞく
ちょくぞく [0] 【直属】 (名)スル
別の人・組織を介さずに,直接に属すること。「―の部下」「―する機関」
ちょくぞく
ちょくぞく【直属の(する)】
(be) under (the) direct control <of> .
ちょくたつにっしゃりょう
ちょくたつにっしゃりょう [7] 【直達日射量】
日射量のうち,太陽から直接地表面に到達するもの。
ちょくだい
ちょくだい [0] 【勅題】
(1)天皇の書いた題のある額。
(2)天皇が出す詩歌の題。
(3)新年の歌御会始めの題。
ちょくちょう
ちょくちょう【直腸】
《解》the rectum.→英和
ちょくちょう
ちょくちょう [0][3] 【直腸】
大腸の最終部分。上端は S 状結腸に続き,下端は肛門となる。
ちょくちょうえん
ちょくちょうえん [3] 【直腸炎】
直腸粘膜の炎症。多くは急性。局所の疼痛・しぶりを伴い,粘液・膿・血便などを排泄する。
ちょくちょうがん
ちょくちょうがん [3] 【直腸癌】
直腸部に生じる悪性腫瘍。早期に便通の異常,粘血便の排出がみられる。
ちょくちょうだつ
ちょくちょうだつ [3] 【直腸脱】
腹圧を加えた際に,直腸粘膜が肛門の外に脱出して元に戻らない状態。
ちょくちょく
ちょくちょく [1] (副)
わずかの間をおいて回数をかさねるさま。おりおり。たびたび。ちょいちょい。「その人はこの店に―顔を出す」
ちょくちょく
ちょくちょく
[時々](every) now and then;once in a while;→英和
occasionally;→英和
[しばしば]often;→英和
frequently.→英和
ちょくつう
ちょくつう [0] 【直通】 (名)スル
二点間が直接に通じていること。乗り換え・切り換え・中継などの手続きなしに目的地や相手に通じること。「東京大阪間の―バス」「―列車」「―電話」「ダイヤル―」
ちょくつう
ちょくつう【直通する】
communicate directly <with> ;go direct[through] <to> .‖直通電話(列車) <There is> a direct telephone (railway) service <between> .直通[行]列車 ⇒直行.
ちょくとう
ちょくとう [0] 【勅答】 (名)スル
(1)天皇が臣下に答えること。
(2)臣下が天皇の問いに答えること。
ちょくとう
ちょくとう [0] 【直登】 (名)スル
登山で,岩壁・氷壁などを迂回することなく一直線に登ること。「北壁を―する」
ちょくとう
ちょくとう [0] 【直刀】
刀身がまっすぐで,反りのない刀。日本では奈良時代まではすべて直刀であった。古代作り。
ちょくとう
ちょくとう [0] 【直答】 (名)スル
(1)その場ですぐに答えること。即答。じきとう。「―を避ける」
(2)人づてでなく,直接に答えること。じきとう。「社長の―を求める」
ちょくとうし
ちょくとうし [3] 【勅答使】
勅答を伝えるために派遣される使者。
ちょくどう
ちょくどう [0] 【直道】
(1)まっすぐな道。直路。
(2)人のふみ行うべき正しい道。正道。
ちょくどく
ちょくどく [0] 【直読】 (名)スル
漢文を,返り点によって訓読せずに,上から下へまっすぐに音読すること。
⇔顛読
「論語を―する」
ちょくな
ちょくな 【直な】
〔形容動詞「ちょく(直)」の未然形〕
⇒ちょく(直)
ちょくにゅう
ちょくにゅう [0] 【直入】
回り道をしないで直ちにはいること。「単刀―」
ちょくにん
ちょくにん [0] 【勅任】
勅命によって官職に任ぜられること。また,その官職。律令制下では大納言以上,左右大弁,八省の長官,五衛府の長官,弾正尹,大宰帥など。旧憲法下では高等官二等以上。
→判任
→奏任
ちょくにん
ちょくにん [0] 【直任】
⇒じきにん(直任)
ちょくにんかん
ちょくにんかん [3] 【勅任官】
旧憲法下,勅命により叙任される官吏。高等官の一・二等。
ちょくにんぎいん
ちょくにんぎいん [5] 【勅任議員】
旧憲法下の貴族院において,勅任されて議員となったもの。勅選議員・学士院議員・多額納税者議員の総称。
ちょくのう
ちょくのう [0] 【直納】 (名)スル
取次店などを通さず,品物を直接納入すること。「国会図書館に―する」
ちょくはい
ちょくはい [0] 【直配】 (名)スル
直接に配給したり配達すること。「工場―」
ちょくはん
ちょくはん [0] 【勅版】
江戸初期,勅命によって開版された書籍。慶長勅版・元和勅版など。
ちょくはん
ちょくはん [0] 【直播】 (名)スル
「じかまき(直播)」に同じ。「―栽培」
ちょくはん
ちょくはん [0] 【直販】 (名)スル
卸売りなどの第三者の手を経ずに生産者が,直接消費者に製品を販売すること。ダイレクト-セール。「―システム」
ちょくばい
ちょくばい【直売する】
sell direct <to> .直売店 a direct sales store.
ちょくばい
ちょくばい [0] 【直売】 (名)スル
(1)生産者が問屋・小売店などの仲介を経ずに,直接消費者に売ること。「産地―」「生産者が―するワイン」
(2)不動産の取引で,売り主と持ち主が同一人で,代理人や仲介者が間にはいっていないこと。
ちょくひ
ちょくひ [1] 【直披】
手紙のあて名の脇に記す語。あて名の人が自身で封を切ってほしいの意。じきひ。親展。
ちょくひつ
ちょくひつ [0] 【勅筆】
天皇の筆跡。天皇の直筆。宸筆(シンピツ)。
ちょくひつ
ちょくひつ [0] 【直筆】
(1)事実を曲げずありのままに書きしるすこと。
⇔曲筆
(2)書画を書くとき,筆をまっすぐに立てて書くこと。
⇔側筆
「懸腕―」
ちょくひつりゅう
ちょくひつりゅう 【勅筆流】
書道の一派。後円融院の勅筆を基に考案されたもの。尊円法親王よりおこる。
ちょくふう
ちょくふう [0] 【勅封】
蔵などを勅命によって封印すること。
〔扉(トビラ)に錠をかけて麻縄でしばり,結び目を天皇自署の紙で封じる。開閉には勅使が参向する〕
ちょくふうぞう
ちょくふうぞう [3] 【勅封蔵】
勅命によって封印され,みだりに開くことが許されない蔵。奈良東大寺の正倉院など。
ちょくふんディーゼル
ちょくふんディーゼル [5] 【直噴―】
直接噴射式ディーゼル-エンジン。主燃焼室に直接燃料を噴射して燃え広がらせるディーゼル-エンジン。副室式に対して熱効率と燃費にすぐれるが,騒音が高く,窒素酸化物の排出量が多い。
ちょくほうたい
ちょくほうたい【直方体】
a rectangular parallelepiped.
ちょくほうたい
ちょくほうたい チヨクハウ― [0] 【直方体】
すべての面が長方形で,相対する面が平行な六面体。直六面体。長方体。
ちょくめい
ちょくめい [0] 【勅命】
(1)天皇の命令。みことのり。勅諚。
(2)旧憲法下で,法律・勅令の形式によらず天皇が大権に基づいて議会などに直接下した命令。
ちょくめいこう
ちょくめいこう [0][3] 【勅銘香】
天皇・上皇によって銘をつけられた香木。
ちょくめん
ちょくめん【直面する】
face;→英和
confront;→英和
be faced[confronted] <with> .〜して in the face of.
ちょくめん
ちょくめん [0] 【直面】 (名)スル
直接に物事に対すること。物事にじかに接すること。「困難な事態に―する」
ちょくめん
ちょくめん [0] 【勅免】
(1)勅命による免許。
(2)勅命による赦免。
ちょくもう
ちょくもう [0] 【直毛】
まっすぐでくせのない毛。
ちょくもん
ちょくもん [0] 【勅問】
天皇の質問。
ちょくやく
ちょくやく【直訳】
(a) literal[verbatim,word-for-word]translation.
ちょくやく
ちょくやく [0] 【直訳】 (名)スル
原文の字句・語法に忠実に翻訳すること。
→意訳
→逐語訳
ちょくやくたい
ちょくやくたい [0] 【直訳体】
原文の字句・語法に忠実に翻訳した文体。こなれていない翻訳文体。
ちょくゆ
ちょくゆ【直喩】
《修辞》a simile.→英和
ちょくゆ
ちょくゆ [0] 【勅諭】
天皇がみずからさとすこと。また,その言葉。訓示的な意味を含む点において勅語とは異なる。詔諭。「軍人―」
ちょくゆ
ちょくゆ [0][1] 【直喩】
修辞法における比喩の一。一つの事物を直接に他の事物にたとえること。「柳のように美しい眉」「静かなること林の如し」のように「たとえば」「ごとし」「ようだ」などとはっきりと比喩であることを示した言い方。直喩法。明喩。
→隠喩
ちょくゆしゅつ
ちょくゆしゅつ [3] 【直輸出】
商社などの仲介業者を通さず直接輸出すること。
⇔直輸入
ちょくゆにゅう
ちょくゆにゅう【直輸入(輸出)】
direct importation (exportation).〜する import <goods> direct <from> .‖直輸入品 direct imports.
ちょくゆにゅう
ちょくゆにゅう [3] 【直輸入】
商社などの仲介業者を通さず直接輸入すること。
⇔直輸出
「海外―のバッグ」
ちょくゆほう
ちょくゆほう [0] 【直喩法】
直喩による修辞法。直喩。
ちょくりつ
ちょくりつ [0] 【直立】 (名)スル
(1)まっすぐに立つこと。「大統領の前に―する」
(2)高くそびえること。「灰色なる巨石の―すること千丈なるあり/即興詩人(鴎外)」
(3)垂直。
ちょくりつ
ちょくりつ【直立の】
vertical;→英和
erect;→英和
upright;→英和
perpendicular.→英和
〜する stand up[straight,upright].直立不動の姿勢で <stand> at attention.
ちょくりつえんじん
ちょくりつえんじん [5] 【直立猿人】
⇒ピテカントロプス-エレクトゥス
ちょくりつけい
ちょくりつけい [4][3] 【直立茎】
地上に直立して生長する茎。
ちょくりつふどう
ちょくりつふどう [0] 【直立不動】
まっすぐに立って少しも身動きしないこと。「―の姿勢」
ちょくりゅう
ちょくりゅう【直流】
《電》direct current.
ちょくりゅう
ちょくりゅう [0] 【直流】
(1)〔direct current〕
時間的に流れる方向が変わらない電流。また,方向と同時に大きさも変化しない電流。直流電流。DC 。
⇔交流
(2)まっすぐな流れ。また,まっすぐに流れること。
⇔曲流
「鬼怒川の水は,…―して岩石林立したる間を急駛(キユウシ)す/日光山の奥(花袋)」
(3)ある系譜を直接受け継いでいる流派。また,それに属する人。「源氏の―」
ちょくりゅうでんどうき
ちょくりゅうでんどうき [7] 【直流電動機】
直流電力によって作動する電動機。
ちょくりゅうでんりゅう
ちょくりゅうでんりゅう [5] 【直流電流】
⇒直流(チヨクリユウ)(1)
ちょくりゅうはつでんき
ちょくりゅうはつでんき [7] 【直流発電機】
直流電力を発生する発電機。
ちょくる
ちょく・る (動ラ四)
からかい半分になでたり突いたりする。「片鬢を―・られたり肩先を切られたり/歌舞伎・傾城浜真砂」
→おちょくる
ちょくれい
ちょくれい [0] 【直隷】
(1)直接につき従うこと。
(2)明・清代,首都に直属する行政区画。特に清代,ほぼ現在の河北省にあたる地域をいう。
ちょくれい
ちょくれい [0] 【勅令】
旧憲法下の法形式の一。帝国議会の協賛を経ずに,天皇の大権によって制定・公布された命令。緊急勅令・貴族院令など。
ちょくれい
ちょくれい【勅令】
an Imperial ordinance[decree].
ちょくれいは
ちょくれいは 【直隷派】
中国,民国時代の軍閥の一。直隷(河北省)出身の馮国璋(フウコクシヨウ)らを中心とし,のち曹錕(ソウコン)・呉佩孚(ゴハイフ)らに率いられる。1924年第二次奉直戦争後衰退した。
ちょくれつ
ちょくれつ【直列(に,で)】
《電》(in) series.→英和
ちょくれつ
ちょくれつ [0] 【直列】
電気配線において,正負の極をそれぞれ交互に一線に並ぶようにつなぐこと。シリーズ。
⇔並列
「乾電池を―にする」
ちょくれつきかん
ちょくれつきかん [6][5] 【直列機関】
複数個のシリンダーが,クランク軸方向に一列または数列並んでいる機関。
→星型(ホシガタ)機関
ちょくれつせつぞく
ちょくれつせつぞく [5] 【直列接続】
いくつかの電源・回路素子などを一列につなぐこと。
ちょくろ
ちょくろ [1] 【直廬】
宮中の宿直の部屋。女御・大臣・大納言などが宿直し,または休息する所。平安中期以後は摂関の詰め所となった。宜陽殿の東廂(ヒガシビサシ)にあって,叙位・除目の議が行われた。じきろ。
ちょくろ
ちょくろ [1] 【直路】
まっすぐな道。直道。
ちょくろく
ちょくろく [0] 【勅禄】
勅命によって物を賜わること。また,その物。
ちょくん
ちょくん [1] 【儲君】
(1)皇太子。春宮(トウグウ)。もうけのきみ。
(2)貴族の世継ぎ。
ちょげん
ちょげん [0] 【緒言】
「しょげん(緒言)」の慣用読み。
ちょげん
ちょげん [0] 【著減】 (名)スル
いちじるしくへること。激減。
⇔著増
ちょこ
ちょこ [1] 【猪口】
(1)「ちょく(猪口)」の転。おちょこ。
(2)「ちょこざい」の略。「なにがとは―云ふてじや/滑稽本・膝栗毛 7」
ちょこう
ちょこう [0][2] 【儲皇】
皇太子。春宮(トウグウ)。もうけのきみ。
ちょこうぎ
ちょこうぎ 【儲光羲】
(706?-763?) 中国盛唐の詩人。安禄山に囚われて偽職についたため,乱後嶺南に流された。「牧童詞」「釣魚湾」など,質朴古雅な田園詩を残す。
ちょこざい
ちょこざい [3][0] 【猪口才】 (名・形動)[文]ナリ
小生意気な・こと(さま)。そのような人をもいう。「―なことを言う」「―な小僧め」
ちょこざい
ちょこざい【猪口才な】
⇒生意気(なまいき).
ちょこちょこ
ちょこちょこ [1] (副)スル
(1)小股で速く歩き,または走るさま。「子供が―(と)歩き出した」「小犬が―(と)駆けまわる」
(2)落ち着かず,いつも動き回っているさま。ちょこまか。「―(と)よく働く人だ」「そう―しないで少しは落ち着けよ」
(3)わずかの間をおいて回数を重ねるさま。ちょくちょく。ちょいちょい。「―(と)休む」
ちょこちょこ
ちょこちょこ
(1) ⇒ちょくちょく.
(2)[忙しそうに]restlessly;→英和
in a hurry.→英和
〜する bustle about (ちょこまか).
〜歩く toddle about[along](幼児が);trot.→英和
ちょこっと
ちょこっと [2] (副)
少々。ほんのちょっと。
ちょこなんと
ちょこなんと [3] (副)
小さくかしこまっているさま。ちょこんと。「―すわっている」
ちょこまか
ちょこまか
〜する bustle about.
ちょこまか
ちょこまか [1] (副)スル
落ち着かず,絶えずあちこち動くさま。「―するな」「―(と)動きまわる」
ちょこんと
ちょこんと [2] (副)
(1)小さく動作をするさま。ちょっと。「―頭を下げる」
(2)「ちょこなんと」に同じ。
ちょさい
ちょさい [0] 【樗才】
「樗材」に同じ。
ちょさく
ちょさく【著作】
writing;→英和
literary work;[著書]⇒著書.‖著作権(のある本) copyright (a copyright book).著作権の侵害(を侵害する) piracy (pirate).著作者 ⇒著者.
ちょさく
ちょさく [0] 【著作】 (名)スル
(1)書物などをあらわすこと。また,その書きあらわしたもの。著述。「―集」
(2)「著作郎」の略。
ちょさくか
ちょさくか [0] 【著作家】
著作を職業とする人。著述家。
ちょさくけん
ちょさくけん [3][2] 【著作権】
著作者が自己の著作物の複製・発刊・翻訳・興行・上映・放送などに関し,独占的に支配し利益をうける排他的な権利。著作権法によって保護される無体財産権の一種。原則として著作者の死後50年間存続する。
ちょさくけんほう
ちょさくけんほう 【著作権法】
著作者の権利およびこれに隣接する権利を定め,著作の権利の保護を図ることを目的とする法律。現行のものは1970年(昭和45)制定。
ちょさくしゃ
ちょさくしゃ [3][2] 【著作者】
著作物の作成者。
ちょさくしゃじんかくけん
ちょさくしゃじんかくけん [8][7] 【著作者人格権】
著作者が自身の著作物について有する人格的利益を守る権利。著作物の公表,著作物への氏名表示,著作物の同一性保持を内容とする。
ちょさくぶつ
ちょさくぶつ [3] 【著作物】
(1)著作によって作られたもの。思想や感情を文章に表出し,これを印刷して発行したもの。著作。
(2)著作権法上,思想または感情を創作的に表現したもので,文芸・学術・美術または音楽の範囲に属するもの。
ちょさくりんせつけん
ちょさくりんせつけん [7][6] 【著作隣接権】
実演家・レコード製作者・放送事業者に認められる著作権に準ずる権利。録音・録画・複製などを専有しうる権利。
ちょさくろう
ちょさくろう 【著作郎】
内記(ナイキ)の唐名。
ちょさん
ちょさん [0] 【樗散】
〔「樗櫟(チヨレキ)散木」の略〕
役に立たないこと。無能なこと。樗材。樗才。
ちょざい
ちょざい [0] 【貯財】
財産をたくわえること。また,その財産。蓄財。
ちょざい
ちょざい [0] 【樗材】
〔荘子(逍遥遊)〕
役に立たない材木。転じて,役に立たない人。また,自分をへりくだっていう語。樗才。
ちょし
ちょし [1] 【儲嗣】
君主の世継ぎ。世子。皇太子。儲君。
ちょし
ちょし [1] 【楮紙】
⇒こうぞがみ(楮紙)
ちょしゃ
ちょしゃ [1] 【著者】
その書物を書きあらわした人。著作者。著述者。筆者。
ちょしゃ
ちょしゃ【著者】
a writer;an author.→英和
〜不明の anonymous.→英和
ちょしょ
ちょしょ【著書】
a book[work] <on economics> .→英和
ちょしょ
ちょしょ [1] 【著書】
書物を書きあらわすこと。また,書きあらわした書物。著作。
ちょしょう
ちょしょう [0] 【楮鈔】
紙幣。
ちょじゅつ
ちょじゅつ [0] 【著述】 (名)スル
書物・文章に書いてのべること。書物を書きあらわすこと。また,書きあらわしたもの。著作。「日々多数の小説や随筆などが―されている」
ちょじゅつ
ちょじゅつ【著述】
⇒著作.‖著述家 a writer;an author.著述業 the literary profession.
ちょじゅつか
ちょじゅつか [0] 【著述家】
著述を職業とする人。著作家。
ちょじゅつぎょう
ちょじゅつぎょう [3] 【著述業】
文を書く職業。
ちょすい
ちょすい【貯水池】
a reservoir.→英和
貯水量 pondage.貯水槽 a water tank.
ちょすい
ちょすい [0] 【貯水】 (名)スル
水をたくわえること。また,その水。「旱魃に備えてダムに―する」
ちょすいそう
ちょすいそう [2] 【貯水槽】
防火用などの用水をたくわえるための水槽。
ちょすいそしき
ちょすいそしき [4] 【貯水組織】
植物の貯蔵組織の一。水分をたくわえるのに適した組織で,乾燥地の植物によく発達。ベゴニア・インドゴムノキの葉の多層組織など。
ちょすいち
ちょすいち [2] 【貯水池】
水道・発電・灌漑(カンガイ)などのための水をためておく人工の池。
ちょすいとう
ちょすいとう [0] 【貯水塔】
上水道用の水をためる塔。塔内水位と蛇口との落差による圧力で水を供給する。
ちょすいりょう
ちょすいりょう 【褚遂良】
(596-658) 中国,唐の書家。字(アザナ)は登善。王羲之の書体を受け継ぐ優美端正な楷書で,欧陽詢(オウヨウジユン)・虞世南(グセイナン)とともに初唐の三大家の一人。代表作「雁塔聖教序」など。
ちょせん
ちょせん [0] 【緒戦】
「しょせん(緒戦)」の慣用読み。
ちょせんせい
ちょせんせい [1] 【楮先生・褚先生】
〔楮(コウゾ)で紙を作るところから。また,漢の褚少孫が「史記」を補訂した際に「褚先生曰」と書したことになぞらえる〕
紙の異名。
ちょそう
ちょそう [0] 【貯槽】
タンク。
ちょぞう
ちょぞう [0] 【著増】 (名)スル
いちじるしくふえること。「海外旅行に行く学生が―している」
ちょぞう
ちょぞう [0] 【貯蔵】 (名)スル
(1)たくわえ,しまっておくこと。「養分を―する」
(2)〔経〕 生産や営利のために回さず,ただ財貨をたくわえておくこと。
ちょぞう
ちょぞう【貯蔵する】
store;→英和
keep;→英和
preserve;→英和
lay up[by].〜している have <things> in store;→英和
have a store[stock]of <things> .‖貯蔵庫 a storehouse.貯蔵室 a storeroom.貯蔵品 stores;stocks.
ちょぞうかぶ
ちょぞうかぶ [2] 【貯蔵株】
将来の資金調達などの目的で,会社が第三者名義の形で保有する株式。支配株。換価株。
ちょぞうこん
ちょぞうこん [2] 【貯蔵根】
養分をたくわえ,特殊な形に肥大した根。塊根(サツマイモ)・多肉根(ダイコン)などがその例。
ちょぞうそしき
ちょぞうそしき [4] 【貯蔵組織】
デンプン・ショ糖・タンパク質・脂肪などの物質を蓄積した組織。植物では柔組織からなり,動物では多くの場合,脂肪組織である。
ちょぞうでんぷん
ちょぞうでんぷん [4] 【貯蔵澱粉】
植物の貯蔵器官・貯蔵組織にたくわえられるデンプン。同化デンプンが糖化して移動し,細胞内の白色体中で再びデンプン粒に合成されたもの。
ちょぞうぶっしつ
ちょぞうぶっしつ [4] 【貯蔵物質】
生体内にエネルギー源あるいは体の構成材料としてたくわえられている物質の総称。炭水化物・タンパク質・脂肪など。
ちょぞうよう
ちょぞうよう [2] 【貯蔵葉】
養分をたくわえ肥大した葉。タマネギ・ユリなどの鱗茎葉など。
ちょたい
ちょたい [0] 【瀦滞】 (名)スル
停滞していること。「進まず退かずして―する者は/学問ノススメ(諭吉)」
ちょたん
ちょたん [0] 【貯炭】 (名)スル
石炭をたくわえておくこと。また,たくわえておいた石炭。「―所」「―船」
ちょだい
ちょだい [0] 【著大】 (名・形動)[文]ナリ
いちじるしく大きいこと。ひときわ大きいこと。また,そのさま。「漸く四方に延蔓し其数―に至り/明六雑誌 26」
ちょちく
ちょちく [0] 【貯蓄・儲蓄】 (名)スル
(1)金銭をたくわえること。また,たくわえた金銭。「老後に備えて―する」
(2)たくわえること。また,そのもの。「臣家の稲諸国に―し/続紀(天平九)」
ちょちく
ちょちく【貯蓄】
saving (行為);→英和
savings (貯金).〜する save;→英和
put[set]by;lay up[by,aside].〜心のある(ない) thrifty (thriftless).→英和
‖貯蓄運動 a savings campaign.貯蓄銀行 a savings bank.
ちょちくぎんこう
ちょちくぎんこう [4] 【貯蓄銀行】
一般民衆の預金の保護・利殖を目的とする銀行。普通銀行に比べて高率の利子をつけ,複利で計算する。1943年(昭和18)以後は普通銀行が兼営し合併された。
ちょちくせいこう
ちょちくせいこう [4] 【貯蓄性向】
所得に対する貯蓄の割合。限界貯蓄性向と平均貯蓄性向に区別される。
⇔消費性向
ちょちくとうしバランス
ちょちくとうしバランス [7] 【貯蓄投資―】
⇒アイ-エス( IS )バランス
ちょちくほけん
ちょちくほけん [4] 【貯蓄保険】
保険期間が比較的短く,保障よりむしろ貯蓄を目的とした生存保険。
ちょちくよきん
ちょちくよきん [4] 【貯蓄預金】
口座振替や引き出しなどが制限されている代わりに普通預金よりも金利の高い個人向けの預金。
ちょちょこなる
ちょちょこな・る (動ラ四)
ちぢこまる。うずくまる。「そちらの方へ片寄て,―・つてござい/浄瑠璃・先代萩」
ちょちょら
ちょちょら
口先だけの世辞・でまかせを言うこと。また,そのような人。「ぬしの―にのつたら,おりはがあるまい/洒落本・南閨雑話」
ちょっか
ちょっか【直下に】
right[directly,just]under <a thing> ;right below;right at <the equator> .直下型地震 an epicentral earthquake.
ちょっか
ちょっか チヨク― [1] 【直下】 (名)スル
(1)ました。まっすぐ下。
⇔直上
「赤道―」
(2)まっすぐ下りること。「急転―」「一川の水,総束せられて―す/十和田湖(桂月)」
(3)自分より下に見下げること。「―ニ人ヲ見ル/日葡」
ちょっかい
ちょっかい
〜を出す meddle in <another's business> ;poke one's nose <into> ; <俗> make a pass at (女に).〜を出すな Mind your own business.
ちょっかい
ちょっかい [1]
(1)手,特に手首から先の部分を卑しめていう語。「わが―を俺が懐中(フトコロ)へつつ込む間には/歌舞伎・男伊達初買曾我」
(2)ネコなどが前足の片方で物をかき寄せる動作をすること。
(3)他人に,からかい半分の気持ちで手出しをすること。また,余計な世話を焼くこと。
→ちょっかいを出す
(4)ゆがみ曲がった腕。また,指が曲がって不具になった手。[日葡]
ちょっかい=をかける
――をか・ける
「ちょっかいを出す」に同じ。
ちょっかい=を出す
――を出・す
(1)横合いから手出しや干渉をする。おせっかいをする。「余計な―・すな」
(2)たわむれに異性に手を出す。特に,男がたわむれ心で女性に言い寄る。ちょっかいをかける。
ちょっかがたじしん
ちょっかがたじしん チヨク―ヂシン [6] 【直下型地震】
陸地のある場所からみて,その直下または直下付近で発生する浅発地震。通常,その直上の都市などに大きな被害を及ぼす。
ちょっかく
ちょっかく チヨク― [0] 【直覚】 (名)スル
推理などによらず,直接に感じて知ること。直観的にわかること。「幻のやうに浮かんだ幸福の影を,無意識に―しつつも/雁(鴎外)」
ちょっかく
ちょっかく チヨク― [0] 【直角】
■一■ (名)
二つの直線が交わり,その隣り合う角が等しいときの,その一つの角の大きさ。平角の半分。九〇度。
■二■ (形動)[文]ナリ
{■一■}のような角度であるさま。「―に交わる線」
ちょっかく
ちょっかく【直角】
a right angle.直角三角形 a right-angled triangle.
ちょっかく
ちょっかく【直覚】
⇒直観.
ちょっかくさんかくけい
ちょっかくさんかくけい チヨク― [7] 【直角三角形】
一つの角が直角である三角形。
ちょっかくざひょう
ちょっかくざひょう チヨク―ヘウ [5] 【直角座標】
⇒直交座標(チヨツコウザヒヨウ)
ちょっかくすい
ちょっかくすい チヨク― [4][3] 【直角錐】
底面が正多角形で,頂点と底面の中心とを結ぶ線分が底面に垂直な角錐。
ちょっかくせき
ちょっかくせき チヨク― [4][3] 【直角石】
軟体動物頭足類のオウムガイに似た生物の殻の化石。普通,まっすぐに伸びた円錐状。古生代のオルドビス紀とシルル紀に栄え,中生代の三畳紀に絶滅した。オルトケラス。
ちょっかくせつ
ちょっかくせつ チヨク― [4] 【直覚説】
⇒直観主義(チヨツカンシユギ)(2)
ちょっかくそうきょくせん
ちょっかくそうきょくせん チヨク―サウキヨク― [0][8] 【直角双曲線】
二本の漸近線が直角に交わる双曲線。その漸近線を座標軸にとると,直角双曲線の方程式は ��=� で表される。
ちょっかくちゅう
ちょっかくちゅう チヨク― [4] 【直角柱】
側面の辺が底面に垂直な角柱。その側面は長方形。
ちょっかくてき
ちょっかくてき チヨク― [0] 【直覚的】 (形動)
直覚によるさま。直観的。「凡ての動物は―に事物の適不適を予知す/吾輩は猫である(漱石)」
ちょっかくにとうへんさんかくけい
ちょっかくにとうへんさんかくけい チヨク― [12] 【直角二等辺三角形】
頂角が直角である二等辺三角形。
ちょっかくプリズム
ちょっかくプリズム チヨク― [6] 【直角―】
直角二等辺三角形を底面とする三角柱状のプリズム。光の方向を九〇度または一八〇度変える。双眼鏡などの光学器械に利用される。
ちょっかっこう
ちょっかっこう【直滑降】
《スキー》 <make> a straight descent.
ちょっかっこう
ちょっかっこう チヨククワツカウ [3] 【直滑降】
スキーを下方に向けて平行にそろえ斜面をまっすぐに滑り降りること。
ちょっかつ
ちょっかつ チヨク― [0] 【直轄】 (名)スル
直接に管轄すること。直接に支配すること。「大蔵省が―する機関」「―地」
ちょっかつ
ちょっかつ【直轄で[の]】
under (the) direct control <of> .
ちょっかん
ちょっかん チヨク― [0] 【直感】 (名)スル
推理・考察などによらず,感覚的に物事を瞬時に感じとること。「―で答える」「父の身に何か起こったことを―した」
ちょっかん
ちょっかん【直観[覚](力)】
intuition.→英和
〜的 intuitive;→英和
intuitional.→英和
ちょっかん
ちょっかん【直感(に頼る)】
(rely on one's) intuition.→英和
〜的に intuitively.→英和
〜する know <a thing> intuitively.
ちょっかん
ちょっかん チヨククワン [0] 【直観】 (名)スル
〔哲〕
〔intuition〕
推理を用いず,直接に対象を捉えること。一般には感性的知覚をいうが,直接的に全体および本質をつかむ認識能力としてプラトンの「イデアの直観」以来,哲学上さまざまな形で高い位置が与えられてきた(スピノザ,シェリング,ベルクソンなど)。「知的―」「アウグスチヌスが神は不変的―を以て万物を―するといひ/善の研究(幾多郎)」
ちょっかん
ちょっかん チヨク― [0] 【直諫】 (名)スル
相手の権力・地位などに遠慮せずに,率直に相手をいさめること。直言極諫。「―の臣」「主君に―する」
ちょっかん
ちょっかん チヨク― [0] 【勅勘】
天皇からのとがめ。勅命による勘当。「―をこうむる」
ちょっかんきか
ちょっかんきか チヨククワン― [5] 【直観幾何】
観察・実測・作図などの手段により,直観に基づいて図形の性質を研究する幾何。現在,初等教育で取り扱っているもの。
⇔論証幾何
ちょっかんきょうじゅ
ちょっかんきょうじゅ チヨククワンケウ― [5] 【直観教授】
事物観察や体験を通して子供が得た印象を重んじる教授方法。コメニウスやペスタロッチにより提唱された。
ちょっかんしゅぎ
ちょっかんしゅぎ チヨククワン― [5] 【直観主義】
(1)認識に関して,思惟よりも直観を重視する立場。
(2)倫理学で,善悪の道徳的判断は理性ではなく情緒的・知的直観によって可能となるとする説。功利主義とともにイギリス倫理学説の底流をなす。直覚説。
(3)〔数〕 数学基礎論で,ヒルベルトらの形式主義に対抗し,数学的直観が数学を導くと考えるブラウアーらの立場。排中律の機械的な使用を認めないなど,通常の論理と多少異なる。
ちょっかんぞう
ちょっかんぞう チヨククワンザウ [3] 【直観像】
〔心〕 以前に見た事物が,あとになっても,まるで眼前にあるかのように鮮明に見える現象。また,その像。子供に多くみられる。当人はそれが現実に存在しないことを知っている点で幻覚とは異なる。
ちょっかんてき
ちょっかんてき チヨククワン― [0] 【直観的】 (形動)
思考・推理などの思惟作用を加えずに,物事を直接的に感覚的にとらえるさま。「―に感じとる」「―なひらめき」
ちょっかんひりつ
ちょっかんひりつ チヨクカン― [5] 【直間比率】
国税収入のうち,直接税と間接税の比率。
ちょっき
ちょっき チヨク― [0] 【直帰】 (名)スル
職場で,社員が,訪問先から社へ戻らずにそのまま自宅へ帰ること。「直行―」
ちょっきゅう
ちょっきゅう チヨクキウ [0] 【直球】
野球で,打者に対する投球が,曲がったり落ちたりせずに,まっすぐに進むもの。ストレート。
⇔変化球
ちょっきゅう
ちょっきゅう【直球】
《野》a fast ball.
ちょっきょ
ちょっきょ チヨク― [1] 【勅許】
勅命による許可。天皇の許可。
ちょっきり
ちょっきり [3] (副)
(1)ある数量・時刻などとちょうど合うさま。ぴったり。きっかり。「―一万円かかった」「―六時に着いた」
(2)はさみで小気味よく,一息に切るさま。ちょきり。「―と切つて門前払ひなり/柳多留 46」
(3)ほんのちょっと。ほんのすこし。「宵に―頬(ツラ)をつん出したままやう��今になつて来た/洒落本・遊子方言」
ちょっきん
ちょっきん チヨク― [0] 【直近】
該当事項に最も近いこと。すぐそば。「―一週間の売上高」
ちょっくら
ちょっくら [3] (副)
短い時間に,簡単に,または軽い気持ちで事をなすさまを俗にいう語。ちょっと。「―休んでいこう」
ちょっくらちょいと
ちょっくらちょいと [5] (副)
「ちょっくら」を強めていう語。ちょっくらちょっと。「そんな大金は―用意できない」
ちょっくり
ちょっくり (副)
「ちょっくら」に同じ。「おまいに用がありますから,―きさしやいましとさやあ/滑稽本・膝栗毛 2」
ちょっけい
ちょっけい【直系の(子孫)】
direct (descendants).→英和
‖直系会社 a directly affiliated concern.
ちょっけい
ちょっけい チヨク― [0] 【直径】
円・楕円・双曲線の中心を通る直線から,その曲線が切り取る線分。円ではすべて長さが等しい。球ではその中心を通り,曲面で切り取られる線分。
ちょっけい
ちょっけい チヨク― [0] 【直系】
(1)血筋が親子関係によって直接につながっている系統。
(2)師弟・団体などの関係で,直接に続く系統。
⇔傍系
ちょっけい
ちょっけい【直径】
<It is 10 meters> in diameter; <The lake is 5 miles> across.→英和
ちょっけいいんぞく
ちょっけいいんぞく チヨク― [5] 【直系姻族】
自己の配偶者の直系血族(夫・妻の父母や祖父母など)と自己の直系血族の配偶者(子や孫などの夫・妻)。
ちょっけいかぞく
ちょっけいかぞく チヨク― [5] 【直系家族】
両親と,跡取りである一組の子夫婦およびその子から成る家族。跡取りが世代的に受け継がれることにより,家系が直系的に維持される。世界各地に広くみられ,かつての日本でも一般的であった。
ちょっけいけつぞく
ちょっけいけつぞく チヨク― [6][5] 【直系血族】
世代が上下に直線的に連なる血縁者。自己の祖父母・父母・子・孫など。民法上,扶養義務・相続・近親婚の禁止などについて規定がある。
ちょっけいしんぞく
ちょっけいしんぞく チヨク― [5] 【直系親族】
世代が上下に直線的に連なっている親族。直系血族と直系姻族をいう。直系血族(特に六親等内)と直系姻族(特に三親等内)の称。
ちょっけいそんぞく
ちょっけいそんぞく チヨク― [5] 【直系尊属】
直系の尊属。父母・祖父母・曾祖父母など。
ちょっけいひぞく
ちょっけいひぞく チヨク― [5] 【直系卑属】
直系の卑属。子・孫・曾孫など。
ちょっけいピッチ
ちょっけいピッチ チヨク― [5] 【直径―】
歯車の歯数をピッチ円の直径で割った値。インチ式歯車に用いる。
→モジュール
ちょっけつ
ちょっけつ チヨク― [0] 【直結】 (名)スル
二つの物を直接に結びつけること。また,二つの物事が互いに結びついていること。「生活に―する問題だ」
ちょっけつ
ちょっけつ【直結している】
be directly connected <with> [linked <to> ];have (a) direct bearing <on> (影響する).
ちょっこう
ちょっこう【直行する】
go direct[straight,through,nonstop] <to> .直行列車 a through[nonstop]train.
ちょっこう
ちょっこう チヨクカウ [0] 【直行】 (名)スル
(1)途中どこにも寄らず,目的地へまっすぐ行くこと。「出張先から会社に―する」
(2)人の思惑などを考えず思うとおりに行うこと。「直言―」「―の士」
(3)正しいおこない。
ちょっこう
ちょっこう チヨクカウ [0] 【直航】 (名)スル
船や飛行機が,どこにも寄らないで,直接目的地へ行くこと。「―便(ビン)」
ちょっこう
ちょっこう チヨクカウ [0] 【直交】 (名)スル
(1)二直線または平面,直線と平面が垂直に交わること。「国道と県道が―する交差点」
(2)二円が交わり,その交点で二円に引いた接線が直角になっているとき,この二円は直交するという。
ちょっこう
ちょっこう【直航する】
sail[fly]direct[straight,nonstop] <to,for> .
ちょっこうざひょう
ちょっこうざひょう チヨクカウ―ヘウ [5] 【直交座標】
平面上で直角に交わる二直線,空間で互いに直角に交わる三直線を座標軸にとった場合の座標系。直角座標。
ちょっこうちょっき
ちょっこうちょっき チヨクカウチヨク― [5] 【直行直帰】
職場で,社員が自宅から直接訪問先に行き,仕事が終わっても社へ戻らずにそのまま自宅へ帰ること。
ちょっこもん
ちょっこもん チヨクコ― [3] 【直弧文】
古墳時代の文様で,直線と弧線が結合した幾何学的文様。仿製鏡・形象埴輪・石棺・装飾古墳・鹿角製刀柄に描かれる。
直弧文[図]
ちょっこり
ちょっこり (副)
ほんのわずか。ちょっと。「また―と歩(フ)であい致そ/浄瑠璃・寿の門松」
ちょっこん
ちょっこん チヨク― [0] 【直根】
側根が小さく,主根が垂直にのびて肥大した根。ニンジン・ダイコンなど。
ちょっと
ちょっと
(1)[暫時]for a moment;→英和
for a while.→英和
(2)[少し・かなり]a little[pretty,rather,somewhat, <話> kind[sort]of] <cold> .
(3)[呼びかけ]Hey!/Say!
〜した <have a> slight <cold> (軽度の);→英和
[かなり立派な]decent;→英和
respectable;→英和
quite <a scholar> .→英和
ちょっと
ちょっと [1][0] 【一寸・鳥渡】
■一■ (副)
〔「ちっと」の転〕
(1)数量・程度などがわずかなさま。時間が短いさま。「もう―で母の背丈を越す」「―目を放した隙に」「絵を―習ったことがある」
(2)軽い気持ちで行うさま。特に何という考えもなく行うさま。「―行って見てくる」「暇なら―出て来ないか」「―お茶でもいかがですか」
(3)大層というほどではないが,かなりの程度・分量であるさま。「その道では―名の通った人」「―いい感じじゃないか」
(4)(下に打ち消しの語を伴って)簡単には(…できない)。「彼が犯人とは―考えられない」「私には―わかりかねます」
〔「ちょっとは」などの場合,アクセントは [3]〕
■二■ (感)
軽く相手に呼び掛ける語。もしもし。「―,君,待ちたまえ」
〔「鳥渡」は当て字〕
ちょっと=した
――した
(1)わずかな。ささいな。「―風邪」「―感情の行き違い」
(2)大層立派とはいえないまでも相当の。かなりの。「―会社の経営者」「どうだ,―アイデアだろう」
ちょっと=やそっと
――やそっと
(下に打ち消しの語を伴って)簡単には(…ない)。少しぐらいでは(…できない)。「―意見したって聞きはしない」「―の苦労ではない」
ちょっとみ
ちょっとみ [0] 【一寸見】
ちらりと見ること。また,見たときの様子・感じ。ちょいとみ。「―はよい男だ」
ちょっとも
ちょっとも [3] 【一寸も】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)ちっとも。「―気がつかない」
ちょっぴり
ちょっぴり [3] (副)
ほんの少しばかり。「―(と)涙が出た」「水はもう―しかない」
ちょっぺい
ちょっぺい チヨク― 【直平】
「とっぱい(頭盔)」の転。「或は―筋兜・錣(シコロ)のなきは弓の為/浄瑠璃・忠臣蔵」
ちょっぺいずきん
ちょっぺいずきん チヨク―ヅ― 【直平頭巾】
目だけを出して顔を包みかくす頭巾。
ちょっぽり
ちょっぽり (副)
「ちょっぴり」に同じ。「なんと―呑んで行かうか/滑稽本・膝栗毛 3」
ちょつる
ちょつ・る (動ラ四)
ちょっとけずり取る。「小鬢先を―・られた/浄瑠璃・寿の門松」
ちょと
ちょと 【一寸・鳥渡】 (副)
〔「ちと」の転〕
「ちと」に同じ。「昨日も―使に往たが/滑稽本・浮世床 2」
ちょとつ
ちょとつ【猪突的(に)】
reckless(ly).→英和
猪突猛進する rush recklessly.
ちょとつ
ちょとつ [1][0] 【猪突】 (名)スル
猪(イノシシ)の突き進むように,がむしゃらに物事を行うこと。「一度心に決めたら―するのみ」
ちょとつきゆう
ちょとつきゆう [1] 【猪突豨勇】
〔「漢書(食貨志)」より。「豨」もイノシシの意〕
向こう見ずに突進する勇気。また,その勇士。猪勇。いのししむしゃ。
ちょとつもうしん
ちょとつもうしん [1] 【猪突猛進】 (名)スル
一つのことに向かって,向こう見ずに猛烈な勢いで,つき進むこと。「若さにまかせて―する」
ちょはっかい
ちょはっかい 【猪八戒】
中国,明代の長編小説「西遊記」に出てくる豚の名。天上界を追い出されて妖怪となっていたが,三蔵法師の法力で改心し,孫悟空・沙悟浄らとその供をしてインドから経典をもたらす。八戒。
ちょひ
ちょひ [1] 【楮皮】
楮(コウゾ)の木の皮。製紙の原料とする。
ちょびかわ
ちょびかわ (副)
いそがしくたちまわるさま。「我見る前では―して,ちよつと立ば早どこへ/浄瑠璃・宵庚申(中)」
ちょびくさ
ちょびくさ (副)
口数多くしゃべるさま。ぺちゃくちゃ。「―咄しもしかけたり/浄瑠璃・一谷嫩軍記」
ちょびすけ
ちょびすけ [2]
(1)背の低い人をあざけっていう語。ちび。ちびすけ。
(2)知ったかぶりをする者をあざけっていう語。「又俳名だとかを名のる―/安愚楽鍋(魯文)」
ちょびちょび
ちょびちょび [1] (副)
一度にしてしまわないで,少しずつ何度にも分けてするさま。ちびちび。「金を―使う」
ちょびっと
ちょびっと [2] (副)
量や程度の少ないさま。ほんの少し。ちょっと。ちょびと。「―でいいからちょうだい」
ちょびひげ
ちょびひげ【ちょび鬚をはやす】
wear a small moustache.
ちょびひげ
ちょびひげ [0][2] 【ちょび髭】
鼻の下にわずかに生やした髭。また,その人。
ちょび髭
ちょびひげ [0][2] 【ちょび髭】
鼻の下にわずかに生やした髭。また,その人。
ちょび鬚をはやす
ちょびひげ【ちょび鬚をはやす】
wear a small moustache.
ちょぶん
ちょぶん [0] 【著聞】
〔「ちょもん」とも〕
世間によく知られること。
ちょへい
ちょへい [0] 【楮幣】
〔「楮」はコウゾ〕
紙幣。「負債を償ふに充るの―/花柳春話(純一郎)」
ちょぼ
ちょぼ [1] 【点】
〔「ちょぼ(樗蒲)」の賽(サイ)の目の打ち方に似ることからという〕
(1)しるしに打つ点。ぽち。
(2)歌舞伎の義太夫狂言や丸本物で,地の部分を義太夫節で語ること。また,それを語る太夫。太夫が本の自分の語る箇所に傍点をふったことから付いた名称。床浄瑠璃。
ちょぼ
ちょぼ [1] 【樗蒲】
(1)博打(バクチ)。また,「樗蒲一{(1)}」に同じ。
(2)「かりうち(樗蒲)」に同じ。
(3)(賽(サイ)の目の合計が二一になるところから)白魚二一匹ずつをひとまとめにして数える言葉。のちには二〇匹をもいう。「三―ばかり白魚をすくつて来よう/歌舞伎・勧善懲悪孝子誉」
ちょぼいち
ちょぼいち [0][2] 【樗蒲一】
(1)賽(サイ)を一個使う賭博。目を一つ予測して賭け,当たれば四倍の賭け金が戻り,はずれれば胴親に賭け金をとられるもの。
(2)賽を使う賭博の総称。また,賭け。
(3)でたらめ。いんちき。ぺてん。
(4)割に合わない目にあうこと。とんま。「犬め,乞食め,―め/洒落本・愚人贅漢居続借金」
ちょぼがたり
ちょぼがたり [3] 【点語り】
ちょぼ{(2)}を語ること。また,その太夫。
ちょぼく
ちょぼく [0] 【貯木】
材木を貯蔵すること。「―場」
ちょぼく
ちょぼく [0] 【樗木】
(1)ニワウルシの木。
(2)役に立たない木。無用なもの。
ちょぼくさ
ちょぼくさ (副)
(1)わずかな物が散らばっているさま。ちょぼちょぼ。「且つ―と数多きは回覧するの煩はしきを厭ひ/風来六部集(序)」
(2)こそこそとささやき合うさま。ひそひそ。「おのが友連(トモツレ)―笑ふ/浄瑠璃・傾城国性爺」
(3)口先でうまく言いくるめるさま。「―と言うて置いたを二階の御客に聞き咎められ/歌舞伎・幼稚子敵討」
ちょぼくち
ちょぼくち 【ちょぼ口】
〔「ちょぼぐち」とも〕
小さくすぼめた口。小さくすぼんだ口。おちょぼぐち。「白髪歯ぬけの―して/浄瑠璃・井筒業平」
ちょぼくる
ちょぼく・る (動ラ四)
(1)口先でうまく言いくるめる。「いや―・つてもらふまい。…おれが名当(ナアテ)にして払はさうとは/浮世草子・化物気質」
(2)からかう。ひやかす。ばかにする。「人は生かさいで,可愛やおつ付けお殺し成さるで有うと―・る声も/浮世草子・化物気質」
ちょぼくれ
ちょぼくれ [0]
江戸時代の門付芸の一。小さな木魚をたたいて,世間の出来事などを節おもしろくうたうもの。また,その芸人。上方(カミガタ)のちょんがれから出たもの。
ちょぼちょぼ
ちょぼちょぼ
■一■ [0] (名)
点々。仮名の濁点・踊り字など。
■二■ [0] (形動)
〔同じことを記す場合に略して点を打ったことから〕
先に述べたものとほぼ同じで,変わりばえのしないさま。二者ともに大したことのないさま。「弟の成績も兄と―だ」
■三■ (副)
(1) [1]
わずかな物が散らばってあるさま。時々起こるさま。ちょびちょび。「―(と)生えたひげ」「店に並べておけば―(と)売れて行く」
(2) [0]
数量を表す語の下に付いて,わずかにそのぐらいの数量であることを表す。「一反―の畑」「一〇〇円―のもうけ」
ちょぼ口
ちょぼくち 【ちょぼ口】
〔「ちょぼぐち」とも〕
小さくすぼめた口。小さくすぼんだ口。おちょぼぐち。「白髪歯ぬけの―して/浄瑠璃・井筒業平」
ちょま
ちょま [1] 【苧麻】
カラムシの別名。また,その茎の皮から取った繊維。精製したもので織った布は上布。ラミー。
ちょめい
ちょめい【著名な】
⇒有名.
ちょめい
ちょめい [0] 【著名】 (名・形動)[文]ナリ
世間に名前がよく知られている・こと(さま)。有名。「各界の―な人たち」「―人」
[派生] ――さ(名)
ちょめい
ちょめい [0] 【著明】 (名・形動)[文]ナリ
はっきりしていて確かなこと。よく知れわたっていること。また,そのさま。「突然なんの―な動機もなく/青年(鴎外)」
ちょもん
ちょもん [0] 【著聞】
「ちょぶん(著聞)」に同じ。
ちょもんじゅう
ちょもんじゅう チヨモンジフ 【著聞集】
⇒古今著聞集(ココンチヨモンジユウ)
ちょゆう
ちょゆう [0] 【猪勇】
猪(イノシシ)のように向こう見ずに突進する勇気。また,そのような勇士。
ちょら
ちょら 【樗良】
⇒三浦(ミウラ)樗良
ちょりつ
ちょりつ [0] 【佇立】 (名)スル
〔「佇」はたたずむ意〕
しばらくの間立ち止まっていること。たたずむこと。ちょりゅう。「茫然として―したり/月世界旅行(勤)」
ちょりゅう
ちょりゅう [0] 【佇立】 (名)スル
⇒ちょりつ(佇立)
ちょりゅう
ちょりゅう [0] 【貯留・瀦留】 (名)スル
水などがたまること。また,ためること。「熄滅せる火口に雨,霜,氷,雪の―し/日本風景論(重昂)」
ちょれい
ちょれい [0] 【猪苓】
担子菌類ヒダナシタケ目サルノコシカケ亜目に属するチョレイマイタケの菌核。地中に形成され,生薬として利尿・解熱・止渇薬に用いる。秋,菌核からマイタケに似たきのこが生じる。
ちょれき
ちょれき [0] 【樗櫟・樗櫪】
〔樗(=ニワウルシ)も櫟(=クヌギ)もともに材木としては役に立たないことから〕
役に立たないもの。また,自分をへりくだっていう語。樗散。「我もとより不才の―,今は猶老い朽ちて/鶉衣」
ちょろ
ちょろ
関西で,猪牙船(チヨキブネ)のこと。
ちょろい
ちょろ・い [2] (形)
(1)考え方などが安易だ。浅薄だ。甘っちょろい。「簡単にだまされるとは,彼もずいぶん―・い男だ」「そんな―・い手に乗るものか」
(2)容易だ。簡単だ。「こんなテストぐらい―・いもんだ」
(3)取るに足りない。つまらない。「霊仏霊宝さへ残らず焼けたるに,此の―・い挟箱一つ残りたるは/浮世草子・好色万金丹」
(4)なまぬるい。てぬるい。「―・い穿鑿(センサク)/浮世草子・好色万金丹」
[派生] ――さ(名)
ちょろぎ
ちょろぎ [1] 【草石蚕・甘露子】
シソ科の多年草。中国原産。地下茎の先端に白色で巻貝状の塊茎をつけ,これを梅酢に漬けたりして食用とする。茎は高さ約50センチメートル,葉は狭卵形。秋,茎頂の花穂に紅紫色の唇形花をつける。ちょうろぎ。
草石蚕[図]
ちょろく
ちょろく [0] 【著録】 (名)スル
帳簿に記録すること。書きしるすこと。
ちょろけん
ちょろけん
江戸時代に,京都で始まった門付(カドヅケ)の一。数人の集団で,目鼻をつけた大形の張り子の籠(カゴ)をかぶり,黒塗りの笠をつけた者を先頭に,太鼓・びんざさらの鳴り物入りで町々を歩きまわったもの。江戸では,福禄寿に扮したものなどが行われた。
ちょろちょろ
ちょろちょろ [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)わずかな水の流れるさま。「水が―(と)流れる」
(2)小さいものがすばやく動き回るさま。「ねずみが―(と)逃げる」「子供たちが目の前を―(と)する」
(3)小さな物が動いたり,揺れたりするさま。「まだ炎が―(と)出ている」
ちょろちょろ
ちょろちょろ
〜流れる trickle;→英和
flow with a murmur.→英和
〜する sneak[flit]about (ねずみなどが).
ちょろっか
ちょろっか [1] (形動)
大したことのないさま。取るに足りないさま。「―にお茶を濁す事ばかり/社会百面相(魯庵)」
ちょろっと
ちょろっと [2] (副)
「ちょろり」に同じ。
ちょろまかす
ちょろまかす
steal;→英和
pocket <money> ;→英和
cheat <a person out of his money> (だまし取る).→英和
ちょろまかす
ちょろまか・す [4][0] (動サ五[四])
(1)他人の目をかすめて,物を盗む。かすめとる。「売上金を―・す」
(2)冗談やその場のがれのことを言って,ごまかす。「口先にて先づ能(ヨ)い様に―・し/人情本・恩愛二葉草」
[可能] ちょろまかせる
ちょろり
ちょろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)小さな物が素早く動くさま。行動が素早いさま。「舌を―(と)出す」
(2)簡単に,またはあっけなく事が行われるさま。「秘密を―としゃべってしまった」
(3)水などがごくわずかに流れるさま。「水は蛇口から―と出ただけ」
ちょろん
ちょろん [0][1] 【緒論】
「しょろん(緒論)」の慣用読み。
ちょん
ちょん [1]
(1)句読点・傍点など,何かの印として打つ点。点。
(2)〔芝居で幕切れに拍子木を打つことから〕
物事の終わり。幕切れ。おしまい。「事件はあっけなく―になった」
(3)「馘首(カクシユ)」「解雇」の意を俗にいう語。「人員整理で―になった」
(4)〔俗語〕
一人前以下であること。「ばかだの,―だの,野呂間だのと/西洋道中膝栗毛(魯文)」
→ちょんと
ちょん
ちょん
〜になる come to an end.→英和
ちょんがけ
ちょんがけ [0] 【ちょん掛(け)】
(1)〔ちょっと間に合わせでかける意から〕
環で付ける羽織の紐(ヒモ)。
(2)釣りで,ミミズ・ゴカイなどの餌(エ)を,針にちょっと引っ掛けるだけのつけ方。
(3)相撲の決まり手の一。右足を飛ばして相手の右足のかかとの辺りに内側から引っ掛けて,上体を横か後ろへ押し倒す技。
ちょんがれ
ちょんがれ [0]
(1)江戸時代の門付(カドヅケ)芸の一。錫杖(シヤクジヨウ)や鈴などを鳴らして拍子をとり,半分踊りながら卑俗な文句を口早に歌うもの。また,その芸人。江戸に下ってちょぼくれとなった。のちの浪花(ナニワ)節につながる。ちょんがれぶし。
(2)「ちょんがれ坊主」の略。
ちょんがれぶし
ちょんがれぶし [0] 【ちょんがれ節】
「ちょんがれ{(1)}」に同じ。
ちょんがれぼうず
ちょんがれぼうず [5] 【ちょんがれ坊主】
願人(ガンニン)坊主の一。近世,人家の戸口や路傍でちょんがれ節を歌い,銭を乞うた乞食坊主。
ちょんがれ坊主
ちょんがれぼうず [5] 【ちょんがれ坊主】
願人(ガンニン)坊主の一。近世,人家の戸口や路傍でちょんがれ節を歌い,銭を乞うた乞食坊主。
ちょんがれ節
ちょんがれぶし [0] 【ちょんがれ節】
「ちょんがれ{(1)}」に同じ。
ちょんきな
ちょんきな [3]
狐拳(キツネケン)を打つ際に唱える語。合いの拍子に「ちょんきなちょんきな,ちょんちょんきなきな,ちょんがなのはで,ちょちょんがほい」と唱え,その終わりを合図に拳を打つ。
ちょんぎる
ちょんぎる【ちょん切る】
cut[chop]off;fire <a person> (解雇).→英和
ちょんぎる
ちょんぎ・る [3] (動ラ五[四])
無造作に切る。話し言葉で用いる。「ひもを―・る」「話を途中で―・る」
ちょんぎれる
ちょんぎ・れる [4] 【ちょん切れる】 (動ラ下一)
つながっているものが切れて離れる。
ちょんちょん
ちょんちょん
■一■ [1] (副)
(多く「と」を伴う)
(1)拍子木などを,続けて打つときに出る音を表す語。「柝(キ)が―と入って幕になる」
(2)小さな物が少しずつ何度も,軽やかに飛ぶように動くさま。また,何度も軽く物に触れるさま。「雀が庭先を―(と)横切る」「包丁を―と入れて出来上がりだ」
■二■ [3] (名)
何かの印として打つ点々。仮名に付ける濁点や,踊り字など。
ちょんちょんまく
ちょんちょんまく [3] 【ちょんちょん幕】
(1)「返し幕」に同じ。開幕までに二つずつ拍子木を打ち続けることからいう。
(2)人に好奇心をもたせたまま急に物事を終わらせること。
ちょんちょん幕
ちょんちょんまく [3] 【ちょんちょん幕】
(1)「返し幕」に同じ。開幕までに二つずつ拍子木を打ち続けることからいう。
(2)人に好奇心をもたせたまま急に物事を終わらせること。
ちょんと
ちょんと [1][0] (副)
(1)拍子木などを打つ音を表す語。「―柝(キ)が入る」
(2)はさみ・包丁などで軽く一瞬に切り落とすさま。「ひもを―と切る」
(3)程度の軽いさま。ちょいと。「指先で―はじく」
(4)小さなものがこぢんまりとすわったりのっているさま。ちょこん。「ベランダの手すりにすずめが―とまった」「頭に帽子を―のせる」
ちょんのま
ちょんのま [0] 【ちょんの間】
(1)ちょっとのあいだ。ほんの短い時間。
(2)遊里での短時間の遊興。ちょんのま遊び。「親玉隠れの―と出かけやした/洒落本・辰巳之園」
ちょんの間
ちょんのま [0] 【ちょんの間】
(1)ちょっとのあいだ。ほんの短い時間。
(2)遊里での短時間の遊興。ちょんのま遊び。「親玉隠れの―と出かけやした/洒落本・辰巳之園」
ちょんびり
ちょんびり (副)
「ちょんぼり」に同じ。「深川のやつらは客を―河岸(カシ)まで送り/洒落本・通仁枕言葉」
ちょんぼ
ちょんぼ
a mistake;→英和
<米俗> a goof.→英和
ちょんぼ
ちょんぼ [1]
(1)麻雀用語。あがりの牌を間違えること。
(2)うっかりしておかした失敗やミス。
ちょんぼり
ちょんぼり [3] (副)
少しばかり。わずかばかり。ちょっぴり。ちょんびり。「中に―と火のいけてある形が海老の殻の赤い所さ/滑稽本・浮世風呂 3」「―した小さい肩に静に蒲団を被せてやる/続風流懺法(虚子)」
ちょんまげ
ちょんまげ [0] 【丁髷】
江戸時代の男子の髪形の一。前額を広く剃(ソ)りあげ,残った髪をまとめ後頭部にまげをつくったもの。まげの形が踊り字の「ゝ」に似ることからいう。現在では,関取の風俗として残る。
ちょんまげ
ちょんまげ【丁髷】
<wear> a topknot.→英和
ちょんまげもの
ちょんまげもの [0] 【丁髷物】
男子が丁髷を結っていた江戸時代の人物や事件などを題材として取り扱った小説・演劇・映画などの称。まげもの。時代物。
ちょん切る
ちょんぎる【ちょん切る】
cut[chop]off;fire <a person> (解雇).→英和
ちょん切れる
ちょんぎ・れる [4] 【ちょん切れる】 (動ラ下一)
つながっているものが切れて離れる。
ちょん掛
ちょんがけ [0] 【ちょん掛(け)】
(1)〔ちょっと間に合わせでかける意から〕
環で付ける羽織の紐(ヒモ)。
(2)釣りで,ミミズ・ゴカイなどの餌(エ)を,針にちょっと引っ掛けるだけのつけ方。
(3)相撲の決まり手の一。右足を飛ばして相手の右足のかかとの辺りに内側から引っ掛けて,上体を横か後ろへ押し倒す技。
ちょん掛け
ちょんがけ [0] 【ちょん掛(け)】
(1)〔ちょっと間に合わせでかける意から〕
環で付ける羽織の紐(ヒモ)。
(2)釣りで,ミミズ・ゴカイなどの餌(エ)を,針にちょっと引っ掛けるだけのつけ方。
(3)相撲の決まり手の一。右足を飛ばして相手の右足のかかとの辺りに内側から引っ掛けて,上体を横か後ろへ押し倒す技。
ちよ
ちよ [1] 【地輿】
〔地を載せる意〕
大地。坤輿(コンヨ)。
ちよ
ちよ [1] 【千代・千世】
非常に長い年月。千年。永遠。ちとせ。
ちよ
ちよ 【千代】
⇒加賀千代(カガノチヨ)
ちよ
ちよ [1] 【千夜】
千の夜。たくさんの夜。「夜の明くる程の久しさは―を過ぐさむ心地し給ふ/源氏(夕顔)」
ちよ=に八千代(ヤチヨ)に
――に八千代(ヤチヨ)に
非常に長い年月にわたって。幾千年も。「わがきみは―さざれいしのいはほとなりてこけのむすまで/古今(賀)」
ちよ=の春
――の春
千年までも末長く栄えよ,と祝う初春。
ちよ=を籠(コ)む
――を籠(コ)・む
千年後まで栄える趣をもつ。「げに―・めたる霞の洞なり/増鏡(おどろの下)」
ちよう
ちよう [0] 【治要】
国を治めるために最も大切な事柄。治国の要。
ちよう
ちよう [0] 【地妖】
地上の怪しい異変。地異。
ちよがみ
ちよがみ【千代紙】
Japanese paper with colored figures.
ちよがみ
ちよがみ [2] 【千代紙】
〔松竹梅・鶴亀など千代を祝うめでたい図柄が多かったところからという〕
和紙に種々の図柄を木版で色刷りにしたもの。江戸時代に,主として浮世絵師が作り始めたという。人形の着物としたり,小箱に張り合わせたり,女子の細工物に供する。
ちよがみざいく
ちよがみざいく [5] 【千代紙細工】
千代紙で人形などを細工すること。また,そうして作ったもの。
ちよき
ちよき [1] 【千代木】
松の異名。ちよみぐさ。
ちよじょ
ちよじょ チヨヂヨ 【千代女】
⇒加賀千代(カガノチヨ)
ちよだ
ちよだ 【千代田】
(1)東京都二三区の一。皇居を中心に旧江戸城の外堀にほぼ囲まれた区域で,中央区・港区とともに都心を形成する。旧麹町区・神田区が合併。
(2)茨城県中央部,新治(ニイハリ)郡の町。果樹栽培が盛ん。
(3)群馬県南東部,邑楽(オウラ)郡の町。近世は利根川水運の河港。
(4)広島県北西部,山県(ヤマガタ)郡の町。近世,石州街道の市場町。花笠踊りなどの民俗芸能が伝わる。
(5)佐賀県東部,神埼郡の町。
ちよだえり
ちよだえり [3] 【千代田襟】
和装コートの襟形の一。カーブした深めの V 字の襟形。
ちよだじょう
ちよだじょう 【千代田城】
江戸城の異名。
ちよだせん
ちよだせん 【千代田線】
営団地下鉄の鉄道線。東京都綾瀬・千代田区大手町・渋谷区代々木上原間21.9キロメートルおよび北綾瀬・綾瀬間2.1キロメートル。
ちよだぞうり
ちよだぞうり [4] 【千代田草履】
明治末期から大正期にかけて流行した草履。踵(カカト)の部分をばね仕掛けにして,空気が入っているように見せたもの。初め女性用,のちには男性も用いた。空気草履。
ちよに
ちよに 【千代尼】
⇒加賀千代(カガノチヨ)
ちよろず
ちよろず [0] 【千万】
数の限りなく多いこと。「―の軍(イクサ)なりとも言挙げせず/万葉 972」
ちらい
ちらい [0] 【地雷】
地の雷。大地が雷のように轟(トドロ)くさまをたとえていう語。怒濤(ドトウ)の響きなどをいう。「大道轟き―の如し/浮世草子・永代蔵 1」
→じらい(地雷)
ちらい
ちらい [0] 【地籟】
地の発するさまざまな音。
ちらかす
ちらか・す [0] 【散らかす】 (動サ五[四])
(1)物をあちこちに乱雑に置いたままにする。「積み木を―・す」「部屋中におもちゃを―・す」
(2)ある場所を,整理されていない状態にする。「部屋を―・したまま外出する」
(3)動詞の連用形の下に付いて,ばらばらにちらかるようにする,荒々しく…するの意を表す。「食い―・す」「蹴―・す」「書き―・す」
ちらかす
ちらかす【散らかす】
scatter <things> (about);→英和
put <a room> in disorder;leave <things> scattered[lying]about.
ちらかる
ちらかる【散らかる】
⇒散らばる.
ちらかる
ちらか・る [0] 【散らかる】 (動ラ五[四])
(1)物があちこちに乱雑に置かれた状態になる。「―・った積み木を片付ける」
(2)ある場所に物が乱雑に置かれている。「―・っていますがどうぞお上がり下さい」
ちらく
ちらく [0] 【地絡】
(1)電気回路や装置の適当な所で大地につなぐこと。アース。
(2)事故などによって,装置などに大地との電気的接続が生じること。
ちらし
ちらし【散らし】
a handbill;→英和
a leaflet (折込み印刷物).→英和
ちらし
ちらし [0] 【散らし】
〔動詞「散らす」の連用形から〕
(1)広告・宣伝文を印刷した紙。びら。多く一枚刷りのものをいう。「開店披露の―をくばる」
(2)「散らし鮨」の略。
(3)「散らし模様」の略。
(4)「散らし書き」の略。
(5)煎(セン)じたばかりの香りのよい茶。でばな。散茶。
(6)カルタで,取り札をばらばらにおいて取りあう遊び方。
(7)地歌・箏曲で,手事(間奏)の終結部。緊迫感があり,テンポが速く,手事をしめくくって次の歌へ移る。
(8)歌舞伎舞踊曲またはその形式の三味線曲で,終わりの部分。テンポが速く,盛り上がる部分。
(9)もち米にミカンの皮・サンショウなどの粉末を加え,湯にといて飲む飲み物。香煎(コウセン)。こがし。
(10)分量に制限がなく,いくらでも食べさせる飯。[俚言集覧]
ちらしがき
ちらしがき [0] 【散らし書き】
色紙・短冊などに歌の文句を,行を整えずとびとびに,また草仮名や平仮名をまぜ,濃く薄く,細く太くなどさまざまに散らして書くこと。
ちらしがた
ちらしがた [0] 【散らし形】
「散らし模様(モヨウ)」に同じ。
ちらしがみ
ちらしがみ [0] 【散らし髪】
結ばないで無造作にうしろに垂れ下げておく女の髪形。捌(サバ)き髪。
ちらしぐすり
ちらしぐすり [4] 【散らし薬】
腫(ハ)れや痛みを除くために用いる薬の俗称。虫垂炎に用いる抗菌剤,傷が化膿して腫れたとき腫れを除去するために用いる抗菌剤や湿布薬など。
ちらしぐすり
ちらしぐすり【散らし薬】
a resolvent.
ちらしこうこく
ちらしこうこく [4] 【散らし広告】
ちらし{(1)}を街頭で手渡したり新聞に折りこんだりして行う広告。
ちらしずし
ちらしずし [3] 【散らし鮨】
鮨飯の上に刺身・玉子焼き・野菜・海苔(ノリ)などをのせた料理。また,具をきざんで鮨飯に混ぜたものもいう。ちらし。
ちらしだいこ
ちらしだいこ [4] 【散らし太鼓】
芝居などが終わったときに打つ太鼓。これによって客を散らすからという。追い出し。打ち出し太鼓。
ちらしふくさ
ちらしふくさ [4] 【散らし袱紗】
祭礼または踊りのときに用いる,傘に下げる袱紗。
ちらしもよう
ちらしもよう [4] 【散らし模様】
不規則に散らしてある文様。散らし形。
ちらしよね
ちらしよね [3] 【散らし米】
「さんまい(散米)」に同じ。
ちらす
ちらす【散らす】
scatter;→英和
disperse;→英和
sparkle (火花を);→英和
divert[distract] <one's attention> (気を);→英和
resolve (腫(はれ)物を).→英和
ちらす
ちら・す [0] 【散らす】 (動サ五[四])
(1)草木の葉や花をばらばらに落とす。「花を―・す雨」
(2)まとまっていた人や物をばらばらに乱す。ちらかす。「滴を―・す」「物も―・しながら,逃ぐる者からむるやうに/落窪 1」
(3)一か所にまとまらないように置く。「兵を―・す」「金箔(キンパク)を―・す」
(4)集中力や憂鬱な気分を分散させて,消えるようにする。「気を―・さないで勉強しなさい」「悲(カナシミ)も恐(オソレ)も怒りも歌には自然に紛れ去り鬱を―・すの種子(タネ)にもなればや/谷間の姫百合(謙澄)」
(5)腫(ハ)れ・炎症などを,手術によらずにおさまるようにする。「虫垂炎を切らずに―・す」
(6)(命を花にたとえて「命を散らす」の形で)元気な若い人が,戦いなどで命を落とす。
(7)失う。なくす。「―・すまじき文どもを一合,判官に取られてあるぞ/平家 11」
(8)口外する。言いふらす。「かう申したりとな―・し給ひそ/枕草子 277」
(9)動詞の連用形に付いて,細かい点を気にせずに…する,荒々しく…する,の意を表す。「あちこちに書き―・した文章」「ごちそうを食い―・す」「部下をどなり―・す」
〔「散る」に対する他動詞〕
[可能] ちらせる
[慣用] 蜘蛛の子を―よう・算を―・火花を―・紅葉を―
ちらちら
ちらちら
〜する flicker;→英和
glitter;→英和
gleam;→英和
twinkle;→英和
be dazzled (目が).
ちらちら
ちらちら [1] (副)スル
(1)小さな軽い物がひるがえりながら落ちるさま。「雪が―する」「花びらが―(と)散る」
(2)光が小きざみに明滅するさま。また,物がそのように見えるさま。「漁火(イサリビ)が―する」「テレビの画像が―する」「小さな活字は―して読みにくい」
(3)物が見えたり隠れたりするさま。時々見えたり聞こえたりするさま。「人影が―する」「子供の顔が―(と)浮かんでは消える」「悪い噂が―(と)耳に入る」
(4)視線を素早く何回か走らせるさま。「こっちを―(と)見て通り過ぎた」
ちらっと
ちらっと [2] (副)
「ちらりと」に同じ。「通りがかりに―見えた」「―軽蔑の笑いを浮かべる」
ちらつかせる
ちらつか・せる [0][5] (動サ下一)[文]サ下二 ちらつか・す
ちらちらと見せる。「ふところに匕首(アイクチ)を―・せながら凄(スゴ)む」
ちらつく
ちらつ・く [0] (動カ五[四])
(1)一瞬見えてすぐ消える。ちらちら見える。「面影が―・く」
(2)少量の雨や雪が降る。「小雪が―・く」
(3)ちらちら光る。「火が―・く」「目が―・く」
ちらつく
ちらつく
その光景が目先に〜 The sight still haunts me.⇒ちらちら.
ちらと
ちらと [2][1] (副)
ちらっと。ちらりと。「―一瞥(イチベツ)する」「灯が―見えた」
ちらばす
ちらば・す [0] 【散らばす】 (動サ五[四])
散らばるようにする。散らかす。
ちらばら
ちらばら
■一■ [1] (副)スル
ちらばっているさま。まばらにあるさま。「僅に人家の―して居る高い青い岡の/ふらんす物語(荷風)」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「道傍の雑木林や―に立つて居る茅葺(カヤブキ)の屋根などは/夢の女(荷風)」
ちらばる
ちらばる【散らばる】
[人が]scatter;→英和
disperse;→英和
be scattered (about) (本などが);be littered <with scraps of paper> (部屋が).
ちらばる
ちらば・る [0] 【散らばる】 (動ラ五[四])
(1)一か所にまとまっていたものが分かれて広がる。「思い思いに―・って休む」「ごみが風で―・る」
(2)(同種の)物があちらこちらに離れてある。「草原に人家が―・っている」「友人が全国に―・っている」
(3)物が乱雑に置かれている。「食器が―・っている」
ちらほら
ちらほら [1] (副)スル
(1)あちらこちらに少しずつまばらにあるさま。ちらりほらり。「髪に白いものが―(と)混じる」「晴着姿も―入り混じる人ごみ」
(2)たまにあるさま。時々。「花の便りが―(と)聞かれる」
ちらほら
ちらほら
<be out> here and there (桜などが); <disperse> by twos and threes (三々五々).
ちらめく
ちらめ・く [3] (動カ五[四])
ちらちらする。ちらつく。「紅―袖は長いが/婦系図(鏡花)」
ちらり
ちらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)一瞬ちょっと見えるさま。「車窓から看板が―と見えた」
(2)その動きが素早い,またはごくわずかであるさま。「―と本音がのぞいた」「―と一瞥(イチベツ)を与える」
ちらり
ちらり
〜と見る glance <at> ;→英和
catch[have]a glimpse <of> .→英和
ちらりちらり
ちらりちらり [2] (副)
「ちらちら」に同じ。「明かりが―と見える」「反応をうかがうように―と見る」
ちらりほらり
ちらりほらり [2] (副)
「ちらほら」に同じ。「梅の花も―(と)ほころび始めた」「花びらが―(と)降りかかる」
ちらん
ちらん [1] 【治乱】
世の中が穏やかに治まっていることと乱れていること。「―興亡」「―興廃」
ちり
ちり [1] 【地利】
〔「じり」とも〕
(1)地勢の有利さ。地の利。
(2)土地から生ずる利益。耕作・牧畜・山林・鉱物などの生産物。
(3)地頭の得分,地主の小作料など,土地からあがる利益の総称。地子(ジシ)。
ちり
ちり [1] 【地理】
(1)地球上の山川・海陸・気候・人口・集落・産業・交通などの状態。「中央アジアの―を研究する」「自然―」「人文―」
(2)その土地の様子・事情。「この辺の―に明るい人」
(3)学問または教科としての地理学。
ちり
ちり [0][2] 【塵】
(1)こまかくとびちるごみ。ほこり。「本棚の―を払う」
(2)小さなごみ。あくた。「いとちひさき―のありけるを目ざとに見つけて/枕草子 151」
(3)(浄土に対して)この世のわずらわしさや,けがれ。世俗のよごれ。「うき世の―」「世に従へば,心,外の―に奪はれて惑ひやすく/徒然 75」
(4)よごれ。けがれ。「いかでわれ心の雲に―据ゑで見る甲斐ありて月を眺めん/山家(雑)」
(5)ほんのわずかなこと。ほんの少し。「―ほども心にかけない」
ちり
ちり【塵】
dust (ほこり);→英和
dirt (よごれ);→英和
[ごみ]rubbish;→英和
trash.→英和
〜を払う dust <one's coat> .‖塵も積もれば山となる Many a little makes a mickle.
ちり
ちり【地理】
[学]geography;[地勢]topography;→英和
geographical features.〜の geographical.〜に明るい(暗い) be familiar with (be a stranger in) this neighborhood.‖地理学者 a geographer.
ちり
ちり [0] 【散り】
(1)散ること。「あしひきの山下光るもみち葉の―のまがひは今日にもあるかも/万葉 3700」
(2)建築で,隣接する二つの平面のわずかなずれ。壁の柱の,わずかに壁から出た部分,飛び石の地面から石の平面までの高さなど。
(3)本の部分の名。本製本で,表紙が本文の紙よりも一回り大きく出ているその部分。
→製本
ちり
ちり
《料理》fish stew seasoned with sour orange juice.
ちり
ちり 【知里】
姓氏の一。
ちり
ちり [1]
鍋料理の一。煮立った湯の中に魚肉・豆腐・野菜などを入れ,煮ながらぽん酢などを加えた醤油につけて食べるもの。鯛(タイ)ちり・鱈(タラ)ちり・河豚(フグ)ちりなど。ちり鍋。
ちり=に交わる
――に交わ・る
俗世間の人々と付き合う。「聖人は国に仕へ―・り,光を包み跡を隠して/沙石 2」
ちり=に同ず
――に同・ず
俗世間の人と親しく付き合う。塵にまじわる。
→和光同塵(ワコウドウジン)
ちり=に継ぐ
――に継・ぐ
〔先人の歩いたあとに残る塵を受け継ぐ意〕
遺業を継ぐ。「今も仰せの下れるは―・げとや/古今(雑体)」
ちり=も灰もつかぬように言う
――も灰もつかぬように言・う
とりつくしまがないほどに言う。けんもほろろに言い放つ。「ともかくもそなたの分別次第と―・へば/浮世草子・好色万金丹」
ちり=も積もれば山となる
――も積もれば山となる
〔大智度論〕
ほんの些細(ササイ)なものでも積もれば高大なものとなるたとえ。塵積もりて山となる。
ちり=をひねる
――をひね・る
はにかんでもじもじする。「祝儀は述べても赤面し,―・らぬばかりなり/浄瑠璃・菅原」
ちり=を出(イ)ず
――を出(イ)・ず
俗世を離れる。出家する。「秋風の露のやどりに君をおきて―・でぬる事ぞかなしき/新古今(哀傷)」
ちり=を切る
――を切・る
力士が仕切る前に徳俵(トクダワラ)の内側で蹲踞(ソンキヨ)し,手を合わせたのち,てのひらを広げて両腕を横にのばす動作をいう。
ちり=を望んで拝す
――を望んで拝す
〔晋書(石崇伝)〕
はるかに貴人の来るのを迎え礼拝する。権勢におもねるたとえ。
ちり=を結ぶ
――を結・ぶ
(1)ささやかな贈り物をする。「―・んでなり共そなたの手からおくりやれ/狂言・箕被」
(2)塵手水(チリチヨウズ)を使う。
ちり=を結んでも志
――を結んでも志
ささやかな贈り物であっても贈った人の気持ちはあらわれているの意。
ちり=を絶つ
――を絶・つ
⇒絶塵(ゼツジン)
ちりあくた
ちりあくた [3][0] 【塵芥】
(1)ちりとあくた。ごみ。じんかい。
(2)とるにたりないつまらないもの,値打ちのないもののたとえ。「人を―のように思っている」
ちりあな
ちりあな [0] 【塵穴】
(1)ちりを捨てる穴。ごみための穴。
(2)露地内に作る四角または円形の穴。入り口近くに景趣を添える目的で作られる,装飾的はきだめ。
ちりかかる
ちりかか・る [4] 【散り掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)散ってその上に落ちかかる。「花びらが肩に―・る」
(2)散りはじめる。散りかける。「桜の花もそろそろ―・ってきた」
ちりがく
ちりがく [2] 【地理学】
人類の生存基盤である地表空間を総合的にとらえ,よりよき環境創造のための具体的で基礎的な知識を提供しようとする学問。地球上に生起する自然・人文(社会・文化)の諸事象の所在・広がり,それらの配置関係・相互作用を調べ,景観や地域の成立および変化過程を解明する。また,ある地域を設定してその特性を描き出す。近年,数学モデル・数値シミュレーションなどの方法を用いて空間認識の理論化も進められている。
ちりがまし
ちりがま・し 【塵がまし】 (形シク)
ほこりっぽい。「夜も―・しき御帳の中もかたはら淋しく/源氏(蓬生)」
ちりがみ
ちりがみ【塵紙】
toilet paper.
ちりがみ
ちりがみ [0] 【塵紙】
鼻紙・落とし紙に使う粗末な紙。楮(コウゾ)の皮のくずや,故紙を再生してつくる。また,鼻紙・落とし紙自体をもいう。ちりし。
ちりがみこうかん
ちりがみこうかん [5] 【塵紙交換】
住宅地などあちこちを巡回して,古新聞・古雑誌などを塵紙と交換して商う故紙回収業者。
ちりぎわ
ちりぎわ [0] 【散り際】
花が散る時。今にも散ろうとする時。また,人の死に際についてもいう。「―が潔い」
ちりけ
ちりけ [0] 【身柱・天柱】
〔「ちりげ」とも〕
灸穴(キユウケツ)の一。項(ウナジ)の下,第三椎(ツイ)の下。小児の驚風・疳(カン)などを治す灸をすえた。「―・筋違(スジカイ)に灸をしたれば/仮名草子・浮世物語」
ちりけもと
ちりけもと [0] 【身柱元】
ちりけのあたり。えりくび。くびすじ。
ちりこぼし
ちりこぼし 【ちりこ星・張宿】
二十八宿の張(チヨウ)宿の和名。海蛇座の一部に相当。
ちりこ星
ちりこぼし 【ちりこ星・張宿】
二十八宿の張(チヨウ)宿の和名。海蛇座の一部に相当。
ちりし
ちりし [2] 【塵紙】
「ちりがみ(塵紙)」に同じ。
ちりしく
ちりし・く [0] 【散(り)敷く】 (動カ五[四])
散ってあたり一面,敷きつめたようになる。「落ち葉が庭に―・く」
ちりじ
ちりじ [0] 【塵地】
蒔絵(マキエ)の手法の一。漆面に金銀のやすり粉を散らしたもの。
ちりせん
ちりせん [0] 【散(り)銭】
少しずつあれこれと入用な雑費。散り金(キン)。
ちりそめる
ちりそ・める [4] 【散(り)初める】 (動マ下一)[文]マ下二 ちりそ・む
散りはじめる。ちりかかる。「―・めた桜」
ちりだに
ちりだに [0] 【塵蜱】
チリダニ科のダニの総称。体長0.1〜0.4ミリメートル。体は扁平な卵形。動物の体表や巣の中,人間の皮膚や頭髪,貯蔵食品・ちりなどに広く見いだされる。気管支喘息(ゼンソク)やアレルギー性鼻炎の原因となる。
ちりちょうず
ちりちょうず [3] 【塵手水】
(1)手を清める水のない時,草や空中の塵をひねって,手水を使う代わりとすること。「―を使ひ,又何かしきりに念じる/滑稽本・八笑人」
(2)相撲で,土俵上で力士が取組前に行う礼式。徳俵で蹲踞(ソンキヨ)し,拍手して後,両手を左右に開き掌を返す動作。
→塵を切る(「塵」の句項目)
ちりちり
ちりちり
■一■ [1] (副)スル
(1)縮れているさま。また,髪・毛糸などが焼けて縮れるさま。「鯉のあらいを氷水に入れると―(と)身がしまる」「―(と)ちぢれた髪」
(2)熱さ・冷たさが皮膚を刺激するさま。また,恐れなどのために身の縮む思いをするさま。「風呂が熱くて肌を―(と)刺すようだ」「叱責(シツセキ)を恐れて―している」
(3)細かな粒がたくさんあるさま。「金粟と桂を云ふは花の―と小さいを云ふぞ/四河入海 14」「思へどもかへらぬは老の波の―袖やしぼるらん/御伽草子・小町」
(4)朝日・夕日の光の散乱するさま。「日の―に野に米を刈る(正平)/冬の日」
■二■ [0] (形動)
{■一■(1)}に同じ。「葉が―になって枯れる」「髪の毛を―にする」
ちりちり
ちりちり [0]
麦こがし。ちりのこ。
ちりちり
ちりちり
〜の frizzy <hair> .→英和
ちりぢり
ちりぢり
〜に in all directions (四方に);separately (別々に).→英和
〜になる scatter;→英和
disperse;→英和
break up.
ちりぢり
ちりぢり [0] 【散り散り】 (形動)[文]ナリ
まとまっていたものがはなればなれになるさま。ばらばら。「一家離散して―になる」
ちりぢりばらばら
ちりぢりばらばら [0] 【散り散りばらばら】 (形動)[文]ナリ
はなればなれに散乱するさま。ちりぢり。ばらばら。わかれわかれ。「―に逃げる」
ちりっぱ
ちりっぱ [0] 【塵っ端】
「ちり」を強めていう語。きわめてわずかの意にもたとえる。「伯父さんや民さんの為なら―一つでも出したくない/社会百面相(魯庵)」
ちりつぼ
ちりつぼ 【塵壺】
(1)清涼殿の石灰(イシバイ)の壇の一隅に設けた,直径60センチメートル,深さ60センチメートルほどの穴。塵をはき入れる所という。古くはこの中で火をたいて料理もしたという。塵の壺。石灰炉。
(2)「じんこ(塵壺)」に同じ。
ちりつもる
ちりつも・る [4] 【散り積もる】 (動ラ五[四])
落ち葉などが散って積み重なる。「落ち葉が―・る」
ちりづか
ちりづか [0] 【塵塚】
ごみやちりを捨てておく所。はきだめ。ちりだめ。
ちりづか=に鶴(ツル)
――に鶴(ツル)
「はきだめに鶴」に同じ。
ちりてきかくり
ちりてきかくり [5] 【地理的隔離】
同一種の生物において,海峡・山脈などでその生息地が隔離され,交配できなくなる現象。種分化の一因となる。
→地理的品種
ちりてきひんしゅ
ちりてきひんしゅ [5] 【地理的品種】
生息場所が地理的に隔離されたために,同一種でありながら形態的差異を生じた生物の個体群。地方型。
→地理的隔離
ちりとり
ちりとり [3][4] 【塵取り】
(1)掃き集めた塵を受けて,捨てる所まで運ぶのに用いる道具。ごみ取り。
(2)月代(サカヤキ)などを剃(ソ)るときに落ちた髪の毛を受ける道具。毛受け。
(3)手輿(タゴシ)の一。高欄だけをめぐらした,屋形のない輿(コシ)。ちりとりごし。
(4)城の堀のごみを取るために,堀に設けた階段。
ちりとり
ちりとり【塵取り】
a dustpan.→英和
ちりとりごし
ちりとりごし [4] 【塵取輿】
⇒ちりとり(塵取)(3)
ちりなべ
ちりなべ [0] 【ちり鍋】
鱈(タラ)ちりなどの料理。また,それを作るための鍋。
→ちり
ちりのこる
ちりのこ・る [4] 【散(り)残る】 (動ラ五[四])
大部分が散ったあとに,散らないで残る。「―・った梢(コズエ)の枯れ葉」
ちりのすえ
ちりのすえ 【塵の末】
物の数でないこと。また,つまらない人間。「ふりにけむ昔を知らば桜花―をもあはれとは見よ/千載(雑中)」
ちりのほか
ちりのほか [0] 【塵の外】
〔「塵外(ジンガイ)」の訓読み〕
汚れたこの世と隔たった世界。浮世の外。「身こそあらめ心を―になして/風雅(雑下)」
ちりのみ
ちりのみ 【塵の身】
(1)ちりのようなはかない身。「風の上にありか定めぬ―はゆくゑも知らずなりぬべらなり/古今(雑下)」
(2)俗世間のちりに汚れた身。
ちりのよ
ちりのよ 【塵の世】
汚れたこの世。濁世。浮世。「神もまじはる―の,花や心にまかすらん/謡曲・小塩」
ちりはたき
ちりはたき [3] 【塵叩き】
ちりをはらいのける道具。ちり払い。はたき。
ちりはらい
ちりはらい [3] 【塵払い】
ちりを払いのけること。また,その道具。布や紙を細かくさいてたばね,竹の棒にしばりつけたもの。ちりはたき。ほこりはらい。
ちりはらい
ちりはらい【塵払い】
a duster.→英和
ちりばかり
ちりばかり 【塵許り】 (副)
少しばかり。ちりほど。「―疑ふ心なからなん/山家(雑)」
ちりばし
ちりばし [2][0] 【塵箸】
茶室で,露地の塵穴(チリアナ)の役石に立てかけておく青竹の箸。一会ごとに新しく作る。
ちりばな
ちりばな [0] 【散(り)花】
(1)散った花。落花。
(2)実を結ばない花。むだ花。あだ花。
ちりばむ
ちりば・む 【塵ばむ】 (動マ四)
ちりにまみれる。ほこりによごれる。「台盤なども,かたへは―・みて/源氏(須磨)」
ちりばめる
ちりばめる【鏤める】
set[inlay] <a thing with gold> .→英和
鏤めた set with <diamonds> .
ちりばめる
ちりば・める [4] 【鏤める】 (動マ下一)[文]マ下二 ちりば・む
(1)彫って金銀・宝石などをはめ込んで飾る。また,彫る。「ダイヤを―・めた王冠」「憎き彼の面を我が眼に―・め置かん/鉄仮面(涙香)」
(2)散らしてはめ込む。「美辞麗句を―・める」
ちりひじ
ちりひじ 【塵泥】
(1)ちりとどろ。ちりあくた。「高き山もふもとの―よりなりて/古今(仮名序)」
(2)取るに足りないつまらぬもの。「―の数にもあらぬ我故に/万葉 3727」
ちりぶくろ
ちりぶくろ 【塵袋】
鎌倉時代の辞書。著者未詳。一一巻。文永(1264-1275)・弘安(1278-1288)頃成立か。約六二〇の事項について問答体で事物の起源や語源などを説いたもの。
→塵添壒嚢鈔(ジンテンアイノウシヨウ)
ちりほこり
ちりほこり [0][3] 【塵埃】
ちりとほこり。じんあい。
ちりぼう
ちりぼ・う 【散りぼふ】 (動ハ四)
(1)散らばる。散らかる。散乱する。「かかる所には,おのづから食物―・ふものぞかし/今昔 27」
(2)離散する。散り散りになる。「思はずなる様に―・ひ侍らむがかなしさに/源氏(東屋)」
ちりまがう
ちりまが・う 【散り紛ふ】 (動ハ四)
散り乱れる。「―・ふ花のよそめはよし野山嵐にさわぐ嶺の白雲/新古今(春下)」
ちりましほ
ちりましほ 【知里真志保】
(1909-1961) 言語学者。北海道登別生まれ。東大卒。北大教授。アイヌ出身の学者としてアイヌの言語・習俗などを広く研究。著「分類アイヌ語辞典(植物篇)(人間篇)(動物篇)」「地名アイヌ語小辞典」など。
ちりみだれる
ちりみだ・れる [5] 【散(り)乱れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ちりみだ・る
秩序なく散る。乱れ散る。「風に桜の花が―・れる」
ちりむし
ちりむし [0] 【ちり蒸し】
〔ちり鍋風の意から〕
白身魚やカキ・豆腐を使った蒸し物。
ちりめん
ちりめん【縮緬】
crepe.→英和
〜じわ fine wrinkles.
ちりめん
ちりめん [0] 【縮緬】
(1)一面に細かなしぼを出した絹織物。たて・よこともに生糸を用い,よこに右撚(ヨ)りと左撚りの強撚糸(キヨウネンシ)を交互に織り込んで平織にした後,ソーダをまぜた石鹸(セツケン)液で煮沸して縮ませたもの。
(2)「ちりめんじわ」の略。
ちりめんえ
ちりめんえ [3] 【縮緬絵】
錦絵の一種。刷り上がった浮世絵の紙を押し縮めて縮緬のように小じわをよせたもの。
ちりめんかえで
ちりめんかえで [5] 【縮緬楓】
カエデ科の落葉小高木。ヤマモミジの園芸品。枝は垂れる。葉は緑色で全裂し,裂片の縁はさらに細かく裂ける。
ちりめんがみ
ちりめんがみ [0][3] 【縮緬紙】
縮緬のようにしわをよせた紙。クレープ-ペーパー。
ちりめんざこ
ちりめんざこ [5] 【縮緬雑魚】
カタクチイワシ・マイワシ・シロウオ・イカナゴなどの稚魚を煮て干した食品。ちりめんじゃこ。
ちりめんじゃこ
ちりめんじゃこ [5] 【縮緬雑魚】
⇒ちりめんざこ(縮緬雑魚)
ちりめんじわ
ちりめんじわ [0] 【縮緬皺】
縮緬のような細かなしわ。
ちりめんな
ちりめんな [3] 【縮緬菜】
タカナの栽培品種。葉は大形で羽状によく切れこみ,多少辛味がある。
ちりめんゴロ
ちりめんゴロ [5] 【縮緬―】
〔ゴロはゴロフクレンの略〕
縮緬を模した毛織物。
ちりも
ちりも [0] 【塵藻】
緑藻類ホシミドロ目の淡水藻で,単細胞または長く連結して糸状をなすものの総称。ツヅミモ・ミカヅキモは単細胞,デスミディウム(チリモ属)などは多数の細胞が一列に連なる。山間の貧栄養の湖沼などによく分布する。
ちりゃく
ちりゃく [1][0] 【治略】
〔「じりゃく」とも〕
世を治める方法。政治の方略。治世の方法。「―をめぐらす」
ちりゃく
ちりゃく【知略】
⇒知謀.
ちりゃく
ちりゃく 【治暦】
⇒じりゃく(治暦)
ちりゃく
ちりゃく [1] 【知略・智略】
知恵をはたらかせた,はかりごと。「武勇・―にすぐれた名将」
ちりゅう
ちりゅう チリフ 【知立】
愛知県中部,岡崎平野にある市。旧東海道の池鯉鮒(チリフ)の宿として発展。近年,住宅地化・工業化が進む。東部の八橋(ヤツハシ)は歌枕として知られる。
ちりゆきえ
ちりゆきえ 【知里幸恵】
(1903-1922) アイヌ文化伝承者。北海道幌別生まれ。真志保の実姉。著「アイヌ神謡集」
ちりょ
ちりょ [1] 【知慮・智慮】
先々のことや細かなことまでよく考える知恵。「―が深い」「―にたける」
ちりょう
ちりょう [0] 【知了】 (名)スル
知り尽くすこと。「日本国の日本海岸と太平洋岸との百般上に太差ある事を―せざるべからず/日本風景論(重昂)」
ちりょう
ちりょう [0] 【治療】 (名)スル
〔「じりょう」とも〕
病気をなおすこと。療治。「歯を―する」「―費」「―室」「―法」
ちりょう
ちりょう【治療】
(a) medical treatment.〜する treat <a person for rheumatism> ;→英和
cure <a person of a disease> .→英和
〜を受ける undergo[receive](medical) treatment;have <one's eyes> treated.〜中 be under[receiving]medical treatment.‖治療代 a doctor's fee.治療法 a treatment;a cure;a remedy.
ちりょうしょぶん
ちりょうしょぶん [4] 【治療処分】
重い罪を犯した精神障害者を裁判所の決定により治療施設に収容しようとする刑法上の考え方。
→措置(ソチ)入院
ちりょうち
ちりょうち [2] 【致良知】
陽明学の主要命題。人間の先天的道徳的知覚力・判断力を発揮せよという説。良知を致す。
→良知
ちりょうていこう
ちりょうていこう [4] 【治療抵抗】
精神分析で,患者が無意識を意識化することを妨げようとして生じる言動。
ちりょく
ちりょく [1] 【知力・智力】
知恵のはたらき。知的な能力。「―・体力ともにすぐれる」
ちりょく
ちりょく [1] 【地力】
その土地の農作物を育てる力。土地の生産力。「―を保つ」「―増進」「―逓減(テイゲン)」
ちりょく
ちりょく【知力】
intellect;→英和
intelligence.→英和
〜の発達した(していない)子供 a mentally (un)developed child.
ちりよけ
ちりよけ [0][4] 【塵除け】
(1)ちりやほこりが内部に入るのを防ぐための装置。
(2)インバネスの別名。
ちりよけめがね
ちりよけめがね [5] 【塵除け眼鏡】
ちりをさけるために用いる,度のはいっていない眼鏡。
ちりりん
ちりりん [3] (副)
鈴・風鈴などの鳴る音を表す語。
ちりれんげ
ちりれんげ [3] 【散り蓮華】
(1)陶磁器製のさじ。
〔形が(2) に似るからという〕
(2)散ったハスの花。
ちりんちりん
ちりんちりん [2] (副)
鈴や小さい鐘などが鳴る音を表す語。
ちりんちりん
ちりんちりん
ting-a-ling.→英和
〜と鳴る ring;→英和
jingle;→英和
tinkle.→英和
ちり蒸し
ちりむし [0] 【ちり蒸し】
〔ちり鍋風の意から〕
白身魚やカキ・豆腐を使った蒸し物。
ちり鍋
ちりなべ [0] 【ちり鍋】
鱈(タラ)ちりなどの料理。また,それを作るための鍋。
→ちり
ちる
ち・る [0] 【散る】 (動ラ五[四])
(1)花や葉が茎や枝から離れて落ちる。「花が―・る」「木の葉が―・る」
(2)一か所にまとまっていた人や物が分かれて広がる。「卒業生が各地に―・っていく」「集めた美術品も今ではあちこちに―・ってしまった」
(3)断片が四方に飛ぶ。「ガラスの破片が―・る」「水しぶきが―・る」
(4)ちらかる。ちらばる。「廊下に紙くずが―・っている」
(5)腫(ハ)れ・痛みが薄らぐ。「できものが―・る」
(6)墨・インクなどが紙ににじんだり,はじけたりする。「この紙はインクが―・ってうまく書けない」
(7)(「気がちる」の形で)精神が集中できない。「話し声に気が―・って仕事がはかどらない」
(8)雲や霧が吹き払われる。「霧が―・って山頂が見えてくる」
(9)({(1)}から)戦いなどで人が死ぬことを美化していう。「戦いで―・った若者たち」
(10)うわさが世間に広まる。「さる珍しきことは自づから―・り侍りけるにこそは/大鏡(師輔)」
[慣用] 花と―
ちる
ちる【散る】
[散乱する]scatter;→英和
disperse;→英和
be scattered[dispersed];break up (離散する);[花が]fall;→英和
be gone;distract <one's attention> (気が);→英和
[インキが]run;→英和
spread;→英和
be resolved (腫(はれ)物が).
ちるい
ちるい [1] 【地類】
(1)旧制で,地租徴収の方面から区別した土地の種類。第一類・第二類がある。
(2)土地の種類。地目。
(3)地上の万物。地上の諸神。「天衆(テンジユ)―も影向(ヨウゴウ)をたれ/平家 4」
ちるい
ちるい [0][1] 【地塁】
両側を平行する断層群で切られ,周囲よりも相対的に高い位置にある地塊。ホルスト。
ちれい
ちれい [0] 【地霊】
大地に宿るとされる霊的な存在。万物をはぐくみ恵みを与える一方で,地震などの災厄をもたらすという。
ちれき
ちれき [0] 【地歴】
「地理・歴史」の略。教科名などでいう。
ちれきか
ちれきか [0] 【地歴科】
1989年(平成1)に制度化された高等学校の一教科。世界史・日本史・地理の三科目で構成。地理歴史科。
ちれきせい
ちれきせい [2] 【地瀝青】
アスファルト。
ちろ
ちろ [1] 【地炉】
〔「じろ」とも〕
地上または床に切った炉。地火炉。いろり。
ちろう
ちろう [0] 【遅漏】
性交時,射精に至るまでの時間が異常に長いこと。
⇔早漏
ちろう
ちろう [0] 【地蝋】
天然に産する蝋状の炭化水素 C�H�� とその変化物の混合物。石油鉱床に産し,純粋なものは無色ないし白色の半固体。パラフィンの製造用。じろう。
ちろうい
ちろうい [2] 【地労委】
「地方労働委員会」の略。
ちろく
ちろく [0] 【致禄】
官職をやめること。辞職。致仕。
ちろちろ
ちろちろ [1] (副)
(1)小さな炎がゆらめくさま。「たき火が―(と)燃える」
(2)わずかな量の水が流れるさま。ちょろちょろ。「水を―と注ぐ」
ちろちろめ
ちろちろめ [4] 【ちろちろ目】
(1)視点が定まらずきょろきょろ動く目。「御免��の―,あたりを見まわし/浄瑠璃・生玉心中(上)」
(2)酒に酔ったりしてはっきりしない目。「―を無理に薄目に睜(ミヒラ)いて/其面影(四迷)」
ちろちろ目
ちろちろめ [4] 【ちろちろ目】
(1)視点が定まらずきょろきょろ動く目。「御免��の―,あたりを見まわし/浄瑠璃・生玉心中(上)」
(2)酒に酔ったりしてはっきりしない目。「―を無理に薄目に睜(ミヒラ)いて/其面影(四迷)」
ちろり
ちろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)一瞬見るさま。ちらり。「―と見る」
(2)動きがごくわずかなさま。ちらと。「暁の明星が西へ―東へ―,―,―とする時は/松の葉」
ちろり
ちろり [1] 【銚釐】
〔「ちろり」と短時間に暖まるところからという〕
酒の燗(カン)をする道具。銅・スズまたは真鍮(シンチユウ)製で下の方がややすぼんだ筒形をしており,取っ手と注ぎ口がついている。湯婆(タンポ)。
銚釐[図]
ちわ
ちわ【痴話喧嘩】
a lovers' quarrel.
ちわ
ちわ [1][0] 【痴話】
愛しあう男女がたわむれてする話。情話。また,いろごと。情事。「―げんか」
ちわう
ちわ・う 【幸ふ・護ふ】 (動ハ四)
〔「ち」は霊力の意〕
神が威力によって助ける。守る。「男神(ヒコガミ)も許したまひ女神(ヒメガミ)も―・ひたまひて/万葉 1753」
ちわく
ちわ・く 【道別く】 (動カ四)
進路を開く。「天の八重雲をいつの千別(チワ)きに―・きて/祝詞(六月晦大祓)」
ちわぐるい
ちわぐるい [3] 【痴話狂い】
いろごとに夢中になること。
ちわげんか
ちわげんか [3] 【痴話喧嘩】
男女間の愛情のもつれがもとでおこるたわいもないけんか。
ちわた
ちわた [0] 【血綿】
歌舞伎で,傷口より出る血のように見せるために用いる赤く染めた綿。
ちわぶみ
ちわぶみ 【痴話文】
恋文。艶書。「りんが―書てとらせんとざら��と筆をあゆませ/浮世草子・五人女 3」
ちわり
ちわり [0] 【地割(り)】
⇒じわり(地割)
ちわる
ちわ・る 【痴話る】 (動ラ四)
〔「痴話」の動詞化〕
むつごとを交わす。いちゃつく。「紅閨の枕をかはす気取りで―・つてるよ/洒落本・阿蘭陀鏡」
ちん
ちん [1] 【狆】
イヌの一品種。日本原産。奈良時代に中国から輸入された犬種を改良したもの。体高25センチメートル程度。顔が平たく体毛は長い。白色の地に茶あるいは黒のぶちがある。愛玩犬。
ちん
ちん [1] (副)
(1)鉦(カネ)の音や,金属製の物が軽く触れ合って出す音を表す語。「仏壇の鉦を―と鳴らす」
(2)鼻をかむ音を表す語。「鼻を―とかむ」
(3)(器具の音から。多く「チンする」の形で)俗に,電子レンジで調理すること。
→ちんと
ちん
ちん 【陳】
(1)中国,西周・春秋時代の諸侯国の一((前1027?-前478))。今の河南省辺の一部を支配した小国で,楚に滅ぼされた。
(2)中国,南北朝時代の南朝最後の王朝(557-589)。梁の武将であった陳覇先(武帝)が建国。都は建康。隋の文帝に滅ぼされた。
ちん
ちん [1] 【鴆・酖】
(1)中国に住むという鳥の名。羽には毒があり,それを浸した酒は人を殺すといわれる。
(2)「鴆酒(チンシユ)」の略。
(3)「鴆毒(チンドク)」の略。
ちん
ちん [1] 【珍】 (名・形動)[文]ナリ
(1)めずらしい・こと(さま)。めずらしいもの。「―とするに足る」「山海の―」
(2)他と変わっていること。奇妙なこと。また,そのさま。「成る程,これは―な獣ですな/象(潤一郎)」「一寸―だね/平凡(四迷)」
ちん
ちん【賃】
(the charge for) hire (借り賃・雇い賃);→英和
(a) rent (家賃・地代);→英和
wages (労賃);a fare (乗車賃);→英和
freight (運賃);→英和
a charge (使用・手数料);→英和
a fee (料金・謝礼・会費).→英和
ちん
ちん [1] 【朕】 (代)
一人称。天子が自称として用いる。われ。
〔中国古代では普通の人も使ったが,秦の始皇帝のとき,天子だけの自称となったという〕
ちん
ちん [1] 【鎮】
(1)上に置いて押さえる物。重し。
(2)〔仏〕 古代に法華寺などのいくつかの寺において,三綱の上にあって一寺を統轄する僧職の名称。寺鎮。
(3)中国で,都市の意。「武漢三―」
ちん
ちん [1] 【賃】
(1)人や物を使用した代償として支払う金銭。使用料。代金。「借り―」
(2)働いて得る報酬。賃金。「運び―」「―仕事」
ちん
ちん [1] 【亭】
〔唐音〕
庭に設けた,眺望や休息のための小形の建物。あずまや。
ちん
ちん【狆】
《動》a Japanese spaniel;a Pekinese (中国種の).→英和
ちん
ちん (接尾)
形容詞・形容動詞の語幹に付いて,そういう人の意を表す。「しぶ―」「でぶ―」
ちん=が嚔(クシヤミ)をしたよう
――が嚔(クシヤミ)をしたよう
狆のように鼻が低く,くしゃくしゃとしたさま。滑稽な顔を形容する語。ちんくしゃ。
ちん=ともかんとも
――ともかんとも
何の反応もないさま。うんともすんとも。「愚かなる田舎人をおどし,―言はせず/浮世草子・一代女 5」
ちんあ
ちんあ [1] 【沈痾】
なかなか治らない病気。長患い。宿痾。
ちんあげ
ちんあげ [0] 【賃上げ】 (名)スル
賃金をあげること。
⇔賃下げ
「―要求」
ちんあげ
ちんあげ【賃上げ】
a wage increase; <米> a (pay) raise[ <英> rise].賃上げ闘争(をする) (make) a demand for higher wages.
ちんあつ
ちんあつ【鎮圧する】
suppress;→英和
repress;→英和
subdue;→英和
put down.
ちんあつ
ちんあつ [0] 【鎮圧】 (名)スル
(1)力をもっておさえつけしずめること。「反乱を―する」「―軍」
(2)耕地を鋤(ス)きおこし,土地をならし,おさえつけ平らにすること。
ちんあつき
ちんあつき [4][3] 【鎮圧器】
田畑を耕したあと,または種を播(マ)いたあと,土を平らにするための農機具。
ちんあん
ちんあん [0] 【珍案】
珍しい案。変わった思いつき。
ちんい
ちんい [1] 【珍異】 (名・形動)[文]ナリ
珍しくかわっている・こと(さま)。「―の徴候現れければ/西国立志編(正直)」
ちんいけい
ちんいけい 【沈惟敬】
⇒しんいけい(沈惟敬)
ちんうつ
ちんうつ [0] 【沈鬱】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
気分が沈んで,ふさぎこんでいる・こと(さま)。「―な表情」
■二■ (名)スル
気分が沈みふさぎこむこと。「堅忍の気は,―せる顔色の表に動けども/金色夜叉(紅葉)」
[派生] ――さ(名)
ちんか
ちんか [1] 【珍果】
珍しいくだもの。
ちんか
ちんか [1] 【珍菓】
珍しい菓子。
ちんか
ちんか [1] 【珍貨】
珍しい財宝。
ちんか
ちんか [0][1] 【沈下】 (名)スル
しずみさがること。「地盤―」
ちんか
ちんか【沈下する】
sink;→英和
subside.→英和
地盤沈下 ground subsidence.
ちんか
ちんか [1] 【珍花】
珍しい花。形や色が珍しい花。
ちんか
ちんか [0][1] 【鎮火】 (名)スル
火が消えること。火事を消しとめること。「無事―する」
ちんか
ちんか【鎮火する】
be put out;be brought under control (比喩的).
ちんか
ちんか [1] 【沈荷】
海上保険で,船が航海中遭難した際,その危険を免れるため海中に投棄した貨物のうち浮かび出ないもの。
ちんかく
ちんかく [0] 【珍客】
⇒ちんきゃく(珍客)
ちんかさい
ちんかさい [3] 【鎮火祭】
火事が起こらないように祈る神事。火しずめの祭。古くは神祇官(ジンギカン)の祭祀(サイシ)の一つとして,六月・一二月の晦日(ミソカ)の晩,宮城の四方の外角で行われた。ひしずめのまつり。
ちんかさい
ちんかさい チンクワ― [3] 【鎮花祭】
昔,宮中などで行われた行事の一。陰暦三月の花の散る頃,疫病の流行をしずめるため,行疫神(ギヨウヤクジン)の大神(オオミワ)・狭井(サイ)の二柱の神をまつった神事。平安時代には,宮中や各地の神社で盛んに行われた。現在,京都今宮神社で四月に行われる安楽(ヤスライ)祭はその遺風。はなしずめのまつり。
ちんからり
ちんからり (副)
(1)金属・石などのぶつかる澄んだ音を表す語。「けたたましい挑灯(チヨウチン)金棒―が面白いか/浄瑠璃・関八州繋馬」
(2)中が空っぽのさま。からりちん。「化物屋敷―傾城買ひのなりの果て/浮世草子・椀久一世(下)」
ちんからり
ちんからり
近世の焜炉(コンロ)の一。琉球渡来というが不詳。ちんから。「内をのぞけば賤(シズ)の屋にありし―とやいへる物一つに/浮世草子・五人女 5」
ちんかん
ちんかん [0] 【沈酣】
(1)深く酒に酔うこと。また,物事に心酔すること。耽溺(タンデキ)。
(2)じっくりとなじんでいること。
ちんがいざい
ちんがいざい [3] 【鎮咳剤】
咳(セキ)の発作を抑える薬。リン酸コデイン・ノスカピン・チペピジンなど。咳止め。鎮咳薬。
ちんがし
ちんがし [0] 【賃貸し】 (名)スル
料金をとって物を貸すこと。ちんたい。
⇔賃借り
「ビデオ-カメラを―する」
ちんがし
ちんがし【賃貸し】
⇒賃貸(ちんたい).
ちんがり
ちんがり [0] 【賃借り】 (名)スル
料金を払って物を借りること。ちんしゃく。
⇔賃貸し
「機械の―」「着物を―する」
ちんがり
ちんがり【賃借り】
⇒賃借(ちんしやく).
ちんがん
ちんがん 【珍玩】
珍重して楽しむこと。また,珍重している愛玩物。「金銀―の蒙恵なほ報謝す/正法眼蔵」
ちんき
ちんき [1] 【珍器】
珍しい器物・器具。
ちんき
ちんき 【陳毅】
(1901-1972) 中国の軍人・政治家。1923年中国共産党に入党。抗日戦争では新四軍を率いて活躍。解放後,上海市長・国務院副総理を歴任,58年から外交部長を兼任。
ちんき
ちんき [1] 【珍貴】 (名・形動)[文]ナリ
珍しく貴重である・こと(さま)。「―な品々」
ちんき
ちんき [1] 【沈毅】 (名・形動)[文]ナリ
落ち着いていて物事に動じない・こと(さま)。沈着剛毅。「―な気性」
ちんき
ちんき [1] 【珍稀】 (名・形動)[文]ナリ
珍しくまれである・こと(さま)。「―な出来事」
ちんき
ちんき [1] 【珍奇】 (名・形動)[文]ナリ
非常に珍しく変わっている・こと(さま)。そういうもの。「なんとも―な出来事」「人の性質たる―を好むに切なるから/小説神髄(逍遥)」
ちんき
ちんき【珍奇な】
strange;→英和
curious;→英和
queer;→英和
odd.→英和
ちんきい
ちんきい 【陳希夷】
〔宋の陳摶(チンタン)の賜号を希夷先生というところからの名〕
⇒陳摶(チンタン)
ちんきゃく
ちんきゃく【珍客】
a welcome visitor.
ちんきゃく
ちんきゃく [0] 【珍客】
珍しい客。ちんかく。
ちんきょう
ちんきょう [0] 【聴叫】
〔「ちん」は唐音〕
禅寺で,住持のそばに仕え,命令を諸寮に伝える童子。聴呼(チンコ)。
ちんきん
ちんきん [0] 【沈金】
蒔絵(マキエ)の技法の一。中国で鎗金(ソウキン)という。室町時代に伝来。漆面に毛彫りで文様を彫り付け,そこに金箔・金粉を埋め込む技法,また,そのように作られたもの。現在,輪島や川連(カワツラ)などで行われている。金箔の代わりに銀を用いたものを沈銀(チンギン),黒漆を用いたものを沈黒(チンコク)という。沈金彫り。沈金塗り。
→鎗金(ソウキン)
ちんきん
ちんきん [1] 【賃金】
(1)賃貸借の場合に,借り手が払う金銭。
(2)「ちんぎん(賃金・賃銀)」に同じ。
ちんぎょ
ちんぎょ [1] 【珍魚】
珍しい魚。
ちんぎょらくがん
ちんぎょらくがん [1][0] 【沈魚落雁】
〔「荘子(斉物論)」に基づく語。あまりの美しさに,魚は沈み隠れ雁は列を乱して落ちるの意〕
美人を形容する語。閉月羞花(ヘイゲツシユウカ)。
〔本来は,美人の美しさも魚鳥にはわからずかえって驚いて逃げてしまうことから,美の基準の定めがたいことを述べた〕
ちんぎん
ちんぎん【賃金】
wages;pay.→英和
〜を得る(上げる,下げる) get[earn](raise,cut) wages.安い(高い)〜で働く work at low (high) wages.出来高払い(時間ぎめ)の〜 piece (time) wages.‖賃金格差 wage differentials.賃金水準(を上げる) (raise) the wage standard.賃金凍結 a wage freeze.賃金引上げ(下げ) a wage increase (cut).
ちんぎん
ちんぎん [1] 【賃金・賃銀】
労働者が労働力の対価として受け取る報酬。貨幣で表示された労働力の価値。労賃。給料。
ちんぎん
ちんぎん [0] 【沈銀】
銀を用いた沈金(チンキン)。
→沈金
ちんぎん
ちんぎん [0] 【沈吟】 (名)スル
(1)考えこむこと。「―して嘆息して,千思万考/浮雲(四迷)」
(2)静かに低く吟ずること。「和歌を―する」
ちんぎんかくさ
ちんぎんかくさ [5] 【賃金格差】
産業・企業規模・職業・勤続年数・年齢・性別などの違いによる賃金の差異。
ちんぎんききんせつ
ちんぎんききんせつ [6] 【賃金基金説】
J = S =ミルなどのイギリスの古典学派によって完成された賃金理論。ある社会で賃金として支払い可能な基金は一定であり,労働者全体の受け取る賃金総額はその枠内で固定されているとする説。
ちんぎんけいたい
ちんぎんけいたい [5] 【賃金形態】
賃金の支払い形態。一般的には,時給・週給・月給等の時間賃金(時間給)と,作業能率により決められる出来高賃金(能率給)に大別される。
ちんぎんしすう
ちんぎんしすう [6][5] 【賃金指数】
賃金水準の時間的変動を表すために用いられる指標。日本では基準時の平均賃金を一〇〇とし,その後の賃金額を指数化したものが一般的。
ちんぎんすいじゅん
ちんぎんすいじゅん [5] 【賃金水準】
特定の産業・職業・地域などの労働者が受け取る平均的賃金。
ちんぎんせいりょくせつ
ちんぎんせいりょくせつ [8] 【賃金勢力説】
賃金学説の一。労使の力関係によって,賃金の決定を説明しようというもの。
ちんぎんたいけい
ちんぎんたいけい [5] 【賃金体系】
個々の労働者の賃金を決定する基準となる,種々の賃金項目の組み合わせ方の総称。賃金決定ルールの複雑なわが国特有の用語。学歴・勤続年数・年齢などによって決定される基本給,およびさまざまな名目による諸手当などよりなる。賃金構成。
ちんぎんとうそう
ちんぎんとうそう [5] 【賃金闘争】
賃金を引き上げるために行う労働者の闘い。賃上げ闘争。
ちんぎんぶっかスパイラル
ちんぎんぶっかスパイラル [9][1][2] 【賃金物価―】
賃金の上昇分を企業が製品価格に転嫁し,そのために生じた実質賃金の下落に対して労働組合が再び賃上げを求めるという悪循環が続き,賃金と物価が累積的に上昇すること。
ちんぎんりつ
ちんぎんりつ [3] 【賃金率】
一定時間または一定量の労働に対して支払われる賃金。
ちんぎんろうどうしゃ
ちんぎんろうどうしゃ [7] 【賃金労働者】
賃金をもらって労働力を提供する者。賃労働者。プロレタリア。
ちんぎんカット
ちんぎんカット [5] 【賃金―】
労働者が労働契約に基づく労務提供を果たさなかった場合,使用者が労働者の賃金から労務不提供の度合に応じ一定額を差し引くこと。特に,ストライキなどの争議行為が行われている間の賃金を支払わないこと。賃カツ。
ちんぎんコスト
ちんぎんコスト [5] 【賃金―】
生産物の単位当たりの生産に要する賃金。福利厚生費なども含まれる。
ちんぎんセンサス
ちんぎんセンサス [5] 【賃金―】
賃金の態様を包括的に捉える統計調査の総称。日本では,職種別・年齢別の賃金に関する統計である賃金構造基本統計調査をさす。
ちんぎんドリフト
ちんぎんドリフト [6] 【賃金―】
労使の中央団体交渉で妥結した賃金率より高い賃金を企業段階で支払うこと。日本では,公表されない賃上げ分を指す場合が多い。ウェイジ-ドリフト。
ちんぎんベース
ちんぎんベース [5] 【賃金―】
各企業の賃金水準を表す語。もとは,企業別・産業別・地域別などに,賃金の支給総額を労働者の総数で除した平均賃金をいい,賃上げ闘争に使われた。
→ベース-アップ
ちんくぐり
ちんくぐり [3] 【狆潜り】
床の間の脇を仕切る壁の下の方にある吹き抜け。犬潜り。
ちんくしゃ
ちんくしゃ [0] 【狆くしゃ】
〔狆がくしゃみをしたような顔の意〕
鼻が低く,くしゃくしゃとした感じの顔。また,そのような顔の人。
ちんぐるま
ちんぐるま [3] 【稚児車】
〔「ちごぐるま」の転〕
バラ科の常緑小低木。高山の日当たりのよい草地や湿地に群生。茎は地をはい,分枝して直立し,頂に羽状複葉を束生。夏,高さ約10センチメートルの花茎の先に白色の五弁花を開く。痩果(ソウカ)には花柱がのびた尾状の毛がつき,これが集まって毛髪状をなす。イワグルマ。
稚児車[図]
ちんけ
ちんけ [1] (形動)
〔さいころばくちで一の目を「ち」というところから〕
最低であるさま。劣っていてつまらないさま。「―な奴(ヤツ)だ」「―な商売」「―な服装」
ちんけいやく
ちんけいやく [3] 【鎮痙薬】
内臓平滑筋の収縮・緊張を緩解し,それによる痙攣(ケイレン)性疼痛を除く薬。アトロピン・パパベリンなど。
ちんげい
ちんげい [0] 【珍芸】
変わっていておもしろい芸。
ちんげん
ちんげん [0] 【陳言】 (名)スル
(1)陳腐な言葉。ありきたりの文句。「因循姑息の―と為し/雪中梅(鉄腸)」
(2)言葉を述べること。「―構るに由なく/新聞雑誌 18」
ちんげんぴん
ちんげんぴん 【陳元贇】
(1587-1671) 中国,明からの渡来人。号は既白(キハク)山人。1621年来日。江戸で中国拳法(ケンポウ)を教えたという。また,元贇焼きといわれる陶器も製した。
ちんこ
ちんこ [1]
〔「ちっこ」の転か〕
(1)陰茎をいう幼児語。
(2)背の低い者。ちび。また,子供。「熊婦(クマオンナ)鬼嬢(オニムスメ)牛女房―のお亀/洒落本・養漢裸百貫」
(3)「ちんこ芝居」の略。「―から出ても大きな京桝屋/柳多留 111」
ちんこう
ちんこう [0] 【沈降】 (名)スル
(1)しずみさがっていくこと。沈下。「赤血球―速度」
(2)地殻の一部が相対的に下方へ動くこと。また,へこむこと。
⇔隆起
ちんこう
ちんこう [0] 【珍肴】
珍しい酒のさかな。「美酒―」
ちんこうかいがん
ちんこうかいがん [5] 【沈降海岸】
地殻変動によって土地が沈降した結果できた海岸。
→沈水海岸(チンスイカイガン)
ちんこうそくど
ちんこうそくど【沈降速度】
(blood) sedimentation rate (血液の).
ちんこうはんのう
ちんこうはんのう [5] 【沈降反応】
抗原抗体反応の一。可溶性の抗原と抗体とを反応させると,肉眼で見えるような沈殿物を生じる反応。抗原や抗体の定量に利用。
ちんこきり
ちんこきり [3] 【賃粉切り】
賃金を取って葉タバコを刻むこと。また,その職人。「よき所に鬼門喜兵衛―の拵へ煙草を切り居る/歌舞伎・お染久松色読販」
ちんこく
ちんこく [0] 【沈黒】
金箔(キンパク)の代わりに黒漆を用いた沈金(チンキン)。
→沈金
ちんこしばい
ちんこしばい [4] 【ちんこ芝居】
主に江戸時代に興行された子供芝居。首振り芝居。
ちんこつ
ちんこつ [0] 【砧骨】
⇒砧骨(キヌタコツ)
ちんころ
ちんころ [3][4]
(1)犬の一種。狆(チン)。
(2)小さな犬。また,子犬。
ちんこん
ちんこん【鎮魂曲[歌]】
a requiem.→英和
ちんこん
ちんこん [0] 【鎮魂】 (名)スル
(1)死者の魂をなぐさめ,しずめること。
(2)「たましずめ(鎮魂){(1)}」に同じ。
ちんこんか
ちんこんか [3] 【鎮魂歌】
(1)死者の魂をしずめるための歌。
(2)鎮魂祭に歌われた歌。
ちんこんきょく
ちんこんきょく [3] 【鎮魂曲】
⇒レクイエム
ちんこんさい
ちんこんさい [3] 【鎮魂祭】
⇒たましずめのまつり(鎮魂祭)
ちんこ芝居
ちんこしばい [4] 【ちんこ芝居】
主に江戸時代に興行された子供芝居。首振り芝居。
ちんご
ちんご 【陳呉】
「陳勝呉広(チンシヨウゴコウ)」の略。
ちんご
ちんご [1] 【鎮護】 (名)スル
乱をしずめ国をまもること。「国家を―する」
ちんご
ちんご [0] 【珍語】
珍しい言葉。奇妙な言葉。
ちんごこっか
ちんごこっか [4] 【鎮護国家】
仏教により国を守り安泰にすること。法華経・仁王般若経・金光明最勝王経などの護国経典を読誦(ドクジユ)し,種々の修法を行うことで国家の災いを鎮め安全を守ろうとすること。
ちんさげ
ちんさげ [0] 【賃下げ】 (名)スル
賃金を下げること。
⇔賃上げ
ちんさつ
ちんさつ [0] 【鴆殺・酖殺】 (名)スル
鴆毒を飲ませて殺すこと。毒殺。
ちんざ
ちんざ [1] 【鎮座】 (名)スル
(1)神霊がある場所にしずまりとどまっていること。「二柱の神が―する」
(2)どっかりと場所を占めていること。からかっていう場合に用いる。「顔の真ん中に―する大きな鼻」
ちんざ
ちんざ【鎮座する】
be enshrined.
ちんざしき
ちんざしき [3] 【亭座敷】
あずまや風にしゃれて造った座敷。庭園のあずまやを座敷にしつらえたもの。
→亭(チン)
ちんざん
ちんざん 【枕山】
⇒大沼(オオヌマ)枕山
ちんし
ちんし [1] 【沈思】 (名)スル
深く考えこむこと。深く思いに沈むこと。「悪(アア)卿何をかまた―する所ある/世路日記(香水)」
ちんし
ちんし [1] 【鎮子】
調度品の一。軸物の風鎮のように,敷物・帷帳(イチヨウ)などが風にあおられるのを防ぐために使うおもし。ちんす。
ちんし
ちんし [1] 【鎮市】
中国宋代に商工業の発展により起こった地方の小都市に与えた行政上の名。草市から発展したものが多い。
ちんし
ちんし【沈思(黙考)する】
meditate <on> ;→英和
be (lost) in deep thought.
ちんし
ちんし [1] 【沈子】
漁具に用いるおもり。いわ。
ちんしごと
ちんしごと【賃仕事をする】
do odd jobs;do piecework (出来高払いの);do timework (時間払いの);take in <sewing> .
ちんしごと
ちんしごと [3] 【賃仕事】
一ついくらという賃金をもらってする手内職。
ちんしどう
ちんしどう 【陳師道】
(1053-1102) 中国北宋の詩人。字(アザナ)は無己(ブキ),または履常,号は後山居士。黄庭堅に詩を学び,江西詩派の三宗の一人。作,「別三子」「示三子」など。
ちんしばい
ちんしばい [3] 【珍至梅】
バラ科の落葉低木。中国原産。庭木とする。高さ3〜5メートル。羽状複葉を互生。六〜八月,枝先の大形の円錐花序に白色の小花を密生する。雄しべは多数で長く目立つ。ニワナナカマド。
ちんしもっこう
ちんしもっこう [1] 【沈思黙考】 (名)スル
沈黙して深く物事を考えること。「―することおよそ小半時(コハントキ)」
ちんしゃ
ちんしゃ 【枕藉・枕籍】
⇒ちんせき(枕藉)
ちんしゃ
ちんしゃ [1] 【陳謝】 (名)スル
わび言を述べてあやまること。「非礼を―する」
ちんしゃ
ちんしゃ【陳謝】
<make,demand> an apology.→英和
〜する apologize <to a person for a matter> ;→英和
express one's regret <for> .
ちんしゃく
ちんしゃく [0] 【賃借】 (名)スル
借り賃を払って物を借りること。ちんがり。
⇔賃貸
「―料」「―地」
ちんしゃく
ちんしゃく【賃借する】
[家屋・土地を]rent;→英和
lease;→英和
hire (車・ボートなどを).→英和
‖賃借人 a tenant;《法》a lessee;a hirer.賃借料 (a) rent;(the charge for) hire.
ちんしゃくけん
ちんしゃくけん [4][3] 【賃借権】
賃貸借契約に基づき,賃借人が目的物を使用収益し得る権利。
ちんしゃくにん
ちんしゃくにん [0] 【賃借人】
借り賃を払って借りる人。賃借りした人。
ちんしゃち
ちんしゃち [3] 【沈砂池】
〔「ちんさち」とも〕
河川から上水・発電などの用水を引き入れる場合,土砂を沈殿させるため取水口の近くに設ける人工池。
ちんしゅ
ちんしゅ [1] 【鴆酒】
鴆毒を加えた酒。鴆。
ちんしゅ
ちんしゅ [0] 【珍種】
めずらしい種類。めずらしい物。特に,動植物についていうことが多い。
ちんしゅう
ちんしゅう [0] 【珍羞】
〔「羞」は食べ物の意〕
珍しい食べ物。珍しい料理。珍肴(チンコウ)。「世の書籍を骨董視する人々の朶頤(ダイ)すべき―であらう/伊沢蘭軒(鴎外)」
ちんしゅう
ちんしゅう [0] 【珍襲】 (名)スル
めずらしいものとしてしまっておくこと。「長持の底深く―して/生(花袋)」
ちんしょ
ちんしょ【珍書】
a rare book.
ちんしょ
ちんしょ [1] 【砧杵】
きぬたと,それを打つつち。また,きぬたを打つ音。
ちんしょ
ちんしょ 【陳書】
中国二十四史の一。南朝の陳の史書。三六巻。唐の姚思廉(ヨウシレン)の撰。636年成立。本紀六巻・列伝三〇巻。
ちんしょ
ちんしょ [1] 【珍書】
珍しい本。珍本(チンポン)。
ちんしょう
ちんしょう 【陳勝】
(?-前208) 中国,秦末の農民反乱の指導者。紀元前209年,呉広とともに反乱を起こし,六か月で敗死したが,各地で反乱を呼び起こし秦滅亡のきっかけとなった。
ちんしょう
ちんしょう [0] 【鎮将】
鎮守府将軍。
ちんしょう
ちんしょう [0] 【沈鐘】
池沼・淵(フチ)などに沈んでいるといい伝えられている鐘。各地に,寺の鐘や陣鐘が沈んでいるといわれる淵があり,鐘ヶ淵などと命名される。
ちんしょう
ちんしょう [0] 【沈床】
堤防・護岸工事などで,木材・そだ,あるいは竹籠(タケカゴ)・金網などに石をつめて沈め,基礎固めとするもの。
ちんしょうう
ちんしょうう 【陳紹禹】
(1907-1974) 中国の政治家。安徽(アンキ)省出身。別名王明(オウメイ)。1925年,ソ連に留学。帰国後の31年,中国共産党総書記。チェン=シャオユイ。
ちんしょうえん
ちんしょうえん チンシヤウヱン [3] 【沈床園】
⇒サンク-ガーデン
ちんしょうごこう
ちんしょうごこう 【陳勝呉広】
〔ともに最初に秦に背いて挙兵し,秦を滅ぼすきっかけをつくったことから〕
物事のさきがけをすること。まっさきに行動を起こすこと。また,その人。陳呉。
ちんしょく
ちんしょく 【陳寔】
(104-187) 中国,後漢の地方官。徳治をもって政を行い,士大夫の手本とされる。子弟に「梁上(リヨウジヨウ)の君子を見よ」と訓戒して梁(ハリ)の上に潜んでいた泥棒を悔悟させた逸話で知られる。
ちんしん
ちんしん [0] 【沈深】 (名・形動)[文]ナリ
落ち着いていて思慮深い・こと(さま)。「―にして喜怒色に見(アラ)はれず/花柳春話(純一郎)」
ちんじ
ちんじ [1] 【椿事】
思いがけない大変な出来事。珍事。
ちんじ
ちんじ [1] 【珍事】
(1)珍しく変わった出来事。「前代未聞の―」
(2)「椿事(チンジ)」に同じ。
ちんじ
ちんじ【椿事】
an accident;→英和
a disaster;→英和
a tragedy.→英和
ちんじさい
ちんじさい チンヂ― [3] 【鎮地祭】
伊勢神宮で,神宮の造営の際に,大宮地の神に工事の安寧を祈願する儀式。
ちんじちゅうよう
ちんじちゅうよう 【珍事中夭】
思いがけない災難。「―に逢ふ事常の事なり/義経記 2」
ちんじゅ
ちんじゅ [0] 【鎮守】
(1)軍隊を駐在させ,その土地を守ること。
(2)「鎮守府」の略。
(3)土着の神をしずめて,国・城・寺院・村落などを守護する神。近世以降,氏神・産土神・地主神などと同一視し,各村落の神社をさすようになった。「村の―のお祭」
ちんじゅ
ちんじゅ [1] 【鎮戍】
「鎮守{(1)}」に同じ。
ちんじゅ
ちんじゅ 【陳寿】
(233-297) 中国,西晋の歴史家。はじめ蜀に仕えたが,その滅亡後,西晋に仕えて,魏(ギ)・呉・蜀の歴史である「三国志」を著した。
ちんじゅ
ちんじゅ【鎮守】
a village shrine.
ちんじゅ
ちんじゅ [1] 【椿寿】
〔荘子(逍遥遊)〕
長生きすること。長寿。長命。
→大椿(ダイチン)
ちんじゅう
ちんじゅう [0] 【珍獣】
姿や生態のめずらしいけもの。
ちんじゅき
ちんじゅき [3] 【椿寿忌】
高浜虚子の忌日。四月八日。虚子忌。[季]春。
ちんじゅしゃ
ちんじゅしゃ [3] 【鎮守社】
神仏習合の結果,寺の鎮守のために建立された神社。中世後期以降,鎮守の神を祀(マツ)る神社一般をさすようになった。
ちんじゅしょうぐん
ちんじゅしょうぐん [4] 【鎮守将軍】
鎮守府将軍。鎮将。
ちんじゅつ
ちんじゅつ [0] 【陳述】 (名)スル
(1)意見・考えを述べること。また,その内容。「―書」
(2)〔法〕 訴訟において,当事者やその関係人が,関係事項を口頭または書面で述べること。
(3)構文論の基礎的な概念の一。「花は美しい」の文においては主概念「花」と賓概念「美しい」とを結合統一する作用が表れているが,その言語的表明を陳述と呼ぶ。もと,山田孝雄の用語。
ちんじゅつ
ちんじゅつ【陳述(書)】
a (written) statement.〜する state.→英和
ちんじゅつふくし
ちんじゅつふくし [5][6] 【陳述副詞】
述語の陳述的意味を補足,強調,または明確化する副詞。「決して行かない」の「決して」,「たぶん行くだろう」の「たぶん」,「もし行ったら」の「もし」のように,否定,推量,仮定などの一定の陳述的意味を表す形式と呼応して用いられる。呼応の副詞。
ちんじゅのもり
ちんじゅのもり 【鎮守の森】
鎮守の社の境内にある森。
ちんじゅのやしろ
ちんじゅのやしろ 【鎮守の社】
鎮守の神を祀(マツ)った神社。
ちんじゅふ
ちんじゅふ [3] 【鎮守府】
(1)旧日本海軍で,主要な軍港に置かれ各海軍区の警備,部隊の監督などを行なった機関。第二次大戦敗戦時には横須賀・呉・佐世保・舞鶴の四鎮守府があった。
(2)古代,蝦夷(エゾ)地経営のために陸奥(ムツ)国に置かれた軍政府。はじめ多賀城にあり,のち胆沢(イザワ)城に移った。
ちんじゅふしょうぐん
ちんじゅふしょうぐん [5] 【鎮守府将軍】
鎮守府{(2)}の長官。多くは陸奥守(ムツノカミ)の兼務。平安中期以降,武門の最高栄誉職とされた。鎌倉時代に廃止され,建武の中興の際に一時復活された。鎮東将軍。
ちんじょう
ちんじょう [0] 【枕上】
(1)寝ているまくらもと。枕頭。
(2)床についていること。
ちんじょう
ちんじょう [0] 【陳状】 (名)スル
(1)状況を説明すること。また,その文書。「然れば潘果―して職を罷る/今昔 9」
(2)中世,訴人の訴状に対して,論人(被告)が提出した反論のための文書。
→訴状
ちんじょう
ちんじょう [0] 【陳情】 (名)スル
その問題についての決定権をもっている上位の者に実情を説明すること。特に,議会や関係官庁に実情を述べて,善処を要請すること。「―団」「―書」「国会に―する」
ちんじょう
ちんじょう【陳情する】
make a petition <to> ;→英和
petition;appeal.→英和
‖陳情運動 lobbying.陳情者 a petitioner;a lobbyists.陳情書(を提出する) (submit) a petition <to> .陳情団 a lobby;a group of lobbyists.
ちんじる
ちん・じる [3] 【陳じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「陳ずる」の上一段化〕
「陳(チン)ずる」に同じ。「愚見を―・じる」
ちんす
ちんす [1] 【鎮子】
⇒ちんし(鎮子)
ちんすい
ちんすい [0] 【沈水】
(1)水に沈むこと。
(2)「じんすい(沈水)」に同じ。
(3)海水面が上昇して,陸地が海水中に沈む現象。
⇔離水
ちんすい
ちんすい [0] 【沈酔】 (名)スル
(1)酒に酔いつぶれること。ひどく酔うこと。「女楽をさけ―を禁じ/保元(下・古活字本)」
(2)あることに熱中すること。「平安柔弱の遊技又た其心を―せしめしかば/日本開化小史(卯吉)」
ちんすいかいがん
ちんすいかいがん [5] 【沈水海岸】
海水面の上昇あるいは地殻変動によって,陸地が相対的に沈水した結果できた海岸。尾根は岬(ミサキ)に,谷は入江となって,屈曲に富む複雑な海岸線をつくる。リアス式海岸やフィヨルド海岸など。
⇔離水海岸
ちんすいしょくぶつ
ちんすいしょくぶつ [6] 【沈水植物】
植物体全体が水中にあり,固着生活を営む水生植物。クロモ・エビモ・シャジクモなど。水中植物。
ちんすいよう
ちんすいよう [3] 【沈水葉】
⇒水中葉(スイチユウヨウ)
ちんすごう
ちんすごう 【陳子昂】
(661-702) 中国,初唐の詩人。字(アザナ)は伯玉。六朝以来の技巧的な詩風を批判し,漢・魏(ギ)の素朴で堅実な詩風の復興を主張,李白(リハク)・杜甫(トホ)らに大きな影響を与えた。代表作「感遇」「幽州の台に登る歌」など。「陳伯玉文集」がある。
ちんずる
ちん・ずる [3] 【鎮ずる】 (動サ変)[文]サ変 ちん・ず
騒ぎなどをしずめる。「会場の混乱を―・ずる後ち又更に議事を継ぎ/経国美談(竜渓)」
ちんずる
ちん・ずる [3] 【陳ずる】 (動サ変)[文]サ変 ちん・ず
(1)口で述べる。申し述べる。「一書を呈し以て慶嘉の辞(コトバ)を―・ず/花柳春話(純一郎)」
(2)釈明する。弁明する。「内に蔦吉が居るんだな。最う―・じないな/婦系図(鏡花)」
(3)うそを言う。「こりや,―・ずると為に成らぬぞ/歌舞伎・韓人漢文」
(4)並べる。陳列する。「盆卉の如き之を架上に―・す/東京新繁昌記(撫松)」
ちんせい
ちんせい [0] 【沈静】 (名・形動)スル[文]ナリ
落ち着いて静かな・こと(さま)。また,そうなることをもいう。「物価が―する」「其性質の―なるは知べきなり/花柳春話(純一郎)」
ちんせい
ちんせい [0] 【鎮静】 (名)スル
騒ぎや気持ちなどをしずめること。また,しずまること。「諸国を―する」「騒動を―する」
ちんせい
ちんせい 【陳誠】
(1897-1965) 中国の軍人・政治家。蒋介石の下で,北伐・抗日戦を指導。第二次大戦後の国共戦では参謀総長。のち台湾に移り国民党副総裁兼行政院長。チェン=チョン。
ちんせい
ちんせい [0] 【鎮星】
土星の別名。
ちんせいざい
ちんせいざい [3][0] 【鎮静剤】
大脳皮質中枢の異常な興奮を抑制する薬。不安・不眠・疼痛・反射機能亢進(コウシン)などをしずめる。
ちんせいざい
ちんせいざい【鎮静剤】
a sedative;→英和
a tranquilizer.
ちんせき
ちんせき [0] 【沈積】 (名)スル
水中にある物質が水底に沈み積もること。堆積(タイセキ)。
ちんせき
ちんせき [0] 【枕席】
〔まくらと敷物の意〕
(1)寝具。ねどこ。
(2)寝室。また,夜の伽(トギ)。枕籍。
ちんせき
ちんせき [0] 【珍籍】
めずらしい書籍。珍書。珍本。
ちんせき
ちんせき [0] 【枕藉・枕籍】
(1)「枕席(チンセキ){(2)}」に同じ。
(2)書物を積み重ねて枕にすること。また,書物がうずたかく積んであること。
ちんせき=に侍(ハベ)る
――に侍(ハベ)・る
女性が男性と同じ寝床で寝る。伽(トギ)をする。枕席を薦(スス)む。枕席を払う。枕席に侍す。
ちんせきがん
ちんせきがん [4] 【沈積岩】
⇒堆積岩(タイセキガン)
ちんせきそうりゅう
ちんせきそうりゅう [0] 【枕石漱流】
⇒石(イシ)に枕(マクラ)し流れに漱(クチスス)ぐ(「石」の句項目)
ちんせつ
ちんせつ【珍説(を吐く)】
(advance) a strange view[theory].
ちんせつ
ちんせつ [0] 【陳説】
(1)述べ説くこと。
(2)陳腐な説。
ちんせつ
ちんせつ [0] 【珍説・椿説】
(1)めずらしい話。珍談。
(2)めずらしい意見。また,風変わりな,ばかばかしい意見。
ちんせつ
ちんせつ [0] 【沈設】 (名)スル
水中・海底に沈めて設置すること。「海底ケーブルを―する」「―水雷」
ちんせつゆみはりづき
ちんせつゆみはりづき 【椿説弓張月】
読本。五編二八巻。曲亭(滝沢)馬琴作,葛飾北斎画。1807〜11年刊。鎮西八郎為朝を中心とする武勇伝。特に,為朝が大島で死なずに琉球に渡って活躍するという,空想によって書かれた後半が秀逸。
ちんせん
ちんせん [0] 【沈船】
沈んだ船。「―を引き揚げる」
ちんせん
ちんせん [0] 【沈潜】 (名)スル
(1)水底深く沈みかくれること。「水中深く―する」
(2)物事に深く没頭すること。「研究に―する」「思索に―する」
ちんせん
ちんせん [1] 【賃銭】
仕事・労働に対する報酬としての金銭。賃銀。
ちんぜい
ちんぜい 【鎮西】
佐賀県北西部,東松浦郡の町。東松浦半島北部で,古くは大陸への要地。名護屋城址がある。
ちんぜい
ちんぜい 【鎮西】
〔大宰府を鎮西府といったことから〕
九州の称。「為朝幼少より―に居住つかまつりて/保元(上)」
ちんぜいしゅご
ちんぜいしゅご [5] 【鎮西守護】
⇒鎮西奉行(ブギヨウ)
ちんぜいしょうぐん
ちんぜいしょうぐん [5] 【鎮西将軍】
鎮西府の長官。鎮西府将軍。
ちんぜいたんだい
ちんぜいたんだい [5] 【鎮西探題】
1293年に鎮西談議所に代わって九州地方統轄のため設置された鎌倉幕府の機関。代々北条氏一族が任命され,博多にいて軍事・行政・裁判をつかさどる。1333年幕府滅亡とともに滅びた。
ちんぜいだんぎしょ
ちんぜいだんぎしょ 【鎮西談議所】
鎌倉幕府が九州統轄のため設置した機関。1286年少弐・大友・宇都宮・渋谷の四氏による合議訴訟機関とし,博多に置いた。93年鎮西探題の設置により廃止。
ちんぜいは
ちんぜいは 【鎮西派】
浄土宗の一派。京都智恩院が総本山。開祖は法然の弟子聖光(弁阿)で,特に鎮西で布教。諸行往生を認める。のち六流に分かれた。鎮西流。
ちんぜいはちろう
ちんぜいはちろう 【鎮西八郎】
源為朝(ミナモトノタメトモ)の通称。
ちんぜいふ
ちんぜいふ [3] 【鎮西府】
743年大宰府を改称して設置された九州総督のための役所。745年大宰府の復活により廃止。
ちんぜいぶぎょう
ちんぜいぶぎょう [5] 【鎮西奉行】
鎌倉幕府が九州御家人支配のために設置した地方統治機関。1185年天野遠景を派遣したのに始まる。のち武藤氏(のちの少弐氏)・大友氏の二家が世襲。元寇ののち鎮西談議所に,ついで鎮西探題にその機能は吸収された。鎮西守護。
ちんぜん
ちんぜん [0] 【沈然】 (ト|タル)[文]形動タリ
静かなさま。落ち着いたさま。「談話暫く絶え…復た―として語らず/八十日間世界一周(忠之助)」
ちんぜん
ちんぜん [0] 【珍膳】
めずらしい料理。珍肴(チンコウ)。
ちんそ
ちんそ 【賃苧】
麻の繊維を細長く裂いて,縒(ヨ)り合わせる賃仕事。「私仕事に―績(ウ)み/浄瑠璃・丹波与作(中)」
ちんそ
ちんそ [1] 【賃租】
〔「賃」は春の耕作前に払う地子,「租」は秋の収穫後に払う地子の意〕
律令制で,公田・私田を賃貸借する制度。また,その地子。地子は公田の場合収穫高の二割を標準とした。
ちんそでん
ちんそでん [3] 【賃租田】
賃租された田。寺田・神田以外は公田も賃租することができた。
ちんぞう
ちんぞう [0] 【珍蔵】 (名)スル
めずらしいものとして大切にしまいこむこと。「古器を―し今に伝える」
ちんぞう
ちんぞう [0] 【頂相】
〔「ちんそう」「ちょうそう」とも。「ちん」は唐音〕
禅宗で,師または高僧の肖像画をいう。禅宗において非常に重要視され,高僧の像を法堂にかけたり,印可の証として師の頂相を法嗣(ホツス)に与えることが行われた。中国北宋時代に盛んとなり,日本には鎌倉時代に伝えられ,室町・江戸時代を通じて盛行した。様式は写実的で,日本の肖像画の発達に大きな影響を及ぼした。
ちんたい
ちんたい【沈滞している】
be dull[inactive,depressed,stagnant,slack].
ちんたい
ちんたい [0] 【賃貸】 (名)スル
貸し賃をとって物を貸すこと。ちんがし。
⇔賃借
「―料」「―住宅」「―契約」「ビルを―する」
→賃貸借
ちんたい
ちんたい [0] 【沈滞】 (名)スル
(1)一つところにとどこおって動かないこと。
(2)活気がなく,積極的な動きのみられないこと。「全体に―した雰囲気だ」
ちんたい
ちんたい【賃貸する】
[土地・家賃を]rent[lease];→英和
hire out;let out <a thing> on hire.‖賃貸価格 a rental value.賃貸契約(書) a lease.賃貸住宅 <米> a house for rent[ <英> to let].賃貸人《法》a lessor.賃貸料 (a) rent;hire.
ちんたいけん
ちんたいけん [3] 【賃貸権】
賃貸借契約に基づき賃貸人が有する,賃料を受け取る権利や目的物の返還を請求する権利。
ちんたいしゃく
ちんたいしゃく [3] 【賃貸借】
人が他人の物を借りて使用し,貸した人はその貸料を受け取ること。また,そうした法律関係および契約。「―契約」
ちんたいにん
ちんたいにん [0] 【賃貸人】
貸し賃を取って貸す人。
ちんたいめんせきひ
ちんたいめんせきひ [8] 【賃貸面積比】
貸しビルなどにおいて,全体の床面積に対する賃貸用に使用される部分の床面積の比率。賃貸収益率の指標となる。レンタブル比。
ちんたくのほう
ちんたくのほう 【鎮宅法】
〔仏〕 新築・転居の際,新居の安全を祈るための密教の修法。除災のためにも行う。家堅めの法。
→安鎮法
ちんたん
ちんたん 【陳摶】
(?-989) 中国,宋の毫州真源の人。字(アザナ)は図南。号は扶揺子。賜号は希夷先生。宋の太宗に重んぜられた。周敦頤(シユウトンイ)の「太極図説」は彼の作った太極図に基づくという。著「指玄篇八十一章」「三峰寓言」「高陽集」など。
ちんだい
ちんだい [0] 【鎮台】
(1)その地方の守備に当たる軍隊。
(2)明治初年,各地に駐在させた軍隊。1871年(明治4)に東京・大阪・鎮西(小倉)・東北(石巻)に設置。73年に東京・仙台・名古屋・大阪・広島・熊本の六か所としたが,88年師団と改称。
(3)1868年の維新当初,大和・大阪・兵庫・江戸に置かれた地方行政官庁。間もなく廃止され裁判所に改称。
(4)「鎮台兵」の略。
ちんだいへい
ちんだいへい [3] 【鎮台兵】
鎮台に所属する兵士。鎮台。
ちんだん
ちんだん [0] 【珍談】
めったにありそうもない滑稽な話。
ちんだん
ちんだん【珍談】
a funny story;an anecdote;→英和
an episode (挿話).→英和
ちんちくりん
ちんちくりん [0][5] (名・形動)
(1)背の低いさま。また,背の低い人をあざけっていう語。「―な男」
(2)着物などの丈(タケ)が短くて体に合わない・こと(さま)。つんつるてん。「―なズボン」
ちんちゃく
ちんちゃく [0] 【沈着】
■一■ (名)スル
(1)物が底にたまって付着すること。「色素が皮膚に―する」
(2)一つのことに打ち込むこと。「悪ニ―スル/日葡」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
物事に動じないこと。落ち着いていて驚かないこと。また,そのさま。「冷静―」「―な行動」
[派生] ――さ(名)
ちんちゃく
ちんちゃく【沈着な】
calm;→英和
self-possessed.〜に calmly;composedly.
ちんちゅうき
ちんちゅうき 【枕中記】
中国,唐代の伝奇小説。沈既済(シンキセイ)(一説に李泌(リヒツ))作。800年頃成立。盧生(ロセイ)が趙の旧都邯鄲(カンタン)で道士の呂翁(リヨオウ)に会い,思いのままに出世できるという枕(マクラ)を借りて寝たところ,栄達・栄華の一生を送る夢を見る。目がさめると,それは宿の主人の炊(タ)く黄粱(コウリヨウ)もまだ炊き上がらない間のことであり,名利のはかなさを知る。ここから「邯鄲の夢」「邯鄲の枕」「盧生の夢」「黄粱一炊の夢」などの語が出た。別名,呂翁。
ちんちょう
ちんちょう [0] 【沈重】 (名・形動)[文]ナリ
重々しく落ち着いている・こと(さま)。「呼掛けたる声は甚だ―なりき/うらおもて(眉山)」
ちんちょう
ちんちょう [0] 【珍重】 (名)スル
(1)めずらしがって大切にすること。「舶来物として―される」
(2)自らを大切にすること。主に書簡で,相手に自重自愛をすすめる意で用いられる。「願わくは―にせよかしとて/妾の半生涯(英子)」
(3)めでたいこと。祝うべきこと。「まずはご無事で―/浄瑠璃・二つ腹帯」
(4)連歌や俳諧で用いるほめ言葉。至極結構の意。「月の御発句,花の御脇,あふそれながら―/咄本・昨日は今日」
ちんちょう
ちんちょう [0] 【珍鳥】
めずらしい鳥。
ちんちょう
ちんちょう【珍重する】
make much <of> ;prize[value]highly.
ちんちょうげ
ちんちょうげ チンチヤウ― [3] 【沈丁花】
⇒じんちょうげ(沈丁花)
ちんちょうげ
ちんちょうげ【沈丁花】
a winter daphne.
ちんちろりん
ちんちろりん [5]
■一■ (名)
(1)マツムシの俗称。
(2)さいころ賭博の一。茶碗に投げ入れた二ないし数個のさいころの目の出方によって勝負を争うもの。
■二■ (副)
マツムシの鳴き声を表す語。
ちんちん
ちんちん [0] 【沈沈】 (ト|タル)[文]形動タリ
物音がなく静かなさま。特に夜が静かにふけてゆくさま。「夜は―とふけていく」「夜色―として転(ウタタ)悽愴(モノスゴ)きを覚え/蜃中楼(柳浪)」
ちんちん
ちんちん [1] (名)スル
(1)「ちんちんもがもが」に同じ。
(2)犬の,前足を上げて後ろ足だけで立つ芸。「犬に―させる」
(3)陰茎をいう幼児語。
(4)クロダイの幼魚の異名。主に関東でいう。
(5)「ちんちんかもかも」の略。「女夫(ミヨウト)の仲は―,去(イ)なしたはこの母/浄瑠璃・二つ腹帯」
(6)やきもち。嫉妬(シツト)。「あ,いてててて,とんだ―だぜ/歌舞伎・天衣紛」
ちんちん
ちんちん [1] (副)
(1)鉦(カネ)や小さな鐘など,金属製の硬い物がぶつかって出る音を表す語。「鐘を―(と)鳴らす」
(2)やかん・鉄瓶などの湯の沸く音を表す語。「―とお湯が煮立っている」
ちんちん
ちんちん
〜鳴る tinkle (鈴が);→英和
sing (鉄びんが).→英和
〜する sit up and beg (犬が).
ちんちんかも
ちんちんかも
「ちんちんかもかも」に同じ。「少将と―ぢやあ/歌舞伎・名歌徳」
ちんちんかもかも
ちんちんかもかも [5]
男女が仲むつまじくしているさま。いちゃいちゃしていること。ちんちんかも。「誰憚(ハバ)からず―,ええ畜生め/歌舞伎・升鯉滝白旗」
ちんちんでんしゃ
ちんちんでんしゃ [5] 【―電車】
〔「ちんちん」は,車掌と運転手との間にあって,合図のためにひもを引いて鳴らした鐘の音〕
市街地を走る路面電車の通称。
ちんちんもがもが
ちんちんもがもが [5]
片足で跳びはねる遊び。ちんちんもぐら。けんけん。ちんちん。
ちんつう
ちんつう【沈痛な面持(口調)で】
with a sad look (in a sad tone).
ちんつう
ちんつう [0] 【鎮痛】
痛みをしずめること。「―作用」
ちんつう
ちんつう [0] 【沈痛】 (名・形動)[文]ナリ
深い悲しみや心配事に胸を痛め,沈んでいる・こと(さま)。「―な面持ち」
ちんつうざい
ちんつうざい【鎮痛剤】
an analgesic; <話> a painkiller.→英和
ちんつうやく
ちんつうやく [3][0] 【鎮痛薬】
痛みをやわらげ,または除く薬物。中枢性鎮痛薬・消炎性鎮痛薬・解熱鎮痛薬などがある。
ちんづき
ちんづき [0][4] 【賃搗き】
手間賃を取って米・餅などを搗くこと
ちんてい
ちんてい [0] 【鎮定】 (名)スル
乱をしずめ,世をおさめること。また,しずまりおさまること。「暴徒を―する」
ちんてい
ちんてい [0] 【椿庭】
父の異名。椿堂(チンドウ)。
ちんでき
ちんでき [0] 【沈溺】 (名)スル
(1)水に溺れること。
(2)ある事にとらわれ夢中になること。耽溺(タンデキ)。「酒色に―する」
ちんでん
ちんでん [0] 【沈殿・沈澱】 (名)スル
(1)液体に溶けないものが底に沈みたまること。「不純物が―する」
(2)〔化〕 溶液中の化学反応によって生じた不溶性の物質や,温度などの変化の結果,飽和に達した溶質が液中に固体となって現れる現象。また,その固体。
ちんでん
ちんでん【沈澱する】
settle.→英和
〜物 a deposit;→英和
a sediment;→英和
settlings;lees (おり).
ちんでんこうぶつ
ちんでんこうぶつ [5] 【沈殿鉱物】
水中に溶存していたものが,沈殿してできた鉱物。岩塩や石膏などはこの例。
ちんでんざい
ちんでんざい [3] 【沈殿剤】
溶液中から,ある特定の物質の沈殿を生じさせる目的で用いられる試薬。特に,有機顔料を製造する際に,沈殿生成のために用いられる金属塩類。
ちんでんち
ちんでんち [3] 【沈殿池】
浄水場で,水中の土・砂・浮遊物などを沈殿させ,きれいな水を得るための池。
ちんと
ちんと [0][1] (副)スル
(1)とりすまして,じっとすわっているさま。「座布団に―かしこまっている」
(2)手際よく。す早く。「着ル物ヲ―着ル/日葡」
(3)整っているさま。きちんと。「正面が―した式台造りで/多情多恨(紅葉)」
ちんとう
ちんとう [0] 【枕頭】
まくらもと。枕上。「―の書」
ちんとう
ちんとう [0] 【珍答】
見当違いの滑稽な答え。
ちんとう
ちんとう [0] 【陳套】 (名・形動)[文]ナリ
古臭く,変化や進歩がない・こと(さま)。陳腐。旧套。「―なる戯謔(ギギヤク)に優るも尠(スクナ)からねば/慨世士伝(逍遥)」
ちんとうご
ちんとうご [0] 【陳套語】
古くさい言葉。
ちんとうしょうぐん
ちんとうしょうぐん [5] 【鎮東将軍】
(1)鎮守府将軍の唐名。
(2)奈良時代,東国の蝦夷(エゾ)を征討するため,臨時に派遣された将軍。
ちんとうびょう
ちんとうびょう [3] 【沈頭鋲】
リベットの一種。頭が接合した金属板に埋めこまれて,継ぎ手の表面が平らになる特殊なリベット。航空機の外板などに用いられる。沈頭リベット。
ちんとくせん
ちんとくせん 【沈徳潜】
⇒しんとくせん(沈徳潜)
ちんとざい
ちんとざい [3] 【鎮吐剤】
吐き気を抑える薬。急性・慢性胃炎による嘔吐・乗物酔い・悪阻(ツワリ)などに用いる。
ちんどう
ちんどう [1] 【椿堂】
父の部屋。また,父の異名。椿庭。
ちんどく
ちんどく [1] 【鴆毒・酖毒】
鴆(チン)の羽にあるという猛毒。酒に浸したものはよく人を殺すという。転じて,猛毒。また,毒物。鴆。
ちんどくしゅう
ちんどくしゅう 【陳独秀】
(1879-1942) 中国近代の思想家・政治家。安徽(アンキ)省出身。1915年上海で雑誌「青年雑誌」(のち「新青年」と改題)を創刊し,胡適らと新文化運動を展開。21年李大釗(リタイシヨウ)らと中国共産党を創立,初代総書記。のち批判され除名。チェン=トゥーシウ。
ちんどんや
ちんどんや
〜屋 a (musical) sandwich man.
ちんどんや
ちんどんや [0] 【ちんどん屋】
人目を引く派手な服装で,三味線・太鼓・鐘・クラリネットなどを奏しながら,広告・宣伝をして歩く職業。また,その人。ひろめや。
ちんどん屋
ちんどんや [0] 【ちんどん屋】
人目を引く派手な服装で,三味線・太鼓・鐘・クラリネットなどを奏しながら,広告・宣伝をして歩く職業。また,その人。ひろめや。
ちんなけい
ちんなけい 【陳和卿】
南宋の工匠。一二世紀末期来日し,東大寺再建に際会して勧進上人重源とともに大仏の鋳造・寺院の復興に尽くした。将軍源実朝の信任を得て渡宋のための大船製作に当たったが船は進水せず,その後の消息は不明。生没年未詳。ちんわけい。
ちんなんぴん
ちんなんぴん 【沈南蘋】
⇒しんなんぴん(沈南蘋)
ちんなんぽ
ちんなんぽ 【鎮南浦】
南浦の旧称。
ちんにゅう
ちんにゅう [0] 【闖入】 (名)スル
ことわりなしに突然はいり込むこと。「見知らぬ男が―してきた」「―者」
ちんにゅう
ちんにゅう【闖入する】
break[intrude,force one's way] <into> .→英和
闖入者 an intruder.
ちんば
ちんば [1] 【跛】 (名・形動)
(1)一方の足に障害があって,両足のつりあった歩行ができないこと。
(2)対(ツイ)である物の形や大きさがふぞろいである・こと(さま)。片ちんば。「靴が―になる」
ちんば
ちんば
an odd[a wrong]pair <of shoes> (不揃い).
ちんばいとこ
ちんばいとこ [4][5] 【跛従兄弟】
「従兄弟違(イトコチガ)い」に同じ。
ちんばた
ちんばた [1] 【賃機】
機屋から糸や道具を借り,賃仕事として機を織ること。
ちんぴ
ちんぴ [0][1] 【陳皮】
ミカンの成熟果皮を乾燥したもの。リモネンを主成分とする精油・ビタミン類を含有し,鎮咳・袪痰(キヨタン)・発汗・健胃薬として用いる。
ちんぴら
ちんぴら
a hooligan;→英和
<米> a punk.→英和
ちんぴら
ちんぴら [0]
(1)まだ子供・小者なのに,えらそうな口をきく者をあざけっていう語。
(2)下っ端のやくざ。また,不良少年少女。「―にからまれる」
ちんぴん
ちんぴん【珍品】
a rare[priceless]article;a curio.→英和
ちんぴん
ちんぴん [0] 【珍品】
手に入りにくい珍しい品。
ちんぶ
ちんぶ [1] 【鎮撫】 (名)スル
乱をしずめ人心を安定させること。「明君賢相の世に出でて之を―するやう願はし/福翁百話(諭吉)」
ちんぶし
ちんぶし [3] 【鎮撫使】
奈良時代,各地の凶徒の逮捕や国司・郡司の巡察のため,国司の上に臨時に置かれた職。明治維新のときにも置かれた。
ちんぶそうとく
ちんぶそうとく [4] 【鎮撫総督】
1868年戊辰戦争に際して維新政府が佐幕派追討のため任命した臨時征討軍の長官。
ちんぶつ
ちんぶつ [0] 【珍物】
珍しい物。珍品。
ちんぶつぢゃや
ちんぶつぢゃや 【珍物茶屋】
江戸後期,江戸で繁昌した,珍しい鳥獣を見せ物として出していた茶屋。
ちんぶらり
ちんぶらり (副)
物が何もないさま。「身代―と聞くより内へも寄せつけず/浄瑠璃・日本振袖始」
ちんぶん
ちんぶん [0] 【珍聞】
珍しい変わった内容の話。奇聞。
ちんぶん
ちんぶん【珍聞】
a curious[funny]story.
ちんぷ
ちんぷ [1] 【陳腐】 (名・形動)[文]ナリ
古くさいこと。ありふれていてつまらないこと。また,そのさま。「―な言い回し」「発想が―だ」
[派生] ――さ(名)
ちんぷ
ちんぷ【陳腐な】
commonplace;→英和
stale;→英和
trite;→英和
hackneyed.→英和
〜な文句 a hackneyed phrase;a cliché.〜なしゃれ an old joke.
ちんぷか
ちんぷか [0] 【陳腐化】 (名)スル
(1)新しさがなくなってしまうこと。
(2)ある商品や技術が新製品の発表や技術革新などで時代遅れになったり,季節商品で売れ残ったりしたため,販売価値がなくなってしまうこと。「―資産」「新開発の商品も今は短期間で―してしまう」
→計画的陳腐化
ちんぷく
ちんぷく [0] 【鎮伏・鎮服】 (名)スル
(1)国・乱などを平定し服させること。「天下を―する」
(2)病魔などをしずめ,退治すること。
ちんぷんかん
ちんぷんかん [3] 【珍紛漢・珍糞漢・陳奮翰】 (名・形動)
〔儒者の用いた難解な漢語に擬した造語。あるいは外国人の言葉の口まねからともいう〕
人の話している言葉や内容が全くわからないこと。話が全く通じないこと。また,そのさま。ちんぷんかんぷん。「きょうの話はとてもむずかしくて―だ」
ちんぷんかんぷん
ちんぷんかんぷん [5][0] 【珍紛漢紛】 (名・形動)
「ちんぷんかん」に同じ。「ロシア語は全く―だ」
ちんぷんかんぷん
ちんぷんかんぷん
jargon;→英和
nonsense.→英和
〜でわからない It's all Greek to me.
ちんべん
ちんべん [0] 【陳弁】 (名)スル
事情を説き弁解すること。申し開きすること。「―にこれつとめる」「事情を明らかに―し/鬼啾々(夢柳)」
ちんぺい
ちんぺい 【陳平】
(?-前178) 中国,前漢初期の政治家。劉邦(高祖)の統一事業を助け,その死後は,呂氏一族の専横を除いて文帝を擁立,漢王朝の基礎を築いた。
ちんぺい
ちんぺい [0] 【鎮兵】
(1)奈良・平安初期,坂東諸国より集められ,陸奥(ムツ)・出羽両国の防備にあてられた兵士。
(2)鎮台の兵。
ちんぺん
ちんぺん [0] 【枕辺】
まくらもと。枕上。枕頭。
ちんぼじゅう
ちんぼじゅう [3] 【鎮墓獣】
墓を守護し悪霊をはらう役目を負わされて,墓中に置かれた獣形ないし人面獣身などの像。中国,戦国時代の楚の墓から出土するものは長舌を有する木彫像。唐墓からは有翼の陶製の怪獣が出土する。
ちんぼつ
ちんぼつ [0] 【沈没】 (名)スル
(1)船などが水中に沈むこと。「濃霧の中で漁船が衝突し,二隻とも―した」
(2)酔って正体をなくして動けなくなることを俗にいう語。「五軒目のバーでついに―してしまった」
(3)遊郭などに泊まり込んでしまうこと。「悪友と玉の井で―する」
ちんぼつ
ちんぼつ【沈没する】
sink.→英和
沈没船 a sunken ship.
ちんぽ
ちんぽ [1]
〔「ちんぼ」とも。幼児語〕
陰茎。ちんこ。ちんぽこ。
ちんぽう
ちんぽう [0] 【珍宝】
〔古くは「ちんぼう」〕
珍しい宝物。
ちんぽう
ちんぽう 【陳方】 ・ ―パフ 【陳法】
弁解すること。特に中世の訴訟で,論人が自分の罪状を否認し無実を論証すること。
ちんぽうとう
ちんぽうとう 【珍宝島】
中国とロシア連邦の国境をなすウスリー川にある川中島。領有をめぐり1969年中ソ両軍が衝突。91年,東部国境協定が結ばれ,中国の主張にそった境界確定が行われた。ダマンスキー島。
ちんぽこ
ちんぽこ [0]
〔「ちんぼこ」とも。幼児語〕
陰茎。ちんぽ。
ちんぽん
ちんぽん【珍本】
a rare book.
ちんぽん
ちんぽん [0] 【珍本】
めったにない本。珍書。
ちんまいこうほう
ちんまいこうほう [5] 【沈埋工法】
水底トンネルを建設する際の工法の一。他の場所で製作した鉄または鉄筋コンクリート製の管を水底に沈め,これをつないでトンネルとする工法。
ちんまり
ちんまり
〜した(と) snug(ly);→英和
cozy(-ily);→英和
compact(ly).→英和
ちんまり
ちんまり [3] (副)スル
小さくまとまっているさま。「―(と)した庭」
→こぢんまり
ちんみ
ちんみ【珍味】
a dainty;→英和
a delicacy.→英和
山海の珍味 all sorts of delicacies.
ちんみ
ちんみ [1][0] 【珍味】
めったに食べられない,珍しくおいしい食物。「山海の―」
ちんみかこう
ちんみかこう [1] 【珍味佳肴】
珍しい味の食べ物とよい肴(サカナ)。たいそうなごちそうをいう。
ちんみょう
ちんみょう [0][1] 【珍妙】 (名・形動)[文]ナリ
(1)風変わりでおかしい・こと(さま)。奇妙。「―ないでたち」
(2)珍しくてすばらしい・こと(さま)。「天より―之花雨(フ)り下り/私聚百因縁集」
[派生] ――さ(名)
ちんむるい
ちんむるい [1] 【珍無類】 (名・形動)[文]ナリ
ほかに類のないほどひどく変わっていること。滑稽きわまりないこと。また,そのさま。「―の服装」「―な発言」
ちんめい
ちんめい [0] 【沈冥】 (名・形動)[文]ナリ
静かで奥深いこと。人目につかずひっそりとしていること。また,そのさま。「第二の秘宮は常に―にして無言/各人心宮内の秘宮(透谷)」
ちんめい
ちんめい [0] 【珍名】
珍しい名前。珍しい,人の名前。
ちんめん
ちんめん [0] 【沈湎】 (名)スル
飲酒などにふけり溺れること。すさんだ生活をすること。「不幸の域に―する人を救済し/緑簑談(南翠)」
ちんもく
ちんもく [0] 【沈黙】 (名)スル
(1)口をきかないこと。黙っていること。「―を守る」「唇をかんで―するのみであった」
(2)音を出さないこと。また,活動をやめて静かにしていること。「敵の砲台を―させる」「長い―を破って大作を発表する」
ちんもく
ちんもく【沈黙】
silence.→英和
〜する be[remain]silent;keep silent[silence].〜させる silence;put <a person> to silence;talk <a person> down (まくしたてて).
ちんもく=は金(キン)、雄弁は銀
――は金(キン)、雄弁は銀
沈黙の方が,雄弁よりもまさっていることのたとえ。
ちんもく=を破る
――を破・る
(1)黙っていた人が声を出して話し始める。
(2)再び活動を始める。「長い―・って大作にとりかかる」
ちんもくこうえき
ちんもくこうえき [5] 【沈黙交易】
交換者同士の直接的なやり取りなしに成立する交易形態。交易相手が特定の場所にあらかじめ置いていった品物がほしい場合,自ら持参した等価の品物と引き換えに持ち去る。無言交易。
ちんもくのはる
ちんもくのはる 【沈黙の春】
〔原題 The Silent Spring〕
アメリカの生物学者カーソンの著作。1962年刊。農薬汚染を警告した。
ちんもち
ちんもち [1] 【賃餅】
料金を取って餅をつくこと。また,その餅。
ちんもん
ちんもん [0] 【珍問】
見当ちがいの,滑稽な質問。「―珍答」
ちんやく
ちんやく 【沈約】
⇒しんやく(沈約)
ちんやく
ちんやく [0] 【賃訳】
賃銭をとって翻訳すること。
ちんゆう
ちんゆう [0] 【珍優】
変わった演技をする俳優。
ちんゆう
ちんゆう [0] 【沈勇】 (名・形動)[文]ナリ
落ち着いていて勇気のある・こと(さま)。「堅く結んで容易(タヤス)く開かざる唇は―にして果断にや富める/蜃中楼(柳浪)」
ちんよう
ちんよう 【椿葉】
〔荘子(逍遥遊)〕
(1)大椿(ダイチン)の葉。
(2)長寿をいう語。
→大椿
ちんよう=の影(カゲ)再(フタタ)び改(アラタ)まる
――の影(カゲ)再(フタタ)び改(アラタ)まる
大椿の葉が,すっかり生えかわるほど長い年月を経過することをいう。
ちんようざい
ちんようざい チンヤウ― [3] 【鎮痒剤】
皮膚のかゆみを止める薬。
ちんりっぷ
ちんりっぷ 【陳立夫】
(1899- ) 中国の政治家。蒋介石側近で国民党中央部の実力者。兄陳果夫と特務組織 CC 団を組織して反共を指導。のちアメリカに移住。チェン=リーフー。
ちんりょう
ちんりょう [3][1] 【賃料】
賃貸借契約において賃借人が支払う使用の対価。地代・家賃・レンタル料など。
ちんりん
ちんりん [0] 【沈淪】 (名)スル
〔「沈」も「淪」もしずむ意〕
(1)深く沈むこと。「真正に不景気で人心が―してる時であつたならば/緑簑談(南翠)」
(2)おちぶれること。零落。淪落。「貧困の底に―する」
ちんれい
ちんれい 【椿嶺】
中国の伝説で,仙人が住むとされる想像上の山。はこやの山。「共に―の陰にも寄り/太平記 30」
ちんれつ
ちんれつ【陳列】
an exhibition;→英和
a display;→英和
a show.→英和
〜する exhibit;→英和
display;show.‖陳列品 an exhibit;the things on display.陳列台 a display stand.陳列窓(棚,室) a show window (showcase,showroom).
ちんれつ
ちんれつ [0] 【陳列】 (名)スル
(人に見せるために)物品を並べること。「―棚」「―室」「商品を―する」
ちんれつまど
ちんれつまど [5] 【陳列窓】
ショー-ウインドーに同じ。
ちんろうどう
ちんろうどう [3] 【賃労働】
工場・土地などの生産手段を所有しない労働者が,自らの労働力を一個の商品として資本家に売り,その反対給付として賃金を受けとるような労働形態。賃金労働。人格的に自由である点が,主人や領主に従属していた奴隷・農奴と異なる。
ちんわけい
ちんわけい 【陳和卿】
⇒ちんなけい(陳和卿)
ちんわん
ちんわん [0] 【枕腕】
書道で,左手を机上に伏せ,筆を持った右手をその上にのせて書くこと。細字を書くのに適する。枕腕法。
→懸腕直筆
→提腕
ぢ
ぢ [1]
「ち」の濁音の仮名。現代共通語では「じ」と発音上の区別はなく,硬口蓋破擦音(または硬口蓋摩擦音)の有声子音と前舌の狭母音とから成る音節。現代仮名遣いでは,この音節の仮名として,一般には「じ」が用いられるが,二語の連合による連濁(「はなぢ(鼻血)」「みぢか(身近)」など)と一語中の同音の連呼(「ちぢみ(縮)」「ちぢれる(縮れる)」など)の場合には「ぢ」を用いる。
〔「ぢ」は,清音「ち」に対する濁音の仮名として,中世末期までは「じ」とは別々の音を表していたが,江戸時代に入り,両者の発音上の区別は失われた。もっとも,方言には,現在でも「じ」「ぢ」を区別する地方がある〕
ぢゃ
ぢゃ (助動)
⇒じゃ
っきゃ
っきゃ
⇒しか(係助)
っきり
っきり (副助)
⇒きり(副助)
っけ
っけ
⇒け(終助)
っこ
っこ (接尾)
⇒こ(接尾)
っこ
っこ 【っ子】 (接尾)
⇒こ(子)(接尾)
っこい
っこ・い (接尾)
⇒こい(接尾)
っこない
っこな・い (接尾)
〔形容詞型活用([文]クつこな・し)〕
動詞の連用形に付いて,…するはずがない,の意を表す。「そんな難しいこと,子供にわかり―・い」「そんな冒険はでき―・い」
っし
っし (助動)
〔尊敬の助動詞「しゃる」の命令形「しゃれ」が「しゃい」「せえ」「せ」を経て「し」となったもの。「っし」の形で用いられる。近世江戸語〕
軽い敬意をもった命令の意を表す。「さあ熊公食は〈つし〉/滑稽本・浮世床(初)」「此処らの物を運ば〈つし〉/滑稽本・七偏人」
っしゃる
っしゃる (助動)
⇒しゃる(助動)
っせえ
っせえ (助動)
〔尊敬の助動詞「しゃる」の命令形「しゃれ」が「しゃい」を経て「せえ」となったもの。「っせえ」の形で用いられる。近世江戸語〕
軽い敬意をもった命令の意を表す。「さあもう一つのま〈つせえ〉/洒落本・孔雀染勤記」「安波公,ちつとだまら〈つせえ〉/滑稽本・八笑人」
ったけ
ったけ (副助)
⇒だけ(副助)
ったっけ
ったっけ (連語)
⇒たっけ(連語)
ったら
ったら (係助・終助)
⇒たら(係助・終助)
っつ
っつ (副助)
⇒つ(副助)
って
って
〔「とて」の転。くだけた言い方の話し言葉に用いられる〕
■一■ (格助)
(1)動作・作用の内容を表す。と。「きれいだ―いわれて喜んでいる」「仲間に入れてくれ―頼まれた」
(2)次に来る語の説明的な内容を表す。という。「日本―国は狭いね」「そんじょそこらにある―品物じゃないよ」
■二■ (係助)
(1)語や文を話題として提示する。というのは。「鳥―飛ぶ姿がきれいだ」「いい話―何かしら」
(2)相手の質問・命令・希望などを受けて,それを話題として提示する。といっても。「どうするか―,ぼくにも名案はないよ」「早く行け―,それは無理だよ」
■三■ (終助)
文末に付く。
(1)ほかからの話を紹介する。ということだ。「あの人合格したんだ―さ」「ニュースでは雨は降らない―」
(2)相手の言葉をとらえて,反問する。この場合,上昇調のイントネーションを伴う。というの(か)。「犯人がつかまった―」「結婚なさるんです―,へええ」
(3)「だって」の形で,けいべつ,なげやりの気持ちをこめ,引用する。「いいかげんに早く寝なさいだ―」「困ったわねえだ―さ」
〔「うれしくって」など,活用語の連用形に接続する「って」は接続助詞「て」からでたもので,この語とは異なる〕
って
って (接助)
〔「とて」の転。くだけた言い方の話し言葉に用いられる〕
活用語の終止形,接続助詞「から」などに接続する。前件が後件の正当な理由にならなかったり,後件が前件の予想に反する結果になるような場合の逆接条件を表す。といっても。としても。「いくら反対した―,だめです」「いまさら頼むと言ったから―,もうおそい」
ってえ
ってえ (連語)
⇒てえ(連語)
ってば
ってば (係助・終助)
⇒てば(係助・終助)
ってよ
ってよ (終助)
⇒てよ(終助)
ってんだ
ってんだ (連語)
⇒てんだ(連語)□二□
っぺ
っぺ (接尾)
⇒ぺ(接尾)
っぽ
っぽ (接尾)
名詞に付いて,そのような立場・状態にある人,その土地出身の男などの意を表す。「書生(シヨセ)―」「薩摩―」
っぽい
っぽ・い (接尾)
っぽち
っぽち (接尾)
⇒ぽち(接尾)
っぽっち
っぽっち (接尾)
⇒ぽっち(接尾)
っ子
っこ 【っ子】 (接尾)
⇒こ(子)(接尾)
つ
つ (副助)
〔くだけた言い方の話し言葉に用いられる。「っつ」の形でも用いられる〕
数量を表す語に付いて,同じ割合であることを表す。ずつ。「百円―与える」「みかんを二つっ―くばる」
つ
つ (並立助)
〔完了の助動詞「つ」の終止形の用法から〕
動詞の連用形に付き,「…つ…つ」のように,「つ」を二つ重ねて用いられる。
(1)(「…つ…つ」の後にサ変動詞「する」を伴って)継続的に繰り返される二つの動作・作用を並べあげるのに用いる。…たり…たりする。「家の前を行き―戻り―する」
(2)(「…つ…つ」の後に「する」以外の動詞がきて)下にくる動詞の表す動作・作用の連用修飾語として,二つの動作・作用を並べあげるのに用いる。「しばらくはため―すがめ―,それを見ていた」「見え―隠れ―,ずっと後をつけて行った」
つ
つ
(1)五十音図タ行第三段の仮名。歯茎破擦音の無声子音と後舌の狭母音とから成る音節。
(2)促音(つまる音)を表す仮名。促音の場合,現代仮名遣いではなるべく小書きにするとされている。
(3)平仮名「つ」,片仮名「ツ」は,ともに「州」の略体あるいは「川」の全画からか。
つ
つ (助動)(て・て・つ・つる・つれ・てよ)
完了の助動詞。下二段型活用。用言および助動詞「る」「らる」「す」「さす」「しむ」などの連用形に接続する。
(1)動作・作用が完了すること。また,すでに完了してしまったことを表す。…た。…てしまう。…てしまった。「我も見〈つ〉人にも告げむ勝鹿の真間の手児名が奥つき処/万葉 432」「死にければ,陣の外に引き棄て〈つ〉/枕草子 9」
(2)ある事柄が実現することを確信をもって述べるのに用いる。たしかに…する。きっと…する。「冬は雪をあはれぶ。積もり消ゆるさま罪障にたとへ〈つ〉べし/方丈記」「この事かの事怠らず成じ〈て〉ん/徒然 241」
(3)ある事実に対する確認の気持ちを表す。…た。「真木柱太き心はありしかどこの我(ア)が心鎮めかね〈つ〉も/万葉 190」
(4)(「…つ…つ」の形で)二つの動作・作用が同時にまたは継起して行われることを表す。…たり…たりする。「僧都,乗つてはおり〈つ〉,おりてはのつ〈つ〉,あらまし事をぞし給ひける/平家 3」「組ん〈づ〉組まれ〈つ〉,討ち〈つ〉討たれ〈つ〉,敵も御方(ミカタ)も隙のなきこそおもしろけれ/盛衰記 22」
〔(1)語源は,動詞「うつ(棄つ)」の「う」が脱落したものかという。(2)完了の助動詞「ぬ」とほぼ同じ意味・用法であるが,「つ」と「ぬ」との間には,次のような差異がみられる。(a)「つ」は他動詞に,「ぬ」は自動詞に付くことが多い。(b)「つ」は有意的動作を,「ぬ」は自然的作用を表す。(3)(4)の「…つ…つ」の用法は中世以降発達したもの。現代語では用法が固定化し,並立助詞として扱われる〕
→つ(並立助)
つ
つ (格助)
体言または体言に準ずるものに付いて,連体修飾語をつくる。の。「沖―鳥/古事記(上)」「上―瀬/万葉 3907」「遠―神祖(カムオヤ)/万葉 4096」
〔上代の語。ただし,上代でも用法はやや固定化しており,中古以降は「夕つ方」「まつげ」など,複合語中に残存形をとどめるだけになる〕
つ
つ 【唾】
つば。つばき。唾液。「―ガ口ニタマル/日葡」
つ
つ 【個・箇】 (接尾)
助数詞。和語の数詞に付いて,物の数を数えるのに用いる。年齢を表すこともある。「一―」「二―多い」「三―になった」
〔現在では,「ひと(一)」から「ここの(九)」までの数詞に付くだけであるが,古くは,「もも(百)」「いお(五百)」などにも付いた〕
つ
つ [1] 【津】
(1)海岸・河岸の船舶が来着する所。船つき場。渡し場。港。
(2)特に,船つき場や渡し場に対して,物資が集散し,集落が形成された所。港町。
つ
つ 【津】
三重県中部の市。県庁所在地。伊勢湾に臨み,古く,安濃津(アノツ)といい,三津(サンシン)の一。近世は藤堂氏の城下町。伊勢平野の商工業の中心。専修(センジユ)寺がある。
つ=を引く
――を引・く
酸っぱい物を目の前にして,口の中につばがわく。よだれを垂らして物を欲しがる。
つ∘べい
つ∘べい (連語)
〔「つべし」の連体形に相当する「つべき」の転。中世後期の口語〕
(1)「つべし{(1)}」に同じ。「匈奴にもやぶられ―∘べいほどに/史記抄 14」
(2)「つべし{(2)}」に同じ。「手にとつて見えて数―∘べいぞ/四河入海 1」
つ∘べし
つ∘べし (連語)
〔完了の助動詞「つ」の終止形に推量の助動詞「べし」の付いたもの〕
(1)動作・作用の完了・実現が確かなものとして当然予想される意を表す。…するにちがいない。きっと…てしまうであろう。たしかに…しそうである。「ゆくりなく風吹きてこげどもこげどもしりへしぞきにしぞきて,ほとほとしくうちはめ―∘べし/土左」「楊貴妃の例(タメシ)も引き出で―∘べうなりゆくに/源氏(桐壺)」
(2)ある事柄の実現が可能だという強い判断を表す。きっと…できるであろう。たしかに…できそうだ。「水底の玉さへさやに見―∘べくも照る月夜かも夜のふけ行けば/万葉 1082」「中の品のけしうはあらぬ,えり出で―∘べき頃ほひなり/源氏(帚木)」
つ∘べしい
つ∘べしい (連語)
〔「つべし」の「べし」がシク活用化して,「つべしい」となったもの。中世後期の語〕
(1)「つべし{(1)}」に同じであるが,「つ」の完了の意味は弱くなっている。…しそうである。…するにちがいない。「我れこれを呼ばば来―∘べしいぞ/四河入海 13」
(2)「つべし{(2)}」に同じ。「彼の者に似合ひ―∘べしいむこがおりない/狂言・夷毘沙門」
〔「つべしい」が終止・連体法に用いられたほかに,「つべしう」の形が連用法に用いられた。「季倫は豪傑なる程に泣き―∘べしうはないぞ/四河入海 8」〕
つ∘らむ
つ∘らむ (連語)
〔完了の助動詞「つ」の終止形に推量の助動詞「らむ」の付いたもの。「つらん」とも表記〕
完了したこと,または完了したと思われる事態を推量する意を表す。…たであろう。…たことだろう。…てしまっただろう。「石見のや高角山の木の間より我が振る袖を妹見―∘らむか/万葉 132」「暮るるほどには立て並べつる車ども,所なくなみゐつる人もいづかたへか行き―∘らん/徒然 137」
つ∘らん
つ∘らん (連語)
⇒つらむ(連語)
つぁん
つぁん (接尾)
〔敬意を表す接尾語「さん」の転。前に付く音に引かれて「さ」の音が変化したもの〕
「八―(ハッツァン)熊さん」
つい
つい ツヒ [1] 【終・竟】
■一■ (名)
(1)つまるところ。最後。はて。「―のすみか」「―のたのみ所/源氏(帚木)」
(2)命の終わり。死ぬこと。「―の煙」
→ついに
■二■ (副)
「ついぞ(終)」に同じ。「先方でも,―音信をしないもんですから/婦系図(鏡花)」
つい
つい
[ほんの]just;→英和
only;→英和
quite <near> ;→英和
[うっかり]carelessly;→英和
by mistake[accident];unintentionally;unconsciously;→英和
<I did not> mean <it,to do> .→英和
〜今しがた just now.
つい
つい (接頭)
〔動詞「突く」の連用形「突き」の転〕
動詞に付いて,その動作を強めたり,瞬間的に行われる意を表したりする。「―くぐる」「―ヒザマヅイテ/天草本平家 3」
つい
つい 【対】
■一■ [0] (名)
(1)二つそろって一組となるもの。そろい。ペア。「―になる」「―をなす」「―の着物」
(2)「対句(ツイク)」に同じ。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)二つそろって一組になっているものを数えるのに用いる。「蝋燭(ロウソク)立て一―」
(2)衣服・調度などの一そろいを数えるのに用いる。
つい
つい【対】
a pair;→英和
a couple;→英和
a set.→英和
〜の the same;→英和
<dresses> made with the same cloth.〜になる make a pair.
つい
つい [1] (副)
(1)そうする気持ちのないままに,そのことをしてしまうさま。思わず。うっかり。「腹が立って―怒鳴ってしまった」
(2)そうしようという気持ちがありながら,しないでしまうさま。「気の毒で―言いそびれる」「―忙しさにかまけまして」
(3)距離・時間などが非常に近いさま。すぐ。「―そこまで出かけました」「―今し方」
→ついした
つい=のすみか
――のすみか
最後に落ち着く所。死ぬまで住む所。「これがまあ―か雪五尺/七番日記」
つい=の別れ
――の別れ
最後の別れ。死別。「世の事として,―を逃れぬわざなめれど/源氏(椎本)」
つい=の煙(ケブリ)
――の煙(ケブリ)
火葬の煙。「いかにせん―の末ならでたちのぼるべき道もなき身を/続拾遺(雑下)」
つい=の道
――の道
あの世への道。死出の道。「―昨日は過ぎぬ今日も又よもと思ふぞはかなかりける/続古今(哀傷)」
ついいる
つい・いる 【突い居る】 (動ワ上一)
(1)〔「つい」は「突き」の転〕
膝をついて座る。かしこまって座る。「御簾の前に歩み出でて―・ゐ給ふ/源氏(橋姫)」
(2)〔「つい」は接頭語〕
ちょこんと座っている。そのままにいる。「法師の登りて木の股に―・ゐて物見る/徒然 141」
ついいん
ついいん [0] 【追院】
江戸時代,僧侶に科した刑罰の一。僧侶の職を奪い犯罪の宣告を申し渡したその場から,ただちに追放したこと。いったん,居住する寺院に戻ることを許さぬ点で退院より厳しい。
ついう
ついう [1] 【堆烏】
「堆黒(ツイコク)」に同じ。
ついえ
ついえ ツヒエ [0] 【費え】
〔動詞「費える」の連用形から〕
(1)費用。入費。かかり。「―がかさむ」
(2)無用の出費。損害。「国の―,民のわづらひなかるべき/平家 5」
ついえ
ついえ ツヒエ 【潰え・弊え】
〔動詞「潰(ツイ)える」の連用形から〕
くずれること。つぶれること。弱ること。「王の政の―未だ必ず此に由(ヨ)らずはあるべからず/日本書紀(欽明訓)」
ついえる
つい・える ツヒエル [3][0] 【潰える・弊える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 つひ・ゆ
(1)形が崩れる。こわれる。「この家今は―・へて断礎をのみぞ留めたる/即興詩人(鴎外)」
(2)戦いに負けて総くずれとなる。「軍勢ガ―・エル/ヘボン(三版)」
(3)計画や希望などがうまくいかず,すっかりだめになる。「夢が―・える」
(4)疲弊する。生気がなくなる。「大乱の後民―・え人苦んで/太平記 13」
(5)やつれる。弱る。「年頃いたう―・えたれど/源氏(蓬生)」
〔「ついやす」に対する自動詞〕
ついえる
つい・える ツヒエル [3] 【費える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 つひ・ゆ
〔「潰(ツイ)える」と同源〕
(1)金銭が消費されて乏しくなる。へる。「生産資本も,無為(ムダ)に半額(ナカバ)は―・えつべく/当世書生気質(逍遥)」
(2)むだに時が過ぎる。「空しく時が―・えた」
ついえる
ついえる【潰える】
collapse;→英和
be routed.
ついおう
ついおう [0] 【堆黄】
彫漆(チヨウシツ)の一。堆朱(ツイシユ)と同じ技法であるが,特に表面を黄漆でおおったもの。
ついおく
ついおく [0] 【追憶】 (名)スル
過去を思いしのぶこと。昔を思い出すこと。追懐。「幼時を―する」
ついおく
ついおく【追憶】
⇒追想.
ついか
ついか【追加】
an addition;→英和
a supplement.→英和
〜する add[append] <A to B> ;→英和
supplement.‖追加予算 a supplementary budget.
ついか
ついか [0] 【追加】 (名)スル
すでにあるものに,あとからさらに加えること。また,その加えたもの。「注文を―する」
ついかい
ついかい [0] 【追懐】 (名)スル
昔をなつかしく思い出すこと。昔をしのぶこと。追憶。「―の情」「熟々(ツラツラ)と出発以来の事態を―するに/八十日間世界一周(忠之助)」
ついかい
ついかい【追懐】
⇒追想.
ついかはいとう
ついかはいとう [4] 【追加配当】
破産に際し,配当通知が出されたあとに配当にあてるべき財産がまだ残っていた場合,破産管財人が裁判所の許可を得て行う配当。
ついかはんけつ
ついかはんけつ [4] 【追加判決】
民事訴訟法上,請求の一部について裁判所が裁判を脱漏した時,あとからその部分についてなす判決。補充判決。
ついかよさん
ついかよさん [4] 【追加予算】
補正予算のうち,とくに経費の不足を補うために追加されるもの。
ついかん
ついかん [0] 【追刊】 (名)スル
あとから続けて刊行すること。また,そのもの。続刊。
ついかん
ついかん [0] 【追完】 (名)スル
必要な要件を具備しないために,一定の法律効果を生じない行為が,のちに要件を備えて効果を生じること。
ついかんばん
ついかんばん【椎間板ヘルニア】
hernia of the intervertebral disk;a slipped disk.
ついかんばん
ついかんばん [0][3] 【椎間板】
椎骨の椎体と椎体の間にある板状の軟骨組織。弾力に富み,椎体間の可動性を高めクッションとしても働く。
ついかんばんヘルニア
ついかんばんヘルニア [0][8] 【椎間板―】
椎間板の内部の髄核が脊柱管内に脱出を起こした状態。腰椎の第四・第五の椎間板部位に多く発生する。脊髄根を圧迫して,座骨神経痛・腰痛などを起こす。
ついがき
ついがき [0] 【築垣・築牆】
〔「ついかき」とも。「築き垣」の転〕
「築地(ツイジ)」に同じ。「御所の西の―の上に/平家 8」
ついがさね
ついがさね [3] 【衝重ね】
白木でつくった四角の折敷(オシキ)に台をつけたもの。食器や供物をのせるために用いる。台の三面に穴をあけたものを三方,四面にあけたものを四方,穴のないものを供饗(クギヨウ)という。
ついがん
ついがん [0] 【追願】 (名)スル
前に出した願いにさらに追加して出す願い。おいねがい。
ついき
ついき [0] 【追記】 (名)スル
あとから付け足して書き加えること。また,その文章。「但し書きを―する」
ついき
ついき【追記】
<add> a postscript <P.S.> .→英和
ついき
ついき [0] 【鎚起】
金属板を鎚で打ちのばす鍛金の方法。
ついきそ
ついきそ [3][4] 【追起訴】 (名)スル
ある被告人の刑事事件が第一審係属中に,その事件との併合審理を求めることを明示して,検察官が同一被告人の他の犯罪を同一裁判所に起訴すること。
ついきゅう
ついきゅう【追求する】
pursue;→英和
seek after.
ついきゅう
ついきゅう [0] 【追及】 (名)スル
(1)責任・欠点などをどこまでも問いただすこと。「当事者の責任を―する」「―の手をゆるめない」
(2)あとから追いつくこと。「敵を索(モト)めつつ北上し,十時三十分頃之に―し/此一戦(広徳)」
ついきゅう
ついきゅう [0] 【追咎】 (名)スル
事が済んだあとで,とがめ立てすること。「その晩は―しないで寝てしまった/波(有三)」
ついきゅう
ついきゅう【追及する】
[追いかける]catch up with;overtake;→英和
[問い詰める]investigate;→英和
cross-examine;press <a person> hard.
ついきゅう
ついきゅう [0] ―キウ 【追究】 ・ ―キユウ 【追窮】 (名)スル
とことんまで探究すること。深く考えきわめること。「真理を―する」「深く其内実の如何(イカン)を―することなく/福翁百話(諭吉)」
ついきゅう
ついきゅう [0] 【追求】 (名)スル
目的とするものをねばり強く追い求めること。ついく。「利潤を―する」
ついきゅう
ついきゅう【追究する】
investigate thoroughly;inquire into <a matter> closely.
ついきゅう
ついきゅう [0] 【椎弓】
椎骨の一部で椎体の後上部から後方に出る環状の部分。椎弓を起始部として,上下に関節突起,左右に横突起,背方に棘突起が出る。また,上下の椎弓間にできる空隙からは脊髄神経が出入する。
ついきゅう
ついきゅう [0] 【追給】 (名)スル
(1)給料などをあとから追加支給すること。また,その給料。
(2)不足額をあと払いすること。
ついきん
ついきん [0] 【鎚金】
金工技法の一。金属板を加熱し型にあてて鏨(タガネ)で型に打ち込み,模様を浮き出させる方法。打ち出し。
ついきん
ついきん [0] 【堆錦】
琉球漆器の技法の一。純粋の漆に多量の顔料を混入しよく練り,薄く伸ばしたものを文様に切り,下地塗りをした器の表面に貼りつけたもの。
ついぎご
ついぎご [0] 【対義語】
⇒たいぎご(対義語)
ついく
ついく [0] 【対句】
修辞法の一。並置された二つの句が語形や意味上,対応するように作られた表現形式。詩歌・漢文・漢詩・ことわざなどによく用いられる。「万丈の山,千仞(センジン)の谷」「男は度胸,女は愛敬」などの類。
ついく
ついく [0] 【追供】
「追善供養(ツイゼンクヨウ)」の略。
ついく
ついく【対句】
<make> an antithesis.→英和
ついく
ついく 【追求】
〔「く」は呉音。「ついぐ」とも〕
「ついきゅう(追求)」に同じ。「所得いくばくの利ぞや,これがために―す/曾我 11」
ついくほう
ついくほう [0][3] 【対句法】
対句による修辞法。
ついけい
ついけい [0] 【椎髻】
髷(マゲ)の一種。髪を後ろにたらし,その先端をたばねて槌(ツチ)のような形にしたもの。中国の蛮夷の習俗とされる。
ついけい
ついけい [0][1] 【追啓】
「追伸(ツイシン)」に同じ。
ついげき
ついげき【追撃する】
pursue;→英和
chase.→英和
追撃戦 a running fight.
ついげき
ついげき [0] 【追撃】 (名)スル
逃げる敵を撃つために追いかけること。おいうち。「敵を―する」
ついこう
ついこう [0] 【追考】 (名)スル
あとから以前の物事について考えること。
ついこう
ついこう [0] 【追行】 (名)スル
(1)続いてあとから行うこと。「理論を―してみる」
(2)あとからついて行くこと。
ついこう
ついこう [0] 【追孝】 (名)スル
死んだ親や祖先などの供養をし,孝養を尽くすこと。菩提をとむらうこと。
ついこう
ついこう [0] 【堆紅】
(1)彫漆(チヨウシツ)の一。下地の上に朱漆を塗り重ねてゆく途中に,黒漆の層を何度か入れる。それに彫り目をつけて断面の朱漆の中に何本かの黒い筋が見えるようにしたもの。
(2)下地を錆または木彫で作っておき,その上に朱漆を塗って堆朱にみせかけたもの。
ついこく
ついこく [0] 【堆黒】
彫漆(チヨウシツ)の一。堆朱(ツイシユ)と同じ技法であるが,黒漆を用いたもの。中国の剔黒(テツコク)にあたる。堆烏(ツイウ)。
ついこつ
ついこつ【椎骨】
《解》a vertebra.→英和
ついこつ
ついこつ [1] 【槌骨】
⇒つちこつ(槌骨)
ついこつ
ついこつ [1] 【椎骨】
脊椎動物の脊柱(背骨)を形成する骨。ヒトでは頸椎七個,胸椎一二個,腰椎五個,仙椎五個,尾椎三〜五個の計三二〜三四個がある。個々の椎骨は前部の円柱形の椎体と後部の椎弓とから成り,隣接する椎骨に椎体部で椎間板を介して連結。脊椎。脊椎骨。
→脊柱
ついご
ついご [0] 【対語】
「対語(タイゴ){(1)(2)}」に同じ。
ついごう
ついごう [0] 【対合】
⇒シナプシス
ついごう
ついごう [0][3] 【追号】 (名)スル
人の死後,生前の徳や功績をたたえて贈る名。諡(オクリナ)。「…と―される」
ついさす
ついさ・す 【突い挿す】 (動サ四)
〔「つきさす」の転〕
(1)突いてさしこむ。「錠を―・してかぎをばとりていぬ/落窪 2」
(2)〔「つい」は接頭語〕
ちょっとさしこむ。「上(カミ)に―・して置きたるを/枕草子 138」
ついし
ついし [0] 【追試】 (名)スル
(1)「追試験」の略。「―を受ける」
(2)ある人の実験をあとからためしてみること。
ついし
ついし [0] 【追思】 (名)スル
過ぎ去ったことをあとから思い出すこと。追想。追懐。
ついし
ついし [0][1] 【追賜】 (名)スル
死後に位階などを賜ること。
ついし
ついし【墜死する】
be killed in a plane crash (飛行機で).
ついし
ついし [0][1] 【追諡】 (名)スル
死後におくり名をおくること。また,その名。
ついし
ついし [0] 【墜死】 (名)スル
高い所からおちて死ぬこと。「断崖から―する」
ついしか
ついしか ツヒ― 【終しか】 (副)
いまだかつて。まだ一度も。ついに。「―棚へあげておいたことはおませんわいな/滑稽本・膝栗毛 5」
ついしけん
ついしけん【追試験】
a supplementary examination; <米話> a make-up.
ついしけん
ついしけん [4][3] 【追試験】
試験を受けられなかったり,不合格になった学生のために,あとで別に行う試験。追試。
ついした
ついした (連語)
(1)ちょっとした。「いええ,わたしは―怪我/歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛」
(2)いいかげんな。なまやさしい。「意気張の強いあの三五兵衛,―事では/歌舞伎・五大力」
ついしつ
ついしつ [0] 【堆漆】
堆朱・堆黒・堆黄など漆を厚く塗り重ねて模様を彫り出す漆器彫絵の総称。
ついしゅ
ついしゅ [0] 【堆朱】
彫漆(チヨウシツ)の一。朱漆を何回も厚く塗り重ねたものに花鳥・山水・人物などの文様を彫ったもの。中国では剔紅(テツコウ)といわれ,宋代以降盛行。日本へは鎌倉時代に伝来。黒漆の場合は堆黒(ツイコク),黄漆の場合は堆黄(ツイオウ)。
ついしゅ
ついしゅ [0] 【追修】
〔仏〕 死者の冥福を祈って,仏事を行うこと。追善。
ついしゅつ
ついしゅつ [0] 【追出】 (名)スル
追い出すこと。追放。「法にまかせて―せよ/平家 1」
ついしょ
ついしょ [1] 【墜緒】
勢いが衰えた事業。だめになりそうな事柄。「再び談話(ハナシ)の―を紹(ツゴ)うと試みても/浮雲(四迷)」
ついしょう
ついしょう [0] 【追蹤】 (名)スル
(1)人のあとを追って行くこと。追跡。「―し来るを中止し/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)昔を思い起こすこと。
ついしょう
ついしょう [0] 【追賞】 (名)スル
あとから功績を賞すること。
ついしょう
ついしょう [0] 【追従】 (名)スル
(1)人にこびへつらうこと。おべっかを使うこと。また,その言葉。「お―を言う」「人に―する」
(2)「ついじゅう(追従)」に同じ。「御気色賜はりつつ―しつかうまつる/源氏(蓬生)」
ついしょう
ついしょう [0] 【追頌】 (名)スル
人の死後,生前の功績・善行をほめたたえること。また,その言葉。
ついしょう
ついしょう【追従】
⇒おべっか.‖追従者 a flatterer.追従笑い a flattering smile.
ついしょうぐち
ついしょうぐち [0] 【追従口】
相手の機嫌を取る言葉。おせじ。おべっか。
ついしょうめつ
ついしょうめつ [3] 【対消滅】
〔物〕 素粒子の反応で,ある粒子とその反粒子の組が消滅して別種の粒子が生成される現象。例えば電子・陽電子対が消滅して光やミュー(μ)粒子などになる。
ついしょうわらい
ついしょうわらい [5] 【追従笑い】
相手にこびへつらうように笑うこと。また,その笑い。
ついしん
ついしん [0] 【追伸・追申】
手紙で,本文を書き終えたあとで文句を書き足す場合,その初めに書く語。あとから加えて申すという意。追啓。追陳。追白。二伸。
ついしん
ついしん【追伸】
P.→英和
S.→英和
[postscript].
ついじ
ついじ [0] 【築地・築墻】
〔「築泥(ツキヒジ)」の転〕
(1)土をつき固めて造り,瓦などで屋根を葺いた塀。つきがき。築地塀。
(2)〔屋敷の周囲に築地をめぐらしたことから〕
堂上方(ドウジヨウカタ)の邸。また,堂上方。公卿(クギヨウ)。
築地(1)[図]
ついじく
ついじく [0] 【対軸】
「対幅(ツイフク)」に同じ。
ついじべい
ついじべい [3] 【築地塀】
「築地(ツイジ){(1)}」に同じ。
ついじゅう
ついじゅう【追従する】
follow;→英和
imitate.→英和
ついじゅう
ついじゅう [0] 【追従】 (名)スル
人につき従うこと。人の言うとおりに行動すること。「権力者に―する」
→ついしょう(追従)
ついじゅく
ついじゅく [0] 【追熟】 (名)スル
落下をおそれて,果実などを完全に熟さない時に収穫し,貯蔵して熟させること。
ついじょ
ついじょ [0][1] 【追叙】 (名)スル
死後に叙勲を贈ること。
ついじょう
ついじょう [0] 【追躡】 (名)スル
あとを追いかけること。追跡。「残忍なるズルラに―せられて/即興詩人(鴎外)」
ついじん
ついじん [0] 【追尋】 (名)スル
「ついきゅう(追求)」に同じ。「それを―して行くうちに/灰燼(鴎外)」
ついす
つい・す 【対す】 (動サ変)
対応させる。また,調和する。「一座にくらぶる色は米八をもつて―・するのみ/人情本・恵の花」
ついず
つい・ず ツイヅ [0] 【序づ・叙づ】 (動ダ下二)
〔「つぎつ(継)」の転〕
順序をつける。順序立てて述べる。「微を拆き,細を―・づる歴史は/思出の記(蘆花)」「是を定家卿の左に―・づ/国歌八論」
→ついで(序で)
ついずい
ついずい【追随を許さない】
have no equal[parallel];be unrivaled.
ついずい
ついずい [0] 【追随】 (名)スル
(1)あとに従うこと。あとから追いしたがうこと。「他の―を許さない」
(2)人の業績などの跡を追うこと。「先人に―するのみ」
ついせいせい
ついせいせい [3] 【対生成】
〔物〕 素粒子の反応で,ある粒子とその反粒子とが同時に発生する現象。例えば,光子から電子・陽電子対が生成される。
ついせき
ついせき [0] 【追惜】 (名)スル
死後,その人をいたみ惜しむこと。「故人を―する念」
ついせき
ついせき【追跡する】
pursue;→英和
chase.→英和
〜中である be in pursuit of;be on the track of.〜飛行する fly in chase of <an enemy plane> .‖追跡ステーション a tracking station.
ついせき
ついせき [0] 【追跡】 (名)スル
(1)逃げる者のあとを追うこと。「犯人を―する」
(2)物事のなりゆきやすじ道をたどること。「思考過程を―する」
ついせきけん
ついせきけん [4][3] 【追跡権】
外国船舶が領海内で犯罪を犯して公海に逃亡した場合,公海上でその船舶を追跡し捕獲することができる権利。追躡(ツイジヨウ)権。継続追跡権。
ついせきし
ついせきし [4][3] 【追跡子】
⇒トレーサー
ついせきちょうさ
ついせきちょうさ [5] 【追跡調査】 (名)スル
事物の経過の様子を継続的に調査すること。
ついせきもうそう
ついせきもうそう [5] 【追跡妄想】
ノイローゼ患者などが,自分が人に追われていたり,監視されていたりすると思う妄想。
ついぜん
ついぜん【追善供養(興行)】
a memorial service (performance).
ついぜん
ついぜん [0] 【追善】 (名)スル
死者の苦を除き冥福を祈るため,法会などの善事を行うこと。追福。「先代を―する供養」
ついぜんくよう
ついぜんくよう [5] 【追善供養】
死者の冥福を祈って行われる供養。追供。
ついぜんこうぎょう
ついぜんこうぎょう [5] 【追善興行】
歌舞伎などで,故人をしのびその冥福を祈り催す興行。
ついそ
ついそ [1] 【追訴】 (名)スル
最初の訴えにあとから事柄を加えて訴えること。また,その訴え。
ついそ
ついそ【追訴】
a supplementary suit.
ついそう
ついそう [0] 【追想】 (名)スル
昔の事を思いしのぶこと。「希臘(ギリシヤ)の昔時を―すれども/花柳春話(純一郎)」
ついそう
ついそう [0] 【追崇】
「追尊(ツイソン)」に同じ。
ついそう
ついそう [0] 【追送】 (名)スル
あとから物を送ること。「予備品は―する」
ついそう
ついそう [0] 【追走】 (名)スル
追いかけて走ること。
ついそう
ついそう 【追従】 (名)スル
〔「そう」は「しょう」の直音表記〕
「ついしょう(追従)」に同じ。「数ならずともおぼしうとまでのたまはせよ,など―し寄りて/源氏(関屋)」
ついそう
ついそう【追想】
(a) remembrance;→英和
recollection(s);(a) retrospection.〜する recollect;→英和
remember;→英和
recall;→英和
look back <on> .〜させる remind <a person of his childhood> .→英和
‖追想録 reminiscences;memoirs.
ついそうけん
ついそうけん [3] 【追送検】 (名)スル
警察が,ある事件を検察庁に送検したのちに,新たに判明した被疑事件を追加して送検すること。
ついそん
ついそん [0] 【追尊】
死後に称号を贈り生前の徳をたたえること。追崇(ツイソウ)。
ついそんてんのう
ついそんてんのう [7] 【追尊天皇】
帝位につかず死んだ親王に死後贈られる天皇の称号。崇道天皇(早良親王)など。歴代には加えない。
ついぞ
ついぞ ツヒ― [1] 【終ぞ】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)これまでに一度も。いまだかつて。「そんな人には―会ったこともない」「―聞かない話だ」
ついぞ
ついぞ
never;→英和
<not> at all.
ついぞう
ついぞう [0] 【追増】 (名)スル
あとから加え増やすこと。
ついぞう
ついぞう [0] 【追贈】 (名)スル
死後に官位を贈ること。「従二位を―された」
ついたい
ついたい [0] 【椎体】
椎骨の前部を占める半円形の部分。
ついたいけん
ついたいけん [3] 【追体験】 (名)スル
他人が体験した事柄を,解釈作業などを通して自分の体験として再現すること。
ついたけ
ついたけ [0] 【対丈】
和裁で,着物の丈が着丈と同じ寸法であること。また,その丈。
ついたち
ついたち [4] 【一日・朔日・朔】
〔「月立ち」の転〕
(1)月の第一日。
(2)月の初め。上旬。「十二月の―五日と定めたる程は/落窪 2」
(3)一月一日。元日。また,正月。「―のほどのこと/源氏(幻)」
ついたち
ついたち【朔】
the first day <of May> .
ついたちがん
ついたちがん [4] 【朔日丸】
江戸時代,女性が月の一日目に飲めばその月は妊娠せぬといわれた丸薬。
ついたちそう
ついたちそう [0] 【朔日草】
〔元日に床の間に飾ることから〕
フクジュソウの異名。
ついたちぶり
ついたちぶり [0] 【朔日降り】
月の第一日目に雨が降ること。その月は雨が多いという迷信がある。
ついたちみち
ついたちみち [4] 【朔日路】
「盆路(ボンミチ)」に同じ。
ついたつ
ついた・つ 【突い立つ】
■一■ (動タ四)
(1)〔「つい」は接頭語〕
さっと立つ。「ちともさわがず―・つて/平家 4」
(2)まっすぐに立つ。「がはと起きて,せがいの平板に―・ちて申しけるは/義経記 4」
■二■ (動タ下二)
突き立てる。「火箸をしのびやかに―・つるも/枕草子 201」
ついたて
ついたて【衝立】
a screen.→英和
ついたて
ついたて [0] 【衝立】
「衝立障子(シヨウジ)」の略。
ついたてしょうじ
ついたてしょうじ [5] 【衝立障子】
玄関や座敷などに立てて隔てとする道具。もと宮殿や貴族の邸宅の移動用障屏具(シヨウヘイグ)の一。襖(フスマ)障子や板障子を支脚台の上に取り付けたもの。ついたて。ついたてそうじ。
ついだつ
ついだつ [0] 【追奪】 (名)スル
(1)〔法〕 いったん他人の権利に属したものを,権利を主張して取り戻すこと。
(2)死後その人の生前の官位などを取り上げること。
ついだつたんぽせきにん
ついだつたんぽせきにん [8] 【追奪担保責任】
目的物の一部が他人に属していたり,他人の権利により制限されている場合のように,売買の目的としての権利に瑕疵(カシ)がある時の売り主の負う担保責任。
→瑕疵担保責任
ついちく
ついちく [0] 【追逐】 (名)スル
(1)あとを追いかけること。
(2)追放すること。「死刑に処せずして之を―せるの美徳に倣ひ/経国美談(竜渓)」
(3)追いつ追われつすること。
ついちょう
ついちょう [0] 【追徴】 (名)スル
(1)あとから不足の金額を取り立てること。「不足金を―する」
(2)〔法〕刑法上,没収の対象とされる物を没収できないとき,没収に代えてその物の相当価額の納付を強制する処分。
ついちょう
ついちょう [0] 【追弔】 (名)スル
死者の生前をしのびとむらうこと。「先師を―する」
ついちょう
ついちょう【追徴する】
make an additional collection <of> ;forfeit (罰として).→英和
‖追徴金 an additional charge[imposition];[罰金]a forfeit;a fine.追徴税 a penalty tax.
ついちょうえ
ついちょうえ [3] 【追弔会】
死者の生前をしのびとむらう法会。
ついちょうきん
ついちょうきん [0] 【追徴金】
追徴する金銭。追徴される金銭。「―を取る」
ついちょうぞう
ついちょうぞう ツイテフザウ [3] 【鎚鍱像】
「押出仏(オシダシブツ)」に同じ。
ついちん
ついちん [0] 【追陳】
「追伸(ツイシン)」に同じ。
ついつい
ついつい [1] (副)
〔「ついと」の「つい」を重ねたもの〕
(多く「と」を伴って)まっすぐにつき出るさま。まっすぐに立つさま。「長い霜柱の―と立つてゐるのが/多情多恨(紅葉)」
ついつい
ついつい [1] (副)
「つい」を重ねて意味を強めた語。「―言いそびれてしまった」
ついて
ついて 【就いて】 (連語)
〔動詞「就く」の連用形の音便の形に接続助詞「て」の付いたもの。「について」の形で,格助詞または接続助詞のように用いる〕
⇒について(連語)
ついて
ついて【付いている】
[幸運]be lucky[in luck].〜いない have no luck.
ついて
ついて
〜来る[行く] follow <a person> ;→英和
[尾行]shadow;→英和
dog.→英和
ついては
ついては【就いては】
so;→英和
therefore;→英和
in this connection.
ついては
ついては [1] 【就いては】 (接続)
そういうわけで。それゆえ。「来月上京する予定です。―ぜひお目にかかりたく」
ついてまわる
ついてまわ・る [1] 【付いて回る】 (動ラ五[四])
離れずにつき従う。また,つきまとう。「お天道様と米の飯は―・る」「悪いうわさが―・る」
ついてる
つい・てる [1] (動タ下一)
〔「ついている」の転〕
好運に恵まれている。「今日は―・てる」
→つく(付)
ついで
ついで [0] 【序で】
〔「つぎて(次第)」の転〕
(1)あることを行う時,あわせて別のことを行う,よい機会。主要な事にかこつけてその事ができるような場合。「お―の節」「―があれば伝える」
(2)順序。次第。「その次々,猶皆―のままにこそは/源氏(匂宮)」
ついで
ついで [0] 【次いで】
〔「次ぎて」の転〕
□一□ (接続)
その次に。ひき続いて。「式を終え,―パレードに移る」
□二□ (連語)
(「…についで」の形で)
(1)…に続いて。
(2)…の次に。「富士山に―高い山」
→つぐ(次)
ついで
ついで【序ながら】
incidentally;→英和
by the way;→英和
[…と言えば]talking of;when it comes to.…する〜に when;→英和
while;→英和
as;→英和
since[now that] <I am here> .→英和
お〜の節に at your convenience;if you ever <come up this way> .
ついで
ついで【次いで】
next;→英和
secondly;→英和
[その後]after (that);→英和
then.→英和
ついで=なし
――な・し
きっかけがない。突然である。「―・くて軽(カル)らかにはひわたり/源氏(胡蝶)」
ついでに
ついでに [0] 【序でに】 (副)
何かをするその機会を利用して。関連して。「買物に出た―立ち寄る」
ついと
ついと [1][0] (副)
(1)動作が突然行われるさま。いきなり。つと。「―立ち上がる」
(2)動作がすばやく行われるさま。さっと。「水鳥が―泳いで通る/青春(風葉)」
(3)細くまっすぐにのび出るさま。「長竿が―出てゐるから/滑稽本・浮世風呂 4」
ついとう
ついとう【追悼する】
mourn <for the dead,over a person's death> .→英和
‖追悼会(の辞,号) a memorial service (address,number).
ついとう
ついとう [0] 【追悼】 (名)スル
死者の生前をしのび,その死をいたみ悲しむこと。「殉職者を―する」
ついとう
ついとう [0] 【追討】 (名)スル
敵を追って討つこと。追手(オツテ)をさしむけて敵を討つこと。追伐。「賊軍を―する」
ついとう
ついとう【追討する】
subjugate.→英和
ついとおり
ついとおり [0] 【つい通り】 (名・形動)
普通である・こと(さま)。一通り。並み。「―な,然も適切なことを云つて/婦系図(鏡花)」
ついとつ
ついとつ [0] 【追突】 (名)スル
車両などが他の車両の後ろから突き当たること。「トラックに―される」「―事故」
ついとつ
ついとつ【追突する】
crash[bump]into the rear <of> .→英和
追突(事故) a rear-end collision.
ついな
ついな [0] 【追儺】
悪鬼・疫癘(エキレイ)を追い払う行事。平安時代,宮中において大晦日(オオミソカ)に盛大に行われ,その後,諸国の社寺でも行われるようになった。古く中国に始まり,日本へは文武天皇の頃に伝わったという。節分に除災招福のため豆を撒(マ)く行事は,追儺の変形したもの。鬼やらい。[季]冬。
追儺[図]
ついな
ついな [1] 【都維那】
寺院内の事務をつかさどる僧職。上座・寺主とあわせて三綱(サンゴウ)という。維那。
ついに
ついに【遂に】
at last[length](とうとう);finally;after all (結局).
ついに
ついに ツヒ― [1] 【終に・遂に・竟に】 (副)
(1)長い時間の過ぎたのちに,その状態に達するさま。様々の過程を経て実現したさま。とうとう。「―約束の日が来た」「幼時からの夢が―実現した」「株価は―大台を割った」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)その状態のままで終わるさま。ある時点まで,ずっと。一度も。いまだかつて。ついぞ。「―帰って来なかった」「一別以来―会うことはなかった」
(3)最後に。終わりに。「泣く泣く,―おはすべき住みかどもに皆おのおの移ろひ給ひにしに/源氏(匂宮)」
ついにん
ついにん [0] 【追認】 (名)スル
(1)過去にさかのぼって事実を認めること。「既成事実を―する」
(2)〔法〕 不完全な法律行為・訴訟行為を,あとから有効なものとするための意思表示。
ついにん
ついにん【追認する】
confirm;→英和
ratify.→英和
ついねん
ついねん [0] 【追年】
年ごと。逐年。年年。「各々其業を励まば―土地の大益を起し/新聞雑誌 23」
ついのう
ついのう [0] 【追納】 (名)スル
不足分をあとから納めること。「料金を―する」
ついはく
ついはく [0] 【追迫】 (名)スル
おいかけ,せまること。「周囲の外敵に―されて/神秘的半獣主義(泡鳴)」
ついはく
ついはく [0] 【追白】
「追伸(ツイシン)」に同じ。
ついばい
ついばい [0] 【追陪】 (名)スル
従者となって歩くこと。つき従うこと。「此形体に―して起る心意的状況は/吾輩は猫である(漱石)」
ついばつ
ついばつ [0] 【追罰】 (名)スル
(1)あとからさらに罰を加えること。
(2)「追伐(ツイバツ)」に同じ。「事停滞して武家―の宣旨を下されなば/太平記 2」
ついばつ
ついばつ [0] 【追伐】 (名)スル
討手(ウツテ)をさし向けて賊徒を征伐すること。追罰。追討。「先朝高時を―せらる/太平記 27」
ついばむ
ついば・む [3] 【啄ばむ】 (動マ五[四])
〔「突き食(ハ)む」の転。中世末期頃まで「ついはむ」と清音〕
鳥がくちばしで物をつついてたべる。「小鳥が木の実を―・む」
ついばむ
ついばむ【啄む】
pick[peck] <at> .→英和
ついひ
ついひ【追肥】
additional fertilizer.
ついひ
ついひ [0] 【追肥】
⇒おいごえ(追肥)
ついひじ
ついひじ 【築泥】
「築地(ツイジ)」に同じ。「童(ワラワ)べの踏みあけたる―のくづれより通ひけり/伊勢 5」
ついび
ついび [1][0] 【追尾】 (名)スル
あとをつけていくこと。追跡。「敵の退却を―して/肉弾(忠温)」
ついふく
ついふく [0] 【追福】 (名)スル
死者の冥福を祈り仏事を営むこと。追善。「懇(ネンゴロ)に妹お園の―を営み/真景累ヶ淵(円朝)」
ついふく
ついふく 【追捕】 (名)スル
(1)「ついぶ(追捕){(1)}」に同じ。「家成中納言が家―したりければ/愚管 4」
(2)「ついぶ(追捕){(2)}」に同じ。「シザイヲ―スル/日葡」
ついふく
ついふく [0] 【対幅】
二軸一対になっている書画の軸。双幅。対軸。
⇔独幅(ドクフク)
ついふくきょく
ついふくきょく [4] 【追復曲】
⇒フーガ
ついぶ
ついぶ [1] 【追捕】 (名)スル
〔「ついふ」「ついふく」「ついほ」とも〕
(1)賊などを追って捕らえること。
(2)うばい取ること。没収。「僧坊民屋を―し,財宝を悉く運び取つて/太平記 8」
ついぶし
ついぶし [3] 【追捕使】
平安時代,犯罪人や凶徒の追捕・鎮定のため,朝廷から任命された臨時の官。令外(リヨウゲ)の官。のちに国ごとに常置され,社寺や荘園にも置かれた。
ついほ
ついほ [1] 【追捕】 (名)スル
〔「ほ」は漢音〕
(1)「ついぶ(追捕){(1)}」に同じ。「恰(アタカ)も―せらるる者の如く/花柳春話(純一郎)」
(2)「ついぶ(追捕){(2)}」に同じ。「資材雑具を―し/平家 1」
ついほ
ついほ [1] 【追補】 (名)スル
出版物などで,追加すべき事柄をあとから補うこと。「資料を―する」
ついほう
ついほう【追放する】
banish;→英和
expel;→英和
deport;→英和
[公職から]remove;→英和
purge.→英和
‖追放解除になる be depurged.追放者 an exile;a purgee.追放令 a purge directive.国外追放 deportation.
ついほう
ついほう [0] 【追放】 (名)スル
(1)追い払うこと。追い出すこと。「暴力を―する」「悪書―」
(2)一定の職業・地位から退かせること。「公職―」「プロ野球界から永久―する」
(3)江戸時代,犯罪者を一定の地域内で居住することを禁じた刑。重追放・中追放・軽追放の三追放があり,ほかに江戸十里四方御構・江戸払い・所払い・門前払いなどがあった。重追放は関八州・山城・摂津・和泉・大和・肥前・東海道筋・木曾路筋・甲斐・駿河に居住することを禁じ,その田畑・家屋敷・家財を没収する。中追放は,武蔵・山城・摂津・和泉・大和・肥前・東海道筋・木曾路筋・下野・日光道中・甲斐・駿河での居住を禁じ,田畑・家屋敷のみを没収。軽追放は,江戸十里四方・京都・大坂・東海道筋・日光・日光道中での居住を禁じ,田畑・家屋敷のみを没収した。庶民の場合は,三追放とも江戸十里四方および居住国と犯罪発生の国への立ち入り禁止に限り,重・中・軽の違いは,闕所(ケツシヨ)処分の軽重のみであった。
ついぼ
ついぼ【追慕する】
cherish a person's memory.
ついぼ
ついぼ [1] 【追慕】 (名)スル
死者や別れた人を恋しく思い出すこと。「―する歴史上の佳人/社会百面相(魯庵)」
ついまつ
ついまつ [0] 【続松】
〔「つぎまつ(継松)」の転〕
(1)たいまつ。「その杯の皿に,―の炭して,歌の末をかきつぐ/伊勢 69」
(2)〔斎宮の詠んだ上の句に業平が続松の炭で下の句をつけたという「伊勢物語」の故事から〕
歌ガルタ・歌貝の,和歌の上の句と下の句を合わせる遊び。「―・十種香・花結びの遊びが女中の手ずさみ相応/歌舞伎・名歌徳」
ついやす
ついや・す ツヒヤス [3] 【費やす】 (動サ五[四])
(1)金銭・時間・労力などを使う。また,使ってなくす。「三年を―・して完成」「この事業に全財産を―・した」
(2)浪費する。「…に時間を空しく―・した」
(3)疲れ弱らせる。「今は程なき浮世に心を―・しても何かはせんなれば/平家 3」
〔「ついえる」に対する他動詞〕
[可能] ついやせる
ついやす
ついやす【費やす】
[使う]spend;→英和
take[pass] <time> ;→英和
consume (消費);→英和
waste (浪費);→英和
devote (捧げる).→英和
…を費やして at the cost of….
ついゆ
つい・ゆ ツヒユ 【潰ゆ・弊ゆ・費ゆ】 (動ヤ下二)
⇒ついえる(潰・弊)
⇒ついえる(費)
ついらく
ついらく [0] 【墜落】 (名)スル
(1)高い所から落ちること。「飛行機が―する」
(2)盛んな状態から急速に衰えた状態になること。「得意の絶頂から―する」
ついらく
ついらく【墜落】
a fall;→英和
a drop;→英和
a crash (飛行機の).→英和
〜する fall;drop;crash.
ついり
ついり [0] 【梅雨入り・入梅】
〔「つゆいり」の転〕
にゅうばい(入梅)。[季]夏。
ついりばれ
ついりばれ [0] 【梅雨入り晴れ】
梅雨の間の一時的な晴れ。また,梅雨が終わって晴れること。
ついりん
ついりん [0] 【椎輪】
竹や木で作った古代の粗末な車。転じて,物事のはじめの段階。
ついれん
ついれん [0][1] 【錘錬】
きたえること。鍛錬。「字句の―に苦心して/魚玄機(鴎外)」
ついれん
ついれん [0] 【対聯】
対になっている掛軸。
ついろく
ついろく [0] 【追録】 (名)スル
あとから書き加えること。また,書き加えたもの。
つい通り
ついとおり [0] 【つい通り】 (名・形動)
普通である・こと(さま)。一通り。並み。「―な,然も適切なことを云つて/婦系図(鏡花)」
つう
つう 【通】
■一■ [1] (名・形動)[文]ナリ
(1)ある事柄に精通している・こと(さま)。また,そのような人。他の語の下に付いて用いられることも多い。「歌舞伎の―だ」「消息―」「事情―」
(2)人情の機微に通じていること。さばけて思いやりがあること。特に遊里などの事情に詳しいこと。また,そのさま。
⇔野暮(ヤボ)
「―なはからい」
(3)神通力。「久米の仙人の物あらふ女の脛の白きを見て,―を失ひけんは/徒然 8」
■二■ (接尾)
助数詞。手紙・書類などを数えるのに用いる。「戸籍抄本二―」「年賀状百―」
つう
つう【通】
[人]an authority <on> ;→英和
an expert <in,at> ;→英和
people in the know.→英和
〜である know very well;be conversant <with> ;be well-informed <in> .〜がる pretend to know everything <about> .
つう
つう [1]
⇒つうと言えばかあ
つう
−つう【一通】
a letter[note,copy].→英和
つう
つう (連語)
〔助詞「と」に動詞「いう」の付いた「という」の転〕
…と言う。ちゅう。方言的に用いられる。「なん―ことだ」
つう=と言えばかあ
――と言えばかあ
互いに気心が知れていて,一言言うだけで通じるさまであること。つうかあ。「―の仲」
つういん
つういん [0] 【痛飲】 (名)スル
大いに酒を飲むこと。「昨夜は二〇年ぶりのクラス会で―した」
つういん
つういん【通院する】
attend <a hospital> .→英和
つういん
つういん [0] 【通韻】
(1)江戸時代以前の国語学の術語で,五十音図の同じ段の音が相通ずること。「けむり―けぶり(煙)」の類。同韻相通。
→通音(ツウオン)
(2)漢詩で,類似する二つ以上の韻が相通じて用いられること。「東」「冬」「江」が互いに相通ずる類。
つういん
つういん [0] 【通院】 (名)スル
病院へ治療に通うこと。「週に一度―している」
つういん
つういん [0][1] 【通音】
⇒つうおん(通音)
つういん
つういん【痛飲する】
drink deep[heavily].
つううん
つううん【通運会社】
a transport[ <米> an express]company;a forwarding agency.
つううん
つううん [0][1] 【通運】
(1)荷物を運ぶこと。運送。
(2)荷主と鉄道の間に介在して,荷物を鉄道に託送したり,受け取ったりすること。
つううんがいしゃ
つううんがいしゃ [5] 【通運会社】
通運{(2)}を業とする会社。
つううんじぎょう
つううんじぎょう [5] 【通運事業】
通運{(2)}を行う事業。運輸大臣の免許を必要とする。
つうえん
つうえん ツウヱン 【通円】
(1)茶人。姓は古川。宇治の人。茶を商う一方茶道をたしなみ,大慶庵と号した。通円茶屋を開いたことでも有名。遺墨が大徳寺に伝わるが,生没年未詳。
(2)狂言の一。旅僧が,宇治橋供養の際に茶をたてすぎて死んだ通円という茶坊主の幽霊に会い,その最期の様子を聞く。能「頼政」をもじったもの。
つうえん
つうえん [0] 【通園】 (名)スル
保育園や幼稚園に通うこと。「―バス」
つうえんぢゃや
つうえんぢゃや ツウヱン― [3] 【通円茶屋】
昔,宇治橋の東詰めで通円が茶を売っていた店。
つうおん
つうおん [0][1] 【通音】
(1)音信を通ずること。
(2)江戸時代以前の国語学の術語で,五十音図の同じ行の音が相通ずることをいう。同音相通。五音相通。「すめらぎ―すめろぎ(天皇)」「いを―うを(魚)」などの類。
→通韻
つうか
つうか [1] 【通貨】
流通手段・支払い手段として機能する貨幣。本位貨幣・銀行券・補助貨幣・政府紙幣などや,取引の決済に使われる預金通貨をさす。広義には貨幣と同義。法貨。
つうか
つうか [1] 【通家】
(1)祖先以来,親しく交際してきた家。つうけ。
(2)「通人(ツウジン)」に同じ。「吉原さかい町の附合を,のめくりあるかねば,―とは申されませぬ/洒落本・舌講油通汚」
つうか
つうか [0] 【通過】 (名)スル
(1)ある地点を通り過ぎること。「台風が九州南端を―する」
(2)さしつかえやさまたげがなく,物事が無事すむこと。「検査を―する」
(3)議決・裁決・決裁などが行われること。「予算案が議会を―する」
つうか
つうか【通貨】
currency;→英和
current money.通貨の膨脹(収縮) inflation (deflation).→英和
通貨政策(危機) a monetary policy (crisis).
つうか
つうか【通過する】
pass <a station> ;→英和
pass by[through,over,off];cross (渡る);→英和
[議案が]pass <the Diet> .〜させる pass <a bill> .‖通過駅 a nonstop station.
つうかあ
つうかあ [3][0]
「つうと言えばかあ」の略。
つうかい
つうかい【痛快な】
exciting;thrilling;→英和
delightful;→英和
jolly <fellows> .→英和
〜に思う be delighted[excited].
つうかい
つうかい [0] 【痛快】 (名・形動)[文]ナリ
胸がすっとして,非常に愉快に感じる・こと(さま)。「―な事件」「―な男」「―無比の冒険談」
[派生] ――さ(名)
つうかい
つうかい [0] 【痛悔】
(1)大変に悔やむこと。非常に後悔すること。「―の念」
(2)犯した罪を心から悔やみ,再び犯すまいと決心すること。カトリック教会のゆるしの秘跡の本質的部分をなす。
つうかい
つうかい [0] 【通解】 (名)スル
全体にわたって解釈すること。また,その解釈。「源氏物語―」
つうかかぶつ
つうかかぶつ [4] 【通過貨物】
輸入されるのではなく,ただある国を経由するだけの貨物。
つうかきょうきゅうりょう
つうかきょうきゅうりょう [6] 【通貨供給量】
⇒マネー-サプライ
つうかぎぞうざい
つうかぎぞうざい [1][2][5] 【通貨偽造罪】
行使の目的で通貨を偽造または変造することにより成立する罪。
つうかぎれい
つうかぎれい [4] 【通過儀礼】
〔(フランス) rite de passage〕
ベルギー生まれの民俗学者ファン=ヘネップの用語で,ある状態から別の状態へ移行する際に行われる儀礼。特に,人の一生における誕生・成人・結婚・死などの際に執り行われる儀礼をいう。
→イニシエーション
つうかく
つうかく [0] 【通客】
通人(ツウジン)。また,いきな客。
つうかく
つうかく [0][1] 【痛覚】
痛みの感覚。皮膚の痛覚・深部痛覚・内臓痛覚に分けられる。
→痛点
つうかしゅうしゅく
つうかしゅうしゅく [4] 【通貨収縮】
信用創造が弱まり,預金通貨を含めた通貨供給量が減少すること。
→通貨膨張
つうかしゅぎ
つうかしゅぎ [4] 【通貨主義】
1830〜40年,イギリスの通貨論争における主張の一。兌換(ダカン)銀行券発行は正貨(金)によって規制されるべきであるとする考え方。
⇔銀行主義
つうかせいさく
つうかせいさく [4] 【通貨政策】
国内の通貨の供給量を適当に調節し,金融・貿易などの経済活動を制御することによって,経済の安定をはかる政策。
つうかせいよきん
つうかせいよきん [6] 【通貨性預金】
預金者の要求に応じて直ちに払い戻される預金の総称。支払い手段として機能することからこの名がある。当座預金・普通預金などをいう。要求払い預金。
つうかちょうせつ
つうかちょうせつ [4] 【通貨調節】
物価水準を適当な水準に維持するために,通貨の流通量を適切に増減すること。
つうかつうこうけん
つうかつうこうけん [6] 【通過通航権】
国際海峡を通過する目的で,船舶が航行し,飛行機が上空を飛行し,潜水艦が潜航する権利。
→無害通航権
つうかどうめい
つうかどうめい [4] 【通貨同盟】
⇒貨幣同盟(カヘイドウメイ)
つうかぼうえき
つうかぼうえき [4] 【通過貿易】
自国を経由して行われる他国同士の貿易。中継貿易と違って自国の業者は商取引に関与しない。
つうかぼうちょう
つうかぼうちょう [4] 【通貨膨張】
信用創造が盛んになり,預金通貨を含めた通貨供給量が増大すること。
→通貨収縮
つうかん
つうかん [0] 【通患】
全般に共通する心配や弊害。通弊。
つうかん
つうかん [0] 【通観】 (名)スル
全体にわたって見渡すこと。「古今を―するに/明六雑誌 13」
つうかん
つうかん [0] 【通貫】 (名)スル
つらぬき通すこと。貫通。
つうかん
つうかん [0] 【通巻】
全集・叢書・雑誌などの,第一巻または第一号からの通しの巻数。
つうかん
つうかん [0] 【通関】 (名)スル
関税法に従って,貨物の輸出入について税関の許可を受けること。
つうかん
つうかん【通関する】
pass the customs.‖通関手続 <pass> customs formalities;clearance (出港の).通関申告書 a bill of entry.通関ベース the customs basis.
つうかん
つうかん [0] 【痛諫】 (名)スル
きびしくいましめること。
つうかん
つうかん [0] 【痛感】 (名)スル
心につよく感ずること。身にしみて感ずること。「未熟さを―する」
つうかん
つうかん【痛感する】
realize fully[keenly];take <the old saying> to heart.
つうかんし
つうかんし [3] 【通関士】
通関業法に基づき,輸出入業者の依頼に応じて通関手続きの代行や税関の処分等に対する主張・陳述を行う者。
つうかんとうけい
つうかんとうけい [5] 【通関統計】
税関の資料をもとに大蔵省が作成し,毎月発表されるわが国の輸出入統計。正称,日本外国貿易統計。
つうかんベース
つうかんベース [5] 【通関―】
〔customs basis〕
国境通過の時点で集計した貿易額。輸出は本船渡し( FOB )集計,輸入は船積み地の FOB に運賃・保険料を含めたシフ( CIF )集計。
つうかスワップ
つうかスワップ [5] 【通貨―】
円とドルなど異なる通貨建ての債務を交換する金融取引。
→スワップ取引
→金利スワップ
つうかブロック
つうかブロック [5] 【通貨―】
貿易の決済通貨の価値基準を同一のものに求め,その中で相互に為替相場の安定を図る地域あるいは国々の集団。
つうが
つうが 【通雅】
中国の,名物・象数・訓詁・音韻などを二五門に分かち,考証した書。五二巻。明の方以智撰。
つうがく
つうがく [0] 【通学】 (名)スル
学問を学ぶために学校に通うこと。「自転車で―する」
つうがく
つうがく【通学する】
attend[go to]school.‖通学生 a day student.通学定期(券) a student's season ticket.
つうがくくいき
つうがくくいき [5] 【通学区域】
教育委員会によって,ある学校に通学することが定められている区域。学区。
つうがくせい
つうがくせい [3][4] 【通学生】
自宅・下宿などから学校へ通う学生。寄宿生に対していう。
つうがる
つうが・る [3] 【通がる】 (動ラ五[四])
その道によく通じているようなふりをする。通人ぶる。「おれのあそびかたはどうだのこうだのと―・つてゐる/安愚楽鍋(魯文)」
つうき
つうき [0] 【通気】
内部と外部の空気を通わせること。通風。「室内の―が悪い」
つうき
つうき [1] 【通規】
広く各種の事に適用できる規定。通則。
つうきこう
つうきこう [0][3] 【通気孔】
内外の空気を入れ換えるためにあけられた孔。通風孔。
つうきせい
つうきせい【通気性の】
poromeric;breathable.
つうきせい
つうきせい [0] 【通気性】
空気を流通させる性質。「―のいい繊維」
つうきそしき
つうきそしき [4] 【通気組織】
細胞間隙が連続して網状あるいは管状となり,空気や水蒸気の流通を行う植物の組織。
つうきほう
つうきほう [0] 【通気法】
体腔内に空気を送り込む治療・診断法。特に,耳管を開かせるために鼻から耳管を経由して鼓室内に空気を送る方法。耳管通気法。
つうきゅう
つうきゅう [0] 【通級】
小・中学校の通常の学級に在籍している軽度の障害児が,障害の状態に応じて養護学校などで指導を受けること。
つうきん
つうきん [0] 【通勤】 (名)スル
勤め先に通うこと。「毎日都心まで―している」「―電車」「―時間」
つうきん
つうきん【通勤する】
go to the office;→英和
<米> commute (乗物で);→英和
live out (住込みに対し).‖通勤者 a commuter.通勤地獄 a commuter-stampede.通勤電車 a commuter train.通勤手当 a commutation allowance.通勤定期(券) <米> a commutation[ <英> season]ticket.
つうきんけん
つうきんけん [3] 【通勤圏】
職場を中心にして通勤の可能な範囲。また,鉄道等の利用により大都市に通勤のできる郊外。
つうきんさいがい
つうきんさいがい [5] 【通勤災害】
労働者が通勤中に受けた災害。労働者災害補償保険の適用を受ける。
つうきんてあて
つうきんてあて [5] 【通勤手当】
労働者の通勤に要する実際の費用や通勤距離に応じて算定され,支払われる手当。
つうぎ
つうぎ [1] 【通儀】
広く一般に通用する儀式。「諸教の―明かなるべし/太平記 17」
つうぎ
つうぎ [1] 【通義】
広く一般に通用する道理。「権理―の等しきを云ふなり/学問ノススメ(諭吉)」
つうぎょ
つうぎょ [1] 【通御】
天皇および三后がお通りになること。
つうぎょう
つうぎょう [0] 【通暁】 (名)スル
(1)夜を通して朝に至ること。夜通し。
(2)すみずみまで知ること。「その分野に―している」
つうぎょう
つうぎょう [0] 【通教】
〔仏〕 天台宗の化法四教の第二。大乗教の最初の段階で,声聞・縁覚・菩薩の三乗に共通する空の教え。
つうく
つうく [1] 【痛苦】 (名・形動)[文]ナリ
いたみくるしむ・こと(さま)。「―に耐える」「―な思い」
つうくつ
つうくつ [0] 【通屈】 (名)スル
(1)話をつけること。かけあい。談判。「観音,千兵衛と―したまひ/黄表紙・大悲千禄本」
(2)連絡を取ること。通謀。「依つて虎と―をして,ちよ��らをもつて云ひ紛らかさせ/黄表紙・三幅対紫曾我」
(3)男女が互いに情を通ずること。「忍ぶ手筈か出合ひ宿―するに極まつた/歌舞伎・名歌徳」
(4)算段すること。工面すること。「事算段工面するに俗是を―するといふに/洒落本・戯作評判花折紙」
つうけ
つうけ [1] 【通化】
〔仏〕 仏の教えを広めて衆生(シユジヨウ)を仏法に帰依させること。
つうけい
つうけい [0] 【通経】 (名)スル
月経を薬によって通じさせること。
つうけい
つうけい [0] 【通計】 (名)スル
〔古くは「つうげ」〕
全体にわたって計算すること。総計。「刊行する所の書が,―約百五十部の多きに至つてゐる/渋江抽斎(鴎外)」
つうけいざい
つうけいざい [3][0] 【通経剤】
とどこおっている月経を促進させる薬剤。通経薬。催経剤。
つうけん
つうけん [0] 【通券】
通行を許可する手形。通行券。
つうけん
つうけん [0] 【通肩】
僧侶が袈裟(ケサ)を両肩を覆って着ること。偏袒右肩(ヘンタンウケン)に対していう。
つうげき
つうげき【痛撃】
<deal> a hard blow <at> ; <make> a severe attack <on> .
つうげき
つうげき [0] 【痛撃】 (名)スル
激しく攻撃して,手ひどい打撃を与えること。「書を著し宋儒を―し/日本開化小史(卯吉)」
つうげん
つうげん [0] 【痛言】 (名)スル
痛烈に意見を述べること。手きびしく言うこと。また,その言葉。
つうげん
つうげん [3][0] 【通言】
(1)世間一般に使用されている言葉。通語。
(2)遊里などで通人の使う言葉。いきな言葉。
つうげんそうまがき
つうげんそうまがき 【通言総籬】
洒落本。一冊。山東京伝作。1787年刊。同作者著の「江戸生艶気樺焼(エドウマレウワキノカバヤキ)」の登場人物をそのまま借り,当時の遊里の話題・風俗などを実在の人物に取材して描いたもの。
つうこう
つうこう [0] 【通航】 (名)スル
船舶が航路を行くこと。「隣国との間を―する船」
つうこう
つうこう [0] 【通交・通好】 (名)スル
国家間あるいは個人間で互いに親しく交際をすること。
つうこう
つうこう【通行】
traffic.→英和
〜する pass;→英和
go along.‖通行税[料金]a toll.通行止 <掲示> No Thoroughfare;Closed to Traffic.通行人 a passer-by.一方通行 <掲示> One Way Only.右側通行 <掲示> Keep to the Right.
つうこう
つうこう [0] 【通行】 (名)スル
(1)人や車が道を通ること。往来すること。「左側―」「堀割の功成て大船の―するに至れば/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(2)広く一般に行われていること。「世間に―している説」
つうこう
つうこう [0] 【通功】
キリスト教,特にカトリック教会で,天国・煉獄・地上における一切の信徒相互間の祈りによる交わりのこと。聖徒の交わり。諸聖人の通功。
つうこう
つうこう【通航】
navigation;sailing.→英和
つうこうけん
つうこうけん [3] 【通行権】
袋地の所有者が公道に出るために他人の土地を通行する権利。囲繞地(イジヨウチ)通行権。
→相隣関係
つうこうじょうやく
つうこうじょうやく [5] 【通交条約】
国家間の経済・交通に関する条約。通商航海条約など。
つうこうぜい
つうこうぜい [3] 【通行税】
電車・船舶・航空機などの乗客に課す直接消費税。
つうこうてがた
つうこうてがた [5] 【通行手形】
特定の場所を通行することを許可した証として発行される手形。通券。通行券。
つうこうにん
つうこうにん [0] 【通行人】
道路を通る人。通行者。
つうこうぼん
つうこうぼん [0] 【通行本】
広く一般にゆきわたっている本。流布本(ルフボン)。
つうこく
つうこく [0] 【痛刻・痛酷】 (名・形動)[文]ナリ
はなはだしく苦しい・こと(さま)。「一種―な快味を/あめりか物語(荷風)」
つうこく
つうこく [0] 【痛哭】 (名)スル
大いに嘆き悲しむこと。「悲憤忿怨且つ―して止(ヤマ)ざるなり/緑簑談(南翠)」
つうこく
つうこく【通告】
⇒通知.
つうこく
つうこく [0] 【通告】 (名)スル
告げ知らせること。通知。「受諾を―する」
つうこくしょぶん
つうこくしょぶん [5] 【通告処分】
間接国税・関税・専売などの特定の税に関して犯罪事実があるとの心証を得た場合,罰金・科料に相当する金額や没収該当物品などを納付すべきことを通知する行為。
つうこん
つうこん [0] 【通婚】 (名)スル
婚姻を行うこと。「―圏」
つうこん
つうこん [0] 【痛恨】
大いに残念に感じること。「―の思い」
つうこん
つうこん【痛恨に堪えない】
It is to be much regretted <that…> .痛恨事 a matter for deep regret;a regrettable[deplorable]fact.
つうこんじ
つうこんじ [3] 【痛恨事】
残念に思う出来事。「一大―」
つうご
つうご [0] 【通語】
「つうげん(通言){(1)}」に同じ。
つうごう
つうごう [3] 【通号】
広く一般に通ずる名前。通称。
つうさいきょ
つうさいきょ 【通済渠】
中国,黄河中流と淮河(ワイガ)を結ぶ水路。隋の煬帝(ヨウダイ)が開いた大運河の根幹をなす。605年開通。大運河の一部である山陽瀆(サンヨウトク)(淮河と長江を結ぶ水路)と江南河(長江と銭塘江(セントウコウ)を結ぶ水路)を経て杭州に達する。汴河(ベンガ)。トンジイチウ。
→永済渠(エイサイキヨ)
つうさくかきょく
つうさくかきょく [5] 【通作歌曲】
二節以上からなる詩の各節に次々と異なる旋律をつけた歌曲。
⇔有節歌曲
つうさん
つうさん【通産大臣(省)】
the Minister (Ministry) of International Trade and Industry.
つうさん
つうさん [0] 【通算】 (名)スル
全体を合わせて計算すること。通計。「加入期間を―する」
つうさん
つうさん【通算する】
sum up;totalize;→英和
include (含める).→英和
〜すると in all;all told;including.→英和
つうさん
つうさん [0] 【通三】
〔漢書(五行志)〕
人を選ぶこと,民意にかなうこと,時に従うことの三つの条件を備えること。名君主の条件とされる。「―の主,明一の君/盛衰記 11」
つうさんしょう
つうさんしょう [3] 【通産省】
「通商産業省」の略。
つうし
つうし [1][0] 【通史】
歴史記述の一方法。一時代・一地域に限らず全時代・全地域にわたって時代の流れを追って書かれた歴史。
⇔時代史
つうし
つうし 【通志】
中国の紀伝体の通史。二〇〇巻。南宋の鄭樵(テイシヨウ)の撰。紹興年間(1131-1162)に成立。帝紀一八巻・后妃伝二巻・年譜四巻・略五一巻・列伝一二五巻。特に正史の「志」にあたる「略」は古代から唐までに及び総合的文化史として注目すべきもの。三通または九通の一。
つうしき
つうしき [0] 【通式】
一般に通用する方式。
つうしゃく
つうしゃく [0][1] 【通釈】 (名)スル
全体を通して解釈すること。また,その解釈。「全文を―する」
つうしょ
つうしょ 【通書】
「太極図説」の理論の応用面を示した書。宋の周敦頤(シユウトンイ)撰。一巻四〇編。旧名,易通。
つうしょ
つうしょ [0] 【通所】 (名)スル
社会福祉の分野で,授産・療育・更生などのために施設に通うこと。
→入所
つうしょう
つうしょう【通称】
a popular name.ジョーンズ〜トム Jones,commonly called Tom;Jones alias Tom.
つうしょう
つうしょう [0] 【通商】 (名)スル
外国と商取引を行うこと。交易。貿易。「条約を結びて―せんことを請ふ/日本開化小史(卯吉)」
つうしょう
つうしょう [0] 【通称】 (名)スル
(1)(正式な名でなくて)世間一般に通用している名前。また,一般に言いならわすこと。また,その名。「―苔(コケ)寺」「源為朝,―鎮西八郎」
(2)結婚により改姓した女性が,職業上の理由などで旧姓を使用すること。また,その名。戸籍名に対していう。
つうしょう
つうしょう [0] 【通宵】
夜どおし。一晩中。「数千金を抛て―の宴を買ふものあり/偽悪醜日本人(雪嶺)」
つうしょう
つうしょう【通商】
commerce;→英和
trade;→英和
commercial relations.〜する (open) trade <with> .‖通商(航海)条約 a treaty of commerce (and navigation).
つうしょうきょうてい
つうしょうきょうてい [5] 【通商協定】
二国間の貿易についての協定。通商条約にくらべて臨時的・暫定的な内容のもの。
つうしょうけん
つうしょうけん [3] 【通商権】
国家が条約に基づいて,自国民の通商を他国に許可させる権利。
つうしょうこうかいじょうやく
つうしょうこうかいじょうやく [9] 【通商航海条約】
「通商条約」に同じ。
つうしょうさんぎょうしょう
つうしょうさんぎょうしょう [7] 【通商産業省】
国の行政機関の一。通商・商鉱工業・計量・資源・中小企業振興などに関する事務を取り扱う。1949年(昭和24)商工省を改称。付属機関に工業技術院,外局に資源エネルギー庁・特許庁・中小企業庁がある。通産省。
つうしょうさんぎょうだいじん
つうしょうさんぎょうだいじん [9] 【通商産業大臣】
通商産業省の長である国務大臣。通産大臣。通産相。
つうしょうじょうやく
つうしょうじょうやく [5] 【通商条約】
国家間の経済関係を安定させるため,通商・航海・関税・為替に関する事項およびこれに付随する入国・居住,領事の交換などの事項を規定した条約。通商航海条約。
つうしょうだいひょうぶ
つうしょうだいひょうぶ [7] 【通商代表部】
〔Office of the United States Trade Representative〕
アメリカの大統領直轄機関の一。1963年発足。国際通商交渉を担当,対日市場開放などを働きかけている。
つうしょうまさつ
つうしょうまさつ [5] 【通商摩擦】
⇒貿易摩擦(ボウエキマサツ)
つうしん
つうしん [0] 【通信】 (名)スル
(1)意思を他人に伝えること。音信を通じること。信書をやりとりすること。たより。
(2)郵便・電信・電話・信号・パソコンなどを使って意思や情報を伝達すること。
つうしん
つうしん [0] 【痛心】
心を痛めること。心痛。「曾根君の母君の―を見ても/思出の記(蘆花)」
つうしん
つうしん【通信】
correspondence;→英和
communication;→英和
news (報道);→英和
information (情報).→英和
〜する correspond[communicate] <with> ;→英和
report.→英和
〜が途絶した Communication <between…> has been interrupted.‖通信員 a correspondent.通信衛星 a communication satellite;a comsat.通信機関 a means of communication.通信講座[教育]a correspondence course.通信士 a telegraph operator.通信事業 a communication service.通信社 a news agency.通信販売(店) mail order (a mail-order house).通信費 communication expenses.通信簿 <米> a report card; <英> a school report.通信網 a network of news service.通信欄 a correspondence column.
つうしんいん
つうしんいん [3] 【通信員】
新聞社・雑誌社・放送局などが各地に配置した社員や嘱託員で,その地域のニュースを社に通信する者。「農事―」
つうしんえいせい
つうしんえいせい [5] 【通信衛星】
〔communications satellite〕
トランスポンダーを搭載し,地上局の遠距離通信の中継局となる人工衛星。ほとんどは静止衛星。放送にも用いられる。CS 。
つうしんきき
つうしんきき [5] 【通信機器】
無線や有線による電気通信に必要な機器。電話・トランシーバー・放送衛星など多岐にわたる。
つうしんきょういく
つうしんきょういく [5] 【通信教育】
通学が困難な者を対象にして,郵便またはラジオ・テレビなどの通信手段を用いて行う教育活動。現行では大学・高校・社会通信教育の三つに大別される。
つうしんこうがく
つうしんこうがく [5] 【通信工学】
音声・画像などの信号を電気信号にかえて伝送する手段について研究する学問。
つうしんし
つうしんし [3] 【通信士】
船舶の通信業務を行う職員。海技士(通信)もしくは海技士(電子通信)の資格を必要とする。
つうしんし
つうしんし [3] 【通信使】
⇒朝鮮(チヨウセン)通信使
つうしんしゃ
つうしんしゃ [3] 【通信社】
新聞・雑誌・放送など報道関係の会社に国内外のニュースを提供したり取得する会社。
つうしんじぎょう
つうしんじぎょう [5] 【通信事業】
(1)意思の伝達を通信によって行うことを目的とする事業。郵便・電信・電話などの事業。
(2)新聞・雑誌・放送など報道関係の会社に報道の材料を提供する事業。通信社の業務。
つうしんとう
つうしんとう [0] 【通信筒】
飛行機などから通信文を入れて投下するために使う円筒。
つうしんのひみつ
つうしんのひみつ [0] 【通信の秘密】
通信に関して,その当事者以外には秘密であること。憲法は,これを侵してはならないと規定する。信書の秘密。
つうしんはんばい
つうしんはんばい [5] 【通信販売】
広告やダイレクト-メール・パソコン通信などによって客から注文をとり,商品を発送する小売販売の方法。通販。
つうしんぶん
つうしんぶん [3][0] 【通信文】
自己の意思を他人に伝え,またはある事実を他人に通知するために,文字や記号(電信符号・点字・速記符号など)を用いて表されたもの。
つうしんぼ
つうしんぼ [3] 【通信簿】
⇒通知表(ツウチヒヨウ)
つうしんもう
つうしんもう [3] 【通信網】
(1)通信社・新聞社・放送局などが,各地域のニュースをもれなく社に通信するための組織。
(2)電話・データ通信のように加入者間を結ぶ通信のネットワーク。
つうしんりろん
つうしんりろん [5] 【通信理論】
通信すべき情報を確実・迅速に,しかも経済的に取り扱うための理論。
つうじ
つうじ【通じ】
a bowel movement.〜がとまる be constipated[costive].〜がつく have a motion.→英和
〜をつける loosen[move]the bowels.〜は正常である The bowels are regular.‖通じ薬 ⇒下剤.
つうじ
つうじ [1] 【通事・通詞・通辞】
(1)通訳。通訳をする人。特に長崎で通訳や貿易事務を行なった江戸幕府の役人。オランダ通詞と唐通事とがあった。
(2)民事訴訟で,陳述人が日本語を解しないか,聾者や唖者である場合,その通訳を行う者。
(3)間に立って取り次ぐこと。また,その人。「夫はなまなか目礼ばかり女房そばから―して/浄瑠璃・反魂香」
つうじ
つうじ [0] 【通じ】
(1)他人の意志や考えをさとること。わかり。さとり。「―の悪い人」
(2)大便の排泄(ハイセツ)。便通。「―がない」「お―」
つうじあう
つうじあ・う [4] 【通じ合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに気持ちが通じる。互いに心をかよわせる。「心が―・う」
[可能] つうじあえる
つうじぐすり
つうじぐすり [4] 【通じ薬】
便通のよくなる薬。くだし薬。下剤。
つうじげんごがく
つうじげんごがく [6] 【通時言語学】
〔(フランス) linguistique diachronique〕
研究法から分けた言語学の一部門。同一言語の二つまたはそれ以上の異なった時代における体系を比較し,その歴史的変遷を対象として研究するもの。ソシュールの用語。通時論。動態言語学。
⇔共時言語学
つうじたい
つうじたい [0] 【通時態】
〔(フランス) diachronie〕
言語のあり方を時間軸に沿って捉えた言語の諸相。主として史的変化を観察する際の対象。ソシュールの用語。通時相。
⇔共時態
つうじつ
つうじつ [0] 【通日】
暦で,一月一日から通して数えた日数。
つうじて
つうじて【通じて】
through <Mr.A> (仲介);→英和
through(out)[all through] <the year> (期間);all one's life (一生を).
つうじて
つうじて [0] 【通じて】
■一■ (副)
全体を通して見ると。総じて。
■二■ (連語)
(「…を通じて」の形で)…を通して。「四季を―観光客が絶えない」
→通ずる□二□(5)
つうじてき
つうじてき [0] 【通時的】 (形動)
複数の現象が時間の継起に従ってあるさま。また,ある対象を時間的・歴史的な変化の相にしたがって記述しようとするさま。
⇔共時的
つうじゅく
つうじゅく [0] 【通熟】 (名)スル
詳しく知りぬいていること。「書籍の意味を了解し幾(ホト)んど英語に―し/新聞雑誌 37」
つうじょう
つうじょう [0] 【通情】
世間一般の人情。普通の感情。また,世間一般の事情。「是(コレ),実に人の―也/蘭学事始」
つうじょう
つうじょう【通常】
⇒普通.通常国会 a regular[an ordinary]session of the Diet.
つうじょう
つうじょう [0] 【通常】
特別の事情がなく,いつもどおりであること。普通。副詞的にも用いる。「―七時まで営業している」
つうじょうけつぎ
つうじょうけつぎ [5] 【通常決議】
⇒普通決議(フツウケツギ)
つうじょうこっかい
つうじょうこっかい [5] 【通常国会】
毎年一回定期的に召集される国会。一二月中に召集するのを常例とする。会期は一五〇日。常会。
→臨時国会
→特別国会
つうじょうしきぶん
つうじょうしきぶん [5] 【通常式文】
教会暦にかかわりなく,年間を通じて常に用いられる式文。
つうじょうせんきょ
つうじょうせんきょ [5] 【通常選挙】
参議院議員の任期満了に伴い,半数改選のため三年ごとに行われる選挙。
→総選挙
つうじょうせんりょく
つうじょうせんりょく [5] 【通常戦力】
在来の陸海空軍用戦力のこと。特に核兵器との対比のために使用される語。
つうじょうそうかい
つうじょうそうかい [5] 【通常総会】
社団法人の社員総会。民法上少なくとも年に一度開くことを要求される。株式会社や有限会社の定時総会をいう場合もある。
つうじょうでんぽう
つうじょうでんぽう [5] 【通常電報】
普通の取り扱いによる電報。
つうじょうはがき
つうじょうはがき [5] 【通常葉書】
郵便葉書の一種。普通一般に用いられる長方形(横10センチメートル・縦14.8センチメートル)のもの。官製のものと私製のものがある。
つうじょうへいき
つうじょうへいき [5] 【通常兵器】
核兵器および生物・化学兵器以外の在来型の兵器。
つうじょうゆうびんぶつ
つうじょうゆうびんぶつ [7] 【通常郵便物】
小包郵便物を除いた郵便物。第一種から第四種までに分類されている。
つうじる
つうじる【通じる】
(1)[知る]be familiar[well acquainted] <with> ;have a good knowledge[be a good scholar] <of> ;make oneself understood (意志が).
(2)[交通機関が]run <to> ;→英和
go[lead] <to> (道が);→英和
be opened <to> (開通).
(3)[連絡]connect;→英和
get through <to> (電話が);communicate[be in touch] <with> ;→英和
betray (敵に).→英和
つうじる
つう・じる [0] 【通じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「通ずる」の上一段化〕
「通ずる」に同じ。「駅に―・じる道」
つうじん
つうじん【通人】
a man of the world;→英和
a man about town.〜ぶる show off one's knowledge.
つうじん
つうじん [0] 【通人】
(1)ある物事に精通している人。物知り。
(2)世態・人情に通じている人。
(3)花柳界の事情に通じている人。通。粋人。
つうす
つうす [1] 【都寺・都守】
〔仏〕
〔「都監寺(ツカンス)」の略〕
禅宗寺院で住持の下にあって,事務関係を監督・統括する最高位の役職。
つうすい
つうすい [0] 【通水】 (名)スル
水路などに水を通すこと。「管に―する」
つうず
つうず [1] 【通塗・通途】
(1)普通なこと。並であること。通常。「並や―の者ならば然うはいかぬがち/浮雲(四迷)」
(2)〔仏〕 仏教一般に共通する教義のこと。
つうずる
つう・ずる [0] 【通ずる】 (動サ変)[文]サ変 つう・ず
□一□(自動詞)
(1)ある道筋を経由して,一方から他方に達する。
(ア)道などが,ある場所へ至る。「都へ―・ずる道」
(イ)交通・通信ができる状態になる。「奥地まで鉄道が―・ずる」「電話が―・じない」
(ウ)道筋にさまたげとなるものがない状態になる。道筋が開ける。「電流が―・ずる」
(2)気持ちや言葉などが相手に伝わって理解される。「誠意が―・ずる」「英語が―・じない国」「洒落の―・じない人」
(3)双方のいずれにもつながる。共通する。また,物事一般にあてはまる。通用する。「彼とは一脈―・ずるところがある」「現代にも―・ずる問題」
(4)深く知っている。精通する。「内部の事情に―・ずる」
(5)ひそかに交わりをもつ。
(ア)敵とつながりをもつ。内通する。「敵と―・ずる」
(イ)男女が肉体関係を持つ。
(6)通る。かよう。「息は鼻より―・ずべし/正法眼蔵」
(7)大小便が出る。[日葡]
□二□(他動詞)
(1)一方から他方へ至らせる。「海岸沿いに道を―・ずる」「電流を―・ずる」
(2)気持ちや考えなどを相手に伝える。知らせる。「来意を―・ずる」
(3)人や物を相手方に届ける。「鈴索を引き鳴らして謁を―・じ/舞姫(鴎外)」「音信ヲ―・ル/日葡」
(4)心をかよわせる。「…とよしみを―・ずる」「…と気脈を―・ずる」
(5)(「…を通じて」の形で)
(ア)あるものを経由する。また,仲介の手段とする。「秘書を―・じて面会を乞う」
(イ)物事が全体に行きわたる。「四季を―・じて暖かい」「生涯を―・じて守りぬいた信念」
[慣用] 有無(ウム)相―・気脈を―・刺(シ)を―・情を―/一念天に通ず・款(カン)を通ず・窮すれば通ず
つうせい
つうせい【通性】
a common property[quality]; <national> characteristics[traits].
つうせい
つうせい [0] 【通性】
一般にまたは同類のものに共通してみられる性質。「日本人の―」
つうせいけんきせいさいきん
つうせいけんきせいさいきん [10] 【通性嫌気性細菌】
酸素の有無にかかわらず生育できる細菌。大腸菌・乳酸菌など。
つうせき
つうせき [0] 【通籍】
〔昔,中国で,宮門の出入りを許された者の姓名・年齢を記載した掛け札のことから〕
宮門の出入りを許されること。また,その者。「―の郎従にあらず/盛衰記 32」
つうせき
つうせき [0] 【痛惜】 (名)スル
非常に悲しみ惜しむこと。「―の念に堪えない」
つうせき
つうせき [0] 【痛斥】 (名)スル
強く排斥すること。強くしりぞけること。「専制横暴を―する」
つうせつ
つうせつ [0] 【通説】
(1)世間に広く通用している説。「―をくつがえす新発見」
(2)全般にわたって解説すること。また,その解説。「日本文学史―」
(3)通達した説。
つうせつ
つうせつ【通説】
a common[popular]opinion[view];an accepted theory.
つうせつ
つうせつ【痛切な(に)】
keen(ly);→英和
urgent(ly);→英和
severe(ly).→英和
つうせつ
つうせつ [0] 【痛切】 (形動)[文]ナリ
ある思いや感情を身にしみて強く感ずるさま。「力不足を―に実感する」「かれは―に孤独を感じた/田舎教師(花袋)」
[派生] ――さ(名)
つうせん
つうせん [0] 【通船】 (名)スル
(1)船が通航すること。また,その船。「船をもつて江都(エド)に―し/二宮尊徳(露伴)」
(2)船を通過させること。「―料」「―手形」
つうそ
つうそ [1] 【痛楚】 (名)スル
痛み苦しむこと。苦痛。痛苦。「脚指を石に築著(チクジヤ)して,流血し,―するに/正法眼蔵」
つうそう
つうそう [0] 【通草・蓪草】
カミヤツデの別名。
つうそうていおん
つうそうていおん [5] 【通奏低音】
与えられた数字付きの低音の上に即興で和音を補いながら伴奏声部を完成させる技法。ヨーロッパの一七,八世紀(バロック時代)に広く用いられた。数字付きバス。
つうそく
つうそく [0] 【通則】
(1)全般にわたって適用される規則。
(2)一般に適用される規則。共通のきまり。
つうそく
つうそく [0] 【通塞】
(1)通じることとふさがること。通と不通。「すべて仏法の―を論ずるにたらず/正法眼蔵」
(2)運が開けることと開けないこと。幸と不幸。「運の―,時の否泰/太平記 4」
つうそく
つうそく【通則】
general rules.
つうぞく
つうぞく [0] 【通俗】 (名・形動)[文]ナリ
(1)一般大衆にわかりやすく受け入れやすいこと。一般向きであること。また,そのさま。低俗。「―に堕する」「―小説」
(2)世間一般。世間並み。「―な考え」
(3)世間一般の習俗。世俗。
つうぞく
つうぞく【通俗的】
popular;→英和
common.→英和
〜的に <explain> in plain language; <write> in a popular style.〜化する popularize.→英和
‖通俗小説(文学) a popular novel (literature).
つうぞくか
つうぞくか [0] 【通俗化】 (名)スル
通俗になること。程度の高いものを一般大衆向きに変えること。「学問を―する」
つうぞくかんそぐんだん
つうぞくかんそぐんだん 【通俗漢楚軍談】
読本。一五巻。七巻まで夢梅軒章峰,八巻以降は称好軒徽庵訳。1695年刊。明代の「西漢通俗演義」の翻訳。漢の劉邦と楚の項羽との戦いを小説化したもの。のちの読本・草双紙に影響を与えた。
つうぞくさんごくし
つうぞくさんごくし 【通俗三国志】
読本。五〇巻。湖南文山訳。1689〜92年刊。羅貫中の「三国志演義」の翻訳。通俗軍談中,人気が高く江戸時代を通じて広く読まれた。
つうぞくしょうせつ
つうぞくしょうせつ [5] 【通俗小説】
その時代の風俗に取材し,一般大衆が楽しめるように,事件や筋の面白さに重点を置いた娯楽性の高い読み物。
つうぞくてき
つうぞくてき [0] 【通俗的】 (形動)
あまり高度でなく,一般の人にもわかりやすいさま。また,俗受けするようなさま。「―な解釈」
つうぞくぶん
つうぞくぶん [0][4] 【通俗文】
(1)世間一般の人にわかりやすい文体。普通の人にわかりやすい文。
(2)手紙文。書簡文。
つうたつ
つうたつ [0] 【通達】 (名)スル
〔「つうだつ」とも〕
(1)通知すること。知らせること。「裁判所から―がある」
(2)ある道に深く通ずること。「二か国語に―する」
(3)上級行政庁が下級行政庁に対し,細目的な職務事項や法律の解釈・判断の具体的指針を示し,行政上の処理の統一を期するために文書をもって発する指示通達。
→訓令
(4)とどこおりなく通じること。くまなくゆきわたること。「微細緻密の極にまで―する有様は/文明論之概略(諭吉)」
つうたつ
つうたつ【通達】
(a) notification;a notice.→英和
〜する notify <a person of a matter> .→英和
つうたん
つうたん [0] 【痛嘆・痛歎】 (名)スル
非常になげき悲しむこと。「啻(タダ)に父の喪を―するのみ/花柳春話(純一郎)」
つうだ
つうだ [1] 【痛打】 (名)スル
(1)強く打つこと。また,相手を打ちのめすような強い打撃。「顔面を―する」
(2)野球で,痛烈な一打を放つこと。「―を浴びせる」
つうだい
つうだい [0] 【通題】
俳句会で,一座の人々に同じ題が出されること。また,その題。とおりだい。
つうだつぼく
つうだつぼく [4] 【通脱木】
植物カミヤツデの別名。
つうだつぼだいしん
つうだつぼだいしん [6] 【通達菩提心】
〔仏〕 密教で説く五相成身観の第一。自己の本性である菩提心を理論的に悟り,自分の心を月輪(ガチリン)の形として観ずるもの。通達心。
つうち
つうち [0] 【通知】 (名)スル
(1)知らせること。知らせ。「前もって―する」
(2)よく知っていること。「普(アマネ)く世人の―する所なれども/新聞雑誌 45」
つうち
つうち【通知】
(a) notice;→英和
(a) notification;information;→英和
(a) communication;→英和
《商》an advice.→英和
〜する let <a person> know;inform[notify] <a person of> ;→英和
communicate.→英和
‖通知書(票) a notice (an advice slip).通知簿 ⇒通信.通知預金 a deposit at call[notice].
つうちひょう
つうちひょう [0] 【通知表】
児童・生徒各自の出欠席,教科学習の状況・成績,身体状況,情緒的・社会的発達などについての情報を学校から家庭に通知する書類。通信簿。連絡簿。通知簿。
つうちぼ
つうちぼ [3] 【通知簿】
「通知表(ツウチヒヨウ)」に同じ。
つうちょう
つうちょう [0] 【通暢】 (名)スル
つかえることなくすらすら通ること。また,学問に広く通じていること。「漢書を渉(アサ)り,殊に史伝に―せり/緑簑談(南翠)」
つうちょう
つうちょう【通帳】
a passbook.→英和
預[貯]金通帳 a bankbook;→英和
a passbook.→英和
つうちょう
つうちょう [0] 【通帳】
品物の売買,預金などの金額・数量などを記載する帳面。かよい帳。「預金―」
つうちょう
つうちょう [0] 【通牒】 (名)スル
(1)書面で通知すること。また,その書面。「いよ��脱逃せしむべき万事を―するによしなく/鬼啾々(夢柳)」
(2)「通達{(3)}」の旧称。
(3)国際法上,国家の一方的意思表示を内容とする文書。駐在外交使節を通して,相手国の外務省に伝達する。「最後―」
→口上書
つうちょく
つうちょく [0] 【通直】
木目(モクメ)などが縦にまっすぐに通っていること。「―木理(モクリ)」
つうちよきん
つうちよきん [4] 【通知預金】
預け入れ後一定期間据え置き,預金引き出しの数日前に予告することを条件とする銀行預金。利子は普通預金より高い。
つうつう
つうつう
■一■ [1] (副)
物事がさまたげられずに通ったり進んだりするさま。「風が―通る」
■二■ [0][3] (名・形動)
(1)互いによく通じ合っている間柄。また,そのさま。「二人は―の間柄だ」
(2)情報などが,筒抜けのさま。
つうてい
つうてい [0] 【通底】 (名)スル
表面上異なって見える事柄や思想などが,根底において通ずるところをもつこと。
つうてつ
つうてつ [0] 【通徹】 (名)スル
(1)つらぬき通ること。また,つらぬき通すこと。
(2)はっきりと知りつくすこと。「最もゆるかせにすべからざることは,脈絡―といふ事なり/小説神髄(逍遥)」
つうてん
つうてん [0] 【通典】
一般に通用する規則。
→つてん(通典)
つうてん
つうてん [0] 【通天】
(1)天に通ずること。
(2)「通天橋」の略。
(3)江戸時代の歌舞伎劇場で,橋懸(ガ)かりの上部に設けられた張り出し桟敷。
つうてん
つうてん [1] 【痛点】
痛覚を感じ得る皮膚面や口腔・咽頭・鼻腔の粘膜上の感覚点。感覚点のうちでは最も数が多い。
つうてんかく
つうてんかく 【通天閣】
大阪市浪速区の歓楽街,通称,新世界の中心にある塔。エッフェル塔にならって1912年(明治45)竣工。現在のものは56年(昭和31)再建。高さ103メートル。
つうてんきょう
つうてんきょう 【通天橋】
京都市東山区の東福寺にある橋廊の名。洗玉澗という渓流に架けられていて,紅葉の名所として知られる。通天。
つうでん
つうでん [0] 【通電】 (名)スル
電流を通すこと。
つうと
つうと [1] (副)
動作がとどこおりなく,または突然行われるさま。つうっと。「人影が―消える」
つうどう
つうどう [0] 【通洞】
鉱山で,坑口から水平に掘進された主要坑道。
つうどうそしき
つうどうそしき ツウダウ― [5] 【通道組織】
植物の水分や養分の通路となる組織。木部と師部からなる。
つうどく
つうどく [0] 【通読】 (名)スル
全体を一通り読むこと。初めから終わりまで読み通すこと。「最初に全体を―する」
つうどく
つうどく【通読する】
read through.
つうどじ
つうどじ 【通度寺】
韓国,慶尚南道梁山郡にある寺。646年慈蔵の開基。1592年,文禄の役で焼失,後に松雲惟政が再興。もと朝鮮三大寺の一,朝鮮三一本山の一。
つうにょう
つうにょう [0] 【通尿】 (名)スル
小便の通じをよくすること。利尿。
つうねん
つうねん [0] 【通年】
一年を通じてのこと。「―営業の山小屋」
つうねん
つうねん【通念】
a common[an accepted]idea.
つうねん
つうねん [1] 【通念】
一般に共通した考え。「社会―」
つうはん
つうはん [0] 【通判】
中国の官名。宋初,藩鎮の弊害にかんがみて,知州の専横を抑えるために設けられた知州の補佐役。元は置かず,明・清と置いたが次第にその地位は低下した。
つうはん
つうはん [0] 【通販】
「通信販売」の略。
つうば
つうば [1] 【痛罵】 (名)スル
激しくののしること。きびしく非難すること。「―を浴びる」「相手を―する」
つうば
つうば【痛罵する】
denounce;→英和
condemn;→英和
abuse.→英和
つうばく
つうばく [0] 【痛爆】 (名)スル
激しく爆撃すること。猛爆。
つうひょう
つうひょう [0] 【通票】
鉄道の単線区間で,一定区間に二列車が同時に入るのを防ぎ,列車運行の安全を保つため,駅長から運転士に交付される通行票。タブレット。
通票[図]
つうふう
つうふう【痛風】
<have> the gout.→英和
つうふう
つうふう【通風】
ventilation.〜が良い(悪い) be well (badly) ventilated.‖通風管 an air pipe;a ventiduct.通風機 a ventilator[fan](装置).
つうふう
つうふう [0] 【痛風】
代謝障害や内分泌障害により尿酸が体内に異常に蓄積し,関節炎を起こす疾患。肥満体の成年男子に多く,通例足の親指の猛烈な関節痛発作に始まる。慢性化すると尿酸が組織に沈着して結節を形成,関節破壊や心臓・腎障害などが起きる。
つうふう
つうふう [0] 【通風】 (名)スル
空気を通すこと。空気の流通の悪い所に新鮮な空気を通すこと。「―をよくする」
つうふうき
つうふうき [3] 【通風機】
室内や空気の流通の悪い所の換気を行う装置。換気装置。ベンチレーター。
つうふうとう
つうふうとう [0] 【通風筒】
船舶で船内の各所に新鮮な空気を送るための風道。ダクト。
つうふん
つうふん [0] 【痛憤】 (名)スル
大いに憤慨すること。「政治の腐敗を―する」
つうぶる
つうぶ・る [3] 【通ぶる】 (動ラ五[四])
通人ぶる。通人らしくふるまう。「―・った言い方」
つうぶん
つうぶん [0] 【通分】 (名)スル
分母の異なる二つ以上の分数を,その値を変えることなく,おのおの共通の分母をもつ分数にすること。
つうぶん
つうぶん【通分する】
《数》reduce <fractions> to a common denominator.
つうへい
つうへい [0] 【通弊】
一般に共通してみられる弊害。「閑話(ムダバナシ)は邦人の―にして/新聞雑誌 17」
つうへい
つうへい【通幣】
a common fault[evil].
つうへき
つうへき [0] 【通癖】
広く一般にみられる,かたよった慣習。
つうべん
つうべん [1] 【通弁】 (名)スル
「通訳」の古い言い方。通辞。「英語は…レピツト夫人の演説を―した程の達者/思出の記(蘆花)」
つうべんにん
つうべんにん [0] 【通弁人】
通弁する人。通訳。
つうほう
つうほう【通報】
a report;→英和
a dispatch;→英和
information.→英和
〜する report <to> ;notify.→英和
‖通報者 a reporter.
つうほう
つうほう [0] 【通宝】
〔世間に通用する宝の意〕
昔,貨幣面に鋳つけた語。通貨。「寛永―」
つうほう
つうほう [0] 【通法】
(1)一般に通じる法規や法則。
(2)二種類以上の単位を併用して表された数量を一種類の単位に直すこと。例えば1メートル20センチメートルを120センチメートルとする類。
つうほう
つうほう [0] 【通報】 (名)スル
告げ知らせること。通知。「気象―」「警察に―する」
つうぼう
つうぼう [0] 【痛棒】
(1)座禅の時,師が心の定まらない者をうち懲らすのに用いる棒。
(2)手ひどい叱責(シツセキ)。痛烈な打撃。「先づ敵の頭上に一大―を加ヘて/肉弾(忠温)」
つうぼう
つうぼう [0] 【通謀】 (名)スル
相手方としめし合わせて犯罪などをたくらむこと。「敵と―する者」
つうぼう=を食らわす
――を食らわす
手ひどく叱責する。
つうめい
つうめい [0] 【通名】
一般に通じる名称。通り名。通称。
つうや
つうや [1] 【通夜】
(1)夜通し。一晩中。徹夜。
(2)「つや(通夜)」に同じ。
つうやく
つうやく [0] 【通約】 (名)スル
「約分」の古い言い方。
つうやく
つうやく [1] 【通訳】 (名)スル
言葉が異なるために話が通じない人々の間に立って,互いの言葉を翻訳して話の仲立ちをすること。また,その人。「英語を―する」「同時―」
〔古くは「通辞」「通弁」などといった〕
つうやく
つうやく【通訳】
interpretation;→英和
an interpreter (人).→英和
〜する interpret;→英和
act as (an) interpreter <for> .‖通訳官 an official interpreter.
つうやくあんないぎょう
つうやくあんないぎょう [7] 【通訳案内業】
通訳案内業法に基づき,来日する外国人にその母国語で旅行に関する案内を行う者。
つうやくにん
つうやくにん [0] 【通訳人】
通訳をする人。通訳。
つうゆう
つうゆう [0] 【通有】 (名・形動)[文]ナリ
物事に共通して備わっている・こと(さま)。「政治家に―の考え方」「老人に―な倦怠に伴ふ睡眠を/土(節)」
つうゆうせい
つうゆうせい [0] 【通有性】
特殊なものでなく,一般に共通してある性質。共通性。通性。
つうよう
つうよう【痛痒を感じない】
do not make any difference <to one> ;do not care at all[a bit].
つうよう
つうよう【通用する】
pass <for> ;→英和
circulate;→英和
be current[available,valid];hold good[true](規則などが).‖通用期間 a stipulated period.通用口(門) the side door (gate).通用発売当日限り Available[Valid]for the day of issue only.
つうよう
つうよう [0] 【痛痒】
(1)いたみとかゆみ。
(2)苦病。さしさわり。「何らの―を与えない」
つうよう
つうよう [0] 【通用】 (名)スル
(1)広く一般に用いられること。「その頃―していた…五十銭札/雁(鴎外)」
(2)世間一般に理解され,受け入れられること。また,有効なものとして認められること。「現代では―しない考え方」「一か月―の定期」
(3)双方に通じて用いられること。「両者に―する規定」
(4)いつも出入りすること。「―口(グチ)」
(5)心を通じること。「内心は皆―せり/盛衰記 19」
つうよう=を感じ∘ない
――を感じ∘ない
少しも利害や影響を感じない。痛くもかゆくもない。
つうようおん
つうようおん [3] 【通用音】
⇒慣用音(カンヨウオン)
つうようきかん
つうようきかん [6][5] 【通用期間】
切符や入場券などの有効期間。
つうようきん
つうようきん [0][3] 【通用金】
世間に通用している貨幣。
つうようぐち
つうようぐち [3] 【通用口】
ふだん出入りする戸口。勝手口。
つうようじたい
つうようじたい [5] 【通用字体】
社会一般で普通に広く使われている字体。常用漢字表・人名用漢字表に示されている字体など。
つうようもの
つうようもの [0] 【通用物】
立花(タテハナ)や立華(リツカ)で木物・草物両者の性質をもつものとして使用される花材。藤・竹・牡丹が代表的。
つうようもん
つうようもん ツウヤウ― 【通陽門】
平安京大内裏の朝堂院二十五門の一。東面する掖門(エキモン)の一。左廂門。
→大内裏
つうようもん
つうようもん [3] 【通用門】
ふだんの出入りに使われる門。
つうらん
つうらん【通覧する】
survey;→英和
look over;read through.
つうらん
つうらん [0] 【通覧】 (名)スル
書物や書類の全体にわたって一通り目を通すこと。「全巻を―する」
つうり
つうり [1] 【通理】
(1)一般に通じる道理。
(2)筋道を通すこと。
つうりき
つうりき [1][0] 【通力】
〔仏〕 禅定などを修めた結果得られる,何事も自由自在になし得る超人的な力。神通力。
つうれい
つうれい [0] 【通例】
■一■ (名)
一般の習慣。世間のならわし。通常の例。「挨拶に行くのが―だ」「旧暦で祝うのを―とする」
■二■ (副)
普通。一般に。「―一〇時に開場する」
つうれい
つうれい【通例】
⇒普通.
つうれつ
つうれつ [0] 【痛烈】 (形動)[文]ナリ
非常にはげしく攻めたてるさま。てきびしいさま。「―な批判」「―な皮肉」「―な一撃」
[派生] ――さ(名)
つうれつ
つうれつ【痛烈な(に)】
severe(ly);→英和
bitter(ly).→英和
つうろ
つうろ [1] 【通路】
(1)通行するための道路。通り道。出入り道。「―をふさぐ」
(2)往き来。交際。連絡。「向後(キヨウコウ)房とは―せぬ/浄瑠璃・重井筒(上)」
つうろ
つうろ【通路】
a passage;→英和
a way;→英和
a path;→英和
an aisle.→英和
〜をふさぐ stand in the[one's]way.〜をあける make way <for> .〜側の席 an aisle seat.
つうろん
つうろん【通論】
an introduction <to> ;→英和
an outline <of> .→英和
つうろん
つうろん [0] 【通論】 (名)スル
(1)ある事柄の全般にわたって論ずること。また,その説。
(2)世間一般に認められている論。通説。定論。
つうろん
つうろん [0] 【痛論】 (名)スル
激しく論ずること。また,その議論。「厭(イト)ふことなく―して/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
つうわ
つうわ 【通話】
■一■ [0] (名)スル
(1)電話で話をすること。「―不能」
(2)電話で話をするときの一定時間の長さの単位。
■二■ (接尾)
助数詞。{■一■(2)}の回数を数えるのに用いる。「三―分の料金」
つうわ
つうわ【通話(料)】
(the charge[fee]for) a telephone call.一通話 one call.
つうわさん
つうわさん [0] 【通和散】
「練(ネ)り木」に同じ。
つうわどすう
つうわどすう [4][5] 【通話度数】
通話を行なった度数。課金制度により,最低料金で話せる時間内の通話を一度数とする。
つえ
つえ【杖】
a (walking) stick;→英和
a cane.→英和
〜をついて <walk> with a stick.〜とも柱とも頼む人 <as> one's (only) support.
つえ
つえ ツヱ [1] 【杖・丈】
(1)歩く時,手に持って地面につき,歩行の助けとする細長い木や竹の棒。「―をつく」「―にすがる」「転ばぬ先の―」
(2)頼りにするもの。「老後の―とする」
(3)律令制で,杖罪(ジヨウザイ)となった罪人を打つのに使う棒。
(4)律令制以前の長さの単位。のちの一丈(約3メートル)に相当。
(5)弓杖(ユンヅエ)の長さ,七尺五寸(約2.3メートル)のこと。
(6)中世における地積の単位。一段の五分の一。七二歩。
つえ=とも柱とも頼む
――とも柱とも頼む
非常に頼みに思うことのたとえ。
つえ=に突く
――に突・く
物を立てて杖のようにしてよりかかる。
つえ=に縋(スガ)るとも人に縋るな
――に縋(スガ)るとも人に縋るな
安易に他人に頼ったり,他人の助力をあてにしたりするな。
つえ=の下から回る児(コ)は打てない
――の下から回る児(コ)は打てない
泣きすがってくるものをひどいめにあわすことはできない。
つえ=ほど掛かる子は無い
――ほど掛かる子は無い
杖ほどに頼りになる子はいない。本当に頼りがいのある子はなかなか得難いこと。
つえ=も孫(マゴ)ほどかかる
――も孫(マゴ)ほどかかる
年をとると孫を頼りにしてよりかかるように,杖を頼みにする。
つえ=を曳(ヒ)く
――を曳(ヒ)・く
杖を手に歩く。散歩する。また,旅をする。
つえたてでんせつ
つえたてでんせつ ツヱタテ― [5] 【杖立て伝説】
高僧や武将などが,持っていた杖を大地にさしたところ,根がつき芽が出て大木になったという一群の伝説。
つえたらず
つえたらず ツヱ― 【杖足らず】 (枕詞)
杖は一丈(一〇尺)に満たない意から,「八尺(ヤサカ)」にかかる。「―八尺の嘆き嘆けども/万葉 3344」
つえつき
つえつき ツヱ― [2][4] 【杖突き】
(1)つえをつくこと。また,その人。
(2)鎧(ヨロイ)の背の指筒(サシヅツ)に差した小旗,または飾り物。
(3)江戸幕府の職名の一。土地の測量を行なった者。
(4)〔礼記(王制)〕
老人の年齢で五〇歳・六〇歳・七〇歳・八〇歳のこと。
つえつきえび
つえつきえび ツヱ― [4] 【杖突海老】
テナガエビの異名。
つえつきざか
つえつきざか ツヱツキ― 【杖突坂】
三重県四日市市と鈴鹿市との間にある坂。倭建命(ヤマトタケルノミコト)が伊吹山の神の討伐の際,病を得て疲れ果て杖を突いて歩いたと伝える所。
つえつきとうげ
つえつきとうげ ツヱツキタウゲ 【杖突峠】
長野県中央部,諏訪盆地と伊那谷を結ぶ峠。海抜1274メートル。近世まで信州中部や甲州から東海地方に出る重要な交通路であった。
つえはしら
つえはしら ツヱ― [1] 【杖柱】
つえと柱。非常に頼みに思う人やもののたとえにいう。「―と頼む」
つえはらい
つえはらい ツヱハラヒ [3] 【杖払い】
近世,貴人の通行などの際,その一行の先に立って先払いをすること。露(ツユ)払い。
つえる
つ・える 【潰える・熟える・費える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 つ・ゆ
〔「つひゆ」の転か〕
(1)熟しきる。熟したものやうんだものがつぶれる。「―・え過ぎた葡萄めく色を帯びたのが/あひびき(四迷)」「ハレモノガ―・エタ/日葡」
(2)つぶれる。崩れる。「キシガ―・エタ/日葡」
(3)浪費してなくなる。「タカラガ―・ユル/日葡」
つか
つか [2] 【柄】
(1)刀剣などの,手で握る部分。
(2)筆の軸。
つか
つか [2] 【束】
(1)上代の長さの単位。四本の指で握った幅。「八―((ヤツカ))」「十―剣を抜きて/古事記(上訓)」
→そく(束)
→束の間
(2)製本で,書籍などを製本するときの,表紙を除いた本の中身の厚さ。また一般に,書物の厚み。「―が出る」
(3)短い柱の総称。束柱(ツカバシラ)。
つか
つか【塚】
a mound;→英和
a tomb (墓).→英和
つか
つか [2] 【塚・冢】
(1)土が小高く盛り上がっている所。目印などにするために土を高く盛った所。「一里―」
(2)土を小高く盛って築いた墓。また一般に,墓。「十三―」
つか
つか【柄】
the hilt (刀の);→英和
the haft (刃物の);→英和
the handle (ナイフの).→英和
つか∘う
つか∘う ツカフ 【付かふ・着かふ】 (連語)
〔動詞「付く」に継続の助動詞「ふ」が付いたもの〕
何度もつく。ひき続いてつく。「色―∘ふ秋の露霜な降りそね/万葉 2253」
つかあな
つかあな [0] 【塚穴】
死体を葬る穴。墓穴。
つかい
つかい ツカヒ [0] 【使い・遣い】
(1)使うこと。使う人。他の語と複合して用いる。「―心地」「魔法―」「金―」「―方」
(2)用足しのために外出すること。「―に行く」「お―」
(3)用足しのために人をさしむけること。また,その人。使者。「―に立てる」「―の者」「―を出す」
(4)神仏の使者とされる動物。つかわしめ。「猿は山王様のお―,狐は稲荷様のお―」
(5)召し使い。そばめ。妾。「御―とおはしますべきかぐや姫/竹取」
つかい
つかい【使い】
an errand (用件);→英和
a messenger (人);→英和
a bearer (持参者).→英和
〜をする[に行く]go on[run]errands <for a person> .〜にやる send <a person> on an errand.
つかいあるき
つかいあるき ツカヒ― [0] 【使い歩き】
用足しのためにあちこちへ行くこと。また,その人。
つかいかた
つかいかた【使い方】
how to use[handle,treat].
つかいがって
つかいがって ツカヒ― [4] 【使い勝手】
(道具や部屋などを)実際に使ってみた時の使い具合。「―の悪い台所」
つかいきる
つかいき・る ツカヒ― [4] 【使い切る・遣い切る】 (動ラ五[四])
与えられたものを全部使ってしまう。使い尽くす。「金を―・る」「予算を―・る」
[可能] つかいきれる
つかいきる
つかいきる【使い切る】
⇒使い果たす.
つかいこなす
つかいこなす【使いこなす】
manage;→英和
have <a good> command <of English> .
つかいこなす
つかいこな・す ツカヒ― [5] 【使いこなす】 (動サ五[四])
使い方を心得て,十分に活用する。能力・特長などを十分発揮させるように働かせる。「辞書を―・す」「大勢の男達を―・す」
[可能] つかいこなせる
つかいこみ
つかいこみ【使い込み】
embezzlement;→英和
peculation.
つかいこみ
つかいこみ ツカヒ― [0] 【使い込み・遣い込み】 (名)スル
他人の金銭を使いこむこと。「―がばれる」
つかいこむ
つかいこ・む ツカヒ― [4] 【使い込む・遣い込む】 (動マ五[四])
(1)自分のものでない金銭を私用に使う。「公金を―・む」
(2)長い間使って具合よいものにする。使いならす。「長年―・んだ万年筆」
(3)予算以上に金を使う。「金にもなるが,金も―・む所さ/滑稽本・浮世風呂(四上)」
つかいこむ
つかいこむ【使い込む】
[私消する]embezzle;→英和
peculate;→英和
appropriate.→英和
つかいごろ
つかいごろ【使いごろ(の)】
handy;→英和
convenient.→英和
つかいさき
つかいさき ツカヒ― [0] 【使い先】
(1)使いに行った家や場所。
(2)金の使いみち。
つかいし
つかいし [0] 【束石】
木造建築の床束などの下に据える石。玉石・コンクリート-ブロックなど。束受け石。
つかいすぎる
つかいすぎる【使い過ぎる】
use[spend]too much;overwork <oneself> (酷使).→英和
つかいすて
つかいすて【使い捨ての】
disposable <paper cups> ;→英和
throwaway.→英和
つかいすて
つかいすて ツカヒ― [0] 【使い捨て】
一定の用に供されたあと,修理・つめかえなどをせずに捨てるように作られていること。「―の品」
つかいだて
つかいだて【使いだてしてすみません】
I am sorry to give you much trouble.
つかいだて
つかいだて ツカヒ― [0] 【使い立て】 (名)スル
(1)人に頼んで用事をしてもらうこと。「お―してすみません」
(2)使いの者を立てること。
つかいちん
つかいちん【使い賃】
a tip.→英和
つかいつくす
つかいつくす【使い尽す】
⇒使い果たす.
つかいつける
つかいつ・ける ツカヒ― [5] 【使い付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つかひつ・く
いつも使っていて慣れている。使い慣れる。「毛筆は―・けないので苦手だ」
つかいて
つかいて ツカヒ― [0] 【使い手・遣い手】
(1)その物を使う人。「包丁も―がよいとよく切れる」
(2)刀・槍などをたくみに使う人。「槍の―」
(3)金遣いのあらい人。
つかいて
つかいて【使い手】
a user;a consumer (消費者);→英和
an employer (雇主).→英和
つかいで
つかいで【使いでがある(ない)】
(do not) last long (品物が);(do not) go far (金が).
つかいで
つかいで ツカヒ― [0] 【使い出・遣い出】
使ってもなかなか減らないほどの量。また,使ってみて感じとれる量の多さ。「―がある」
つかいと
つかいと [0][3] 【柄糸】
刀の柄に巻く組糸。
つかいどころ
つかいどころ ツカヒ― [0] 【使い所】
そのものを使うのに適当な場面。「―を間違える」
つかいならす
つかいならす【使い馴らす】
train.→英和
つかいならす
つかいなら・す ツカヒ― [5] 【使い慣らす】 (動サ五[四])
いつも使って使いやすいようにする。「―・した道具」
つかいなれる
つかいな・れる ツカヒ― [5] 【使い慣れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 つかひな・る
いつも使って,その事・その物になれる。使いつける。「―・れた道具」
つかいなれる
つかいなれる【使い慣れる】
be accustomed to use.使い慣れた familiar;→英和
old.→英和
つかいのこす
つかいのこす【使い残す】
leave <a thing> unused.
つかいのこり
つかいのこり【使い残り[し]】
the remnant;→英和
the remainder.→英和
つかいはしり
つかいはしり【使い走りする】
run errands <for> .
つかいはたす
つかいはたす【使い果たす】
spend all <one's money> ;use up;exhaust.→英和
つかいはたす
つかいはた・す ツカヒ― [5] 【使い果(た)す・遣い果(た)す】 (動サ五[四])
所持している金銭や物を全部使って,なくなってしまう。「あり金を―・す」
つかいばしり
つかいばしり ツカヒ― [4][0] 【使い走り】 (名)スル
〔「つかいはしり」とも〕
使いにあちこち行くこと。また,その人。
つかいばん
つかいばん ツカヒ― [2][0] 【使い番】
(1)使い走りをする者。
(2)安土桃山時代,戦時の伝令や巡視の役についた者。
(3)江戸幕府の職名。若年寄の下にあり,諸国の見回り,各地の目付の役を果たした。
(4)江戸時代,将軍家の大奥の女中の職名。
つかいびと
つかいびと ツカヒ― 【使ひ人】
(1)召し使う者。使用人。下僕・従者など。「何をか乗物とし誰をか―とせん/今昔 7」
(2)使者。「―とめて返事/相模集」
(3)「資人(シジン)」に同じ。
つかいふるし
つかいふるし ツカヒ― [0] 【使い古し】
長い間使って古くなったもの。
つかいふるす
つかいふるす【使い古す】
wear out.使い古した worn-out.
つかいふるす
つかいふる・す ツカヒ― [5] 【使い古す】 (動サ五[四])
長い間使って古くなる。古くなるまで使う。「―・した辞書」「―・された表現」
つかいべ
つかいべ ツカヒ― 【使部】
「しぶ(使部)」に同じ。
つかいみず
つかいみず ツカヒミヅ [2] 【使い水】
雑用に使う水。
つかいみち
つかいみち ツカヒ― [0] 【使い道・使い途】
(1)使用する方面。使いどころ。用途。「―に困る品物」
(2)使う方法。使用法。役立て方。「金の―を知らない」
つかいみち
つかいみち【使い途のある(ない)】
useful (useless).→英和
〜に困る do not know what to do <with> .
つかいめ
つかいめ ツカヒ― [0] 【使い女】
召し使いの女。女中。下女。
つかいもの
つかいもの【使い物になる(ならない)】
be of some (no) use;be useful (useless).
つかいもの
つかいもの【遣い物】
<make a person> a present.→英和
つかいもの
つかいもの ツカヒ― [0] 【使い物・遣い物】
(1)使えるもの。使って役に立つもの。「この時計はもう―にならない」
(2)贈り物。進物。「お―」
つかいりょう
つかいりょう ツカヒレウ [2] 【使い料】
(1)使用に供するためのもの。
(2)使用料。
つかいわけ
つかいわけ ツカヒ― [0] 【使い分け】 (名)スル
用途や場合に応じた使い方をすること。「敬語の―」
つかいわける
つかいわ・ける ツカヒ― [5] 【使い分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つかひわ・く
目的や用途,また場面に応じて適切なものを選んで使う。「まないたを―・ける」「言葉を―・ける」
つかいわける
つかいわける【使い分ける】
use properly;know how to use <a thing> properly;speak[have a good command of] <five different languages> .→英和
つかう
つか・う ツカフ 【支ふ・閊ふ】 (動ハ下二)
⇒つかえる
つかう
つかう【使う】
[使用]use;→英和
[雇用]employ;→英和
keep;→英和
[消費]use;spend;→英和
[取り扱う]work[operate] <a machine> ;→英和
handle <a tool> ;→英和
manipulate <a puppet> ;→英和
practice <magic> .→英和
つかう
つか・う ツカフ 【仕ふ】 (動ハ下二)
⇒つかえる
つかう
つか・う ツカフ [0] 【使う・遣う】 (動ワ五[ハ四])
(1)ある目的のために物や体を利用する。《使》「サッカーでは手を―・ってはいけない」「通勤に車を―・う」
(2)物を,それ本来の用途に用いる。《使》「扇子を―・う」「食後に楊枝を―・う」
(3)手段として術・技(ワザ)を行う。「トリックを―・う」「仮病を―・う」「居留守を―・う」
(4)頭脳・神経などを働かせる。「頭を―・え」「対人関係に神経を―・う」
(5)物・金・時間などを費やす。消費する。「この冬は石油を去年の倍も―・った」「時間をうまく―・う」「体力を―・う仕事」
(6)ある行為をする。「手水(チヨウズ)を―・う」「弁当を―・う」「産湯(ウブユ)を―・う」
(7)人などを働かせる。
(ア)人を働かせて自分の目的を果たす。また,奉仕させる。《使》「人を―・って急いで仕上げる」「頼朝をたのまば助けて―・はんはいかに/平家 12」
(イ)人形・動物などを自分の意図どおりに動かす。あやつる。《遣》「猿を―・う」「蛇を―・う」「文楽の人形を―・う」
[可能] つかえる
[慣用] 顎(アゴ)で―・色目を―・気を―・空(ソラ)を―・出しに―/馬鹿と鋏は使いよう
つかえ
つかえ ツカヘ [0] 【仕え】
仕えること。仕官。奉公。「宮―」
つかえ
つかえ ツカヘ [3][2] 【支え・閊え】
(1)さしつかえ。さしさわり。滞り。「―の出来た日は差繰るとして/杏の落ちる音(虚子)」
(2)(「痞え」と書く)病気や精神的な悩みのために,胸が苦しいこと。「胸の―が下りる」
(3)ささえ。支柱。「―ヲスル/日葡」
つかえのよぼろ
つかえのよぼろ ツカヘ― 【仕への丁】
⇒じちょう(仕丁)
つかえばしら
つかえばしら ツカヘ― [4] 【支え柱】
支柱(シチユウ)。ささえばしら。
つかえびと
つかえびと ツカヘ― 【仕へ人】
仕える人。奉公人。「此の殿に男女の―其の員(カズ)侍りしかども/今昔 24」
つかえまつる
つかえまつ・る ツカヘ― 【仕へ奉る】 (動ラ四)
〔「仕ふ」に動詞「まつる(奉)」の付いた語〕
「仕える」の謙譲語。仕える対象に対する敬意を表す。
(1)(目上の人に)お仕え申し上げる。「島山に照れる橘うずに刺し―・るは卿大夫(マエツキミ)たち/万葉 4276」
(2)目上の人のために,あるいはその命により何かをする,作るなどの意を表す。お作り申し上げる。「城上の宮に大殿を―・りて/万葉 3326」
つかえる
つか・える ツカヘル [0] 【使える】 (動ア下一)
〔「使う」の可能動詞から〕
(1)役に立つ。「その案は―・えるね」「彼は―・える」
(2)(剣術などの)腕が優れている。「おぬし―・えるな」
つかえる
つかえる【使える】
be useful;be serviceable.
つかえる
つか・える ツカヘル [3] 【支える・閊える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つか・ふ
(1)物に妨げられて,先へ進めない状態になる。「天井に頭が―・える」「机が入り口で―・えて部屋に入らない」
(2)途中がつまって流れがとまる。「排水管が―・えて汚水があふれる」「もちがのどに―・える」
(3)言葉がスムーズに発せられないで途中で何度かとまる。「―・え―・え読む」
(4)処理されるべきものが残っていて,先へ進めない。「仕事が―・えている」
(5)(「痞える」と書く)胸・のどなどがふさがった感じになる。「胸が―・える」
(6)(「手をつかえる」の形で)礼をするために両手をつく。「手を―・へつゝ面(カオ)さしいだす/当世書生気質(逍遥)」
(7)肩などがこる。「肩が―・へて灸をすゑに来たのさ/歌舞伎・四谷怪談」
つかえる
つかえる【仕える】
serve;→英和
work under;wait on.
つかえる
つか・える ツカヘル [3][0] 【仕える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つか・ふ
(1)目上の人などのそばにいて奉仕する。「神に―・える」「国王に―・える」「父母に―・える」
(2)公的な機関に勤めて,その仕事に従事する。仕官する。「公に―・ふる人ともなくて籠り侍れば/源氏(行幸)」
つかえる
つかえる【支える】
be blocked[interrupted,stopped,choked](障害);be held up (車が);feel heavy in the stomach (胸が);→英和
[言葉が]be stuck[at a loss]for <a word> ;falter.→英和
つかがしら
つかがしら [3] 【柄頭】
刀の柄の頭の部分。また,そこに付ける金具。ふちがしら。かしら。
つかぐち
つかぐち [2] 【柄口】
刀の中心(ナカゴ)を入れる柄の口もと。
つかさ
つかさ 【阜・丘】
小高くなっている所。丘。「やまとのこの高市(タケチ)に小高る市の―/古事記(下)」
つかさ
つかさ [0][2] 【官・司・首・長】
(1)政務をつかさどる所。役所。官庁。「かの―におはして見たまふに/竹取」
(2)政務をつかさどる者。役人。官吏。「百(モモ)の―を従へ給へりしそのほど/増鏡(新島守)」
(3)つとめ。役目。官職。「除目に―得ぬ人の家/枕草子 139」
(4)おもだったもの。主要なもの。「万調(ヨロズツキ)奉る―と作りたるその生業(ナリワイ)を/万葉 4122」
(5)主要人物。かしら。首長。「即ち王辰爾を以て船の―とす/日本書紀(欽明訓)」
つかさくらい
つかさくらい 【官位】
官職と位階。かんい。「年の程よりは―過ぎつつ/源氏(竹河)」
つかさこうぶり
つかさこうぶり 【官冠】
(1)官と爵位。「―心にかなひ/源氏(乙女)」
(2)年官と年爵。「得給ふべき―,御封の物の/源氏(薄雲)」
つかさどる
つかさどる【司る】
govern;→英和
administer;→英和
take charge of;conduct;→英和
supervise.→英和
つかさどる
つかさど・る [4] 【司る・掌る】 (動ラ五[四])
〔つかさ(官)を取るの意〕
(1)役目としてその仕事をする。担当する。「政務を―・る」
(2)生物の器官がその働きをする。「呼吸を―・る」
(3)国や人を支配する。管理する。「国ヲ―・ル/日葡」
[可能] つかさどれる
つかさな
つかさな 【官名】
役の名。官職の名。かんめい。「殿上にも,―をば言はで/枕草子(七一・春曙抄)」
つかさびと
つかさびと 【官人】
官職にある人。役人。官吏。かんにん。「―より初めてもろもろの民にいたるまで/東関紀行」
つかさまさり
つかさまさり 【官増さり】
官位の昇進すること。「―としきなみぞ立つ/枕草子 92」
つかさめし
つかさめし 【司召・官召】
「司召の除目(ジモク)」の略。「―の頃,この宮の人は,給はるべき官(ツカサ)も得ず/源氏(賢木)」
つかさめしのじもく
つかさめしのじもく 【司召の除目】
平安時代,在京諸司の官吏を任命する儀式。秋に行われたので,秋の除目ともいう。内官の除目。京官(キヨウカン)の除目。
→県召(アガタメシ)の除目
つかさやつこ
つかさやつこ 【官奴】
奈良時代,官庁で使う奴婢。「悉(フツク)に妻子を没(オサ)めて―とせり/日本書紀(神功訓)」
つかす
つか・す [2][0] 【尽かす】 (動サ五[四])
みな出し尽くしてしまう。「あいそを―・す」
つかずはなれず
つかずはなれず 【付かず離れず】
⇒「付く」の句項目
つかせばしり
つかせばしり [4] 【突かせ走り】
航海中の帆船が強風にあった時,帆を下げて風にさからわずに流しながら走ること。つかせ。
つかた
つかた 【つ方】 (連語)
〔「つ」は「の」の意の上代の格助詞〕
体言に付いて,「…の頃」「…の方」などの意で複合語を作る。「夕(ユウ)―」「末(スエ)―」
つかだ
つかだ 【冢田】
姓氏の一。
つかだたいほう
つかだたいほう 【冢田大峯】
(1745-1832) 江戸後期の儒者。名は虎,字(アザナ)は叔貔(シユクヒ),通称,多門。信濃の人。貧窮の中で独学。寛政異学の禁に反対を唱える。のち尾張藩校明倫堂督学となり,自説を教授。著「聖道得門」など。
つかつか
つかつか
〜(と) straight;→英和
directly;→英和
without hesitation.
つかつか
つかつか [2][1] (副)
(1)ためらわずに進み出るさま。ずかずか。「―(と)歩み寄る」
(2)遠慮せずにものをいうさま。ずけずけ。つけつけ。「口に任せて―といひかけしが/三日月(浪六)」
つかつくり
つかつくり [3] 【塚造】
キジ目ツカツクリ科に属する一群の鳥の総称。体長20〜80センチメートル。ずんぐりした体形の地上性の鳥。土や腐葉で直径8メートル,高さ3メートルに及ぶ巨大な塚を作り,その中に卵を埋め,太陽熱と発酵熱で孵化させる。熱帯太平洋の諸島やオーストラリアの森林にすむ。
つかぬ
つか・ぬ 【束ぬ】 (動ナ下二)
⇒つかねる
つかぬこと
つかぬこと 【付かぬ事】 (連語)
今までの話とは関係のないこと。だしぬけのこと。「―をうかがいますが」
つかぬこと
つかぬこと【付かぬ事をお尋ねしますが】
Excuse my abrupt question,but….
つかね
つかね 【束ね】
まとめて一つにくくること。また,その物。「かりおける―のあゐのそこらあれば/新撰六帖 6」
つかねお
つかねお 【束ね緒】
たばねるためのひも。結び紐。「なにをかは恋のみだれの―にせむ/古今(恋一)」
つかねる
つか・ねる [3] 【束ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 つか・ぬ
(1)一つにまとめてしばる。たばねる。「髪を―・ねる」
(2)両手を組み合わせる。こまぬく。「手を―・ねて傍看した/渋江抽斎(鴎外)」
(3)統率する。統括する。「朕が教へ事に違はずして―・ね治めむ表(シルシ)となも/続紀(神護景雲三宣命)」
つかのあいだ
つかのあいだ 【束の間】
「つかのま」に同じ。「―も我忘れめや/万葉 110」
つかのま
つかのま [0] 【束の間】
〔指四本で握るほどの長さの意〕
わずかの時間。ほんのちょっとのあいだ。「―の栄華」
つかのま
つかのま【束の間の】
momentary;→英和
brief.→英和
〜に in a moment[minute].→英和
〜も even for a moment.
つかはら
つかはら 【塚原】
姓氏の一。
つかはらじゅうしえん
つかはらじゅうしえん 【塚原渋柿園】
(1848-1917) 小説家。江戸の人。「東京日日新聞」記者。歴史小説で人気を博した。代表作「由井正雪」「天草一揆」
つかはらぼくでん
つかはらぼくでん 【塚原卜伝】
戦国時代の剣客。新当流の祖。常陸塚原の人。名は高幹(タカモト)。土佐入道とも。飯篠(イイザサ)長威斎に刀法を学び,諸国を歴遊。足利義輝・北畠具教(トモノリ)の師範をつとめたという。生没年未詳。
つかばしら
つかばしら [3] 【束柱】
梁(ハリ)と棟木(ムナギ)との間や床の下などに立てる短い柱。束。
つかぶくろ
つかぶくろ [3] 【柄袋】
刀や脇差の柄にかける袋。
つかまう
つかま・う ツカマフ 【捕まふ・掴まふ】 (動ハ下二)
⇒つかまえる
つかまえどころ
つかまえどころ ツカマヘ― [0] 【掴まえ所】
「つかみどころ」に同じ。「―のない人」
つかまえどころ
つかまえどころ【掴まえ所のない】
slippery;→英和
subtle;→英和
vague;→英和
pointless.→英和
つかまえる
つかまえる【掴まえる】
⇒捕(とら)える.
つかまえる
つかま・える ツカマヘル [0] 【捕まえる・掴まえる・捉まえる】 (動ア下一)[文]ハ下二 つかま・ふ
〔動詞「つかむ」に接尾語「ふ」の付いたものか〕
(1)逃げないようにとりおさえる。《捕》「トンボを―・える」「犯人を―・える」
(2)手でにぎって離さないようにする。《掴・捉》「子供の手を―・える」「風を―・えるような話」
(3)その場に留める。呼び止める。「廊下で―・えて立ち話する」「タクシーを―・える」
(4)(「…をつかまえて」の形で)…を相手にして。…に対して。「先輩を―・えて,『おい』とは何だ」
〔中世にはヤ行にも活用。[日葡]〕
つかまき
つかまき [0][4] 【柄巻】
刀剣の柄を革・糸などで巻くこと。また,それを職業とする人。
つかまきし
つかまきし [4] 【柄巻師】
刀剣の柄巻を職業とする人。つかまき。
つかます
つかま・す [3][0] 【掴ます】
■一■ (動サ五[四])
「つかませる」に同じ。「にせ物を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒つかませる
つかませる
つかませる【掴ませる】
let <a person> grasp;[金を]grease a person's palm;bribe;→英和
pass[palm,fob]off <a thing on a person> (にせ物を).
つかませる
つかま・せる [4] 【掴ませる】 (動サ下一)[文]サ下二 つかま・す
(1)つかむようにさせる。「綱をしっかり―・せる」
(2)賄賂(ワイロ)を受けとらせる。「金を―・せて仕事をもらう」
(3)だまして悪い品物を売りつける。「にせ物を―・せる」
つかまつる
つかまつ・る [4] 【仕る】 (動ラ五[四])
〔「つかうまつる」の転〕
(1)「する」「行う」の謙譲語。現代語では,やや格式ばった言い方として用いられる。いたす。「いえ,どう―・りまして」「あやまちは,やすき所になりて,必ず―・る事に候/徒然 109」
(2)「仕える」の謙譲語。お仕え申し上げる。「堀河の左大臣殿は御社まで―・らせ給ひて/大鏡(昔物語)」
(3)(補助動詞)
主に動作性の漢語名詞や動詞の連用形に付いて,謙譲の意を表す。(ご)…申し上げる。いたします。「承知―・った」「失礼―・ります」
つかまりだち
つかまりだち [0] 【掴まり立ち】 (名)スル
幼児が物につかまって立つこと。
つかまる
つかまる【掴まる】
be caught[arrested];[すがる]grasp;→英和
hold on <to> .
つかまる
つかま・る [0] 【捕まる・掴まる・捉まる】 (動ラ五[四])
(1)(逃げた者などが)とらえられる。《捕》「犯人が―・る」
(2)手でしっかりととりすがる。《掴・捉》「つり革に―・る」
(3)ひきとめられる。「いやなやつに―・ったよ」「タクシーが―・らない」
[可能] つかまれる
つかみ
つかみ [3] 【掴み】
(1)つかむこと。多く他の語と複合して用いる。「ひと―」
(2)囲碁の互い先(セン)の対局における着手の先後を決める方法。握った碁石の数が,奇数か偶数かを言い当てて,先手(センテ)・後手(ゴテ)を決めるもの。にぎり。
(3)花札で,出来役の札を全部手札の中にそろえて持つこと。
(4)欲の深いこと。また,その人。「―の嚊(カカ)さへあの心/浄瑠璃・小栗判官車街道」
(5)建築で,つき合わせに,または,直角に組み合わせた部分をつかむようにして固める蟻枘(アリボゾ)のついた板。破風(ハフ)の拝みなどで用いられる。蟻板。
つかみ
つかみ【一掴みの】
a handful <of> .→英和
つかみあい
つかみあい【掴み合いをする】
fight[grapple] <with> ;→英和
come to blows.
つかみあい
つかみあい [0] 【掴み合い】 (名)スル
組み合ってけんかすること。また,けんか。「―のけんかをはじめる」
つかみあう
つかみあ・う [4][0] 【掴み合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに組み合って,けんかをする。「―・っての大げんか」
つかみあらい
つかみあらい [3] 【掴み洗い】 (名)スル
もまずに,繰り返し手でつかんで洗うこと。編み物や絹織物などの洗い方。
つかみかかる
つかみかか・る [5] 【掴み掛(か)る】 (動ラ五[四])
相手に激しく組みついて行く。「物も言わずに―・る」
つかみかかる
つかみかかる【掴み掛かる】
catch[grasp,clutch]at.
つかみきん
つかみきん [0] 【掴み金】
金額をはっきり示さず,無造作に与えるおかね。つかみがね。
つかみころす
つかみころ・す [0][5] 【掴み殺す】 (動サ五[四])
つかみかかって殺す。また締め殺す。「たつた一攫(ツカミ)に―・してやらうぞ/狂言記・針立雷」
つかみざし
つかみざし [0] 【掴み差し】
(1)無造作に差すこと。
(2)特に,刀を無造作に腰に差すこと。「―に差して頭高に負いなし/義経記 5」
つかみだか
つかみだか [3] 【掴み高・抓み高】
江戸時代,一筆ごとの耕地を検地することなく,村全体に対して概算的に定めた石高。
つかみだす
つかみだ・す [4] 【掴み出す】 (動サ五[四])
つかんで取り出す。また,ほうり出す。つまみだす。「ポケットから金を―・す」
[可能] つかみだせる
つかみだす
つかみだす【掴み出す】
turn <a person> out <of the house> ;take <a thing> out.
つかみとる
つかみとる【掴み取る】
snatch <a thing> away[off] <from,out of> .
つかみとる
つかみと・る [4] 【掴み取る】 (動ラ五[四])
(1)つかんで取る。「札束を―・る」
(2)手に入れる。自分のものとする。「自分の手で優勝を―・る」
[可能] つかみとれる
つかみどころ
つかみどころ【掴み所】
⇒掴まえ所.
つかみどころ
つかみどころ [0] 【掴み所】
(1)つかむところ。
(2)理解したり判断するための手がかりとなるところ。とらえどころ。つかまえどころ。「―がない話」
つかみどり
つかみどり【掴み取りする】
grasp.→英和
濡手で粟の掴み取り make money easily.
つかみどり
つかみどり [0] 【掴み取り】 (名)スル
(1)無造作につかんで取ること。「魚を―にする」
(2)手で一度につかめるだけのものをつかんで取ること。また,むさぼり取ること。
つかみほん
つかみほん [3] 【束見本】
本の厚さを確認するために,同じ用紙で作る本の見本。
つかみぼうこう
つかみぼうこう 【掴み奉公】
草履取りの奉公を卑しんでいう語。「―いたしても,恋しい奴めにま一度と/浄瑠璃・薩摩歌」
つかみょうじんこふん
つかみょうじんこふん ツカミヤウジン― 【束明神古墳】
奈良県橿原市にある終末期の古墳。凝灰岩製の横口式石槨が特徴。
つかむ
つかむ【掴む】
seize;→英和
catch;→英和
grasp;→英和
grip;→英和
hold.→英和
つかむ
つか・む [2] 【掴む・攫む】 (動マ五[四])
〔「束(ツカ)ぬ」と同源か〕
(1)指を曲げてしっかり支え持つ。「腕を―・まれた」「長き爪して眼を―・み潰(ツブ)さむ/竹取」
(2)物事の重点をとらえる。「要点を―・む」「こつを―・む」
(3)自分のものとする。手に入れる。「あぶく銭を―・む」「証拠を―・む」
(4)人の心を自分の方に引き付ける。「大衆の心を―・む」
(5)遊女を身請けする。遊女を呼んで遊興する。「金と釣り替へにして只今―・んでお帰り/浮世草子・禁短気」
[可能] つかめる
[慣用] 雲を―よう・虚空(コクウ)を―・尻尾を―
つかや
つかや 【塚屋】
墓。また,墓守の住む家。はかや。「狐は―の辺に行きて/今昔 5」
つからかす
つからか・す 【疲らかす】 (動サ四)
(1)疲れさせる。疲らす。「楠,思ふ程敵の人馬を―・して/太平記 6」
(2)欠乏させる。疲弊させる。「兵粮を―・し候程ならば/太平記 16」
つからし
つから・し 【疲らし】 (形シク)
〔動詞「疲れる」の形容詞化〕
疲れている。「御身―・しくいますが故に/続紀(慶雲四宣命)」
つからす
つから・す [0] 【疲らす】 (動サ五[四])
疲れさせる。「あちら,こちらと気を―・し心(シン)を―・して/吾輩は猫である(漱石)」
つかる
つか・る [0] 【漬かる・浸かる】 (動ラ五[四])
(1)物が液体の中にはいる。ひたる。「水に―・った畳」「(湯ニ)肩まで―・る」
(2)ある状態などにはいりきる。「安楽な生活にどっぷりと―・っている」
(3)漬物が食べられる状態になる。《漬》「たくあんが―・る」
[可能] つかれる
つかる
つか・る 【疲る】 (動ラ下二)
⇒つかれる
つかる
つかる【漬かる】
be soaked[steeped] <in> ;be flooded[submerged](浸水);be (well) seasoned (漬物が).
つかれ
つかれ【疲れ】
fatigue;→英和
weariness.〜が出る get[feel]tired <from> .〜を休める rest oneself;take a rest.→英和
〜切る[果てる]be tired[worn]out;be exhausted.〜易い tiring[exhausting](仕事など).
つかれ
つかれ [3] 【疲れ】
(1)つかれること。くたびれ。疲労。「―が出る」「―がとれる」
(2)「疲労{(2)}」に同じ。
(3)「疲労{(3)}」に同じ。
(4)(多く「づかれ」の形で)名詞の下に付いて複合語を作り,それによって生じた疲れの意を表す。「看病―」「旅行―」「気―」
つかれきる
つかれき・る [4] 【疲れ切る】 (動ラ五[四])
くたくたに疲れてしまう。つかれはてる。「―・った体を休める」
つかれげんど
つかれげんど [4] 【疲れ限度】
材料に外力を無限回数繰り返し加えても破壊することのない,応力の極限値。疲労限界。
つかれしけん
つかれしけん [5][4] 【疲れ試験】
材料に繰り返して応力を作用させ,疲れ{(3)}による破壊に対する強さなどを調べる試験。疲労試験。
つかれはてる
つかれは・てる [5] 【疲れ果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つかれは・つ
すっかり疲れてしまう。「徹夜仕事で―・てた」
つかれめ
つかれめ [0] 【疲れ目】
目が疲れて,痛くなったり,かすんで見えたりする状態。
つかれる
つか・れる [3] 【憑かれる】 (動ラ下一)
魔性のものに乗りうつられる。何かそれに操られたような状態になる。「狐に―・れる」「ものに―・れたよう」
つかれる
つかれる【疲れる】
be[get]tired <with,from> ;be[become]weary <with> .
つかれる
つか・れる [3] 【疲れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 つか・る
(1)長く体や心を使ったために,体力や気力が衰える。くたびれる。「足が―・れる」「神経が―・れる」「仕事で―・れる」「生活に―・れた」
(2)物を長く使ったために能力が低下する。「―・れた背広」「油が―・れる」「土壌が―・れている」
(3)飢える。「国土の人,穀に―・れし時ありき/宇津保(俊蔭)」
つかれる
つかれる【憑かれる】
⇒取り付く.
つかわさる
つかわさ・る ツカハサル 【遣はさる】
■一■ (動ラ下二)
〔動詞「つかはす」の未然形に尊敬の助動詞「る」が付いたもの〕
(1)「与える」「くれる」の意の尊敬語。くださる。「此様な結構なおみやげを―・れた代りに/洒落本・列仙伝」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に助詞「て」の付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…てくださる。「悪米(ワルヨネ)達を揚げて―・れ/浮世草子・禁短気」
■二■ (動ラ四)
〔■一■の四段化〕
{■一■}に同じ。「松川さんからしらせて―・りまして/洒落本・遊僊窟烟之花」「かはいがつて―・つて下さいまし/人情本・英対暖語」
つかわしめ
つかわしめ ツカハシ― [0] 【使わしめ】
神の使いといわれるもの。八幡神の鳩,山王社の猿,稲荷の狐の類。使い姫。つかい。
つかわす
つかわ・す ツカハス [0][3] 【使わす・遣わす】 (動サ五[四])
〔動詞「つかふ」の未然形に尊敬の助動詞「す」の付いた語〕
(1)上位者が下位者を行動させる。また,物などを与える。本来,動作者に対する敬意を含んでいたが,次第に敬意が薄れていった。
(ア)上位者が下位者を使者として派遣する。「聖徳太子が小野妹子を隋に―・す」「仲麿を唐(モロコシ)に物習はしに―・したりけるに/古今(羇旅左注)」
(イ)上位者が下位者を行かせる。「この翁丸(=犬ノ名)打ち懲じて犬島へ―・せ/枕草子 9」「その田を刈りて取れ,とて人を―・しけるに/徒然 209」
(ウ)上位者が下位者に物・歌・手紙などを与える。贈る。「手前にも御祝儀をお―・し下さいまし」「(帝ハカグヤ姫ノモトニ)木草につけても御歌をよみて―・す/竹取」「御文にはいといみじき事を書き集め給ひて―・す/源氏(浮舟)」「色々の染物三十,…小袖に調ぜさせて後に―・されけり/徒然 216」
(2)聞き手に対する敬意を表す表現で,物・人を第三者に送る,あるいは第三者から物・人が送られることをいう時に,受け手を低めることによって聞き手を敬う。
(ア)話し手(の側の人)が第三者に物や人を与えたり送ったりする場合。やります。(人を)行かせます。「まうで来て帰りにける後によみて花に挿して―・しける/古今(春下詞)」「かうかう今は,とてまかるを,何事もいささかなる事もえせで―・すこと/伊勢 16」
(イ)第三者が話し手(の側の人)に物や人を与えたり送ったりする場合。よこします。「おもしろき桜を折りて友たちの―・したりければ/後撰(春中詞)」「『さらば(オマエハ)行きて取りて来なんや』と言へば,『―・さばまかり候はん』と言ふ/宇治拾遺 12」
(3)(補助動詞)
動詞の連用形に助詞「て」(「で」)の付いた形に付いて,「…してやる」の意を表す。尊大な気持ちがこめられる。「許して―・す」「ほめて―・す」
つかわす
つかわす【遣わす】
send (人を);→英和
give (物を).→英和
つかんす
つかんす 【都監寺・都監守】
⇒都寺(ツウス)
つが
つが【栂】
《植》a hemlock spruce.
つが
つが [2][0] 【栂】
マツ科の常緑高木。山地に自生。幹は直立し,30メートルに達する。葉は線形で枝に二列に密生する。雌雄同株。雌花・雄花とも枝端に単生。球果は小さい長卵形。材は建材・器具材・パルプに,樹皮からはタンニンをとる。近縁種にコメツガ・カナダツガなど。トガ。栂の木。
つが
つが 【都賀】
姓氏の一。
つが∘う
つが∘う ツガフ 【継がふ】 (連語)
〔「継(ツ)ぐ」に継続の助動詞「ふ」の付いたもの〕
絶えず継ぐ。長く続く。継ぎ続ける。「言霊の幸はふ国と語り継ぎ言ひ―∘ひけり/万葉 894」
つがい
つがい【番】
a pair;→英和
a couple;→英和
a brace;→英和
[関節]a hinge;→英和
a joint.→英和
つがい
つがい ツガヒ 【番】
〔動詞「番(ツガ)う」の連用形から〕
■一■ [0] (名)
(1)二つのものが組になっていること。また,そのもの。一対(イツツイ)。対(ツイ)。
(2)動物の雌雄の一対。「―のおしどり」
(3)関節。「普通(ナミ)よりは長い手足の―が/うづまき(敏)」
(4)機会。「―ミテ申ソウズ/日葡」
■二■ (接尾)
助数詞。数を表す和語に付いて,組になっているものを数えるのに用いる。「二(フタ)―の十姉妹(ジユウシマツ)」
つがいどり
つがいどり ツガヒ― [2] 【番鳥】
雌雄一対の鳥。
つがいまい
つがいまい ツガヒマヒ [0] 【番舞(い)】
舞楽で左方の舞と右方の舞を組み合わせて一番として演ずること。左方の万歳楽と右方の延喜楽を一番とする類。
つがいむすび
つがいむすび ツガヒ― [4] 【番結び】
左右が対になる結び方。
つがいめ
つがいめ ツガヒ― [4][0] 【番目】
(1)二つのものが組み合わさった部分。
(2)関節。[ヘボン]
つがう
つが・う ツガフ [0] 【番う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
〔「継がふ」と同源〕
□一□(自動詞)
(1)交尾する。つるむ。「犬が―・っている」
(2)二つのものがひと組みになる。対(ツイ)になる。「池水に―・はぬをしのおもふ心を/千載(恋三)」
□二□(他動詞)
(1)約束する。つがえる。「竹村は退引(ノツビキ)させず言葉を―・ひ/変目伝(柳浪)」
(2)二つの物を組み合わせる。いっしょにする。「表着・裳・唐衣など,やがてその色々にて,―・ひつつ/狭衣 3」
(3)弓の弦に矢をあてる。つがえる。「矢取つて―・ひ…よつ引いてひやうどいる/平家 4」
■二■ (動ハ下二)
⇒つがえる
つがう
つがう【番う】
pair;→英和
mate (鳥が);→英和
copulate (獣が);→英和
cover (種馬が).→英和
⇒番える.
つがえる
つがえる【番える】
pair[couple,mate] <A with B> ;→英和
[矢を]fix;→英和
fit.→英和
つがえる
つが・える ツガヘル [3][0] 【番える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つが・ふ
(1)弓の弦に矢をあてがう。「弓に矢を―・える」
(2)(「言葉をつがえる」などの形で)固く約束する。「何れ熟考の上,と言葉を―・へて其夜は別れたが/思出の記(蘆花)」
つがざくら
つがざくら [3] 【栂桜】
ツツジ科の常緑小低木。高山に生え,栽培もされる。高さ10〜20センチメートル。葉は線形で密に互生しツガに似る。夏,枝頂から花柄を数個出し,淡紅色鐘形の花を下垂してつける。
栂桜[図]
つがていしょう
つがていしょう 【都賀庭鐘】
(1718頃-1794?) 江戸中期の読本作者・儒医。大坂の人。字(アザナ)は公声。通称,六蔵。号は近路行者(キンロギヨウジヤ)など。中国の白話小説の翻案によって前期読本の先駆者とされる。著「英草紙(ハナブサゾウシ)」「繁野話(シゲシゲヤワ)」「莠句冊(ヒツジグサ)」など。
つがなし
つがな・し (形ク)
これといったわけもない。たわいない。「恥も哀も打明けて,―・くこぼす正月の涙も/浄瑠璃・寿の門松(上)」
→つがもない
つがのき
つがのき [1] 【栂の木】
ツガの別名。
つがのきの
つがのきの 【栂の木の】 (枕詞)
類音から,「いやつぎつぎに」にかかる。「―いやつぎつぎに天の下知らしめししを/万葉 29」
→栂(トガ)の木の
つがもない
つがもな・い (形)[文]ク つがもな・し
〔「つがなし」を強めた語。近世語〕
(1)途方もない。とんでもない。ばかばかしい。「はあ―・い,私は大坂者,半七が叔母で御座りんす/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
(2)たわいない。とるにたりない。「構へて��父様に―・い事いやんなや/浄瑠璃・百合若大臣」
(3)はなはだよい。「―・く上手に成やしたね/洒落本・酒徒雅」
つがり
つがり 【連り・鎖り・縋り】
〔動詞「つがる(連)」の連用形から。「つかり」とも〕
(1)くさり。「鉄(クロガネ)の―を以て酒の君を縛(ユワ)ひて/日本書紀(仁徳訓)」
(2)糸で結びつないだもの。「ふぢばかま玉ぬく露の―しつらん/新撰六帖 6」
(3)口の部分に通した緒を引いたりゆるめたりすることで開閉するようにした袋。茶入れなどを包むのに用いる。[日葡]
つがる
つがる 【津軽】
青森県西半部の地域の称。
つがるかいきょう
つがるかいきょう 【津軽海峡】
本州と北海道の間にある海峡。青函トンネルがある。国際海峡。
つがるかいきょうせん
つがるかいきょうせん [0] 【津軽海峡線】
⇒ブラキストン線
つがるこくていこうえん
つがるこくていこうえん 【津軽国定公園】
青森県西部にある国定公園。津軽半島北東端の平舘海岸から秋田県境に至る西海岸のほぼ一帯と,岩木山・白神山地・増川岳などの山岳地帯を含む。
つがるじゃみせん
つがるじゃみせん [4] 【津軽三味線】
青森県津軽地方の遊芸人が用いる太棹(フトザオ)の三味線。厚手の撥(バチ)で太い一の糸をたたいてリズムをとり,三の糸で装飾音を出す。
つがるじょんがらぶし
つがるじょんがらぶし 【津軽じょんがら節】
〔じょんがらは「ちょんがれ」の訛(ナマ)り〕
青森県の民謡で,旧津軽領の芸人たちが舞台で唄ってきたもの。新潟県の「新保広大寺」が瞽女(ゴゼ)によって伝えられ,津軽三味線の伴奏とともに発展した。「津軽よされ節」「津軽おはら節」と合わせて津軽三つ物といわれる。
つがるせん
つがるせん 【津軽線】
JR 東日本の鉄道線。青森・三厩(ミンマヤ)間,55.8キロメートル。津軽半島の縦断線。青函トンネルの開通に伴い,青森・中小国間は本州・北海道連絡ルートの一部となって幹線鉄道に準ずる路線となった。
つがるだんりゅう
つがるだんりゅう [4] 【津軽暖流】
日本海から津軽海峡を抜けて太平洋に流れる海流。対馬海流の分岐した暖流で,ほぼ東向きに流れてのち南下,三陸沖から金華山付近に達する。
つがるぬり
つがるぬり [0] 【津軽塗】
弘前市付近で産する漆工品。鞘塗りの一種。漆で凸凹の地を作った上に数回各種の色漆を塗り重ね,平らに研ぎ出して色漆の層を斑の文様に表したもの。七子(ナナコ)塗り・錦塗りなどの手法もある。
つがるはんとう
つがるはんとう 【津軽半島】
青森県北西部に突出する半島。東に陸奥湾を抱き,西は日本海に面する。北西端の竜飛崎に青函トンネルの本州側入り口がある。
つがるふじ
つがるふじ 【津軽富士】
岩木(イワキ)山の別名。
つがるへいや
つがるへいや 【津軽平野】
青森県西部,岩木川中下流に広がる平野。弘前市が中心地。リンゴと米の産地。
つがるやまうた
つがるやまうた 【津軽山唄】
青森県の民謡で,祝い唄。源流は不明。山仕事を始めるときや成人したときに山の神へ奉納したもの。のちに祝いの席の唄になった。岩木川の東側のものが古調,西側のものが新節。
つがん
つがん 【通鑑】
「資治通鑑(シジツガン)」の略。
つがんきじほんまつ
つがんきじほんまつ 【通鑑紀事本末】
紀事本末体で書かれた最初の史書。四二巻。南宋の袁枢(エンスウ)の撰。1175年頃成立。編年体で書かれている資治通鑑の内容を,事項別に分類して全体を要約解説したもの。
つがんこうもく
つがんこうもく 【通鑑綱目】
「資治通鑑綱目」の略。
つき
−つき【−付き】
[ごとに]per <capita> ;→英和
for;→英和
a <head,day> .
つき
つき 【鵇・鴇】
鳥トキの異名。[新撰字鏡]
つき
つき [0][2] 【搗き】
〔「突き」と同源〕
米などをつくこと。また,そのついた程度。「米―」「―が足りない」
つき
つき
luck;→英和
fortune.→英和
〜が回って来た Luck has turned in one's favor.〜がある(ない) One's luck is in (out).
つき
つき [2][0] 【尽き】
尽きること。おわり。「運の―」
つき
つき 【就き】
〔動詞「つく(就)」の連用形〕
⇒につき(就)
つき
つき [2] 【坏・杯】
古代,飲食物を盛るのに用いた土器。椀よりは浅く,皿よりは深いもの。
つき
つき【付きが良い(悪い)】
print well (badly) (印刷の);(do not) stick fast (付着);be quick (slow) to kindle (火の).
つき
つき【突き】
<give> a thrust;→英和
a stab (刀の).→英和
一(ひと)〜に with one thrust.
つき
つき 【調】
(1)貢納された物。「万(ヨロズ)―奉るつかさ/万葉 4122」
(2)税。租や調の総称。
→みつぎ(貢)
つき
つき [2] 【月】
(1)地球をめぐる衛星。太陽の光を受けて地上の夜を照らす。自転と公転の周期は等しく,常に同じ面を地球に向けて,二七・三日で地球を一周する。太陽・地球との相対的な位置関係によって満ち欠けの現象を生じ,その平均周期を朔望月(サクボウゲツ)といい,二九・五三〇五八九日である。半径は1738キロメートルで,地球の約四分の一。質量は地球の〇・〇一二三倍。表面重力は地球の約六分の一。地球からの平均距離38万4400キロメートル。1969年7月,人類初の踏査が行われた。古くから,太陽とともに人類に親しまれ,神話・伝説・詩歌の素材となっている。特に詩歌では秋の月をいうことが多い。太陰。[季]秋。《―天心貧しき町を通りけり/蕪村》
(2)天体の衛星。「木星の―」
(3)暦の上での一か月。時間の単位。太陽暦では一太陽年を一二分し,二月を除いて一か月の日数は三〇日か三一日である。太陰太陽暦いわゆる旧暦では大の月を三〇日,小の月を二九日とし,一年は一二か月か一三か月であった。
(4)月の光。月影。「―がさしこむ」
(5)一か月。「―に一回集金に来る」
(6)機の熟する期間。特に,妊娠一〇か月目の産み月のこと。「―が満ちて生まれる」
(7)家紋の一。{(1)}のさまざまな形を図案化したもの。
(8)月経。月のもの。「汝が着せる襲(オスイ)の裾に―立ちにけり/古事記(中)」
→月(3)[表]
月(1)[図]
つき
つき【月】
the moon;→英和
a month (暦の).→英和
〜が出る(沈む) The moon rises[is out](sets).〜がみちる(かける) The moon waxes (wanes).〜の光(で) ⇒月明(あか)り.〜のある(ない)夜 a moonlight (moonless) night.‖月とすっぽんほど違う be entirely different.月のもの the monthlies.
つき
つき [2] 【付き・附き】
(1)付くこと。付着すること。「―がよい接着剤」
(2)火の移りつくこと。火のつき具合。「薪が湿っていて―が悪い」
(3)勝負事などで調子がよいこと。好運。「―がまわってくる」「―に見放される」
(4)つきそい。従者。「お―の者」
(5)てがかりとなるもの。「人にあはむ―のなきには/古今(雑体)」
(6)人に応対する態度。人づき。「ぜんたい,―のわるい内だ/洒落本・遊子方言」
(7)名詞の下に付いて複合語をつくる。連濁により「づき」となることがある。
(ア)上の語の表すものが示しているようすを表す。「顔―」「言葉―」「あぶなっかしい手―」
(イ)上の語の表すものにつきそっていること,または付属していることを表す。「社長―秘書」「大使館―になる」
(ウ)上の語の表すものが備わっていることを表す。「一泊二食―」「一〇か月の保証―」「瘤(コブ)―」
→について(連語)
→につき(連語)
つき
つき 【槻】
ケヤキの古名。「―が枝/古事記(下)」
つき
つき [0] 【突き】
(1)刀や槍(ヤリ)で突くこと。
(2)剣道の技の一。相手の喉(ノド)のあたりを突く技。「―で一本取る」
(3)相撲の技の一。相手の胸や肩を平手で突く技。
つき=が欠ける
――が欠・ける
満月のあとに,月が細くなる。
つき=が満ちる
――が満・ちる
(1)満月になる。
(2)臨月になる。
つき=と鼈(スツポン)
――と鼈(スツポン)
二つの物の違いが比較にならないほど大きいことのたとえ。
つき=に叢雲(ムラクモ)花に風
――に叢雲(ムラクモ)花に風
好事にはとかくさしさわりが多いことのたとえ。花に風(=嵐)。
つき=に日に異(ケ)に
――に日に異(ケ)に
月ごと日ごとに。毎月毎日。「我(ア)は恋ひまさる―/万葉 698」
つき=に星
――に星
家紋の一。三日月に,小円にした星を組み合わせたもの。北斗星を組み合わせたものもある。月星。
つき=に異(ケ)に
――に異(ケ)に
〔月が異なる意から〕
毎月。月ごとに。「辺つ波のいやしくしくに,―日に日に見とも/万葉 931」
つき=の前の灯(トモシビ)
――の前の灯(トモシビ)
すぐれたものと比較されて,少しも引き立たないことのたとえ。
つき=の頃(コロ)
――の頃(コロ)
満月の前後の数日間。「夏は夜。―はさらなり/枕草子 1」
つき=もない
――もな・い
(1)ふさわしくない。不都合である。「苦行は申すに―・い事ぢや/狂言・腰祈」
(2)ぶっきらぼうである。そっけない。「童内へつかつかと入り,―・くぞ言ひたりける/浄瑠璃・東山殿」
つき=よ星よ
――よ星よ
あるものをこの上ないものとして愛し,賞美することにいう。「―とながめる」
つき=をまたぐ
――をまた・ぐ
その月のうちに終わらないで翌月にわたる。「この調子では―・いでしまう」
つき=を指(サ)せば指(ユビ)を認む
――を指(サ)せば指(ユビ)を認む
〔楞厳経〕
月を指さして教えると,月を見ないで指を見る。道理を説明しても,文字や言語に捉(トラ)われて本旨を理解しないことのたとえ。
つき=を越す
――を越・す
翌月になる。翌月にかかる。
つき=満つれば則(スナワ)ち虧(カ)く
――満つれば則(スナワ)ち虧(カ)く
〔史記(蔡沢伝)〕
すべて物事は盛りに達すれば必ず衰え始める。物事には必ず盛衰があることのたとえ。
つきあい
つきあい【付き合い】
⇒交際.〜で[に]to keep <a person> company; <go with a person> for company.〜上手(下手)な (un)sociable.→英和
〜にくい(やすい) <be> hard (easy) to please.
つきあい
つきあい [3][0] 【付(き)合い】 (名)スル
(1)人とまじわること。交際。「―が広い」「高校以来の―」
(2)義理や社交上の必要からする交わり。「―のいい人」「―で飲む」
つきあう
つきあう【突き合う】
poke[thrust]each other.
つきあう
つきあう【付き合う】
associate[keep company] <with> ;→英和
make friends <with> ;go[have dinner]with;join <a person in a drink> .→英和
良い(悪い)友と〜 keep good (bad) company.→英和
付き合わない avoid the company <of> ;keep to oneself.
つきあう
つきあ・う [3] 【付(き)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)人と交際する。まじわる。「長年―・った仲」
(2)義理や社交上の必要から,相手に合わせて行動する。「食事に―・う」「買物に―・う」
[可能] つきあえる
つきあう
つきあ・う [3] 【突(き)合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに突く。「棒で―・う」
つきあかり
つきあかり【月明りで】
by[in the]moonlight.
つきあかり
つきあかり [3] 【月明(か)り】
月の光で明るいこと。また,明るい月の光。
つきあがる
つきあが・る 【付き上がる】 (動ラ四)
「つけあがる」に同じ。「わびる程なほ―・り/浄瑠璃・丹波与作(中)」
つきあげ
つきあげ【突き上げ(で)】
(under) pressure from below.
つきあげ
つきあげ [0] 【突(き)上げ】
(1)突き上げること。
(2)下位にある者が上の者に強く働きかけて圧力をかけること。「下部からの―」
(3)相場が急に上がること。
つきあげど
つきあげど [4] 【突(き)上げ戸】
上端を蝶番(チヨウツガイ)や壺金(ツボガネ)などで鴨居(カモイ)にとりつけ,開ける時は棒で前へ突き上げて庇(ヒサシ)のようにささえる戸。あげびさし。突き上げびさし。
突き上げ戸[図]
つきあげびさし
つきあげびさし [5] 【突(き)上げ庇】
「突き上げ戸」に同じ。
つきあげまど
つきあげまど [5] 【突(き)上げ窓】
突き上げ戸のついた窓。窓の機構として最も簡単なもの。茶室建築によく用いられ,壁面のほかに屋根の斜面につけたものもある。
つきあげる
つきあ・げる [4] 【突(き)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つきあ・ぐ
(1)下の方から突いて上の方へ押しあげる。また,勢いよく上へあげる。「天井板を―・げる」「握りこぶしを―・げる」
(2)下位にある者が上の者に強く働きかけて圧力をかける。「執行部を―・げる」
(3)感情がおさえきれずに胸に満ちる。「悲しみが胸に―・げる」
つきあげる
つきあ・げる [4] 【築き上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つきあ・ぐ
土や石などを高く積み上げる。きずきあげる。「砦守る城―・げて/海潮音(敏)」
つきあげる
つきあげる【突き上げる】
throw[push]up;toss.→英和
つきあたり
つきあたり【突き当り(に)】
(at) the end of <a street> .
つきあたり
つきあたり [0] 【突き当(た)り】
通路の,ゆきづまってそれ以上まっすぐ進めなくなった所。「廊下の―」
つきあたる
つきあたる【突き当たる】
[衝突]bump[knock] <against> ;→英和
crash <into> ;→英和
run <against,into> ;→英和
collide <with> ;→英和
hit <a pole> ;→英和
come to the end <of a street> .→英和
つきあたる
つきあた・る [4] 【突き当(た)る】 (動ラ五[四])
(1)物にぶつかる。衝突する。「曲がり角で人に―・る」
(2)それ以上まっすぐ先に進めない所にまで来る。「―・ったら右に曲がりなさい」
(3)難問や障害に直面する。「外交折衝が壁に―・る」
(4)人に,好意的でない態度をとる。「親に―・りやあがることもねえ/人情本・辰巳園 4」
つきあてる
つきあ・てる [4] 【突(き)当てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つきあ・つ
(1)物にぶつける。「壁に棒を―・てる」
(2)目ざす所をさがし出す。つきとめる。「隠れ家を―・てる」
つきあてる
つきあてる【突き当てる】
run[knock,strike,bump,hit,ram] <a car> against;find out <a criminal> .
つきあわす
つきあわ・す [4] 【突き合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「つきあわせる」に同じ。「顔を―・してすわる」
■二■ (動サ下二)
⇒つきあわせる
つきあわせ
つきあわせ [0] 【突き合(わ)せ】
(1)二つのものを向かい合わせにすること。
(2)二つのものを対照させること。「資料の―をする」
つきあわせつぎて
つきあわせつぎて [6] 【突き合わせ継(ぎ)手】
締結される部材を同一平面で突き合わせて継ぐ方法。溶接継ぎ手・リベット継ぎ手などに用いる。バット-ジョイント。
つきあわせる
つきあわ・せる [5] 【突き合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 つきあは・す
(1)くっつくくらい近くに二つの物を向かい合わせにする。「膝を―・せる」「額(ヒタイ)を―・せて相談する」「一日中顔を―・せている」
(2)二つのものを比べ合わせて異同を調べる。対照する。「正本と副本を―・せる」「二人の言い分を―・せる」
つきあわせる
つきあわせる【突き合わせる】
confront <A with B> (対決);→英和
come[talk]face to face <with> (顔を);compare[collate,check] <with> (照合).→英和
つきいし
つきいし [0] 【築石】
石垣を築くのに用いる石。
つきいそ
つきいそ [0] 【築磯】
魚を集めるために,岩石・廃船・コンクリート-ブロックなどを沈めた人工の魚礁。人工魚礁。
つきいた
つきいた [0] 【突(き)板】
材面の美しい木材から刃物で薄く削(ソ)ぎ取った板。化粧用材として合板などの表面に接着して用いる。スライスド-ベニア。
つきいち
つきいち [0] 【月一】
(1)一か月につき利息が一割であること。
(2)月に一回であること。
つきいる
つきい・る [3] 【突(き)入る】
■一■ (動ラ五[四])
激しく突き進む。突入する。「敵陣深く―・る」
■二■ (動ラ下二)
⇒つきいれる
つきいれる
つきい・れる [4] 【突(き)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 つきい・る
突いて中へ入れる。突っ込む。「水中に銛(モリ)を―・れる」
つきうごかす
つきうごか・す [5] 【突(き)動かす・衝き動かす】 (動サ五[四])
突いて動かす。また,強い刺激を与えて,そうしようという気持ちにさせる。「彼女の情熱に―・される」
つきうす
つきうす [3] 【搗き臼】
中がくぼんでいて,そこに穀物などを入れ,杵(キネ)でつく臼。
つきうま
つきうま [0] 【付き馬】
「つけうま」に同じ。
つきえり
つきえり [0] 【突(き)襟】
(主に関西地方で)抜き衣紋(エモン)。
つきおか
つきおか ツキヲカ 【月岡】
姓氏の一。
つきおかおんせん
つきおかおんせん ツキヲカヲンセン 【月岡温泉】
新潟県北部,北蒲原(キタカンバラ)郡豊浦町月岡にある硫化水素泉。1915年(大正4)石油採掘のボーリングにより湧出。
つきおかよしとし
つきおかよしとし ツキヲカ― 【月岡芳年】
(1839-1892) 幕末・明治前期の浮世絵師。月岡雪斎の養子。後年は大蘇を名のる。歌川国芳に浮世絵を学び,のち洋画を摂取。明治期には絵入り新聞などに挿画を描いた。
つきおくり
つきおくり [3] 【月送り】
(1)その月にするべきことを,順々に次の月にのばすこと。
(2)月ごとに発送すること。
つきおくれ
つきおくれ [3] 【月遅れ・月後れ】
(1)旧暦での行事を新暦のその月日にせず,一か月おくらせてすること。《月後》「―のお盆」
(2)月刊雑誌などで,その月に出る号以前に出たもの。《月遅》「―の雑誌」
つきおくれ
つきおくれ【月遅れ(の雑誌)】
a back number (of a magazine).
つきおとし
つきおとし [0] 【突き落(と)し】
相撲の決まり手の一。上手になった方の手の親指を相手の脇の下に,残りの四指を背に当てて,相手の身体を斜め下に押しつけて倒す技。
つきおとす
つきおと・す [4] 【突き落(と)す】 (動サ五[四])
(1)強く押して高い所から下へ落とす。「階段から―・す」
(2)悪い状態や低い地位などに落とす。「悲しみの底に―・すようなしうち」
(3)相撲で,突き落としの手で相手を倒す。「土俵際で―・す」
[可能] つきおとせる
つきおとす
つきおとす【突き落とす】
push[thrust] <a person> down[off,over,into].
つきかえす
つきかえ・す [3] 【突(き)返す】 (動サ五[四])
(1)突いて元に戻す。突いてきた相手に対し,こちらからも突いて出る。「土俵中央に―・す」
(2)差し出されたものを受け取らずに,その場で返す。つっかえす。「書類を―・される」「贈り物を―・す」
[可能] つきかえせる
つきかえす
つきかえす【突き返す】
push[thrust]back;send back;[拒絶]reject;→英和
refuse to accept.
つきかかる
つきかか・る [4] 【突き掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)相手を突いていく。つっかかる。「短刀で―・る」
(2)つっかかる。
つきかげ
つきかげ [0] 【月影】
(1)月の光。月光。「―さやかな夜」
(2)月の形。月の姿。「水面にうつる―」
(3)月の光で照らし出された物の姿。「ほの見奉り給へる―の御かたち/源氏(賢木)」
つきかげ
つきかげ【月影】
moonlight.→英和
つきかず
つきかず [0][3] 【月数】
何かをするのに要する月の数。つきすう。
つきがき
つきがき [0] 【築垣・築墻】
「築地(ツイジ)」に同じ。
つきがけ
つきがけ【月掛】
monthly payment.月掛貯金 monthly installment deposit.
つきがけ
つきがけ [0] 【月掛(け)】
毎月一定の掛け金を出すこと。また,その掛け金。「―貯金」
つきがこい
つきがこい [3] 【月囲い】
月ぎめの妾(メカケ)。月切り。
つきがさ
つきがさ [3] 【月暈】
月の周囲に見える光の環。
→暈(ウン)
つきがしら
つきがしら 【月頭】
月の初め。「―には東に候ふ,月じりには西に候ふ/平家 10」
つきがせ
つきがせ 【月ヶ瀬】
奈良県北東端,添上(ソエカミ)郡の村。名張川の峡谷部を占め,梅林の名所として知られる。
つきがせおんせん
つきがせおんせん 【月ヶ瀬温泉】
静岡県東部,伊豆半島中央部を北流する狩野川沿いにある単純泉・硫酸塩泉。
つきがた
つきがた [0] 【月形】
(1)半月形。半円形。
(2)〔数〕
(ア)二つの円弧で三日月形に囲まれた平面図形。
(イ)二つの大円で囲まれた球面の部分。
つきがたぐし
つきがたぐし [4] 【月形櫛】
婦人用の半月形のくし。
つきがたのはた
つきがたのはた 【月像の幢】
⇒げつぞうどう(月像幢)
つきがたはんぺいた
つきがたはんぺいた 【月形半平太】
戯曲。行友李風(ユキトモリフウ)作。1919年(大正8)初演。長州藩士月形半平太は,遊興に浮き身をやつすと見せて,深く勤皇に心を砕くが,真意を理解できぬ同志の策略で新撰組に斬られる。新国劇の当たり狂言で,「春雨じゃ,濡れて行こう」の台詞(セリフ)は有名。
つきがね
つきがね [0] 【撞き鐘】
ついてならす鐘。梵鐘(ボンシヨウ)。
つきがわり
つきがわり [3] 【月代(わ)り】
(1)月がかわって,次の月になること。
(2)一か月ごとに交代すること。「―の当番」
つきがんな
つきがんな [3] 【突き鉋】
鉋の一種。刃は広く両端に柄があり,それを両手で持ち,前方へ突き出すようにして物を削る。中国・朝鮮からもたらされ,日本で台鉋(ダイガンナ)に発展。
つききず
つききず【突傷】
(a wound from) a stab.→英和
つききず
つききず [2] 【突(き)傷】
刃物やとがった木・竹などで突いたり突かれたりしてできた傷。
つききょうてい
つききょうてい 【月協定】
〔正称「月その他の天体における国家の活動を律する協定」〕
月およびその天然資源が人類共同の遺産であること,国家による月の領有禁止等を内容とする。1979年採択,84年発効。
つききり
つききり [0] 【付(き)切り】
少しの間もそばを離れずつき添うこと。つきっきり。「―で看病する」
つききり
つききり【付き切りで看病する】
never leave <the patient's> bedside.
つききる
つきき・る [3] 【突(き)切る】 (動ラ五[四])
(1)突いて切る。
(2)野原や道路などを一直線に横切る。つっきる。
つきぎね
つきぎね [3][2] 【搗き杵】
米などを搗く杵。かちぎね。
つきぎめ
つきぎめ [0] 【月極め】
一か月にいくらときめて契約すること。「―で駐車場を借りる」
つきぎめ
つきぎめ【月極めの】
monthly <subscribers> .→英和
〜で by the month.→英和
つきぎょうじ
つきぎょうじ [3] 【月行事】
江戸時代,江戸・大坂などで月々交代で町内の事務を処理した者。がちぎょうじ。
つきぎり
つきぎり [0][4] 【月切り】
(1)一か月ごとに区切りをつけること。
(2)月ぎめで妾をかこったこと。また,その女。月がこい。「是は都の―に隠し置かれし手せんじや/浄瑠璃・松風村雨」
つきぎりかご
つきぎりかご [4] 【月切り駕籠】
江戸時代,駕籠に乗る資格のない武士が老齢などの理由で,幕府に願い出て,五か月に限り駕籠の使用を許されたこと。
つきぎれ
つきぎれ 【月切れ】
質(シチ)・返済などの期限が切れること。「―ゆゑ流してしまふ/歌舞伎・処女評判善悪鏡」
つきくさ
つきくさ [0] 【月草】
(1)植物ツユクサの古名。「―に衣そ染むる/万葉 1255」
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は縹(ハナダ),裏は薄縹。秋に着用。
つきくさの
つきくさの 【月草の】 (枕詞)
月草で染めた色の落ちやすいことから,「うつろふ」「仮の命」などにかかる。「―移ろひやすく思へかも/万葉 583」
つきくずす
つきくず・す [4] 【突(き)崩す】 (動サ五[四])
(1)積み上げたものなどを突いてくずす。「石垣を―・す」
(2)突入して敵陣を乱れさせる。「敵の背後から―・す」
(3)相手の弱点などを突いて,動揺させる。「容疑者のアリバイを―・す」
[可能] つきくずせる
つきくだく
つきくだ・く [4] 【搗き砕く】 (動カ五[四])
(穀物などを)ついて細かくする。
つきくだく
つきくだく【搗き砕く】
pound;→英和
smash.→英和
つきぐ
つきぐ [2] 【突(き)具】
魚介類を突いて取る漁具。やす・もり・突きん棒の類。
つきげ
つきげ [0] 【鴾毛・月毛】
馬の毛色の一。葦毛でやや赤みをおびたもの。また,その毛色の馬。
つきげやき
つきげやき [3] 【槻欅】
ケヤキの異名。
つきこむ
つきこ・む [3] 【突(き)込む】 (動マ五[四])
「つっこむ」に同じ。「手先を制服の胸へ―・んで/肖像画(四迷)」
つきころす
つきころ・す [4] 【突き殺す】 (動サ五[四])
刃物などで突き刺して殺す。刺し殺す。「槍で―・す」
[可能] つきころせる
つきころす
つきころす【突き殺す】
pierce[stab] <a person> to death.
つきころばす
つきころば・す [5] 【突(き)転ばす】 (動サ五[四])
突いて倒す。つっころばす。「後ろから―・す」
つきごし
つきごし [0] 【月越し】
月をまたぐこと。翌月にかかること。
つきごと
つきごと [3][0] 【月毎】
月々。毎月。各月。「―の仕送り」
つきごと
つきごと【月毎に】
each month.
つきごめ
つきごめ [2] 【搗き米】
ついて精白した米。精米。白米。
つきごめや
つきごめや [0] 【搗き米屋】
米を精白して売る家。米搗き屋。
つきごもり
つきごもり 【月隠り・晦】
〔「つきこもり」とも。月が隠れる意から〕
月の末日。みそか。つごもり。[新撰字鏡]
つきごや
つきごや [0] 【月小屋】
かつて,生理期間中の女性が別火の生活をするために家族と離れて住んだ小屋。東海地方から西日本に分布。産屋(ウブヤ)を兼用するところもあった。不浄小屋。別屋(ベツヤ)。
つきごろ
つきごろ 【月頃】
この数か月間。「妹が目を跡見(トミ)の崎の秋萩はこの―は散りこすなゆめ/万葉 1560」
つきささる
つきささる【突き刺さる】
stick[run]into;pierce.→英和
つきささる
つきささ・る [4] 【突(き)刺さる】 (動ラ五[四])
先のとがったものが,ほかのものに突き立つ。「とげが―・る」
つきさす
つきさ・す [3] 【突(き)刺す】 (動サ五[四])
(1)先のとがったものを勢いよく刺す。突きたてる。「布に針を―・す」
(2)言葉などが鋭い痛みを感じさせる。「―・すような視線」「その一言が私の心を―・した」
[可能] つきさせる
つきさす
つきさす【突き刺す】
thrust;→英和
pierce;→英和
stab;→英和
put through.
つきざらい
つきざらい [3] 【月復習】
〔「つきざらえ」とも〕
復習のために,毎月定期的に行う芸事などの勉強会。
つきしたがう
つきしたが・う [5][0] 【付(き)従う】 (動ワ五[ハ四])
(1)人のあとについて行く。お供をする。「大臣に―・って渡米する」
(2)人の勢力下に入る。服従して部下となる。「―・ひたる勢(セイ)さまで多しとも聞えねば/太平記 8」
つきしろ
つきしろ [0] 【月白・月代】
月の出頃に空が明るくなりかかっていること。[季]秋。《―や膝に手を置く宵の宿/芭蕉》
つきしろ
つきしろ 【月代】
(1)月。「―ガミエタ/日葡」
(2)「さかやき」に同じ。「―白き入道/沙石 6」
つきしろう
つきしろ・う 【突きしろふ】 (動ハ四)
〔「しろふ」は互いにし合うの意〕
互いに肩などをつつき合う。「子どもは,いと見苦しと思ひて…―・ひ,目くはす/源氏(夕顔)」
つきじ
つきじ ツキヂ 【築地】
東京都中央区,隅田川河口西岸の地域。1657年の明暦の大火後の埋め立て地。明治初年,外国人居留地が置かれた。東京中央卸売市場がある。
つきじ
つきじ [0] 【築地】
海や沼などを埋めて築いた土地。
つきじしょうげきじょう
つきじしょうげきじょう ツキヂセウゲキヂヤウ 【築地小劇場】
小山内薫・土方与志を中心に1924年(大正13)結成された新劇団の名。また,同劇団が東京築地に設立した,日本最初の新劇専門の劇場。開場以来数々の名作戯曲を上演,日本の新劇運動に大きな影響を与えた。劇団は30年(昭和5)解散,劇場は45年戦災により焼失。
つきじほんがんじ
つきじほんがんじ ツキヂ―グワンジ 【築地本願寺】
東京築地にある浄土真宗本願寺派の別院の通称。本願寺第一二世准如が元和年間(1615-1624)に浅草に開創。明暦の大火後現在地に移転。関東大震災で罹災後,伊藤忠太の設計により古代インド式伽藍で再建。
つきじまい
つきじまい [3] 【月仕舞(い)】
月の終わり。月末。
つきじり
つきじり [0] 【月尻】
月末。月の終わり。
つきじろ
つきじろ [0] 【月白】
額に白い毛のまじった馬。つきびたい。ほしづき。ひたいじろ。
つきじホテルかん
つきじホテルかん ツキヂ―クワン 【築地―館】
東京築地の外国人居留地に建てられた日本最初の洋風ホテル建築。1868年(慶応4)建設。木造二階建てで,ベランダをめぐらせ中央には塔が立ち,欧米のホテルに匹敵する大規模なものであった。正称,江戸ホテル。
つきす
つき・す 【尽きす】 (動サ変)
〔動詞「尽きる」の連用形にサ変動詞「す」の付いたもの〕
(打ち消しの語を伴って用いる)尽きる。なくなる。「―・すべくもあらねば,なかなか片端もえまねばず/源氏(須磨)」
→つきせぬ
つきすすむ
つきすすむ【突き進む】
head;→英和
rush.→英和
つきすすむ
つきすす・む [4] 【突(き)進む】 (動マ五[四])
勢いよく進む。どんどん進む。「荒野を―・む」
[可能] つきすすめる
つきずえ
つきずえ [0][3] 【月末】
月の終わりごろ。げつまつ。
つきずえ
つきずえ【月末】
<at> the end of a month.→英和
つきせぬ
つきせぬ 【尽きせぬ】 (連語)
尽きない。尽きることがない。「―想い」
つきそい
つきそい【付添い】
an attendant (従者);→英和
a nurse (子供・病人の);→英和
a chaperon (娘の);an escort (護衛);→英和
a bridesmaid (花嫁の);→英和
[花婿の]a bridesman;a best man.
つきそい
つきそい [0] 【付(き)添い】
人のそばに付き添ってあれこれ世話をすること。また,その人。「―の父兄」「―人」
つきそう
つきそう【付き添う】
attend[wait] <on> ;→英和
accompany;→英和
escort (護衛).→英和
つきそう
つきそ・う [3][0] 【付(き)添う】 (動ワ五[ハ四])
世話をするため,人のそばについている。
[可能] つきそえる
つきそで
つきそで 【突き袖】
たもとの中に手を入れ,その手を前方に突き出すこと。気取ったり,おっとり構えたときのしぐさ。「小山定之進でござると―して二重へ出る/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」
つきたおし
つきたおし [0] 【突(き)倒し】
相撲の決まり手の一。相手を突いて土俵内または土俵外に倒す技。
つきたおす
つきたお・す [4] 【突(き)倒す】 (動サ五[四])
突いて倒す。突きころばす。「体当たりして―・す」
[可能] つきたおせる
つきたおす
つきたおす【突き倒す】
knock[thrust]down.
つきたつ
つきた・つ [3] 【突(き)立つ】
■一■ (動タ五[四])
先の鋭いものが突きささる。「鎧(ヨロイ)に―・った矢」
■二■ (動タ下二)
⇒つきたてる
つきたつ
つきた・つ 【月立つ】 (動タ四)
(1)月が出る。「朝月の日向の山に―・てり見ゆ/万葉 1294」
(2)月が改まる。次の月となる。「あらたまの―・つまでに来まさねば/万葉 1620」
つきたて
つきたて [0] 【搗き立て】
搗いたばかりであること。「―の餅」
つきたてる
つきた・てる [4] 【突(き)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つきた・つ
(1)突きさして立てる。「山頂にピッケルを―・てる」
(2)激しく突く。突きまくる。「槍を激しく―・てる」
つきたてる
つきたてる【突き立てる】
⇒突き通す.
つきたてる
つきた・てる [4] 【築き立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つきた・つ
築いてたてる。造る。「庭に―・てたるへつついの前に/滑稽本・膝栗毛 2」
つきたらず
つきたらず [3] 【月足らず】
胎児が一〇か月に満たないで生まれること。また,その子。早産。「―で生まれる」
つきたらず
つきたらず【月足らずで】
<be born> before its time.〜の赤ん坊 a premature baby.
つきだし
つきだし [0] 【突(き)出し】
(1)突き出ていること。でっぱり。「―窓」
(2)料理屋などで本料理の前に出す軽い料理。お通し。
(3)相撲の決まり手の一。両手で相手の胸を突きながら土俵外に突き出す技。
(4)遊女が初店であること。また,その遊女。「そも―の気苦労は/人情本・梅児誉美 3」
(5)禿(カブロ)立ちせず,すぐ遊女となって客に接すること。また,その遊女。「其儘傾城に仕立出すを―といへり/評判記・色道大鏡」
(6)点取り俳諧で,無点の句のこと。
つきだし
つきだし【突出し】
pushing out (相撲の);a relish (肴(さかな));→英和
an hors d'oeuvre.
つきだしかんばん
つきだしかんばん [5] 【突き出し看板】
⇒袖看板(ソデカンバン)
つきだしもの
つきだしもの 【突き出し者】
(1)犯罪者として奉行所へ突き出される者。「このおれをば,―にしやあがるかえ/歌舞伎・与話情」
(2)仲間はずれにされる者。のけ者。「女房独り―/浄瑠璃・日本武尊」
つきだす
つきだす【突き出す】
thrust[push,throw]out;stick <one's head> out <of the window> ;hand <a criminal> over <to the police> .
つきだす
つきだ・す [3] 【突(き)出す】 (動サ五[四])
(1)人を突いて外に出す。「店から表に―・す」「土俵外に―・す」
(2)勢いよく前へ出す。「証拠の書類を目の前に―・す」
(3)体の一部を前に出す。「腹を―・す」「くちびるを―・す」
(4)犯人などを警察に引き渡す。「交番に―・す」
(5)物の一部分を外や前に出す。突き出る。「窓を―・して作る」「海峡に―・す岬」
(6)仲間はずれにする。縁を切る。「きさまを―・す相談さ/黄表紙・御存商売物」
[可能] つきだせる
つきだて
つきだて 【築館】
宮城県北部,栗原(クリハラ)郡の町。奥州街道の旧宿場町。奈良期に伊治城が置かれた。
つきっきり
つきっきり [0] 【付きっ切り】
「つききり」に同じ。「―で看病する」
つきつけ
つきつけ [0] 【突(き)付け】
(1)建築などで,仕口をつくらず,単に二つの材木をつきあわせて釘で接合する方法。
(2)「突き付け売り」の略。「博奕仲間,山売,人参の―/浮世草子・永代蔵 4」
つきつけうり
つきつけうり 【突き付け売り】
買う意志がない客にむりやり物を売りつけようとすること。また,その人。押し売り。つきつけあきない。つきつけ。「買手の無いに―もならず/浮世草子・好色万金丹」
つきつける
つきつける【突き付ける】
thrust <a thing before[at]a person> ;→英和
point <a revolver at a person> .→英和
つきつける
つきつ・ける [4] 【突(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つきつ・く
(1)相手の体を突くようにしてさしだす。「短刀を―・ける」
(2)強い態度で相手に示す。「要求を―・ける」
つきつめる
つきつ・める [4] 【突(き)詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 つきつ・む
(1)物事を徹底的に考えたり調べたりする。「―・めて考える」「とことんまで―・める」
(2)一つのことだけをいちずに思いこむ。思いつめる。「―・めた表情」
つきつめる
つきつめる【突き詰める】
[究明]inquire <into> ;→英和
investigate;→英和
examine.→英和
つきづき
つきづき [2][0] 【月月】
毎月。月ごと。「―の出費」
つきづき
つきづき【月々】
every month.〜の monthly.→英和
つきづき
つきづき 【付き付き】
付き添いの者たち。供の者。「―の女ども勇め申せば/浮世草子・禁短気」
つきづきし
つきづき・し 【付き付きし】 (形シク)
(1)ふさわしい。似つかわしい。好ましい。「色色の襖の―・しき縫物/源氏(関屋)」「少し老いて物の例知りおもなきさまなるもいと―・しくめやすし/枕草子 47」
(2)いかにももっともらしい。「なべての世には年経にけるさまをさへ―・しく言ひなすも/狭衣 3」
つきでっぽう
つきでっぽう [3] 【突(き)鉄砲】
「紙(カミ)鉄砲」に同じ。
つきでる
つきでる【突き出る】
stick[jut]out;project;→英和
protrude.→英和
突き出た projecting;protruding;jutting.
つきでる
つき・でる [3] 【突(き)出る】 (動ダ下一)
(1)一部分が前方または外側に向かって出る。「海に―・でた岬」
(2)突き破って出る。「釘が―・でる」
つきとおす
つきとお・す [3] 【吐き通す】 (動サ五[四])
あくまで言い張る。「うそを―・す」
[可能] つきとおせる
つきとおす
つきとおす【突き通す】
pierce[thrust,run,drive]through.
つきとおす
つきとお・す [3] 【突(き)通す】 (動サ五[四])
突いて裏まで通す。突き抜く。つらぬく。「錐(キリ)で厚紙を―・す」
[可能] つきとおせる
つきとおる
つきとお・る [3] 【突(き)通る】 (動ラ五[四])
突き刺したものが向こうへ抜ける。突き抜ける。「針が―・る」
つきとばす
つきとばす【突き飛ばす】
push[thrust]away.突き飛ばされる be knocked down[over](車に).
つきとばす
つきとば・す [4] 【突(き)飛ばす】 (動サ五[四])
激しく突いたり,ぶつかったりしてはねとばす。「手で―・す」
[可能] つきとばせる
つきとめる
つきと・める [4] 【突(き)止める】 (動マ下一)[文]マ下二 つきと・む
(1)不明な点をよく調べて,はっきりさせる。「事故の原因を―・める」
(2)人の居所などを,調べて探し出す。「隠れ家を―・める」
(3)突き殺す。「三人とも―・め其死骸のうへに腰をかけて/浮世草子・武家義理物語 3」
つきとめる
つきとめる【突き止める】
ascertain;→英和
make sure <of> ;find out;locate (所在を);→英和
trace <the origin of a rumor> .→英和
つきともない
つきともな・い 【付きとも無い】 (形)[文]ク つきともな・し
〔近世語〕
ふさわしくない。似つかわしくない。「―・い今日にかぎり,此の様にせがむのは/浄瑠璃・二枚絵草紙(中)」
つきなか
つきなか [0][3] 【月中】
つきなかば。
つきなかば
つきなかば [3][5] 【月半ば】
一か月のなかば。中旬。月なか。
つきながし
つきながし 【月流し】
月経の不順を治す薬。また,堕胎・堕胎薬の意でも用いた。「本草に見へぬ家伝の―/柳多留 135」
つきなし
つきなし [0] 【月済し】
借金を毎月少しずつ返すこと。
つきなし
つきな・し 【付き無し】 (形ク)
(1)とりつくすべがない。手掛かりがない。「夜深からでは―・かりけり/古今(雑体)」
(2)ふさわしくない。似つかわしくない。「―・くさし過ぎてまゐり寄らむほど/源氏(橋姫)」
(3)不都合である。穏当でない。「親君と申すともかく―・きことを仰せ給ふこと/竹取」
つきなみ
つきなみ【月並な】
common(place);→英和
conventional;→英和
hackneyed;→英和
trite.→英和
つきなみ
つきなみ [0] 【月並・月次】
■一■ (名)
(1)毎月。月ごと。また,毎月決まって行うこと。「―の歌会」「―の休日(ヤスミビ)/滑稽本・浮世風呂(前)」
(2)「月並俳諧」「月並俳句」の略。
(3)「月次の祭」の略。
(4)一二か月の順序。月の移り変わり。多く「波」の意をかけて歌語で用いる。「秋暮るる―わくる山賤(ヤマガツ)の/山家(秋)」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
〔■一■(2)の意から〕
非常にありふれていること。平凡なこと。また,そのさま。「―の話」「―な意見」
つきなみかい
つきなみかい [4] 【月並会】
毎月決まって催す集会。月例会。「俳句の―」
つきなみこう
つきなみこう [0] 【月次講】
毎月,一定の日に催す講。
つきなみちょう
つきなみちょう [0] 【月並調】
(1)陳腐卑俗で,理屈に走りがちな俳風。正岡子規が旧派の俳諧・俳句を批判していったもの。
→月並俳諧(2)
(2)新鮮さがなく,ありきたりな調子のもの。
つきなみのえ
つきなみのえ 【月次絵】
一年一二か月の行事や風景などを描いた絵。
つきなみのまつり
つきなみのまつり 【月次祭】
陰暦六月と一二月の一一日に神祇官で行われた祭り。国家安泰と天皇の福運を祈る。本来は月ごとに行われるべき祭りであった。また,伊勢神宮その他の諸社でも行われたが一時衰微し,明治初期に復活した。
つきなみは
つきなみは [0] 【月並派】
旧派の俳人をあざけっていった語。旧派の人々が多く月並会を催すのでこの名がある。
つきなみはいかい
つきなみはいかい [5] 【月並俳諧】
(1)毎月定例にもたれる仲間うちの俳諧の会。
(2)化政期(1804-1830)頃から昭和初期まで行われた,毎月定例の俳諧句会。広く一般大衆を対象とし,宗匠の出題・投句・集句・開巻披露・入選句上梓の順で運営。正岡子規が月並調として排撃したもの。
つきなみはいく
つきなみはいく [5] 【月並俳句】
正岡子規が自分の革新した新派俳句に対して,旧派俳句をののしって呼んだ語。転じて,古くさい平凡な俳句。月並発句(ホツク)。
つきにほえる
つきにほえる 【月に吠える】
詩集。萩原朔太郎作。1917年(大正6)刊。豊かな感受性と近代人としての孤独な感情表現が結実したもので,既成概念に縛られず,詩語の新しい可能性を示し,現代詩への途を開いた。
つきぬきそう
つきぬきそう [0] 【突貫草】
スイカズラ科ツキヌキソウ属の植物。多年草。中国・日本・北アメリカなどに六種がある。対生する葉が基部で合着し,茎が葉を突きぬいているように見えるのでこの名がある。根・果実を民間薬とする種類がある。
つきぬきにんどう
つきぬきにんどう [5] 【突貫忍冬】
スイカズラ科のつる性落葉木本。北アメリカ原産。観賞用に栽培し,園芸品種が多い。長さ6〜7メートル。初夏,茎先に濃紅色・朱橙色などの筒状花を穂状につける。
つきぬく
つきぬ・く [3] 【突(き)抜く】
■一■ (動カ五[四])
突いて裏まで通す。突き通す。[日葡]
■二■ (動カ下二)
⇒つきぬける
つきぬけ
つきぬけ [0] 【突(き)抜け】
(1)突きぬけること。突き通ること。
(2)向こう側へ通りぬけること。「―の路地」
つきぬける
つきぬ・ける [4] 【突き抜ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つきぬ・く
(1)突き破って裏まで通る。突き通る。「弾丸が壁を―・ける」
(2)向こう側へ通りぬける。「林を―・ける」
つきぬける
つきぬける【突き抜ける】
thrust[pierce,run,go]through;penetrate.→英和
つきねぐさ
つきねぐさ 【及己】
植物フタリシズカの古名。[和名抄]
つきのいきな
つきのいきな 【調伊企儺】
(?-562) 新羅征討の将軍。百済からの渡来人の子孫。日本書紀によれば,欽明天皇の時,副将として新羅征討に行き,捕らえられ殺されたという。
つきのいでしお
つきのいでしお 【月の出潮】
月の出とともに満ちてくる潮。「わかの浦に―のさすままに/新古今(雑上)」
つきのいり
つきのいり [0] 【月の入り】
月が西の地平線に沈むこと。また,その時刻。
⇔月の出
つきのいろびと
つきのいろびと 【月の色人】
月の美しさを擬人化していう語。「その名も―は,三五夜中の空に又/謡曲・羽衣」
つきのえん
つきのえん 【月の宴】
月を観賞しながら催す酒宴。月見の宴。観月の宴。[季]秋。
つきのおうぎ
つきのおうぎ 【月の扇】
〔月などを見る姿から〕
「抱扇(カカエオウギ)」に同じ。
つきのかがみ
つきのかがみ 【月の鏡】
(1)月を映す池の水を鏡にたとえた語。「ひさかたの―となる水を/新後拾遺(冬)」
(2)明るく照る月を鏡にたとえた語。「秋風は―をなほぞとぎける/橿園歌集」
つきのかつら
つきのかつら 【月の桂】
〔酉陽雑俎(天咫)〕
中国の伝説で,月に生えているという巨大な桂の木。高さ五百丈に達するという。月桂(ゲツケイ)。
つきのかつら=を折る
――を折る
官吏採用試験に合格する。
→桂を折る
つきのき
つきのき 【槻の木】
植物ケヤキの古名。「走り出の堤に立てる―の/万葉 210」
つきのきゃく
つきのきゃく 【月の客】
月を眺めに出て来た人。月見の客。[季]秋。《岩鼻やここにもひとり―/去来》
つきのく
つきのく 【月の句】
月を詠みこんだ俳句。連句では,花の句とともに珍重され,一巻中に月の定座(ジヨウザ)が設けられた。
→月の定座
つきのける
つきの・ける [4] 【突き退ける・突き除ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つきの・く
手荒く脇へ押しのける。「子供を―・ける」
つきのさわり
つきのさわり 【月の障り】
(1)〔毎月のけがれの意〕
月経。月のもの。
(2)月の光をさえぎるもの。「晴れやらぬ身のうき雲のたな引きて―となるぞ悲しき/和泉式部集」
つきのしずく
つきのしずく 【月の雫】
(1)露の異名。
(2)ブドウの実に白砂糖の衣をかけた菓子。山梨県の名産。
つきのじょうざ
つきのじょうざ 【月の定座】
俳諧連句の一巻中で,月の句を詠むように定められたところ。百韻では,初折の表七句目・裏一〇(のち九)句目,二,三の折の表一三句目,二,三の折の裏一〇(のち九)句目,名残の折の表一三句目。歌仙では,初折の表五句目・裏八(のち七)句目,名残の折の表一一句目。月の座。
→花の定座
つきので
つきので [0] 【月の出】
月が東の地平線から昇ること。また,その時刻。
⇔月の入り
つきのなごり
つきのなごり 【月の名残】
〔秋の月の最後の意〕
「後(ノチ)の月{(1)}」に同じ。
つきのねずみ
つきのねずみ 【月の鼠】
〔「賓頭盧(ビンズル)説法経」にある法話。人が象に追われ,木の根を伝って井戸に隠れたところが四匹の毒蛇が噛みつこうとし,また,黒白二匹の鼠が木の根をかじろうとする。象を無常に,鼠を日月に,毒蛇を四大(地・水・火・風)にたとえる〕
日月が刻々と過ぎ去っていくこと。月日の鼠。「―の根をかぶる/太平記 27」
つきのふね
つきのふね 【月の船】
大空を海に見たて,月を船にたとえていう語。「―星の林に漕ぎ隠る見ゆ/万葉 1068」
つきのみ
つきのみ [0] 【突き鑿】
玄能でたたかずに手で押して用いる仕上げ用ののみ。柄と首が普通のものより長い。押しのみ。
→鑿
つきのみや
つきのみや 【月の宮】
月宮(ゲツキユウ)。また,月のこと。「―うはの空なるかたみにて/新古今(恋四)」
つきのみやこ
つきのみやこ 【月の都】
(1)月の世界にあるという宮殿。月宮殿。「―より,かぐや姫の迎へに/竹取」
(2)都の美称。「めぐりあはむ―は遥かなれども/源氏(須磨)」
(3)「月宮殿{(3)}」に同じ。「四つ手駕―をさしてかけ/柳多留 11」
つきのめす
つきのめ・す [4] 【突きのめす】 (動サ五[四])
後ろから突いてのめらせる。強い力で突き倒して起き上がれないようにする。「彼の言葉に―・された感じがした」
つきのもの
つきのもの [5][0] 【月の物】
月経のこと。
つきのゆくえ
つきのゆくえ ツキノユクヘ 【月の行方】
歴史物語。二巻三冊。荒木田麗女著。1771年成立。高倉・安徳二代の記事を描いたもの。老翁に語らせる鏡物を模す。
つきのわ
つきのわ [0][4] 【月の輪】
(1)月。特に満月。げつりん。
(2)満月を表したまるい形。
(3)ツキノワグマの喉の下にある半月形の白い模様。
(4)僧侶の袈裟の胸のあたりに付ける飾りの環。
(5)わらを円形に束ねて作った釜敷。
つきのわ
つきのわ【月の輪】
a halo[ring]around the moon;→英和
the white collar (熊の).
つきのわかんぱく
つきのわかんぱく 【月輪関白】
〔京都東山月輪に山荘を営んだことから〕
九条兼実の異名。
つきのわぐま
つきのわぐま [4] 【月輪熊】
クマ科の哺乳類。黒色で前胸部に V 字形または三日月形の白斑,いわゆる月の輪がある。頭胴長1.2〜1.9メートル。ヒマラヤから中国・台湾・朝鮮などに分布し,日本には亜種ニホンツキノワグマが生息する。冬は樹洞などで冬眠し,その間に雌は子を産む。くろくま。
つきのわこふん
つきのわこふん 【月の輪古墳】
岡山県久米郡柵原(ヤナハラ)町飯岡にある円墳。径60メートル,高さ9メートル。造出付きの円墳で,粘土槨から鏡・玉・短甲が出土。大形古墳の全面発掘が大衆参加で初めて成功。戦後の国民的科学運動の実践となった。
つきは
つきは [0] 【付き端】
少し関連するところ。「―もないこと」
つきはじめ
つきはじめ【月初めに】
at the beginning of a month.→英和
つきはじめ
つきはじめ [3] 【月初め】
月のはじめ。げっしょ。
つきはてる
つきは・てる [4] 【尽(き)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つきは・つ
全くつきる。すべてなくなる。「精も根も―・てる」
つきはな
つきはな [2] 【月花】
(1)月と花。また,月と花に代表されるような景物や風雅な物事。「すべて―をばさのみ目にて見るものかは/徒然 137」
(2)賞美・寵愛するもの。「日頃―と寵愛せしに/浮世草子・男色大鑑 6」
つきはな
つきはな 【洟】
鼻汁。鼻水。「汚げなる物,…白き―,すす鼻し歩(アリ)く稚児/枕草子(一三三・春曙抄)」
つきはなす
つきはなす【突き放す】
throw[push,thrust]off;[見捨てる]give up;desert.→英和
つきはなす
つきはな・す [4] 【突(き)放す】 (動サ五[四])
(1)強く押して離れさせる。突いて離れさせる。「追いすがる子供を―・す」
(2)ことさらに冷たい扱いをする。「親からも―・される」
(3)特別な感情を入れないで扱う。「―・した見方をする」
[可能] つきはなせる
つきば
つきば [0] 【着き場・付き場】
船などのつく所。船着き場。
つきばえ
つきばえ 【月映え】
月の光に照らされて,美しく映えること。「闇はあやなきを,―今少し心ことなり/源氏(竹河)」
つきばらい
つきばらい [3] 【月払い】
(1)月ごとにまとめて支払うこと。「酒屋は―にする」
(2)月賦(ゲツプ)払い。
つきばらい
つきばらい【月払い】
⇒月賦.
つきばん
つきばん【月番】
monthly duty.
つきばん
つきばん [0][2] 【月番】
一か月ごとに交代で勤めをすること。また,その人。
つきひ
つきひ【月日】
<have busy> days;→英和
time <passes quickly> .→英和
〜のたつにつれて as time passes[goes by].
つきひ
つきひ [2] 【月日】
(1)月と太陽。日月。
(2)時間。時日。光陰。「―の経つのは早いものだ」
(3)毎日の生活。「希望のない―を送る」
つきひがい
つきひがい [3] 【月日貝・海鏡】
〔片方の殻表は黄白色,もう一方は濃赤色で,これを月と太陽に見立ててこの名がある〕
海産の二枚貝。貝殻は円盤状で,径10センチメートル内外。表面は滑らかで光沢がある。内面は白色で多数の放射状の筋がある。食用。貝殻は貝細工に使用する。房総半島以南に分布し,水深30メートル内外の砂底にすむ。
つきひざ
つきひざ [0] 【突き膝】
両膝と爪先を揃えて床につけ,腰を浮かせた姿勢。
つきひと
つきひと 【月人】
月を擬人化していう称。月人男。「―の楓(カツラ)の枝の色付く見れば/万葉 2202」
つきひとおとこ
つきひとおとこ 【月人男】
「月人」に同じ。「仰ぎて待たむ―/万葉 2010」
つきひのねずみ
つきひのねずみ 【月日の鼠】
「月の鼠」に同じ。「―の口騒がしき観を凝らしつつ/盛衰記 48」
つきびと
つきびと [0] 【付き人】
ある人のそばにいて,身のまわりの世話をする人。つけびと。「スターの―」
つきびと
つきびと【付き人】
an attendant.→英和
つきふ
つきふ [0] 【月賦】
月割り。げっぷ。「―ニシテ金ヲ払ウ/ヘボン」
つきふさがり
つきふさがり [3] 【月塞がり】
陰陽道(オンヨウドウ)で,月によって,特定の方角に向かって事をなすのを忌み避けること。正月・五月・九月は北方,二月・六月・一〇月は東方,三月・七月・一一月は南方,四月・八月・一二月は西方を忌む。
つきへん
つきへん [0] 【月偏】
漢字の偏の一。「朦」「朧」などの「月」。
→にくづき
つきべつ
つきべつ [0] 【月別】
月によって分けること。「―の予算」
つきべり
つきべり [0] 【搗き減り・舂き減り】 (名)スル
米などをついたために量が減ること。
つきほしひ
つきほしひ 【月星日】
(1)月と星と日。三光。月日星(ツキヒホシ)。
(2)ウグイスのさえずる声をいう。月日星。「鶯は―をやかぞえ歌/犬子集」
つきまいり
つきまいり [3] 【月参り】 (名)スル
毎月,一定の神社仏閣に参拝すること。月詣で。
つきましては
つきましては [3] 【就きましては】 (接続)
「ついては」を丁寧にいう語。それ故。そこで。「―皆様にも御賛同頂きたく」
つきまぜ
つきまぜ [0] 【搗き交ぜ】
つきまぜること。「うそとまことを―にする」
つきまぜる
つきま・ぜる [4][0] 【搗き交ぜる】 (動ザ下一)[文]ザ下二 つきま・ず
(1)杵(キネ)などでついてまぜあわせる。「穀類を―・ぜる」
(2)異質なものをいっしょにしてまぜる。「尊敬と軽侮とを―・ぜた其人に対する何時(イツ)もの感じが/明暗(漱石)」
つきまたがり
つきまたがり [3] 【月跨がり】
月をまたぐこと。次の月にかかること。
つきまち
つきまち [0] 【月待ち】
特定の月齢の日に講の仲間が集まり,供物をそなえて月の出を待ちながら,飲食をともにし,月を拝む行事。十三夜・十五夜・十七夜・十九夜・二十三夜などに行う。
→日待ち
つきまつわる
つきまつわ・る [5][0] 【付き纏わる】 (動ラ五[四])
まつわりつく。「また来て―・つてならなかつた/めぐりあひ(四迷)」
つきまとう
つきまと・う [4][0] 【付き纏う】 (動ワ五[ハ四])
(1)いつもそばについて離れないでいる。「変な男に―・われている」
(2)(好ましくない事が)いつも離れずについている。「…という不安が―・う」「あの失敗が―・う」
つきまとう
つきまとう【付き纏う】
follow <a person> about;[尾行]shadow;→英和
dog.→英和
つきみ
つきみ【月見をする】
enjoy the moon;→英和
have a moonlight party (宴を開いて).
つきみ
つきみ [3][0] 【月見】
(1)月を眺め楽しむこと。特に陰暦八月十五夜を中秋の月,九月十三夜を後の月見といって賞すること。月見団子とその年収穫した芋や栗を供え,穂の出たススキを飾る。おつきみ。観月。[季]秋。「―の宴」
(2)卵を落とした,かけのうどんやそば。黄身を月に見たてていう。
(3)江戸時代における成人の祝いの一。一六歳になった六月一六日に祝われ,男子は袖止め,女子は鬢除(ビンソギ)の儀式を行なった。その夜,月に供えた饅頭をとって穴をあけ,その穴から月見をしたことからいう。
つきみぐさ
つきみぐさ [3] 【月見草】
(1)「つきみそう(月見草)」に同じ。
(2)植物ハギの異名。
つきみざけ
つきみざけ [3] 【月見酒】
月を見ながら飲む酒。
つきみざとう
つきみざとう 【月見座頭】
狂言の一。座頭が月夜に野に出て虫の声を聞く。そこへ通りかかった男と酒をくみかわし歌舞をして別れるが,男は別人を装って引き返し,座頭をさんざんにひきまわし,突き倒す。
つきみずづき
つきみずづき [4] 【月見ず月】
〔さみだれで月が見えないことから〕
陰暦五月の異名。
つきみそう
つきみそう【月見草】
an evening primrose.
つきみそう
つきみそう [0] 【月見草】
(1)アカバナ科の越年草。北アメリカ原産。江戸時代に観賞植物として渡来。高さ約60センチメートル。葉は互生し,披針形で羽状に切れ込む。夏の夕方,葉腋に一個大きな白色の四弁花を開く。花は翌朝萎んで赤萎する。ツキミグサ。[季]夏。
(2)マツヨイグサ・オオマツヨイグサの俗称。ツキミグサ。[季]夏。
つきみだんご
つきみだんご [4] 【月見団子】
陰暦八月十五夜と九月十三夜の名月に供える団子。
つきみづき
つきみづき [3] 【月見月】
陰暦八月の別名。
つきみのいせきぐん
つきみのいせきぐん 【月見野遺跡群】
神奈川県大和市の目黒川流域に分布する旧石器時代遺跡群。広域調査により,石器群の層位編年や礫(レキ)群・ブロックの構造が把握され,旧石器研究を進展させた。
つきむ
つき・む 【拒む】 (動マ四)
断る。こばむ。固辞する。「―・みて言ふにこそと思ひて/宇治拾遺 14」
つきめ
つきめ [0] 【尽(き)目】
尽きてしまうとき。「運の―」
つきめくり
つきめくり [3] 【月捲り】
ひと月ごとに一枚ずつはぎ取るようになっている暦。
つきもうで
つきもうで [3] 【月詣で】 (名)スル
「月参り」に同じ。
つきもち
つきもち [2] 【搗き餅】
餅をつくこと。また,その餅。
つきもどす
つきもど・す [4] 【突(き)戻す】 (動サ五[四])
(1)突いてきたものを逆に突いて戻す。つきかえす。「土俵中央へ―・す」
(2)贈り物などを受け取らずに返す。つきかえす。「わいろを―・す」
[可能] つきもどせる
つきもどす
つきもどす【突き戻す】
⇒突き返す.
つきもの
つきもの【付き物である】
be indispensable <to> ;always go with;be associated <with> .
つきもの
つきもの【憑物がする】
be possessed by some evil spirit.
つきもの
つきもの [2] 【憑き物】
人に取りついて災いをすると考えられている動物などの霊。これに取りつかれると,精神に異常をきたすといわれる。狐憑き・犬神憑きなど。もののけ。「―が落ちる」
つきもの
つきもの [2] 【付き物】
(1)ある物に当然付属しているはずのもの。また,ある物事の属性と考えられていて離しがたいもの。「冒険に危険は―だ」
(2)書籍や雑誌に綴じ込み,またははさみ込まれた付属の印刷物。
つきや
つきや [2] 【搗き屋・舂き屋】
(1)米などの穀物をついて精白することを職業とする家。また,その人。
(2)穀物を精製する小屋。
つきやく
つきやく [0] 【月役】
月経。月のさわり。
つきやとい
つきやとい [3] 【月雇い】
(1)一か月限りの契約で雇うこと。また,その雇われた人。
(2)月々の給料の額を定めて雇うこと。また,その雇われた人。
つきやとい
つきやとい【月雇の】
hired by the month.→英和
つきやぶる
つきやぶ・る [4] 【突(き)破る】 (動ラ五[四])
(1)物を突いて破る。「ふすまを―・る」
(2)勢いよくぶつかって,囲みや障害物を破る。「敵陣を―・る」
[可能] つきやぶれる
つきやぶる
つきやぶる【突き破る】
break[burst,crash]through;pierce.→英和
つきやま
つきやま【築山】
an artificial hill;a rock garden.
つきやま
つきやま [0] 【築山】
庭園などに山をかたどり,土砂または岩石で小高くきずいたところ。
つきやまどの
つきやまどの 【築山殿】
(1542-1579) 徳川家康の正室。今川氏の一族関口義広(一説に親永)の娘。家康の長男信康を生むが,のち武田勝頼への内通を疑われて殺された。半月後,信康も自刃。駿河御前。
つきやる
つきや・る [3] 【突き遣る】 (動ラ五[四])
突いて向こうへ押しやる。
つきゆきはな
つきゆきはな [2][2][2][2] 【月雪花】
⇒雪月花(セツゲツカ)
つきゆび
つきゆび [0] 【突(き)指】 (名)スル
指先に強く物が当たって,指の関節を痛めること。
つきゆび
つきゆび【突指する】
sprain one's finger;have one's finger sprained.
つきゆみ
つきゆみ 【槻弓】
槻の木(ケヤキ)で作った丸木の弓。つくゆみ。「梓弓ま弓―年をへて/伊勢 24」
つきよ
つきよ【月夜】
a moonlight night.
つきよ
つきよ [2] 【月夜】
〔古くは「つくよ」〕
月の照る夜。月の明るい夜。[季]秋。
つきよ=に提灯(チヨウチン)
――に提灯(チヨウチン)
無益なこと,不必要なことのたとえ。
つきよ=に釜(カマ)を抜かれる
――に釜(カマ)を抜かれる
月の明るい夜に釜を盗まれる。油断をして失敗することのたとえ。月夜に釜。
つきよ=の蟹(カニ)
――の蟹(カニ)
〔月夜には蟹は餌をあさらないので肉がないということから〕
やせて肉のない蟹。転じて,中身のないことのたとえ。
つきよがらす
つきよがらす [4] 【月夜烏】
月の明るい晩に浮かれて鳴き出す烏。「爰は山かげ,森の下,―はいつもなく/狂言・花子」
つきよたけ
つきよたけ [3] 【月夜茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。傘は半円形で,長径10〜20センチメートル。表面は紫褐色で,ひだは白色。シイタケ・ハラタケなどに似るが毒性が強い。ひだは暗所で青白色の光を放つ。秋,ブナなどの倒木に群生する。
月夜茸[図]
つきよみ
つきよみ 【月夜見・月読み】
⇒つくよみ(月夜見)
つきよみのみや
つきよみのみや 【月読宮】
伊勢市北中村にある,皇大神宮の別宮。祭神は月読尊。
つきよみのみや
つきよみのみや 【月夜見宮】
伊勢市宮後(ミヤジリ)町にある,豊受大神宮の別宮。祭神は月夜見尊並びにその荒御魂(アラミタマ)。
つきる
つきる【尽きる】
be exhausted;be gone;[終わる](come to an) end;→英和
terminate.→英和
尽きぬ inexhaustible;→英和
endless.→英和
つきる
つ・きる [2] 【尽きる】 (動カ上一)[文]カ上二 つ・く
(1)次第に減っていって,全くなくなる。「体力が―・きる」「食糧が―・きる」
(2)終わる。はてる。「話は―・きない」「道が―・きる」
(3)(「…に尽きる」の形で)限度にまで達し,他には何も残らない。きわまる。「幸運の一語に―・きる」「楽しみはここに―・きる」「今日の試楽は,青海波に事皆―・きぬ/源氏(紅葉賀)」
〔「尽くす」に対する自動詞〕
[慣用] 愛想が―・刀折れ矢―・冥加に―・冥利に―
つきわり
つきわり [0] 【月割(り)】
(1)月の数に分割すること。月数で割ること。
(2)月賦(ゲツプ)。「一〇か月の―で家具を買う」
つきわり
つきわり【月割】
⇒月賦.
つきんぼう
つきんぼう [0] 【突きん棒】
漁法の一。海面を泳いでいるマグロ・カジキなど大形の魚を銛(モリ)で突き刺してとる方法。また,それに用いる銛をつけた棒。「―漁」
つきロケット
つきロケット [4][3] 【月―】
地球より月面またはその周辺空間に向けて打ち上げられるロケット。第一号は1959年1月ソ連のルナ一号。69年7月20日,アメリカのアポロ一一号が人類初の月面着陸に成功した。
つぎ
つぎ [2] 【次】
(1)あとにすぐ続くこと。また,そのもの。「―の機会にする」「―から―へと仕事を変える」「―はだれだ」
(2)位置・場所のすぐ続いていること。「―の間」
(3)あるものより一段低い地位。すぐ下の順位。「部長の―の人」
(4)宿(シユク)。宿駅。うまや。「東海道五十三―」
つぎ
つぎ [0] 【継(ぎ)】
〔動詞「つぐ(継)」の連用形から〕
(1)衣服などのほころびにほかの布を当てて繕い縫うこと。また,それに用いる布。「膝に―を当てる」
(2)(普通「ツギ」と書く)囲碁で,断点を補う手。
(3)あとつぎ。よつぎ。「おりゐ給ひぬ冷泉院の,御―おはしまさぬを/源氏(若菜下)」
(4)続くこと。また,つづき具合。「巻向山は―のよろしも/万葉 1093」
つぎ
つぎ【継ぎを当てる】
patch (up);→英和
put a patch on <a coat> .〜の当たった(だらけの) patched (patchy).
つぎ
つぎ【次の】
next;→英和
following;→英和
coming;→英和
second.→英和
〜に next;→英和
secondly;→英和
[…の次に]next to;after.→英和
〜から次へ ⇒次々.一つおいて〜 next but one.〜の〜(の駅) the next (station) but one.
つぎあし
つぎあし [0] 【継(ぎ)足】
(1)器具などの,継ぎ足した脚部。
(2)柔道で相手と組んで移動する際,一方の足を動かしたあと,他の足もただちに同様に動かして両足の相対的な位置を保ち,からだを安定させる足の運び方。
(3)踏み台。踏み継ぎ。「梯子(ハシゴ)よ,―よ,棒よ,杵(キネ)よと犇(ヒシ)めきける/浄瑠璃・日本振袖始」
(4)歌舞伎で,荒事役などの超人的な体型を表現するため,足袋などの中に入れる道具。「暫」では丈の高い草履をはき,上から長袴(ナガバカマ)をはく。
つぎあて
つぎあて [0] 【継(ぎ)当て】 (名)スル
衣服などに継ぎを当てること。また,継ぎ。「ひじの―」
つぎあわす
つぎあわ・す [4] 【継ぎ合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「つぎあわせる」に同じ。「布を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒つぎあわせる
つぎあわせる
つぎあわ・せる [5] 【継ぎ合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 つぎあは・す
(1)継いで一続きのものにする。「切れた血管を―・せる」
(2)縫って一枚にする。「布切れを―・せる」
つぎあわせる
つぎあわせる【継ぎ合わせる】
join together;piece up[together].
つぎいと
つぎいと [0][3] 【継(ぎ)糸】
(1)衣服のつぎ当てなどをするのに使う糸。ほどき物をして出た縫い糸などを使う。
(2)つぎたした糸。
つぎうた
つぎうた [0] 【続ぎ歌・継(ぎ)歌・次歌】
(1)歌会で和歌を詠む一方法。五十首,百首など一定数の題を短冊に書き,参会者がそれを取って次々と詠むもの。一人が詠む歌数は任意で,あとで短冊を継ぎ合わせて清書する。鎌倉中期より盛んに行われた。
(2)連歌の古称。つづけうた。「連歌は白川の法皇の御世に連歌の名有り。此の号の先は―と云ふ/三冊子」
(3)次節(ツギブシ)の別名。「次節,又―と云ふ/用捨箱」
つぎうま
つぎうま [0] 【継(ぎ)馬】
江戸時代,宿継ぎの馬。駅馬。伝馬(テンマ)。継ぎ伝馬。
つぎうるし
つぎうるし [3] 【継(ぎ)漆】
物を継ぎ合わせるために使う漆。
つぎおくり
つぎおくり [3] 【次送り】
順送りにすること。
つぎおくり
つぎおくり [0] 【継(ぎ)送り】
江戸時代,宿駅ごとに人馬を替えつつ貨客を送ること。
つぎかご
つぎかご [0] 【継ぎ駕籠】
宿場で乗り継ぐ駕籠。
つぎがみ
つぎがみ [0] 【継(ぎ)紙】
料紙装飾の一技法。色や質の異なった二種以上の紙を継ぎ合わせて一枚の料紙としたもの。切り継ぎ・破り継ぎ・重ね継ぎなどがある。ぞくし。
つぎがみしも
つぎがみしも [3] 【継(ぎ)上下】
肩衣(カタギヌ)と別布の半袴を組ませたもの。江戸時代,武家の平服。
つぎき
つぎき【接木】
grafting;→英和
[木]a grafted tree.〜する graft <a rose on a stock> .→英和
つぎき
つぎき [0] 【接(ぎ)木】 (名)スル
植物の枝や芽を切りとって,近縁の植物に接合癒着させて殖やす方法。接ぐ方の枝や芽を接ぎ穂,根をもった接がれる方を台木という。実生(ミシヨウ)による繁殖にくらべ,優良な株が得られ,また結実や開花が早くなる。バラをノバラの台木に,リンゴをカイドウまたは同じ種の台木に接ぐ類。[季]春。
接ぎ木[図]
つぎきざっしゅ
つぎきざっしゅ [4] 【接(ぎ)木雑種】
接ぎ木によって無性的につくられた雑種。栄養雑種。
つぎぎれ
つぎぎれ [0] 【継(ぎ)切れ】
衣服などのつぎに使う小ぎれ。
つぎく
つぎく [0] 【継(ぎ)句】
雑俳の一。八,九文字の題の上または下に文字を継いで,一七字句とするもの。
つぎくち
つぎくち [0] 【注ぎ口】
醤油や油などを注ぐために付けた口。
つぎこむ
つぎこむ【注ぎ込む】
pour <water in(to)> ;→英和
spend <money on> ;→英和
invest[lay out] <money in> .→英和
つぎこむ
つぎこ・む [3] 【注ぎ込む】 (動マ五[四])
(1)液体を器の中にそそぎ入れる。「とっくりに酒を―・む」
(2)あることのために,多くの物や金を使う。「全財産を事業に―・む」
[可能] つぎこめる
つぎざお
つぎざお【継竿】
a jointed fishing rod.
つぎざお
つぎざお [0] 【継ぎ竿・継ぎ棹】
(1)短い数本の竿を,つなぎ合わせて一本の竿として用いる釣り竿。
⇔延べ竿
(2)三味線の棹が二つまたは三つの部分からなり,継ぎ合わせて使用するもの。
⇔延べ棹
つぎざま
つぎざま 【次様】
(1)〔次に位する意〕
一段劣っていること。下様(シモザマ)。「―の人共はさのみひきしろふに及ばねば/平家 7」
(2)「様」の字体の一。旁(ツクリ)の下を「次」と書く「檨」。「樣」の俗字体。
→永様(エイサマ)
→平様(ヒラザマ)
→美様(ビザマ)
つぎしきし
つぎしきし 【継色紙】
三色紙の一。伝,小野道風筆。継ぎ紙に万葉集・古今集などの歌を書写したもの。筆法が古く,仮名の字体が古様であることなど平安時代の仮名として重んじられる。もとは粘葉本(デツチヨウボン)で,見開きに上句と下句を継ぎ書きしているのでこの名がある。
つぎじゃみせん
つぎじゃみせん [3] 【継(ぎ)三味線】
継ぎ棹にした三味線。
つぎたし
つぎたし [0] 【継(ぎ)足し】
つぎたすこと。補い加えること。また,そのもの。
つぎたす
つぎたす【継ぎ足す】
add <to> ;→英和
put more <water> into;extend (拡張);→英和
splice (繩などを).→英和
つぎたす
つぎた・す [3][0] 【継(ぎ)足す】 (動サ五[四])
今まであるものに,あとから増し加える。補う。「竿を―・す」「文章を―・す」
[可能] つぎたせる
つぎたす
つぎた・す [3] 【注ぎ足す】 (動サ五[四])
(水など)足りない分を,注ぎ加える。「お茶を―・す」
つぎたて
つぎたて [0] 【継(ぎ)立て】
昔,宿駅ごとに,人馬を新しくかえて雇ったこと。宿継(シユクツ)ぎ。
つぎたてうま
つぎたてうま [4] 【継(ぎ)立て馬】
継ぎ立て用の馬。
つぎたてば
つぎたてば [0] 【継(ぎ)立て場】
継ぎ立てをする場所。宿駅。宿場。
つぎだい
つぎだい [0] 【接(ぎ)台・継(ぎ)台】
(1)接ぎ木の台にする木。台木。
(2)踏み台。
つぎつ
つぎ・つ 【継ぎつ】 (動タ下二)
〔動詞「継ぐ」の連用形「継ぎ」の動詞化〕
次々にする。つぐ。「子孫(ウミノコ)のいや継ぎ継ぎに見る人の語り―・てて/万葉 4465」
つぎつぎ
つぎつぎ【次々に】
one after another;one by one;in succession;in turn (順に).
つぎつぎ
つぎつぎ 【継ぎ継ぎ・次ぎ次ぎ】
(1)ある人に次ぐ地位や身分。また,その人。「―の人も,心のうちには思ふこともやあらむ/源氏(薄雲)」
(2)子孫。「いよいよかの御―になり果てぬる世にて/源氏(橋姫)」
(3)つぎはぎ。つぎだらけ。「―の袋に粉麦・小豆などを取りまぜ/浮世草子・織留」
つぎつぎ
つぎつぎ [2] 【次次】 (副)
(多く「に」や「と」を伴って)あまり間を置かず物事が続くさま。次から次に。順々に。「新製品が―あらわれる」「選手たちが―に登場する」
つぎて
つぎて 【次第】
〔動詞「つぎつ(継)」の連用形から〕
次第。順序。ついで。「諸皇子等―を以て各誄(シノビゴト)まうす/日本書紀(推古訓)」
つぎて
つぎて [0] 【継(ぎ)手・接(ぎ)手】
(1)機械部品をつなぎ合わせるもの。管継ぎ手・軸継ぎ手・リベット継ぎ手など。ジョイント。
(2)家業・家督などを相続する者。《継手》
(3)囲碁で離れた石をつなぐために打つ手。
(4)材を長さ方向に接合する方法。また,その接合した箇所。
→仕口(シクチ)
継ぎ手(4)[図]
つぎていん
つぎていん [3] 【継(ぎ)手印】
文書の,紙の合わせ目や継いだ部分に印を押すこと。また,その印。
つぎなる
つぎなる 【次なる】 (連語)
〔「なる」は助動詞「なり」の連体形〕
次である。次の。「―出し物は」
つぎに
つぎに [2] 【次に】 (接続)
そのあと続いて。それから。「英語がすんだら,―国語を予習する」
つぎねふ
つぎねふ (枕詞)
地名「山城(ヤマシロ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「―山城女の木鍬(コクワ)持ち打ちし大根/古事記(下)」
つぎねふや
つぎねふや (枕詞)
「つぎねふ」に同じ。「―山城川を川のぼり/古事記(下)」
つぎのま
つぎのま [2][0] 【次の間】
(1)主となる部屋に付属した部屋。控えの間。
(2)主君の居室の次の部屋。
つぎは
つぎは [0] 【継(ぎ)端】
途切れた話などを言い続けるきっかけ。つぎほ。「―を失う」
つぎはぎ
つぎはぎ [0] 【継ぎ接ぎ】
継いだりはいだりすること。特に,衣服につぎをあてること。「―だらけの着物」
つぎはぎ
つぎはぎ【継ぎ接ぎする】
patch up;patch and darn.〜だらけの patchy.→英和
つぎはし
つぎはし 【継(ぎ)橋】
柱を所々に立てて,橋板を継いでかけ渡した橋。「葛飾の真間の―止まず通はむ/万葉 3387」
つぎば
つぎば [0] 【継(ぎ)場】
人馬の継ぎ替えをする所。宿場。宿駅。問屋場。
つぎば
つぎば [0] 【継(ぎ)歯】
〔「つぎは」とも〕
(1)歯の悪い部分を削り取って人造の歯を継ぎ足すこと。また,その歯。さし歯。
(2)下駄の歯が減ったり割れたりしたときに,新しい歯を継ぎ足すこと。また,その歯。
つぎばしご
つぎばしご [3] 【継(ぎ)梯子】
継ぎ合わせることによって,長くできるようにした梯子。
つぎばしら
つぎばしら [3] 【継(ぎ)柱】
一本の木でなく,継ぎ足して作った柱。
つぎびきゃく
つぎびきゃく [3] 【継(ぎ)飛脚】
江戸時代,幕府が各宿駅に配置して重要文書などの送達にあてた飛脚。
→通し飛脚
つぎふ
つぎふ [0] 【継(ぎ)歩】
将棋で,相手の歩(フ)の頭に歩を続けて打ち,取らせることによって攻撃路を開くこと。
つぎぶし
つぎぶし [0] 【継節・次節】
元禄(1688-1704)の頃,江戸吉原で流行した小唄の一。つぎうた。
つぎほ
つぎほ【接穂】
a graft.→英和
つぎほ
つぎほ [0] 【接(ぎ)穂・継(ぎ)穂】
(1)接ぎ木の時,台木に接合させる若芽や枝。義枝。[季]春。
(2)話を続けて行くきっかけ。言葉をつぐ機会。継ぎ端(ハ)。「話の―を失う」「言葉をかけようとして―のないのに困つた/明暗(漱石)」
つぎまつ
つぎまつ 【継(ぎ)松・続ぎ松】
たいまつ。ついまつ。「―取り出だして,さらにともして見ければ/今鏡(藤波下)」
つぎむすび
つぎむすび [3] 【継(ぎ)結び】
琴の緒や釣りのテグスなど,滑りやすい材質や太さの違うものを結ぶのに用いる堅固な結び方。
継ぎ結び[図]
つぎめ
つぎめ【継目】
a joint;→英和
a juncture;→英和
a seam (縫い目).→英和
〜なしの jointless;→英和
seamless.→英和
つぎめ
つぎめ [0] 【継(ぎ)目・接(ぎ)目】
(1)二つのものを継ぎ合わせた所。つなぎめ。「レールの―」
(2)関節。「膝の―が急に痛くなつた/夢十夜(漱石)」
(3)あとつぎ。家督相続。代替わり。「大入道殿この―にと日ごろの遺恨をおぼしけめども/愚管 3」
(4)銚子などが空になってお代わりすること。「銚子の―今ひとつとすすむ/浮世草子・俗つれ�� 1」
つぎめはん
つぎめはん [0][3] 【継(ぎ)目判】
古文書の料紙のつぎ目に押した印。文書の接続の正当性を保証し,改ざんを防ぐためのもの。
つぎもの
つぎもの [0] 【継(ぎ)物】
(1)欠けた器物を継ぎ合わせて修繕すること。また,その器物。
(2)衣服の破れを継ぐこと。つくろうこと。「寂然閑(ヒツソリカン)と―をしてゐる/二人女房(紅葉)」
つぎろう
つぎろう [0] 【接ぎ蝋】
接ぎ木の接合部の乾燥と雨湿を防ぐために用いる蝋。樹脂・豚脂・蜜蝋などを混合して製する。
つぎろうそく
つぎろうそく [3] 【継ぎ蝋燭】
短くなった蝋燭に,別の蝋燭をつぎ足すこと。忌むべきこととされる。
つぎギセル
つぎギセル [3] 【継ぎ―】
携帯に便利なように羅宇(ラウ)を二つに分け,吸うときは継ぎ合わせて用いるキセル。
つぎラウ
つぎラウ [3] 【継ぎ―】
継いで延長できるような構造になっているキセルのラウ。
→ラウ
つく
つ・く [1][2] 【就く】
■一■ (動カ五[四])
〔「付く」と同源〕
(1)ある位置に身を置く。
(ア)(「即く」とも書く)天皇・国王が即位する。「帝位に―・く」
(イ)職務上の役職に身を置く。就任する。「社長のポストに―・く」
(2)ある職業・仕事に従事する。「仕事に―・かないでぶらぶらしている」「堅い職業に―・く」
(3)(「床(トコ)につく」の形で)
(ア)寝る。就寝する。「毎晩十時には床に―・く」
(イ)病気などのために寝たきりになる。「去年,大けがをして以来,床に―・いている」
(4)(「巣につく」の形で)巣にこもる。「鳥が巣に―・く」
(5)ある行程に身を置く。長い旅などに出かける。出発する。おもむく。「任務を終え,帰途に―・く」「家路に―・く」
(6)あるものに沿う。「塀に―・いて左に曲がる」
(7)ある人に従って,教えを受ける。「先生に―・いてピアノを習う」「家庭教師に―・く」
(8)(「付く」とも書く)連用形やこれに助詞の付いた形で用いる。
(ア)実際にそれにあたる。「ぜひ現物に―・いて見てほしい」
(イ)(「につき」の形で)理由を述べる。「喪中(モチユウ)に―・き年末年始のご挨拶を失礼いたします」
(ウ)説明の対象を示す。…に関して。「政治情勢に―・いて討論する」
(エ)「その単位あたり」の意をあらわす。…に対して。「一個に―・き百円の利益」
[可能] つける
■二■ (動カ下二)
⇒つける
つく
つ・く [1][2] 【着く】 (動カ五[四])
〔「付く」と同源〕
(1)移動していってその場所に至る。
(ア)人などがある場所に到達する。到着する。「九時には会社に―・く」「七時に駅に―・く」
(イ)荷物・手紙などが運ばれて届く。「実家から荷物が―・いた」「手紙が―・く」
(2)体の一部がある所に届いて触れる。「プールの底に足が―・かない」
(3)ある場所に身を置く。「席に―・く」「食卓に―・く」
[可能] つける
つく
つ・く [0][1] 【突く】 (動カ五[四])
細い物で一点を強く押す。
(1)(「衝く」とも書く)棒状の物の先端で瞬間的に強く押す。「指先で―・く」「背中をどんと―・く」
(2)先のとがった物で刺す。突き刺す。「銛(モリ)でさかなを―・く」「雲を―・く大男」
(3)(「捺く」とも書く)印鑑で印(シルシ)をつける。「判を―・く」
(4)ボールや羽根を手や用具で強く打つ。「まりを―・く」「羽根を―・く」
〔玉つきの場合「撞く」とも書く〕
(5)(多く「撞く」と書く)鐘に棒などを打ち当てて音を出す。「鐘を―・く」
(6)体をささえるために,杖や手を水平面に当てる。「杖を―・いて歩く」「テーブルにひじを―・く」「頬杖(ツラヅエ)を―・きて/竹取」
(7)膝・手・額などを地面や床につける。「手を―・いてあやまる」「膝を―・いてお祈りをする」「額(ヌカ)を―・き祈り申すほどに/更級」
(8)(「衝く」とも書く)相手のある一点,特に守りの手薄な部分,弱点を攻める。比喩的にもいう。「敵陣を―・く」「人の意表を―・く」「不意を―・かれてあわてる」
(9)(「衝く」とも書く)心や感覚器官を鋭く刺激する。「鼻を―・くアンモニアの匂い」「けなげな子供の姿に胸を―・かれる」
(10)(「衝く」とも書く)悪天候などの障害を物ともせずにある行為を行う。「船は嵐を―・いて出航した」「風雨を―・いて決行する」
(11)動詞の上に付いて,接頭語的に用いられ,動作の勢いを強める意を表す。「―・き進む」「―・き返す」
[可能] つける
[慣用] 意気天を―・痛い所を―・虚を―・雲を―・篠を―・底を―・盾を―・手を―・天を―・胸を―
つく
つく【搗く】
pound;→英和
hull (脱穀);→英和
[精米]refine;→英和
polish.→英和
つく
つく 【木兎】
ミミズクの古名。「天皇の生(ア)れます日,―産殿に入(トビイ)れり/日本書紀(仁徳訓)」
つく
つ・く [1][2] 【吐く】 (動カ五[四])
〔「突く」と同源〕
(1)口などから体内の物を吐き出したり吹き出したりする。もどす。「反吐(ヘド)を―・く」「あわて騒いで黄水(オウズイ)―・く者多かりけり/平家 6」
(2)息を吐き出す。「ため息を―・く」
(3)呼吸する。「息が―・けない」「やっと一息―・いたところだ」
(4)「言う」を卑しめていう。言い放つ。「うそを―・く」「親に悪態を―・く」
[可能] つける
つく
つ・く [1][2] 【付く】
■一■ (動カ五[四])
❶物と物とが接触・接合・付着する。
(1)二つの物が触れたまま離れなくなる。くっつく。接合する。「折れた腕の骨がうまく―・いた」「接着剤でぴったり―・いて離れなくなる」
(2)ある物と他のある物とが接近してすき間がない状態になる。「両ひざが軽く―・くように座る」
(3)ある物に異質な物が付着・浸透する。くっつく。「顔に泥が―・いている」「洋服に糸くずが―・いている」「シャツにしみが―・く」
(4)主たる物に付随的なものが添えられる。
(ア)付属する。「鍵の―・いた日記帳」「毛皮のえりの―・いたコート」
(イ)(「附く」とも書く)あとから加わって,全体が増える。「話に尾鰭(ヒレ)が―・く」「利息が―・く」
(ウ)草木の芽が出る。実がなる。「今年は桃のつぼみが―・かない」「梅の実がいっぱい―・く」
(5)あとが残る。
(ア)力を加えたあとが残る。「机に傷が―・く」「点々と足跡が―・いている」
(イ)印(シルシ)が記される。「〇印の―・いているのが実行委員です」
(ウ)帳簿などに記入される。「支払った金額はすべて帳簿に―・いている」
(6)植物などがしっかり根をおろす。根づく。「挿し木がうまく―・いた」「種痘が―・く」
(7)肉・力・能力・良さなどが身に備わる。「栄養が身に―・かない」「丸暗記では知識が身に―・かない」「実力が―・く」「貫禄が―・く」「早寝早起きの習慣が―・く」「徳を―・かんと思はば,すべからく先づその心づかひを修行すべし/徒然 217」
(8)連歌・俳諧で,前の句と後の句がうまくつながる。
❷そばに寄る。近付く。
(1)(意図的動作)人が他の人のそばにいる。
(ア)保護するためにそばにいる。付き添う。「患者に付き添い人が―・く」「要人には護衛が―・く」
(イ)他の人のあとに続く。「行列の後ろに―・く」
(ウ)対立するものの一方に加わる。味方をする。「南朝に―・くか北朝に―・くか」「誰がこっちに―・いてくれるか」
(2)(結果的動作)あるものが現れる・来る。
(ア)ある商品の買い手が現れる。「高すぎて買い手が―・かない」
(イ)他から苦情が寄せられる。「商品にクレームが―・く」「けちが―・く」
(ウ)(多く「憑く」と書く)魔性のものが人にとりつく。「キツネが―・いている」
(エ)
〔「運がつく」の省略〕
幸運に恵まれる。「今日は―・いている」
❸あるものが加えられ,新しい状態になる。
(1)新たに設けられる。設置・設備される。「下宿に電話が―・いた」「十字路に信号機が―・いた」
(2)(「点く」とも書く)ある現象・活動などが現れる。
(ア)火が燃え出す。発火する。「ライターの具合が悪くて火が―・かない」
(イ)灯火がともる。点灯する。また,電気で作動する装置が働く。「部屋にあかりが―・く」「朝七時にはラジオが―・くようにセットしてある」「一日中テレビが―・いている」
(3)名称・評点などが加えられる。
(ア)名前が与えられる。名付けられる。「生まれたばかりでまだ名前が―・いていない」
(イ)役・予算などが割り当てられる。「王女の役が―・いた」「修理のための予算が―・いた」
(ウ)評点・値段が与えられる。「この間の作文には九〇点が―・いていた」「ただの普通の壺に一千万円の値が―・いた」「できた物を買うより自分で作るほうが安く―・く」「かえって高いものに―・いた」
❹きちんとした説明が加えられる。「彼女がなぜ自殺したのか説明が―・かない」「理屈はどうとでも―・く」
❺実現・決着が望まれていたことが実現・決着する。「やっと決心が―・いた」「まだあきらめが―・かない」「ふんぎりが―・かない」「あっさり勝負が―・いた」「混乱して収拾が―・かない」「あの問題はかたが―・いた」「けりが―・く」「当事者の間で話が―・いた」
❻区分がはっきりする。また,自然と差が出る。「やっていいことと悪いことのけじめが―・かないのか」「第二走者との間に差が―・いた」
❼判断・予想が行われる。
(1)「…がつく」の形で用いる。「犯人はだいたい見当が―・いている」「全く予想が―・かない」「察しが―・く」「めぼしが―・く」
(2)助詞「と」「に」で受けたものに打ち消しを伴って用いる。「うそとも本気とも―・かない」「愚にも―・かぬ計画」
❽感覚や意識が働く。
(1)ある感覚器官に強く感じられる。「大きな看板が目に―・いた」「時計の音が耳に―・いて眠れない」「においが鼻に―・く」
(2)(「気がつく」の形で)
(ア)あるものごとを認識する。気づく。「…ということに気が―・いた」
(イ)失っていた意識がよみがえる。正気にかえる。「気が―・いたらベッドの中だった」
(3)ある気持ちがおこる。「里心が―・く」「物心が―・く」
❾(「心につく」の形で)人に好ましく思われる。気に入る。「をかしき絵など多く雛遊びなどする所に,と心に―・くべきことを宣ふけはひ/源氏(若紫)」
〔「付ける」に対する自動詞〕
→つく(接尾)
■二■ (動カ下二)
⇒つける
[慣用] 足が―・足下に火が―・板に―・襟に―・襟元に―・縁に―・恰好が―・時代が―・尻に火が―・土が―・手が―・箔が―・人目に―・虫が―・焼け棒杭(ボツクイ)に火が―/悪銭身につかず・足が地に付かない・示しがつかない・手に付かない・火のついたように・引っ込みがつかない
つく
つ・く 【築く】 (動カ四)
〔「突く」と同源〕
土や石をつきかためて積み上げる。築造する。きずく。「御諸(ミモロ)に―・くや玉垣/古事記(下)」
つく
つ・く 【尽く】 (動カ上二)
⇒つきる
つく
つく【吐く】
(tell a) lie (うそを);→英和
heave a sigh (ため息を);→英和
draw[take] <a deep> breath (息を).
つく
つく 【銑・釻】
(1)弓の弭(ハズ)の異名。またそれにかぶせる金属・角製の器具。一説に,弓の握りの上に打ちつけた折れ釘のような金具という。「二所藤の弓の銀の―打つたるを十文字に握つて/太平記 12」
(2)担い棒の両端の紐をかける部分。
つく
つく 【月】
(1)「つき」の交替形。他の語と複合して用いる。「―夜」「―読み」など。
(2)〔上代東国方言〕
つき。「浦野の山に―片寄るも/万葉 3565」
つく
つ・く [0] 【漬く・浸く】
■一■ (動カ五[四])
(1)漬物が熟成してちょうど食べ頃になる。つかる。《漬》「このナスはまだよく―・いていない」
(2)湯・水にひたる。つかる。「広瀬河袖―・くばかり浅きをや/万葉 1381」
〔「漬ける」に対する自動詞〕
■二■ (動カ下二)
⇒つける
つく
つく【就[着]く】
[席に]⇒席;[到着]⇒到着;go to bed (床(とこ)に);go to sleep (眠りに);get a job (職に);→英和
get to work (仕事に);study under <Dr.Y.> (師に);ascend <the throne> (即位).→英和
つく
つく【憑く】
possess;→英和
obsess;→英和
haunt.→英和
つく
つ・く [1][2] 【搗く・舂く】 (動カ五[四])
〔「突く」と同源〕
杵(キネ)など棒状のもので穀物・木の実などを強く打って,くだいたり,押しつぶしたり,殻を除いたりする。「米を―・く」「餅(モチ)を―・く」「あたね―・き染木が汁に/古事記(上)」
[可能] つける
つく
つく【突く】
thrust;→英和
pierce;→英和
stab;→英和
poke (棒で);→英和
prick (針で);→英和
attack (攻撃);→英和
touch <a person> on a sore place (痛い所を).(風雨を)突いて in spite of (a storm).
つく
つく【付く】
stick <to> (付着);→英和
be stained[smeared] <with> (よごれる);touch (接触);→英和
[点火]catch <fire> ;→英和
burn;→英和
be lighted;take sides with (味方する);take <root> (根が);→英和
bear;→英和
yield (利子が);→英和
take (種痘が);leave a mark[scar (傷)](跡が);→英和
[幸運]⇒付いて(いる).
つく
つ・く 【付く】 (接尾)
〔動詞五[四]段型活用。動詞「付く」から〕
擬声語・擬態語に付いて,そういう様子になるという意を表す。「がた―・く」「ごた―・く」「べた―・く」
つく
つく【撞く】
toll[strike,ring] <a bell> ;→英和
bounce[play with] <a ball> ;→英和
[玉突きで]strike;→英和
play at billiards.
つくい
つくい ツクヰ 【津久井】
神奈川県北西部,津久井郡の町。丹沢山地や津久井湖など,自然に恵まれる。住宅地化が進む。
つくいも
つくいも [0] 【仏掌薯】
ツクネイモの別名。
つくえ
つくえ [0] 【机】
(1)本を読んだり,字を書いたりするのに用いる脚付きの台。文机(フヅクエ)。
(2)飲食物を入れた器や供物をのせる台。「百(モモトリ)の―に貯(アザ)へて饗(ミアヘ)たてまつる/日本書紀(神代上訓)」
つくえ
つくえ【机】
a desk;→英和
<英> a bureau (引き出し付).→英和
書きもの(両袖)机 a writing (kneehole) desk.
つくえしろのもの
つくえしろのもの 【机代の物】
食卓にのせるもの。飲食物。つくえもの。「百取(モモトリ)の―を持たしめて/古事記(下訓)」
つくえもの
つくえもの 【机物】
⇒つくえしろのもの(机代物)
つくし
つくし【土筆】
《植》a horsetail.→英和
つくし
つくし 【筑紫】
九州の古称。筑前・筑後二国,豊国(トヨノクニ)・肥国(ヒノクニ)を含めた九州の北半分,また九州全体をさす場合などがある。
つくし
つくし [0] 【土筆】
スギナの胞子茎。茶褐色で節に袴(ハカマ)があり,茎頂に筆の穂状の胞子嚢穂がつく。早春に出る。食用ともする。[季]春。《まゝごとの飯もおさいも―かな/星野立子》
つくしえびら
つくしえびら [4] 【筑紫箙】
木の薄板を曲げて作った,簡便な箙。九州に多く,主に狩猟に用いた。
つくしがく
つくしがく [3] 【筑紫楽】
鎌倉時代から室町末期までの時期に北九州地方の寺院で行われた雅楽。筑紫箏(ツクシゴト)の源流となった。
つくしがた
つくしがた 【筑紫潟】
有明海の別名。
つくしがも
つくしがも [4] 【筑紫鴨】
カモ目カモ科の鳥。雄は全長60センチメートル余りで,雌はやや小さい。全体が白く,頭と首は暗緑色。くちばしは赤く,尾の末端は黒い。日本には冬鳥として九州の有明海の干潟などに少数渡来する。
つくしぐし
つくしぐし 【筑紫櫛】
昔,筑紫から産出した櫛。「別るれば心をのみぞ―さしてあふべき程をしらねば/拾遺(別)」
つくしこいし
つくしこいし [4] 【筑紫恋し】
ツクツクボウシの異名。
つくしごと
つくしごと [4] 【筑紫箏】
箏曲の流派の一。また,その使用する箏。室町末期に,筑紫楽の楽箏(ガクソウ)と明の七弦琴の音楽を源流として,久留米の善導寺の僧賢順が大成した。江戸時代以後の俗箏(ゾクソウ)の源流となった。筑紫流箏曲。なお,俗箏をも含めて筑紫箏と呼んだ例もある。
⇔楽箏
⇔俗箏
つくしさんち
つくしさんち 【筑紫山地】
北九州を構成する山地の総称で,三郡(サングン)山地・脊振(セフリ)山地などから成る。
つくししゃくなげ
つくししゃくなげ [4] 【筑紫石南花】
ツツジ科の常緑低木。中部地方以西の山に自生。高さ約4メートル。葉は倒披針形で,裏面に褐色の綿毛を密生する。五,六月,枝頂に広漏斗状で先が七裂する紅紫色の花を一〇個内外つける。
つくしじ
つくしじ 【筑紫路】
(1)筑紫へ行く道。
(2)筑紫の中の道。また,筑紫の国々。
つくしじろう
つくしじろう 【筑紫二郎】
筑後(チクゴ)川の異名。筑紫三郎とも。
→坂東太郎
→四国三郎
つくしたんだい
つくしたんだい [4] 【筑紫探題】
⇒九州探題(キユウシユウタンダイ)
つくしのうみ
つくしのうみ 【筑紫の海】
有明海の別名。
つくしのおおみこともち
つくしのおおみこともち 【筑紫大宰】
「筑紫総領(ツクシノソウリヨウ)」に同じ。
つくしのおく
つくしのおく 【筑紫奥】
狂言。筑紫の奥の百姓と丹波の百姓が年貢を納め,領主から所有の田一反につき一声ずつ笑えと命じられる。筑紫は二声,丹波は一声半笑い,最後には取り次ぎ役をくすぐって,めでたく三人で笑う。
つくしのしま
つくしのしま 【筑紫の島】
九州。「さつ矢貫き―をさして行く我は/万葉 4374」
つくしのそうりょう
つくしのそうりょう 【筑紫総領・筑紫惣領】
大宝令施行(701年)以前,九州に置かれた地方官。九州の国宰(クニノミコトモチ)(後の国司)を統轄した。律令制の大宰帥(ダザイノソツ)の前身。筑紫大宰(ツクシノオオミコトモチ)。
→総領(3)
つくしびわ
つくしびわ [4] 【筑紫琵琶】
⇒筑前琵琶(チクゼンビワ)
つくしへいや
つくしへいや 【筑紫平野】
福岡県の南部と佐賀県の東部一帯に広がる九州最大の平野。筑後川中下流域とその周辺の沖積平野で,有明海沿岸には干拓地が多い。水田地帯。
つくしりゅう
つくしりゅう 【筑紫流】
⇒筑紫箏(ツクシゴト)
つくしんぼ
つくしんぼ [0] 【土筆坊】
つくしの異名。
つくす
つくす【尽す】
[使い尽す]exhaust;→英和
use up;spend all <one's money> ;eat up (食べ尽す);discuss at length (論じ尽す);[尽力]serve;→英和
endeavor;→英和
work <for> ;→英和
do[fulfill] <one's duty> (果たす).→英和
つくす
つく・す [2] 【尽(く)す】 (動サ五[四])
(1)なくなるようにする。
(ア)すべて使い切る。「全力を―・す」「手を―・して探す」「言葉を―・して説得する」
(イ)終わらせる。「大海を酌みて水をば―・すとも/三宝絵詞(上序)」
(2)できるかぎりのことをして,これ以上はないという状態にする。きわめる。「狼藉(ロウゼキ)の限りを―・す」「贅(ゼイ)を―・す」
(3)すべて表現し切る。「意を―・す」「苦労は筆舌に―・し難い」
(4)(「…につくす」の形で)人や団体・国家のために献身的に努力する。「夫に―・す」「社会のために―・す」
(5)動詞の連用形に付いて,すっかり…して残りがないようにするという意を表す。「食べ―・す」「論じ―・す」
〔「尽きる」に対する他動詞〕
[可能] つくせる
[慣用] 委曲を―・歓を―・情理を―
つくだ
つくだ 【佃】
〔「作田(ツクリダ)」の転〕
(1)耕作する田。熟田。「天照大御神の―畔(ア)を離ち/古事記(上訓)」
(2)国衙(コクガ)領や荘園に設定された領主直営の農地。種子・農具・日当・食料などは領主が負担し,耕作は農民の夫役により行われ,全収穫を領主の得分とした。平安中期以降,農民に請作(ウケサク)させる傾向が現れ,平安末期には名田と同質化していった。
(3)「佃節」の略。
つくだじま
つくだじま 【佃島】
東京都中央区,隅田川河口の地域。もと小島であったが,埋め立てによって北の石川島などと接続。江戸時代,摂津国西成郡佃村の漁民が定着したのが地名の起こり。佃煮の原産地として知られる。
つくだに
つくだに [0] 【佃煮】
〔江戸時代,江戸佃島で作り始めたのでこの名がある〕
魚介類・海藻などを醤油・味醂・砂糖で濃い味に煮しめたもの。
つくだに
つくだに【佃煮】
fish[seaweed]boiled down with soy.
つくだぶし
つくだぶし 【佃節】
(1)江戸時代,隅田川を往来した遊船などでうたわれた流行歌。「音締めくるはぬ―/人情本・辰巳園(後)」
(2)歌舞伎の下座音楽の一。隅田川の場面や水辺の場面に,騒ぎ唄として用いる。
つくだまつり
つくだまつり 【佃祭り】
八月六日・七日に東京佃島の住吉神社で行われる祭礼。[季]夏。
つくつくぼうし
つくつくぼうし [5] 【つくつく法師】
セミの一種。頭からはねの先まで45ミリメートル内外の細形のセミ。体は暗緑色で黒い斑紋があり,胸部の背に淡緑色の紋がある。夏が終わり,秋風とともに多く現れ,オーシーツクツクと鳴く。日本各地と朝鮮・中国に分布。クツクツボウシ。筑紫恋し。法師蝉。[季]秋。《夕飯や―かしましき/正岡子規》
つくつくぼうし
つくつくぼうし
a late summer cicada.
つくつく法師
つくつくぼうし [5] 【つくつく法師】
セミの一種。頭からはねの先まで45ミリメートル内外の細形のセミ。体は暗緑色で黒い斑紋があり,胸部の背に淡緑色の紋がある。夏が終わり,秋風とともに多く現れ,オーシーツクツクと鳴く。日本各地と朝鮮・中国に分布。クツクツボウシ。筑紫恋し。法師蝉。[季]秋。《夕飯や―かしましき/正岡子規》
つくづく
つくづく [3][2] 【熟・熟熟】 (副)
〔「つくつく」とも〕
(1)深く考えたり,痛切に感じたりするさま。よくよく。「―(と)考えてみる」「眼(マナコ)を閉て―過越方(スギコシカタ)を想ひ返せば/滝口入道(樗牛)」
(2)注意してものを見るさま。また,物事に熱心に集中するさま。じっと。「―(と)写真を見る」「お藤さんは―と聞き惚れて/続風流懺法(虚子)」
(3)なすこともなく物さびしげなさま。「―とふしなやみ給ふを/源氏(葵)」
つくづく
つくづく
[まったく]thoroughly;→英和
utterly;→英和
fully;quite;→英和
[熱心に]carefully;earnestly;→英和
keenly.〜思う really think[fully realize] <that…> .〜いやになる be quite disgusted <with> .〜眺める watch earnestly.
つくづくし
つくづくし 【土筆】
つくしの異名。つくつくし。[季]春。「蕨・―,をかしき籠に入れて/源氏(早蕨)」
つくなむ
つくな・む [3] 【蹲む・躊む】 (動マ五[四])
しゃがむ。うずくまる。「彼処(アスコ)へ―・んで線香を上げ/真景累ヶ淵(円朝)」
つくぬ
つく・ぬ 【捏ぬ】 (動ナ下二)
⇒つくねる
つくね
つくね [0] 【捏ね】
〔動詞「捏(ツク)ねる」の連用形から〕
(1)鶏肉や魚肉などのすり身にみじん切りの玉ネギなどを加え,卵や片栗粉をつなぎとしてこねて好みの大きさにまるめたもの。
(2)「捏ね揚げ」「捏ね焼き」の略。
(3)「捏ね薯」の略。
つくねあげ
つくねあげ [0] 【捏ね揚げ】
つくねを油で揚げた料理。つくね。
つくねいも
つくねいも [0][3] 【捏ね薯・仏掌薯】
ナガイモの一品種。いもは不規則な塊状で,とろろなどにして食用とする。つくいも。こぶしいも。つくね。[季]秋。
つくねにんぎょう
つくねにんぎょう [4] 【捏ね人形】
土を練り固めて作った人形。練り人形。
つくねやき
つくねやき [0] 【捏ね焼き】
つくねを焼いた料理。つくね。
つくねる
つく・ねる [3] 【捏ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 つく・ぬ
(1)こねて固める。「ひき肉を―・ねて団子にする」
(2)たばねる。「―・ねたる髪で乱れぬ旅の留守/柳多留 165」
(3)両手を組み合わせる。「末座にきと手を―・ね/咄本・醒睡笑」
つくねん
つくねん
〜と absentmindedly;idly.
つくねんと
つくねんと [0][3] (副)
ひとりぼっちで何もせず,ぼんやりしているさま。「広い座敷に―座って一日を送る」
つくば
つくば 【筑波】
(1)茨城県南西部の郡名。
(2)(市名は仮名書き)茨城県中南部,筑波山の南にある市。田園地帯に国や民間の研究機関・教育機関が集まり筑波研究学園都市を構成する。
(3)「筑波山」の略。
つくばい
つくばい ツクバヒ [0][3] 【蹲・蹲踞】
〔動詞「つくばう」の連用形から〕
茶庭などに据える手水(チヨウズ)鉢。つくばって使うように鉢を低く構え,左右に湯桶(ユオケ)・灯火を置く湯桶石・手燭(テシヨク)石を配し,使い手の乗る前石を据えるのが定式。茶室では心身の塵を払うものとして重視する。据え方により立ち使いの形式もある。
蹲[図]
つくばいざま
つくばいざま ツクバヒ― [0] 【蹲様】
〔字体がうずくまった形をしていることから〕
「様」の草体字の称。多く目下の者のあて名の下に書くのに用いる。
つくばいし
つくばいし [3] 【筑波石】
茨城県筑波郡で産出する花崗(カコウ)岩。大正初期から庭石として多用される。
つくばう
つくば・う ツクバフ [3] 【蹲う・踞う】 (動ワ五[ハ四])
(1)しゃがむ。うずくまる。つくばる。「黄昏(タソガ)るゝ門の薄寒きに―・ひて/金色夜叉(紅葉)」
(2)平伏する。かしこまって控える。「『かしこまつた』 ―・うてまつ/狂言・富士松」
つくばおろし
つくばおろし [4] 【筑波颪】
冬期,筑波山から吹きおろす北風。
つくばけんきゅうがくえんとし
つくばけんきゅうがくえんとし 【筑波研究学園都市】
茨城県つくば市と茎崎町にまたがる筑波山南麓の台地に,首都圏の過密緩和を目的として建設された新都市。多くの国立研究機関や筑波大学が立地し,高度な研究教育の拠点を形成している。
つくばこくさいだいがく
つくばこくさいだいがく 【つくば国際大学】
私立大学の一。1993年(平成5)設立。本部は土浦市。
つくばさん
つくばさん 【筑波山】
茨城県中部,関東平野にそびえる山。海抜876メートル。山頂は男体山・女体山の二峰に分かれる。古来関東の名山として西の富士山と並び称せられ,信仰登山が盛ん。筑波嶺。
つくばさんじけん
つくばさんじけん 【筑波山事件】
1864年水戸藩の天狗党が幕府の攘夷延期を不満として筑波山に挙兵した事件。
→天狗党
つくばしゅう
つくばしゅう 【菟玖波集】
最初の連歌撰集。二〇巻。二条良基・救済(キユウセイ)撰。1356年頃完成,翌年勅撰に準ぜられる。それまで和歌に比して低くみられていた連歌の文学的地位を高めた。総句数二一九〇句。書名は,連歌を「つくばの道」ともいうことから。
つくばだいがく
つくばだいがく 【筑波大学】
国立大学の一。1973年(昭和48)10月東京教育大学を母体として創設。新しい大学構想に基づき,従来の学部・学科・研究所に代わり,教育組織としての学群,研究組織としての学系を設置。本部はつくば市。
つくばならい
つくばならい [4] 【筑波東北風】
筑波山の方角から吹いてくる北風。
つくばね
つくばね 【筑波嶺】
「筑波山」に同じ。((歌枕))「―のこのもかのもに影はあれど/古今(東歌)」
つくばね
つくばね [0] 【衝羽根】
(1)羽子板遊びのはね。羽子(ハゴ)。[季] 新年。
(2)ビャクダン科の落葉低木。山地に生え,根は他の木に半ば寄生する。高さ約1メートル。披針形の葉を対生。雌雄異株。花は淡緑色で初夏,開花し,雄花は散房状につき,雌花は単生する。果実は卵状楕円形で,頂に四個の萼片が残存し,衝羽根{(1)}に似ている。ハゴノキ。[季]秋。
衝羽根(2)[図]
つくばねあさがお
つくばねあさがお [6] 【衝羽根朝顔】
ナス科の一年草。南アメリカ原産。花壇用・鉢植えとされる。茎は高さ15〜50センチメートルで卵形の葉を対生。六〜一〇月,上方の葉腋に広漏斗状の花を開く。花色は紫・紅・白・絞りなど。品種が多く,八重咲きもある。ペチュニア。
つくばねうつぎ
つくばねうつぎ [5] 【衝羽根空木】
スイカズラ科の落葉低木。山地に自生。高さ約2メートル。葉は卵形。五月頃,枝端に上端が五裂する筒状鐘形の淡黄白色の花を数個つける。萼片は五個。和名は果実の頂に萼片が残存するさまを衝羽根に見立てたもの。形態に変異が多い。
衝羽根空木[図]
つくばねがし
つくばねがし [4] 【衝羽根樫】
ブナ科の常緑高木。暖地の山中に自生。葉は枝先付近に衝羽根{(1)}状に互生し,狭長楕円形で質が厚く短柄。雌雄同株。四月頃開花。雄花序は長く下垂,雌花序は短く直立する。堅果は楕円形で食用となる。材は器具・楽器などとする。
つくばねそう
つくばねそう [0] 【衝羽根草】
ユリ科の多年草。山地の林中に生える。茎は高さ20センチメートル内外で,頂に卵状長楕円形の葉を四個輪生する。晩春,茎頂に緑色の花を開く。外花被片は披針形で四個あり,内花被片はない。王孫。
衝羽根草[図]
つくばのみち
つくばのみち 【筑波の道】
連歌の異称。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の帰途「にいはり筑波を過ぎて幾夜か寝つる」と詠んだのに対して,老人が「かがなべて夜には九夜日には十日を」と詠みかえしたという言い伝えを連歌の起こりとしたことからいう。
つくばもんどう
つくばもんどう 【筑波問答】
連歌学書。一冊。二条良基著。1357〜72年の成立。連歌に関する名称・起源・発達・式目・作法などを問答体で概説したもの。連歌文学の正統性を強調している。
つくばる
つくば・る [3] 【蹲る】 (動ラ五[四])
うずくまる。かがむ。しゃがむ。つくばう。「はい―・る」「―・つて手形を残す関の雪/柳多留 139」
つくば国際大学
つくばこくさいだいがく 【つくば国際大学】
私立大学の一。1993年(平成5)設立。本部は土浦市。
つくぶ
つく・ぶ 【噤ぶ】 (動バ四)
口をとじる。つぐむ。「儵忽(ニワカ)に口―・びて言ふこと能はず/日本書紀(天武十一訓)」
つくぼう
つくぼう [0] 【突棒】
主に江戸時代,罪人を捕らえるときに用いた捕り物道具の一。鉄釘を並べた T 字形の金具に2,3メートルの柄を付けたもの。
→刺股(サスマタ)
→袖搦(ソデガラ)み
突棒[図]
つくま
つくま 【筑摩】
滋賀県坂田郡米原(マイハラ)町朝妻筑摩のこと。琵琶湖に臨む。筑摩神社がある。((歌枕))「おぼつかな―の神のためならばいくつか鍋の数はいるべき/後拾遺(雑五)」
つくまい
つくまい [0] 【突く舞・柱舞】
つく柱と称する高い柱を立て四方に張った綱上で曲芸を見せる行事。江戸期には下総布川(フカワ)のものが知られ,現在は茨城県竜ヶ崎市・千葉県野田市に残る。蜘蛛舞の一種。
つくままつり
つくままつり 【筑摩祭】
滋賀県米原町筑摩(御食津(ミケツ))神社の祭り。五月三日に行われる。かつては神輿(ミコシ)に従う女子が,関係を結んだ男子の数だけ鍋をかぶったというが,今は八人の少女が大きな張り子の鍋をかぶって行列に加わる。鍋祭。鍋冠祭。[季]夏。
つくみ
つくみ 【津久見】
大分県南東部,豊後水道西岸の津久見湾に臨む市。石灰石を産し,セメント工場が立地。山地ではミカンを栽培。
つくも
つくも 【九十九】
(1)「九十九髪(ツクモガミ)」の略。
(2)水草フトイの古名。[和名抄]
つくもかいづか
つくもかいづか 【津雲貝塚】
岡山県笠岡市西大島津雲にある縄文後期の貝塚。百六十余体の埋葬人骨が出土し,縄文文化における屈葬・抜歯などの習俗に関する資料を提供した。
つくもがみ
つくもがみ [3] 【九十九髪】
老女の白髪。
〔水草ツクモに似ているからとも,また伊勢物語の歌「百年(モモトセ)に一年(ヒトトセ)たらぬ―我を恋ふらし面影に見ゆ」から九十九を「百」の字に一画足りない「白」として白髪にたとえることからともいう〕
つくもどころ
つくもどころ 【作物所】
平安時代,宮中や院の調度の製造・修理・装飾などをつかさどった令外の官司。
つくゆみ
つくゆみ 【槻弓】
「つきゆみ(槻弓)」に同じ。「―にまり矢を副(タグ)へ/日本書紀(神功)」
つくゆみの
つくゆみの 【槻弓の】 (枕詞)
「槻弓」は伏せて用いたことから,「臥(コヤ)る」にかかる。「―臥る臥りも梓弓立てり立てりも/古事記(下)」
つくよ
つくよ 【月夜】
(1)「つきよ(月夜)」に同じ。「―には門に出で立ち夕占(ユウケ)問ひ/万葉 736」
(2)月。「ぬばたまの今夜の―霞みたるらむ/万葉 4489」
つくよみ
つくよみ 【月夜見・月読み】
(1)月の異名。つきよみ。「―の光に来ませ/万葉 670」
(2)月の神。「―の持てるをち水い取り来て/万葉 3245」
つくよみおとこ
つくよみおとこ 【月夜見男】
月を擬人化していう語。月。「み空ゆく―夕去らず/万葉 1372」
つくよみのみこと
つくよみのみこと 【月読尊・月夜見尊】
日本神話の神。伊弉諾(イザナキ)・伊弉冉(イザナミ)の子。夜の食国(オスクニ)あるいは滄海原(アオウナバラ)を統治する神とされる。
つくらう
つくら・う ツクラフ 【繕ふ】 (動ハ四)
「つくろう(繕)」に同じ。「清七の誤も,五十両有ば―・はるる/浄瑠璃・夏祭」
つくり
つくり [3] 【旁】
漢字の構成部分の名称。「部」の「阝」,「形」の「彡」など,漢字の右側に付くもの。
⇔偏
つくり
つくり [3] 【作り・造り】
(1)物をつくること。また,つくった具合。「頑丈な―の椅子」「質素な―の家」「寄せ木―」
(2)よそおい。身なり。化粧。「―を念入りにする」「何処となく色気の有る―なるに/魔風恋風(天外)」「若―」
(3)からだの造作(ゾウサク)。からだつき。体格。「体の―のしっかりした人」「小―な女」
(4)刺身。つくりみ。
→おつくり
(5)耕作すること。また,農作物。「女有りけり。―忙がしく/仮名草子・仁勢物語」
(6)名詞の上に付いて,わざとそのように装う意を表す。「―笑い」「―泣き」
つくり
つくり【旁】
the body <of a Chinese character> (漢字の).→英和
つくり
つくり【作[造]り】
[構造]make;→英和
structure;→英和
<a house> built of <brick> ; <a man of sturdy> build (体格);→英和
[化粧] <make> one's toilet[face]; <put on> makeup.→英和
つくりあげる
つくりあ・げる [5] 【作り上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つくりあ・ぐ
(1)作り終える。完成させる。「一人で―・げた」
(2)実際にはない事をある事のように見せかける。でっちあげる。「マスコミによって―・げられた評判」
つくりあげる
つくりあげる【作り上げる】
make up;build up (築く);complete (完成).→英和
つくりあわせ
つくりあわせ [0] 【作り合(わ)せ】
建物の棟と棟または軒と軒の接している所。
つくりあわせる
つくりあわ・せる [0][6] 【作り合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 つくりあは・す
(1)二つの物を作って一つに合わせる。「二つのものを―・せた建物」
(2)似つかわしいように作る。「みな―・せて,やうかへて,さうぞき分けたり/源氏(澪標)」
つくりうま
つくりうま [3] 【作り馬】
神馬(ジンメ)の代わりに奉納する木馬。
つくりえ
つくりえ [3] 【作り絵】
墨書きの下絵に,装飾的に彩色を施すこと。また,その絵。「おもしろき春秋の―などよりも/源氏(若菜上)」
つくりえだ
つくりえだ 【作り枝】
(1)金銀などで草木の枝の形に作ったもの。献上物・贈り物などをつけて贈るのに用いられた。「うめの―に雉をつけて奉るとて/伊勢 98」
(2)手入れをしていろいろな形に作った枝。「松の作り木,―/浄瑠璃・傾城酒呑童子」
つくりおき
つくりおき [0] 【作り置き】
作って,何日か置くこと。「―の品」
つくりかえ
つくりかえ [0] 【作り替え】
(1)作り替えること。また,そのもの。改作。
(2)中世,貸主が利息を元金に繰り入れて改めて借書を作ること。利息が元金を超えてはならない定めがあり,その制約を免れるために行われた。また,その借書。
つくりかえる
つくりか・える [5][4] 【作り替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つくりか・ふ
(1)新しく作り,前のものと取り替える。「眼鏡を―・える」
(2)前からあったものに手を加えて,別のものを作る。「和室を洋間に―・える」
つくりかえる
つくりかえる【作り替える】
remake;→英和
remodel;→英和
reconstruct;→英和
rewrite;→英和
adapt (改作);→英和
dramatize (劇に).
つくりかた
つくりかた [4][5] 【作り方】
(1)作る方法。こしらえかた。「果実酒の―」
(2)作った様子。でき具合。「雑な―」
つくりかた
つくりかた【作り方】
how to make[grow](方法);→英和
a recipe <for> (料理の);→英和
[構造]make;structure;→英和
a style (様式).→英和
つくりかわ
つくりかわ [0] 【作り皮・革】
(1)なめしがわ。[和名抄]
(2)(「つくりがわ」とも)革偏(カワヘン)の別名。
つくりがお
つくりがお [0] 【作り顔】
わざと気むずかしい顔や,愛想のいい顔つきをすること。
つくりきょうげん
つくりきょうげん [4] 【作り狂言】
作りごとの芝居。歌舞伎狂言をいう。「道頓堀の―をまことに見なし/浮世草子・五人女 2」
つくりぎ
つくりぎ [3] 【作り木】
手入れをして枝ぶりや樹形をととのえた木。
つくりぎく
つくりぎく [3] 【作り菊】
栽培している菊。野生ではない菊。[季]秋。
つくりこ
つくりこ [3] 【作り子】
名主・親方百姓などと呼ばれる耕作権所有者の下にあって,農具・種子などの生産手段を供与されつつ耕作に従事する下層農民。名子・被官・下人などといわれる階層と重なり合っていると考えられる。
つくりこみ
つくりこみ [0] 【造り込み】
日本刀の刀身の造形。
つくりご
つくりご [3] 【作り碁】
囲碁で,投了することなく最後まで打ち終え,計算に便利なように地(ジ)を作り直して目数を数える碁。小差の碁にもいう。
つくりごえ
つくりごえ [4] 【作り声】
こしらえた地声でない声。また,他人に似せて出す声。「―で答える」
つくりごえ
つくりごえ【作り声(で)】
(in) a feigned voice[an affected tone].
つくりごと
つくりごと [0][5] 【作り事】
(1)作った物。
(2)実際にはないのにあるようにこしらえた事柄。こしらえごと。うそ。「―を言う」
つくりごと
つくりごと【作り事】
⇒作り話.
つくりざかや
つくりざかや【造り酒屋】
a sake brewery.
つくりざかや
つくりざかや [4] 【造り酒屋】
酒を醸造して卸す店。酒の醸造元。
つくりざけ
つくりざけ [3] 【造り酒】
醸造した酒。さけ。
つくりじ
つくりじ [3] 【作り字】
日本で,漢字に倣って作った文字。榊(サカキ)・峠・辻(ツジ)などの類。国字。
つくりそこなう
つくりそこな・う [6][0] 【作り損なう】 (動ワ五[ハ四])
作ろうとして失敗する。作り損じる。
つくりたけ
つくりたけ [3] 【作り茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。いわゆるマッシュルーム。同属の近縁種ハラタケは野生のものもあるが,本種はヨーロッパなどで古来馬糞や藁で作った床で栽培され,食用に供せられている。
つくりたて
つくりたて [0] 【作り立て】
(1)作り終えてからまだ間のないこと。また,そのもの。できたて。「―の服」
(2)新しく作ること。作りだすこと。「恵嵩と云ふ僧が詩―をして/中華若木詩抄」
つくりたてる
つくりた・てる [5][0] 【作り立てる・造り立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つくりた・つ
(1)派手によそおう。かざりたてる。「白ずくめで―・てた女」
(2)作りあげる。こしらえあげる。「おほきなる所によきやを―・てて/宇津保(藤原君)」
(3)姿を変える。変装する。「貌(カタチ)を禅僧に―・てられて/太平記 38」
つくりだ
つくりだ 【作り田・佃】
「佃(ツクダ){(1)}」に同じ。「―の刈るべき君が御代なれば/夫木 20」
つくりだおれ
つくりだおれ 【作り倒れ】
作物が不作のため,身代がつぶれること。「仮令―の百姓のやうなる男にも/浮世草子・禁短気」
つくりだき
つくりだき [3] 【造り滝】
人工的に水を岩の上から落とし,滝のように見せて涼を呼ぶしかけ。庭滝。[季]夏。《―落し来りて庭案内/岡田耿陽》
つくりだす
つくりだ・す [4][0] 【作り出す】 (動サ五[四])
(1)作り始める。「今年から―・した品」
(2)生産する。製造する。「製品を―・す」
(3)新しい事物を創造する。創作する。「流行語を―・す」
[可能] つくりだせる
つくりだす
つくりだす【作り出す】
⇒作る.
つくりだち
つくりだち [3] 【造り太刀】
木で太刀の形に造ったもの。木太刀。
つくりつけ
つくりつけ【作り付けの】
fixed;→英和
built-in <shelves> .
つくりつけ
つくりつけ [0] 【作り付け】
家具などを部屋の壁面などに固定して作ること。また,そのもの。「―の本棚」
つくりつける
つくりつ・ける [0][5] 【作り付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つくりつ・く
家具などを部屋の壁面などに固定して取り付ける。「台所に戸棚を―・ける」
つくりつち
つくりつち [3] 【作り土】
(1)種々の土壌を混ぜ合わせた園芸用の土。
(2)名物裂(メイブツギレ)の文様形式の一。立ち木・草などの植物の根元に三角の盛り土をかたどったもの。聖樹文様の様式の流れを引く。鶏頭金襴が有名。
つくりて
つくりて [0] 【作り手】
作る人。作った人。
つくりどり
つくりどり 【作り取り】
年貢を免除されて,耕作した田畑の全収穫を自分のものとすること。さくどり。「男女のめしつかひ者棟をならべ,―同然の世の中/浮世草子・永代蔵 6」
つくりな
つくりな 【作り名】
仮に名乗る名。また,いつわりの名。「仲人(ナコウド)頼み―して/浄瑠璃・薩摩歌」
つくりなおし
つくりなおし [0] 【作り直し】 (名)スル
作り直すこと。また,そのもの。改作。
つくりなおす
つくりなお・す [5][0] 【作り直す】 (動サ五[四])
悪いところを直して,もう一度作る。「庭の池を―・す」
[可能] つくりなおせる
つくりなおす
つくりなおす【作り直す】
make <a thing> over again.
つくりなき
つくりなき [0] 【作り泣き】
悲しくもないのに偽り泣くこと。うそなき。そらなき。
つくりなす
つくりな・す 【作り成す】 (動サ四)
ある状態に作りあげる。「心のままならず―・せるは見る目も苦しく/徒然 10」
つくりにわ
つくりにわ 【作り庭・造り庭】
木一本ごとの手入れに趣向をこらした技巧的な庭。「―をあまり人の見たがるがいやさに/咄本・醒睡笑」
つくりばえ
つくりばえ [0] 【作り映え・粧り映え】
化粧したり身なりをととのえたりすることによって,美しくはえること。「若い健康な美人の常として,―もした/雁(鴎外)」
つくりばな
つくりばな 【造り花】
「ぞうか(造花)」に同じ。「錦の袋に入れて,―の枝につけて/竹取」
つくりばなし
つくりばなし【作り話】
[虚構]a made-up story;an invention;→英和
[文学上の]a fiction;→英和
a fable (寓話).→英和
つくりばなし
つくりばなし [4] 【作り話】
空想で作り上げた話。事実とは異なる話。「全くの―」
つくりひげ
つくりひげ 【作り髭】
(1)墨で顔にかいた髭。江戸時代,奴(ヤツコ)などが威厳をそえるためにつけたもの。「僕(デツチ)が―の落ちん事を悲しまるる折ふし/浮世草子・一代男 1」
(2)つけひげ。[日葡]
つくりびたい
つくりびたい [4] 【作り額】
まわりの髪を剃ったり抜いたりして,形よく作ったひたい。
つくりまなこ
つくりまなこ 【作り眼】 (名)スル
(1)わざと恐ろしい目つきをすること。「臂(ヒジ)を張り,―する者にてぞあるらんと覚えたる武士七八人/太平記 39」
(2)色目をつかうこと。「―してめしつかひの女などに言葉やさしくかけて/浮世草子・新可笑記 3」
つくりまゆ
つくりまゆ [4] 【作り眉】
昔,結婚した婦人が,眉を剃り,眉はきに墨をつけて眉の形を描いたこと。また,その眉。
つくりみ
つくりみ [3][0] 【作り身】
(1)魚の切り身。
(2)刺身。
つくりもの
つくりもの [0][4] 【作り物】
(1)人が作ったもの。ある物に似せて作ったもの。「―の花」
(2)虚構による物語。
(3)祭礼などで,人や物などの形に作って飾った出し物。
(4)能・狂言などで,舞台に道具立てとして置く車・塚・井筒・山・立ち木・鳥居などの模造物。
(5)農作物のこと。
作り物(4)[図]
つくりもの
つくりもの【作り物】
an artificial product;a crop (作物);→英和
a fake (にせ物).→英和
つくりものがたり
つくりものがたり [6] 【作り物語】
(1)仮作の話。つくりばなし。
(2)物語の一形式。事実に基づかないで作った物語。虚構の物語。特に平安・鎌倉時代の一連のもの,中でも主に源氏物語以後のものをいう。仮作物語。
つくりやまい
つくりやまい 【作り病】
(1)病気だと偽ること。仮病(ケビヨウ)。「或る時―をして/咄本・昨日は今日」
(2)気の持ち方などが原因となって,自分で作りだした病気。「心と苦をうけて―するは/撰集抄 3」
つくりやまこふん
つくりやまこふん 【造山古墳・作山古墳】
(1)岡山市新庄下にある巨大な前方後円墳。全長約350メートル。五世紀頃の築造。加茂造山古墳。
(2)岡山県総社市三須にある前方後円墳。全長約270メートル。自然地形を利用し三段に築造されている。三須作山古墳。
つくりやまぶし
つくりやまぶし 【作り山伏】
山伏姿を装った者。にせの山伏。「判官殿十二人の―となつて/謡曲・安宅」
つくりわらい
つくりわらい [4] 【作り笑い】 (名)スル
おかしくもないのに無理に笑うこと。また,その笑い。そら笑い。
つくりわらい
つくりわらい【作り笑い】
a forced smile[laugh].→英和
〜をする force a smile;smirk.→英和
つくる
つくる【作[造]る】
make;→英和
create (創造);→英和
manufacture (製造);→英和
produce (産出);→英和
brew (醸造);→英和
[虚構]make up;invent;→英和
[形成]form;→英和
organize;→英和
establish;→英和
[栽培]grow;→英和
raise;→英和
cultivate;→英和
[養成]cultivate;→英和
build (up);→英和
[建築]build;erect;→英和
construct;→英和
[設計]lay out <a garden> ;[書く]write;→英和
compose;→英和
[化粧]make up.
つくる
つく・る [2] 【作る・造る】 (動ラ五[四])
(1)原料・材料を加工したり組み立てたりして,形のある物をこしらえる。製作する。製造する。「洋服を―・る」「米から酒を―・る」「魚を―・る(=刺シ身ナドニスル)」
(2)建築工事・土木工事などを行なって築く。「道路を―・る」「庭園を―・る」
(3)栽培する。耕す。「畑に麦を―・る」「あしひきの山田―・る子/万葉 2219」
(4)書類などを作成する。「契約書を―・る」「一覧表を―・る」
(5)子供をもうける。「当分は子供を―・らない」
(6)これまでなかったものを生じさせる。
(ア)団体を創立する。部局を新設する。「会社を―・る」「組合を―・る」
(イ)言葉を新たに生み出す。作り上げる。「ユートピアというのはトマス=モアの―・った言葉だ」
(ウ)文章・文芸作品,音楽作品を創作する。「詩を―・る」「曲を―・る」
(エ)記録を打ちたてる。「新記録を―・る」
(オ)財産・借財を築く。また,現金を得る。「財産を―・る」「借金を―・る」「書画を売って金を―・る」(カ)好ましい状態のものに変える。「丈夫な体を―・る」「理想の社会を―・る」(キ)人との親密な関係を生じさせる。「多くの友だちを―・る」(ク)時間を都合して,ある事のための時間を生み出す。「暇を―・る」「機会を―・る」
(7)ある形にする。「列を―・る」「指で丸を―・る」「鬼の顔などの,おどろおどろしく―・りたる物/源氏(帚木)」
(8)表面的にある状態にする。
(ア)顔や容姿を美しく整える。「若く―・る」「顔を―・る」
(イ)とりつくろう。「お客の前では笑顔を―・る」
(9)ある結果を生じさせる。「罪を―・る」「老法師のためには,功徳を―・り給へ/源氏(若菜上)」
(10)(「時をつくる」の形で)雄鶏が朝早く大きな声で鳴く。時を告げる。「雄鶏が時を―・る」
(11)文字をある形に描く。「『峯』はまた『峰』にも―・る」
〔(3)以下は「作る」と書く〕
[可能] つくれる
つくろい
つくろい ツクロヒ [3][0] 【繕い】
修理や修繕をすること。
つくろい
つくろい【繕い】
repair(s);→英和
mending;darning (靴下の).
つくろいもの
つくろいもの ツクロヒ― [0][6] 【繕い物】
衣類を繕うこと。また,繕いを必要とする衣類。「―をする」
つくろう
つくろう【繕う】
repair;→英和
mend;→英和
patch (up);→英和
darn (靴下を);→英和
save[keep up] <appearances> (体裁を).→英和
つくろう
つくろ・う ツクロフ [3] 【繕う】 (動ワ五[ハ四])
〔動詞「作る」に接尾語「ふ」の付いた「つくらふ」の転〕
(1)破れたりこわれたりしている所をなおす。修理する。修繕する。「靴下を―・う」
(2)見ておかしくないように外見をととのえる。乱れをなおす。「髪を―・う」「身なりを―・う」
(3)失敗などがわからないようにうわべをととのえる。「その場を―・って言い逃れる」「世間体を―・う」
(4)病気や傷を治療する。手当てする。「とかく―・ひたれど,足の裏動かれず/源氏(玉鬘)」
[可能] つくろえる
つぐ
つぐ【接ぐ】
join <A to B> ;→英和
joint;→英和
put[piece,splice]together;glue <A to B> (にかわで);→英和
graft <A on B> (接木);→英和
set <a broken bone> .→英和
つぐ
つ・ぐ [0] 【継ぐ・接ぐ】 (動ガ五[四])
(1)結び合わせたり,足したりして,一続きのものとする。
(ア)つなぎ合わせる。「骨を―・ぐ」「細い竹を何本も―・いだ竿(サオ)」
(イ)つぎ木をする。《接》「カイドウにリンゴを―・ぐ」
(ウ)衣類の破れをつくろう。《継》「着物ヲ―・グ/ヘボン」
(エ)絶えないように,減ったところに足す。補給する。《継》「炭を―・ぐ」
(オ)前の物事が断絶しないよう前に続けて行う。《継》「言葉を―・ぐ」「息を―・ぐ」「妹が家も―・ぎて見ましを/万葉 91」
(2)地位・職務・技などを継承する。《継》「王位を―・ぐ」「家業を―・ぐ」「上手の継ぎといひながら,かくしもえ―・がぬ業ぞかし/源氏(若菜上)」
[可能] つげる
[慣用] 木に竹を―・夜を日に―/二の句が継げない
つぐ
つぐ【継ぐ】
succeed <a person,to an office> ;→英和
inherit <a person's property> .→英和
つぐ
つぐ [1] 【桄榔・桄榔子】
植物クロツグの異名。
つぐ
つぐ【次ぐ】
be[come,rank]next <to> ;→英和
<the largest city> next (to) <Tokyo> ;come after.
つぐ
つ・ぐ [0] 【注ぐ】 (動ガ五[四])
〔「継ぐ」と同源〕
器に物を入れる。特に液状の物をそそぎ入れる。「お茶を―・ぐ」「飯を―・ぐ」
[可能] つげる
つぐ
つぐ【注ぐ】
pour (in,out);→英和
fill <a cup with tea> ;→英和
help <a person to wine> .→英和
つぐ
つ・ぐ [0] 【告ぐ】 (動ガ下二)
⇒つげる
つぐ
つ・ぐ 【給ぐ】 (動ガ四)
物資が足りる。生活に困らない。「邦畿之内(ウチツクニ)すら尚―・がざるもの有り/日本書紀(仁徳訓)」
つぐ
つ・ぐ [0] 【次ぐ・亜ぐ】 (動ガ五[四])
〔「継ぐ」と同源〕
あとに続く。
(1)すぐあとに続く。連続する。「 S 選手に―・いで N 選手がゴールインした」「地震に―・いで津波がおきる」
(2)程度・地位などがすぐその下である。「社長に―・ぐ実力者」「大阪は東京に―・ぐ大都会だ」
つぐない
つぐない ツグナヒ [0][3] 【償い】
つぐなうこと。また,そのための金銭・財物など。「罪の―をする」
つぐない
つぐない【償い】
(a) compensation;reparation(s) (賠償);→英和
(an) atonement (罪の).→英和
〜として in compensation[reparation] <for> ;as an atonement <for> .
つぐなう
つぐなう【償う】
compensate[make up] <for> ;→英和
pay[make reparation] <for the damage> (損害を);→英和
cover <the expenses> (費用を);→英和
atone <for one's sin> .→英和
つぐなう
つぐな・う ツグナフ [3] 【償う】 (動ワ五[ハ四])
〔「つぐのふ」の転〕
(1)埋め合わせをする。特に,弁償する。「それで家の方の経済は,収支―・ふのかい/それから(漱石)」「友達ノ借金ヲ―・ウ/ヘボン」
(2)罪やあやまちの埋め合わせをする。「刑に服して罪を―・う」
[可能] つぐなえる
つぐのい
つぐのい ツグノヒ 【償ひ】
〔古くは「つくのい」〕
つぐなうこと。また,その財物。「座敷中を油だらけにした―を/西洋道中膝栗毛(魯文)」
つぐのいびと
つぐのいびと ツグノヒ― 【償ひ人】
古代,朝廷に雇われて労役に従った最下級の人。
つぐのう
つぐの・う ツグノフ 【償ふ】 (動ハ四)
〔室町時代頃までは「つくのふ」〕
(1)「つぐなう(償){(1)}」に同じ。「絹を織つて債主に―・ふ/御伽草子・二十四孝」
(2)「つぐなう(償){(2)}」に同じ。「前の罪を―・ひ畢りて後,我にあひて道を得たる也/今昔 2」
つぐのき
つぐのき [1]
クロツグの異名。
つぐひ
つぐひ [2] 【次ぐ日】
次の日。翌日。
つぐみ
つぐみ【鶫】
《鳥》a (dusky) thrush.
つぐみ
つぐみ [0] 【鶫】
(1)スズメ目ツグミ科の鳥。ムクドリほどの大きさで,背面は黒褐色,腹面は白地に多数の黒斑がある。日本には冬鳥として各地の低山地および平地に渡来する。鳥馬(チヨウマ)。[季]秋。
(2)スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科の鳥の総称。
鶫(1)[図]
つぐむ
つぐむ【噤む】
[口を]keep silent;hold one's tongue.
つぐむ
つぐ・む [2][0] 【噤む・鉗む】 (動マ五[四])
〔古くは「つくむ」と清音〕
口をとじる。黙る。「固く口を―・む」
つぐら
つぐら [0]
藁(ワラ)で編んだ器。飯櫃(メシビツ)を保温のため入れたり,乳児を入れたりするもの。飯詰(イヅ)め。
つけ
つけ【付け】
<pay> a bill.→英和
〜にする charge <a thing> to one's account.〜で買う buy on credit.〜がきく have credit.
つけ
つけ 【付け・附け】
〔動詞「付ける」の連用形から〕
■一■ [2] (名)
(1)勘定書き。請求書。書きつけ。「―をまわす」
(2)現金払いでなく,後日まとめて勘定することにして帳簿につけておくこと。「―で買い物をする」「この店は―がきく」
(3)歌舞伎で,見得(ミエ)・駆け足・打擲(チヨウチヤク)・立ち回りなどの時,上手(カミテ)横で大道具方または狂言方が,拍子木に似た柝(キ)で板を打つこと。また,その拍子。つけ拍子。
(4)「付け帳」の略。
(5)(普通「ツケ」と書く)囲碁で,相手の石に単独で接触させて打つ手。
(6)理由。口実。「赤児を―に転寝(ゴロネ)しては/露小袖(乙羽)」
(7)手紙。「此中(コンジユウ)―をよこした女(アマ)よ/滑稽本・浮世床(初)」
(8)その人についてまわる運。「ここは―が悪い。又さきへ行つて飲みやれ/滑稽本・膝栗毛 8」
(9)連歌・俳諧で,「付合」に関するすべての事象(付心・付所・付味など)をさしていう語。
(10)名詞の下に付いて,それを付けることの意を表す。「かざり―」「袖―」
→につけ(連語)
■二■ (接尾)
動詞の連用形に付いて,し慣れていることの意を表す。「行き―の店」
つけ=が回って∘来る
――が回って∘来る
〔あとから請求書が回ってくる意から〕
悪いことや無理をしたことの報いが現れる。
つけあい
つけあい 【付合】
(1)連歌・俳諧で,長句(五七五)・短句(七七)を付け合わせること。また,交互に付け連ねてゆくこと。先に出された句を前句,それに付ける句を付句とよぶ。
(2){(1)}の契機となる前句・付句にある言葉の関連性のこと。用語・題材などのほか,情趣・心情などをも含む点で,「寄合(ヨリアイ)」より広い。
→寄合
つけあがる
つけあが・る [4][0] 【付け上(が)る】 (動ラ五[四])
相手の寛大さにつけこんで,増長する。「下手(シタテ)に出れば―・る」
つけあがる
つけあがる【付け上がる】
grow impudent (生意気)[vain (うぬぼれ)];be puffed up.
つけあげ
つけあげ [0] 【付(け)揚げ】
(1)野菜・魚肉などを油で揚げたもの。テンプラ。
(2)薩摩揚げのこと。
つけあわせ
つけあわせ【付け合わせる】
add <vegetables> as a relish <to> .→英和
つけあわせ
つけあわせ [0] 【付け合(わ)せ】
彩りを添えるため,または味をひき立たせるために料理に添えて出すもの。生野菜や海藻,調理した人参・ポテトなど。
つけあわせる
つけあわ・せる [5][0] 【付け合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二つけあは・す
(1)他の物に添える。あしらいとして添える。「肉料理にサラダを―・せる」
(2)二つの物を離れないように合わせる。[日葡]
つけいた
つけいた [0] 【付(け)板・ツケ板】
歌舞伎で,ツケを打つ時に用いる板。下に置き,両手に持った二つの柝(キ)でたたいて音を出す。
つけいだす
つけいだ・す 【付け出だす】 (動サ四)
捜し出す。見つけ出す。「やう��此程(仇ヲ)―・し/浮世草子・武道伝来記 5」
つけいる
つけいる【付け入る】
⇒付け込む.
つけいる
つけい・る [3][0] 【付(け)入る】 (動ラ五[四])
相手の弱みやすきをうまくとらえて,利用する。つけこむ。「相手の弱点に―・る」「すきに―・る」
[可能] つけいれる
つけうた
つけうた [0] 【付(け)歌】
神楽・催馬楽・朗詠などで,発声の人の歌う第一句に付けて第二句以降を唱和すること。助音(ジヨイン)。「法皇も―せさせおはします/平家 5」
つけうま
つけうま [0][2] 【付(け)馬】
未払いの遊興費などを取りたてるために,客と一緒に客の家までついて行く人。つきうま。うま。「―をつける」
つけうめ
つけうめ [0] 【漬(け)梅】
(1)塩漬けや梅干しにする梅の実。
(2)梅干し。
つけうり
つけうり [0] 【付(け)売り】
木材取引の一。製材所などから買い付けた製品の相対取引による問屋段階での販売方法。せりなどによる市売りに対していう。
つけうり
つけうり [0] 【漬け瓜・菜瓜】
(1)シロウリ・アオウリなど漬物にするウリ。
(2)漬物にしたウリ。
つけおち
つけおち [0] 【付(け)落ち】
帳簿などに記載すべき内容が書き落とされること。記入漏れ。つけおとし。
つけおとし
つけおとし【付け落とし[落ち]】
an omission <in a bill> .→英和
つけおとし
つけおとし [0] 【付け落(と)し】
「つけおち」に同じ。
つけおび
つけおび [3] 【付(け)帯】
(1)女帯の一。後ろで結ぶ部分と胴の部分を別にした帯。軽装帯。
(2)「下げ帯」に同じ。
つけかえる
つけかえる【付け換える】
renew;→英和
replace;→英和
change.→英和
つけかえる
つけか・える [4][3][0] 【付(け)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つけか・ふ
他の物に替えて別のものを付ける。「ボタンを―・える」
つけかた
つけかた [3] 【付(け)方】
(1)とりつける方法。「ボタンの―」
(2)記帳する方法。「帳簿の―」
つけがな
つけがな [0] 【付(け)仮名】
「ふりがな」に同じ。
つけがね
つけがね 【付け鉄漿】
〔近世女性語〕
おはぐろ。
つけがね
つけがね 【付け金】
(1)遊里で,つけ届けの金銭。遊女から茶屋へ,茶屋から女中へ贈る。「それだから―も,てえ��気をつけておくこつちやあござんせん/洒落本・傾城買四十八手」
(2)持参金。「相応の―して子のなき方へ養子につかはし/浮世草子・織留 6」
つけがみ
つけがみ [2] 【付(け)髪】
(1)髪が短い場合,それを補うために付け添えた髪。
(2)髪を結ぶとき,添え入れた髪。そえがみ。
(3)野郎頭の歌舞伎俳優が,役に扮するとき用いるかつら。
つけがみ
つけがみ [2] 【付(け)紙】
(1)文書の中の必要な箇所や,疑問のある箇所に,目印のためつけておく紙。不審紙。付箋(フセン)。「医書を…読みて合点の行かぬ所に―をつける/咄本・昨日は今日」
(2)門口などに貼り,合図や目印にした紙。「その東の門口に―をしておきけるは/浮世草子・諸艶大鑑 6」
つけがもい
つけがもい [3] 【付け鴨居】
座敷などの塗り壁面にとりつけた化粧鴨居。
つけがろう
つけがろう [3] 【付家老】
江戸時代,幕府から親藩へまたは大名の本家から分家へ,監督・補佐のために派遣された家老。
つけぎ
つけぎ [2] 【付(け)木】
松や檜(ヒノキ)の薄い木片の端に硫黄を塗りつけたもの。火を他の物につけ移すのに用いたが,マッチの普及後使用されなくなった。硫黄木。火付け木。
つけく
つけく [2] 【付句】
連歌・俳諧の付合で,前句に対して付ける句。
つけくわえる
つけくわ・える [5][0] 【付(け)加える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つけくは・ふ
すでにある物事に,あとから新しい物事を添える。付加する。「文章を二行―・える」
つけくわえる
つけくわえる【付け加える】
add <A to B> .→英和
つけくわわる
つけくわわ・る [5][0] 【付(け)加わる】 (動ラ五[四])
すでにあるものに,さらに別のものが付け足される。「代金に手数料が―・る」
つけぐすり
つけぐすり【付け薬】
a medicine for external application.
つけぐすり
つけぐすり [3] 【付(け)薬】
患部に塗ったり貼ったりする外用薬。塗り薬・膏薬(コウヤク)など。
つけげ
つけげ [0] 【付(け)毛】
⇒ヘアピース
つけげいき
つけげいき [3] 【付(け)景気】
うわべを景気よさそうによそおうこと。から景気。「ほんの―に詰らない事をしてのけた/たけくらべ(一葉)」
つけげんき
つけげんき【付け元気】
a show of courage; <米> <make> a bluff.→英和
つけげんき
つけげんき [3] 【付(け)元気】
うわべを元気よさそうによそおうこと。から元気。「―の高声で,『御機嫌よう!』と一礼すると/平凡(四迷)」
つけこ
つけこ [2] 【付(け)子】
鳴き声のよいウグイスやホオジロのそばに,同類の鳥の雛をつけて,その音色を学ばせること。また,そのつけておく雛。
つけこみ
つけこみ [0] 【付(け)込み】
(1)つけこむこと。乗ずること。
(2)(仕訳をしないで)帳簿に記入すること。
(3)座敷や席を予約すること。「―にまはるたいこもち/洒落本・北華通情」
つけこみちょう
つけこみちょう [0] 【付(け)込み帳】
⇒当座帳(トウザチヨウ)
つけこむ
つけこ・む [0][3] 【付(け)込む】 (動マ五[四])
(1)機会をうまくとらえて利用する。つけいる。「人の弱みに―・む」
(2)帳面に書き入れる。「収支を帳簿に―・む」
(3)あらかじめ約束しておく。「初会馴染ぢやあ前びろから―・んでなくちやあいけません/歌舞伎・小春穏沖津白波」
(4)跡を追って居場所をつきとめる。「此善六が―・んだ,お染久松二人の者を/歌舞伎・お染久松色読販」
[可能] つけこめる
つけこむ
つけこ・む [3][0] 【漬(け)込む】 (動マ五[四])
漬物にするために漬ける。「たくあんを一樽(タル)―・む」
[可能] つけこめる
つけこむ
つけこむ【付け込む[付け入る]】
take advantage of <a person's weakness> ;enter <in a book> (帳簿に).→英和
つけさげ
つけさげ [0] 【付(け)下げ】
和服の模様の付け方の名。すべての文様が,肩山を頂点に上向きになるようにしたもの。訪問着に次ぐ格。
つけざし
つけざし 【付(け)差し】
自分が口をつけた酒杯や,キセルを人にさし出すこと。遊里などで,相手に対する情愛の深さを示す行為とされた。「こは珍しい―と,押戴いて飲んだりけり/浄瑠璃・堀川波鼓(上)」
つけし
つけし [2] 【付師】
歌舞伎用語。
(1)下座音楽の選曲・作曲をする人。
(2)上演に必要な衣装・鬘(カツラ)・小道具などの付け帳を作成する人。狂言作者が担当する。
つけしゅうげん
つけしゅうげん [3] 【付祝言】
能楽で,一日の演能をめでたく終わらせるために,最後の能のあとに地謡方(ジウタイカタ)だけで謡う謡。多く「高砂」の一節を用いる。祝言小謡。
つけしょいん
つけしょいん [3] 【付(け)書院】
書院造りで,床の間わきの縁側に張り出して設けた出窓のような部分。文机(フヅクエ)ほどの高さの板張りの前方に明かり障子をつけたもの。鎌倉末期から室町時代にかけて住宅に設けられた造りつけの出文机(イダシフヅクエ)が,座敷の装飾となったもの。書院床(ドコ)。書院棚。書院構え。明かり床。明かり書院。
→出文机
付け書院[図]
つけじょう
つけじょう [0][2] 【付(け)状】
(1)「添え状」に同じ。
(2)貴人に直接に手紙を差し出すのを遠慮して,あて名をその傍に仕えている人とした手紙。文面は直接貴人にあてる。
つけじょうゆ
つけじょうゆ [3] 【付け醤油】
刺し身など,醤油をつけて食べる料理で小皿に入れて出される醤油。
つけじる
つけじる [0] 【付(け)汁】
うどん・そば・てんぷらなどにつける汁。たれ。つゆ。つけしる。
つけじろ
つけじろ [0] 【付(け)城】
(1)本城とは別に,要所に築いた城。出城。
(2)攻撃の拠点として敵城の近くに築いた城。向かい城。「三河の内吉良の城へ取かけ,―をして是をせむる/甲陽軍鑑(品三一)」
つけたし
つけたし【付け足し】
⇒付けたり.
つけたし
つけたし [0] 【付(け)足し】
(1)つけたすこと。また,そのもの。
(2)二次的な事柄。つけたり。「用件は―で,本当は顔が見たいのだ」
つけたす
つけた・す [0][3] 【付(け)足す】 (動サ五[四])
すでにあるものにさらにつけ加える。追加する。「用件を―・す」
[可能] つけたせる
つけたす
つけたす【付け足す】
add <to> .→英和
つけたて
つけたて [0] 【付(け)立て】
(1)帳面にしるしをつけること。
(2)付けたばかりで間のないこと。
(3)歌舞伎で,付け帳を作ること。
つけたてちょう
つけたてちょう [0] 【付(け)立て帳】
「付け帳」に同じ。
つけたり
つけたり [0] 【付けたり】
〔動詞「付く」の連用形に助動詞「たり」の付いたものから〕
(1)主なものにつけ加えられた,大した価値のないもの。付録。「最後の注意書きは―にすぎない」
(2)だしに使うもの。口実。「旦那への用は―で,御用が済むと直ぐ嬢様の/社会百面相(魯庵)」
つけたり
つけたり【付けたり】
an addition;→英和
an accessory.→英和
〜の additional;complementary.
つけだい
つけだい [2] 【付(け)台】
すし屋で,カウンターの客に,すしを握って出す台。
つけだけ
つけだけ [2] 【付(け)竹】
竹製の付け木。火口(ホクチ)。「燧(ヒウチ)・―・硫黄など用意して,燧袋にしつらひ入れ/盛衰記 16」
つけだし
つけだし [0] 【付(け)出し】
(1)勘定書。売掛金の請求書。
(2)相撲で,最下級から順次出世せずに,力量を認められて,最初から番付にのること。また,その力士。「幕下―」
つけだす
つけだ・す [0][3] 【付(け)出す】 (動サ五[四])
(1)(帳簿などに)記入し始める。「日記を―・す」
(2)商品の売掛金の請求書を書いて出す。「酒・肴詳しう―・して…書付けを渡す/歌舞伎・五大力」
(3)荷物を馬などの背につけ,送りだす。「荷物を―・さなかつたら,お前達はどうして食うんだ/夜明け前(藤村)」
(4)値をつけはじめる。「一匁五分より―・し四匁八分までにのぞめども/浮世草子・胸算用 1」
つけちょう
つけちょう [0] 【付(け)帳】
上演に必要な大道具・小道具・衣装・鬘(カツラ)・下座音楽などをそれぞれ分冊にして書き出した帳面。付け立て帳。付(ツケ)。
つけっぱなし
つけっぱなし [0] 【付けっ放し】
電気などをつけたままにしておくこと。「テレビを―で寝てしまった」
つけつけ
つけつけ [2] (副)
遠慮や手加減をしないでものを言うさま。無遠慮にものを言うさま。ずけずけ。「―(と)小言を言う」「真個(ホント)の歌は柄に無いの,と―云ふ/婦系図(鏡花)」
つけて
つけて 【付けて】 (連語)
〔動詞「付ける」の連用形に接続助詞「て」の付いたもの。「につけて」の形で助詞的に用いる〕
⇒につけて(連語)
つけとどけ
つけとどけ【付け届け】
a present;→英和
a gift.→英和
つけとどけ
つけとどけ [0] 【付(け)届け】 (名)スル
(1)謝礼や依頼,義理などのために,他人に金銭や物品を贈ること。また,その贈り物。「盆暮れの―」
(2)届け出ること。通報すること。「不埒なれば其家に―すれば/浮世草子・桜陰比事 5」
つけどこ
つけどこ [0] 【付(け)床】
「置き床」に同じ。
つけどこ
つけどこ [0] 【漬(け)床】
漬物を作るとき,材料を漬けておく糠味噌(ヌカミソ)や麹(コウジ)などのこと。
つけどころ
つけどころ【目の付け所】
<That is> the point;→英和
<Your remarks are much> to the point.
つけどころ
つけどころ [0] 【付(け)所・着(け)所】
注意を向けるべきところ。「目の―が違う」
つけな
つけな [0] 【漬(け)菜】
漬物にする菜。ハクサイ・カブ・キョウナなど。
つけなおす
つけなお・す [0][4] 【付(け)直す】 (動サ五[四])
改めて付ける。「ボタンを―・す」「値を―・す」
[可能] つけなおせる
つけね
つけね [2][0] 【付(け)値】
買い手がつける値段。
⇔言い値
つけね
つけね [0][3] 【付(け)根】
物と物とがくっついている,根元の部分。「枝の―」「腕の―」
つけね
つけね【付け値】
the price offered;the offer[bid].→英和
つけね
つけね【付け根】
the root[joint,base] <of> .→英和
つけねらう
つけねら・う [0][4] 【付け狙う】 (動ワ五[ハ四])
たえずあとをつけて,機会をうかがう。「刺客に―・われる」
つけねらう
つけねらう【付け狙う】
follow;→英和
shadow;→英和
dog;→英和
seek a person's life (命を).
つけばしら
つけばしら [3] 【付(け)柱】
(1)付け書院の外側の柱。書院柱。
(2)「片蓋柱(カタフタバシラ)」に同じ。
つけばな
つけばな [2] 【付(け)鼻】
仮装したり,役者が扮装(フンソウ)するときなどにつける,張り子などの人造の鼻。
つけひげ
つけひげ【付け髭】
<wear> a false moustache[beard].
つけひげ
つけひげ [0][2] 【付け髭】
人工的に作ったひげ。また,それを付けること。つくりひげ。
つけひも
つけひも [0] 【付け紐】
着物の胴に縫い付けてある紐。
つけび
つけび [2] 【付(け)火】
故意に火をつけること。また,その火から起こった火災。放火。
つけびと
つけびと [0] 【付(け)人】
(1)ある人のそばにいて,身の回りの世話をする人。つきびと。
(2)特に相撲で,関取の世話をする若い相撲取り。若い者。
(3)「付家老(ツケガロウ)」に同じ。
つけびょうし
つけびょうし [3] 【付(け)拍子】
「つけ(付){(3)}」に同じ。
つけびん
つけびん 【付け鬢】
作りものの鬢。「夫よりは―を揉くちやにするな/滑稽本・浮世床(初)」
つけふだ
つけふだ [2] 【付(け)札】
目印に付ける札。さげふだ。
つけふだ
つけふだ【付け札】
⇒荷札.
つけぶせ
つけぶせ [0] 【付(け)布施】
本家の葬式の際,親類筋の者が僧侶に渡す布施。
つけぶみ
つけぶみ【付け文】
<send> a love letter.
つけぶみ
つけぶみ [0][2] 【付(け)文】 (名)スル
思う相手に恋文をひそかに渡るようにすること。また,その恋文。ラブレター。
つけぼくろ
つけぼくろ【付け黒子】
a beauty spot.
つけぼくろ
つけぼくろ [3] 【付け黒子】
美容などの目的で顔につけるほくろ。ムーシュ。
つけまげ
つけまげ [2][0] 【付け髷】
頭髪に添えつける別の髪で作った髷。つけわげ。
つけまつげ
つけまつげ [3] 【付け睫毛】
目もとを美しく見せるため,まつげに重ねてつける作りもののまつげ。
つけまつげ
つけまつげ【付け睫毛】
<wear> false eyelashes.
つけまつり
つけまつり [3] 【付(け)祭り】
〔本祭に付けて行う祭りの意〕
(1)江戸時代,山王神社や神田明神などの祭礼の行列で,余興として山車(ダシ)につく,踊り屋台や練り物・地走りなどのこと。
(2)転じて,話のあとに付け加えていう文句。
つけまわし
つけまわし [0] 【付(け)回し】
付け{(1)}を他人へ回すこと。
つけまわす
つけまわ・す [4][0] 【付(け)回す】 (動サ五[四])
どこまでもうるさくあとをつける。「しつこくあとを―・す」
つけまわす
つけまわす【付け回す】
⇒付け狙(ねら)う.
つけまわる
つけまわ・る [0][4] 【付(け)回る】 (動ラ五[四])
しつこくあとをつける。つけてまわる。「女の跡を―・る/灰燼(鴎外)」
つけめ
つけめ【付け目】
an[one's]aim.→英和
〜である[ねらう]⇒狙(ねら)う;[付け込むところ]⇒付け込む.
つけめ
つけめ [3] 【付(け)目】
(1)つけこむべき所。利用すべき相手の弱み。「金によわいのがこちらの―だ」
(2)めあて。めざす所。ねらい。「あれは―さ。扇屋のせんべいの/洒落本・通言総籬」
(3)さいころ賭博などで,ねらいをつけた采(サイ)の目。「四郎三郎は―出入りなしと頭から/浮世草子・御前義経記」
つけめん
つけめん [0][2] 【付け麺】
つけ汁につけて食べる中華そば。
つけもの
つけもの【漬物】
pickles;salted[pickled]vegetables.
つけもの
つけもの [0] 【漬物】
塩・酢・味噌・麹(コウジ)などに漬け込んだ貯蔵食品の総称。特に野菜を塩や糠味噌(ヌカミソ)などに漬けた食品。香の物。
つけもの
つけもの [2][0] 【付(け)物】
(1)直垂(ヒタタレ)や水干の綴(ト)じ目に綴じ付ける飾り物。菊綴じの類。「祭の日の放免の―に,ことやうなる紺の布四五反にて馬をつくりて/徒然 225」
(2)催馬楽(サイバラ)など,雅楽の歌物の助奏楽器。
(3)箏(ソウ)組歌に付随する段物・砧物(キヌタモノ)・弄斎(ロウサイ)物など器楽曲の称。
つけやき
つけやき【付け焼きの】
<fish> broiled with soy.〜にする broil with soy.
つけやき
つけやき [0] 【付(け)焼き】
醤油・味醂(ミリン)などで調味したたれをつけながら焼くこと。また,そうして焼いたもの。
つけやきば
つけやきば [3] 【付(け)焼き刃】
〔鈍刀に鋼(ハガネ)の焼き刃を付け足したものをいうところから〕
一時の間に合わせに,にわかに覚え込んだ知識や技術。「―の知識」
つけやきば
つけやきば【付け焼刃】
borrowed plumes;a makeshift;→英和
a thin veneer.
つける
つける【付[着]ける】
[取り付ける]put[fix,stick] <to,on,together> ;→英和
attach[fasten] <to> ;→英和
[添加]add <to> ;→英和
[塗る]put <on> ;apply <to> ;→英和
use;→英和
[記入]put down;enter <in a book> ;→英和
keep <a diary> ;→英和
[値を]offer;→英和
bid;→英和
[付けにする]⇒付け;[尾行]follow;→英和
shadow;→英和
dog;→英和
[火を]light;→英和
set fire <to a house> ;[電灯などを]put on <the radio> ;[車を]drive up <to> ;draw[pull]up <at> ;[船を]bring <to the shore> ;→英和
[着用]put on;wear.→英和
付[着]けて <eat bread> with <jam> ;→英和
in <gloves> (着用).→英和
つける
つ・ける [2] 【就ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つ・く
〔「付ける」と同源〕
(1)人をある地位に置く。
(ア)(「即ける」とも書く)国王の位に置く。即位させる。「王位に―・ける」
(イ)人をある役職に置く。就任させる。「社長のポストに―・ける」
(2)ある人から教えを受けるためにその弟子とさせる。「一流のピアノの先生に―・ける」
つける
つ・ける [2] 【付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つ・く
❶接触・接合・付着させる。
(1)二つの物が触れたまま離れないようにする。接合する。くっつける。「二本のコードをはんだで―・ける」「折れた骨をもと通りに―・ける」
(2)ある物と他の物を接近させていって,表面がぴたりと触れるようにする。「顔を窓ガラスに―・けてのぞきこむ」
(3)ある物に異質な物を付着・浸透させる。「顔に墨を―・ける」「傷口に薬を―・ける」「シャツにしみを―・ける」
(4)ある物に,付随的な物を添える。
(ア)(多く「着ける」と書く)着物や装身具をからだの一部に装う。「下着を―・ける」「はかまを―・ける」
(イ)付属品をとりつける。「ドアに鍵を―・ける」
(ウ)(「附ける」とも書く)ある物を付随させる。「条件を―・ける」「利息を―・ける」
(エ)草木に花や実が生じる。「ツバキが赤い花を―・ける」「梅が実を―・ける」
(5)あとを残す。
(ア)力を加えたりしてあとを残す。「テーブルに傷を―・ける」「紙に折り目を―・ける」
(イ)印(シルシ)を記す。「該当する項目に〇を―・ける」
(ウ)帳簿などに記入する。「家計簿を―・ける」「日記を―・ける」
(6)栄養・体力・知識などを備えさせる。「実力を―・ける」「教養を身に―・ける」「手に職を―・ける」「変な癖を―・けないように」
〔「身に―・ける」は「着ける」とも書く〕
(7)連歌・俳諧で,前の句に後の句を,うまくつながるように続ける。
❷そばに寄せる。
(1)人をそばに置く。
(ア)つき添わせる。「要人に護衛を―・ける」
(イ)あとに寄り添う。「先頭にぴたりと―・けている」
(ウ)対立するものの一方にある人を組み入れる。「近隣諸国を味方に―・ける」
(2)ある物を近くに寄せる。
(ア)(多く「着ける」と書く)乗り物を移動させて,ある場所に横付けにする。「車を正面玄関に―・ける」「船を岸壁に―・ける」
(イ)他に対して苦情を寄せる。「納入された品にクレームを―・ける」「文句を―・ける」
❸他の人のあとをこっそり追う。「捜査員が容疑者を―・けていく」「だれかに―・けられている」
❹あるものを加え,新しい状態にする。
(1)新たに設ける。設置する。「自宅に電話を―・ける」「道を―・ける」
(2)(「点ける」とも書く)ある現象・活動などがあらわれるようにする。
(ア)点火する。「火を―・ける」「ストーブを―・ける」
(イ)あかりをともす。また,電気などで動く器具を働かせる。「ランプを―・ける」「あかりを―・ける」「テレビを―・ける」
(3)ある物に名称・評点などを与える。
(ア)命名する。「生まれた子に名を―・ける」
(イ)予算を割りあてる。「予算を―・ける」
(ウ)評点・値段を与える。「合格点を―・ける」「せり市で一千万の値を―・ける」
❺説明を加える。「もっともらしい理由を―・けて会社を休む」
❻実現・決着の望まれていたことを実現・決着させる。「問題に決着を―・ける」「円満に話を―・ける」「渡りを―・ける」「けりを―・ける」
❼区分をはっきりさせる。差が出るようにする。「けじめを―・ける」「一馬身の差を―・ける」
❽判断・予想を行う。「見当を―・ける」「完成の目処を―・ける」
❾感覚・意識を働かせる。
(1)(「…に気をつける」の形で)注意力・警戒心をそこに注ぐ。「車に気を―・ける」
(2)(「…に目をつける」の形で)関心を寄せる。特別な注意を向ける。「それまで捨てられていたカンの殻に目を―・けた」
❿「…につけ(て)」の形で用いる。
(1)(「…につけ,…につけ」の形で)それぞれの状況において,の意を表す。「暑いに―・け,寒いに―・け,苦労は絶えない」
(2)(「…につけ」「…につけて(も)」の形で)それに伴って,関連して,の意を表す。「それに―・けても思い出されるのは…」「何かに―・けていやみを言う」
⓫関係をもたせる。
(1)ことづける。託す。「京に,その人の御もとにとて文書きて―・く/伊勢 9」
(2)それをきっかけとする。かこつける。「心に思ふことを見る物,聞く物に―・けて言ひいだせるなり/古今(仮名序)」
⓬動詞の連用形に付ける。
(1)その動作の激しいことを表す。「どなり―・ける」「にらみ―・ける」「しかり―・ける」
(2)その動作に慣れていることを表す。「やり―・けない仕事」「この子はしかられ―・けている」
〔「付く」に対する他動詞〕
[慣用] 色を―・因縁を―・折り紙を―・方(カタ)を―・眼(ガン)を―・けちを―・知恵を―・注文を―・唾(ツバ)を―・手を―・難を―・熨斗(ノシ)を―・箔(ハク)を―・火を―・眉(マユ)に唾を―・味噌(ミソ)を―・目星を―・目安を―・勿体(モツタイ)を―・埒(ラチ)を―/金に糸目をつけぬ・手が付けられない
つける
つ・ける [0] 【漬ける・浸ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つ・く
(1)物を液体の中にいれる。ひたす。「水に洗濯物を―・けておく」
(2)野菜や魚・肉などを糠味噌(ヌカミソ)・麹(コウジ)・塩などの中に入れて漬物にする。《漬》「ナスをぬかみそに―・ける」
つける
つける【漬ける】
[漬物を]pickle;→英和
salt;→英和
soak[steep] <in> (浸す);→英和
preserve <in alcohol> (保存);→英和
dip <into ink> .→英和
つけろばいばい
つけろばいばい [4] 【つけろ売買】
取引市場で,相手が買いたいだけこちらは売り,相手が売りたいだけこちらは買うもの。「つけろ売り」と「つけろ買い」がある。
つけろ売買
つけろばいばい [4] 【つけろ売買】
取引市場で,相手が買いたいだけこちらは売り,相手が売りたいだけこちらは買うもの。「つけろ売り」と「つけろ買い」がある。
つけペン
つけペン [0] 【付け―】
(万年筆でなく)ペン軸にペン先をはめこみ,インクをつけながら書くペン。
つげ
つげ [0] 【黄楊】
ツゲ科の常緑小高木。暖地の山地に自生し,また庭木とされる。枝はよく分枝する。葉は対生し,楕円形で革質。雌雄同株。春,葉腋に淡黄色の小花を束生。果実は楕円形の蒴果。材は黄色で堅く,櫛・印材・版木・将棋の駒などにする。ホンツゲ。朝熊黄楊(アサマツゲ)。
〔「黄楊の花」は [季]春〕
黄楊[図]
つげ
つげ [0] 【告】
告げること。しらせること。特に神仏の託宣。お告げ。「神のお―」
つげ
つげ【黄楊】
《植》a box (tree);→英和
boxwood (材).→英和
〜の櫛(くし) a comb of boxwood.
つげぐし
つげぐし [0] 【黄楊櫛】
ツゲの木で作った櫛。
つげぐち
つげぐち [0] 【告げ口】 (名)スル
人の秘密や失敗などをこっそり他人に告げること。密告。「上役に―する」
つげぐち
つげぐち【告げ口する】
tell <on> ;→英和
tell tales <about> .告げ口する人 a talebearer.→英和
つげしらせる
つげしら・せる [5] 【告げ知らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 つげしら・す
告げて知らせる。知らせる。「急を―・せる鐘」
つげぶみ
つげぶみ [0] 【告げ文】
⇒こうもん(告文)
つげまわる
つげまわ・る [4] 【告げ回る】 (動ラ五[四])
あちこちへ知らせて回る。言いふらす。
つげる
つげる【告げる】
tell;→英和
let <a person> know;inform <a person of> ;→英和
announce;→英和
[命じる]bid;→英和
order.→英和
つげる
つ・げる [0] 【告げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つ・ぐ
(1)言葉で伝え知らせる。「名前も―・げずに立ち去った」「玄関で来意を―・げる」「別れを―・げる」「霍公鳥(ホトトギス)鳴くと人―・ぐ/万葉 3920」
(2)時刻・季節などの到来を知らせる。「時を―・げる鐘の音」「春を―・げるウグイス」
(3)その状態となったことを示す。「風雲急を―・げる」「長期間の戦争もついに終わりを―・げる」
つこうど
つこうど ツカウド (形動ナリ)
愛想のないさま。無愛想。つっけんどん。「きり��乗らしやれ,馬やろいとぞ―なる/浄瑠璃・丹波与作(上)」
つこうどごえ
つこうどごえ ツカウドゴヱ 【つこうど声】
つっけんどんな物言い。けんのある物言い。とがり声。「何なりとも問ははれと,―も時の便り/浄瑠璃・忠臣金短冊」
つこうど声
つこうどごえ ツカウドゴヱ 【つこうど声】
つっけんどんな物言い。けんのある物言い。とがり声。「何なりとも問ははれと,―も時の便り/浄瑠璃・忠臣金短冊」
つこうまつりびと
つこうまつりびと ツカウマツリ― 【仕う奉り人】
奉公人。「なべての―/源氏(常夏)」
つこうまつる
つこうまつ・る ツカウ― 【仕る】 (動ラ四)
〔「つかへまつる」の転〕
(1)「仕える」の謙譲語。お仕え申し上げる。「むかし,二条の后に―・る男ありけり/伊勢 95」
(2)「する」「作る」「行う」などの謙譲語。「たえて宮づかへ―・るべくもあらず/竹取」
(3)(補助動詞)
動詞の連用形の下に付いて,その動作をしてさしあげるという意を表す。「御乳母たちだに,心にまかせたる事,ひきいだし―・るな/源氏(澪標)」
つこど
つこど (形動ナリ)
〔「つこうど」の転〕
愛想のないさま。「知らぬ��覚えがないと,詞―に言放す/浄瑠璃・双蝶蝶」
つごう
つごう【都合】
circumstances (事情);convenience (便宜);→英和
(an) opportunity (機会);→英和
arrangement(s) (繰合せ).→英和
〜する[繰り合わせる]arrange;→英和
manage;→英和
[計らう]see <to it that…> ;→英和
[調達]find;→英和
raise <money> ;→英和
accommodate.→英和
〜が良い be convenient <to> ;be all right[ <話> OK] <with> ;suit <a person> .→英和
〜が悪い be inconvenient;have a previous engagement (先約).〜よく fortunately;favorably;smoothly;→英和
nicely;→英和
well.→英和
〜のつき次第 as soon as one can.〜により for some reasons.‖ご都合主義 opportunism.
つごう
つごう 【都合】
■一■ [0] (名)スル
〔「都」はすべて,の意〕
(1)物事をするに当たっての事情。具合。「明日は―が悪い」「―よくバスが来る」
(2)物事をすることのできない事情。さしさわり。さしつかえ。「―があって行けない」
(3)やりくりすること。工面すること。「旅費を―する」「―をつけて出席する」
■二■ [1] (副)
合計。総計。全部で。「―百人になる」「―いくらでしょう」
つごうしだい
つごうしだい [4] 【都合次第】
事情いかんによること。「―では行けない」
つごもり
つごもり【晦】
the last day of a month.→英和
つごもり
つごもり [0] 【晦・晦日】
〔「月ごもり」の転。月が隠れて見えなくなる頃の意〕
(1)月の末の日。みそか。「水無月の―に」
(2)陰暦で月末の数日もしくは月の下旬の一〇日ほどの間。「かくて―になりぬれど…二十八日にぞれいのひもろぎのたよりに/蜻蛉(下)」
つごもりがた
つごもりがた 【晦方】
つごもりに近い日。みそか頃。「この月の―に下るべければ/源氏(浮舟)」
つごもりそば
つごもりそば [5] 【晦蕎麦】
「みそかそば」に同じ。
つさか
つさか 【津阪】
姓氏の一。
つさかとうよう
つさかとうよう 【津阪東陽】
(1757-1825) 江戸後期の儒者。伊勢の人。名は孝綽,字(アザナ)は君裕,東陽は号。京都で古学を独学し津藩儒となって文教を盛んにした。著「孝経発揮」「夜航詩話」「東陽先生詩文集」
つし
つし [0]
農家で,屋根裏などに木を渡し,その上に簀子(スノコ)や筵(ムシロ)を敷いて造った物置場。
つしま
つしま 【津島】
(1)愛知県西部にある市。毛織物・家具・機械工業が盛ん。津島神社がある。
(2)愛媛県南部,北宇和(キタウワ)郡の町。宇和海に面し,北は宇和島市に接する。
つしま
つしま 【対馬】
(1)旧国名の一。対馬全島にあたる。対州(タイシユウ)。
(2)九州と朝鮮半島との間にある島。長崎県に属し,上島(カミシマ)と下島(シモジマ)に分かれる。全島山がちで,主産業は漁業。
つしまいろは
つしまいろは [5] 【対馬伊呂波】
五十音の異名。
〔対馬の国の人がこれによって梵音を伝えたということからいう〕
つしまおん
つしまおん [3] 【対馬音】
呉音(ゴオン)の別名。欽明天皇の時,百済(クダラ)の尼の法明が対馬国に来て,呉音を用いて維摩(ユイマ)経を読んだという言い伝えによる。つしまごえ。
つしまかいきょう
つしまかいきょう 【対馬海峡】
対馬と壱岐との間の海峡。対馬海峡東水道。広義には朝鮮海峡(対馬海峡西水道)を含めていう。
つしまかいりゅう
つしまかいりゅう 【対馬海流】
対馬海峡を通過する暖流。南西諸島沖で分流した黒潮が日本海に流れ込んだもの。
つしまじんじゃ
つしまじんじゃ 【津島神社】
愛知県津島市にある神社。祭神は建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト),大穴牟遅命(オオナムチノミコト)。津島牛頭(ゴズ)天王社。
つしまてん
つしまてん [4] 【対馬貂】
テンの一亜種。長崎県対馬に生息する。天然記念物。
つしまど
つしまど [3] 【対馬砥】
対馬から産出する砥石(トイシ)。かみそりの研ぎ出しに使う。むしくいど。
つしままつり
つしままつり 【津島祭】
津島神社の夏祭り。陰暦六月一四,一五日(現在は七月の第四土曜日とその翌日)に行われ,船渡御(トギヨ)や葭(ヨシ)に穢(ケガ)れをうつして流す祓(ハラ)えの神事などがある。津島川祭。天王祭。天王川祭。
つしまやき
つしまやき [0] 【対馬焼】
対馬で焼いた陶器。増田焼・志賀焼など。対州窯。
つしまやまねこ
つしまやまねこ [4] 【対馬山猫】
長崎県対馬に生息する野生ネコ。ベンガルヤマネコの亜種とされる。イエネコよりひとまわり大きく,小動物を捕食。氷河期に朝鮮半島から渡来して対馬に隔離されたと考えられ生物地理学的に貴重な種。生息数は一〇〇頭未満。天然記念物。
つしまよみ
つしまよみ [0] 【対馬読み】
文字を呉音で読むこと。
つしやか
つしやか (形動ナリ)
つつしみ深く,重々しいさま。「御心,本性の,おもく―なるにはあらねど/源氏(柏木)」
〔「づしやか」とする説もある〕
つしょうじ
つしょうじ [2] 【通障子】
衝立(ツイタ)て障子の一種。中央を透かせて長方形の簾(スダレ)を垂らしたもの。とおり障子。
つじ
つじ【辻】
a crossing (十字路);→英和
<at> a street corner (街角);a street (街路).→英和
つじ
つじ 【辻】
姓氏の一。
つじ
つじ [0] 【辻】
〔「つむじ(辻)」の転。「辻」は国字〕
(1)二つの道路が十字形に交差している所。また,四方からの道が集まりゆききする人が出会い別れる交通の要所。辻堂・辻社(ツジヤシロ)が置かれ道祖神がまつられることが多い。十字路。四つ辻。
(2)人通りの多い道筋。ゆききする人を相手に辻芸・辻説法・辻商(ツジアキナ)いが行われる。街頭。ちまた。
つじ
つじ 【旋毛】
(1)「つむじ(旋毛)」の転。「鼻たれてあたまの―ゆがうで/浮世草子・諸艶大鑑 2」
(2)笠などの頂上。てっぺん。「―のぬけたる葛笠を被き/浮世草子・織留 2」
つじあきない
つじあきない [4][3] 【辻商い】
道端に店を出してする商売。大道商い。辻売り。
つじあんどん
つじあんどん [3] 【辻行灯】
江戸時代,辻番所の前に立ててあった灯籠(トウロウ)形の行灯。
辻行灯[図]
つじうら
つじうら [0] 【辻占】
(1)そのときの吉凶を占う材料となる短い文句をしるした紙片。巻き煎餅(センベイ)などにはさんで売られた。
(2)「櫛占(クシウラ)」に同じ。
(3)偶然に出会った事物によって将来の吉凶を判断すること。
つじうらうり
つじうらうり [4] 【辻占売り】
夜間,花柳のちまたなどで辻占{(1)}を売って歩く者。
つじうらせんべい
つじうらせんべい [5] 【辻占煎餅】
巻き煎餅などの中に辻占{(1)}をはさみこんだもの。
つじうり
つじうり [0] 【辻売り】
「辻商い」に同じ。
つじかご
つじかご [0][2] 【辻駕籠】
江戸時代,街角などで待っていて客をのせる駕籠。町駕籠。
つじかぜ
つじかぜ 【旋風・辻風】
つむじ風。せんぷう。「中の御門京極のほどより大きなる―起りて/方丈記」
つじかんじん
つじかんじん [3] 【辻勧進】
江戸時代,路上で社寺や仏像建立などの寄進を通行人にあおぐこと。また,そのように称して金品をもらい歩いた者。
つじがため
つじがため 【辻固め】
貴人の通行などの際に,辻々を警固したこと。また,その役。「―の兵数十人/曾我 9」
つじがはな
つじがはな [3] 【辻が花】
室町時代から桃山時代にかけて行われた模様染め。絞り染めに彩色の描絵を加え,さらに摺(ス)り箔(ハク)や刺繍(シシユウ)を施した。
つじぎみ
つじぎみ [0][2] 【辻君】
(1)町の路地に店をもうけて売色した下級の娼婦。古くは,路傍に立つ娼婦を「立ち君」と呼んで区別した。「―,や,上臈入らせ給へ/七十一番職人歌合」
(2)(転じて)路傍に立って通行人を客とした下級の娼婦。夜鷹。立ち君。「―は雨だれほどな流れの身/柳多留 48」
つじぎり
つじぎり [0] 【辻斬り】
武士が刀の切れ味を試し,また武術を磨くために,夜間,路上で行きずりの人を斬ったこと。また,斬る人。江戸初期横行し,幕府は禁令を出して引き回しの上死罪とした。
つじぐるま
つじぐるま [3] 【辻車】
道端で客を待っている人力車。
つじげい
つじげい [0][2] 【辻芸】
人通りの多い往来で演ずる曲芸や軽業(カルワザ)など。
つじげいにん
つじげいにん [3] 【辻芸人】
辻芸を見せる人。大道(ダイドウ)芸人。
つじごうしゃく
つじごうしゃく [3] 【辻講釈】
往来や社寺の参道などで軍談などを語って聞かせ,聴衆から銭をもらうこと。また,それをする人。大道講釈。
つじごうとう
つじごうとう [3] 【辻強盗】
道端で待ち伏せていて通行人を襲う強盗。おいはぎ。
つじごうとう
つじごうとう【辻強盗】
a holdup man (人);a holdup (事).→英和
つじしばい
つじしばい [3] 【辻芝居】
道端に小屋掛けして興行する簡単な芝居。
つじじぞう
つじじぞう [3] 【辻地蔵】
道端に建ててある地蔵尊。
つじじどうしゃ
つじじどうしゃ [4] 【辻自動車】
タクシーの旧称。
つじじゅん
つじじゅん 【辻潤】
(1884-1944) 評論家。東京生まれ。放浪生活を送りながら,シュティルナーの翻訳などの執筆活動を行い,ダダイストとして知られた。著「浮浪漫語」「絶望の書」など。
つじずもう
つじずもう [3] 【辻相撲】
(1)道端に小屋掛けして興行する相撲。
(2)素人が空き地などに集まって行う相撲。
つじせっぽう
つじせっぽう【辻説法する】
preach on the street.→英和
つじせっぽう
つじせっぽう [3] 【辻説法】
通行の多い道端に立って,大衆に仏法を説くこと。
つじぜんのすけ
つじぜんのすけ 【辻善之助】
(1877-1955) 歴史学者。兵庫県生まれ。東大教授。東大史料編纂所所長。著「日本仏教史」「日本文化史」など。
つじだち
つじだち 【辻立ち】
(1)町角に立つこと。特に,物売りなどのために路傍に立つこと。また,その人。「―の薬売/浮世草子・禁短気」
(2)遊女の道中などの見物のために路傍に立つこと。「武士も町人も―する程の人は/浮世草子・新吉原常々草」
つじだんぎ
つじだんぎ [3] 【辻談義】
説経師などが,辻に立って仏法を説くこと。
つじつま
つじつま【辻褄の合わない】
inconsistent;→英和
self-contradictory;incoherent;→英和
lame <excuse> .→英和
〜が合わない not hold together.
つじつま
つじつま [0] 【辻褄】
一貫すべき物事の筋道。「収支の―を合わせる」
つじつま=が合う
――が合・う
前後がきちんと合って,筋道が通る。「話の―・わない」
つじどう
つじどう [0] 【辻堂】
四つ辻や道端に建ててある小さな仏堂。
つじどり
つじどり 【辻捕り・辻取り】
路上で好きな婦人を捕らえ,妻にしたこと。中世,略奪婚の一種として実際に行われたらしい。「―とは,男もつれず,輿車にも乗らぬ女房の,みめよき,わが目にかかるを取る事/御伽草子・物臭太郎」
つじなおしろう
つじなおしろう 【辻直四郎】
(1899-1979) サンスクリット学者。東大教授。著「ヴェーダ学論集」「サンスクリット文学史」「サンスクリット文法」など。
つじのう
つじのう [2][0] 【辻能】
道端に小屋掛けして興行する能楽。
つじばしゃ
つじばしゃ【辻馬車】
a cab.→英和
つじばしゃ
つじばしゃ [0] 【辻馬車】
道端で客待ちをする馬車。ヨーロッパで中世から近世にかけて行われ,日本には明治になって導入された。
つじばなし
つじばなし [3] 【辻噺】
寺社の境内や盛り場に立ち,または小屋掛けをして,笑話(シヨウワ)などを聞かせ,銭を得たこと。また,その話。露(ツユ)の五郎兵衛が元祖とされる。
→露の五郎兵衛
つじばん
つじばん [0][2] 【辻番】
(1)江戸時代,江戸市中の辻々に幕府や大名・旗本が自警のために設けた番所。町方で維持したものは自身番といった。1629年辻斬り防止のため設置したのに始まる。辻番所。
(2)「辻番人」に同じ。
つじばんしょ
つじばんしょ [0][3] 【辻番所】
「辻番{(1)}」に同じ。
つじばんづけ
つじばんづけ [3] 【辻番付】
歌舞伎の番付の一。興行の宣伝のため,演目・配役などを記した一枚摺(ズ)りのもの。ひいき先などに配り,市中の辻々に貼り出した。配り番付。櫓下(ヤグラシタ)番付。
つじばんにん
つじばんにん [3] 【辻番人】
辻番所に勤務して,街路の警護に当たった人。辻番。
つじばんひばち
つじばんひばち [5] 【辻番火鉢】
〔辻番がよく用いたところから〕
行火(アンカ)の一種。小火鉢を横向きの小箱に入れたもの。
つじふだ
つじふだ [2][0] 【辻札】
辻に立てた立て札。高札。制札。
つじぶさ
つじぶさ [2] 【辻総】
馬具の総鞦(フサシリガイ)の一種。鞦の十文字に交差する部分の近くにだけ総を付けた簡素なもので,検非違使などが使用した。
つじほういん
つじほういん 【辻法印】
路傍や家々の門前で,祈祷(キトウ)・占い・祭文読誦などを行なった山伏。
つじほうか
つじほうか 【辻放下】
〔「つじほうげ」とも〕
室町中期以降,街角などで田楽系の曲芸を見せた芸人。
→放下■二■
つじほうびき
つじほうびき 【辻宝引き】
江戸時代,正月に道端で商人が人を集めて行う宝引き。
→宝引き
つじまち
つじまち [0] 【辻待ち】 (名)スル
道端で人力車の車夫などが客待ちをすること。
つじまつり
つじまつり [3] 【辻祭(り)】
辻や村境で行う道祖神や地蔵の祭り。
つじみせ
つじみせ [0] 【辻店】
道端に出した店。大道店。露店。
つじむ
つじ・む 【黧む】 (動マ四)
〔「つしむ」とも〕
肌に青黒い斑点がつく。肌に色がついてにじむ。「地蔵薩埵(サツタ)の御身,所々に刑鞭のために―・み黒みて/太平記 24」
つじむら
つじむら 【辻村】
姓氏の一。
つじむらいすけ
つじむらいすけ 【辻村伊助】
(1886-1923) 登山家。神奈川県生まれ。東大卒。植物研究のためヨーロッパに渡り,アルプスに登山。箱根湯本で農園を経営したが,関東大震災の際に遭難。著「スウィス日記」「ハイランド」
つじむらたろう
つじむらたろう 【辻村太郎】
(1890-1983) 地理学者。神奈川県生まれ。東大教授。日本の地形学を体系づけ,断層・準平原・氷河地形などを研究。文化地理学・景観地理学の開拓にも努めた。著「地形学」「景観地理学講話」
つじめし
つじめし 【辻飯】
(岐阜・愛知県下で)盆の一五日に女の子が道の辻に竈(カマド)を築き,煮炊きをする行事。無縁仏の霊をまつるためという。
つじもと
つじもと 【辻本】
姓氏の一。
つじもとみつまる
つじもとみつまる 【辻本満丸】
(1877-1940) 応用化学者。東京生まれ。動植物の油脂に関する研究を行い,日本の油脂工業の発展に貢献。特にサメ肝油中の不飽和炭化水素の研究は著名。
つじやしろ
つじやしろ [3] 【辻社】
道の十字路などにある道祖神をまつった社。
つじよじろう
つじよじろう 【辻与次郎】
安土桃山時代の釜師。近江の人。本名,実久。京都三条釜座に住み,西村道仁に師事。千利休の釜師となり,阿弥陀堂釜・丸釜・尻張釜などを創始。ほかに,灯籠(トウロウ)・梵鐘(ボンシヨウ)なども作った。生没年未詳。
つた
つた【蔦】
an ivy.→英和
つた
つた [2] 【苆・寸莎】
「すさ(苆)」の転。
つた
つた [0][2] 【蔦】
(1)ブドウ科のつる性落葉木本。日本・朝鮮・中国に分布。巻きひげには吸盤があり,山野の岩や樹に着生する。葉は円心形で浅く三裂し,光沢がある。夏,葉腋に黄緑色の小花をつけ,液果は小球形で紫黒色に熟す。秋の紅葉が美しいので,家屋の外壁や石垣にはわせたり,盆栽にして観賞する。ナツヅタ。[季]秋。
(2)家紋の一。蔦の葉・蔓(ツル)・花をかたどったもの。蔦・蔦花・中陰蔦・結蔦など。
蔦(2)[図]
つたいあるき
つたいあるき ツタヒ― [0] 【伝い歩き】 (名)スル
壁や手すりなどを支えにして歩くこと。また,飛び飛びになっているものを踏んで歩くこと。
つたいあるく
つたいある・く ツタヒ― [5] 【伝い歩く】 (動カ五)
物に沿って歩く。また,飛び飛びになっているものを踏んで歩く。「飛び石を―・く」
[可能] つたいあるける
つたう
つた・う ツタフ 【繕ふ】 (動ハ四)
悪い所をなおす。つくろう。「月ごろよく―・へば,やうやう躍りありく/宇治拾遺 3」
つたう
つた・う ツタフ [0] 【伝う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)ものに沿って移動する。「手すりを―・って歩く」「涙がほおを―・う」「川に―・うて越後国へ引しりぞく/平家 6」
(2)点々とたどって移動する。「石を―・って川を渡る」
〔「伝える」に対する自動詞〕
[可能] つたえる
■二■ (動ハ下二)
⇒つたえる
つたう
つたう【伝って】
<go> along <a river> ;→英和
<climb> by the help of <a rope> .
つたうるし
つたうるし [3] 【蔦漆】
ウルシ科のつる性落葉木本。山地に自生。茎は樹木や岩上をはい,気根を出して固着する。葉は卵形の三小葉から成る複葉。雌雄異株。初夏,葉腋に黄緑色の小五弁花を多数つける。果実は歪球形。秋の紅葉が美しい。樹液は有毒で,かぶれる。
蔦漆[図]
つたえ
つたえ ツタヘ [0][3] 【伝え】
(1)言い伝え。伝説。「村の―」
(2)学問や技芸を授けること。伝授。「嵯峨の御―にて,女五の宮,さる,世の中の上手にものし給ひけるを/源氏(明石)」
(3)ことづて。伝言。「妹が―は早く告げこそ/万葉 2008」
つたえうける
つたえう・ける ツタヘ― [5] 【伝え受ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つたへう・く
受け継ぐ。伝授される。「伝統の業を―・ける」
つたえきく
つたえき・く ツタヘ― [0][4] 【伝え聞く】 (動カ五[四])
(1)人づてに聞く。うわさに聞く。「―・くところでは」
(2)昔から言い伝えられたこととして聞く。終止形の形で文頭に置かれ,慣用句的にも用いられる。「―・く,調達が三逆をつくり,八万蔵の聖教をほろぼしたりしも/平家 11」
つたえきく
つたえきく【伝え聞く】
hear[learn]from others;learn by hearsay.
つたえぎき
つたえぎき ツタヘ― [0] 【伝え聞き】
人から聞いて知ること。うわさで知ること。「―だから本当かどうかわからない」
つたえる
つたえる【伝える】
[伝達]tell;→英和
report;→英和
communicate <to> ;→英和
convey <a message> ;→英和
give one's regards <to> (よろしくと);[後世に]hand down <to> ;bequeath;→英和
leave;→英和
[伝授]teach;→英和
impart;→英和
initiate;→英和
introduce (外国から);→英和
[熱・電気などを]conduct;→英和
transmit.→英和
つたえる
つた・える ツタヘル [0] 【伝える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つた・ふ
〔下二段動詞「伝(ツ)つ」に接尾語「ふ」の付いた語〕
(1)(情報や,人の言葉などを)他の人に知らせる。伝達する。「こちらの希望は文書で先方に―・えてある」「御両親にもよろしくお―・え下さい」「会って私の本当の気持ちを―・えたい」
(2)語り継ぐ。「湖の主と―・える」
(3)(文化や価値ある物などを)離れた場所や後世の人に受け渡す。「キリスト教を日本に―・えた人」「村の伝統工芸を後の世に―・える」「家宝を子孫に―・える」
(4)ある物理作用が離れた所に届くように仲だちをする。「銅は電気や熱を―・えやすい」
(5)伝授する。「きんぢ,この手を―・へ施すものならば/宇津保(吹上・上)」
〔「伝う」に対する他動詞〕
つたおんせん
つたおんせん 【蔦温泉】
青森県十和田湖町,八甲田山の南東にある温泉。単純泉。大町桂月の墓がある。
つたかずら
つたかずら [3] 【蔦葛】
つるくさの総称。[季]秋。《桟やいのちをからむ―/芭蕉》
つたない
つたない【拙い】
poor;→英和
clumsy;→英和
awkward;→英和
unlucky (不運).→英和
つたない
つたな・い [3] 【拙い】 (形)[文]ク つたな・し
(1)物事に巧みでない。へたである。まずい。「―・い文章」「―・い筆跡」
(2)能力が劣っている。おろかである。「―・い者ですがどうぞよろしく」
(3)運が悪い。「武運―・く討ち死にする」
(4)卑しい。見苦しい。「大王は極めて美(ウルワ)しく在(マシマ)す,我は極めて―・し/今昔 3」
(5)ひきょうである。意気地がない。「異者ども集まりて,―・し,―・し,弱し,弱し,と云ひければ/今昔 27」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
つたのからまる
つたのからまる 【蔦唐丸】
蔦屋(ツタヤ)重三郎の狂名。
つたのほそみち
つたのほそみち 【蔦の細道】
蔦がおい茂って細くなった道。伊勢物語の文から,静岡県岡部町と静岡市丸子を分ける宇津谷峠付近の小道をいうことが多い。
つたもみじ
つたもみじ [3] 【蔦紅葉】
(1)紅葉したツタの葉。
(2)イタヤカエデの別名。
つたもみじうつのやとうげ
つたもみじうつのやとうげ ツタモミヂウツノヤタウゲ 【蔦紅葉宇都谷峠】
歌舞伎の一。世話物。河竹黙阿弥作。1856年江戸市村座初演。通称「宇都谷峠」「文弥殺し」。文弥は姉が身売りした百両を持ち京へ市名(イチナ)を受けに行く途中,伊丹屋重兵衛に宇都谷峠で殺され亡霊となる。陰惨な殺しが見せ場。
つたや
つたや 【蔦屋】
江戸有数の地本(ジホン)問屋。初め吉原大門口にあったが,天明年間(1781-1789)に日本橋通油町に移転。
つたやじゅうざぶろう
つたやじゅうざぶろう 【蔦屋重三郎】
(1750-1797) 江戸中期の書肆(シヨシ)・狂歌作者。江戸の人。本名,喜多川柯理。通称,蔦重(ツタジユウ)。号,耕書堂。狂名,蔦唐丸(ツタノカラマル)。地本問屋蔦屋の主人。京伝・南畝・馬琴,歌麿・北斎と親交があり,黄表紙・洒落本・浮世絵などの評判作を次々に出版した。
つたよう
つたよ・う ツタヨフ 【漂ふ・蕩ふ】 (動ハ四)
さまよう。うろつく。ただよう。「道路を知らずして島浦に―・ひつつ/日本書紀(垂仁訓)」
つたわる
つたわ・る ツタハル [0] 【伝わる】 (動ラ五[四])
(1)事柄・情報や,ある人の意向が他の人に知らされる。「こちらの真意が―・っていない」「熱意が相手に―・る」「…といううわさが―・って来た」
(2)(文化や物が)離れた場所からもたらされる。伝来する。渡来する。「このころ日本に仏教が―・った」「この技術はドイツから―・った」
(3)代々受け継がれて今に残る。「この寺には鎌倉時代の仏像が―・っている」「この村に―・る昔話」
(4)物理作用が何かを通って別の場所に届く。「振動が―・ってくる」「電気の―・りにくい物質」
(5)物に沿って移動する。つたう。「磯を―・って歩く」
(6)代々続く。「帝の御末もはるかに―・り/大鏡(基経)」
つたわる
つたわる【伝わる】
[祖先から]be handed down <from> ;come down <from> ;[音などが]be conveyed[transmitted];travel;→英和
[外国より]be introduced <to,into> ;be brought <to> ;[うわさが]spread;→英和
get (a)round[about];pass <from mouth to mouth> .→英和
つだ
つだ 【津田】
姓氏の一。
つだうめこ
つだうめこ 【津田梅子】
(1864-1929) 女子教育家。江戸生まれ。津田仙の二女。岩倉具視遣外使節に八歳で同行し渡米留学。1900年(明治33)女子英学塾(のちの津田塾大学)を設立,女子高等教育に尽くした。
つだえいがくじゅく
つだえいがくじゅく 【津田英学塾】
津田塾大学の前身。
つだけんもつ
つだけんもつ 【津田監物】
(?-1567) 室町末期の砲術家。津田流砲術の祖。名は算長。紀伊の人。種子島時尭(トキタカ)に鉄砲製造法と砲術を学んで帰京,堺の鍛冶芝辻清右衛門に鉄砲を作らせた。
つださんぞう
つださんぞう 【津田三蔵】
(1854-1891) 大津事件を引き起こした巡査。
→大津事件
→児島惟謙(コジマイケン)
つだし
つだし [0] 【津出し】
港から荷船を出すこと。
つだじゅくだいがく
つだじゅくだいがく 【津田塾大学】
私立女子大学の一。1900年(明治33)津田梅子により女子英学塾として創立。津田英学塾・津田塾専門学校を経て,48年(昭和23)新制大学となる。本部は小平市。
つだすけひろ
つだすけひろ 【津田助広】
⇒助広(スケヒロ)
つだせいふう
つだせいふう 【津田青楓】
(1880-1978) 画家。京都出身。本名,亀治郎。日本画・洋画を学び,パリに留学後,二科会の創立に参画。左翼運動に共鳴後,洋画から日本画に転じる。夏目漱石や河上肇らと親交を結ぶ。著「老画家の一生」
つだせん
つだせん 【津田仙】
(1837-1908) 農学者。下総国生まれ。「農学三事」を著し,労農舎農学校を設立するなど,西洋農法の普及紹介に努めた。
つだそうきち
つだそうきち 【津田左右吉】
(1873-1961) 歴史学者。岐阜県生まれ。早大教授。文献批判的・実証的歴史研究を進めた。1939年(昭和14)右翼によって「神代史の新しい研究」以下の研究が攻撃されて,翌年四著書が発禁処分となった。著「文学に現はれたる我が国民思想の研究」「古事記及日本書紀の研究」「日本上代史研究」「左伝の思想史的研究」など。
つだそうきゅう
つだそうきゅう 【津田宗及】
(?-1591) 安土桃山時代の豪商・茶人。堺の人。道号,天信・更幽斎。屋号は天王寺屋。宗達の子。信長・秀吉の茶頭となり,千利休・今井宗久と共に三宗匠と称された。
つだそうたつ
つだそうたつ 【津田宗達】
(1504-1566) 戦国時代の豪商・茶人。天王寺屋宗柏の長男。宗及の父。堺の会合衆(エゴウシユウ)の一人。武野紹鴎(ジヨウオウ)の弟子。茶器の名品を多く所蔵した。
つだつだ
つだつだ (形動ナリ)
細かくきれぎれなさま。ずたずた。「池の中に,竜を―に切て置けり/今昔 13」
つだまみち
つだまみち 【津田真道】
(1829-1903) 明治時代の官僚・法学者。岡山県津山の人。1862年西周(ニシアマネ)と共にオランダに留学。維新後司法省に出仕,明治新政府の法律整備に尽力するとともに,明六社に参加し啓蒙活動に従事。貴族院議員。著「泰西国法論」
つだみ
つだみ 【哯吐】
乳児が一度飲みこんだ乳を吐き出すこと。「此の君いたく泣き給ひて―などし給へば/源氏(横笛)」
つち
つち【槌】
a hammer;→英和
a mallet (木の).→英和
つち
つち [2] 【土・地】
(1)地球の陸地の表面をおおう物質。風化した岩石の細かいくず,生物の遺骸およびその腐敗物,微生物などよりなる。土壌。「―を耕す」「肥えた―」
(2)地球の表面。地上。大地。地面。古くは天(アメ)に対して地上界をさす。
⇔天(アメ)
「故郷の―を踏む」「天へ行かば汝がまにまに―ならば大君います/万葉 800」
(3)鳥の子紙の一種。泥土を混ぜたあまり品質のよくないもの。
(4)値打ちのないもの,顔形の劣ったもののたとえ。「よしとみしかど,それは―なりけり/狭衣 1」
(5)地下(ジゲ)のこと。「六位といへど,蔵人とにだにあらず,―の帯刀(タチハキ)の/落窪 1」
(6)あかぬけしていないこと。また,いなか者。「―のくせにせりふつけて/洒落本・風流裸人形」
(7)(「犯土」「椎」「槌」とも書く)陰陽道(オンヨウドウ)で,土公神(ドクジン)のいる方角の土木工事を忌むこと。また,その期間。期間は暦の庚午(カノエウマ)から丙子(ヒノエネ)に至る七日間を大土(オオツチ),戊寅(ツチノエトラ)から甲申(キノエサル)に至る七日間を小土(コツチ),中間の丁丑(ヒノトウシ)の日を間日として,一五日間続く。つちび。「―犯すべきをここにわたせとなむ言ふを/堤中納言(はいずみ)」
(8)書名(別項参照)。
つち
つち 【土】
小説。長塚節作。1910年(明治43)「東京朝日新聞」連載。茨城の貧しい農民の生活を自然の推移とともに克明に写生した作品。
つち
つち【土】
[土壌]earth;→英和
soil;→英和
mud (泥);→英和
clay (粘土);→英和
the ground (地面).→英和
〜がつく be beaten[defeated](相撲で).
つち
つち [2] 【槌・鎚・椎】
(1)物を打ちたたく工具。頭は金属製または木製の円柱形で,これに柄をさしたもの。
(2)家紋の一。{(1)}や才槌を図案化したもの。
つち=が付く
――が付・く
相撲で,負ける。
つち=となる
――とな・る
死ぬ。土になる。「異国の―・る」
つち=を踏む
――を踏・む
その場所にたどり着く。「故郷の―・む」
つち=一升(イツシヨウ)金(カネ)一升
――一升(イツシヨウ)金(カネ)一升
土地値が大変高いことのたとえ。
つちあけび
つちあけび [3] 【土木通】
ラン科の多年生寄生植物。山中の林下に生え,全体黄褐色で,葉は鱗片状。茎は高さ約80センチメートル。初夏,上方で分枝し黄褐色の花をつけ,肉質のアケビに似た果実を下垂する。果実は赤く熟し,漢方で強壮・強精薬とする。
つちあそび
つちあそび [3] 【土遊び】
土をこねていろいろの形の物を作ったりして遊ぶこと。つちいじり。
つちい
つちい 【土居】
(1)帳台の柱の下に土台として,取り付けた木の台。台。「御帳の外の―に押しかかりて居眠りし給へり/宇津保(蔵開上)」
(2)柱などを立てる土台。「軒に朽ち葉ふかく,―に苔むせり/方丈記」
つちい
つちい ツチヰ 【土井】
姓氏の一。
つちいきれ
つちいきれ [3] 【土いきれ】
太陽に照らされて土が熱気を発すること。
つちいじり
つちいじり [3] 【土弄り】
(1)「土遊び」に同じ。
(2)なぐさみに庭造りや畑作などをすること。
つちいっき
つちいっき [3] 【土一揆】
室町時代,畿内およびその周辺を中心に頻発した農民の一揆。惣を基盤とし,諸郷村間の広範な連合によって武力蜂起し,幕府・守護・荘園領主に対して徳政や年貢・夫役の減免などを要求した。1428年(正長1)の正長の土一揆が有名。どいっき。
つちいばんすい
つちいばんすい ツチヰ― 【土井晩翠】
(1871-1952) 詩人・英文学者。仙台市生まれ。本名,林吉。のち「どい」と改称。東大卒。漢語調の雄渾かつ男性的な調べの「天地有情」により,藤村・晩翠時代を形成した。詩集「暁鐘」「東海遊子吟」のほか,ホメロスの翻訳者として知られる。
つちいみ
つちいみ [0] 【土忌み】
陰陽道(オンヨウドウ)で,土公神(ドクジン)などの地の神のいる方角を犯して工事をすることを忌むこと。やむを得ぬ場合は一時ほかの場所へ方違(カタタガ)えをする。
つちいれ
つちいれ [0][4] 【土入れ】
麦・陸稲などの栽培で,生育の初期および中期に霜害を防ぎ徒長を抑えるため,土を株の中にふるいこむこと。また,その作業。
つちいろ
つちいろ [0] 【土色】
土のような色。黒みを帯びた青色。血の気のない顔色にいう。つちけ色。
つちいろ
つちいろ【土色の】
deadly pale (顔が).
つちうす
つちうす [3] 【土臼】
⇒磨(ス)り臼(ウス)
つちうら
つちうら 【土浦】
茨城県中南部の市。霞ヶ浦西端に臨む。近世,土屋氏九万五千石の城下町,水戸街道の宿場町。古くから醤油醸造が行われる。
つちおおね
つちおおね 【土大根】
ダイコンの異名。「―をよろづにいみじき薬とて/徒然 145」
つちおと
つちおと [0][3] 【槌音】
(家を建てるときの)材木を槌でたたく音。「復興の―が響く」
つちかう
つちかう【培う】
cultivate;→英和
foster.→英和
つちかう
つちか・う ツチカフ [3] 【培う】 (動ワ五[ハ四])
〔「土養(カ)ふ」の意〕
(1)長い時間をかけて,育てる。「克己心を―・う」「体力を―・う」
(2)草木の根元や種に土をかけて草木を育てる。栽培する。「人なき日藤に―・ふ法師かな/蕪村句集」
[可能] つちかえる
つちかご
つちかご [2] 【土籃】
土を運ぶのに用いるかご。
つちかべ
つちかべ [0][2] 【土壁】
土を塗り固めて作った壁。上塗りの土の色により聚落(ジユラク)壁・錆壁などがある。
つちかめむし
つちかめむし [4] 【土椿象・土亀虫】
ツチカメムシ科の昆虫。体長10ミリメートル内外。体は光沢のある黒色あるいは黒褐色。足には多数の小刺毛がある。落ち葉の下や土中にすむ。日本各地に分布。
つちがえる
つちがえる [3] 【土蛙】
カエルの一種。体長4〜5.5センチメートル。背面は暗褐色で,背に線状やいぼ状の隆起があり,行動はゆっくりしている。水田や溝にすむ。日本の本州以南と朝鮮・中国に分布。いぼがえる。糞蛙。
つちがき
つちがき [2] 【土柿】
ツチグリの別名。
つちがた
つちがた [0] 【土型】
土で作った鋳型。
つちがま
つちがま [0] 【土釜】
⇒どがま(土釜)
つちぎみ
つちぎみ 【土公】
⇒土公神(ドクジン)
つちくさい
つちくさい【土臭い】
unrefined;rustic.→英和
つちくさい
つちくさ・い [4] 【土臭い】 (形)[文]ク つちくさ・し
(1)土のにおいがする。
(2)田舎風で,あかぬけていない。どろくさい。野生的な,生命力に富んだ,の意味でも使う。「―・いが味わいのある民芸品」「―・い男」
[派生] ――さ(名)
つちくじら
つちくじら [3] 【槌鯨】
ハクジラの一種。体長12メートルほど。全身濃い灰色。頭部は丸く,吻(フン)をもつ。一時間に及ぶ潜水ができ,イカ類や魚を食べる。北太平洋に分布。
つちくれ
つちくれ【土塊】
a clod.→英和
つちくれ
つちくれ [0] 【土塊】
(1)土のかたまり。
(2)〔斎宮の忌み詞〕
墓のこと。
つちくればと
つちくればと [5] 【土塊鳩】
キジバトの異名。
つちぐも
つちぐも【土蜘蛛】
a ground spider.
つちぐも
つちぐも [0] 【土蜘蛛】
(1)ジグモの別名。
(2)古代,大和朝廷に服従せず異民族視された人々の呼称。背は低く長い手足をし,穴居生活をしていたという。
つちぐも
つちぐも 【土蜘蛛・土蜘】
(1)能の一。五番目物。葛城山の土蜘蛛が僧形で現れ,病床の頼光に蜘蛛の糸を投げかけて悩まし逃げ去るが,頼光の家臣があとを追い,退治する。
(2)歌舞伎舞踊の一。長唄。新古演劇十種の一。河竹黙阿弥作。1881年(明治14)東京新富座初演。能の「土蜘蛛」を舞踊化したもの。
つちぐら
つちぐら [0] 【土倉】
(1)室町時代,質屋の称。
→土倉(ドソウ)
(2)壁を土で塗った倉。土蔵。
つちぐり
つちぐり [2] 【土栗】
担子菌類腹菌目のきのこ。夏から秋,林内の崖などに群生する。子実体は灰褐色,径2〜3センチメートルの扁球形で,熟すと外皮が七,八裂して星形に広がり中の袋を現す。外皮は乾湿により開閉し,これに伴い袋の頂の孔(アナ)から暗褐色の胞子が吹き出る。土柿(ツチガキ)。
つちぐるま
つちぐるま [3] 【土車】
土を運ぶ二輪車。
つちぐるま
つちぐるま 【土車】
能の一。四番目物。世阿弥作。我が子を捨てて出家した深草少将を,家人の小次郎が少将の子供を土車に乗せ,羯鼓(カツコ)や踊り念仏で遊狂しながら探し求め,苦難の末,信濃国善光寺でめぐり会う。
つちけ
つちけ [3] 【土気】 (名・形動)[文]ナリ
(1)土のようす。「―がよい」
(2)田舎くさいこと。どろくさいこと。また,そのさま。「早う拝みたいと,きよろ��するも―なり/浄瑠璃・兼好法師」
つちけいろ
つちけいろ [0] 【土気色】
土のような色。やつれて血の気のない顔色をいう。つちいろ。
つちけむり
つちけむり【土煙】
a cloud of dust.
つちけむり
つちけむり [3] 【土煙】
土砂が舞い上がって煙のように見えるもの。つちけぶり。「―を上げて馬車が走る」
つちこつ
つちこつ [2] 【槌骨】
耳小骨の一。鼓膜の内側に接してあり,音波の振動を砧骨(キヌタコツ)に伝える。形が槌に似る。ついこつ。つちぼね。
つちこね
つちこね [4][3][0] 【土捏ね】
(1)土をこねること。
(2)壁土をこねる職人。左官。
(3)壁土をこねる道具。
つちざいく
つちざいく [3] 【土細工】
土を焼いてつくった細工物。
つちざき
つちざき 【土崎】
秋田市北部の地名。雄物川旧河口に位置し,江戸時代は土崎湊と称して,日本海側有数の港であった。現在,秋田港という。
つちすり
つちすり 【腴】
魚の腹の下の肥えた所。すなずり。[和名抄]
つちたら
つちたら 【独活】
ウドの古名。[和名抄]
つちだ
つちだ 【土田】
姓氏の一。
つちだきょうそん
つちだきょうそん 【土田杏村】
(1891-1934) 哲学者・評論家。新潟県佐渡の生まれ。本名,茂(ツトム)。麦僊(バクセン)の弟。京大卒。信濃自由大学の発足に協力。著「象徴の哲学」「国文学の哲学的研究」など。
つちだけん
つちだけん 【土田献】
江戸後期の漢方医。陸奥(ムツ)の人。字(アザナ)は翼卿。日本で初めて精神病患者を専門的に診療。その症例をもとに「癲癇狂経験篇」(1819年刊)を著した。生没年未詳。
つちだばくせん
つちだばくせん 【土田麦僊】
(1887-1936) 日本画家。新潟県佐渡の生まれ。本名,金二。杏村(キヨウソン)の兄。竹内栖鳳に学ぶ。大和絵の伝統に近代西洋画の様式を加えた独自の画境をひらいた。村上華岳らと国画創作協会を結成。代表作「湯女」「大原女」など。
つちだんご
つちだんご [3] 【土団子】
土をまるめて作った団子。江戸谷中の笠森稲荷では願かけに土団子を供え,満願の時これを米の団子にかえた。「―いなりも人にばかされる/柳多留 40」
つちつかず
つちつかず [3][4] 【土付かず】
(1)「土踏まず」に同じ。
(2)相撲で,その場所まだ一度も負けがないこと。
つちとりもち
つちとりもち [3] 【土鳥黐】
ツチトリモチ科の多年草。暖地の山中に生え,ハイノキなどの根に寄生する。全体に肉質。根茎は塊状。茎は高さ10センチメートル内外で,鱗片葉を互生。雌雄異株。秋,茎頂に卵形赤色の花穂を立て,雌花を密生する。雄株は知られていない。根茎から鳥黐をつくる。土山黐(ツチヤマモチ)。山寺坊主。
つちど
つちど [0] 【土戸】
泥土や漆喰(シツクイ)を塗った引き戸。
つちどの
つちどの 【土殿】
貴人が喪中にこもる仮屋。板敷をはずして土間にしたもの。「―して男君達もおはし宮の君は御局しておはす/宇津保(国譲上)」
つちどめ
つちどめ [0][4] 【土留(め)】
(1)山や土手などの土砂がくずれるのを防ぐために設ける構築物。やまどめ。どどめ。
(2)「土留め桟(サン)」の略。
つちどめさん
つちどめさん [0] 【土留(め)桟】
本瓦葺きで,屋根におく土をとめるために打ちつける桟。土留め木。土留め貫き。土留め。
つちなべ
つちなべ [0] 【土鍋】
素焼きのなべ。どなべ。
つちならし
つちならし [3] 【土均し】
田畑などの土くれを砕き,高低をならして平らにすること。また,そのための農具。
つちにんぎょう
つちにんぎょう【土人形】
a clay figure.
つちにんぎょう
つちにんぎょう [3] 【土人形】
土で作った人形。素焼きの人形。土偶。
つちのえ
つちのえ [3] 【戊】
〔「土の兄(エ)」の意〕
十干(ジツカン)の第五。
つちのかみ
つちのかみ [4] 【土の神】
(1)土をつかさどる神。埴安姫(ハニヤスヒメ)・埴山姫(ハニヤマヒメ)など。
(2)「土公神(ドクジン)」に同じ。
つちのこ
つちのこ [0] 【槌の子】
(1)小槌(コヅチ)のこと。
(2)前額と後頭部とが出っぱった頭の形。また,その人。さいづちあたま。「殿様お馬,―は槍持/歌舞伎・壬生大念仏」
(3)不器用な人。「大形は針手の利かぬ―は/浮世草子・禁短気」
(4)想像上の動物。胴の太い蛇のような形をしているとされる。のづち。
つちのと
つちのと [3] 【己】
〔「土の弟(ト)」の意〕
十干(ジツカン)の第六。
つちはし
つちはし 【土橋】
〔「つちばし」とも〕
⇒どばし(土橋)
つちはらい
つちはらい [3] 【土払い】
牛車に付けた泥よけ。
つちはり
つちはり 【土針】
ツクバネソウのこと。またはメハジキのこととも。「我がやどに生ふる―心ゆも/万葉 1338」
つちはりつけ
つちはりつけ 【土磔】
地面に板を敷き,その上に罪人を寝かせて行うはりつけの刑。どばっつけ。つちはっつけ。「土に板をしきて―といふ物にして/平治(下・古活字本)」
つちはんみょう
つちはんみょう [3] 【土斑猫】
甲虫目ツチハンミョウ科の昆虫の総称。体長3〜30ミリメートル。体色は黒っぽいものが多い。頭が大きく,腹が太い。後ろばねを欠く種がある。幼虫は脱皮のたびに形が変化する多変態を行う。成虫が分泌するカンタリジンは皮膚に水腫を作る毒素で,生薬にも使われる。日本にはマメハンミョウなど約二〇種がいる。にわつつ。
つちばち
つちばち [2] 【土蜂】
ツチバチ科のハチの総称。体長2〜5センチメートル。頭部は小さく,腹部は長い。全体に黒色で黄色または赤色の横縞がある。地中のコガネムシの幼虫に卵を産みつけ,孵化後寄生する。[季]春。
つちひき
つちひき [0][4] 【槌引き】
年内に二人の死者があったとき,三人目が出るのを避けるとして行うまじない。木槌を三人目の死者として葬送する。人形を葬る所もある。
つちび
つちび [2] 【椎日・犯土日】
⇒つち(土)(7)
つちびさし
つちびさし [3] 【土庇・土廂】
数寄屋風書院や茶室などで,地面に柱を立て,深く差しかけた庇。捨て庇。どびさし。
つちふまず
つちふまず【土踏まず】
the (plantar) arch (足の);a shank (靴の).→英和
つちふまず
つちふまず [3] 【土踏まず】
足の裏のくぼんだ所。土付かず。
つちふる
つちふ・る 【土降る・霾る】 (動ラ四)
黄砂(コウサ){(4)}が降ってくる。[季]春。「雲端に―・る心地して/奥の細道」
つちふるい
つちふるい [3] 【土篩】
土のかたまりをふるい分ける目の粗い篩。
つちぶた
つちぶた [0] 【土豚】
管歯目の哺乳類。外形はブタに似るが尾が太く長く,耳も大きい。頭胴長90〜120センチメートル。体は黄褐色で,褐色の毛がまばらに生える。四肢は頑丈で大きなつめを持つ。夜行性で,シロアリを食べる。現生するのは一種だけ。アフリカの草原に分布。
土豚[図]
つちぶね
つちぶね [0][3] 【土船】
(1)土を運ぶ船。
(2)昔話「かちかち山」に出てくる土で作った船。どろぶね。
つちへん
つちへん [0] 【土偏】
漢字の偏の一。「坂」「地」などの「土」の部分。どへん。
つちぼこり
つちぼこり【土埃】
a cloud of dust.
つちぼこり
つちぼこり [3] 【土埃】
風に飛び散る細かい土砂。すなぼこり。「―が上がる」
つちぼたる
つちぼたる [3] 【地蛍・蛍蛆】
ホタルの幼虫,または,はねの退化した雌の成虫。水辺の草むらなどにおり,蛆虫(ウジムシ)に似た体の腹端部から光を発する。みぞぼたる。
つちぼとけ
つちぼとけ [3] 【土仏】
土で作った仏像。どぶつ。
つちぼとけ=の夕立に逢(ア)ったよう
――の夕立に逢(ア)ったよう
しょんぼりしたさまのたとえ。
つちぼとけ=の水遊び
――の水遊び
〔土仏の体が水に溶けてしまうことから〕
自分からわざわいを招いて身を滅ぼすことのたとえ。土仏の水なぶり。土仏の水狂い。雪仏の水遊び。
つちぼね
つちぼね [0] 【槌骨】
⇒つちこつ(槌骨)
つちま
つちま 【土間】
「どま(土間)」に同じ。「―ひえあがりけるにぞ/浮世草子・五人女 4」
つちまつり
つちまつり [3] 【土祭(り)】
⇒地鎮祭(ジチンサイ)
つちみ
つちみ [0] 【土見】
茶入れや茶碗などの素地(キジ)が露出している部分。土見せ。
→茶入れ
つちみかど
つちみかど 【土御門】
(1)平安京大内裏の上東門(ジヨウトウモン)と上西門の異名。築地(ツイジ)を切り抜いた屋根のない門であることからいう。
(2)平安京の大路の一。一条大路の南を東西に走る道。
つちみかど
つちみかど 【土御門】
姓氏の一。平安中期の安倍晴明に始まる流が有名。天文・陰陽道(オンヨウドウ)の家業をもって朝廷に仕え,代々天文博士・陰陽頭を出した。戦国時代の有脩の代以後は,暦術博士を兼ねた。
つちみかどしんとう
つちみかどしんとう 【土御門神道】
江戸時代の神道の一派。陰陽道と神道を習合したもの。陰陽家の土御門家(安倍家)が垂加神道により神道行事を取り入れたのに始まる。安倍神道。安家(アンケ)神道。天社神道。
つちみかどだいり
つちみかどだいり 【土御門内裏】
平安京土御門の南,鷹司の北にあった鳥羽・崇徳・近衛三天皇の里内裏。大内裏を模した最初の里内裏という。1148年焼失。
つちみかどてんのう
つちみかどてんのう 【土御門天皇】
(1195-1231) 第八三代天皇(1198-1210)。名は為仁(タメヒト)。後鳥羽天皇第一皇子。承久の乱後,自ら望んで土佐に配流され,のち阿波に移されて当地で没した。土佐院・阿波院とも。
つちみかどどの
つちみかどどの 【土御門殿】
平安京の東,土御門の南,京極の西にあった藤原道長の邸。京極殿。
つちみかどみちちか
つちみかどみちちか 【土御門通親】
(1149-1202) 鎌倉初期の公家。安倍氏流とは別流。内大臣。養女藤原在子を後鳥羽天皇の後宮とし,高階栄子と結んで九条兼実を排斥,院別当・天皇の外戚として朝政を掌握,幕府に対抗した。源(ミナモトノ)通親。
つちむろ
つちむろ [0] 【土室】
土を塗り固めて作った室。また,地中にこしらえた穴倉。土屋。
つちもち
つちもち [4][3][0] 【土持(ち)】
建築や土木工事などの際に,土砂を運ぶこと。また,その人。
つちもん
つちもん [0] 【土門】
築地塀(ツイジベイ)に作った,屋根のない門。
つちや
つちや 【土屋】
姓氏の一。
つちや
つちや 【土屋】
(1) [0]
つちむろ。
(2) [2]
壁土などを売る家。また,その人。[ヘボン(三版)]
(3) [0]
「土屋倉」の略。「当社の―を造進したりけり/著聞 30」
つちやき
つちやき [0] 【土焼(き)】
⇒どやき(土焼)
つちやぐら
つちやぐら 【土屋倉】
土蔵のこと。「檜皮屋のしもに―などあれど/大和 173」
つちやぶんめい
つちやぶんめい 【土屋文明】
(1890-1990) 歌人。群馬県生まれ。東大卒。「アララギ」編集。清新な抒情歌から生活に即した写実的歌風に移り,万葉集研究も推進する。歌集「ふゆくさ」「往還集」など。
つちやま
つちやま 【土山】
滋賀県甲賀郡の町。東海道鈴鹿越えの宿場町として発展。坂上田村麻呂をまつる田村神社がある。
→間(アイ)の土山
つちやまもち
つちやまもち [3] 【土山黐】
植物ツチトリモチの別名。
つちややすちか
つちややすちか 【土屋安親】
(1670-1744) 江戸中期の金工。出羽国庄内の人。通称,弥五八,東雨と号す。江戸に出て奈良派の門に入り,のち,松平頼貞に仕え大成。作域は広く,素銅を主とした作品は佳作が多い。
つちゆおんせん
つちゆおんせん 【土湯温泉】
福島市南西,荒川の渓谷にある温泉。硫化水素泉・重曹泉など。吾妻小富士の南麓に位置する。
つちよせ
つちよせ [0] 【土寄せ】 (名)スル
農作物の根元に土を寄せかけること。根をしっかり張らせるためや,ネギなどの軟化のために行う。
つちろう
つちろう【土牢】
a dungeon.→英和
つちろう
つちろう [0][2] 【土牢】
土を掘って作った牢。
つちわり
つちわり [0][4] 【土割(り)】
土塊を砕くのに用いる柄の長い槌状の農具。
つっ
つっ 【突っ】 (接頭)
〔動詞「突く」の連用形「突き」の転〕
動詞に付いて,その意味を強め,また,語調を整える。「―走る」「―込む」「―張る」
つっかい
つっかい [0][3] 【突っ支い】
物が倒れないように支えるもの。つっかえ。
つっかいぼう
つっかいぼう [0] 【突っ支い棒】
(1)物にあてて支えたり,戸が開かないように戸締まりに使ったりする棒。
(2)精神的な支え。支援者。
つっかいぼう
つっかいぼう【突っかい棒】
a prop;→英和
a support.→英和
〜をする prop (up);support.
つっかえす
つっかえ・す [3] 【突っ返す】 (動サ五[四])
〔「つきかえす」の転〕
「つきかえす」のややぞんざいな言い方。「報告書を―・す」
[可能] つっかえせる
つっかえす
つっかえす【突っ返す】
⇒突き返す.
つっかえる
つっか・える ツツカヘル [4][3] 【支える】 (動ア下一)
〔「つかえる」の転〕
「つかえる」に同じ。「のどに食べ物が―・える」「―・えながら読む」
つっかかる
つっかか・る [4] 【突っ掛(か)る】 (動ラ五[四])
〔「つきかかる」の転〕
(1)相手をめがけて,突いてゆく。「敵に―・ってゆく」
(2)いいがかりをつけて,激しく相手にせまる。くってかかる。「ことばじりを捕らえて―・る」
(3)ひっかかる。ぶつかる。「木の根に―・ってころぶ」
つっかかる
つっかかる【突っ掛かる】
turn on <a person> (反抗);retort <upon,against> (言い返す);→英和
pick a quarrel <with> (けんかを売る).→英和
つっかけ
つっかけ [0] 【突っ掛け】
(1)「突っ掛け草履」の略。
(2)すぐさまその事をすること。「突然上京すると,旅装束で―に渋谷へ飛込むで/二人女房(紅葉)」
(3)歌舞伎の下座(ゲザ)音楽。武士などが勢いこんで登場するときに用いる大小鼓・笛の鳴り物。
つっかけぞうり
つっかけぞうり [5] 【突っ掛け草履】
足のつま先に無造作につっかけて草履をはくこと。また,その草履。
つっかける
つっかける【突っ掛ける】
slip on <one's sandals> .
つっかける
つっか・ける [4] 【突っ掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つつか・く
〔「つきかける」の転〕
(1)履物を,無造作にはく。「サンダルを―・ける」
(2)激しい勢いで,ぶつかってゆく。「激しく―・ける」
(3)相撲の仕切りで,相手が立つ前に突きかかっていく。「一瞬早く―・ける」
(4)一気に事をする。「―・けてたべましたに依て/狂言・悪太郎(虎寛本)」
(5)物をかけてつり下げる。ひっかける。「この襦袢をそこらへ―・けておいてくれ/歌舞伎・与話情」
つっきる
つっきる【突っ切る】
cross;→英和
go[run,cut]across.
つっきる
つっき・る [3] 【突っ切る】 (動ラ五[四])
〔「つききる」の転〕
勢いよく横切る。一息に通りすぎる。「大通りを―・ってゆく」「敵陣を一気に―・る」
[可能] つっきれる
つっくり
つっくり (副)
ひとりなすこともなく,あるいは思いに沈んでじっとしているさま。つくねん。「母は始終―と/浄瑠璃・寿の門松」
つっくるみ
つっくるみ [0] 【突っ包み】
ひとまとめにすること。ひっくるめること。「すべて―で千円」
つっくるむ
つっくる・む [4] 【突っ包む・突っ括む】 (動マ五[四])
ひとまとめにする。ひっくるめる。「小さな仏壇の側に埃(キタ)ない蒲団を―・んであつた/家鴨飼(青果)」
つっくるめる
つっくる・める [5] 【突っ包める・突っ括める】 (動マ下一)
「つっくるむ」に同じ。「あれもこれも―・めて論ずる」
つっけんどん
つっけんどん【突慳貪な(に)】
sharp(ly);→英和
harsh(ly);→英和
snappish(ly).→英和
つっけんどん
つっけんどん [3] 【突っ慳貪】 (形動)[文]ナリ
態度や言葉遣いがとげとげしく愛想のないさま。「―な口調」「―に扱う」
つっこみ
つっこみ [0] 【突っ込み】
(1)突っ込むこと。また,その勢い。
(2)内部に深くはいり込むこと。物事を深く究めること。「―が足りない」
(3)良否・大小などすべてをひっくるめること。「―で買うと安くつく」
(4)漫才で,ぼけに対して話を中心になって進める役。舞台では普通,上手(カミテ)に立つ。
つっこみうり
つっこみうり [0] 【突っ込み売り】
相場で,安値をかまわずにどこまでも売り進むこと。
⇔突っ込み買い
つっこむ
つっこむ【突っ込む】
thrust <one's hand> in(to);plunge into;[貫く]pierce;→英和
penetrate;→英和
dip <in,into> (浸す);→英和
shoot[throw]a sharp question <at a person> (質問);dig[dive] <into a subject> (研究).→英和
つっこむ
つっこ・む [3] 【突っ込む】 (動マ五[四])
〔「つきこむ」の転〕
□一□(自動詞)
(1)勢いよく中へ入る。突入する。「敵陣に―・む」「車が雪の吹きだまりに―・む」
(2)核心に深く入り込む。「―・んだ話し合いをする」「もっと―・んで考える必要がある」
(3)相場が一時的に下落する。また,安値にかまわず売り込む。
□二□(他動詞)
(1)勢いよく入れる。「熱い湯に足を―・む」「棒を地面に―・む」
(2)無造作に入れる。「書類を引き出しに―・む」「ポケットに手を―・む」
(3)鋭く追及する。「論理の矛盾を―・まれた」
(4)(「頭をつっこむ」「首をつっこむ」などの形で)あることがらに深く関係する。「他人の問題にまで頭を―・むな」
[可能] つっこめる
つっころばし
つっころばし [0]
歌舞伎の二枚目の役柄の一。年若で突けば転がるような柔弱な男の役。「仁科君はなか��色男だね。失敬だがちよいと―と云ふ所があるよ/あくび(潤一郎)」
つっころばす
つっころば・す [5] 【突っ転ばす】 (動サ五[四])
〔「つきころばす」の転〕
強く突いて倒す。「―・して馬乗りになる」
つったつ
つった・つ [3] 【突っ立つ】
■一■ (動タ五[四])
〔「つきたつ」の転〕
(1)まっすぐに立つ。「松の木が一本山の頂に―・つ」
(2)ぼんやりとして立つ。「入り口で―・っていないで中へ入れよ」
■二■ (動タ下二)
⇒つったてる
つったつ
つったつ【突っ立つ】
stand up (straight);jump to one's feet (立ち上がる).
つったてる
つった・てる [4] 【突っ立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つつた・つ
〔「つきたてる」の転〕
(1)勢いよくまっすぐに立てる。「旗を―・てる」
(2)(先の鋭いものなどを)突き刺して,立てる。「ピッケルを山頂に―・てる」
つっつく
つっつ・く [3] 【突っ突く】 (動カ五[四])
〔「つきつく」の転〕
「つつく」に同じ。「棒で土を―・く」「餌を―・く」
[可能] つっつける
つっつく
つっつく
⇒つつく.
つっと
つっと [0][1] (副)
(1)なめらかで,速やかに動くさま。すっと。さっと。「―部屋に入る」
(2)ずっとむこうに。はるかに。「―あれに灯の火が見ゆる/狂言・節分(虎寛本)」
つっぱしる
つっぱし・る [4] 【突っ走る】 (動ラ五[四])
〔「つきはしる」の転〕
勢いよく走る。まっしぐらに進む。「高速道路を―・る」「わきめもふらず―・る」
[可能] つっぱしれる
つっぱしる
つっぱしる【突っ走る】
run fast;dash.→英和
つっぱなす
つっぱな・す [4] 【突っ放す】 (動サ五[四])
〔「つきはなす」の転〕
「つっぱなす」に同じ。「子供を―・してみることも必要だ」
[可能] つっぱなせる
つっぱねる
つっぱねる【突っ撥ねる】
reject;→英和
refuse;→英和
turn down.
つっぱねる
つっぱ・ねる [4] 【突っ撥ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 つつぱ・ぬ
〔「つきはねる」の転〕
(1)つきとばす。「手で―・ねる」
(2)要求・申し込みなどをきびしくことわる。はねつける。
つっぱらかる
つっぱらか・る [5] 【突っ張らかる】 (動ラ五)
つっぱる。「―・った言い方」
つっぱり
つっぱり [0] 【突っ張り】
(1)つっぱること。
(2)倒れたり,外から押し開けられないために支えとする柱や棒。つっかい棒。
(3)相撲で,左右の手を交互に伸ばして相手の胸を強く突くこと。
(4)不良じみた態度をとって,虚勢をはること。また,そうする者。
つっぱり
つっぱり【突っ張り】
[支柱]a prop;→英和
a support;→英和
a bar (戸の);→英和
a push (相撲).→英和
突っ張った defiant <student> .→英和
つっぱる
つっぱる【突っ張る】
prop up (支柱で);stretch <an arm> against (手・足で);[固執]stick <to> ;→英和
insist <on> ;→英和
[皮膚が]get tight;[反抗]be defiant.
つっぱる
つっぱ・る [3] 【突っ張る】 (動ラ五[四])
〔「つきはる」の転〕
(1)物が倒れたり縮んだりしないように棒などをあてがって支える。「雨戸を棒で―・る」
(2)筋肉や皮膚が張る。比喩的にも用いる。「横腹が―・る」「余り強腹が―・るから/西洋道中膝栗毛(魯文)」「欲の皮が―・る」
(3)相撲で,突っ張り{(3)}をする。「立ち合いから―・って出る」
(4)自分の主張を通そうとする。「妥協せずにあくまで―・る」
(5)不良じみた態度をとって,虚勢をはる。「―・っている高校生」
[可能] つっぱれる
つっぷす
つっぷ・す [3] 【突っ伏す】 (動サ五[四])
〔「つきふす」の転〕
急にうつぶせになる。「机の上に―・して泣きだす」
つっぽう
つっぽう [0] 【筒袍】
〔「つつぽ」とも〕
「筒袖(ツツソデ)」に同じ。
つっぽり
つっぽり (副)
ひとりしょんぼりしているさま。「玉は寝もせず寝所に,只―と起きゐたり/浄瑠璃・大経師(上)」
つつ
つつ [2][0] 【筒】
(1)丸く細長く中がからになっているもの。くだ。管。
(2)銃身。砲身。「―先」
(3)小銃。大砲。「大―」「捧げ―」
(4)井戸がわ。井筒(イヅツ)。
(5)轂(コシキ)の異名。
(6)俵にさしこんで米や麦を出すために用いる,先をとがらせた竹。米さし。
(7)酒などを入れる竹筒。ささえ。
(8)和船で,帆柱の受け材。
→帆筒
つつ
つ・つ 【伝つ】 (動タ下二)
伝える。「神代より言ひ―・て来らく/万葉 894」
つつ
つつ (接助)
〔完了の助動詞「つ」を重ねたものからといわれる。反復・継続を表すのが原義〕
動詞および動詞型活用の助動詞の連用形に接続する。
(1)動作・作用が継続して行われることを表す。現代語では「つつある」の形をとることが多い。「目下調査し―あるいくつかの事件」「あらたまの年の緒長く住まひ―いまししものを/万葉 460」
(2)同時に行われる二つの動作を結びつける。
(ア)一方の動作と同時に他の動作も行われることを表す。…ながら。「富士を左に見―,東京に向かう」「国民の意向も反映させ―,政治を行うべきだ」「かくあるを見―,こぎゆくまにまに/土左」
(イ)互いに無関係な,また相反する二つの動作・作用を結びつける。「にもかかわらず」の意。現代語では「つつも」の形をとることが多い。…ながらも。「無駄と知り―,神仏に頼る」「高めの球はあぶないと注意し―も,つい投げてしまった」「君が聞き―告げなくも憂し/万葉 4207」
(3)動作・作用が繰り返し行われることを表す。「等身に薬師仏をつくりて,手あらひなどして,人まにみそかに入り―,…身をすてて額(ヌカ)をつき祈り申すほどに/更級」
(4)(和歌において,「つつ」止めの形で)詠嘆の意をこめて表す。「山里は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音(ネ)に目をさまし―/古今(秋上)」
(5)単純な接続を表す。「て」とほとんど同義。「庭の千種(チクサ)露おもく,籬(マガキ)にたふれかかり―,外面(ソトモ)の小田も水こえて/平家(灌頂)」
つつ
つつ【筒】
a pipe;→英和
a tube;→英和
a barrel (銃の).→英和
筒形の cylindrical.
つつ
つつ 【鶺鴒】
セキレイの古名。「あめ,―,千鳥/古事記(中)」
つつあな
つつあな [0] 【筒穴】
(1)筒状の穴。
(2)和船で,船霊(フナダマ)をまつりおさめておく穴。中の間の前後とか,帆柱の下などが多い。腰当て。
→船霊
つつある
つつあ・る (連語)
物事が進行中であることを表す。「台風が近づき―・る」
→つつ(接助)
つつい
つつい [0] 【筒井】
筒状にまるく掘った井戸。
つつい
つつい ツツヰ 【筒井】
姓氏の一。
つついじゅんけい
つついじゅんけい ツツヰ― 【筒井順慶】
(1549-1584) 戦国大名。大和筒井城主。松永久秀を討って大和一国を支配。以後,織田信長に属す。本能寺の変では明智光秀に誘われたが居城を動かず,山崎の戦いののち,羽柴秀吉に参じた。そのため洞ヶ峠(ホラガトウゲ)に軍をとどめて形勢をうかがって日和見(ヒヨリミ)を決め込んだという俗説が生まれた。
→洞ヶ峠
つついづつ
つついづつ [3] 【筒井筒】
(1)筒井につけられたわく。
(2)〔「伊勢物語」二三段の「つつゐつの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹見ざるまに」から〕
幼なじみの男女。また,その仲。「―の仲」
(3)重文の井戸茶碗。豊臣秀吉所持。近習が取り落とし,五つに割れたことから,細川三斎が銘をつけた。
つつうらうら
つつうらうら【津々浦々に】
throughout[all over]the country;→英和
far and wide.
つつうらうら
つつうらうら [1][1][2] 【津津浦浦】
〔「つづうらうら」とも〕
いたるところの津や浦。全国いたるところ。「全国―から集まった選手たち」
つつお
つつお 【筒落】
「筒落米(ツツオゴメ)」の略。「旦那の身上で一年に,千両・二千両は―でも有こと/浄瑠璃・淀鯉(上)」
つつおごめ
つつおごめ 【筒落米】
米さしの竹筒からこぼれ落ちた米。「こぼれすたれる―をはき集めて/浮世草子・永代蔵 1」
つつおと
つつおと [0] 【筒音】
銃砲をうつ音。
つつが
つつが [0] 【恙】
病気などの災難。わずらい。「敏子は何処と云ふて指示す程の―を覚ゆるにあらねど/蜃中楼(柳浪)」
→つつがない
つつがき
つつがき [0] 【筒描き】
染色で防染糊の置き方の一。円錐形の筒に入れた糊で図柄を描いていく。つつびき。
つつがない
つつがな・い [4] 【恙無い】 (形)[文]ク つつがな・し
異常がない。無事である。「―・く旅を終える」「日々―・く暮らす」
つつがなく
つつがなく【恙なく】
⇒無事.
つつがむし
つつがむし【恙虫病】
a tsutsugamushi disease;Japanese river fever.
つつがむし
つつがむし [3] 【恙虫】
ダニ目ツツガムシ科とその近縁の節足動物の総称。体長は成虫で0.2〜1ミリメートル。卵形または瓢箪(ヒヨウタン)形で,歩脚は三対。幼虫は野ネズミなどに寄生し,恙虫病を媒介する。全世界に広く分布。特に,新潟・秋田・山形県下の河川の中・下流域沿岸にすむアカツツガムシ(アカムシ)が知られる。ようちゅう。
恙虫[図]
つつがむしびょう
つつがむしびょう [0] 【恙虫病】
ツツガムシに媒介されて起こるリケッチア疾患。刺し口と局所リンパ節の腫脹が診断の手がかりになる。死亡率が高かったが,治療の進歩により死亡例は少なくなった。
つつがゆのしんじ
つつがゆのしんじ [6] 【筒粥の神事】
⇒粥占(カユウラ)の神事(シンジ)
つつがわら
つつがわら [3] 【筒瓦】
⇒丸瓦(マルガワラ)
つつきだす
つつきだ・す [0][4][2] 【突き出す】 (動サ五[四])
突っついて出す。「藪(ヤブ)から蛇を―・す」
[可能] つつきだせる
つつきまわす
つつきまわ・す [0][5][2] 【突き回す】 (動サ五[四])
あちらこちらから何回もつつく。「よってたかって―・す」
つつぎり
つつぎり [0] 【筒切り】
まるく長いものを横に切ること。輪切り。「鯉を―にする」
つつく
つつ・く [2] 【突く】 (動カ五[四])
〔「たたく」と同源か〕
(1)指先や棒で小刻みに何度も突く。「赤ん坊のほっぺを―・く」「穴ヲ―・ク/ヘボン」
(2)注意や合図のために軽く突く。「ひじで―・かれた」
(3)箸(ハシ)やくちばしで突くようにして食べる。「すき焼きを―・く」「小鳥が木の実を―・く」
(4)弱みや欠点をことさら責め立てる。「あまり細かいことを―・くのはよせ」
(5)ある行動をとるように人に働きかける。「委員を―・いて提案させる」
[可能] つつける
[慣用] 蜂(ハチ)の巣をつついたよう
つつく
つつく
poke <at> (突く);→英和
peck[pick] <at> (ついばむ);→英和
[そそのかす]incite;→英和
urge;→英和
egg[set] <a person> on to do;tease (いじめる).→英和
つつくら
つつくら 【惣暗】
まっくら。真の闇。つつやみ。「火も打ち消えつれば,―になりぬ/今昔 27」
つつぐち
つつぐち [0] 【筒口】
「筒先」に同じ。
つつごかし
つつごかし 【筒転かし】
〔銭筒で百文ずつ銭を計るときに多少の過不足が出ることから〕
銭勘定をごまかすこと。転じて,詐欺。ごまかし。「手ひどいころり是がほんの―,かたりめに出逢うた/浄瑠璃・鬼一法眼」
つつごて
つつごて [2] 【筒籠手】
甲冑の籠手の一。手首と肘(ヒジ)の間を,筒状にならべた数枚の鉄または革の板で覆うもの。
つつさき
つつさき [0] 【筒先】
(1)ホースなどの筒状のものの先。筒口。
(2)銃・砲の口。銃口。砲口。筒口。「敵に―を向ける」
(3)ホースの筒先を受け持つ消防士。筒口。
つつさき
つつさき【筒先】
the muzzle (銃口);→英和
the snout (ポンプの);→英和
the nozzle (ホースの).→英和
〜を向ける point <a gun> .→英和
つつざき
つつざき [0] 【筒咲き】
花弁が筒形をして咲くこと。また,その花。アサガオの花など。「―の花」
つつしみ
つつしみ【慎み】
[慎重]discretion;→英和
prudence;→英和
caution;→英和
modesty (謙遜(けんそん));→英和
self-control[-restraint](抑制).〜深い(のない) (in)discreet;→英和
(im)prudent;→英和
self-restraining (self-indulgent).
つつしみ
つつしみ [0][4] 【慎み】
(1)慎むこと。謙虚な気持ちでいること。ひかえめにしていること。「―のある態度」「―がない」
(2)物忌み。斎戒。「いみじき御―どもをし給ふしるしにや/源氏(明石)」
(3)江戸時代の士分の者に科した刑罰の一種。家にとじこめ,外部との接触を禁ずるもの。謹慎。
つつしみぶかい
つつしみぶか・い [6] 【慎み深い】 (形)[文]ク つつしみぶか・し
慎む心が深い。「―・い物言い」
[派生] ――さ(名)
つつしむ
つつし・む [3] 【慎む・謹む】 (動マ五[四])
〔「慎(ツツ)む」と同源〕
(1)あやまちのないように,行動を控えめにする。《慎》「軽挙妄動を―・む」「言葉を―・む」
(2)度がすぎないようにする。《慎》「酒を―・む」
(3)神仏・貴人などの前でかしこまった態度をとる。《謹》「―・んで承る」「余り―・み給て,今は目も見せ給はねば/狭衣 4」
→つつしんで
(4)斎戒する。物忌みする。「伊予の守の朝臣の家に―・む事侍りて/源氏(帚木)」
つつしむ
つつしむ【慎[謹]む】
[抑制]refrain <from> ;→英和
be moderate <in> ;be careful[cautious,discreet,prudent](用心).謹んで respectfully;sincerely;→英和
humbly;⇒心(から).
つつしんで
つつしんで 【謹んで】 (連語)
〔動詞「つつしむ」の連用形に助詞「て」の付いた「つつしみて」の転〕
かしこまって。うやうやしく。「―申し上げます」「―お受けします」
つつじ
つつじ [0][2] 【躑躅】
ツツジ科ツツジ属の植物の総称。常緑または落葉性の低木。山地に自生し,公園や庭園に広く栽植される。葉は互生。四,五月,枝先に先端が五裂した漏斗形の美しい花を一〜数個つける。果実は蒴果。園芸品種が多い。ヤマツツジ・ミヤマキリシマ・サツキなど。[季]春。
つつじ
つつじ【躑躅】
《植》an azalea.→英和
つつじいろ
つつじいろ [0] 【躑躅色】
ツツジの花のような鮮やかな赤紫色。
つつじか
つつじか [0] 【躑躅科】
双子葉植物合弁花類の一科。温帯・寒帯,まれに熱帯の山地に生え,世界に約五〇属一五〇〇種ある。低木または小高木で,落葉性のものが多い。花は両性で,漏斗状ないし壺状で先端が四,五裂する花冠がある。果実は蒴果まれに液果。ツツジ・シャクナゲ・コケモモ・アセビなど。
つつじばな
つつじばな 【躑躅花】 (枕詞)
ツツジの花のように美しい意から,「にほふ」「にほえをとめ」にかかる。「―にほへる君がにほ鳥のなづさひ来むと/万葉 443」
つつじり
つつじり [0] 【筒尻】
筒の後部。鉄砲などの尻。
つつすねあて
つつすねあて [3] 【筒臑当て】
甲冑(カツチユウ)の臑当ての一。鉄または革の縦長の板数枚を筒状に並べたもの。
つつぜき
つつぜき [2] 【筒関】
和船の帆柱を立てる筒状の受け材を取り付ける,船体中の最重要箇所の称。普通,船体中央部よりやや船尾寄りで,最も幅が広い所にあたる。腰当(コシアテ)。
つつそで
つつそで【筒袖】
a tight sleeve;a tight-sleeved kimono.
つつそで
つつそで [0] 【筒袖】
和服で,袂(タモト)の部分のない筒形の袖。また,その袖の付いた着物。つつっぽ。筒袍(ツツポウ)。
つつだい
つつだい [0][2] 【筒台】
銃身や砲身を据える台。
つつだけ
つつだけ [2] 【筒竹】
筒切りの竹。
つつだて
つつだて [0] 【筒立】
(1)和船の帆柱の受け材である筒を船体に取り付ける作業のこと。建造工程の最後に行われる。
(2)〔「筒立祝(イワイ)」の略〕
和船の造船儀礼の一。{(1)}の作業完了後,その下部に船の守護神である船玉を納める儀式。各種の造船儀礼中最も重要。筒納め。
つつぢゃわん
つつぢゃわん [3] 【筒茶碗】
一般の茶碗よりも深い筒形の茶碗。温かみがこもるので茶の湯では寒中に用いる。きわめて深いものを深筒,比較的浅いものを半筒という。
つつっと
つつっと [2] (副)
なめらかに素早く移動するさま。つっと。
つつっぽ
つつっぽ [0] 【筒っぽ】
「筒袖」に同じ。つつっぽう。
つつどり
つつどり [2] 【筒鳥】
カッコウ目カッコウ科の鳥。全長30センチメートル余りで,体形は小形のタカ類に似る。背面は暗灰青色,腹面は黄白色の地に黒い横縞がある。センダイムシクイなど他の鳥の巣に托卵(タクラン)する。日本各地の山林に夏鳥として渡来・繁殖し,冬は南方に渡る。ポンポンと筒を打つように鳴く。ポンポンドリ。[季]夏。
つつぬき
つつぬき 【筒抜き】
筒を引き抜くように首を抜くこと。「されば古郡が―・さげぎり,数をしらず/狂言・朝比奈」
つつぬけ
つつぬけ [0] 【筒抜け】
〔筒の底が抜けていて物がそのまま漏れ出る意から〕
(1)話し声などがそのまま他の人に聞こえること。「隣家の話し声が―に聞こえる」
(2)秘密などがすぐ他に漏れ伝わること。「会議の様子が外部へ―だ」
つつぬけ
つつぬけ【筒抜けに】
directly;→英和
<be heard> clearly[distinctly].〜になる leak out <to a person> .
つつはらい
つつはらい [3] 【筒払い】
銃砲の筒を掃除すること。また,それに用いる道具。
つつましい
つつましい【慎ましい(く)】
modest(ly);→英和
humble(-bly);→英和
frugal(ly) (節約).→英和
つつましい
つつまし・い [4] 【慎ましい】 (形)[文]シク つつま・し
〔動詞「慎(ツツ)む」の形容詞化〕
(1)遠慮深く物静かである。ひかえめだ。「―・くひかえる」「―・いものごし」
(2)ぜいたくでない。質素だ。つましい。「―・い生活」「―・く暮らす」
(3)遠慮される。気がひける。「夢にや見ゆらむと,空恐ろしく―・し/源氏(帚木)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
つつましやか
つつましやか [4] 【慎ましやか】 (形動)[文]ナリ
いかにもつつましそうなさま。ひかえめなさま。「―な女性」
[派生] ――さ(名)
つつまもり
つつまもり [3] 【筒守り】
小さい竹筒に守り札を入れ,お守りとしたもの。
つつみ
つつみ【包み】
a package;→英和
a packet;→英和
a parcel;→英和
a bundle;→英和
a bale (大形の).→英和
〜にする make a parcel[bundle] <of> ;wrap.→英和
〜を解く open;→英和
undo;→英和
unwrap.→英和
〜隠しのないところ frankly speaking;to speak frankly.
つつみ
つつみ [3][0] 【堤】
〔「包むもの」の意〕
(1)池・川などの水があふれ出ないように,岸に沿って土や石を高く盛ったもの。土手。堤防。「―を築く」「―が切れる」
(2)水を溜(タ)めた池。貯水池。[和名抄]
(3)土俵。「相撲なども,…御前に―かきて/栄花(根合)」
つつみ
つつみ【堤】
⇒堤防.
つつみ
つつみ 【堤】
姓氏の一。
つつみ
つつみ 【包み】
■一■ [3] (名)
(1)紙などで包んだもの。「おみやげの―を開く」「紙―」
(2)物を包むために用いるもの。風呂敷など。「―に,衣箱の,おもりかに古体なる,うちおきて,おし出でたり/源氏(末摘花)」
■二■ (接尾)
助数詞。包んであるものを数えるのに用いる。「一―ずつ配る」
つつみい
つつみい 【包み井】
(1)周りを石などで囲って水をたたえた井戸。「鈴が音の駅家(ハユマウマヤ)の―の水を飲(タマ)へな妹が直手よ/万葉 3439」
(2)宮中で正月の若水に用いるために,前年の冬から蓋(フタ)をして封じておく井戸。
つつみいい
つつみいい 【包み飯・裹み飯】
強飯(コワメシ)を木の葉などに包んだもの。古代,儀式などの際,下級の参加者に給した。
つつみかくし
つつみかくし [0] 【包み隠し】 (名)スル
包み隠すこと。秘密にすること。「―のないところを話す」
つつみかくす
つつみかく・す [5] 【包み隠す】 (動サ五[四])
(1)包んだりおおったりして外から見えないようにする。「袖で―・す」
(2)秘密にして,人に知られないようにする。「―・さずに話す」
[可能] つつみかくせる
つつみかくす
つつみかくす【包み隠す】
conceal;→英和
keep <a matter> secret <from a person> ;hide <from> .→英和
包み隠さず <confess> frankly[openly,candidly].
つつみがまえ
つつみがまえ [4] 【包構え】
漢字の構えの一。「包」「勾」などの「勹」。くがまえ。
つつみがみ
つつみがみ【包み紙】
wrapping paper.
つつみがみ
つつみがみ [3] 【包み紙】
物を包むのに用いる紙。包装紙。
つつみがわら
つつみがわら [4] 【堤瓦】
棟を包むのに用いる半円形の瓦。包み瓦。
→熨斗(ノシ)瓦
つつみきん
つつみきん [0] 【包み金】
(1)祝いやお礼などとして,紙に包んで渡す金銭。つつみがね。
(2)江戸時代,金座で紙包みにし,封印した金貨。
→包み銀
つつみぎん
つつみぎん 【包み銀】
江戸時代,銀座で紙包みにし,封印した銀貨。包み銀はそのままの状態でも通用した。公認の両替屋や豪商が封印した包み銀も同様に扱われた。金の場合は包み金という。
つつみこむ
つつみこむ【包み込む】
wrap <in paper> .→英和
つつみこむ
つつみこ・む [4] 【包み込む】 (動マ五[四])
包んで中に入れる。「霧が街を―・む」
[可能] つつみこめる
つつみちゅうなごん
つつみちゅうなごん 【堤中納言】
〔邸宅が賀茂川の堤近くにあったことから〕
藤原兼輔(カネスケ)の異名。
つつみちゅうなごんものがたり
つつみちゅうなごんものがたり 【堤中納言物語】
短編物語集。一〇の物語と一の断章より成る。各編は,成立事情を異にし,「逢坂越えぬ権中納言」は1055年の「六条斎院物語合」に提出されたもので女房小式部作。ほかの作者と成立年は未詳。現在の形に結集されたのは鎌倉時代以後。諸編が卓越した技巧でまとめられ,文学史上特異な位置を占める。
つつみどう
つつみどう [3] 【包み胴】
胴丸や腹巻の表面を綾・緞子(ドンス)・繻子(シユス)などで包んだもの。
つつみなおす
つつみなおす【包み直す】
wrap <a thing> again.
つつみなし
つつみな・し 【恙み無し】 (形ク)
さしさわりがない。無事だ。つつがない。「―・く幸(サキ)くいまして/万葉 894」
つつみにんぎょう
つつみにんぎょう [4] 【堤人形】
堤焼の人形。
つつみぶぎょう
つつみぶぎょう [4] 【堤奉行】
江戸時代,堤防のことをつかさどった奉行。
つつみぶみ
つつみぶみ 【包み文】
書状を薄様(ウスヨウ)に包んだもの。後朝(キヌギヌ)の文や懸想文(ケソウブミ)に用いた。「むらさきの紙を―にて/枕草子 89」
つつみもの
つつみもの [0][5] 【包み物】
(1)風呂敷などで包んだもの。
(2)布施や贈り物にするため,金銭や絹布などを包んだもの。
つつみやき
つつみやき [0] 【堤焼】
陶器の一種。元禄(1688-1704)の頃から,仙台の台の原で江戸の陶工上村万右衛門が創製した陶器。のち堤町に移ったのでこの名がある。初期には茶器を焼いたが,のち日用品類が多くなった。人形は堤人形として有名。
つつみやき
つつみやき [0] 【包み焼き】
(1)魚・肉・野菜などを紙・ホイルなどに包んで焼くこと。また,焼いたもの。
(2)鮒(フナ)の腹に昆布・串柿などを入れて焼いたもの。「鮒の―のありける腹に,小さく文を書きて押し入れて/宇治拾遺 15」
つつみやすじろう
つつみやすじろう 【堤康次郎】
(1889-1964) 実業家・政治家。滋賀県生まれ。早大卒。鉄道事業・土地開発・流通などから成る西武グループを築く。長く衆議院議員を務め,1953年(昭和28)衆議院議長。
つつむ
つつ・む [2] 【包む・裹む】 (動マ五[四])
(1)大きな布・紙などで全体を覆って中にいれる。くるむ。「箱を風呂敷に―・む」
(2)周囲をとりかこむ。「雑木林に―・まれた家」「霧に―・まれる」「炎に―・まれる」「温かい愛情で―・む」
(3)ある雰囲気などが充満したりただよったりする。「会場は熱気に―・まれた」「謎に―・まれた過去」
(4)隠して人に知られないようにする。ひめる。「―・み切れぬ喜びを満面に滔(アフ)らして/社会百面相(魯庵)」「母にも言はず―・めりし心は/万葉 3285」
(5)謝礼などのお金をふくろや紙に入れて人にわたす。「お礼に一万円―・む」
(6)堤を築いて水を防ぐ。「白鳥の羽が堤を―・むとも/常陸風土記」
[可能] つつめる
[慣用] オブラートに―・真綿に針を―
つつむ
つつむ【包む】
wrap (up) <in paper> ;→英和
tie[do]up <in> ;pack (荷作り);→英和
[おおう]cover;→英和
envelop <in> ;→英和
surround (囲む);→英和
[隠す]⇒包み隠す.
つつむ
つつ・む 【慎む・障む】 (動マ四)
〔「包む」と同源〕
(1)人目をはばかる。気がねする。つつしむ。「人目も今は―・み給はず泣き給ふ/竹取」
(2)気後れする。行動を控える。「例いとよく書く人も,あぢきなうみな―・まれて/枕草子 23」
(3)障害にあう。妨げられる。「行くさ来さ―・むことなく舟は早けむ/万葉 4514」
(4)病気・けがなどの障りがあって,つつしんでいる。「びなきに―・みて世人のさわぐ行ひもせで/蜻蛉(下)」
つつめく
つつめ・く 【囁く】 (動カ四)
こそこそ言う。陰口を言う。つつやく。ささめく。「かの御かたには,この御事を煩しげに―・くめり/栄花(初花)」
つつも
つつも (連語)
相反する二つの動作を結びつける意を表す。ながらも。「体に悪いと知り―タバコを吸う」
→つつ
つつもたせ
つつもたせ【美人局】
<米俗> a badger game.
つつもたせ
つつもたせ [3] 【美人局】
男が妻や情婦にほかの男を誘惑させ,それを種に相手の男から金品をゆすりとること。なれあい間男。
〔もと博徒の語で,「筒持たせ」の意かという。「美人局」の字は「武林旧事」などに見え,中国,元の頃,娼妓を妻妾と偽って少年などを欺いた犯罪をいったのにはじまる〕
つつやく
つつや・く 【囁く】 (動カ四)
「つつめく(囁)」に同じ。「そそやき―・きつつ…と,とかく議定して/愚管 5」
つつやみ
つつやみ 【惣闇】
まっ暗やみ。つつくら。「―にて笑ふ笑ふ道のあしきをよろぼひおはするほどに/落窪 1」
つづ
つづ
(1)射芸で,矢がすべて的(マト)に当たること。「五度の―をし給ひければ,都良香感に堪へ兼ねて/太平記 12」
(2)〔射芸で一度に二矢ずつ,五度で一〇矢を射るところから〕
じゅう。とお。[日葡]
(3)〔「つづ(十)やはたち(二十)」の語形で用いられたことから誤解して〕
一九歳。「―や廿歳(ハタチ)の娘では無し/鉄仮面(涙香)」
つづいて
つづいて [0] 【続いて】
(接続詞的に用いて) あることが終わった直後に次のことの始まりを告げることば。「―海外の話題をお知らせします」
つづき
つづき【続き】
[一連の]a series[continuation,succession]of;a spell of <rainy weather> ;a block of <three houses> ;a sequel <of,to> (話の).→英和
つづき
つづき [0] 【続き】
(1)続くこと。続き具合。また,続くもの。「―を読む」「この―は来週放送する」
(2)家系・血統などが,代々続いていくこと。「まづ帝王の御―をおぼえて,つぎに大臣の―はあかさむ/大鏡(後一条)」
(3)他の語の下に付いて,続いていること,つながっていることを表す。「日照り―」「地―」
つづきあい
つづきあい [0] 【続き合い】
相互の関係。あいだがら。親類の関係。
つづきえ
つづきえ [3] 【続き絵】
二枚以上を続けて一面とした絵。
つづきがら
つづきがら【続柄】
one's relation <to> ;family relationship.
つづきがら
つづきがら [0] 【続き柄】
血縁または姻族の関係。親族の関係。ぞくがら。「本人との―」
つづききょうげん
つづききょうげん [4] 【続き狂言】
二幕以上の歌舞伎狂言。一幕物の初期歌舞伎離れ狂言に対するもの。
つづきばんごう
つづきばんごう [4] 【続き番号】
三・四・五や一〇・一一・一二などのように,続いている一連の番号。「宝くじを―で買う」
つづきばんごう
つづきばんごう【続き番号】
a serial number.
つづきもの
つづきもの [0] 【続き物】
一度では終わりにならず,何回か回を重ねて完結する小説・ドラマなど。
つづきもの
つづきもの【続き物】
a series;→英和
a serial (story).→英和
つづく
つづ・く [0] 【続く】
■一■ (動カ五[四])
〔上代は「つつく」と清音か〕
(1)同じ状態が保たれる。「天気が―・く」「交際が―・く」「体力が―・かない」
(2)同種のものがとぎれずに連なる。「山並みが―・く」
(3)同様の物事が間をおかずに繰り返して起きる。また,別のことがすぐに起きる。「不祥事が―・く」「地震に―・いて火事が起こる」
(4)ある物や場所が隣り合った状態にある。「野原に―・いて林がある」
(5)次に位置する。「我唐土の五岳に―・ける大山は有まじき/滑稽本・志道軒伝」
(6)あとにつき従う。「我に―・け」
〔「続ける」に対する自動詞〕
■二■ (動カ下二)
⇒つづける
つづく
つづく【続く[継続・持続]】
continue;→英和
last;→英和
go on;hold (out);→英和
keep <fine> (天気など);→英和
[後継]succeed <to> ;→英和
follow;→英和
[小説・論文など]To be continued./Continued <from the preceding page> (…より)./P.→英和
T.→英和
O.→英和
<please turn over> (裏へ);[通じる]lead to;adjoin (隣接).→英和
続いて ⇒続けて.
つづくる
つづく・る 【綴る・繕る】 (動ラ四)
(1)衣類をつくろう。器物の修繕をする。「主(ヌシ)がしれねえから―・つて持つのよ/滑稽本・浮世風呂(前)」
(2)詩歌や文章をつくる。つづる。「さて漢文を―・る方(スベ)をおぼえ/古道大意」
つづけ
つづけ 【続け】
続けること。継続すること。多く他の語と複合して用いる。「食べ―」「走り―」
つづけうた
つづけうた 【続け歌】
連歌の古称。「我が国にては歌を連ねたれば連歌と申すにや。昔の人は―とぞ申し侍りし/筑波問答」
つづけうち
つづけうち [0] 【続け打ち】
つづけざまに打つこと。連打。つるべうち。「格子戸を―にすれば/金色夜叉(紅葉)」
つづけがき
つづけがき [0] 【続け書き】
筆を切らずに,続けて書くこと。また,そのもの。
つづけざま
つづけざま【続け様に】
⇒続けて.
つづけざま
つづけざま [0] 【続け様】 (名・形動)[文]ナリ
物事がひき続いて起こること。同じ動作を続けてすること。また,そのさま。「―に鐘を打つ」
つづけじ
つづけじ [0] 【続け字】
文字の各部分や文字と文字との間を離さずに続けて書いた文字。草書の類。
つづけて
つづけて【続けて】
continuously;→英和
continually;→英和
without stopping[a break];in succession; <for hours> together[at a time,at a stretch (一気に),running].→英和
つづける
つづける【続ける】
continue <doing,to do,the work> ;→英和
keep up;go[keep]on <doing,with the work> ;[再開]resume.→英和
つづける
つづ・ける [0] 【続ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つづ・く
(1)同じ状態や行為が終わりにならないようにする。「交際を―・ける」「研究を―・ける」「旅を―・ける」「ひまをみては編み物を―・ける」
(2)物事を間をおかずに繰り返して行う。「映画を―・けて二本見る」
(3)間を置かないで次の物事につなぐ。「部屋を二間―・ける」「授賞式に―・けて祝賀会を行う」
(4)付き従える。「御輿のしりに―・けたる/枕草子 278」
〔「続く」に対する他動詞〕
つづしりうた
つづしりうた 【嘰り歌】
一句ずつ切れ切れに歌う歌。「御―の,いとをかしき/源氏(末摘花)」
つづしる
つづし・る 【嘰る】 (動ラ四)
(1)少しずつ食べる。「塩辛き物どもを―・るに/今昔 28」
(2)切れ切れに言ったり歌ったりする。「影もよし,など―・り歌ふほどに/源氏(帚木)」
つづまやか
つづまやか [3] 【約やか】 (形動)[文]ナリ
(1)手短にまとめるさま。簡約。「―に記す」
(2)倹約するさま。つつましいさま。「―な生活」「―に暮らす親一人子一人の京の住居(スマイ)/虞美人草(漱石)」
(3)ひかえめなさま。つつしみ深いさま。「―な話しぶり」「―な振る舞い」
つづまり
つづまり [0] 【約まり】
■一■ (名)
まとめられた結果。行きついたところ。
■二■ (副)
つまるところ。結局。つづまるところ。主に関西地方で用いる。
つづまる
つづま・る [0][3] 【約まる】 (動ラ五[四])
(1)短くなる。ちぢまる。短縮される。「『なり』は『にあり』の―・ったものだ」「月日の過ぐるに従ひて命の―・るを/今昔 26」
(2)小さくなる。かがまる。「虎,―・りゐて,物をうかがふ/宇治拾遺 3」
(3)ある結論に行きつく。要約される。「世界の罪は女郎の身ひとつに―・りぬ/浮世草子・好色万金丹」
つづまる
つづまる【約まる】
shrink;→英和
be shortened.
つづみ
つづみ【鼓】
<tap> a hand drum.
つづみ
つづみ [3][0] 【鼓】
(1)張った革を打ち鳴らす楽器の総称。
(2)中央が細くくびれた木製の胴の両端に革を張った楽器。革の縁に孔があり,締め緒を通して前後の革をかがり,右手で打ち鳴らす。小鼓と大鼓があり形状はほぼ同じであるが,小鼓では,締め緒を調節しながら奏して音程を変える。能楽・歌舞伎囃子・民俗芸能などで用いられる。
(3)家紋の一。鼓{(2)}の胴をかたどったもの。
つづみうた
つづみうた [3] 【鼓唄】
多く長唄に見られる大鼓・小鼓だけを伴奏にした唄。まれに軽く三味線をあしらうこともある。
つづみうち
つづみうち [3] 【鼓打ち】
鼓を打ち鳴らすこと。また,その人。
つづみおけ
つづみおけ [4] 【鼓桶】
鬘桶(カズラオケ)の別名。
つづみぐさ
つづみぐさ [3] 【鼓草】
タンポポの異名。[季]春。
つづみも
つづみも [3] 【鼓藻】
緑藻類の淡水藻。ホシミドロ目の広義のチリモ類に入れられる。貧栄養の山間の湖沼などにすむプランクトン。細胞は中央でくびれ,くびれの位置に細胞核を有し,細胞膜の形態・突起物などにより多くの種に分けられる。
つづみボタン
つづみボタン [4] 【鼓―】
二つのボタンをつないで鼓の形のようにしたもの。カフスをとめ合わせるのに用いる。
つづむ
つづ・む 【約む】 (動マ下二)
⇒つづめる
つづめる
つづめる【約める】
[縮める]reduce;→英和
diminish;→英和
shorten;→英和
cut down;condense;→英和
contract;→英和
[省略]abbreviate;→英和
abridge;→英和
summarize (摘要).→英和
つづめる
つづ・める [0][3] 【約める】 (動マ下一)[文]マ下二 つづ・む
(1)短くする。ちぢめる。「そでを五センチ―・める」
(2)内容を要約する。簡単にする。「―・めて言へば下(シモ)の如くになる/伊沢蘭軒(鴎外)」
(3)縮小する。「近頃いはれあつて世帯を―・めて/日本橋(鏡花)」
つづら
つづら [0] 【葛・葛籠】
(1)ツヅラフジのつるを編んで作った,衣服などを入れる蓋(フタ)付きのかご。のちには竹やひのきの薄片で網代(アジロ)に編み,上に紙を貼って柿渋・漆などを塗ったものも作られるようになった。《葛籠》
(2)ツヅラフジなど,山野に生えるつる性の植物。《葛》「上野(カミツケノ)安蘇山―野を広み/万葉 3434」
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は青黒色,裏は淡青色。《葛》
葛(1)[図]
つづら
つづら【葛篭】
a bamboo[wicket]trunk.
つづらうま
つづらうま [3] 【葛籠馬】
江戸時代,つづらを背にした馬。その上に人を乗せたり,また,荷物を運んだりした。「かざりたてたる―をひきながら/滑稽本・膝栗毛 5」
つづらえびら
つづらえびら [4] 【葛箙】
ツヅラフジで編んだ箙。公卿の私的な随身などが用いた。
つづらおり
つづらおり【九十九折の】
winding;→英和
zigzag.→英和
つづらおり
つづらおり [0] 【葛折(り)・九十九折(り)】
(1)〔ツヅラのつるのように折れ曲がっている意〕
山道などがはなはだしく曲がりくねっていること。羊腸。
(2)馬術における,馬の乗り方。ジグザグに馬を歩かせるもの。
つづらか
つづらか 【円らか】 (形動ナリ)
目を大きくみはるさま。「そこに目も―なる小法師にて/栄花(花山)」
つづらがさ
つづらがさ [4] 【葛笠】
ツヅラフジで編んだ網代笠(アジロガサ)。近江国水口で産し,一七世紀後半に流行した女物の笠。市女笠(イチメガサ)に似ているが,中のみねがやや低い。「辻のぬけたる―を被き住みなれたるわが宿の名残/浮世草子・織留 2」
葛笠[図]
つづらきっつけ
つづらきっつけ [4] 【葛切っ付け】
馬具の名。ツヅラフジを編んで作った下鞍(シタグラ)。
つづらこ
つづらこ [3] 【葛籠】
衣服を入れるかご。つづら。
つづらふじ
つづらふじ [3] 【葛藤】
ツヅラフジ科のつる性落葉木本。暖地の山中に自生。茎は緑色で無毛。葉は互生し,長柄があり,卵円形で時に掌状に浅裂する。雌雄異株。夏,淡緑色の小花を円錐花序に付け,黒熟する核果を結ぶ。つるでかごなどを編み,根・茎は利尿薬やリューマチの薬とする。オオツヅラフジ。
葛藤[図]
つづらふじか
つづらふじか [0] 【葛藤科】
双子葉植物離弁花類。熱帯地方に多く,世界に約七〇属四〇〇種がある。つる性の木本または草本,時に直立の低木。雌雄異株。根にアルカロイドを含み薬用とするものもある。アオツヅラフジ・ツヅラフジ・コウモリカズラなど。
つづらぶみ
つづらぶみ 【藤簍冊子】
歌文集。六巻。上田秋成作。昇道編。1802年成立。1805〜06年刊。和歌・紀行・文集から成る。歌は万葉・古今にかかわらない自由な歌風であり,紀行・文集は雅文体で流麗である。
つづり
つづり【綴り】
spelling (文字の);→英和
a syllable (音節);→英和
a file (書類).→英和
綴り方 spelling.綴り字 spelling.
つづり
つづり [3][0] 【綴り】
(1)綴ったもの。つづり合わせたもの。とじたもの。「書類の―」
(2)欧米語などの単語を構成する文字の配列。綴り字。スペリング。スペル。「英語の―」
(3)つぎ合わせて作った,粗末な着物。また,法衣。「たむけには―の袖もきるべきに/古今(羇旅)」
つづりあわせる
つづりあわ・せる [6][0] 【綴り合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 つづりあは・す
つづって一つにする。とじ合わせる。「書類を―・せる」
つづりかた
つづりかた [4][0] 【綴り方】
(1)もと小学校の国語科の一分科。文章の作り方。今の作文にあたる。
(2)つづる方法。「ローマ字の―」
つづりこみ
つづりこみ【綴込み】
⇒綴込(とじこ)み.
つづりさせ
つづりさせ [4] 【綴り刺せ】
〔冬の用意として衣を綴り刺せ,という意〕
キリギリス(今のコオロギ)の鳴き声。綴れ刺せ。「秋風にほころびぬらしふぢばかま―てふきりぎりすなく/古今(雑体)」
つづりじ
つづりじ [0][3] 【綴り字】
「綴り{(2)}」に同じ。
つづる
つづ・る [0][2] 【綴る】 (動ラ五[四])
(1)つなぎ合わせる。
(ア)糸などでつなぎ合わせる。また,破れなどをつぐ。「小布を―・る」「南燭(ナンテン)の実珊瑚を―・る/日本風景論(重昂)」「絵馬の足の所の破れたるを糸を以て―・りて/今昔 13」
(イ)紙の束などを糸や紐を通してとじる。「書類を―・る」
(2)言葉をつづけて文章や詩歌をつくる。「詩を―・る」
(3)アルファベットなどをつらねて単語を書き表す。「ローマ字で単語を―・る」
[可能] つづれる
つづる
つづる【綴る】
<How do you> spell <the word?> (字を);→英和
write;→英和
compose (文を);→英和
[とじる]bind;→英和
file.→英和
つづれ
つづれ [0] 【綴れ】
(1)破れた部分をつぎはぎした衣服。ぼろの衣服。襤褸(ランル)。つづれごろも。「―をまとう」
(2)「割(サ)き織り」に同じ。「―の錦」
(3)「綴れ織り」に同じ。
つづれおり
つづれおり [0] 【綴れ織り】
平織りの変化組織。模様部分では模様を織るよこ糸と地組織を織るよこ糸をそれぞれ折り返して織るため,二色の境界でたて糸に沿って間隙ができる。女帯・袱紗(フクサ)・壁掛けなどに用いる。京都西陣の特産。つづれ。つづれ錦。
つづれおり
つづれおり【綴れ織り】
hand-woven brocade.
つづれごろも
つづれごろも [4] 【綴れ衣】
つぎはぎした衣服。つづれ。
つづれさせ
つづれさせ [4] 【綴れ刺せ】
(1)「つづりさせ(綴刺)」に同じ。「―てふ虫の声する/布留散東」
(2)コオロギの異名。[季]秋。
つづれさせこおろぎ
つづれさせこおろぎ [6] 【綴刺蟋蟀】
コオロギの一種。ごく普通にみられるコオロギ。体長約20ミリメートル。全身黒褐色。頭部は丸みがあり,光沢がある。雄は秋の夜,リ・リ・リ・リとよく鳴く。本州以南から東南アジアに分布。
つづれにしき
つづれにしき [4] 【綴れ錦】
「綴れ織り」に同じ。
つて
つて【伝手】
a connection;→英和
<話> a pull.→英和
〜で through (the good offices[influence]of) <Mr.Y.> .→英和
〜を求める hunt up some connections.
つて
つて [2] 【伝】
〔動詞「つつ(伝)」の連用形から〕
(1)相手に伝えるための手段や方法。また,仲立ち。「―があればすぐにも届ける」
(2)自分の希望や目的を実現させるための,てがかり。てづる。「―を求める」「有力な―がない」
(3)人づて。「―に聞く,虎狼の国衰へて/平家 9」
(4)何かのついで。「―に見し宿の桜をこの春は/源氏(椎本)」
つてこと
つてこと 【伝言】
言い伝える言葉。でんごん。また,うわさ。「玉桙(タマホコ)の道来る人の―に我に語らく/万葉 4214」
つてん
つてん 【通典】
中国,上古から唐の天宝年間(742-756)に至るまでの制度史。二〇〇巻。唐の杜佑(トユウ)撰。801年頃成立。食貨・選挙・職官・礼・楽・兵・刑・州郡・辺防の九部門に分類。三通また九通の一。
つと
つと [1][0] (副)
(1)動作がす早いさま。さっと。つっと。「―立ち上がる」「―見遣(ミヤ)れば月の光清々(スガスカ)しく/谷間の姫百合(謙澄)」
(2)動かずにある状態を続けるさま。じっと。「―御かたはらに添ひ暮して/源氏(夕顔)」
(3)つくづくと。「講師の顔を―まもらへたるこそ/枕草子 33」
つと
つと 【髱】
「たぼ(髱)」に同じ。「髪は中剃するも有,―して若衆のごとく仕立ける/浮世草子・一代女 1」
つと
つと
suddenly;abruptly.→英和
つと
つと [2][1] 【苞・苞苴】
(1)わらなどを束ね,中に食品などを入れて包みとしたもの。わらづと。「納豆の―」
(2)土地の産物。また,贈り物として携えてゆく,みやげもの。「家―」「都の―に何をせむと思ふに/宇津保(吹上・上)」
つといり
つといり [0] 【衝突入り・突入り】
昔,他人の家に勝手に入り込んで,秘蔵の道具や妻女などを遠慮なく見るのを許された行事。陰暦七月一六日,伊勢山田地方で行われていたものが有名。
つとどうふ
つとどうふ [3] 【苞豆腐】
水分を絞ってすりつぶした豆腐を棒状にして藁苞(ワラヅト)などに入れ,固くしめて蒸したもの。
つとなっとう
つとなっとう [3] 【苞納豆】
藁苞(ワラヅト)に包んだ納豆。
つとに
つとに【夙に】
early <in life> ;→英和
[以前]formerly;→英和
long ago.
つとに
つとに [2][1] 【夙に】 (副)
(1)以前から。早くから。「御高名は―うかがっておりました」「―名高い」
(2)幼時から。若い時から。「―学問に志す」
(3)朝早く。「―行く雁の鳴く音(ネ)は/万葉 2137」
つとまる
つとまる【勤まる】
be fit for[equal to] <a post> .
つとまる
つとま・る [3] 【務まる】 (動ラ五[四])
役目として,その任務が果たせる。「委員長の役が―・る」
つとまる
つとま・る [3] 【勤まる】 (動ラ五[四])
うまく勤務することができる。「この会社は私には―・らない」
つとむ
つと・む 【努む・務む・勤む】 (動マ下二)
⇒つとめる(努)
⇒つとめる(務)
⇒つとめる(勤)
つとめ
つとめ [3] 【務め・勤め】
(1)当然しなければならない事。任務。義務。「国民としての―」
(2)会社・官公庁などに雇われて,働くこと。また,そこでの仕事。勤務。「―を探す」「―に出る」「―をやめる」
(3)毎日仏前で行う礼拝・読経(ドキヨウ)。勤行(ゴンギヨウ)。「朝のお―」
(4)遊女の仕事。「おもへば世に此道の―程かなしきはなし/浮世草子・一代女 1」
(5)揚げ代の支払い。「げんなまでさきへお―を渡しておいたから/滑稽本・膝栗毛(初)」
つとめ
つとめ【勤[務]め】
duty (義務);→英和
[職]service;→英和
business;→英和
work;→英和
(a) service (勤行).〜を果たす(怠る) do (neglect) one's duty.
つとめあげる
つとめあ・げる [0] 【勤め上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つとめあ・ぐ
(1)任務をやりとげる。職務をやりとげて任期をおえる。「定年まで―・げた」
(2)奉公の年季を済ます。「約束の年季を―・げる」
つとめあげる
つとめあげる【勤め上げる】
serve (out) <one's time> ;→英和
complete one's service.
つとめかたちょう
つとめかたちょう [0] 【勤め方帳】
江戸時代,幕府直轄地の郡代・代官などから,その職務執行に関する一年間の事項を列挙して,毎年幕府に提出した報告書。
つとめぎ
つとめぎ [3] 【勤め気】
(1)熱心に職務に携わろうとする気持ち。また,相手をもてなそうとする気持ち。「―を出す」
(2)遊女などの客に対する職業的な通り一遍の情。
つとめぐち
つとめぐち [0][3] 【勤め口】
勤め先。勤めるところ。「―を探す」
つとめぐち
つとめぐち【勤め口を捜す(が見つかる)】
look for (get) a situation[position,job].→英和
つとめこ
つとめこ 【勤め子】
(自前の歌舞伎若衆に対し)親方持ちの歌舞伎若衆。「―なれども,同じ役者に念友ありて/浮世草子・禁短気」
つとめさき
つとめさき【勤め先】
one's office.
つとめさき
つとめさき [0] 【勤め先】
勤めているところ。勤務先。「―に訪ねる」
つとめて
つとめて
〔「つと」は「つとに(夙)」の「つと」と同源〕
(1)早朝。あけがた。あかつき。「冬は―/枕草子 1」
(2)(前夜,事があったその)翌朝。「―,少し寝過ぐし給ひて,日,さし出づる程に,いで給ふ/源氏(夕顔)」
つとめて
つとめて [2] 【努めて・勉めて】 (副)
努力して。できるだけ。「―運動するようにしている」「―平静を装う」
つとめにん
つとめにん【勤め人】
an office[a white-collar]worker.
つとめにん
つとめにん [0] 【勤め人】
官公庁・会社などに勤めている人。サラリー-マン。「―風の男」
つとめぶり
つとめぶり [0] 【勤め振り】
勤務の様子。勤務態度。
つとめぶり
つとめぶり【勤め振りがよい】
be doing a very good job.
つとめぼうこう
つとめぼうこう [4] 【勤め奉公】
(1)店員・女中・下男など他家に勤めて,働くこと。
(2)芸妓・娼妓などとして働くこと。
つとめむき
つとめむき [0] 【勤め向き】
(1)勤めの様子。勤務上のこと。「―の話」
(2)勤め先。
つとめる
つと・める [3] 【務める】 (動マ下一)[文]マ下二 つと・む
〔「勤める」と同源〕
役目にあたる。また,芝居などの役を演じる。「案内役を―・める」「弁慶の役を―・める」
つとめる
つと・める [3] 【勤める】 (動マ下一)[文]マ下二 つと・む
(1)会社・商店・団体に雇われて,そこで働く。勤務する。「銀行に―・める」「役所に―・めている」
(2)仏道にはげむ。努力して仏道修行する。「かやうに―・めさせたまへるつもりにや/大鏡(兼通)」
(3)自愛する。自重する。「足痛(ヒ)く我が夫(セ)―・めたぶべし/万葉 128」
つとめる
つとめる【勤める】
[勤務]work <at,in,for,as> ;→英和
hold a post[position,an office];→英和
[役を]play <the part of Hamlet> ;→英和
act <as an interpreter> .→英和
つとめる
つとめる【努[勉]める】
try (hard) <to do> ;→英和
make an[every]effort <to do> ;→英和
endeavor.→英和
努めて as much as one can;diligently.→英和
つとめる
つと・める [3] 【努める・勉める】 (動マ下一)[文]マ下二 つと・む
〔「勤める」と同源〕
力を尽くしてあることをする。努力する。「実現に―・める」「療養に―・める」「笑うまいと―・める」「夫のためには随分―・めてきました」
→つとめて
つど
つど【都度】
every[each]time <one does> ;whenever.→英和
つど
つど [1] 【都度】
そのたびごと。「その―注意する」
つどい
つどい【集い】
⇒集会.
つどい
つどい ツドヒ [2][0] 【集い】
つどうこと。集まり。また,集まってする催し物。「若人の―」「音楽の―」
つどう
つど・う ツドフ [2] 【集う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(同じ目的をもって人々が)寄り集まる。集合する。「代表が一堂に―・う」「軍兵雲霞のごとくに馳せ―・ふ/平家 2」
[可能] つどえる
■二■ (動ハ下二)
集める。「男はうけきらはず呼び―・へて,いとかしこく遊ぶ/竹取」
つどつど
つどつど (副)
いちいちくわしく。「栄花なること―にいふまでもなし/浮世草子・織留 6」
つどめ
つどめ [0] 【津留】
中世・近世,領主が自領内の港・関所での物資の移出入を禁止または制限したこと。
つな
つな【綱】
a rope;→英和
a line;→英和
[細い]a cord;→英和
a string.→英和
頼みの〜が切れる One's last hope is gone.
つな
つな [2] 【綱】
(1)植物の繊維,または針金などを長く撚(ヨ)り合わせたもの。物をつなぎとめるのに用いる。索。ロープ。「―を引く」
(2)よりすがって頼みとするもの。「命の―」「頼みの―も切れた」
(3)相撲で,横綱の力士が巻く太い注連縄(シメナワ)。横綱。「―を締める」
つな
つな 【津名】
兵庫県南部,津名郡の町。淡路島東岸に位置。
つな=を張る
――を張・る
横綱になる。横綱をつとめる。
つなうち
つなうち [4][0] 【綱打ち】
糸を撚(ヨ)り合わせて綱を作ること。特に,相撲の横綱の綱を作ること。
つなうちいわい
つなうちいわい [5] 【綱打ち祝(い)】
横綱を許された力士のために,その力士の所属する部屋で行う,横綱の綱作りの行事。
つなうちせっく
つなうちせっく [5] 【綱打ち節供】
農漁村で,その年に使う綱や縄を作り祝う正月二〇日の行事。お縄打ち。
つなかけまつり
つなかけまつり [5] 【綱掛(け)祭り】
奈良地方の正月の神事。太い綱を蛇のように巻いて神社の拝殿にまつり,浄めた後,神社の神木や村の境界に掛ける。
つながり
つながり [0] 【繋がり】
(1)関係。関連。「医学と生物学とは密接な―がある」
(2)血縁関係。きずな。「親子の―」
つながり
つながり【繋がり】
a connection;→英和
a relation.→英和
〜がある be related <to,with> ;be connected <with> .
つながる
つなが・る [0] 【繋がる】 (動ラ五[四])
(1)離れているものが一続きのものになる。「四国と本州が橋で―・る」「電話が―・る」
(2)間が離れずに続く。つらなる。「自動車が―・ってくる」
(3)関係がある。かかわりがある。結びつく。「仕事の上で―・る」「敗北に―・る失策」
(4)血縁関係がある。「血の―・った人」
(5)つなぎとめられる。「情に―・る」
つながる
つながる【繋がる】
[連結]be connected <with> ;be linked[joined]together;come through (電話が);be related[connected] <with> (関係).
つなぎ
つなぎ [0] 【繋ぎ】
(1)物と物とをつなぐこと。また,つなぐもの。「数珠(ジユズ)―」
(2)次の事柄が生じるまでの間を埋めるために仮に行う物事。なかつぎ。「―に一曲歌う」「―の仕事」
(3)粘りのないものやくずれやすいものを固めるために混ぜこむもの。そばに入れるうどん粉や卵など。
(4)芝居や演劇で引き返し幕のとき,二つずつ続け打ちに拍子木を打ったり,音楽を演奏したりすること。
(5)ヘッジに同じ。
(6)上着とズボンがつながった作業用の衣服。一般の衣服としても用いられる。
つなぎ
つなぎ【繋ぎに】
to fill up the gap[time].→英和
つなぎあわせる
つなぎあわせる【繋ぎ合わせる】
link[join] <A to B,together> ;→英和
connect <A with B> ;→英和
piece together (糸を).
つなぎいとおり
つなぎいとおり [4][5] 【繋ぎ糸織(り)】
糸織りの一種。よこ糸に短い絹糸をつないだものを用いて平織りにした節の多い織物。
つなぎうま
つなぎうま [3] 【繋ぎ馬】
(1)綱でつなぎとめた馬。
(2)家紋の一。杭(クイ)につないだ馬の姿を図案化したもの。
つなぎおんせん
つなぎおんせん 【繋温泉】
岩手県盛岡市,北上川支流の雫石(シズクイシ)川中流南岸,湯ノ館山(ユノタテヤマ)南西麓にある単純硫黄泉。小岩井農場に近く,盛岡市郊外の保養・行楽地。
つなぎしきん
つなぎしきん [4][5] 【繋ぎ資金】
事業の運転資金が一時ゆきづまったときに,予定される入金を担保として一時的に借り入れる資金。
つなぎじろ
つなぎじろ [3] 【繋ぎ城】
二つの城の連絡をとるため,その中間の要害の地に築いた城。
つなぎぜに
つなぎぜに 【繋ぎ銭】
緡(サシ)に通して,つないである銭。「袂より―取出し/浮世草子・諸艶大鑑 5」
つなぎとめる
つなぎとめる【繋ぎ止める】
⇒繋ぐ;(barely) save one's life (命を).
つなぎとめる
つなぎと・める [5] 【繋ぎ止める】 (動マ下一)[文]マ下二 つなぎと・む
(1)離れないようにつなぐ。「船を―・める」
(2)ある関係が切れないように保つ。「恋人の関心を―・める」
つなぎとりひき
つなぎとりひき [4][5] 【繋ぎ取引】
「繋ぎ売買」に同じ。
つなぎばいばい
つなぎばいばい [4] 【繋ぎ売買】
⇒ヘッジ
つなぎぶね
つなぎぶね [4] 【繋ぎ船】
港や河岸(カシ)につなぎとめた船。けいせん。もやい船。
つなぎめ
つなぎめ [0] 【繋ぎ目】
二つのものをつなぎ合わせた部分。つぎめ。「レールの―」
つなぎゆうし
つなぎゆうし [4] 【繋ぎ融資】
近い将来に予定されている入金時までのつなぎのために行われる一時的な融資。
つなぐ
つなぐ【繋ぐ】
[結ぶ]tie;→英和
fasten;→英和
chain (鎖で);→英和
hitch (馬を);→英和
keep <a dog> on a leash (犬を);→英和
moor (船を);→英和
[連結]connect;→英和
link;→英和
join.→英和
つなぐ
つな・ぐ [0] 【繋ぐ】
〔「つな(綱)」の動詞化〕
■一■ (動ガ五[四])
(1)離れているもの,切れているものを一続きのものに結びつける。「手を―・いで歩く」「糸を―・ぐ」「電話を―・ぐ」
(2)ひも状のもので結びとめて離れないようにする。「犬は―・いでおくこと」「ボートを岸に―・ぐ」
(3)拘禁する。自由をうばう。「獄に―・ぐ」
(4)切れないように保たせる。持ちこたえるようにする。「一縷(イチル)の望みを―・ぐ」「なんとか話を―・いでおく」「信用を―・ぐ」
(5)(あるものを頼りに)あとをたどる。あとを追う。「男の帰らん時しるしを付けて行かん方を―・いで見よ/平家 8」
[可能] つなげる
■二■ (動ガ下二)
⇒つなげる
つなぐ
つなぐ [2] 【綱具】
綱でつくった船具の総称。
つなぐるま
つなぐるま [3] 【綱車】
綱を用いる伝導装置。また,それに使用する車。木製または鋳鉄製で,綱を掛けるための半円型の溝が切ってある。ロープ車。
つなげる
つな・げる [0] 【繋げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つな・ぐ
結びつけて一続きにする。「二本のひもを―・げて長くする」
つなし
つなし 【鯯】
コノシロの幼魚の古名。「松田江の浜行き暮し―捕る/万葉 4011」
〔現在でも関西地方でいう〕
つなしま
つなしま 【綱島】
姓氏の一。
つなしまりょうせん
つなしまりょうせん 【綱島梁川】
(1873-1907) 哲学者・評論家。岡山県生まれ。本名,栄一郎。東京専門学校卒。終生病身で療養しながら思想・宗教を論じ,次第に神秘的宗教思想に傾いた。著「病閒録」など。
つなそ
つなそ [0] 【綱麻】
シナノキ科の一年草。インド原産。熱帯各地で栽培される。高さ1メートル内外。葉は狭卵形で鋸歯がある。夏から秋にかけ,葉腋に黄色の小花を数個つけ,球形の蒴果(サクカ)を結ぶ。茎の繊維をジュートといい南京袋などを作る。黄麻。
綱麻[図]
つなで
つなで [0] 【綱手】
船につないで引く綱。
つなとり
つなとり [0][4] 【綱取り】
相撲で,大関が好成績をあげて横綱になろうとすること。
つなぬき
つなぬき [0] 【綱貫】
(1)「貫(ツラヌ)き」に同じ。
(2)牛・猪(イノシシ)の皮などで作った袋状の雪沓(ユキグツ)。底に鋲(ビヨウ)が打ってある。
つなば
つなば [0] 【綱場】
川の要所に丈夫な綱を張り渡して,流送される木材をせきとめ,集める場所。
つなばし
つなばし [2] 【綱橋】
橋の一種。河川の両岸・絶壁などに綱をかけ渡し,台・籠(カゴ)・車などをつるして人や荷物を乗せ,一方からたぐり寄せて交通できるようにしたもの。
つなばしご
つなばしご【綱梯子】
a rope ladder.
つなひき
つなひき【綱引】
<play at> a tug of war.
つなひき
つなひき [2] 【綱引き・綱曳き】
(1)二組に分かれて一本の綱を両側から引き合い,相手を引き寄せた方を勝ちとする競技。運動会や,スポーツの一種目として行われる。
(2)その年の吉凶や農作・漁獲の豊凶を占う正月の神事。[季]新年。《―に小家の母も出にけり/西吟》
(3)一つのものを二者でとりあって争うこと。「開催地誘致の―」
つなびらき
つなびらき [3] 【綱開き】
出航の前に,その船の神である船霊(フナダマ)に神酒(ミキ)を供えて祝う儀式。
つなみ
つなみ [0] 【津波・津浪・海嘯】
〔港に突然に災害をもたらす波の意〕
(1)「地震津波」に同じ。
(2)地震津波・風津波・山津波などの総称。
つなみ
つなみ【津波】
a tsunami;a tidal wave.
つなみじしん
つなみじしん [4] 【津波地震】
津波を伴う地震。特に,マグニチュードのわりに大きな津波を伴う地震をさすことが多い。
つなみよほう
つなみよほう [4] 【津波予報】
地震発生後,津波発生の有無や,発生した場合に来襲が予想される地域とおよその高さについて気象庁(または管区気象台や沖縄気象台)から発表される予報。予想される津波の高さによって,津波警報と津波注意報の区別がある。
つなやかた
つなやかた 【綱館】
長唄の一。本名題「渡辺綱館之段(ワタナベノツナヤカタノダン)」。三世杵屋(キネヤ)勘五郎作曲。1869年(明治2)初演。腕を切り取られた茨木童子が綱の館へ腕を取り返しに来るという筋。代表的な大薩摩節。
つなわたし
つなわたし [3] 【綱渡し】
流れの速い川や大水が出たときなどに,丈夫な綱を両岸にかけ渡して張り,それを頼りにして船を渡すこと。また,その渡し場。
つなわたり
つなわたり [3] 【綱渡り】 (名)スル
(1)軽業の一種。高所に綱を張り,その上で種々の芸を演じながら渡る芸。日本には奈良時代に中国より伝わる。
(2)はらはらするような危険な行動のたとえ。「資金繰りが厳しくて毎日が―の連続だ」
つなわたり
つなわたり【綱渡り】
ropewalking[-dancing];→英和
a ropewalker[-dancer](人).→英和
〜をする walk on a tightrope.→英和
あぶない〜をする run a risk.→英和
つね
つね [1] 【常・恒】
(1)いつも通りであること。また,いつもそうすること。ふだん。平素。「顔色が―と違う」「車中での読書を―とする」
(2)いつも変わらないこと。永遠であること。「世中はなにか―なる飛鳥川きのふの淵ぞけふは瀬になる/古今(雑下)」
(3)ありふれていること。普通。「―の人」
(4)世の中のことわり。ならわし。ならい。「親が子を思うのは世の―だ」
(5)ある種のものに共通の特性としてありがちなこと。「愚劣な者の―として,何事も自分に都合の好い様にばかり考へるから/平凡(四迷)」
→常に
つね
つね【常の】
usual;→英和
ordinary;→英和
common;→英和
customary.→英和
〜に always;→英和
all the time;→英和
[通例]usually;→英和
commonly.→英和
〜ならぬ unusual;→英和
strange.→英和
〜とする be in the habit of <doing> ;be accustomed <to do,doing> ;make it a rule to <do> .〜とした used to <do> .〜として as (is) usual <with children> .
つねあし
つねあし [2] 【常足】
歌舞伎の大道具の二重舞台の一。高さ一尺四寸(約42センチメートル)のもの。標準的な普通の民家を組むのに用いる。
→高足(タカアシ)
→中足(チユウアシ)
つねしき
つねしき 【常式】
ごく普通であること。ありきたりであること。「―の君には仕へぬが/毛詩抄 20」
つねしょうぞく
つねしょうぞく [3] 【常装束】
⇒襲(カサネ)装束(シヨウゾク)
つねづね
つねづね [2] 【常常】
ふだん。いつも。つねひごろ。副詞的にも用いる。「―の教え」「―言い聞かせている」
つねづね
つねづね【常々】
always;→英和
usually.→英和
つねてい
つねてい [0] 【常体】
(1)平常のさま。ふだんの姿。「人の目に附くを憚つて,―に改めてゐたのであらうか/伊沢蘭軒(鴎外)」
(2)程度がなみであること。尋常。普通。「―の者の子が,七つや八つでかう有うか/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
つねとう
つねとう 【恒藤】
姓氏の一。
つねとうきょう
つねとうきょう 【恒藤恭】
(1888-1967) 法哲学者。松江市生まれ。滝川事件で京大教授を辞し,戦後,大阪市大学長。新カント学派の法哲学から出発し,のちに独自の立場から法思想を説いた。著「法の基本問題」「法的人格者の理論」など。
つねながしんのう
つねながしんのう 【恒良親王】
〔名は「もりよし」とも〕
(1324-1338) 後醍醐天皇皇子。元弘の変で但馬に配流,建武新政後皇太子となった。足利尊氏が離反すると,越前金崎城にこもってこれに応戦,捕らえられ毒殺されたという。
つねなさ
つねなさ [1] 【常無さ】
変わりやすいこと。無常。
→常なし
つねなし
つねな・し 【常無し】 (形ク)
変わりやすい。無常だ。「僧都,世の―・き御物語,後世の事など,聞え知らせ給ふ/源氏(若紫)」
つねなみ
つねなみ [0] 【常並(み)】
世間で普通のこと。世間なみ。「我々に対する所又た―列国に対するに異なりと見へたり/浮城物語(竜渓)」
つねなら∘ず
つねなら∘ず 【常ならず】 (連語)
(1)一定でない。無常だ。変わりやすい。「飛鳥川の淵瀬―∘ぬ世にしあれば/徒然 25」
(2)いつもと違っている。ふだんのとおりでない。「大地震(ナイ)ふること侍りき。そのさま,よの―∘ず/方丈記」
つねに
つねに [1] 【常に】 (副)
いつも。絶えず。いつでも。「―書を読む」「山の空気は―新鮮だ」
つねのごしょ
つねのごしょ 【常の御所】
(1)皇居内の,天皇の日常の居所。古くは仁寿殿,のちには清涼殿があてられていたが,室町時代以後,別に常の御殿が造営された。
(2)寝殿造りで,主人がふだん住む部屋,または建物。
つねひごろ
つねひごろ [1] 【常日頃】
ふだん。いつも。副詞的にも用いる。「―と変わらない態度」「―の努力のたまもの」「―主張していること」
つねまさ
つねまさ 【経政・経正】
能の一。二番目物。伝世阿弥作。一ノ谷の合戦で討ち死にした平家の公達(キンダチ)但馬守経正の霊が,仁和寺で催された追善の管弦講に現れ,君から琵琶の名器「青山(セイザン)」を預かっていた生前をなつかしがり,修羅道の苦患を見せる。
つねる
つねる【抓る】
(give a) pinch;→英和
nip.→英和
つねる
つね・る [2] 【抓る】 (動ラ五[四])
つめや指先で皮膚を少しつまんでねじる。「ほっぺたを―・る」
[可能] つねれる
つの
つの【角】
a horn;→英和
an antler (鹿の);→英和
[触角]a feeler;→英和
an antenna.→英和
〜をはやす feel jealous <of> (女が).〜で突く horn;toss (牛が).→英和
〜のある horned.→英和
つの
つの [2] 【角】
(1)動物の頭部に長く突き出ている骨質または角質の硬い突起。「水牛の―」「―製のパイプ」
(2)物の表面または頭上の突起物。「かたつむりが―を出す」
(3)婦人の嫉妬(シツト)や怒りのたとえ。「さすがのまま母の―もぽつきり折て/おらが春」
→角を生やす
(4)家紋の一。角の形を図案化したもの。枝角と袋角がある。
つの=を出す
――を出・す
〔能楽などで,女の生霊が嫉妬(シツト)で鬼形となることから〕
女が嫉妬を起こす。やきもちをやく。
つの=を生やす
――を生や・す
「角を出す」に同じ。
つの=を矯(タ)めて牛を殺す
――を矯(タ)めて牛を殺す
少々の欠点を直そうとして,かえってそのもの自体を駄目にする。枝葉にかかずらわって,肝心な根本をそこなうことのたとえ。
つの=突き合わせる
――突き合わ・せる
仲が悪くいつも対立したり喧嘩をしたりする。
つのかくし
つのかくし【角隠し】
the bride's hood.
つのかくし
つのかくし [3] 【角隠(し)】
(1)結婚式で,和装の花嫁が用いるかぶり物。表は白絹,裏は紅絹。近世の揚げ帽子の変化したものという。
(2)一向宗の婦女子が報恩講の参詣にかぶった黒い帽子。
つのがい
つのがい [2] 【角貝】
(1)掘足(ホリアシ)綱の軟体動物。貝殻は8センチメートルほどの細長い淡橙色の円筒形で,角のような形をしている。本州中部から九州までの水深30〜100メートル内外の砂泥中にすむ。
(2)掘足綱の軟体動物の総称。長さ7〜10センチメートルの獣の角形の殻をもつ。海産。雌雄異体。
つのがえる
つのがえる [3] 【角蛙】
無尾目の両生類。体はずんぐりと丸く,体長20センチメートルに達するものもある。上まぶたがとがり,角状を呈する。背面は黄色の地に茶色や緑色の大形の斑紋があり,腹部は白い。南アメリカ北部の湿った森林にすみ,地中にいることが多い。
つのがき
つのがき [0] 【角書(き)】
浄瑠璃の名題(ナダイ),脚本の外題(ゲダイ),書物の標題などの上に,その内容を示すような文字を二行に割って書いたもの。「(奥州秀衡遺跡争論)伽羅先代萩」の類。
つのがみ
つのがみ 【角髪】
(1)角前髪(スミマエガミ)のこと。「まだ十七の―や二つ巴の定紋に大小/浄瑠璃・忠臣蔵」
(2)「総角(アゲマキ){(1)}」に同じ。
つのがら
つのがら [0] 【角柄】
窓・入り口などの枠の隅で,縦あるいは横枠が枠から外に突き出ている部分。また,そのような枠。
角柄[図]
つのきり
つのきり [0] 【角切り】
「鹿(シカ)の角切り」に同じ。[季]秋。
つのくに
つのくに 【津の国】
摂津(セツツ)国の古名。((歌枕))
つのくにの
つのくにの 【津の国の】 (枕詞)
摂津国の地名から,「浪華(ナニワ)」「長洲(ナガス)」「昆野(コヤ)」「長柄(ナガラ)」「御津(ミツ)」などと同音の語にかかる。「―何は思はず/古今(恋四)」「―ながすと見えて袖ぞくちぬる/拾遺(恋一)」「―見つとないひそ/新勅撰(恋五)」
つのぐむ
つのぐ・む 【角ぐむ】 (動マ四)
葦(アシ)・薄(ススキ)・真菰(マコモ)などが,角のような芽を出す。「あしの葉に―・む程の春風ぞ吹く/新古今(春上)」
つのぐり
つのぐり [0] 【角繰(り)・角髻】
江戸時代,庶民の女性が結った髪形の一。ぐるぐる巻きあげて笄(コウガイ)をさした。
つのげし
つのげし [2] 【角罌粟】
ケシ科の二年草または多年草。ヨーロッパ原産。花壇に植える。葉は互生。高さ40〜60センチメートル。六〜八月,分枝した枝の先に鮮黄色または橙赤色の四弁花を開く。果実は角状で長い。
つのこ
つのこ [0] 【角粉】
鹿などの角を焼いてつくったみがき粉。塗漆や蒔絵の画を磨いてつやを出すのに用いる。
つのごけるい
つのごけるい [4] 【角苔類】
ツノゴケ綱に属するコケ植物。一綱一科。蘇類と苔(タイ)類の特徴をあわせもつ一群。葉状体はゼニゴケなどの本体に似る。胞子体は角状。ツノゴケ・キノボリツノゴケなど。
つのごま
つのごま [0] 【角胡麻】
ツノゴマ科の一年草。北アメリカ南部原産。観賞用に栽培。全体に毛がある。高さ約80センチメートル。葉は卵円形。夏,黄紫斑のある白色の大きな花を総状につける。蒴果(サクカ)は上方が曲がった角形で,熟して二裂する。タビビトナカセ。
つのさじ
つのさじ [0] 【角匙】
水牛などの角で作った匙。薬品類などを扱うときに用いる。
つのさわう
つのさわう (枕詞)
人名「磐之媛(イワノヒメ)」,地名「磐余(イワレ)」「石見(イワミ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「―磐之媛がおほろけに聞こさぬ末桑(ウラグワ)の木/日本書紀(仁徳)」「―石見の海の言さへく辛(カラ)の崎なる/万葉 135」
つのざいく
つのざいく【角細工】
hornwork.
つのざいく
つのざいく [3] 【角細工】
(1)動物の角に細工をすること。また,その細工物。
(2)「張り形」の異名。
つのざめ
つのざめ [2] 【角鮫】
ツノザメ目ツノザメ科の海魚の総称。全長約1〜2メートル。体は二基の背びれの前に角状のとげがあり,尻びれはない。種類が多く,アブラツノザメ・ツマリツノザメ・アイザメなどがいる。卵胎生。練り物の原料にし,また肝油をとる。ほぼ全世界に分布。
つのずきん
つのずきん [3][4] 【角頭巾】
⇒すみずきん(角頭巾)
つのぜみ
つのぜみ [2] 【角蝉】
半翅目ツノゼミ科の昆虫。体長約6ミリメートル。体形はセミに似る。全身黒色。はねは透明だが黄色を帯びる。胸部背面に角状の突起がある。アザミやヨモギにつく。日本各地の山地にみられる。
つのだ
つのだ 【角田】
姓氏の一。
つのだいし
つのだいし [3] 【角大師】
(1)元三(ガンザン)大師良源(リヨウゲン)の通称。二本の角のある姿で描かれることからいう。また,その画像。
(2)二本の角のある鬼形の元三大師像を絵や刷り物とした魔よけの護符。
(3)〔(2)の髪形に似ることから〕
近世の男児の髪の結い方。項(ウナジ)と前後・左右の五か所を結ぶ。
つのだただゆき
つのだただゆき 【角田忠行】
(1834-1918) 幕末・明治の国学者。信濃の人。通称,由三郎,号は伊吹舎。熱田神宮大宮司。平田銕胤(カネタネ)門。幕末の足利氏木像梟首(キヨウシユ)事件の首謀者の一人。著「古史略」など。
つのだつ
つのだ・つ [3] 【角立つ】 (動タ五[四])
穏やかでなくなる。かどだつ。「丹治は眼に―・つて,不届な奴め,と云ひながら/塩原多助一代記(円朝)」
つのだらい
つのだらい [3] 【角盥】
左右に角のような柄のある漆塗りの小さな盥。古くからうがい・手洗い・かねつけなどに用いられた。
角盥[図]
つのだる
つのだる [0] 【角樽】
⇒柄樽(エダル)
つのつきあい
つのつきあい [0][4] 【角突き合い】
〔「つのづきあい」とも〕
仲が悪くて互いに衝突すること。
つのとかげ
つのとかげ [3] 【角蜥蜴】
有鱗目イグアナ科ツノトカゲ属の爬虫類の総称。体長15センチメートルほど。体はずんぐりとし,尾は短く,後頭部に長い角があり,背面全体に短い角状の突起がある。アリを主食とする。敵に襲われると目の隅から血をふき出しておどす。北アメリカ南西部からメキシコの乾燥地帯に分布。
つのとんぼ
つのとんぼ [3] 【角蜻蛉】
脈翅目ツノトンボ科の昆虫。開張約7センチメートル。トンボに似るが,静止時にはねをたたむ。体は黒く背が黄褐色で,はねは透明。触角は長く先端が膨らむ。日本では本州以南に分布し,夏の山野にみられる。キバネツノトンボなど近縁種を含めることもある。
つのなす
つのなす [0] 【角茄子】
ナス科の低木。熱帯アメリカ原産。高さ約1メートル。茎に鋭いとげがある。果実は黄色で先のややとがった卵形。基部に乳頭状の突起が数個つく。日本ではフォックス-フェースの名で生花材料にする。
つのはしばみ
つのはしばみ [3] 【角榛】
カバノキ科の落葉低木。山地に生える。葉は倒卵形。雌雄同株で,春,葉に先立ち開花。果実は上端が角のようになった総包に包まれ,中に堅果があって食用になる。ナカハシバミ。
つのはず
つのはず [0] 【角筈】
弓または矢の筈を,動物の角で作ったもの。
つのばし
つのばし [2] 【角箸】
動物の角で作った箸。
つのふで
つのふで [2] 【角筆】
⇒かくひつ(角筆)
つのぶえ
つのぶえ [0][3] 【角笛】
動物の角で作った笛。猟師や牧童などが用いる。
つのぶえ
つのぶえ【角笛】
a horn;→英和
a bugle.→英和
つのへん
つのへん [0] 【角偏】
漢字の偏の一。「解」「触」などの「角」。
つのぼん
つのぼん [0] 【角本】
〔hornbook〕
アルファベットや数字,「主の祈り」を書いた紙を柄(エ)のついた板に貼った幼児向けの学習用具。牛の角でつくった透明な薄片をかぶせて保護した。一五〜一八世紀のイギリスなどで作られた。
つのまた
つのまた [0] 【角叉】
紅藻類スギノリ目の海藻。暖海の岩上に生育。形は扁平な葉状で叉状に分岐し,上部はへら状・鶏冠状など,体色も緑紅色・紫紅色など変化に富む。煮出して得られるのり状物質を土壁用糊料とする。[季]春。
角叉[図]
つのまたたけ
つのまたたけ [4] 【角叉茸】
担子菌類アカキクラゲ目のきのこ。世界中に分布。しばしば風雨に曝されたスギなどの丸太や板塀などに生ずる。子実体は橙(ダイダイ)色で,鉛筆の芯(シン)ほどの太さのへら形ないし角形。高さは約1センチメートルほど。
つのむすび
つのむすび [3] 【角結び】
ひもの結び方の一種。こま結びにして,二本の手を角のように出したもの。
つのめだつ
つのめだ・つ [4] 【角目立つ】 (動タ五[四])
目にかどを立てる。かどだつ。「親子顔を赤めて―・つ側(ソバ)で/平凡(四迷)」
つのめどり
つのめどり [3] 【角目鳥】
チドリ目ウミスズメ科の鳥。全長35センチメートル内外。頭と背は黒,顔と腹は白い。目の上に角状の突起がある。くちばしは大きく縦に平たい。アラスカから千島列島など太平洋北部寒流域に分布。
角目鳥[図]
つのも
つのも [0] 【角藻】
渦鞭毛藻類ケラチウム属の総称。淡水産・海水産でプランクトン生活をしている。体は単細胞で,何枚もの菱形の殻板に囲まれ,殻板には美しい網目模様がみられる。通常殻板から頂方に一個,後方に三個の長い角状突起を生じることからこの名がある。ツノオビモ。ツノオビムシ。
つのもじ
つのもじ [0] 【角文字】
「牛の角文字」の略。
つのもと
つのもと [0] 【角本・角元】
兜(カブト)の鍬形台(クワガタダイ)の近世における俗称。
つのや
つのや [2] 【角屋】
母屋(オモヤ)から丁字形に突き出して造った別棟。かまどを設けて二・三男が住んだり,また,厩(ウマヤ)などとする。また,そのような造り。角屋造り。
角屋[図]
つのゆみ
つのゆみ 【角弓】
弓筈(ユハズ)を角で作った弓。[和名抄]
つのらす
つのら・す [3] 【募らす】 (動サ五)
募るようにする。募らせる。「一層不安を―・す」
つのり
つのり [3] 【募り】
つのること。募集。「十五の時舞の師の―に応じて/舞姫(鴎外)」
つのる
つのる【募る】
[募集]raise <money> ;→英和
collect <contributions> ;→英和
float <a loan> ;→英和
[人員を]advertise for;call for;invite <new members> ;→英和
[兵士を]levy;→英和
recruit.→英和
つのる
つの・る 【贖る】 (動ラ四)
抵当にする。つぐなう。また,買い求める。「此得んずる物を―・りて/宇治拾遺 9」
つのる
つの・る [2] 【募る】 (動ラ五[四])
□一□(自動詞)
(1)次第に勢いが激しくなる。ひどくなる。「不安が―・る」「―・る思い」「吹き―・る」
(2)力が強くなる。「カノ若イ人ハイカウ―・ッタ/日葡」
□二□(他動詞)
広くよびかけて集める。募集する。「希望者を―・る」「寄付を―・る」
つば
つば【鍔】
a (sword) guard;a brim (帽子の).→英和
鍔迫り合い a close contest;a dead heat.
つば
つば [1] 【鍔・鐔】
(1)刀剣の柄(ツカ)と刀身との境目に挟み,柄を握る手を保護する板。形・大きさとも種々ある。刀身を通す茎孔(ナカゴアナ)があけてある。多く鉄製であるが銅でもつくる。つみは。
(2)帽子のまわりに庇(ヒサシ)のように出ている部分。「―の広い帽子」
(3)釜(カマ)のまわりに庇のように出ていて,かまどの縁にかかるようになっている部分。
鍔(1)[図]
つば
つば [1] 【唾】
唾液(ダエキ)。つばき。「―を吐く」
つば
つば(き)【唾】
spittle;→英和
saliva.→英和
〜をはく spit.→英和
つば=を付ける
――を付・ける
他人にとられないように前もって声をかけたり手段を講じたりする。「先に―・けておく」
つばいち
つばいち 【海柘榴市・椿市】
飛鳥地方の古代の市(イチ)。奈良県桜井市三輪付近にあり,水陸交通の要地であった。平安時代以降,長谷寺参詣の入り口として栄えた。つばきち。つばきいち。
つばいもちい
つばいもちい 【椿餅】
餅米の粉に甘葛(アマズラ)をかけて丸くかため,椿の葉二枚で包んだ餅。つばいもち。つばきもち。「檜破子(ヒワリゴ)・御酒(ミキ)・―など奉り給へり/宇津保(国譲上)」
つばいもも
つばいもも [2] 【椿桃・油桃・光桃】
モモの一変種。果実はモモよりやや小さく,果皮は毛がなくつややか。赤く熟し食用とする。つばきもも。光桃(ヒカリモモ)。油桃(アブラモモ)。ネクタリン。
つばおと
つばおと [0] 【鍔音】
刀の鍔で相手の刃物を受けとめるときに発する音。「太刀の―止む時なく/太平記 19」
つばき
つばき【椿】
a camellia.→英和
椿油 camellia oil.
つばき
つばき 【椿】
姓氏の一。
つばき
つばき [1] 【椿・山茶】
(1)ツバキ科の常緑低木ないし高木。暖地の山林から本州北部の海岸に自生し,早春,葉腋に五弁花をつける。ヤブツバキとも。
(2)ツバキ{(1)}・ユキツバキおよびその園芸品種。中国産の近縁種などを含めることもある。葉が大形で光沢があること,早春に花が咲くことでサザンカと区別される。普通,花弁は離生しない。種子から椿油を採る。[季]春。《赤い―白い―と落ちにけり/河東碧梧桐》
〔「椿の実」は [季]秋〕
つばき
つばき [3] 【唾】
〔動詞「つばく(唾)」の連用形から。古くは「つはき」〕
口の中の唾液(ダエキ)腺から分泌される粘りのある消化液。つば。唾液。
つばきあぶら
つばきあぶら [4] 【椿油】
ツバキの種子からとれる不乾性油。主に髪油に用い,また,食用油ともする。伊豆諸島・九州南部が主産地。つばきゆ。
つばきいち
つばきいち 【海柘榴市】
⇒つばいち(海柘榴市)
つばきちんざん
つばきちんざん 【椿椿山】
(1801-1854) 江戸末期の南画家。江戸の人。名は弼(ヒツ),字(アザナ)は篤甫。金子金陵・渡辺崋山に師事。惲南田(ウンナンデン)の画風を慕い,没骨(モツコツ)法による花鳥画を主に描いた。
つばきばい
つばきばい [3] 【椿灰】
椿の枝や葉を燃やして作った灰。媒染剤とする。山灰。
つばきひめ
つばきひめ 【椿姫】
(1)〔原題 (フランス) La Dame aux camélias〕
デュマ{(2)}の長編小説。1848年刊。52年戯曲化。純朴な青年アルマンによって真実の愛に目覚めた娼婦マルグリットの悲劇的な生涯を描く。
(2)〔原題 (イタリア) La Traviata〕
ベルディ作曲のオペラ。三幕。1853年初演。{(1)}に取材した作品。「乾杯の歌」「ああ,そはかの人か」など広く知られている。トラビアータ。
つばきもち
つばきもち [3] 【椿餅】
(1)餅菓子の一。糝粉(シンコ)または道明寺粉を蒸してあんを包み,二枚の椿の葉で挟んだもの。[季]春。
(2)「つばいもちい(椿餅)」に同じ。
つばきもも
つばきもも [3] 【椿桃】
⇒つばいもも(椿桃)
つばぎわ
つばぎわ [0] 【鍔際】
(1)刀身と鍔の接する所。つばもと。
(2)いよいよという場合。瀬戸際。「身の捨つるを,―になつて,少しも惜しまぬに/浮世草子・諸艶大鑑 5」
つばく
つば・く 【唾く・唾吐く】 (動カ四)
〔上代は「つはく」〕
つばきをはく。「其の玉器に―・き入れたまひき/古事記(上訓)」
つばくむ
つばく・む 【凸む】 (動マ四)
〔「つはくむ」とも〕
凹凸がある。「まなこの玉―・み出でて/仮名草子・伊曾保物語」
つばくら
つばくら [0] 【燕】
ツバメ。つばくらめ。[季]春。
つばくらめ
つばくらめ [3][4] 【燕】
ツバメ。[季]春。「―の巣くひたらば告げよ/竹取」
つばくろ
つばくろ [0] 【燕】
〔「つばくら」の転〕
ツバメ。[季]春。《―のゆるくとびをる何の意ぞ/虚子》
つばくろうお
つばくろうお [4] 【燕魚】
トビウオの異名。
つばくろえい
つばくろえい [4] 【燕鱏・燕鱝】
エイ目の海魚。全長約1メートル。体は扁平で胸びれが著しく横に広がる菱形。尾は短い。体色は暗緑褐色。食用。本州中部以南に分布。チョウエイ。
つばくろぐち
つばくろぐち 【燕口】
口を開くとツバメの尾のような形になる,布製携帯用の袋。つばくらぐち。
つばくろだけ
つばくろだけ 【燕岳】
長野県北西部,飛騨山脈中部の山。海抜2763メートル。花崗岩から成り,山頂部一帯の砂礫地は特異な景観を呈する。槍ヶ岳への縦走路の起点。
つばさ
つばさ [0] 【翼・翅】
(1)鳥類の空中を飛ぶための器官。前肢が変形したもので,風切り羽(飛羽)・雨覆(アマオオ)い羽・小翼羽などから成る。
(2)飛行機の翼(ヨク)。
(3)鳥類。「はるかの沖より,目馴ぬ―の飛来つて/浮世草子・諸艶大鑑 1」
(4)主君を補佐するもの。「彼等二人は―の臣/浄瑠璃・用明天皇」
つばさ
つばさ【翼】
a wing.→英和
つばさあみ
つばさあみ [3] 【翼網】
「袖網(ソデアミ)」に同じ。
つばし
つばし [2] 【鍔師】
鍔をつくる人。
つばす
つばす [0]
主に関西地方で,ブリの幼魚の呼称。
つばする
つば・する [1] 【唾する】 (動サ変)[文]サ変 つば・す
つばきをはきかける。「天に―・する」
つばぜりあい
つばぜりあい [3] 【鍔迫り合い】
(1)互いに打ち合った刀を鍔で受け止め,押し合うこと。
(2)激しく勝負を争うこと。「優勝を目指して両チームが―を演ずる」
つばた
つばた 【津幡】
石川県中部,河北郡の町。北陸街道と七尾街道が分岐する交通の要衝。
つばつぎて
つばつぎて [3] 【鍔継(ぎ)手】
⇒フランジ
つばな
つばな [0] 【茅花】
チガヤの花穂。食べられる。[季]春。
つばなかす
つばなか・す 【茅花かす】 (動サ四)
〔「つばな」の花穂のようにする意〕
綿などを摘(ツ)まんで広げて,けばだたせる。「のりつけて,はりてほしては―・し/浄瑠璃・嵯峨天皇」
つばなし
つばなし [0] 【鍔無し】
(帽子・刀などで)鍔のないもの。
つばなながし
つばなながし [4] 【茅花流し】
初夏,チガヤの穂綿を吹き散らす南風。
つばなり
つばなり [0] 【鍔鳴り】
刀を鞘に入れるとき,鍔と鞘口とがぶつかって鳴る音。
つばのみ
つばのみ [3] 【鐔鑿】
釘を木に打ち込むとき,前もって釘穴をあけるために打ち込む細いのみ。穂の根元に鐔を持ち,打ち込み後はそれを叩いて引き抜く。
→鑿
つばひらか
つばひらか 【詳らか・審らか】 (形動ナリ)
〔平安時代,漢文訓読に用いられた語〕
「つまびらか」に同じ。「いまだ―にせず/名語記」
つばひらけし
つばひらけ・し 【詳らけし】 (形ク)
〔漢文訓読に用いられた語〕
くわしい。つまびらかである。つまびらけし。「仍りて山背大兄の語(ミコト)を―・くす/日本書紀(舒明訓)」
つばびろ
つばびろ [0] 【鍔広】
帽子の鍔の広いこと。また,そのようなもの。「―帽子」
つばまる
つばま・る (動ラ四)
ある額に達する。まとまる。「百に―・りましたことを,ちやうどと申しますから/滑稽本・膝栗毛 2」
つばむ
つば・む (動マ下二)
ひとまとめにする。合算する。「其辺(ソコラ)を丁度十両に―・め/浮世草子・風流曲三味線」
つばめ
つばめ [0]
〔動詞「つばむ」の連用形から。「燕」とも書く〕
(1)とりまとめること。金銭などを合算すること。収支を合わせること。「毎月の胸算用せぬによつて―のあはぬ事ぞかし/浮世草子・胸算用 1」
(2)つじつま。「算盤の桁は合ひながらも兎角合ひかねるは人の身の―/浮雲(四迷)」
つばめ
つばめ 【燕】
新潟県中部,信濃川に臨む市。洋食器の生産で有名。近年,軽金属工業が発達。
つばめ
つばめ [0] 【燕】
(1)スズメ目ツバメ科の小鳥の総称。長い翼と二またに分かれた尾をもつ。速く飛ぶことができ,飛びながら昆虫を捕食する。世界各地に分布。ツバクラ。ツバクロ。ツバクラメ。玄鳥。[季]春。
(2){(1)}の一種。全長約17センチメートル。翼と尾が細長い。背面は金属光沢を帯びた青黒色で,腹面は白色。額と喉(ノド)は赤褐色。春,全国に渡来し,人家などに泥やわらで椀(ワン)形の巣を作って繁殖する。秋にフィリピン・マレー半島などに帰る。[季]春。
→イワツバメ
→コシアカツバメ
(3)年上の女の愛人になっている男。「若い―」
つばめ
つばめ【燕】
a swallow.→英和
つばめ=帰る
――帰る
秋になって,ツバメが南方の国へ帰る。帰燕(キエン)。
⇔燕来(キタ)る
[季]秋。
つばめうお
つばめうお [3] 【燕魚】
(1)スズキ目の海魚。全長約50センチメートル。体は円形に近く著しく側扁する。チョウチョウウオに似て背びれとしりびれが大きい。体色は褐色で体側に三条の暗褐色の横帯が走る。観賞魚。南日本から熱帯にかけて分布。ヒコウキウオ。ツバクロダイ。
(2)トビウオの異名。
つばめおもと
つばめおもと [4] 【燕万年青】
ユリ科の多年草。深山の山林中に生える。葉は狭楕円形で根生。初夏,高さ20〜30センチメートルの花茎を立てて上半に白色の六弁花を十数個つける。秋,暗青色・球形の液果を結ぶ。
つばめがえし
つばめがえし [4] 【燕返し】
ある方向に振り出した刀のきっ先を,すばやく逆方向にひるがえして瞬時に斬る刀法。
つばめぐち
つばめぐち [3] 【燕口】
漆塗りの椀や折敷(オシキ)などで,ツバメの口のように外側を黒く,内側を赤く塗りわけてあるもの。「振舞にけつりちらせる花鰹椀も折敷も―なり/犬子集」
つばめこのしろ
つばめこのしろ [4] 【燕鰶】
スズキ目の海魚。体長50センチメートル程度。体は紡錘形で側扁する。胸びれは上下二つの部分に分かれ,下部は五本の細長い遊離した鰭条(キジヨウ)からなる。体側の鱗(ウロコ)に沿って暗色の縦条がある。南日本・西太平洋・インド洋域に分布。
つばめさりづき
つばめさりづき [5] 【燕去り月】
陰暦八月の異称。
つばめざんよう
つばめざんよう 【燕算用】
合計すること。合算。つばめざん。「春はただ帰る雁がね追ひ��に本利そろゆる―/犬子集」
つばめずいせん
つばめずいせん [4] 【燕水仙】
植物スプレケリアのこと。
つばめのす
つばめのす [5][0] 【燕の巣】
「燕窩(エンカ)」に同じ。
つばめもり
つばめもり [3] 【燕銛】
漁具の一。クジラ・イルカ・カジキなどを捕らえるのに用いる銛。
つばもと
つばもと [0] 【鍔元】
「鍔際(ツバギワ){(1)}」に同じ。「―くつろげ時致(トキムネ)を目がけてかかりけり/謡曲・夜討曾我」
つばら
つばら 【委曲・詳ら】 (形動ナリ)
詳しいさま。十分なさま。つばらか。つまびらか。「道の隈い積るまでに―にも見つつ行かむを/万葉 17」「事―に,和君が密事を知ると雖も/慨世士伝(逍遥)」
つばらか
つばらか 【委曲】 (形動ナリ)
「つばら」に同じ。「国のまほらを―に示したまへば/万葉 1753」
つび
つび 【螺】
巻貝の古名。つぶ。つみ。[和名抄]
つび
つび 【玉門・�】
陰門の古名。[和名抄]
つび
つび 【粒】
つぶ。「器(ウツワモノ)に付たる―を取りて/今昔 3」
つぶ
つぶ [1] 【螺】
(1)エゾバイ科の海産巻貝のうちの一群の称。食用。つぶがい。
(2)タニシの異名。
つぶ
つ・ぶ 【禿ぶ】 (動バ上二)
すり減る。小さくなる。ちびる。「―・びはてし文字かたもなきすりかた木/東北院職人歌合」
つぶ
つぶ 【粒】
■一■ [1] (名)
〔円(ツブラ)の意か〕
(1)まるくて小さいもの。「大きな―の真珠」「豆―」
(2)人や物が集まった場合,その一つ一つの大きさや質。
(3)小銭のこと。
(4)植物ムクロジの異名。
■二■ (接尾)
助数詞。丸くて小さいものを数えるのに用いる。「豆を一―二―と数える」
つぶ
つぶ【粒】
a grain <of rice> ;→英和
a drop (一滴).→英和
〜が揃う be even-grained;be of even ability[quality](能力・質).
つぶ=が揃(ソロ)う
――が揃(ソロ)・う
質が高く,すぐれたものが揃っている。
つぶあん
つぶあん [0] 【粒餡】
豆の粒をつぶさずに残した餡。
→漉(コ)し餡
つぶえ
つぶえ [2] 【粒餌】
穀物の実や,そのひき割りを原料とした鳥のえさ。
つぶぎん
つぶぎん [0] 【粒銀】
豆板銀の俗称。小粒銀。
つぶさに
つぶさに【具に】
in detail;fully;minutely.→英和
つぶさに
つぶさに [1] 【具に・備に】 (副)
(1)細かで詳しいさま。詳細に。「事件の経過を―語る」
(2)ことごとく。もれなく。「―辛苦を嘗(ナ)める/高野聖(鏡花)」
つぶし
つぶし [0] 【潰し】
〔動詞「つぶす」の連用形から〕
(1)金属製の器物などを溶かして地金(ジガネ)にすること。また,そのもの。「―の値段」
(2)あいている時間をいろいろなことをして費やすこと。「ひま―」「時間―」
(3)「潰し島田」の略。「しま田わげを―にゆひ/安愚楽鍋(魯文)」
つぶし
つぶし 【腿】
(1)もも。[名義抄]
(2)ひざ。つぶぶし。[日葡]
(3)くるぶし。[節用集(文明本)]
つぶし
つぶし【潰しがきく】
have scrap value (品物);be good[useful]in other lines of work (人).
つぶし=が効(キ)く
――が効(キ)・く
それまでの職業をやめても,他の職業また他の分野の仕事でも十分やっていく能力がある。
つぶしあん
つぶしあん [0] 【潰し餡】
小豆(アズキ)を柔らかく煮,皮を除かずに練った餡。
つぶしきん
つぶしきん [0] 【潰し金】
金属製の器物を溶かして地金としたもの。
つぶししまだ
つぶししまだ [4] 【潰し島田】
女の髪の結い方の一。島田まげのまげの部分を低く押しつぶしたように結ったもの。つぶしまげ。つぶし。
潰し島田[図]
つぶしねだん
つぶしねだん [4] 【潰し値段】
(1)金属製品などの,地金(ジガネ)としての値段。
(2)製品などを廃品としたときの値段。つぶしね。
つぶじょう
つぶじょう [0] 【粒状】
丸くて小さい,粒の形状をしたさま。「―の薬」
つぶす
つぶす【潰す】
[砕く]break;→英和
crush;→英和
smash;→英和
mash <potatoes> ;→英和
[身代を]ruin <oneself> ;→英和
dissipate;→英和
[時間を]waste;→英和
kill <time> ;→英和
[人の面目を]make <a person> lose face;[屠殺]kill;butcher.→英和
つぶす
つぶ・す [0] 【潰す】 (動サ五[四])
(1)立体物に力を加えて,厚み・高さをなくしてひらたくし,本来の形をくずす。押しつぶす。「マッチ箱を手で―・す」「しらみを―・す」
(2)立体物に力を加えて細かくする。「大豆を―・して粉にする」
(3)体の器官の機能をそこなう。役に立たなくする。「喉(ノド)を―・す」「目を―・す」
(4)組織や団体の活動を継続できなくさせる。また,財産をつかいはたす。「会社を―・す」「身上(シンシヨウ)を―・す」
(5)こわす。駄目にする。「企画がことごとく―・された」「チャンスを―・す」
(6)ほかの用途に用いるために変形する。「植え込みを―・して駐車場にする」「銀の食器を―・して地金(ジガネ)にする」
(7)家畜を,食べるために殺す。「鶏を―・して食べる」
(8)他人の体面をそこなう。「面目を―・す」「顔を―・す」
(9)あいているところを埋める。「休日をテニスで―・す」「ひまを―・す」「余白を―・す」
(10)動詞の連用形の下に付いて用いられる。
(ア)…して細かくする意を表す。「すり―・す」
(イ)…してもうそれ以上使えなくする意を表す。「靴を履き―・す」「万年筆を五本も書き―・した」
(ウ)…してなくす意を表す。「遺産を食い―・す」「文字を塗り―・す」
(11)「肝をつぶす」などの形でひどく驚くの意を表す。「ともすれば御胸―・し給へど/源氏(真木柱)」
〔「潰れる」に対する他動詞〕
[可能] つぶせる
つぶぞろい
つぶぞろい [3] 【粒揃い】
(1)粒がそろっていること。
(2)集まった人がみな同じようにすぐれていて,見劣りするものが混じっていないこと。「―の選手たち」
つぶだつ
つぶだ・つ [3] 【粒立つ】 (動タ五[四])
一粒一粒がはっきりしている。また,表面に粒がたくさんできる。「病気で,―・つた物が食へないので,/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
つぶつぶ
つぶつぶ [0] 【粒粒】
つぶ状のもの。つぶ。「顔に―ができる」
つぶつぶ
つぶつぶ 【円円】 (副)
肥えふとっているさま。「いと白うをかしげに,―と肥えて/源氏(空蝉)」
つぶつぶ
つぶつぶ (副)
(1)水の流れる音を表す語。「岩間の水の―ときこえ知らせ給ふべき程だになく/狭衣 1」
(2)(水などが)粒のようにほとばしり出るさま。「女いらへもせで―と泣きぬ/落窪 1」「刀に従ひて血の―と出で来けるを/宇治拾遺 4」
(3)ことこまかなさま。くわしいさま。「ことわりなる由を,―と聞ゆれば/源氏(総角)」
(4)口の中でぶつぶつ言うさま。「算盤の―いやんなやかましい/浄瑠璃・五十年忌(中)」
(5)胸さわぎのするさま。どきどき。「いといみじく,胸―と鳴る心地す/源氏(若菜下)」
(6)針を刺したり,物を切ったりするさまを表す語。ぶつぶつ。ぷつぷつ。「―と長く縫ひつけて/宇津保(俊蔭)」「(鯰ヲ)―ときり入れて/宇治拾遺 13」
(7)物の煮える音を表す語。ぐつぐつ。「豆を煮ける音の―となるを聞き給ひければ/徒然 69」
(8)文字を続けて書かないで,離して書くさま。「陸奥紙五,六枚に―とあやしき鳥の跡のやうに書きて/源氏(橋姫)」
つぶて
つぶて【礫】
<throw> a stone <at> .→英和
梨の〜 hear nothing <from> .
つぶて
つぶて [0][3] 【礫・飛礫】
投げつける小石。また,投げつける小さなもの。「紙―」「梨(ナシ)の―」
つぶと
つぶと (副)
(1)物の水に沈む音を表す語。ざぶんと。「西に向ひて念仏する事しばしありて,海に―落ち入りぬ/発心 3」
(2)正確に。ぴたりと。「鷲に取られし年月日に―当りたれば,我が子にやあらんと/今昔 26」
(3)全体に。すっぽりと。全く。「二条の大路の―けぶり満ちたりしさまこそめでたく/大鏡(昔物語)」
(4)(打ち消しの語を伴って)少しも。全く。「顔を―見せぬが恠(アヤ)しきに/今昔 27」
つぶなぎ
つぶなぎ 【踝】
〔「つぶなき」とも〕
くるぶしの古名。つぶぶし。「流るる血,―を没(イ)る/日本書紀(神武訓)」
つぶね
つぶね 【奴】
召し使い。しもべ。「いたづらなる妻子の―となし,妻子のもちあそびにまかせて/正法眼蔵」
つぶぶし
つぶぶし 【踝】
〔「つぶふし」とも〕
(1)「つぶなぎ」に同じ。[和名抄]
(2)ひざ。つぶし。[日葡]
つぶむすこ
つぶむすこ [3] 【田螺息子】
タニシ(つぶ)の形で異常誕生をした小さな子が,立派な男に変わり,幸福に暮らすという昔話。「一寸法師」と同種のもの。
つぶやき
つぶやき【呟き】
a murmur.→英和
つぶやき
つぶやき [0][4] 【呟き】
つぶやくこと。また,その言葉。「―をもらす」「―声」
つぶやく
つぶやく【呟く】
murmur;→英和
mutter;→英和
grumble <at,about> (不平).→英和
つぶやく
つぶや・く [3] 【呟く】 (動カ五[四])
小声でひとりごとを言う。「不満げに―・く」
つぶより
つぶより【粒選りの】
picked;→英和
choice.→英和
つぶより
つぶより [0] 【粒選り】
多くの中から特にすぐれたものを選び出すこと。また,選び出されたもの。えりぬき。よりぬき。つぶえり。「―の選手を派遣する」
つぶら
つぶら [0][1] 【円ら】 (形動)[文]ナリ
まるく,かわいらしいさま。「―な瞳」
つぶらか
つぶらか 【円らか】 (形動ナリ)
まるいさま。つぶら。「いと―に白く肥え給へり/宇津保(国譲下)」
つぶらじい
つぶらじい [3] 【円椎】
ブナ科の常緑高木。スダジイとともに一般にシイと呼ばれている。小椎(コジイ)。
つぶらな
つぶらな【円らな】
beady[round] <eyes> .→英和
つぶらや
つぶらや 【円谷】
姓氏の一。
つぶらやえいじ
つぶらやえいじ 【円谷英二】
(1901-1970) 映画カメラマン・特撮監督。福島県生まれ。戦時中の「ハワイ・マレー沖海戦」の特撮を担当し,一躍脚光を浴びる。日本初の怪獣映画「ゴジラ」では日本の特撮技術を世界的レベルにまで高めた。代表作「ラドン」「日本海大海戦」
つぶり
つぶり 【頭】
〔円(ツブラ)の転〕
あたま。かしら。つむり。「かの鉢かづきは,―こそ人には似ず/御伽草子・鉢かづき」
つぶる
つぶ・る [0] 【瞑る】 (動ラ五[四])
(1)まぶたをとじる。つむる。「ちょっと目を―・ってて」
(2)(「目をつぶる」の形で)見て見ぬふりをする。「不正に目を―・る」
[可能] つぶれる
つぶる
つぶ・る 【潰る】 (動ラ下二)
⇒つぶれる
つぶる
つぶる【瞑る】
shut[close] <one's eyes> .→英和
つぶれ
つぶれ [0] 【潰れ】
(1)すりへること。「やすりの目の―」
(2)むだになること。「折角の日曜も此頃は―で御座います/酒中日記(独歩)」
(3)用をなさなくなること。
(4)滅びること。
つぶれち
つぶれち [3] 【潰れ地】
江戸時代,主として水害による大量の土砂流入のために生産能力を喪失した田畑のこと。年貢が免除された。
つぶれびゃくしょう
つぶれびゃくしょう [4] 【潰れ百姓】
江戸時代,年貢増徴や凶作,商品経済の浸透などによって破産した百姓のこと。江戸中期以降多く発生し,その多くは都市に流入し,農村荒廃や都市の社会問題の原因となった。
→人返し
つぶれる
つぶれる【潰れる】
[砕ける]break;→英和
crash;→英和
collapse;→英和
be crushed[smashed,destroyed];[破産]⇒破産.目(面目)が〜 lose one's sight (face).
つぶれる
つぶ・れる [0] 【潰れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 つぶ・る
(1)立体物に上からの力が加わって,厚み・高さがなくなり,ひらたくなる。「雪の重さで家が―・れる」「かかとの―・れた靴」
(2)角(カド)がすり減って丸くなる。また,小さくなる。「刃が―・れる」「やすりの目が―・れる」
(3)体の器官の機能が失われる。「大声を出し過ぎて声が―・れてしまった」
(4)組織や団体が活動を継続できなくなる。「不況で会社が―・れる」「人ノ身代ガ―・ルル/日葡」
(5)成立しなくなる。こわれる。「企画が―・れる」「チャンスが―・れる」
(6)活動できなくなる。
(ア)酔っぱらって動けなくなる。「酔い―・れる」
(イ)失敗したり,きびしい批判を受けたりして再起できなくなる。「失敗が続いて―・れてしまった」
(7)体面がそこなわれる。「面目が―・れる」「顔が―・れる」
(8)驚きや悲しみに心がひどく動揺することにいう。「胸が―・れる」「肝(キモ)が―・れる」「いみじうにくき人の来たるにもまた―・る/枕草子 150」
(9)あいているところが埋まる。多くの時間がむだに費やされる場合についていう。「一日が雑用で―・れる」
〔「潰す」に対する自動詞〕
つべこべ
つべこべ [1] (副)
あまり重要でもないことについて,あれこれくどくどと文句を言うさま。うるさく小理屈をならべるさま。つべらこべら。「―(と)文句をつける」「―言うな」
つべこべ
つべこべ
〜言う raise objections;talk back.〜言うな Shut up!
つべたい
つべた・い [0] 【冷たい】 (形)
つめたい。「―・くなった飯」
つべたがい
つべたがい [3] 【津辺多貝】
ツメタガイの別名。
つべたまし
つべたま・し (形シク)
うす気味わるい。恐ろしい。冷酷である。「まぶし―・しくて,荒らかに/源氏(柏木)」
つべつべし
つべつべ・し (形シク)
「つべたまし」に同じ。「なさけなう人に―・しうあるぞ/史記抄 10」
つぼ
つぼ [0] 【坪】
(1)土地区画の単位。条里制では,一辺が一町(三六〇尺)の土地区画で,その面積を一町歩という。平城京・平安京の条坊制では,一坊の一六分の一の街区をいい,その一辺は一町(四〇〇尺)。
→町(4)
(2)土地や建物の面積の単位。一間平方。曲尺で六尺平方。メートル条約加入後,1891年(明治24)に400平方メートルを一二一坪と定め,一坪は約3.306平方メートルとなった。歩(ブ)。
→町(2)
(3)土砂の体積の単位。六尺立方。立坪(リユウツボ)。
(4)格子の縦横の桟に囲まれたます目の一つ一つ。
(5)錦織りで一寸四方。寸坪。
(6)(「壺」とも書く)
(ア)建物・塀などで囲まれた狭い庭。坪庭。中庭。「前は―なれば前栽植ゑ/枕草子 245」
(イ)中庭に面した宮中の殿舎。「桐―」
つぼ
つぼ【壷】
a jar;→英和
a pot;→英和
the point (急所).→英和
‖インキ壷 an ink bottle.思う壷にはまる turn out just as one wished (自分の);play into the hands <of> (相手の).
つぼ
つぼ [0] 【壺】
□一□〔古くは「つほ」か〕
(1)胴が丸く膨らみ,口と底がつぼまった形の容器。世界各地に古くから見られ,主に液体や穀粒の貯蔵に用いられた。陶製・青銅製のものなどがある。
(2)博打(バクチ)に使う壺皿。「―を振る」
(3)くぼんで深くなった所。「滝―」「小山田のたな井の―に水澄みぬ/為忠百首(丹後守)」
(4)「壺胡簶(ツボヤナグイ)」の略。
□二□
(1)灸をすえ,また鍼(ハリ)を打って効果のある人体の定まった個所。穴。経穴。「―を探る」
(2)物事の大事な点。急所。肝要な所。「話の―を心得ている」「―を押さえる」
(3)見込むところ。図星。「こちらの思う―だ」
(4)三味線や琴の勘所(カンドコロ)。
(5)矢を射るときにねらう所。矢壺。「同じ―に射返候はんずる者/太平記 16」
→坪(6)
つぼ=に嵌(ハ)まる
――に嵌(ハ)ま・る
まんまと図に当たる。ねらっていたとおりになる。「思う―・る」
つぼ=の口を切る
――の口を切・る
陰暦一〇月初めに,茶壺の封を切って新茶をひき,茶会を催す。「夜は碁友達をあつめ,雪のうちには―・り/浮世草子・永代蔵 3」
つぼあたり
つぼあたり [3] 【坪当(た)り】
坪に割り当てること。一坪につき。
つぼあぶみ
つぼあぶみ [3] 【壺鐙】
先端の壺状になった部分に足先を入れる鐙。踵(カカト)をかける部分は無い。古墳時代から平安時代まで行われたが,平安後期,舌長鐙(シタナガアブミ)が現れてから衰退。
壺鐙[図]
つぼあみ
つぼあみ [0] 【坪網・壺網】
建て網の一。枡網(マスアミ)に似て数か所に壺,あるいは牢と呼ぶ袋状の網がついた網。垣網で透導した魚群をその袋に追い込んで捕る。
つぼい
つぼい ツボヰ 【壺井】
姓氏の一。
つぼい
つぼ・い (形)[文]ク つぼ・し
〔中世語〕
(1)かわいい。かわいらしい。「うち見には恐ろしげなれど,なれて―・いは山伏/御伽草子・酒呑童子」
(2)つぼまっている。すぼい。「『目こそは―・けれ』『すつぼめで候へは』/狂言・今参」
つぼい
つぼい ツボヰ 【坪井】
姓氏の一。
つぼいくめぞう
つぼいくめぞう ツボヰクメザウ 【坪井九馬三】
(1858-1936) 歴史学者。大坂生まれ。東大教授。歴史学にドイツ流の実証的研究法を導入した。著「史学研究法」
つぼいげんどう
つぼいげんどう ツボヰゲンダウ 【坪井玄道】
(1852-1922) 教育者。下総の人。東京高等師範教授。米人教師の伝えた軽体操を「普通体操」と称して紹介・普及につとめるなど,学校体育の発展に貢献。
つぼいさかえ
つぼいさかえ ツボヰ― 【壺井栄】
(1900-1967) 小説家。香川県小豆島生まれ。繁治の妻。作「暦」「母のない子と子のない母と」「柿の木のある家」「二十四の瞳」など。
つぼいし
つぼいし [2] 【坪石】
団塊の一。直径5〜10センチメートルの球ないし楕円体,中空で壺状の土塊。中に砂が入っていることもある。珍石の一種で,岐阜県土岐市に産するものは,美濃壺石と呼ばれて天然記念物。
→鳴り石
つぼいしげじ
つぼいしげじ ツボヰシゲヂ 【壺井繁治】
(1897-1975) 詩人。香川県生まれ。栄の夫。アナーキスト詩人として活躍しナップに参加。
つぼいしょうごろう
つぼいしょうごろう ツボヰシヤウゴラウ 【坪井正五郎】
(1863-1913) 人類学者。江戸生まれ。東大教授。1884年(明治17)学友とともに人類学会を創設し日本の人類学・考古学の開拓者となる。日本石器時代人についてコロボックル説を主張。著「人類学叢話」
つぼいしんどう
つぼいしんどう ツボヰシンダウ 【坪井信道】
(1795-1846) 江戸後期の蘭方医。美濃の人。名は道,号は誠軒・冬樹。蘭学塾を開き,緒方洪庵・川本幸民などの俊才を出す。毛利侯の藩医となり,兵事にも関与。著「診侯大概」「万病治準」など。
つぼいせいたろう
つぼいせいたろう ツボヰセイタラウ 【坪井誠太郎】
(1893-1986) 地質鉱物学者。東京生まれ。正五郎の長男。東大教授。火成岩の成因,造岩鉱物の研究など岩石学に大きく貢献。著「岩石学」
つぼいた
つぼいた [0] 【壺板】
大鎧(オオヨロイ)の部分の名。脇楯(ワイダテ)の上部にある右の脇壺にあてる鉄板。
→大鎧
つぼいちゅうじ
つぼいちゅうじ ツボヰ― 【坪井忠二】
(1902-1982) 地球物理学者。東京生まれ。正五郎の次男。東大教授。地震に伴う地殻変動の研究,次いで重力を研究。日本全国の重力測定を実施。また,地震予知研究計画のとりまとめに参画。著「重力」
つぼいとこく
つぼいとこく ツボヰ― 【坪井杜国】
(?-1690) 江戸前期の俳人。尾張の人。芭蕉の弟子。米穀商。のち空米売買の罪で追放される。芭蕉「笈の小文」の旅に同行。
つぼいよしとも
つぼいよしとも ツボヰ― 【壺井義知】
(1657-1735) 江戸中期の有職故実家。名は「よしちか」とも。通称,安左衛門。字は子安。号は鶴翁・鶴寿など。河内の人。実証的な立場から有職故実の研究に従事。著「装束要領抄」など。
つぼいり
つぼいり 【壺入り】
(1)仙境に遊ぶこと。「今も―にたづねあたらん茅門とは知るべしとなり/鶉衣」
→壺中(コチユウ)の天地
(2)〔江戸時代,酒屋で酒を買って持ち帰らず,店頭で飲んで楽しむことを壺入りと称し,これが転じたものという〕
客が揚屋や茶屋に行かず,遊女・野郎の置屋に直接行って遊ぶこと。なじみ客のすることとされた。「野郎が尻につきて―して/浮世草子・好色産毛」
つぼいりじまん
つぼいりじまん 【壺入り自慢】
遊女・野郎の置屋で遊興するほどの,相手とのなじみ深い仲を自慢すること。「後はすこし―して/浮世草子・一代男 5」
つぼうち
つぼうち 【投壺・壺打ち】
「投壺(トウコ)」に同じ。[和名抄]
つぼうち
つぼうち 【坪内】
姓氏の一。
つぼうちしょうよう
つぼうちしょうよう 【坪内逍遥】
(1859-1935) 小説家・評論家・劇作家・翻訳家・教育家。美濃国生まれ。本名,雄蔵。別号,春のや主人・春のやおぼろ・小羊など。東大卒。早大教授。近代小説の理論書「小説神髄」で心理的写実主義を提唱,実践作「当世書生気質」「細君」を世に問うた。以後「早稲田文学」の刊行に尽力,史劇に新領域を開き「桐一葉」「牧の方」「役の行者」などを残した。シェークスピア全集の個人訳がある。
つぼおり
つぼおり 【壺折】
(1)着物の裾(スソ)をつぼめはしょる着方。歩行に便利なように小袖などを腰のあたりでたくし上げて,紐(ヒモ)でからげるもの。
→壺装束(ツボソウゾク)
(2)歌舞伎の衣装の一。時代狂言の貴公子・高位の武人の常服に用いる。丈長の羽織状で錦など華麗なもの。
つぼかざり
つぼかざり [3] 【壺飾り】
茶道で,口切(クチキリ)の茶事の際,葉茶を詰めた茶壺を封をしたまま床に飾ること。また,その壺。また,客がその茶壺を拝見する作法。
つぼがね
つぼがね [0] 【壺金】
開き戸の釣り元に開閉のために打つ金具。軸となる肘金(ヒジガネ)を受ける壺状の環のついたもの。つぼかなもの。ひじつぼ。
つぼがり
つぼがり [0] 【坪刈(り)】
(1)田畑の全体の収穫量を推定するために,一坪だけ稲などを刈ってみること。歩刈(ブガ)り。
(2)下刈りの一種。植栽地全域を下刈りせず,植栽木の周囲のみを刈ること。
つぼきりのけん
つぼきりのけん 【壺切りの剣】
立太子の儀式の折,歴代の天皇が皇位継承のしるしとして皇太子に伝える守り刀。藤原基経の献上した剣を宇多天皇が当時皇太子であった醍醐天皇に授けたのに始まるという。
つぼぎり
つぼぎり [0][2] 【壺錐】
半円形の刃がついている錐。木釘などを打つための小さな穴をくりぬくのに用いる。通し錐。円錐(マルギリ)。
→錐
つぼくさ
つぼくさ [0] 【壺草】
セリ科の多年草。草原・道端などに自生。茎は細く地をはい,節から根をおろす。葉は円心形で柄が長い。夏,葉腋に暗紫色の花を少数個つける。
つぼくち
つぼくち [2] 【壺口】
(1)壺の口。
(2)口をつぼめとがらすこと。また,その口。つぼつぼ口。おちょぼ口。「―をして,気取つて,オホホと笑う/平凡(四迷)」
つぼこうぶり
つぼこうぶり [3] 【鐙冠・壺冠】
壺のような形をした冠。壺鐙(ツボアブミ)をたてにしたような形をしている。中国唐代に制定された烏帽(ウボウ)をまねたものといわれる。
つぼごえ
つぼごえ [0] 【壺肥】
苗を移植するときなど,前もって穴を掘って施す肥料。
つぼさかずき
つぼさかずき [3] 【壺盃】
つぼの形をした盃。
つぼさかでら
つぼさかでら 【壺阪寺】
奈良県高市郡高取町壺坂にある真言宗豊山派の寺。正しくは壺阪山南法華寺。703年弁基の開創と伝える。本尊は十一面千手観音。西国三十三所の第六番札所。壺阪観音。
つぼさかれいげんき
つぼさかれいげんき 【壺坂霊験記】
浄瑠璃。世話物。原作者未詳。現行のものは二世豊沢団平とその妻加古千賀の改作・作曲したもの。盲目のあんま師沢市とその貞淑な妻お里との夫婦愛を軸に,壺阪寺の観音の利益(リヤク)によって沢市の目が開くまでを描く。
つぼざら
つぼざら [0][2] 【壺皿】
(1)本膳料理などに使う,小さくて深いふた付きの食器。
(2)さいころ博打(バクチ)で中にさいを入れて伏せるときに用いる皿。つぼ。
(3)非常に大きい目。「にらむ眼の―より無念の涙はら����/浄瑠璃・双生隅田川」
つぼし
つぼ・し (形ク)
⇒つぼい
つぼしょうぞく
つぼしょうぞく 【壺装束】
⇒つぼそうぞく(壺装束)
つぼすう
つぼすう【坪数】
acreage;→英和
area;→英和
floor space (家の).
つぼすう
つぼすう [3] 【坪数】
坪を単位としてはかった,土地や建物などの面積。
つぼすみれ
つぼすみれ [3] 【壺菫】
(1)スミレ科の多年草。湿った草地に自生。根葉は腎臓状の卵形で柄が長い。高さ約20センチメートル。春,葉腋から花柄を出し,白色で紫色の筋のある花をつける。ニョイスミレ。コマノツメ。
(2)タチツボスミレの別名。
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は紫,裏は薄青。
つぼせん
つぼせん 【壺銭】
室町時代,幕府が酒屋に課した酒造税。酒壺一個単位に課したのでいう。酒壺銭。酒屋役。
つぼせんざい
つぼせんざい 【坪前栽・壺前栽】
中庭に植えた前栽。「―のいとをかしう/源氏(東屋)」
つぼそうぞく
つぼそうぞく 【壺装束】
平安・鎌倉時代,装束(シヨウゾク){(1)}の女性が徒歩で外出する際の服装。頭からかぶった衣の裾を高くあげて帯で着付けた。市女笠をかぶるものもある。つぼしょうぞく。
壺装束[図]
つぼそで
つぼそで 【壺袖】
(1)袖口を狭くした丸袖。
(2)鎧(ヨロイ)の袖の一。肩に近い上の部分が広く,下の方が狭くなっているもの。鎌倉末期から胴丸・腹巻などの鎧の付属具として用いた。
→広袖
→大袖
壺袖(2)[図]
つぼた
つぼた 【坪田】
姓氏の一。
つぼたじょうじ
つぼたじょうじ 【坪田譲治】
(1890-1982) 児童文学者・小説家。岡山県生まれ。早大卒。「赤い鳥」などに童話を発表。独特な童心の世界を描く。作「正太の馬」「お化けの世界」「子供の四季」など。
つぼだい
つぼだい [2] 【壺鯛】
スズキ目カワビシャ科の海魚。体長25センチメートル程度。体高は高く,側扁する。頭部は露出した粗雑な骨におおわれる。各ひれのとげは強い。近似種クサカリツボダイより体高が高い。南日本沿岸・九州-パラオ海嶺北部に分布。テングダイ。
つぼつけ
つぼつけ [0] 【坪付】
古代・中世,田地の所在地・面積・状況などを記した帳簿。律令制下では国司から太政官に,荘園では荘官から荘園領主に提出された。戦国時代には,大名が家臣に与えた知行目録をいった。坪付帳。
つぼつぼ
つぼつぼ [0] 【壺壺】
(1)子供のおもちゃ。底が平たく,中ほどが膨れ,口の狭い土器。両手でまわすとつぼつぼと鳴ることからこの名がある。もと,稲荷神社の神饌に用いたもの。
(2){(1)}を図案化した模様。器などに用いる。
つぼつぼくち
つぼつぼくち [4] 【壺壺口】
「壺口(ツボクチ)」に同じ。「螺(サザイ)の―に莞然(ニツコ)と含んだ微笑/浮雲(四迷)」
つぼづけ
つぼづけ [0] 【壺漬(け)】
〔樽を用いず壺に漬けるところから〕
沢庵(タクアン)漬けの一種。鹿児島の名産。日持ちがよい。
つぼなげ
つぼなげ [0] 【投壺・壺投げ】
⇒とうこ(投壺)
つぼにわ
つぼにわ [0] 【坪庭・壺庭】
屋敷内の建物や塀などで囲まれたごく小さな庭園。小庭。
つぼぬき
つぼぬき [0] 【坪抜き】
魚の鰓蓋(エラブタ)の下へ菜箸(サイバシ)を入れ,内臓をこれにからめて抜き出すこと。
つぼね
つぼね【局】
a court lady (女官).
つぼね
つぼね [0] 【局】
(1)宮中などの殿舎で女官・女房などの私室として仕切られた部屋。
(2){(1)}に住む女官・女房。「日本紀の御―とぞつけたりける/紫式部日記」
(3)宮中や公卿・将軍家などに仕え,重要な地位にある女性を敬っていう語。「長橋の―」「春日の―」
(4)大きな建物の中で臨時に仕切りをつけて設けられた部屋。「この男の―のまへに/平中 7」
(5)近世,下級女郎の居る部屋。「鼻歌をうたひ席駄をひきずり,―の口に立ち/仮名草子・東海道名所記」
(6)「局女郎(ツボネジヨロウ)」の略。「格子・―といふ事もなく/浮世草子・一代男 3」
つぼねがさ
つぼねがさ [4] 【局笠】
女のかぶる,すぼまった形の笠。
つぼねじょろう
つぼねじょろう [4] 【局女郎】
近世,下級の女郎の称。端女郎。つぼね。「そりや―なとおかひなさりや格別/滑稽本・膝栗毛 8」
つぼねずみ
つぼねずみ 【局住み】
宮中または貴人の家などに局{(1)}をもって住むこと。「かごやかに―にしなして/源氏(初音)」
つぼねだな
つぼねだな [0][3] 【局棚】
床の間のわきに設ける棚。上部に袋戸棚があって,その下に違い棚をかけ渡すもの。
→床脇棚
つぼねまち
つぼねまち 【局町】
宮中で,官女たちの私室の並んでいる所。「―の女房達,ここかしこに/太平記 2」
つぼのいしぶみ
つぼのいしぶみ 【壺の碑】
坂上田村麻呂が青森県上北郡天間林村に建てたと伝えられる石碑。弓の筈で日本中央と書きつけてあったという。後世,宮城県多賀城の碑と混同された。
つぼのみ
つぼのみ [0] 【壺鑿】
鑿の一種。刃が円く,先が細くなっているもの。円い孔(アナ)をあけるのに用いる。
つぼふり
つぼふり [0] 【壺振(り)】
博打(バクチ)で,さいころを入れた壺皿を振って伏せること。また,その役の人。
つぼほり
つぼほり [0] 【壺掘(り)】
基礎工事で,柱や束などを置く部分だけを掘ること。
→総掘り
→布掘り
つぼまる
つぼまる【窄まる】
(be) shut;→英和
get narrower.
つぼまる
つぼま・る [0] 【窄まる】 (動ラ五[四])
つぼむようになる。すぼまる。「上部が―・った壺」
つぼみ
つぼみ【蕾】
a bud.→英和
〜が出る (be in) bud.
つぼみ
つぼみ [3][0] 【蕾・莟】
〔動詞「つぼむ(蕾)」の連用形から〕
(1)花の芽ぐんでまだ開かないもの。「桜の―が膨らむ」
(2)(前途有望だが)まだ一人前でない年頃の者。
つぼみ=を散らす
――を散ら・す
将来有望な人を若くして死なせたり,才能をつぶしたりする。
つぼむ
つぼ・む [0][2] 【蕾む】 (動マ四)
つぼみになる。つぼみが出る。「御前近き若木の梅,心もとなく―・みて/源氏(竹河)」
つぼむ
つぼ・む [0] 【窄む】
■一■ (動マ五[四])
〔「壺(ツボ)」の動詞化〕
(1)(先が)狭く小さくなる。つぼまる。すぼむ。「裾が―・んだズボン」
(2)咲いている花が閉じる。しぼむ。「夕方になると―・む花」
(3)集まって小さくなる。狭い所にまとまる。「氏真公も早々駿府の御殿へ―・み給ふ/甲陽軍鑑(品三四)」
■二■ (動マ下二)
⇒つぼめる
つぼむ
つぼむ【窄む】
⇒窄まる.
つぼむすび
つぼむすび [3] 【壺結び】
緒(オ)の結び方の一。結んだ形が壺に似た形になるもの。
つぼめる
つぼ・める [0] 【窄める】 (動マ下一)[文]マ下二 つぼ・む
(1)開いていたものを閉じて小さくする。「傘を―・める」
(2)先のほうを狭くする。すぼめる。「そでぐちを―・める」「口を―・める」
つぼめる
つぼめる【窄める】
⇒窄(すぼ)める.
つぼや
つぼや 【壺屋】
母屋から離れて建てられた物置小屋風の建物。また,納戸・個室などに用いる部屋。「只だ然るべき―一壺に畳を敷きて給へと云へば/今昔 17」
つぼやき
つぼやき【壷焼】
<a shellfish> cooked in its own shell.
つぼやき
つぼやき [0] 【壺焼(き)】
(1)「栄螺(サザエ)の壺焼き」の略。[季]春。
(2)壺に入れて焼くこと。また,そうして焼いたもの。
つぼやきいも
つぼやきいも [4] 【壺焼(き)芋】
サツマイモを壺形の容器に入れて蒸し焼きにしたもの。
つぼやきしお
つぼやきしお [4][3] 【壺焼(き)塩】
素焼きの壺に入れて焼いた固形の塩。
つぼやなぐい
つぼやなぐい [3] 【壺胡簶】
胡簶の一種。古代の靫(ユギ)の遺制で,長い筒状をし,近衛の武官が朝儀の警固に用いた。つぼ。
壺胡簶[図]
つぼややき
つぼややき [0] 【壺屋焼】
沖縄県那覇市壺屋から産する陶器。琉球王朝時代から,登り窯で,壺・皿・骨壺などを焼いた。線彫りした模様に色を差す手法に特徴がある。
つぼりょう
つぼりょう [2] 【坪量】
印刷で,紙の重さを表す単位。1平方メートル当たりの重さをグラムで表したもの。
つま
つま [2] 【褄】
〔端(ツマ)の意〕
着物の裾(スソ)の左右両端の部分。また,竪褄(タテヅマ)のこと。
つま
つま 【妻】
〔「つま(夫)」と同源〕
□一□ [1]
配偶者である女性。
⇔おっと
「―を娶(メト)る」「新―(ニイヅマ)」「糟糠(ソウコウ)の―」
□二□ [2]
(1)主要な料理,特に刺身などのあしらいに添える野菜や海藻。「刺身の―」
(2)主となるものに添えるもの。「話の―」
つま
つま【妻】
a wife.→英和
〜をめとる marry <a girl> ;→英和
get married.
つま
つま
[料理の]garnishings;a relish;→英和
<米> fixings.
つま
つま [1] 【夫・妻】
(1)〔配偶者の意〕
夫婦や恋人などが,互いに,相手を呼ぶ称。男女ともに用いた。「吾(ア)はもよ女にしあれば汝を除て男は無し,汝を除て―は無し/古事記(上)」
(2)深い関係にある一組のものを夫婦にたとえてその一方をいう。「小牝鹿(サオシカ)の―にすめる萩の露にも/源氏(匂宮)」
(3)夫婦のうちの男のほう。女性からいう。おっと。「親の代につかはれし下男を―として/浮世草子・二十不孝 1」
→つま(妻)
つま
つま【褄を取る】
tuck a skirt.→英和
つま
つま 【爪】
爪(ツメ)の意。名詞や動詞の上に付いて,複合語として用いられる。「―先」「―音」「―弾く」
つま
つま [2] 【端・妻】
(1)もののはし。特に,建物の端。建物の側面や棟の方向に直交する面。
⇔平(ヒラ)
(2)切妻や入母屋(イリモヤ)造りの屋根の側面の三角形の壁面のこと。
(3)いとぐち。てがかり。端緒。「ながらへての身のなげきは増さる―とこそならめ/寝覚 3」
つま=をとる
――をと・る
(1)裾の長い着物の褄を手で持ち上げて歩く。
(2)〔芸者が左褄をとって歩くことから〕
芸者となる。「日本橋に―・つて/日本橋(鏡花)」
つまあがり
つまあがり [3] 【爪上(が)り】
「爪先(ツマサキ)上がり」に同じ。「左へ切れると,すぐ岨道(ソバミチ)つづきの,―になる/草枕(漱石)」
つまいた
つまいた [0] 【妻板】
ものの側面に張った板。引き出し・戸袋などの側面に張るものもいう。
つまいり
つまいり [0] 【妻入り】
建物の妻側に入り口を設けて正面とする建築様式。
⇔平(ヒラ)入り
つまおと
つまおと [0] 【爪音】
(1)琴爪で琴をひく音。
(2)馬蹄(バテイ)の音。
つまおめし
つまおめし [4] 【褄御召】
紋御召の一種。褄模様を種々の色糸を用いて織り出したもので,婦人正装用の着尺地。
つまおり
つまおり [0] 【端折(り)・爪折(り)】
(1)つまおること。また,そのもの。
(2)「端折り傘」「端折り笠」の略。
つまおりがさ
つまおりがさ [5] 【端折(り)傘】
骨の下端が内へ曲がっている長柄の傘。公家・僧侶・武家などの用いたもの。端折り立傘。端折り。
端折り傘[図]
つまおりがさ
つまおりがさ [5] 【端折り笠】
端を下へ折り曲げた菅笠。端折り。
つまおる
つまお・る [3] 【端折る・爪折る】 (動ラ五[四])
(1)はしを折り曲げる。はしょる。
(2)指先で折る。「桜が枝を―・りて/浄瑠璃・十二段長生島台」
つまおれやき
つまおれやき ツマヲレ― [0] 【褄折れ焼き】
三枚におろした魚の端を折って串を打ち,焼いたもの。
つまかざり
つまかざり [3] 【妻飾り】
切妻造りや入母屋造りの屋根の妻に用いる装飾。
つまかべ
つまかべ [2] 【妻壁】
建築物の棟に直交する方向の壁。
→つま(端・妻)(2)
つまかわ
つまかわ [0] 【爪革】
「爪掛(ツマガ)け」に同じ。
つまかわ
つまかわ【爪皮】
a toe-cover <of a clog> (下駄の).
つまがけ
つまがけ [0] 【爪掛(け)】
雨や泥をよけるために下駄・足駄の爪先にかけるおおい。つまかわ。
爪掛け[図]
つまがさね
つまがさね [3] 【夫重ね】 (名)スル
人妻が夫以外の男と肉体交渉をもつこと。間男をすること。「せめて濁らぬ人さんと道ならねども―/鳥追阿松海上新話(彦作)」
つまき
つまき 【妻木】
姓氏の一。
つまきちょう
つまきちょう [3] 【褄黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。開張5センチメートル内外。はねは白色で前翅端はとがり黒色の斑点がある。雄のこの部分は橙黄色。初夏,平地に発生。九州以北の日本と朝鮮半島に分布。
つまきよりなか
つまきよりなか 【妻木頼黄】
(1859-1916) 建築家。江戸の人。コーネル大学卒。東京府御用掛・大蔵省営繕課長などを歴任し,官庁建築を手がけた。代表作は東京府庁舎・東京商工会議所・横浜正金銀行本店など。
つまぎ
つまぎ [0] 【爪木】
〔爪先で折る木〕
たきぎにするために折り取った細い枝。たきぎ。
つまくれない
つまくれない [4] 【爪紅】
(1)〔爪を赤く染めるのに用いたことから〕
ホウセンカの異名。[季]秋。
(2)〔端紅とも書く〕
扇や巻紙などの端を紅色に染めること。
つまぐ
つま・ぐ 【褄ぐ】 (動ガ下二)
すそをからげる。はしょる。「尻も―・げてとらし/浮世草子・親仁形気」
つまぐる
つまぐ・る [3][0] 【爪繰る】 (動ラ五[四])
指先で繰り動かす。「奥様は数珠(ズズ)を―・り乍(ナガ)ら唱へて居た/破戒(藤村)」
つまぐれ
つまぐれ [0] 【爪紅】
ホウセンカの異名。つまくれない。
つまぐれだいす
つまぐれだいす [5] 【爪紅台子】
台子の一。天地の板の面を紅漆で塗った及台子(キユウダイス)。炉に用いる。
つまぐろ
つまぐろ [0] 【端黒・妻黒】
縁が黒いこと。また,縁の黒いもの。「―の箭負ひ/盛衰記 20」
つまぐろよこばい
つまぐろよこばい [5] 【褄黒横這】
ヨコバイ科の昆虫。全長5ミリメートル内外。全体草緑色で,頭部は黄緑色。雄でははねの先端は黒色。成虫は年四回以上発生し,灯火に集まる。イネの害虫。本州以南,台湾・中国まで分布。
つまこ
つまこ【妻子】
⇒妻子(さいし).
つまこ
つまこ [1] 【妻子】
妻と子。さいし。
つまご
つまご 【妻籠】
長野県木曾郡南木曾(ナギソ)町の集落。馬籠(マゴメ)峠北麓に位置し,旧中山道宿場町の面影を残す。
つまご
つまご [0] 【爪籠・爪子】
雪国で使う藁(ワラ)ぐつ。先端に藁製のおおいを付けてある草鞋(ワラジ)のようなもの。[季]冬。
つまごい
つまごい ツマゴヒ 【嬬恋】
群馬県吾妻(アガツマ)郡の村。浅間山・白根山の裾野に位置し,キャベツなど高原野菜の栽培が盛ん。鹿沢(カザワ)・万座の温泉地や鬼押出(オニオシダシ)などの観光地がある。
つまごい
つまごい [0] 【夫恋・妻恋】
夫婦または雌雄が互いに恋い慕うこと。「―に鹿(カ)鳴く山辺の/万葉 1600」
つまごいどり
つまごいどり 【妻恋鳥】
〔「春の野にあさる雉(キギシ)の妻恋に己があたりを人に知れつつ/万葉 1446」の歌から〕
キジの異名。
つまごうし
つまごうし [3] 【妻格子】
「狐(キツネ)格子」に同じ。
つまごと
つまごと [2] 【爪琴・妻琴】
〔爪で弾くことから〕
箏の異名。
つまごみ
つまごみ 【夫籠み・妻籠み】
「つまごめ」に同じ。「八雲立つ出雲八重垣―に/古事記(上)」
つまごめ
つまごめ 【夫籠め・妻籠め】
夫婦が一緒にこもり住むこと。つまごみ。「八雲立つ出雲八重垣―に/日本書紀(神代上)」
つまごもる
つまごも・る 【夫籠る・妻籠る】 (動ラ四)
夫婦が同じところにこもり住む。「埋もるる雪の下草いかにして―・れりと人に知らせん/風雅(恋一)」
つまごもる
つまごもる 【夫籠る・妻籠る】 (枕詞)
(1)物忌みなどのため「つま」のこもる屋の意で,「屋上(ヤカミ)の山」「矢野の神山」にかかる。「―屋上の山の雲間より/万葉 135」「―矢野の神山露霜に/万葉 2178」
(2)地名「小佐保(オサホ)」にかかる。かかり方未詳。「―小佐保を過ぎ/日本書紀(武烈)」
つまさき
つまさき [0] 【爪先】
足の指の先。足先。「―で立つ」
つまさき
つまさき [0] 【褄先】
着物の裾(スソ)と竪褄(タテヅマ)の出合った角。
つまさき
つまさき【爪先で立つ(歩く)】
stand (walk) on tiptoe.爪先旋回 a pirouette.→英和
つまさきあがり
つまさきあがり [5] 【爪先上(が)り】 (名・形動)
少しずつ登りになっている・こと(さま)。つまあがり。「―の山道」「―に登て見ると/武蔵野(独歩)」
つまさきさがり
つまさきさがり [5] 【爪先下(が)り】 (名・形動)
少しずつ下りになっている・こと(さま)。つまさがり。
つまさきだつ
つまさきだ・つ [5] 【爪先立つ】 (動タ五[四])
足の指先で伸び上がるようにして立つ。つまだつ。「―・って舞台を見る」「―・って歩く」
つまさだめ
つまさだめ [3] 【夫定め・妻定め】
結婚相手をきめること。「―の事については少し考えも有之/思出の記(蘆花)」
つまさばき
つまさばき [3] 【褄捌き】
着物の褄の扱い具合。
つまされる
つまされる
be (deeply) touched[moved] <by> (身に).
つまされる
つまさ・れる [4][0] (動ラ下一)[文]ラ下二 つまさ・る
(1)情にひかれて,心が感動する。「親子の愛情に―・れて,許す気になる」
(2)自分の身の上にくらべて,しみじみ哀れに感じられる。「身に―・れる」「夫人は仔細(ワケ)もなく―・れて目元に滔(アフ)るる涙を窃(ソツ)と/社会百面相(魯庵)」
つましい
つまし・い [3] 【約しい・倹しい】 (形)[文]シク つま・し
倹約をしている。暮らしぶりが地味で質素である。「―・い生活」「―・く暮らす」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
つましい
つましい
〜(く) frugal(ly);→英和
thrifty(-ily);→英和
economical(ly).→英和
つましらべ
つましらべ [3] 【爪調べ】
琴などをひく前に,弦を調整するためにつまびくこと。
つまじるし
つまじるし [3] 【爪標・爪印】
書物の要所や不審の箇所に爪でつけておくしるし。[ヘボン]
つまじろ
つまじろ 【端白】
(1)ふちが白いこと。「―の征矢おひたり/平家(一六・長門本)」
(2)動物の足先が白いこと。また,その動物。[日葡]
つまずき
つまずき [0] 【躓き】
(1)つまずくこと。
(2)失策。失敗。「油断が―のもと」
つまずき
つまずき【躓き】
stumbling;a failure.→英和
つまずく
つまず・く [0][3] 【躓く】 (動カ五[四])
〔爪突くの意〕
(1)爪先がものにひっかかって体がよろける。けつまずく。「石に―・いてころぶ」「我が乗れる馬そ―・く家恋ふらしも/万葉 365(=上代ノ俗信)」
(2)物事が中途で障害にあってうまくいかなくなる。中途で失敗する。「不況で事業が―・く」「人事問題で―・く」
つまずく
つまずく【躓く】
stumble <over a stone> ;→英和
fail <in> (失敗);→英和
take a false step <in life> (あやまち).
つまずり
つまずり [0] 【褄摺り】
和服の裾(スソ)や袖などに摺り模様をつけること。また,その和服。
つまだか
つまだか [0] 【褄高】
着物の褄を高くからげて着ること。
つまだち
つまだち [0] 【爪立ち】 (名)スル
足の爪先で立つこと。
つまだつ
つまだつ【爪立つ】
⇒爪先(つまさき).
つまだつ
つまだ・つ [3] 【爪立つ】
■一■ (動タ五[四])
爪先で立つ。「―・って見る」「足ヲ―・ツ/ヘボン」
■二■ (動タ下二)
⇒つまだてる
つまだて
つまだて [0] 【爪立て】 (名)スル
「つまだち(爪立)」に同じ。
つまだてる
つまだ・てる [4] 【爪立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つまだ・つ
足の爪先で立って,伸び上がるようにする。「足を―・てて,窓からのぞく」
つまづま
つまづま 【端端】
物事のはしばし。すみずみ。「―合はせて語るそらごとはおそろしきことなり/徒然 73」
つまで
つまで [0] 【柧手】
(1)材木の切れ端。
(2)かどのある荒削りの材木。角材。「真木の―を百(モモ)足らず筏に作り/万葉 50」
つまとりそう
つまとりそう [0] 【褄取草】
サクラソウ科の多年草。深山の林中に自生。茎は高さ10センチメートル内外となり,上部に広倒披針形の葉を数個互生。初夏,茎頂に白花を一個上向きに開き花冠は七深裂する。
つまど
つまど [2] 【妻戸】
(1)寝殿造りで,出入り口として建物の端に設けた両開きの板戸。
(2)家の端に設けた両開きの戸。
妻戸(1)[図]
つまどい
つまどい 【夫問ひ・妻問ひ】
求婚すること。特に,男が女の家に行って求婚すること。「古のますら壮士(オノコ)の相競ひ―しけむ葦屋の菟原(ウナイ)処女(オトメ)の/万葉 1801」
つまどいこん
つまどいこん [3] 【妻問婚】
夫婦が同居せず,夫が妻の家を訪れる婚姻形態。
→婿入り婚
つまどう
つまど・う 【妻問ふ】 (動ハ四)
異性を恋い慕って求婚する。また,恋人のもとに通う。「古への小竹田壮士(シノダオトコ)の―・ひし菟原(ウナイ)処女(オトメ)の奥つ城ぞこれ/万葉 1802」「秋萩を―・ふ鹿こそ独り子に子持てりといへ/万葉 1790」
つまどぐち
つまどぐち [3] 【妻戸口】
寝殿造りなどの,妻戸になっている出入り口。
つまどり
つまどり [0][4] 【褄取(り)・端取(り)】
(1)衣服の褄を手で持ち上げること。
(2)相撲の決まり手の一。相手を泳がせて後ろに回り込み,足首を取って前にはわす技。
(3)「褄取縅(オドシ)」の略。
つまどりおどし
つまどりおどし [5] 【褄取縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。袖・草摺(クサズリ)・錏(シコロ)の片側の端を斜めに色をかえて縅すもの。南北朝時代に盛行。つまどり。
褄取縅[図]
つまどる
つまど・る [3] 【褄取る・端取る】 (動ラ五[四])
(1)着物の褄を手にとってひきずらないようにする。[ヘボン]
(2)鎧(ヨロイ)の袖や,草摺(クサズリ)の端を別の色を用いて縅(オド)す。「洗ひ皮の鎧の―・りたるに,竜頭の甲の緒をしめ/太平記 32」
つまなし
つまなし 【妻梨】
梨のこと。「妻無し」の意をかけた語。「―の木を手折りかざさむ/万葉 2188」
つまはじき
つまはじき【爪弾きする】
fillip;→英和
shun (排斥);→英和
scorn (軽蔑).→英和
つまはじき
つまはじき [3] 【爪弾き】 (名)スル
〔仏家の「弾指(ダンシ)」から〕
(1)(不満・軽蔑・非難などの気持ちから)指先を親指の腹に当て,その指を強くはじくこと。「窃(ヒソ)かに独り―して,天を仰いでつぶやくやう/慨世士伝(逍遥)」
(2)他人を嫌って排斥すること。「世間から―される」
つまはずれ
つまはずれ [3] 【褄外れ・爪外れ】
裾(スソ)のさばき方。転じて,身のこなし。所作。「其―じんじやうにて,憔悴(ヤツレ)たれども鄙(イヤ)しからず/当世書生気質(逍遥)」
つまびき
つまびき [0] 【爪弾き】 (名)スル
弦楽器を指先ではじいて鳴らすこと。つめびき。
つまびく
つまびく【爪弾く】
play <a samisen> with one's fingers;pick <a guitar> .→英和
つまびく
つまび・く [3] 【爪弾く・爪引く】 (動カ五[四])
(1)弦楽器を指先ではじいて鳴らす。「ギターを―・く」
(2)弓弦(ユヅル)を指先ではじいて鳴らす。「梓弓―・く夜音の遠音にも君が御幸を聞かくし良しも/万葉 531」
つまびさし
つまびさし [3] 【妻廂】
建物の妻側の入り口や窓などの上にある廂。
つまびらか
つまびらか【詳らか(に)】
⇒詳(くわ)しい,詳しく.〜でない be not known[clear].〜にする ascertain;→英和
make <it> clear.
つまびらか
つまびらか [3] 【詳らか・審らか】 (形動)[文]ナリ
〔古くは「つまひらか」。「つばひらか」の転〕
くわしく明らかなさま。こまかい点まではっきりしているさま。「事件の真相を―にする」「生死のほどは―でない」
つまべに
つまべに [0] 【爪紅】
婦人の化粧で,手の爪に紅を塗ること。
つまべにちょう
つまべにちょう [4] 【褄紅蝶】
シロチョウ科のチョウ。開張約10センチメートル。はねの表は,雄は白色で雌ではやや褐色がかる。雄雌とも前ばねの先端に黒く縁どられた橙色斑がある。鹿児島県から東南アジアにかけて分布する。
つままれる
つままれる
be bewitched <by a fox> (狐(きつね)に).狐につままれたようだ ⇒狐.
つまみ
つまみ【摘み】
a knob (引き手);→英和
a pinch <of salt> (一つまみ);→英和
a relish (ビールの).→英和
つまみ
つまみ [0] 【摘まみ・撮み・抓み】
(1)つまんだ分量。「塩を一―加える」
(2)つまんで持つために器具や機械などに取り付けた部分。「鍋の蓋の―」
(3)手軽な酒のさかな。つまみもの。おつまみ。「ビールの―」
つまみあらい
つまみあらい【摘み洗いをする】
wash a part of <a dress> .
つまみあらい
つまみあらい [4] 【摘まみ洗い】 (名)スル
布・衣服などの汚れた部分だけをつまんで洗うこと。
つまみぐい
つまみぐい [0] 【摘まみ食い】 (名)スル
(1)食べ物を箸(ハシ)を用いず指先でつまんで食うこと。
(2)こっそり盗み食いをすること。
(3)公金などを少しずつ不正に使うこと。
つまみぐい
つまみぐい【摘み食いをする】
filch <a cookie> and eat in secret;[公金の]pocket;→英和
embezzle.→英和
つまみざいく
つまみざいく [4] 【撮み細工】
手芸の一。薄い絹の小布を二つ折りにしたものを母体の上に貼り付けて,模様を表すもの。
つまみだす
つまみだす【摘み出す】
pick out;drag[throw]out (人を).
つまみだす
つまみだ・す [4] 【摘まみ出す・撮み出す】 (動サ五[四])
(1)指先などでつまんで外に出す。「箱から玉を―・す」
(2)人を乱暴に外に追い出す。「生意気を言うと,外に―・すぞ」
つまみとる
つまみと・る [4] 【摘まみ取る・撮み取る】 (動ラ五[四])
指先などでつまんでとる。「芽を―・る」
[可能] つまみとれる
つまみな
つまみな【摘み菜】
rape seedlings.
つまみな
つまみな [0] 【摘まみ菜】
間引き取ったダイコンなどの若い菜。おひたしや味噌汁の具とする。
つまみぬい
つまみぬい [0] 【撮み縫い】
布の一部をつまんで縫うこと。別布をつけず襟や衽(オクミ)などを形づくる時に用いる。
つまみもの
つまみもの [0] 【摘まみ物】
酒に添えて出す簡単な食べ物。つまみ。おつまみ。
つまむ
つま・む [0] 【摘まむ・撮む・抓む】 (動マ五[四])
〔「爪(ツメ)」を動詞化した語〕
(1)指や棒などの先で挟んで持つ。「ピンセットで―・む」「ごみを―・んで捨てる」
(2)少量を指先などではさんで食べる。「お菓子を―・む」「すしを―・む」「台所で―・む」
(3)要点を抜き出す。要約する。かいつまむ。「要点を―・んで話す」
(4)(多く「つままれる」の形で)ばかされる。「キツネに―・まれたようだ」
(5)人を愚弄する。[日葡]
[可能] つまめる
つまむ
つまむ【摘む】
pick;→英和
pinch;→英和
hold <one's nose> ;→英和
help oneself <to the cake> .摘み出す pick[drag,throw]out.
つまむかえぶね
つまむかえぶね ツマムカヘ― 【妻迎へ船】
妻を迎えに行く船。七夕の夜,彦星が織姫を迎えるため天の河を漕いでゆく船。「彦星し―漕ぎ出(ヅ)らし/万葉 1527」
つまもよう
つまもよう [3] 【褄模様】
和服の褄に置かれた模様。また,それをつけた着物。
つまや
つまや 【妻屋・嬬屋】
夫婦の寝室。ねや。「―さぶしく思ほゆべしも/万葉 795」
つまやか
つまやか (形動ナリ)
こぢんまりしたさま。「桟敷をもかたかたと打ち廻して―なれば/申楽談儀」
つまようじ
つまようじ【爪楊枝】
a toothpick.→英和
つまようじ
つまようじ [3] 【爪楊枝】
食べ物をつきさして口に運んだり,食事のあとなどに歯にはさまったかすを除くのに用いる小形の楊枝。こようじ。「食後に―を使う」
つまよる
つまよ・る 【爪縒る】 (動ラ四)
指先で矢をひねりながら,矢柄や羽・鏃(ヤジリ)などの具合を調べる。「簾の内に,矢を―・る音のするが/宇治拾遺 3」
つまら∘ない
つまら∘ない 【詰まらない】 (連語)
〔動詞「詰まる」の未然形に助動詞「ない」の付いたもの。「つまらぬ」「つまらん」「つまんない」の形も用いられる〕
(1)満足感がなくてさびしい。心が楽しくない。「話し相手がなくて―∘ない」
(2)興味がもてない。おもしろくない。「―∘ない小説」
(3)とりあげるだけの価値がない。取るに足りない。下らない。「―∘ないものですが,召し上がって下さい」「―∘ないうわさ」
(4)ばかばかしい。不利益だ。「盗まれては―∘ない」
(5)得るところが少ない。するかいがない。「―∘ないやせ我慢をしたものだ」
[派生] ――なげ(形動)――なさ(名)
つまら∘ぬ
つまら∘ぬ (連語)
〔「つまらん」とも〕
「つまらない(連語)」に同じ。「―∘ぬことを言うな」
つまらない
つまらない【詰まらない[ささいな]】
trifling;→英和
trivial;→英和
[無価値の]worthless;useless;→英和
poor;→英和
[馬鹿げた]stupid;→英和
silly;→英和
ridiculous;→英和
foolish;→英和
[おもしろくない]uninteresting;→英和
dull;→英和
boring.→英和
〜事 <get angry about> a trifle;→英和
<talk> nonsense.→英和
詰まらなそうな顔をする(して) look bored (with a bored look).
つまり
つまり
after all (結局);in short[a word](要するに);[即ち]that is (to say);in other words.
つまり
つまり 【詰(ま)り】
■一■ [3] (名)
(1)物がつまっていること。「豆の実の―具合」
(2)物事の行きつくところ。果て。終わり。「身の―」「とどの―」
(3)行きどまり。すみ。「斯(ココ)の―彼(カシコ)の難所に走散て/太平記 7」
(4)行きづまること。困窮。「諸傍輩の―迷惑をかへりみず/仮名草子・可笑記」
■二■ [1] (副)
(1)結局。要するに。「こんなに売れるのも,―品がよいからだ」
(2)強めのために使う。すなわち。「それが―うぬぼれだ」
つまりは
つまりは [1] 【詰(ま)りは】 (副)
結局は。要するに。「つまり{■二■}」をやや強めた言い方。「―破産ということになった」
つまる
つま・る [2] 【詰(ま)る】 (動ラ五[四])
(1)ある空間に物がすきまなくいっぱいはいる。時間や抽象的なことにも用いる。「本棚に専門書がぎっしり―・っている」「今週は予定が―・っていて時間がとれない」
(2)管や通路などの途中に物がつかえて通じなくなる。「下水が―・る」「鼻が―・る」「息が―・りそうだ」
(3)(「…につまる」の形で)先に進めなくなって窮する。「返事に―・る」「言葉に―・る」
(4)短くなる。
(ア)長さが短くなる。「寸が―・る」
(イ)間隔がちぢまる。「差が―・る」「目の―・った生地」
(ウ)語形が変化して短くなる。つづまる。「カハワラハ(河童)が―・ってカッパとなったのだ」
(エ)促音になる。
(5)論の筋道がとおって決着がつく。「―・るところ」「理ニ―・ル/日葡」
→つまらない
(6)(野球で)ボールがバットの手もとに近い所に当たる。「―・ったあたり」
(7)物が不足する。「小林兵粮に―・りて又伯耆へ引退ければ/太平記 38」
〔「詰める」に対する自動詞〕
つまる
つまる【詰まる】
[ふさがる]be stopped[choked,stuffed](up);be clogged;[息が]be stifled[smothered,choked,suffocated];be stuffy (部屋など);[窮する]be hard up <for money> ;be stuck[at a loss] <for an answer> ;[短縮]contract;→英和
[充満]be (packed) full;be crammed.‖詰まった日程 a tight schedule.
つみ
つみ [1] 【雀鷂・雀鷹】
タカ目タカ科の鳥。雄はエッサイ(悦哉)とよぶ。全長は雌が約30センチメートルで,雄はやや小さい。日本で最小の鷹(タカ)。上部は灰黒色,胸と腹は雌では白に暗色の縞があり,雄では淡褐色。山林にすみ,小鳥を捕食する。シベリアから中国・日本に分布し,冬には南方に渡る。日本では主に夏鳥として渡来。
つみ
つみ [1] 【罪】
■一■ (名)
(1)法律的・道徳的・宗教的な規範に反する行為。「―を犯す」
(2){(1)}に対して負うべき責任。また,それに対して科される制裁。刑罰。「―に服する」「―を償う」「―に問われる」「人の―をかぶる」
(3)ある行為から生ずる,他人に対する負い目や責任。「無沙汰の―を許されたい」「我はおん身等に対して何の―をもおかししことなし/即興詩人(鴎外)」
(4)特に,宗教の教えに反する行為。キリスト教では神の意志に背く行為をいい,仏教では法に背く行為と戒律を犯す行為をいう。罪業。「―の意識」
(5)禁忌を破ること。「生け剥ぎ・逆剥ぎ・屎戸(クソヘ),許多(ココダク)の―を天つ罪と法り別けて/祝詞(六月晦大祓)」
(6)欠点。短所。「それを―と見なされ給はず/狭衣 3」
■二■ (形動)
無慈悲なさま。思いやりがないさま。「―なことをする」
つみ
つみ [2] 【詰み】
詰むこと。将棋で,王将が敵の駒に攻められて逃げきれなくなり負けとなること。
つみ
つみ 【錘】
「つむ(錘)」に同じ。「―デイトヲツムグ/日葡」
つみ
つみ 【柘】
植物ヤマグワの古名。[和名抄]
つみ
つみ【罪】
[犯罪]a crime;→英和
an offense;→英和
guilt;→英和
a sin (道徳上の);→英和
a fault (過失).→英和
〜な guilty;→英和
sinful.→英和
〜のない innocent;→英和
harmless.〜を犯す commit a crime[sin];sin.〜に問われる be charged with[accused of] <theft> .〜を免れる escape punishment.〜をなすり合う recriminate.→英和
〜をとがめる call <a person> to account;accuse <a person> of a fault.
つみ=が無い
――が無・い
悪気がない。無邪気である。「子供は―・い」「―・いいたずら」
つみ=を∘着る
――を∘着る
罪がないのに,その罪を引き受ける。罪をかぶる。
つみ=を悪(ニク)んで人を悪まず
――を悪(ニク)んで人を悪まず
犯した罪は罪として罰し憎んでも,その罪を犯した人までも憎んではならない。その意を悪みてその人を悪まず。
つみ=を着せる
――を着・せる
無実の人に罪を負わせる。罪をかぶせる。
つみ=無くして配所の月を見る
――無くして配所の月を見る
流刑地のような辺境の地で,罪人としてではなく普通の人として月を眺められたらさぞ情趣があることだろうの意。「本より罪なくして配所の月を見んといふことは心あるきはの人の願ふ事なれば/平家 3」
つみあげる
つみあげる【積み上げる】
pile[heap,stack]up;accumulate.→英和
つみあげる
つみあ・げる [4] 【積(み)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つみあ・ぐ
(1)積み重ねて高くする。「ブロックを―・げる」
(2)積み終わる。つみきる。「一日で―・げた」
(3)少しずつおこなう。段階的に成し遂げる。「実績を着実に―・げていく」
つみいし
つみいし [0] 【積(み)石】
(1)積み重ねた石。
(2)建物の柱の下の土台石。礎(イシズエ)。
つみいしづか
つみいしづか [4] 【積(み)石塚】
石を積み重ねて築く塚。世界的に墳墓・記念塚・一里塚などに使われるが,日本では主に先史時代の墳墓を指す。石塚。ケルン。
つみいれ
つみいれ [0] 【摘(み)入れ】
「つみれ(摘入)」に同じ。
つみいれる
つみいれる【積み入れる】
⇒積み込む.
つみおくり
つみおくり【積み送り品】
a shipment;→英和
a consignment.→英和
積み送り人 a shipper;→英和
a consignor.→英和
つみおろし
つみおろし【積み降ろし】
loading and unloading;cargo work (荷役).
つみおろし
つみおろし [0] 【積(み)降ろし・積(み)卸し】 (名)スル
貨物を船や車などに,積んだり降ろしたりすること。「貨物を―する」
つみかえ
つみかえ【積み替え(港)】
(a port of) reshipment.
つみかえる
つみかえる【積み替える】
reship;transship.→英和
つみかえる
つみか・える [4][3] 【積(み)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つみか・ふ
(1)積んであった物をくずして積み直す。「荷くずれした貨物を―・える」
(2)積んである物を移して別の所に積む。「品物を店のすみに―・える」
つみかさなる
つみかさなる【積み重なる】
be piled up;accumulate.→英和
つみかさなる
つみかさな・る [5] 【積(み)重なる】 (動ラ五[四])
(1)上へ上へと物が重なって高くなる。「板が―・る」
(2)次々に物事が重なって大きくなる。「疲労が―・る」「借金が―・る」
つみかさね
つみかさね【積み重ね】
a pile[heap,stack];→英和
an accumulation.
つみかさねる
つみかさねる【積み重ねる】
pile[heap,stack]up <on> ;accumulate.→英和
つみかさねる
つみかさ・ねる [5] 【積(み)重ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 つみかさ・ぬ
(1)上へ上へと重ねて高くする。「箱を―・ねる」
(2)物事を何度も繰り返してふやす。「努力を―・ねる」
つみがみ
つみがみ 【摘み髪】
未亡人が喪のしるしに髪を切り,茶筅(チヤセン)髪を結うこと。また,その人。後家。「―の前厄らしい美しさ/柳多留 2」
つみき
つみき【積木】
[玩具](building) blocks; <英> bricks.
つみき
つみき [0] 【積(み)木】
(1)材木を積むこと。
(2)種々の形の木片を積んで,いろいろの物の形を作る遊び。また,それに使うおもちゃ。
つみきん
つみきん [2] 【積(み)金】
金銭を蓄えること。また,蓄えた金銭。積立金。貯金。「―ヲシテオイテ家ヲ買ウ/ヘボン(三版)」
つみくさ
つみくさ [0] 【摘(み)草】 (名)スル
春の野原に出て,若菜や草花を摘むこと。[季]春。
つみくさ
つみくさ【摘み草】
<go> herb gathering.
つみこみ
つみこみ【積込み】
loading;shipping (船の);→英和
shipment.→英和
積込み値段 a free on board[F.O.B.]price.
つみこむ
つみこ・む [3] 【積(み)込む】 (動マ五[四])
船や車などに荷物を積んで入れる。「船に荷を―・む」
[可能] つみこめる
つみこむ
つみこむ【積み込む】
load <a ship with coal> ;→英和
ship;→英和
[船が主語]take in <a cargo> .
つみごえ
つみごえ [0] 【積(み)肥】
⇒たいひ(堆肥)
つみさく
つみさ・く 【擘く】 (動カ四)
手や爪の先で植物などを裂く。[名義抄]
つみさりどころ
つみさりどころ 【罪避り所】
罪からのがれるところ。多く,打ち消しの語を伴って用いられる。「わが過ちのいとほしさも,例の―なく/狭衣 4」
つみしろ
つみしろ 【罪代】
罪のつぐない。「かかる御なからひにまじり侍る―には/宇津保(嵯峨院)」
つみすぎる
つみすぎる【積み過ぎる】
overload <a ship> .→英和
積み過ぎ overloading.
つみする
つみ・する [3] 【罪する】 (動サ変)[文]サ変 つみ・す
罪を責めて刑罰を与える。罰する。「讒言せしもの等を―・せんとし玉ひけるに/二宮尊徳(露伴)」
つみた
つみた [0] 【摘(み)田】
「蒔(マ)き田」に同じ。
つみたて
つみたて【積立金】
a reserve fund;money reserved <for> .積立貯金 installment savings.別途積立金 a special reserve.
つみたて
つみたて [0] 【積(み)立て】 (名)スル
金銭を積み立てること。「旅行のために―する」
つみたてきん
つみたてきん [0] 【積立金】
(1)積み立てた金。少しずつ何回かにわけて蓄えた金銭。つみきん。
(2)企業が,利益金の一部を留保して資本として蓄積するもの。法定準備金(利益準備金)と任意準備金に分けられる。
つみたてていきよきん
つみたてていきよきん [8] 【積立定期預金】
満期日および預入期限を定め,一定の期間内に何回かに分けて預け入れることでまとまった貯蓄をする目的の預金。
つみたてほうしき
つみたてほうしき [5] 【積立方式】
毎年の積立金と積立金運用利子で将来の給付をまかなう,社会保険などの財政方式。国民年金・厚生年金保険・共済年金保険などが代表的。
→修正積立方式
つみたてる
つみたてる【積み立てる】
save;→英和
put[lay]by[aside];reserve.→英和
つみたてる
つみた・てる [4][0] 【積(み)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つみた・つ
(ある目的のために)何回かに分けて貯金する。「修学旅行の費用を―・てる」
つみたてファンド
つみたてファンド [5] 【積立―】
一定額を定期的に積み立て,収益分配金も全額再投資する仕組みの継続投資専用の追加型株式投資信託。
つみだし
つみだし [0] 【積(み)出し】 (名)スル
荷物を積み出すこと。
つみだし
つみだし【積出し】
shipment.→英和
積み出す ship;→英和
send;→英和
forward.→英和
‖積出港 a port of shipment.
つみだしこう
つみだしこう [4] 【積(み)出し港】
荷物を積み出す港。「石炭の―」
つみだす
つみだ・す [3] 【積(み)出す】 (動サ五[四])
荷物を船・車などに積んで送り出す。出荷する。「早場米を―・す」
[可能] つみだせる
つみだる
つみだる [0] 【積み樽】
祝いに酒樽を積み上げて飾ること。また,その樽。
つみつくり
つみつくり [3] 【罪作り】 (名・形動)[文]ナリ
(1)純真な人をだましたり困らせたりするような行為をする・こと(さま)。「子供をだますとは―な話だ」
(2)仏道にそむく行為をすること。人・生き物を殺したり傷つけたりするなど,非人間的な行為をすること。
つみつくり
つみつくり【罪作りな】
sinful;→英和
cruel;→英和
mischievous.→英和
〜ことをする commit a sin;→英和
do a cruel thing;do mischief.
つみとが
つみとが [1] 【罪科】
つみととが。罪悪。罪過。
つみとばつ
つみとばつ 【罪と罰】
〔原題 (ロシア) Prestuplenie i nakazanie〕
ドストエフスキーの長編小説。1866年刊。貧しい学生ラスコーリニコフは,非凡人には犯罪さえも許されるとの観念をいだき,金貸しの老婆とその妹を殺すが,予期せぬ孤絶感に脅かされ,娼婦ソーニャのキリスト教的愛に触れて自首をし,流刑地シベリアに赴く。
つみとる
つみと・る [3] 【摘(み)取る】 (動ラ五[四])
(1)植物の実や芽を,指先でつまんで取る。「芽を―・る」
(2)(好ましくないものが)大きくならないように取り除く。「悪の芽を―・る」
[可能] つみとれる
つみとる
つみとる【摘み取る】
pick;→英和
pluck;→英和
nip (off).→英和
つみな
つみな [0] 【摘(み)菜】
ダイコン・カブ・コマツナなどの,芽を出して間もない若い菜を摘みとること。また,その菜。間引き菜。小菜(コナ)。[季]秋。
つみなう
つみな・う 【罪なふ】
■一■ (動ハ四)
罪に処する。罰する。「法を犯さしめて,それを―・はん事,不便のわざなり/徒然 142」
■二■ (動ハ下二)
{■一■}に同じ。「義(コトワリ)の兵を挙けて,汝が逆(サカウル)に―・へむとす/日本書紀(崇神訓)」
つみなおす
つみなおす【積み直す】
reload;→英和
[重ね直す]pile over again.
つみに
つみに【積荷】
a load;→英和
a freight;→英和
a cargo (船・飛行機の).→英和
〜する load <goods,a ship> ;ship <goods> .→英和
〜を降ろす unload;→英和
discharge <cargo> .→英和
‖積荷保険 cargo insurance.
つみに
つみに [0] 【積(み)荷】
船・車などに積んで運送する荷物。「―を降ろす」
つみにあんない
つみにあんない [4] 【積(み)荷案内】
契約商品の船積み終了後,荷主が荷受け人に発送する案内状。積み荷の品名・数量・積み出し日・船荷証券番号・手形期限などを記載。
つみにしょるい
つみにしょるい [4] 【積(み)荷書類】
貨物を船で輸出する際,作成される書類。代金決済の時に必要とする。荷為替手形・船荷証券・海上保険証券・送り状などがある。船積み書類。
つみにほけん
つみにほけん [4] 【積(み)荷保険】
航海上の事故によって積み荷に生ずる損害の填補を目的とする海上保険。
つみにもくろく
つみにもくろく [4] 【積(み)荷目録】
輸送貨物の船名・国籍・品名・出荷主・受荷主・個数・重量などの詳細を記入した書類。入港時に船長は入港届・船用品目録などとともに税関に提出しなければならない。積み荷運賃明細目録。
つみのこし
つみのこし [0] 【積(み)残し】
積みきれずに一部分を残すこと。比喩的にも用いる。「―の船荷」「―の案件」
つみのこす
つみのこす【積み残す】
shut out from shipment;[乗客を]leave behind.
つみのこす
つみのこ・す [4] 【積(み)残す】 (動サ五[四])
積みきれずに一部分を残す。比喩的にも用いる。「船が小さくて貨物を―・した」「多くの法案を―・して国会が閉会した」
つみのこり
つみのこり【積み残り】
[船の]short shipment;shutout goods;[鉄道の]left-off goods.
つみは
つみは 【鍔・鐔】
「つば(鍔)」の古名。「復た剣(ツルギ)の―より垂(シタタ)る血,激越(ソソ)きて神と為る/日本書紀(神代上訓)」
つみびと
つみびと【罪人】
a criminal;→英和
a sinner.→英和
つみびと
つみびと [0] 【罪人】
罪のある人。ざいにん。とがにん。
つみぶかい
つみぶかい【罪深い】
sinful;→英和
guilty.→英和
つみぶかい
つみぶか・い [4] 【罪深い】 (形)[文]ク つみぶか・し
罪が深い。道徳に反している。「―・い事をする」
[派生] ――さ(名)
つみほろぼし
つみほろぼし【罪滅ぼしをする】
atone for one's sins;make amends <for the past> .〜のために in atonement for <one's sins> .
つみほろぼし
つみほろぼし [3] 【罪滅ぼし】 (名)スル
善行を積んで過去の罪の償いをすること。「せめてもの―」
つみもどし
つみもどし [0] 【積(み)戻し】
外国から到着した貨物を,輸入手続きをせずにそのまま外国へ送り出すこと。
つみもどし
つみもどし【積み戻し】
reshipment.
つみもどす
つみもどす【積み戻す】
ship[send]back.
つみもの
つみもの [0] 【積(み)物】
(1)積み重ねたもの。
(2)祝儀として贈られた酒樽・俵物などを家の前に積み上げたもの。「思ひ��の―/滑稽本・根南志具佐」
つみやぐ
つみやぐ [0] 【積(み)夜具】
遊郭で,遊客が女郎となじみとなったしるしとして贈った新調の夜具を,店先に積んで飾っておいたもの。
つみれ
つみれ [0] 【摘入】
〔「つみいれ」の転〕
(1)すりつぶした魚肉を卵や小麦粉などをつなぎにしてこね合わせ,少しずつ摘み取ってまるめ,汁に入れて煮たもの。
(2)魚肉をすって団子のようにまるめて蒸したもの。つみいれはんぺん。
つみわた
つみわた [0] 【摘(み)綿】
真綿を薄く広げたもの。小袖の綿入れなどに入れる。
つむ
つむ【積む】
[積み重ねる]pile[heap,stack](up);→英和
lay <bricks> ;→英和
[積載]load <goods,a ship> ;→英和
ship <goods> ;→英和
[蓄積]accumulate;→英和
store (up);→英和
gain <experience> ;→英和
[練習を]practice;→英和
[供託]deposit.→英和
山と〜 pile <things> in heaps.
つむ
つ・む [1] 【詰む】
■一■ (動マ五[四])
(1)密ですき間がなくなる。つまる。「目が―・む」
(2)将棋で,王将が囲まれて逃げ場がなくなる。「あと一手で―・む」
(3)ゆきづまる。窮する。「理に―・む」
■二■ (動マ下二)
⇒つめる
つむ
つ・む [0] 【摘む】 (動マ五[四])
〔「爪」と同源〕
(1)(「抓む」とも書く)指先や爪の先などではさみとる。「茶を―・む」「草を―・む」
(2)はさみなどで先を刈る。髪や植木などを刈る。「枝を―・む」「頭髪(カミ)なんか―・んで,大層綺麗におめかしして/別れたる妻に送る手紙(秋江)」
(3)指先で強くはさむ。つねる。「手をいたく―・ませ給へるこそ/源氏(東屋)」
(4)指先ではさんで持つ。「御裳(ミモ)の裾―・み上げ掻き撫で/万葉 4408」
[可能] つめる
つむ
つ・む 【集む】 (動マ下二)
あつめる。「なげきな―・めそうき事にあひくる身をばすてぬものから/古今(物名)」
つむ
つむ【詰む】
be (check)mated (将棋).目の詰んだ fine[close,packed].→英和
つむ
つ・む 【齧む】 (動マ四)
前歯でかむ。かじる。「似げなきもの…髯勝ちなる者の椎―・みたる/枕草子 41」
つむ
つむ [1] 【錘・紡錘】
糸をつむぐと同時に,糸に撚(ヨ)りをかけながら巻き取る道具。ぼうすい。すい。つみ。
つむ
つむ 【頭】
「つむり(頭)」の略。
→おつむ
つむ
つむ 【舶】
大きな船。「進みて嶋郡(シマノコオリ)に屯(イワ)みて―を聚め軍の粮を運ぶ/日本書紀(推古訓)」
つむ
つ・む [0] 【積む】 (動マ五[四])
(1)物の上に物を重ねる。「石を―・んで塀を作る」「みかんが山と―・まれている」
(2)乗り物に荷物をのせる。積載する。「貨車に石炭を―・む」「砂利を―・んだトラック」
(3)長い期間をかけて,次第に増やしたり高めたりする。「フランスで修業を―・んだコック」「経験を―・む」「トレーニングを―・む」
(4)(金品を)ためる。また,貯金する。「毎月五円宛(ヅツ)会社の方で預つて―・んで置いて/吾輩は猫である(漱石)」
(5)金銭を相手に渡すべく用意する。「いくら金(カネ)を―・まれてもこの土地は売らない」「保釈金を―・んで保釈される」
(6)「つもる{(1)}」に同じ。「雪が降り―・む」「雪のいとおほく降りたるを,うれしうもまた―・みつるかなと/枕草子 87」
〔「積もる」に対する他動詞〕
[可能] つめる
つむ
つむ【摘む】
pick;→英和
pluck;→英和
nip;→英和
[鋏で]clip;→英和
trim;→英和
cut;→英和
gather (採集).→英和
摘む人 a gatherer.
つむがた
つむがた [0] 【紡錘形】
紡錘に糸を巻いたときの形。ぼうすいけい。
つむぎ
つむぎ [0] 【紬】
〔動詞「紡ぐ」の連用形から〕
紬糸で織った絹織物。紬糸の節が織りに表れ,ざっくりとした風合をもつ。紬織り。
つむぎ
つむぎ【紬】
pongee.→英和
つむぎいと
つむぎいと [4] 【紬糸】
屑繭(クズマユ)または真綿からつむいだ絹糸。
つむぎうた
つむぎうた [3] 【紡ぎ唄】
糸車を回して糸をつむぐときにうたう唄。糸繰り唄。糸引き唄。糸取り唄。
つむぎおり
つむぎおり [0] 【紬織(り)】
「紬(ツムギ)」に同じ。
つむぎがすり
つむぎがすり [4] 【紬絣】
絣の柄を表した紬織り。
つむぎじま
つむぎじま [0] 【紬縞】
縞柄を表した紬織り。
つむくり
つむくり 【独楽】
こまの古名。[色葉字類抄]
つむぐ
つむぐ【紡ぐ】
spin <cotton into yarn> .→英和
つむぐ
つむ・ぐ [2][0] 【紡ぐ】 (動ガ五[四])
綿・繭から繊維を引き出し,よりをかけて糸にする。「糸を―・ぐ」
[可能] つむげる
つむじ
つむじ【旋毛】
the whirl of hair on the head.→英和
〜を曲げる get cross.
つむじ
つむじ [0] 【旋風】
〔「つむじ(旋毛)」と同源〕
「つむじかぜ」に同じ。
つむじ
つむじ 【辻】
道が十字に交差している場所。つじ。[名義抄]
つむじ
つむじ [0] 【旋毛】
頭頂にあって,毛が渦のように巻いているところ。一個ないし二個あり,右巻きの方がやや多い。つじ。
つむじ=が曲がる
――が曲が・る
性格がひねくれている。
つむじ=を曲げる
――を曲・げる
気分をそこねて従わない。ひねくれる。
つむじかぜ
つむじかぜ [3] 【旋風】
渦を巻いて吹く強い風。つじかぜ。つむじ。せんぷう。
つむじかぜ
つむじかぜ【旋風】
⇒旋風(せんぷう).
つむじげ
つむじげ [3] 【旋毛】
つむじの毛。毛渦(モウカ)。せんもう。
つむじまがり
つむじまがり【旋毛曲がり】
<米話> a crank;→英和
a screwball.→英和
〜の whimsical;crazy;→英和
cranky.→英和
つむじまがり
つむじまがり [4] 【旋毛曲(が)り】 (名・形動)
性質がねじけていて素直でない・こと(さま)。そのような性質の人をもいう。「―な面もあるが根はいい奴だ」
つむぶり
つむぶり [3] 【紡錘鰤】
スズキ目の海魚。全長1.5メートルになる。体はブリに似て紡錘形。背面は青藍色,腹部は銀白色。体側に三本の鮮やかな黄色の縦帯が走り,帯の間は美しい青色をしている。刺身・照り焼きにして美味。暖・熱帯海域に広く分布。オキブリ。キツネ。
つむらべついん
つむらべついん 【津村別院】
大阪市中央区本町にある浄土真宗本願寺派の寺。1597年創設。大谷派の難波別院を南御堂と称するのに対し,北御堂と呼ばれる。
つむり
つむり [3] 【頭】
(1)人間のあたま。つぶり。かしら。つむ。おつむ。「源叔父は―をあげて/源おぢ(独歩)」
(2)頭髪。
つむりのひかる
つむりのひかる 【頭光】
(1754-1796) 江戸後期の狂歌師。本名,岸宇右衛門。別号,桑楊庵・二世巴人亭。日本橋亀井町の町代。狂歌四天王の一人。宿屋飯盛(ヤドヤノメシモリ)らの伯楽連の中心人物。編著「才蔵集」「狂歌上段集」など。
つむりもの
つむりもの [0][5] 【頭物】
婦人の頭髪を飾るもの。櫛(クシ)・笄(コウガイ)・簪(カンザシ)の総称。髪飾り。
つむる
つむ・る [0] 【瞑る】 (動ラ五[四])
〔「つぶる」の転〕
目を閉じる。つぶる。「目を―・る」
[可能] つむれる
つめ
つめ [0] 【爪】
(1)ヒトの手足の指先や爬虫類以上の脊椎動物の指趾の先端をおおう板状の角質の部分。ヒトの平爪,イヌ・ネコの鉤爪(カギヅメ),ウシ・ウマの蹄(ヒヅメ)など。「―を切る」「―でひっかく」
(2)琴を弾くとき,指先にはめる爪状の道具。琴爪。
(3)物を引っかけたりつりさげたりするもの。鉤(カギ)の類。
(4)けちで欲深いこと。「ほんにお前も―ぢやあなあ/歌舞伎・侠詞花川戸」
→爪の垢(アカ)(独立項目)
つめ
つめ [2] 【詰(め)】
(1)詰めること。
(2)物のすき間などに詰めるもの。「箱の―」
(3)端。きわ。「橋の―の番小屋」
(4)
⇒お詰め
(5)将棋で,勝負のつきそうな最後の局面。転じて,物事の最終段階。「―で手が狂う」「―が甘い」
(6)〔「煮詰め」の略〕
穴子(アナゴ)の煮汁などを煮詰めたたれのこと。鮨屋(スシヤ)などでは穴子や蝦蛄(シヤコ)の表面に塗る。
(7)〔振袖に対する脇詰めの意〕
年増の女。「枕のお伽が御用ならば振袖なりと―なりと/浄瑠璃・丹波与作(中)」
つめ
つめ【爪】
a nail;→英和
a claw (動物の);→英和
a hoof (牛馬の);→英和
a plectrum (琴の);→英和
a claw (指輪の).〜をのばす(切る,染める) grow (cut,paint) one's nails.〜に火をともす lead a stingy life.〜の垢(あか)ほども <not> the least <kindness> .→英和
‖爪切り a nail clipper[nipper].爪切り鋏 (a pair of) nail scissors.爪やすり a nail file.
つめ
つめ【詰め】
a stopper (栓(せん));→英和
a box <of fifty pieces> (箱詰);→英和
bottled <jam> (瓶詰);checkmate (将棋の).→英和
(支店)〜になる be appointed[transferred]to (a branch office).
つめ
つめ [2]
文楽人形の首(カシラ)の名の一。男女の雑多な端役に用いる。卑俗で庶民的な表情をした一人遣いの人形。
つめ=で拾って箕(ミ)で零(コボ)す
――で拾って箕(ミ)で零(コボ)す
長い苦労の成果を,一時に浪費してしまうことのたとえ。
つめ=に火をともす
――に火をともす
〔蝋燭(ロウソク)の代わりに爪に火をともす意〕
極端な倹約ぶりをたとえていう語。
つめ=に爪なく瓜(ウリ)に爪あり
――に爪なく瓜(ウリ)に爪あり
「爪」と「瓜(ウリ)」の,よく似た字形の違いをわかりやすくいった言葉。
つめ=の長い
――の長・い
欲が深い。「おお,どうで鷲か鵰(クマタカ)か,―・い猿松め/浄瑠璃・関取千両幟」
つめ=を研(ト)ぐ
――を研(ト)・ぐ
けものが爪をみがく。準備して獲物を待ち構えるたとえ。「復讐の―・ぐ」
つめ=を隠す
――を隠・す
才能を表面に出さない。「能ある鷹(タカ)は―・す」
つめあい
つめあい [0] 【詰(め)合い】
(1)同じ所に詰めていること。同じ場所に出勤していること。また,その人。
(2)互いに責め合うこと。「抜け抜かんなどとの―,まことの侍のすべき業ならず/耳塵集」
つめあう
つめあ・う 【詰め合ふ】 (動ハ四)
(1)同じ所に出仕する。同じ所に集まって控えている。「―・ひ居りし我々ども/歌舞伎・天衣紛」
(2)互いに責め合う。「詮議致して見せう,せいよ,して見せう,と―・ふ/歌舞伎・幼稚子敵討」
つめあと
つめあと【爪跡】
a nail mark;a scratch.→英和
つめあと
つめあと [0] 【爪痕】
(1)爪でかいた傷あと。
(2)災害や事件などが残した被害のあと。「台風の―」
つめあわせ
つめあわせ【詰め合せ】
an assortment.→英和
〜の assorted <biscuits> .→英和
つめあわせ
つめあわせ [0] 【詰め合(わ)せ】
一つの箱や籠(カゴ)などに二種以上の品物をいっしょに入れること。また,その物。「缶詰の―」
つめあわせる
つめあわ・せる [5][0] 【詰め合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二つめあは・す
二種以上の品物を箱や籠(カゴ)にいっしょに入れる。「果物を―・せた籠」
つめいくさ
つめいくさ 【詰め軍】
敵を追いつめて戦うこと。「壇浦の―までも終に弱げを見せ給はず/義経記 4」
つめいん
つめいん [0] 【爪印】
親指の先に墨や印肉をつけておし,花押(カオウ)または印の代わりとしたもの。拇印(ボイン)。爪形。爪判(ツメバン)。
つめえり
つめえり【詰襟】
(a coat with) a closed[stand-up]collar.
つめえり
つめえり [0] 【詰(め)襟】
立ち襟。特に軍服や学生服のものをいう。
つめかえ
つめかえ【詰め替える】
repack;refill;→英和
rebottle.
つめかえ
つめかえ [0] 【詰(め)替え】
詰め替えること。また,詰め替えたもの。
つめかえる
つめか・える [4][3] 【詰(め)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つめか・ふ
改めて詰める。また,ほかの物へ移して詰める。詰めなおす。「小瓶に―・える」
つめかける
つめか・ける [4][0] 【詰(め)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つめか・く
(1)大勢がいっしょにひと所に押しかける。「記者が―・ける」
(2)そば近くに迫り寄る。詰め寄る。「たたんとするをも,すかさず―・けてのますれば/評判記・色道大鏡」
つめかける
つめかける【詰めかける】
crowd <a house,into a room> ;→英和
throng[flock] <to,into,around> .→英和
つめかんむり
つめかんむり [3] 【爪冠】
漢字の冠の一。「爰」「受」などの「爫」や「�」の部分。
→爪繞(ソウニヨウ)
つめがえる
つめがえる [3] 【爪蛙】
無尾目の両生類。体長約9センチメートル。体色は黄褐色で不規則な暗色の大きな斑紋がある。指先がとがり,後肢の第一〜三指に爪状突起がある。水中で生活し,昆虫・小魚などを捕食するが,舌がないので,前肢で口へ送り込む。実験動物として飼育。アフリカ中部以南に広く分布。アフリカツメガエル。ゼノパス。
つめがた
つめがた [0] 【爪形】
(1)爪の形。
(2)爪でつけたあと。
(3)「爪印(ツメイン)」に同じ。
つめきり
つめきり [3][0] 【爪切り】
爪の先を切る道具。刃先が爪形で金属製。
つめきり
つめきり [0] 【詰(め)切り】
絶えずそこにいること。つめっきり。「記者クラブに―で待機する」
つめきりばさみ
つめきりばさみ [5] 【爪切り鋏】
爪の先を切るのに用いる小さい鋏。
つめきる
つめきる【詰め切る】
be in constant attendance <on> ;never leave <one's office> .
つめきる
つめき・る [3][0] 【詰(め)切る】 (動ラ五[四])
(1)その場を離れず,絶えず待機または出仕する。「その頃は嘉助同格の支配人が三人も―・つて/家(藤村)」
(2)物事を究極の状態にまでおし進める。「交渉を―・る」
つめくさ
つめくさ [0] 【詰草】
シロツメクサの別名。
つめくさ
つめくさ [0] 【爪草】
ナデシコ科の一,二年草。道端・庭などに多い。高さ約7センチメートル。葉は対生し,線形で鳥の爪のように曲がる。四〜七月,葉腋に白色五弁の小花をつける。蒴果(サクカ)は楕円形。タカノツメ。
つめくそ
つめくそ [0] 【爪糞】
爪の間にたまったあか。爪のあか。
つめぐみ
つめぐみ [0] 【詰(め)組み】
斗栱(トキヨウ)の配置型式の一。柱の上ばかりでなく,柱と柱の間にも密に斗栱を組むもの。唐様(禅宗様)の建築にみられる。
つめぐるま
つめぐるま [3] 【爪車】
鋸(ノコギリ)歯状の歯をもった歯車。逆転止めの爪と組み合わせて,一方向だけに回転するように作られている。置き時計のぜんまい巻き軸,貨車のハンド-ブレーキの逆転止めなどに用いる。ラチェット。
つめこすり
つめこすり [3] 【爪擦り】
切った爪の角をこすってなめらかにする道具。木片に木賊(トクサ)を貼ったもの。または,細長いやすり状のもの。
つめこみ
つめこみ [0] 【詰(め)込み】
つめこむこと。
つめこみきょういく
つめこみきょういく [5] 【詰(め)込み教育】
学習者の興味や理解能力を無視し,知識の機械的な記憶に重点の置かれる教育。
つめこむ
つめこ・む [0][3] 【詰(め)込む】 (動マ五[四])
(1)物を入れ物にいっぱい詰める。「かばんに本を―・む」
(2)たくさん食べる。腹いっぱい食べる。「ごちそうをたらふく―・む」
(3)多くの人を限られた場所にむりに入れる。「乗客を―・む」
(4)いろいろな知識を無理に覚えさせる。「数学の公式を頭に―・む」
[可能] つめこめる
つめこむ
つめこむ【詰め込む】
pack[stuff] <a bag with books> ;→英和
jam;→英和
crowd <people> into <a car> ;squeeze <into> ;→英和
cram <knowledge into one's head> .→英和
‖詰込教育 the cramming education.詰込勉強をする cram <for an examination> .
つめご
つめご [2][0] 【詰(め)碁】
囲碁で,石の死活を,与えられた譜面で追求するもの。また,その碁。
つめご
つめご【詰碁】
a go puzzle.
つめしゅう
つめしゅう 【詰衆】
武家政権の職名。一五世紀半ばの室町幕府に設けられ,江戸時代を通じて存続した。将軍家の身辺に常に侍して警固・奉仕の任にあたる人々。江戸幕府においては,雁の間詰めの譜代大名が交代でつとめた。おつめしゅう。
つめしゅうなみ
つめしゅうなみ 【詰衆並】
江戸幕府の職名。詰衆に準ずる地位。菊の間詰めの普代大名から選ばれ,将軍外出の際の供奉・警固にあたった。詰並(ツメナミ)。
つめしょ
つめしょ [2][3] 【詰(め)所】
勤務時間中,詰めている場所。「守衛の―」
つめしょ
つめしょ【詰所】
an office;→英和
a station;→英和
a guard room[house](番人の).
つめしょうぎ
つめしょうぎ【詰将棋】
a chess puzzle.
つめしょうぎ
つめしょうぎ [3] 【詰(め)将棋】
与えられた譜面と駒を用いて王手の連続で王将を詰めること。また,その将棋。
つめそで
つめそで [0] 【詰め袖】
袖付け全部を見頃(ミゴロ)に縫い付けた袖。また,その着物。男物の袷(アワセ)羽織の袖など。付けつめ袖。脇ふさぎ。
つめたい
つめたい【冷たい】
[温度]cold;→英和
chilly;[心の]cold;coldhearted.〜態度をとる give the cold shoulder <to> .冷たい戦争 a cold war.冷たくなる become[get]cold;cool off (態度が);die.→英和
つめたい
つめた・い [0][3] 【冷たい】 (形)[文]ク つめた・し
〔「爪(ツメ)痛し」の転という〕
(1)物の温度が低くてひややかである。
⇔熱い
「―・い飲み物」「風が―・い」「―・い水」
(2)愛情や思いやりがない。やさしさ・あたたかさがない。冷淡だ。
⇔あたたかい
「心の―・い人」「―・い仕打ち」「わざと―・く当たる」
(3)寒い。「いと―・きころなれば/枕草子 184」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
つめたがい
つめたがい [3] 【津免多貝】
海産の巻貝。貝殻は径7センチメートル内外の饅頭形。栗褐色または紫褐色で,底面は白色。表面は滑らか。殻口は大きい。アサリなどの二枚貝の殻に穴をあけて肉を食べる肉食性。砂泥で練り固めた「砂茶碗」と呼ばれる茶碗状の卵塊を産む。北海道以南に分布。ツベタガイ。ウツボガイ。
つめたし
つめた・し 【冷たし】 (形ク)
⇒つめたい
つめだに
つめだに [0] 【爪蜱】
ダニ目ツメダニ科のダニの総称。体長0.7ミリメートル内外。他のダニ類を捕らえて体液を吸う。まれに人間を刺し皮膚炎をおこす。フトツメダニ・タタミツメダニ・ネコツメダニなど。
つめて
つめて【詰手】
checkmate (将棋の).→英和
つめては
つめては 【詰めては】 (副)
結局は。最後には。「―たのしうなるぞ/史記抄 18」
つめどころ
つめどころ 【詰(め)所】
最も大切な所。急所。見せ場。「よき能と申は,本説正しく珍らしき風体にて,―ありて,懸り幽玄ならんを第一とすべし/風姿花伝」
つめなが
つめなが 【爪長】 (名・形動)
〔「爪に火をともす」のことわざから,火をともすために爪を長くする意〕
非常に欲深いこと。けちなこと。また,そのさま。そのような人をもいう。「内方は生れついての―でござれば/歌舞伎・五大力」
つめなしじ
つめなしじ [3] 【詰め梨子地】
梨子地蒔絵(マキエ)の中で,最も梨子地粉(ナシジフン)を濃く蒔きつけたもの。濃(コイ)蒔梨子地。
→梨子地
つめのあか
つめのあか [5] 【爪の垢】
(1)爪の間にたまったあか。
(2)きわめて分量の少ないことのたとえ。「―ほども不正はしていない」
つめのあか=を煎(セン)じて飲む
――を煎(セン)じて飲・む
すぐれた人の爪の垢を薬として飲みでもして,その人にあやかるように心がける。
つめのしろ
つめのしろ 【詰の城】
(1)一つの城の中で最終拠点となる地域,または曲輪(クルワ)。本丸一帯をさす場合と,本丸よりもさらに重要な曲輪を設けてそれをさす場合とがある。
(2)複数の城で防衛地域を設定した場合,最終拠点となる城。支城に対する本城。
つめはんげつ
つめはんげつ [3] 【爪半月】
「小爪(コヅメ){(1)}」に同じ。
つめばけい
つめばけい [3] 【爪羽鶏】
キジ目の鳥。雌雄同色。頭上に赤褐色の冠羽があり,目の周りは鮮青色。雛(ヒナ)の翼に顕著な爪がある。南米のブラジル・コロンビア等に分布。
つめばら
つめばら [0] 【詰(め)腹】
(1)強制されて切腹すること。「急ぎ―きらするか/浄瑠璃・嫗山姥」
(2)不本意ながら,他からむりやり責任をとらされること。強制的に辞任・辞職をさせられること。「役職上―を切らされる」
つめばら
つめばら【詰腹を切らせる】
force <a person> to commit suicide (自殺)[to resign (辞職)].
つめばん
つめばん [0] 【爪判】
(1)「爪印(ツメイン)」に同じ。
(2)江戸時代,罪人が白状した口書(クチガキ)に押した爪印。
つめばん
つめばん [2] 【詰(め)番】
当番をきめて出仕したり,宿直したりすること。
つめひらき
つめひらき [3] 【詰(め)開き】
〔「つめびらき」とも〕
(1)かけひき。談判。応対。「お侍様との―は跡へ廻して/歌舞伎・お染久松色読販」
(2)貴人の前を退出するとき,左から右へ身体をまわして立ち上がること。転じて,立ち居振る舞い。
(3)逆風で帆走するとき,これ以上は風上に切り上がらない極限の針路で帆走すること。また,そのときの帆の状態。
つめひらく
つめひら・く 【詰め開く】 (動カ四)
談判する。かけひきする。「だまつているはひけた事,あがつてひとつ―・かん/浄瑠璃・二枚絵草紙(上)」
つめびき
つめびき [0] 【爪弾き】 (名)スル
⇒つまびき(爪弾)
つめふす
つめふ・す 【詰め伏す】 (動サ下二)
理屈を言って屈伏させる。説き伏せる。「我より劣りたらん者に向ひて憍慢して―・せて又何の益かあらん/栂尾明恵上人遺訓」
つめみがき
つめみがき [3] 【爪磨き】
爪を磨くこと。また,その道具。
つめもの
つめもの【詰物】
(a) stuffing;→英和
packing;→英和
padding (服の);→英和
a filling (虫歯の).→英和
つめもの
つめもの [2] 【詰(め)物】
(1)鳥・魚などの内部に詰めるため,別に調理したもの。また,それを詰めた料理の総称。スタッフ。
(2)荷造りをするときなど,中に入れる品物が動かないようにすき間に詰めるもの。パッキング。
(3)虫歯の穴をふさぐために詰めるゴム・セメントなどの材料。
つめよせる
つめよ・せる [0][4] 【詰(め)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 つめよ・す
すぐ近くに迫り近づく。押し寄せる。また,攻め寄せる。「『さあ出して頂戴』と女は―・せる/草枕(漱石)」[日葡]
つめよる
つめよる【詰め寄る】
press[close in] <upon> ;→英和
draw near[close to].
つめよる
つめよ・る [0][3] 【詰(め)寄る】 (動ラ五[四])
そば近くまで寄っていく。激しい態度で迫る。「責任ある回答をしろと―・る」
つめる
つ・める [2] 【詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 つ・む
(1)容器に物を,すき間がないように入れる。いっぱいに入れる。「おせちを重箱に―・める」「弁当を―・める」
(2)穴やすき間に物を入れてふさぐ。「すき間に新聞紙を―・める」
(3)長さや間隔を縮める。
(ア)短くする。「寸法を―・める」「ズボンの丈(タケ)を―・める」
(イ)間隔を縮める。「行間を―・める」「中ほどへお―・め下さい」
(ウ)倹約する。切りつめる。「生活を―・める」「随分わしが身を―・め/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
(4)通じないようにする。「逸見の声である。僕は息を―・めてゐた/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
(5)(「根(コン)をつめる」の形で)ある物事を,長時間にわたって気力を集中して行う。「根を」を略した形も用いる。「あまり根を―・めると体にさわる」「猛暑のさなかに―・めて仕事をしたのがいけなかった」
(6)究極まで進める。「話を―・める」
(7)将棋で,敵の王将の逃げ場がないようにする。「金銀三枚で―・める」
(8)決められた場所に出向いて,待機する。「交番に―・めている」「交代で病院に―・める」
(9)動詞の連用形の下に付いて用いられる。
(ア)絶え間なく…する。「働き―・める」「毎日通い―・める」
(イ)徹底して…する。全面的に…する。「思い―・める」「張り―・める」
(ウ)…して相手を窮地に追い込む。「追い―・める」「問い―・める」
(10)相手に迫り近づく。追いつめる。「やがて―・めて走りかかりければ/宇治拾遺 2」
〔「詰まる」に対する他動詞〕
つめる
つめ・る [2] 【抓める】 (動ラ五[四])
「つねる」に同じ。「乳母はよく自分を過ちも無いのに―・つた/一隅より(晶子)」
つめる
つめる【詰める】
stuff;→英和
fill;→英和
pack;→英和
cram;→英和
can (かんに);→英和
bottle (びんに);→英和
[穴を]stop (up);→英和
plug;→英和
[席を]make room <for another> ;move <along> ;→英和
[短縮]⇒約(つづ)める;checkmate (将棋);→英和
hold <one's breath> (息を);→英和
cut down <expenses> (経費を);[勤務]be stationed;be on duty.
つめれんげ
つめれんげ [3] 【爪蓮華】
ベンケイソウ科の多年草。山地の岩上に生える。全体に多肉質。イワレンゲによく似るが,根出葉の先端は短いとげとなる。秋,高さ10センチメートル内外の花茎が出て,頂に穂状花序を立て白色の小花を密につける。
→いわれんげ
つめろ
つめろ [2] 【詰めろ】
「一手(イツテ)透き」に同じ。
つめろう
つめろう 【詰め牢】
やっと人がはいる程度の狭い牢。「地へは七尺掘り入れ上三尺の―に/浄瑠璃・出世景清」
つめわた
つめわた【詰綿】
wadding;→英和
a wad.→英和
つもごり
つもごり 【晦】
「つごもり(晦)」の転。「まづ今日は―でなし/浮世草子・禁短気」
つもり
つもり【積り】
[意向]an intention;→英和
a thought;→英和
a purpose (目的);→英和
a motive (動機);→英和
(an) expectation (予期);→英和
[企て]a design;→英和
an idea.→英和
〜である will;→英和
be going to <do> ;be thinking of <doing> ;mean[expect,intend]to <do> ;have a mind to <do> .…の〜で with a view to <doing> ;in the hope of <doing> ;expecting[believing] <that…> .
つもり
つもり [0] 【積(も)り】
〔動詞「積もる」の連用形から〕
(1)前もって考えていること。また,そうしようと思っていること。意図。心ぐみ。「明日中に仕上げる―だ」「近いうちにおうかがいする―です」「うそを言う―はなかった」
(2)あらかじめ計算すること。見積もり。「出発前の―では二,三万円ですむはずだった」
(3)実際はそうではないが,そうなっているような気持ち。「買った―で貯金する」
〔(1)〜(3)は「心算」とも書く〕
(4)酒宴などの席で,最後の酌。それで酒を終わりとすること。おつもり。「これ一本でお―にする」
(5)つもること。重なること。「人の心をのみ動かし,恨みを負ふ―にやありけむ/源氏(桐壺)」
(6)推量。推測。「お前さん,それは―にも知れた事/歌舞伎・四谷怪談」
(7)限度。限り。「はた織女さへ給分の―あり/浮世草子・一代男 3」
つもり
つもり 【津守】
津を守る人。港の番人。「住吉(スミノエ)の―網引(アビキ)の浮けの緒の/万葉 2646」
つもり
つもり 【津守】
大阪市西成区の地名。古くは住吉辺りの大阪湾東岸一帯をさした。((歌枕))「神代より―の浦に宮居してへぬらむ年の限りしらずも/千載(神祇)」
つもりがき
つもりがき [0] 【積(も)り書き】
経費をあらかじめ概算して,書き記した書類。見積もり書。
つもりちょきん
つもりちょきん [4] 【積(も)り貯金】
他のことに使ったつもりで,その金額を貯金すること。
つもりつもる
つもりつも・る [5] 【積(も)り積(も)る】 (動ラ五[四])
積もった上にさらに積もる。「―・った借金」「白雪の―・りてあらたまの/古今(雑体)」
つもりもの
つもりもの [0] 【積(も)り物】
(1)かけ算。「鼠承露盤(ネズミソロバン)と云ふ物をたくみ,―,わり物,人の声にしたがつて/浄瑠璃・反魂香」
(2)見積もりで注文を受けたもの。見積もり物。「―一夜に出来る駿河町/柳多留 82」
つもる
つもる【積もる】
accumulate;→英和
be piled;lie <three inches deep> (雪が).→英和
〜話がある have so much to talk about.
つもる
つも・る [2][0] 【積(も)る】 (動ラ五[四])
(1)上から降ってきた細かな物が積み重なって一面にたまる。「雪が屋根に―・る」「書棚の上にほこりが―・っている」
(2)(形のないものが)たまる。「―・る話に夜のふけるのも忘れた」「―・る恨みを晴らす」
(3)ある状態のままで年月が経過する。「ここら契りかはして―・りぬる年月のほどを/源氏(松風)」
(4)数量を推算する。見積もる。「女郎の身にして十年勤むるうちの損は何ほどか―・り難し/浮世草子・好色盛衰記 1」
(5)推量する。「『まあよく―・つてもみなんし。初回(シヨケエ)からあられもないことを申』/洒落本・駅舎三友」
(6)見くびってだます。一杯くわす。「―・られた,だまされた/浄瑠璃・薩摩歌」
(7)酒宴で,この酌かぎりで酒を終わりにする。おつもりにする。「盃の手もとへ夜の雪の酒―・る―・るといひながらのむ/徳和歌後万載集」
〔「積む」に対する自動詞〕
つや
つや [0] 【艶】
(1)なめらかな物の表面にあらわれる,うるおいのある美しい光。光沢。「顔に―がある」「塗り物を磨いて―を出す」
(2)声が若々しくはりがあること。声がひきしまってよく通ること。「―のある声」
(3)(話や態度などに加わる)面白みや味わい。「―のない話だ」
(4)粉飾(フンシヨク)。飾り。「実際の事実に多少の―を着ける/明暗(漱石)」
(5)うれしがらせ。お世辞。「俺ら―いふわけぢやねえが/土(節)」
(6)男女の間の情事に関すること。色めいたこと。
つや
つや【艶】
gloss;→英和
luster;→英和
polish;→英和
brilliance (宝石などの).→英和
〜のある,〜々した glossy;→英和
lustrous;→英和
polished.→英和
〜のない dim;→英和
dull;→英和
lusterless.〜を出す polish (up);calender (紙・布に).→英和
〜を消す take off the luster[shine];frost (ガラスの).→英和
つや
つや【通夜(をする)】
(hold) a wake;→英和
(keep) vigil(s).→英和
つや
つや [1] 【通夜】
(1)死者を葬る前に,親類・知人が集まり,死者とともに終夜過ごすこと。また,宵のうちに行う葬送の法要。お伽(トギ)。夜伽。おつや。
(2)寺社にこもって終夜祈願すること。「下の御やしろに―したる夜/宇治拾遺 4」
つやがたり
つやがたり [3] 【艶語り】
浄瑠璃で,艶物を語ること。また,それを語るのにすぐれている人。艶物語。
つやがみ
つやがみ [0] 【艶紙】
片面につやをつけた紙。化粧紙などに用いる。
つやぐすり
つやぐすり [3] 【艶薬】
釉(ウワグスリ)のこと。
つやけ
つやけ [0] 【艶気】
(1)光沢のあるようす。「―のない髪」
(2)色っぽい感じ。「―のある声」
つやけし
つやけし [0] 【艶消し】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物の光沢をなくす・こと(さま)。「―の塗料」
(2)面白みや色気のないこと。また,興趣をそぐような言動。また,そのさま。いろけし。「―な話」
(3)写真の焼き付けで,印画紙の光沢を消したもの。
(4)「艶消しガラス」の略。
つやけし
つやけし【艶消し】
ground[frosted] <glass> ;→英和
matted <photograph> ;a wet blanket (興ざまし).
つやけしガラス
つやけしガラス [5] 【艶消し―】
⇒磨(ス)りガラス
つやごと
つやごと [0] 【艶事】
男女間の恋愛・情事に関する事柄。ぬれごと。
つやす
つや・す 【潰す】 (動サ四)
(1)ついやす。浪費する。「タカラヲ―・ス/日葡」
(2)つぶす。滅ぼす。「かの入鹿の大臣はてむがを軽するのみならず。国を―・すげきとたり/幸若・入鹿」
つやだし
つやだし【艶出しする】
polish;→英和
burnish <metal> .→英和
つやだし
つやだし [0] 【艶出し】 (名)スル
磨いて光沢を出すこと。また,そのために使うもの。
つやだね
つやだね [0] 【艶種】
男女間の情事に関する話題。
つやっぽい
つやっぽい【艶っぽい】
amorous;→英和
erotic;→英和
romantic;→英和
charming.
つやっぽい
つやっぽ・い [4] 【艶っぽい】 (形)
なまめかしい美しさがある。いろっぽい。「―・いしぐさ」
[派生] ――さ(名)
つやつや
つやつや [1] 【艶艶】 (副)スル
つやがあるさま。つやがあって美しいさま。「―(と)した顔色」「―した声を作つて/社会百面相(魯庵)」
つやつや
つやつや [1] (副)
(1)(多く下に打ち消しを伴って)すっかり。まるっきり。「我も又命は―惜からず/浴泉記(喜美子)」「げに―忘れて。見て参れ,と仰せあり/とはずがたり 2」
(2)つくづく。つらつら。「―とうち眺め/浄瑠璃・当流小栗判官」
つやつやしい
つやつやし・い [5] 【艶艶しい】 (形)[文]シク つやつや・し
つやつやとして美しい。光沢があって美しい。「―・い肌」
[派生] ――さ(名)
つやば
つやば [0] 【艶場】
芝居で,男女の恋愛・情事を演ずる場面。ぬれば。
つやばなし
つやばなし [3] 【艶話】
恋愛や情事に関する話。
つやぶき
つやぶき [0] 【艶拭き】 (名)スル
光沢を出すために,家具・廊下などを艶布巾や布などでふくこと。
つやぶき
つやぶき【艶拭きする】
rub and polish.
つやぶきん
つやぶきん [3] 【艶布巾】
蝋(ロウ)の液などをしみこませた,光沢を出すために用いる布巾。
つやぶみ
つやぶみ [0] 【艶文】
艶書(エンシヨ)。恋文。ラブ-レター。
つやぼくろ
つやぼくろ [3] 【艶黒子】
女性の,唇のわき(斜め下)にあるほくろ。
〔男性にもてるといわれる〕
つやま
つやま 【津山】
岡山県中東部の市。津山盆地の商業中心地。古く美作(ミマサカ)国の国府が置かれ,近世は松平氏一〇万石の城下町。津山城跡・箕作(ミツクリ)阮甫旧宅などがある。
つやません
つやません 【津山線】
JR 西日本の鉄道線。岡山・津山間,58.7キロメートル。主として旭川に沿い,陰陽連絡ルートの一部をなす。
つやまばち
つやまばち [3] 【津山撥】
地歌の三味線で用いる撥。文化年間(1804-1818)津山検校の創始。大形で厚く,先だけが薄い。現在,地歌の撥はこれがほとんど。
つやめく
つやめ・く [3] 【艶めく】 (動カ五[四])
(1)つやつやして見える。光沢があって美しく見える。「木々が緑に―・く」
(2)色っぽく見える。色気のあるように見える。「―・いた話」
つやもの
つやもの [0] 【艶物】
浄瑠璃などで,男女の恋愛・情事を扱った語り物。
つやものがたり
つやものがたり [5] 【艶物語】
「艶語り」に同じ。
つややか
つややか [2] 【艶やか】 (形動)[文]ナリ
つやがあり美しいさま。「―な肌合い」「―な黒髪」
[派生] ――さ(名)
つやらし
つやら・し 【艶らし】 (形シク)
(1)つやつやとして光沢がある。「髪の毛―・しう結び上げ/われから(一葉)」
(2)見せかけがよい。うわついている。「勤の―・しき事はなくて/浮世草子・五人女 1」
つゆ
つゆ [1][2] 【露】
■一■ (名)
(1)空気中の水蒸気が地面近くの冷たい物体の表面に凝結して水滴となったもの。温度が露点以下になるとできる。[季]秋。《金剛の―ひとつぶや石の上/川端茅舎》「―が置く」「―にぬれる」
→結露
(2)わずかなこと。「―ほども疑わない」「―の間」「―の情けもかからましとは/山家(雑)」
(3)はかないこと,消えやすいことのたとえ。「―の命」「秋付けば尾花が上に置く―の消(ケ)ぬべくも我(ア)は思ほゆるかも/万葉 1564」
(4)涙のたとえ。「昔をかけて―ぞこぼるる/新古今(夏)」
(5)狩衣・水干などの袖くくりのひものたれた端。
(6)茶杓(チヤシヤク)の名所(ナドコロ)の一。櫂先(カイサキ)の先端のとがった箇所。
→茶杓
(7)茶入れ・茶碗などで,釉薬のなだれ落ちた先端の釉溜り。
(8)掛物で,風帯の下端左右に付けた小さな房飾り。
■二■ (副)
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。夢にも。「そんなこととは―知らず,失礼いたしました」
つゆ
つゆ【梅雨が始まった(あがった)】
The rainy season has set in (is over).
つゆ
つゆ [1] 【汁・液】
(1)しる。水け。
(2)吸い物のしる。また,吸い物。「お―を吸う」
(3)蕎麦(ソバ)・素麺(ソウメン)などをつけるしる。つけ汁。
つゆ
つゆ【汁】
soup;→英和
gravy (肉汁);→英和
juice (果物の).→英和
つゆ
つゆ [0] 【梅雨・黴雨】
六月頃降り続く長雨。また,その頃の季節。太陽暦で六月一〇日頃から七月一〇日頃までの間。五月雨(サミダレ)。ばいう。[季]夏。《わらうてはをられずなりぬ―の漏/森川暁水》
→ばいう(梅雨)
つゆ
つ・ゆ 【潰ゆ・熟ゆ・費ゆ】 (動ヤ下二)
⇒つえる
つゆ
つゆ【露】
dew;→英和
a dewdrop (玉).→英和
〜がおりる It dews./The dew falls.〜のおりた dewy.〜ほども <not> at all[in the least]; <not> a bit.→英和
つゆ=凝(コ)る
――凝(コ)・る
露が,冬の寒さに凍りついて流れ落ちない。
つゆ=聊(イササ)かも
――聊(イササ)かも
少しも。全く。「―やましいことはない」
つゆあおい
つゆあおい [3] 【梅雨葵】
タチアオイの異名。
つゆあがり
つゆあがり [3] 【梅雨上(が)り】
「梅雨明(ア)け」に同じ。
つゆあけ
つゆあけ [0] 【梅雨明け・出梅】 (名)スル
梅雨が終わること。また,その日。陰暦では夏至のあとの庚(カノエ)の日とする。[季]夏。
つゆいり
つゆいり [0] 【梅雨入り・入梅】 (名)スル
梅雨に入ること。陰暦では,芒種(ボウシユ)のあとの壬(ミズノエ)の日とする。にゅうばい。ついり。つゆのいり。[季]夏。
つゆかび
つゆかび [2] 【露黴】
卵菌類ツユカビ目のかび。諸種の高等植物に寄生し,ベト病と称する病気を起こす害菌として知られる。宿主体内で生長し,葉や気孔から伸びた分岐上に胞子をつける。近縁のニセツユカビではこの胞子から遊走子が出る。有性生殖により卵胞子を形成する。
つゆがた
つゆがた [0] 【梅雨型】
梅雨の天候をもたらす気圧配置の型。日本付近に前線が停滞し,前線沿いに雨が降っているのが特徴。
つゆくさ
つゆくさ [0][2] 【露草】
(1)ツユクサ科の一年草。畑や道端などに自生。高さ20センチメートル内外。葉は互生し,広披針形で葉鞘がある。七〜九月,二つ折れになった苞(ホウ)の間から青色の花が次々と咲く。花は一日花で,三個の花弁のうち二個が大きい。古名ツキクサ。青花。藍花。移し草。鎌柄(カマツカ)。帽子花。蛍草(ホタルグサ)。[季]秋。《―のをがめる如き蕾かな/松本たかし》
→大帽子花
(2)露の置いた草。
露草(1)[図]
つゆくさ
つゆくさ【露草】
《植》a spiderwort.→英和
つゆくさいろ
つゆくさいろ [0] 【露草色】
露草で染めた青色。花色。つきくさ。
つゆぐもり
つゆぐもり [3] 【梅雨曇(り)】
梅雨どきのすっきりしない曇天。
つゆけし
つゆけ・し 【露けし】 (形ク)
露にぬれてしっとりしている。和歌で,涙がちである意を込めて用いる。[季]秋。「さらでだに―・きさがののべにきて昔の跡にしほれぬるかな/新古今(哀傷)」
[派生] ――さ(名)
つゆこそでむかしはちじょう
つゆこそでむかしはちじょう 【梅雨小袖昔八丈】
歌舞伎世話物の一。河竹黙阿弥作。1873年(明治6)東京中村座初演。通称「髪結新三(カミユイシンザ)」。江戸の材木屋白子屋の娘お熊をかどわかす髪結新三の悪党ぶりを描く。
つゆさむ
つゆさむ [0] 【露寒】
露のおり始める頃の,晩秋のはだ寒さ。[季]秋。《―や高野の坊の廿日月/翁長日ねもす》
つゆざむ
つゆざむ [0] 【梅雨寒】
〔「つゆさむ」とも〕
梅雨の時期に時々訪れる寒さ。梅雨冷え。[季]夏。「―の一日」
つゆしぐれ
つゆしぐれ [3] 【露時雨】
時雨が通り過ぎたあとのように,露があたり一面におりること。[季]秋。
つゆしば
つゆしば [0] 【露芝】
模様の名。中央の少し膨らんだ弧を芝として散らし,ところどころに大小の点を置いて露に見立てたもの。
つゆじも
つゆじも [0] 【露霜】
〔古くは「つゆしも」〕
(1)露が凍って霜のようになったもの。水霜。[季]秋。
(2)露と霜。「秋されば置く―にあへずして都の山は色付きぬらむ/万葉 3699」
(3)年月。星霜。「―はあらたまるとも/新古今(仮名序)」
つゆじもの
つゆじもの 【露霜の】 (枕詞)
(1)「秋」にかかる。「―秋さり来れば/万葉 1047」
(2)「消(ケ)」「置く」「過ぐ」などにかかり,それらと同音の「小倉の山」「岡辺」,あるいは「置く」と同義の「降る」と同音の地名「布留」や「古里」などにかかる。「―消なば消ぬべく/万葉 199」「―置きてし来れば/万葉 131」「―をぐらの山に家ゐして/続古今(雑中)」「―ふるさと人の唐衣/続後拾遺(秋下)」「―ふるの山辺は色づきにけり/新葉(秋下)」
つゆそば
つゆそば [0] 【汁蕎麦】
熱い汁をかけたそば。かけそば。
つゆぞら
つゆぞら [3][0] 【梅雨空】
梅雨の時期の空一面を雨雲がおおっている空模様。[季]夏。
つゆたけ
つゆたけ [2] 【梅雨葺】
〔「つゆだけ」とも〕
梅雨の頃に生えるきのこ類の総称。食用にならない。[季]夏。
つゆちり
つゆちり 【露塵】
■一■ (名)
(1)露や塵。
(2)きわめてわずかなこと。「―のこともゆかしがり,きかまほしうして/枕草子 28」
(3)露や塵のように価値のないもの。「命は―とも思はぬが/咄本・昨日は今日」
■二■ (副)
(下に打ち消しの語を伴って)つゆほども。少しも。全く。「まどふ人に,―物取らせむの心なし/宇津保(忠こそ)」
つゆどき
つゆどき [0] 【梅雨時】
梅雨の時候。梅雨期。梅雨の頃。
つゆのいのち
つゆのいのち 【露の命】
露のように消えやすい命。はかない命。露命(ロメイ)。露の身。「ありさりて後も逢はむと思へこそ―も継ぎつつ渡れ/万葉 3933」
つゆのいり
つゆのいり [0] 【梅雨の入り】
「つゆいり」に同じ。[季]夏。
つゆのごろべえ
つゆのごろべえ 【露の五郎兵衛】
(1643-1703) 京落語の祖。日蓮宗の談義僧より還俗。街頭における辻咄(ツジバナシ)のほか,貴人にも召された。晩年,再び剃髪して露休。著「露新軽口ばなし」「露五郎兵衛新ばなし」など。
つゆのたま
つゆのたま [1][2] 【露の玉】
露の美称。
つゆのま
つゆのま 【露の間】
〔露がおりている間の意から〕
ごくわずかな間。「―も忘らればこそあぢきなや/謡曲・松風」
つゆのみ
つゆのみ 【露の身】
露のように消えやすい身。はかない身の上。露の命。「いままでも消えでありつる―はおくべき宿のあればなりけり/後撰(恋五)」
つゆのやど
つゆのやど 【露の宿】
露のおく野末の宿。露のやどり。「草枕―とふ月影に/続千載(羇旅)」
つゆのよ
つゆのよ 【露の世】
露のようにはかないこの世。無常な世の中。「―は―ながらさりながら/おらが春」
つゆはおばな
つゆはおばな ツユハヲバナ 【露は尾花】
端唄・うた沢・小唄の曲名。歌詞は「露は尾花と寝たという,尾花は露と寝ぬという,あれ寝たという,寝ぬという,尾花が穂に出てあらわれた」というもので,ほかに替え歌が多くあり,歌舞伎の世話だんまりに下座唄としてよく用いられる。
つゆはらい
つゆはらい【露払】
a herald;→英和
a forerunner;→英和
a pioneer;→英和
a harbinger.→英和
つゆはらい
つゆはらい [3] 【露払い】
(1)貴い人や行列の先に立って道を開くこと。また,その役を務める人。転じて,人に先立って物事の先鞭をつけること。また,そうする人。「―を務める」
(2)相撲の横綱の土俵入りの時,先導を務める力士。
→太刀持ち(3)
(3)遊芸などで,先に演ずること。また,その人。
(4)宮中の蹴鞠(ケマリ)の会で,まず鞠を蹴り,懸(カカリ)の樹の露を払い落とすこと。また,その任にあたる人。
つゆばかり
つゆばかり 【露許り】 (副)
少しばかり。少しも。いささか。いささかも。「袖ぬらすはぎのうはばの―昔忘れぬむしのねぞする/新古今(哀傷)」
つゆばれ
つゆばれ [0] 【梅雨晴(れ)】
(1)梅雨の期間中の一時的な晴れ間。五月晴れ。[季]夏。
(2)梅雨が明けて晴れること。
つゆびえ
つゆびえ [0] 【梅雨冷え】
梅雨の季節に急に冷えること。[季]夏。
つゆほども
つゆほども [1] 【露程も】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。ちっとも。「心の動揺を―顔に出さない」
つゆむし
つゆむし [2] 【露虫】
キリギリス科の昆虫。体長は17ミリメートル内外。キリギリスよりも細形で,全身が緑色。後ろばねは体長の約二倍の長さがある。成虫は七〜一〇月に見られ,雄は夜ツツツツ,ジージーと鳴く。日本全土のほかユーラシアに広く分布。
つゆも
つゆも 【露も】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。全然。「我心は,―変るまじく/源氏(若菜上)」
つゆもの
つゆもの [2] 【汁物】
「しるもの(汁物)」に同じ。
つゆわけごろも
つゆわけごろも 【露分け衣】
露の置いている草原の中を歩いてぬれた衣。「夏草の―着けなくに/万葉 1994」
つよい
つよい【強い】
[強力]strong;→英和
powerful;→英和
mighty;→英和
vigorous;→英和
[勇壮]brave;→英和
courageous;→英和
[強烈]strong;severe;→英和
intense;→英和
[酒に]be a heavy drinker;[船に]be a good sailor.
つよい
つよ・い [2] 【強い】 (形)[文]ク つよ・し
(1)力量や技量がすぐれている。「腕力が―・い」「―・い力士」「彼は碁が―・い」
(2)丈夫で物事に耐える力がすぐれている。抵抗力がある。「―・い体」「アルコールに―・い体質」「地震に―・い建物」「―・いナイロン糸」
(3)精神的に抵抗力がある。多少のことでは動じない。「―・い心」「―・い意志」「正身は―・う思し離るとも/源氏(夕霧)」
(4)(ある分野に対して)知識や能力を十分にもっている。「スポーツに―・い」「機械に―・い」
(5)作用の度合が大きい。程度がはげしい。「―・い風雨」「―・い日ざし」「―・い火」「―・い酒」「―・い臭気」「うぬぼれが―・い」
(6)ゆるみがない。かたい。「―・く結ぶ」「本妻―・くものし給ふ/源氏(夕霧)」
⇔弱い
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)――み(名)
[慣用] 押しが―・我(ガ)が―・腰が―・心臓が―・鼻っ柱が―/意を強くする・ペンは剣よりも強し
つよがり
つよがり【強がり】
<It's> a bluff.→英和
〜を言う bluff.
つよがり
つよがり [3][0] 【強がり】
強そうに見せかけること。「いつも―を言っている」
つよがる
つよが・る [3] 【強がる】 (動ラ五[四])
強いように見せかける。強いことを自慢する。
つよき
つよき [0] 【強気】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気性が強く,積極的で大胆なこと。また,そのようなさまや気性。「―な発言」「―に出る」「―に攻める」
(2)取引で,相場が上がると予想すること。また,上がると予想して買い続けること。「―に出る」
⇔弱気
つよき
つよき【強気】
[株式]bull;→英和
a bullish sentiment.〜に出る ⇒強腰(つよごし).
つよきすじ
つよきすじ [3][4] 【強気筋】
相場が上がることを予想して,あくまでも買い続ける人。
つよぎん
つよぎん [0] 【強吟・剛吟】
能の謡の二種の吟型の一。厳粛・荘重・勇壮・爽快(ソウカイ)・男性的などの感じを表現する謡い方。ヨワ吟と音階が異なり,音域も狭く,ナビキ(ビブラート)が不規則なため音高がとらえにくく,旋律感が希薄である。剛吟(ゴウギン)。
⇔弱吟
〔普通「ツヨ吟」と書く〕
つよく
つよく【強く】
[強力に]strongly;powerfully;→英和
firmly;[激しく]hard;→英和
severely;→英和
violently;→英和
vigorously (元気に);→英和
[強調]with emphasis;emphatically.→英和
〜なる grow strong[powerful,intense];increase in <power> .〜する ⇒強める.
つよごし
つよごし [0] 【強腰】 (名・形動)
態度が強硬である・こと(さま)。
⇔弱腰
「―で交渉に臨む」
つよごし
つよごし【強腰に出る】
take[assume]a resolute attitude;put on a bold front.
つよごち
つよごち [0] 【強東風】
春,東から吹く強い風。[季]春。《―に群れ飛ぶ荒鵜室戸崎/松本たかし》
つよさ
つよさ【強さ】
strength;→英和
power;→英和
intensity;→英和
vigor.→英和
つよざいりょう
つよざいりょう [3] 【強材料】
「好材料(コウザイリヨウ)」に同じ。
つよし
つよ・し 【強し】 (形ク)
⇒つよい
つよぞう
つよぞう 【強蔵】
精力の強い人。じんばり。「旦那は―にて氷くだきて顔を洗ひ/浮世草子・一代女 3」
つよつよ
つよつよ 【強強】 (副)
非常に強いさま。きわめて丈夫なさま。「―として死に気もなかりければ/今昔 28」
つよばい
つよばい [2] 【強貝】
〔「ばい」は貝独楽(バイゴマ)の略〕
勝負に強い貝独楽。
つよび
つよび【強火】
a high heat[flame].
つよび
つよび [0] 【強火】
火力の強い火。火加減を強くした火。
⇔弱火(ヨワビ)
「―でいためる」
つよふくみ
つよふくみ [3] 【強含み】
〔「つよぶくみ」とも〕
取引で,相場に先行き上がりそうな気配の感じられること。
⇔弱含み
つよまる
つよま・る [3] 【強まる】 (動ラ五[四])
だんだん強くなる。
⇔弱まる
「風雨が―・る」「非難の声が―・る」
つよまる
つよまる【強まる】
become[grow]strong[powerful,intense].
つよみ
つよみ【強み】
a strong point (長所); <have> the advantage <of> (利益).→英和
つよみ
つよみ [3] 【強み】
(1)強いこと。強さの度合。「―を発揮する」
(2)頼りになるすぐれた点。長所。「顔が広いのが―だ」
⇔弱み
つよむ
つよ・む [2] 【強む】
■一■ (動マ四)
りきむ。張り切る。「負くる方を贔屓して―・み過ぎ/咄本・醒睡笑」
■二■ (動マ下二)
⇒つよめる
つよめ
つよめ [0] 【強め】
■一■〔「強める」の名詞形〕
強くすること。「意味の―に機能する」
■二■ (名・形動)
多少強い傾向であること。「―に縛る」
つよめる
つよ・める [3] 【強める】 (動マ下一)[文]マ下二 つよ・む
力・程度などをつよくする。
⇔弱める
「圧力を―・める」「辛みを―・める」「確信を―・める」
つよめる
つよめる【強める】
strengthen;→英和
make strong;intensify (度を);→英和
emphasize (意味を).→英和
つよゆみ
つよゆみ 【強弓】
弦の張りの強い弓。また,その弓を引きこなせる人。ごうきゅう。「競はもとよりすぐれたる―精兵矢つぎばやの手きき/平家 4」
つより
つより 【強り】
〔動詞「強る」の連用形から〕
頼みとなるもの。頼り。「母宮をだに動きなきさましおき奉りて,―にと思すになむありける/源氏(紅葉賀)」
つよる
つよ・る 【強る】 (動ラ四)
(1)勢いをます。強くなる。「源氏の世の―・りし後は/平家 12」
(2)奮起する。「―・る者をば頸を切り,弱る者をば虜にす/盛衰記 4」
つら
つら【面】
a <crying> face.→英和
どの面さげて How can I ever have the face to <do> ?
つら
つら (連語)
〔完了の助動詞「つ」に推量の助動詞「らむ」の付いた「つらむ」から変化した「つらう」の転。中世後期以降の語〕
「つろう」に同じ。「なんとかし―孔子状に似たぞ/史記抄 10」「さだめて手ひどいめにあはせて遣はされまし―/咄本・鹿の子餅」
〔現在でも,本州西部の方言で用いている所がある〕
つら
つら 【連・列】
(1)連なること。並んでいること。列(レツ)。「秋ごとに―を離れぬかりがねは/後撰(秋下)」
(2)同列。同類。仲間。「はらからの―に思ひきこえ給へれば/源氏(竹河)」
つら
つら [2] 【面・頬】
(1)顔。おもて。「顔」よりもぞんざいな言い方。「そんなことをいうやつの―が見たい」「おめおめとどの―下げて」「泣きっ―」「ふくれ―」
(2)物の表面。「上(ウワ)っ―」
(3)(「づら」の形で)名詞の下に付いて複合語として用いられ,そういう顔をしている,そういう様子である意を表す。相手をののしる気持ちを込めていう語。「馬―」「紳士―」
(4)ほとり。あたり。かたわら。「払ひ出でたる泉の―に,をかしき程の巌立てり/宇津保(俊蔭)」
(5)ほお。「かの翁が―にあるこぶをやとるべき/宇治拾遺 1」
つら
つら 【蔓】
「つる(蔓)」の古形。「まろき木に―つけし所所あるものをゆびさして/折たく柴の記」
つら=から火が∘出る
――から火が∘出る
「顔から火が出る」に同じ。
つら=で人を切る
――で人を切る
傲慢(ゴウマン)な態度で他人の心を傷つける。
つら=に似せてへそを巻く
――に似せてへそを巻く
〔「へそ」は円く巻いたつむぎ糸〕
人はそれぞれその性質によってすることも違う。
つら=を膨(フク)らす
――を膨(フク)ら・す
不満・不機嫌な表情や態度をする。ふくれつらをする。
つら=見ろ
――見ろ
憎い相手に災難が起きたときなど,小気味よく思ってののしりあざける言葉。つらあ見ろ。
つらあかり
つらあかり [3] 【面明(か)り】
「差し出し{(3)}」に同じ。
つらあて
つらあて [0][4] 【面当て】
憎らしく思う人の面前で,わざと意地悪な言動をして嫌がらせをすること。あてこすり。「―を言う」「―にやったこと」
つらあて
つらあて【面当てに】
out of spite.〜を言う say a spiteful thing.
つらあてがましい
つらあてがまし・い [7] 【面当てがましい】 (形)[文]シク つらあてがま・し
いかにもあてこするような態度である。「―・く反対の意見を言う」
つらい
つらい【辛い】
〔形〕hard;→英和
painful;→英和
trying;→英和
bitter;→英和
〔動〕 <I> hate to <do> .〜めにあう have a hard time of it;have a bitter experience.〜立場にある be in a delicate position.辛く当たる treat <a person> cruelly[unkindly];be hard <on a person> .
つらい
つら・い [0][2] 【辛い】 (形)[文]ク つら・し
(1)心身に苦痛を感ずる。苦しい。がまんできない。「―・い修行」「別れが―・い」
(2)人に対する仕打ちに思いやりがない。つめたくむごい。無情・冷酷だ。「―・くあたる」「―・い仕打ち」
(3)どうしてよいかわからず苦しむ。困る。「それを言われると―・い」
(4)人の心を汲(ク)もうとしない。つれない。「吉野川よしや人こそ―・からめ/古今(恋五)」
→づらい
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
つらうち
つらうち 【面打ち】
「つらあて」に同じ。「嫁を憎んで去りし故,子は―に自害せしと/浄瑠璃・宵庚申(中)」
つらがまえ
つらがまえ [3] 【面構え】
(悪そうな,または強そうな)顔つき。「一癖ありそうな―」「不敵な―」
つらがまえ
つらがまえ【面構えの】
looking <bold and fearless> ; <sinister-> looking.
つらがまち
つらがまち 【輔・面框】
(1)上下のあごの骨。頬骨。[和漢三才図会]
(2)顔つき。つらがまえ。「からめ捕て候と引出す―,筋ほね高くほうぼねあれ/浄瑠璃・孕常盤」
つらさ
つらさ【辛さ】
sorrow;→英和
bitterness;→英和
pain;→英和
<know> how painful[hard] <it is> .
つらし
つら・し 【辛し】 (形ク)
⇒つらい
つらだし
つらだし [0] 【面出し】 (名)スル
(会合などに)顔を出すこと。顔出し。「二度と―は出来ねえ始末さ/社会百面相(魯庵)」
つらだましい
つらだましい [3] 【面魂】
強くはげしい性格や精神が表れている顔つき。「不敵な―」「頑平の―は鬼をも挫(ヒシ)ぐばかりなれば/鉄仮面(涙香)」
つらだましい
つらだましい【面魂】
⇒面構え.
つらつき
つらつき [0] 【面付き】
顔のようす。顔つき。
つらつら
つらつら
⇒つくづく.
つらつら
つらつら [1] 【熟熟・倩倩】 (副)
つくづく。よくよく。「―(と)思うに」「港内の動静(ヨウス)を―窺ひ見るに/近世紀聞(延房)」
つらつらつばき
つらつらつばき 【列列椿】
つらなって咲いている椿。「つらつら」を言い出すための序。[季]春。「巨勢山(コセヤマ)の―つらつらに見つつ偲(シノ)はな巨勢の春野を/万葉 54」
つらづえ
つらづえ [3][2] 【頬杖・面杖】
「ほおづえ」に同じ。「其膝に慵(モノウ)げなる―拄(ツ)きたり/金色夜叉(紅葉)」
つらづけ
つらづけ [0] 【面付け】
「顔見世番付(カオミセバンヅケ)」に同じ。
つらなり
つらなり [0][4] 【連なり】
つらなること。つらなっているもの。「山の―」
つらなる
つらな・る [3] 【連なる・列なる】 (動ラ五[四])
(1)一列にならんで続く。切れることなく続く。「雁が―・る」「国境に―・る山々」
(2)会などに出席する。列席する。「卒業式に―・る」「末席に―・る」
(3)団体などの一員として加わる。「幹事に―・る」
(4)つながる。関係を持つ。「忽に釈迦の遺弟に―・り/平家(灌頂)」
(5)連れ立つ。「同じ郷の者三人と―・りて水銀を掘る所に行きぬ/今昔 17」
〔「連ねる」に対する自動詞〕
つらなる
つらなる【連なる】
[連続]stretch[run] <east and west> ;→英和
[列席]attend;→英和
be present <at> .
つらにくい
つらにく・い [4] 【面憎い】 (形)[文]ク つらにく・し
顔を見るのも憎らしい。「―・いほど落ち着いている」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
つらぬ
つら・ぬ 【連ぬ・列ぬ】 (動ナ下二)
⇒つらねる
つらぬき
つらぬき [0] 【貫き・頬貫】
毛皮で作った乗馬用・狩猟用の浅沓(アサグツ)。縁に緒を貫きとおし,足の甲の上で結ぶようにしてある。つなぬき。「―ぬいではだしになり/平家 4」
貫き[図]
つらぬきとおす
つらぬきとお・す [5] 【貫き通す】 (動サ五[四])
(1)物の反対側まで突き抜けてとおす。「槍で背中まで―・す」
(2)信念や信条などを最後まで変えずに持ち続ける。「初心を―・す」
[可能] つらぬきとおせる
つらぬく
つらぬ・く [3] 【貫く】 (動カ五[四])
〔「列(ツラ)抜く」の意〕
(1)物の端から端まで,または表から裏へ通す。「高原を―・く道路」「矢が板を―・く」
(2)始めから終わりまで方針や考えを変えないで続ける。「初志を―・く」「一生独身を―・く」
(3)糸などを通して一続きのものにする。「実は数珠に―・き/枕草子 66」
[可能] つらぬける
つらぬく
つらぬく【貫く】
[貫通]pierce;→英和
penetrate;→英和
run through;[貫徹]accomplish;→英和
attain;→英和
achieve.→英和
つらね
つらね [0] 【連ね・列ね】
〔動詞「連ねる」の連用形から〕
(1)中世芸能の猿楽や延年舞で,長い言葉や歌を連ねて吟唱する芸能。
(2)歌舞伎で,主として荒事の主役が,物の趣意・由来・効能などを朗々と面白く述べる長ぜりふ。「暫(シバラク)」のものが代表的。
つらねうた
つらねうた [3] 【連ね歌】
(1)尻取りで続けてよむ和歌。前の歌の最後の語句を冒頭にして次の歌をよむこと。
(2)「連歌(レンガ)」に同じ。{(1)}と区別して「聯歌」とも書く。「―夜もすがらによみて/基佐集」
つらねる
つらねる【連ねる】
link;→英和
join;→英和
put together.自動車を連ねて in a motorcade.→英和
名前を連ねて have one's name entered <in a list> .
つらねる
つら・ねる [3] 【連ねる・列ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 つら・ぬ
(1)一列に並ぶようにする。「軒を―・ねる」「車を―・ねて,五戸に向ふ/十和田湖(桂月)」
(2)次から次へと続ける。「美辞麗句を―・ねる」「百万言を―・ねて説得する」
(3)団体や組織などにその一員として加わる。「発起人として名を―・ねる」
(4)言葉を並べて詩歌を作る。「念者心静かに十念して,一首かく―・ねし/咄本・昨日は今日」
(5)伴う。引き連れる。「老(オイ)人,これを―・ねてありきけると思ひて/源氏(空蝉)」
〔「連なる」に対する他動詞〕
[慣用] 袖(ソデ)を―・袂(タモト)を―/枝を連ぬ・星を列ぬ
つらのかわ
つらのかわ [5] 【面の皮】
顔の表皮。
→いい面の皮
つらのかわ
つらのかわ【面の皮の厚い】
shameless;→英和
impudent;→英和
cheeky.→英和
いい〜だ Shame on <you> !
つらのかわ=が厚い
――が厚・い
ずうずうしい。厚かましい。鉄面皮だ。
つらのかわ=を=剥(ハ)ぐ
――を=剥(ハ)・ぐ(=ひんむ・く)
厚かましい人をやりこめて恥をかかせる。面目を失わせる。面皮をはぐ。
つらのかわ=千枚張り
――千枚張り
きわめてずうずうしく厚かましいこと。
つらはじ
つらはじ 【面恥】
名誉を失うような恥。赤恥。「―かいて何として,人中へは出られぬ筈/浄瑠璃・曾根崎心中」
つらび
つらび [2] 【面火】
「差し出し{(4)}」に同じ。
つらぶち
つらぶち [0] 【面扶持】
⇒めんぶち(面扶持)
つらぼね
つらぼね [0] 【頬骨】
ほおぼね。
つらまえる
つらま・える ツラマヘル [4][3] 【捉まえる】 (動ア下一)
つかまえる。とらえる。「そんなにえらい人を―・へて,まだ坊つちやんと呼ぶのは/坊っちゃん(漱石)」
つらまる
つらま・る [3] 【捉まる】 (動ラ五[四])
(1)とらえられる。つかまる。「こつちから大門につけてゐて―・り/黄表紙・艶気樺焼」
(2)とりすがる。「浴衣一枚で,障子へ―・つた儘/草枕(漱石)」
つらみ
つらみ [0][3] 【辛み】
つらいと思う気持ち。「恨み―」
つらみせ
つらみせ [0] 【面見世】
(1)「顔見世{(2)}」に同じ。
(2)人の家を訪問すること。かおだし。
つらゆき
つらゆき 【貫之】
⇒紀(キノ)貫之
つらよごし
つらよごし [3][0] 【面汚し】
不名誉なことをして,世間に対して体面をそこなうこと。その人の属している家や仲間の恥となること。顔汚し。「仲間の―になる」
つらよごし
つらよごし【面汚し】
<be> a shame <to> ;→英和
<bring> disgrace <on> .→英和
〜の shameful;→英和
disgraceful.→英和
つらら
つらら [0] 【氷柱】
(1)雨・雪などの雫(シズク)が凍って棒状に垂れ下がったもの。たるひ。[季]冬。
(2)こおり。ひ。「朝日さす軒のたるひは解けながらなどか―のむすぼぼるらむ/源氏(末摘花)」
つらら
つらら 【列ら】 (形動ナリ)
つらなり続いているさま。「海人の娘子(オトメ)は,小舟乗り―に浮けり/万葉 3627」
つらら
つらら【氷柱】
an icicle.→英和
つららいし
つららいし [3] 【氷柱石】
鍾乳石(シヨウニユウセキ)の異名。
つららく
つらら・く 【列らく】 (動カ四)
つらなる。並び続く。「沖へには小舟―・く/古事記(下)」
つらり
つらり [2][3] (副)
あまねく全部。ずらりと。「『綺麗だことねー。』と云つて―と見亘(ミワタ)す/浮雲(四迷)」
つられる
つら・れる [0] 【釣られる】 (動ラ下一)
〔動詞「釣る」の未然形に受け身の助動詞「れる」の付いたものから〕
(1)見せかけの好条件などにだまされて,相手の望む行動をとる。「宣伝に―・れて買う」「甘言に―・れる」
(2)誘い出される。「はやしの音に―・れて家を出る」
(3)思わず,相手の動作に調子を合わせる。「向こうが頭を下げたので―・れて頭を下げた」
つり
つり【釣】
<go> fishing <at a river> (魚釣);→英和
change (釣銭).→英和
〜をする fish.→英和
つり
つり [0] 【釣(り)】
〔「吊(ツ)り」と同源〕
(1)釣り針をつけた糸を垂らして魚を捕ること。うおつり。さかなつり。「―に出かける」
(2)「釣り銭」の略。おつり。
つり
つり 【系・吊】
〔「吊(ツ)り」と同源。代々の系統,師弟関係などを線を引いてつりさげるように示したことからという〕
(1)系図。つりがき。「大織はんの―あるにしてから町屋住ひの身は/浮世草子・永代蔵 6」
(2)系統。血統。血縁。
つり
つり [0] 【吊り】
(1)物をつるすこと。また,それに用いるもの。
(2)相撲で,相手の体を持ち上げ土俵の外に運び出すこと。
(3)旗・幕・幟・羽織などの縁に付ける乳(チ)。
つりあい
つりあい [0] 【釣(り)合い】
(1)釣り合うこと。均衡。調和。バランス。「―を保つ」「―をとる」
(2)〔物〕 一つの物体に働くすべての力の合力がゼロとなって,まったく力が働かないときと同じ状態。この状態では一つの物体に働く二つの力の大きさが等しくたがいに逆向きである。平衡。
つりあい
つりあい【釣合】
balance;→英和
equilibrium;→英和
proportion;→英和
symmetry;→英和
harmony.→英和
〜を取る balance <oneself> ;harmonize.→英和
〜の良い(悪い) (un)balanced;→英和
well-(ill-)matched.
つりあいおもり
つりあいおもり [5] 【釣(り)合い錘】
機械の運動する部分の釣り合いをとるために付ける錘。蒸気機関車の動輪,自動車の車輪,エレベーターなどに用いられる。カウンターバランス。バランス-ウエート。
つりあいしけん
つりあいしけん [6][5] 【釣(り)合い試験】
回転体の重心と回転軸とのずれの程度を調べる試験。機械の振動や騒音などを予防するために行う。
つりあいにんぎょう
つりあいにんぎょう [5] 【釣(り)合い人形】
弥次郎兵衛(ヤジロベエ)のこと。
つりあう
つりあ・う [3] 【釣(り)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)一方にかたむかず,二つの物の平衡がとれている。
(ア)「つりあい{(2)}」の状態である。
→釣り合い
(イ)二つの物の程度がほぼ同じである。「収入と支出が―・う」
(2)調和がとれている。似合っている。「絵と―・わない額」
つりあう
つりあう【釣り合う】
balance;→英和
match;→英和
harmonize <with> ;→英和
be in harmony[keeping] <with> ;[似合う]become;→英和
suit.→英和
つりあがる
つりあが・る [4] 【吊り上(が)る・釣り上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)(綱などで)上へ引かれて上がる。「天井まで―・る」
(2)上方に引き上げた状態になる。「目じりが―・る」
つりあがる
つりあがる【吊り上がる】
be turned up (目が).
つりあげ
つりあげ [0] 【吊り上げ】
歌舞伎で,仕掛けによって俳優をつり上げること。また,その仕掛け。種々の仕掛けがある。
つりあげる
つりあげる【釣[吊]り上げる】
catch;→英和
land (魚);→英和
raise[boost] <prices> (市価を);→英和
glare <at> (目を);→英和
[物を]lift;→英和
raise;haul up;suspend.→英和
つりあげる
つりあ・げる [4] 【吊り上げる・釣(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つりあ・ぐ
(1)つって上に持ちあげる。「鉄骨をクレーンで―・げる」「土俵中央で相手を高々と―・げる」
(2)上方に引き上げた状態にする。「目を―・げて怒る」
(3)物の値段を人為的に上げる。「値段を―・げる」
つりあげる
つりあ・げる [4] 【釣(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つりあ・ぐ
魚を釣って捕らえる。「鯛を―・げる」
つりあぶ
つりあぶ [0] 【吊虻・長吻虻】
双翅目ツリアブ科の昆虫の総称。中形のアブで吻(フン)が長く,はねがよく発達し空中で停止して草花の蜜を吸う。幼虫は他の昆虫に寄生する。
つりあんどん
つりあんどん [3] 【吊り行灯・釣(り)行灯】
商家の入り口などにつるすあんどん。
つりいと
つりいと [0] 【釣(り)糸】
釣り針をむすびつけて魚を釣るのに用いる糸。現在はナイロン・テトロンなどの合成繊維を用いるが,以前はてぐすを使った。太さは〇・一号か一五〇号の太いものまで種々ある。「―を垂れる」
つりいと
つりいと【釣糸】
<drop> a (fishing) line.
つりえ
つりえ [0] 【釣り餌】
魚釣りに用いるえさ。生き餌・練り餌・擬餌(ギジ)などの種類がある。つりえさ。
つりえさ
つりえさ [2][0] 【釣り餌】
⇒つりえ(釣餌)
つりえだ
つりえだ [0] 【釣(り)枝・吊り枝】
歌舞伎の大道具の一。舞台の上の内側に桜・梅・松などのつくりものの枝をつり下げたもの。花盛りや山中の様子などを表す。
つりおとし
つりおとし [0] 【吊り落(と)し】
相撲の決まり手の一。相手を吊り上げておいて,落としながら倒す技。
つりおとす
つりおと・す [4] 【釣り落(と)す】 (動サ五[四])
釣り上げる途中で魚が釣り針からはずれる。「大魚を―・す」
つりおとす
つりおとす【釣り落とす】
fail to land <a fish> .
つりおまえ
つりおまえ 【釣り御前】
掛軸に仕立てた画像の持仏。
つりおんな
つりおんな ツリヲンナ 【釣女】
(1)狂言の一。「釣針(ツリバリ)」に同じ。
(2)歌舞伎舞踊の一。常磐津。河竹黙阿弥作詞。六世岸沢式佐作曲。狂言の「釣針」の舞踊化。
つりかえ
つりかえ [0] 【釣(り)替え】
とりかえること。引き替え。「未だ金銭を功名と―にした例(タメシ)はないですな/社会百面相(魯庵)」
つりかご
つりかご【釣篭】
an angler's basket.
つりかご
つりかご [0] 【釣り籠】
釣った魚を入れるかご。びく。
つりかご
つりかご [0] 【吊り籠】
上へつるすようにしたかご。
つりかびん
つりかびん [3] 【釣(り)花瓶】
上からつり下げるように作った花瓶。つりはないけ。
つりかわ
つりかわ【吊革】
<hang on to> a strap (電車の).→英和
つりかわ
つりかわ [0] 【吊り革】
〔もと革で作られたことから〕
電車・バスなどの中で,乗客が体を支えるためにつかまる,上から吊り下げられた輪状のもの。
つりがき
つりがき [2] 【釣り柿】
「吊るし柿」に同じ。
つりがき
つりがき [0] 【釣(り)書き・吊(り)書き】
(1)系図。つり。「楠木が―/浮世草子・新可笑記 1」
(2)縁談などの際に取り交わす身上書(シンジヨウシヨ)。つりしょ。つり。
つりがね
つりがね [0] 【釣(り)鐘】
寺院の鐘楼などに釣ってある大きな鐘。撞木(シユモク)でついて鳴らす。梵鐘(ボンシヨウ)。
つりがね
つりがね【釣鐘】
a temple bell.釣鐘堂 ⇒鐘楼(しようろう).
つりがねかずら
つりがねかずら [5] 【釣鐘葛】
ノウゼンカズラ科の常緑つる性木本。北アメリカ原産。観賞用に栽培。長さ15メートルになる。葉は三出複葉で,中央の小葉は巻きひげに変化。五月,葉腋に橙褐赤色の鐘状花を二〜五個開く。
つりがねずみ
つりがねずみ [4] 【釣(り)鐘墨】
松煙に蝋(ロウ)を混ぜて釣り鐘形に作った墨。乾拓に用いる。乾打碑(カンダヒ)。
つりがねそう
つりがねそう【釣鐘草】
《植》a bellflower.→英和
つりがねそう
つりがねそう [0] 【釣鐘草】
(1)ホタルブクロ・ナルコユリ・ツリガネニンジンなど,釣り鐘状の花をつける草の通称。
(2)ホタルブクロの別称。[季]夏。
つりがねどう
つりがねどう [0] 【釣(り)鐘堂】
寺院で,釣り鐘を釣っておく堂。鐘楼。
つりがねにんじん
つりがねにんじん [5] 【釣鐘人参】
キキョウ科の多年草。山野に自生。高さ約70センチメートル。葉は輪生する。秋,茎頂に円錐花序を出し,青紫色の鐘状の花を花柄の先に下向きに輪生する。若葉はトトキといい食用になる。根茎は太く漢方で鎮咳・去痰などの薬用とする。
釣鐘人参[図]
つりがねぼし
つりがねぼし [4] 【釣(り)鐘星】
牡牛座のヒヤデス星団の和名。
つりがねむし
つりがねむし [4] 【釣鐘虫】
繊毛虫綱ツリガネムシ科の一属の原生動物の総称。形は逆釣り鐘状で,体長40〜200マイクロメートルで,下端から体長の四,五倍の長さの柄を生じて他物に着生する。大部分は淡水産で汚れた沼や溝などにすむが,海産もある。
釣鐘虫[図]
つりがねマント
つりがねマント [5] 【釣(り)鐘―】
〔着た姿が釣り鐘のようになることから〕
丈の長いマント。以前,軍人や学生などが用いた。
つりがま
つりがま [0] 【釣り釜】
自在かぎなどにつり下げて火にかけるかま。
つりぎ
つりぎ [0] 【釣(り)木】
棚や天井などをつり支えるための細長い木材。
つりぎつね
つりぎつね 【釣狐】
(1)狂言の一。古狐が猟師の家へ伯父の白蔵主(ハクゾウス)に化けて出向き,狐を捕ることを思いとどまるようさとすが,その帰り道に,わなの餌の誘惑に負けて正体を現してしまう。吼噦(コンカイ)。
(2)歌舞伎舞踊の一。長唄。河竹黙阿弥作詞。同名の狂言から取材し,舞踊化したもの。新歌舞伎十八番の一。
つりぎつね
つりぎつね [3] 【釣り狐】
キツネを,わなやおとりで捕らえること。
つりぐ
つりぐ [0] 【釣(り)具】
魚を釣る道具。釣り道具。「―店」
つりこうろ
つりこうろ [3] 【釣(り)香炉】
床脇などに長い緒で下げる香炉。空薫(ソラダキ)に用いる。香嚢(コウノウ)。
つりこみごし
つりこみごし [4] 【釣(り)込み腰】
柔道の技の名。相手を前に崩し,利き腕で相手の襟を持って釣り込みながら腰にのせて前に投げる腰技。変形として,相手の袖口をもって釣り込むものを袖釣り込み腰という。
つりこむ
つりこむ【釣り込む】
draw <into> ;→英和
attract;→英和
lure;→英和
tempt.→英和
つりこむ
つりこ・む [3] 【釣(り)込む】 (動マ五[四])
(うまいことを言って)人を誘い込む。また,興味を起こさせて,引き入れる。「つい話に―・まれる」「人の弱点(ヨワメ)を直(スグ)に見抜き,其弱点から人を―・み/薄命のすず子(お室)」
つりごうし
つりごうし [3] 【釣(り)格子】
外の方へ張り出して作った格子で横桁(ヨコゲタ)が一本つけてあるもの。遊郭では局女郎の目じるしであった。出格子。
つりごし
つりごし [0] 【釣り輿】
轅(ナガエ)でつり下げてかつぐ輿。半切(ハンギ)り。
つりさがる
つりさがる【吊り下がる】
hang[be suspended] <from> ;→英和
dangle <from> .→英和
つりさがる
つりさが・る [4] 【吊り下(が)る・釣り下(が)る】 (動ラ五[四])
一端が上に固定されて,垂れ下がる。「風鈴(フウリン)が―・る」
つりさげる
つりさ・げる [4] 【吊り下げる・釣(り)下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つりさ・ぐ
上からつるして下げる。ぶら下げる。つるす。「天井から―・げたシャンデリア」
つりさげる
つりさげる【吊り下げる】
hang;→英和
suspend.→英和
つりざお
つりざお【釣竿】
a fishing rod.
つりざお
つりざお [0] 【釣(り)竿】
釣り糸をつけて,魚を釣るのに用いる竿。延べ竿と継ぎ竿とがあり,竹・グラス-ファイバー・カーボン-ファイバーなどで作る。
つりし
つりし [2] 【釣(り)師】
趣味で魚を釣る人。釣り人。
つりし
つりし【釣師】
an angler.
つりしのぶ
つりしのぶ [3] 【釣(り)忍・釣り荵】
シノブを葉のついたままたばね,井桁(イゲタ)や船の形などに作ったもの。夏,軒先につって涼味を味わう。のきしのぶ。[季]夏。
つりじとみ
つりじとみ [3] 【釣り蔀】
「上げ蔀」に同じ。
つりせいろう
つりせいろう [3] 【吊り井楼】
軍中で敵状偵察に使用した望楼。櫓を組んで人を入れた箱を滑車で上下できるようにしたもの。
つりせん
つりせん【釣銭】
change.→英和
つりせん
つりせん [0][2] 【釣(り)銭】
代価以上の金銭を受け取った場合に戻す差額の金銭。つり。おつり。
つりだい
つりだい [0] 【釣(り)台】
台になる板の両端をつり上げて二人で担いでゆく道具。嫁入り道具・病人などを運ぶ。
つりだいこ
つりだいこ [3] 【釣(り)太鼓】
円形の木枠につり下げ,二本の桴(バチ)で打ち鳴らす太鼓。雅楽に用いる。楽太鼓(ガクダイコ)。
釣り太鼓[図]
つりだし
つりだし [0] 【吊り出し】
相撲の決まり手の一。両手で相手のまわしを引き,相手の体をつり上げて土俵外に出す技。
つりだす
つりだす【釣り出す】
⇒誘う.《野》pick <a runner> off.
つりだす
つりだ・す [3] 【釣(り)出す・吊り出す】 (動サ五[四])
(1)(うまいことを言って)人を誘い出す。おびきだす。「甘言で―・す」
(2)相撲で,相手のまわしをつかんでつり上げ,土俵外に出す。《吊出》「高々と―・す」
[可能] つりだせる
つりだな
つりだな [0] 【釣(り)棚・吊り棚】
つり下げた棚。
(1)床の間に,つり下げたように作り付けた棚。
(2)果樹栽培に用いる棚。主にブドウに用いる。
つりだな
つりだな【吊棚】
a hanging shelf.
つりだま
つりだま [0] 【釣(り)球】
野球で,打者の打ち気を誘うような球。ストライク-ゾーンに近い高目の球など。
つりぢょうちん
つりぢょうちん [3] 【釣り提灯】
軒先などに提灯をつり下げること。また,その提灯。
つりづか
つりづか [0] 【釣(り)束・吊り束】
長い鴨居などがたわまないように,上からつり支える柱。
つりて
つりて [0] 【吊り手・釣(り)手】
蚊帳(カヤ)などをつるのに用いるひも,または金属の輪。
つりて
つりて【吊り手】
a hanger (蚊帳(かや)の).→英和
つりてんぐ
つりてんぐ [3] 【釣(り)天狗】
釣りの腕前を自慢する人。
つりてんじょう
つりてんじょう [3] 【釣(り)天井】
つり上げておき,落下させて下にいる者を圧殺するよう仕掛けた天井。江戸初期に作られたとされる,宇都宮藩のものが有名。
つりとだな
つりとだな [3] 【釣(り)戸棚・吊り戸棚】
上からつるしてある戸棚。
つりとだな
つりとだな【吊戸棚】
a wall cupboard.
つりど
つりど [0] 【釣(り)戸】
開けるときは上につり上げて金具などで留め,おろすと閉じる戸。蔀戸(シトミド)など。
つりどうぐ
つりどうぐ [3] 【釣(り)道具】
魚を釣るのに用いる道具の総称。古来,竿・糸・針・おもり・うき・餌を釣りの六物(リクモツ)という。釣り具。
つりどうぐ
つりどうぐ【釣道具】
a fishing tackle.
つりどうろう
つりどうろう【釣灯篭】
a hanging lantern.
つりどうろう
つりどうろう [3] 【釣(り)灯籠】
軒先などにつるす灯籠。
釣り灯籠[図]
つりどこ
つりどこ [0] 【吊り床・釣(り)床】
(1)つり下げた寝床。ハンモック。[季]夏。
(2)「壁床(カベドコ)」に同じ。
つりどの
つりどの [0] 【釣(り)殿】
寝殿造りの南端の,池に臨んで建てられた周囲を吹き放ちにした建物。魚釣りを楽しんだところからの名という。納涼・饗宴に用いられた。
→寝殿造り
つりなかま
つりなかま【釣仲間】
fishing friends.
つりはないれ
つりはないれ [3] 【釣(り)花入れ】
床の間の天井からつり下げて用いる花入れ。唐銅(カラドウ)・砂張(サハリ)・竹・陶磁器などで作り,藤蔓や鎖でつるす。
釣り花入れ[図]
つりば
つりば【釣場】
a fishing place.
つりばし
つりばし【吊橋】
a suspension bridge;a hanging bridge (谷川の).
つりばし
つりばし [0] 【吊り橋・釣(り)橋】
(1)両岸から架け渡したケーブル・綱などで橋床をつっている橋の総称。
(2)城の堀などに設け,用のないときはつり上げておく橋。
つりばしご
つりばしご【吊梯子】
a hanging rope ladder.
つりばしご
つりばしご [3] 【吊り梯子・釣り梯子】
一方の端を結わえ付け,垂らして用いる,綱ばしご。
つりばな
つりばな [0] 【吊花】
ニシキギ科の落葉低木。山地に自生。葉は楕円形。初夏,葉腋(ヨウエキ)から出た長い花柄の先に緑白色または淡紫色の小五弁花をつけ集散状に垂れ下がる。秋,蒴果(サクカ)は熟して五裂し,赤色の種子を現す。
つりばな
つりばな [0] 【釣(り)花・吊り花】
生け花で,花器を天井からつり下げて用いる形式のもの。
つりばり
つりばり【釣針】
a fishhook.→英和
つりばり
つりばり 【釣針】
狂言の一。主人と太郎冠者が西宮の夷(エビス)へ詣で,妻を授けてくれるよう祈願し,夢のお告げによって釣り針で釣ると,主人には美女がかかるが,太郎冠者には醜女がかかる。釣女。
つりばり
つりばり [0] 【釣(り)針・釣り鉤】
魚釣りに用いる鉄製の先の曲がった針。型も多様で,擬餌鉤(ギジバリ)など種類が多く,大きさは一般に号数で表す。古くは骨角製のものが用いられた。鉤(ハリ)。
釣り針[図]
つりひげ
つりひげ 【釣り鬚】
江戸時代,中間・奴などが口ひげの先を上にはね上げたもの。墨で描いたり,作りひげを用いたりもした。
つりひも
つりひも [0][2] 【吊り紐】
物をつるすために用いるひも。
つりびと
つりびと [0] 【釣(り)人】
魚を釣る人。
つりびと
つりびと【釣人】
⇒釣師.
つりふねそう
つりふねそう [0] 【釣船草】
ツリフネソウ科の一年草。山中の水湿地に自生。茎は高さ約50センチメートル,多汁質で紅色を帯びる。葉は広披針形。秋,上方の葉腋から花柄を出し,紅紫色の花を数個つり下げる。花は左右対称で先の巻いた距(キヨ)がある。[季]秋。
釣船草[図]
つりぶね
つりぶね【釣船】
a fishing boat.
つりぶね
つりぶね [0] 【釣(り)舟・釣(り)船】
(1)魚釣りに用いる小舟。また,釣りをしている舟。
(2)舟形の釣り花入れ。
(3)江戸時代から明治初年にかけて行われた婦人の結髪の一種。
釣り舟(3)[図]
つりべい
つりべい [0] 【釣(り)塀】
縄でつり支えた塀。山城などで,敵を欺き,撃退する目的で作る。
つりほうたい
つりほうたい【吊包帯】
<have one's arm in> a sling.→英和
つりぼり
つりぼり【釣堀】
a fishing pond.
つりぼり
つりぼり [0] 【釣(り)堀】
池や沼,または流れの一部を区切って魚を放し,料金を取って釣らせる場所。[季]夏。《―に一日を暮らす君子かな/虚子》
つりまと
つりまと [0] 【釣(り)的】
つり下げた的。楊弓(ヨウキユウ)で用いた。
つりみ
つりみ [0] 【吊り身】
相撲で,相手をつり出すような姿勢。「―になって出る」
つりめ
つりめ [0] 【吊り目】
目じりがつり上がった目。
つりめ
つりめ【吊目】
slant[upturned]eyes.
つりもと
つりもと [0] 【釣(り)元】
開き戸で,蝶番(チヨウツガイ)などが取り付けられ,開閉の軸になる側。
つりやぐ
つりやぐ [3] 【釣(り)夜具】
病人・老人などに夜具の重みを感じさせないように,夜具の中央に金属の輪を付けて,天井からひもで下げるようにしたもの。釣り夜着。
つりやど
つりやど [0] 【釣(り)宿】
釣り人を宿泊させたり,釣り舟を仕立てたりすることを業とする家。
つりやね
つりやね [0] 【吊り屋根】
柱で支えないで,上からつり下げた屋根。「国技館の土俵上の―」
つりやねこうぞう
つりやねこうぞう [5] 【吊り屋根構造】
ワイヤーなどで屋根をつって支える構造形式。支点間の距離の大きい建築物に用いられる。
つりょう
つりょう [2] 【津料】
中世,津(=港)でとりたてた交通税や運輸税。
つりわ
つりわ【つり輪】
(flying) rings (体操の).
つりわ
つりわ [0] 【吊り輪・吊り環】
体操用具の一。上方からつるした二本のひもの先端に手で握る輪をつけたもの。また,それを用いて懸垂・倒立など種々の演技を行う男子の体操競技。
つり輪
つりわ【つり輪】
(flying) rings (体操の).
つる
つる【釣る】
fish;→英和
catch;→英和
[欺く]entice;→英和
take in;attract.→英和
釣れる have[make]a <good> catch;→英和
<Do> the fish bite <here?> .釣られて absorbed <in> .
つる
つる【吊る】
hang;→英和
suspend;→英和
[腕を]⇒吊包帯.
つる
つる [2][1] 【蔓】
(1)植物の茎の一形。一般に細長く強靭で,木化したものでも柔軟であるが,自身では直立できない。「朝顔の―」
→つる植物
(2)手がかり。つて。また,かねづる。手づる。「出世の―」「まさかの時のいい―だ/歌舞伎・青砥稿」
(3)眼鏡の耳にかける部分。
つる
つ・る [0] 【吊る・釣る】
■一■ (動ラ五[四])
□一□(他動詞)
(1)上で支えて下へ垂れ下げる。「蚊帳を―・る」「棚を―・る」
(2)物の端を固定して高い所にかけ渡す。「ハンモックを―・る」「橋を―・る」
(3)相撲で,両手で相手のまわしを引き相手の体をつり上げて両足が土俵から離れた状態にする。《吊》「土俵際に―・って出る」
(4)釣り針をつけた糸を垂らして魚をとる。《釣》「フナを―・る」
(5)わなやおとりでけものや虫をとらえる。《釣》「トンボを―・る」「この年月狐を―・る程に/狂言・釣狐」
(6)金品・地位など,人のほしがるものを与えたり,その約束をして,ある行動をとらせる。《釣》「甘言で―・って契約させる」
(7)かごをかく。「女中駕籠―・らせて/浮世草子・五人女 1」
□二□(自動詞)
(1)(多く「攣る」「痙る」と書く)筋肉などが痙攣(ケイレン)する。ひきつる。「ふくらはぎが―・る」「足が―・る」
(2)(「攣る」とも書く)縫ったあとが引っぱられた状態になる。《吊》「ミシンの上糸が―・っている」
(3)引っぱられたように上を向く。《吊》「目の―・った人」
(4)系図を書く。系統づける。「実清卿の子と為し之を―・る/実隆公記」
[可能] つれる
■二■ (動ラ下二)
⇒つれる(吊)
⇒つれる(釣)
つる
つる【攣る】
[筋肉が]be cramped;have a cramp <in the leg> ;→英和
have a stitch <in the side> (横腹が).→英和
つる
つ・る 【連る】 (動ラ下二)
⇒つれる
つる
つる [1] 【鶴】
(1)ツル目ツル科の鳥の総称。大形の鳥で,頸(クビ)と足が長く,背の高さ1.5メートルに及ぶものもある。気管が長くとぐろ状で,鳴き声が共鳴して遠方にまで届く。湿地や草地に編隊を組んで飛来し,穀類や小魚を食べる。繁殖期などに,いわゆる「鶴の舞」を舞う。日本では北海道で留鳥のタンチョウのほか,鹿児島県・山口県などにマナヅル・ナベヅルが渡来する。体形優美で,長寿を象徴するなど吉祥の鳥として古くより尊ばれ,民話や伝説などにも登場する。歌語としては,古くは「たず」が用いられ,平安時代以降「つる」も用いられるようになった。千歳鳥(チトセドリ)。[季]冬。
(2)家紋の一。鶴の文様ををもとに作られたという。舞鶴・鶴の丸・折鶴など。
つる
つる【鶴】
a crane.→英和
鶴の一声だ <His> word is law.
つる
つる 【都留】
(1)山梨県南東部の市。桂川中流域にある。甲斐絹(カイキ)の産地として知られ,夜具地・座布団地に用いる八端の機業が盛ん。都留文科大学がある。
(2)甲斐国東部の古郡名。鶴を連想して和歌に詠まれた。((歌枕))
つる
つる [2][1] 【鉉】
〔「つる(弦)」と同源〕
(1)土瓶(ドビン)・鍋などの上に半円状にわたしてある取っ手。
(2)枡(マス)の上に,対角線状にわたしてある鉄の細い棒。ものを量るとき水平にならすためのもの。
→弦掛け枡
つる
つる【蔓】
a vine;→英和
a tendril (巻ひげ);→英和
a runner (芋の);→英和
earpieces[ <米> bows](眼鏡の).
つる
つる [2][1] 【弦・絃】
(1)弓に張る糸。ゆみづる。ゆづる。「―を張る」
(2)琴・三味線などの弦楽器に張る糸。
つる
つる【弦】
a bowstring (弓の);→英和
a string (楽器の).→英和
つる
つる【弦】
[取っ手]a handle;→英和
a bail (なべの).→英和
つる=の一声(ヒトコエ)
――の一声(ヒトコエ)
意見や利害が対立する多くの人を否応なしに従わせる権威者・権力者の一言。
つる=は千年亀(カメ)は万年
――は千年亀(カメ)は万年
〔鶴や亀は長命でめでたいものとする考えから〕
寿命が長く,めでたいことにいう。
つる=九皐(キユウコウ)に鳴き声天に聞こゆ
――九皐(キユウコウ)に鳴き声天に聞こゆ
〔詩経(小雅,鶴鳴)〕
鶴は深い谷底で鳴いても,その声は天に聞こえる。賢人は身を隠しても,その名声は広く世間に知れ渡るということのたとえ。
つる=来(キタ)る
――来(キタ)る
晩秋初冬の頃,鶴が北方から群れを作って営巣地へ渡ってくる。鶴渡る。
⇔鶴帰る
つるあじさい
つるあじさい [3] 【蔓紫陽花】
ユキノシタ科のつる性落葉小木本。山地に生える。葉は柄が長く卵円形。夏,集散花序をつける。両性花は小形,周囲に大形白色の中性花が数個ある。ゴトウヅル。蔓手毬(ツルデマリ)。
つるあまちゃ
つるあまちゃ [3] 【蔓甘茶】
アマチャヅルの別名。
つるうち
つるうち 【弦打ち】
妖怪変化や魔性の物を退散させるまじないに,弓の弦をはじき鳴らすこと。また,それをする人。鳴弦。「随身も―して絶えずこわづくれと仰せよ/源氏(夕顔)」
つるうめもどき
つるうめもどき [5] 【蔓梅擬】
ニシキギ科のつる性落葉低木。山野に自生。葉は広楕円形。雌雄異株。初夏,腋生の集散花序に淡緑色の小花をつける。蒴果は小球形で,秋に熟し,三裂して黄赤色の種子を現す。ツルモドキ。[季]秋。
蔓梅擬[図]
つるおか
つるおか ツルヲカ 【鶴岡】
山形県北西部の市。庄内平野南部の商業中心地。近世,酒井氏一三万八千石の城下町。機械・電機・家具・清酒などを生産。古くは庄内と称した。
つるおと
つるおと [0][4] 【弦音】
弓につがえた矢を放ったとき,弦の鳴る音。また,弦打ちしたときの弦の鳴る音。
つるかけ
つるかけ [2][3] 【弦掛(け)】
(1)弓の弓筈(ユハズ)に弦をかけること。
(2)「弦掛け枡」の略。
つるかけます
つるかけます [4] 【弦掛け枡・鉉掛け枡】
上部に鉉(ツル){(2)}をわたしたます。
つるかめ
つるかめ [1] 【鶴亀】
鶴と亀。「鶴は千年,亀は万年」といって,長寿でめでたいものとして,お祝いの飾りなどに用いる。
つるかめ
つるかめ 【鶴亀】
(1)能の一。脇能物。作者未詳。年頭に玄宗皇帝が月宮殿に大臣・役人を従えて日月を拝し,人民の賀礼を受け,めでたい鶴・亀の舞を奏させたのち,自らも舞の扇をとる。月宮殿(ゲツキユウデン)。
(2)長唄の一。一〇世杵屋(キネヤ)六左衛門作曲。1851年発表。能の「鶴亀」の歌詞を長唄化したもので,謡曲の味を巧みに生かした曲。
(3)常磐津(トキワズ)の一。本名題「細石巌鶴亀(サザレイシイワオノツルカメ)」。三世瀬川如皐(ジヨコウ)作詞,四世岸沢古式部作曲。常磐津派との分離後,岸沢派の興隆を祝ったもの。
つるかめざん
つるかめざん [4] 【鶴亀算】
算術の四則応用問題の一。その原型は鶴と亀の頭数の合計と足数の合計を知って,各々の頭数を求めるもの。
つるかめそう
つるかめそう [0] 【蔓亀草】
ヤマノイモ科の多年草。南アフリカ原産。観賞用に栽培。根茎は大きな塊状で,表面に亀甲形の突起がある。茎は直立し,つる性の枝を出す。雌雄異株。花は白色で小さい。
つるかめつるかめ
つるかめつるかめ [1][1] 【鶴亀鶴亀】 (感)
不吉なことを見たり聞いたりしたときに縁起直しに言う語。「ゑゝ,―,厭なこと,延喜(エンギ)でも無いことを云ふ/五重塔(露伴)」
つるかめばそう
つるかめばそう [0] 【蔓亀葉草】
ムラサキ科の多年草。山中の湿った草地にまれに生える。茎はつる状でところどころから根を出す。根葉は柄が長く,卵形で先がとがる。春,淡青色の小花を数個総状花序につける。
つるが
つるが 【鶴賀】
新内節の語り手の家。また,その流派名。鶴賀若狭掾(ワカサノジヨウ)に始まる。
つるが
つるが 【敦賀】
福井県中部の市。敦賀湾奥に臨む港湾都市。古来,大陸交通の要港。また中世・近世を通じて,日本海諸国の物資の中継港として繁栄。
つるがおか
つるがおか ツルガヲカ 【鶴岡】
「鶴岡八幡宮」の略。
つるがおかしゃさん
つるがおかしゃさん ツルガヲカ― [6] 【鶴岡社参】
鎌倉時代,将軍が鶴岡八幡宮に参詣すること。正月に参詣することが慣例であった。
つるがおかそうぶぎょう
つるがおかそうぶぎょう ツルガヲカ―ブギヤウ [8] 【鶴岡総奉行】
室町時代,関東管領が設けた職。鶴岡八幡宮の社務をつかさどった。
つるがおかはちまんぐう
つるがおかはちまんぐう ツルガヲカ― 【鶴岡八幡宮】
鎌倉市雪ノ下にある神社。祭神は応神天皇・神功皇后。1063年源頼義が京都の石清水八幡宮を勧請し,1180年源頼朝が今の場所に移建。源氏の守護神として鎌倉幕府の尊崇あつく,以後室町幕府・江戸幕府ともに保護を加える。鎌倉八幡宮。
つるがしま
つるがしま 【鶴ヶ島】
埼玉県中部の市。畑作中心の農村から,戦後,住宅都市に変貌。
つるがしわ
つるがしわ [3] 【蔓柏】
柏紋の一。三柏の間に二股の蔓のあるもの。
つるがじょう
つるがじょう 【鶴ヶ城】
若松城の別名。
つるがぶし
つるがぶし [0] 【鶴賀節】
浄瑠璃の流派の一。新内節の祖流。1751年に鶴賀若狭掾(ワカサノジヨウ)が富士松節から独立して開流。後には新内節の称に包含される。
→新内節
つるがわかさのじょう
つるがわかさのじょう 【鶴賀若狭掾】
(1717-1786) 新内節鶴賀派の始祖。本名,高井庄兵衛。越前敦賀の人。富士松薩摩掾の門から出て,鶴賀派を創始。端物形式で心中物を新作し,新内節の艶っぽさを身上とした。
つるがわん
つるがわん 【敦賀湾】
福井県中部,若狭湾の東にある支湾。湾奥に気比松原・敦賀港・金崎宮があり,若狭湾国定公園に属する。
つるぎ
つるぎ 【鶴来】
石川県南部,石川郡の町。手取川扇状地の谷口集落,加賀一の宮の白山比咩(シラヤマヒメ)神社や金剣宮の門前町として発展。
つるぎ
つるぎ【剣】
a sword.→英和
つるぎ
つるぎ [0][3] 【剣】
〔古くは「つるき」とも〕
刀身の両側に刃のついた刀。諸刃(モロハ)の刀。また,片刃の太刀(タチ)を含めて,刀剣(トウケン)の総称として用いる。けん。
つるぎ=の刃を渡る
――の刃を渡る
非常に危険なこと,あやういことのたとえ。剣の上を渡る。剣を踏む。剣の刃渡り。
つるぎさん
つるぎさん 【剣山】
徳島県中央部,剣山地の主峰。海抜1955メートル。中世以降修験道の信仰登山が盛ん。
つるぎさんこくていこうえん
つるぎさんこくていこうえん 【剣山国定公園】
剣山を中心とする山岳国定公園。祖谷渓(イヤダニ)・大歩危(オオボケ)・小歩危(コボケ)などが有名。
つるぎざき
つるぎざき 【剣崎】
神奈川県三浦市,三浦半島南東端の岬。先端に1871年(明治4)建設(関東大震災後再建)の剣埼灯台がある。けんざき。
つるぎたち
つるぎたち 【剣太刀】
■一■ [3] (名)
刀。鋭利な刀剣。つるぎのたち。
■二■ (枕詞)
刀の刃を「な」といったところから同音の「名」「汝」に,剣を身に近く置くことや磨(ト)ぐことから,比喩的に「身に副へ」「磨ぐ」などにかかる。「―みに副へ寝ねばぬばたまの/万葉 194」「―名の惜しけくも我はなし/万葉 616」
つるぎだけ
つるぎだけ 【劒岳】
富山県東部,飛騨山脈立山連峰北部の高峰。海抜2998メートル。峻険な岩峰・岩壁に富み,岩尾根の間には多くの雪渓がある。
つるぎのたち
つるぎのたち 【剣の太刀】
つるぎ。つるぎたち。「我が置きし―その大刀はや/古事記(中)」
つるぎのはわたり
つるぎのはわたり [6] 【剣の刃渡り】
(1)曲芸の一。刀の刃の上を素足で渡るもの。
(2)転じて,非常に危険なことのたとえ。
つるぎのまい
つるぎのまい [0] 【剣の舞】
(1)「剣舞(ケンブ)」に同じ。
(2)刀を振り回して切りかかること。
つるぎのやま
つるぎのやま 【剣の山】
地獄にあるという,刃を上に向けた剣を植えた山。
つるぎば
つるぎば [3] 【剣羽】
「思い羽」に同じ。
つるくさ
つるくさ【蔓草】
a vine;→英和
a climber;→英和
a creeper.→英和
つるくさ
つるくさ [0][2] 【蔓草】
茎がつる状に伸びる草の総称。
つるくび
つるくび [2] 【鶴頸・鶴首】
(1)徳利・花瓶・茶入れなどで,鶴の首のように細長い形のもの。
(2)首の長い人。
つるぐみ
つるぐみ [3] 【蔓茱萸】
グミ科の半つる性常緑木本。山地に生える。葉は対生し,楕円形。晩秋,葉腋から白色の小花を二,三個ずつ下垂する。翌年の初夏,楕円形の果実が赤く熟し,食べられる。ヒグミ。
つるこけもも
つるこけもも [3] 【蔓苔桃】
ツツジ科の草本状の常緑低木。高層湿原に生える。茎は針金状で水苔上をはい,長さ約30センチメートル。葉は狭卵形で質が厚い。初夏,淡紅色の花を開き,球形の液果を結ぶ。果実は秋に赤く熟し,甘酸っぱく,生食や菓子・ジャムなどにする。
蔓苔桃[図]
つるさき
つるさき 【鶴崎】
大分市東部の地名。旧鶴崎市。別府湾に臨み,埋め立て地は工業地域。
つるさきおどり
つるさきおどり 【鶴崎おどり】
大分市鶴崎の民謡で,盆踊り唄。上方の「祭文」と,踊り口説きの「猿丸太夫」が海路鶴崎港へ伝わったもの。
つるざ
つるざ [0] 【鶴座】
〔(ラテン) Grus〕
一〇月下旬の宵に南中する南天の星座。日本からは南の地平線近くに見える。アルファ星とベータ星は,ともに二等星。
つるし
つるし [0] 【吊るし】
(1)〔店頭につるして売られていることから,注文服に対していう〕
既製服。つるしんぼう。「―の背広」
(2)「吊るし責め」に同じ。
(3)「吊るし柿」の略。
つるし
つるし【吊し】
⇒既製(服).
つるしあげ
つるしあげ [0] 【吊るし上げ】
ひとりの人を大勢で責めなじること。「―を食う」
つるしあげ
つるしあげ【吊し上げ】
<米話> <be subjected to> a kangaroo court.
つるしあげる
つるしあげる【吊し上げる】
hang up;hoist;→英和
[非難]subject <a person> to a kangaroo court;denounce;→英和
blame.→英和
つるしあげる
つるしあ・げる [5] 【吊るし上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つるしあ・ぐ
(1)つるして高く上げる。「木の上に―・げる」
(2)大勢で取り囲んで,厳しく責める。「社長を―・げる」
つるしがき
つるしがき【吊し柿】
a dried persimmon.
つるしがき
つるしがき [3] 【吊るし柿】
渋柿の皮をむいてつるし,日に干して甘くしたもの。つりがき。ほしがき。つるし。[季]秋。《湖へ傾く町の―/福田蓼汀》
つるしぎり
つるしぎり [0] 【吊るし切り】
(1)つるしておいて切ること。
(2)魚をつるしておいて,皮や肉を切る料理法。
→鮟鱇(アンコウ)の吊るし切り
つるしぐも
つるしぐも [4] 【吊るし雲】
地形の影響で,山頂より風下側に離れた所にできるレンズ雲の一種。
つるしぜめ
つるしぜめ [0] 【吊るし責め】
江戸時代の拷問の一。罪人を後ろ手にしばり,足が床につかないようにつるしあげるもの。つるし。
つるしだいこん
つるしだいこん [4] 【吊るし大根】
つるして日に干した大根。干し大根。
つるしのぶ
つるしのぶ [3] 【蔓忍】
植物カニクサの別名。
つるしぼう
つるしぼう [3] 【吊るし棒】
運動用器具。上からつり下げた長さ3メートルほどの丸い木の棒。これをよじ登って運動する。つりぼう。
つるしょくぶつ
つるしょくぶつ [4] 【蔓植物】
茎や幹が細長くて直立せず,他物を支えとしてこれに巻きついたり,付着したりして生長する植物の総称。草木または低木で,茎自身が他の植物などに巻きつくフジ・アサガオ,巻きひげでからみつくエンドウマメ・ウリ,茎から不定根を出して付着するツタ・ポトスなど,多様な器官の変態が見られる。藤本。
つるしんぼう
つるしんぼう [0] 【吊るしん坊】
「吊るし{(1)}」に同じ。
つるす
つるす【吊す】
⇒吊る.
つるす
つる・す [0] 【吊るす】 (動サ五[四])
紐(ヒモ)などで物をつって下げる。つり下げる。「風鈴を―・す」
〔近世以降の語〕
[可能] つるせる
つるせい
つるせい [0] 【蔓性】
ある種の植物の,茎・幹がつる状になる性質。
つるた
つるた 【鶴田】
青森県西部,北津軽郡の町。津軽平野の中央部を占め,岩木川が北流する。
つるだち
つるだち [0] 【蔓立ち・蔓質】
⇒蔓生(マンセイ)
つるっぱげ
つるっぱげ [0] 【つるっ禿】
〔「つるはげ」を強調した言い方〕
つるつるにはげているようす。また,そのような頭。
つるっ禿
つるっぱげ [0] 【つるっ禿】
〔「つるはげ」を強調した言い方〕
つるつるにはげているようす。また,そのような頭。
つるつる
つるつる
〜した slippery;→英和
smooth;→英和
shiny;→英和
slick;→英和
bald (as an egg) (頭が).→英和
つるつる
つるつる
■一■ [1] (副)スル
(1)なめらかなさま。また,よくすべるさま。「―した紙」「道が凍って―する」
(2)動きがなめらかなさま。「口を利き出すと,―と出る/三四郎(漱石)」
(3)そば・うどんなどをすするさま。また,そのときの音を表す語。「そばを―と食う」
■二■ [0] (形動)
なめらかで光沢のあるさま。「―に磨かれた柱」「―の頭」
つるどくだみ
つるどくだみ [3] 【蔓蕺】
タデ科のつる性多年草。中国原産。日本の各地に野生化する。葉は卵状心臓形でドクダミに似る。秋,葉腋に白色の小花を円錐状に多数つける。根は塊状に肥厚し,漢方で何首烏(カシユウ)と呼んで,強壮・緩下剤などに用いる。
つるな
つるな [2][0] 【蔓菜】
ツルナ科の多年草。海岸に自生する。全体多肉質で,茎は地をはい,三角卵形の葉を互生。春から秋にかけ,葉腋に黄色の小花を一,二個つける。若苗を食用とするため,野菜としても栽培される。ハマヂシャ。
つるなしいんげん
つるなしいんげん [5] 【蔓無隠元】
インゲンマメの変種。丈が低くつる立ちしない。さやと種子を食用にする。
つるなべ
つるなべ [0] 【弦鍋・鉉鍋】
つる状の取っ手のついた鍋。
つるにちにちそう
つるにちにちそう [0] 【蔓日日草】
キョウチクトウ科の多年草。ヨーロッパ原産。まれに観賞用に栽培する。茎は長くつる状に伸びて横にはう。葉は卵形。夏,葉腋に五深裂する紫青色の花を一個ずつ上向きにつける。
つるにょうぼう
つるにょうぼう [3] 【鶴女房】
昔話の一。男に命を助けられた鶴が恩返しのために嫁にきて,自分の羽で高価な布を織るが,正体を見破られて飛び去るというもの。異類婚姻譚・動物報恩譚の一種。
つるにんじん
つるにんじん [3] 【蔓人参】
キキョウ科のつる性多年草。山地に自生。切ると白汁が出る。葉は広披針形。八〜一〇月,淡緑色で内面に濃紫色の斑点のある鐘形の花を下向きにつける。根茎は薬用人参に似る。ジイソブ。
つるのおなり
つるのおなり 【鶴の御成】
江戸幕府の年中行事の一。毎年寒入りののち,将軍が三河島や品川などの鶴の飼付け場で行なった鷹狩り。
つるのこ
つるのこ [1] 【鶴の子】
(1)鶴のひな。長寿を保つよう祝っていう言葉。「思ひやれまだ―の生ひさきを千世もと撫づる袖のせばさを/後拾遺(賀)」
(2)八代目の孫。雲孫(ウンソン)。[節用集(明応本)]
(3)曾孫の子。[日葡]
(4)「鶴の子餅」の略。
つるのこいも
つるのこいも [4] 【鶴の子芋】
サトイモの異名。
つるのこもち
つるのこもち [4] 【鶴の子餅】
上新粉で製した,祝儀用の卵形をした紅白の餅。
つるのすごもり
つるのすごもり [1] 【鶴の巣籠り】
(1)囲碁で,追い落としの一型。並んだ三子の石が三方を包囲され,一方はあいているが逃げ出せない石の配置。すごもり。
(2)尺八の曲の一。親鶴が子を育て別れるまでの情愛を表現した曲。数種の同名異曲がある。琴古流では「巣鶴鈴慕(ソウカクレイボ)」という。同名の曲が胡弓本曲にある。
つるのはし
つるのはし 【鶴の嘴】
「つるはし(鶴嘴)」に同じ。「いしきり・―をもつて/幸若・はま出」
つるのはやし
つるのはやし 【鶴の林】
「鶴林(カクリン){(1)}」に同じ。「煙絶え雪降りしける鳥辺野は―の心地こそすれ/栄花(鶴の林)」
つるのほうちょう
つるのほうちょう 【鶴の庖丁】
江戸時代,正月に将軍から朝廷に献上した鶴を清涼殿において内膳司の庖丁人が料理する儀式。
つるのまる
つるのまる [0] 【鶴の丸】
鶴紋の一。翼を広げた鶴を円形に図案化したもの。一羽から三羽まである。
つるはぎ
つるはぎ 【鶴脛】
(鶴の脚のように)衣の丈が短くすねが長く現れ出ていること。「氏の院に―・裸にて上に居つつ/宇津保(国譲下)」
→裸鶴脛
つるはし
つるはし【鶴嘴】
a pick(ax).→英和
つるはし
つるはし [2] 【鶴嘴】
硬い土を掘り起こすのに用いる道具。鉄製で両端または片方だけを鶴の嘴(クチバシ)のような形に作り,柄をつけたもの。つるのはし。
つるはしり
つるはしり [3] 【弦走】
〔「つるばしり」とも〕
大鎧(オオヨロイ)の胴の正面の部分。染め革で包んで,弓弦の当たるのをふせぐ。
→大鎧
つるはじき
つるはじき [3] 【弦弾き】
「弓懸(ユガケ)」に同じ。
つるばみ
つるばみ [0] 【橡】
〔上代は「つるはみ」か〕
(1)クヌギの古名。また,どんぐりの古名。
(2)どんぐりの実やかさの煎汁(センジユウ)で染めた色。
(ア)古代は鉄媒染による黒に近い灰色で,身分の低い人の衣の色。平安期には茜(アカネ)を加えて,四位以上の人の袍(ホウ)の色となる。「紅はうつろふものそ―のなれにし衣になほ及(シ)かめやも/万葉 4109」
(イ)喪服の色。また,喪服。「衣の色いと濃くて―の喪衣一かさね/源氏(夕霧)」
つるばら
つるばら [2] 【蔓薔薇】
枝がつる状に長くなるバラ。
つるび
つるび 【交尾・孳尾・遊牝】
交尾。「馬を牽(ヒ)きて前に就(イタ)して―せしむ/日本書紀(武烈訓)」
つるふじばかま
つるふじばかま [5] 【蔓藤袴】
マメ科の多年草。山野に多い。茎はつる性で稜がある。葉は羽状複葉で中軸の先が巻きひげとなる。八〜一〇月,葉腋(ヨウエキ)に総状花序を出して紅紫色の蝶形花をつけ,扁平な豆果を結ぶ。
つるぶ
つる・ぶ 【交尾ぶ・孳尾ぶ・遊牝ぶ】 (動バ四)
〔「連ぶ」と同源〕
「つるむ(交尾)」に同じ。「他の烏遞(タガイ)に来たりて―・ぶ/霊異記(中訓注)」
つるぶ
つる・ぶ 【連ぶ】 (動バ下二)
(1)並べる。連ねる。「鼻を―・べて参りたるぞや/狂言記・靫猿」
(2)鉄砲などをつづけざまにうつ。つるべうちにうつ。「すきまをあらせず,―・べかけ―・べかけ/太閤記」
つるぶくろ
つるぶくろ [3] 【弦袋】
「弦巻(ツルマキ)」に同じ。
つるぶち
つるぶち [0] 【蔓斑・鶴斑】
馬の毛色の一。まだらがつらなって続いているもの。
つるぶんかだいがく
つるぶんかだいがく 【都留文科大学】
公立大学の一。1953年(昭和28)開設の山梨県立教員養成所を源とし,55年創立の都留短期大学を母体に,60年設立。本部は都留市。
つるべ
つるべ [0] 【釣瓶】
縄または竿の先につけて,井戸水をくみ上げるのに使う桶。つるべおけ。
つるべ
つるべ【釣瓶】
a well bucket.〜打ちに撃つ fire in a volley.→英和
〜落しに rapidly;fast.→英和
‖釣瓶井戸 a draw well.
つるべうち
つるべうち [0] 【釣瓶打ち・連べ打ち】 (名)スル
〔「つるべ」は動詞「連(ツル)ぶ」の連用形から。「釣瓶」は当て字〕
(1)(多くのうち手が立ち並んで)銃や砲を続けざまにうつこと。「鉄砲を―にする」
(2)転じて,野球で続けざまに安打を浴びせること。
つるべおとし
つるべおとし [4] 【釣瓶落(と)し】
釣瓶を井戸の中に落とすときのように,急速に落ちること。多く,秋の日の暮れやすいことのたとえにいう。「秋の日は―」
つるべかける
つるべか・ける [5] 【連べ掛ける・釣瓶掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つるべか・く
鉄砲などをつるべうちにする。「小筒を―・けた/大塩平八郎(鴎外)」
つるべざお
つるべざお [3][0] 【釣瓶竿】
釣瓶を取り付けてある竿。
つるべずし
つるべずし [3] 【釣瓶鮨】
吉野川の鮎(アユ)で作った鮎鮨。容器が釣瓶に似ていることからいう。
つるべなわ
つるべなわ [0][3] 【釣瓶縄】
釣瓶に結び付けてある縄。井戸縄。
つるぼ
つるぼ [0] 【蔓穂】
ユリ科の多年草。原野に群生。広線形の葉が地下の卵球形の鱗茎から数個出る。八,九月,高さ約30センチメートルの花茎を出し,総状花序を立てて淡紫色の小花を多数つける。スルボ。参内傘(サンダイガサ)。
蔓穂[図]
つるぼけ
つるぼけ [0] 【蔓呆け】
サツマイモ・キュウリ・カボチャなどの蔓性植物で,蔓だけが繁茂して結実が悪くなる状態。
つるまいせん
つるまいせん ツルマヒ― 【鶴舞線】
名古屋市営の地下鉄道線。名古屋市上小田井・伏見・赤池間,20.4キロメートル。
つるまき
つるまき [2][4] 【弦巻】
張りかえの弓弦(ユヅル)を巻いておく籐製の輪。箙(エビラ)の腰革にかけて左腰に下げた。弦袋。
弦巻[図]
つるまき
つるまき [0] 【蔓巻】
シマウシノシタの別名。
つるまきばね
つるまきばね [5] 【蔓巻発条】
「コイルばね」に同じ。
つるまさき
つるまさき [3] 【蔓正木】
ニシキギ科のつる性常緑低木。山地に生える。気根を出し樹木などをはい上がる。葉は長楕円形。六,七月,葉腋に多数の緑色の小花をつける。蒴果は秋に熟し,裂開して朱赤色の種子を現す。
つるまめ
つるまめ [2] 【蔓豆】
マメ科のつる性一年草。藪(ヤブ)や草地に自生。全体に粗毛がある。葉は長楕円形の三小葉から成る複葉。初秋,葉腋に紫色の小蝶形花をつけ,ダイズに似た豆果を結ぶ。ダイズの原種と考えられている。
つるみ
つるみ 【鶴見】
横浜市東北部の区名。内陸部は住宅地。東京湾岸の埋め立て地は重化学工業地帯。総持寺がある。
つるみせん
つるみせん 【鶴見線】
JR 東日本の鉄道線。横浜市鶴見と川崎市扇町間7.0キロメートル,浅野と海芝浦間1.7キロメートル,武蔵白石と大川間1.0キロメートル。鶴見工業地区の通勤・貨物線。
つるみだいがく
つるみだいがく 【鶴見大学】
私立大学の一。1925年(大正14)設立の鶴見高等女学校を源とし,63年(昭和38)鶴見女子大学として設立。73年現名に改称。本部は横浜市鶴見区。
つるみだけ
つるみだけ 【鶴見岳】
大分県別府市西方にある火山。海抜1375メートル。阿蘇くじゅう国立公園に属する。
つるみね
つるみね 【鶴峰】
姓氏の一。
つるみねしげのぶ
つるみねしげのぶ 【鶴峰戊申】
(1788-1859) 江戸後期の国学者。豊後の人。天文究理に詳しく,博学で各方面にわたり著作を残す。特に「語学究理九品九格総括図式」「語学新書」は蘭文典を国文法に応用した最初のものとして知られている。著「究理或問」など。
つるみりょくちせん
つるみりょくちせん 【鶴見緑地線】
大阪市営の地下鉄道線。大阪府京橋・鶴見緑地間,5.2キロメートル。列車はリニア-モーターで駆動し,地下トンネル断面を小型化している。
つるむ
つる・む [2] 【連む】 (動マ五[四])
〔「つるぶ」の転〕
連れだつ。行動をともにする。「往来を―・んで歩く」
つるむ
つる・む [2] 【交尾む・孳尾む・遊牝む】 (動マ五[四])
〔「つるぶ」の転〕
動物の雌と雄が交尾する。「犬が―・む」
つるむらさき
つるむらさき [4] 【蔓紫】
ツルムラサキ科のつる性一年草。熱帯アジア原産。若苗を食用とし,また観賞用に栽培する。全体に多肉質。茎は長さ1,2メートルに達し,紫色を帯びる。葉は広卵形。夏から秋,葉腋に白または帯紅色の小花を穂状につける。果実は球形で紫色に熟す。
つるめそ
つるめそ 【弦召・弦売僧】
犬神人(イヌジニン)の異称。弓の弦を「つる召そう」と呼ばわりながら売り歩いたのでいう。
つるも
つるも [0] 【蔓藻】
褐藻類コンブ目の海藻。盤状の付着器で岩上に着生し,数本ずつ束生する。体は径2〜5ミリメートル,長さ数メートルに達する細長い中空の紐(ヒモ)状で,中にガスを含む。乾燥したものを食用とする。
つるもどき
つるもどき [3] 【蔓擬】
ツルウメモドキの別名。[季]秋。
つるもの
つるもの [0][2] 【蔓物】
(1)つるの伸びる植え木や野菜。
(2)生け花の花材で,アケビなどのつる状のもの。
つるやなんぼく
つるやなんぼく 【鶴屋南北】
狂言作者。三世までは俳優。
(1)(四世)(1755-1829) 江戸の人。大(オオ)南北と称される。別号,姥尉輔(ウバジヨウスケ)。初世桜田治助に入門,1811年南北を襲名。世話物を得意とし,巧みに幕末期の世相をとらえた作品を生んだ。特に怪談物に傑作が多い。代表作「東海道四谷怪談」「天竺徳兵衛韓噺」「心謎解色糸(ココロノナゾトケタイロイト)」など。
(2)(五世)(1796-1852) 四世の女婿の養子。孫太郎南北・小南北と称される。門人に三世瀬川如皐(ジヨコウ)・河竹黙阿弥がいる。
つるり
つるり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)なめらかなさま。また,よくすべるさま。「―とすべって,しりもちをつく」「―とはげ上がった頭」
(2)動作などがなめらかなさま。するり。「松さんは…その坐を―と抜けて/ぼんち(泡鳴)」
つるりんどう
つるりんどう [3] 【蔓竜胆】
リンドウ科のつる性多年草。山地に生える。茎は細く,長さ約50センチメートルとなり,長卵形の葉を対生。夏から秋,葉腋に淡青紫色の鐘状花をつける。液果は楕円形で紅紫色に熟す。
つるれいし
つるれいし [3] 【蔓茘枝】
ウリ科のつる性一年草。熱帯アジア原産。観賞用とし,または未熟果を食用とするため栽培する。葉は掌状に深裂。夏から秋,葉腋(ヨウエキ)に黄色の花をつける。果実は全面に瘤(コブ)状の突起がある。果皮は苦く,別名を苦瓜(ニガウリ)という。れいし。[季]秋。
つるわ
つるわ [0] 【弦輪】
弓の弦の両端に作ってある小さな輪。弦を張るとき,弓の本弭(モトハズ)・末弭(ウラハズ)に掛ける。
つるわれびょう
つるわれびょう [0] 【蔓割れ病】
スイカ・キュウリなどウリ類やサツマイモに多い病気。病原菌は根から入り,最初地ぎわの茎が褐色になり,やがて茎が割れて枯死する。連作によって伝染する。
つれ
つれ [0] 【連れ】
〔動詞「連れる」の連用形から〕
(1)いっしょに行くこと。いっしょに行動をすること。また,その人。仲間。同伴者。「船中で―になる」「お―の方」「―とはぐれる」
(2)(普通「ツレ」と書く)能で,シテまたはワキに連れ添い,あるいはその補助的な役割をつとめる役柄。シテツレとワキツレがある。
(3)関係。因縁。「人皆の思ひやすみて―もなくありし間に/万葉 6」
→つれもなし
(4)種類。程度。たぐい。「勝にのつてその―な事をいふ/狂言・岡太夫」
(5)春宮坊(トウグウボウ)の帯刀(タチハキ)の一。脇の次。
(6)(接頭語的に用いて)一緒に物事をする意を表す。「―平家」「―三味線」
→づれ
つれ
つれ【連れ】
company;→英和
a companion (人).→英和
〜になる keep a person('s) company (同行);pick up a companion.二人(三人)連れで in a couple (in a party of three).→英和
つれあい
つれあい【連れ合い】
one's husband[wife];one's spouse (配偶者).
つれあい
つれあい 【連(れ)合い】
(1) [0]
連れ合うこと。連れになること。「帰り道で―になる」
(2) [2]
連れ添う相手。配偶者。また,夫婦の一方が第三者に対して相手をいう称。「―に死に別れる」「―との仲はうまくいっている」
つれあう
つれあ・う [3] 【連(れ)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)ともに行く。連れ立つ。同伴する。「二人―・って出かける」
(2)夫婦になる。連れ添う。「長年―・った仲」
つれうた
つれうた [0] 【連(れ)歌】
連れ節(ブシ)で歌う歌。
つれかえる
つれかえる【連れ帰る】
bring[take] <a person> back[home].
つれこ
つれこ【連れ子】
a child by one's former marriage[husband].
つれこ
つれこ [0] 【連(れ)子】
再婚するときに連れてきた,先夫または先妻の子。連れっ子。つれご。
つれこみ
つれこみ [0] 【連(れ)込み】
(1)連れ込むこと。特に,愛人を同伴して旅館などにはいり込むこと。
(2)「連れ込み宿」の略。
つれこみやど
つれこみやど [5] 【連(れ)込み宿】
情事のための客を目当てに営んでいる旅館。
つれこむ
つれこ・む [3] 【連(れ)込む】 (動マ五[四])
(1)いっしょに連れてはいり込む。「無理に飲み屋に―・まれた」
(2)愛人を連れて旅館などにはいり込む。「ホテルに―・む」
[可能] つれこめる
つれこむ
つれこむ【連れ込む】
take[bring] <into> .→英和
連れ込み宿 a rendezvous hotel.
つれさぎそう
つれさぎそう [0] 【連鷺草】
ラン科の多年草。日当たりのよい草地や林内に生える。強い香りがある。高さ40〜60センチメートル。長楕円形の葉を互生。五,六月,長さ10〜20センチメートルの花序を出し,乳白色の花を十数個開く。
つれさる
つれさ・る [3] 【連(れ)去る】 (動ラ五[四])
だましたりして同行させてほかの所へ行く。「公園から―・る」
[可能] つれされる
つれさる
つれさる【連れ去る】
take <a person> away.
つれしょうべん
つれしょうべん [3] 【連(れ)小便】
いっしょに連れだってする小便。つれしょん。
つれじゃみせん
つれじゃみせん [3] 【連(れ)三味線】
(1)二人以上で三味線を合奏すること。つれびき。
(2)浄瑠璃・長唄などで三味線を合奏するとき,立三味線を中心にしてそれに合わせてひく他の三味線。また,それをひく人。
つれそい
つれそい [0] 【連(れ)添い】
連れ合い。配偶者。
つれそう
つれそう【連れ添う】
⇒結婚.
つれそう
つれそ・う [3] 【連(れ)添う】 (動ワ五[ハ四])
夫婦になる。夫婦としていっしょに暮らしている。連れ合う。「長年―・った妻」
[可能] つれそえる
つれだか
つれだか [0] 【連(れ)高】
相場で,他の銘柄の値上がりにつられて上がること。追随高。
⇔連れ安
つれだす
つれだ・す [3] 【連(れ)出す】 (動サ五[四])
連れて外へ出す。誘い出す。「祭り見物に―・す」
[可能] つれだせる
つれだす
つれだす【連れ出す】
take out;entice <a person> out (誘い出す);[誘拐]abduct;→英和
kidnap.→英和
つれだつ
つれだつ【連れ立って行く】
go[walk]together;go (along) <with> .→英和
つれだつ
つれだ・つ [3] 【連(れ)立つ】 (動タ五[四])
いっしょに行く。伴って行く。「友達数人と―・って映画を見に行く」
つれっこ
つれっこ [0] 【連れっ子】
「連れ子」に同じ。
つれづれ
つれづれ 【徒然】
〔「連(ツ)れ連(ヅ)れ」で,長く続くさま,思い続けるさまをいう〕
■一■ [0] (名)
何もすることがなくて退屈であること。所在ないこと。手持ちぶさた。「老後の―を慰める」「―わぶる人はいかなる心ならん/徒然 75」
■二■ (形動ナリ)
(1)するべきことがなくて所在ないさま。退屈。無聊(ブリヨウ)。「―なるままに,日暮し硯に向かひて/徒然(序)」
(2)何事も起こらずさびしいさま。静寂。「いと―に,人目も見えぬ所なれば/源氏(東屋)」
■三■ (副)
(多く「と」を伴って)
(1)その状態でずっと。「まどひ来たりけれど,死にければ,―と籠り居りけり/伊勢 45」
(2)つくづく。つらつら。「顔を―眺むれば,梅川いとど胸づはらしく/浄瑠璃・冥途の飛脚(下)」
つれづれ
つれづれ【徒然なるままに】
to kill time;to pass leisure hours.
つれづれぐさ
つれづれぐさ 【徒然草】
随筆。二巻。吉田兼好著。1330〜31年頃成立(異説あり)。随想・見聞などを,著者の感興のおもむくままに記したもの。無常観に基づく,著者の人生観・美意識などがうかがえ,「枕草子」と並ぶ随筆文学の傑作とされる。
つれづれぐさもんだんしょう
つれづれぐさもんだんしょう 【徒然草文段抄】
注釈書。七巻。北村季吟著。1667年刊。「徒然草」を師松永貞徳の説に従い二四四段に分段し,さらに小節に分けて注釈を施す。
つれて
つれて 【連れて】
■一■ [0] (接続)
それにしたがって。それとともに。「円高となり,―輸出もかげりはじめた」
■二■ (連語)
〔動詞「つれる(連)」の連用形に接続助詞「て」の付いたもの。「につれて」の形で接続助詞のように用いる〕
⇒につれて(連語)
つれどうしん
つれどうしん [3] 【連(れ)道心】
いっしょに仏道に志すこと。また,ともに仏道に志す者。
つれない
つれな・い [3] (形)[文]ク つれな・し
□一□人の気持ちを思いやろうとしない。思いやりがない。冷淡だ。無情だ。「―・く断る」「―・い仕打ち」「―・い人」
□二□
(1)そしらぬ顔をしている。よそよそしい。平然としている。「―・き顔なれど,女の思ふこと,いといみじきことなりけるを/大和 149」
(2)思うにまかせない。意のままにならない。「しかも―・く過ぐるよはひか/古今(雑上)」
(3)変化を示さない。もとのままだ。「あかあかと日は―・くも秋の風(芭蕉)/奥の細道」「雪の山―・くて年もかへりぬ/枕草子 87」
(4)恥知らずだ。あつかましい。「恥ある者は討ち死にし,―・き者は落ちぞゆく/平家 8」
〔「連れ無し」で,関係がないさまを表すのが原義。古くは□二□(3)のように自然現象に対しても用いられた。平安時代には□一□の意でも用いられ,次第に対人関係における冷淡さを意味することが多くなった〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
つれない
つれない
〜(く) heartless(ly);→英和
cold(ly);→英和
cruel(ly).→英和
つれなくする be hard <on> ;treat <a person> coldly.
つれなし
つれなし
そしらぬふり。平気なそぶり。「泣かざりつるは,―をつくりけるにこそと/堤中納言(はいずみ)」
つれなし
つれな・し (形ク)
⇒つれない
つれなしがお
つれなしがお 【つれなし顔】
そしらぬ顔。「一日は―をなむ/源氏(若菜上)」
つれなし顔
つれなしがお 【つれなし顔】
そしらぬ顔。「一日は―をなむ/源氏(若菜上)」
つれびき
つれびき [0] 【連(れ)弾き】
琴・三味線などを二人以上で奏すること。連奏。添え弾き。
→連弾(レンダン)
つれびと
つれびと [0] 【連(れ)人】
連れ立っている人。同伴者。つれ。
つれぶき
つれぶき [0] 【連(れ)吹き】
笛や尺八などを二人以上で合奏すること。「―の笛竹,息の哀れや/浮世草子・五人女 5」
つれぶし
つれぶし [0] 【連(れ)節】
複数の人間が同じ節を声を合わせてうたうこと。
つれへいけ
つれへいけ 【連れ平家】
平曲を二人以上で語ること。「真都(シンイチ)と覚都検校と,二人―を歌けるに/太平記 21」
つれまい
つれまい [2] 【連(れ)舞】
二人以上の人がいっしょに舞うこと。あいまい。
つれもどす
つれもど・す [4] 【連(れ)戻す】 (動サ五[四])
伴ってもとの場所に帰す。「家に―・す」
[可能] つれもどせる
つれもどす
つれもどす【連れ戻す】
⇒連れ帰る.
つれもなし
つれもな・し (連語)
(1)何の縁故もない。つながりがない。「―・き佐田の岡辺に帰り居ば/万葉 187」
(2)冷淡だ。つれない。「―・くあるらむ人を片思(カタモ)ひに/万葉 717」
(3)平然としている。「きこえさすべきことものしたれど,つつしむことありてなむ,とて―・ければ/蜻蛉(下)」
つれやす
つれやす [0] 【連(れ)安】
相場で,他の銘柄の値下がりにつられて下がること。追随安。
⇔連れ高
つれる
つ・れる [0] 【釣れる】 (動ラ下一)
〔「釣る」の可能動詞から〕
釣りで,魚が捕れる。「ここではタイがよく―・れる」
つれる
つ・れる [0] 【吊れる・攣れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 つ・る
(1)ひきつった状態になる。痙攣(ケイレン)する。《攣》「足の筋肉が―・れる」
(2)ひきつって縮まる。《吊》「縫い目が―・れる」
(3)つりあがる。《吊》「怒るとすぐ目が―・れる」
つれる
つれる【連れて行く(来る)】
take (bring) <a person> with one.…を連れて with;→英和
accompanied[attended (供を)]by.
つれる
つ・れる [0] 【連れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 つ・る
□一□(他動詞)
同行者として従える。伴う。「犬を―・れて散歩する」
□二□(自動詞)
(1)ある物事の変化にともなって,うつりうごく。「歌は世に―・れ,世は歌に―・れ」
→つれて
(2)列を作る。連なる。「雁―・れて渡る/源氏(須磨)」
(3)いっしょに行く。同行する。連れ立つ。「夕暮のしめやかなるに,藤侍従と―・れてありくに/源氏(竹河)」
つろ
つろ (連語)
〔「つろう」の転。近世上方語〕
「つろう」に同じ。「さぞおれが事譏りやつ―/浄瑠璃・宵庚申(下)」「さぞお寒かつたでございし―/洒落本・芳深交話」
〔現在でも,本州西部の方言で用いている所がある〕
つろう
つろう (連語)
〔「つらむ」の転。中世後期以降の語〕
完了したこと,または完了したと思われる事態を推量する意を表す。…たであろう。…たことだろう。…てしまっただろう。「吾が妻も久しく離別したる中に定めて心ぞかはり―/中華若木詩抄」「定てさい��行さきで恥をかき―/浄瑠璃・生玉心中(上)」
つわ
つわ ツハ 【唾】
つば。唾液。[日葡]
つわ
つわ ツハ [1] 【橐吾】
植物ツワブキの別名。
つわく
つわ・く ツハク 【唾く】 (動カ四)
⇒つばく
つわの
つわの 【津和野】
島根県南西端部の町。近世,亀井氏四万三千石の城下町。堀や武家屋敷が残り,山陰の小京都の名がある。森鴎外・西周(ニシアマネ)の出身地。津和野城跡がある。
つわぶき
つわぶき ツハ― [2] 【橐吾・石蕗】
キク科の常緑多年草。暖地の海岸付近に自生。また,観賞用に庭に植えられる。葉は根生し,長い柄があり,腎臓形で質厚く光沢がある。初冬,花茎を立て,一〇個内外の黄色の頭花をつける。茎と葉は解毒・排膿などの薬用とし,葉柄は食用とする。つわ。款冬(カントウ)。
〔「石蕗(ツワ)の花」は [季]冬〕
橐吾[図]
つわぶき
つわぶき【石蕗】
a Japanese silver leaf.
つわもの
つわもの【兵】
a soldier;→英和
a warrior;→英和
a veteran (古つわもの).→英和
つわもの
つわもの ツハ― [0] 【兵】
(1)兵士。武士。もののふ。「夏草や―どもが夢の跡/奥の細道」
(2)(比喩的に)非常に強い人。また,すぐれている人。猛者(モサ)。「剣道部の―たち」「―ぞろい」
(3)戦争に使う器具。武器。兵器。「―を取りて進む/日本書紀(舒明訓)」
つわものぐら
つわものぐら ツハ― 【兵庫】
武器を保管しておく倉。「―を起(タ)て箭(ヤ)を儲(ツ)む/日本書紀(皇極訓)」
つわもののつかさ
つわもののつかさ ツハ― 【兵司・兵部省】
(1)律令制の後宮十二司の一。兵器のことをつかさどった。へいし。《兵司》
(2)「ひょうぶしょう(兵部省){(1)}」に同じ。
つわもののとねりのつかさ
つわもののとねりのつかさ ツハ― 【兵衛府】
⇒ひょうえふ(兵衛府)
つわもののみち
つわもののみち ツハ― 【兵の道】
兵法。武術。「なほ―は日本の人にはあたるべくもあらず/宇治拾遺 12」
つわり
つわり【悪阻】
<have> morning sickness.
つわり
つわり ツハリ [0]
〔動詞「つわる」の連用形から〕
(1)(多く「悪阻」と書く)妊娠の初期にみられる消化器系の一群の症状。空腹時の悪心(オシン)や嘔吐,気分や嗜好の変化,食欲不振など。
(2)木の芽が膨らんで大きくなること。「―せしふたごの山の柞原(ハハソバラ)/散木奇歌集」
つわる
つわ・る ツハル (動ラ四)
(1)妊娠してつわりになる。「いつしかと―・り給へば/落窪 2」
(2)芽ぐむ。きざす。「下よりきざし―・るに堪へずして落つるなり/徒然 155」
つん
つん 【突ん】 (接頭)
〔動詞「突く」の連用形「突き」の転〕
動詞に付いて,その意味を強め,また,語調を整える。「―出す」「―のめる」
つんけん
つんけん [1] (副)スル
無愛想で,とげとげしく人に応対するさま。「あの店員は―していて感じが悪い」
つんざく
つんざく【劈く】
tear;→英和
split;→英和
pierce;→英和
rend.→英和
〜ような[耳を]sharp;→英和
deafening;→英和
[膚(はだ)を]piercing;biting;cutting.→英和
つんざく
つんざ・く [3] 【劈く】 (動カ五[四])
〔「つみさく」の転〕
強い力で引き裂く。「耳を―・く雷鳴」「闇を―・く稲光」
つんだす
つんだ・す [3] 【突ん出す】 (動サ五[四])
〔「つきだす」の転〕
勢いよく出す。「あごを―・す」「故(ワザ)とむきになつて顔を前へ―・し/社会百面相(魯庵)」
つんつるてん
つんつるてん [4][0] (形動)
(1)衣服の丈が短くて,手足が出ているさま。ちんちくりん。「―の浴衣(ユカタ)」
(2)きれいさっぱりと,頭がはげているさま。「―の丸坊主」
つんつるてん
つんつるてん
〜の too short.
つんつん
つんつん [1] (副)スル
(1)とりすましていて愛敬のないさま。また,機嫌が悪くて無愛想なさま。つんけん。「今日はいやに―(と)している」
(2)においが鼻を鋭く刺激するさま。
つんつん
つんつん
〜する[すます]be prim;be stuck-up;[愛想がない]be cross[sullen].
つんてんしゃん
つんてんしゃん [1]
口で三味線の調子をとるのにいう語。
つんでる
つん・でる [3] 【つん出る】 (動ダ下一)
〔「つん」は接頭語〕
とび出る。突き出る。「随分―・でた廂(ヒサシ)だ,ね/発展(泡鳴)」
つんと
つんと
primly (すまして);→英和
coldly (冷淡に);haughtily (いばって).〜鼻をつく assail one's nostrils.〜すます be[look]prim; <俗> be stuck-up.
つんと
つんと [0][1] (副)スル
(1)とりすまして無愛想なさま。つんつん。「―すましていて返事もしない」
(2)酢や玉ねぎのようなにおいが強く鼻を刺激するさま。「においが―くる」
(3)他より抜きんでているさま。とがって高いさま。「鼻がいやに―高く/真景累ヶ淵(円朝)」
(4)(下に打ち消しの語を伴って)さっぱり。まったく。とんと。「―こつちに覚えがない/浄瑠璃・生玉心中(上)」
つんどく
つんどく【つん読】
a mere bibliophilism.
つんどく
つんどく [0] 【積ん読】
〔「積んで置く」に言いかけた洒落〕
書物を買い集めるだけで,読まずに積み重ねておくこと。
つんのめる
つんのめる
fall forward.
つんのめる
つんのめ・る [4] (動ラ五[四])
〔「つん」は接頭語〕
倒れそうになるほど体が前に傾く。「石ころにつまずいて―・る」
つんぼ
つんぼ【聾】
deafness (疾患).→英和
〜の deaf.→英和
〜になる become deaf.‖聾桟敷(さじき)に置かれる be completely ignored.
つんぼ
つんぼ [1] 【聾】
耳が聞こえないこと。また,その人。
→ろう(聾)
つんぼ=の早耳(ハヤミミ)
――の早耳(ハヤミミ)
都合の悪いことは聞こえないふりをし,悪口などに敏感に反応することにいう。また,聞きとれなかったのに聞こえたふうをして,早合点すること。
つんぼさじき
つんぼさじき [4] 【聾桟敷】
(1)江戸時代の歌舞伎小屋で,二階正面桟敷の最後部にある最下級席。舞台から最も遠く,台詞(セリフ)がよく聞こえないところからの称だが,見巧者(ミゴウシヤ)が集まった。今の三階席,立見席にあたる。大向こう。百桟敷。
(2)必要な事柄を知らされないでいる,疎外された立場。「―に置かれる」
つん出る
つん・でる [3] 【つん出る】 (動ダ下一)
〔「つん」は接頭語〕
とび出る。突き出る。「随分―・でた廂(ヒサシ)だ,ね/発展(泡鳴)」
つん読
つんどく【つん読】
a mere bibliophilism.
つ方
つかた 【つ方】 (連語)
〔「つ」は「の」の意の上代の格助詞〕
体言に付いて,「…の頃」「…の方」などの意で複合語を作る。「夕(ユウ)―」「末(スエ)―」
づ
づ
「つ」の濁音の仮名。現代共通語では「ず」と発音上の区別はなく,歯茎破擦音(または歯茎摩擦音)の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。現代仮名遣いでは,この音節の仮名として,一般には「ず」が用いられるが,二語の連合による連濁(「みかづき(三日月)」「ひなづる(雛鶴)」など)と一語中の同音の連呼(「つづみ(鼓)」「つづく(続く)」など)の場合には「づ」を用いる。
〔「づ」は,清音「つ」に対する濁音として,中世末期までは「ず」とは別々の音を表していたが,江戸時代に入り,両者の発音上の区別は失われた。もっとも,方言には,現在でも「ず」「づ」を区別する地方がある〕
づから
づから (接尾)
⇒ずから(接尾)
づき
づき 【付き】
⇒つき(付)(7)
づき
−づき【−付き】
attached <to> ;with.→英和
大使館付陸軍(海軍)武官 a military (naval) attaché to an embassy.→英和
づく
づ・く 【付く】 (接尾)
〔動詞五[四]段型活用。動詞「付く」の転〕
名詞またはこれに準ずる語に付く。
(1)そのような状態になる,そういう様子が強くなる意を表す。「秋―・く」「調子―・く」
(2)そういう事が頻繁に起こる,しょっちゅうそういう状態になるの意を表す。「お客―・いている」
づく
づく 【尽く】 (接尾)
⇒ずく(接尾)
づくし
づくし 【尽(く)し】 (接尾)
〔動詞「尽くす」の連用形から〕
名詞に付いて,それと同類のものをすべてあげる意を表す。「国―」「花―」
づくめ
づくめ 【尽くめ】 (接尾)
⇒ずくめ(接尾)
づけ
づけ 【付け】
〔動詞「付ける」の連用形から〕
(1)名詞に付いて,それを付けること,それで付けることなどの意を表す。「さん―で呼ぶ」「糊―」
(2)日付を示す数詞の下に付いて,その日付であることを表す。「三日―の手紙」「四月一日―で採用する」
づけ
づけ 【漬(け)】
(1) [2]
マグロの赤身のにぎりずし。また,その赤身。もと醤油につけたのを握ったところからの呼称。
(2)名詞の下に付く。
(ア)それに漬けること,また漬けたもの。「茶―」
(イ)漬物の名称で,漬ける食品材料・調味料・漬ける方法・産地などを示す語の下に付ける語。「たくあん―」「みそ―」「一夜―」「奈良―」
(ウ)それに毒されていること。「薬―の医療」
づけ
−づけ【−付】
5月3日付の貴状 your letter of[dated]May 3.
づける
づ・ける 【付ける】 (接尾)
〔動詞下一段型活用。「つける」の転〕
名詞に付く。
(1)その物事を他につけ加える意を表す。「元気―・ける」「関係―・ける」
(2)その物事・事柄を他に与える意を表す。「位置―・ける」「性格―・ける」
づたい
−づたい【−伝いに】
along <the tracks> .→英和
屋根〜に <flee> from roof to roof.
づたい
づたい ヅタヒ 【伝い】
名詞の下に付いて複合語をつくり,それを伝わって行くことを表す。「尾根―」「島―」「磯―」
づつ
づつ (副助)
⇒ずつ(副助)
づみ
−づみ【−積み】
[積込み]shipment <by steamer> ;→英和
[容積]capacity.→英和
15トン積み貨車 a 15-ton freight car.
づめ
づめ 【詰(め)】
(1)名詞の下に付く。
(ア)箱や容器の中に入れること,その中に入っていること,そのように,いっぱいに入れてあることなどの意を表す。「箱―にする」「びん―のジャム」
(イ)もっぱらそれをもって判断する意を表す。「理―に考える」
(ウ)そこを仕事場としていることを表す。「警視庁―の記者」
(エ)それに近い場所であることを表す。「橋―」「西―」
(2)動詞の連用形の下に付いて,その動作・状態を続けることを表す。「歩き―」「終点まで立ち―だった」
づめ
−づめ【−詰め】
(1)[…に詰めた]箱詰の <glasses> packed in a case.→英和
瓶詰の bottled <wine> .
(2)[し続ける]立詰めである stand all the way.→英和
(3)[勤務]本店詰である serve at the head office.
づらい
づら・い 【辛い】 (接尾)
〔形容詞型活用([文]ク づら・し)〕
動詞の連用形に付いて,その動作をすることに困難を感ずる意を表す。…にくい。「老眼で辞書が見―・い」「読み―・い本」「無愛想で話し―・い」
づれ
づれ 【連れ】 (接尾)
〔動詞「連れる」の連用形から〕
名詞に付く。
(1)それを連れていること,また,それらの人々が連れ立っていることを表す。「子供―」「二人―」「親子―」
(2)そこをいっしょに行くこと,また,その人を表す。「道―」
(3)それを軽んじののしる気持ちを表す。風情(フゼイ)。「足軽―」「秀頼公が家康―の下風に立つなど許せぬ」
て
て (助動)
〔完了の助動詞「つ」の未然形・連用形〕
⇒つ(助動)
て
て 【風】
〔「風(チ)」の転〕
かぜ。他の語と複合して用いられる。「疾(ハヤ)―」「追い―」
て
て 【手】
■一■ [1] (名)
(1)人体の肩から先の部分。手首・てのひら・指先などをさすこともある。また,動物の前足をいうこともある。「―を上げる」「―が触れる」「おたまじゃくしに―が生える」
(2)形状や機能が,ヒトの{(1)}に似ているもの。
(ア)器物の取っ手。「急須の―」
(イ)植物の蔓などをからませるための竹など。
(ウ)本体から突き出たもの。几帳(キチヨウ)の横木・幕を棹に付けるための緒など。「鍵の―」
(3){(1)}を働かせて様々な事をすること。
(ア)事を行なったり,物を作り出したりすること。また,その時の手の使い方。「巨匠の―になる」「司直の―にゆだねる」「追及の―がゆるい」
(イ)働く人・力。「―が足りない」「―を貸す」
(ウ)事を処理する能力。「―に余る」
(エ)手間。手数。「―がこんだ細工」「―ばかり掛かる」
(オ)人との結びつき・つながり。「―を切る」
(4)事を行うための方法・技術など。
(ア)方法。手段。また,策略。「その―には乗らない」
(イ)技量。腕前。「―が上がる」
(5)技芸などの一定の型。
(ア)囲碁・将棋・相撲などで,攻め方・受け方。「四十八―」
(イ)舞や踊りの手振り。「さす―引く―」
(6)日本音楽で,(節(フシ)に対して)楽器の演奏。また,その旋律や音型。定型化されて慣用される。「古い三味線曲に箏の―を付ける」「大薩摩の―」
(7)字を書くこと。また,筆跡・書風。「一つには御―を習ひ給へ/枕草子 23」
(8)(手{(1)}に握ることから)
(ア)所有。保持。「―にする」
(イ)支配下にあって思い通りに使える人や軍勢。「―の者」
(ウ)トランプや花札で,持っている札。手札。
(9)方向。方面。「山の―」「行く―」
(10)いくつかに分けたうちのある種類。また,ある手法・技法によるもの。「この―の品」「高麗―」
(11)一方面の部隊。「此の―の大将軍は何ものぞ/平治(中)」
(12)ものが現れ出ること。また,その勢い。「火の―」「水の―」
(13)代金。代償。「酒―」
(14)受けた傷。「―を負う」
(15)種々の語と複合して名詞をつくり,手と関係する様々の意味を加える。
(ア)機械に頼らずに人の力によること,また他人の力を借りずに自分の力によることを表す。「―料理」「―づくり」
(イ)小型で手の内に入る,または手で持って使えることを表す。「―帳」「―斧(オノ)」
(ウ)手{(2)}が付いていることを表す。「―鏡」
(エ)身近であることを表す。「―道具」
(オ)そのことをする人。また,特にそのことに秀でた人を表す。「語り―」「小太刀(コダチ)の使い―」
(16)形容詞・形容動詞の上に付いて,接頭語的に用いられ,物事の処理の仕方にかかわることを表す。また,転じて,下の語の意味を強めるのにも用いられる。「―厚い」「―ごわい」「―ぬるい」「―広い」「―短に話す」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)囲碁や将棋で石や駒を動かす回数を数えるのに用いる。「三―で詰む」
(2)甲矢(ハヤ)・乙矢(オトヤ)二本を一組として,矢の数を数えるのに用いる。「的矢一―」
て
て【手】
a hand;→英和
an arm (腕);→英和
a paw (犬・猫の);→英和
[人手]a hand;→英和
a man;→英和
a handle (柄);→英和
[手段・方法]a way;→英和
a means;→英和
a trick (相撲の);→英和
a move (将棋の);→英和
a <good> hand (トランプの);[筆跡]a hand;→英和
handwriting.→英和
〜が足りない be short of hands.〜がとどく reach.→英和
〜が省ける save <one> trouble.〜が早い be a wolf <to a girl> ;→英和
be lightfingered (手癖が悪い).
〜がふさがって(あいて)いる be busy (free).〜が回る be on the track <of an offender> (警察の).→英和
〜が回らぬ be too busy <to do> .
〜に余る[を焼く] be too much <for one> ;have trouble <doing> .
〜に入れる get;→英和
win;→英和
be available.〜に手をとって hand in hand.〜につかない have no heart <for the work> .
〜に取るように clearly.〜に乗る be taken in.〜にはいる come to hand <through> .
〜に渡る pass[fall]into the hands of.〜のかかる troublesome;→英和
difficult.→英和
〜の甲(ひら) the back (palm) of the hand.〜のこんだ complicated;→英和
elaborate.→英和
〜のつけようがない can do nothing.〜もなく quite easily.〜も足も出ない be helpless.〜をあげる raise one's hand;give up (あきらめる).
〜を打つ do something <to do> ;take steps.〜を貸す help.→英和
〜を切る break <with a person> ;→英和
wash one's hands <of the business> .
〜を組んで in cooperation[league]with.〜を染める try one's hands <at> .
〜を出す ⇒手出し.
〜を尽す try every possible means.〜をつける put one's hand to (着手);make free with <another's money> (金に);pocket (同上);→英和
become intimate <with> (女に).
〜をつなぐ join hands.〜を抜く scamp one's work;do careless work.〜を引く lead <a child> by the hand;withdraw (引退);→英和
back out <of> (事業などから).
て
て (格助)
〔上代東国方言〕
格助詞「と」に相当する語。引用してそれと示すのに用いる。「父母が頭(カシラ)掻き撫で幸(サ)くあれ―言ひし言葉(ケトバ)ぜ忘れかねつる/万葉 4346」
て
て
〔助詞「って」が撥音「ん」で終わる語に付く場合に用いられる〕
■一■ (格助)
「って{■一■}」(格助)に同じ。「これはなん―いうのだろう」「ぼくは知らん―答えておいた」
■二■ (係助)
「って{■二■}」(係助)に同じ。「ポンかん―みかんの一種かしら」
■三■ (終助)
「って{■三■}」(終助)に同じ。「もう絶対に書いてもらわん―」
て
て
〔完了の助動詞「つ」の連用形からでたものといわれる。ガ・ナ・バ・マ行五段活用の動詞に付く場合には「で」となる。形容詞型活用の語の後では「って」の形をとることもある〕
■一■ (接助)
動詞型および形容詞型の活用語の連用形に接続する。前後の句を単に接続するのが本来の用法である。
(1)動作・作用・状態が継続し,または引き続いて起こる意を表す。…てそれから。「冬がすぎ―,春がくる」「顔をあげ―じっと見つめる」「薬を飲んで寝る」
(2)原因・理由などを表す。ので。「人にすすめられ―,本を読む」「金が欲しく―,盗みをした」「直接会っ―,渡す」
(3)方法・手段を表す。「無理をし―,学校に行く」「塩を入れ―,味を調える」
(4)並列・添加・対比などを表す。「つよく―,やさしく―,ほんとにすてきよ」「重要にし―,かつ緊急を要する議案」
(5)(「…て…て」の形で)強意を表す。「買っ―買っ―買いまくる」
(6)逆接的に用いる。…のに。「よく知ってい―,知らせてくれないとはいじわるな人だ」「手は,生先き見え―,まだ,よくも続けたまはぬ程なり/源氏(橋姫)」
(7)〔「について」「において」「に関して」などの形をとって〕
事態・状況や関連する物事などを示す。「本案件につい―,質疑はありませんか」「予想に反し―,大敗した」
(8)あとに補助動詞が続く形で,動作・作用の様態をさまざまに表現するのに用いる。「見上げ―いる」「書い―しまう」「行っ―みる」「し―やる」「読んであげる」「木を切っ―くる」
(9)動作・作用の内容を表す。…していると。「間遠に聞きならひ給へる御耳にさしあてたるやうに鳴き乱るるを,なかなかさまかへ―おぼさるるも/源氏(夕顔)」
(10)「ては」「ても」の形で条件句を作る。
→ては
→ても(接助)
■二■ (終助)
〔■一■の用法から派生したもの〕
(1)接続のしかたは{■一■}と同じ。多く,女性が用いる。
(ア)話し手の判断を主張したり,念を押したりする気持ちを表す。「てよ」の形をとる。「とてもよくっ―よ」「よくお似合いになっ―よ」
(イ)質問を表す。上昇のイントネーションを伴う。「あなた,よく聞こえ―」
(ウ)命令・依頼を表す。「てよ」「てね」の形をとることもある。「はやく起き―」「遊びにいらし―」
(2)動詞・助動詞の終止形に接続する。近世以降の用法。みずからうなずく気持ちで軽く添える。「油断がならぬ―」「おれが行くこともあるまい―」「女の子は意地の悪いものでございます―/滑稽本・浮世風呂 2」
て
て
(1)五十音図タ行第四段の仮名。歯茎破裂音の無声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「て」は「天」の草体。片仮名「テ」は「天」の初三画の変形。
て=がこむ
――がこ・む
精巧で,手間がかかっている。複雑だ。「―・んだいたずら」
て=がすく
――がす・く
仕事が少なくて暇ができる。手があく。
て=が上(ア)がる
――が上(ア)が・る
(1)技量が進む。特に,字が上手になる。
(2)酒量がふえる。
(3)お手上げになる。「こなたのやうに言ひ立つれば,詫言の手はあがれども/浄瑠璃・二つ腹帯」
て=が付か∘ない
――が付か∘ない
気にかかることなどがあって,そのことに集中できない。また,とりかかることができない。
て=が付く
――が付・く
(1)新しい物を使い始める。新しい仕事にとりかかる。
(2)主人が,使用人の女性と肉体関係をもつ。
て=が付けられ∘ない
――が付けられ∘ない
施すべき手段・方法がない。どうしようもない。「火の回りが速くて―∘ない」
て=が入(ハイ)る
――が入(ハイ)・る
(1)捜査や逮捕のために警察官などがはいってくる。捜査が始まる。
(2)加筆・訂正がなされる。「この作文には親の―・っている」
て=が入(ハイ)れば足も入(ハイ)る
――が入(ハイ)れば足も入(ハイ)る
ささいなことを許せば,果てしなく侵されてしまうことのたとえ。
て=が出∘ない
――が出∘ない
自分の能力を超えていてどうすることもできない。「高すぎて―∘ない」
て=が切れる
――が切・れる
それまで付き合っていた人との関係がなくなる。「まだ悪い仲間と―・れない」
て=が回る
――が回・る
(1)注意・世話などが行き届く。「そこまでは―・らない」
(2)捜査や逮捕の手配がなされる。「警察の―・っている」
て=が塞(フサ)がる
――が塞(フサ)が・る
何かをしていて,ほかのことはできない状態である。
て=が届く
――が届・く
(1)自分の力で処理できる範囲内にある。打ち消しの形で用いることが多い。「私には―・かない」
(2)世話が行き届く。「庭の手入れまでは―・かない」
(3)もう少しで,ある年齢や時期に達する。「八〇に―・く」
て=が後ろに回る
――が後ろに回・る
罪人として縄で後ろ手に縛られる。警察などにつかまる。
て=が悪い
――が悪・い
(1)(トランプや麻雀で)持ち札・配牌がよくない。「―・くて上がれない」
(2)字が下手である。悪筆である。
(3)方法,やり方が悪い。たちが悪い。「是ある手ながら,手のわるい節季仕廻なり/浮世草子・胸算用 2」
て=が掛かる
――が掛か・る
手間がかかる。また,世話がやける。「子供に―・る」
て=が早い
――が早・い
(1)仕事が早い。てきぱきと処理する。
(2)女性と知り合うとすぐ関係を結ぶ。
(3)すぐに暴力をふるうたちである。
て=が有る
――が有・る
(1)働き手が居る。
(2)施すべき手段がある。
(3)技能・力がある。才覚がある。「上方の女中は―・るの/滑稽本・膝栗毛 8」
て=が無い
――が無・い
(1)人手が足りない。働き手がない。「ちょうど―・くて困っていたところだ」
(2)施すすべがない。どうしようもない。「あきらめる以外に―・い」
て=が焼ける
――が焼・ける
取り扱いに困る。世話が焼ける。
て=が空(ア)く
――が空(ア)・く
仕事が一段落ついて時間ができる。
て=が空(ア)けば口が開(ア)く
――が空(ア)けば口が開(ア)く
仕事がなければ暮らしが立たない。また,暇になれば無駄話が多くなる。
て=が要(イ)る
――が要(イ)・る
多数の働き手が必要である。
て=が長い
――が長・い
盗癖がある。手くせが悪い。[日葡]
て=が離れる
――が離・れる
(1)仕事が一段落する。また,終わる。
(2)特に,子供が成長して,世話がいらなくなる。
て=と身(ミ)になる
――と身(ミ)にな・る
〔足がなくなる意〕
財産をなくす。無一物になる。「―・りての思案,何とも埒(ラチ)の明かぬ世渡り/浮世草子・永代蔵 5」
て=に∘する
――に∘する
(1)手に持つ。手に取る。「―∘した鈴を鳴らす」
(2)自分の所有とする。手に入れる。「大金を―∘する」
て=になる
――にな・る
ある人がその事に当たる。「名人の―・る彫り物」
て=に乗る
――に乗・る
(1)相手の計略にひっかかる。「そんな―・るほどばかじゃない」
(2)自在に操る。思い通りに動かす。「雑巾(ゾウキン)の張返しも―・らねえ/滑稽本・浮世風呂 2」
て=に付か∘ない
――に付か∘ない
他の事が気になって集中できない。「勉強も―∘ない」
て=に余(アマ)る
――に余(アマ)・る
自分の能力を超えている。どう処理してよいかわからない。手に負えない。「親の―・る」
て=に入(イ)る
――に入(イ)・る
(1)熟練している。「料理は―・ったものだ」
(2)自分の所有となる。手にはいる。「信濃は御―・り/甲陽軍鑑(品一〇)」
て=に入(ハイ)る
――に入(ハイ)・る
自分のものとなる。手にいる。
て=に入れる
――に入・れる
自分の所有とする。入手する。
て=に取るよう
――に取るよう
手中にあるもののようにはっきりとわかるさま。手に取るばかり。「相手の動きが―にわかる」
て=に合わ∘ない
――に合わ∘ない
(1)道具などが,手になじまず使い勝手が悪い。
(2)自分の力ではどうにもならない。手に余る。
て=に帰する
――に帰・する
ある人の所有となる。手に落ちる。
て=に手(テ)を取(ト)る
――に手(テ)を取(ト)・る
仲良く行動をともにする。特に,男女が連れだって行くのにいう。「―・って駆け落ちする」
て=に掛かる
――に掛か・る
(1)直接その事に当たる。「彼の―・ればたちどころに解決する」
(2)世話になる。「継母の―・りていますかりければ/大和 142」
(3)殺される。危害を受ける。「敵の―・って死ぬ」
て=に掛ける
――に掛・ける
(1)世話をする。育て上げる。「―・けた牛をせり市に出す」
(2)自らの手で殺す。「息子をわが―・ける」
(3)自分で,思うように事を運ぶ。「―・くる物にしあらば藤の花松よりこゆる色を見ましや/源氏(竹河)」
て=に汗を握る
――に汗を握・る
危険な場面や緊迫した場面を見てはらはらするさま。手に汗握る。
て=に渡る
――に渡・る
その人の所有となる。人手に渡る。
て=に落ちる
――に落・ちる
ある人の所有となる。支配下に入る。「古陶は美術商の―・ちた」「敵の―・ちる」
て=に負(オ)え∘ない
――に負(オ)え∘ない
自分の力ではどうにもならない。もてあます。手に余(アマ)る。「―∘ない乱暴者」
て=の切れるような
――の切れるような
(1)紙幣が新しく,しわのないことのたとえ。
(2)冷たい水のたとえ。
て=の奴(ヤツコ)、足の乗り物
――の奴(ヤツコ)、足の乗り物
〔召し使いがわりに自分の手を,乗り物のかわりに自分の足を用いる意から〕
何事も他人の手をわずらわさず,自分で行うことのたとえ。「―,よくわが心にかなへり/方丈記」
て=の施(ホドコ)しようがない
――の施(ホドコ)しようがな・い
あまりに状況が複雑あるいは壊滅的なため,対処のしようがない。
て=の舞い足の踏む所を知らず
――の舞い足の踏む所を知らず
〔「礼記(楽記)」および「詩経(周南,関雎序)」の「不�知�手之舞�之,足之蹈�之也」より〕
(1)あまりのうれしさに有頂天になっているさま。小おどりして喜ぶさま。
(2)あわてふためくさま。
て=は見せ∘ぬ
――は見せ∘ぬ
〔刀を抜く手は見せない,の意〕
素早く斬(キ)る。即座に斬る。「たつて申さば―∘ぬぞ/歌舞伎・小袖曾我」
て=もすまに
――もすまに
手を休めずに。忙しく。「戯奴(ワケ)がため我(ア)が―春の野に抜ける茅花そ/万葉 1460」
て=も無く
――も無く
⇒手も無く(独立項目)
て=も足も出∘ない
――も足も出∘ない
自分の力をはるかに超えていて,どうすることもできない。なす術がない。「問題がむずかしくて,―∘なかった」
て=をよく
――をよく
(1)うまい具合に。要領よく。「言ひかけた時―外(ハズ)す言ひ草に/浮世草子・禁短気」
(2)思いきって。気前よく。「いつそ手をよう巾着(キンチヤク)か屋尻(ヤジリ)切れ/浄瑠璃・長町女腹切(中)」
て=を上げる
――を上・げる
(1)降参する。屈伏する。また,手に余って投げ出す。
(2)なぐろうとしてこぶしをふりあげる。「親に―・げるとは」
(3)上達する。腕をあげる。
(4)平伏していた手を上げて,普通の姿勢に戻る。
て=を下(クダ)す
――を下(クダ)・す
(1)自分で直接その行為をする。
(2)実行に移す。着手する。
て=を下げる
――を下・げる
(1)謝る。わびる。「老いたる郡司が―・ぐる,是に免じて/浄瑠璃・当流小栗判官」
(2)下手(シタテ)に出る。へつらう。「みなみな―・げて旦那旦那と申しぬ/浮世草子・永代蔵 1」
て=を付ける
――を付・ける
(1)仕事などをし始める。とりかかる。「どこから―・けたらよいかわからない」
(2)他人の金品を不正に使用する。「店の金に―・ける」
(3)目下の女性と肉体関係を結ぶ。
(4)日本音楽で,歌の節(フシ)に対して伴奏の楽器パートを付加して作曲する。また,既成の曲に対して別の楽器パートを付加作曲する。
て=を借りる
――を借・りる
手助けしてもらう。手伝ってもらう。
て=を入(イ)れる
――を入(イ)・れる
(1)作品などの修正・訂正をする。また,整える。「原稿に―・れる」
(2)ひそかに人を使って調べたり,働きかけたりする。「どうぞ―・れて首尾さしたがるは商上手といふもの/浮世草子・禁短気」
て=を出す
――を出・す
(1)人や物事に自分から積極的にかかわりをもつ。「相場に―・す」
(2)暴力を振るう。「先に―・した方が悪い」
(3)盗んだり奪ったりしようとする。「他人の物に―・す」
(4)女性と関係する。
て=を分かつ
――を分か・つ
(1)手分けする。
(2)別れる。関係を断つ。
て=を切る
――を切・る
それまであった関係を断つ。縁を切る。「悪徳業者と―・る」
て=を加える
――を加・える
細工・加工を施す。訂正や修正をする。
て=を反(カエ)す
――を反(カエ)・す
非常にたやすいことのたとえ。また,またたく間に態度を変えること。てのひらを反す。
て=を取り合う
――を取り合・う
(1)共通の喜び,悲しみなどに駆られて互いの手を握る。「―・って泣く」
(2)力を合わせる。「―・って共にがんばりましょう」
て=を取る
――を取・る
(1)他人の手を握る。親愛の情を表したり,親身になって世話をしたりするさま。「―・って招じ入れる」
(2)丁寧に教えるたとえ。「―・って教える」
(3)手間取る。手を焼く。まごつく。「物馴れた大臣に逢うては―・る事多く/浮世草子・禁短気」
て=を合わせる
――を合わ・せる
(1)両方のてのひらを合わせる。拝む。また,心をこめて頼む。「遺骸にそっと―・せる」
(2)相手となって勝負をする。手合わせをする。
て=を回す
――を回・す
(1)直接には出来ないことを人を介してする。「―・して記事をさしとめる」
(2)(ひそかに)必要な準備を整えておく。「立ち寄りそうな所に―・しておく」
て=を尽くす
――を尽く・す
考えられる限りの方法を試みる。「八方,―・す」
て=を広げる
――を広・げる
事業などの規模を大きくする。関係する範囲を広くする。「商売の―・げる」
て=を延ばす
――を延ば・す
「手を広げる」に同じ。「不動産部門に―・す」
て=を引く
――を引・く
(1)手をとって導く。「子供の―・く」
(2)それまであった関係を断つ。「この事件から―・け」
て=を打つ
――を打・つ
(1)両手を打ち合わせて鳴らす。感情が高ぶったり,合点がいったりしたときの動作。
(2)取引・交渉などで,合意する。「この辺で―・とう」
(3)将来を予測して必要な対策を講ずる。「早めに―・っておく」
て=を抜く
――を抜・く
手数を省く。いいかげんにすます。「工事の―・く」
て=を拱(コマヌ)く
――を拱(コマヌ)・く
〔「手をこまねく」とも〕
(1)〔礼記(曲礼上)〕
もと,中国の敬礼の一。両手の指を胸の前で組み合わせて挨拶する。
(2)腕組みをする。
(3)〔史記(始皇本紀賛)〕
何もしないでいる。または,何もできないでいる。手をつかねる。「―・いているばかりで,助けようともしない」
て=を掛ける
――を掛・ける
(1)手間をかける。「―・けた盆栽」
(2)手出しをする。暴力を振るう。また,盗む。「人の物に―・けるなんて」
て=を掻(カ)く
――を掻(カ)・く
(中止を促すため)手を左右に振って合図する。「あなかま,あなかまとて,―・き,面をふり/蜻蛉(中)」
て=を揉(モ)む
――を揉(モ)・む
(1)両手をもみ合わせる。不安・怒りなどのためにじっとしていられないさま。「何物ならむとて,北の方―・み給ふ/落窪 2」
(2)恐縮したり,へつらったりするさま。揉み手をする。
て=を握る
――を握・る
(1)協力して事に当たる。また,和解する。
(2)はらはらして手を握りしめる。手に汗を握る。「如何(イカ)が有らんずらんと,かたづを呑うで―・る/太平記 12」
て=を携える
――を携・える
(1)手を取る。手を引く。
(2)協力して事を行う。「夫婦―・えて暮らしてゆく」
て=を摺(ス)る
――を摺(ス)・る
両手をこすり合わせる。人の機嫌をとったり,哀願したりする時のしぐさ。
て=を支(ツカ)える
――を支(ツカ)・える
「手を突く」に同じ。「閾越に―・へて辞儀をするのが/多情多恨(紅葉)」
て=を替え品(シナ)を替え
――を替え品(シナ)を替え
様々な方法を試みるさま。あの手この手で。「―,気を引こうとする」
て=を束(ツカ)ねる
――を束(ツカ)・ねる
(1)「手をこまぬく」に同じ。「医家は―・ねて傍看した/渋江抽斎(鴎外)」
(2)手を組んで,恭順や謝罪の意を表す。「貴賤―・ね緇素(シソ)足をいただく/平家 7」
て=を束(ツカ)ね膝(ヒザ)を屈(カガ)む
――を束(ツカ)ね膝(ヒザ)を屈(カガ)・む
機嫌をとる。へつらう。「東八箇国の大名・高家,―・めずといふ者なし/太平記 11」
て=を染める
――を染・める
事業などをし始める。かかわる。「株の売買に―・める」
て=を汚(ヨゴ)す
――を汚(ヨゴ)・す
好ましくないことを,自ら余儀なく実行する。
て=を焼く
――を焼・く
どう扱ってよいかわからないでいる。処置に窮する。持て余す。「いたずらっ子に―・く」
て=を煩(ワズラ)わす
――を煩(ワズラ)わ・す
人に面倒をかける。世話になる。「友人の―・す」
て=を砕く
――を砕・く
いろいろと工夫をこらす。「我と―・き合戦仕り候はずは/太平記 26」
て=を空(ア)ける
――を空(ア)・ける
なすべき事のない状態にしておく。「―・けて次の仕事を待っている」
て=を突く
――を突・く
両手を地面につけて,敬礼・謝罪・依頼の気持ちを表す。「―・いて頼む」
て=を組む
――を組・む
(1)協力し合う。「おれと―・んで一山あてようじゃないか」
(2)腕組みする。
て=を結ぶ
――を結・ぶ
「手を握(ニギ)る{(1)}」に同じ。
て=を締める
――を締・める
契約・和解などが成立したしるしに参会者がそろって手を打つ。手じめをする。
て=を緩(ユル)める
――を緩(ユル)・める
今までのきびしさをゆるやかにする。「追及の―・める」
て=を翻(ヒルガエ)せば雲となり手を覆(クツガエ)せば雨となる
――を翻(ヒルガエ)せば雲となり手を覆(クツガエ)せば雨となる
〔杜甫「貧交行」の句。掌(テノヒラ)を上に向ければ雲となり,下に向ければ雨となるほど天候の変化は急だ,の意〕
人情の変わりやすく頼みにならないたとえ。
て=を袖(ソデ)に∘する
――を袖(ソデ)に∘する
手を袖に入れる。何もしようとしない。袖手(シユウシユ)。「―∘して徒に日月を消するのみにて/学問ノススメ(諭吉)」
て=を貸す
――を貸・す
手助けする。手伝う。
て=を通す
――を通・す
初めて衣服を着る。
て=を離れる
――を離・れる
(1)その人の所有ではなくなる。その人の思い通りには動かせないものとなる。
(2)看護・庇護(ヒゴ)などを必要としなくなる。「親の―・れる」
て=を鳴らす
――を鳴ら・す
人を呼んだりするために,手を打ち鳴らす。
て=八丁(ハツチヨウ)口(クチ)八丁
――八丁(ハツチヨウ)口(クチ)八丁
腕も立つが口も達者であること。口八丁手八丁。
て=取り足取り
――取り足取り
丁寧に教え導くさま。行き届いた世話をするさま。「―指導する」
て∘いる
て∘いる (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「いる」の付いたもの〕
⇒いる(居)(補助動詞)
て∘き
て∘き (連語)
〔完了の助動詞「つ」の連用形「て」に過去の助動詞「き」の付いたもの〕
過去に動作・作用の完了していることを表す。…た。…てしまった。「思ひにし余りにしかばすべをなみ我は言ひ―∘き忌むべきものを/万葉 2947」「うたたねに恋ひしき人を見てしより夢てふものはたのみそめ―∘き/古今(恋二)」「去年(コゾ)見―∘し秋の月夜は照らせども相見し妹はいや年離(サカ)る/万葉 211」
て∘くる
て∘くる (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「くる」の付いたもの〕
⇒くる(補助動詞)
て∘けむ
て∘けむ (連語)
〔完了の助動詞「つ」の連用形「て」に過去推量の助動詞「けむ」の付いたもの。平安中期以降「てけん」と発音され,「てけん」とも書かれる〕
過去に動作・作用が完了していることを推量する。…たことだろう。…てしまったことだろう。「我(ア)がためと織女(タナバタツメ)のそのやどに織る白たへは織り―∘けむかも/万葉 2027」
て∘けり
て∘けり (連語)
〔完了の助動詞「つ」の連用形「て」に過去の助動詞「けり」の付いたもの〕
過去に動作・作用の完了していることを表す。…た。…てしまった。…たことであった。「まつ人も来ぬものゆゑに鶯の鳴きつる花を折り―∘けるかな/古今(春下)」「親王(ミコ)おほとのごもらであかし給う―∘けり/伊勢 83」
〔中世以降,「てんげり」と発音されることが多い〕
→てんげり
て∘けん
て∘けん (連語)
⇒てけむ(連語)
て∘じゃ
て∘じゃ (連語)
〔接続助詞「て」に断定の助動詞「じゃ」の付いたもの。近世上方語。上にくる語によっては「でじゃ」となる〕
軽い敬意をもった断定の意を表す。…ているのです。…ています。「幸ひこの揚屋に養生し―∘ぢや,お逢ひなされませ/歌舞伎・浅間嶽」「お客様は待ちこがれたつた一人で飲んでぢや/浄瑠璃・生玉心中(上)」
て∘まし
て∘まし (連語)
〔完了の助動詞「つ」の未然形「て」に推量の助動詞「まし」の付いたもの〕
(1)現実にはしなかったことを,やや後悔の気持ちを込めて想像する意を表す。…だったらよかったのに。…しておくのだった。「我が持てる三つあひに搓(ヨ)れる糸もちて付け―∘ましもの今そ悔やしき/万葉 516」
(2)(「や」「いかに」など,疑問の語を伴って)ためらいの気持ちを表す。…したらよかろうか。…してしまおうか。「忍びてや迎へ奉り―∘まし/源氏(明石)」
て∘む
て∘む (連語)
〔完了の助動詞「つ」の未然形「て」に推量の助動詞「む」の付いたもの〕
(1)これからの事柄に対する推量を強調して表す。きっと…であろう。「沫雪に降らえて咲ける梅の花君がり遣らばよそへ―∘むかも/万葉 1641」
(2)話し手の強い意志や決意を表す。…してしまおう。必ず…しよう。「布勢の浦を行きてし見てばももしきの大宮人に語り継ぎ―∘む/万葉 4040」
(3)可能であると推量する意を表す。…することができるだろう。「梓弓おして春雨今日降りぬ明日さへ降らば若菜つみ―∘む/古今(春上)」
(4)適当・当然のこととする意を表す。…した方がよい。…てしまうべきである。「心づきなき事あらん折は,なかなかそのよしをも言ひ―∘む/徒然 170」
(5)相手に対する勧誘や婉曲な要求を表す。…てくれるでしょうね。「翁の申さむ事は聞き給ひ―∘むや/竹取」
て∘る
て∘る (連語)
〔「ている」の転。話し言葉でのくだけた言い方。上に来る語によって「でる」ともなる〕
動作・作用が継続・進行している意を表す。「君の言うことはよくわかっ―∘るよ」「いま,手紙を書い―∘るところです」「本を読んで∘る最中です」
て∘ん
て∘ん (連語)
⇒てむ(連語)
てあい
てあい [0][1] 【手合(い)】
(1)同類の人や物。連中。仲間。「あの―とはつき合うな」「同じ―の品」
(2)一緒に行動する相手。適当な仲間。「此所にても口きく程の若き人新町に―を拵(コシラ)へ/浮世草子・一代男 5」
(3)勝負をすること。手合わせ。
(ア)囲碁・将棋で対局すること。「大―」
(イ)相撲をとること。また,立ち合いの差し手争い。「行司の団(ウチワ)引くより早く,やつと声かけ―して/浄瑠璃・井筒業平」
(4)契約すること。約束をすること。手配。「かねて―の早駕籠/浮世草子・好色盛衰記 4」
(5)見込み。予想。「―の噂思ひ入れを互に言ひ合い/洒落本・秘事真告」
てあい
てあい【手合】
a fellow;→英和
[連中]a lot;→英和
a set.→英和
てあいわり
てあいわり [0] 【手合割(り)】
囲碁・将棋で,対局者の技量の差を補う,一種のハンディキャップ。
(ア)囲碁では,互い先(セン)・先相先(センアイセン)・先および二子以上置く置き碁がある。
(イ)将棋では,同段の場合の平手(ヒラテ),駒落ちでさす場合の香落ち・角落ち・飛車落ちなどがある。駒割り。
てあか
てあか [3] 【手垢】
手のあか。また,器物などに手が触れてついたよごれ。「―のついた本」
てあか
てあか【手垢のついた】
thumbed <book> .
てあき
てあき [3] 【手明き・手空き】
する事がなくて暇でいること。てすき。「―になる」「―の者をよこしてくれ」
てあき
てあき【手明きの】
free;→英和
disengaged.→英和
てあげる
てあ・げる (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「あげる」の付いたもの〕
⇒あげる(22)
てあし
てあし [1] 【手足】
(1)手と足。
(2)人の思い通りに働くたとえ。「社長の―となって働く」
てあし
てあし【手足】
hands and feet; <be bound> hand and foot.〜となって働く be at a person's beck and call.
てあし=を擂粉木(スリコギ)に∘する
――を擂粉木(スリコギ)に∘する
手足を酷使して働く。
てあしくちびょう
てあしくちびょう [0] 【手足口病】
手のひら,足の裏,口の中などに紅斑・小水疱ができる病気。ウイルスの感染によるもので,伝染力が比較的強く,幼児や小児の間でしばしば小規模な流行を見る。一〜二週間で自然治癒する。
てあしまとい
てあしまとい [4] 【手足纏い】
「足手纏(アシテマト)い」に同じ。
てあそび
てあそび [2] 【手遊び】
(1)手に持って遊ぶこと。気晴らしにすること。「ずずを持ち―として更にこと物にふけらず/発心 3」
(2)おもちゃ。玩具。
(3)博打(バクチ)。
てあたり
てあたり [2] 【手当(た)り】
(1)手に触れること。また,触れたときの感じ。「―がよい」
(2)人と接するときの態度・印象。人あたり。「―ガコワイ/日葡」
(3)手ごたえ。手がかり。
てあたりしだい
てあたりしだい [5] 【手当(た)り次第】
手に触れる物を区別しないさま。それが何であるかとか,順序とかを考えないで行うさま。てあたりほうだい。「―(に)投げつける」
てあたりしだい
てあたりしだい【手当り次第に】
<read> at random.
てあたりほうだい
てあたりほうだい [5] 【手当(た)り放題】
「手当たり次第(シダイ)」に同じ。
てあつい
てあつ・い [0][3] 【手厚い】 (形)[文]ク てあつ・し
取り扱いやもてなし方に心がこもっていて丁寧である。親切で手落ちがない。「―・い看護を受ける」「―・くもてなす」「―・く葬る」
[派生] ――さ(名)
てあつい
てあつい【手厚い(く)】
cordial(ly);→英和
warm(ly);→英和
courteous(ly);→英和
hearty(-ily);→英和
hospitable (with great hospitality).→英和
てあて
てあて【手当】
an allowance (給与);→英和
provisions (衣食の);a medical treatment (治療).〜をする(受ける) give (get) an allowance (給与);→英和
provide (be provided) for (衣食の);treat (be treated) (治療);→英和
give (receive) a medical treatment (同上).‖年末手当 a year-end bonus[allowance].
てあて
てあて [1] 【手当(て)】 (名)スル
(1)前もって準備しておくこと。また,事態に応じた処置をすること。用意。準備。「来期の資材を―しておく」「欠員の―」
(2)けがや病気の処置をすること。また,その処置。「応急―」
(3)労働などに対する報酬。「月々の―」
(4)心付け。チップ。
(5)支払う金銭。「乳母を置く程の―がない/真景累ヶ淵(円朝)」
(6)基本給のほかに支給する賃金。家族手当・通勤手当・住宅手当など。
(7)江戸時代,捕方(トリカタ)の捜索。また,召し取ること。「己が―になり,送りになつた其時に/歌舞伎・島鵆」
てあぶり
てあぶり [2] 【手焙り】
手をあぶるのに使う小形の火鉢。手炉(シユロ)。[季]冬。《―に僧の位の紋所/虚子》
てあます
てあま・す [3] 【手余す】 (動サ五[四])
自分の力にあまる。もてあます。「仕事ヲ―・ス/ヘボン(三版)」
てあまりち
てあまりち [4] 【手余り地】
江戸時代,人手不足によって耕作が放棄された土地。農民の逃散などによって生じたもので,幕府は帰農令,人返し令によりその増大を防ごうとしたが,効果はあがらなかった。
てあみ
てあみ【手網】
a hand net.
てあみ
てあみ【手編の】
hand-knit.
てあみ
てあみ [0] 【手編み】
機械を用いないで手で編むこと。また,手で編んだもの。「―のセーター」
てあみ
てあみ [0] 【手網】
手にもって魚をとる網。
てあら
てあら [0] 【手荒】 (形動)[文]ナリ
(1)取り扱いの丁寧でないさま。粗略。「本を―に扱う」
(2)振る舞いの荒々しいさま。暴力的。「―なまねはよせ」
[派生] ――さ(名)
てあらい
てあらい【手荒い(く)】
rough(ly);→英和
rude(ly);→英和
violent(ly).→英和
てあらい
てあらい【手洗い】
a washstand;→英和
a lavatory (便所).→英和
手洗鉢 <米> a washbowl;→英和
<英> a washbasin.→英和
てあらい
てあら・い [0][3] 【手荒い】 (形)[文]ク てあら・し
取り扱いが丁寧でない。粗略だ。また,振る舞いが荒々しい。「ガラス器は―・く扱わないこと」「仲間から―・い祝福を受ける」
[派生] ――さ(名)
てあらい
てあらい [2] 【手洗(い)】
(1)手を洗うこと。また,それに用いる器や湯水。「―の水が凍る」
(2)便所。おてあらい。「―に立つ」
てあらいば
てあらいば [0] 【手洗(い)場】
(1)手や顔を洗う場所。
(2)便所。
てあらいばち
てあらいばち [3] 【手洗(い)鉢】
手を洗う水を入れておく鉢。手水(チヨウズ)鉢。
てある
てあ・る (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「ある」の付いたもの〕
⇒ある(有)(補助動詞)
てあわせ
てあわせ [2] 【手合(わ)せ】 (名)スル
(1)相手となって勝負をすること。「一度―してみたい」
(2)箏(コト)・三弦・尺八などで,異なる楽器どうしあるいは本手と替手など異なる手で合奏すること。
(3)(長く続く戦いの)最初の勝負。「菊池は―の合戦に討勝つて門出吉と悦んで/太平記 16」
(4)剃(ソ)る前に剃刀(カミソリ)の刃をてのひらに当ててみること。「櫛笥(クシゲ)の眉垂(マユダレ)―し/松の葉」
(5)薬などを自分で調合すること。「秤(ハカリ)目の違ひなきやうに―念を入れ/浮世草子・永代蔵 3」
てあわせ
てあわせ【手合せ】
(1)[勝負] <have> a game <with> ;→英和
a contest.→英和
(2)[取引] <strike> a bargain <with> .→英和
てい
てい【邸】
a mansion;→英和
a residence.→英和
邸内 the grounds[premises].
てい
てい (副)
硬い物が当たって出る音を表す語。「栗原を通れば―と落つる栗あり/田植草紙」
てい
てい (連語)
〔終助詞の「て」と「い」とが重なったもの。近世上方語〕
文末に付いて,軽く言い張る気持ちを表す。てや。「はて何んにも無い―/浄瑠璃・道成寺現在蛇鱗」
てい
てい【体のよい】
fine;→英和
<a fraud> in disguise;plausible (もっともらしい).→英和
〜よく <refuse> politely.→英和
てい
てい【亭】
a restaurant;→英和
an arbor (あずまや).→英和
てい
てい 【鄭】
中国,春秋時代の諸侯国の一((前806-前375))。周の宣王の弟,桓公友を祖とする姫(キ)姓の国。子産が宰相のとき,国力は充実したが,その死後衰え,戦国時代の初めに韓に滅ぼされた。
てい
てい [1] 【丁】
(1)十干の第四。ひのと。
(2)等級・順位の第四位。
(3)官に徴発して使役する役夫。よほろ。
(4)律令制で,課役(調・庸・雑徭(ゾウヨウ))を負担する成年男子。ちょう。
てい
てい [1] 【艇】
小舟。はしけ。ボート。「湖に―を浮かべる」
てい
てい [1] 【禘】
中国で,天子が帝(上帝・天帝)をまつる大祭。また,天帝を中心に祖先神を配して執り行う大祭。
てい
てい [1] 【鼎】
古代中国の煮炊き用の器の一。一般に円形で三足,また長方形で四足,両耳があり,殷周時代の青銅製の祭器が有名。伝説に夏の禹(ウ)王が九鼎をつくり王位継承の宝器としたという。
→かなえ
鼎[図]
てい
てい [1] 【底】
(1)〔中国語の名詞・動詞・形容詞に付く接尾辞から。現代中国語の「的」に相当し,体言を修飾する。現代中国語の「地」に相当して,副詞を作ることもある。語録などの禅語として移入された〕
「…の」「…のような」「…の程度の」の意を表す。また,被修飾の体言を省略して用いられることもある。「人間社会に於て目撃し得ざる―の伎倆で/吾輩は猫である(漱石)」「打破漆桶―/正法眼蔵」
(2)〔数〕
(ア)「底辺」「底面」の略。
(イ)� を � 乗したら � になるという時の �。すなわち �=log�� における �。
→対数(タイスウ)
てい
てい [1] 【体・態】
(1)外から見た有り様。様子。「風になびく―に描く」
(2)みせかけの様子。体裁。「―の良い逃げ口上」
(3)名詞などの下に付いて接尾語的に用いられ,…のようなもの,…ふぜいなどの意を表す。「職人―の男」「凡人の家にとらば公文所(クモンジヨ)―のところ也/平家 4」
てい
てい 【邸】
人名の下に付けて,やや敬意をこめて,その人の家をいう。「前田―」「中山氏―」
てい
てい [1] 【貞】
(1)節操を守り貫くこと。
(2)女性が操(ミサオ)を守ること。貞節。
てい
てい 【亭】
■一■ [1] (名)
(1)あずまや。ちん。
(2)屋敷。住居。「御使に西八条の―に向かふ/平家 3」
(3)家のあるじ。亭主。「主の―,呼びて風呂へ入れ参らす/仮名草子・仁勢物語」
■二■ (接尾)
(1)料亭・寄席などの屋号に添える語。「末広―」
(2)雅人の居室・あずまや・楼などの号に添える語。「観月―」
(3)芸人・文人などの号に添える語。「古今―」「式―三馬」
てい
てい 【悌】
兄や年長者によく従うこと。また,兄弟の仲が良いこと。「兄は―に弟は敬し/仮名草子・浮世物語」
てい
てい [1] 【弟】
(1)おとうと。
⇔兄(ケイ)
「兄たりがたく―たりがたし」
(2)師について教えを受ける人。「師は若く,―は幼く/思出の記(蘆花)」
てい
てい [1] 【氐】
(1)二十八宿の一。東方の星宿。氐宿。ともぼし。
(2)紀元前二〜紀元後六世紀に中国の北西部を中心に活動したチベット系民族。五胡の一。五胡十六国時代に苻(フ)氏が前秦を,呂氏が後涼を建国した。
ていあつ
ていあつ [0] 【定圧】
一定の圧力。
ていあつ
ていあつ [0] 【低圧】
(1)気体・液体などの圧力の低いこと。「箱の内部を―にする」
(2)低い電圧。
⇔高圧
ていあつ
ていあつ【低圧】
low pressure;low voltage (電圧).
ていあつけいざい
ていあつけいざい [5] 【低圧経済】
国内の需要が供給を下回り,それがまた投資を抑制して需要圧力を低める傾向をもつ経済。経済成長率の鈍化や企業収益の悪化をもたらす。供給過剰から輸出圧力がかかり国際収支は改善する。
→高圧経済
ていあつたい
ていあつたい [0] 【低圧帯】
周囲よりも気圧の低い帯状の領域。一般に東西方向にのびた低圧帯は定常的になりやすく,そこでは曇雨天が続く。
ていあつひねつ
ていあつひねつ [5] 【定圧比熱】
物質が一定の圧力のもとで示す比熱。
→定積比熱
ていあん
ていあん [0] 【提案】 (名)スル
議案・考えなどを出すこと。また,その議案・考え。「議事の打ち切りを―する」
ていあん
ていあん [0] 【定案】
定まった考え。「未だ―を得ない」
ていあん
ていあん【提案する】
propose;→英和
suggest;→英和
make a proposal[suggestion].提案者 a proposer.
ていあんけん
ていあんけん [3] 【提案権】
議案を提出する権利。
ていあんせいど
ていあんせいど [5] 【提案制度】
従業員から業務改善の提案を求め,経営合理化に役立てる制度。
ていい
ていい【帝位】
<ascend> the (Imperial) throne.
ていい
ていい [1] 【廷尉】
(1)中国の官名。九卿の一。秦の司法官。漢以後,大理とも称した。
(2)検非違使の佐(スケ)・尉(ジヨウ)の唐名。
ていい
ていい [1] 【帝威】
天子の威光。
ていい
ていい 【程頤】
(1033-1107) 中国,北宋の儒学者。号は伊川(イセン)。周敦頤(シユウトンイ)に学び,六経に精通し理気二元論を立て,朱熹(シユキ)に大きな影響を与えた。兄の程顥(テイコウ)とともに二程子といわれる。著「易伝」「伊川先生文集」など。
ていい
ていい [1] 【低位】
低い位置。低いくらい。
⇔高位
ていい
ていい [1] 【定位】 (名)スル
(1)事物の位置・姿勢などを定めること。また,その定められた位置・姿勢など。
(2)生物が身体の空間的位置や姿勢を能動的に定めること。また,その位置や姿勢。
(3)測定器などで,一定の大きさの入力が加えられたとき,または入力が一定の大きさだけ変化した場合,出力がそれに対応した状態に落ち着くこと。
ていい
ていい [1] 【帝位】
皇帝や天皇の位。「―を継承する」
ていい
ていい [1] 【涕洟】
涙と鼻水。
ていいかぶ
ていいかぶ [3] 【低位株】
相場全般の水準からみて,価格の低い株。
ていいせん
ていいせん 【程伊川】
⇒程頤(テイイ)
ていいど
ていいど [3] 【低緯度】
緯度数の低いこと。赤道(緯度零度)を中心に南北の回帰線までをさす。
→高緯度
ていいん
ていいん【定員】
the regular[fixed]number; <the number of> a regular staff (職員の);capacity (収容力).→英和
〜に達する reach the number limit;make a quorum (定足数).→英和
ていいん
ていいん [0] 【定員】
規則などによって定められた,組織・団体などの構成員の数。また,乗り物などの,安全に収容し得る人数。「―に満たない」
ていいんばらいほうしき
ていいんばらいほうしき [8] 【定員払方式】
社会福祉における措置費支払い方式の一。措置の費用を定員によって支払う。
→現員払方式
ていえい
ていえい 【鄭衛】
中国,春秋時代の鄭と衛の二国。
ていえいのこえ
ていえいのこえ 【鄭衛の音】
〔「礼記(楽記)」による。鄭と衛の二国の音楽はみだらで,人の心を乱すものであったことから〕
野卑猥褻(ワイセツ)で風俗を乱す音楽。鄭声。
ていえき
ていえき [0] 【丁役】
律令制で,課丁としての徭役(ヨウエキ)労働。
ていえき
ていえき [0] 【定役】
懲役刑に服している者に科する所定の作業。じょうえき。
ていえん
ていえん [0] 【庭園】
観賞やレクリエーションのために樹木を植えたり,噴水・花壇を作ったり,あずまやなどを設けたりして人工的に整えた場所。にわ。
ていえん
ていえん【庭園】
a garden.→英和
庭園師 a (landscape) gardener.
ていえんかぐ
ていえんかぐ [5] 【庭園家具】
庭園で用いるテーブル・椅子・修飾用彫刻などの総称。ガーデン-ファーニチャー。
ていえんしょうゆ
ていえんしょうゆ [5] 【低塩醤油】
普通の醤油と減塩醤油の中間の塩分濃度の醤油。食塩濃度は13パーセント前後。
→減塩醤油
ていえんとう
ていえんとう [0] 【庭園灯】
庭園の中に用いる照明器具。
ていおう
ていおう【帝王】
an emperor;→英和
a monarch.→英和
帝王切開《医》a Caesarean operation.
ていおう
ていおう [3] 【帝王】
(1)君主国の元首。皇帝。
(2)ある分野・社会で絶対的な力や権威をもつもの。「暗黒街の―」
ていおうがく
ていおうがく [3] 【帝王学】
帝王たるにふさわしい教養・態度・考え方などを身につけるための修養。
ていおうしんけんせつ
ていおうしんけんせつ [7] 【帝王神権説】
⇒王権神授説(オウケンシンジユセツ)
ていおうせっかい
ていおうせっかい [5] 【帝王切開】
産婦を開腹し,子宮壁を切開して,胎児を取り出す手術法。産道からの娩出が不可能な場合や,母児の生命に危険がある場合に行われる。
〔ラテン語 sectio caesarea をドイツ語に訳す際に,caesarea(切開する)を誤ってローマの将軍カエサルと訳したことからとも,カエサルが帝王切開により誕生したからともいう〕
ていおん
ていおん [0] 【低音】
(1)低い音。
⇔高音
(2)小さい音。
ていおん
ていおん [0] 【定温】
一定の温度。「―を保つ」
ていおん
ていおん【低温】
a low temperature.‖低温工学 cryogenic engineering.低温殺菌 pasteurization.
ていおん
ていおん [0] 【綴音】
二つ以上の単音が互いに結合して成った言語音。てつおん。
ていおん
ていおん【低音】
a low voice;bass (低音部).→英和
ていおん
ていおん [0] 【低温】
低い温度。
⇔高温
ていおんかんりゅう
ていおんかんりゅう [5] 【低温乾留】
約五〇〇度で行う石炭の乾留。半成コークス(コーライト)・ガス・低温タールが得られる。現在はほとんど行われていない。
ていおんこうがく
ていおんこうがく [5] 【低温工学】
工学の一分野。摂氏マイナス一五〇度から,絶対零度にいたる低温の生成,低温下の技術を研究する分野。冷凍・冷蔵,冷凍乾燥などマイナス一五〇度ぐらいまでを扱う技術を含めることもあるが,気体の液化や超伝導など絶対零度までを扱う極低温の工学を指すことが多い。
ていおんさっきん
ていおんさっきん [5] 【低温殺菌】
殺菌法の一。六〇〜七〇度の熱を間歇(カンケツ)的に三〜七回加え,殺菌する。牛乳など高温度では変質あるいは破壊されるビタミン・糖類・タンパク質などを含む食品について行う。
ていおんどうぶつ
ていおんどうぶつ [5] 【定温動物】
⇒恒温動物(コウオンドウブツ)
ていおんひょう
ていおんひょう [0] 【綴音表】
〔syllabary〕
いろは歌や五十音図のような,字母表のこと。
ていおんぶきごう
ていおんぶきごう [6] 【低音部記号】
へ音記号のこと。五線譜表の第四線がヘ音であることを示すもの。バス記号。
ていおんぶつりがく
ていおんぶつりがく [7] 【低温物理学】
絶対温度数十度以下の温度領域における物性を研究する分野。超伝導や超流動の研究はその重要な位置をしめる。実験的研究には,液体ヘリウムが必需品である。
ていおんますい
ていおんますい [5] 【低温麻酔】
手術の際,麻酔に加え,生体の代謝や酸素消費量を減少させるため人為的に体温を下げる方法。心臓や脳の手術に用いられる。冬眠麻酔。
ていおんタール
ていおんタール [5] 【低温―】
石炭の低温乾留によって得られるタール。鎖式(サシキ)不飽和炭化水素を多く含む液体燃料を得ることができる。
ていか
ていか【低下する】
fall;→英和
drop;→英和
go down;deteriorate.→英和
ていか
ていか 【定家】
(1)
⇒藤原定家(フジワラノテイカ)
(2)能の一。三番目物。金春禅竹(コンパルゼンチク)作。古名,定家葛(カズラ)。旅の僧の前に式子内親王の霊が現れ,藤原定家の執拗な愛情が死後葛となって墓石にからみついていると語る。
ていか
ていか [0] 【定価】
商品の,決まっている値段。「―の二割引」
ていか
ていか [0] 【低下】 (名)スル
(1)低くなること。低い所に移ること。
⇔上昇
「飛行高度の―」
(2)品質・技術などの程度が悪くなること。
⇔向上
「品質が―する」
ていか
ていか【定価】
a fixed[list,set]price.定価表(票) a price list (tag).
ていかい
ていかい【停会】
adjournment.→英和
〜する suspend a meeting;→英和
adjourn;→英和
prorogue (議会を).→英和
ていかい
ていかい [0] 【低回・彽徊】 (名)スル
行きつ戻りつすること。心を決めかねて同じ所をうろうろすること。徘徊(ハイカイ)。「池の畔を―する」
ていかい
ていかい [0] 【停会】
会議を一時中断すること。特に,旧憲法下,天皇の大権によって帝国議会がその活動を一時停止したこと。この間も会期は進行した。
ていかいしゅみ
ていかいしゅみ [5] 【彽徊趣味】
俗世間のわずらわしさを避けて,余裕をもって世間や人生をながめようとする態度。初期の夏目漱石が唱えた文学的態度。
→余裕派
ていかいはつ
ていかいはつ【低開発国】
⇒発展(途上国).
ていかいはつこく
ていかいはつこく [6] 【低開発国】
⇒発展途上国(ハツテントジヨウコク)
ていかかずら
ていかかずら [4] 【定家葛】
(1)キョウチクトウ科のつる性常緑木本。山野に生え,ときに庭木とされる。茎は地をはい,また気根を出して樹や岩にからむ。葉は対生し,質厚く光沢がある。初夏,枝先および葉腋に黄白色の花を集散花序につける。花冠は高坏形で巴(トモエ)形に五裂する。茎・葉は鎮痛・強壮などの薬用。古名マサキノカズラ。
(2)定家{(2)}の古名。
定家葛(1)[図]
ていかかなづかい
ていかかなづかい [6] 【定家仮名遣い】
藤原定家が平安後期の仮名文献をもとに「お」「を」,「え」「ゑ」「へ」,「い」「ゐ」「ひ」の八つの仮名の使い分けを示したもの。「お」「を」についてはアクセントの高低によって定めたと推定される。定家の作と伝える「下官集」の「嫌文字事」の条に,八つの仮名の用い方が示されている。のち行阿(源知行)が「仮名文字遣」において「ほ」「わ」「は」「む」「う」「ふ」の六字を増補し,江戸中期まで歌人の間で広く用いられた。
ていかく
ていかく [0] 【定格】
(1)定まった格式。物事のきまり。
(2)ある機器の,指定された条件の下における使用限度。指定条件は定格出力を発生させるべき回転速度・電圧・周波数などで表される。
ていかく
ていかく【底角】
《数》a base angle.
ていかく
ていかく [0] 【鼎鑊】
〔「鼎」は三本足のかなえ,「鑊」は足のない大きなかなえ〕
(1)鼎と鑊。また,大きなかなえ。
(2)〔古代中国で,鑊で罪人を煮殺したことから〕
釜煎(カマイ)り。また,釜煎りの刑。
ていかく
ていかく [1] 【底角】
二等辺三角形の底辺の両端の内角。
⇔頂角(チヨウカク)
ていかくふか
ていかくふか [5] 【定格負荷】
ある機器で指定条件としている抵抗値。機器の出力,周波数特性などの仕様は,定格負荷を接続した時に保障される。
ていかじってい
ていかじってい 【定家十体】
歌学書。一冊。藤原定家著と伝えられる。1213年以前に成立か。和歌を幽玄様・有心様などの一〇体に分類し,例歌を示す。
ていかっしゃ
ていかっしゃ [3] 【定滑車】
軸が固定されている滑車。力の方向を変えるのに用いられる。
⇔動滑車
ていかづくえ
ていかづくえ [4] 【定家机】
歌人などの用いた小さな文机(フヅクエ)。
ていかに
ていかに [0] 【定家煮】
魚を塩と酒または焼酎で煮ること。
ていかぶんこ
ていかぶんこ [4] 【定家文庫】
近世,女性が用いた携帯用の一種の文庫。厚紙で作った箱の外に布を張り,その布で口を覆うようにしたもの。定家袋。
ていかほう
ていかほう [0] 【低価法】
貸借対照表上の資産評価に際し,原価と時価とを比較して低いほうを評価額とするやり方。わが国では有価証券と棚卸資産に適用されている。
ていかりゅう
ていかりゅう 【定家流】
和様書道の一。藤原定家を祖とする。独特の書体が室町期の茶人に愛好された。
ていかん
ていかん [0] 【定款】
社団法人の目的・組織・業務などを定めた根本規則。また,それを記載した書面。財団法人では定款に当たるものを寄付行為という。
ていかん
ていかん [0] 【諦観】 (名)スル
(1)全体を見通して,事の本質を見きわめること。「時代を―する」
(2)悟りあきらめること。超然とした態度をとること。
ていかん
ていかん【定款】
the articles of association[incorporation].
ていかん
ていかん [0] 【停刊】 (名)スル
定期的な出版物の刊行を中止すること。
ていかんし
ていかんし [3] 【定冠詞】
冠詞の一。名詞に冠して,特定,既知などの意を表す。英語の the フランス語の le, la, les ドイツ語の der, die, das など。
→不定冠詞
ていかんし
ていかんし【定冠詞】
⇒冠詞.
ていかんのま
ていかんのま 【帝鑑の間】
江戸城の部屋の一。城主格以上の譜代大名および交代寄合の詰め所。
ていが
ていが [1] 【定芽】
頂芽や腋芽(エキガ)など,決まった位置にできる芽。
→不定芽(フテイガ)
ていがく
ていがく【停学】
<a week's> suspension from school.〜を命じる suspend <a student> from school.
ていがく
ていがく [0] 【停学】
在学中の者に対する懲戒の一種。一定期間登校を停止すること。「―処分」
ていがく
ていがく [0] 【定額】
一定の額。定まった額。「毎月―を入金する」「―料金」
ていがく
ていがく [0] 【低額】
少ない金額。
⇔高額
ていがく
ていがく【低額所得層】
the low income classes.
ていがく
ていがく【定額所得(預金)】
a fixed income (deposit).
ていがくこがわせ
ていがくこがわせ [6] 【定額小為替】
郵便為替の一。小額の送金方法。料金が安い。
ていがくしょうきゃく
ていがくしょうきゃく [5] 【定額償却】
⇒定額法(テイガクホウ)
ていがくねん
ていがくねん【低学年】
the lower classes[grades].
ていがくねん
ていがくねん [3][4] 【低学年】
小学校で下の方の学年。一,二学年。「―の児童」
ていがくほう
ていがくほう [0] 【定額法】
減価償却方法の一。固定資産の耐用年数の間,毎期同一額を償却していく方法。定額償却。直線式償却法。
→定率法
ていがくほけん
ていがくほけん [5] 【定額保険】
保険事故が発生した際,保険者が支払う額が保険契約によりあらかじめ確定している保険。生命保険の類。
→変額保険
ていがくもどしいれ
ていがくもどしいれ [0] 【定額戻し入れ】
国がいったん支出した予算に対し,一部が返納された場合,もとの予算定額に一定額を戻し入れること。ていがくれいにゅう。
ていがくゆうびんちょきん
ていがくゆうびんちょきん [9] 【定額郵便貯金】
郵便貯金の一。据え置き期間六か月のあとは自由に払い戻しができる。利息は半年ごとの複利で計算する。定額貯金。
ていき
ていき 【帝紀】
古事記・日本書紀編纂の際,「旧辞(キユウジ)」とともに原資料となったと伝える書。天皇の系譜を主内容としたもので,現在散逸して伝わらない。
ていき
ていき [1] 【詆毀・詆譏】 (名)スル
そしること。悪口を言うこと。「宋儒を痛撃し思孟を―し/日本開化小史(卯吉)」
ていき
ていき【定期の(に)】
regular(ly);→英和
periodical(ly).→英和
‖定期刊行物 a periodical.定期(乗車)券 <米> a commutation[ <英> season]ticket.定期検診 a routine medical checkup.定期試験 a regular examination.定期船(航空機) a (an air) liner.定期預金 a deposit account.
ていき
ていき [1] 【定規】
(1)きまった規則。
(2)きまっていること。いつもどおりであること。「列席の諸賓に対して―の挨拶をなしたるのみ/未来の夢(逍遥)」
ていき
ていき【提起する】
propose <a plan> ;→英和
raise <a question> ;→英和
institute[lodge] <a law suit> .→英和
ていき
ていき [1] 【提起】 (名)スル
(1)問題・話題として出すこと。「賃金問題を―する」
(2)訴訟を起こすこと。「訴訟を―する」
(3)持ち上げること。「忽ち自から吾が身の貴くなりて,高処に―せらるるを覚ゆ/西国立志編(正直)」
ていき
ていき [1] 【帝畿】
都のある地方。日本では五畿内をいう。
ていき
ていき [1] 【定気】
太陰太陽暦で二十四節気を決める方法の一。太陽が黄道を一五度ずつ進むごとに節気を設ける。それぞれの日数は不均等になるが,時候に合う。日本では1844年から施行された天保暦がこれを用いた。定気法。
→平気
ていき
ていき [1] 【定期】
(1)期間・期限があらかじめ定まっていること。「―に開催する」
(2)「定期乗車券」の略。
(3)「定期預金」の略。
ていきあずかり
ていきあずかり [4] 【定期預(か)り】
定期預金を預かり主の方からいう語。
ていきあずけ
ていきあずけ [4] 【定期預け】
定期預金を預け主の方からいう語。
ていきあつ
ていきあつ [3] 【低気圧】
(1)気圧が低いこと。
(2)天気図上で,閉じた等圧線に囲まれて周囲よりも気圧の低い領域。北半球では反時計回りに,南半球では時計回りに風が吹き込み,中心付近で上昇するので,一般に低気圧圏内では天気が悪い。温帯低気圧・熱帯低気圧に大別される。
⇔高気圧
(3)形勢が不穏になることや,人の機嫌が悪く,穏やかには済みそうもない状態のたとえ。「今日の彼はどうも―だな」
ていきあつ
ていきあつ【低気圧】
(a) low (atmospheric) pressure.
ていきあつかぞく
ていきあつかぞく [6] 【低気圧家族】
一つの前線上に次々に発生する一連の低気圧。通過に伴い,周辺の天気は一〜二日の周期で変化する。
ていきいち
ていきいち [3] 【定期市】
商品貨幣経済の発展により,各地で定期的に開かれた市。平安時代は子市(ネノイチ)・酉市(トリノイチ)など干支にちなんだ定期市が,鎌倉時代からは月三回の三斎市,室町時代になると月六回の六斎市も開かれた。
ていきいれ
ていきいれ [3] 【定期入れ】
定期券を持ち歩くための入れもの。
ていきかんこうぶつ
ていきかんこうぶつ [6] 【定期刊行物】
一定の期日ごとに継続して発行される出版物。雑誌・年報など。
ていききゅうよ
ていききゅうよ [4] 【定期給与】
あらかじめ定められている支給条件と算定方法によって支給される給与。ボーナスなどの特別給与と合わせたものが現金給与総額となる。
ていききん
ていききん [0] 【定期金】
一定の時期に,支払いまたは受け取る金銭。
ていききんさいけん
ていききんさいけん [6] 【定期金債権】
定期に一定の金銭その他の代替物の給付を受けることを目的とする債権。年金・恩給など。
ていきけい
ていきけい [3][0] 【定期刑】
宣告の際に,刑期を確定して言い渡される自由刑。現行法ではこれを原則とする。
⇔不定期刑
ていきけん
ていきけん [3] 【定期券】
「定期乗車券」の略。
ていきこうい
ていきこうい [4] 【定期行為】
結婚式当日に用いる衣装の貸借などのように,一定の時までに履行しなければ契約目的を達することができない行為。
ていきこうかい
ていきこうかい [4] 【定期航海】
船舶が定期的に一定の航路を航海すること。
ていきこうくうろ
ていきこうくうろ [6] 【定期航空路】
定期に運航する航空路。
ていきこうろ
ていきこうろ [4] 【定期航路】
定期的に船舶が運航する航路。
ていきしけん
ていきしけん [5][4] 【定期試験】
定期に行われる試験。
ていきしじょう
ていきしじょう [4] 【定期市場】
定期取引の行われる市場。
ていきしゃくちけん
ていきしゃくちけん [6] 【定期借地権】
存続期間の満了によって終了し,更新されない借地権。1991年(平成3)に制定された借地借家法によって創設された。
ていきしょうきゅう
ていきしょうきゅう [4] 【定期昇給】
定期昇給制度による,毎年一定時期の昇給。定昇。
ていきしょうきゅうせいど
ていきしょうきゅうせいど [8] 【定期昇給制度】
定年に達するまで,毎年一定の時期に賃金が昇給する制度。昭和初期から行われ,年功賃金制度の骨格をなす。
ていきじょうしゃけん
ていきじょうしゃけん [6] 【定期乗車券】
ある期間内,ある区間内の交通機関に使用できる割引乗車券。定期券。定期。パス。
ていきせん
ていきせん [0] 【定期船】
貨客の有無にかかわらず一定の航路を定期的に航走する商船。
ていきそうかい
ていきそうかい [4] 【定期総会】
定期に開く総会。特に,一定期に行われる株主総会。
ていきつみきん
ていきつみきん [5][4] 【定期積(み)金】
定期に継続して一定金額を払い込み,満期日に一定金額が支払われる預金。
ていきてき
ていきてき [0] 【定期的】 (形動)
一定の期間・間隔をおいて物事が行われるさま。「―に健康診断を受ける」
ていきとりひき
ていきとりひき [4][5] 【定期取引】
決済期日をあらかじめ定めておく取引。現在は商品取引のみ認められている。期日に決済しても中途で反対売買による差金で決済してもよい。また,株式市場における「長期清算取引」の戦前の称。定期売買。
ていきねんきん
ていきねんきん [4] 【定期年金】
⇒有期(ユウキ)年金
ていきねんきんほけん
ていきねんきんほけん [8] 【定期年金保険】
生命保険の一。保険金額を年金として,一定期間中,定期的に一定額の支払いを受けるもの。
ていきばいばい
ていきばいばい [4] 【定期売買】
⇒定期取引(テイキトリヒキ)
ていきばらい
ていきばらい [4] 【定期払い】
手形の支払いの方法で,一定の期日(確定日払い)に,または日付後一定の期日経過後(日付後定期払い)に支払うこと。
ていきびん
ていきびん [0] 【定期便】
定まった場所と場所を結んで定期的に行われる連絡や輸送。また,そのための交通機関。
ていきほけん
ていきほけん [4] 【定期保険】
死亡保険の一。一定期間内に被保険者が死亡した場合に保険金が支払われる生命保険。
→終身(シユウシン)保険
ていきゅう
ていきゅう [0] 【啼泣】 (名)スル
声をあげて泣くこと。「胸塞り声咽(ムセ)び―する状/八十日間世界一周(忠之助)」
ていきゅう
ていきゅう【庭球】
⇒テニス.
ていきゅう
ていきゅう [0] 【定休】
商店などで,あらかじめ決めてある休業の日。「日曜を―にする」
ていきゅう
ていきゅう [0] 【庭球】
テニス。
ていきゅう
ていきゅう [0] 【涕泣】 (名)スル
涙を流して泣くこと。泣涕。「急逝を知って皆―した」
ていきゅう
ていきゅう【低級な】
inferior;→英和
low(-class);→英和
vulgar;→英和
bad <taste> .→英和
ていきゅう
ていきゅう [0] 【低級】 (名・形動)[文]ナリ
等級が低いこと。価値・品位などが劣っていること。また,そのさま。
⇔高級
「―な思想」「―な趣味」
[派生] ――さ(名)
ていきゅうがいねん
ていきゅうがいねん [5] 【低級概念】
⇒下位概念(カイガイネン)
ていきゅうび
ていきゅうび [3] 【定休日】
「定休」に同じ。
ていきゅうび
ていきゅうび【定休日】
a regular holiday.
ていきゅうアルコール
ていきゅうアルコール [5] 【低級―】
炭素数の少ないアルコール。溶剤や医薬品・香料の原料などとして用いられる。
ていきょう
ていきょう [0] 【帝京】
天子のいる都。帝都。
ていきょう
ていきょう【提供する】
(make an) offer;→英和
supply;→英和
furnish;→英和
produce <evidence> ;→英和
sponsor <a program> .→英和
提供者 a donor (輸血などの).→英和
ていきょう
ていきょう [0] 【提供】 (名)スル
自分の持っている物をほかの人の役に立てるよう差し出すこと。「資料を―する」
ていきょうかい
ていきょうかい [3] 【低教会】
〔Low Church〕
聖公会(英国教会)の中で,教会の権威や礼拝儀式を比較的に重んじない立場をいう語。福音主義ともいう。
→高教会
ていきょうだいがく
ていきょうだいがく 【帝京大学】
私立大学の一。1931年(昭和6)創立の帝京商業学校を源とし,66年設立。本部は東京都板橋区。
ていきょうどふんそう
ていきょうどふんそう テイキヤウドフンサウ [6] 【低強度紛争】
〔low-intensity conflict〕
国際テロリズムやゲリラ活動など,戦闘の規模や程度が低い紛争およびそれに対する国家的対応のこと。核を含む全面戦争の高強度紛争,国家間における通常兵器による戦争の中強度紛争に対していう。LIC 。
ていきょうへいせいだいがく
ていきょうへいせいだいがく 【帝京平成大学】
私立大学の一。1986年(昭和61)帝京技術科学大学として設立。95年(平成7)現名に改称。本部は市原市。
ていきようせん
ていきようせん [4] 【定期傭船】
一定の期間を定めた傭船契約。タイム-チャーター。時期決め傭船。
ていきよきん
ていきよきん [4] 【定期預金】
あらかじめ定めた支払い期日が来るまでは払い戻しをしないことを約束した預金。定期。
ていきん
ていきん [0] 【提琴】
(1)中国の擦弦(サツゲン)楽器(胡琴{(2)})の一種。形状・材質は時代・地域により各様で,一般には四胡(シコ)に似た四弦のもの,広東地方では椰胡(ヤコ)(半割の椰子殻に板張りの胴)をさす。日本の明清楽・沖縄音楽では,胴が半球状板張りのものを用いる。
(2)バイオリンの訳語。
ていきん
ていきん [0] 【庭訓】
〔孔子が,自分の子が庭を走り抜けるのを呼びとめて詩や礼を学ばなければいけないとさとしたという「論語(季氏)」の故事から〕
家庭で子に親が教えること。親が子に教える教訓。にわのおしえ。「父大いに諫めて,…と―を残しければ/太平記 7」
ていきんおうらい
ていきんおうらい 【庭訓往来】
往来物。二巻。玄恵著と伝えるが未詳。南北朝から室町前期にかけての成立か。年間各月の往復消息文を通じて,社会生活に必要な数多くの語彙を会得できるようになっている。初等教科書として広く普及した。文体は和臭の強い漢文体。
ていきんり
ていきんり [3] 【低金利】
安い金利。特に,公定歩合についていう。
ていきんり
ていきんり【低金利】
⇒低利.
ていきんりせいさく
ていきんりせいさく [6] 【低金利政策】
政府または中央銀行が,公定歩合を低水準に保つことで,金融を緩和し貸付信用量を増大させ,景気を刺激しようとする政策。
ていぎ
ていぎ [1][3] 【定義】 (名)スル
(1)ある概念の内容やある言葉の意味を他の概念や言葉と区別できるように明確に限定すること。また,その限定。「用語を―する」
(2)〔論〕
〔definition〕
ある概念の内包を構成する諸属性のうち,本質的な属性を挙げることによって,他の概念から区別しその内包を限定すること。普通,定義は当該概念(例えば「人間」)の最近類(この場合,人間の最近類は「動物」)と種差(この場合は人間を他の動物から区別する「理性的」という種差)を挙げることによって成り立つ(この場合「人間は理性的動物である」が定義)。
ていぎ
ていぎ [1] 【定議】 (名)スル
話し合いで決定すること。「これが法則を―せんとて/新聞雑誌 4」
ていぎ
ていぎ [1] 【提議】 (名)スル
議案や意見を提出すること。また,その議案。「法改正を―する」
ていぎ
ていぎ【定義】
a definition.→英和
〜する define.→英和
ていぎ
ていぎ [1] 【庭儀】
寺院の大法会(ダイホウエ)で,衆僧が本堂の周りの庭を行列して進む行事。
ていぎ
ていぎ [1] 【廷議】
朝廷の論議。廟議(ビヨウギ)。朝議。
ていぎいき
ていぎいき [3] 【定義域】
関数の定義されている範囲。ある関数で,変数の取り得る値の範囲。変域。
⇔値域
ていぎょう
ていぎょう [0] 【定業】
一定の職業・業務。定職。
→じょうごう(定業)
ていぎょう
ていぎょう【定業につく】
have a permanent job.
ていぎょう
ていぎょう [0] 【帝業】
帝王の,国を治める事業。
ていぎん
ていぎん [0] 【低吟】 (名)スル
小さい声で詩歌を口ずさむこと。「古歌を―する」
ていぎんじけん
ていぎんじけん 【帝銀事件】
1948年(昭和23)1月26日午後,東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店に現れた男が行員らに青酸カリを飲ませ,一二人を死亡,四人を重体に陥らせて現金などを奪った事件。犯人とされた平沢貞通は犯行を否認したが,死刑の判決が確定,未執行のまま87年に九五歳で獄死。
ていく
てい・く (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「いく」の付いたもの〕
⇒ゆく(行)(補助動詞)
ていくう
ていくう【低空飛行】
a low-altitude flight.低空飛行をする fly low.
ていくう
ていくう [0] 【低空】
空の低い所。
⇔高空
ていくうしょくぶつ
ていくうしょくぶつ [6] 【挺空植物】
地上(チジヨウ)植物の旧称。
ていくうひこう
ていくうひこう [5][6] 【低空飛行】
(1)航空機が地上近くを飛ぶこと。
(2)転じて,成績・業績などが低い水準で推移していること。
ていけ
ていけ 【天気】
〔「てい」は「天」の撥音を「い」と表記したもの〕
空模様。てんき。てけ。「―のことにつけて祈る/土左」
ていけ
ていけ [0] 【手池・手生け・手活け】
(1)自分の持っている池。《手池》「―に放ち置く/浮世草子・諸国はなし 4」
(2)自分一人の物にして,自由にすること。「秋は広沢の月を―にして/浮世草子・諸艶大鑑 6」
ていけい
ていけい【提携する】
cooperate[tie up]with.〜して in cooperation with.‖提携会社 an affiliated company.技術提携 a technical tie-up.
ていけい
ていけい [0] 【蹄形】
馬のひづめの形。馬蹄形。U 字形。
ていけい
ていけい【定形】
a fixed form;a regular shape.〜のない shapeless;→英和
amorphous.→英和
‖定形(外)郵便物 (non-)standard-size mail.
ていけい
ていけい [0] 【梯形】
台形(ダイケイ)の旧称。
ていけい
ていけい [0] 【定形・定型】
(1)一定のかたち。きまったかた。
(2)「定形郵便物」の略。
ていけい
ていけい [0] 【提携】 (名)スル
(1)互いに助け合って協同で事業などをすること。「外国の会社と―する」「技術―」
(2)手にさげて持って行くこと。「汝の旋条銃を―することを忘るること勿(ナカ)れ/月世界旅行(勤)」
ていけいがいゆうびんぶつ
ていけいがいゆうびんぶつ [9] 【定形外郵便物】
第一種郵便物のうち,定形郵便物に該当しない郵便物。
ていけいし
ていけいし [3] 【定型詩】
一定の形式・音数律をそなえた,伝統的な詩型によった詩。漢詩の絶句・律詩,和歌・俳句,ソネットなど。
⇔自由詩
⇔不定型詩
ていけいじしゃく
ていけいじしゃく [5] 【蹄形磁石】
馬蹄形の磁石。棒磁石と比べて保磁性が強い。馬蹄形磁石。蹄鉄磁石。
ていけいゆうびんぶつ
ていけいゆうびんぶつ [7] 【定形郵便物】
第一種郵便物のうち,形状,重量,外部記載事項,添付事項およびあて名の記載等が一定の条件を備えている郵便物。
ていけっとう
ていけっとう [3] 【低血糖】
血糖値が異常に低い状態。飢餓感・脱力感・冷汗などが現れ,さらに痙攣(ケイレン)・意識障害をきたすことがある。インシュリンの過剰投与,肝臓障害,脳下垂体の疾患,胃切除手術後などに見られる。
ていけつ
ていけつ [0] 【提挈】 (名)スル
(1)引き連れること。たずさえること。「名媛を―して紅灯緑酒の間に流連せしことも多かるべし/獺祭書屋俳話(子規)」
(2)助け合うこと。「―して,而して,一緒に是から啓発し合つて/青春(風葉)」
ていけつ
ていけつ [0] 【貞潔】 (名・形動)[文]ナリ
操(ミサオ)を固く守り,おこないがいさぎよい・こと(さま)。「―な婦人」
ていけつ
ていけつ [0] 【帝闕】
宮城の門。また,宮城。皇居。
ていけつ
ていけつ [0] 【締結】 (名)スル
(1)固く結ぶこと。
(2)条約・協定などを結ぶこと。「不可侵条約を―する」
ていけつ
ていけつ【締結する】
conclude <a treaty> .→英和
ていけつあつ
ていけつあつ【低血圧】
low blood pressure.
ていけつあつ
ていけつあつ [4][3] 【低血圧】
血圧が正常値より低い状態。一般に,成人で最高血圧が水銀柱100ミリメートル以下の場合をいう。
⇔高血圧
ていけつあつしょう
ていけつあつしょう [0][6] 【低血圧症】
低血圧が持続する状態。体質性のものと,疾患の一症状として現れる場合がある。
ていけのうお
ていけのうお 【手池の魚】
〔自分の池で飼養する魚の意〕
身請けして,自分の自由にする女。「―と水深き妹背に国もかたぶきて/浄瑠璃・用明天皇」
ていけのはな
ていけのはな 【手活けの花】
(1)手ずから活けた花。
(2)「手池の魚」に同じ。「お亀を今さら余の人の―になす事もいと口惜しき事なり/人情本・娘節用」
ていけん
ていけん [0] 【定見】
人の意見などに簡単には動かされない,しっかりした考え。「―のない男」
ていけん
ていけん【定見がある(ない)】
have a (no) definite opinion of one's own.
ていげ
ていげ [0] 【底下】
〔仏〕 きわめて劣ること。煩悩(ボンノウ)の多いこと。また,その人。「凡愚―のつみびとを/浄土和讃」
ていげき
ていげき 【帝劇】
「帝国劇場」の略。
ていげん
ていげん【逓減する】
diminish successively;decrease in order.
ていげん
ていげん【低減する】
cut down;reduce;→英和
decrease.→英和
ていげん
ていげん [0] 【低減】 (名)スル
数量がへること。また,値段が安くなること。「経費を―する」
ていげん
ていげん [0][3] 【定言】
〔論〕 なんらの仮定条件をつけずに端的に述定する立言。断言。直言。
ていげん
ていげん [0] 【定限】
定められた限度。一定の制限。じょうげん。「鄙猥なる事柄にも大概―のある事にて/小説神髄(逍遥)」
ていげん
ていげん [0] 【逓減】 (名)スル
時とともに少しずつ量や額が減ること。また,減らすこと。
⇔逓増
「利益が―する」
ていげん
ていげん [0] 【提言】 (名)スル
考え・意見を皆の前に示すこと。また,その考え・意見。「解決策を―する」
ていげん
ていげん 【貞元】
⇒じょうげん(貞元)
ていげん
ていげん 【鄭玄】
⇒じょうげん(鄭玄)
ていげんざんだかほう
ていげんざんだかほう [0] 【逓減残高法】
⇒定率法(テイリツホウ)
ていげんてき
ていげんてき [0] 【定言的】 (形動)
〔論〕
〔categorical〕
仮定条件なしに端的に立言するさま。断言的。直言的。
ていげんてきさんだんろんぽう
ていげんてきさんだんろんぽう [11] 【定言的三段論法】
〔論〕 大前提および小前提が定言命題から成る三段論法。
→三段論法
ていげんてきはんだん
ていげんてきはんだん [7] 【定言的判断】
⇒定言命題
ていげんねんれい
ていげんねんれい [5] 【停限年齢】
停年。
ていげんめいだい
ていげんめいだい [5] 【定言命題】
〔論〕 主語に対して述語が結びついているという形の単純な命題。「 S は P である」「 S は P ではない」という形式をとる。主語のかかわる範囲について全称と特称,判断の性質について肯定と否定が挙げられ,計四種がある。定言的判断。
ていげんめいほう
ていげんめいほう [5] 【定言命法】
〔(ドイツ) kategorischer Imperativ〕
人間の意志を制約する道徳法則のうちで,人間一般に無条件に当てはまるものをいう。仮言命法が「もし幸福を望むならば,云々の行為をせよ」と条件付きであるのに対し,端的に「何々せよ」と義務を命ずる。カントによれば,道徳的命法は何かの目的のための手段であってはならないから,定言命法であるとされる。定言的命令。無上命法。
⇔仮言命法
ていげんりそく
ていげんりそく [5] 【定限利息】
利息制限法に定められている最高限度の利率による利息。
ていこ
ていこ [1] 【艇庫】
ボートをしまっておく倉庫。
ていこ
ていこ【艇庫】
a boathouse.→英和
ていこう
ていこう【抵抗】
resistance;→英和
opposition.→英和
〜する resist;→英和
oppose;→英和
stand[fight]against.‖抵抗器《電》a resistor.抵抗力 resistance.
ていこう
ていこう 【程顥】
(1032-1085) 中国,北宋の儒学者。号は明道。周敦頤(シユウトンイ)に学び,宇宙の根本原理である理の説を初めて唱え,宋学の基礎を築いた。弟程頤(テイイ)とともに二程子といわれる。
ていこう
ていこう [0] 【抵抗】 (名)スル
(1)外から加えられる力に逆らったり,張り合ったりすること。手向かうこと。さからうこと。「―すると撃つぞ」「官軍に―する」
(2)そのまま素直には受け入れがたい感じ。反発したい感じ。抵抗感。「そういう言い方には―がある」
(3)運動する物体に対し,運動と反対の方向に作用する力。抗力。「空気の―を少なくする」「摩擦―」
(4)「電気(デンキ)抵抗」の略。
ていこう
ていこう [0] 【堤高】
堤防やダムの高さ。
ていこう
ていこう [0] 【定稿】
推敲(スイコウ)がすんだ完成した原稿。
ていこううんどう
ていこううんどう [5] 【抵抗運動】
⇒レジスタンス
ていこうおんどけい
ていこうおんどけい [0] 【抵抗温度計】
金属または半導体の電気抵抗の温度変化を利用した温度計。摂氏マイナス二〇〇度からプラス七〇〇度まで測定可能であり,しかも精度が高い。白金が多く用いられる。
ていこうき
ていこうき [3] 【抵抗器】
回路に電気抵抗を与えるための素子。
ていこうけん
ていこうけん [3] 【抵抗権】
国家権力の不当な行使に対して抵抗する国民の権利。
ていこうしょ
ていこうしょ 【鄭孝胥】
(1860-1938) 中国,清末・満州国の政治家。宣統帝に仕え,のち満州国の国務総理となる。詩人・書家としても著名。チョン=シアオシュイ。
ていこうしんか
ていこうしんか テイカウシンクワ [5] 【定向進化】
(1)ある動物群の形態が一定の方向に向かって変化するようなとき,その要因は生物に内在するとする学説。方向性は生物に内在するという点で自然淘汰説と根本的に対立し,今日では根拠の薄弱な説として批判される。定向進化説。
(2)化石に実際に見られる,方向性をもった進化現象。古生物学や比較解剖学によって指摘され,自然淘汰説によって解釈できるとされる。
ていこうしんかせつ
ていこうしんかせつ テイカウシンクワ― [7] 【定向進化説】
⇒定向進化(1)
ていこうせい
ていこうせい [0] 【抵抗性】
生体が,自己にとって有害な状況(例えば,病因となる環境,薬剤の作用,微生物の侵入,異種細胞や組織の移植など)から自己を守ろうとする性質。
ていこうせい
ていこうせい テイカウ― [0] 【蹄行性】
哺乳類の歩き方の一。指骨の先端を包む蹄(ヒヅメ)だけを地につけて歩く歩き方。ウマ・ウシ・シカ・ヒツジなどに見られる。
ていこうせん
ていこうせん [0] 【抵抗線】
(1)敵の攻撃を阻止するための防御線。
(2)電気エネルギーを熱エネルギーに変え,また電流を小さくするために使用するニクロム線やタングステン線など固有抵抗の大きい導線。電熱器・抵抗器などに使用する。
ていこうぶんがく
ていこうぶんがく [5] 【抵抗文学】
⇒レジスタンス文学(ブンガク)
ていこうようせつき
ていこうようせつき [8][7] 【抵抗溶接機】
金属と金属との接触面に低電圧で多量の電流を流し,接触面に生ずる高熱によって溶接する機械。
ていこうりつ
ていこうりつ [3] 【抵抗率】
電流の流れにくさを表す物質定数。電気伝導率の逆数。比抵抗。
→電気伝導率
ていこうりょく
ていこうりょく [3] 【抵抗力】
(1)外部からの力をはねかえす力。反発する力。
(2)病気などに対して耐えることのできる力。
ていこく
ていこく [0] 【定刻】
定められた時刻。一定の時刻。「―に開会する」
ていこく
ていこく [0][1] 【帝国】
(1)皇帝の支配する国家。
(2)「大日本(ダイニツポン)帝国」の略。
ていこく
ていこく【定刻に】
at the appointed time;on time;punctually.→英和
ていこく
ていこく【帝国】
an empire.→英和
〜の imperial.→英和
‖帝国主義 imperialism.帝国主義者 an imperialist.帝国主義的 imperialistic.
ていこく
ていこく [0] 【啼哭】 (名)スル
大声をあげて泣き叫ぶこと。「子は父に別れ,弟は兄に殿(オク)れて,―する声家々に充ち満ちたり/太平記 18」
ていこくがくしいん
ていこくがくしいん 【帝国学士院】
近代,文部大臣の管理下にあった学術関係の最高機関。1906年(明治39)従来の東京学士会院を帝国学士院に改組。日本学士院の前身。会員は勅任官待遇で,終身。定員一〇〇名。
ていこくきょういくかい
ていこくきょういくかい 【帝国教育会】
1896年(明治29)既存の諸教育会を統一して成立した,教育会の中央機関。
ていこくぎかい
ていこくぎかい [5] 【帝国議会】
旧憲法下における立法機関。貴族院と衆議院の二院から成る。権限は天皇の大権により制限され,常に枢密院・軍部の圧力を受けた。1890年(明治23)開設,現行憲法の成立により国会に改組。
ていこくけんぽう
ていこくけんぽう 【帝国憲法】
「大日本(ダイニツポン)帝国憲法」の略。
ていこくけんぽうぎかい
ていこくけんぽうぎかい テイコクケンパフ― 【帝国憲法義解】
「大日本帝国憲法」の註釈書。一巻。伊藤博文著。1889年(明治22)刊。
ていこくげいじゅついん
ていこくげいじゅついん 【帝国芸術院】
日本芸術院の前身。1937年(昭和12)帝国美術院を解消して,美術のほか文学・音楽その他芸術全般にわたる奨励機関として設置された。
ていこくげきじょう
ていこくげきじょう 【帝国劇場】
東京丸の内にある劇場。1911年(明治44)日本最初の近代的洋式劇場として創設。歌舞伎興行のかたわら付属技芸学校を設けて女優の養成,また海外の一流芸術家を招いての公演や初期の新劇上演を行うなど,日本の演劇発展に貢献。66年(昭和41)改築。帝劇。
ていこくこくぼうほうしん
ていこくこくぼうほうしん 【帝国国防方針】
明治時代末期,天皇と軍部によって作成された長期的軍事計画。
ていこくしゅぎ
ていこくしゅぎ [5] 【帝国主義】
〔imperialism〕
広義には,国家が領土や勢力範囲拡大を目指し他民族や他国家を侵略・抑圧する活動・政策。狭義には,資本主義が高度に発達し生産の集積と独占体がつくり出され,資本輸出が盛んになった段階。一九世紀末からこの段階に達した列強は植民地獲得競争に乗り出し,国内では反動政治・軍国主義を,国外では植民地支配と他民族の抑圧を強化させた。
ていこくしゅぎろん
ていこくしゅぎろん 【帝国主義論】
〔原題 (ロシア) Imperializm, kak vysshaya stadiya kapitalizma〕
レーニン著。1917年刊。資本主義の最高の発展段階としての帝国主義の経済的諸特質を分析し,この段階を「死滅しつつある資本主義」「社会主義革命の前夜」であると論じる。
ていこくすいさんかい
ていこくすいさんかい 【帝国水産会】
1922年(大正11)に創立された水産業の改良発達を目的とする組織。43年中央水産業会に改組。48年解散。
ていこくだいがく
ていこくだいがく [5] 【帝国大学】
帝国大学令により設立された旧制の官立大学。1886年(明治19)同令の公布により東京大学を帝国大学と改称したのに始まり,その後京都・東北・北海道・九州・大阪・名古屋・台北・京城に設立された。第二次大戦後の学制改革により,新制の国立大学となった。帝大。
ていこくとしょかん
ていこくとしょかん 【帝国図書館】
東京上野公園内に設置された,第二次大戦前では唯一の国立公共図書館。1872年(明治5)東京書籍館(シヨジヤクカン)として開館,80年東京図書館と改称し97年帝国図書館となる。現在,国立国会図書館支部上野図書館。
ていこくのうかい
ていこくのうかい 【帝国農会】
府県・郡・市町村の系統農会の中央機関。1910年(明治43)設立。下級農会の指導,農業上の調査などにあたった。43年(昭和18)中央農業会に改組,47年農業協同組合法の制定により廃止。
ていこくびじゅついん
ていこくびじゅついん 【帝国美術院】
帝国芸術院の前身。1919年(大正8)創設の,文部大臣の管理下におかれた美術団体。いわゆる帝展を主催。37年(昭和12)5月まで存続。
ていこくぶんがく
ていこくぶんがく 【帝国文学】
学術文芸雑誌。1895(明治28)〜1920年(大正9),井上哲次郎・上田万年・高山樗牛・上田敏らが帝国文学会の機関誌として発刊。大町桂月の詩歌,海外文芸思潮の紹介,論説にみるべきものが多い。
ていご
ていご [1] 【亭午】
〔「亭」は至る,「午」は真南の意〕
日が南中すること。転じて,正午。まひる。「我は恰(アダカ)も―の日輪/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
ていご
ていご [1] 【牴牾】 (名)スル
物事がくいちがうこと。つじつまが合わないこと。「苟も之と相―する者は厳に之を制すべし/明六雑誌 6」
ていご
ていご [0] 【低語】 (名)スル
低い声で話すこと。ささやくこと。低言。「微かに―の声が聞える/魚玄機(鴎外)」
ていごう
ていごう [3] 【亭号】
「亭」の付く号。菊亭・狂訓亭・三遊亭など。
ていさ
ていさ [1] 【艇差】
ボート競技で,二艇間の距離。艇の長さを基準にして表す。
ていさい
ていさい [0] 【体裁】
(1)外から見た様子。外観。外見。「―よく包む」
(2)一定の形式。「論文の―をなさない」
(3)他人の目にうつる自分の姿・ありさま。体面。みかけ。「―が悪くて彼に会えない」「―を気にしない人」
(4)人に気にいられるような振る舞いや言葉。「お―を言う」
ていさい
ていさい【体裁がよい】
look fine.〜の良い(悪い) (un)becoming;nice-[decent-]looking (awkward).〜をつくろう keep up appearances.〜ぶる put on airs.〜上 for appearance' sake.
ていさいぶる
ていさいぶ・る [5] 【体裁ぶる】 (動ラ五[四])
体面だけを考えて行動する。もったいぶる。「―・らない態度」
ていさく
ていさく [0] 【定朔】
朔(新月)が一日(ツイタチ)となるようにひと月の長さを月の運行によって決める暦法。
⇔平朔
ていさくこくろう
ていさくこくろう [5] 【定策国老】
〔「定策」は臣下が天子を擁立する意〕
唐末期,横暴をきわめた宦官(カンガン)の称。
ていさつ
ていさつ [0] 【偵察】 (名)スル
敵や相手の様子をこっそり探ること。「敵情を―する」
ていさつ
ていさつ【偵察】
(a) reconnaissance.→英和
〜する reconnoiter;→英和
scout.→英和
‖偵察機 a scout plane.偵察隊 a reconnoitering party.
ていさつき
ていさつき [4][3] 【偵察機】
敵情偵察・写真撮影などを任務とする軍用機。通信・写真・レーダー・逆探知器などの特殊装備のあるものが多い。
ていさんしょう
ていさんしょう [0] 【低酸症】
胃酸の分泌が低下した状態。萎縮性胃炎・胃癌・胃手術後などにみられ,軽い下痢,食後の胃のもたれ,不快感などを起こす。減酸症。胃酸減少症。
ていさんそしょう
ていさんそしょう [0][5] 【低酸素症】
⇒酸素欠乏症(サンソケツボウシヨウ)
ていざ
ていざ [0][1] 【鼎座・鼎坐】 (名)スル
三人が向かい合って座ること。「―して語り合う」
ていざ
ていざ [1] 【帝座】
帝王のつく席。玉座。
ていざいは
ていざいは [3] 【定在波】
⇒定常波(テイジヨウハ)
ていざん
ていざん [1] 【低山】
低い山。
ていざんたい
ていざんたい [0] 【低山帯】
⇒山地帯(サンチタイ)
ていし
ていし [1] 【亭子】
あずまや。ちん。
ていし
ていし [1] 【手医師】
「手医者(テイシヤ)」に同じ。
ていし
ていし [1] 【廷試】
中国で,科挙の最高段階。省試に及第した者を天子がみずから試問するもの。宋の太祖のときに始まる。殿試(デンシ)。
ていし
ていし [0][1] 【睇視】 (名)スル
目を細めて見ること。「傾聴し,―し,黙想す/武蔵野(独歩)」
ていし
ていし【停止する】
stop (止まる);→英和
[止める]suspend;→英和
interrupt;→英和
ban.→英和
‖停止信号(線) a stop signal (line).営業(発行,支払)停止 suspension of business (publication,payment).
ていし
ていし [0][1] 【底止】 (名)スル
至りとどまること。行きつく所まで行ってやむこと。「上下紛擾(フンジヨウ)其―するところを知らず/佳人之奇遇(散士)」
ていし
ていし [1] 【諦視】 (名)スル
じっと見ること。見きわめること。諦観。「淑女は書生の風体を仔細に―し/緑簑談(南翠)」
ていし
ていし [1] 【涕泗】
涙と鼻水。
ていし
ていし [0] 【停止】 (名)スル
(1)動いていたものがとまること。また,とめること。「―信号」「心臓が―する」
(2)していたことをやめること。また,やめさせること。「拝観―」「貸し出しを―する」
ていし
ていし [1] 【帝師】
皇帝の先生。帝傅(テイフ)。
ていし
ていし 【程子】
中国,宋の儒学者,程顥(テイコウ)・程頤(テイイ)兄弟。
ていし
ていし [1] 【梯子】
はしご。
ていし
ていし [1] 【弟子】
「でし(弟子)」に同じ。
ていし=七尺(シチシヤク)去(サ)って師(シ)の影(カゲ)を踏(フ)まず
――七尺(シチシヤク)去(サ)って師(シ)の影(カゲ)を踏(フ)まず
「三尺(サンジヤク)下がって師の影を踏まず」に同じ。
ていしき
ていしき [0] 【定式】
一定の形式。きまった方式。じょうしき。「―化する」「―化された方法」
ていしじょうけん
ていしじょうけん [4] 【停止条件】
法律行為の効力の発生について条件とされる事項。条件の成就により効力が発生する。
→条件
→解除条件
ていしせい
ていしせい [3] 【低姿勢】
自分の方が相手より低い,弱い立場にあるとする態度。へりくだった態度。
⇔高姿勢
「―に出る」「―で臨む」
ていしせい
ていしせい【低姿勢】
<take> a modest[humble]attitude; <take> a low posture.
ていしせん
ていしせん [0] 【停止線】
停止信号により車両が停止する位置を示す線。
ていしつ
ていしつ [0] 【低湿】 (名・形動)[文]ナリ
土地が低く,湿気の多い・こと(さま)。
⇔高燥(コウソウ)
「川ぞいの―な土地」
ていしつ
ていしつ [0] 【低質】 (名・形動)[文]ナリ
品質がよくない・こと(さま)。「―なエンジン-オイル」
ていしつ
ていしつ 【貞室】
⇒安原(ヤスハラ)貞室
ていしつ
ていしつ [0] 【底質】
海・湖沼・河川などの底を構成している堆積物や岩盤。また,その性質。
ていしつ
ていしつ [0] 【帝室】
天子・天皇の一族。皇室。
ていしつぎげいいん
ていしつぎげいいん [6] 【帝室技芸員】
旧宮内省に属し,宮中で用いる工芸品・美術品の制作などにあたった美術家。勅任官待遇の名誉職。
ていしつはくぶつかん
ていしつはくぶつかん 【帝室博物館】
国立博物館の旧称。
ていしつひ
ていしつひ [4] 【帝室費】
旧憲法下,国庫から支出される皇室の費用。現在の皇室費にあたる。
ていしぼうにゅう
ていしぼうにゅう テイシバウ― [4] 【低脂肪乳】
⇒ロー-ファット-ミルク
ていしゃ
ていしゃ [0] 【停車】 (名)スル
(1)電車・バスなどがとまること。また,とめること。「急行の―する駅」
(2)道路交通法で,車両等が停止することで駐車以外のもの。
→駐車
ていしゃ
ていしゃ [1] 【手医者】
お抱えの医者。かかりつけの医者。侍医。手医師。「―間もなく見まはれ/浮世草子・織留 6」
ていしゃ
ていしゃ [1] 【亭榭】
〔「榭」は屋根のある台の意〕
あずまや。見晴らし台。ちん。
ていしゃ
ていしゃ【停車】
(a) <five minutes'> stop.→英和
〜する stop <at> ;be held up <by an accident> .‖停車禁止 No Standing.停車時間 stoppage time.停車信号 a stop[halt]signal.停車場 a (railroad[railway]) station ⇒駅.
ていしゃく
ていしゃく [0] 【梯尺】
⇒比例尺(ヒレイジヤク)
ていしゃじょう
ていしゃじょう [0] 【停車場】
駅の古い言い方。ていしゃば。
ていしゃば
ていしゃば [0] 【停車場】
「ていしゃじょう(停車場)」に同じ。
ていしゅ
ていしゅ 【程朱】
程顥(テイコウ)・程頤(テイイ)と朱熹(シユキ)のこと。
ていしゅ
ていしゅ [1] 【亭主】
(1)一家の主人。特に,宿屋・茶屋・揚屋などの主人。あるじ。
(2)夫(オツト)。主人。「うちの―」
(3)〔喫茶の亭の主人の意〕
茶会で茶事を主催する人。主人。
⇔客
ていしゅ
ていしゅ [1] 【艇首】
ボート・小型船などの先端部。
ていしゅ
ていしゅ【亭主】
a husband (夫);→英和
the master (主人);→英和
<play> the host (来客に対して);→英和
the landlord (宿屋の).→英和
亭主関白 the master in one's own home.
ていしゅ=の好きな赤烏帽子(アカエボシ)
――の好きな赤烏帽子(アカエボシ)
赤い烏帽子をかぶるような異様なことでも,一家の主人の好むことなら,家族は同調しなくてはならないということ。亭主の好きな赤鰯(アカイワシ)。
ていしゅ=八盃(ハツパイ)客(キヤク)三盃
――八盃(ハツパイ)客(キヤク)三盃
客をもてなすのに主人の方が客よりもむしろ多量に酒を飲むこと。亭主八盃。
ていしゅいし
ていしゅいし [3] 【亭主石】
露地の中潜(クグ)りのそばにある飛び石のうち,亭主が客を迎えるために乗る石。
⇔客石(キヤクイシ)
ていしゅう
ていしゅう [0] 【汀州】
みぎわと中州。また,中州。
ていしゅう
ていしゅう テイシウ 【鄭州】
中国,河南省の北部に位置する省都。交通の要地。小麦・綿花の集散が盛ん。織物・製粉などの工業が発達。チョンチョウ。
ていしゅう
ていしゅう [0] 【定収】
「定収入」に同じ。
ていしゅうにゅう
ていしゅうにゅう [3] 【定収入】
定まった収入。固定収入。定収。
ていしゅうにゅう
ていしゅうにゅう【定収入】
a regular[fixed]income.
ていしゅうは
ていしゅうは [3] 【低周波】
振動数が比較的少ない振動・波動。電波では普通数十ヘルツから数十キロヘルツの周波数をいう。
⇔高周波
ていしゅうは
ていしゅうは【低周波】
low frequency.
ていしゅうはこうがい
ていしゅうはこうがい [6] 【低周波公害】
低周波の振動による騒音公害。頭痛・吐き気・圧迫感などがある。個人差が大きい。高架の道路,家電製品などが発生源。
ていしゅうはじしん
ていしゅうはじしん [6] 【低周波地震】
⇒スロー地震(ジシン)
ていしゅかんぱく
ていしゅかんぱく [4] 【亭主関白】
家庭内で夫が妻に対して支配者のごとく威張っていること。
⇔嬶(カカア)天下
ていしゅがく
ていしゅがく [3] 【程朱学】
程顥・程頤と朱熹の学説の総称。宋代に興った新儒教の運動(宋学)の主要部分をなす。
ていしゅく
ていしゅく [0] 【貞淑】 (名・形動)[文]ナリ
女性が操(ミサオ)が固くしとやかである・こと(さま)。「―な妻」
[派生] ――さ(名)
ていしゅく
ていしゅく【貞淑な】
virtuous;→英和
chaste.→英和
ていしゅぐち
ていしゅぐち [3] 【亭主口】
⇒茶道口(サドウグチ)
ていしゅつ
ていしゅつ【提出する】
present;→英和
submit;→英和
hand[send]in (願書・答案を);introduce <a bill> ;→英和
move <that…> (動議を).→英和
提出者 a presenter;→英和
a proposer.
ていしゅつ
ていしゅつ [0] 【提出】 (名)スル
文書などをしかるべきところに差し出すこと。「答案を―する」「証拠を―する」「予算を国会に―する」
ていしゅつ
ていしゅつ [0] 【挺出】 (名)スル
他にすぐれてぬきん出ていること。「種々の格論を―し/民約論(徳)」
ていしゅつ
ていしゅつ [0] 【呈出】 (名)スル
(1)ある状態をあらわし出すこと。示すこと。「此質問は不思議にも反対の結果を―した/吾輩は猫である(漱石)」
(2)差し出すこと。提出。
ていしゅつよう
ていしゅつよう [4] 【低出葉】
異形葉の一。発芽して間もない植物の茎の基部付近に生じる葉。
ていしゅばしら
ていしゅばしら [4] 【亭主柱】
大黒(ダイコク)柱。
ていしゅもち
ていしゅもち [0][5] 【亭主持(ち)】
夫のある女。既婚の女。
ていしょ
ていしょ [1] 【低所・低処】
低い土地。また,低い所。
⇔高所
ていしょ
ていしょ [1] 【定所・定処】
一定の場所。定まった場所。
ていしょ
ていしょ [1] 【汀渚】
波打ちぎわ。なぎさ。みぎわ。
ていしょう
ていしょう [0] 【提唱】 (名)スル
(1)新しい考えを人に先立って主張すること。「協会の設立を―する」
(2)
(ア)禅宗で,教義の大綱を示し,説法すること。提綱。提要。
(イ)語録などの禅書の講義。
ていしょう
ていしょう [0] 【抵償】
(1)つぐなうこと。賠償。
(2)抵当。
ていしょう
ていしょう【提唱する】
advocate;→英和
advance;→英和
propose.→英和
提唱者 an advocate.
ていしょう
ていしょう [0] 【低唱】 (名)スル
低い声で歌うこと。小声で詩歌を口ずさむこと。低吟。「浅酌―」「つれづれの余(アマリ)に―したものと見えて/あめりか物語(荷風)」
ていしょう
ていしょう [0] 【定昇】
「定期昇給(テイキシヨウキユウ)」の略。
ていしょうがいきょうそう
ていしょうがいきょうそう テイシヤウガイキヤウソウ [7] 【低障害競走】
ハードル競走の一。400メートルの距離に76.2センチメートルの高さのハードルを一〇個置く。ロー-ハードルレース。低障害。
ていしょく
ていしょく [0] 【定食】
飲食店で,(一品料理に対して)あらかじめ献立の決まっている食事。
ていしょく
ていしょく【抵触する】
conflict with;be against <the law> .
ていしょく
ていしょく【定食】
a table d'hôte.
ていしょく
ていしょく [0] 【停職】
職員としての身分は保有させながら,一定期間職務に従事させないこと。公務員では懲戒処分の一つで,原則としてその期間は無給。
ていしょく
ていしょく [0] 【定職】
きまった職業。
ていしょく
ていしょく [0] 【定植】 (名)スル
苗床で育てた苗を田や畑に本式に移し植えること。
ていしょく
ていしょく [0] 【呈色】
色彩を表すこと。色彩が表れ出ること。
ていしょく
ていしょく [0] 【抵触・觝触・牴触】 (名)スル
(1)法律・規定などにふれること。違反。「法に―する行為」
(2)物事が互いに矛盾し衝突すること。「諸の私利相―するの故を以てなり/民約論(徳)」
(3)ふれたり突き当たったりすること。「他船と―すれば速力の劇しきより稀有の災害を起す/八十日間世界一周(忠之助)」
ていしょく
ていしょく【停職を命じる】
suspend <a person> from office.
ていしょく
ていしょく【定職がない(につく)】
have no (obtain) regular employment.
ていしょくきてい
ていしょくきてい [5] 【抵触規定】
国際私法上,渉外的私法事件の解決にあたって,どこの国の法を適用するかを指定する規定。当事者の権利・義務を直接に規律し,決定するのは各国の実質法である。抵触法・渉外法・準拠法選択規定などとも呼ばれる。
⇔実質法
ていしょくはんのう
ていしょくはんのう [5] 【呈色反応】
ある元素・イオン・化合物が特定の試薬に対して発色・変色する反応。イオン・元素などの定性分析に利用される。発色反応。
ていしりゅう
ていしりゅう 【鄭芝竜】
(1604-1661) 中国,明末の貿易商。通称は一官,老一官。鄭成功の父。福建を根拠に日本・南海貿易を行なった。明に仕え,その滅亡後は清に降伏したが,謀反の罪で殺された。
ていしん
ていしん [0] 【挺進】 (名)スル
大勢の中から一人だけ先に立って進むこと。「敵艦に向つて―し/此一戦(広徳)」
ていしん
ていしん [0] 【挺身】 (名)スル
人の先頭に立ち身を投げ出して物事をすること。「世界の平和のために―する」
ていしん
ていしん [0] 【逓信】
郵便・電信などを順次に送り伝えて,届けること。
ていしん
ていしん [0] 【艇身】
ボートの全長。「一―の差で勝つ」
ていしん
ていしん【逓信】
communications.
ていしん
ていしん [0] 【貞心】
貞節な心。みさおを堅く守る心。
ていしん
ていしん [0] 【廷臣】
朝廷に仕えている臣。朝臣。
ていしん
ていしん [0] 【鼎臣】
三公の位にある臣。大臣。「本朝―の外相(ゲソウ)をもて,異朝富有の来客にまみえん事/平家 3」
ていしん
ていしん【挺進する】
volunteer;→英和
dash forward.挺進隊 a volunteer corps.
ていしん
ていしん【艇身】
<win by> a (boat's) length.
ていしんこう
ていしんこう 【貞信公】
藤原忠平(フジワラノタダヒラ)の諡号(シゴウ)。
ていしんこうき
ていしんこうき 【貞信公記】
藤原忠平の日記。現存は一〇巻。907年から948年に至る分が抄本として残る。承平・天慶の乱を伝える史料。現存する平安貴族の最古の日記。貞公記。
ていしんしょう
ていしんしょう [3] 【逓信省】
交通・通信行政を管掌した中央官庁。1885年(明治18)創設。1949年(昭和24)郵政省と電気通信省に分離。
ていしんたい
ていしんたい [0] 【挺身隊】
危険な任務を遂行するため身を投げうつ覚悟で組織された部隊。
ていしんたい
ていしんたい [0] 【挺進隊】
特別の任務を帯び,本隊を離れ,独立して行動する部隊。別働隊。特殊部隊。
ていしんたく
ていしんたく 【鄭振鐸】
(1898-1958) 中国の文学者。筆名は西諦など。浙江省出身。文学研究会の発起人の一人。ロシア文学・タゴール文学などを紹介。「文学」「文学季刊」などを編集し,多くの作家・翻訳者・学者を育てた。著「タゴール伝」「挿図本中国文学史」「中国俗文学史」など。チョン=チェントゥオ。
ていしんに
ていしんに 【貞信尼】
(1798-1872) 幕末・維新期の歌人。長岡藩士奥村五兵衛の娘。晩年の良寛に入門,美しい師弟愛と贈答歌で知られる。
ていじ
ていじ [1] 【定時】
(1)きめられた時刻。一定の時刻。「汽車は―に発車する」
(2)一定の時期。定期。「―刊行物」
ていじ
ていじ [1][0] 【提示】 (名)スル
その場に持ち出して,人にわからせること。「条件を―する」「主題の―」
ていじ
ていじ [1] 【逓次】
つぎつぎと順を追うこと。順次。「―に意を翻した一々の動機を/北条霞亭(鴎外)」
ていじ
ていじ テイヂ 【貞治】
⇒じょうじ(貞治)
ていじ
ていじ【定時の(に)】
regular(ly);→英和
periodical(ly).→英和
〜外の overtime <work> .→英和
‖定時制高校 a part-time high school.定時総会 an ordinary general meeting.定時退社 no overtime.
ていじ
ていじ [0] 【綴字】
〔「てつじ」とも〕
表音文字をいろいろに組み合わせて言語の音を書き表すこと。また,その書き表した文字。綴(ツヅ)り字。
ていじ
ていじ【提示する】
present;→英和
show.→英和
ていじ
ていじ [0][1] 【呈示】 (名)スル
差し出して見せること。「身分証明書を―する」
ていじ
ていじ [1] 【低次】
低い次元。程度の低いこと。低次元。
⇔高次
「―の話」
ていじ
ていじ [1] 【鼎峙】 (名)スル
(鼎(カナエ)の足のように)三方にそびえたつこと。鼎立。「三国が―する」
ていじ
ていじ [1] 【丁字】
「丁」の字。また,その形。
ていじいん
ていじいん 【亭子院】
宇多上皇の院号。また,その御所。左京七条坊門南,西洞院の西(西本願寺の東辺)にあった。
ていじいんのうたあわせ
ていじいんのうたあわせ 【亭子院歌合】
歌合。一巻。913年3月13日,宇多上皇が亭子院で主催。三〇番六〇首。詠者は紀貫之ら一〇人。勅判で,判詞は現存最古のもの。「天徳歌合」とともに,歌合の範とされた。
ていじかん
ていじかん [0] 【丁字管】
液体や気体などを二方向に分けて流動させるために丁字形に作った管。T 字管。
ていじけい
ていじけい【丁字形の】
T-shaped.
ていじけい
ていじけい [0] 【丁字形】
「丁」の字の形。撞木形(シユモクガタ)。
ていじげん
ていじげん [3] 【低次元】 (名・形動)
次元が低い・こと(さま)。低級。「―な議論」
ていじげん
ていじげん【低次元】
a low level.⇒低級.
ていじしょうけん
ていじしょうけん [4] 【呈示証券】
証券上の権利を行使する際,証券を呈示することを必要とする有価証券。
ていじじょうぎ
ていじじょうぎ [4] 【丁字定規】
⇒ティー( T )定規(ジヨウギ)
ていじせい
ていじせい [0] 【定時制】
夜間・農閑期など特別の時間・時期に授業を行う学校教育の課程。また,その学校。
⇔全日(ゼンニチ)制
「―高校」
ていじたい
ていじたい [0] 【丁字帯】
一端にひもをつけて,腹部に回してとめる包帯。肛門部・外陰部の手術後,分娩後などに用いる。
ていじつ
ていじつ [0] 【帝日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,その人にとって万事に吉であるという日。火性の人は丙午(ヒノエウマ)の日,水性の人は壬子(ミズノエネ)の日,木性の人は乙卯(キノトウ)の日,金性の人は辛酉(カノトトリ)の日,土性の人は戊子(ツチノエネ)の日。
ていじつ
ていじつ [0] 【貞実】 (名・形動)[文]ナリ
節操があり誠実な・こと(さま)。「―な詐(イツワ)りを言はぬ人でなければ好きませぬ/谷間の姫百合(謙澄)」
ていじつ
ていじつ [0] 【定日】
あらかじめ定めた日。定めの日。期日。
ていじつばらいてがた
ていじつばらいてがた [8] 【定日払い手形】
支払い期日が明記されている手形。確定日払い手形。
ていじばらい
ていじばらい [4] 【呈示払い】
⇒一覧払(イチランバラ)い
ていじぶ
ていじぶ [3] 【提示部】
ある楽曲において,主題あるいはそれに相当する重要な素材を提示する部分。
ていじぶ
ていじぶ [3] 【呈示部】
⇒提示部(テイジブ)
ていじほう
ていじほう [0] 【定時法】
昼夜・季節にかかわりなく,一日を等分して時を決める方法。
⇔不定時法
ていじほう
ていじほう [0] 【綴字法】
綴字に関する一定の規約・方法。
→仮名遣(カナヅカ)い
→正書(セイシヨ)法
ていじゅ
ていじゅ [1] 【庭樹】
庭に植えてある樹木。にわき。
ていじゅう
ていじゅう [0] 【鄭重】
(1)「ていちょう(丁重)」に同じ。「―ヲイタス/日葡」
(2)何回も繰り返すこと。
ていじゅう
ていじゅう【定住する】
settle (down).→英和
定住地(者) a permanent residence (resident).
ていじゅう
ていじゅう [0] 【定住】 (名)スル
一定の場所に住居を定めて暮らすこと。「遊牧をやめて―する」「地方―」
ていじゅうけん
ていじゅうけん [3] 【定住圏】
1977年(昭和52)国土庁が策定した第三次全国総合開発計画で想定された地域開発の基礎的圏域。人口の大都市集中を抑制し,地方都市の生活条件を整備し,充実させることによって地方定住をはかろうとする定住構想を実現するための仕組み。
ていじゅん
ていじゅん [0] 【貞順】
貞淑で従順なこと。
ていじゅん
ていじゅん [0] 【弟順・悌順】
年少の者が年長の人に従って逆らわないこと。
ていじょ
ていじょ [1] 【貞女】
夫に対する貞節を固く守る女性。貞婦。「―をたてる」「―の鑑(カガミ)」
ていじょ
ていじょ【貞女】
a faithful wife.
ていじょ
ていじょ [1] 【丁女】
一人前の年齢に達した女性。律令制では二一歳以上六〇歳以下の女性。正女(セイジヨ)。
ていじょ==二夫(ジフ)
――=二夫(ジフ)((ニフ))(=両夫(リヨウフ))に見(マミ)えず
貞女は夫が死んだあとも,再婚することはない。貞女は二夫(ジフ)((ニフ))を並(ナラ)べず。
ていじょう
ていじょう [0] 【庭上】
〔古くは「ていしょう」〕
庭の上。庭さき。
ていじょう
ていじょう [0] 【定常】
常に一定していること。変化のないこと。
ていじょう
ていじょう [0] 【呈上】 (名)スル
〔「ていしょう」とも〕
人に物を差し上げること。進呈。「この絵を―致します」
ていじょう
ていじょう [0] 【梯状】
はしごの形。はしごがた。
ていじょう
ていじょう [0] 【帝城】
皇帝の住む城。ていせい。
ていじょう
ていじょう [0] 【蹄状】
ひづめのような形。特に,馬蹄のような形。
ていじょうかいほうけい
ていじょうかいほうけい [0] 【定常開放系】
外界との間にエネルギーや物質の出入りがあるが,それらの流れが定常状態にあり,自己を維持し続ける系。地球環境を特徴づける概念として槌田敦によって提唱された。
ていじょうぎ
ていじょうぎ【丁定規】
a T square.
ていじょうぎ
ていじょうぎ [3] 【丁定規】
⇒ティー( T )定規(ジヨウギ)
ていじょうざっき
ていじょうざっき テイヂヤウ― 【貞丈雑記】
有職故実書。一六巻。伊勢貞丈(サダタケ)著。1763〜84年成立。1843年刊。武家の礼法伊勢流を伝える著者が,子孫のために書きとどめた故実考証を,三六部門に編集したもの。
ていじょうじょうたい
ていじょうじょうたい [5] 【定常状態】
(1)流体の流れ,電流・熱伝導などで,場所ごとの物理量が時間によって変化しないで一定に保たれる状態。
(2)量子力学で,その系のエネルギーが確定値を保っている状態。
ていじょうでんりゅう
ていじょうでんりゅう [5] 【定常電流】
時間的に大きさの変動しない電流。
ていじょうは
ていじょうは [3] 【定常波】
互いに反対方向に進む同一の振動数の進行波が重なって,波がどちらにも進行せず一定の場所で振動しているように見えるもの。両端を固定した弦の振動など。定在波。停立波。
⇔進行波
ていじょしょう
ていじょしょう 【丁汝昌】
(?-1895) 中国,清末の海軍軍人。北洋海軍の水師提督。日清戦争の際,威海衛(イカイエイ)に封鎖され,降伏して自殺。
ていじろ
ていじろ [3] 【丁字路】
丁字形に交わる道路。T 字路。三つ辻(ツジ)。
ていじん
ていじん [0] 【梯陣】
艦隊のとる隊形で,各艦が進路を平行にとりながら,先頭艦の斜め後方の一線上に位置し艦隊運動を行うもの。
ていじんじけん
ていじんじけん 【帝人事件】
1934年(昭和9)帝国人造絹糸の株式売買で帝人重役や大蔵省幹部が背任・贈収賄の罪で逮捕された事件。斎藤内閣が総辞職したが,37年無罪となる。軍部・右翼の斎藤内閣倒閣の策謀による事件とみられている。
ていす
てい・す [1] 【呈す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「呈する」の五段化〕
「呈する」に同じ。「疑問を―・す」「活況を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒ていする
ていすいしょくぶつ
ていすいしょくぶつ [6] 【挺水植物】
⇒抽水植物(チユウスイシヨクブツ)
ていすう
ていすう【定数】
a fixed number;a quorum (定足数);→英和
《数》a constant.→英和
〜に達する make a quorum.〜に満たない <be adjourned> for want of a quorum.
ていすう
ていすう [3] 【定数】
(1)あらかじめ定められた一定の数。「議員の―」
(2)数学で,ある一定の値。または変数の変化に関係なく一定な値を表す数または文字。常数。
⇔変数
(3)自然科学で,状態の変化を通して,定まった値をとって変わらない量。各物質に固有な定数(例えば元素の原子量・物質の比熱など)と,物質の種類に関係なく,基本的な法則に表れる普遍的な定数(例えば万有引力定数・アボガドロ定数など)とがある。常数。恒数。
ていすうこう
ていすうこう [3] 【定数項】
方程式で未知数を含まない項。多項式で変数を含まない項。常数項。
ていすうふきんこう
ていすうふきんこう [6] 【定数不均衡】
一選挙区における議員定数と有権者との比率が,他の選挙区における比率と均衡を欠くこと。この比率の較差が著しい場合は法のもとの平等が損なわれる。
ていする
ていする【呈する】
[呈上]present;→英和
offer;→英和
pay <a compliment> ;→英和
[示す]show;→英和
display;→英和
assume (帯びる).→英和
ていする
てい・する [3] 【呈する】 (動サ変)[文]サ変 てい・す
(1)差し出す。また,贈る。「疑問を―・する」「自著を記念に―・する」
(2)ある状態をあらわす。しめす。「黒褐色を―・する」
ていする
てい・する [3] 【挺する】 (動サ変)[文]サ変てい・す
(1)他よりぬきん出る。人の先頭に立って進む。「身を―・して進む」
(2)体をいっぱいに伸ばしてつき出す。「身を―・して捕球する」
ていする
てい・する [3] 【訂する】 (動サ変)[文]サ変 てい・す
(1)訂正する。ただす。なおす。
(2)結ぶ。「蘭軒が釈混外(シヤクコンゲ)と交を―・したのは此年であらう/伊沢蘭軒(鴎外)」
ていせい
ていせい [0] 【啼声】
なきごえ。なくこえ。
ていせい
ていせい【帝政時代】
the monarchical days.帝政ロシア Czarist Russia.
ていせい
ていせい [0] 【低声】
低い声。小さい声。ささやき声。「―に詩吟をする声が聞えた/浮雲(四迷)」
ていせい
ていせい [0] 【定性】
物質の本質が何であるかを定めること。
ていせい
ていせい [0] 【定星】
陰暦一〇月の立冬の頃。
ていせい
ていせい [0] 【定省】
〔礼記(曲礼上)「凡為�人子�之礼,冬温而夏淸,昏定而晨省」から。夜は子が親の寝具を整え,朝はその安否を尋ねる意〕
子が親に孝を尽くすこと。
ていせい
ていせい [0] 【鄭声】
〔中国の鄭の国の音曲がみだらであったことから〕
野卑で,みだらな音楽。「音楽に―を忌み絵画に猥褻の像(カタチ)を嫌ひ/小説神髄(逍遥)」
ていせい
ていせい [0] 【訂正】 (名)スル
言葉や文章の誤っている部分を正しく直すこと。「誤りを―する」
ていせい
ていせい [0] 【帝政】
皇帝が統治する政治。また,その政治形態。
ていせい
ていせい【訂正する】
correct;→英和
revise.→英和
訂正増補版 a revised and enlarged edition.
ていせい
ていせい【定性分析】
qualitative analysis.
ていせいこう
ていせいこう 【鄭成功】
(1624-1662) 中国,明朝復興運動の中心人物。鄭芝竜と日本人田川氏の娘の間に,平戸に生まれる。明の滅亡後も清に降伏せず,台湾を根拠地として清軍に反抗した。南明の唐王から明室の姓である朱姓をあたえられたので国姓爺(コクセンヤ)と称する。近松門左衛門の「国性爺合戦」の和藤内のモデル。
ていせいせいぶつ
ていせいせいぶつ [5] 【底生生物】
⇒ベントス
ていせいそうば
ていせいそうば [5] 【訂正相場】
相場が上下に行き過ぎた場合,行き過ぎを改めるような動き。訂正高・訂正安などとも使われる。
ていせいとう
ていせいとう 【帝政党】
⇒立憲帝政党(リツケンテイセイトウ)
ていせいぶんせき
ていせいぶんせき [5] 【定性分析】
目的物質の成分物質を調べたり,特定の元素・物質が含まれているかどうかを知る目的で行う化学分析。
→定量分析
ていせいロシア
ていせいロシア [5] 【帝政―】
ロシア{(1)}のこと。
ていせき
ていせき [0] 【定積】
(1)一定の面積あるいは体積。
(2)一定の乗積。
ていせきひねつ
ていせきひねつ [5] 【定積比熱】
物質の体積を一定に保ったときの比熱。定容比熱。
→定圧比熱
ていせきぶん
ていせきぶん [3] 【定積分】
〔数〕 区間 [�,�] で定義された関数 �(�)に対し,この区間を小区間に分割し,各小区間の一点における関数値と小区間の幅との積の和をつくる。各小区間の幅が限りなく小さくなるように区間を分割するとき,この和がつねに一定の値に限りなく近づくならば,その値を �(�)の � から � までの定積分といい,∫��(�)�� で表す。�(�)の値が正のとき,これは �=�(�)のグラフと � 軸および二直線 �=�,�=� とで囲まれた部分の面積を表す。
ていせつ
ていせつ [0] 【定説】
正しいと認められている説。「―をくつがえす」
ていせつ
ていせつ【貞節な】
faithful;→英和
virtuous;→英和
chaste;→英和
true.→英和
ていせつ
ていせつ [0] 【貞節】
節操がかたいこと。特に,女としての操(ミサオ)をかたく守ること。「―を尽くす」
ていせつ
ていせつ【定説】
an established theory (学界の).
ていせん
ていせん [0] 【停船】 (名)スル
船を止めること。また,船が止まること。「即刻―せよ」
ていせん
ていせん【停船する】
stop;→英和
lie[heave]to.
ていせん
ていせん [0] 【汀線】
なぎさの線。海岸線。みぎわせん。
ていせん
ていせん【停戦する】
suspend hostilities;cease fire;make a truce.→英和
停戦協定 <conclude> an armistice[a cease-fire]agreement.
ていせん
ていせん [0] 【停戦】 (名)スル
合意により一時的に地域を限って戦闘行為を中止すること。戦場における負傷者の収容,死者の埋葬,降服・撤退の交渉などの特定の目的のために行う。戦闘停止。「和平交渉にむけ―する」
→休戦
ていせんりつ
ていせんりつ [3] 【定旋律】
〔(ラテン) cantus firmus〕
中世・ルネサンスの多声楽曲で,対位法的作曲の基礎として使われる既成の旋律。カントゥス-フィルムス。
ていぜい
ていぜい [0] 【提撕】
〔「ひっさげる」の意。禅宗の用語〕
(1)後輩を奮起させ指導すること。ていせい。
(2)熱心に修行したり,公案を考えたりすること。
ていぜん
ていぜん [0] 【挺然】 (ト|タル)[文]形動タリ
ぬきんでているさま。「幾層の楼閣―として雲表に聳へ/三酔人経綸問答(兆民)」
ていぜん
ていぜん [0] 【庭前】
にわさき。「―の老桜」
ていそ
ていそ [1] 【提訴】 (名)スル
訴え出ること。訴訟を起こすこと。「委員会に―する」
ていそ
ていそ [1] 【定礎】 (名)スル
建築工事で礎石を据えること。工事を開始することをいう。
ていそ
ていそ [1] 【帝祚】
帝王の位。帝位。皇祚。
ていそ
ていそ [1] 【鼎俎】
(1)鼎(カナエ)と俎(マナイタ)。料理の道具。
(2)鼎で煮られ,俎の上で切られること。死ぬべき運命。
ていそ
ていそ【提訴する】
bring a case before the court;→英和
sue.→英和
ていそ=に免(マヌカ)れず
――に免(マヌカ)れず
〔淮南子(説山訓)〕
死ぬ運命にあることのたとえ。
ていそう
ていそう [0] 【貞操】
(1)(女性としての)正しいみさお。
(2)男女が互いに,異性関係の純潔を守ること。多く女性の男性に対する純潔をいう。「―をやぶる」
ていそう
ていそう [0] 【逓送】 (名)スル
(1)人から人へ受け継いで送ること。また,郵送すること。「金子を―するは為替会社の業なれども/新聞雑誌 55」
(2)宿次(シユクツギ)にすること。
ていそう
ていそう【貞操】
chastity;→英和
honor;→英和
virtue.→英和
〜を守る be faithful[true]to one's husband.〜を破る lose one's chastity (女が).〜を蹂躙(じゆうりん)する seduce[ruin] <a girl> .→英和
‖貞操帯 a chastity belt.
ていそう
ていそう 【体相】
ありさま。ようす。「両人急なる―にて大江の岸より淡路舟に打乗り/浄瑠璃・鶊山姫捨松」
ていそう
ていそう [0] 【低層】
建物の高さが低いこと。
ていそう
ていそう [0] 【丁壮】
わかもの。壮丁。「―そぞろに軍旅に疲れなば/太平記 8」
ていそう
ていそう [0] 【廷争】
朝廷で,是非を争うこと。
→面折(メンセツ)廷争
ていそうぎむ
ていそうぎむ [5] 【貞操義務】
夫婦が相互に配偶者以外の相手と性的関係をもたない義務。その違反は離婚原因となる。守操義務。
ていそうしつげん
ていそうしつげん [5] 【低層湿原】
湖沼や河川の水辺,あるいは地下水の浅い土地に発達する平坦な湿原。ヨシ・スゲを主とし,ミズゴケが生えず,栄養に富む。
⇔高層湿原
ていそうじゅうたく
ていそうじゅうたく [5] 【低層住宅】
一,二階建ての住宅。三階建ても含める場合がある。
ていそうすい
ていそうすい [3] 【底層水】
海底や湖底近くにある水。一般に4000メートル以上の深海の水をいう。
ていそうたい
ていそうたい [0] 【貞操帯】
女性の貞操を守るための,錠前のついた器具。鍵は夫,娘の母親,情夫などがもち,主に中世ヨーロッパの富裕な階級で用いた。
ていそうほう
ていそうほう テイサウハウ [0][3] 【底装砲】
砲尾から弾薬を装填(ソウテン)する大砲。元込(モトゴメ)砲。後装砲。
ていそうりゅう
ていそうりゅう [3] 【底層流】
海洋や湖沼の底近くの水の流れ。
ていそく
ていそく [0] 【定則】
定まった規則。定規(テイキ)。「経済の―を論じ,商売の法を一変したるは/学問ノススメ(諭吉)」
ていそく
ていそく [0] 【低速】
速度の遅いこと。
⇔高速
ていそく
ていそく【定則】
an established rule.
ていそく
ていそく [0] 【鼎足】 (名)スル
(1)鼎(カナエ)の三本の足。
(2)三者が対立すること。三方に割拠すること。鼎立。鼎峙(テイジ)。「三国が―した状態にある」
(3)三公が協力して,天子・君主を補佐すること。
(4)三公の位。
ていそくすう
ていそくすう [4][3] 【定足数】
合議制の機関が議事を行い議決をする場合,要求される必要最小限の出席員数。国会では全議員の三分の一以上,地方議会では半数以上。
ていそくすう
ていそくすう【定足数】
a quorum.→英和
⇒定数.
ていそしき
ていそしき [3] 【定礎式】
建物の安泰を祈り建設工事の開始を記念して礎石を置く建築儀式。現代ではコンクリート工事が終わったあとに行い,年月日などを刻んだ石板・金属板を外壁に取り付ける。
ていそじあい
ていそじあい [4] 【提訴試合】
プロ野球で,審判員の裁定が野球規則違反であるとして,監督がリーグに対し審議を請求した試合。プロテスティング-ゲーム。
ていぞう
ていぞう [0] 【逓増】 (名)スル
少しずつふえること。
⇔逓減
「輸出は―する傾向にある」
ていぞく
ていぞく [0] 【低俗】 (名・形動)[文]ナリ
趣味・考え方・傾向などが下品で程度の低い・こと(さま)。「―な番組」
[派生] ――さ(名)
ていぞく
ていぞく【低俗な】
vulgar;→英和
lowbrow.→英和
ていた
ていた [0] 【手板】
(1)心覚えなどを書きつけた漆塗りの小さな板。書いた字はぬぐえば消せる。ぬりいた。
(2)笏(シヤク)の異名。
(3)江戸時代,主として遠距離輸送に使用した一種の納品目録。運送品品目・発送者・受領者などの明細を記したもの。運送責任者たる問屋が二通作成し,一通は積み荷に付し,一通は問屋が保管した。
ていたい
ていたい【手痛い(く)】
⇒手厳(きび)しい.手痛いエラー a costly error.
ていたい
ていたい【停滞する】
[沈滞]be stagnant;stagnate;→英和
be delayed (事務が);[貨物が]accumulate;→英和
be tied up;fall into arrears (支払いが).‖停滞インフレ stagflation.停滞前線 ⇒前線.
ていたい
ていた・い [3] 【手痛い】 (形)[文]ク ていた・し
(1)受けた被害の程度がはなはだしくて,心が動揺するほどだ。「終了間際に―・いエラーをした」
(2)程度が激しいさま。きびしい。「十六時間の程―・く攻れど/近世紀聞(延房)」
[派生] ――さ(名)
ていたい
ていたい [0] 【艇隊】
水雷艇・潜水艇・短艇など比較的小形の船二隻以上から成る隊。
ていたい
ていたい [0] 【停滞】 (名)スル
一か所にとどまって先へ進まないこと。物事がうまく進行しないこと。「事務が―する」
ていたい
ていたい [0] 【梯隊】
陸上戦闘の際の陣形の一。部隊を縦長の梯形に配置したもの。敵の火砲による損害が少なく,指揮掌握に便利とされる。
ていたいおんほう
ていたいおんほう テイタイヲンハフ [5][0] 【低体温法】
全身を冷やして体温を人為的に下げて細胞の活動を低下させ,重要臓器の低酸素状態に対する耐性を高める方法。主に心臓・大血管・脳などの手術の際用いる。
ていたいせき
ていたいせき [3] 【底堆石】
氷河の底に沿って運ばれる礫(レキ)や土砂。また,それらが堆積した地形。
ていたいぜんせん
ていたいぜんせん [5] 【停滞前線】
移動の速度が遅くて,その位置がほとんど変わらない前線。梅雨前線や秋雨(アキサメ)前線など。
→前線
ていたく
ていたく [0] 【第宅】
「邸第(テイダイ)」に同じ。
ていたく
ていたく [0] 【邸宅】
屋敷。規模の大きい立派な家。「豪壮な―をかまえる」
ていたく
ていたく【邸宅】
a residence;→英和
a mansion.→英和
ていたぐみ
ていたぐみ [0] 【手板組】
物資の輸送に際し,手板{(3)}を用いることを互いに取り決めた飛脚問屋の組合。
ていただく
ていただ・く (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「いただく」の付いたもの〕
⇒いただく(頂)(補助動詞)
ていたらく
ていたらく【体たらく】
⇒ざま.
ていたらく
ていたらく [3] 【体たらく・為体】
〔「体(テイ)たり」のク語法。そのような体であること,の意〕
ようす。ありさま。現代では,好ましくない状態やほめられない状態についていう。「散々の―だ」「此の山の―,峰高うして/盛衰記 35」
ていだい
ていだい [0] 【帝大】
「帝国大学」の略。
ていだい
ていだい [0] 【提題】
論証によって真偽を確定しなければならない命題。論題。主張。定立。テーゼ。
ていだい
ていだい [0] 【邸第】
やしき。大きな家。邸宅。第宅(テイタク)。
ていだいい
ていだいい 【程大位】
(1533-?) 中国,明代の数学者。珠算法などを記した「新編直指算法統宗」(1592年)を著す。
ていだん
ていだん【鼎談】
a three-man talk.
ていだん
ていだん [0] 【梯団】
軍隊区分の一。大兵団を便宜上数個の部隊に分けた時の各部隊。
ていだん
ていだん [0] 【鼎談】 (名)スル
(鼎(カナエ)の足のように)三人が向かい合って話し合うこと。「経済動向について―する」
ていだん
ていだん [0] 【丁男】
一人前の男。成年に達した男。壮丁。丁。ていなん。
ていち
ていち【低地】
low ground;lowland(s).→英和
ていち
ていち【定置の】
stationary.→英和
定置漁業 set-net fishing.
ていち
ていち [0] 【定置】 (名)スル
定まった場所に置くこと。「建網(タテアミ)を―する」
ていち
ていち [0] 【低地】
周囲よりも低い土地。海抜の低い土地。
⇔高地
ていち
ていち [1] 【偵知】 (名)スル
様子をさぐって知ること。探知。「敵ノアリサマヲ―スル/ヘボン(三版)」
ていちあみ
ていちあみ [3][0] 【定置網】
一定の海域に数日間ないし数か月間敷設しておく網漁具。構造によって台網類・落とし網類・桝網類などに分ける。
ていちぎょぎょう
ていちぎょぎょう [4] 【定置漁業】
漁具を定置して営む漁業。
ていちごう
ていちごう 【手一合】
両手ですくった分量。約一合の米。分量の少ないことをたとえていう。「―でも御扶持を戴ましたらば/浄瑠璃・忠臣蔵」
ていちたい
ていちたい [0] 【低地帯】
⇒山麓(サンロク)帯
ていちゃく
ていちゃく【定着する】
be established;《写》fix.→英和
‖定着液 a fixing solution.定着氷 fast ice.
ていちゃく
ていちゃく [0] 【締着】
しめてつけること。「―材」
ていちゃく
ていちゃく [0] 【定着】 (名)スル
(1)ある物・場所などにしっかりついて離れないこと。ある場・地位などに落ち着くこと。「土地に―して暮らす」
(2)新しい文化現象・学説などが当たり前のものとして社会的に認められるようになること。「週休二日制が―する」
(3)写真で,現像したフィルム・印画紙が再び感光しないように薬品で処理すること。
ていちゃくえき
ていちゃくえき [4] 【定着液】
(1)写真の定着に用いる液。感光材料にハロゲン化銀を使った場合にはチオ硫酸ナトリウムを用いて未感光のハロゲン化銀を溶かし去る。
(2)松脂(マツヤニ)・シュラックをアルコールで溶解した液体。木炭・コンテ・鉛筆などで描いた画が擦れて落ちないように吹き付ける。フィクサティーフ。
ていちゃくひょう
ていちゃくひょう [4] 【定着氷】
岸に凍結・固着して動かない海氷。海面上2メートル以上の高さのものは棚氷と呼ばれる。
⇔流氷
ていちゃくぶつ
ていちゃくぶつ [4] 【定着物】
〔法〕 土地に付着し,継続的にその状態で使用されることが,社会通念上認められる物。建物・樹木や土地に作りつけられた機械などがこれにあたる。
ていちゅう
ていちゅう [0] 【庭中】
(1)庭の中。庭内。
(2)法廷。
(3)鎌倉幕府の敗訴者救済制度の一。敗訴者が訴訟審理過程に不正・過誤をみとめたとき,担当奉行人の上司である引付頭人または執権に対して直接再審請求を行う行為。この制度は院政機構のなかにも採用され,室町時代には将軍に対する直訴の別名となった。
ていちゅう
ていちゅう [0] 【鄭注・鄭註】
〔「てい」は漢音〕
中国,後漢の鄭玄(ジヨウゲン)が経書に施した古典の注釈。また,その経書。じょうちゅう。
ていちょう
ていちょう [0] 【低潮】
干潮で,海面が最も低くなった状態。
⇔高潮
ていちょう
ていちょう [0] 【丁重・鄭重】 (名・形動)[文]ナリ
〔「鄭」は重んじる意。「丁」は代用字〕
(1)扱いなどが心がこもっていて礼儀正しく手厚い・こと(さま)。「―な挨拶」「―にお断りする」「―に葬る」
(2)注意深く大事に扱う・こと(さま)。「―にしまい込む」
[派生] ――さ(名)
ていちょう
ていちょう [0][1] 【亭長】
中国,秦・漢代,宿駅の役場の長。治安警察・旅客管理・民事処理の任にあたった。
ていちょう
ていちょう [0] 【啼鳥】
鳴く鳥。さえずる鳥。鳴禽(メイキン)。
ていちょう
ていちょう [0] 【低張】
ある溶液の浸透圧が比較する溶液より低いこと。
⇔高張
ていちょう
ていちょう【艇長】
the captain;→英和
a coxswain (ボートの).→英和
ていちょう
ていちょう [0] 【低調】 (名・形動)[文]ナリ
(1)作品などの程度が低い・こと(さま)。「―な作品」
(2)勢いがふるわず,盛り上がりに欠ける・こと(さま)。
⇔好調
「投票の出足は―だ」
[派生] ――さ(名)
ていちょう
ていちょう [1] 【艇長】
水雷艇・潜航艇などの長。
ていちょう
ていちょう【低調な】
inactive;→英和
dull;→英和
<not> up to the mark;→英和
weak (取引が).→英和
ていちょう
ていちょう【丁重】
⇒丁寧(ていねい).
ていちょう
ていちょう【低潮】
(a) low tide.
ていちょう
ていちょう [0] 【諦聴】 (名)スル
注意してよく聞くこと。「―すれば,是れ恋愛と接吻との曲なり/即興詩人(鴎外)」
ていちょうせん
ていちょうせん [0] 【低潮線】
干潮時の海面と陸地とが接する線。低潮海岸線。低潮汀線。
⇔高潮線
ていっぱい
ていっぱい [2] 【手一杯】 (副)
(1)それ以上のことをする余裕がないさま。それだけで限度であるさま。「注文をこなすだけで―だ」
(2)自分の思うままにするさま。「おめえさんが若紫さんの所へ行かねえ様になりなんしてより―にしやりと思つたところが/洒落本・廓之桜」
ていっぱい
ていっぱい【手一杯である】
have one's hands full.〜に暮らす can barely live <on one's income> .
ていてい
ていてい [0] 【亭亭】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)樹木などの高くそびえているさま。「天を封ずる老幹の―と行儀よく並ぶ/虞美人草(漱石)」
(2)はるかに遠いさま。「物見の玉だれ―と色をこめたる琴三味線/浄瑠璃・南蛮鉄後藤目貫」
ていてい
ていてい [0] 【廷丁】
廷吏(テイリ)の旧称。
ていてつ
ていてつ【蹄鉄】
a horseshoe.→英和
〜を打つ shoe <a horse> .→英和
〜工 a blacksmith.→英和
ていてつ
ていてつ [0] 【蹄鉄】
馬のひづめに打ちつけ,ひづめの摩滅・損傷を防ぐ鉄具。日本では明治以降に用いられるようになった。馬蹄。鉄蹄。
ていてつがた
ていてつがた [0] 【蹄鉄形】
蹄鉄の形。U 字形。
ていてん
ていてん [0][1] 【提点】
禅宗の職名の一。寺の会計にたずさわる役。副司(フウス)とは異なり,知事の外。
ていてん
ていてん [1] 【定点】
(1)定まった位置の点。一定の場所・地点。
(2)国際条約で定まった海洋上の地点。航空機・船舶の航行の安全のため,各国が分担して継続的に気象・海洋観測を行なっていた一八か所の地点。日本が担当したのは,北緯二九度,東経一三五度の地点で,T 点と呼ばれた。
ていてん
ていてん【定点】
a fixed point.定点観測 a fixed point observation.
ていてん
ていてん 【帝展】
帝国美術院の開催した展覧会。1907年(明治40)に官展として開設された文展(文部省美術展覧会)に代わり,19年(大正8)以来毎年開催。37年(昭和12),帝国芸術院が創設されるとともに新文展と改称。46年以降日展と改称。
ていてんかんそくせん
ていてんかんそくせん [0] 【定点観測船】
洋上の定点を漂泊しながら気象・海洋観測をした船。日本は T 点において,夏期のみ行なっていたが,1982年(昭和57)廃止。
ていでん
ていでん【停電する】
The electric current is (cut) off./The light goes out./be tied[held]up (電車が).
ていでん
ていでん [0] 【逓伝】 (名)スル
(1)次々に伝え送ること。逓送。
(2)宿駅でとりついで送ること。また,その人足や車馬。
ていでん
ていでん [0] 【停電】 (名)スル
送電が一時とまること。「架線が切れて―する」
ていでんあつダイオード
ていでんあつダイオード [9] 【定電圧―】
⇒ツェナー-ダイオード
ていと
ていと (副)
〔「ていど」とも。おもに中世に用いられた語〕
(1)きっと。必ず。「先の落ち様には―死ぬると思うてあつたは/咄本・醒睡笑」
(2)たしかに。まちがいなく。「―お持ちやるまいか/狂言・二人大名(虎寛本)」
ていと
ていと [1] 【帝都】
皇居のある都。皇都。
ていとう
ていとう【抵当】
mortgage (不動産の);→英和
security.→英和
〜に入れる mortgage <one's house> ;give <a thing> as (a) security.→英和
〜を取って <lend money> on mortgage[security].‖抵当権(者) mortgage (a mortgagee).抵当物(を流す) (foreclose) a mortgage[security].
ていとう
ていとう [0] 【抵当】
(1)借金の際,借り主が自分の財産や権利を貸し主への保証に当てること。また,その保証に当てられた物など。抵償。担保。かた。「土地を―に金を借りる」
(2)〔法〕 抵当権の目的物。
ていとう
ていとう [0] 【堤塘・隄塘】
つつみ。土手。堤防。
ていとう
ていとう [0] 【剃頭】
頭をそること。剃髪。
ていとう
ていとう [0] 【低頭】 (名)スル
頭をさげること。敬意・わびる気持ちなどを表すために頭を下げること。「平身―」「小使が来て,―して命を聞くと/婦系図(鏡花)」
ていとう
ていとう [0] 【飣餖】
〔食物を食べきれないほど並べる意〕
むやみに余計なことをつけ加えること。
ていとう
ていとう [0] 【帝統】
天子の血筋。皇統。
ていとう
ていとう (副)
鼓などの鳴る音を表す語。「―の鼓の音,さつさつの鈴の声々に/御伽草子・浜出」
ていとう
ていとう【低頭する】
bow (low).→英和
ていとう
ていとう [0] 【提灯】
ちょうちん。
ていとうがし
ていとうがし [0] 【抵当貸し】
抵当となる物を取って金銭を貸し付けること。
⇔信用貸し
ていとうけん
ていとうけん [3] 【抵当権】
担保の目的物を債務者に残したままにしながら,債務不履行の場合には債権者が優先してその者から弁済を受け得る権利。目的物の範囲は,登記・登録の制度のあるものに限られ,不動産・地上権・永小作権のほか,立木・船舶・自動車・特殊の財団などに及ぶ。
ていとうしょうけん
ていとうしょうけん [5] 【抵当証券】
債権とそれを担保とする抵当権を結合させたものを内容とする有価証券。
ていとうしんようほけん
ていとうしんようほけん [9] 【抵当信用保険】
抵当物件の競売,代金が債権額に達しないために生ずる損失,災害による損害などの補填を目的とする信用保険。
ていとうじきながれ
ていとうじきながれ [7] 【抵当直流れ】
債務が弁済されない場合,特約によって,抵当物件の所有権が債権者に移転すること,あるいは債権者が任意に換価して弁済にあてること。流(リユウ)抵当。
ていとうながれ
ていとうながれ [5] 【抵当流れ】
抵当の目的物件が債務者の債務不履行のため,債権者の所有に帰すること。債権者はこの物件を流(リユウ)抵当として任意に売却してよい。
→抵当直流れ
ていとうぶつ
ていとうぶつ [3] 【抵当物】
抵当に入れた物品。抵当。
ていとうへいしん
ていとうへいしん [0] 【低頭平身】 (名)スル
「平身低頭(ヘイシンテイトウ)」に同じ。「先頃よりの礼厚く演(ノベ)て…ひたすら―すれば/風流仏(露伴)」
ていとうほけん
ていとうほけん [5] 【抵当保険】
担保物の滅失・毀損などにより抵当権者が受ける損害を填補(テンポ)するための損害保険。
ていとく
ていとく 【貞徳】
⇒松永貞徳(マツナガテイトク)
ていとく
ていとく [0] 【帝徳】
天子の威徳。天子の徳行。聖徳。
ていとく
ていとく [0] 【提督】
(1)艦隊の総司令官。また,海軍の将官。
(2)中国の官名。武官の最高位。清代では総督の下で一省の軍政をつかさどり,緑営を指揮した。提督軍務総兵官。
(3)全体を統括しとりしまること。「雷王は十二万人を―し/経国美談(竜渓)」
ていとく
ていとく【提督】
an admiral;→英和
<米> a commodore.→英和
ていとくふう
ていとくふう [0] 【貞徳風】
⇒貞門(テイモン)
ていとこうそくどこうつうえいだん
ていとこうそくどこうつうえいだん テイトカウソクドカウツウ― 【帝都高速度交通営団】
東京都およびその周辺部に地下鉄を走らせている特殊法人。1941年(昭和16)発足。資本金は政府と路線のある地方公共団体が出資。営団地下鉄。
ていとん
ていとん [0] 【停頓】 (名)スル
物事が行き詰まって,うまく進展しないこと。停滞。「交渉が―する」
ていど
ていど [1] 【低度】
程度の低いこと。低い程度。
ていど
ていど [1] 【剃度】
剃髪して僧・尼になること。得度(トクド)。
ていど
ていど [0][1] 【程度】
(1)他の物と比べたときの高低・強弱・多少・優劣などの度合。ほどあい。「生活の―が上がる」「補償額は破損の―による」
(2)上に基準などを示す語を伴って,物事の段階がほぼそのあたりであることを表す。「焦げない―に焼く」「一時間―見ておけば十分だ」
(3)ちょうど適当と考えられる度合。「いくら人がいいといっても―がある」
ていど
ていど【程度】
a degree;→英和
<to some> extent;→英和
a standard;→英和
a grade;→英和
<There is> a limit <to everything> .→英和
〜の高い(低い) of a high (low) standard.
ていど
ていど [1] 【底土】
「心土(シンド)」に同じ。
ていど
ていど【低度の】
low.→英和
ていどうし
ていどうし [3] 【定動詞】
〔finite verb〕
英文法などで,文の中で述語としての働きを担っている動詞。法・時制,主語の性・数などに呼応して形が変わる。
ていどうしょう
ていどうしょう 【鄭道昭】
(?-516) 中国,北魏の人。字(アザナ)は僖伯,号は中岳先生。群書を博覧し,書をよくした。孝文帝に仕えた。山東省に在任中,崖石に「鄭文公碑」「論経書詩」などを刻した。
ていどふくし
ていどふくし [4] 【程度副詞】
形容詞・副詞などの状態性の意味をもつ語にかかって,その程度を限定する副詞。「たいへん楽しい」の「たいへん」,「とてもはっきり見える」の「とても」など。
ていどもんだい
ていどもんだい [4] 【程度問題】
程度がどれくらいであるかによって是非が決まるということ。物事には適当な程度があるということ。「甘いのが好きといっても―だ」
ていない
ていない [1] 【庭内】
にわの中。
ていない
ていない [1] 【邸内】
屋敷の中。
ていない
ていない [1] 【廷内】
法廷の中。
ていない
ていない【邸内で】
on the grounds[premises].
ていないしゃ
ていないしゃ [3] 【邸内社】
邸内に社殿を設けてまつる神社。
ていないち
ていないち [3] 【堤内地】
河岸や海岸に設けられた堤防に対して河川や海の反対側にあたる,人間が生活や生産を営む土地。
ていにん
ていにん 【停任】
⇒ちょうにん(停任)
ていねい
ていねい [1] 【丁寧・叮嚀】 (名・形動)[文]ナリ
〔昔,中国で,軍中の警戒や注意の知らせのために用いられた楽器のことから〕
(1)注意深く念入りであること。細かい点にまで注意の行き届いていること。また,そのさま。「何度も―に読む」
(2)動作や言葉遣いが,礼儀正しく,心がこもっている・こと(さま)。「―な挨拶」
(3)何度も繰り返すこと。特に何度も忠告すること。「―訓告せざるべからず/自由之理(正直)」
(4)文法で,話し手が聞き手に対して直接に敬意を表現する言い方。
→丁寧語
[派生] ――さ(名)
ていねい
ていねい【丁寧な(に)】
polite(ly);→英和
courteous(ly);→英和
kind(ly);→英和
careful(ly) (注意深く);→英和
thorough(ly) (徹底的に).→英和
‖丁寧語 polite language;a polite turn of phrase.
ていねいご
ていねいご [0] 【丁寧語】
敬語の一。話し手が,聞き手に対して敬意を直接表したり,改まった気持ちで,言葉遣いを丁寧にしたりする時に用いられるもの。口語の「です」「ます」「ございます」,文語の「侍り」「候」などの語がある。また,接頭語「お」も,「お弁当」「お酒」「お茶」などのように,丁寧語としても用いられる。
ていねやま
ていねやま 【手稲山】
札幌市西区と手稲区との境にある山。海抜1024メートル。山頂からの眺望よく,山腹はスキー-コース。
ていねん
ていねん [0] 【丁年】
(1)一人前の人間として認められる年齢。二〇歳。成年。
(2)六〇歳。[伊京集]
ていねん
ていねん [0] 【定年・停年】
(1)会社・官庁などで,退職・退官するよう定められている年齢。
(2)旧日本陸海軍で,同一の官等に服務しなければならない最低年限。この年限が過ぎなければ上級の官等に進級することができない。実役停年。《停年》
ていねん
ていねん【定年(に達する)】
(reach) the retirement age.定年制 the age-limit system.
ていねん
ていねん [0] 【諦念】
道理を悟って迷わない心。また,あきらめの気持ち。
ていねんせい
ていねんせい [0] 【定年制】
一定の年齢に達するとその職を退くことを定めた制度。
ていのう
ていのう【低能の】
feebleminded <child> .→英和
ていのう
ていのう [0] 【低能】 (名・形動)[文]ナリ
知能の発育が普通より遅れて低い・こと(さま)。そのような人をもいう。
[派生] ――さ(名)
ていのうしゅくウラン
ていのうしゅくウラン [7] 【低濃縮―】
濃縮ウランのうちウラン二三五の存在比が20パーセント未満のもの。軽水炉では3パーセント内外のものを使用する。
→濃縮ウラン
ていはい
ていはい [0] 【停廃】
とりやめること。行わないこと。停止と廃止。「業務の―」
ていはく
ていはく 【鄭白】
中国,戦国時代の韓の人鄭国と,漢代の趙の大夫白公。灌漑工事を行なった。
ていはく
ていはく [0] 【停泊・碇泊】 (名)スル
船が碇(イカリ)をおろしてとまること。ふながかり。
ていはく
ていはく【停泊する】
(cast) anchor;→英和
be at anchor.停泊所 an anchorage;→英和
a berth.→英和
ていはく=の衣食(イシヨク)に飽(ア)く
――の衣食(イシヨク)に飽(ア)く
〔班固「西都賦」注による。鄭国・白公の二人の灌漑によって,人々の衣食が豊かになったという故事から〕
生活に不足のないこと。生活の豊かなこと。鄭白の衣食。
ていはくとう
ていはくとう [0] 【停泊灯】
停泊中の船舶が,夜間,その位置を標示するために揚げる白色の灯火。
ていはくりょう
ていはくりょう [4] 【停泊料】
船荷の積み下ろしのために一定の停泊期間を経過して停泊した場合,用船者が超過期間に応じて船主に支払う料金。滞船料。
ていはつ
ていはつ【剃髪する】
have one's head shaved;be tonsured.
ていはつ
ていはつ [0] 【剃髪】 (名)スル
(1)髪を剃(ソ)ること。特に髪を剃り落として仏門に入ること。薙髪(チハツ)。「無常を観じて―する」
(2)「剃髪の祝い」に同じ。
(3)江戸時代の女子の閏刑(ジユンケイ)の一。姦通罪などに科し,髪を剃って親族にひきわたすもの。
ていはつしき
ていはつしき [4][3] 【剃髪式】
仏教で俗人が僧・尼となる際に行う剃髪の儀式。剃度式。得度式。
ていはつぜんえ
ていはつぜんえ [5] 【剃髪染衣】
頭髪を剃り,墨染めの法衣を着ること。出家して仏門に入ること。
ていはつのいわい
ていはつのいわい 【剃髪の祝(い)】
生まれた児の産毛を剃る祝い。産剃(ウブゾ)り。
ていはん
ていはん 【帝範】
帝王の模範を記した書。四巻。唐の太宗の撰。648年成立。太宗が太子(のちの高宗)に与えた書という。君体・求賢・納諫など一二編に分けて修身治国の道を述べる。
ていばく
ていばく 【程邈】
中国,秦の人。字(アザナ)は元岑。獄中で,隷書を作り始皇帝に献じて御史に任命されたという。生没年未詳。
ていばん
ていばん [0] 【定番】
〔商品台帳に品番が固定して定められていることから〕
流行にかかわりなく,毎年一定の需要が保たれている基本型の商品。白のワイシャツ・白のブラウスなど。定番商品。
ていばん
ていばん [0] 【底盤】
大規模な深成岩体。露出面積100平方キロメートル以上で,花崗(カコウ)岩質のものが多い。バソリス。
ていひょう
ていひょう [0] 【定評】
広く一般に認められている評判・評価。「―のある辞書」
ていひょう
ていひょう【定評がある】
have a reputation <for,of,as> ;→英和
be notorious <for,as> (悪名が高い).
ていひれいのほうそく
ていひれいのほうそく 【定比例の法則】
化合物の成分元素の質量比は常に一定の比をなすという法則。1799年フランスの J = L =プルーストが発見。
ていびょう
ていびょう [0] 【帝廟】
天子の霊を祀(マツ)るおたまや。
ていふ
ていふ [1] 【丁賦】
古代中国で,丁男に課した人頭税。
ていふ
ていふ [1] 【貞婦】
貞操の固い婦人。みさおを守る婦人。貞女。「―は両夫(リヨウフ)に見(マミ)えず」
ていふつ
ていふつ [0] 【鼎沸】
(鼎(カナエ)の湯がわくように)議論が盛んにわきたつこと。
ていぶ
ていぶ [1] 【底部】
底の部分。
ていぶっか
ていぶっか【低物価政策】
a low price policy.
ていぶん
ていぶん [0] 【定文】
利用者のために前もって作ってある電報の文章。「慶弔―」「―電報」
ていぶん
ていぶん [0] 【綴文】
⇒てつぶん(綴文)
ていへい
ていへい [0] 【提瓶】
扁球形の胴をもつ須恵器の瓶。肩部の耳にひもを通して提げ,水筒として用いた。古墳時代後期の副葬品に多い。さげべ。
ていへん
ていへん【底辺】
《数》the base.→英和
ていへん
ていへん [1] 【底辺】
(1)三角形で頂角に対する辺。特に二等辺三角形では等辺でない辺を底辺という。台形では平行な二辺を底辺といい,上にあるものを上底,下にあるものを下底と呼ぶ。
(2)社会の下層階級のたとえ。また,一つの分野で,頂点に立つ人を支える大勢の人々。
ていほ
ていほ [1] 【訂補】 (名)スル
著作物などの誤りを訂正したり,説明の足りない部分を補ったりすること。補訂。
ていほうれんれん
ていほうれんれん テイハウ― [0] 【綈袍恋恋】
〔「綈袍」は厚絹の綿入れ。「史記(范雎伝)」の故事による〕
友情の変わらないことのたとえ。友情の厚いたとえ。
ていほん
ていほん【定本】
the standard edition[text].
ていほん
ていほん [0] 【底本】
翻訳・校訂・校合などをする際,よりどころとした本。原本。そこぼん。
ていほん
ていほん【底本】
the original text.
ていほん
ていほん [0] 【定本】
十分な校訂がなされて,本文が整った本。また,著者が訂正・加筆した決定版。
ていぼう
ていぼう [0] 【堤防】 (名)スル
(1)河川水・湖水の氾濫(ハンラン),海水の浸入を防ぐため河岸・湖岸・海岸に沿って築造する土石・コンクリートなどの構築物。土手。つつみ。「―が決壊する」
(2)あらかじめ備えて防ぐこと。「善良の慣習を以て,これを―すべきなり/西国立志編(正直)」
ていぼう
ていぼう【堤防】
a bank;→英和
an embankment;→英和
a dike;→英和
<米> a levee.→英和
ていぼう
ていぼう [0] 【丁卯】
干支(エト)の一。ひのとう。
ていぼく
ていぼく【低木】
a bush.→英和
低木林 a brushwood.→英和
ていぼく
ていぼく [0] 【低木】
通常,ヒトの身長以下の高さの樹木をいう。主幹と枝との区別がはっきりせず,根もとから多くの枝に分かれているものが多い。ナンテン・アジサイなど。灌木(カンボク)。
⇔高木
ていぼくたい
ていぼくたい [0] 【低木帯】
寒冷・乾燥などのため森林が成立せず,ハイマツ・ダケカンバなどが生育する地帯。高山帯の下部や,高緯度地方などに見られる。
ていまい
ていまい【弟妹】
(younger) brothers and sisters.
ていまい
ていまい [0] 【弟妹】
おとうとといもうと。
ていみりょう
ていみりょう [3] 【呈味料】
食品に含まれる成分のうち,味を感じさせる原因となる物質。呈味物質。
ていめい
ていめい【低迷する】
hover around; <Dark clouds> hang low.
ていめい
ていめい [0] 【帝命】
(1)天帝の命令。
(2)天子の命令。勅命。
ていめい
ていめい [0] 【締盟】
同盟や条約を結ぶこと。「―国」
ていめい
ていめい [0] 【低迷】 (名)スル
(1)雲などが低く漂うこと。「暗雲が―する」
(2)好ましくない状態が続いていること。「景気が―する」
ていめいこうごう
ていめいこうごう 【貞明皇后】
(1884-1951) 大正天皇の皇后。名は節子(サダコ)。九条道孝の娘。昭和天皇・秩父宮雍仁(ヤスヒト)・高松宮宣仁(ノブヒト)・三笠宮崇仁(タカヒト)親王の生母。
ていめん
ていめん [1][3] 【底面】
(1)底の面。
(2)角柱・円柱・角錐台・円錐台などでは平行な二面。角錐・円錐などでは頂点に対する面。
ていめん
ていめん【底面】
《数》the base.→英和
ていめんせき
ていめんせき [3] 【底面積】
底面の面積。
ていもん
ていもん 【貞門】
俳諧の一派。松永貞徳を祖とし,寛永(1624-1644)初期から約半世紀にわたって盛行。安原貞室・山本西武・北村季吟などを代表とし知識層を中心に普及。発句は言語遊戯を,付合は詞付を主とする。古風。貞徳風。
ていや
ていや [1] 【丁夜】
五夜の一。丑の刻(今の午前二時頃)にあたる。四更(シコウ)。
ていやく
ていやく [0] 【定訳】
優れているという定評のある翻訳。
ていやく
ていやく [0] 【締約】 (名)スル
契約・条約などを結ぶこと。「条約を―する」
ていやくきょうせい
ていやくきょうせい [5] 【締約強制】
法律によって特定の契約の締結が強制されていること。医師や公証人などの公益的職務者や電気・ガス・鉄道などの独占的公益事業者が契約申し込みに対して応需義務を有するのがその例。契約強制。
ていゆ
ていゆ [0] 【提喩】
比喩法の一。全体的・総称的語で部分的・特称的意義を表したり,部分的・特称的語で全体的・総称的意義を表す方法。例えば,「太閤」で「豊太閤」(豊臣秀吉),「山(ヤマ)」で「比叡山」を示すのは前者の例,「小町」で「美人」の意を表すのは後者の例。
ていゆう
ていゆう [0] 【帝猷】
帝王が国を治めるためのはかりごと。また,その根本規則。帝謨(テイボ)。「―をかたぶけ国家をあやぶめんとする者/平家 5」
ていゆほう
ていゆほう [0] 【提喩法】
提喩による修辞法。
ていよう
ていよう [0] 【聴容】
〔「てい」は「聴」の漢音〕
ききいれること。ゆるすこと。ちょうよう。聴許。
ていよう
ていよう [0] 【定容】
容積が一定なこと。定積。
ていよう
ていよう [0] 【羝羊】
牡羊(オヒツジ)。
ていよう
ていよう [0] 【提要】
要点・要領をあげ,示すこと。また,その書物。「国語学―」
ていよう
ていよう [0] 【定窯】
中国,北宋代の陶窯。白定と称されるすぐれた白磁などを産した。1941年(昭和16)小山冨士夫によって河北省曲陽県澗磁村および燕山村で窯址が発見された。
ていようひねつ
ていようひねつ [5] 【定容比熱】
⇒定積比熱(テイセキヒネツ)
ていよく
ていよく [3][1] 【体良く】 (副)
もっともらしくうわべをとりつくろうさま。体裁よく。「―ことわられた」
ていよく
ていよく【体よく】
⇒体(てい).
ていらく
ていらく [0] 【低落】 (名)スル
下がること。特に,相場・評判などが低くなること。「人気が―する」「株価が―する」
ていらく
ていらく【低落する】
fall;→英和
go down;decline.→英和
ていらず
ていらず [2] 【手入らず】
(1)手数がかからないこと。
(2)まだ一度も使っていないこと。転じて,きむすめ。手つかず。
(3)まだ一度も手入れをしていないこと。
ていり
ていり [1] 【定理】
公理に基づき,論証によって証明された命題。また特に,重要なもののみを定理ということがある。
ていり
ていり [1] 【低利】
利息の安いこと。安い利息。
⇔高利
ていり
ていり [1] 【廷吏】
法廷において,裁判官の命ずる事務その他の雑務を取り扱う裁判所職員。古くは,廷丁と称した。
ていり
ていり【低利】
<at> low interest.低利資金 low-interest funds.
ていり
ていり [1] 【偵吏】
探偵を職務とする役人。刑事。探偵吏。
ていり
ていり【定理】
《数》a theorem.→英和
ていりつ
ていりつ [0] 【定率】
一定の割合。
ていりつ
ていりつ [0] 【挺立】 (名)スル
まっすぐ立つこと。また,他にぬきんでてすぐれていること。「高千穂の峰尖其上に―し噴煙天を衝く/日本風景論(重昂)」
ていりつ
ていりつ [0] 【締立】 (名)スル
条約などを結ぶこと。締結。「改めて新約を―するを得べきなり/明六雑誌 7」
ていりつ
ていりつ【定率】
a fixed rate.
ていりつ
ていりつ【鼎立する】
stand in a trio.→英和
ていりつ
ていりつ【低率】
<at> a low rate.
ていりつ
ていりつ [0] 【鼎立】 (名)スル
(鼎(カナエ)の足のように)三者が互いに対立していること。「党内には三派が―している」
ていりつ
ていりつ [0] 【定律】
(1)定められたきまり。規則。
(2)自然法則。
ていりつ
ていりつ [0] 【低率】
率の低いこと。
⇔高率
ていりつ
ていりつ [0] 【定立】
〔哲〕
〔(ドイツ) These〕
何事かを肯定的に主張すること。また,そうした判断・命題。カントの二律背反では定立と反定立との矛盾は解決不能とされるが,ヘーゲルの弁証法では定立を出発点として矛盾は止揚される。措定。正。テーゼ。
ていりつ
ていりつ [0] 【停立】 (名)スル
立ちどまること。「立も得やらで―せしが/慨世士伝(逍遥)」
ていりつこうぼ
ていりつこうぼ [5] 【定率公募】
債券発行に際し,発行者側がクーポン-レート,発行価格をあらかじめ定めたうえで,その条件の債券を公募する方法。
ていりつしょうきゃく
ていりつしょうきゃく [5] 【定率償却】
⇒定率法(テイリツホウ)
ていりつは
ていりつは [4] 【停立波】
⇒定常波(テイジヨウハ)
ていりつほう
ていりつほう [0] 【定率法】
減価償却方法の一。固定資産の未償却残高に毎期一定率を掛けて計算した額を償却する方法。定率償却。逓減残高法。
→定額法
ていりゅう
ていりゅう [0] 【底流】 (名)スル
(1)川や海の底近くの流れ。
(2)表面には現れないが,人あるいは多くの人々の心の底に動いている感情や勢い。「厭戦(エンセン)気分が国民の―にあった」
ていりゅう
ていりゅう [0] 【停留】 (名)スル
とまること。「づらりと繋(ツナガ)つて―して居た幾つとない電車は/婦系図(鏡花)」
ていりゅう
ていりゅう【底流】
an undercurrent.→英和
ていりゅうこうがん
ていりゅうこうがん [5] 【停留睾丸】
睾丸が陰嚢内に下らず腹部や鼠径部(ソケイブ)に停留している状態。不妊や睾丸腫瘍の原因となるため,四,五歳までに手術により陰嚢内に下ろす処置を必要とする。隠睾。
ていりゅうじょ
ていりゅうじょ [0][5] 【停留所】
バス・路面電車などが客の乗降のためにとまる一定の場所。停留場(ジヨウ)。
ていりゅうじょ
ていりゅうじょ【停留所】
a <bus> stop.→英和
ていりゅうじょう
ていりゅうじょう [0] 【停留場】
「停留所(テイリユウジヨ)」に同じ。
ていりょう
ていりょう [0][3] 【定量】
決められた分量。一定の量。
ていりょう
ていりょう【定量】
a fixed quantity;a dose (服薬の).→英和
定量分析 quantitative analysis.
ていりょう
ていりょう [0] 【庭燎】
昔,宮中の庭で,夜中参内の諸臣のために焚いたかがり火。にわび。
ていりょうか
ていりょうか [0] 【定量化】 (名)スル
一般には質的にしか表せないと考えられている事物を,数量で表そうとすること。「香りの―」
ていりょうぶんせき
ていりょうぶんせき [5] 【定量分析】
物理的あるいは化学的手段によって,目的物質を構成している各成分の質量・質量比・物理量などを,数値として求める化学分析。
→定性(テイセイ)分析
ていりんし
ていりんし 【鄭麟趾】
(1396-1478) 朝鮮,李朝の文臣・学者。字(アザナ)は伯睢,号は学易斎。「治平要覧」「高麗史」など多くの書物を編纂,訓民正音(=ハングル)の制定に参画・貢献した。
ているい
ているい [0] 【涕涙】 (名)スル
なみだ。また,なみだを流すこと。「流石(サスガ)の駒井先生も―雨の如く/思出の記(蘆花)」
ていれ
ていれ【手入れをする】
take care of;trim <hair,a tree> ;→英和
repair (修理);→英和
make a raid <on> (警察の).→英和
〜の行きとどいた(いない) well-kept (ill-kept) <gardens> ; <be> in good (bad) repair.
ていれ
ていれ [3][1] 【手入れ】 (名)スル
(1)よい状態に保つために,整えたりつくろったりして,手を掛けること。「庭を―する」
(2)犯人の検挙や捜査のために,警官などが踏み込むこと。「賭場を―する」
(3)囲碁で,自陣の欠陥部所の補完のために石を打つこと。
ていれい
ていれい [0] 【定例】
(1)決まったならわし。決まり。しきたり。
(2)毎年・毎月などの単位で,決まって行われること。あらかじめ日時が決まっているもの。
⇔臨時
「―の閣議」
ていれい
ていれい 【丁玲】
(1908-1986) 中国の女流小説家。本名,蒋冰姿。「莎菲(スオフエイ)女史の日記」で認められる。のち,延安に入り,「霞村にいた時」「夜」「太陽は桑乾河を照らす」などを発表。1957年,反右派闘争で批判,追放されたが,79年名誉回復。ティン=リン。
ていれい
ていれい【定例により】
according to usage.定例会議 a regular meeting.
ていれい
ていれい 【丁零・丁令・丁霊】
紀元前三世紀から紀元後五世紀にかけて北アジアに遊牧したトルコ系民族。初め匈奴の支配下にあったが,のち独立。南北朝時代の高車,隋・唐代の鉄勒(テツロク)の前身。
ていれい
ていれい [0] 【砥礪】
⇒しれい(砥礪)
ていれいかい
ていれいかい [3] 【定例会】
〔法〕特に,地方議会が定例として招集する議会会期。国会の常会に相当する。
ていれつ
ていれつ [0] 【低劣】 (名・形動)[文]ナリ
程度が低く,価値がないこと。品がなくて下らないこと。また,そのさま。「―な読み物」
[派生] ――さ(名)
ていれつ
ていれつ [0] 【貞烈】 (名・形動)[文]ナリ
節操が固く,精神が強いこと。女性が操(ミサオ)を固く守って立派なこと。また,そのさま。「かほどまでに―なる,俊(スグ)れし妻に/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
ていれば
ていれば (接続)
「てえれば」に同じ。「身をたて,家をおこすべし。―,院宣かくのごとし/平家 5」
ていれん
ていれん [0] 【低廉】 (名・形動)[文]ナリ
値段の安い・こと(さま)。「―な労賃」「―な価格」
ていれん
ていれん【低廉な】
⇒安い.
ていろ
ていろ [1] 【呈露】 (名)スル
かくれていたものが表面に出てくること。またあらわすこと。露呈(ロテイ)。「中世耶蘇教徒の史録は…―せんを恐れて詳説せず/新聞雑誌 60」
ていろん
ていろん [0] 【定論】
一般に正しいと認められている考え。定説。
ていわ
ていわ 【鄭和】
(1371-1434頃) 中国,明代の武将。雲南出身のイスラム教徒。永楽帝に宦官として仕え,1405年から33年まで前後七回にわたって南海遠征を行い,東南アジア・インド南岸・西アジアを訪れ,南海諸国の朝貢・通商貿易を促した。
ていわ
ていわ 【貞和】
⇒じょうわ(貞和)
ていわん
ていわん [0] 【提腕】
書道で,右腕を軽く机にのせて書くこと。提腕法。
→懸腕(ケンワン)直筆
→枕腕(チンワン)
ていん
ていん [0] 【手印】
てのひらに朱や墨を塗って,文書の文面に押した印。願文・証文などに用いた。掌印。しゅいん。
てうえ
てうえ【手植の】
planted (in person) <by> .
てうえ
てうえ [3][0] 【手植え】
手で植えること。また,(貴人が)自分自身で植えること。「お―の松」
てうす
てうす【手薄な】
scanty;→英和
scarce;→英和
<run> short.→英和
てうす
てうす [0] 【手薄】 (名・形動)[文]ナリ
(1)人手が少ない・こと(さま)。「―な警備陣」
(2)手元に物・金などの少ない・こと(さま)。「在庫が―になる」「次第々々に貯蓄(タクハエ)の―になる所から足掻(アガ)き出した/浮雲(四迷)」
[派生] ――さ(名)
てうすい
てうす・い [3] 【手薄い】 (形)[文]ク てうす・し
金銭や物品などが不十分である。手薄だ。「もとより―・き身代なれば/滑稽本・根無草後編」
てうち
てうち【手打にする】
kill <a person> with one's own hands.手打そば handmade soba[buckwheat vermicelli].
てうち
てうち [3][0] 【手打ち】
(1)和解・取引の成立や物事の成就を祝って,一同が拍子を合わせてする拍手。また,和解・取引が成立すること。
(2)そば・うどんなどを機械にかけずに手で打って作ること。
(3)自分の手で討ち取ること。また,手で打ち殺すこと。「宗との侍二人―にして/保元(中)」
(4)(「手討ち」とも書く)武士が家来や町人を自ら斬り殺すこと。「お―の夫婦なりしを更衣(コロモガエ)/蕪村句集」
(5)江戸時代,歌舞伎の顔見世(カオミセ)の儀式として,手打連と称する贔屓連(ヒイキレン)が土間から当たり祝いに拍手したりしたこと。
てうちぐるみ
てうちぐるみ [4] 【手打胡桃】
クルミ科の落葉高木。中国原産。長野県や東北地方で広く栽植する。核の殻は薄く割りやすい。実は食用。菓子胡桃。
てうら
てうら [0] 【手占・手卜】
手相・爪の色,指の屈伸の具合など,手を見て占うこと。手うらない。「先づ―を置いてみませう/狂言・居杭(虎寛本)」
てうりとう
てうりとう 【天売島】
北海道北西部の羽幌町に属し,日本海上にある小島。オロロンチョウ(ウミガラス)・ウミネコの繁殖地。
てえ
てえ テヘ (連語)
〔「と言ふ」の已然形・命令形に相当する「と言へ」の転。中古の和歌にのみ見られる語〕
…という。…といいなさい。「今さらにとふべき人もおもほえず八重むぐらして門(カド)させり―/古今(雑下)」「昔より名高き宿の言の葉は木(コ)の下(モト)にこそ落ち積る―/拾遺(雑秋)」
てえ
てえ (連語)
〔「と言う」の転。話し言葉でのくだけた言い方。「ってえ」の形でも用いられる〕
…という。「だれに聞かれたって構やしません―ような風情だった」「あいつっ―男はなんというやつだ」
てえり
てえり テヘリ (連語)
〔「と言へり」の転。文末の「者」の字を訓読したもの。詔勅・上奏文・日記・記録などでの用語〕
…というわけである。…ということである。「是れ秀郷が古き計の厳き所なり―/将門記」「汝在世の時に誓ひ願ひし所の金光明経一部の助けなり―/将門記」
てえれば
てえれば テヘレ― (接続)
〔「と言へれば」の転〕
というわけで。しかれば。されば。「一方闕(カ)けんにおいては,いかでかその歎きなからんや。―,ことに合力いたして,当寺の破滅を助けられば/平家 4」
〔漢文訓読体の文や古文書に用いられる〕
ておい
ておい [0] 【手負い】
撃たれたり,切られたりして傷を負うこと。また,そのもの。「―の兵」「―の猪(イノシシ)」
ておい
ておい【手負の】
wounded.→英和
ておおい
ておおい [2] 【手覆い】
(1)籠手(コテ)の手の甲を覆う部分。
(2)手の甲を覆う布。手甲。
ておく
てお・く (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「おく」の付いたもの〕
⇒おく(置)(補助動詞)
ておくれ
ておくれ [2] 【手遅れ・手後れ】
手当てや処置の時機が遅れること。時機を失して,効果的な手を打てないこと。「病気が―になる」「今頃気がついても,もう―だ」
ておくれ
ておくれ【手遅れになる】
be too late.
ておけ
ておけ【手桶】
a pail;→英和
a bucket.→英和
ておけ
ておけ [0][3] 【手桶】
取っ手のある,手に提げて運ぶ桶。
ておし
ておし [0] 【手押し】
手で押して動かすこと。「―車」
ておし
ておし【手押し車】
a handcart;→英和
a pushcart.→英和
手押しポンプ a manual fire engine.
ておしポンプ
ておしポンプ [4] 【手押し―】
人力で作動させて液体を吸い上げるポンプ。
ておち
ておち [3] 【手落ち】
方法や手続きなどに不十分な点があること。また,その不十分な点。「調査に―があった」
ておち
ておち【手落ち】
a mistake;→英和
a slip;→英和
a fault.→英和
〜なく thoroughly;→英和
carefully.
ておどり
ておどり [2] 【手踊り】
(1)歌舞伎舞踊で,曲全体の物語進行や劇的内容から離れて,踊り手が小道具などを使わず,踊り地(賑やかな伴奏)に乗って,リズミカルに踊る部分。
(2)祭り屋台や寄席の高座などで手軽にする踊り。
(3)盆踊りなど,多人数が揃って同じ手振りで踊る踊り。
ておの
ておの【手斧】
an ax;a hatchet.→英和
ておの
ておの [0] 【手斧】
「ちょうな(手斧)」に同じ。
ておもい
ておも・い [0][3] 【手重い】 (形)[文]ク ておも・し
(1)重々しい。ものものしい。「―・いもてなし」
(2)容易でない。重大である。「あれ程御医者が―・く云つたものが/こころ(漱石)」
(3)動作が鈍い。
⇔手軽い
「―・イ人/日葡」
ており
ており [0] 【手織(り)】
(1)(動力を用いず)手織り機(バタ)などで布を織ること。「―のつむぎ」
(2)自家で織ること。
ており
ており【手織りの】
hand-woven;homespun.→英和
ておりじま
ておりじま [0] 【手織り縞】
自家で織った粗末な縞木綿。田舎縞。
ておりばた
ておりばた [3] 【手織(り)機】
動力を用いず人の手足で操作する織機。高機(タカバタ)・地機(ジバタ)など。手機(テバタ)。
ておる
てお・る (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「おる」の付いたもの〕
⇒おる(居)(補助動詞)
てか
てか [1] 【手下】
てした。配下。
てかがみ
てかがみ [2] 【手鑑】
(1)代表的な古人の筆跡を集めて帖に仕立てたもの。古筆の鑑定用・保存用に作られた。
(2)手本。模範。
てかがみ
てかがみ [2] 【手鏡】
手に持って使う,柄のついた鏡。
てかがみ
てかがみ【手鏡】
a hand glass[mirror].
てかき
てかき [3] 【手書き】
(1)上手に文字を書く人。能筆。「今の侍従大納言行成卿,世の―とののしり給ふは/大鏡(伊尹)」
(2)文字を書く役の人。書記。執筆(シユヒツ)。「―に具せられたる大夫房覚明を召して/平家 7」
てかき=あれども文書(フミカ)きなし
――あれども文書(フミカ)きなし
字のうまい人はいても文のうまい人は少ない。
てかぎ
てかぎ【手鈎】
a hook.→英和
手鈎無用 <表示> Use No Hook.
てかぎ
てかぎ [0][1] 【手鉤】
(1)柄を付けた鉤。荷物の運搬や魚の扱いなどに用いる,長さ30センチメートルくらいの棒の先に鉤をつけたもの。
(2)漁具の一。大きな魚を引き揚げるのに用いる,長柄に鉄の鉤をつけたもの。ギャフ。
(3)鳶口(トビグチ)の一。約60センチメートルくらいの筋金の入った樫(カシ)の棒の中ほどに鉤をつけたもの。鳶頭(トビガシラ)が腰に差して用いる。
てかけ
てかけ [3] 【手掛(け)・手懸(け)】
(1)器具などの手をかける所。また,そのために設けた穴・金具など。
(2)〔「妾」とも書く。「手にかけて愛するもの」の意〕
めかけ。
(3)「蓬莱飾(ホウライカザ)り」の別名。
てかけおんな
てかけおんな [4] 【手掛(け)女】
「手掛け{(2)}」に同じ。
てかけばら
てかけばら [0] 【手掛(け)腹】
「妾腹(メカケバラ)」に同じ。
てかけぼうこう
てかけぼうこう [4] 【手掛(け)奉公】
「妾奉公(メカケボウコウ)」に同じ。
てかけもの
てかけもの [0] 【手掛(け)者】
「手掛け{(2)}」に同じ。
てかげん
てかげん【手加減】
⇒手心.
てかげん
てかげん [2] 【手加減】 (名)スル
(1)手を使って動作をする時の力の入れ具合・動かし方など。「―がわからない」
(2)相手の程度やその時々の状況に応じて適当に調節すること。てごころ。「―を加える」「―して打つ」
てかご
てかご【手篭】
a hand basket.
てかご
てかご [0][1] 【手籠】
手に提げて持つ籠。
てかし
てかし 【手桎・手梏】
〔「てがし」とも〕
「てかせ」に同じ。[新撰字鏡]
てかしこし
てかしこ・し 【手賢し】 (形ク)
手が早い。手早い。「―・く抱き起してうらの畠に尿やりて/おらが春」
てかず
てかず [1] 【手数】
(1)ある事をするための労力。手間。てすう。「―のかからない仕事」
(2)碁・将棋などの手の数。てすう。「―が少ない」
(3)ボクシングで手を出す回数。
てかず
てかず【手数】
⇒手数(てすう).
てかせ
てかせ [1] 【手桎・手械・手梏・手枷】
〔「てがせ」とも〕
(1)刑具の一。手にはめて,自由に動かせないようにするもの。てかし。
(2)自由な行動を束縛するもの。
てかせ
てかせ【手枷】
⇒手錠.
てかつく
てかつ・く [0] (動カ五)
てかてか光る。
てかてか
てかてか
■一■ [1] (副)スル
つやがあって光っているさま。「ポマードを―(と)つける」「―のはげ頭」「アイロンの当て過ぎで生地が―する」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「―にみがく」
てかてか
てかてか
brightly.→英和
〜した shining.→英和
てかばん
てかばん [2] 【手鞄】
手提げかばん。
てから
てから (連語)
〔接続助詞「て」に格助詞「から」の付いたもの。上に来る語によっては「でから」となる。近世以降の語〕
動詞の連用形に付いて,全体で一つの接続助詞のように用いられる。
(1)「…から後」の意を表す。「少したっ―,彼も出ていった」「降りる方がすんでからお乗り下さい」
(2)逆接の意を表す。…ても。…たところで。「請出して其の後,囲うて置か内へ入るるにし―,そなたは何と成ことぞ/浄瑠璃・天の網島(中)」「余所の銀(カネ)盗むにこそ,知れ―大事ない/浄瑠璃・男作五雁金」
(3)「…たりして」の意を表す。「そんなに涙をこぼし―,何ぞ別にくやしいことでもあつたのかえ/人情本・英対暖語」
〔(1)の意の「てから」は,格助詞「が」を伴って,「向こうに着い―が心配だ」などのようにも用いられる。このような場合の「から」は,格助詞からややその用法が転じているので,準体助詞とすることがある。→から{■二■}(準体助)〕
てからが
てからが (連語)
〔連語の「てから」にさらに接続助詞「が」の付いたもの。近世以降の語〕
動詞の連用形に付いて,全体で一つの接続助詞のように用いられる。逆接の意を表す。…ても。…たところで。「遊山所(ユサンジヨ)で御目にかかりぬれば,名を申し―,お覚えはない筈/浮世草子・禁短気」「よし盗んだにし―,わづかの金ではござらぬか/浄瑠璃・袂の白絞」
〔(1)現代語でも「…にしてからが」などの言い方で用いられることがある。(2)現代語では,「てからが」の「が」が格助詞の「が」と考えられる場合がある。→「てから」補注〕
てからに
てからに (連語)
〔連語の「てから」にさらに接続助詞「に」の付いたもの。近世以降の語〕
動詞の連用形に付いて,全体で一つの接続助詞のように用いられる。多く倒置または言いさしの文の文末に用いて,「…て」「…たりして」の意を表す。「ほんにかえ。憎らしい,人にやあ泣かせ―/洒落本・世説新語茶」「これ��やかましい。ちつとだまるが能(イイ)はな。年老(トシヨリ)のくせに出しやばつ―/滑稽本・浮世風呂 2」
てがい
てがい 【手蓋】
武具の籠手(コテ)の異名。「一の刀には―をつき/平家(六・長門本)」
てがい
てがい [0] 【手飼い】
自分の手で飼うこと。自宅・自邸で飼い養うこと。「―の犬」
てがいのとら
てがいのとら 【手飼いの虎】
〔「虎」は猫のこと〕
飼い猫。「―の引綱も/謡曲・遊行柳」
てがいもの
てがいもの [0] 【手掻い物・転害物】
〔奈良東大寺の転害(テガイ)門付近に住した刀工の手になるからという〕
東大寺に属した刀工一派の鍛えた刀剣。鎌倉中期の包永(カネナガ)を祖とし,室町まで続いた。
てがえし
てがえし [2] 【手返し】
(1)何度も手を加えること。また,手をかけて処置すること。始末。「皺だらけやら酒染だらけ明日の―も大抵な事ではない/いさなとり(露伴)」
(2)裏切り。心変わり。反抗。「今日したがひても明日は―をし/室町殿日記」
(3)遊戯の一。相手が伏せて差し出す手の下に自分の手を入れ,すきを見て自分の手を返し相手の手を打つこと。
てがかり
てがかり [2] 【手掛(か)り・手懸(か)り】
(1)手をかける所。とりつく所。「わずかのくぼみを―に岩場を登る」
(2)考えたり調べたりするためのよすがとなるもの。いとぐち。「犯人捜索の―をつかむ」
てがかり
てがかり【手掛り】
a hold (つかみ所);→英和
<find> a clue <to> (糸口);→英和
<get on> the track <of> (犯人などの).→英和
てがき
てがき【手書き】
handwriting.→英和
〜の handwritten.
てがき
てがき [0] 【手書き・手描】 (名)スル
印刷などによらず手で書くこと。また,書いたもの。「―の年賀状」
てがける
てが・ける [3] 【手掛ける・手懸ける】 (動カ下一)[文]カ下二 てが・く
自分で直接その事をする。「入社して初めて―・けた仕事」
てがける
てがける【手掛ける】
[扱う]handle;→英和
deal with;[世話]look after;take care of.
てがさ
てがさ [2][1] 【手傘】
手に持って差すかさ。さしがさ。
てがし
てがし [0] 【手貸】
「手形貸付(テガタカシツケ)」の略。
てがしわ
てがしわ [2] 【手柏】
コノテガシワの異名。
てがた
てがた【手形】
a note;→英和
a bill;→英和
a draft.→英和
〜で支払う pay by draft.〜を振り出す(割引する) draw (discount) a bill.‖手形交換所 a clearing house.三か月払手形 a bill at three months' sight.
てがた
てがた [0] 【手形】
(1)手を押し付けてついた,手の跡。また,てのひらに墨や朱を塗って紙や布に押した跡。「白木の家具に―がつく」「関取の―」
(2)一定の金額を支払うことを委託または約束した有価証券。
→為替手形
→約束手形
(3)後日のための証として,てのひらに朱や墨を塗り,文面に押したもの。手印(シユイン)。「母さまの―を据ゑて証書を渡し,百両の金を受け取り/読本・稲妻表紙」
(4)印を押した証書・証文。借用書・契約書・切手・関所札など。「外から一言邪魔させまいとの―が取りたい物/浄瑠璃・今宮心中(上)」
(5)事情。都合。首尾。「あすの晩はちよつとした―が有るけれど,せはしいよつて四五日のうちに来う/洒落本・南遊記」
(6)牛車(ギツシヤ)の方立(ホウダテ)や馬の鞍(クラ)の前輪(マエワ)につけたくぼみ。つかまる時の手がかりにする。
てがたい
てがたい【手堅い】
steady;→英和
safe;→英和
sound;→英和
[信用]reliable;→英和
honest;→英和
of good reputation.手堅く steadily; <do business> on a steady[sound]basis.
てがたい
てがた・い [3][0] 【手堅い】 (形)[文]ク てがた・し
(1)やり方が確実で危なげがない。堅実だ。「―・い方法」「定石どおり―・く攻める」
(2)相場で,下落しそうな気配がない。「―・い銘柄」
[派生] ――さ(名)
てがたいし
てがたいし [3] 【手形石】
神や高僧などの手の形がついているという口碑をもつ神聖な石。また,それにまつわる伝説。
→足跡(アシアト)石
てがたうけとりにん
てがたうけとりにん [0] 【手形受取人】
振出人から手形の交付を受け取る最初の所持人。自ら支払いを受けることができ,または,その手形を他に譲渡することができる。
てがたうらがきにん
てがたうらがきにん [0] 【手形裏書人】
手形上の権利を他へ譲渡するため,手形に裏書きをする者。
てがたかしつけ
てがたかしつけ [4] 【手形貸付】
金融機関の行う貸付の方法。借用証書の代わりに借り主から貸し主あての約束手形を交付するもの。主に短期資金の金融に用いられる。
てがたかんじょう
てがたかんじょう [4] 【手形勘定】
簿記の勘定科目の一。手形の債権・債務を記載するために設定される。
てがたこうい
てがたこうい [4] 【手形行為】
手形上の債務を発生・変動させる法律行為。為替手形の振出・裏書・引受・手形保証・参加引受,約束手形の振出・裏書・手形保証をいう。
てがたこうかん
てがたこうかん [4] 【手形交換】
手形・小切手などの決済方法の一。一定地域の金融機関が,全国主要都市に設けられた手形交換所に手形などを持ち寄り,一括交換して貸借を相殺し,差額のみを決済する。クリアランス。
てがたこうべん
てがたこうべん [4] 【手形抗弁】
手形上の請求を受けたものが,これを拒否することができる事由。
てがたさいけん
てがたさいけん [4] 【手形債権】
手形に表記されている一定金額の支払いを目的とする金銭債権。
てがたしはらいにん
てがたしはらいにん [0] 【手形支払人】
為替手形の支払いをなすべき者として,振出人によって指定された者。
てがたしょじにん
てがたしょじにん [0] 【手形所持人】
手形を占有する者。裏書きが連続する手形の所持人は適法な所持人と推定される。
てがたそしょう
てがたそしょう [4] 【手形訴訟】
手形・小切手による金銭の支払いおよびこれに付帯する法定利率による損害賠償を請求する訴訟。手形・小切手所持人が迅速に権利を実現できることを目的とし,通常の訴訟手続より簡易・迅速に処理するための種々の特則が設けられている。
てがたちどり
てがたちどり [4] 【手型千鳥】
チドリソウ{(1)}の別名。
てがたな
てがたな [2] 【手刀】
指をそろえてのばした手を刀のように使うこと。
てがたな=を切(キ)る
――を切(キ)・る
相撲で懸賞金を受け取るときの作法。「心」あるいは「忄((リツシンベン))」を書く心で空(クウ)を切るまねをする。
てがたなかがいにん
てがたなかがいにん [0] 【手形仲買人】
銀行と手形所有者の間に立って手形の売買やその仲介をする人。ビルブローカー。
てがたばらい
てがたばらい [4] 【手形払い】
現金ではなく手形で支払うこと。
てがたひきうけ
てがたひきうけ [4] 【手形引受】
為替手形の支払人が手形金の支払義務を負担する行為。支払人は振出人から支払人として指定されただけで支払義務を負うことにはならず,引受署名をして初めて支払義務を負う。
てがたふりだしにん
てがたふりだしにん [0] 【手形振出人】
手形を発行した人。
てがたほう
てがたほう [3][0] 【手形法】
(1)手形に関する私法法規の総称。
(2)為替手形・約束手形について定める1932年(昭和7)制定の「手形法」のこと。
てがたほしょう
てがたほしょう [4] 【手形保証】
手形に保証の署名をすることによって,手形の債務者と同一内容の債務を負う手形行為。
てがたわりびき
てがたわりびき [4] 【手形割引】
手形の所持人が支払い期日以前の手形を金融機関などの第三者に裏書譲渡し,支払い期日までの利息や手数料を差し引かれて金銭化すること。割引。割手。
→割引手形
てがたジャンプ
てがたジャンプ [4] 【手形―】
手形期日に決済できないことから,期日を延期すること。
てがって
てがって [2] 【手勝手】
(1)実際に使ってみた時の,具合のよしあし。「内開きの扉は―が悪い」
(2)手加減(テカゲン)。手心(テゴコロ)。
てがぬま
てがぬま 【手賀沼】
千葉県北西部,利根川南岸にある沼。淡水魚に富む。江戸時代以来しばしば干拓が行われた。
てがね
てがね [0] 【手鉄・手金】
手錠(テジヨウ)。手鎖(テグサリ)。「父(トト)が代はりに―を打たれ/浄瑠璃・夏祭」
てがみ
てがみ【手紙】
a letter;→英和
a note (簡単な).→英和
〜を出す send a letter;→英和
write (to) <a person> .→英和
てがみ
てがみ [0] 【手紙】
(1)考え・用件などを記して送る文書。書簡。書状。「―を出す」
(2)葉書に対して,封書。
(3)常に手元に置いて用いる紙。半切り紙。
てがみだい
てがみだい [3] 【手紙台】
半切り紙などを載せて座右に置く台。
てがみぶん
てがみぶん [0][3] 【手紙文】
手紙に用いられる文章・文体。書簡文。
てがめ
てがめ [1] 【手瓶】
取っ手のついた瓶。
てがら
てがら【手柄】
an exploit;→英和
a merit;→英和
an achievement;a distinguished service.〜を立てる distinguish oneself <in> .
てがら
てがら [3] 【手柄】
(1)目覚ましい働き。腕前を発揮した成果。いさお。「―をたてる」
(2)手並み。腕前。「―の程みせん/平治(中・古活字本)」
(3)すぐれているところ。誇りとするところ。「四季の草いろ��をの��花の―を見せ/洒落本・通言総籬」
てがら
てがら [3] 【手絡】
日本髪で,髷(マゲ)の根元にかける飾りの布。絞り染めの縮緬(チリメン)が多い。
てがらがお
てがらがお [0] 【手柄顔】
手柄を自慢そうにする顔つき。ほこりがお。
てがらのおかもち
てがらのおかもち 【手柄岡持】
⇒朋誠堂喜三二(ホウセイドウキサンジ)
てがらばなし
てがらばなし [4] 【手柄話】
功績をあげた話。手柄の自慢話。
てがらわげ
てがらわげ [3] 【手絡髷】
手絡を使った結髪。江戸時代,江戸吉原で流行。てがらまげ。
てがる
てがる [0] 【手軽】 (名・形動)[文]ナリ
〔形容詞「てがるい」の語幹から〕
手間のかからないこと。楽に処理できること。また,そのさま。安直。「持ち歩きに―な鞄(カバン)」「夕食は―にすませる」
[派生] ――さ(名)
てがる
てがる【手軽な】
easy;→英和
light <meals> ;→英和
ready;→英和
simple;→英和
informal;→英和
handy;→英和
inexpensive.→英和
〜に easily;→英和
readily;simply;→英和
informally.→英和
てがるい
てがる・い [0][3] 【手軽い】 (形)[文]ク てがる・し
(1)面倒な手数がかからず簡単だ。たやすい。「―・く扱える機械」
(2)重大でない。たいしたことではない。「貴下(アナタ)の御病気は其様(ソン)な―・いのではありません/外科室(鏡花)」
(3)機敏だ。手際がよい。
⇔手重い
「景虎公―・き大将なれば/甲陽軍鑑(品三二)」
[派生] ――さ(名)
てがわり
てがわり [2] 【手替(わ)り・手代(わ)り】
(1)先の人に代わって,仕事をすること。また,その人。交代。手代(テシロ)。
(2)代理。また,代理の人。「若宮御加持,住心院―参る,誰人か知らず/看聞御記」
(3)趣が変わっていること。風変わり。「少し―に衆道狂ひと心ざし/浮世草子・真実伊勢物語」
(4)裏切り。手返し。「秀頼―の由告げ来る/三河物語」
てき
てき [0] 【敵】
■一■ (名)
(1)あるものにとって,共存しえない存在。滅ぼさなければ自分の存在が危うくなるもの。かたき。「―の大将」「贅沢(ゼイタク)は―だ」
(2)対等に張り合う相手。試合などの相手。「向かう所―なし」「到底彼の―ではない」
(3)遊里で,客が遊女を,また遊女が客をさす語。相方(アイカタ)。「重ねて逢ふ迄の日をいづれの―にも待ちかねさせ/浮世草子・一代男 6」
■二■ (代)
〔■一■(3)の転。近世後期の上方語〕
三人称。あいつ。「―めもえらい癡呆(ヘゲタレ)めぢや/滑稽本・浮世風呂(前)」
てき
てき [1] 【翟】
キジの尾羽。また,中国の舞楽で,舞人が右手に持つキジの尾羽。
てき
てき 【狄】
中国古代,北方の異民族。北狄。
てき
てき [1] 【趯】
永字八法(エイジハツポウ)の第四筆の撥(ハ)ね。
→永字八法
てき
てき 【的】 (接尾)
(1)名詞およびそれに準ずる語に付いて,形容動詞の語幹をつくる。
(ア)主に物や人を表す名詞に付いて,それそのものではないが,それに似た性質をもっていることを表す。…のよう。…ふう。「百科事典―な知識」「スーパーマン―な働き」「母親―な存在」
(イ)主に抽象的な事柄を表す漢語に付いて,その状態にあることを表す。「印象―な光景」「積極―に行動する」「定期―な検診」
(ウ)物事の分野・方面などを表す漢語に付いて,その観点や側面から見て,という意を表す。上(ジヨウ)。「学問―に間違っている」「事務―な配慮」
〔
(ア)〜
(イ)は,もと中国,宋・元の俗語で「の」の意味を表す助辞であったものを,明治以降,英語の -tic を有する形容詞の訳語に用いたことに始まる〕
(2)人の名前・行為・職業などを表す語,またはその一部に付いて,それに対する軽蔑や親しみの気持ちを表す。「泥―(=泥棒)」「取―(=ゴク下位ノ相撲取リ)」「正(マサ)―(=正雄・正子ナド)」
〔中国の俗語にあったのをまねたもの〕
てき
てき 【滴】 (接尾)
助数詞。数を表す漢語に付いて液体のしたたりの数を数えるのに用いる。「数―の露」
てき
てき【滴】
a drop.→英和
てき
てき【敵】
an enemy;→英和
an opponent (相手);→英和
a rival (競争者);→英和
a match (対等者).→英和
〜でない be no match <for a person> .
てき=に塩を送る
――に塩を送る
敵が苦しんでいる時に,かえってその苦境を救う。
〔上杉謙信が,今川・北条の塩止めで苦しんでいる武田信玄に塩を送ったという逸話から〕
てき=に後ろを見せる
――に後ろを見・せる
(敵に背中を見せて逃げることから)
(1)おじけづいて逃げる。
(2)敵に弱味を見せる。
てき=に糧(カテ)
――に糧(カテ)
意図に反して,相手に利益をもたらす結果になることにいう。
てき=は本能寺(ホンノウジ)にあり
――は本能寺(ホンノウジ)にあり
〔備中の毛利攻めと称して出陣した明智光秀が京都本能寺の織田信長を襲ったことから〕
本当の目的が別のところにあること。
→敵本(テキホン)主義
てき=を見て矢を矧(ハ)ぐ
――を見て矢を矧(ハ)ぐ
〔「矢を矧(ハ)ぐ」は,矢に矢羽をつけること〕
事が起こってからあわてて準備にとりかかる。後手(ゴテ)にまわることのたとえ。どろなわ。
てきい
てきい [1] 【適意】
(1)思いどおりにすること。随意。「唯だ君の―たるべし/花柳春話(純一郎)」
(2)心にかなうこと。気に入ること。「閑人―の韻事である/草枕(漱石)」
てきい
てきい [1] 【敵意】
害を加えようとする心。敵対する心。
⇔好意
「―をいだく」「―を感ずる」
てきい
てきい【敵意】
<harbor> hostility <against> .〜のある hostile;→英和
antagonistic.
てきえい
てきえい [0] 【敵影】
敵のすがた。「―を見ず」
てきえい
てきえい [0] 【敵営】
敵の陣営。
てきおう
てきおう【適応する】
adjust[adapt]oneself <to> .〜した suitable[proper] <for> ;→英和
fitted <to> ;appropriate.→英和
てきおう
てきおう [0] 【適応】 (名)スル
(1)ある状況に合うこと。また,環境に合うように行動のし方や考え方を変えること。「状況に―する」
(2)〔生〕 生存のために環境に応じて生物体の生理的・形態的な特質が変化すること。
てきおうきせい
てきおうきせい [5] 【適応機制】
⇒防衛機制(ボウエイキセイ)
てきおうこうそ
てきおうこうそ [5] 【適応酵素】
⇒誘導酵素(ユウドウコウソ)
てきおうしょう
てきおうしょう【適応症】
indications.
てきおうしょう
てきおうしょう [0][3] 【適応症】
治療の方法が適用されて有効な疾患または症候。例えば,キニーネ投与に対するマラリアなど。
てきおうしょうこうぐん
てきおうしょうこうぐん [7] 【適応症候群】
外から加えられるストレスに対する生体の適応反応の総称。好酸球・リンパ球の減少,アシドーシス,血圧・体温の上昇,高血糖など。
てきおうせい
てきおうせい [0] 【適応性】
外的な刺激や環境の変化に応じて,それにふさわしいように自分を変えていく性質・能力。「―に富む」
てきおうせい
てきおうせい【適応性】
adaptability.〜のある(ない) (in)adaptable.→英和
てきおうせいぎょ
てきおうせいぎょ [5] 【適応制御】
〔adaptive control〕
時々刻々と変化する制御対象の特性に合わせて,制御装置の制御定数を変化させ制御を行う方式。AC 。
てきおうほうさん
てきおうほうさん [5] 【適応放散】
進化過程において,生物が異なった環境に適応して多様な形態的・生理的分化を生じ,比較的短い期間内で多数の異なった系統に分岐を強めていく現象。
てきおん
てきおん [0] 【適温】
ほどよい温度。ちょうどよい温度。
てきか
てきか [1] 【荻花】
オギの花。
てきか
てきか [0][1] 【摘果】 (名)スル
よい果実を得たり,枝を保護するために,余分な果実をつみ取ること。
てきか
てきか [0] 【滴下】 (名)スル
しずくとなって落ちること。また,しずく状にして落とすこと。「試薬を―する」
てきか
てきか [0][1] 【摘花】 (名)スル
よい果実を得るために,適当な数の花を残して他をつみ取ること。
てきか
てきか テキクワ 【迪化】
⇒ウルムチ
てきかく
てきかく [0] 【適格】
〔「てっかく」とも〕
必要な資格を満たしていること。
⇔欠格
てきかく
てきかく【的確な(に)】
precise(ly);→英和
exact(ly);→英和
accurate(ly).→英和
〜な証拠 (a) positive proof.
てきかく
てきかく [0] 【的確・適確】 (形動)[文]ナリ
〔「てっかく」とも〕
肝要な点を確実にとらえているさま。確かなさま。「―な判断」「―な指示」「要点を―に示す」
[派生] ――さ(名)
てきかく
てきかく【適格】
⇒適格(てつかく).
てきかくたいしょくねんきん
てきかくたいしょくねんきん [9] 【適格退職年金】
企業年金制度の一。法人税法施行令に定められた適格要件を満たしている退職年金制度。企業負担掛金は損金算入できるなど,税制上種々の優遇措置がある。税制適格年金。適格年金。
てきかくてがた
てきかくてがた [5] 【適格手形】
日本銀行が,再割引または貸し出しの担保の対象として認めた手形。
てきかん
てきかん [0] 【敵艦】
敵の軍艦。「―見ゆ」
てきかん
てきかん【敵艦】
an enemy ship.
てきが
てきが [0][1] 【摘芽】 (名)スル
「芽掻(メカ)き」に同じ。
てきがい
てきがい [0] 【敵愾】
〔左氏伝(文公四年)「諸侯敵�王所�愾,而献�其功�」から。「愾」は胸につまる気持ち。恨み,怒り,の意〕
(1)君主の恨みをはらそうとすること。
(2)敵と争おうとする意気ごみ。
てきがいしん
てきがいしん [3] 【敵愾心】
相手に対する憤りや闘争心。「はげしい―をもやす」
てきがいしん
てきがいしん【敵愾心】
<excite> (a feeling of) hostility <against> .
てきがた
てきがた [0] 【敵方】
(1)敵になるほう。敵側(テキガワ)。「―にまわる」
(2)中世,訴訟の相手方。敵人(テキニン)。「もし―口をとり候はば/甲陽軍鑑(品四七)」
てきき
てきき【敵機】
an enemy plane.
てきき
てきき [1] 【敵旗】
⇒てっき(敵旗)
てきき
てきき [1] 【適期】
⇒てっき(適期)
てきき
てきき [1] 【摘記】 (名)スル
⇒てっき(摘記)
てきき
てきき [1] 【敵騎】
⇒てっき(敵騎)
てきき
てきき [1] 【敵機】
⇒てっき(敵機)
てきき
てきき [3] 【手利き】
技量のすぐれていること。手際のよいこと。また,その人。うできき。
てきぎ
てきぎ【適宜の】
suitable;→英和
fit;→英和
proper.→英和
〜に suitably;→英和
properly;→英和
as one likes[thinks fit].
てきぎ
てきぎ [1] 【適宜】 (名・形動)[文]ナリ
(1)その場に合っていること。ちょうど適していること。また,そのさま。適当。「―な処置」
(2)個々の状況に合わせて行動するさま。副詞的にも用いる。「各自―解散してよろしい」
てきぎょう
てきぎょう [0] 【適業】
その人に適した職業。適職。
てきぐん
てきぐん [0] 【敵軍】
敵の軍隊。敵の軍勢。
てきぐん
てきぐん【敵軍】
the enemy (troops).→英和
てきげん
てきげん [0] 【適言】
その状況や場面に適合した言葉。
てきこく
てきこく【敵国】
the enemy.→英和
⇒敵国(てつこく).
てきこく
てきこく [0] 【敵国】
戦争をしている相手の国。てっこく。
てきこく=外患(ガイカン)無き者は国恒(ツネ)に亡(ホロ)ぶ
――外患(ガイカン)無き者は国恒(ツネ)に亡(ホロ)ぶ
〔孟子(告子下)〕
敵国もなく外国との関係にも心配事のない国は,国民全体に緊張感がなくなり必ず滅亡する。
てきごう
てきごう【適合する】
conform to;suit;→英和
fit;→英和
adapt oneself <to one's environment> .
てきごう
てきごう [0] 【適合】 (名)スル
条件・状況などに当てはまること。「条件に―する」
てきごうしげき
てきごうしげき [5] 【適合刺激】
ある感覚器官が自然の状態で受け取る特定の刺激。目に対する光,耳に対する音波など。適刺激。適当刺激。
てきさい
てきさい [0] 【摘採】 (名)スル
(茶などを)つみとること。
てきさい
てきさい [0] 【摘載】
要点だけを抜いて記すこと。摘録。
てきさい
てきさい [0] 【摘菜】 (名)スル
(草花などを)つみとること。
てきさい
てきさい [0] 【嫡妻】
⇒ちゃくさい(嫡妻)
てきさいじぎょう
てきさいじぎょう [5] 【適債事業】
自治体の地方債発行の対象として認められる事業。公営企業への出資金・貸付金の財源,災害対策事業,学校・道路などの建設事業など。
てきさく
てきさく [0] 【適作】
その土地によく合った作物。「適地―」
てきさつ
てきさつ [0] 【的殺】
陰陽道(オンヨウドウ)で,本命星(ホンミヨウシヨウ)と反対の方角。凶とする。
てきさん
てきさん 【敵様・的様】 (代)
〔もと遊里語で,遊女から客,客から遊女をいう語。近世上方語〕
(1)二人称。おまえさん。「銭相場が安うて,―も引合ふまいと思ふさかい,こちから負けてやるぢや/滑稽本・浮世床(初)」
(2)三人称。あのお方。あの人さん。「夫だから他(ヒト)の拳を見るとの,―のはや拳ぢや/滑稽本・浮世風呂 3」
てきざい
てきざい [0] 【適材】
ある仕事に適した才能をもった人物。
てきざい
てきざい【適材適所】
the right man in the right place.
てきざいてきしょ
てきざいてきしょ [5] 【適材適所】
人の能力・特性などを正しく評価して,ふさわしい地位・仕事につけること。
てきし
てきし [1][0] 【敵視】 (名)スル
敵とみなすこと。敵意をもって見ること。「反対者を―する」
てきし
てきし [1] 【摘示】 (名)スル
あばき示すこと。また,かいつまんで示すこと。「余の欠点を―せられ/求安録(鑑三)」
てきし
てきし [1] 【嫡嗣】
⇒ちゃくし(嫡嗣)
てきし
てきし [1] 【嫡子】
⇒ちゃくし(嫡子)
てきし
てきし【敵視する】
look upon <a person> as an enemy;→英和
be hostile <to> .
てきしがたい
てきしがたい【敵し難い】
be irresistible;be no match <for> .
てきしき
てきしき [0] 【適式】
定められた形式に一致すること。
てきしげき
てきしげき [3] 【適刺激】
⇒適合刺激(テキゴウシゲキ)
てきしつ
てきしつ [0] 【嫡室】
⇒ちゃくしつ(嫡室)
てきしつ
てきしつ [0] 【敵失】
野球で,相手守備陣の失策。相手のエラー。「―で出塁する」
てきしゃ
てきしゃ [1] 【適者】
ある環境や仕事などにふさわしい者。また,環境などに適応している者・生物。
てきしゃ
てきしゃ【適者生存】
the survival of the fittest.
てきしゃせいぞん
てきしゃせいぞん [1] 【適者生存】
〔survival of the fittest〕
生存競争において,ある環境に最も適した生物が生存し得るという考え。
〔 H =スペンサーによって提唱され,ダーウィンが「種の起原」の第四版以降の「生存闘争」の章中に用いた語〕
てきしゅ
てきしゅ [1] 【敵手】
(1)同じくらいの力を持った競争相手。「好―」
(2)敵の勢力下。敵の手。「―におちる」
てきしゅう
てきしゅう [0] 【敵襲】
敵の襲撃。「―に備える」
てきしゅう
てきしゅう [0] 【敵讐】
かたきとする相手。仇敵。仇讐。
てきしゅつ
てきしゅつ【摘出する】
remove;→英和
take out.
てきしゅつ
てきしゅつ [0] 【剔出】 (名)スル
ほじくり出すこと。あばき出すこと。摘出。「秘密を―する」
てきしゅつ
てきしゅつ [0] 【嫡出】
⇒ちゃくしゅつ(嫡出)
てきしゅつ
てきしゅつ [0] 【摘出】 (名)スル
(1)つまみ出すこと。
(2)病気に冒された身体の一部を切って取り除くこと。剔出(テキシユツ)。「腫瘍(シユヨウ)を―する」「弾丸を―する」
(3)あばき出すこと。剔出。「奸計を―する」
(4)抜き出すこと。「誤字を―せよ」
てきしょ
てきしょ [1] 【適所】
その人にふさわしい地位や仕事の部署。「―に配する」「適材―」
てきしょ
てきしょ【適所】
⇒適材.
てきしょう
てきしょう [0] 【敵将】
敵の将軍・大将。
てきしょう
てきしょう [0] 【的証】
的確な証拠。確証。
てきしょく
てきしょく [0] 【適職】
その人にふさわしい職業。
てきしん
てきしん [0] 【摘心・摘芯】 (名)スル
果樹などの頂芽を摘みとること。芯を止めること。側枝を伸ばすためやよい花や実を得るために行う。
てきじ
てきじ【適時の】
timely <hit> .→英和
てきじ
てきじ [1] 【適時】
それをするのにふさわしい時。
てきじだ
てきじだ [3] 【適時打】
タイムリー-ヒット。適時安打。
てきじゅう
てきじゅう [0] 【適従】 (名)スル
頼って,そのもとに行くこと。適帰(テツキ)。「恒産なきの民は窮路に怨泣して―する所なく/佳人之奇遇(散士)」
てきじゅく
てきじゅく 【適塾】
1838年,緒方洪庵が大坂に開いた蘭学塾。大村益次郎・福沢諭吉・橋本左内など幕末から明治にかけて活躍した人材を輩出した。緒方塾。適々斎塾。
てきじょ
てきじょ [1] 【滌除】
(1)洗いのぞくこと。
(2)〔法〕 抵当不動産についての権利を取得した第三者が,抵当権者に一定の金額を支払いまたは供託し,その抵当権を消滅させること。
てきじょう
てきじょう [0] 【敵情】
敵の状況。「―をさぐる」
てきじょう
てきじょう [0] 【滌浄】 (名)スル
洗い清めること。洗浄。「実験器具を―する」
てきじょう
てきじょう【敵情】
the movement of an enemy.→英和
てきじん
てきじん [0] 【敵陣】
敵の陣営・陣地。「―に斬(キ)りこむ」
てきじん
てきじん [0] 【敵人】
(1)敵。敵方。
(2)競争相手。相手方。中世,戦闘・訴訟などの相手方。てきにん。
てきじん
てきじん【敵陣】
the enemy's line[camp].
てきじんけつ
てきじんけつ 【狄仁傑】
(630-700) 中国,初唐の政治家。字(アザナ)は懐英。高宗の時,巡撫使として地方行政に手腕を振るい,また,突厥(トツケツ)・契丹と戦い功をたてた。則天武后に宰相として重んぜられ国老と呼ばれた。
てきす
てき・す [2] 【適す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「適す」の五段化〕
「適する」に同じ。「生徒に―・さない教材」
■二■ (動サ変)
⇒てきする
てきする
てき・する [3] 【適する】 (動サ変)[文]サ変 てき・す
ある物事にとってふさわしい条件や能力などをそなえている。あう。あてはまる。「年齢に―・した運動」「この水は飲用に―・しません」「教師に―・している」
てきする
てき・する [3] 【敵する】 (動サ変)[文]サ変 てき・す
(1)敵として抵抗する。敵対する。「―・するものなし」
(2)互角に相手になることができる。匹敵する。「嘉納流の覚(オボエ)ある蒲田が力に―・しかねて/金色夜叉(紅葉)」
てきする
てきする【敵する】
[匹敵]be a match <for> ;→英和
be equal <to> .
てきする
てきする【適する】
fit;→英和
suit;→英和
be fit <for> ;be suited[suitable] <to,for> ;be good <to eat,for the health> ;agree <with one> .→英和
てきず
てきず [1] 【手傷・手創・手疵】
負傷。特に戦いで負ったきず。「―を負う」
てきず
てきず【手傷を負う】
be wounded.
てきせい
てきせい [0] 【敵勢】
(1)敵の勢力。敵のいきおい。
(2)〔「てきぜい」とも〕
敵の軍勢。
てきせい
てきせい【適正な】
proper;→英和
right.→英和
適正価格 a reasonable price.
てきせい
てきせい [0] 【適性】
ある事に適している性質や能力。また,そのような素質・性格。「運転に―がない」「―を見る」
てきせい
てきせい [0] 【敵性】
敵と認められるような性質。国際法上の概念では,交戦国が攻撃・破壊などの加害行為を加えることを許容される相手の,敵としての性質。「―国家」
てきせい
てきせい [0] 【適正】 (名・形動)[文]ナリ
適当で,正しい・こと(さま)。「―な手段」「評価が―を欠く」
[派生] ――さ(名)
てきせい
てきせい【適性】
aptitude;→英和
fitness.適性検査 an aptitude test.
てきせいかかく
てきせいかかく [5] 【適正価格】
原価・利潤などを考慮に入れて,適当と思われる価格。
てきせいぎじゅつ
てきせいぎじゅつ [5] 【適性技術】
〔appropriate technology〕
環境への影響,生産施設,技術の現状,労働力,市場規模,文化的・社会的環境など関連するすべての面から,開発のための技術的ニーズを満たすうえで最も適切な技術をいう。AT 。
てきせいけんさ
てきせいけんさ [5] 【適性検査】
職業・学科などにおける特定の活動にどれほど適した素質をもっているかを判定するための検査。職業適性検査・進学適性検査・音楽適性検査など。
てきせいせいちょうりつ
てきせいせいちょうりつ [7] 【適正成長率】
資本(生産設備)の完全な利用を常に保証する成長率。ハロッドによって用いられた。完全能力成長率。保証成長率。
てきせいてつづき
てきせいてつづき [6] 【適正手続】
⇒デュー-プロセス
てきせつ
てきせつ【適切な(に)】
proper(ly);→英和
adequate(ly);→英和
apt(ly);→英和
just(ly);→英和
right(ly).→英和
てきせつ
てきせつ [0] 【適切】 (名・形動)[文]ナリ
ぴったりと当てはまること。ふさわしいこと。また,そのさま。「―に表現する」「―な指導」
[派生] ――さ(名)
てきせん
てきせん [0] 【敵船】
敵の船。敵国の船。
てきぜん
てきぜん [0] 【惕然】 (ト|タル)[文]形動タリ
おそれるさま。びくびくするさま。「胸―として悸(ワナナ)き/佳人之奇遇(散士)」
てきぜん
てきぜん【敵前上陸する】
land in the face of the enemy.→英和
てきぜん
てきぜん [0] 【的然】
■一■ (形動タリ)
はっきりとしたさま。明白なさま。「一凶一吉―として耳に在り/太平記 13」
■二■ (形動ナリ)
{■一■}に同じ。「例年の祭礼,…丸山町・寄合町を第一番にわたす事―なり/評判記・色道大鏡」
てきぜん
てきぜん [0] 【敵前】
敵の目の前。「―逃亡」
てきぜんじょうりく
てきぜんじょうりく [5] 【敵前上陸】
軍隊が,敵が戦力を配備している前面から上陸を強行すること。
てきそう
てきそう [0] 【嫡宗】
⇒ちゃくそう(嫡宗)
てきそん
てきそん [0] 【嫡孫】
⇒ちゃくそん(嫡孫)
てきたい
てきたい【敵対する】
oppose;→英和
fight against.敵対行為 hostilities.
てきたい
てきたい [0] 【敵対】 (名)スル
敵として立ち向かうこと。対抗すること。「互いに―する両陣営」「―意識」
てきたいこうい
てきたいこうい [5] 【敵対行為】
敵に対する加害行為。主に戦闘行為をいう。
てきたいてきむじゅん
てきたいてきむじゅん [0] 【敵対的矛盾】
毛沢東の「矛盾論」の言葉。人民内部にある非敵対的矛盾に対して,階級対立のように和解できない矛盾のこと。
てきたう
てきた・う 【敵対ふ】 (動ハ四)
〔「敵対(テキタイ)」の動詞化〕
敵対する。反抗する。「平家に―・ふ常盤ならば,討つて捨てよ/浄瑠璃・平家女護島」
てきだん
てきだん [0] 【擲弾】
手で投げたり,小銃で発射したりする近接戦闘用の小型爆弾。
てきだん
てきだん【擲弾】
a grenade.→英和
てきだん
てきだん【敵弾】
<be killed by> an enemy bullet[shell].
てきだん
てきだん [0] 【敵弾】
敵のうった弾丸。
てきだんとう
てきだんとう [0] 【擲弾筒】
擲弾の発射に用いる筒。通常,一人で携行し,操作する。
てきち
てきち【敵地】
the enemy's[hostile]territory.
てきち
てきち [1][0] 【敵地】
敵の支配下にある土地。敵の領地。
てきち
てきち [1] 【適地】
ある目的に適当な土地。「稲作の―」「工場建設の―」
てきちゅう
てきちゅう [0] 【敵中】
敵のなか。「―横断」
てきちゅう
てきちゅう [0] 【的中・適中】 (名)スル
(1)矢や弾丸がまとに当たること。命中。《的中》「真ん中に―する」
(2)予言や予想などが当たること。「予想が―する」
てきちゅう
てきちゅう【的中する】
hit <the mark> ;→英和
tell;→英和
[想像が]come[prove]true.
てきちゅうるい
てきちゅうるい [3] 【滴虫類】
繊毛虫類の旧称。
てきちょく
てきちょく [0] 【彳亍】
〔「彳」は左足,「亍」は右足の意〕
少し歩いては止まること。また,たたずむこと。
てきちょく
てきちょく [0] 【躑躅】
(1)二,三歩行っては止まること。進まないこと。ためらうこと。躊躇(チユウチヨ)。
(2)ツツジの漢名。
てきてい
てきてい [0] 【滴定】 (名)スル
定量分析の操作の一。試料物質の溶液の一定体積をとり,これと反応する物質の濃度既知の標準溶液を加えていき,試料物質の全量が反応するのに要した標準溶液の体積から,試料物質の濃度,あるいは全量を求めること。用いる反応により中和滴定・酸化還元滴定・沈殿滴定などがある。
てきてき
てきてき [0] 【滴滴】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
(1)しずくがしたたり落ちるさま。ぽたぽた。「冷き飛沫(シブキ)の間に暗中―として熱き雫を感じた/良人の自白(尚江)」
(2)あちこちに散らばっているさま。「―と垣を蔽ふ連翹(レンギヨウ)の黄/虞美人草(漱石)」
■二■ (名)
しずくがしたたり落ちたような点々とした状態。したたり。「大きな銀杏に墨汁を点じた様な―の鳥が乱れてゐる/野分(漱石)」
てきてきさいじゅく
てきてきさいじゅく 【適々斎塾】
⇒適塾(テキジユク)
てきとう
てきとう【適当な】
fit <for> ;→英和
suitable <to,for> ;→英和
proper;→英和
right;→英和
adequate;→英和
appropriate;→英和
competent <for,to do> ;→英和
qualified <for> .→英和
〜に suitably;→英和
properly;→英和
adequately.→英和
てきとう
てきとう [0] 【適当】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)ある状態・目的・要求などにぴったり合っていること。ふさわしいこと。また,そのさま。相当。「―な例」「―な結婚相手を世話する」「君主政治なる者は殊に大国に―するの理を/民約論(徳)」
(2)その場を何とかつくろう程度であること。いい加減なこと。また,そのさま。「―にはぐらかす」「―なことを言う」
てきとう
てきとう [0] 【滌蕩】 (名)スル
汚れを洗い落とすこと。「千古の陋習滞毒を―し/明六雑誌 11」
てきとうしげき
てきとうしげき [5] 【適当刺激】
⇒適合刺激(テキゴウシゲキ)
てきど
てきど【適度の(に)】
moderate(ly);→英和
temperate(ly);→英和
proper(ly).→英和
てきど
てきど [1] 【適度】 (名・形動)[文]ナリ
程度がちょうどよい・こと(さま)。「―な運動をする」「―な大きさに切る」
てきどく
てきどく [0] 【摘読】 (名)スル
拾い読みすること。
てきない
てきな・い (形)
〔近世語〕
苦しい。せつない。つらい。「咽(ノド)につまつて…―・いこんでごわりまする/浄瑠璃・宵庚申(上)」
てきにん
てきにん [0] 【適任】 (名・形動)[文]ナリ
その仕事や任務に合っている・こと(さま)。また,そういう人をもいう。「代表には彼が―だ」
てきにん
てきにん 【敵人】
「てきじん(敵人)」に同じ。
てきにん
てきにん【適任の】
fit(ted)[suitable,qualified] <for> ;→英和
competent <to do,for a task> .→英和
適任者 the right man <for the position> .
てきは
てきは [1] 【摘播】 (名)スル
一定の間隔をおいて数粒ずつ種をまくこと。
→点播(テンパ)
てきはい
てきはい [0] 【敵背】
敵のうしろ側。敵の背面。「―を衝(ツ)く」
てきはつ
てきはつ [0] 【摘発】 (名)スル
隠されている悪事などを暴いて,公にすること。「不正を―する」
てきはつ
てきはつ【摘発する】
expose;→英和
disclose;→英和
prosecute <an offender> ;→英和
point out (指摘).
てきぱき
てきぱき [1] (副)スル
(1)すばやく手際よく事を行うさま。「仕事を―と片付ける」
(2)言葉や態度がはっきりしているさま。はきはき。「―(と)答える」「―(と)した態度」
てきぱき
てきぱき
promptly;→英和
quickly;→英和
speedily.
てきひ
てきひ【適否】
suitability;fitness (人の);propriety (事の);→英和
whether <a thing> is proper or not.
てきひ
てきひ [1] 【適否】
適するか適しないか。適不適。
てきひょう
てきひょう【適評を下す】
offer a just criticism <on> ;hit the mark.→英和
〜である be to the point.→英和
てきひょう
てきひょう [0] 【適評】
適切な批評。
てきびしい
てきびしい【手厳しい(く)】
severe(ly);→英和
hard.→英和
てきびしい
てきびし・い [4] 【手厳しい】 (形)[文]シク てきび・し
遠慮や気遣いなしに相手に対応するさま。手加減がない。容赦ない。「―・い批判」「―・くはねつける」
[派生] ――さ(名)
てきびん
てきびん [0] 【滴瓶】
化学実験で,溶液を一滴ずつ滴下するためにつくられた小さなびん。指示薬などを入れておく。
滴瓶[図]
てきふてき
てきふてき [1] 【適不適】
適当か不適当か。適否。
てきふてき
てきふてき【適不適がある】
Some are fitted <for the work> ,but others are not.⇒適否.
てきへい
てきへい【敵兵】
an enemy;→英和
the enemy (全体).
てきへい
てきへい [0] 【敵兵】
敵の兵隊。
てきほう
てきほう [0] 【適法】
法規または法律が是認すること。または,それに反しないこと。
⇔違法
「―行為」
てきほう
てきほう【適法の】
lawful;→英和
legitimate;→英和
legal.→英和
適法行為 a legal act.
てきほう
てきほう [0] 【敵堡】
敵軍のとりで。敵塁。
てきほうせい
てきほうせい [0] 【適法性】
(1)〔哲〕 カントの用語。行為が,動機の如何(イカン)にかかわらず結果として外形的に道徳法則にかなうこと。合法性。
(2)法にかなう性質。
てきほうてつづき
てきほうてつづき [6] 【適法手続】
⇒デュー-プロセス
てきほんしゅぎ
てきほんしゅぎ [5] 【敵本主義】
〔「敵は本能寺にあり」から出た語〕
真の目的を隠し,ほかに目的があるように見せかけつつ,行動するやり方。
てきぼ
てきぼ [1] 【嫡母】
⇒ちゃくぼ(嫡母)
てきみかた
てきみかた【敵味方】
friends and foes;both sides.
てきめん
てきめん [0] 【覿面】 (名・形動)[文]ナリ
〔「覿」は見る意〕
(1)結果・効果が即座に表れる・こと(さま)。「天罰―」「薬が―に効く」
(2)まともに見ること。面と向かうこと。また,そのさま。「―に日常生活に打(ブ)つ付かつて行かなくては行けない/青年(鴎外)」
(3)見ている前。その場。即座。「―に勝負を決せん/太平記 11」
てきめん
てきめん【覿面に】
immediately;→英和
instantly;→英和
on the spot.→英和
〜にきく have an immediate effect <on> .
てきや
てきや【的屋】
a street stallman.
てきや
てきや [0][2] 【的屋】
縁日・盛り場などに店を出し,いかがわしい品物を売る業者。香具師(ヤシ)。
てきやく
てきやく [0] 【適訳】
原文にぴったりとあった訳。
てきやく
てきやく [0] 【敵薬】
処方によっては毒になる薬。「其病人とは大―/浄瑠璃・伊賀越道中双六」
てきやく
てきやく [0] 【適役】
その人にあてはまった役。はまり役。
てきやく
てきやく【適役である】
be the right man <for> .
てきやく
てきやく【適訳】
a good translation;an exact equivalent <of> .
てきやく
てきやく [0] 【敵役】
⇒かたきやく(敵役)
てきやく
てきやく [0] 【適薬】
その病気に適した薬。合い薬(グスリ)。
てきよう
てきよう【適用する】
apply <a rule to a case> .→英和
〜しうる(しえない) be (in)applicable <to> ;(do not) apply <to> .
てきよう
てきよう [0] 【摘要】
大切な箇所を抜き書きすること。また,その抜き書き。「改正案の―」
てきよう
てきよう [0] 【適用】 (名)スル
法律・規則・原理などをあてはめて用いること。「災害救助法を―する」
てきよう
てきよう【摘要】
a summary;→英和
an outline[abstract];→英和
remarks (備考).
てきよう
てきよう [0] 【擢用】 (名)スル
多くの中から特に選び出して用いること。たくよう。「俊才を―する」
てきら
てきら 【敵等・的等】 (代)
〔近世上方語〕
三人称。あいつら。「玉というたら―ぢや。何ぢやろとまあ鉄串(カナグシ)にさして焼くぢや/滑稽本・浮世風呂 2」
てきらい
てきらい [0] 【摘蕾】
余分な養分の浪費を防ぐため,果樹・蔬菜などの蕾(ツボミ)をつみ取ること。
てきりょう
てきりょう [0] 【適量】
ちょうどよい量。適当な量。
てきりょう
てきりょう【適量】
a proper quantity[dose (薬の)].
てきるい
てきるい [0] 【敵塁】
敵のとりで。敵堡(テキホウ)。「―を抜く」
てきれい
てきれい [0] 【適齢】
ある条件にあてはまる年齢。特に,第二次大戦終了まで,徴兵検査を受ける年齢。
てきれい
てきれい【適例】
a good example;a case in point.
てきれい
てきれい [0] 【適例】
それを説明するのにぴったりと合う例。よくあてはまる適切な例。
てきれい
てきれい【適齢期】
<a girl of> marriageable age.
てきれいき
てきれいき [3] 【適齢期】
あることをするのに適した年頃。特に,結婚に適した年頃。
てきれき
てきれき [0] 【的皪】 (ト|タル)[文]形動タリ
白く鮮明なさま。光り輝くさま。「―と近江の湖(ウミ)が光つた/虞美人草(漱石)」
てきれき
てきれき [0] 【滴瀝】 (名)スル
水などがしたたること。また,そのしずく。したたり。「小懸泉の岩間に―するあり/日本風景論(重昂)」
てきろく
てきろく [0] 【摘録】 (名)スル
要点を抜き出して記すこと。また,その書いたもの。「要旨を―する」
てきん
てきん [0] 【手金】
「手付(テツ)け金(キン)」に同じ。
てきん
てきん【手金】
⇒手付.
てきマーク
てきマーク [3] 【適―】
防火基準適合表示の通称。ホテルやホールなど,多数の人が集まる施設で,防火体制や設備が整備されていると判断される場合に消防署が交付するマーク。1981年(昭和56)から実施。丸適マーク。
てぎ
てぎ 【手木】
(1)短い棒。「よい頃の―をあたまへあてがふ程に/狂言・麻生」
(2)紐などを強く締め付けるために用いる短い棒。
(3)十手(ジツテ)の別名。
てぎね
てぎね [1] 【手杵】
杵の一。太く丸い棒の中央のくびれた部分を手で握って搗(ツ)く。かちぎね。
てぎよう
てぎよう [2] 【手器用】 (名・形動)
手先が器用なこと。手際がよいこと。また,そのさま。「―に作り上げる」
てぎり
てぎり [3] 【手限り】
〔「てきり」とも〕
(1)自分の一存で決めること。「一生奉公でも年いつぱいでもおめえの―にどうでもしねえ/人情本・辰巳園 4」
(2)江戸時代,奉行・諸役人・代官などが上部機構の裁断を仰がず,自己の責任で事件を処理し,あるいは判決を下すこと。
てぎれ
てぎれ【手切れ金】
a solatium;consolation money.
てぎれ
てぎれ [0][3] 【手切れ】
〔「てきれ」とも〕
(1)それまでの互いの関係をたつこと。特に,男女が関係を絶つこと。
(2)「手切れ金(キン)」に同じ。
(3)談判が破れ,敵対関係に入ること。「然間,駿河と御―を成され候へて/三河物語」
てぎれい
てぎれい [2] 【手奇麗・手綺麗】 (形動)[文]ナリ
手際よく,きれいに仕上げるさま。「―な細工」
てぎれきん
てぎれきん [0] 【手切れ金】
男女が今までの愛情関係を絶つ代償として相手に支払う金。手切り金。手切れ。慰謝料。
てぎればなし
てぎればなし [4] 【手切れ話】
別れ話。
てぎわ
てぎわ【手際よい(よく)】
skillful(ly);clever(ly);→英和
neat(ly);→英和
smart(ly).→英和
てぎわ
てぎわ [0] 【手際】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物事の処理の仕方。また,その腕前。技量。「―よくまとめる」「―が悪い」
(2)技量のすぐれている・こと(さま)。「如何(イカ)にも―なる書体なり/日本開化小史(卯吉)」
てく
てく [1]
〔「てくてく」から出た語〕
乗り物に乗らずに徒歩で行くこと。「毎日―で行く」
てく
てく (連語)
〔「ていく」の転。近世江戸語以降の語。話し言葉でのくだけた言い方。上にくる語によっては「でく」となる〕
動詞の連用形に付いて,「…して行く」「…しつつ行く」などの意を表す。「これはぼくが持っ―」「みんなどんどん走っ―」「ここでちょっと休んでく」
てくぐつ
てくぐつ [2] 【手傀儡】
〔「でくぐつ」とも〕
手で操る人形。操り人形。またそれを操ること。「よくよくめでたく舞ふものは…八千独楽(ヤチコマ)・蟾舞(ヒキマイ)・―/梁塵秘抄」
てくせ
てくせ [3][1] 【手癖】
〔「てぐせ」とも〕
手で,つい,してしまうこと。特に,盗みのくせ。
てくせ
てくせ【手癖が悪い】
have light fingers;be light-fingered.
てくせ=が悪い
――が悪・い
(1)盗みをする性癖がある。盗癖がある。
(2)女癖が悪い。
てくだ
てくだ【手管】
a trick;→英和
wiles.
てくだ
てくだ [1] 【手管】
(1)人をうまく操ったり,ごまかしたりする方法・技術。「手練―」
(2)遊女が客をたらし込む技術。手練。
(3)遊女が情夫を持つこと。また,その情夫。間夫(マブ)。「本のは―の男につかはし/浮世草子・一代男 4」
てください
てください (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「くださる」の命令形の付いたもの〕
⇒ください(補助動詞)
てくださる
てくださ・る (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「くださる」の付いたもの〕
⇒くださる(補助動詞)
てくてく
てくてく [1] (副)
かなりの距離を一定の速度で歩き続けるさま。「東海道を―(と)歩き続ける」
てくてく
てくてく
〜歩く walk;→英和
trod;→英和
foot it.
てくばり
てくばり【手配り】
⇒手配(てはい).
てくばり
てくばり [2] 【手配り】 (名)スル
(1)必要な部署に人を配置したり,分担を決めたりして備えること。てはい。「必要な人員を―する」
(2)必要な連絡や段取りをすること。てはい。「早々と―する」
てくび
てくび [1] 【手首・手頸】
腕とてのひらがつながる部分。
てくび
てくび【手首】
a wrist.→英和
てくぼ
てくぼ 【手窪】
手のひらのくぼんだ部分。[日葡]
てくら
てくら
〔「手暗(クラ)ます」の意〕
ごまかすこと。まやかし。てくろ。「ちくら―の一夜検校(ヒトヤケンギヨウ)/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
てくらがり
てくらがり [3][0] 【手暗がり】
自分の手の陰になって,手許がよく見えないこと。「―になる」
てくる
てく・る [2] (動ラ五)
〔「てくてく」の「てく」を動詞化したもの〕
てくてくと歩く。「一日―・ってくたびれた」
てくれる
てく・れる (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「くれる」の付いたもの〕
⇒くれる(補助動詞)
てくろ
てくろ
「てくら」に同じ。「雪を花とちらすは風の―かな/毛吹草」
てくろもの
てくろもの 【てくろ物】
にせ物。「当世は刀・数寄道具につけ,みな,にせ物あり。―がはやる/咄本・醒睡笑」
てくろもの
てくろもの 【てくろ者】
人をうまくだます人。「―関は許さじばくち打ち(松意)/虎渓橋」
てくろ物
てくろもの 【てくろ物】
にせ物。「当世は刀・数寄道具につけ,みな,にせ物あり。―がはやる/咄本・醒睡笑」
てくろ者
てくろもの 【てくろ者】
人をうまくだます人。「―関は許さじばくち打ち(松意)/虎渓橋」
てくシー
てくシー [1]
〔「てく」は「てくてく」の略。タクシーをもじった語。「テクシー」と書く〕
俗に,乗り物に乗らず歩いていくことをいう。
てぐさり
てぐさり [2] 【手鎖】
「手錠(テジヨウ){(2)}」に同じ。
てぐす
てぐす【天蚕糸】
(fishing) gut (釣糸).→英和
てぐす
てぐす [0][1] 【天蚕糸】
テグスサン・カイコなどの幼虫の体内からとった絹糸腺を,酢酸につけて引き伸ばし,乾かして作った糸。透明で,釣り糸などに用いる。現在は,合成繊維で作った類似のものにもいう。てぐすいと。
てぐすいと
てぐすいと [4] 【天蚕糸】
「てぐす(天蚕糸)」に同じ。
てぐすが
てぐすが [3] 【天蚕蛾】
ヤママユガ科に属する大形の蛾。開張約9センチメートル。全身褐色。幼虫はクス・フウなどの葉を食う。台湾・中国南部から東南アジアにかけて分布し,海南島などでかつて盛んに飼育された。幼虫の絹糸腺からてぐすがとれる。フウサン。テグスサン。
てぐすさん
てぐすさん [3] 【天蚕糸蚕】
⇒天蚕蛾(テグスガ)
てぐすね
てぐすね [2] 【手薬煉】
手に薬煉(クスネ)を塗ること。
→薬煉
てぐすね
てぐすね
〜引いて待っている be ready[prepared] <for> .
てぐすね=ひく
――ひ・く
(1)弓が滑らないように弓手(ユンデ)に薬煉を塗る。「―・き,そぞろ引てぞ向ひたる/保元(中)」
(2)十分に用意して敵を待ち受ける。「―・いて待ち構える」
てぐすむすび
てぐすむすび [4] 【天蚕糸結び】
二本のひもや糸を結び合わせる方法の一。二本を平行に並べ,それぞれの糸端で他の糸をからめて一重結びをして締めるもの。
てぐそく
てぐそく 【手具足】
身のまわりの小道具。手道具。「わ上郎の―/狂言・吃」
てぐち
てぐち【手口】
a way;→英和
a trick;→英和
a style <of a crime> .→英和
てぐち
てぐち [1] 【手口】
(1)悪事などを実行した時の方法・手段。「巧妙な―」「掏摸(スリ)の―」
(2)取引用語。
(ア)売買内容(銘柄・数量など)。
(イ)売り手と買い手。
てぐみ
てぐみ [3][0] 【手組(み)】 (名)スル
(1)人の手で組むこと。「―の紐」
(2)手を組むこと。「三人―して寄る所を,三人ながら掻いつかんで/保元(下)」
(3)人を集めたり,軍勢を分けたりして,部隊を編制すること。「さあ,攻め寄せよ,と―を揃へ/浄瑠璃・碁太平記」
(4)仲間(ナカマ)。同類。「いつもの―の客まじりに/浮世草子・男色大鑑 7」
(5)手筈(テハズ)。計略。段取り。「―はかうと智恵の有たけふるひけるに/浮世草子・御前義経記」
てぐみのいぬおうもの
てぐみのいぬおうもの 【手組の犬追物】
正式の犬追物。射手(イテ)は一二騎から成る手組が三組,犬は総数一五〇匹を用いる。
てぐり
てぐり [3][0] 【手繰り】
(1)手で繰ること。たぐり寄せること。
(2)手から手に物を受け渡して運ぶこと。「嫁御の御入りと乗物すぐに―にして/浮世草子・娘容気」
(3)工夫して都合をつけること。やり繰り。
(4)「手繰り網」「手繰り船」の略。
てぐりあみ
てぐりあみ [3][0] 【手繰り網】
引き網の一。袋網と両翼に付けた袖網・引網から成り,たぐり寄せて船上に上げ,漁獲する。主にカレイ・ヒラメ・カニ・エビなどをとる。てぐり。
てぐりいと
てぐりいと [4] 【手繰り糸】
手で繰り取った糸。手引き糸。
てぐりぶね
てぐりぶね [4] 【手繰り船】
(1)手繰り網を使い,磯で漁をする小船。
(2)江戸時代,大坂・伏見間を往復した早船。今井船。
てぐるま
てぐるま [2] 【手車・輦】
(1)手で押したり引いたりして動かす小形の車。
(2)土砂などを運ぶ二本の柄のついた小形の一輪車。猫車(ネコグルマ)。
(3)自家用の人力車。「和らかひ衣類(キモノ)きて―に乗りあるく時は/十三夜(一葉)」
(4)二人が向かい合って両腕を組み合わせ,その上に人を乗せて運ぶこと。「二人の―に乗つて帰らうと思ふが/狂言・鈍太郎」
(5)近世の玩具の一。菊花や井戸車の形の車に糸をつけた,ヨーヨーのようなもの。
(6)(多く「輦」「輦車」と書く)屋形に車を付けて,手で引く乗り物。内裏の中は歩くのが普通であったが,東宮・親王・摂政関白・女御などが,これに乗って入ることを許された。輦輿(レンヨ)。れんしゃ。
輦(6)[図]
てぐるま
てぐるま【手車】
⇒手押し.
てぐるま=に乗せる
――に乗・せる
〔手車{(4)}にのせる意から〕
丁重に扱う。大切にする。「―・せて下へも措かぬやうに/浮雲(四迷)」
てぐるまのせんじ
てぐるまのせんじ 【輦の宣旨】
手車{(6)}の乗用を許す宣旨。「―などのたまはせても,また入らせ給ひてはさらにえ許させ給はず/源氏(桐壺)」
てけ
てけ 【天気】
〔「てんけ」の撥音「ん」の無表記〕
空模様。てんき。ていけ。「―のこと楫取(カジトリ)の心にまかせつ/土左」
てこ
てこ [1] 【梃子・梃】
棒の一点を支点とし,そこを中心として棒を回転できるようにしたもの。作用点や力点の位置をかえて重い物体を小さな力で動かしたり,小さな動きを大きな動きに変えたりするのに用いる。槓杆(コウカン)。レバー。
てこ
てこ [2] 【手子・梃子】
〔「てご」とも〕
手助けをする者。鍛工・土工・石工などの下回りの仕事をする者。てこの衆。「あれ天満の―ぢや/咄本・大黒柱」
てこ
てこ【挺子】
<with> a lever.→英和
〜でも動かない do not stir an inch.→英和
てこ=でも動か∘ない
――でも動か∘ない
どんな手段を用いても動かすことができない。いくら説得しても聞き入れない。
てこいれ
てこいれ [0][4] 【梃入れ】 (名)スル
(1)相場の勢いを人為的に操作すること。特に,下落を食い止めること。
(2)不振を打開したり,弱い所を強化したりするために外部から援助すること。「親会社が―する」
てこいれ
てこいれ【挺入れする】
jack up;prop up.
てこう
てこう [2] 【手甲】
⇒てっこう(手甲)
てこずる
てこずる
do not know what to do <with> ;have a hard time <with> .てこずらせる give <a person> much trouble;embarrass.→英和
てこずる
てこず・る [3] 【手子摺る・梃子摺る】 (動ラ五[四])
困る。もてあます。安永(1772-1781)頃の流行語。「説得に―・る」「親分の唐紙表紙きたる故―・る/黄表紙・御存商売物」
てこそ
てこそ (連語)
〔接続助詞「て」に係助詞「こそ」の付いたもの〕
(1)文中にあって,「て」で受ける部分を強調して表す。文語文(古文)では,「こそ」のかかっていく述語を已然形で結ぶ。「全員参加し―,初めて意義があるのだ」「あらを田をあらすきかへしかへしても人の心を見―やまめ/古今(恋五)」
(2)文末にあって,打ち消しの意を表す。中世から近世へかけての用法。…するはずがない。「これを聞ては,こらへられ―/中華若木詩抄」「目さすも知らぬ松蔭に何やら暗うて見え―/浄瑠璃・今宮心中(下)」
てこねる
てこ・ねる (動ナ下一)
〔近世上方語〕
「死ぬ」をののしっていう語。くたばる。「嚊(カカ)のそげめは―・ねてしまふ/浄瑠璃・廿四孝」
てこのしゅう
てこのしゅう 【手子の衆】
(1)「手子(テコ)」に同じ。「鍛冶屋の―/浄瑠璃・用明天皇」
(2)大名お抱えの火消し人足。
てこへん
てこへん [0] (形動)
「へんてこ」の倒語。「腹の具合が―になつたので/復活(魯庵)」
てこまい
てこまい [0] 【手古舞】
江戸時代の祭礼で,男装の女性が山車(ダシ)や神輿(ミコシ)の先駆をして舞った舞。また,その人。姿は,男髷(オトコマゲ),右肩ぬぎの派手な襦袢(ジバン),伊勢袴,手甲,脚絆(キヤハン),足袋,わらじ,というもので,背に花笠を掛け,鉄棒を突き,牡丹を描いた黒骨の扇を持ち,煽ぎながら木遣(キヤリ)などを歌いつつ舞い歩いた。
手古舞[図]
てこもり
てこもり [0] 【てこ盛り】
「てんこ盛り」に同じ。
てこらけし
てこらけ・し (形ク)
〔「てごらけし」と濁音にもいったか〕
色濃く照り映えている。つややかで美しい。「そがひにたてるそが菊など―・き色あひは/長明四季物語」
てこ盛り
てこもり [0] 【てこ盛り】
「てんこ盛り」に同じ。
てご
てご 【手児】
〔上代東国語。「てこ」とも〕
(1)幼児。赤子。「音をぞ泣きつる―にあらなくに/万葉 3485」
(2)少女。おとめ。「埴科(ハニシナ)の石井の―が言な絶えそね/万葉 3398」
てごころ
てごころ【手心を加える】
use one's discretion;make allowances <for> .
てごころ
てごころ [2] 【手心】
(1)相手や事情に応じて適当に扱うこと。事情を考慮して普通よりゆるやかな扱いをすること。手加減。「―を加える」
(2)手に受ける感じ。また,経験して覚えている具合や技術。「きれ口―は良けれども,あばら三枚かかつたり/浄瑠璃・唐船噺」
てごし
てごし [1] 【手輿】
⇒たごし(手輿)
てごたえ
てごたえ [2] 【手応え】
(1)打ったり触れたりした時に,手に受ける感触。また,確かに当たったという感じ。「槍で突くと―があった」
(2)働きかけに対する反応。「いくら教えてもさっぱり―がない」
てごたえ
てごたえ【手応え】
resistance;→英和
response[reaction];→英和
(an) effect (効果).→英和
〜がある have effect;tell;→英和
feel a pull (釣で).→英和
〜のある(ない) (ir)responsive;→英和
(in)effectual;→英和
worthy <opponent> .→英和
てごと
てごと [1] 【手事】
(1)地歌・箏曲(ソウキヨク)の曲の構成部分名称。前歌(マエウタ)と後歌(アトウタ)の間に挿入された長い間奏。多くはその器楽的展開が曲の眼目となる。
(2)計略。技巧。手練手管(テレンテクダ)。「それ者の果ぢや故,―とやらがあらうわいの/歌舞伎・小袖曾我」
てごともの
てごともの [0] 【手事物】
地歌・箏曲で,手事{(1)}を含む曲。多くは前歌・手事・後歌の楽曲構成をとる。「笹(ササ)の露」「残月」など。
てごな
てごな 【手児奈】
〔上代東国語。「てこな」とも。「な」は愛称の接尾語〕
「てご(手児){(2)}」に同じ。「勝鹿の真間の―が奥つきを/万葉 431」
→真間(ママ)の手児奈
てごま
てごま [0] 【手駒】
(1)将棋で,自分が取った相手の駒。持ち駒。
(2)自分の配下にある者。手下。「―をうまく使う」
てごむ
てご・む 【手込む・手籠む】 (動マ下二)
手込めにする。「これほどまで―・め申す上は,片時の御暇ならば参らせられ候へ/謡曲・咸陽宮」
てごめ
てごめ【手込めにする】
violate;→英和
rape.→英和
てごめ
てごめ [3][0] 【手込め・手籠め】
(1)女性を暴力で犯すこと。強姦。「―にする」
(2)人を力ずくで押さえ付けたりして自由を奪うこと。手込み。「三人かかつて弥次郎を―にする/滑稽本・膝栗毛 4」
てごらさ
てごらさ
〔「さ」は接尾語〕
照り映えて美しいさま。「そが菊の茂み小枝(サエダ)の色の―/拾遺(雑秋)」
てごろ
てごろ【手頃な】
handy;→英和
reasonable (値段).→英和
てごろ
てごろ [0] 【手頃】 (名・形動)[文]ナリ
(1)手で扱うのにちょうどよい大きさや重さである・こと(さま)。「―な石を拾って投げる」
(2)自分の能力や状況にちょうどあっていること。ふさわしいこと。また,そのさま。「―な相手」「―な値段」
[派生] ――さ(名)
てごわい
てごわ・い [3] 【手強い】 (形)[文]ク てごは・し
相手にすると,容易に勝てないほど強い。負かすことがむずかしい。「敵に回すと―・い相手」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
てごわい
てごわい【手強い】
tough;→英和
powerful.→英和
てさ
てさ (連語)
〔接続助詞「て」に間投助詞「さ」の付いたもの。上に来る語によっては「でさ」となる。近世江戸語以降の語〕
(1)文中で,「て」によって調子を整えつつ,「さ」によって語句を軽く指示し,相手に念を押す意を表す。「まず郵便局に寄っ―,それから銀行に行ったんだ」「雨がやんでさ,虹が出たんだ」
(2)文末の打ち消し表現のあとに添えて,相手の言葉に対して反駁する気持ちなどを表す。「『君知ってるかい』『知らなくっ―』」「『ほんにほんに,いつも若い元気だ』『わかくなく―』/滑稽本・浮世風呂 2」
てさき
てさき【手先の器用な】
clever with one's hands.〜に使う use <a person> as a tool.→英和
てさき
てさき [3] 【手先】
(1)手の先。指先。また,手や指の使い方。「―がつめたい」「―が器用だ」
(2)他人の意のままに使われる者。手下。「悪者の―」
(3)部隊の先頭。先鋒。「―をまくりて中を破らんとするに/太平記 26」
(4)江戸時代,町奉行配下の同心の下働きをした者のうち,無給の者。目明かし。
(5)雁股(カリマタ)の鏃(ヤジリ)の先。
(6)兜(カブト)の吹き返しの前方の称。
(7)〔建〕
(ア)扉の釣り元から最も遠い部分。
(イ)二枚畳みの唐戸の,枠に遠い方の戸。
(ウ)土蔵の扉の召し合わせ部分につけられた段。
(エ)建築の斗組(マスグ)みで,壁面より前方へ突き出ている斗組み。組み方によって一手先(ヒトテサキ)(出組)・二手先・三先手(ミテサキ)などと呼ぶ。
てさぎょう
てさぎょう [2] 【手作業】
機械によらず,手で行う作業。
てさく
てさく [0] 【手作】
(1)手製。手づくり。「是はわたくしの―でござると申て/狂言・瓜盗人」
(2)自分で耕作すること。また,その田畑。「大久保一名の地行,又は―までも根をほり給へば/三河物語」
てさぐり
てさぐり【手探りする】
feel[grope,fumble] <for> .→英和
〜で行く feel[grope]one's way.
てさぐり
てさぐり [2] 【手探り】 (名)スル
(1)暗闇など見えないところで手先の感じでさぐること。「―で穴の中を進む」
(2)様子がわからないまま物事をすすめること。「解決法を―する」「―の状態が続く」
てさげ
てさげ [3][0] 【手提げ】
手に提げて持つように作った袋・鞄(カバン)・籠(カゴ)などの類。
てさげ
てさげ【手提かご】
a hand basket.手提かばん a briefcase.→英和
手提金庫 a portable cashbox.手提ランプ a lantern.→英和
てさげかばん
てさげかばん [4] 【手提げ鞄】
手にさげる鞄。さげかばん。
てさげきんこ
てさげきんこ [4] 【手提(げ)金庫】
手に提げて運ぶことができる小型の軽便な金庫。
てさし
てさし [0] 【手指(し)・手刺(し)】
野良仕事・山仕事などで,腕から手を保護するためにはめるもの。手甲と同様のもの,指のない手袋様のものなどがある。
てさばき
てさばき【手捌きがよい】
handle skilfully.
てさばき
てさばき [2] 【手捌き】
手で物を扱う際の,手の使い方・動かし方。「―もあざやかにカードを切る」
てさるがく
てさるがく [2] 【手猿楽】
中世から近世初期に,武士や商人などの素人が演じた能,およびその集団。広義には,猿楽専業者であっても大和猿楽四座に属さない者が演じる能をもいう。
てざいく
てざいく【手細工】
hand(i)work;manual work.〜の handmade.
てざいく
てざいく [2] 【手細工】
(1)手先でする細工。「―の宝石箱」
(2)自分の手で作ること。また,その細工。
てざお
てざお [0] 【手棹】
船で相手との間隔をとったりするのに用いる水棹(ミザオ)より短い棹。
てざかり
てざかり [2] 【手盛り】
壮年で,最も技量のすぐれている年代。「―の振舞,年寄りての風体(フウテイ)/風姿花伝」
てざし
てざし [0] 【手差(し)】
(1)手で差し込むこと。特に印刷機で,給紙を手で一枚一枚行うこと。
(2)手を出すこと。手出し。「脇から―もならず/浄瑠璃・天の網島(上)」
(3)物を扱う際の手の使い方。多く,笛の指の用法にいう。「田刈る鎌のつかを笛ふく様にして―をおしへ/残夜抄」
てざわり
てざわり [2] 【手触り】
(1)手でさわった時の感じ。「―のいい布地」
(2)物から受ける感じ。印象。「―のあらい言葉を使ふ/吾輩は猫である(漱石)」
てざわり
てざわり【手触りが粗い(柔らかい)】
feel rough (soft);be rough (soft) to the touch.→英和
てしお
てしお [0][3] 【手塩】
(1)それぞれの食膳に備えた少量の塩。古く,食膳の不浄を払うために,小皿に盛って添えたという。
(2)「手塩皿(ザラ)」の略。
(3)手ずから世話をすること。「他人の―に育てられ/歌舞伎・心謎解色糸」
てしお
てしお テシホ 【天塩】
北海道旧一一か国の一。留萌(ルモイ)支庁全域と,上川支庁の北部,宗谷支庁の一部を含む地域。
てしお
てしお【手塩にかけて】
<bring up> with tender care.
てしお=に掛ける
――に掛・ける
自分で直接気を配って世話をする。「―・けて育てる」
てしおがわ
てしおがわ テシホガハ 【天塩川】
北海道北部,天塩岳に源を発し,北流して日本海に注ぐ川。長さ256キロメートル。下流に天塩平野をつくる。
てしおさんち
てしおさんち テシホ― 【天塩山地】
北海道北部を南北に連なる山地。最高峰はピッシリ山(1032メートル)。東に名寄盆地を隔てて北見山地がある。
てしおざら
てしおざら [3] 【手塩皿】
(1)手塩を盛った小さな皿。
(2)香の物などを盛る,ごく小さく浅い皿。おてしょ。
てしか
てしか (連語)
〔完了の助動詞「つ」の連用形「て」に終助詞「しか」の付いたもの。中古以降「てしが」とも〕
自己の動作に関して望み願う気持ちを表す。…したい。…したいものだ。「竜の馬(マ)も今も得―あをによし奈良の都に行きて来むため/万葉 806」「あな恋ひし今も見―山がつのかきほに咲けるやまとなでしこ/古今(恋四)」
〔下に感動の終助詞「な」「も」が付いて,「てしかな」「てしかも」の形でも用いられる〕
てしかが
てしかが 【弟子屈】
北海道東部川上郡,釧路川上流の町。屈斜路湖・摩周湖・川湯温泉・弟子屈温泉がある。
てしかな
てしかな (連語)
⇒しかな(連語)
てしかも
てしかも (連語)
⇒しかも(連語)
てしがわら
てしがわら テシガハラ 【勅使河原】
姓氏の一。
てしがわらそうふう
てしがわらそうふう テシガハラサウフウ 【勅使河原蒼風】
(1900-1979) 生け花の家元。草月流の開祖。東京生まれ。「日本生花学会」を設立した勅使河原和風の子。1927年(昭和2)草月流を創流。造形としての生け花を追求し,生け花の国際化を推進した。
→草月流
てしげし
てしげ・し 【手繁し】 (形ク)
度数が多い。手をゆるめない。「敵―・くよするならば様あるまじ/盛衰記 21」
てしごと
てしごと【手仕事】
manual work;handicraft.→英和
てしごと
てしごと [2] 【手仕事】
手先を使う細かい仕事。
てした
てした【手下】
a follower;→英和
one's men.
てした
てした [3] 【手下】
ある人のもとで命令・指図されて,そのとおりに動く人。配下。手下(テカ)。「―を見張りに立てる」
てしぶい
てしぶ・い 【手渋い】 (形)
〔近世語〕
(1)手きびしい。「ても―・い御異見に逢ました/歌舞伎・韓人漢文」
(2)手ごわい。「詞(コトバ)はうまく―・い相手/浄瑠璃・忠臣金短冊」
てしま
てしま 【手島】
姓氏の一。
てしまう
てしま・う (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「しまう」の付いたもの〕
⇒しまう(補助動詞)
てしまとあん
てしまとあん 【手島堵庵】
(1718-1786) 江戸中期の心学者。俗称は近江屋嘉左衛門。京都の商人の出身。石田梅岩に師事。四四歳で家業を長男に譲り,心学の普及に努めた。著「前訓」「知心弁疑」など。
てしゃ
てしゃ [1] 【手者】
技芸や武芸の熟達した人。達人。「いかなる―もだますには/浮世草子・諸国はなし 2」
てしょう
てしょう [2] 【手性】
(1)手先を使う仕事の上手下手。
(2)文字を書くことの巧拙。「―がいい」
てしょう
てしょう [2][1] 【手証】
(犯行などの)確かな証拠。てっしょう。てっしょ。「―もみねえ事が,なんといはれるものか/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
てしょうぎ
てしょうぎ [2] 【手将棋】
定跡にとらわれず,力量にまかせて強引に打つ将棋。力(チカラ)将棋。
てしょく
てしょく [1][0] 【手職】
〔「てじょく」とも〕
手先でする仕事。手仕事の職。
てしょく
てしょく [3][0] 【手燭】
蝋燭(ロウソク)立てに長柄をつけた灯具。手とぼし。手灯台。
手燭[図]
てしょくいし
てしょくいし [3] 【手燭石】
蹲(ツクバイ)の役石の一。湯桶(ユオケ)石と相対して据える。手燭を乗せやすいように平らなものを使う。
→蹲
てしんごう
てしんごう [2] 【手信号】
車両に対して警察官や信号手が手で行う信号。鉄道信号では昼間は旗,夜間は手提げランプを使う。
てじな
てじな【手品(を使う)】
jugglery (juggle);→英和
(do) magic[conjuring]tricks.手品師 a juggler;→英和
a conjurer;a magician.→英和
てじな
てじな [1] 【手品】
(1)指先や器具を巧みに操り,人の注意をそらせておいて,不思議なことをして見せる芸。仕掛けを主体とする大掛かりなものを特に奇術と称する場合がある。てづま。「―の種」
(2)腕前。手並み。「―は皆見えぬ,弊(ツタナ)き事なし/今昔 25」
(3)手の動かし方。手つき。手ぶり。「菜刀取つて切り刻(キザ)み,ちよき��,��と―よく/浄瑠璃・菅原」
てじなし
てじなし [3] 【手品師】
手品をしてみせる芸人。手品遣い。
てじなつかい
てじなつかい [4] 【手品遣い】
「手品師(テジナシ)」に同じ。
てじなぶし
てじなぶし [0] 【手品節】
古浄瑠璃の一。延宝(1673-1681)から元禄(1688-1704)にかけて手品市左衛門によって語られ盛んとなった。河東節に節が伝えられているという。
てじま
てじま 【手島】
姓氏の一。
てじまい
てじまい [2] 【手仕舞(い)】
清算取引や信用取引で空(カラ)売り,空買いしていたのを,買い戻しや転売によって決済すること。
てじまう
てじま・う [3] 【手仕舞う】 (動ワ五[ハ四])
取引で,手仕舞いを行なって決済する。
→手仕舞い
てじませいいち
てじませいいち 【手島精一】
(1849-1918) 教育家。沼津藩出身。長年,東京高等工業学校長をつとめ,実業教育関係の法律・規則制定に努力。工業教育の基礎をつくった。
てじめ
てじめ [0][3] 【手締め】
物事の決着や成就を祝って,関係者がそろって拍子を合わせて手を打つこと。手打ち。
てじゃく
てじゃく【手酌で飲む】
help oneself to sake.
てじゃく
てじゃく [0] 【手酌】
自分で酒をついで飲むこと。
てじゅず
てじゅず [0] 【手数珠】
手首にはめる短い数珠。
てじゅん
てじゅん【手順】
an order;→英和
a process;→英和
a plan (計画);→英和
arrangements (手はず).〜を定める arrange <for> ;→英和
plan (out).〜よくいく(が狂う) go smoothly (wrong).
てじゅん
てじゅん [0][1] 【手順】
物事をする順序。段取り。「―が狂う」「―を定める」
てじょう
てじょう [0] ―ヂヤウ 【手錠】 ・ ―ジヤウ 【手鎖】
(1)手首にはめて,腕の自由を奪う,金属製・革製の輪。被疑者の逮捕の時などに用いる。
(2)江戸時代の刑具の一。両手首を拘束する,鉄製で瓢箪(ヒヨウタン)形の腕輪。また,これをかける刑罰。三〇日・五〇日・一〇〇日の三種があった。手鎖(テグサリ)。
てじょう
てじょう【手錠をかける】
handcuff;→英和
put handcuffs on.
てす
てす (連語)
〔「てそう」の転。中世末期の語〕
「…た」「…ている」の意の丁寧語。…ました。…ています。「いやそれがしは此あたりの者ぢやが,野遊びに出―よ/狂言・禁野(虎清本)」「今参り,まゐりがきたえぼしは,ほこらに似―/狂言・今参」
てすう
てすう【手数のかかる】
<be> troublesome.→英和
〜をかける(省く) give (save) <a person> trouble;→英和
trouble.‖手数料[料金]a fee;a charge;[口銭]a commission;a percentage.
てすう
てすう [2] 【手数】
それをするのに必要な動作・細工などの数。また,それが多くて面倒なこと。てかず。「―ばかりかかる仕事」「お―ですがよろしくお願いいたします」
てすうりょう
てすうりょう [2] 【手数料】
手続き・仲介などの行為の代償として受け取る金。「―を徴収する」
てすき
てすき [0][3] 【手漉き】
紙を,機械を使わずに手ですくこと。また,その紙。「―の和紙」
てすき
てすき [0][3] 【手隙・手透き】
仕事の区切りがついたりして,手があいていること。「お―の時にでもおいで下さい」
てすき
てすき【手空きの時に】
when one is free.
てすきがみ
てすきがみ【手漉紙】
handmade paper.
てすさび
てすさび [2] 【手遊び】
慰みに,手先で物をもてあそぶこと。手慰み。てすさみ。「老後の―」
てすさみ
てすさみ 【手遊み】
〔「てずさみ」とも〕
「手すさび」に同じ。「―に節のもとを指にて板敷に押しあてて/宇治拾遺 13」
てすじ
てすじ [1] 【手筋】
(1)てのひらにある筋。
(2)技芸などの素質。天分。「―のいい子」
(3)囲碁・将棋で,相手の着手に対して十分働きうる手。「―をよむ」
(4)師から伝わる芸風。芸の系統。「鼓は生田与右衛門の―/浮世草子・永代蔵 2」
(5)手段。方法。てだて。「敵の―が知れさうな/浄瑠璃・伊賀越道中双六」
(6)ある物事に関係のある人や事を漠然とさす。方面。すじ。「是はいづくの―より漏れ聞えし事ぞと/浮世草子・好色敗毒散」
(7)てづる。てがかり。「―聞き出し長崎屋伝九郎を頼み/浮世草子・二十不孝 1」
てすじ
てすじ【手筋がよい】
have a natural aptitude <for> ;write a good hand (筆跡).
てすり
てすり [3] 【手摺り】
(1)橋・階段などで,歩く人がつかまるように取り付けた柵,または柵の上に渡した横棒。高欄。
(2)人形浄瑠璃の舞台で,人形遣いの腰から下を隠すために設けた横板。文楽系の三人遣い人形の舞台では手前から奥へ三段に設けてある。また一人遣い人形では,人形遣いの身体を隠す高さに,張った幕をいう。
→綟(モジ)手摺り
てすり
てすり【手摺】
a handrail;→英和
a railing.→英和
てすりぶたい
てすりぶたい [4] 【手摺り舞台】
手摺り{(2)}を設けた人形浄瑠璃の舞台。
てずから
てずから【手ずから】
personally;→英和
<do> oneself.→英和
てずから
てずから [1] 【手ずから】 (副)
〔「手つ(助詞)柄(カラ)」の意〕
(1)自分の手で。直接,手を下して。「―お書き下さる」
(2)自分自身で。みずから。「―仰せさぶらふやう/宇治拾遺 1」
てずつ
てずつ 【手づつ】 (形動ナリ)
拙劣なさま。不器用なさま。手際の悪いさま。「何がな御意に預からんと,―の細工も当座の間似合/浄瑠璃・布引滝」
てずま
てずま [1] 【手妻】
⇒てづま(手妻)
てずもう
てずもう 【手相撲】
腕相撲。腕押し。「ふけゆくまで糸取り・―して/浮世草子・一代男 5」
てずり
てずり [3][0] 【手刷(り)】 (名)スル
(1)印刷機を手で操作して印刷すること。また,その印刷物。「会報を―する」
(2)木版を馬楝(バレン)を用いて,一枚ずつ刷ること。また,その印刷物。
てずり
てずり【手刷の】
hand-printed.
てずれ
てずれ [0][3] 【手擦れ・手摩れ】 (名)スル
何度も手が触れてすれて傷むこと。また,その部分。「―した本」
てずれる
てず・れる [3] 【手擦れる・手摩れる】 (動ラ下一)
(1)手のあたる部分が擦れて傷む。「その証拠には―・れてゐて古色蒼然たり/浮雲(四迷)」
(2)世間なれしている。「―・れても,けつくおもしろくねえものよ/洒落本・金錦三調伝」
てせい
てせい [0] 【手製】
自分で作ること。また,作ったもの。「―の菓子」
てせい
てせい【手製の】
handmade;homemade <fire bomb> ;→英和
of one's own making.
てせん
てせん [0] 【手銭】
自分の金。身銭(ミゼニ)。
てせんじ
てせんじ [2] 【手煎じ】
(1)自分で茶を煎じること。また,その茶。
(2)自分で炊事をすること。奉公人を置けない生活。「身の裸になる事はさておき,後には―する事/浮世草子・織留 2」
(3)めかけ。囲い者。「是は都の月ぎりに,隠し置かれし―や/浄瑠璃・松風村雨」
てぜい
てぜい【手勢】
one's men.
てぜい
てぜい [0] 【手勢】
直接率いている軍勢。「わずかの―」
てぜま
てぜま【手狭な】
small;→英和
narrow.→英和
てぜま
てぜま [0] 【手狭】 (形動)[文]ナリ
家・部屋などが人数や仕事の規模に比べて狭いさま。「社員が増えてオフィスが―になる」
[派生] ――さ(名)
てぜまい
てぜま・い 【手狭い】 (形)[文]ク てぜま・し
〔近世語〕
家・場所などが,活動するのに狭く感じられる。また,規模が小さい。
⇔手広い
「只今迄は二丁町にて物事―・く候へしが/洒落本・遊婦多数寄」
てそう
てそう 【て候】 (連語)
〔「てさうらふ」の転。中世語〕
(1)「…た」の意の丁寧語。…ました。「その次信とやらんの最後所をこそ,この法師が見―しか/幸若・屋島軍」「咸陽をも焼き払う―/史記抄 5」
(2)「…てある」「…ている」の意の丁寧語。…てあります。…ています。…ております。「此等をだに召され―は,重耳を入れう事はやすからう/史記抄 3」「あの花は去年より開き―者をと云ぞ/中華若木詩抄」
てそう
てそう [2] 【手相】
手指や掌の形・肉づき・筋などのようす。特に,人の運勢などを表していると思われる特徴。
てそう
てそう【手相】
the lines of the palm;→英和
<practice> palmistry (術).→英和
〜を見る read one's palm[hand].‖手相見 a palmist.
てそうみ
てそうみ [2][4] 【手相見】
手相を見て,その人の運勢・吉凶などを判断することを職業とする人。
てそそぶり
てそそぶり
手でもてあそぶこと。てすさび。てそぼり。「―にやあ,あらまい事でもないが/滑稽本・膝栗毛 5」
てぞなえ
てぞなえ [2] 【手備え】
大将の陣営を守る兵。
てぞめ
てぞめ [0] 【手染(め)】
手ずから染めること。また,そのもの。
てぞん
てぞん [0] 【手損】
将棋で,先手・後手が応酬して一段落した結果,一方が手数において損をすること。
⇔手得
てた
てた (連語)
〔「ていた」の転。話し言葉でのくだけた言い方。上に来る語によっては「でた」となる〕
すでに行われたことを確認する意を表す。…ていた。「君はあの時ああ言っ―けれど,あれはやっぱり間違いだよ」「君が読んでた本貸してくれないか」
てだい
てだい [0] 【手代】
〔手がわり,の意〕
(1)商家の使用人で,丁稚(デツチ)と番頭の中間の身分の者。
(2)商法で,販売・仕入れなど特定事項について代理権を認められた者。
(3)江戸時代,郡代・代官・奉行の下で雑務を担当した役人。
てだい
てだい【手代】
⇒店員.
てだいがたき
てだいがたき [4] 【手代敵】
歌舞伎の役柄の一。世話物で悪事を働く手代の役。多くは端敵(ハガタキ)。
てだし
てだし【手出しする】
have a hand <in> (関与);→英和
attempt (試みる);→英和
poke one's nose <into> (干渉);make advances to (女に).
てだし
てだし [1] 【手出し】 (名)スル
(1)手を出すこと。打つ・殴るなど,争いをしかけること。「先に―したのはどっちだ」
(2)自分から積極的にその事にかかわること。してみること。「商品相場に―する」
(3)他人の問題に介入すること。立ち入ること。「余計な―をしないでくれ」
てだすかり
てだすかり [2] 【手助かり】
手だすけを得て,楽になること。
てだすけ
てだすけ【手助けする】
help.→英和
〜になる be helpful[a help] <to> .
てだすけ
てだすけ [2] 【手助け】 (名)スル
手伝うこと。また,手伝いとして役に立つこと。「店の仕事を―する」
てだっしゃ
てだっしゃ [2] 【手達者】 (名・形動)[文]ナリ
書や技芸などがたくみな・こと(さま)。また,その人。手者(テシヤ)。「―な人」
てだて
てだて【手立て】
⇒手段(しゆだん).
てだて
てだて [1] 【手立て】
(1)方法。対策。手段。「救う―がない」「―を講ずる」
(2)策を弄(ロウ)すること。策略。「―する家につかはれければ/浮世草子・胸算用 3」
てだて
てだて [1] 【手楯】
歩兵が手に持ち,地面に突き立てて防御に用いる木の楯。持ち楯。
てだま
てだま [0] 【手玉】
(1)曲芸に用いる玉。また,女児が遊戯に用いる玉。品玉。お手玉。
(2)手につける飾りの玉。「足玉も―もゆらに織る機(ハタ)は/古今六帖 5」
てだま
てだま【手玉にとる】
trifle with[make sport of] <a person> .
てだま=に取る
――に取・る
〔手玉のように投げ上げてもてあそぶ意〕
人を自分の思うままに動かし扱う。翻弄(ホンロウ)する。
てだまり
てだまり [2] 【手溜まり】
刀・弓・槍などの手をかけるところ。また,そこを手にしたときの具合。「―がいい」
てだらい
てだらい [2] 【手盥】
手や顔を洗う小さな盥。手水(チヨウズ)盥。
てだり
てだり 【手足り】
「てだれ」に同じ。「後徳大寺の大臣は左右なき―にていませしかども/無名抄」
てだる
てだる [0] 【手樽】
「柄樽(エダル)」に同じ。
てだれ
てだれ [3] 【手足れ・手練れ】
〔「てだり」の転。「てたれ」とも〕
技芸などのその道に熟達していること。また,その人。腕利き。上手。「一刀流の―」
てだんす
てだんす [2] 【手箪笥】
手元に置いて,手回りの品などを入れる小形の箪笥。用箪笥。
てちがい
てちがい【手違いになる】
go wrong.何かの〜で by some mistake.
てちがい
てちがい [2] 【手違い】
(1)し損ない。間違い。「当方の―で,御連絡が遅れました」
(2)「手違い鎹(カスガイ)」の略。
てちがいかすがい
てちがいかすがい [5] 【手違い鎹】
両端の爪が同一平面上になく,互いに直角方向に向いている鎹。直交する部材の接合に使用する。手違い。
→鎹
てちがいぐみ
てちがいぐみ [0] 【手違い組み】
格子の組み方の一。格子の組子を表裏交互に欠き合わせて,網代状に組むもの。
てちょう
てちょう【手帳】
a notebook;→英和
a pocketbook.→英和
てちょう
てちょう [0] ―チヤウ 【手帳】 ・ ―テフ 【手帖】
(1)常に携帯して心覚えを記入する小形の帳面。手控え。
(2)江戸時代,正規の検地に用いた手控え。
てぢか
てぢか [0] 【手近】 (名・形動)[文]ナリ
(1)手の届くほど近くにある・こと(さま)。「―に置く」「お―のポストに投函して下さい」
(2)ごく普通にあって,わかりやすいさま。卑近。「―な例」「―な話題」
[派生] ――さ(名)
てぢか
てぢか【手近な】
nearby;→英和
familiar.→英和
〜に near[close]by;(near) at hand.
てぢかい
てぢか・い [3] 【手近い】 (形)[文]ク てぢか・し
すぐ近くである。身近でわかりやすい。「先(マズ)―・いところで愚案いたしますれば/安愚楽鍋(魯文)」
[派生] ――さ(名)
てぢょうちん
てぢょうちん [2] 【手提灯】
手でさげて用いる提灯。
てっか
てっか テキ― [1] 【滴下】 (名)スル
⇒てきか(滴下)
てっか
てっか [0] 【鉄火】
■一■ (名)
(1)真っ赤に焼いた鉄。やきがね。
(2)刀剣と鉄砲。また,弾丸を発射するときに出る火。銃火。「―の間」
(3)「鉄火丼(ドンブリ)」「鉄火巻き」の略。
(4)「鉄火打ち」の略。
(5)「火起請(ヒギシヨウ)」に同じ。「対決有りてつひに実否究まらず,―をとれとの事なれども/甲陽軍鑑(品四七)」
■二■ (名・形動)
気性が激しく荒々しいこと。威勢がいいこと。侠気(キヨウキ)のあること。また,そのさま。「―な姉御」
てっか
てっか テキクワ [1] 【摘花】 (名)スル
⇒てきか(摘花)
てっか
てっか テキクワ [0][1] 【摘果】 (名)スル
⇒てきか(摘果)
てっかい
てっかい 【鉄拐】
中国,隋代の仙人。八仙の一。姓は李。名は玄。鉄の杖を空に投げると竜と化し,それに乗って去ったという。
てっかい
てっかい [0] 【撤回】 (名)スル
一度出した意見などをひっこめること。法的には,意思表示をした者がその効果を将来に向かって消滅させること。「処分を―する」
てっかい
てっかい【撤回する】
withdraw;→英和
take back <one's claims,what one has just said> .
てっかい
てっかい [0] 【鉄枴】
鉄で作った杖(ツエ)。鉄杖(テツジヨウ)。
てっかいさん
てっかいさん 【鉄拐山】
神戸市須磨区と垂水区の境,六甲山地の南西端にある山。海抜236メートル。南東麓に一ノ谷が,北に鵯越(ヒヨドリゴエ)がある。
てっかうち
てっかうち [3] 【鉄火打ち】
博打(バクチ)うち。博徒。鉄火。「大ぜい―をあつめ/黄表紙・金生木」
てっかく
てっかく テキ― [0] 【的確・適確】 (形動)[文]ナリ
⇒てきかく(的確)
てっかく
てっかく【適格】
qualifications.〜の qualified;→英和
competent.→英和
‖適格審査委員会 a screening committee.
てっかく
てっかく テキ― [0] 【適格】
⇒てきかく(適格)
てっかどんぶり
てっかどんぶり [4] 【鉄火丼】
丼(ドンブリ)にすし飯を盛り,鮪(マグロ)の赤身の薄切りをのせ山葵(ワサビ)や海苔(ノリ)をあしらったもの。てっかどん。
てっかはだ
てっかはだ [3] 【鉄火肌】
鉄火な気質・気性。多く女性についていう。伝法肌。鉄火。
てっかば
てっかば [0] 【鉄火場】
博打(バクチ)を打つ場所。博打場。
てっかまき
てっかまき [0] 【鉄火巻(き)】
鮪(マグロ)の赤身に山葵(ワサビ)を添えて芯(シン)にした海苔巻きずし。
てっかみそ
てっかみそ [4] 【鉄火味噌】
なめ味噌の一。煎り大豆・牛蒡(ゴボウ)などを加え,味醂(ミリン)・唐辛子などで調味して練りあげたもの。
てっかり
てっかり (副)
光り輝くさま。てかてか。
てっかん
てっかん【鉄管】
an iron tube[pipe].
てっかん
てっかん 【鉄幹】
⇒与謝野(ヨサノ)鉄幹
てっかん
てっかん [0] 【鉄環】
鉄製の輪。
てっかん
てっかん [0] 【鉄管】
鉄製の管。
てっかん
てっかん [0] 【鉄幹】
老梅の幹の雅称。
てっかん
てっかん [0] 【鉄艦】
鋼鉄で装甲した軍艦。甲鉄艦。
てっかんビール
てっかんビール [5] 【鉄管―】
水道の水を洒落(シヤレ)ていった語。
てっき
てっき [1] 【鉄軌】
(1)鉄道の軌道。レール。
(2)キャタピラー。
てっき
てっき【鉄器】
ironware;→英和
hardware;→英和
<英> ironmongery.→英和
鉄器時代 the Iron Age.
てっき
てっき テキ― [1] 【敵騎】
敵の騎兵。
てっき
てっき テキ― [1][0] 【敵機】
敵の飛行機。「―来襲」
てっき
てっき テキ― [1] 【敵旗】
敵の旗。
てっき
てっき テキ― [1] 【適期】
適当な時期。てきき。
てっき
てっき [1] 【鉄騎】
(1)鉄の鎧(ヨロイ)・兜(カブト)を付けた騎兵。
(2)勇猛な騎兵。「―百万」
てっき
てっき [1][0] 【鉄器】
(1)鉄製の器具。
(2)鉄製品をよぶ考古学用語。日本では弥生時代朝鮮方面から移入使用したのに始まる。
てっき
てっき テキ― [1][0] 【摘記】 (名)スル
要点を抜き出して書くこと。また,その書いたもの。摘録。「演説の要旨を―する」
てっきじだい
てっきじだい [4] 【鉄器時代】
石器時代・青銅器時代に続き,鉄器を主要な利器とした時代。
てっきゃく
てっきゃく [0] 【鉄脚】
(1)(橋や塔などを支える)鉄製の脚。
(2)丈夫な足のたとえ。
てっきゃく
てっきゃく [0] 【撤却】 (名)スル
取り除くこと。取り去ること。撤去。「山門も…理不尽にこれを―せんと欲す/太平記 15」
てっきゅう
てっきゅう [0] ―キウ 【鉄灸】 ・ ―キユウ 【鉄弓】
〔「鉄橋」とも書く〕
鉄製の格子または串。火の上にかけ渡して魚などをあぶるのに用いる。鉄架。
てっきょ
てっきょ【撤去する】
withdraw <from> ;→英和
evacuate;→英和
remove.→英和
てっきょ
てっきょ [1] 【撤去】 (名)スル
建物などを取り去ること。取り払うこと。「不法建築物を―する」
てっきょう
てっきょう [0] 【鉄橋】
(1)鉄を主材とする橋。
(2)鉄道橋のこと。
(3)「鉄灸(テツキユウ)」に同じ。[日葡]
てっきょう
てっきょう【鉄橋】
an iron bridge;a railway bridge (鉄道の).
てっきり
てっきり [3] (副)
(1)ほとんど確実であると考えられるさま。確かに。きっと。多く,予想と異なった場合に用いる。「―ばれたと思った」
(2)想像したとおりであるさま。「法学士,―然うだ/青春(風葉)」
てっきり
てっきり
surely;certainly;→英和
<There is> no doubt about it.〜そう思った I concluded <that…> .
てっきん
てっきん【鉄筋(コンクリート)】
reinforced concrete;ferroconcrete.→英和
てっきん
てっきん [0] 【鉄筋】
(1)コンクリートに埋め込んで,その引張力に対する弱さを補強するために用いる鉄棒。
(2)「鉄筋コンクリート」の略。
てっきん
てっきん [0] 【鉄琴】
打楽器の一。金属片の音板をばちで打って演奏する。鍵盤操作になったものもある。鉄心琴。グロッケンシュピール。
てっきんこう
てっきんこう [0] 【鉄筋工】
鉄筋の加工,組み立てなどを専門とする職人。
てっきんコンクリート
てっきんコンクリート [8] 【鉄筋―】
〔reinforced concrete〕
圧縮力に強いコンクリートに,引張力に強い鉄筋を補強として埋め込んで一体としたもの。耐久性・耐火性・耐震性のある建造物をつくりだす。RC 。
てっきんコンクリートこうぞう
てっきんコンクリートこうぞう [11] 【鉄筋―構造】
鉄筋コンクリートを用いた構造。1867年にモニエが特許を得たのに始まる。日本では1903年(明治36)に京都山科の疏水運河に架けられた橋が最初の例。RC 構造。
てっけい
てっけい [0] 【竹鶏】
コジュケイの一亜種。外形も習性もコジュケイに似る。台湾特産種で,低山帯にすむ。輸入放鳥されたものが,兵庫県六甲山で野生化したことがある。タイワンコジュケイ。
てっけつ
てっけつ テキ― [0] 【剔抉】 (名)スル
ほじくり出すこと。あばき出すこと。「不正・汚職を―する」
てっけつ
てっけつ [0] 【鉄血】
〔プロイセンの首相ビスマルクの言葉から〕
兵器と人血。兵器と兵。
てっけつきんのうたい
てっけつきんのうたい 【鉄血勤皇隊】
太平洋戦争末期の沖縄で戦闘要員として動員された男子中学生の呼称。多くの犠牲者を出した。
てっけつさいしょう
てっけつさいしょう 【鉄血宰相】
ビスマルクの異名。
てっけつせいさく
てっけつせいさく [5] 【鉄血政策】
ドイツ統一のためプロイセン首相ビスマルクがとった政策。1862年,軍備拡張に反対する議会の自由主義者にビスマルクが「鉄(武器)と血(兵士)によって問題は解決される」と反撃したことによる名称。
てっけん
てっけん [0] 【鉄拳】
固いにぎりこぶし。げんこつ。「―を見舞う」
てっけん
てっけん【鉄拳】
a fist.→英和
〜を加える strike <a person> with one's fist;rain blows <on> .‖鉄拳制裁 <administer> fist law.
てっけん
てっけん [0] 【鉄剣】
鉄製の剣。日本では弥生・古墳時代の遺物に多い。
てっけんせいさい
てっけんせいさい [5] 【鉄拳制裁】
こらしめるために,げんこつでなぐること。
てっこう
てっこう テキ― [0] 【剔紅】
堆朱(ツイシユ)の中国での呼称。じっこう。
てっこう
てっこう【鉄鉱(石)】
(an) iron ore.
てっこう
てっこう [0] 【鉄鋼】
鉄を主成分とする,銑鉄(センテツ)・鋼鉄などの鉄材の総称。
てっこう
てっこう [0] 【鉄鉱】
鉄の鉱石。磁鉄鉱・赤鉄鉱・褐鉄鉱・菱鉄鉱など。
てっこう
てっこう [3][0] 【鉄甲】
鉄製の鎧(ヨロイ)・兜(カブト)。鉄製の甲冑(カツチユウ)。「三枚重ねの―の磐石の如くなるを打破り/応仁記」
てっこう
てっこう [3] 【手っ甲】
手の甲を覆うもの。武具は多く革製,旅行・労働用には多く紺の木綿が用いられた。てこう。
手っ甲[図]
てっこう
てっこう【鉄工】
an ironworker;a blacksmith.→英和
鉄工所 an ironworks.→英和
てっこう
てっこう [0] 【鉄工】
(1)鉄を用いて,物をつくり出すこと。
(2)鉄の製錬・鉄器の製造などに従事する工員。
てっこうぎょう
てっこうぎょう【鉄鋼業】
the iron and steel industry.
てっこうくみあい
てっこうくみあい 【鉄工組合】
1897年(明治30)労働組合期成会のもとに組織された日本最初の本格的労働組合。片山潜・高野房太郎らを指導者とし,東京砲兵工廠・造船所・鉄道工場などの鉄工労働者によって設立。
てっこうじょ
てっこうじょ [0][5] 【鉄工所】
鉄の機械や器具を作る工場。
てっこうじょう
てっこうじょう [0] 【鉄工場】
製鉄所,また鉄工所。
てっこうだん
てっこうだん テツカフ― [3] 【徹甲弾】
装甲板で覆われているような堅固な目標を貫くのに用いる砲弾。頭部に弾帽をかぶせ,着弾表面で破裂しないようにしてある。
てっこく
てっこく【敵国】
an enemy[a hostile]country.
てっこく
てっこく テキ― [0] 【敵国】
⇒てきこく(敵国)
てっこつ
てっこつ【鉄骨】
an iron[a steel]frame.
てっこつ
てっこつ [0] 【徹骨】
骨までとおること。物事の中核・真底にまで達すること。「憎悪,怨恨,嫉妬などの―の苦しい情/重右衛門の最後(花袋)」
てっこつ
てっこつ [0] 【鉄骨】
建造物の骨組みとなる鉄材。
てっこつこうぞう
てっこつこうぞう [5] 【鉄骨構造】
主要構造部材に形鋼・鋼管などを用いた構造。軽量なので,鉄道橋・高層建築などに用いられる。1779年に建設されたイギリスのコールブルックデール橋に始まる。鋼構造。
てっこつてっきんコンクリート
てっこつてっきんコンクリート [12] 【鉄骨鉄筋―】
〔steel-frame reinforced concrete〕
鉄骨の周囲を鉄筋コンクリートで囲んだもの。これによる構造は,鉄筋コンクリート構造より粘りがあり,主として高層建築に利用される。SRC 。
てっさ
てっさ [1][0] 【鉄鎖】
鉄のくさり。「―につながれる」
てっさ
てっさ [1] 【轍叉】
鉄道で,レールの交差部で車輪が軌道からはずれないようにする装置。フロッグ。
てっさい
てっさい 【鉄斎】
⇒富岡(トミオカ)鉄斎
てっさく
てっさく [0] 【鉄索】
(1)針金をより合わせた綱。鋼索。
(2)ケーブル-カー。鋼索鉄道。
てっさく
てっさく【鉄索】
a cable;→英和
a cableway (運搬用).
てっさく
てっさく【鉄柵】
an iron railing[fence].
てっさく
てっさく [0] 【鉄柵】
鉄でつくった柵。
てっさつ
てっさつ [0] 【鉄札】
(1)鉄の札。
(2)閻魔(エンマ)の庁で,浄玻璃(ジヨウハリ)の鏡に映して,善人と悪人とを見分け,悪人を地獄に送る時,その名を記す鉄製の札。
⇔金札(キンサツ)
「師匠親の目をかすめたる科(トガ),一一―に記し置きたり/滑稽本・根南志具佐」
てっさん
てっさん [0] 【鉄傘】
鉄骨建築の傘のような円屋根。
てっしゃ
てっしゃ [0] 【鉄砂】
「砂鉄(サテツ)」に同じ。
てっしゃゆう
てっしゃゆう [3] 【鉄砂釉】
川や海の底に堆積した磁鉄鉱・砂鉄などを用いた釉(ウワグスリ)。黒色または褐色に焼け上がる。李朝の壺はこれを用いて絵付けされたものが多い。
てっしゅう
てっしゅう [0] 【鉄舟】
鉄でつくった小舟。特に,軍隊で橋をかける場合などに用いる平底の舟。
てっしゅう
てっしゅう [0] 【撤収】 (名)スル
(1)施設などを,取り払ってしまいこむこと。「テントを―する」
(2)軍隊が引き揚げること。撤退。「基地を―する」
てっしゅう
てっしゅう [0] 【鉄銹・鉄鏽】
⇒鉄錆(テツサビ)
てっしゅう
てっしゅう【撤収】
withdrawal;→英和
removal.→英和
〜する withdraw;→英和
remove.→英和
てっしょう
てっしょう [0] 【鉄漿】
(1)鉄を長く水に浸して得る黒い汁。黒色の染料とするほか,薬用とした。
(2)「かね(鉄漿)」に同じ。
てっしょう
てっしょう [0] 【鉄蕉】
ソテツの異名。
てっしょう
てっしょう [0] 【徹宵】 (名)スル
ある事をして夜を明かすこと。夜どおし。徹夜。副詞的にも用いる。「―して観測にあたる」「寂しい―の後に,やつと,待ち設けた眠りを貪(ムサボ)つた/耽溺(泡鳴)」
てっしょき
てっしょき 【徹書記】
正徹(シヨウテツ)の異名。
てっしょきものがたり
てっしょきものがたり 【徹書記物語】
⇒正徹物語(シヨウテツモノガタリ)
てっしん
てっしん [0] 【鉄心】
(1)芯(シン)に鉄が入っていること。
(2)回転電気機器・変圧器・電磁石などで,コイルの中に入れて磁気回路として用いる鋼材。
(3)鉄のように堅固な心。「近来は梅も―を変ずると見えたことには/中華若木詩抄」
てっしんきん
てっしんきん [0] 【鉄心琴】
⇒鉄琴(テツキン)
てっしんせきちょう
てっしんせきちょう [0] 【鉄心石腸】
外界の物に影響されない,かたい心。鉄石心腸。「戦捷の功を顕はせる―の人なるに/西国立志編(正直)」
てっする
てっする【徹する】
be given to (熱中);come home to <one> (骨身に);sit[stay]up all night (夜を).
てっする
てっ・する [0][3] 【徹する】 (動サ変)[文]サ変 てつ・す
(1)つきとおる。「骨身に―・する」
(2)一つの主義・態度などを最後まで貫く。「脇役に―・する」「金もうけに―・する」
(3)その時間を通して,する。「夜を―・して歩く」
[慣用] 眼光紙背に―/恨み骨髄に徹す
てっする
てっ・する [0][3] 【撤する】 (動サ変)[文]サ変 てつ・す
取り払う。取り除く。とる。「陣を―・する」
てっせい
てっせい【鉄製の】
iron;→英和
steel.→英和
てっせい
てっせい [0] 【鉄製】
〔「てつせい」とも〕
鉄でつくること。また,鉄でできている物。「―の橋」
てっせき
てっせき [0] 【鉄石】
鉄と石。また,かたくて変わらないもののたとえ。「―の忠へ鼠の歯は立たず/柳多留 103」
てっせきしん
てっせきしん [4][3] 【鉄石心】
きわめてかたい意志。鉄心。
てっせきしんちょう
てっせきしんちょう [0] 【鉄石心腸】
「鉄心石腸(テツシンセキチヨウ)」に同じ。
てっせん
てっせん [0] 【鉄線】
(1)針金。「有刺―」
(2)キンポウゲ科のつる性の木質多年草。中国原産。クレマチス属の代表種で,日本には寛文年間(1661-1673)に渡来し,観賞用に栽培される。茎は細く長く伸び,羽状複葉を対生。初夏,葉腋苞葉一対がある花柄を出し,径約8センチメートルの花を上向きに平開する。萼片は花弁状で六個あり,白色または帯紫色。
〔鉄線花は [季]夏〕
てっせん
てっせん [0] 【撤饌】
神前の供物を下げること。
⇔献饌(ケンセン)
てっせん
てっせん [0] 【鉄銭】
鉄で鋳造した銭。寛永通宝一文銭・四文銭の一部,仙台通宝・箱館通宝,盛岡藩の大黒銭・富国強兵銭などがある。
てっせん
てっせん【鉄線】
(1) iron wire.(2)《植》a clematis.→英和
てっせん
てっせん [0] 【鉄扇】
骨を鉄で作った扇。親骨だけが鉄のものと,骨全部が鉄のものとがある。近世,武家の護身具として流行した。
てっせん
てっせん [0] 【鉄泉】
鉄イオンを多量に含む鉱泉。貧血症・リューマチ・婦人病に効く。
てっせんびょう
てっせんびょう [0] 【鉄線描】
東洋画の線描の一。一様な太さ,一定の速度で運筆された針金のように弾力性のある描線。法隆寺金堂壁画のものが代表的。
てっせんれん
てっせんれん [3] 【鉄線蓮】
植物テッセンの異名。
てっそう
てっそう [0] 【鉄窓】
(1)鉄格子のある窓。
(2)牢屋。刑務所。
てっそく
てっそく [0] 【鉄則】
変えることのできないかたい規則・法則。厳しいきまり。「議会主義の―」
てっそく
てっそく【鉄則】
an iron rule.
てっそん
てっそん [0] 【姪孫】
兄弟姉妹の孫。
てっそん
てっそん [0] 【鉄損】
変圧器や電動機などの鉄心部分で,磁気ヒステリシスと渦電流とのために電力が熱となって消費され,エネルギーが損失すること。
てったい
てったい【撤退】
(a) withdrawal;→英和
a pullout.〜する withdraw <troops> ;→英和
pullout <of a place> .
てったい
てったい [0] 【撤退】 (名)スル
軍隊などが陣地などを取り払って退くこと。「前線から―する」
てっちせん
てっちせん 【鉄囲山】
〔梵 Cakravāḍa-parvata〕
古代インドに始まる世界説で,須弥山(シユミセン)を中心に取り囲む九山八海(クセンハツカイ)のうち一番外側にある鉄でできた山。また,三千世界のそれぞれを取り囲む山ともいう。鉄輪囲山。
てっちゅう
てっちゅう【鉄柱】
an iron pole.
てっちゅう
てっちゅう [0] 【鉄柱】
鉄製の柱。
てっちょう
てっちょう [0] 【鉄腸】
(鉄のように)堅い意志。鉄心。
てっちょう
てっちょう テツチヤウ 【鉄腸】
⇒末広(スエヒロ)鉄腸
てっちょうそう
てっちょうそう テツエフサウ [3] 【綴葉装】
⇒てつようそう(綴葉装)
てっちり
てっちり [0] 【鉄ちり】
〔「鉄」は河豚(フグ)の俗称である「鉄砲」の略〕
フグのちり鍋。[季]冬。
てっちん
てっちん [0] 【鉄砧】
金敷(カナシキ)。
てっつい
てっつい [0] 【鉄槌・鉄鎚】
(1)大形のかなづち。ハンマー。「―を振るう」
(2)ハンマー投げ競技のハンマー。
てっつい
てっつい【鉄槌を下す】
give a crushing blow <to> .
てっつい=を下(クダ)す
――を下(クダ)・す
きびしく処罰する。「汚職官吏に―・す」
てってい
てってい【徹底する】
be thorough(going);→英和
bring[drive]home (痛感させる);let <a person> know[understand](知らせる);make oneself understood (通じる).〜的(に) thorough(ly);complete(ly);→英和
exhaustive(ly).
てってい
てってい [0] 【鉄梃】
かなてこ。かなしき。
てってい
てってい [0] 【鉄蹄】
「蹄鉄(テイテツ)」に同じ。
てってい
てってい [0] 【徹底】 (名)スル
〔底まで貫き通ることの意〕
(1)すみずみまで行きとどくこと。「サービスが―している」「趣旨を―させる」
(2)思想・態度などが一貫していること。「―した平和主義者」
てっていてき
てっていてき [0] 【徹底的】 (形動)
残る所がないように十分に行うさま。「責任を―に追及する」「―な調査」
てっとう
てっとう【鉄塔】
a steel tower;a pylon (高圧線の).→英和
てっとう
てっとう [0] 【鉄刀】
(1)鉄の刀。
(2)刃のついていない刀。長さ50センチメートルから1メートルほどで,手元に鈎・鍔(ツバ)などを付けてある。主に捕物用具とする。
てっとう
てっとう [0] 【鉄塔】
(1)鉄で組み立てた塔。
(2)高圧送電線などを支える鉄の柱。
てっとう
てっとう [0] 【鉄桶】
鉄製のおけ。
てっとう
てっとう [0] 【跌宕・跌蕩】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物事にこだわらないこと。こせこせしないこと。また,そのさま。「豪放―なる者は常に暴露に過ぐるの弊あり/獺祭書屋俳話(子規)」「筆勢―ヲキワメル/ヘボン」
(2)のびのびと大きい・こと(さま)。「―なる自然の威力/自然と人生(蘆花)」
てっとう=水を漏(モ)らさず
――水を漏(モ)らさず
防備や団結が堅固で,つけいるすきがないことのたとえ。
てっとうてつび
てっとうてつび [5] 【徹頭徹尾】 (副)
最初から最後まで一貫するさま。完全に。「―反対する」
てっとうてつび
てっとうてつび【徹頭徹尾】
thoroughly;→英和
altogether;→英和
every inch;from beginning to end.
てっとうぼく
てっとうぼく [3] 【鉄刀木】
タガヤサンの漢名。
てっとりばやい
てっとりばやい【手っ取り早い】
<It would> be easier <to do> .手っ取り早く quickly;→英和
promptly.→英和
手っ取り早く言えば in short.
てっとりばやい
てっとりばや・い [6] 【手っ取り早い】 (形)[文]ク てつとりばや・し
(1)手間がかからない。簡略である。「―・い方法」
(2)すばやい。敏捷である。「―・く畳をてうどはね退くれば/浄瑠璃・近江源氏」
[派生] ――さ(名)
てっぱい
てっぱい【撤廃する】
abolish;→英和
do away with;lift <the ban> (禁令を).→英和
てっぱい
てっぱい [0] 【竹筏】
竹を並べてつくった台湾の筏船(イカダブネ)。
てっぱい
てっぱい [0] 【撤廃】 (名)スル
とりやめること。特に,それまであった制度などをとりやめにすること。「輸入制限を―する」
てっぱつ
てっぱつ [0] 【鉄鉢】
(1)托鉢(タクハツ)僧が食を受けるための鉄製の鉢。てつばち。応器。
(2)鉄で作った兜(カブト)の鉢。金鉢(カナバチ)。
てっぱん
てっぱん【鉄板】
an iron plate.
てっぱん
てっぱん [0] 【鉄板】
鉄を板状にのばしたもの。鉄の板。
てっぱんやき
てっぱんやき [0] 【鉄板焼(き)】
熱した鉄板の上に油をひき,肉や野菜などを焼きながら食べる料理。
てっぴ
てっぴ [1] 【鉄扉】
鉄でできた扉。
てっぴつ
てっぴつ [0] 【鉄筆】
(1)先端が鉄針になった筆記具。謄写印刷で,原紙に文字を刻むのに用いる。
(2)印刻に用いる小刀。
(3)印刻。篆刻(テンコク)。「―家」
てっぴつ
てっぴつ【鉄筆】
a stencil pen;a stylus;→英和
a burin (彫刻用).→英和
てっぴつばん
てっぴつばん [0] 【鉄筆版】
謄写版の一。原紙に鉄筆で記して印刷するもの。毛筆用原紙を用いるものに対していう。
てっぷ
てっぷ [1] 【轍鮒】
〔荘子(外物)〕
車輪の跡の水たまりにいる鮒(フナ)。危急が目前に迫っているたとえ。わだちのふな。
てっぷ
てっぷ [1] 【哲婦】
賢い婦人。才徳のすぐれた女。
てっぷ
てっぷ [1] 【哲夫】
賢い男子。才徳のすぐれた男。哲子。
てっぷ=の急
――の急
さしせまった困窮。また,危機に瀕(ヒン)すること。
てっぷ=城を成(ナ)し哲婦城を傾(カタム)く
――城を成(ナ)し哲婦城を傾(カタム)く
〔詩経(大雅,瞻卬)〕
賢明な男子は諸侯になるが,賢い女性は差し出口によって事を誤らせ,国を滅ぼすもとになる。
てっぷん
てっぷん [0] 【鉄粉】
鉄のこな。
てっぷん
てっぷん【鉄粉】
iron filings[dust].
てっぺい
てっぺい 【天辺】
〔「てへん(天辺)」の転〕
「てっぺん(天辺)」に同じ。「―より太腹まで節々込てから竹割り/浄瑠璃・平家女護島」
てっぺい
てっぺい【撤兵する】
withdraw troops <from> ;evacuate <a place> .→英和
てっぺい
てっぺい [0] 【撤兵】 (名)スル
派遣していた軍隊を引き揚げること。
⇔出兵
「占領地から―する」
てっぺいおし
てっぺいおし 【天辺押し】
頭ごなしに押さえつけること。「権威を鼻に―/浄瑠璃・生写朝顔話」
てっぺいせき
てっぺいせき [3] 【鉄平石】
板状節理の著しく発達した輝石安山岩の石材名。薄く板状に剥(ハ)いで庭の敷石・建築材などに用いる。長野県諏訪地方や佐久地方に多く産する。へげ石。ひら石。
てっぺき
てっぺき [0] 【鉄壁】
(1)鉄でつくった城壁。堅固な城壁のたとえ。「金城―」
(2)守りの堅固なことのたとえ。「―の守備を誇る」「―の内野陣」
てっぺき
てっぺき【鉄壁の】
impregnable.→英和
てっぺきのじん
てっぺきのじん 【鉄壁の陣】
非常に堅固な陣がまえ。
てっぺん
てっぺん [3] 【天辺】
〔「てへん(天辺)」の転〕
(1)物のいちばん高い所。「頭の―から足の先まで」
(2)兜(カブト)の頂。てへん。
(3)最高。最上。「親御たちへ不孝の―ぢや/滑稽本・浮世床(初)」
てっぺん
てっぺん [0] 【鉄片】
鉄のきれはし。鉄の破片。
てっぺん
てっぺん【天辺】
the top;→英和
the summit (山の).→英和
頭の〜から足の爪先まで from head to foot.
てっぺんかけたか
てっぺんかけたか [3] (副)
ホトトギスの鳴き声を表す語。
てっぽう
てっぽう【鉄砲】
a gun;→英和
a rifle.→英和
〜を打つ shoot[fire]a gun.‖鉄砲玉 a bullet;a lost messenger (使者).鉄砲水 a flash flood.鉄砲百合 a trumpet lily.
てっぽう
てっぽう [0] 【鉄砲・鉄炮】
(1)火薬の爆発力を利用して弾丸を飛ばす鉄製の武器。
(ア)小銃。
(イ)大砲・小銃などの火器の総称。「―とて鞠の勢なる鉄丸の迸る事坂を下す輪の如く/太平記 39」
(2)据え風呂で,桶(オケ)の下部や隅に取り付けた円筒形のかま。
(3)相撲の稽古法の一。腰を割り,脇を固めて足を出しながら手で柱を突くこと。また,双手(モロテ)突き。
(4)狐拳(キツネケン)の手の一。左手のこぶしを固めて前に突き出し,右手のひじを張って鉄砲を打つまねをするもの。猟師を表す。
(5)〔当たれば死ぬ,ということから〕
フグの異名。
(6)「鉄砲巻き」に同じ。
(7)劇場で,一階の中央前寄りの席。最も見やすい席で,舞台中央で俳優が見得(ミエ)を切る時などに視線を定めるあたり。
(8)でたらめ。ほら。空(カラ)鉄砲。鉄砲話。「飛八さんの話はいつも―だて/滑稽本・浮世風呂 4」
(9)「鉄砲見世(テツポウミセ)」に同じ。「武左(ブサ)の事なれば,―の方がどうであろ/洒落本・蕩子筌枉解」
てっぽうあえ
てっぽうあえ [0] 【鉄砲和え】
みじん切りにした長葱(ナガネギ)をすって加えた酢味噌を用いて,魚介類をあえるもの。
てっぽうあしがる
てっぽうあしがる [5] 【鉄砲足軽】
鉄砲を武器とする足軽。
てっぽうあめ
てっぽうあめ [3] 【鉄砲雨】
急激に激しく降る大粒の雨。
てっぽうあらため
てっぽうあらため [5] 【鉄砲改】
(1)江戸幕府がその支配する都市・天領・旗本領の別を問わず,民間の鉄砲所持の抑圧を目的として行なった所持者の登録・不法所持者告発の奨励。
(2){(1)}にかかわる諸事を統轄する責任者。享保年間より大目付の兼任となった。
てっぽういくさ
てっぽういくさ [5] 【鉄砲軍】
鉄砲を用いた戦闘。鉄砲ぜりあい。「―を好まず寄手を近付け一度に切つて出で/奥羽永慶軍記」
てっぽううお
てっぽううお [3] 【鉄砲魚】
スズキ目テッポウウオ科の魚類の総称。普通は全長20センチメートルほど。体は側扁し,吻がとがる。体色は黄色みを帯び,体側に四〜六本の黒色横帯がある。昆虫などを,口から水滴を速射して落とし餌とする。東南アジア・オーストラリア北部に六種が分布。アーチャー-フィッシュ。
鉄砲魚[図]
てっぽううち
てっぽううち [3] 【鉄砲打ち】
(1)鉄砲をうつこと。また,それが上手な人。「弓いる人・―・馬のり・兵法つかひなど/甲陽軍鑑(品七)」
(2)鉄砲を用いて猟をすること。また,その人。猟師。
てっぽううり
てっぽううり [5] 【鉄砲瓜】
ウリ科の一年草。地中海・カフカス地方原産。葉は三角心形。花は雌雄とも黄色。果実は長楕円形で黄熟し,先端から勢いよく種子を弾き出す。
てっぽううんじょう
てっぽううんじょう [5] 【鉄砲運上】
江戸時代,幕府・諸藩が特例として使用・所持を許可した民間の銃砲(狩猟・害獣駆逐用)に課した雑税。
てっぽうえび
てっぽうえび [3] 【鉄砲海老】
海産のエビの一種。体長5センチメートル内外。淡黄色。片方のはさみがきわめて大きく,閉じる時に鋭い破裂音を発する。釣り餌に用いる。各地の沿岸の浅海の砂泥地に普通に見られる。
てっぽうかじ
てっぽうかじ [3] 【鉄砲鍛冶】
鉄砲をつくる職人。
てっぽうかた
てっぽうかた [0] 【鉄砲方】
江戸幕府の軍制で研究・教授・試射など砲術一般をつかさどる物頭(モノガシラ)級の職名。定員二名で,井上・田付両家から代々任命された。役料三百俵が給せられ,与力五名・同心二〇名を支配し,若年寄の指揮監督をうけた。
てっぽうきず
てっぽうきず [3] 【鉄砲傷】
鉄砲でうたれた傷。銃傷。
てっぽうぐすり
てっぽうぐすり [5] 【鉄砲薬】
鉄砲に使用する火薬。
てっぽうぐみ
てっぽうぐみ [0] 【鉄砲組】
戦国時代以降の軍制で採用された,鉄砲による狙撃を主要目的とする歩卒部隊。
てっぽうざま
てっぽうざま [3] 【鉄砲狭間】
鉄砲を撃つための狭間。銃眼。
てっぽうざる
てっぽうざる [3] 【鉄砲笊】
細長く円筒形の笊。「―を担ぎ,湯灌場買ひにて付添出て来り/歌舞伎・小袖曾我」
てっぽうしぼり
てっぽうしぼり [5] 【鉄砲絞り】
鉄砲玉のような丸い玉の散った絞り染め。豆絞り。
てっぽうしゅう
てっぽうしゅう [3] 【鉄砲衆】
戦国時代以降,鉄砲隊を構成する将兵の総称。鉄砲組の人々。
てっぽうじる
てっぽうじる [5] 【鉄砲汁】
河豚(フグ)汁。
てっぽうず
てっぽうず テツパウズ 【鉄砲洲】
東京都中央区湊町・明石町付近の旧称。江戸時代,幕府の鉄砲方が大砲の演習をした地という。福沢諭吉が,慶応義塾の前身である蘭学塾を開いた。
てっぽうぜき
てっぽうぜき [3] 【鉄砲堰】
鉄砲流しのために設ける堰。
てっぽうそで
てっぽうそで [3] 【鉄砲袖】
袖下と脇の角に三角形の襠(マチ)を入れて腕の上げ下ろしをしやすくした筒袖。また,その袖を付けた半纏(ハンテン)。
てっぽうそでがき
てっぽうそでがき [6][5] 【鉄砲袖垣】
焼いた丸太や竹,磨いた棕梠(シユロ)材などでつくった袖垣。
てっぽうだま
てっぽうだま [0] 【鉄砲玉】
(1)鉄砲の弾丸。銃弾。
(2)丸く固めた飴。
(3)使いなどに出たまま戻らないこと。また,その人。「―の使い」
(4)水に浮かないこと。泳げないこと。また,その人。「水にかけては―だよ/滑稽本・八笑人」
てっぽうてがた
てっぽうてがた [5] 【鉄砲手形】
江戸時代,銃器を運送・所持する諸藩・旗本が関所通行時に提示を求められた通行許可証。幕府老中の発行。鉄砲通(トオリ)手形。
てっぽうでんらい
てっぽうでんらい 【鉄砲伝来】
1543年種子島(タネガシマ)に来航した二名のポルトガル人によって火縄銃と火薬の製法が伝えられたこと。
てっぽうながし
てっぽうながし [5] 【鉄砲流し】
運材法の一。川をせきとめて材木を浮かべ,堰(セキ)を切って一気に押し流す方法。
てっぽうばなし
てっぽうばなし [5] 【鉄砲話】
でたらめな話。うそ。ほら。
てっぽうばら
てっぽうばら [0] 【鉄砲腹】
鉄砲で自分の腹をうちぬいて死ぬこと。
てっぽうひゃくにんぐみ
てっぽうひゃくにんぐみ [0] 【鉄砲百人組】
徳川将軍家の親衛隊の一。若年寄支配下にある四名の組頭のもとに鉄砲組与力二五名・同心百名が配属され,大手三御門の直衛および将軍家両山(上野・芝)参詣時の警固をつとめた。組頭はおおむね三千石,役料七百俵を与えられ,幕府軍制のなかでも特に重職とされた。
てっぽうぶぎょう
てっぽうぶぎょう [5] 【鉄砲奉行】
江戸幕府の職名。京都二条城,および大坂城に置かれ,京都所司代・大坂城代の下で鉄砲に関することをつかさどった。
てっぽうぶろ
てっぽうぶろ [0] 【鉄砲風呂】
鉄砲{(2)}を取り付けた風呂。
てっぽうまき
てっぽうまき [0] 【鉄砲巻(き)】
干瓢(カンピヨウ)を芯(シン)にした細巻き鮨(ズシ)。
てっぽうみず
てっぽうみず [3] 【鉄砲水】
集中豪雨のため,鉄砲堰(ゼキ)を切ったように激しく押し出す流れ。地形の険しい山間部の川に多い。
てっぽうみせ
てっぽうみせ [3] 【鉄砲見世】
(1)鉄砲を売る店。
(2)江戸時代,新吉原おはぐろどぶに沿って並んでいた最下級の女郎屋。また,最下級の遊女。切り見世。
てっぽうむし
てっぽうむし [3] 【鉄砲虫】
カミキリムシの幼虫。
てっぽうやき
てっぽうやき [0] 【鉄砲焼(き)】
魚鳥の肉に唐辛子味噌を塗って焼いた料理。
てっぽうゆり
てっぽうゆり [3] 【鉄砲百合】
ユリ科の球根草。観賞用・切り花用に栽培される。茎は高さ70センチメートル内外。初夏,茎頂に長い漏斗状の白花を数個横向きにつけ,芳香がある。[季]夏。
てつ
てつ【鉄(の)】
iron;→英和
steel (鋼).→英和
‖鉄のカーテン the Iron Curtain.鉄亜鈴(の肺) an iron dumbbell (lung).
てつ
てつ【轍を踏む】
repeat the same failure <as> .
てつ
てつ [1] 【轍】
車輪の跡。わだち。
てつ
てつ [0] 【鉄】
(1)〔iron; (ラテン) ferrum〕
鉄族に属する遷移元素の一。元素記号 Fe 原子番号二六。原子量五五・八五。銀白色の固体金属。赤鉄鉱・磁鉄鉱・黄鉄鉱として地球上に広く多量に存在する。地球内核の主成分と考えられている。比重七・八七。三種の同素体があり,強磁性または常磁性を示し,いずれも延性・展性に富む。湿気のない空気中ではさびない。酸に溶けて水素を発生する。酸素気流中で燃え,高温で水蒸気と反応する。ヘモグロビンやチトクロムのヘムの構成成分となるなど,生体にとってきわめて重要。有史以前から知られた金属で人間生活に広く関係をもち,銑鉄・鋼あるいは種々の金属との合金として広く用いられ,工業的にも最も重要な元素。くろがね。
(2)かたいもの,強固なもの,堅固なもののたとえ。「―の意志」
〔「銕・�」は旧字体「鐵」の古字。「鉃(シ)(やじり)」は別字〕
てつ=のカーテン
――のカーテン
第二次大戦後,ソ連と東欧の社会主義圏の諸国が,西欧の自由主義国との間に設けた厳しい封鎖線をたとえた語。1946年チャーチルが演説で用いた。
てつ=は熱(アツ)いうちに打て
――は熱(アツ)いうちに打て
〔鉄は熱して軟らかいうちに鍛えて有用な形につくりあげることから〕
(1)人も精神が柔軟性に富む若い時代に有益な教育を施さなければならないということのたとえ。
(2)手遅れにならないうちに処置を講ぜよということのたとえ。
てつ=を踏む
――を踏・む
〔転倒した前の車のわだちの跡をふむ意から〕
前の人の失敗を繰り返すたとえ。
てつあれい
てつあれい [3] 【鉄亜鈴】
トレーニング用具の一。鋳鉄製の亜鈴。主に上半身の筋肉を鍛えるのに用いる。ダンベル。
てつあん
てつあん [0] 【鉄案】
決まった考え。変わることのない考え。断案。
てつい
てつい [1] 【鉄衣】
(1)鎧(ヨロイ)。鉄甲。
(2)鉄のさび。
てついせん
てついせん テツヰ― 【鉄囲山】
⇒てっちせん(鉄囲山)
てついで
てついで [2] 【手序で】
他の事をするついで。
てついろ
てついろ [0] 【鉄色】
緑色がかった暗い青。
てついろ
てついろ【鉄色(の)】
iron-blue.
てつえ
てつえ [2] 【鉄絵】
陶器で,紅柄(ベンガラ)・鬼板(オニイタ)などの含有鉄泥を用いて絵付けをしたもの。釉上・釉下ともにあり,絵志野・絵唐津などが知られる。
てつおなんど
てつおなんど [4] 【鉄御納戸】
染め色の名。鉄色がかった納戸色。てつなんど。
てつおん
てつおん [0] 【綴音】
⇒ていおん(綴音)
てつかず
てつかず [3][2] 【手付かず】 (名・形動)[文]ナリ
(1)まだ手をつけていないこと。つかったり,着手したりしていないこと。また,そのさま。「絵の宿題がまだ―だ」「―の金」
(2)手間がかからない・こと(さま)。「頸(ツムリ)へ乗せさへすれば―に髷(マゲ)が出来る/滑稽本・浮世風呂 2」
てつかず
てつかず【手付かずの】
untouched;→英和
unused.→英和
てつかぶと
てつかぶと【鉄兜】
a steel helmet.
てつかぶと
てつかぶと [3] 【鉄兜】
鋼鉄製の帽子。戦場などで,頭部をまもるためにかぶる。
てつがい
てつがい [2] 【手結・手番】
(1)射礼(ジヤライ)・賭弓(ノリユミ)・相撲などで,競技者の組み合わせをつくること。また,その取組。
(2)物事の段取り。手順。手筈。「其の上は時の才覚,―ようし給へと/浄瑠璃・娥哥がるた」
てつがく
てつがく [2][0] 【哲学】
〔(ギリシヤ) philosophia は知恵への愛・希求の意。西周(ニシアマネ)の訳語。賢哲の希求を表すために「希哲学」と訳したが,後「哲学」とした〕
(1)世界や人間についての知恵・原理を探究する学問。もと臆見や迷妄を超えた真理認識の学問一般をさしたが,次第に個別諸科学が独立し,通常これらと区別される。存在論(形而上学),認識論(論理学),実践論(倫理学),感性論(美学)などの部門をもつ。
(2)自分自身の経験などから得られた基本的な考え。人生観。「社長の経営術には一つの―がある」
てつがく
てつがく【哲学(者)】
philosophy (a philosopher).→英和
〜的(に) philosophical(ly).
てつがくし
てつがくし [4][3] 【哲学史】
哲学思想の歴史的変遷。また,それを学問的に記述・考察したもの。
てつがくしゃ
てつがくしゃ [3][4] 【哲学者】
哲学を専門に研究する人。また,哲学的な人。
てつがくじい
てつがくじい 【哲学字彙】
日本最初の哲学辞典。井上哲次郎らの編。1881年(明治14)刊。84年再版,1912年三版刊行。
てつがくてき
てつがくてき [0] 【哲学的】 (形動)
物事を根本的に考えるさま。また,哲学に関係あるさま。「すぐれて―な問題」「―な論議を深める」
てつがん
てつがん [0] 【鉄丸】
鉄で作ったたま。「鉄炮とて鞠の勢ひなる―の迸(ホトバシ)ること坂を下す輪の如く/太平記 39」
てつき
てつき 【手突き】
弓を使わず,矢を手で投げつけて突き刺すこと。「わざと弓をば持たず,是は―にせんがためなりけり/太平記 15」
てつき
てつき [1] 【手付き】
(1)物事をする際の手の使い方,動かし方。手のかっこう。「危なっかしい―」
(2)手を用いて行う技芸の手なみ。腕前。「少しここしき―どもをこそいどませめとて/源氏(若菜下)」
(3)特に,文字の書き具合。筆跡。
(4)江戸幕府の職名の一。郡代・代官や奉行などに属して主に書記の役をつとめた小吏。
てつき
てつき【不器用な手つきで】
awkwardly;→英和
with clumsy hands;clumsily.
てつぎ
てつぎ [3][0] 【手次ぎ・手継ぎ】
(1)代々受け継いでいること。また,そのもの。[日葡]
(2)浄土真宗で信徒が檀家として所属している寺院をいう語。本山と檀家との中間にあって信仰に関する取り次ぎをする寺。手次ぎ寺(デラ)。
(3)「手継ぎ証文(シヨウモン)」の略。
てつぎしょうもん
てつぎしょうもん [4] 【手継ぎ証文】
ある土地の所有権の由来を証明するために,その土地に関するそれ以前の売券・譲状を年代順に継ぎ合わせた一連の文書。所有者の移動の際には一括して新所有者に渡された。中世に多く見られる。手継ぎ券文。
てつぎゅう
てつぎゅう [0] 【鉄牛】
鉄製の牛。昔,中国で禹(ウ)が黄河の治水に用いたという。また,大きな強い牛。
てつぎゅう
てつぎゅう テツギウ 【鉄牛】
(1628-1700) 江戸時代の黄檗(オウバク)宗の僧。名は道機。号は自牧子。石見の人。1655年隠元隆琦の弟子となり,のち江戸・下総で教化につとめた。下総椿沼の開墾に尽力,法弟の鉄眼の大蔵経出版にも助力した。諡号(シゴウ)は大慈普応禅師。
てつぎょ
てつぎょ [1] 【轍魚】
〔荘子(外物)〕
轍(ワダチ)の水たまりで苦しんでいる魚の意。窮地にあるもののたとえ。轍鮒(テツプ)。轍鮒の急。
てつぎょ
てつぎょ [1] 【鉄魚】
コイ目の淡水魚。体形はフナに似るが,各ひれが長く,特に尾びれが長い。体色はフナと同色のもの,黄橙色・赤黄色など種々ある。フナとリュウキンの交雑種と考えられている。宮城県の魚取(ユトリ)沼で発見され,その後数県で生息が確認されている。
てつくず
てつくず [0][3] 【鉄屑】
鉄のくず。
てつくず
てつくず【鉄屑】
iron scraps.
てつけ
てつけ【手付(金)】
<pay> earnest[bargain]money; <make> a deposit.→英和
てつけ
てつけ [3][0] 【手付(け)】
〔「てづけ」とも〕
(1)「手付け金」の略。「―を払う」「―を打つ」
(2)手を付けること。つかったり,着手したりすること。
てつけきん
てつけきん [0] 【手付(け)金】
売買・賃貸・請負などの契約締結の際に,契約の証拠,違約損害の補填,解約権利の留保として,買い主や注文主が相手方に渡す金。いずれ代金に含めるが,代金そのものではない。手金(テキン)。てつけ。
てつけぞんばいもどし
てつけぞんばいもどし [8] 【手付(け)損倍戻し】
手付け金の交付者がその金を放棄し(手付け損),または手付け金の受領者がその金額の倍額を返還して(手付け倍戻し),契約を解除すること。
→解約手付け
てつけながれ
てつけながれ [4] 【手付(け)流れ】
契約を解除したために,支払った手付け金が受領者に没収されること。手つけ損。
てつげん
てつげん 【鉄眼】
(1630-1682) 江戸時代の黄檗(オウバク)宗の僧。名は道光。肥後の人。隠元,次いでその弟子木庵に師事。大蔵経の翻刻(鉄眼版,黄檗版)を完成。また1682年の畿内の飢饉に際しては救済につとめた。諡号(シゴウ)宝蔵国師。
てつげんばん
てつげんばん [0] 【鉄眼版】
⇒黄檗版(オウバクバン)
てつこん
てつこん [0] 【鉄紺】
鉄色がかった紺色。紺鉄。
てつごう
てつごう [2] 【手都合】
仕事の手はず。また仕事のくり合わせ。「―ガ悪イカラ延バシマス/ヘボン(三版)」
てつごうし
てつごうし [3] 【鉄格子】
(1)鉄製の格子。
(2)刑務所の異名。
てつさいきん
てつさいきん [3] 【鉄細菌】
二価鉄イオンを三価鉄イオンに酸化し,そのとき発生するエネルギーを利用して炭酸固定をする好気性細菌。鉄酸化細菌。
てつさび
てつさび [0] 【鉄錆】
鉄の表面に生ずるさび。赤さびと黒さびがある。鉄銹(テツシユウ)。
てつざ
てつざ [0] 【鉄座】
江戸時代,田沼意次が大坂に設けた鉄の専売所。1780年設置,87年廃止。
てつざい
てつざい【鉄材】
iron (material).→英和
てつざい
てつざい【鉄剤】
《薬》an iron <pills> .→英和
てつざい
てつざい [2][0] 【鉄剤】
鉄欠乏性貧血の治療に用いられる薬剤。硫酸鉄・フマル酸第一鉄などを用いたもの。
てつざい
てつざい [0][2] 【鉄材】
工作加工や建築などに使用する鉄製の材料。
てつざん
てつざん [2] 【鉄山】
鉄鉱を産出する山。
てつざん
てつざん【鉄山】
an iron mine.
てつじ
てつじ [0] 【綴字】
⇒ていじ(綴字)
てつじゃく
てつじゃく [0] 【鉄尺】
〔古く,鉄製であったことから〕
曲尺(カネジヤク)の別名。
てつじゅうじくんしょう
てつじゅうじくんしょう テツジフジクンシヤウ [6] 【鉄十字勲章】
ドイツの勲章。1813年プロイセン国王が制定,以後ナチス-ドイツ時代まで戦功のあった将兵に与えられた。
てつじゅうせき
てつじゅうせき [3] 【鉄重石】
黒色の亜金属光沢のある鉱物。単斜晶系。熱水鉱床中に産し,タングステンの鉱石。
てつじょ
てつじょ [1] 【撤除】 (名)スル
除き去ること。取り除くこと。撤去。「妨害物を―する」
てつじょう
てつじょう [0] 【鉄条】
鉄製の太い針金。
てつじょう
てつじょう [2][0] 【鉄杖】
鉄の杖(ツエ)。鉄枴(テツカイ)。
てつじょうもう
てつじょうもう【鉄条網を張る】
stretch[set]wire entanglements.
てつじょうもう
てつじょうもう [3] 【鉄条網】
進入を阻むために有刺鉄線を網のように張りめぐらしたもの。
てつじん
てつじん [0] 【哲人】
学識が豊かで,すぐれた思想をもつ人。「―ソクラテス」
てつじん
てつじん [0] 【鉄人】
鉄のように強靭(キヨウジン)な肉体をもった人。
てつじん
てつじん【哲人】
a wise man;a sage;→英和
a philosopher.→英和
てつじんせいじ
てつじんせいじ [5] 【哲人政治】
プラトンの考えた理想国家の政治形態。哲学によりイデアを見るに至った哲人による統治こそがのぞましいとされる。
てつじんレース
てつじんレース [5] 【鉄人―】
トライアスロンの俗称。
てつせきえい
てつせきえい [3] 【鉄石英】
酸化鉄を含む石英塊。赤褐色または黄褐色で,庭石または床の間の置き物にする。
てつぞく
てつぞく [0] 【鉄鏃】
鉄製の鏃(ヤジリ)。日本では弥生・古墳時代以降用いられた。
てつぞくげんそ
てつぞくげんそ [5] 【鉄族元素】
原子番号二六の鉄,二七のコバルト,二八のニッケルの三元素。遷移元素で性質は互いによく似ており,化学反応性に富み,強磁性をもつ。
てつだい
てつだい【手伝い】
help;→英和
assistance;[人]a help(er);an assistant;→英和
a hand (お手伝いさん).→英和
てつだい
てつだい [3] 【手伝い】
てつだうこと。また,その人。「お―」「家事―」「―に来てもらう」
てつだう
てつだ・う [3] 【手伝う】 (動ワ五[ハ四])
(1)人の仕事を助ける。「家業を―・う」
(2)あることが影響を与えて勢いを増す。「群集心理も―・って事が大きくなる」「仕合が―・はねば是非もなし/浮世草子・胸算用 4」
[可能] てつだえる
てつだう
てつだう【手伝う】
help;→英和
assist;→英和
aid;→英和
lend a (helping) hand <to> .
てつづき
てつづき【手続をする[ふむ]】
go through the (due) formalities (形式);follow the <usual> procedure (手順);→英和
take proceedings <for divorce> (起訴);take steps <to do> (措置).
てつづき
てつづき [2] 【手続(き)】 (名)スル
(1)物事を行う順序・方法。手順。「―を誤る」
(2)書類を整えたり,料金を払いこんだりする,事務上の処置。「入学の―を済ませる」
(3)手掛かり。つながり。「一心太助がここへ来て,よい―にありつくも/歌舞伎・芽出柳緑翠松前」
てつづきがたげんご
てつづきがたげんご [7] 【手続き型言語】
手続きを記述することによってアルゴリズムを表現するプログラミング言語。それに対し,非手続き型言語では内容と関連付けて判断を進める方式や知識表現による推論をする。
てつづきほう
てつづきほう [4][0] 【手続法】
実体法の定める権利義務を実現するための手続きについて規定する法。民事訴訟法・刑事訴訟法・不動産登記法など。形式法。助法。
→実体法
てつづみ
てつづみ [2] 【手鼓】
撥(バチ)を使わず手で打ち鳴らす鼓。のちには,能楽などの小鼓をさす。
てつどう
てつどう【鉄道】
<米> a railroad;→英和
<英> a railway.→英和
〜を敷く lay[construct,build]a railroad.‖鉄道案内所 a railroad information bureau[office].鉄道事故 <be killed in> a railroad accident.鉄道自殺する kill oneself running into a train.鉄道従業員(警察隊員) a railroad worker (police officer).鉄道線路 a railroad line[track].鉄道便で by rail.鉄道網 a network of railroads.日本国有鉄道[旧称]the Japanese National Railways <JNR> .
てつどう
てつどう [0] 【鉄道】
レールを敷いた線路上を汽車・電車などを走らせ,旅客・貨物を輸送する運輸機関。また,レールを敷いた線路。日本では,1872年(明治5)に新橋・横浜間を開業したのが最初。「東京より横浜までの―落成し/新聞雑誌 42」
てつどういん
てつどういん [3] 【鉄道院】
鉄道国有化により設置された鉄道行政の中央官庁。1908年(明治41)帝国鉄道庁・逓信省鉄道局を統合して発足。20年(大正9)鉄道省に昇格。
てつどうえいぎょうほう
てつどうえいぎょうほう 【鉄道営業法】
鉄道による運送営業および鉄道の整備に関する基準等を定める法律。1900年(明治33)制定。
てつどうきょう
てつどうきょう [0] 【鉄道橋】
鉄道線路が,河川・道路,他の鉄道線路などを横断する場合に架設される橋梁。
てつどうぐさ
てつどうぐさ [3] 【鉄道草】
ヒメムカシヨモギの別名。
てつどうけいさつたい
てつどうけいさつたい [0] 【鉄道警察隊】
鉄道施設内の警戒・警備,犯罪の予防,および検挙などを任務とする組織。
→鉄道公安職員
てつどうこうあんしょくいん
てつどうこうあんしょくいん [10] 【鉄道公安職員】
旧国鉄の輸送に直接必要な鉄道施設において公安維持にあたった国鉄職員。特別司法警察職員の資格を有し,国鉄の列車や停車場での犯罪ならびに運輸業務に対する犯罪について捜査を行なった。1987年(昭和62),これにかわって各都道府県に鉄道警察隊が設置された。鉄道公安官。
てつどうこうさいかい
てつどうこうさいかい 【鉄道弘済会】
旧国鉄の公傷退職者・永年勤続退職者やその家族・遺族,および殉職者の遺族を救済するために,1932年(昭和7)設立された財団法人。49年より一般の社会福祉事業もあわせて行う。87年に駅構内での収益事業部門が独立。
てつどうこくゆうほう
てつどうこくゆうほう 【鉄道国有法】
地方鉄道を除き,鉄道の国有を原則とする旨を定めた法律。1906年(明治39)制定。87年(昭和62),日本国有鉄道の民営化に伴い廃止。
てつどうしょう
てつどうしょう [3] 【鉄道省】
1920年(大正9)に設置された鉄道行政を管轄する中央官庁。30年頃から陸上交通全般を管轄。43年(昭和8)廃止。
てつどうしょうか
てつどうしょうか 【鉄道唱歌】
1900年(明治33)発表の唱歌。大和田建樹作詞。多梅稚(オオノウメワカ)作曲。鉄道の駅名・沿線の名所などを織り込んだもの。東海道,山陽・九州,奥州・磐城,北陸(信越を含む),関西・参宮・南海の全五冊。同種の唱歌が各地に作られた。
てつどうじぎょうほう
てつどうじぎょうほう 【鉄道事業法】
日本国有鉄道の民営化に際し,運営の適正化および合理化を図るため,鉄道事業等について規制する法律。鉄道事業の免許制,運賃の認可制などを定める。1986年(昭和61)制定。
てつどうばしゃ
てつどうばしゃ [5] 【鉄道馬車】
鉄道上を走る乗り合い馬車。1882年(明治15)新橋・日本橋間に最初に開通。主要都市の市街交通機関となったが,明治30年代以降市街電車の普及により次第に廃止された。
てつどうもう
てつどうもう [3] 【鉄道網】
四方八方に網の目のように敷かれた鉄道。
てつのはい
てつのはい [0] 【鉄の肺】
密閉した耐圧容器内に患者を収容し,内圧を周期的に変化させて人工呼吸を行う器具の通称。多くは鉄製。小児麻痺などで,呼吸筋麻痺のある場合に用いる。ドリンガー呼吸器。
てつはい
てつはい [0] 【鉄肺】
塵肺の一。金属鉄や酸化鉄の粉塵を吸入したために生じる。製鉄労働者や溶接工に起こる。鉄粉肺症。
てつば
てつば [1] 【鉄馬】
(1)鎧(ヨロイ)をつけた馬。また,強い馬。「鎗刀剣戟三千隊,―金戈一万重/読本・弓張月(前)」
(2)風鈴(フウリン)の異名。
てつばいせんざい
てつばいせんざい [5] 【鉄媒染剤】
硫酸鉄・酢酸鉄などの鉄塩による塩基性媒染剤。木綿・絹を黒く染めるのに古くから用いた。
てつばんど
てつばんど [3] 【鉄礬土】
⇒ボーキサイト
てつびし
てつびし [0] 【鉄菱】
ヒシの実形の四本のとげがある鉄製の武器。地面にまいて,敵方の馬などの足を傷つけるのに用いる。四本のとげのうち一本が必ず上を向く構造になっている。
てつびん
てつびん [0] 【鉄瓶】
湯をわかす鋳鉄製の容器。
てつびん
てつびん【鉄瓶】
an iron kettle.
てつぶつ
てつぶつ [0] 【鉄仏】
鉄による鋳造の仏像。日本では鎌倉後期に盛んにつくられ,関東地方・愛知県に遺品が多い。
てつぶん
てつぶん [2] 【鉄分】
ある物質に含まれる鉄。成分としての鉄。「―の多い水」
てつぶん
てつぶん【鉄分】
iron <in one's blood> .→英和
てつぶん
てつぶん [0] 【綴文】 (名)スル
文章をつづること。また,つづった文章。作文。ていぶん。
てつべん
てつべん [0] 【鉄鞭】
鉄製のむち。
てつぼう
てつぼう [0] 【鉄棒】
(1)鉄製の棒。
(2)器械体操用具の一。二本の柱の間に鉄の棒を水平に掛け渡したもの。
(3)男子の体操競技の種目の一。高さ2.55メートル,幅2.4メートルの鉄棒{(2)}を用いて演技する。
てつぼう
てつぼう【鉄棒】
a horizontal bar (体操の).
てつぼう
てつぼう [0] 【鉄帽】
鉄製の帽子。てつかぶと。
てつみょうばん
てつみょうばん [3] 【鉄明礬】
硫酸鉄と,カリウム・アンモニウム・タリウムなどの硫酸塩との複塩の総称。不純物として微量のマンガンを含み,紫色を帯びることが多い。普通カリウムのものをいい,その場合の化学式は KFe(SO�)�・12H�O 正八面体形結晶で,媒染剤に用いる。
てつむぎ
てつむぎ [2] 【手紬】
手織りの紬。
てつむじ
てつむじ [0] 【鉄無地】
たて糸よこ糸とも鉄色に染めて織った布地。主に羽織地。
てつめん
てつめん [0] 【鉄面】
(1)武具の一。鉄でできた面。
(2)「鉄面皮(テツメンピ)」に同じ。「御辺の目には嘸(サゾ)や厚顔とも―とも見えつらん/滝口入道(樗牛)」
てつめんぴ
てつめんぴ [3] 【鉄面皮】 (名・形動)[文]ナリ
〔鉄でできた面(ツラ)の皮の意〕
恥を恥と思わないこと。厚かましいこと。また,そのさま。そのような人をもいう。「あんな―なまねはできない」
てつめんぴ
てつめんぴ【鉄面皮な】
shameless;→英和
brazenfaced;cheeky;→英和
impudent.→英和
〜にも…する have the nerve to <do> .
てつもん
てつもん 【鉄門】
(1)ウズベキスタン共和国のサマルカンドとトハリスタンとの間にある狭く険しい道。インドに至る要害で,両側の崖が鉄色を帯び,鉄の門を設けてあった。630年頃唐の玄奘はこの道を通ってインドに入った。長さ3キロメートル。
(2)〔Iron Gate〕
ルーマニアとユーゴスラビアの国境で,ドナウ川がトランシルバニア山脈の西端部を貫くところに形成された峡谷。長さ3キロメートル。
てつや
てつや [0] 【徹夜】 (名)スル
ある事をして夜をあかすこと。徹宵。「―して仕上げる」
てつや
てつや【徹夜する】
sit[stay]up all night.〜の[で]all night.
てつようそう
てつようそう テツエフサウ [0] 【綴葉装】
和本の製本方式の一。数枚の紙を重ねて二つ折りにし,糸でかがったものを一くくりとし,数くくりを重ねて表紙を添えたもの。列帖装。てっちょうそう。
てつり
てつり【哲理】
philosophy.→英和
てつり
てつり [1] 【哲理】
哲学上の道理。また,人生の根本にかかわる深遠な道理。
てつりつ
てつりつ [0] 【迭立】
かわるがわる立つこと。「両統―」
てつりん
てつりん [0] 【鉄輪】
(1)鉄でできた輪。かなわ。
(2)汽車の車輪。また,汽車。
てつりんおう
てつりんおう 【鉄輪王】
〔仏〕 転輪王のうち,最初に出現し,鉄の輪宝を感得して南閻浮提(ナンエンブダイ)を治めるとされる聖王。鉄輪聖王(ジヨウオウ)。聖王。
てつるべ
てつるべ [2] 【手釣瓶】
(はねつるべなどに対して)手で操るつるべ。
てつれい
てつれい 【鉄嶺】
中国,遼寧(リヨウネイ)省の北東部にある都市。綿糸・綿布の集散が盛ん。渤海(ボツカイ)以来の古都で唐代・明代の古跡が多く,景勝に富む。ティエリン。
てつろ
てつろ [1] 【鉄路】
鉄道線路。レール。また,鉄道。「―にては遠くもあらぬ旅なれば/舞姫(鴎外)」
てつろ
てつろ [0] 【鉄炉】
(1)鉄製のこんろ。
(2)鉄製のストーブ。
てつろく
てつろく 【鉄勒】
隋・唐代の中国人が突厥(トツケツ)以外のトルコ系諸部族をさして呼んだ総称。丁零(テイレイ)・高車の後身。のちに東突厥を滅ぼしたウイグルは鉄勒の一部族。
てつわん
てつわん【鉄腕投手】
《野》an iron pitcher.
てつわん
てつわん [0] 【鉄腕】
強靭な腕。「―投手」
てつマン
てつマン [0] 【徹―】
徹夜で麻雀(マージヤン)をすること。
てづか
てづか 【手塚】
姓氏の一。
てづかい
てづかい [2] 【手遣い・手使い】
(1)手の運び方。手の使い方。
(2)手勝手。「―ノ良イ家/日葡」
(3)自分の家で使うこと。「味噌は一斗ほど御座候。是は―に御座候/梅津政景日記」
(4)配下の者を遣わすこと。また,軍勢を配備すること。「小原鑑元かたへ―せし故に鑑元が逆心顕れて/武家名目抄(軍陣)」
てづかいにんぎょう
てづかいにんぎょう [5] 【手遣い人形】
糸操りなどに対して,人形の体を直接手に持って遣う形式の操り人形。一本の木がそのまま人形である棒人形式,人形の首(カシラ)の下に支えの串を差し込む胴串式,人形の首に接触して持つ指人形式の三種がある。
てづかえ
てづかえ 【手支へ】
さしつかえ。障害。「何かがきつい―と役人衆の心遣ひ/浄瑠璃・廿四孝」
てづかえる
てづか・える 【手支へる】 (動ア下一)[文]ハ下二 てづか・ふ
〔近世江戸語〕
差し支えが生じる。支障が起こる。「その金にちつと―・へたから/歌舞伎・三人吉三」
てづかおさむ
てづかおさむ 【手塚治虫】
(1926-1989) 漫画家。本名,治。大阪府生まれ。日本におけるストーリー漫画・アニメーションの開拓者かつ第一人者。ヒューマニズムに裏打ちされた構想により人間存在の深淵に迫る。代表作「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」「火の鳥」など。
てづかみ
てづかみ【手掴みにする】
seize by hand;grasp.→英和
〜で <eat> with one's fingers.
てづかみ
てづかみ [2] 【手掴み】
直接手でつかむこと。「―で食べる」「生きた魚を―にする」
てづかやまがくいんだいがく
てづかやまがくいんだいがく 【帝塚山学院大学】
私立大学の一。1966年(昭和41)設立。本部は大阪狭山市。
てづかやまだいがく
てづかやまだいがく 【帝塚山大学】
私立大学の一。1964年(昭和39)設立。本部は奈良市。
てづくね
てづくね [2] 【手捏ね】
(1)自分で手ずからこしらえること。手作り。
(2)「手捻(テビネ)り」に同じ。
てづくり
てづくり [2] 【手作り】
(1)自分の手で作ること。手製。「―の菓子」
(2)手織りの布。「多摩川にさらす―さらさらに/万葉 3373」
(3)「手びねり」に同じ。
(4)自分で考え出すこと。また,独断。「―ナ事ヲ言ウ/日葡」
(5)田畑を自分で耕作・経営すること。特に,近世以降,地主が,所有地の一部を家族や雇用の労働力によって耕作すること。
てづくり
てづくり【手作りの】
handmade;homemade.→英和
てづつ
てづつ [1] 【手筒・手銃】
片手であつかえる鉄砲。短銃。
てづま
てづま [1] 【手妻・手爪】
(1)手先。また,手先でする仕事。また,その技術。「―もすぐれて,折柳とて一流結(ユ)ひ出し/浮世草子・男色大鑑 3」
(2)手品。奇術。
てづまさき
てづまさき [2][0] 【手爪先】
手の指先。
てづまつかい
てづまつかい [4] 【手妻遣い】
手品遣い。手品師。
てづまにんぎょう
てづまにんぎょう [4] 【手妻人形】
手遣い人形の一。江戸時代中期,舞台や座敷で盛んに遣われた,内部の引き糸装置によって,目の開閉など一部が早変わりする人形。山本飛騨掾が代表的遣い手。
てづまり
てづまり【手詰まりである】
be pinched for money (金に困る);have no means left (せっぱ詰まる).
てづまり
てづまり [2] 【手詰(ま)り】
(1)打つべき手段・方法がつきて困ること。「捜索が―になる」
(2)金銭のやりくりができなくなること。手もとが苦しいこと。
てづまる
てづま・る [3] 【手詰(ま)る】 (動ラ五[四])
(1)手立てが尽きる。特に,金の融通がつかなくなる。「まことに貧者の―・る事,かかる物入りのありけるゆゑぞかし/浮世草子・織留 1」
(2)窮屈である。息が詰まる。「今日の生活はあまりに―・つてゐて,堰かれてゐて/うづまき(敏)」
てづめ
てづめ [0][3] 【手詰め】
(1)厳しく攻め寄せること。「敵を出し抜いて,―の勝負を決せんため/太平記 10」
(2)窮地におちいること。追いつめられること。「これ程の―になり,この親が目前に八つ裂きにせらるる/浄瑠璃・国性爺合戦」
てづもり
てづもり [2] 【手積(も)り】
秤(ハカリ)・升などを用いずに,手で大体の重さ・量などをはかること。
てづよい
てづよ・い [3] 【手強い】 (形)[文]ク てづよ・し
てきびしい。てごわい。「其の事なら最(モ)う聞くまい,と―・く念を入れると/婦系図(鏡花)」
てづり
てづり【手釣】
hand-line fishing.
てづり
てづり [0] 【手釣(り)】
竿(サオ)を用いずに,釣り糸を直接手に持って釣ること。
てづる
てづる [1] 【手蔓】
(1)ものごとを行う上でたよりとなる人やもの。特に,依頼・交渉などで,手がかりになる縁故。たより。つて。「―を求める」
(2)てがかり。いとぐち。
てづる
てづる【手蔓】
⇒伝手(つて).
てづるもづる
てづるもづる [4] 【手蔓藻蔓】
棘皮(キヨクヒ)動物クモヒトデ類の一群の総称。オキノテヅルモヅル・セノテヅルモヅルなどがある。いずれも触腕が長く,中央の体盤の一〇〜二〇倍に達する。腕は途中で十数回分岐してたくさんの細い触腕となる。数百メートルの深海底にすむ。
てて
てて 【父】
〔「ちち」の転〕
ちち。父親。「屏風の絵の男を見ては,―とてぞ恋ひきこえ給ひける/栄花(月の宴)」
てて
てて (接助)
〔「といって」の意の「とて」の転。近世語〕
活用語の言い切りの形に付く。
(1)理由の意を表す。…というので。「何やら目出たい祝ひぢや―,大きな重箱に眼へはひるやうな餅七つ/浄瑠璃・菅原」
(2)逆接の意を表す。…であっても。「誰ぢや―傾城に成りたうて成る者は一人もない/歌舞伎・傾城江戸桜」
てておや
てておや [0] 【父親】
ちちおや。父。
ててき
ててき 【父き・父君】
「ててぎみ(父君)」の略。「―はうつくしうし給ふや/宇津保(蔵開中)」
ててぎみ
ててぎみ 【父君】
父の尊敬語。父上。ちちぎみ。「―の我を思ほしし時には/宇津保(菊の宴)」
ててくる
ててく・る (動ラ四)
「ちちくる」に同じ。「其上に娘のおかちを―・り/浄瑠璃・夏祭」
ててご
ててご 【父御】
父の敬称。ちちご。「此の子は,―の四十二の二つ子にて/浄瑠璃・鑓の権三(下)」
ててじゃひと
ててじゃひと テテヂヤ― 【父者人】
〔父である人の意。「者」は当て字〕
父を敬っていう語。ちちじゃひと。ててじゃもの。
ててなしご
ててなしご【父なし子】
a fatherless child.
ててなしご
ててなしご [4] 【父無し子】
「父(チチ)無し子」に同じ。
ててはは
ててはは 【父母】
父と母。ちちはは。「―,炭櫃(スビツ)に火などおこして待ちゐたりけり/更級」
ててら
ててら
(1)襦袢(ジバン)。ててれ。「夕顔の棚の下なる夕涼男は―妻(メ)は二布(フタノ)して/咄本・醒睡笑」
(2)ふんどし。ててれ。「犢鼻褌(フンドシ)も―といへば歌にもよまれ/洒落本・太平楽巻物」
ててれ
ててれ
「ててら」に同じ。「子は裸父は―で早苗舟(サナエブネ)(利牛)/炭俵」
ててんごう
ててんごう 【手てんごう】
〔「ててんご」とも〕
(1)手で物をもてあそぶこと。「親の歎きも白洲の小石拾い集めて―/浄瑠璃・夏祭」
(2)博打(バクチ)。
てとうだい
てとうだい [2] 【手灯台】
「手燭(テシヨク)」に同じ。
てとり
てとり [3] 【手取り】
〔「てどり」とも〕
(1)相撲で,技の巧みなこと。また,その人。「―の力士」
(2)手練手管にたけること。また,その人。「さすが―の仇吉が,しばらく前後思案して/人情本・辰巳園(後)」
てとりあしとり
てとりあしとり【手とり足とり】
by force (無理に);with utmost care and kindness (丁寧に).
てとりもの
てとりもの 【手取り物】
得意なもの。「そうじて失物(ウセモノ)の待人(マチビト)のと申すが,算置きの―でござる/狂言・居杭(虎寛本)」
てとりもの
てとりもの 【手取り者】
(1)技の巧みな相撲取り。相撲巧者。
(2)遊女などで,人あしらいの上手なもの。「昔の高尾・薄雲・小紫にもをさ��劣らぬ―/歌舞伎・菊模様法灯籠」
てどうぐ
てどうぐ [2] 【手道具】
日常用いる,小道具や調度。
てどお
てどお 【手遠】 (名・形動ナリ)
手元から遠い・こと(さま)。「刀脇差は―に置き/仮名草子・浮世物語」
てどおし
てどお・し 【手遠し】 (形ク)
手元から遠い。手が届かない。「―・きねがひを捨てて/浮世草子・永代蔵 1」
てどく
てどく [0] 【手得】
将棋で,先手・後手が応酬して一段落した結果,一方が手数において得をすること。
⇔手損
てどめ
てどめ [0] 【て留め】
連歌・俳諧で,一句の末を「て」で留めること。第三句目に多く用いる。て留まり。
→三(ミ)て五(ゴ)らん
てどり
てどり【手捕りにする】
catch;→英和
seize.→英和
てどり
てどり [3][0] 【手取り】
(1)(多く「手捕り」と書く)素手で捕らえること。生け捕りにすること。「苦もなく之を―にしたが,今度のも前と同じく雌であつた/日本北アルプス縦断記(烏水)」
(2)糸を,手で繰り取ること。手繰り。
(3) [0]
収入から税金・経費などを差し引いた,実際に自分の手に入る金額。
(4)口のある湯沸かし。やかん。「石の如くにして焼けざるものの,―の勢なるあり/沙石 7」
てどり
てどり【手取り】
real income;a net profit (純益);[給 料]take-home pay; <200,000 yen> after taxes.
てどりがま
てどりがま [3] 【手取り釜】
茶の湯の釜の一。鐶付(カンツキ)につるが付いているもの。
てどりがわ
てどりがわ 【手取川】
両白山地の白山周辺を水源とし,石川県南部を北流して日本海に注ぐ川。下流域には鶴来(ツルギ)を扇頂とする扇状地が発達。中流に手取峡谷・手取温泉,上流に手取川ダムがある。
てどりなべ
てどりなべ [4] 【手取り鍋】
つるの付いた鍋。てなべ。
てな
てな (連語)
□一□〔格助詞「て」に間投助詞「な」の付いたもの〕
「…というような」の意を表す。「好きだ―こと言われてみたい」「みごと合格―具合にいかないかなあ」
□二□〔接続助詞「て」に間投助詞「な」の付いたもの〕
「…てね」の意を表す。主に男性が用いる。「そうだっ―」「八幡(ヤワタ)の藪(ヤブ)知らずといっ―,はいると出口のわからない奥深い藪があったのだ」
てないしょく
てないしょく [2] 【手内職】
裁縫・袋張りなど手先を使ってする内職。
てなえ
てなえ [1] 【手萎・攣】
手の自由がきかないこと。また,その病。「―躄(アシナエ)となり/霊異記(下訓注)」
てなおし
てなおし [2] 【手直し】 (名)スル
不完全な部分を直すこと。修正。「脚本を―する」
てなおし
てなおし【手直し】
later adjustment.
てなおり
てなおり [2] 【手直り】
囲碁・将棋の対局で,一定の回数(通常四回)勝ち越した場合に,両者間の手合い割りを改めること。
てなが
てなが [0] 【手長】
(1)手の長いこと。
(2)盗癖のあること。また,その人。
(3)手長島に住むという手の大変長い人間。足長(アシナガ)とともに清涼殿の荒海の障子に描かれていた。
(4)祭祀(サイシ)の際,神饌(シンセン)を運ぶ神官。
(5)宮中や貴族の家で,宴会の際に,配膳の取り次ぎをする人。
(6)大名家などの奥向きに仕える女性。仲居。「御―のもの…おあちやと申すと/おきく物語」
てながえび
てながえび [3] 【手長海老】
淡水産のエビ。体長約9センチメートル。淡灰色。雄では第二胸脚が特に長く,体長の一・五倍,雌ではその半分ぐらいで,先端は鋏(ハサミ)状。美味。低地の河川や湖沼の水草の生えている所に多い。本州・四国・九州に分布。杖突(ツエツキ)えび。草えび。[季]夏。
てながざる
てながざる【手長猿】
a long-armed ape.
てながざる
てながざる [4] 【手長猿】
霊長目テナガザル科の哺乳類の総称。類人猿に属する進化の進んだサルである。顔面は無毛で黒い。体は細く,前肢が非常に長い。尾はなく,尻だこがある。頭胴長50センチメートル内外で,体は灰色ないし灰褐色・黒色など。樹上にすみ,昆虫や果実を食べる。シロテテナガザル・フクロテナガザルなど。東南アジアの森林に分布。ギボン。
てながじま
てながじま 【手長島】
手長{(3)}が住むという想像上の島。「―川をへだててつかみ合い/柳多留 57」
てながだこ
てながだこ [4] 【手長蛸】
タコの一種。全長70センチメートル内外になるが,そのうち腕の長さが60センチメートルほどで,腕が胴に比べてきわめて長い。食用。また,延縄(ハエナワ)漁業で餌(エサ)にする。日本近海の泥の多い浅海にすむ。アシナガダコ。
てなぐさみ
てなぐさみ [2] 【手慰み】
(1)手先で物をもてあそぶこと。「―に鉛筆をころがす」
(2)博打(バクチ)。
てなげ
てなげ [0] 【手投げ】
(1)手で投げること。
(2)野球で,投手が体全体ではなく手先だけでボールを投げること。
てなげだん
てなげだん [3] 【手投げ弾】
「手榴弾(テリユウダン)」に同じ。
てなこと
てなこと (連語)
…というようなこと。
→てな(連語)
てなし
てなし [3] 【手無し】
(1)手がないこと。また,その人。
(2)袖のない胴着。また,袖無しの羽織。「下臈のきる―といふ布着物きて/著聞 20」
(3)無能なこと。また,その人。「薄情(ジヨウナシ)―/洒落本・辰巳婦言」
(4)〔女房詞。調度・料理などに手を触れられぬことから〕
月経。
てなずける
てなずける【手懐ける】
gain <a person> over (味方にする);tame (動物を).→英和
てなずける
てなず・ける [4] 【手懐ける】 (動カ下一)[文]カ下二 てなづ・く
(1)うまく扱って,なつくようにする。「犬を―・ける」
(2)さまざまな手段を使って,味方に引き入れる。「部下を―・ける」
てなずち
てなずち テナヅチ 【手摩乳・手名椎】
記紀神話の神。脚摩乳(アシナズチ)の妻で,奇稲田姫(クシナダヒメ)の母。てなずちのかみ。
てなべ
てなべ【手鍋】
a pan.→英和
てなべ
てなべ [0] 【手鍋】
(1)つるの付いた鍋。手取り鍋。
(2)奉公人をおかないで,自分で煮炊きすること。「―でもくらされまい物でもなし/浄瑠璃・五十年忌(中)」
てなべ=下げても
――下げても
好きな男と一緒になれるなら,自分で炊事の苦労をするような貧しさでもいとわないという意。
てなみ
てなみ【手並を見せる】
show[display]one's skill.
てなみ
てなみ [1] 【手並(み)】
腕前。技量。「鮮やかな―」
→お手並み
てならい
てならい [2] 【手習い】 (名)スル
(1)江戸時代,寺子屋で文字の読み書きを習うこと。習字。「―机」「―師匠」
(2)勉強。稽古(ケイコ)。「四十の―」
(3)源氏物語の巻名。第五三帖。宇治十帖の一。
てならい
てならい【手習い】
⇒習字.60の手習い It is never too late to learn.
てならい=は坂に車を押す如(ゴト)し
――は坂に車を押す如(ゴト)し
学問や稽古事は少しでも油断をすると,もとに戻ってしまうことのたとえ。
てならいこ
てならいこ テナラヒコ 【手習子】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「杜若(カキツバタ)七重の染衣(ソメギヌ)」。増山金八作詞,初世杵屋正次郎作曲。1792年(寛政4)江戸河原崎座初演。寺子屋帰りのおしゃまな町娘の姿を描いたもの。
てならいことば
てならいことば [5] 【手習い詞】
平安時代以降,手習いに使われた歌詞や詩文。「難波津の歌」「安積山(アサカヤマ)の歌」「天地(アメツチ)の歌」「大為爾(タイニ)の歌」「いろは歌」「千字文」など。
てならいぞうし
てならいぞうし [5] 【手習い草紙】
習字に用いる帳面。
てならいどころ
てならいどころ [5] 【手習い所】
習字を教える所。
てならう
てなら・う 【手習ふ】 (動ハ四)
(1)習字をする。字を書くことを習う。「―・ふ人の,はじめにもしける/古今(仮名序)」
(2)慰みに,歌などを無造作に書く。「あやしき硯召し出でて―・ひ給ふ/源氏(浮舟)」
(3)学問・稽古などをする。「これより―・ふはじめ/浮世草子・永代蔵 1」
てならし
てならし [2] 【手慣らし・手馴らし】
手に使いならすこと。手をならしておくこと。「―に二,三枚書いてみる」
てならす
てなら・す 【手慣らす・手馴らす】 (動サ四)
(1)使いならす。手になじませる。「かの―・し給へりし螺鈿(ラデン)の箱なりけり/源氏(夕霧)」
(2)てなずける。飼いならす。「恋ひわぶる人の形見と―・せば/源氏(若菜下)」
てなり
てなり [0] 【手なり】
茶道の点前(テマエ)で,器物を扱う手の動きが,自然に無理なくなされること。
てなれ
てなれ [0] 【手慣れ・手馴れ】 (名)スル
手なれていること。使いなれていること。しなれていること。「―した道具」
てなれる
てなれる【手慣れている】
be skillful[quite at home] <in> .
てなれる
てな・れる [3] 【手慣れる・手馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 てな・る
(1)慣れて巧みになる。熟練する。「―・れた仕事」「―・れた手つき」
(2)使ってなれている。手になじんでいる。「―・れた道具」
(3)飼いならされている。「―・レタ鳥/日葡」
てなわ
てなわ [1][0] 【手縄】
(1)旗や幕を張るために乳(チ)に通す縄。
(2)口取りが馬を引くとき持つ縄。たなわ。
(3)捕り方などが人を捕らえて縛るのに用いる縄。
(4)和船で,帆桁(ホゲタ)の両端から船上にとる一対の麻縄。風向きに応じて帆の角度を操作するためのもの。
てに
てに (連語)
〔終助詞「て」に接続助詞「に」の付いたもの。近世語〕
理由を表す。…だから。「『おくしやるまいか』『ああ,やる―。これこれ』/狂言記・昆布売」
てにてに
てにてに 【手に手に】 (連語)
同じような物を,それぞれが手にしているさま。「―武器を取って立ち上がる」
てには
てには [0] 【弖爾波・手爾波】
〔三論宗の仏家で用いたヲコト点を左下から左中・左上の順に読むと「てには」となることからの名称〕
「弖爾乎波(テニヲハ)」に同じ。
てにはたいがいしょう
てにはたいがいしょう 【手爾葉大概抄】
語学書。一冊。藤原定家著といわれたが,実際は,鎌倉末期から室町初期の成立。漢文で書かれ,「てにをは」研究の最初のもの。
てにはてん
てにはてん 【弖爾波点】
⇒東大寺三論宗点(トウダイジサンロンシユウテン)
てにはるてん
てにはるてん 【天仁波流点】
〔左上より順次右回りに四つの点を読むと「てにはる」となることから〕
ヲコト点の一種。平安初期より行われた訓点で,天台宗の僧侶の間で用いられたと考えられるもの。
てにもつ
てにもつ【手荷物】
<米> <a piece of> baggage[ <英> luggage];→英和
⇒手回り(品).〜を預ける have one's baggage checked.‖手荷物一時預所[ホテルなどの]a cloakroom; <米> a checkroom;[駅の] <米> a baggage room; <英> a left-luggage office.手荷物取扱所 a baggage[luggage]office.
てにもつ
てにもつ [2] 【手荷物】
(1)手で持ち運ぶ荷物。
(2)旅客が手回り品として持ち運ぶ荷物。自身が身辺に置く携帯手荷物と,駅で委託する託送手荷物とがある。
てにをは
てにをは [0] 【弖爾乎波・天爾遠波】
〔博士家(ハカセケ)のヲコト点の四隅の点を左下から右回りに続けて読むと「てにをは」となることからの名称〕
(1)漢文を訓読するとき,補読しなければならない,助詞・助動詞・活用語尾・接辞などの古称。てには。
(2)助詞・助動詞の用法。言葉づかい。
(3)助詞のこと。
(4)話の前後関係。話のつじつま。
てにをは=が合わ∘ない
――が合わ∘ない
(1)助詞・助動詞の用法が適切を欠く。てにはが合わない。
(2)話のつじつまが合わない。
てにをはひもかがみ
てにをはひもかがみ 【てにをは紐鏡】
語学書。一巻。本居宣長著。1771年刊。係り結びの法則を体系的に表にまとめ,簡単な説明を加えたもの。紐鏡。
てにをは紐鏡
てにをはひもかがみ 【てにをは紐鏡】
語学書。一巻。本居宣長著。1771年刊。係り結びの法則を体系的に表にまとめ,簡単な説明を加えたもの。紐鏡。
てぬい
てぬい [0] 【手縫い】
ミシンなどを使わず,手で縫うこと。また,その物。
てぬい
てぬい【手縫いの】
hand-sewn.
てぬかり
てぬかり【手抜かり】
⇒手落ち.
てぬかり
てぬかり [2] 【手抜かり】
物事を行う上で,手続き・方法などに欠陥があること。手落ち。「対応に―があった」
てぬき
てぬき [3][0] 【手抜き】 (名)スル
(1)手を抜くこと。するべき手続きや手数を省くこと。「―した仕事」「工事に―があった」
(2)囲碁・将棋で,相手の攻撃的着手に対して応手せず,他の方面に打つこと。
てぬき
てぬき【手抜き】
scamping;negligence.→英和
‖手抜き工事 scamped work.
てぬぐい
てぬぐい [0] 【手拭い】
手・顔・体などをぬぐうのに用いる布。一幅(ヒトノ)の木綿を約90センチメートルに切ったものが普通。古くは麻布。江戸期には四尺(約1.2メートル)・五尺のものもあった。たのごい。てのごい。みのごい。
てぬぐい
てぬぐい【手拭】
a (hand) towel.手拭掛 a towel rack[horse].
てぬぐいじ
てぬぐいじ [0] 【手拭い地】
手拭いにする,あらい織りの木綿の布。
てぬけ
てぬけ [3] 【手抜け】
ておち。てぬかり。「其名を聞かざりし―を悔(クユ)れど詮方なし/鉄仮面(涙香)」
てぬるい
てぬる・い [3][0] 【手緩い】 (形)[文]ク てぬる・し
きびしさが足りない。なまぬるい。「そんな―・いやり方ではだめだ」「取り締まりが―・い」
[派生] ――さ(名)
てぬるい
てぬるい【手緩い】
not strict[severe]enough;mild;→英和
lenient;→英和
lukewarm;→英和
<be> too easy <with students> .
てね
てね (連語)
〔接続助詞「て」に間投助詞「ね」の付いたもの。上に来る語によっては「でね」となる。女性や子供の話し言葉に用いられる〕
相手に対するやや甘えた依頼や希望を表す。てよ。「もうすぐ起き―」「はやく読んでね」
てねば
てねば 【手粘】 (形動ナリ)
〔形容詞「てねばい」の語幹から〕
手の動作がのろいさま。仕事が遅いさま。「今のすずきを―の者があらふかしておそい/狂言・鱸庖丁」
てねばい
てねば・い 【手粘い】 (形)[文]ク てねば・し
〔中世・近世の語〕
動作がのろい。「余りにおもくれて―・く候間/三河物語」
ての
ての (連語)
〔接続助詞「て」に格助詞「の」が付いたもの〕
後続の体言の表す状態が生ずる条件を表す。「中味は見―お楽しみ」
てのうち
てのうち [1][2] 【手の内】
(1)握った手の中。また,てのひら。「感触を―に確かめる」
(2)掌握していること。思うままになること。支配下。「敵の―にある」
(3)心中の思い。他人に隠している考えや計画。「―を見すかされる」
(4)手なみ。腕前。「―と言ひ,智謀の程,末頼母敷き/浄瑠璃・先代萩」
(5)乞食に施す銭・米など。「どりや―をやつて去(イ)なそと巾着(キンチヤク)の銭は一銭/歌舞伎・お染久松色読販」
(6)手ごたえ。「水の中へうちこうだやうな―で御ざつた/狂言・武悪」
てのうち
てのうち【手の内を見せる】
display one's skill (技量);show one's hand[cards](意図).〜を見すかされる have one's weakness detected.
てのうち=に丸め込む
――に丸め込・む
思うままにあやつる。
てのうち=の珠(タマ)
――の珠(タマ)
⇒掌中(シヨウチユウ)の珠(タマ)
てのうら
てのうら [1] 【手の裏】
てのひら。たなごころ。
てのうら
てのうら【手の裏を返すように】
instantly;→英和
suddenly; <treat a person> quite differently.
てのうら=を返す
――を返・す
「てのひらを返す」に同じ。
てのくぼ
てのくぼ [1] 【手の窪】
(1)てのひらを内側に曲げた時にできるくぼみ。
(2)手づかみで食べること。また,握り飯のこと。「落人となり宮も―/壬生の雨」[俚言集覧]
てのこう
てのこう【手の甲】
⇒手(の甲).
てのこう
てのこう [1] 【手の甲】
手首から指のつけ根までの,握った時に外側になる面。
てのごい
てのごい 【手拭ひ】
「てぬぐい」に同じ。「御霊会の細男の―して顔隠したる心地するに/栄花(若生え)」
てのした
てのした 【手の下】
(1)手の届くところ。手の内のこと。「あの高みへ登りますれば五町や三町は―に見えまするが/狂言・武悪」
(2)たやすいこと。たちまち。「に」を伴って副詞的に用いる。「この者どもを―に討つはいかさま鬼神か/謡曲・熊坂」
(3)腕前。「此の武者おのれらが―に及ぶべき物か/浮世草子・新可笑記 2」
てのすじ
てのすじ [2][1] 【手の筋】
(1)手の皮膚を透かして見える静脈。あおすじ。
(2)てのひらに刻まれた筋。手相。てすじ。「―が見てもらひたい/浄瑠璃・道成寺現在蛇鱗」
(3)言い当てること。「とてものことに―といひたい程に当てられたが/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」
てのすじ
てのすじ【手の筋】
the lines of the palm.→英和
てのなか
てのなか [1] 【手の中】
てのひら。手の内。
てのはら
てのはら [1] 【手の腹】
てのひら。たなごころ。
てのひら
てのひら [2][1] 【掌・手のひら】
手首から先の,握った時に内側になる面。たなごころ。
てのひら
てのひら【掌】
⇒手(のひら).〜を返すように ⇒手の裏.
てのひら=を返す
――を返・す
(1)人に接する態度の急変するたとえ。手の裏を返す。「―・すように冷たい態度をとる」
(2)ほんの短い間であることを表す。
てのび
てのび 【手延び】 (名・形動ナリ)
処置をするのが遅れて,時機を失う・こと(さま)。「刀は部屋の長持に,取りに帰るは―なり/浄瑠璃・薩摩歌」
てのべ
てのべ [0] 【手延べ】
(1)素麺(ソウメン)や冷や麦の製法の一。包丁で切り出さず,生地を引き延ばして細い麺状に仕上げること。
(2)「手延び」に同じ。「すは,きやつを―にしてたばかられぬるは/平家 4」
てのほか
てのほか 【手の外】
予想外であること。意外。「信玄公の御さばき―なる儀多し/甲陽軍鑑(品四八)」
てのもの
てのもの [1] 【手の者】
部下。配下。手下。「―をくり出す」
てのもの
てのもの [1] 【手の物】
(1)手に入ったもの。自分のもの。また,手に持っているもの。
(2)慣れて,得意とするもの。おてのもの。「かけっくらなら,お―だ」
ては
ては (連語)
〔接続助詞「て」に係助詞「は」が付いたもの。上に来る語によっては「では」となる〕
(1)ある事柄が実現した場合を仮定して,条件として示す。望ましくない事柄についていうことが多い。もし…したら。「計画が敵に知られ―,せっかくの苦心も水の泡だ」「この辺は危険ですから,泳いではいけません」
(2)すでに行われた事実を条件として示し,それから生ずる事柄を示す後件に結び付ける。…した,それでは。「こんなにお世話になっ―申し訳ありません」「そう言っ―みもふたもない」
(3)前件が成立すれば,必ず後件が成立するという場合,その前件を表す。…するときはいつも…する。「せい―事をしそんじる」「男も家族持ちになっ―,勝手気ままな生活を送ることはできない」
(4)繰り返される動作・作用について,前件と後件とを結ぶ。「寄せ―返す浜の白波」「ころんでは起き,ころんでは起きて…」
てはい
てはい【手配する】
arrange[make arrangements] <for> ;→英和
make (a) search <for> (警察が).手配写真 a photo(graph) of a wanted criminal; <俗> a mug shot.手配書 a police bulletin.
てはい
てはい [1] 【手配】 (名)スル
(1)事を行うために必要な物や人の準備・連絡・調整などをすること。「会場を―する」
(2)特に,容疑者の逮捕のための準備・指令。「指名―」
てはいし
てはいし [2] 【手配師】
職業安定所などの公的機関を通さないで自由労務者などを雇用者に紹介し,斡旋料を取る者。
てはじめ
てはじめ【手初めに】
in the beginning;at the start;→英和
to begin with.
てはじめ
てはじめ [2] 【手始め】
物事を始める第一歩。しはじめ。「―にラジオを作ってみる」
てはず
てはず【手筈】
a plan;→英和
arrangements.〜を決める arrange[make arrangements] <with a person for a matter> .→英和
てはず
てはず [1] 【手筈】
物事を行う際に,あらかじめ予定しておく順序・段取り。準備。「―を整える」「―が狂う」
てはっちょう
てはっちょう [2] 【手八丁】
腕が立ち,仕事をよくこなすこと。また,その人。
てはっちょうくちはっちょう
てはっちょうくちはっちょう [2][3] 【手八丁口八丁】
⇒「手」の句項目
てはどうか
てはどうか (連語)
⇒どうか■二■(2)
てはなび
てはなび [2] 【手花火】
線香花火の別名。[季]秋。
てはなら∘ない
てはなら∘ない (連語)
⇒ならない(連語)
てはん
てはん [0] 【手版・手板】
自社の出版物。「―物(モノ)」
てはん
てはん [0] 【手判】
(1)手に墨を塗って紙に押し後日の証とするもの。また,自筆の書き判。てがた。
(2)江戸時代,関所の通行券。名主や五人組の証印が押してあった。関所手形。
てば
てば (連語)
〔完了の助動詞「つ」の未然形「て」に接続助詞「ば」の付いたもの〕
「…たならば」「…ているならば」の意を表す。「わがよはひ君が八千代にとりそへてとどめおき―思ひいでにせよ/古今(賀)」
てば
てば
〔「と言えば」の転。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる。「ん」で終わる語に付く場合以外は,すべて「ってば」の形をとる〕
■一■ (係助)
体言または体言に準ずるものに接続する。親しみや非難の気持ちをこめて,話題として提示するのに用いる。…たら。「兄さん―,私をぶつのよ」「中村さん―,あの人ぐらいめんどうみのいい人はいないね」
■二■ (終助)
文末にあって種々の語に付く。じれったい気持ちをこめて,呼びかけるのに用いる。「お母さん,はやくっ―」「はやく来ないと,行列が過ぎちゃうっ―」
てば
てば [1] 【手羽】
鶏の,羽のつけ根の部分の肉。脂肪が少なく柔らかい。手羽肉。
てばかり
てばかり [2] 【手秤】
(1)小形の秤。
(2)手にのせたり,下げたりして大体の重さを知ること。
てばこ
てばこ【手箱】
a box;→英和
a case;→英和
a casket.→英和
てばこ
てばこ [1][0] 【手箱】
手回りの小道具を入れておく小箱。
てばさき
てばさき [0] 【手羽先】
手羽の先の方の部分。
てばしこい
てばしこ・い [4] 【手捷い】 (形)[文]ク てばしこ・し
すばやい。機敏である。「―・く片付ける」「僕の帯のゆるむだのを―・く結むで呉(ク)れた/思出の記(蘆花)」
[派生] ――さ(名)
てばた
てばた【手旗】
a flag.→英和
手旗信号 flag signaling;semaphore.→英和
てばた
てばた [0] 【手旗】
(1)手に持つ小旗。
(2)手旗信号に用いる旗。
てばた
てばた [1] 【手機】
⇒手織機(テオリバタ)
てばたき
てばたき [2] 【手拍き】
手を打ち合わせて鳴らすこと。
てばたしんごう
てばたしんごう [4] 【手旗信号】
手に持った赤・白の小旗で一定の形を表して通信する信号。
てばてばしい
てばてばし・い (形)[文]シク てばてば・し
〔中世語〕
けばけばしい。派手だ。「―・イ衣裳ヲ着ル/日葡」
てばな
てばな [0][1] 【手鼻】
指で片方の鼻孔を押さえて,鼻息で鼻汁を吹き出すこと。「―をかむ」
てばな
てばな【手鼻をかむ】
blow one's nose with one's fingers (on the ground).
てばなし
てばなし【手放しで】
with one's hands free;[露骨に]openly;→英和
without reserve.
てばなし
てばなし [2] 【手放し】
(1)手をはなすこと。「―で自転車に乗る」
(2)手を加えないで,放っておくこと。「然し―で落ちては,あまり早過ぎる/吾輩は猫である(漱石)」
(3)感情などをおさえないで表すこと。「―の喜びよう」「―でほめる」
てばなす
てばなす【手放す】
[譲渡]part with;dispose of;send away (子供などを).
てばなす
てばな・す [3] 【手放す】 (動サ五[四])
(1)手に持っていたものをはなす。「犬のくさりを―・す」
(2)自分が所有しているものを他人に売ったり与えたりする。「事業のため山林を―・す」「家宝を―・す」
(3)手元に置いていた人を保護・監督の及ばない所へやる。「娘を―・す」「優秀な部下を―・す」
(4)仕事などを途中で一時中止する。「―・しかねる用事があるので,失礼する」
[可能] てばなせる
てばなれ
てばなれ [2] 【手離れ】 (名)スル
(1)幼児が成長して,親がさほど世話する必要がなくなること。「上の子が―する」
(2)仕事などが一段落し,直接のかかわりがなくなること。
てばにく
てばにく [2][0] 【手羽肉】
「手羽(テバ)」に同じ。
てばね
てばね [1] 【手羽】
鳥の翼の風切羽のうち,最も外側にある部分。普通一〇枚の大羽からなる。初列風切羽。
てばや
てばや [0] 【手早】 (形動)[文]ナリ
手早いさま。すばやいさま。「何事にも―な人」「―に着替える」
てばやい
てばやい【手早い(く)】
quick(ly);→英和
rapid(ly);→英和
prompt(ly);→英和
smart(ly).→英和
てばやい
てばや・い [3] 【手早い】 (形)[文]ク てばや・し
仕事などをするのが早い。動作がてきぱきとすばやい。「―・く後片付けをする」
[派生] ――さ(名)
てばり
てばり [0] 【手張り】
(1)自分で張ること。また,手で張ること。「―の扇」
(2)証券会社の社員が,自分で相場を張ること。
(3)後日支払う約束で,賭け金を持たずに博打(バクチ)をすること。
(4)見えを張ること。「―の奢(オゴリ)強く折節はうまい物会も興行し/洒落本・浪花色八卦」
てばる
てば・る 【手張る】 (動ラ四)
手にあまる。荷が重すぎる。「一日ノ仕事ニワ―・ル/ヘボン」
てひと
てひと 【手人】
(1)特別の技術をもった人。機織り,裁縫などの技術者。「高麗に使ひして―を召す/日本書紀(仁賢訓)」
(2)腕前のすぐれた者。上手。「馬射―などをけふ御覧ぜらるる/公事根源愚考」
(3)配下の者。手の者。
てひどい
てひどい【手酷い(く)】
severe(ly);→英和
harsh(ly);→英和
merciless(ly).→英和
てひどい
てひど・い [3] 【手酷い】 (形)[文]ク てひど・し
容赦なくきびしい。徹底的ではげしい。てきびしい。「―・い打撃を受ける」
[派生] ――さ(名)
てびかえ
てびかえ [2] 【手控え】
(1)手元に記録しておくこと。また,その帳面。
(2)予備に手元に残しておくこと。また,そのもの。「―を残す」
(3)取引などをさし控えること。
てびかえ
てびかえ【手控】
[覚書]a note(book);→英和
a memo(randum).→英和
てびかえる
てびか・える [4][3] 【手控える】 (動ア下一)[文]ハ下二 てびか・ふ
(1)書きとめておく。「要点を―・える」
(2)予備に残しておく。「一セット―・えておく」
(3)(物事を)控え目にする。見合わせる。「出荷を―・える」
てびかえる
てびかえる【手控える】
withhold;→英和
hold off.
てびき
てびき【手引】
[案内] <under> the guidance <of> ;→英和
a guide (人・書);→英和
(an) introduction (紹介).→英和
〜をする (act as) guide;introduce.→英和
てびき
てびき [1][3] 【手引き】 (名)スル
〔「てひき」とも〕
(1)(手を引いて)力添えをしたり,導いたりすること。また,その人。導き。案内。「内部に―した者がいる」
(2)初心者を教え導くこと。手ほどき。また,そのための書物など。
(3)手で引くこと。手で引き出すこと。「夏ひきの―のいとの年へても/新古今(恋二)」
てびきいと
てびきいと [4] 【手引き糸】
機械を用いないで手で引き出して繰(ク)った糸。
てびきしょ
てびきしょ [0][4] 【手引き書】
案内書。入門書。
てびねり
てびねり [2] 【手捻り】
陶土を轆轤(ロクロ)・型などを用いず手でこねて陶器を形作ること。また,そうして作られた器物。手捏(テヅク)ね。手作り。
てびょうし
てびょうし [2] 【手拍子】
(1)手をたたいて拍子をとること。「―に合わせて踊る」「―をとる」
(2)囲碁や将棋で,軽率に相手の手に応じた着手。悪手であることが多い。
てびょうし
てびょうし【手拍子をとる】
beat time with the hands.
てびらき
てびらき [2] 【手開き】
イワシのように,身がやわらかく小骨の多い魚に用いる開き方。頭と内臓を取ってから,包丁を使わずに親指を中骨に沿わせるようにして身を開く。
てびろ
てびろ [0] 【手広】 (形動)[文]ナリ
てびろいさま。「―な家に引っ越す」
てびろい
てびろい【手広い】
extensive;→英和
large;→英和
spacious.→英和
手広く extensively;→英和
on a large scale.
てびろい
てびろ・い [3][0] 【手広い】 (形)[文]ク てびろ・し
(1)関係する範囲が広い。多方面にわたっている。「―・く商売を営む」
(2)家・部屋などが広い。
⇔手狭(テゼマ)い
「―・い家」
[派生] ――さ(名)
てふ
てふ (連語)
⇒ちょう(連語)
てふいご
てふいご [2] 【手鞴】
手で操作する小さいふいご。
てふうきん
てふうきん [2] 【手風琴】
アコーディオン。
てふき
てふき [3][0] 【手拭き】
手をふく布。
てふき
てふき【手拭き】
a towel;→英和
a handkerchief.→英和
てふだ
てふだ [0] 【手札】
(1)名札(ナフダ)。名刺。
(2)「手札判(バン)」の略。
(3)トランプ・花札などで,各自が手に持っている札。
てふだ
てふだ【手札】
a hand (トランプ).→英和
‖手札形 a card-size photograph (写真).
てふだがた
てふだがた [0] 【手札型】
「手札判」に同じ。
てふだばん
てふだばん [0] 【手札判】
写真の印画紙や乾板の大きさの一。縦105ミリメートル,横80ミリメートルほどのもの。手札型。手札。
てぶくろ
てぶくろ [2] 【手袋】
(1)防寒や保護,装飾のために手にはめる袋状のもの。指が一本ずつ分かれたものと,親指だけを別にした形のものがある。[季]冬。《―の左許りになりにける/正岡子規》
(2)「弓懸(ユガケ)」に同じ。
(3)鷹が片足を上げて腹毛のなかに入れること。
てぶくろ
てぶくろ【手袋】
(a pair of) gloves[mittens (親指だけ分れた)].
てぶくろ=を引く
――を引・く
鷹が片足を上げて腹毛の中に入れる。また,手を引く。身を引く。[日葡]
てぶくろ=を投げる
――を投・げる
〔ヨーロッパで,決闘を申し込むときの風習から〕
相手との断交を宣言する。
てぶし
てぶし 【手節】
(1)手並み。腕前。「おとよが兄めが―もきかねえざまで/洒落本・卯地臭意」
(2)手。腕。「―をおつ付てくれるな,けがれるわい/洒落本・南江駅話」
てぶそく
てぶそく [2] 【手不足】 (名・形動)
人手の足りない・こと(さま)。人手不足。「―で猫の手も借りたい」
てぶそく
てぶそく【手不足である】
be short of hands.
てぶっちょう
てぶっちょう 【手不調】 (名・形動)[文]ナリ
手先が不器用なこと。また,その人。「商人には巻舌でむかず,職人には―なり/滑稽本・浮世床(初)」
てぶね
てぶね [0] 【手船】
自分が所有している船。持ち船。傭船(ヨウセン)に対していう。「拙者が―も御用に達し/浄瑠璃・千本桜」
てぶら
てぶら【手ぶらで】
empty-handed.
てぶら
てぶら [0] 【手ぶら】
(1)手に何も持っていないこと。荷物がないこと。から身。「―で出かける」
(2)特に,他家を訪問するときに,土産を持って行かないこと。
てぶり
てぶり [1] 【手振り】
(1)手の動かし方。手のしぐさ。手つき。「―をまじえて話す」
(2)取引所で,会員の代理人が売買のために符丁の手を振ること。また,それをする人。
(3)書体。書風。
(4)振る舞い。風俗。習わし。「都の―たちまちに改まりて/方丈記」
(5)供人。従者。「しもつかへ,―などが具しいけば/蜻蛉(上)」
(6)手に何も持たないこと。てぶら。「長居はおそれありといふて―で帰りける/浮世草子・胸算用 3」
(7)財産・金などのないこと。元手がないこと。「―でかかることは…取手の師匠か取揚婆々/浮世草子・永代蔵 3」
てぶり
てぶり【手振り】
⇒手真似.
てぶりあみがさ
てぶりあみがさ 【手振り編み笠】
編み笠のほかは何も持たないこと。「ゆふべも,屋形に能(イイ)のが有るから行つたりや,―になつた/洒落本・辰巳之園」
てぶりうぐいす
てぶりうぐいす 【手振り鶯】
身振りばかりで鳴かない鶯。「声せぬ夏の―/浄瑠璃・油地獄(上)」
てぶりみず
てぶりみず [3] 【手振り水】
濡れた手を振ってしずくを散らすこと。湯灌(ユカン)の際の作法といい,嫌う地方が多い。
てぶれ
てぶれ [0] 【手振れ】
カメラで撮影するとき,手が動いて映像がぼけること。
てぶんこ
てぶんこ [2] 【手文庫】
文具・用紙などを入れて手近におく小箱。
てぶんこ
てぶんこ【手文庫】
a box;→英和
a casket.→英和
てへ
てへ (連語)
⇒てえ(連語)
てへり
てへり (連語)
⇒てえり(連語)
てへん
てへん [0] 【手偏】
漢字の偏の一。「打」「投」などの「扌」。
てへん
てへん 【天辺・頂辺】
(1)兜(カブト)の鉢の頂上の所。日本の兜は,多くこの部分に円穴があいており,頂辺の座,または八幡座という金物で飾ってある。「金子が兜の―に手をいれて/保元(中)」
→兜
(2)頭頂。てっぺん。「此奴(コヤツ)ども―さ打ち被(カブ)る時/滑稽本・浮世風呂(前)」
てべんとう
てべんとう [2] 【手弁当】
(1)自前の弁当を持参すること。また,その弁当。
(2)費用などを自分で負担して働くこと。「―で手伝う」
てべんとう
てべんとう【手弁当で】
without pay (無給で).
てほしい
てほし・い 【て欲しい】 (連語)
〔接続助詞「て」に補助形容詞「ほしい」の付いたもの〕
⇒ほしい(形)(2)
てほどき
てほどき [2] 【手解き】 (名)スル
学問・技芸などの初歩を教えること。「友人に柔道を―した」
てほどき
てほどき【手解きする】
teach;→英和
initiate <a person into> .→英和
てほん
てほん [2] 【手本】
(1)初心者が絵や字を習うときにまねて似せるべき絵や字。
(2)物事をするときにならうべき人や物。また,先例。「―となる人」
てほん
てほん【手本】
a copy (習字の);→英和
[模範]a model;→英和
an example.→英和
〜にする copy <from,after> ;take <a thing> as a model;follow another's example.
てぼう
てぼう 【手棒】
(1)手に持った棒。つえ。「上人腹をすゑかねて―を振り上げかかり給へば/狂言・若市」
(2)手や指のない人。また,手の不自由な人。てんぼう。「さあ命は助くる,―でも生きば生きて見よ/浄瑠璃・唐船噺」
てぼうき
てぼうき [2] 【手箒】
片手で使う小形の箒。
てぼそ
てぼそ [0] 【手細】
(1)絹の,帯状の布。腰帯・ほおかむりなどに用いた。「紅の―に目を塞ぎ/浮世草子・諸艶大鑑 4」
(2)「船綿帽子(フナワタボウシ)」に同じ。
(3)筒袖,垂領(タリクビ)の,丈の短い衣服。労働着の称。
てぼめ
てぼめ 【手褒め】
自分で自分のことや身内のことをほめること。「―ながらわしも目高ぢや/浮世草子・禁短気」
てぼり
てぼり【手彫りの】
hand-carved.
てぼり
てぼり [0][3] 【手掘り】
大掛かりな機械を用いずに,簡単な道具によって手で掘ること。
てぼり
てぼり [0][3] 【手彫(り)】
(1)のみなどを用いて手で彫ること。
(2)自分で彫刻すること。
てぼんぼり
てぼんぼり [2] 【手雪洞】
底部に短い柄を付けた小形のぼんぼり。
てま
てま [2] 【手間】
(1)ある仕事に費やす労力や時間。「―のかかる仕事」
(2)「手間賃」に同じ。「―を払う」
(3)手間賃を払って雇う人。また,その仕事。「―を入れる」
てま
てま【手間取る】
take time;be delayed.〜が省ける save <a person> trouble.〜はとらせません I won't keep you long.
てまえ
てまえ [0] 【手前】
■一■ (名)
(1)自分のすぐ前。自分に近い方。また,基準にした物より自分に近い方。「―にあるのが小学校で後ろが中学校」「橋の一つ―の角を右に曲がる」
(2)他人に対する,自分の立場。面目。体裁。「友人の―知らないとは言えない」「力になろうと言った―断れない」
(3)腕前。技量。手並み。
(4) [0][1]
(多く「点前」と書く)茶をたてたり,香を炷(タ)いたりする作法。また,その所作。
(5)自分ですること。自分の負担ですること。「―に湯屋風呂屋を拵(コシラ)へ/浮世草子・永代蔵 3」
(6)自分の勢力の及ぶ範囲。また,支配下にある物。「親の―を引きとられ,余所(ヨソ)の内に預けられておりましたが/滑稽本・膝栗毛(発端)」
(7)家計。暮らし向き。内証。「―の摺り切りも苦にならず/仮名草子・浮世物語」
■二■ (代)
(1)一人称。ややへりくだっていう語。「―は存じません」
(2)二人称。対等または対等以下の相手に用いる。ややさげすんでいう語。てめえ。「―なんか何も知らないくせに,黙ってろ」
てまえ
てまえ【手前】
(1) I;→英和
we (手前ども);→英和
you (お前).→英和
(2)[こちら]this side <of> .
(3)[茶の湯]the tea ceremony.
てまえかん
てまえかん [3] 【手前勘】
自分の都合にあわせて勝手な思い込みをすること。ひとりよがり。
てまえがって
てまえがって [4] 【手前勝手】 (名・形動)[文]ナリ
自分の都合だけを考えて行動する・こと(さま)。自分勝手。「―な言い分」
てまえがって
てまえがって【手前勝手】
⇒勝手.
てまえぎわめ
てまえぎわめ [4] 【手前極め】
自分勝手にきめてしまうこと。自分ぎめ。「―にひとりのみこみ/西洋道中膝栗毛(魯文)」
てまえしゃ
てまえしゃ 【手前者】
裕福な人。資産家。「ためしまれなる―にて/浮世草子・御前義経記」
てまえじょうぎ
てまえじょうぎ [4] 【手前定規】
自分に都合のいいようにきめた理屈。
てまえだたみ
てまえだたみ [4] 【点前畳】
茶室で,亭主が茶をたてる畳。道具畳。亭主畳。
てまえども
てまえども [4][2] 【手前共】 (代)
一人称。わたくしたち。商人・芸人などが多く用いる。商人の場合,「わたくしの店」の意にも用いる。「―でお願いした品でございます」
てまえぶしん
てまえぶしん [4] 【手前普請】
職人を頼まずに自分で家を修繕または建築すること。
てまえみそ
てまえみそ【手前味噌を並べる】
praise[flatter]oneself;sing one's own praises.
てまえみそ
てまえみそ [4] 【手前味噌】
〔自分の家で作った味噌の味を自慢することから〕
自分のことをほめること。自慢。「―を並べる」
てまえりょうじ
てまえりょうじ [4] 【手前療治】
医師にかからず,自分で療治すること。
てまえる
てま・える テマヘル (動ハ下一)
〔近世上方語〕
手に入れる。また盗む。「人のもの,―・へるほどのはたらきは/滑稽本・膝栗毛 6」
てまかせ
てまかせ [2] 【手任せ】
手の働くのにまかせること。「―につかむ」
てまかない
てまかない [2] 【手賄い】
自分で自分の食事を作ること。自炊。
てまがえ
てまがえ [0] 【手間替え】
農村などで,労力を貸し合うこと。助け合うこと。結(ユイ)。
てまき
てまき [0] 【手巻(き)】
(1)手で巻くこと。自分で巻くこと。「―鮨(ズシ)」
(2)時計などで,ねじを手で巻くこと。また,その方式や機械。
てまくら
てまくら [2] 【手枕】
肘(ヒジ)を曲げて枕にすること。たまくら。ひじまくら。「―で寝る」
てまくら
てまくら【手枕をする】
rest one's head on one's arm.
てまさぐる
てまさぐ・る [4] 【手弄る】 (動ラ五[四])
手先でもてあそぶ。「纔(ワズカ)に膝の上なる紅絹(モミ)を―・るのみ/金色夜叉(紅葉)」
てましごと
てましごと [3] 【手間仕事】
(1)手間のかかる仕事。「―をきらう」
(2)手間賃をとってする仕事。「大工の―」
てまぞん
てまぞん [0] 【手間損】
手間ばかりかかってその効果のないこと。手間潰し。
てまたし
てまた・し 【手全し】 (形ク)
手がたい。実直である。「しやれたる女を成る程―・く作りて/浮世草子・織留 6」
てまだい
てまだい [0][2] 【手間代】
「手間賃(テマチン)」に同じ。
てまち
てまち [0] 【手待ち】
(1)する仕事がなくて,手をあけて仕事が来るのを待っていること。
(2)将棋で,こちらから仕掛ける有効な手がなく,相手の動きを見る状態のこと。
てまちじかん
てまちじかん [4] 【手待ち時間】
労働時間の中でありながら,所定の労働に従事することなく待機している時間。
てまちん
てまちん [2] 【手間賃】
仕事にかかった時間や出来高に応じて支払われる代金。手間代(テマダイ)。
てまちん
てまちん【手間賃】
pay;→英和
wages.
てまつぶし
てまつぶし [3] 【手間潰し】
「手間損(ゾン)」に同じ。
てまとり
てまとり [4][3] 【手間取り】
手間賃をもらって人に雇われること。また,その人。
てまど
てまど [0] 【手窓】
「肘掛(ヒジカ)け窓」に同じ。
てまどい
てまどい 【手惑ひ】
うろたえて,どこから手を付けてよいかわからないこと。「車どももかちびとも―し,たちさはぎて/大鏡(昔物語)」
てまどう
てまどう 【手間だう】 (形動ナリ)
〔「どう」は「どうな」からか〕
手間がかかり面倒なさま。「平氏の侍一人ずつ殺さん事―なりと/浄瑠璃・佐々木大鑑」
→どうな
てまどうな
てまどうな 【手間だうな】
無駄に手間をかけること。「福原の御所は大工の―/雑俳・川柳評万句合」
→どうな
てまどる
てまど・る [3] 【手間取る】 (動ラ五[四])
予想外に時間や手数がかかる。「手続きに―・った」
てまね
てまね [1] 【手真似】 (名)スル
手で物の様子などを表すこと。「―をまじえて話す」
てまね
てまね【手真似をする】
make a gesture;→英和
make a sign.→英和
〜で話す talk by signs[in sign language].
てまねき
てまねき【手招きする】
beckon <to> .→英和
てまねき
てまねき [2] 【手招き】 (名)スル
〔「てまねぎ」とも〕
こちらへ来るようにと手で合図をすること。普通,手首から先を甲を上にして上下に小刻みに振る。「母が―している」
てまひま
てまひま [2] 【手間隙】
手間とひま。労力と時間。「―をかける」
てまひま=いらず
――いらず
手間隙がかからない。手続きや操作が容易である。
てまめ
てまめ【手まめな】
⇒まめ(な).
てまめ
てまめ [1][0] 【手まめ】 (名・形動)[文]ナリ
(1)厄介なことも面倒がらずにすること。おっくうがらずによく働くこと。また,そのさま。「―に家の中を片付ける」
(2)手先を使う仕事の上手な・こと(さま)。「―な人」
[派生] ――さ(名)
てまもり
てまもり 【手玩】
おもちゃ。てあそび。「柴生のつばなぬきためてうなゐ子供が―にせん/新撰六帖 6」
てまり
てまり [0][1] 【手鞠・手毬】
手でついて遊ぶまり。綿を丸めて芯(シン)とし,色糸を固く幾重にも巻いたもの。現在はゴム・塩化ビニール製などが多い。昔,女児の正月の遊び道具であった。[季]新年。
手鞠[図]
てまり
てまり【手鞠(歌)】
a handball (song).→英和
てまりうた
てまりうた [3] 【手鞠歌・手毬唄】
手鞠をついて遊ぶときに歌う歌。[季]新年。《―かなしきことをうつくしく/虚子》
てまりばな
てまりばな [3] 【手鞠花】
スイカズラ科の落葉低木。ヤブデマリの園芸品種。葉は対生し,広卵形。初夏の頃,先の五裂した白色の中性花多数を枝先に球状につける。オオデマリ。[季]夏。
てまる
てまる [0] 【手丸】
「手丸提灯(ヂヨウチン)」の略。
てまるぢょうちん
てまるぢょうちん [4] 【手丸提灯】
丸形の提げ提灯。手丸。
てまわし
てまわし【手回しをする】
get ready;prepare[arrange] <for> .→英和
〜が良い be ready[(fully) prepared].
てまわし
てまわし [2] 【手回し】
(1)器具・機械を手で回すこと。また,その器具・機械。
(2)前もって手配りすること。準備。支度。「―がいい」
(3)金のやりくり。「何や彼や内証の―は悪うなる/合巻・正本製」
てまわしオルガン
てまわしオルガン [5] 【手回し―】
手でハンドルを回して自動演奏する小型のオルガン。木製の円筒の表面にピンを立て,その回転でオルガンの鍵(ケン)を押さえて音を出す。
てまわす
てまわ・す 【手回す】 (動サ四)
準備する。「こつちから帯といて―・したけれど/洒落本・�閣秘言」
てまわり
てまわり [2] 【手回り】
(1)身の回り。身辺。また,身の回りの道具。「―を整頓(セイトン)する」
(2)常に主人の身近に仕え,世話をしたり警護をしたりする者。「―少々御供にて/浄瑠璃・嫗山姥」
(3)暮らし向き。家計の状態。「―もよく幾はへか庭に五つのたなつ物/浄瑠璃・宵庚申(中)」
てまわり
てまわり【手回り(品)】
one's things;personal effects[belongings].⇒手荷物.
てまわりどうぐ
てまわりどうぐ [5] 【手回り道具】
身近に置いて日常使用する道具。
てまわりひん
てまわりひん [0] 【手回り品】
身のまわりで使ったり,持ち歩いたりするもの。携帯品。
てまわる
てまわ・る 【手回る】 (動ラ四)
(1)手に入る。「どの様に口説ても思ふ様に―・る物ではない/歌舞伎・霧太郎天狗酒醼」
(2)金のやりくりがつく。「内の事さへ相応に―・つたら/歌舞伎・四谷怪談」
てまんりき
てまんりき [2] 【手万力】
小形の万力。小物の細工などに用いる。
手万力[図]
てみきん
てみきん [0] 【手見禁】
碁・将棋・双六(スゴロク)などで,相手の応ずる手を見て,自分の前の手をやり直すことを禁じること。待ったなし。てみせきん。「けんくわかとおもや―待つてくれ/柳多留 54」
てみじか
てみじか【手短かに言えば】
in short;to put it briefly.
てみじか
てみじか [0] 【手短】 (形動)[文]ナリ
短くまとめられたさま。簡略。簡単。「―に事情を説明する」「―にまとめる」
てみじかい
てみじか・い [4] 【手短い】 (形)[文]ク てみじか・し
文章・話が簡略なさま。「―・く書いて頂きたいと思ひまして/破戒(藤村)」
[派生] ――さ(名)
てみず
てみず [1] 【手水】
(1)手を洗う水。手洗い水。ちょうず。
(2)洗ったりして,手についている水。
(3)餅(モチ)をつく時,捏(コ)ね取りが手に水をつけて餅をしめすこと。また,その水。
てみずや
てみずや [0] 【手水舎】
⇒ちょうずや(手水舎)
てみせ
てみせ [0][3] 【手見せ】
腕前・技量を人に見せること。
てみせきん
てみせきん 【手見せ禁】
「手見禁(テミキン)」に同じ。
てみそ
てみそ 【手味噌】
(1)自分で作り出した原因。「此世の―の報ひで,もし青馬の腹へなど生れては行れぬか/浄瑠璃・嵯峨天皇」
(2)ごまかし。いかさま。「さすが恩愛の―のくせぞ悲しき/浄瑠璃・大職冠」
(3)「手前(テマエ)味噌」に同じ。
てみやげ
てみやげ [2] 【手土産】
人を訪問するときに持って行くちょっとした物。挨拶(アイサツ)がわりの簡単な土産。
てみやげ
てみやげ【手土産】
a present.→英和
てみる
てみる (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「みる」の付いたもの〕
⇒みる□二□(1)(補助動詞)
てむかい
てむかい【手向い】
⇒抵抗.
てむかい
てむかい [2] 【手向(か)い】 (名)スル
てむかうこと。抵抗。反抗。「むだな―はするな」
てむかう
てむか・う [3] 【手向かう】 (動ワ五[ハ四])
腕力や武力を用いて抵抗する。はむかう。反抗する。さからう。「柔道五段の相手では,―・っても無駄だ」
[可能] てむかえる
てむさい
てむさ・い 【手穢い】 (形)[文]ク てむさ・し
〔中世・近世の語〕
きたない。見苦しい。「留主の中(ウチ)に―・い事があるまじ/浮世草子・色三味線」
てめ
てめ 【手目】
(1)博打(バクチ)で,いかさまをすること。「すべてばくちに―があるものぢやと/咄本・都男」
(2)ごまかし。いんちき。「―のならぬ御かたは/浮世草子・一代男 4」
てめ=を上げる
――を上・げる
いかさまの証拠をつかむ。悪だくみを見破って,化けの皮をはぐ。「態(ワザ)と悪事に一味して,まつこう―・げよう為/浄瑠璃・先代萩」
てめえ
てめえ [0] 【手前】 (代)
〔「てまえ」の転。話しことばでのごくくだけた言い方〕
(1)一人称。「てまえ(手前){■二■(1)}」に同じ。「―なんかもすっかり老いぼれてしまいまして」
(2)二人称。「てまえ(手前){■二■(2)}」に同じ。「―なんかの知ったことか」
ても
ても (連語)
〔接続助詞「て」に係助詞「も」の付いたもの。上に来る語によっては「でも」となる〕
(「…てもいい」「…てもかまわない」など,許容を表す言い方に多く用いられて)「て」を強める意を表す。「白身の魚なら食べ―いいですよ」「明晩なら来―かまいません」「このような本なら読んでも結構です」
〔古語では,許容を表す言い方以外にもかなり自由に用いられる〕
ても
ても (接助)
〔接続助詞「て」に係助詞「も」が付いたものから。中古以降の語。撥音便・ガ行イ音便の語および「ない」の下では「でも」となる〕
動詞・形容詞およびそれらと同じ活用形式の助動詞の連用形に接続する。形容詞型活用に接続する場合には促音を伴い,「っても」の形でも用いられる。
(1)ある事柄を仮定条件として示し,それと内容上対立する後件に結びつける。逆接の仮定条件を表す。たとえ…しようとも。「たとえ成功し―,被害が大きいのではないか」「どんな人に逢っ―,気を許してはいけませんよ」「死んでも手から離すものか」
(2)既定の事柄を条件として示し,それと内容上対立する後件に結び付ける。逆接の既定条件を表す。「いくら…ても」の形をとることが多い。…したけれども。「いくら言い聞かせ―,わからない」「眼をとじ―,まぶたに浮かぶ」
〔(1)(1)は「どうしても」「なんといっても」などの慣用的な言い方としても用いられる。「どうし―,うまくいきそうもない」「なんといっ―,宇宙開発が今後の問題だ」(2)(2)は「それにしても」「…といっても」などの慣用的な言い方としても用いられる。「それにし―,困った事だね」「すぐにできるといっ―,二,三年先の話だ」〕
ても
ても (感)
〔「さても」の転〕
それにしても。なんとまあ。「―面妖な」「―恐ろしき執念じゃなあ」
てもすまに
てもすまに 【手もすまに】
⇒「手」の句項目
てもち
てもち [3][0] 【手持ち】
(1)現に手元に持っていること。また,そのもの。「―の材料」「―が乏しい」「―外貨」
(2)手の扱い方。また,手の構え。「舞の―は,顔持ちに相応して/花鏡」
(3)道具などの扱い方。「―ガ良イ/日葡」
てもち
てもち【手持】
holdings;stocks; <materials> on hand.〜の in one's hands[possession].‖手持品 stocks.手持外貨 foreign currency reserve.
てもちない
てもちな・い 【手持ち無い】 (形)[文]ク てもちな・し
〔近世語〕
「てもちわるい{(1)}」に同じ。「梶原井上―・く顔見合はせ/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
てもちぶさた
てもちぶさた【手持無沙汰である】
be bored;feel awkward.
てもちぶさた
てもちぶさた [4] 【手持ち無沙汰】 (名・形動)[文]ナリ
何もすることがなくて,間がもたないこと。所在ないこと。また,そのさま。「応接室で待たされて,―で困った」
てもちわるい
てもちわる・い 【手持ち悪い】 (形)[文]ク てもちわる・し
〔中世・近世の語〕
(1)手持ち無沙汰で,恰好(カツコウ)がつかない。「聞き入るる耳がないと愛想なければ―・く/浄瑠璃・平家女護島」
(2)人との折り合いが悪い。「アノ人ワ―・イ/日葡」
てもと
てもと [3] 【手元・手許】
(1)手の下。手の届くあたり。「―が暗い」「―に資料がない」「娘は―におく」
(2)器具などの,手で持つ部分。
(3)手つき。手の動き。「―が狂う」
(4)手元にある金。懐具合。「―不如意」
(5)〔中世女性語〕
箸。おてもと。
てもと
てもと【手元に】
at[on]hand;by one (側に); <have> with one (持ち合わせて).〜が狂う miss one's aim.〜が苦しい be hard up (for money) (不如意).
てもときん
てもときん [0] 【手許金】
手元に持っている金。手元。
てもとりゅうどうせい
てもとりゅうどうせい [6][0] 【手元流動性】
企業などが保有する,流動性が最も高い現金・預金・短期保有の有価証券を合計したもの。
てもなく
てもなく [1] 【手も無く】 (副)
(1)手数もかからずに。たやすく。「―言いくるめられる」
(2)論もなく。そのまま。「―他人同士が下宿してゐる様なもんで/くれの廿八日(魯庵)」
てもなく
てもなく【手もなく】
⇒手(もなく).
てもらう
てもら・う (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「もらう」の付いたもの〕
⇒もらう(補助動詞)
てもり
てもり【お手盛り案(予算)】
a proposal (bill) made to suit oneself.
てもり
てもり [3][0] 【手盛り】
(1)自分で自分の食物を盛ること。
(2)自分の都合のよいように決めること。
→おてもり
てもり=を食う
――を食・う
人を陥れるための計略に自らはまる。「―・うて伝八が,外からしやんと閉め括(クク)り/浄瑠璃・夏祭」
てもり=八杯(ハチハイ)
――八杯(ハチハイ)
(1)手盛りで食事をすると遠慮がないため,自然とたくさん食べるということ。
(2)好きなように事を行うこと。
てや
てや [1] 【手矢・手箭】
(1)手に持つ矢。「弓を―に取りて/今昔 26」
(2)武具の一。手で投げる矢。長さ約40センチメートルの竹または木の細い棒の先に約10センチメートルの鏃(ヤジリ)を付け,他端に矢羽を付けたもの。打ち矢。手突き矢。
てや
てや (連語)
□一□〔接続助詞「て」に係助詞「や」が付いたもの〕
疑問または反語の意を表す。…て…ようか。「今はとてきみがかれなば我がやどの花をばひとりみ―しのばむ/古今(恋五)」
□二□〔接続助詞「て」に間投助詞「や」が付いたもの。近世語〕
依頼の気持ちを表す。…してください。「駕籠(カゴ)の衆早う連れまし―/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
□三□〔終助詞「て」に間投助詞「や」の付いたもの。近世中期以降の語〕
親しみの気持ちをこめて軽い感動の意を表す。「そりやさうありさうなものぢや―/歌舞伎・三十石」「おお―。あのこの縞でや/浄瑠璃・忠臣蔵」
てやき
てやき [0] 【手焼(き)】
人の手で焼くこと。また,自分自身で焼くこと。「―の煎餅(センベイ)」
てやく
てやく [0][1] 【手役】
花札の遊び八八(ハチハチ)で,はじめに配られた手札の中でできる役。
てやり
てやり [1][0] 【手槍・手鑓】
柄が,標準より短い槍。
てやる
てや・る (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「やる」の付いたもの〕
⇒やる(補助動詞)
てやわらか
てやわらか [0] 【手柔らか】 (形動)[文]ナリ
かげんしてやさしく取り扱うさま。「女房にばかり―なる可笑(ヲカ)しさ/ゆく雲(一葉)」
→お手柔らかに
てゆく
てゆ・く (連語)
〔接続助詞「て」に補助動詞「ゆく」の付いたもの〕
⇒ゆく(補助動詞)
てよ
てよ (終助)
〔接続助詞「て」に終助詞「よ」の付いたものから。上に来る語の末尾が撥音「ん」の場合には「でよ」となる。また,形容詞の連用形に接続する時,「ってよ」の形となることがある。女性や子供の話し言葉に用いられる〕
(1)念を押す気持ちを込めて,自分の考えを強く主張するのに用いられる。「今日の貴女,とてもおきれいでいらし―」「してくれなくても,よくっ―」
(2)相手に対する依頼や希望を表す。「かたづかないから早く起き―」「ねえ,おもちゃ買っ―」「はやく読んでよ」
てら
てら [2][0] 【寺】
〔朝鮮語チョルからという〕
(1)
(ア)本堂などの建物を備え,僧尼が居住して,法事や修行を行うための施設。私的な性格の強い庵や特定の修行を目的とする道場に対し,一定の設備を持つ,より正式な宗教施設。伽藍(ガラン)。精舎(シヨウジヤ)。
(イ)各種の仏教上の建物や施設の呼称。
(2)寺の住職。寺の僧。「さる―のなづみ給ひ三年切て銀三貫目にして/浮世草子・一代女 2」
(3)「寺子屋」に同じ。「―に上げて手習をさすれども/仮名草子・浮世物語」
(4)博打(バクチ)を開帳する宿。また,寺銭。「―の銭皆はり込み/浄瑠璃・夏祭」
(5)(比叡山延暦寺を「山」というのに対して)園城寺(オンジヨウジ)(三井寺)の称。寺門。
てら
てら (連語)
〔「ているは」の転。話し言葉でのくだけた言い方。上に来る語によって「でら」ともなる〕
感動を込めて,あるいはとがめる口調などで,「ている」の意を表す。…ているなあ。…ているよ。てらあ。「夕日に照らされて,教会の尖塔があんなに光っ―」「君の答えは間違っ―」「空には赤とんぼがあんなに飛んでら」
てら
てら【寺】
<visit> a (Buddhist) temple.
てら=から里へ
――から里へ
〔寺から檀家へ物を贈る意〕
物事があべこべになっているたとえ。本末転倒。山から里。
てらあ
てらあ (連語)
〔連語「ている」に終助詞「わ」の付いた「ているわ」の転。上に来る語によっては「でらあ」となる。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる〕
動作・状態を,さげすんだりひやかしたりする気持ちを込めて述べるのに用いられる。「あんなこと言っ―」「そんなこと,だれでも知っ―」「女の子なんかと遊んでらあ」
てらい
てらい【衒い】
何の〜もなく unpretentiously.
てらい
てらい テラヒ [2][0] 【衒い】
てらうこと。ひけらかすこと。「―のない素直な文体」
てらい
てらい 【寺井】
寺にある井戸。「もののふの八十娘子(ヤソオトメ)らが汲みまがふ―の上の堅香子(カタカゴ)の花/万葉 4143」
てらいり
てらいり [0] 【寺入り】
(1)寺子屋に入門すること。また,その子供。「して―はこのお子でござりますか/浄瑠璃・菅原」
(2)戦いに敗れた者・罪人などが治外法権であった寺に逃げこみ,罪を免れたこと。また,失火などの過失を犯した者が,寺にこもって謹慎したこと。
てらう
てらう【衒う】
[誇示]show off;make a show of;be pedantic (学問を).
てらう
てら・う テラフ [2][0] 【衒う】 (動ワ五[ハ四])
〔「照らふ」の意〕
(1)ことさらに才能や知識をひけらかす。また,実際以上によく見せかける。「学識を―・う」「奇を―・う」
(2)誇る。みせびらかす。「人―・ふ馬の八匹(ヤツギ)は惜しけくもなし/日本書紀(雄略)」
てらうけ
てらうけ [0] 【寺請】
(1)江戸幕府がキリシタン禁圧の一環として設けた一種の登録制度。一人一人の民衆を特定の寺院の檀家とし,寺院に自寺の檀家であることを証明させたもの。キリシタン根絶後は一般庶民に対する支配監察のための制度として機能した。寺檀制度。檀家制度。
(2)「寺請状」の略。
てらうけしょうもん
てらうけしょうもん [5] 【寺請証文】
「寺請状」に同じ。
てらうけじょう
てらうけじょう [0][4] 【寺請状】
寺請制度に基づいて檀那寺が檀徒に対して発行する文書。当初は仏教徒であることを証明するために用いられたが,のちには民衆の移動・旅行・就業に際して提出を要求される一種の身分証明書となった。寺請証文。寺証文。宗旨手形。
てらうち
てらうち 【寺内】
姓氏の一。
てらうちひさいち
てらうちひさいち 【寺内寿一】
(1879-1946) 軍人。陸軍元帥。山口県生まれ。二・二六事件後,広田内閣の陸相。1941年(昭和16)南方軍総司令官。敗戦後サイゴンで死亡。
てらうちまさたけ
てらうちまさたけ 【寺内正毅】
(1852-1919) 政治家。陸軍大将・元帥。長州藩出身。第一次桂内閣に入閣,以後陸相を歴任。1910年(明治43)初代朝鮮総督。16年(大正5)組閣して,シベリア出兵を断行,世論の批判を受け,米騒動により総辞職した。
てらお
てらお テラヲ 【寺尾】
姓氏の一。
てらおくり
てらおくり [3] 【寺送り】
死者の位牌(イハイ)・遺物を寺に納めること。
てらおとこ
てらおとこ [3] 【寺男】
寺で雑役をする男。
てらおとこ
てらおとこ【寺男】
a sexton.→英和
てらおひさし
てらおひさし テラヲ― 【寺尾寿】
(1855-1923) 天文学者。福岡県生まれ。東大卒。東京天文台初代台長となり,編暦・測地学などに業績を残す。東京物理学校(現東京理科大学)の創設者の一人。
てらかた
てらかた [0] 【寺方】
〔「てらがた」とも〕
(1)寺に関係のあること。また,その人々。
(2)寺院の僧侶。
てらかど
てらかど 【寺門】
姓氏の一。
てらかどせいけん
てらかどせいけん 【寺門静軒】
(1796-1868) 幕末の漢詩人。名は良,字(アザナ)は子温,通称,弥五左衛門。江戸で私塾を開く。「無用之人」の自覚のもとに著した,漢文の戯書,「江戸繁昌記」が幕府の出版取り締まりに触れ,のち諸国を放浪。
てらがね
てらがね [2] 【寺鐘】
歌舞伎の鳴り物の一。本吊鐘(ホンツリガネ)などを続けて鳴らすもの。
てらがまえ
てらがまえ [3] 【寺構え】
寺院建築の構造。また,寺院風なつくり。
てらこ
てらこ [0] 【寺子】
寺子屋で学んでいる子供。「数多ある―の内/浄瑠璃・菅原」
てらこしょう
てらこしょう [3] 【寺小姓】
寺にあって,雑用をした少年。男色の相手となるものが多かった。時に,少女が勤めていることもあった。稚児。寺若衆。
てらこや
てらこや [0] 【寺子屋】
(1)江戸時代の庶民のための初等教育機関。武士・僧侶・医者・神職などが師となり,手習い・読み方・そろばんなどを教えた。寺。寺屋。
(2)浄瑠璃「菅原伝授手習鑑(テナライカガミ)」の四段目の通称。寺子屋を開きながら菅原道真の子菅秀才をかくまう武部源蔵夫婦と,自分の子を秀才の身代わりにする松王丸夫婦の悲劇。
てらこや
てらこや【寺子屋】
a private elementary school.
てらごもり
てらごもり [3] 【寺籠り】
寺にこもって祈念すること。
てらさう
てらさ・う テラサフ 【照らさふ・衒さふ】 (動ハ四)
〔動詞「てらす(照らす)」に助動詞「ふ」が付いたものから〕
物をはっきり見せるようにする。みせびらかす。てらう。「里ごとに―・ひあるけど人も咎めず/万葉 4130」
てらさか
てらさか 【寺坂】
姓氏の一。
てらさかきちえもん
てらさかきちえもん 【寺坂吉右衛門】
(1665-1747) 赤穂浪士の一人。名は信行。吉田兼亮の歩卒。討ち入り後,浅野本家へ事件を通報。のち自首したが,不問に付された。
てらさき
てらさき 【寺崎】
姓氏の一。
てらさきこうぎょう
てらさきこうぎょう 【寺崎広業】
(1866-1919) 日本画家。秋田生まれ。東京美術学校教授。狩野派,のち四条風・大和絵風を学び,南画に新風を吹き込む。作「渓四題」「瀟湘八景」など。
てらざむらい
てらざむらい [3] 【寺侍】
江戸時代,門跡寺院など格式の高い寺に仕え,警護・寺務などにあたった武士。
てらしあわす
てらしあわ・す [5] 【照らし合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「照らし合わせる」に同じ。「資料と―・してみる」
■二■ (動サ下二)
⇒てらしあわせる
てらしあわせる
てらしあわせる【照らし合わせる】
⇒照合.
てらしあわせる
てらしあわ・せる [6][0] 【照らし合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 てらしあは・す
二つ以上のものの異同などを調べるため,見比べる。照合する。「台帳と在庫品とを―・せる」
てらしだす
てらしだ・す [0][4] 【照らし出す】 (動サ五[四])
光を当ててはっきり現す。「ヘッドライトが人影を―・す」
[可能] てらしだせる
てらしま
てらしま 【寺島】
姓氏の一。
てらしまりょうあん
てらしまりょうあん 【寺島良安】
江戸中期の古医方家。大坂の人。字(アザナ)は尚順。号,杏林堂。法橋(ホツキヨウ)に叙せられた。和漢の学問に通じ,「和漢三才図会」を編纂。ほかに「三才諸神本記」「済宝記」など。生没年未詳。
てらしょうがつ
てらしょうがつ [3] 【寺正月】
寺方の年始回り。一般に正月四日。坊主礼(ボウズレイ)。
てらじま
てらじま 【寺島】
姓氏の一。
てらじまむねのり
てらじまむねのり 【寺島宗則】
(1832-1893) 幕末・明治時代の外交官・政治家。薩摩藩出身。薩英戦争後,渡英,帰国して松木弘安の名で幕府に仕えた。維新後参議・外務卿を歴任,条約改正交渉に当たった。
てらじょうもん
てらじょうもん [3] 【寺証文】
「寺請状(テラウケジヨウ)」に同じ。
てらす
てらす【照らす】
shine <on> ;→英和
light (up);→英和
illuminate;→英和
compare <with> (比較);→英和
check (up) (照合).→英和
照らして in the light of <facts> ;according to <law> .
てらす
てら・す [0][2] 【照らす】 (動サ五[四])
(1)光を当てて明るくする。輝くようにする。古くは光に限らず,玉・紅葉・美しい容貌などにも用いた。「闇を―・す灯台」「月に―・された庭」「山―・す秋の黄葉(モミチ)の散らまく惜しも/万葉 1517」
(2)基準になるものと引き比べる。参照する。「法に―・す」
(3)てれさせる。恥をかかせる。「吉原にふるといふ言葉あれば,深川に―・すといふ言葉あり/洒落本・古契三娼」
〔「照る」に対する他動詞〕
[可能] てらせる
[慣用] 肝胆相―
てらせん
てらせん [0][2] 【寺銭】
博打(バクチ)で,賭場の貸し主に支払う金。動いた金の額に応じて支払う。てらぜに。てら。
てらせん
てらせん【寺銭】
a banker's fee (賭博の).
てらだ
てらだ 【寺田】
姓氏の一。
てらだとらひこ
てらだとらひこ 【寺田寅彦】
(1878-1935) 物理学者・随筆家。東京生まれ。筆名は吉村冬彦・藪柑子(ヤブコウジ)など。東大教授。物理学・地球物理学・地震学・気象学・海洋学などの研究に従事するかたわら,夏目漱石に師事し「団栗」「竜舌蘭」など写生文や小品に新生面をひらいた。代表随筆集「冬彦集」「藪柑子集」「万華鏡」
てらだやそうどう
てらだやそうどう 【寺田屋騒動】
1862年,京都伏見にある船宿寺田屋で,薩摩藩の尊攘派,有馬新七らが島津久光の命を受けた同藩の藩士に殺害された事件。尊攘派と公武合体派との対立による。
てらち
てらち [0] 【寺地】
寺の敷地。寺の土地。
てらつつき
てらつつき 【寺啄】
キツツキの異名。「―花の心をしらんとて花を一ふさつつきだしたれ/沙石 5」
てらてら
てらてら [1] (副)スル
(1)つやがあって光るさま。「―したはげ頭」「髪は薄いが,櫛に―と艶が見えた/婦系図(鏡花)」
(2)日や月などが照り輝くさま。「薄い日影が―照した/田舎教師(花袋)」
〔「―に」などの場合,アクセントは [0]〕
てらてら
てらてら
〜する be bright[shiny].
てらどまり
てらどまり 【寺泊】
新潟県中部,新信濃川河口にある漁業の町。古くは北陸街道の宿駅,佐渡への渡津として繁栄した。
てらなっとう
てらなっとう [3] 【寺納豆】
豆・麹に塩水を加えて発酵させた食品。古くから寺院で作られた。浜納豆など。唐(カラ)納豆。
てらにし
てらにし 【寺西】
姓氏の一。
てらにしかんしん
てらにしかんしん 【寺西閑心】
江戸初期の侠客。赤坂氷川で六法組の侠客一三人を斬り,下野へ逃れた。生没年未詳。
てらのひがしいせき
てらのひがしいせき 【寺野東遺跡】
栃木県小山市にある旧石器時代から平安時代の複合集落遺跡。縄文後期に祭祀が行われた環状盛土遺構や水場遺構が発掘された。
てらぶぎょう
てらぶぎょう [3] 【寺奉行】
室町幕府の職名。寺院に関する事をつかさどるもの。
てらほうし
てらほうし [3] 【寺法師】
園城寺(オンジヨウジ)(三井寺)の僧。
→山法師
→奈良法師
てらまいり
てらまいり [3] 【寺参り】
寺院に出かけ,法会(ホウエ)・墓参・参拝などを行うこと。てらもうで。
てらまち
てらまち [0] 【寺町】
寺院の多く集まった一画。
てらめぐり
てらめぐり [3] 【寺巡り】
方々の寺を巡拝すること。
てらもうで
てらもうで [3] 【寺詣で】
「寺参(テラマイ)り」に同じ。
てらや
てらや 【寺屋】
「寺子屋(テラコヤ)」に同じ。「また,この娘は―から戻りが遅い/浄瑠璃・妹背山」
てらやま
てらやま 【寺山】
姓氏の一。
てらやましゅうじ
てらやましゅうじ 【寺山修司】
(1935-1983) 歌人・劇作家。青森県生まれ。早大中退。歌人として出発,劇団「天井桟敷(サジキ)」を設立,前衛演劇活動を展開。歌集「空には本」「血と麦」,劇作「青森県のせむし男」など。
てらわかしゅ
てらわかしゅ [3][4] 【寺若衆】
「寺小姓(テラコシヨウ)」に同じ。
てり
てり [2] 【照り】
〔動詞「照る」の連用形から〕
(1)ひでり。晴天。
(2)つや。光沢。「―を出す」
(3)日本料理で,料理につやを出すために,醤油・味醂(ミリン)・砂糖などを加えて煮つめた,たれ。照り焼きに用いる。
てり
てり【照り】
sunshine;→英和
(a) drought (ひでり).→英和
てりあう
てりあ・う [3][0] 【照り合う】
(動ワ五[ハ四])
(1)互いに照る。「雪に―・ふ瓦斯灯の光り/別れ霜(一葉)」
(2)対応する。照合する。
てりあめ
てりあめ [0] 【照り雨】
日が照っていながら降る雨。天気雨。
てりあわせる
てりあわ・せる [0][5] 【照り合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 てりあは・す
照らし合わせる。「今夜の事実と―・せて,一層明白(ハツキリ)して来るやうに思へた父親は/あらくれ(秋声)」
てりうそ
てりうそ [0] 【照鷽】
鳥ウソの雄の称。頬とのどが淡紅色であることからの名。
てりかえし
てりかえし【照り返し】
reflection;→英和
reflected heat.
てりかえし
てりかえし [0] 【照り返し】
(1)照り返すこと。また,その光。反照。「路面からの―」
(2)ランプや電灯で,光量を増すために,光源の背面に設ける反射鏡。「―ランプ」
てりかえす
てりかえ・す [0][3] 【照り返す】 (動サ五[四])
他から受けた光や熱をはね返す。「路面が日差しを―・す」
てりかえす
てりかえす【照り返す】
reflect.→英和
てりかがやく
てりかがや・く [5][0] 【照り輝く】 (動カ五[四])
〔古くは「てりかかやく」〕
明るく輝く。美しく輝く。「―・く御殿」「―・く木ども立てり/竹取」
てりごまめ
てりごまめ [3] 【照り鱓】
ゴマメを煎(イ)って,砂糖と醤油をからめた食品。正月料理に用いる。
てりつける
てりつける【照りつける】
shine[blaze] <upon> .→英和
てりつける
てりつ・ける [4][0] 【照り付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 てりつ・く
太陽が強く照る。激しく照る。「真夏の太陽が―・ける」
てりつゆ
てりつゆ [0] 【照り梅雨】
「空梅雨(カラツユ)」に同じ。
てりてりぼうず
てりてりぼうず [5] 【照り照り坊主】
「てるてるぼうず」に同じ。
てりどよう
てりどよう [3] 【照り土用】
夏の土用の間,晴天の続くこと。
てりは
てりは [0] 【照り葉】
秋,紅葉して美しく照り輝く葉。照り紅葉(モミジ)。[季]秋。
てりはえる
てりは・える [4] 【照り映える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 てりは・ゆ
光を受け美しく輝く。「夕日に―・える紅葉」
てりはきょうげん
てりはきょうげん [4] 【照葉狂言】
(1)〔「てには俄(ニワカ)狂言」の転とも,創始者の女性の名からともいう〕
能・狂言に俄(ニワカ)・歌舞伎などの手法を加えた芸能。囃子(ハヤシ)には三味線が加わり,俗謡・手踊りなどもまじえて演じられた。江戸末期に起こり,明治後期まで続いた。てるはきょうげん。
→今様能(イマヨウノウ)
(2)書名(別項参照)。
てりはきょうげん
てりはきょうげん 【照葉狂言】
小説。泉鏡花作。1896年(明治29)「読売新聞」に発表。姉のように慕う広岡雪の家庭的不幸を救いえなかった孤児貢(ミツギ)は,その悔悟から照葉狂言一座の女若師匠小親(コチカ)との幸福な生活を捨てて殉ずる。
てりはぼく
てりはぼく [3] 【照葉木】
オトギリソウ科の常緑大高木。熱帯地方の海岸に広く分布し,防風林などとしても植えられている。葉は長楕円形で厚く光沢がある。夏,葉腋(ヨウエキ)に白色の四弁花を総状につけ,球形の核果を結ぶ。種子の油を灯用・薬用とし,材は建築・家具材とする。ヤラボ。
てりふ
てりふ [0] 【照り布】
上質の白麻布。茶道で茶巾に用いる。
てりふり
てりふり [2] 【照り降り】
照ることと降ること。
てりふりあめ
てりふりあめ [5] 【照り降り雨】
照ったり,降ったりして不安定な空模様。
てりふりがさ
てりふりがさ [5] 【照り降り傘】
晴雨兼用の傘。
てりふりなし
てりふりなし 【照り降り無し】
晴雨にかかわりないこと。まわりの状況に左右されないこと。「繁昌さ―に売る所/柳多留 54」
てりもみじ
てりもみじ [3] 【照り紅葉】
「照り葉」に同じ。[季]秋。
てりやき
てりやき【照焼】
fish broiled with soy.
てりやき
てりやき [0] 【照り焼き】
「付け焼き」に同じ。特に,照りを出して焼くこと。
てりゅうだん
てりゅうだん [2] 【手榴弾】
手で投げる小型の爆弾。手投げ弾。しゅりゅうだん。
てりゅうだん
てりゅうだん【手榴弾】
a (hand) grenade.
てりょうじ
てりょうじ [2] 【手療治】
医者にかからず,自分で病気や傷の治療をすること。また,その治療法。
てりょうり
てりょうり [2] 【手料理】
自分で,または自分の家でつくった料理。「娘の―を出す」
てりょうり
てりょうり【手料理】
a dish of one's own cooking.
てりわたる
てりわた・る [0][4] 【照り渡る】 (動ラ五[四])
隅々までとどくように照る。「―・る秋の月」
てる
て・る [1] 【照る】 (動ラ五[四])
(1)太陽や月が光を放つ。「月が皓々(コウコウ)と―・っている」
(2)晴天になる。「―・っても降っても決行します」「―・る日,曇る日」
(3)美しく輝く。「島山に―・れる橘/万葉 4276」「―・りて立てるは愛(ハ)しき誰が妻/万葉 4397」
(4)〔「面(オモテ)照る」の略〕
能で,顔をやや仰向(アオム)けにして,喜びの感情を表現する型をいう。
⇔曇る
〔「照らす」に対する自動詞〕
てる
てる【照る】
shine;→英和
<It> is fine (晴天).照っても降っても <We'll go> rain or shine.
てるつきの
てるつきの 【照る月の】 (枕詞)
照る月は見飽きないところから,比喩的に「飽かず」にかかる。「―飽かざる君や明日別れなむ/万葉 3207」
てるてひめ
てるてひめ 【照手姫】
説経節などに登場する伝説上の人物。横山郡司の娘。小栗判官の恋人。餓鬼の姿で地獄から戻った小栗を車に乗せ,熊野本宮に送り届けて結ばれる。
→小栗判官
てるてるぼうず
てるてるぼうず【照る照る坊主】
a talisman for fine weather.
てるてるぼうず
てるてるぼうず [5] 【照る照る坊主】
晴れることを祈って,軒先などにつるす人形。普通,四角な紙の中央に綿などをおいてくくり,頭とする。晴れたら,目を書き入れたり,神酒(ミキ)をかけたりして,川に流す。てりてりぼうず。
てるひ
てるひ [1] 【照る日】
(1)太陽の照っている日。「―曇る日」
(2)照り輝く太陽。「―にも乾めや我が袖/万葉 2857」
(3)天皇。「―を世々に助けこし/増鏡(おどろの下)」
てれ
てれ [2] 【照れ】
照れること。「多少の―がある」
てれかくし
てれかくし [3][0] 【照れ隠し】
恥ずかしさやきまりの悪さをごまかすための言葉やしぐさ。「―に笑う」
てれかくし
てれかくし【照れ隠しに】
to hide one's embarrassment;apologetically.
てれくさい
てれくさ・い [4] 【照れ臭い】 (形)[文]ク てれくさ・し
気恥ずかしい。きまりがわるい。「―・くて顔が上げられない」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
てれくさい
てれくさい【照れ臭い】
be embarrassed.
てれこ
てれこ [0]
(1)歌舞伎で,二つの違った筋を,多少の関連を持たせて交互に展開していくこと。
(2)互い違いにすること。また,食い違うこと。
てれしょう
てれしょう [2] 【照れ性】 (名・形動)
ちょっとしたことにも照れる性格である・こと(さま)。そのような人をもいう。「―な人」
てれつく
てれつく [2] (副)
締め太鼓の音を表す語。「―てん」
てれや
てれや [2][0] 【照れ屋】
ちょっとしたことでもすぐに照れる人。はにかみ屋。
てれる
てれる【照れる】
be shy;be embarrassed.
てれる
て・れる [2] 【照れる】 (動ラ下一)
(1)きまり悪そうにする。恥ずかしそうにする。「改まった挨拶をして―・れている」
(2)間の悪い思いをする。「其間客は始終―・れてゐる/洒落本・虚実柳巷方言」
てれわらい
てれわらい [3] 【照れ笑い】 (名)スル
(失敗や恥ずかしさのために)照れて笑うこと。
てれん
てれん [0] 【手練】
人を思うままに操りだます技巧。手管(テクダ)。「此様な―をせねば,分限者にはなられぬ/浄瑠璃・傾城酒呑童子」
てれんてくだ
てれんてくだ [4] 【手練手管】
〔同義の語を重ねて意味を強めた語〕
「てれん(手練)」に同じ。「―の限りを尽くす」
てろくじゅう
てろくじゅう [2] 【手六十】
手習いは六〇歳まで上達の見込みがあるということ。
てろくろ
てろくろ [2] 【手轆轤】
手回し式の製陶用ろくろ。
てわけ
てわけ [3] 【手分け】 (名)スル
(1)一つの仕事を何人かで分けて受け持つこと。「―して探す」
(2)軍勢を配置すること。「敵すでに寄せ来るに,方々の―をこそせられんずれ/保元(中・古活字本)」
てわけ
てわけ【手分けする】
divide the work <among> .→英和
〜して捜す send parties to search <for> .
てわざ
てわざ [3][1] 【手業】
(1)手でする仕事。手仕事。
(2)しわざ。行為。「わるい―を見習うたによつて/歌舞伎・幼稚子敵討」
(3)柔道で,投げ技のうち,主に腕を使う技。
てわたし
てわたし [2] 【手渡し】 (名)スル
(1)手から手へと,次々に渡して,物を送ること。
(2)自分でじかに相手に渡すこと。「書類を―する」
てわたす
てわた・す [3][0] 【手渡す】 (動サ五[四])
物を,自分の手で相手に直接渡す。手渡しする。「手紙を―・される」
[可能] てわたせる
てわたす
てわたす【手渡す】
hand <a thing to a person> .→英和
てん
てん [1] 【恬】 (形動タリ)
平然としているさま。多く「恬として」の形で用いる。
→てんとして
てん
てん [1] 【貂・黄鼬】
イタチ科の一種。雄は頭胴長50センチメートルほど,雌はやや小さい。夏毛は栗色または暗褐色,冬毛は橙黄色ないし暗褐色,足の下部は常に黒色。小動物や果実を食べる。日本と朝鮮の特産で,亜種のツシマテンは天然記念物。
てん
てん【貂】
《動》a sable (黒);→英和
an ermine (白).→英和
てん
てん [1] 【奠】
神仏などへの供え物。供物(クモツ)。
てん
てん [1] 【典】
(1)儀式。作法。「華燭の―」
(2)原則。きまり。「田園を開拓する者は賞与の―あり/日本風景論(重昂)」
(3)律令制で,国司の主典(サカン)。
てん
てん [1] 【纏】
〔仏〕 人の心にまといついて,善に向かうのを妨げるもの。煩悩(ボンノウ)。
てん
てん 【滇】
中国,漢代に今の雲南省にあった国の名。紀元前109年,漢に降り,その統轄下に入った。
てん
てん【点】
a dot;→英和
a spot;→英和
a point;→英和
marks (評点);[競技の]a score;→英和
a point;→英和
a run (野球の);→英和
[品物の数]a piece;→英和
an item;→英和
[見地]a point of view.〜を打つ dot.〜を取る get <good,bad,70> marks;score (競技の).〜が甘い(辛い) be generous (severe) in marking.
てん
てん [1] 【篆】
漢字の書体の一。篆書。
てん
てん 【点】
■一■ [0] (名)
(1)筆やペンの先をちょっとつけて記したようなごく小さなしるし。「遠くの人が―のように見える」
(2)〔数〕 数学では幾何学の対象の一。{(1)}を抽象化したもの。幾何学基礎論では,直線などとともに,無定義用語として,公理によって規定される。
(3)書き物などに付ける小さいしるし。
(ア)文の句切りの符号。普通「,」を使う。読点。
(イ)注意を喚起するために語句の横に打つしるし。傍点。
(ウ)漢文を訓読するため,字に付す記号。返り点・乎古止(ヲコト)点など。
(4)漢字の字画の一。「犬」「凡」などの「ヽ」。古くは,漢字の字画全般をいった。
(5)灸(キユウ)で,つぼの位置に墨で付したしるし。「―をおろす」
(6)評価を表す符号・数値など。
(ア)和歌・連歌・俳諧などで,評価を示す符号。「 〇 」「ヽ」など。また,批評・添削。
(イ)答案などにつける評価の数値や符号。「―が辛い」
(ウ)スポーツ・ゲームなどの得点。「―を取る」
(エ)高く評価すること。「おいらは―だぞ/黄表紙・孔子縞于時藍染」
(7)特に取り上げるべきところ。「その―については心配しなくてよい」
(8)漏刻(ロウコク)の時数。また,時刻。「御発句は寅(トラ)の一―/浄瑠璃・百日曾我」
■二■ (接尾)
助数詞。数を表す漢語に付く。
(1)試合・勝負事,試験の答案などの得点・評点を数えるのに用いる。「一―先取した」「百―の答案」
(2)品物の数を数えるのに用いる。「三―セット」「この五―を入賞とします」
てん
てん 【店】
接尾語的に用いて,…の店(ミセ),の意を表す。「洋品―」「専門―」「特約―」「名古屋―」
てん
てん【天】
[空] the sky;→英和
the air;→英和
the heaven(s);→英和
[天国・神]Heaven;God;→英和
Providence;[上部]the top.→英和
〜の heavenly.→英和
〜の助け God's help.〜の賜 a godsend.→英和
てん
てん [1] 【天】
(1)地に対して,頭のはるか上をおおって無限に広がる空間。大空。あめ。「―を仰ぐ」
(2){(1)}にいて,万物を支配するもの。造化の神。天帝。「―の助け」
(3)天{(2)}の定めた運命。天命。「唯是―にして,汝が性(サガ)のつたなきを泣け/野ざらし紀行」
(4)〔仏〕
(ア)衆生が生死流転する六道のうち,最上部にある最も苦悩の少ない世界。欲界の六欲天,色界の四禅天,無色界の四無色天など。
(イ)天の住人。天人。
(5)キリスト教で,天国のこと。「―にまします我らの父よ」
(6)荷物・掛軸など,上下の定まっているものの上の方。
⇔地
「―地無用」
(7)本の部分の名。製本で,本の三方の断ち口のうち上にあたる部分。
→製本
(8)(天地または天地人と)二段階または三段階に分けた時の,最上のもの。「敵役の―ぢや/浄瑠璃・男作五雁金」
(9)事の初め。最初。
→天から
てん
てん [1] 【転】
(1)言葉の音が別の音にかわること。「手に手に」が「てんでに」となる類。
(2)「転句」に同じ。
てん=から降ったか地から湧(ワ)いたか
――から降ったか地から湧(ワ)いたか
人などが突然現れるさまをいう。
てん=にあらば比翼(ヒヨク)の鳥、地にあらば連理(レンリ)の枝
――にあらば比翼(ヒヨク)の鳥、地にあらば連理(レンリ)の枝
〔白居易の「長恨歌」の一節から〕
夫婦の情愛が深く離れがたいことをいう語。
てん=にも地にもかけがえ無し
――にも地にもかけがえ無し
何物にもかえがたいほど大切である。
てん=にも昇る心地(ココチ)
――にも昇る心地(ココチ)
非常にうれしい気持ち。
てん=に二日(ニジツ)無し、土(ド)に二王無し
――に二日(ニジツ)無し、土(ド)に二王無し
〔礼記(曾子問・坊記・喪服四制)〕
天に太陽が一つしかないように,君主は一国に二人いるべきでない。
てん=に口無し人を以(モツ)て言わしむ
――に口無し人を以(モツ)て言わしむ
天は自ら語ることをせず,天意は人の口を通じて告げ知らされる。
てん=に召さ∘れる
――に召さ∘れる
(キリスト教で)死ぬ。召天する。
てん=に唾(ツバ)する
――に唾(ツバ)する
⇒天を仰(アオ)いで唾(ツバキ)する
てん=に跼(セクグマ)り地に蹐(ヌキアシ)す
――に跼(セクグマ)り地に蹐(ヌキアシ)す
〔詩経(小雅・正月)〕
天は高いのに背をかがめて歩き,地は堅いのに抜き足で歩く。身の置き所がないたとえ。また,恐る恐る行動するたとえ。
てん=に順(シタガ)う者は存(ソン)し天に逆(サカラ)う者は亡(ホロ)ぶ
――に順(シタガ)う者は存(ソン)し天に逆(サカラ)う者は亡(ホロ)ぶ
〔孟子(離婁上)〕
自然の理に従う者は存続し,背く者は滅亡する。
てん=の与うるを取らざれば反(カエ)って其の咎(トガ)めを受く
――の与うるを取らざれば反(カエ)って其の咎(トガ)めを受く
〔史記(淮陰侯伝)〕
天の与えたものは,自分が取るべく定められたものであるから,これを取らないと天罰を受ける。
てん=の時は地の利に如(シ)かず、地の利は人の和(ワ)に如かず
――の時は地の利に如(シ)かず、地の利は人の和(ワ)に如かず
〔孟子(公孫丑下)〕
天の与える好機は地理的な有利さに及ばず,地理的有利さも人心の一致には及ばない。
てん=の濃漿(コンズ)
――の濃漿(コンズ)((コンズイ))
天上から与えられた飲み物。甘露。普通,酒をいう。「―や沆瀣(コウガイ)の杯/謡曲・邯鄲」
→こんず
てん=の網(アミ)
――の網(アミ)
(1)「てんもう(天網)」に同じ。
(2)「かすみ網」に同じ。
てん=の美禄(ビロク)
――の美禄(ビロク)
〔漢書(食貨志下)〕
天からのすばらしい授かりもの。酒の異名。
てん=の配剤(ハイザイ)
――の配剤(ハイザイ)
天は人それぞれに資質や能力,機会などをほどよく配するものであるということ。
てん=は二物(ニブツ)を与えず
――は二物(ニブツ)を与えず
一人の人間が多くの才能や資質を備えているということはない。
てん=は人の上に人を造らず人の下に人を造らず
――は人の上に人を造らず人の下に人を造らず
〔福沢諭吉「学問ノススメ」から〕
人は本来平等であって,貴賤上下の差別はないということ。
てん=は自ら助くるものを助く
――は自ら助くるものを助く
〔Heaven helps those who help themselves〕
自力で努力する人には天が援助を与える。
てん=は見通し
――は見通し
天はすべてを見通しているから,善悪それぞれにまちがいなく報いがある。神は見通し。
てん=は高きにいて卑(ヒク)きに聴(キ)く
――は高きにいて卑(ヒク)きに聴(キ)く
〔史記(宋微子世家)〕
天帝は高い所にいながら,下界の人の言葉を聞いていて,善悪を判断する。
てん=を仰(アオ)いで唾(ツバキ)する
――を仰(アオ)いで唾(ツバキ)する
〔「四十二章経」から。上を向いて唾を吐けば,自分の顔に落ちてくることから〕
他人を害しようとしてかえって自分の身をそこなう。天に向かって唾する。天に唾(ツバ)する。
てん=を怨(ウラ)みず人を尤(トガ)めず
――を怨(ウラ)みず人を尤(トガ)めず
〔論語(憲問)〕
どんなに不遇でも,運命や他人のせいにせず,修養につとめる。
てん=を打つ
――を打・つ
非難する。欠点をいい立てる。「円満不可思議の御姿で何一つ点の打ち処も無いが/一隅より(晶子)」
てん=を掛く
――を掛・く
和歌・俳諧などで,評点を付ける。「―・けて参らせし歌よりも/戴恩記」
てん=を摩する
――を摩・する
天に接するくらい高い。高層の建築物についていう。
てん=を衝(ツ)く
――を衝(ツ)・く
非常に高いこと。また,勢いの盛んなことのたとえ。「意気―・く」
てん=之(コレ)に年(トシ)を仮(カ)す
――之(コレ)に年(トシ)を仮(カ)す
〔左氏伝(僖公二十八年)〕
天が寿命を貸し与える。長生きをする。
てん=付(ツ)く
――付(ツ)・く
非難する。「この姫君の―・かれ給ふまじくと,よろづに思(オボ)しのたまふ/源氏(蛍)」
てん=勾践(コウセン)を空(ムナ)しうすること莫(ナカ)れ、時に范蠡(ハンレイ)無きにしも非(アラ)ず
――勾践(コウセン)を空(ムナ)しうすること莫(ナカ)れ、時に范蠡(ハンレイ)無きにしも非(アラ)ず
〔勾践は中国春秋時代の越の王。范蠡は勾践を助けて越を再興した忠臣の名〕
天は勾践を殺してはならない,時が来れば范蠡のような忠臣が出ないこともない,の意。児島高徳(タカノリ)がひそかに桜の幹に書き記して,隠岐(オキ)へ流される途中の後醍醐天皇に自分の心中を告げたという詩句。
〔太平記〕
てん=定まって亦(マタ)能(ヨ)く人に勝つ
――定まって亦(マタ)能(ヨ)く人に勝つ
〔「史記(伍子胥伝)」〕
たとえ一時は悪人が栄えることがあっても,天運が復すれば悪はほろびる。
てん=知る、地知る、我知る、人知る
――知る、地知る、我知る、人知る
〔「後漢書(楊震伝)」より。楊震が王密のさし出すわいろを断った時の言葉〕
だれも知らないだろうと思っていても,天地の神々は知っているし,私も君も知っている。悪事は必ずあらわれるものである。隠し事はいつかは露見するものだ。四知。
てん=高く馬肥ゆ
――高く馬肥ゆ
秋は空が澄みわたって高く晴れ,馬は肥えてたくましくなる。秋の好時節をいう語。
→馬肥ゆる
てん=高し
――高し
秋は空気が澄み,晴れ渡った空は高く感じられる。秋高し。[季]秋。《―雲行くまゝに我も行く/虚子》
てんあん
てんあん 【天安】
年号(857.2.21-859.4.15)。斉衡の後,貞観の前。文徳(モントク)・清和天皇の代。
てんあん
てんあん [0] 【恬安】 (名・形動)[文]ナリ
おだやかで,やすらかな・こと(さま)。安穏。
てんあんもん
てんあんもん 【天安門】
中国,北京にある故宮の正門の名。明代に建設された。1949年,毛沢東がこの上で中華人民共和国の成立を宣言。門前の広場は国慶節・メー-デーなど国家的行事の中心式場となる。ティエンアン-メン。
天安門[カラー図版]
てんあんもんじけん
てんあんもんじけん 【天安門事件】
(1)1976年4月5日天安門広場で起こった民衆騒乱事件。故周恩来首相を追悼する民衆が人民英雄記念碑に捧げた花輪を当局が撤去したことに抗議したもの。のち,革命的行動と評価された。四・五運動。
(2)1989年6月4日,民主化要求を掲げる学生や労働者・市民に占拠された天安門広場を奪回するため,戒厳軍が出動して多数の死傷者を出した事件。
てんい
てんい [1] 【天衣】
天人・天女の衣。天(アマ)の羽衣。
→てんえ
てんい
てんい [1] 【天為】
天のなすわざ。
⇔人為
てんい
てんい [1] 【天意】
(1)天の心。自然の道理。「―にそむく」
(2)天子の意志。
てんい
てんい [1] 【天維】
古代中国で,天が落ちないように支えているという四本の大綱。
てんい
てんい [1] 【典医】
(1)医薬をつかさどって仕える者。御典医。
(2)1869年(明治2),宮内省に置かれた医官。奏任官。75年廃止。
てんい
てんい [1][0] 【転位】 (名)スル
位置が変わること。
(1)〔物〕
〔dislocation〕
格子欠陥の一。結晶格子がずれ変形を起こしている部分と,正常な部分との境界が線状になっているもの。
(2)〔化〕
〔rearrangement〕
化合物の分子内で,原子または基の結合する位置が変わること。また,その反応。ナイロン 6 の製造工程で,シクロヘキサノンオキシムからε-カプロラクタムをつくる反応(ベックマン転位)などはその例。
(3)〔心〕
〔displacement〕
「置き換え{(2)}」に同じ。
てんい
てんい [1] 【転医】 (名)スル
(現在かかっている)医者を変えること。
てんい
てんい [1] 【転移】 (名)スル
(1)場所などをうつすこと。また,うつること。移転。「備州小田郡笠岡へ―せられ/新聞雑誌 50」
(2)移りかわること。「好みは時代とともに―する」
(3)〔医〕 腫瘍(シユヨウ)細胞や病原体が血流やリンパ流に入り,他の場所に移行・定着して,原発巣と同一の変化を起こすこと。
(4)〔transition〕
物質が一つの状態から他の状態に変化すること。気相・液相・固相間の相転移,同一物質の異なる結晶形の間での多形転移,同素体の間での転移など。
(5)〔心〕
(ア)
〔transfer〕
前に行なった学習が,あとの学習効果に影響を与えること。あとの学習を促進する場合を正の転移,妨害・抑制する場合を負の転移という。学習転移。
(イ)
〔transference〕
精神分析で,患者が過去に親など重要な人物に向けたのと同じ感情や態度を治療者に向けること。
てんい
てんい【転移】
《医》[癌などの]implantation;metastasis;transference (精神分析).〜する change;→英和
[癌などが]metastasize;spread.→英和
てんい
てんい【転位】
transposition;dislocation;contortion (外科);version (産科).→英和
転位法 conversion.→英和
てんい
てんい [1] 【天位】
天子の位。皇位。帝位。天祚(テンソ)。
てんい
てんい [1] 【天威】
天子・天帝の威光。
てんいいんし
てんいいんし [4] 【転位因子】
染色体 DNA 上を自由に移動する DNA 単位。これが挿入されると遺伝子はその機能を失い,隣接する遺伝子の形質発現も影響を受けやすい。原核生物のトランスポゾン,真核生物では酵母・トウモロコシなどに知られる。
てんいこうか
てんいこうか [4] 【転位効果】
戦争などに際して財政支出が増加するが,戦争が終わっても膨張した支出が元に戻らずに高原状態が続くこと。
てんいこうそ
てんいこうそ [4] 【転移酵素】
一つの化合物からアミノ基・メチル基・リン酸基などの原子団を他の化合物に転移する反応を触媒する酵素の総称。アミノ基転移酵素・リン酸基転移酵素など。トランスフェラーゼ。
てんいしせき
てんいしせき [1] 【天威咫尺】
〔左氏伝(僖公九年)「天威不�違�顔咫尺�」〕
天子のそば近く仕えること。
てんいそう
てんいそう [3] 【転移巣】
腫瘍細胞が転移{(3)}し,原発巣と同一の腫瘍が発生した部位。
⇔原発巣
てんいた
てんいた [0][1] 【天板】
⇒甲板(コウイタ)
てんいち
てんいち [0] 【天一】
(1)中国で,星の名。天帝の神。戦闘をつかさどり,人の吉凶を知るという。
(2)「天一神(ジン)」に同じ。
てんいちじん
てんいちじん [4] 【天一神】
陰陽道(オンヨウドウ)でまつる神の名。己酉(ツチノトトリ)の日に天から降り,家の東北隅から,四四日間で南西北と一巡して癸巳(ミズノトミ)の日に正北から上天する。この神のいる方角に向かって行くことを避けた。さすがみ。なかがみ。天一。
→方塞(カタフタ)がり
てんいちたろう
てんいちたろう [5] 【天一太郎】
その年,最初の天一神の上天する日。その日の天候でその年の豊作・不作を占った。
てんいちてんじょう
てんいちてんじょう [5] 【天一天上】
暦注の一。天一神が天に上る癸巳の日,また,その日から一六日間。方角の禁忌のない期間。
てんいちぼう
てんいちぼう テンイチバウ 【天一坊】
講談・歌舞伎などの登場人物。徳川吉宗の落胤(ラクイン)と偽って捕らえられ,獄門に処せられる。山伏,源氏坊天一の同様の事件を大岡政談に付会したもの。のち,歌舞伎「扇音々大岡政談(オオギビヨウシオオオカセイダン)」などに脚色される。
てんいてん
てんいてん [3] 【転移点】
ある物質が転移{(4)}を起こす温度・圧力。
てんいねつ
てんいねつ [3] 【転移熱】
一定圧力のもとで,物質が一つの相から別の相に転移する際に吸収または放出する熱量。
てんいむほう
てんいむほう [1] 【天衣無縫】 (名・形動)[文]ナリ
〔天女の衣には縫い目がないということから〕
(1)詩歌などにわざとらしさがなく自然に作られていて,しかも美しいこと。
(2)性格が無邪気で飾り気がない・こと(さま)。天真爛漫(テンシンランマン)。「―な人柄」
てんいむほう
てんいむほう【天衣無縫の】
perfect;→英和
flawless;→英和
artless.→英和
てんいん
てんいん [0] 【店員】
商店に勤めている人。店などで商品販売に従事する人。
てんいん
てんいん [0] 【転院】 (名)スル
現在入院している病院から,他の病院へ移ること。
てんいん
てんいん【店員】
a salesman[-woman];→英和
<米> a (sales) clerk; <英> a shop assistant.
てんいん
てんいん [0] 【点印】
俳諧の宗匠が,句の評点を示すために押す印。批言を文字で書く代わりに押した。各宗匠が独自のものを用いている。
てんいアールエヌエー
てんいアールエヌエー [9] 【転移 RNA 】
〔transfer RNA〕
生体内でタンパク質の合成に直接関与するリボ核酸。多くの種類があり,それぞれ決まったアミノ酸と特異的に結合し,それをリボソームに運んで伝令 RNA の指定する順序に配列する。こうして並んだアミノ酸どうしは,酵素の作用でペプチド結合して特定のタンパク質になる。tRNA 。トランスファー RNA 。運搬 RNA 。
→翻訳(2)
てんうん
てんうん [0] 【天運】
(1)天から与えられた運命。生まれつき定まっている運命。天命。「―尽きる」
(2)天体の運行。「―三千六百周/浄瑠璃・会稽山」
てんうんし
てんうんし [3] 【転運使】
中国,唐中期に置かれた官職。初め各地の産物を中央に運ぶことをつかさどったが,宋代には地方の官僚の監察・刑獄などのことも兼務した。
てんえ
てんえ [1] 【天衣】
〔「てんね」とも〕
諸天・諸菩薩の像が着ている細長い薄い衣。
てんえい
てんえい 【天永】
年号(1110.7.13-1113.7.13)。天仁の後,永久の前。鳥羽天皇の代。
てんえん
てんえん [0] 【展延】 (名)スル
ひろげのばすこと。ひろがりのびること。「―して金箔(キンパク)にする」
てんえん
てんえん 【天延】
年号(973.12.20-976.7.13)。天禄の後,貞元の前。円融天皇の代。
てんえん
てんえん [0] 【天淵】
(1)天と淵(フチ)。天地。
(2)きわめてかけはなれていること。違いのはなはだしいこと。「其相違,―啻(タダ)ならず/福翁百話(諭吉)」
てんお
てんお [1] 【点汚】
(1)けがすこと。よごれ。けがれ。しみ。
(2)きず。欠点。
てんおう
てんおう 【天応】
年号(781.1.1-782.8.19)。宝亀の後,延暦の前。光仁・桓武天皇の代。
てんおうせい
てんおうせい テンワウ― [3] 【天王星】
⇒てんのうせい(天王星)
てんおん
てんおん [0] 【天恩】
(1)天の恵み。
(2)天子の恩。「―枯骨に及ぶ」
(3)「天恩日(ニチ)」に同じ。
てんおん
てんおん [0] 【転音】
語の複合する際にもとの音が別の音に転ずること。また,その転じた音。「あめ(雨)」→「あまがさ(雨傘)」の「ま」,「さけ(酒)」→「さかだる(酒樽)」の「か」の類。
てんおんにち
てんおんにち [3] 【天恩日】
暦注の一。万事に吉とする日。干支が甲子(キノエネ)から,戊辰(ツチノエタツ)と続く五日,己卯(ツチノトウ)から癸未(ミズノトヒツジ)までの五日,己酉(ツチノトトリ)から癸丑(ミズノトウシ)までの五日。
てんか
てんか【転化する】
change <into> .→英和
てんか
てんか【転嫁する】
lay <the blame on another> ;→英和
shift <the responsibility on to another> .→英和
てんか
てんか [1] 【天下】
〔「てんが」とも〕
(1)天の下に広がる全空間。世界中。「―に比類のない名勝」
(2)一国全体。国中。また,世の中。世間。「―を二分する戦い」「―を揺るがす事件」「夜の幕はとくに切り落されて,―は隅から隅迄明るい/草枕(漱石)」
(3)一国の政治。また,国家を治める権力。「―を取る」
(4)力を十分に発揮できる状態。「若者の―だ」
(5)(「天下の」の形で用いて)他に並ぶ者がないこと。「―の横綱」「―の愚か者」
(6)一国を支配する者。天子・摂関・近世の将軍など。「その上―の敵になり参らせたる者にてあるに/義経記 6」
(7)めくりカルタで,あざの札。「よく��ぢや―を持つていなるるの/雑俳・削かけ」
(8)(「とも」「ども」などを伴って)どんなに。いかに。「―に目つぶれ,足をれ給へりとも/源氏(玉鬘)」
てんか
てんか [1] 【甜瓜】
マクワウリの漢名。
てんか
てんか [1] 【天花・天華】
雪のこと。
→てんげ(天花)
てんか
てんか 【天火】
(1)天の下した火災。落雷による火災など。「―乗り物に落ちて/浮世草子・新永代蔵」
(2)「天火日(ニチ)」に同じ。
てんか
てんか【添加する】
add;→英和
annex.→英和
添加物 an addition;→英和
an annex;an (artificial) additive.
てんか
てんか [1] 【点化】 (名)スル
従来の物を改めて新たにすること。「人性を―し,高邁にし/日本風景論(重昂)」
てんか
てんか【点火する】
light;→英和
ignite.→英和
点火装置 an igniter.点火プラグ a spark plug.
てんか
てんか [0][1] 【転化】 (名)スル
(1)ある状態が他の状態に変わること。「愛情が憎悪に―する」
(2)ショ糖水溶液が加水分解されてブドウ糖と果糖が生成するとき,全体として旋光性が右旋性から左旋性に逆転すること。
てんか
てんか [0] 【点火】 (名)スル
(1)火をつけること。「導火線に―する」
(2)内燃機関で,シリンダー内の燃料を爆発させるための操作。イグニッション。
てんか
てんか [0] 【転科】 (名)スル
学生が所属する学科を変えること。
てんか
てんか [0][1] 【転訛】 (名)スル
語の本来の音がなまって変化すること。また,その語や音。
てんか
てんか [1] 【転嫁】 (名)スル
(1)自分の過ち・責任などを他人に負わせること。他人におしつけること。「責任を―する」
(2)二度の嫁入り。再婚。
てんか
てんか【天下】
the whole country[land].〜を取る conquer[rule over]the whole country;[政権]come into power.〜一品の unique;→英和
unequaled.〜泰平である All's right with the world.→英和
‖天下分け目の戦い a decisive battle.
てんか
てんか [0][1] 【添加】 (名)スル
(1)ある物に他の物をつけ加えること。「食品―物」「ビタミン C を―する」
(2)「音(オン)添加」に同じ。
てんか=の憂(ウレ)いに先立ちて憂え、天下の楽しみに後(オク)れて楽しむ
――の憂(ウレ)いに先立ちて憂え、天下の楽しみに後(オク)れて楽しむ
〔范仲淹「岳陽楼記」〕
世の中の人に先立って天下国家のことを心配し,人々が楽しんだあとに楽しむ。政治を行う者の心構えを説いた言葉。先憂後楽。
てんか=は一人(イチニン)の天下にあらず、乃(スナワ)ち天下の天下なり
――は一人(イチニン)の天下にあらず、乃(スナワ)ち天下の天下なり
〔六韜(文師)〕
天下は君主一人の物ではなく,国民全部の物である。
てんか=は回り持ち
――は回り持ち
世の中は固定したものではなく,貴賤貧富は,次々に人々の間をめぐっていくということ。
てんか=晴れて
――晴れて
世間に気がねなく。公然と。「―夫婦となる」
てんかい
てんかい 【天海】
(1536-1643) 江戸初期の天台宗の僧。号は南光坊。諡号(シゴウ)は慈眼大師。会津の人。比叡山・興福寺などで諸宗について学び,川越の喜多院などに住した。徳川家康の帰依をうけて政治にも参与し,日光山を授けられた。家康死後,家康を久能山から日光山に東照大権現として改葬。また,江戸上野に寛永寺を創建。天海版と呼ばれる「大蔵経」の版行を発願,その死後に完成。
てんかい
てんかい [0] 【天界】
(1)「天上界」に同じ。
(2)〔仏〕
〔「てんがい」とも〕
「天道{(5)}」に同じ。
てんかい
てんかい【展開する】
develop;→英和
unfold;→英和
spread;→英和
extend;→英和
open;→英和
take a new turn (新局面を);deploy (兵が).→英和
てんかい
てんかい [0] 【転回】 (名)スル
(1)正反対に方向を変えること。また,大きく方向を変えること。「船の針路を北に―する」
(2)ぐるぐるまわること。回転。「小車の―するが如きもの/三日月(浪六)」
(3)〔音〕 音の上下を移しかえること。
(ア)音程をなす二音のうち低い音を八度上に,または高い音を八度下に移すこと。例えば五度の転回は四度となる。
(イ)ある和音の根音以外の音を最低音として和音を構成すること。例えば三和音では,第一転回,第二転回の二通りができる。
(ウ)旋律を構成している音程に応じて上行と下行を逆にすること。
(4)体操で,体の軸を移動させて回ること。
てんかい
てんかい [0] 【展開】 (名)スル
(1)(次々と物事を)繰り広げること。また,広げて事が行われること。「面白い場面が―する」
(2)(順や筋を追って)発展すること。進展すること。また,発展させること。「主題を―する」「多様な外交を―する」
(3)目前に広がりあらわれること。「目の前に―する大パノラマ」
(4)軍隊で,密集した隊形から,散開した隊形になること。
(5)〔数〕
(ア)単項式と多項式の積あるいは多項式と多項式の積の形の式を,分配法則を使って単項式の和の形にすること。
⇔因数分解
(イ)一つの関数を級数の形に表すこと。
(ウ)多面体・柱体・錐体などの表面を切り開いて一平面上に広げること。
てんかい
てんかい【転回する】
revolve;→英和
rotate.→英和
てんかいず
てんかいず [3] 【展開図】
立体を切り開いて,一つの平面上に広げた図。
てんかいずほう
てんかいずほう [5] 【展開図法】
地図を円筒や円錐などに投影したのち,切り開いて展開する図法。円筒図法や円錐図法がこれにあたる。
てんかいち
てんかいち 【天下一】
(1)天下に比べるものが他にないほどすぐれていること。また,そのもの。三国一。
(2)桃山時代から,鏡師・筆師・能面作りなどのすぐれた工匠に許された称号。看板・銘などに用いられたが,乱用されるに及び,江戸時代初めに禁止された。
てんかいちまい
てんかいちまい 【天下一枚】
世間のどこにも共通であること。「手爾波(テニハ)は―の手爾波にて/去来抄」
てんかいっとう
てんかいっとう [1] 【天下一統】
天下を一つにまとめること。
てんかいっぴん
てんかいっぴん [1] 【天下一品】 (名・形動)
世の中に他に比べるものがないほどすぐれている・もの(さま)。「―の腕前」「彼の英語は―だ」
てんかいぶ
てんかいぶ [3] 【展開部】
楽曲中で,呈示された主題や動機をもとにして様々に変化発展させる部分。特に,ソナタ形式で重視。
てんかき
てんかき [3] 【点火器】
ライターの旧称。
てんかく
てんかく [0] 【点画】
漢字を構成する点と線。
てんかげい
てんかげい [3] 【天下芸】
天下に比べるものがないほどすぐれた芸。
てんかこっか
てんかこっか [1][4] 【天下国家】
天下と国家。世界や国の将来を大所高所に立って語るときに用いる語。「―を論ずる」「―に関係ない」
てんかごめん
てんかごめん [1] 【天下御免】
だれにもはばかることなく,堂々と,それをしてよいこと。公認されていること。
てんかす
てんかす [0] 【天滓】
天ぷらを揚げたときに衣が離れて散ったもの。揚げ玉(ダマ)。
てんかすじ
てんかすじ [4][3] 【天下筋】
手首から中指まで縦に筋が通っている手相。豊臣秀吉がこの手相で,天下を取る相とされる。
てんかせん
てんかせん [0] 【点火栓】
⇒点火(テンカ)プラグ
てんかたいへい
てんかたいへい [1] 【天下泰平・天下太平】 (名・形動)
世の中がよくおさまり,おだやかであること。また,大した心配事もなく,のんびりしていること。また,そのさま。「―な寝顔」
てんかつきゅう
てんかつきゅう [4] 【天蝎宮】
黄道十二宮の第八宮。蠍(サソリ)座に相当していたが,歳差のため,現在は西にずれている。
てんかとう
てんかとう [0] 【転化糖】
ショ糖を希酸あるいはインベルターゼにより加水分解して得られるブドウ糖と果糖との等モル混合物。ショ糖よりも消化吸収がよいため,菓子・食品に用いられる。
てんかとり
てんかとり [3] 【天下取り】
国を支配する権力を握ること。また,その人。
てんかにち
てんかにち [3] 【天火日】
暦注の一。屋根葺(フ)き,竈(カマド)造り,棟上げなどを忌んだ。一月・五月・九月は子(ネ)の日,二月・六月・一〇月は卯(ウ)の日,三月・七月・一一月は午(ウマ)の日,四月・八月・一二月は酉(トリ)の日。天火。天火の日。
てんかびと
てんかびと [3][0] 【天下人】
天下を取った人。てんかにん。
てんかふぶ
てんかふぶ [1][1] 【天下布武】
織田信長が朱印に用いた印章の印文。天下勇飛の意識を示し,岐阜進出直後の1567年11月ごろから使用した。
てんかふん
てんかふん テンクワ― [3] 【天花粉・天瓜粉】
キカラスウリの根から採ったデンプン。打ち粉{(3)}として小児の皮膚に散布し,あせも・ただれの予防などに用いる。[季]夏。《―ところきらはず打たれけり/日野草城》
てんかふん
てんかふん【天花粉】
talcum powder.
てんかまつり
てんかまつり [4] 【天下祭(り)】
〔江戸時代に将軍の命によって行われたことから〕
山王(サンノウ)祭の別名。
てんかむそう
てんかむそう [1] 【天下無双】
〔古くは「てんかぶそう」〕
天下に並ぶものがないほどすぐれていること。天下無比。天下第一。「―の剣の達人」
てんかやく
てんかやく [3] 【点火薬】
銃砲の発射薬。また,爆破薬などに点火する際に用いる火薬。
てんから
てんから [1][0] 【天から】 (副)
あたまから。最初から。てんで。「―信用しない」「―あきらめている」
てんから
てんから [0]
毛鉤(ケバリ)を用いた日本独特の釣り方の一。道糸は五本から二本を撚(ヨ)り糸にして,先のほうほど細く毛鉤を扱いやすくする。渓流などでヤマメ釣りに使う。「―竿」「―鉤」
てんかわけめ
てんかわけめ [1] 【天下分け目】
天下を取るか取られるかが決まる,大事な時。勝負の決まる大事な時。「―の戦い」
てんかん
てんかん [3][0] 【癲癇】
痙攣(ケイレン)・意識障害などの発作を繰り返す脳の疾患。突然意識を失って倒れ,硬直・手足の痙攣を起こすなど,症状は多様。遺伝的素質によるほか,外傷・脳腫瘍など脳の損傷によっても起こる。
てんかん
てんかん [0] 【転官】
ある官から別の官への移動。官と職とが分離されている,裁判官などについていわれる。
てんかん
てんかん [0] 【天官】
中国,周の六官(リクカン)の一。冢宰(チヨウサイ)を長官とし,国政を総轄した。
てんかん
てんかん【転換する】
convert;→英和
turn;→英和
change[switch](over) <to> ;→英和
divert (気分を).→英和
180度の〜 <make> an about-face.気分〜に for a change.‖転換期 a turning point.
てんかん
てんかん [0] 【天冠】
〔「てんがん」とも〕
(1)幼帝が即位の時つける冠。円頂で中央に飾りを立てる。
(2)仏や天人,また仏像がつけている宝冠。
(3)能のかぶり物の一。天人・女神・官女などがつける透かし彫りのある金冠。
(4)舞楽や騎射の少童がつける金銅の山形の額あて。
てんかん
てんかん [0] 【天漢】
あまのがわ。銀河。
てんかん
てんかん [0] 【展観】 (名)スル
物を広げ並べて,多くの人に見せること。展覧。「古書を―する」
てんかん
てんかん [0] 【転換】 (名)スル
(1)別の物に変えること。向きを変えること。また,変わること。「気分を―する」「話題を―する」
(2)〔心〕 精神分析で,抑圧された欲求や葛藤が身体的症状の形をとって表れること。ヒステリーの症状形成にかかわる。
てんかん
てんかん【癲癇】
《医》epilepsy;→英和
an epileptic (人).〜を起こす have an epileptic fit.
てんかんかぶしき
てんかんかぶしき [6] 【転換株式】
優先株から普通株になど,他種の株式への転換を請求する権利をもつ株式。
てんかんき
てんかんき [3] 【転換期】
物事が移り変わろうとしている時期。
てんかんしゃさい
てんかんしゃさい [5] 【転換社債】
〔convertible bond〕
一定期間内に一定の条件で発行会社の株式に転換できる権利を付与した社債。CB 。
てんかんほう
てんかんほう [0] 【転換法】
一群の定理があって,それらの仮定は起こりうるすべての場合を尽くし,その結論がすべて独立であるとき,これらの定理の逆はすべて真である,ということを使う証明法。
てんかんろ
てんかんろ [3] 【転換炉】
核燃料を消費すると同時に新しい核燃料を作り出していく原子炉。
→増殖炉
てんかコイル
てんかコイル [4] 【点火―】
⇒イグニッション-コイル
てんかプラグ
てんかプラグ [4] 【点火―】
内燃機関のシリンダー内で,火花を飛ばし燃料に点火する部品。わずかなすき間で対する二電極間に高電圧をかけて火花を発生させる。点火栓。
てんが
てんが [1] 【天下】
⇒てんか(天下)
てんが
てんが【典雅な】
refined;elegant;→英和
graceful.→英和
てんが
てんが [1] 【典雅】 (形動)[文]ナリ
整っていて上品なさま。みやびなさま。「―な女性」「―な儀式」
[派生] ――さ(名)
てんが
てんが 【殿下】
〔「てん」は漢音〕
「でんか(殿下)」に同じ。[日葡]
てんが
てんが 【天河】
あまのがわ。銀河。[日葡]
てんがい
てんがい [0][1] 【天涯】
(1)空のはて。また,非常に遠い所。
(2)世界中。
てんがい
てんがい【天蓋】
a canopy.→英和
てんがい
てんがい [0][1] 【天外】
(1)天のそと。天のはるかかなた。
(2)非常に遠い所,高い所。思いがけない所。「奇想―」
てんがい
てんがい【天涯孤独の身】
a stranger in a strange land;a person without any relative.
てんがい
てんがい テングワイ 【天外】
⇒小杉(コスギ)天外
てんがい
てんがい [0] 【天蓋】
(1)仏具の一。仏像などの上方にかざしたり,つったりする絹張りの笠。瓔珞(ヨウラク)・宝珠・幡(バン)で飾られる。棺に差しかけるものもいう。
(2)教会の祭壇などの上におかれる覆い。
(3)虚無僧の用いる深編み笠。
天蓋(1)[図]
天蓋(3)[図]
てんがいこどく
てんがいこどく [0][1] 【天涯孤独】
広い世間に身寄りが一人もいないこと。
てんがいちかく
てんがいちかく [5] 【天涯地角】
二つの土地がきわめて遠くはなれていること。
てんがいや
てんがいや [0] 【天蓋屋】
天蓋{(1)}を作る店。また,葬具店。
てんがいゆり
てんがいゆり [3] 【天蓋百合】
(1)コバイモの別名。
(2)オニユリの別名。
てんがう書き
てんごうがき テンガウ― 【てんがう書き】
いたずら書き。てんご書き。「―のあるを取集めて/浮世草子・一代男 8」
てんがく
てんがく [0] 【転学】 (名)スル
学生が,他の学校にかわること。転校。
てんがく
てんがく [0] 【点額】
〔中国の伝説に竜門を登ることのできた鯉は竜となり,失敗した鯉は額に傷をつけて帰るということから〕
試験に落第すること。
てんがく
てんがく [0] 【篆額】
石碑などの上部に篆字で彫った題字。
てんがし
てんがし【転貸し】
⇒又貸し.
てんがし
てんがし [0] 【転貸し】
⇒てんたい(転貸)
てんがじゅう
てんがじゅう [3] 【天鵞絨】
ビロードに当てた漢字を音読したもの。
てんがせき
てんがせき [3] 【天河石】
美しい緑青色を呈する微斜長石(カリ長石の一種)。主産地はカシミール地方。アマゾン石。アマゾナイト。
てんがぢゃや
てんがぢゃや 【天下茶屋】
〔豊臣秀吉が住吉詣での際に休息した茶屋があったところから〕
大阪市西成区の地名。今宮神社から住吉大社に通ずる道筋。
てんがぢゃやのあだうち
てんがぢゃやのあだうち 【天下茶屋の仇討ち】
天下茶屋であった仇討ち。宇喜多秀家の家臣林重次郎・源三郎兄弟が父玄蕃の敵,当麻三郎右衛門を求めて,兄は返り討ちにあうが,1609年弟が仇を討った。歌舞伎「敵討天下茶屋聚(カタキウチテンガヂヤヤムラ)」などに脚色された。
てんがん
てんがん [0] 【天眼】
「てんげん(天眼)」に同じ。
てんがん
てんがん【点眼する】
apply eyewash.点眼器 an eye dropper.
てんがん
てんがん [0] 【点眼】 (名)スル
目薬を目にさすこと。
てんがん
てんがん [0] 【天顔】
天子の顔。竜顔。
てんがんきょう
てんがんきょう [0] 【天眼鏡】
(1)人相見・手相見などの使う柄のついた大形の凸レンズ。
(2)望遠鏡の古名。
てんがんざい
てんがんざい [3] 【点眼剤】
目薬。
てんがんすい
てんがんすい [3] 【点眼水】
目薬。点眼剤。
てんがんつう
てんがんつう [0] 【天眼通】
⇒てんげんつう(天眼通)
てんき
てんき【転機】
a turning point.
てんき
てんき【転記する】
post <in the ledger> (簿記).→英和
てんき
てんき [1] 【転機】
ある状態から他の状態に変わるきっかけ。変わり目。「重大な―を迎える」
てんき
てんき [1] 【転帰】
病気が進行して行きついた結果。「死の―をとる」
てんき
てんき【天気】
weather;→英和
[晴天]fine[good,nice]weather;→英和
<It is> fine.→英和
悪い(いやな)〜 bad (nasty) weather.〜になる It clears up[improves].‖天気雨 ⇒狐(の嫁入り).天気概況 the general weather conditions.天気具合[模様] <judging from> the look of the sky.天気図 a weather chart.天気予報(では) the weather forecast (says…).
てんき
てんき [1] 【天気】
(1)ある場所,ある時刻の気象状態。気圧・気温・湿度・風向・風速・雲量・降水量などを総合した大気の状態。
(2)雲の多少,降水の有無など,空のようす。
(3)晴れていること。「今日も―だ」
(4)天の気。天の精気。「―正しくて地気応ずる/十善法語」
(5)天皇の機嫌。天皇のおぼしめし。天機。「―にて候ひしかば力及ばず/平治(上)」
てんき
てんき [1] 【天機】
(1)自然の神秘。造化の秘密。
(2)生まれつきの性質。
(3)天皇の機嫌。「―を伺う」
てんき
てんき [0] 【転記】 (名)スル
記された事柄を他の帳簿などに書き写すこと。「台帳に―する」
てんき=を洩(モ)らす
――を洩(モ)ら・す
重大な秘密をもらす。
てんきあい
てんきあい [0] 【天気合ひ】
天気のぐあい。空模様。「これは不順な―でござる/滑稽本・膝栗毛 5」
てんきあめ
てんきあめ [3] 【天気雨】
日が照っているのに,さっと降る小雨。
てんきがいきょう
てんきがいきょう [3] 【天気概況】
各地の天候と風向・風速についてのあらまし。
てんききごう
てんききごう [4] 【天気記号】
天気図に記入するため,天気を記号で表したもの。天気図記号。
てんきず
てんきず [3] 【天気図】
各地点で観測した気象要素や天気を一枚の白地図に等値線や記号で記入した図。地上天気図・高層天気図があり,天気予報に利用する。
てんきずかいせき
てんきずかいせき [5] 【天気図解析】
天気図をもとに天気現象を解析すること。
→総観解析
てんきぼ
てんきぼ [3] 【点鬼簿】
死者の姓名を書いた帳面。過去帳。
てんきまつり
てんきまつり [4] 【天気祭(り)】
長雨の時,晴天を祈る祭り。日和(ヒヨリ)申し。雨上げ。
てんきゅう
てんきゅう [0] 【天泣】
上空に雲がないときに降る雨。遠方から雨滴が吹き流されてきた場合などに見られる。
てんきゅう
てんきゅう [0] 【天弓】
虹(ニジ)。
てんきゅう
てんきゅう [0] 【典厩】
左右の馬寮(メリヨウ)とその頭(カミ)の唐名。
てんきゅう
てんきゅう [0] 【天球】
観測者を中心とする半径無限大の仮想の球面。天体の見える方向を,この球面上の一点で表現することができる。
てんきゅう
てんきゅう [0] 【天宮】
天帝の宮殿。また,大空。てんぐう。
てんきゅう
てんきゅう [0] 【天穹】
大空。虚空(コクウ)。
てんきゅうぎ
てんきゅうぎ【天球儀】
a celestial globe.
てんきゅうぎ
てんきゅうぎ [3] 【天球儀】
球体の表面に,天球に投影された星座,赤道・黄道などを記入し,天の南北両極を軸に回転できるようにしたもの。天体の位置を知るのに使う。
てんきゅうざひょう
てんきゅうざひょう [5] 【天球座標】
天球上の天体の位置を指定するための座標。基準面のとり方により,赤道座標・黄道座標・地平座標などがある。天体座標。
てんきゅうのかいてんについて
てんきゅうのかいてんについて テンキウノクワイテンニツイテ 【天球の回転について】
〔原題 (ラテン) De revolutionibus orbium coelestium〕
天文学書。六巻。コペルニクス著。1543年刊。地球が球形で自転・公転していること,日食・月食の理論付けなど,従来の天動説に対して太陽を中心とした地動説を記し,思想界に大革新をもたらした。
てんきょ
てんきょ [1] 【典拠】
(文献上の)確かな根拠。よりどころ。「―を示す」「…を―とする」
てんきょ
てんきょ【転居する】
move <to> ;→英和
change one's address.‖転居先 one's new address.転居届 a notice of one's change of address.
てんきょ
てんきょ【典拠】
(an) authority;→英和
a source.→英和
てんきょ
てんきょ [1][0] 【転居】 (名)スル
住居を変えること。引っ越し。やどがえ。転宅。「今度左記へ―しました」
てんきょう
てんきょう [0] 【癲狂】
(1)狂気。ものぐるい。
(2)癲癇(テンカン)。
(3)漢方で,精神疾患の意。
てんきょういん
てんきょういん [3] 【癲狂院】
精神疾患を治療する病院。
〔明治期の用語〕
てんきよほう
てんきよほう [4] 【天気予報】
天気の変化を予測し,知らせること。天気図などから天気状態の時間的推移を分析し,将来の大気の状態を予測して行う。短期予報・週間予報・長期予報などがある。
てんきり
てんきり [0][1] (副)
「てんから」に同じ。
てんきりげん
てんきりげん [4] 【天気俚諺】
天気・天候・気候などに関する古くからの言い伝え。伝承による天気の変化についての経験則。「夕焼けは晴れ,朝焼けは雨」「月や日に暈(カサ)がかぶると天気が悪くなる」などの類。天候・気候の前兆をいうものが多い。科学的に正しいものも誤っているものもある。
てんきん
てんきん [0] 【天金】
書物の製本で,上方の小口(コグチ)だけに金箔をつけたもの。
てんきん
てんきん【転勤する】
be transferred <to> .
てんきん
てんきん [0] 【転筋】
⇒こむら返(ガエ)り
てんきん
てんきん [0] 【転勤】 (名)スル
同じ官公庁や会社などの中で,勤務地が変わること。「大阪支社へ―する」
てんぎ
てんぎ 【天喜】
年号(1053.1.11-1058.8.29)。永承の後,康平の前。後冷泉(ゴレイゼイ)天皇の代。
てんぎ
てんぎ [1] 【典儀】
(1)儀式。
(2)律令制で,朝賀・即位などの大礼に際して臨時に任ぜられ,儀式をつかさどる職。
てんぎ
てんぎ [1] 【転義】
言葉のもとの意味から転じた意味。
てんぎ
てんぎ【転義】
a figurative meaning.
てんぎゅう
てんぎゅう [0] 【天牛】
カミキリムシの漢名。
てんぎょう
てんぎょう [0] 【天業】
天子・天皇の国を治める事業。
てんぎょう
てんぎょう【転業する】
change one's occupation[business].転業資金 funds for occupational change.
てんぎょう
てんぎょう テンギヤウ 【天慶】
年号(938.5.22-947.4.22)。承平の後,天暦の前。朱雀(スザク)・村上天皇の代。
てんぎょう
てんぎょう [0] 【転経】
〔「てんきょう」とも〕
「転読(テンドク){(1)}」に同じ。「大般若経を―して/性霊集」
てんぎょう
てんぎょう [0] 【転業】 (名)スル
職業・商売を変えること。転職。「喫茶店に―する」
てんぎょうのらん
てんぎょうのらん テンギヤウ― 【天慶の乱】
⇒承平天慶(ジヨウヘイテンギヨウ)の乱(ラン)
てんく
てんく [1] 【天鼓】
〔「く」は呉音〕
忉利天(トウリテン)にある,打たなくても妙音を発するという鼓。
てんく
てんく [0] 【転句】
漢詩絶句の第三句。転。
てんくう
てんくう【天空】
the sky;→英和
the air.→英和
てんくう
てんくう [0] 【天空】
空。大空。「―に虹がかかる」
てんくうかいかつ
てんくうかいかつ [0] 【天空海闊】
人の度量が空のようにからりとして,海のように大きいこと。
てんくうこう
てんくうこう [3] 【天空光】
太陽光のうち,直射日光を除き,天空のあらゆる方向から地上に到達する光。空気分子などによる散乱・反射の結果で,天候によって晴天光・曇天光に区別される。
てんぐ
てんぐ【天狗】
a long-nosed goblin[genie];[人]a boaster;→英和
a braggart.→英和
〜である be self-conceited.
てんぐ
てんぐ [0] 【天狗】
(1)日本固有の山の神の一。また,鳶(トビ)や烏(カラス)と関係の深い妖怪の一。修験道の影響を受け山伏姿で鼻が高く赤ら顔,手足の爪が長くて翼があり,金剛杖・太刀・羽団扇(ハウチワ)をもつ。神通力があり,飛翔自在という。仏道を妨げる魔性と解されることもある。
(2)〔天狗は鼻が高いことから〕
自慢すること。高慢なこと。また,その人。「―になる」
(3)「天狗星(テングセイ)」に同じ。
てんぐかぜ
てんぐかぜ [3] 【天狗風】
つむじ風。突風。「にわかにふきくる―/浄瑠璃・万年草(上)」
てんぐがい
てんぐがい [3] 【天狗貝】
海産の巻貝。貝殻は重厚で,とげ状の大きく太い突起が長短交互に縦に配列する。殻長約20センチメートル。灰白色で,周縁は紅色。貝殻は花瓶・電気スタンドなど装飾品に使う。屋久島以南の浅い海の岩礁地にすむ。
てんぐこうもり
てんぐこうもり [4] 【天狗蝙蝠】
ヒナコウモリ科の哺乳類。頭胴長6センチメートル,前腕長4センチメートルほど。左右の鼻孔が筒状に突出する。背面は灰褐色,腹面は淡い象牙色を帯びた白色で美しい。インド北東部から中国・ウスリーまで広く分布。日本では本州・九州の山地に多い。
てんぐさ
てんぐさ [0] 【天草】
紅藻類テングサ目の海藻。日本沿岸の各地,マレー諸島・インド洋・大西洋などに広く分布し,低潮線から漸深帯の岩上に生育。全体に硬く,長さ10〜30センチメートルで,羽状に分岐し,枝はとげ状。心太(トコロテン)・寒天の原料とする。一般にはこのほかテングサ属で寒天の原料となるオオブサ・キヌクサ・ナンブグサなどをいう。マクサ。トコロテングサ。
天草[図]
てんぐさ
てんぐさ【天草】
《植》agar-agar.
てんぐざる
てんぐざる [4] 【天狗猿】
オナガザル科の哺乳類。頭胴長65センチメートル,尾長70センチメートルほど。成熟した雄は鼻が長く10センチメートルに及ぶ。ボルネオ特産で,海岸や河口近くの林にすみ,おもに木の葉や新芽を食べる。
てんぐじょう
てんぐじょう [0] 【天具帖・典具帖】
良質の楮(コウゾ)の繊維で作った,薄い和紙。貴重品の包装紙,美術書の隔紙,木版の版下などに用いる。近世,美濃国(岐阜県)郡上(グジヨウ)郡で盛んに抄造された。
てんぐす
てんぐす [0] 【天蚕糸】
⇒てぐす(天蚕糸)
てんぐすびょう
てんぐすびょう [0] 【天狗巣病】
枝や葉が一か所から密生する樹木の病気。鳥が巣をかけたように見える。サクラなどに多く,子嚢菌類や担子菌類の寄生による。
てんぐせい
てんぐせい 【天狗星】
音を立てて落下したり,地上に落ちて燃えたりする,大きな流星。天狗流星。[塵袋]
てんぐたけ
てんぐたけ [3] 【天狗茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。夏から秋にかけ,松林内の地上に発生。初め饅頭形,のち傘は平らに開き,径5〜25センチメートル,高さ5〜35センチメートルとなる。傘面は褐色で白色の小さい疣(イボ)が付着,茎は白色で中間に膜状の鍔(ツバ)があり,根元は壺状にふくらむ。有毒で,中毒すると,嘔吐・腹痛・下痢・視力障害などを起こし,まれに死亡する。
天狗茸[図]
てんぐたのもし
てんぐたのもし [4] 【天狗頼母子】
(1)「取り退き無尽」に同じ。
(2)博打(バクチ)の一。番号を書いた木札を曲げ物に入れ,錐(キリ)で一定の札を突き当てた者に金を与えるもの。「―と名付け,道行人をたらし/浮世草子・二十不孝 3」
てんぐだおし
てんぐだおし [4] 【天狗倒し】
山中で聞こえる,原因のわからない大きな音。天狗の木を倒す音と考えたもの。
てんぐちょう
てんぐちょう [3] 【天狗蝶】
テングチョウ科のチョウ。開張約4センチメートル。はねの表は黒褐色で橙色斑がある。口が前方へ突出する。幼虫はエノキにつく。日本各地のほか,ユーラシア・アフリカに分布する。
てんぐつぶて
てんぐつぶて [4] 【天狗礫】
山中で,どこからともなく飛んでくる石ころ。天狗のしわざと考えたもの。
てんぐとう
てんぐとう 【天狗党】
天保年間,水戸藩主徳川斉昭(ナリアキ)の藩制改革に伴い,下級藩士を主体に結成された改革派グループ。保守門閥派の諸生党と激しく対立。1864年,攘夷延期を不満として筑波山に挙兵,武田耕雲斎・藤田小四郎を主導者とする一派は,心事を一橋慶喜を通して朝聞に達すべく,上洛の途についたが,加賀藩に降伏。武田以下数百名は敦賀で斬刑に処せられた。その後も明治維新に至るまで藩政の主権をめぐって保守派と凄惨な争いが続いた。
てんぐとびきりのじゅつ
てんぐとびきりのじゅつ 【天狗飛び斬りの術】
剣術で高く飛び上がって敵を斬り倒すわざ。
てんぐどう
てんぐどう 【天狗道】
天狗の世界。魔性のものの仲間。「怪しや我―に落ちぬるか/太平記 25」
てんぐにし
てんぐにし [3] 【天狗螺】
海産の巻貝。殻高20センチメートル内外の紡錘(ボウスイ)形の貝で,殻口は長卵形で下方に向かって細くなる。殻表は黄褐色の毛状の殻皮をかぶる。肉は食用,貝殻は貝細工に用いる。卵嚢はいわゆるウミホオズキ。房総以南に広く分布。
てんぐのうちわ
てんぐのうちわ 【天狗の団扇】
(1)天狗の持っているといわれる八手(ヤツデ)の葉のような団扇。天狗うちわ。
(2)植物ヤツデの異名。てんぐのはうちわ。
てんぐのなげぶみ
てんぐのなげぶみ 【天狗の投げ文】
差出人のわからない怪しい手紙。
てんぐのまさかり
てんぐのまさかり 【天狗の鉞】
⇒雷斧(ライフ)
てんぐのむぎめし
てんぐのむぎめし [0] 【天狗の麦飯】
ある種の藍藻類の塊。本州中部の火山性山地に産する。灰褐色のゼラチン質に富む径1センチメートル以下の塊で,冬に繁殖。修験者がこれを食べて飢えをしのぐといわれた。
てんぐはいかい
てんぐはいかい [4] 【天狗俳諧】
俳諧で,上五・中七・下五を各自が随意作り,紙片に記したものを無作為に組み合わせて一句とする遊戯。偶然できた面白い句や意味の通じない句などに興じる。
てんぐばなし
てんぐばなし [4] 【天狗話】
(1)天狗にかかわる不思議な出来事の話。
(2)自慢話。
てんぐもの
てんぐもの [0] 【天狗物】
能楽で,天狗を主役とした曲の総称。「鞍馬(クラマ)天狗」「善界(ゼガイ)」「大会(ダイエ)」など。
てんぐるま
てんぐるま [3] 【手車】
「てぐるま(手車){(4)}」に同じ。
てんぐれん
てんぐれん [0] 【天狗連】
天狗{(2)}になっている連中。
てんぐタバコ
てんぐタバコ 【天狗―】
日本最初の紙巻きタバコの名。1877年(明治10)発売。
→岩谷(イワヤ)松平
てんけい
てんけい【典型】
a model;→英和
a type;→英和
a pattern.→英和
〜的な typical;→英和
model;ideal.→英和
てんけい
てんけい 【天渓】
⇒長谷川(ハセガワ)天渓
てんけい
てんけい [0] 【天恵】
天の恵み。また,天子の恩恵。天恩。「―に浴する」
てんけい
てんけい [0] 【天啓】
天の教え。天のみちびき。「―を得る」
てんけい
てんけい [0] 【天慶】
天から授かった,たまもの。
てんけい
てんけい【天恵】
(a) blessing;a gift of nature.
てんけい
てんけい 【天慶】
⇒てんぎょう(天慶)
てんけい
てんけい [0] 【典型】
(1)基準となる型。模範。手本。
(2)同類の中でその種類の特徴などを最もよく表しているもの。代表的な例として挙げられるもの。「悪人の―だ」
(3)芸術理論において,そのものの本質・特徴を最もよく具現している形象をいう。
てんけい
てんけい【天啓】
a (divine) revelation.
てんけい
てんけい [0] 【天刑】
天の下す刑罰。天の制裁。
てんけい
てんけい [0] 【点景・添景】
風景画・風景写真などで,全体を引き立たせるために加えられた人や物など。
てんけいけいやく
てんけいけいやく [5] 【典型契約】
法律によって名称・内容が規定されている契約。民法上は贈与・売買・交換・消費貸借・使用貸借・賃貸借・雇傭・請負・委任・寄託・組合・終身定期金・和解の一三種で,ほかに特別法により規定されるものがある。有名契約。
⇔非典型契約
てんけいげんそ
てんけいげんそ [5] 【典型元素】
周期表において,1 ,2 族および 12〜18 族に属する元素群。12 族を入れない場合がある。各族の電子配置がきまった型をもち,とり得る酸化数は各族ごとに大体きまっていて,類似の性質をもつ。化合物は一般に無色が多い。
てんけいてき
てんけいてき [0] 【典型的】 (形動)
ある種のものの特徴・性格などをよく表しているさま。「―な英国紳士」「―な例を挙げる」
てんけいびょう
てんけいびょう [0] 【天刑病】
癩(ライ)病をいった語。[ヘボン]
てんけつ
てんけつ [0] 【転結】
⇒起承(キシヨウ)転結
てんけつ
てんけつ [0] 【転蹶・顛蹶】 (名)スル
つまずき倒れること。また,失敗すること。
てんけん
てんけん [0] 【天眷】
天帝の恵み。また,天子の恩。
てんけん
てんけん [0] 【天険】
地形の険しい自然の要害。「―の地」
てんけん
てんけん [0] 【天譴】
天罰。
てんけん
てんけん [0] 【点検】 (名)スル
一つ一つ検査すること。くわしく調べること。「エンジンを―する」「人数を―する」
てんけん
てんけん【点検する】
examine;→英和
inspect;→英和
call the roll (人員を);→英和
overhaul <a car> .→英和
てんげ
てんげ [1] 【天花・天華】
〔仏〕
〔「てんけ」とも〕
(1)天上界に咲くという霊妙な花。
(2)法会(ホウエ)で,仏前にまき散らす蓮華の花の形に切った紙。
てんげ
てんげ 【天下】
〔「げ」は呉音〕
「てんか(天下)」に同じ。「―人々ながるるとののしる事いできて/蜻蛉(中)」
てんげり
てんげり (連語)
〔完了の助動詞「つ」の連用形「て」に過去の助動詞「けり」の付いた「てけり」の転。中世以降の語〕
過去に動作・作用の完了していることを表す。…た。…てしまった。…たことであった。「一来法師打死し―/平家 4」「馬にかきのせ申して,たしかにもとのところへ送り申し―/宇治拾遺 12」
てんげん
てんげん 【天元】
年号(978.11.29-983.4.15)。貞元の後,永観の前。円融天皇の代。
てんげん
てんげん [0] 【天眼】
〔仏〕
(1)五眼(ゴゲン)の一。あらゆるものを見通す超自然的な知覚能力。てんがん。
(2)「天眼通(ツウ)」に同じ。
てんげん
てんげん [0] 【天元】
(1)万物が生育するみなもと。
(2)碁盤の中央にある星。
てんげんじゅつ
てんげんじゅつ [3] 【天元術】
中国で宋末,元初に発達した代数学。未知変数を立て,算木を用いて一変数の方程式を作って解く方法。「算学啓蒙」によって日本に伝えられ,演段術・点竄術(テンザンジユツ)に発展した。
てんげんじゅつ
てんげんじゅつ [3] 【天源術】
人間の運命・命数を人が天より受ける気の本源を遡ることによって明らかにしようとする一種の宿命論。生年月日の干支(エト)や陰陽五行の説によって判断する。江戸時代の僧天海の創始。
てんげんつう
てんげんつう [3] 【天眼通】
〔仏〕 六神通(ロクジンズウ)の一。仏・菩薩,また修行を積んだ人のもつ,現在・過去・未来のすべてを見通すことのできる能力。
てんこ
てんこ【点呼】
a roll call.〜をとる call the roll.→英和
てんこ
てんこ [1] 【点呼】 (名)スル
一人一人名を呼んで,人員がそろっているかどうか調べること。「人員を―する」
てんこ
てんこ 【天鼓】
(1)能の一。四番目物。世阿弥作。少年に天から下された鼓を帝が望み,拒む少年を呂水に沈めてこれを得るが,鼓は打てども鳴らない。ところが,少年の父に打たせると妙音を発する。帝は哀れを催して呂水のほとりで少年追善の管弦講を行うと,少年の霊が現れ鼓を打つ。
(2)人形浄瑠璃。時代物。近松門左衛門作。1701年初演。故三位富士丸の一人娘沢瀉(オモダカ)姫と家宝天鼓の鼓をめぐる物語。
てんこ
てんこ [1] 【典故】
よりどころとなる習わし。典例と故実。
てんこ
てんこ [1] 【天鼓】
天上に鳴るつづみ。雷鳴。
→てんく(天鼓)
てんこう
てんこう [0] 【天候】
数日から二,三か月ぐらいの期間の,大気の状態。天気と気候のほぼ中間の概念。「―不順」
てんこう
てんこう [0] 【転向】 (名)スル
(1)方向・方針を変えること。向きを変えること。「文科から理科に志望を―する」
(2)思想的政治的立場・信念を変えること。特に,社会主義者・共産主義者が弾圧によってその立場を放棄し,他の立場に転換すること。
てんこう
てんこう [0] 【天幸】
天の与えたさいわい。天のめぐみ。
てんこう
てんこう [0] 【転校】 (名)スル
生徒が,通学していた学校から他の学校に移ること。転学。「地方の高校に―する」
てんこう
てんこう [3] 【天皇】
(1)中国の伝説上の帝王。三皇(サンコウ)の一人。
(2)中国で,天帝・天子の別称。
→てんのう(天皇)
てんこう
てんこう【転校する】
change to <another school> ;change one's school.‖転校生 a transfer (student) <from> .
てんこう
てんこう【天候】
⇒天気.全天候(用)の all-weather.
てんこう
てんこう【転向する】
turn <to> ;→英和
be converted <to> (主義などを).転向者 a convert.→英和
てんこう
てんこう [0] 【天行】
(1)天の運行。
(2)時節によって流行する病気。はやりやまい。天行病。
てんこう
てんこう [1] 【天公】
天帝。上帝。また,天。
てんこう
てんこう [0] 【天巧】
自然のたくみ。造化のわざ。
てんこう
てんこう [0] 【天工・天功】
天のなしたわざ。自然のはたらき。「―人工相(アイ)合して/日光山の奥(花袋)」
てんこう
てんこう [0] 【天光】
太陽の光。自然のままの光。
てんこうかいぶつ
てんこうかいぶつ 【天工開物】
中国の産業技術書。全三巻。明の宋応星著。1637年刊。穀類・衣服・染色・製塩・製糖・製陶・鋳造・製油・製紙・製錬など,明末の産業のあらゆる分野にわたって,図版を添えて述べる。
てんこうげん
てんこうげん [3] 【点光源】
大きさを無視できるような光源。幾何光学における光線の源となる。
てんこうこくしょく
てんこうこくしょく テンカウ― [0] 【天香国色】
〔李正封「唐詩記事」。天下一の香と国一番の色をもつ花〕
牡丹の異名。
てんこうそうば
てんこうそうば [5] 【天候相場】
冷夏や暖冬などの異常気象のため商品取引所の相場が大きな影響をうけること。
てんこうてん
てんこうてん [3] 【転向点】
台風が西向きから東向きに進行方向を変える地点。このとき台風の勢力は最大になり,移動する速さは遅くなることが多い。
てんこうぶんがく
てんこうぶんがく [5] 【転向文学】
昭和初期,権力の弾圧を受けたプロレタリア作家の,共産主義思想の放棄あるいは転向の苦悩を題材とする作品群。「白夜」(村山知義),「故旧忘れ得べき」(高見順),「村の家」(中野重治),「生活の探求」(島木健作)など。
てんこうりょく
てんこうりょく [3] 【転向力】
地球の自転の影響によって,地球上の運動物体にはたらく見かけの力。北半球では運動方向の右方,南半球では左方に向かう。この力は運動の方向を変えるが,速さは変えない。偏向力。
→コリオリの力
てんこおん
てんこおん [3] 【転呼音】
歴史的仮名遣いにおいて,ある仮名がその本来の発音と異なって発音されるものをいう。「かは(川)」を「カワ」,「かうだう(講堂)」を「コードー」と発音するの類。これは音韻の歴史的な変化を示す現象で,特に語中・語尾のハ行音がワ行音に発音されるハ行転呼音をいうことが多い。
→ハ行転呼音
てんこく
てんこく [0] 【篆刻】 (名)スル
木・石などの印材に文字を彫ること。特に,書画などに用いる印章を作ること。多く篆書体を用いることからいう。印刻。
てんこくか
てんこくか [0] 【篆刻家】
篆刻を職業としている人。篆刻師。
てんこちない
てんこちな・い 【天骨無い】 (形)
〔「てんこつない」の転。近世語〕
思いもかけない。とんでもない。善悪両方にいう。「おや―・い,あんとして食はれべいぞ/咄本・鯛の味噌津」
てんこつ
てんこつ 【天骨】 (名・形動)
(1)生まれつき。ひととなり。天性。「所謂文章は―にして/万葉(三九七六詩序)」
(2)生まれつきの才能や器用さ。また,それが備わっている・こと(さま)。「さきの翁よりは―もなく/宇治拾遺 1」「―ナ人/日葡」
てんこもり
てんこもり [0] 【てんこ盛り】
器に,高く山にして盛ること。山盛り。てこもり。「飯を―にする」
てんこ盛り
てんこもり [0] 【てんこ盛り】
器に,高く山にして盛ること。山盛り。てこもり。「飯を―にする」
てんご
てんご [0] 【転語】
ある語から転じてできた語。ある語の意味や音が変わってできたとされる語。「かみ(上)」から「きみ(君)」ができたとする類。貝原益軒など,近世国学者の用語。
てんごう
てんごう テンガウ [1] (名・形動)
ふざける・こと(さま)。慰み。いたずら。「―を言う」「じやら��と―な事ばつかり/浄瑠璃・千本桜」
〔「癲狂(テンゴウ)」から出た語か。「転合」「転業」などとも当てる〕
てんごうがき
てんごうがき テンガウ― 【てんがう書き】
いたずら書き。てんご書き。「―のあるを取集めて/浮世草子・一代男 8」
てんごく
てんごく【天国】
(the Kingdom of) Heaven;Paradise.〜の heavenly;→英和
celestial.→英和
てんごく
てんごく [0] 【典獄】
(1)監獄で,事務を扱う官吏。
(2)旧制で,監獄の長。
てんごく
てんごく [1] 【天国】
〔明治期には「てんこく」とも〕
(1)神や天使が住む,天上の理想郷。キリスト教・イスラム教では,信仰を貫いた者が死後に赴き永生を得る所とする。神の国。
⇔地獄
(2)理想的な世界。悩みや危険のない楽しい所・環境。「子供の―」
てんごくとじごく
てんごくとじごく 【天国と地獄】
〔原題 (フランス) Orphée aux enfers(「地獄のオルフェ」の意)〕
オッフェンバックのオペレッタ。全二幕。1858年作・初演。フレンチ-カンカンのギャロップを含む陽気な序曲が知られる。
てんさ
てんさ [0][1] 【点差】
得点の差。「―が開く」
てんさい
てんさい [0] 【天災】
風水害・地震・落雷など,自然現象によってもたらされる災害。
⇔人災
てんさい
てんさい [0] 【甜菜】
サトウダイコンの別名。
てんさい
てんさい [0] 【天裁】
天子の裁決。天皇の裁定。勅裁。
てんさい
てんさい【転載する】
reproduce[reprint] <from> .→英和
〜を禁ず All right[Copyright]reserved.
てんさい
てんさい【甜菜】
a (sugar) beet.甜菜糖 beet sugar.
てんさい
てんさい【天災】
<be hit by> a (natural) calamity[disaster].
てんさい
てんさい【天才】
<be> a genius <in,for> ;→英和
<have> a (natural) talent[gift] <for> .〜的な gifted;→英和
talented;→英和
born.→英和
‖天才教育 genius education.
てんさい
てんさい [0] 【転載】 (名)スル
すでに刊行された書物・新聞などの記事や写真を,他の出版物にそのまま載せること。「―を禁ずる」「月報から―した」
てんさい
てんさい [0] 【天際】
空の果て。はるかかなた。
てんさい
てんさい [0] 【天才】
生まれつき備わっている,きわめてすぐれた才能。また,その持ち主。
てんさいちへん
てんさいちへん [5] 【天災地変】
自然のもたらす様々な災害や異変。
てんさいてき
てんさいてき [0] 【天才的】 (形動)
天才でなければできないと思われるほど,すぐれているさま。「―なピアニスト」「―な技」
てんさいとう
てんさいとう [0] 【甜菜糖】
甜菜からとった砂糖。ビート糖。
てんさく
てんさく [0] 【天作】
(1)天然にできたもの。
(2)そろばんの上段で数を作ること。
→二一(ニイチ)天作の五
てんさく
てんさく【添削する】
correct;→英和
look over.
てんさく
てんさく [0] 【転作】 (名)スル
その田畑でそれまで作っていた作物とは別の作物を作ること。「稲作から野菜栽培に―する」
てんさく
てんさく [0] 【添削】 (名)スル
(1)他人の詩文・答案などを,語句を添えたり削ったりして直すこと。斧正(フセイ)。添竄(テンザン)。
(2)書道で,朱筆を加えて直すこと。
てんさん
てんさん [0] 【天産】
天然に産出すること。また,そのもの。「碓氷峠の―植物/伊沢蘭軒(鴎外)」
てんさん
てんさん [0] 【天蚕】
ヤママユの別名。
てんさん
てんさん 【転盞】
朝廷の宴会で,杯を相伴の公卿にもまわすこと。「五献(ゴコン),―あるべければ/建武年中行事」
てんさんし
てんさんし [3] 【天蚕糸】
(1)ヤママユの繭からとった糸。緑色を帯び,光沢がある。繊維が太く強度・伸度ともに大。山繭糸。
(2)「てぐすいと(天蚕糸)」に同じ。
てんさんぶつ
てんさんぶつ [3] 【天産物】
鉱物・木材・海産物など,自然から産出される物。
てんざ
てんざ [1] 【典座】
⇒てんぞ(典座)
てんざ
てんざ [0] 【転座】 (名)スル
染色体異常の一。染色体の一部が切断され,同じ染色体の他の部分または他の染色体に付着・融合すること。同じ染色体の内部で起こった転座を,特に転位という。突然変異の原因となる。
てんざい
てんざい [0] 【点在】 (名)スル
あちこちに散らばってあること。散在。「谷間に人家が―している」
てんざい
てんざい【点在する】
be dotted[scattered,studded]with <houses> .
てんざん
てんざん [0] 【点竄】
〔「点」は消す,「竄」はなおすの意〕
(1)文章の字句を直すこと。
(2)「点竄術(テンザンジユツ)」に同じ。
てんざん
てんざん 【天山】
中央アジアにある大山脈。キルギス共和国から中国の新疆(シンキヨウ)ウイグル自治区にかけて東西に連なる。この山脈の南側と北側にオアシス都市国家を結ぶ古代の東西交易路,シルク-ロードが通っていた。長さ約2000キロメートル。最高峰はポベーダ山,海抜7439メートル。ティエン-シャン。
てんざん
てんざん [0] 【添竄】 (名)スル
「添削(テンサク)」に同じ。
てんざんじゅつ
てんざんじゅつ [3] 【点竄術】
和算の用語。関孝和が天元術を改良して創始した多変数の連立代数方程式を扱う筆算による帰源整法を,のちに関流で改称した呼称。
てんざんなんろ
てんざんなんろ 【天山南路】
シルク-ロードのうち天山山脈の南側を通る道。清代には,天山・崑崙(コンロン)両山脈の間のタリム盆地をさした。回部。
てんざんほくろ
てんざんほくろ 【天山北路】
シルク-ロードのうち天山山脈の北側を通る道。清代には天山・アルタイ両山脈の間のジュンガル盆地をさした。準部。
てんし
てんし [0] 【填詞】
中国の歌曲の一体。西域伝来の音楽に刺激され,中唐の頃民間に起こり,宋代に広まった。譜面に合わせて長短の句をはめこんで作ったがのち,音楽から離れ,独自の詩形となった。詞余。長短句。詞。
てんし
てんし [1] 【天子】
(1)〔天帝の子の意〕
天命をうけて地上を治める者。帝王。
(2)天皇のこと。
(3)〔仏〕 日天・月天などの仏教上の神。
てんし
てんし [1] 【天賜】
(1)天からの贈り物。
(2)天子からたまわった物。恩賜。「―の御旗」
てんし
てんし 【点紙】
「礼紙(ライシ)」に同じ。
てんし
てんし [1] 【天姿】
生まれつきの容姿。「露の滴たる―をそなへ/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」
てんし
てんし [0] 【展翅】 (名)スル
標本にするために昆虫のはねを広げ,固定すること。「―板」
てんし
てんし【天使】
an angel.→英和
てんし
てんし [1] 【天枝】
天子・天皇の子孫。帝葉(テイヨウ)。
てんし
てんし [1] 【天使】
(1)ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などで,神の使者として神と人との仲介をつとめるもの。ペルシャに由来する思想とされる。エンジェル。
(2)やさしい心で,人をいたわる人。女性についていうことが多い。「白衣の―」
(3)天子の使者。勅使。
てんし
てんし [1] 【天資】
生まれつきの資質・性質。天稟(テンピン)。天性。「―豊かな人」「―英邁(エイマイ)」「―刻薄」
てんし=が通る
――が通・る
〔フランスのことわざから〕
会話や座談がとぎれて皆が沈黙し,気まずくしらけることをいう。「雪江さんも黙つて了ふ,松も黙つて了ふ。何処でか遠方で犬の啼声が聞える。所謂―・つたのだ/平凡(四迷)」
てんしき
てんしき [0] 【点式】
(1)俳諧で,点者が句の優劣を表示するため,評点をつける方式。
(2)点茶の方式。
てんしき
てんしき 【転失気】
落語の一。医者から転失気の有無を聞かれた和尚が,その意を解せず,小僧にたずねに行かせる。屁(ヘ)の意と知った小僧は偽って和尚に盃と告げ,それを信じた和尚の失敗譚。
てんしち
てんしち [0] 【転質】
〔「てんじち」とも〕
質権者が質権の存続期間内に,質物を自己の債務の担保としてさらに質入れすること。
てんしつ
てんしつ [1] 【天質】
生まれつきの資質。天資。天性。
てんしどう
てんしどう 【天師道】
⇒五斗米道(ゴトベイドウ)
てんしゃ
てんしゃ [0] 【転写】 (名)スル
(1)他の書物・図版などから写し取ること。「原本から―する」
(2)〔transcription〕
DNA のヌクレオチド配列を相補的 RNA に写し取る反応。遺伝子の遺伝情報に基づくタンパク質合成反応の第一段階。
→逆転写
(3)〔transcription〕
何らかのテキストを,音韻論的もしくは音声学的な解釈を加えた上で,体系的に別の文字で書き換えること。単なる機械的な書き換えとは区別される。
→翻字
(4)磁気録音テープ・ VTR テープなどが巻き付けられたまま保存されることにより,重なり合った部分の信号が混ざり込む現象。音質や画質劣化の原因となる。
てんしゃ
てんしゃ【転写する】
copy;→英和
transcribe.→英和
転写インキ(用紙) transfer ink (paper).
てんしゃ
てんしゃ [1] 【天赦】
「天赦日(テンシヤニチ)」に同じ。
てんしゃいんさつ
てんしゃいんさつ [4] 【転写印刷】
文様などを印刷した転写紙を,表面にニスやゼラチンを塗ったガラス・陶器・金属・木材などに貼り付け,紙の裏から水分を与えて転写する方法。
てんしゃく
てんしゃく [0] 【天錫】
天から授かった物。天賦。
てんしゃく
てんしゃく [1][0] 【天爵】
天から授かった優れた徳。生まれつき備わっている徳をいう。
⇔人爵
てんしゃく
てんしゃく [0] 【転借】 (名)スル
人が借りているものを,さらに借りること。またがり。「本を―して読む」
てんしゃく
てんしゃく【転借】
⇒又借り.
てんしゃこうそ
てんしゃこうそ [4] 【転写酵素】
転写{(2)}を触媒する酵素。真核細胞では仁(ジン)にあってリボソーム RNA の合成に関与するものと,核質にあって伝令 RNA の前駆体あるいは転移 RNA の合成に関与するものなど数種ある。RNA ポリメラーゼ。
てんしゃし
てんしゃし [3] 【転写紙】
ゼラチン・卵白・デンプンなどでつくった糊を塗った紙。転写印刷・石版印刷・移し絵などに用いられる。
てんしゃせきばん
てんしゃせきばん [4] 【転写石版】
⇒石版印刷
てんしゃだい
てんしゃだい【転車台】
a turntable.→英和
てんしゃだい
てんしゃだい [0][3] 【転車台】
機関車・車両などの方向転換のために使用する回転台。ターン-テーブル。
てんしゃにち
てんしゃにち [3] 【天赦日】
暦注の一。万事に吉とする日。春は戊寅(ツチノエトラ),夏は甲午(キノエウマ),秋は戊申(イヌイサル),冬は甲子(キノエネ)の日。
てんしゃプリント
てんしゃプリント [5] 【転写―】
模様を描いた紙・金属板などに布を押し当てて図柄を転写する方式のプリント。乾式と湿式がある。
てんしゅ
てんしゅ【店主】
<米> a storekeeper;→英和
<英> a shopkeeper.→英和
てんしゅ
てんしゅ [1] 【天衆】
〔「てんじゅ」とも〕
〔仏〕 四天王・梵天(ボンテン)・帝釈(タイシヤク)天を初めとして,天に住するものの総称。
てんしゅ
てんしゅ【天主】
the Lord.天主堂 a cathedral;→英和
a church.→英和
てんしゅ
てんしゅ [1] 【店主】
店の主人。店のあるじ。
てんしゅ
てんしゅ [1] 【天趣】
(1)〔仏〕 六趣の一。天上界。天道。
(2)自然の趣(オモムキ)。
てんしゅ
てんしゅ [1] 【天守・天主】
城の中心部に設けられた大櫓(オオヤグラ)。戦時には物見台・司令塔,弓・鉄砲使用のための足場として,また平時には武器庫として用いた。織田信長が安土城に五層七重のものを造営して以後,多層大形のものが多く出現した。天守閣。
てんしゅ
てんしゅ [1] 【天主】
(1)中国・朝鮮・日本のカトリック教会で,神のこと。
〔中国では一六世紀以来,上帝と併用され,日本では幕末以降,広く用いられた〕
(2)仏教で,諸天の中心をなすもの。帝釈(タイシヤク)天・毘沙門(ビシヤモン)天をさすことが多い。
(3)古代中国で,宇宙をつかさどるとされた八神の一。
てんしゅう
てんしゅう [0] 【転宗】 (名)スル
信仰していた宗教・宗派を棄ててあらためること。改宗。
てんしゅう
てんしゅう [1] 【天衆】
⇒てんしゅ(天衆)
てんしゅかく
てんしゅかく [3] 【天守閣】
「天守」に同じ。
てんしゅかく
てんしゅかく【天守閣】
a castle tower;a keep.→英和
てんしゅきょう
てんしゅきょう [0] 【天主教】
中国・朝鮮・日本でのローマ-カトリック教の呼称。日本では現在用いられていない。
てんしゅきょうかい
てんしゅきょうかい [4] 【天主教会】
ローマ-カトリック教会のこと。
てんしゅく
てんしゅく [0] 【転宿】 (名)スル
宿所を変えること。やどがえ。「―しようとしてもかねがないから/放浪(泡鳴)」
てんしゅこうきょうかい
てんしゅこうきょうかい 【天主公教会】
日本におけるローマ-カトリック教会の明治・大正期の呼称。公教会とも略される。
てんしゅつ
てんしゅつ [0] 【点出】 (名)スル
提示すること。示して見せること。「ひとりの人物が,余が視界に―された/草枕(漱石)」
てんしゅつ
てんしゅつ【転出する】
move <to> ;→英和
be transferred <to> (転任).
てんしゅつ
てんしゅつ [0] 【転出】 (名)スル
(1)他の土地に移るために,その土地を去ること。
⇔転入
「県外へ―する」
(2)他の職場へ転任すること。「福岡支社へ―する」
てんしゅどう
てんしゅどう [0] 【天主堂】
天主教の教会堂。
てんしゅばん
てんしゅばん [3] 【天守番】
江戸幕府の職名。江戸城天守の守衛にあたったもの。
てんしゅまい
てんしゅまい [0] 【天守米】
(1)城の天守に備えておく上質の米。城米。
(2)上等な米。「朝夕も余所は皆赤米なれども,此方(コチ)は播州の―/浮世草子・一代女 4」
てんしゅん
てんしゅん [0] 【転瞬】
まばたきすること。非常に短い時間のたとえ。「―の間に君の隠袋(ポケツト)の裏に移転してしまつたんだぜ/明暗(漱石)」
てんしょ
てんしょ【添書】
a letter of introduction[recommendation].
てんしょ
てんしょ [0] 【添書】
使者に持たせたり,贈り物に添えたりする書状。添え状。
てんしょ
てんしょ [0] 【転所】 (名)スル
(1)住所・場所を変えること。
(2)〔法〕 裁判官が他の任地へ移ること。
てんしょ
てんしょ【篆書】
a seal character.
てんしょ
てんしょ [0] 【篆書】
漢字の古書体の一。大篆・小篆があり,隷書・楷書のもとになった。現在は,印章などに使われる。篆文(テンブン)。
てんしょ
てんしょ [1] 【典書】
平安時代,書司(フミノツカサ)の次官。
てんしょう
てんしょう 【天承】
年号(1131.129-1132.8.11)。大治の後,長承の前。崇徳(ストク)天皇の代。
てんしょう
てんしょう テンシヤウ 【天正】
年号(1573.7.28-1592.12.8)。元亀の後,文禄の前。正親町(オオギマチ)・後陽成天皇の代。
てんしょう
てんしょう [0] 【典掌】 (名)スル
つかさどること。担当すること。「軍事を―する」
てんしょう
てんしょう [0] 【典章】
規則。きまり。
てんしょう
てんしょう [0] 【天象】
天体の現象。太陽・月・星などの現象。また,空模様。
てんしょう
てんしょう [0] 【転生】 (名)スル
生まれ変わること。また,生活態度や環境を一変させること。てんせい。「明かるい生活に―しようと/暗夜行路(直哉)」
てんしょう
てんしょう [0] 【諂笑】 (名)スル
へつらって愛想笑いをすること。
てんしょうおおばん
てんしょうおおばん テンシヤウオホ― [5] 【天正大判】
1588年(天正16),豊臣秀吉が後藤徳乗に鋳造させた金貨。長円形の大判としては最古のもの。重さ約165グラム。表裏に桐の極印(ゴクイン)がある。
てんしょうぎ
てんしょうぎ [3] 【天象儀】
⇒プラネタリウム
てんしょうけんおうしせつ
てんしょうけんおうしせつ テンシヤウ― 【天正遣欧使節】
1582年(天正10)キリシタン大名大村純忠・大友義鎮(ヨシシゲ)・有馬晴信が,宣教師 A =バリニャーノの勧めによって,ローマ教皇グレゴリウス一三世およびスペイン国王フェリペ二世のもとに派遣した少年使節。正使伊東マンショ・千々石(チヂワ)ミゲル,副使原マルチノ・中浦ジュリアン。ゴア,リスボン,マドリードを経て85年ローマに入り,90年長崎に帰国した。
てんしょうこうだいじんぐう
てんしょうこうだいじんぐう テンセウクワウダイジングウ 【天照皇大神宮】
皇大神宮の別名。
てんしょうこばん
てんしょうこばん テンシヤウ― [5] 【天正小判】
1588年(天正16),豊臣秀吉が天正大判とともに鋳造させたと伝えられる金貨。長円形で,周囲に多数の小丸点があり,「天正」および桐の極印がある。江戸時代の正徳小判の贋造品ともいう。
てんしょうのこくなおし
てんしょうのこくなおし テンシヤウ―コクナホシ 【天正の石直し】
⇒太閤検地(タイコウケンチ)
てんしょうカルタ
てんしょうカルタ テンシヤウ― [5] 【天正―】
ポルトガル人の伝えたカルタを日本風に改変したもの。一(ピン)から一二(キリ)まで四枚ずつ,四八枚を一組とする。しばしば賭博に用いられた。
てんしょく
てんしょく [0][1] 【天色】
(1)空模様。天気。「―暴風の兆を露はし/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)空の色。「―海光転た朗かに/日本風景論(重昂)」
てんしょく
てんしょく [1] 【天職】
〔天から与えられた職務の意〕
(1)その人の性質・能力にふさわしい職業。「教師を―と考える」
(2)神聖な職業。特に,天子が国家を統治する職務。
(3)江戸時代の遊女の階級の一。天神(テンジン)。
てんしょく
てんしょく [0] 【転職】 (名)スル
職業をかえること。
てんしょく
てんしょく【転職】
⇒転業.
てんしょく
てんしょく【天職】
a mission;→英和
a vocation;→英和
a calling.→英和
てんしょくざい
てんしょくざい [4] 【展色剤】
着色剤(絵の具・塗料・印刷インクなど)の成分の一。顔料を均質に分散展開させ,物体の表面に固着させる媒体。乾性油・樹脂・溶剤など。顔料粉末と混ぜて練り合わせる。ビヒクル。
てんしん
てんしん [0] 【天真】 (名・形動)[文]ナリ
純粋な性質。自然のままで飾りけのないこと。また,そのようなさま。「眼に―な処を現はした顔を/小公子(賤子)」
てんしん
てんしん【転身する】
change one's course.
てんしん
てんしん [0] 【転針】 (名)スル
船などの針路変更。
てんしん
てんしん [0] 【点心】
〔古くは「てんじん」〕
(1)禅家で,昼食前にとる簡単な食事。また,昼食。
(2)茶会などの茶請(チヤウケ)。または簡単な料理。
(3)中国料理で,
(ア)簡単な食事代わりにもなる小食。麺・粥・餅・饅頭など。
(イ)食事の菜と菜の間に供して,献立に変化をつけるもの。杏仁豆腐など。
(ウ)菓子。月餅など。
てんしん
てんしん 【天心】
⇒岡倉(オカクラ)天心
てんしん
てんしん [0] 【転進】 (名)スル
進む方向を変えること。「南方へ―する」
〔旧軍隊で「退却」の代わりに用いた〕
てんしん
てんしん 【天津】
中国,華北の海河下流に位置する河港都市。北京の外港。製鉄・綿・羊毛などの工業が発達。政府の直轄市で,大運河と海河の合流点に当たり水陸交通の要衝。かつては日英仏などの租界があった。ティエンチン。
てんしん
てんしん [0] 【天神】
⇒てんじん(天神)
てんしん
てんしん [0] 【天心】
(1)空のまんなか。空の中心。「月―貧しき町を通りけり/蕪村句集」
(2)天の心。天子の心。
てんしん
てんしん [0] 【転身】 (名)スル
〔身を転ずる意〕
身分・職業・生活方針などをすっかり変えること。「実業家に―する」
てんしんじょうやく
てんしんじょうやく 【天津条約】
(1)アロー戦争の結果,1858年に清と英・仏・米・露との間に結ばれた条約。外交使節の北京常駐,内地旅行,開港場の増加,キリスト教の公認などを定めた。
(2)1871年に結ばれた日・清両国間の通商条約。
→日清修好条規
(3)朝鮮の甲申事変に関連し,1885年に日・清両国間で結ばれた協定。朝鮮からの日・清両軍の撤兵を約し,将来における朝鮮への出兵の条件を定めた。
(4)清仏戦争の結果,1885年に清・仏両国間に結ばれた条約。清は,ベトナムがフランスの保護国であることを承認。
てんしんどくろう
てんしんどくろう [0] 【天真独朗】
〔仏〕 最澄が唐に留学した際,止観の奥義として道邃(ドウスイ)より口伝(クデン)されたという「摩訶止観」中の語。我々の心に起こる諸意識は本来は生ずることも滅することもなく,また相互に相違のない平等なものであるということを会得することによって,宇宙の真理が明らかになり,凡夫が生死を超えて仏となること。天台宗のほか,禅宗でも用いる。
てんしんらんまん
てんしんらんまん【天真爛漫な】
naïve;artless;→英和
innocent.→英和
てんしんらんまん
てんしんらんまん [0] 【天真爛漫】 (名・形動)[文]ナリ
純真で心の中が素直に表れていること。無邪気でこだわることがないこと。また,そのさま。「―な子供たち」「―に振る舞う」
[派生] ――さ(名)
てんじ
てんじ【展示する】
exhibit;→英和
(put things on) display.→英和
‖展示場 an exhibition hall.展示会 <hold> an exhibition[a show].展示品 an exhibit.
てんじ
てんじ [0] 【篆字】
篆書体の文字。篆文。
てんじ
てんじ テンヂ 【天治】
年号(1124.4.3-1126.1.22)。保安の後,大治の前。崇徳(ストク)天皇の代。
てんじ
てんじ [0] 【展示】 (名)スル
作品などを並べて,多くの人に見せること。「生徒の絵を―する」
てんじ
てんじ [0] 【点字】
盲人が指先の触覚により読解する記号文字。縦三点横二列の六点の凸状の点の組み合わせによる六四種の記号を基本として,アルファベット・数字などを表す。1829年フランスのブライユ(Louis Braille 1809-1852)により考案され,日本でも1890年(明治23)東京盲唖学校の石川倉次(1858-1945)がブライユ式を基として五十音を表記する日本点字を完成。
点字[図]
てんじ
てんじ【点字】
<a book in> braille.→英和
てんじ
てんじ [1] 【典侍】
(1)明治以後,宮中の最高位の女官。
(2)「ないしのすけ(典侍)」に同じ。
てんじく
てんじく テンヂク [1] 【天竺】
(1)日本・朝鮮・中国で,インドの古称。「唐(カラ)―」
(2)名詞に付いて,「舶来」「遠方」などの意を表す。「―いも」
(3)「天竺木綿(モメン)」の略。
(4)空。高い所。「―のうへ帰るべいこともできないから/滑稽本・膝栗毛 2」
(5)〔「唐(カラ)過ぎる」の洒落で〕
辛過ぎる,の意を表す。「―味噌(ミソ)」「―醤(ビシオ)」
てんじく
てんじく【天竺】
India.→英和
‖天竺葵(あおい)《植》a geranium.天竺ねずみ a guinea pig.
てんじくあおい
てんじくあおい テンヂクアフヒ [5] 【天竺葵】
ゼラニウムの別名。[季]夏。
てんじくがく
てんじくがく テンヂク― [4] 【天竺楽】
⇒林邑楽(リンユウガク)
てんじくだい
てんじくだい テンヂクダヒ [4] 【天竺鯛】
スズキ目の海魚。全長約9センチメートル。体は長楕円形で側扁する。体色は白っぽく,体側に約一〇条の灰褐色の横帯がある。産卵後,雄が口中に卵塊を含んで孵化まで保護する習性がある。食用となる。本州中部以南に広く分布。
てんじくとくべえ
てんじくとくべえ テンヂクトクベヱ 【天竺徳兵衛】
江戸初期の商人。播磨の人。数度のインド方面への渡航の見聞を記して長崎奉行に提出,歌舞伎「天竺徳兵衛韓噺(イコクバナシ)」などに脚色される。生没年未詳。
てんじくねずみ
てんじくねずみ テンヂク― [5] 【天竺鼠】
齧歯(ゲツシ)目テンジクネズミ科の哺乳類。南アメリカのペルー原産。頭胴長約25センチメートルで,尾はない。体色は白色・黒色・赤褐色その他変化が多い。昼行性で,植物質のものを主食とする。性質はおとなしく,実験動物や愛玩用に飼育される。豚鼠。
→モルモット
てんじくぼたん
てんじくぼたん テンヂク― [5] 【天竺牡丹】
ダリアの別名。[季]夏。
てんじくぼだいじゅ
てんじくぼだいじゅ テンヂク― [6] 【天竺菩提樹】
インドボダイジュの別名。
てんじくまめ
てんじくまめ テンヂク― [4] 【天竺豆】
ソラマメの異名。
てんじくもめん
てんじくもめん テンヂク― [5] 【天竺木綿】
やや太番手の糸で経緯(タテヨコ)同じ密度で平織りにした綿織物。袋物・敷布・衣服の裏地などに用いる。天竺。
てんじくよう
てんじくよう テンヂクヤウ [0] 【天竺様】
⇒大仏様(ダイブツヨウ)
てんじくろうにん
てんじくろうにん テンヂクラウ― [5] 【天竺浪人】
〔「天竺」は「逐電(チクデン)」の倒語という〕
住所不定の人。浮浪人。
てんじつ
てんじつ [0][1] 【天日】
太陽。
てんじつえん
てんじつえん [4] 【天日塩】
⇒てんぴじお(天日塩)
てんじて
てんじて 【転じて】 (連語)
(接続詞的に用いて)視点・話題などを変えて。ところで。「―物理学の分野においては…」
てんじてんのう
てんじてんのう テンヂテンワウ 【天智天皇】
(626-671)「日本書紀」で第三八代天皇の漢風諡号(シゴウ)(在位 668-671)。名は葛城(カヅラキノ)皇子。一名開別(ヒラカスワケノ)皇子とも。中大兄(ナカノオオエノ)皇子は他の「大兄」と区別するための呼び名。和風諡号は天命開別(アメミコトヒラカスワケ)。舒明天皇第二皇子。645年(大化1)中臣鎌足と図って蘇我(ソガ)氏を滅ぼし,皇太子として改新政治を主導。即位後,都を大津に移し,近江令を制定。また庚午年籍(コウゴネンジヤク)を作り,律令体制の基礎を築いた。万葉集に歌を収める。
てんじとしょかん
てんじとしょかん [5] 【点字図書館】
盲人を対象に,点字図書や録音図書(テープ)などを郵送で貸し出しする施設。身体障害者福祉法に基づいて設置。
てんじゃ
てんじゃ [1][0] 【点者】
連歌・俳諧・雑俳などで,評点を施し,作品の優劣を判定する人。判者。
てんじゃく
てんじゃく [0] 【典籍】
〔「じゃく」は呉音〕
⇒てんせき(典籍)
てんじゅ
てんじゅ【天授の】
sacred;→英和
gifted by nature.
てんじゅ
てんじゅ [1] 【天寿】
天から授かった寿命。
てんじゅ
てんじゅ [1] 【天授】
天から授かったもの。また,生まれつき備わっているもの。天性。
てんじゅ
てんじゅ 【天授】
南朝の年号(1375.5.27-1381.2.10)。文中の後,弘和の前。長慶天皇の代。
てんじゅ
てんじゅ [1] 【転手】
琵琶・三味線の棹(サオ)の頭部にある,弦を巻きつける棒。これをしめたりゆるめたりして調子を整える。糸巻き。てんじん。てんじ。
てんじゅ
てんじゅ【天寿を全うする】
die a natural death;die of old age.
てんじゅ=を全(マツト)う∘する
――を全(マツト)う∘する
十分長生きして死ぬ。
てんじゅう
てんじゅう [0] 【転住】 (名)スル
住居を変えること。転居。
てんじゅう
てんじゅう [0] 【填充】 (名)スル
詰めていっぱいにすること。充填。「土で―する」
てんじゅこく
てんじゅこく [3] 【天寿国】
聖徳太子の往生したとされる浄土の名。
〔无寿(ムジユ)国すなわち無量寿国,極楽浄土の誤記か〕
てんじゅこくまんだら
てんじゅこくまんだら 【天寿国曼荼羅】
聖徳太子の没後,妃の橘大郎女が,太子と太子の母后の天寿国にある姿を縫いとりさせて作らせた繍帳(シユウチヨウ)。原物は二帳であったが,現在は残片が中宮寺に残る。国宝。天寿国繍帳。
てんじょ
てんじょ [1] 【天助】
天の助け。神の助け。天佑(テンユウ)。
てんじょう
てんじょう [0] 【添乗】 (名)スル
他の人に付き添って乗り物に乗ること。特に,旅行社の者が団体旅行などに付き添うこと。
てんじょう
てんじょう [0] 【天壌】
天と地。天地。「―の隔たり」
てんじょう
てんじょう [0] 【典常】
模範とすべき不変の道。
てんじょう
てんじょう [0] 【点定】
(1)指定すること。
(2)中世,荘園領主・地頭などが,他人の財産を実力で差し押さえる行為。
てんじょう
てんじょう [0] 【天上】 (名)スル
(1)空。空の上。天。「―の音楽」
(2)天に上ること。また,死ぬこと。昇天。「細き長き物の―するを見たりき/妾の半生涯(英子)」「親の―し給ひてのち/宇津保(俊蔭)」
(3)仏教で,天人の世界。天道。天上界。
→天
→六道
(4)程度が最もはなはだしいこと。最高。「あほらしいの―といふもの/文明開化(祐一)」
(5)二階。「―へ上がつて寝ますべい/滑稽本・膝栗毛 2」
てんじょう
てんじょう [0] 【転乗】 (名)スル
他の乗り物に乗りかえること。
てんじょう
てんじょう [0] 【天井】
(1)部屋の上部を限る面。屋根裏や上の階の床下を隠すためや,ちりよけ・保温のために板などを張る。組入(クミイレ)天井・格(ゴウ)天井・竿縁(サオブチ)天井・鏡(カガミ)天井などがある。
(2)物の内部の,一番高いところ。「箱の―に穴をあける」
(3)物価や相場の一番高いところ。
⇔底
「―を突く」
てんじょう
てんじょう [0] 【殿上】
(1)宮殿・殿堂の内部。
(2)宮中。また,禁中。
(3)清涼殿の殿上の間。また,紫宸殿のうち。上。
(4)清涼殿の殿上の間に昇ること。また,それを許されること。「これかれぞ―などもせねば/蜻蛉(上)」
(5)「殿上人」の略。「殿を始め奉りて―と地下と皆参りぬ/枕草子(二四二・春曙抄)」
てんじょう
てんじょう [0] 【纏繞】 (名)スル
まといつくこと。からまりついて邪魔をすること。「筆端に―して,厭ふべき拘束を加へようとするであらう/渋江抽斎(鴎外)」
てんじょう
てんじょう【天上の】
heavenly;→英和
celestial.→英和
天上天下唯我独尊 Holy am I alone throughout heaven and earth.
てんじょう
てんじょう【天井】
<on> the ceiling;→英和
the ceiling price (相場の).〜裏で in the ceiling.〜知らずの soaring <prices> .
てんじょう=の節穴(フシアナ)を数える
――の節穴(フシアナ)を数える
何もすることがなく退屈なさま。
てんじょう=を見せる
――を見・せる
〔人をあおむけに倒す意から〕
苦しめる。「お袋に―・せられたな/滑稽本・浮世風呂 1」
てんじょう=天下
――天下((テンジヨウテンゲ))唯我独尊(ユイガドクソン)
〔仏〕
〔釈迦が誕生した時,四方に七歩ずつ歩み,右手で天を,左手で地を指して唱えたという言葉〕
宇宙の中で我より尊いものはない。てんじょうてんがゆいがどくそん。誕生偈(タンジヨウゲ)。
てんじょういん
てんじょういん [3] 【添乗員】
団体旅行の客に付き添って世話をする旅行会社の職員。
てんじょういん
てんじょういん【添乗員】
a tour conductor.
てんじょううら
てんじょううら [0] 【天井裏】
天井と屋根との間。屋根裏。
てんじょうかい
てんじょうかい [3] 【天上界】
(1)天上にあるという世界。天界。
(2)「天上{(3)}」に同じ。
てんじょうかかく
てんじょうかかく [5] 【天井価格】
⇒シーリング-プライス
てんじょうが
てんじょうが [0] 【天井画】
天井に装飾として描かれる絵。
てんじょうがわ
てんじょうがわ [3] 【天井川】
河床がそのまわりの土地よりも高くなった河川。
てんじょうさじき
てんじょうさじき [5] 【天井桟敷】
劇場で,後方最上階の低料金の席。つんぼさじき。
てんじょうさだめ
てんじょうさだめ [5] 【殿上定め】
平安時代,親王以下の公卿が清涼殿の殿上で臨時におこなった政議。
てんじょうしらず
てんじょうしらず [5] 【天井知らず】
物価や相場が高騰して,どこまで上がるかわからない状態であること。
てんじょうそうこうきじゅうき
てんじょうそうこうきじゅうき [10] 【天井走行起重機】
建物内側の両側面上部に設けたレールを使って移動する起重機。工場・倉庫内の貨物の運搬に用いる。天井クレーン。
てんじょうつかみそこたたき
てんじょうつかみそこたたき [5][3] 【天井掴み底たたき】
相場の最も高いところ(天井)で買い,最も低いところ(底)で売ること。下手な売買のたとえ。
てんじょうてんげ
てんじょうてんげ [5] 【天上天下】
天上の世界と天の下の世界。全世界。
てんじょうなげし
てんじょうなげし [5] 【天井長押】
天井回り縁の下にこれと接して取り付けた長押。
てんじょうぬけ
てんじょうぬけ [0] 【天井抜け】
気兼ねや遠慮がないこと。とめどがないこと。底抜け。「―の大騒ぎ/洒落本・客者評判記」
てんじょうね
てんじょうね [3] 【天井値】
取引で,一定の期間中の相場が一番高いときの値段。
⇔底値(ソコネ)
てんじょうのうちろんぎ
てんじょうのうちろんぎ 【殿上の内論議】
正月一四日,御斎会(ゴサイエ)の結願の日に,天皇の前で最勝王経を論議すること。
てんじょうのえんすい
てんじょうのえんすい 【殿上の淵酔】
平安時代,正月・五節・臨時の大礼などのあと,清涼殿に殿上人を招き行われる酒宴。
てんじょうのずりょう
てんじょうのずりょう 【殿上の受領】
殿上人で国守を兼ねた者。
てんじょうののりゆみ
てんじょうののりゆみ 【殿上の賭弓】
恒例の賭弓のほかに,臨時に天皇が殿上の侍臣に弓を射させて御覧になる儀式。
てんじょうのふだ
てんじょうのふだ 【殿上の簡】
殿上の間にかけてある,殿上人の官職と姓名を記した札。日給(ニツキユウ)の簡。
てんじょうのま
てんじょうのま 【殿上の間】
清涼殿の南庇(ミナミビサシ)にある,殿上人の詰め所。院の御所にもあった。殿上。
てんじょうびと
てんじょうびと [3] 【殿上人】
(1)清涼殿の殿上の間に昇ることを許された者。四位・五位の中で特に許された人および六位の蔵人。雲の上人(ウエビト)。雲上人(ウンジヨウビト)。うえびと。堂上(ドウジヨウ)。
⇔地下(ジゲ)
(2)上皇・女院・東宮などの殿上の間に昇ることを許された者。「内・春宮・院の―,方々にわかれて/源氏(若菜下)」
てんじょうまもり
てんじょうまもり [5] 【天井守】
植物ヤツブサの別名。
てんじょうまゆ
てんじょうまゆ [5] 【殿上眉・天上眉】
「高眉(タカマユ)」に同じ。殿上人にこの風習があったことからいう。
てんじょうむきゅう
てんじょうむきゅう [0][5] 【天壌無窮】
天地とともに永遠に続くこと。
てんじょうむきゅうのしょうちょく
てんじょうむきゅうのしょうちょく 【天壌無窮の詔勅】
日本書紀神話で,天孫降臨の際,天照大神(アマテラスオオミカミ)が天孫,火瓊瓊杵尊(ホノニニギノミコト)に言ったと伝えられる言葉。天皇家が日本を支配すべきことと,その繁栄の永続性を寿(コトホ)ぐ内容の言葉。
てんじょうわらわ
てんじょうわらわ 【殿上童】
(1)公卿の子で,宮中の作法を見習うために,元服前に殿上を許されて出仕する少年。上童(ウエワラワ)。「大きにはあらぬ―の,さうぞき立てられて/枕草子 151」
(2)「小舎人(コドネリ){(1)}」に同じ。「―につかひ給ける年十さいばかりなる/宇津保(藤原君)」
てんじょうクレーン
てんじょうクレーン [6] 【天井―】
⇒天井走行起重機(テンジヨウソウコウキジユウキ)
てんじる
てんじる【点じる】
drop (たらす);→英和
light (点火);→英和
make <tea> (茶を).→英和
てんじる
てんじる【転じる】
change;→英和
alter;→英和
turn;→英和
shift;→英和
move <to> (移転);→英和
be transferred <to> (転任).
てんじる
てん・じる [0][3] 【転じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「転ずる」の上一段化〕
「転ずる」に同じ。「方向を右に―・じる」
てんじる
てん・じる [0][3] 【点じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「点ずる」の上一段化〕
「点ずる」に同じ。「あかりを―・じる」
てんじん
てんじん [0] 【天神】
(1)あまつかみ。高天原(タカマノハラ)系統の神。てんしん。
⇔地祇(チギ)
(2)菅原道真の神号,天満大自在天神の略。また,菅原道真をまつった天満宮。
(3)〔揚げ代の二五文を天神の縁日(二五日)にかけていう〕
遊女の階級の一。上方で,太夫(タユウ)に次ぐもの。天職。
(4)梅干しの核(サネ)の俗称。
(5)天神髷(マゲ)の略。
(6)能面の一。怒りの相を表した神霊用の面。
てんじん
てんじん 【天親】
⇒世親(セシン)
てんじん
てんじん [0] 【転軫】
「転手(テンジユ)」に同じ。
てんじん
てんじん [0] 【天人】
天と人。天意と人事。
てんじんこう
てんじんこう [0] 【天神講】
菅原道真の命日二月二五日または毎月二五日に行う,天満天神の祭礼。古く,寺子屋などで行なった。天神祭。
てんじんさま
てんじんさま [5][6] 【天神様】
天満宮の祭神である菅原道真,また天満宮を敬っていう語。
てんじんざき
てんじんざき 【天神崎】
和歌山県田辺市西部,田辺湾北部の崎。1974年(昭和49)からナショナル-トラストの保護運動が展開。87年,地元の住民団体が初の自然環境保全法人として認定された。
てんじんしちだい
てんじんしちだい [6] 【天神七代】
記紀神話で,国常立尊(クニノトコタチノミコト)より伊弉諾尊(イザナキノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)に至る七代の時代,また,その神々の総称。伊勢神道の説で,地神(チジン)五代(天照大神(アマテラスオオミカミ)より鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)に至る五代)に対していう。「古事記」では国之常立神(クニノトコタチノカミ),豊雲野神(トヨクモノノカミ),宇比地邇神(ウイジニノカミ)・須比智邇神(スイジニノカミ)(この二神以下の対偶神は二神で一代),角杙神(ツノグイノカミ),活杙神(イクグイノカミ),意富斗能地神(オオトノジノカミ)・大斗乃弁神(オオトノベノカミ),於母陀流神(オモダルノカミ)・阿夜訶志古泥神(アヤカシコネノカミ),伊邪那岐神(イザナキノカミ)・伊邪那美神(イザナミノカミ)の七代,「日本書紀」では国常立尊,国狭槌尊(クニノサツチノミコト),豊斟渟尊(トヨクムヌノミコト)・埿土煮尊(ウイジニノミコト)・沙土煮尊(スイジニノミコト),大戸之道尊(オオトノジノミコト)・大苫辺尊(オオトマベノミコト),面足尊(オモダルノミコト)・惶根尊(カシコネノミコト),伊弉諾尊・伊弉冉尊の七代と相違がある。神世七代(カムヨナナヨ)。
てんじんしんこう
てんじんしんこう [5] 【天神信仰】
菅原道真を天満大自在天神として崇める信仰。御霊信仰として発祥したが,現在では学業の神,受験の神として信仰を集めている。
てんじんちぎ
てんじんちぎ [5] 【天神地祇】
(1)天の神と地の神。天つ神と国つ神。あらゆる神々。
〔日本では,高天原(タカマノハラ)に生成または誕生した神々を天神,初めから葦原中国(アシハラノナカツクニ)に誕生した神を地祇とする〕
(2)仏教で,天界に住む夜叉・梵天・帝釈天などの天神と,地界に住む堅牢地神・八大竜王などの地祇の総称。
てんじんひげ
てんじんひげ【天神髭】
a walrus mustache.
てんじんひげ
てんじんひげ [3] 【天神髭】
(菅原道真の肖像にあるような)両端のさがった口ひげ。
てんじんまげ
てんじんまげ [3] 【天神髷】
女性の髪形の一。髷を二分して左右に輪をつくり,根元に立てた簪(カンザシ)に余りの毛をかけて止めるもの。天神結び。天神。
天神髷[図]
てんじんまつり
てんじんまつり [5] 【天神祭】
(1)「北野祭(キタノマツリ)」に同じ。
(2)「天神講(テンジンコウ)」に同じ。
(3)「天満祭(テンママツリ)」に同じ。[季]夏。
てんじブロック
てんじブロック [5] 【点字―】
単独で歩く盲人の安全を図るため歩道や駅のプラットホームに敷設されたブロック。停止や方向転換の位置を示す点状ブロック,誘導用の線状ブロックがある。
てんす
てんす [0] 【天須】
スズキ目の海魚。全長約30センチメートル。ベラの一種。頭部がやや大きく体は著しく側扁し,背びれ前部の日本の棘(トゲ)が三本目と離れている。体色は淡紅色で四条の濃赤色の幅広い横帯があり,雌は背部に青黒色の小円斑がある。食用。本州中部以南の砂泥底に分布。
てんす
てん・す 【典す】 (動サ変)
〔「てんず」とも〕
質に入れる。「質屋に衣類を―・し五円を得/欺かざるの記(独歩)」
てんすい
てんすい [0] 【天水】
(1)空から降った水。雨水。
(2)空と海。「―茫茫として/平家 7」
(3)「天水桶(オケ)」の略。
てんすい
てんすい【天水】
rain water.
てんすい
てんすい [0] 【点水】
(1)水をさすこと。
(2)水差し。
てんすいおけ
てんすいおけ [5][3] 【天水桶】
防火用に雨水を貯えておく桶。
天水桶[図]
てんすいでん
てんすいでん [3] 【天水田】
天水だけに依存している水田。
てんすいば
てんすいば [0] 【天水場】
灌漑用水がなく,雨水に頼って耕作する地帯。
てんすう
てんすう【点数】
[評点]marks;[競技の]points;a score.→英和
点数制 the numerical system of rating (保険診療の).
てんすう
てんすう [0] 【天枢】
(1)天の中心。
(2)鍼灸(シンキユウ)医学のつぼ(経穴)の一。臍(ヘソ)の左右約6センチメートルのところ。
てんすう
てんすう [3] 【点数】
(1)得点のかず。
(2)品物のかず。しなかず。
てんすう
てんすう [3] 【添数】
「添え字{(2)}」に同じ。
てんすう=を稼(カセ)ぐ
――を稼(カセ)・ぐ
相手の心証をよくするなどして,自分の評価を上げる。
てんず
てんず [0] 【点図】
「ヲコト点」を一覧できるように図にまとめたもの。正方形の枠を漢字になぞらえて,符号の形や位置ごとに読み方を示す。
てんず
てんず (連語)
〔完了の助動詞「つ」の未然形「て」に,「むとす」の転「んず」の付いたもの〕
…してしまうだろう。…してしまおう。「恥を見―と思へども,すべきやうなし/宇治拾遺 2」
てんずみ
てんずみ [0] 【点炭】
茶の湯の炭手前で,最後に点ずる小形の炭。実用と風致を兼ねる。とめずみ。添炭。
てんずる
てん・ずる [3] 【囀ずる】 (動サ変)[文]サ変 てん・ず
さえずる。「花間に―・ずる小鳥」
てんずる
てん・ずる [0][3] 【転ずる】 (動サ変)[文]サ変 てん・ず
□一□(他動詞)
(1)(方向・状態などを)変える。移し変える。「話題を―・ずる」「目を―・ずる」
(2)まわす。回転させる。「車輪を―・ずべくぞなりにけり/西国立志編(正直)」
□二□(自動詞)
(1)(方向・状態などが)変わる。移り変わる。「矛先が―・ずる」「経済界から政界に―・ずる」
(2)まわる。回転する。「車輪は恰も同一の軸にありて―・ずる如く/義血侠血(鏡花)」
てんずる
てん・ずる [0][3] 【点ずる】 (動サ変)[文]サ変 てん・ず
(1)筆の先などでちょんとしるしを付ける。また,点を打って連ねる。「紅を―・ずる」「必要な言葉丈を―・じては逃げた/それから(漱石)」
(2)あかりをつける。火をともす。「火を―・ずる」
(3)しずくなどをたらす。したたらす。「目薬を―・ずる」
(4)漢文に訓点をつける。「経文に朱で―・ずる」
(5)茶をたてる。「茶を―・ずる」
(6)時・所などを指定する。選定する。「諸陵の所を―・じて/今昔 24」
(7)書き入れる。つける。さす。「唇に朱を―・ずる」
(8)多くの中から選び定める。「大和国と名づけるうねびの山を―・じて帝都をたて/平家 5」
(9)調べる。点検する。「近日宇多津において兵船を―・じ/太平記 14」
(10)けずる。没収する。「知らん所ども―・ぜよ/宇治拾遺 3」
てんせい
てんせい [0] 【天声】
(1)天の発する声。
(2)雷鳴。また,雷鳴のような大声。
てんせい
てんせい [1] 【天性】
■一■〔古くは「てんぜい」とも〕
生まれつき備わっていること。天から与えられた性質。「―の明るい気質」
■二■ (副)
まったく。「―知らずといふやらん/平家(六・長門本)」
てんせい
てんせい [0] 【展性】
金属が打撃や圧延によって,破壊を伴わずに薄い板や箔(ハク)になる性質。展性の最大なものは金。
てんせい
てんせい [0] 【点睛】
動物を描き,最後に睛(ヒトミ)を書き入れて完成させること。転じて,重要な部分を最後に加えて全体を完成させること。
→画竜(ガリヨウ)点睛
てんせい
てんせい [0] 【転成】 (名)スル
(1)性質のちがう他のものに変わること。
(2)ある語が本来の文法的機能を失って他の品詞としての性質を持つようになること。「動詞の連用形から―した名詞」「―名詞」
てんせい
てんせい [1][0] 【天成】
(1)天の成したこと。自然にできたこと。「―の要害」
(2)生まれつき。「―の才」
てんせい
てんせい【展性】
malleability (金属の).
てんせい
てんせい [0] 【填星】
土星の異名。鎮星(チンセイ)。
てんせい
てんせい [0][1] 【天生】
自然に生じること。うまれつき。「―の美人」「愛国者は詩人の如く―なり/求安録(鑑三)」
てんせい
てんせい【天性】
nature;→英和
[生まれつき]by nature;→英和
naturally.→英和
〜の natural;→英和
born.→英和
てんせい
てんせい [0] 【転生】 (名)スル
生まれ変わること。輪廻(リンネ)。てんしょう。
てんせい
てんせい【天成の】
natural;→英和
born.→英和
てんせい=を欠く
――を欠・く
大切な要点がおちている。
てんせいご
てんせいご [0] 【転成語】
ある品詞から他の品詞に転じた語。「光り」(動詞の連用形)→「光」(名詞),「露」(名詞)→「つゆ(知らず)」(副詞)の類。
てんせき
てんせき [0][1] 【典籍】
〔「てんじゃく」とも〕
書物。書籍。
てんせき
てんせき [0] 【転石】
基盤の岩石から離れ,流水などに押し流されたり,崖下などに転落している礫(レキ)。
てんせき
てんせき [0] 【転籍】 (名)スル
本籍や学籍を移すこと。「―届」
てんせき
てんせき【転籍する】
transfer one's domicile.
てんせき=苔(コケ)を生ぜず
――苔(コケ)を生ぜず
(1)活発な活動を続けている者は,いつまでも古くならないことのたとえ。
(2)一か所に落ちつかない者は大成しないことのたとえ。
てんせきち
てんせきち [4][3] 【転籍地】
転籍して新たに籍を置いた地。
てんせつ
てんせつ [0] 【点綴】
「てんてい(点綴)」の慣用読み。
てんせつ
てんせつ [0] 【転折】 (名)スル
折れ曲がること。「行違はんとする針路を―して/浮城物語(竜渓)」
てんせつ
てんせつ [0] 【点接】 (名)スル
接しながら点在すること。「大小の島嶼星羅―す/日本風景論(重昂)」
てんせん
てんせん [0] 【点線】
点が並んで線状になったもの。また,その線。
てんせん
てんせん [0] 【転戦】 (名)スル
場所を変えて戦うこと。移動しながら戦うこと。「各地を―する」
てんせん
てんせん [0] 【天仙】
天にいて,自由に雲中を飛行することのできる仙人。
⇔地仙
てんせん
てんせん [0] 【転遷】
うつりかわること。変遷。「世事―」
てんせん
てんせん【点線】
a dotted[perforated (切取りの)]line.
てんせん
てんせん【転戦する】
take part in various battles.
てんせんき
てんせんき [3] 【点線器】
ルーレット。トレーサー。
てんぜ
てんぜ [1] 【店是】
その店の運営上の方針。
てんぜん
てんぜん [0] 【典膳】
(1)中国で,天子の膳部のことをつかさどった官。
(2)律令制で,内膳司(ナイゼンシ)の次官。
(3)律令制で,膳司(ゼンシ)の次官。
てんぜん
てんぜん [0] 【輾然】 (ト|タル)[文]形動タリ
大いに笑うさま。「母は何故(ナニユエ)だ歟(カ)―と笑ひ出した/薄命のすず子(お室)」
てんぜん
てんぜん [0] 【靦然】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔「靦」はまのあたりに見る意〕
恥じる様子もないさま。厚かましいさま。「自ら択ぶ所なくして―として几に対(ムカ)へり/緑簑談(南翠)」
てんぜん
てんぜん [0] 【恬然】 (ト|タル)[文]形動タリ
物事にこだわらず,平気でいるさま。「―として恥じることを知らない」
てんそ
てんそ [1] 【天祖】
天皇の祖先。天照大神(アマテラスオオミカミ),または天照大神から国常立尊(クニノトコタチノミコト)までをいう。
てんそ
てんそ [1] 【天祚】
天子の位。帝位。
てんそ
てんそ [1] 【天鼠】
「こうもり(蝙蝠)」の別名。
てんそう
てんそう [0] 【天相】
俳諧で,支考が唱えた付合方法論「七名(シチミヨウ)八体」の八体の一。前句に対し,寒暖・陰晴などの天象をもって付ける付け方。
→七名八体
てんそう
てんそう [0] 【天窓】
(1)てんまど。
(2)あたま。
てんそう
てんそう【転送する】
forward.→英和
〜を乞う Please forward (封筒の上書き).
てんそう
てんそう [0] 【転送】 (名)スル
(1)送られてきたものをさらに別の場所に送ること。「転居先に―する」
(2)情報を移動させること。データを一方の装置から他の装置へ移動させること。
てんそう
てんそう [0] 【転漕】
〔「転」は陸上を,「漕」は水上を運ぶ意〕
陸路と水路とで兵糧(ヒヨウロウ)などを運ぶこと。「人馬共に疲れければ,―にこらへかねて/太平記 7」
てんそう
てんそう [0] 【伝奏】 (名)スル
〔「でんそう」とも〕
(1)取り次いで奏聞すること。
(2)院政期以降の公家の職名。院政期には摂関家・寺社などの奏請を院に取り次いだ。室町幕府の成立以降,武家伝奏ができ,幕府の意向を朝廷に取り次いだ。特に江戸時代は関白に次ぐ要職で,毎年3月,勅使として江戸に下り将軍に対面した。
→院の伝奏
→寺社伝奏
→武家伝奏
てんそうちふさい
てんそうちふさい テンサウチフ― [6] 【天曹地府祭】
陰陽道(オンヨウドウ)で六道の冥官をまつって祈祷する儀式。
てんそうやしき
てんそうやしき [5] 【伝奏屋敷】
江戸時代,武家伝奏や江戸下向の勅使の宿所として作られた屋敷。
てんそく
てんそく [0] 【填足】
不足を補うこと。補充。
てんそく
てんそく [0] 【天測】
(1)「天体観測」の略。
(2)航海者が船の位置を知るため,六分儀などで天体の方位・高度などを測定すること。
てんそく
てんそく [0] 【填塞】 (名)スル
満ちてふさがること。満たしふさぐこと。「心胸―し,一言をも道(イフ)こと能はず/西国立志編(正直)」
てんそく
てんそく [0] 【店則】
店で決められた規則。
てんそく
てんそく [0] 【天則】
天地自然の法則。天理。
てんそく
てんそく [0] 【纏足】
中国の旧習の一。女子の第一指を除く足指を幼児から足裏に曲げて布で固く縛り成長させないもの。小さい足が美人の条件とされ,南宋の頃から流行。清初に禁令が出されたが効果はなかった。二〇世紀に入り旧習打破の運動と婦人の自覚により急速にすたれた。
てんそく
てんそく【纏足】
bound feet.
てんそく
てんそく [0] 【典則】
規則。のり。
てんそくれき
てんそくれき [4] 【天測暦】
天測によって自船の位置を算出するために用いる暦表。毎日時の太陽・惑星・月および恒星の赤緯・赤経などが掲載されている。
てんそん
てんそん [0] 【天尊】
〔諸天中で最も尊い意〕
仏の別名。
てんそん
てんそん [0] 【天孫】
(1)天(アマ)つ神の子孫。
(2)天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫,瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)。
てんそんこうりん
てんそんこうりん [0] 【天孫降臨】
記紀神話で,瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が高皇産霊尊(タカミムスヒノミコト)・天照大神の命令で,葦原中国(アシハラノナカツクニ)を統治するために,高天原(タカマノハラ)から日向(ヒユウガ)国(=宮崎県)高千穂(タカチホ)峰に天降(アマクダ)ったこと。
てんぞ
てんぞ [1] 【典座】
〔仏〕
〔「ぞ」は唐音〕
六知事の一。禅寺で,多くの僧の床座・食事などの雑事をつかさどる役僧。のちには特に食事係の僧をいうようになった。
てんぞう
てんぞう [0] 【天造】
造物主がつくったもの。(人造に対して)天然にできたもの。
てんぞく
てんぞく【転属】
transfer.→英和
てんぞく
てんぞく [0] 【転属】 (名)スル
所属をかえること。また,所属がかわること。「中部支社に―する」
てんたい
てんたい [0] 【天体】
恒星・惑星・星雲・星団・銀河・星間物質,太陽・月など,宇宙に存在する物体の総称。
てんたい
てんたい【転賃】
⇒又貸し.
てんたい
てんたい【天体】
a heavenly body.天体観測 astronomical observation.天体望遠鏡 an astronomical telescope.
てんたい
てんたい [0] 【転貸】 (名)スル
他人から借りたものをさらに他の人に貸すこと。またがし。転貸し。「借家を―する」
てんたい
てんたい [0] 【点苔】
東洋画の技法の一。岩石・枝幹などの苔を点によって表現するもの。群がり生えている草木,遠くの樹木などを描くのにも用いる。また,画面の調子を整えるための,重要な技法ともされる。
てんたいかんそく
てんたいかんそく [5] 【天体観測】
肉眼や器械を使って,天体の位置・運動その他の物理的諸量を観測すること。
てんたいざひょう
てんたいざひょう [5] 【天体座標】
⇒天球座標(テンキユウザヒヨウ)
てんたいしゃく
てんたいしゃく [3] 【転貸借】 (名)スル
賃借人が賃借物をさらに第三者(転借人)に貸すこと。またがしとまたがり。
てんたいしゃく
てんたいしゃく【転貸借】
sublease.→英和
てんたいしゃしん
てんたいしゃしん [5] 【天体写真】
天体の表面や天文現象,天体のスペクトルなど,天体を写した写真の総称。一般には天体は暗いので長時間露光を行うために日周運動を追尾して撮影し,また CCD カメラを用いる。
てんたいしょう
てんたいしょう [3] 【点対称】
⇒対称(タイシヨウ)(3)
(ア)
てんたいぶつりがく
てんたいぶつりがく [7] 【天体物理学】
天体の質量・温度・光度・組成など物理的状態を研究する学問。位置天文学および天体力学とともに天文学の重要な分野。宇宙物理学。
てんたいぶんこうがく
てんたいぶんこうがく [7] 【天体分光学】
天体からの光のスペクトルから,天体の物理的な状態を調べる学問。天体の大気の化学組成・温度・密度・電離度などの研究や,ドップラー偏移から天体の運動やガス噴出状態などを調べる。
てんたいぼうえんきょう
てんたいぼうえんきょう [0] 【天体望遠鏡】
天体を観測するための望遠鏡。主鏡の種類により屈折望遠鏡と反射望遠鏡とに分かれ,据え付け方に赤道儀式と経緯台式とがある。集光力を大きくするため,大口径のものが多い。
てんたいりきがく
てんたいりきがく [6][5] 【天体力学】
天体間に作用する力を力学的にとらえ,天体の運動を研究する学問。
てんたいれき
てんたいれき [3] 【天体暦】
太陽・月・惑星・恒星などの位置および出没や日食・月食など,天体の諸事象を記載した暦。天体観測や航海に利用する。
てんたく
てんたく【転宅】
⇒転居.
てんたく
てんたく [0] 【転宅】 (名)スル
住居を変えること。引っ越し。転居。「郊外に―する」
てんたん
てんたん【恬淡な】
indifferent;→英和
disinterested;→英和
unselfish.→英和
てんたん
てんたん [0] 【恬淡・恬澹・恬惔】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
無欲であっさりしていること。物に執着せず心の安らかなこと。また,そのさま。「無欲―」「地位や名誉に―な人」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
{■一■}に同じ。「すべてに―とした人」
てんだ
てんだ [1] 【転舵】 (名)スル
舵輪を回して,進む方向を変えること。
てんだ
てんだ (連語)
□一□〔「ているのだ」の転。上に来る語によって,「でんだ」ともなる〕
「ているのだ」の意を表す。話し言葉でのくだけた言い方。「あの話は,その後,どうなっ―」「その本なら,もう全部読んでんだ」
□二□〔「というのだ」の転。促音を入れて,「ってんだ」の形でいうことが多い〕
「というのだ」の意を表す。話し言葉でのくだけた言い方。「もうじき,だれでも宇宙旅行ができるっ―から,話が大きいよ」
てんだい
てんだい [0] 【天台】
(1)「天台宗」の略。「もとはこれ―の法華を習学せり/正法眼蔵」
(2)「天台山」の略。
てんだい
てんだい [0] 【椽大】
たるきの大きさ。
てんだいうやく
てんだいうやく [5] 【天台烏薬】
クスノキ科の常緑低木。中国原産。享保年間に渡来し,暖地の各所に野生化している。高さ約3メートル。葉は広楕円形で先がとがる。雌雄異株。春,葉腋に淡黄色の小花を束生する。核果は楕円形で黒く熟す。根は長い塊状で芳香があり,漢方で健胃薬とする。ウヤク。
てんだいえんしゅう
てんだいえんしゅう 【天台円宗】
⇒天台宗(テンダイシユウ)
てんだいさん
てんだいさん 【天台山】
(1)中国,浙江省東部にある山。道教の霊山とされてきたが,575年,智顗(チギ)が入山して天台宗を開き,根本道場としてから,仏教の中心地となる。海抜1136メートル。ティエンタイ-シャン。
(2)比叡山。日本天台宗の中心地であることからいう。
てんだいさんえ
てんだいさんえ [5] 【天台三会】
奈良の南都三会に対し,京都で行われた天台宗の三つの大法会。円宗寺の最勝会・法華会,法勝寺の大乗会をいう。天台さんね。天台宗三会。北京三会。
てんだいざす
てんだいざす [5] 【天台座主】
比叡山延暦寺の最高位の僧職で天台宗一門を統轄する者。824年就任の義真を初代とする。
てんだいしかん
てんだいしかん 【天台止観】
(1)「摩訶止観(マカシカン)」に同じ。
(2)天台宗の修行である,止観のこと。
てんだいしきょうぎ
てんだいしきょうぎ 【天台四教儀】
一巻。高麗の諦観(タイカン)著。一〇世紀に成立。天台教学の入門書として広く流布した。天台宗以外の人の注釈書も多い。四教儀。
てんだいしゅう
てんだいしゅう [3] 【天台宗】
日本八宗・中国一三宗の一。インドの竜樹に始まり,北斉の慧文(エモン)・慧思(エシ)を経て隋の智顗(チギ)により大成された大乗仏教の一宗派。法華経を所依とし,止観の実践に基づき,中道・実相の世界を説く。日本へは奈良時代に唐の僧鑑真(ガンジン)が初めて伝えたが定着せず,平安初期に入唐した最澄が比叡山に寺院を建て宣教して以後,大いに広まり,次第に密教色を深めていった。のち山門派と寺門派に分裂し,さらに下って真盛派も生まれた。天台法華宗。法華宗。止観宗。天台円宗。台密。
てんだいしんとう
てんだいしんとう [5] 【天台神道】
〔天台宗徒が唱え出したところから〕
⇒日吉神道(ヒエシントウ)
てんだいだいし
てんだいだいし 【天台大師】
智顗(チギ)の称号。
てんだいのふで
てんだいのふで 【椽大の筆】
〔「晋書王珣伝」より。晋の王珣(オウジユン)がたるきのように大きな筆を授けられる夢を見,のち立派な文を書いたという故事から〕
立派な文章。大文章。大論文。
てんだいほんがくろん
てんだいほんがくろん 【天台本覚論】
平安後期に始まり,中世に盛行した日本天台宗の現実や欲望を肯定的に捉える理論。本覚の解釈を拡大して,現実の世界や人間の心がそのまま真理であり,本覚そのものの姿であると説き,煩悩と菩提を同一のものとし,修行を軽視する傾向をもつ。天台本覚思想。
てんだいりっしゅう
てんだいりっしゅう 【天台律宗】
江戸初期に天台宗に起こった律の一派。天台の円頓戒と四分律とを合わせ修めることを主張し,比叡山の安楽律院を根本道場とする。妙立・霊空が開いた。安楽律。安楽派。
てんだいりつ
てんだいりつ [3] 【天台律】
最澄によって説かれた日本天台宗の戒律。梵網経の説く大乗戒を天台教学によって理論づけたもの。円頓戒(エンドンカイ)。大乗菩薩戒。
てんだん
てんだん [0] 【天壇】
(1)中国で,皇帝が都城の南の郊外で冬至の日に天帝をまつった円形の祭壇。北京に現存,瀋陽(シンヨウ)には遺跡がある。南郊。
(2)山の頂上の平らな所。
てんち
てんち [1] 【転置】 (名)スル
置き場所を変えること。
てんち
てんち [1] 【天地】
(1)天と地。空と大地。
(2)宇宙。世界。「―創造」
(3)自分の存在・活動の場として認識している,限られた範囲。「新しい―を求める」
(4)本や紙の上と下。また,荷物などの上面と下面。
(5)相違のはなはだしいこと。「実力の差は―ほどもある」「以前に替る事―也/浮世草子・桜陰比事 1」
てんち
てんち 【滇池】
中国,雲南省の昆明(コンメイ)の南にある湖。風光にすぐれ,漢の武帝はこれをまねて長安の南西に昆明池を造った。昆明池。ティエン-チー。
てんち
てんち【転地する】
go <to a place> for a change of air.転地療法 treatment by a change of air.
てんち
てんち【天地】
heaven and earth;the universe;→英和
<at> top and bottom (上と下);a sphere <of one's own> (独自の).→英和
天地無用 <表示> This Side Up.
てんち
てんち [0] 【転地】 (名)スル
療養などのためにほかの土地に移り住むこと。「高原に―する」
てんちうじょう
てんちうじょう 【天地有情】
詩集。土井晩翠作。1899年(明治32)刊。漢詩の素養のにじみ出た格調高い詩集。代表作「星落秋風五丈原」を含む。
てんちかい
てんちかい 【天地会】
中国,清代の秘密結社。一八世紀後半に福建に起こり,反清(ハンシン)復明(フクミン)・滅満興漢を唱え,その流れをくむ諸党派とともに反清排外運動に活躍した。三合会。三点会。
→会党
てんちかいびゃく
てんちかいびゃく [1] 【天地開闢】
天と地が開けた,世界の始まり。「―以来の大事件」
〔天地は,宇宙の始原における唯一混沌が上下に分離して形成されたとする中国古代の思想に基づく〕
てんちがえし
てんちがえし [4] 【天地返し】
耕地の土を深く耕して表層と下層の土を入れ替えること。
てんちげんこう
てんちげんこう [1][0] 【天地玄黄】
〔易経(文言)「天玄而地黄」〕
天は黒く,地は黄色である意。天と地の正しい色。天地。
てんちこんげんづくり
てんちこんげんづくり [1][5] 【天地根元造り】
切妻屋根を直接地上に伏せた造りの建物。江戸時代,神社建築の原型と想定して命名したもの。
てんちしんめい
てんちしんめい [1] 【天地神明】
天地の神々。すべての神々。「―に誓って偽りではない」
てんちじん
てんちじん [3] 【天地人】
(1)天と地と人。宇宙の万物。三才。
(2)物の順位を三段階に分けて示す語。天を最上とし地・人の順とする。
てんちそうぞう
てんちそうぞう 【天地創造】
〔原題 (ドイツ) Die Schöpfung〕
ハイドン作曲のオラトリオ。1799年ウィーンで初演。台本はミルトンの「失楽園」による。三部三四曲から成り,合唱と管弦楽のおおらかな明るさが特色。
→「天地創造」より終曲(ハイドン)[音声]
てんちそうぞう
てんちそうぞう [1] 【天地創造】
(1)創世神話の類型中,原始混沌ないし原初物質から世界が進化・生成したとするものに対し,ある創造神が何らかの方法によっておこなう世界の創造。一般には旧約聖書創世記のそれをさす。
(2)曲名(別項参照)。
てんちてんのう
てんちてんのう 【天智天皇】
⇒てんじてんのう(天智天皇)
てんちまる
てんちまる 【天地丸】
1630年以来,幕末に至るまで徳川将軍の御座船の地位を占めていた七六挺(チヨウ)立ての御召関船。巨船安宅(アタケ)丸を除けば幕府水軍最大の船。
てんちむよう
てんちむよう [1] 【天地無用】
荷物などの外側に書き記す言葉。破損する恐れがあるため,この荷物の上下を逆さまにするなという意。
てんちゃ
てんちゃ [0] 【点茶】
抹茶をたてること。てんさ。
てんちゃ
てんちゃ [0] 【奠茶】
禅寺で,茶を仏祖に供すること。また,葬送の際,死者の霊前に茶を供すること。また,その茶。奠湯とともに行われる。
てんちゃ
てんちゃ [0] 【碾茶】
覆いをした茶園の若芽を,蒸してもまずに乾燥して製した茶。臼で挽いて抹茶(マツチヤ)にする。
てんちゃく
てんちゃく [0] 【纏着】 (名)スル
まといつくこと。纏繞(テンジヨウ)。
てんちゃくざい
てんちゃくざい [4][0] 【展着剤】
農薬が目的とする作物や病害虫によく付着してその効果を発揮するように,散布液に混入する薬剤。カゼイン・松脂(マツヤニ)などを用いる。
てんちゃばん
てんちゃばん [0] 【点茶盤】
茶道の立礼(リユウレイ)式で,主人が点茶に用いる机。風炉・水指などの道具を置く。
てんちゅう
てんちゅう [0] 【天柱】
中国古代の説話で,天を支えているという柱。また,世を支える道義のたとえ。
→地維(チイ)
てんちゅう
てんちゅう [0] 【転注】
漢字六書の一。ある漢字の本来の意義を他の近似した意義に転用すること。本来,「音楽」を意味する「楽(ガク)」を音楽を聞くと楽しいことから「楽しい」を意味する「らく」に用いる類。
てんちゅう
てんちゅう [0] 【天誅】
(1)天が下す罰。天罰。
(2)天に代わって罰すること。「―を加える」
てんちゅうぐみ
てんちゅうぐみ 【天誅組・天忠組】
幕末期,諸藩を脱藩した尊攘急進派の集団。吉村寅太郎・藤本鉄石・松本奎堂(ケイドウ)らを中心とする。1863年中山忠光を擁して大和で挙兵,五条代官所を襲撃し,十津川郷士も加え大和高取城に向かったが八月一八日の政変後,幕軍に敗れ壊滅した。
てんちゅうし
てんちゅうし テンチウ― [3] 【典鋳司】
〔「てんじゅし」とも〕
律令制で,大蔵省に属し,金属器・ガラス器・玉器の製作に携わった官司。774年,内匠寮に併合された。いもののつかさ。
てんちゅうせつ
てんちゅうせつ [3] 【天中節】
(1)陰暦八月一日,日の出前に門柱などにはる守り札。近世の俗信で,火災・盗難・疫病・口舌の災いをはらうのに効験があったという。
(2)陰暦五月五日の午(ウマ)の時の称。[下学集]
てんちょう
てんちょう [0] 【天寵】
天のめぐみ。また,天子の恩愛。
てんちょう
てんちょう [1] 【店長】
店の長。その店の責任者。
てんちょう
てんちょう【店長】
the manager.→英和
てんちょう
てんちょう [0] 【天聴】
天子が聞くこと。叡聞(エイブン)。
てんちょう
てんちょう [0] 【天朝】
朝廷・天子を敬っていう語。
てんちょう
てんちょう [0] 【転調】 (名)スル
楽曲の途中で一つの調から別の調に変えること。
→移調
てんちょう
てんちょう [0] 【天頂】
(1)観測者を貫く鉛直線を真上に延ばして天球と交わる点。天頂点。
⇔天底
(2)〔「てんじょう」とも〕
物のいちばん高い所。てっぺん。「(笈ノ)―には四尺五寸の大太刀を/義経記 7」
てんちょう
てんちょう [0] 【天長】
天の永久であること。
てんちょう
てんちょう テンチヤウ 【天長】
年号(824.1.5-834.1.3)。弘仁の後,承和の前。淳和(ジユンナ)・仁明(ニンミヨウ)天皇の代。
てんちょう=に達する
――に達・する
天子の耳にはいる。天聴に及ぶ。
てんちょうきょり
てんちょうきょり [5] 【天頂距離】
天頂から任意の点に至る角距離。高度の余角。天体の地平座標の一。
てんちょうぎ
てんちょうぎ [3] 【天頂儀】
天頂を挟んで南北に位置する二星の天頂距離差を測定し,観測点の緯度を求める望遠鏡。
てんちょうさい
てんちょうさい [3] 【天長祭】
皇室の小祭の一。天皇誕生日に宮中三殿で行われる。
てんちょうせつ
てんちょうせつ [3] 【天長節】
第二次大戦前における,天皇の誕生日の称。四大節の一。1870年(明治3)九つの祝日のうち天長節を制定。1948年(昭和23)天皇誕生日と改称。
〔「天長地久」の語による〕
→地久(チキユウ)節
てんちょうちきゅう
てんちょうちきゅう [0] 【天長地久】
〔老子〕
天地が永久に変わらないように,物事が永遠に続くこと。天壌無窮。天地長久。
てんちょうでんぽせいど
てんちょうでんぽせいど [8] 【天朝田畝制度】
太平天国が1853年の南京占領後発表した理想主義的な社会制度。キリスト教と中国固有の思想を調和させ,男女の平等・土地の均分・兵農一致の軍事編成などを内容とする。
てんちりょうほう
てんちりょうほう [4] 【転地療法】
⇒気候療法(キコウリヨウホウ)
てんつい
てんつい [0] 【顛墜】 (名)スル
ころげ落ちること。顛落。
てんつき
てんつき [4] 【天衝】
(1)兜(カブト)の前立(マエダテ),または指物の名。鍬形(クワガタ)の形で飾りがなく,直立して先端のとがったもの。
(2)(「点突」とも書く)カヤツリグサ科の一年草。田のあぜや道端などに自生。葉は叢生し線形。高さ約15〜60センチメートル。秋,花茎に線形の苞(ホウ)をつけて枝を分かち,狭卵形で褐色の小穂をつける。変異がきわめて多い。
てんつき
てんつき [0] 【点付き】
漢文に返り点が付いていること。また,その漢文。「―ノ本/ヘボン(三版)」
てんつくてん
てんつくてん [1] (副)
囃子(ハヤシ)の太鼓の音を表す語。
てんつつ
てんつつ [1]
〔三味線の音色から出た語〕
歌舞伎の下座音楽の一。人物が忙しく出入りするときに用いる二上がりの合方。
てんつゆ
てんつゆ [0] 【天汁】
テンプラを食べるときのつけ汁。
てんつるてん
てんつるてん [4][0]
■一■ (形動)
「つんつるてん」に同じ。「丈が―で/滑稽本・膝栗毛 8」
■二■ (副)
三味線の音を表す語。
てんてい
てんてい【天帝】
the Lord;God.→英和
てんてい
てんてい [0] 【点綴】 (名)スル
点を打ったように,物がほどよく散らばること。また,散らばっている物をほどよく綴(ツヅ)り合わせること。てんてつ。てんせつ。「茅屋の―せるあり/欺かざるの記(独歩)」
てんてい
てんてい 【点定】
⇒てんじょう(点定)
てんてい
てんてい [0] 【天庭】
(1)天帝の宮廷。また,天。
(2)相術で,額(ヒタイ)の中央のこと。
てんてい
てんてい [0] 【天帝】
(1)古代中国で,宇宙の万物を支配すると考えられた神。造物主。上帝。
(2)仏教で,帝釈天(タイシヤクテン)のこと。てんたい。
(3)キリスト教で神のこと。上帝。
てんてい
てんてい [0][1] 【天底】
観測者を貫く鉛直線が下方で天球と交わる点。天頂と正反対の点。足下点。
⇔天頂
てんていとう
てんていとう [3] 【転抵当】
抵当権者が抵当権を自己の債務の担保とすること。
てんてき
てんてき [0] 【天敵】
自然界で,ある生物を捕食や寄生によって殺す他の生物。天敵は個体数の均衡を保つのに重要な役目を果たすとともに,病害虫防除にも利用される。鳥類は多くの昆虫の天敵である。
てんてき
てんてき [0] 【点滴】 (名)スル
(1)しずく。したたり。雨だれ。「―石をうがつ」
(2)静脈注射の一。血液・薬液を静脈内に一滴ずつしたたらせるように注入すること。栄養分の補給や輸血のために行う。点滴注射。
てんてき
てんてき【点滴】
drops;drippings;raindrops.点滴注射《医》 <give,administer> an intravenous drip injection.
てんてき
てんてき【天敵】
a natural enemy.
てんてきぶんせき
てんてきぶんせき [5] 【点滴分析】
試料の溶液と試薬の溶液とをそれぞれ一滴ずつ陶製板の窪み穴や濾紙(ロシ)上に落とし,反応によって起こる発色・沈殿を利用して行う微量定性分析。斑点試験。
てんてこまい
てんてこまい【天手古舞をする】
run[bustle]about busily;have a very busy time (of it).
てんてこまい
てんてこまい [4] 【てんてこ舞い】 (名)スル
〔「てんてこ」は里神楽などの太鼓の音。その音に合わせた舞の意〕
休む暇もなく,忙しく動き回ること。「客が多くて―する」
てんてこ舞い
てんてこまい [4] 【てんてこ舞い】 (名)スル
〔「てんてこ」は里神楽などの太鼓の音。その音に合わせた舞の意〕
休む暇もなく,忙しく動き回ること。「客が多くて―する」
てんてつ
てんてつ [0] 【点綴】 (名)スル
「てんてい(点綴)」の慣用読み。「蝙蝠の様に吸ひ付いた人間を二三ヶ所―した挿絵があつた/それから(漱石)」
てんてつ
てんてつ【転轍する】
shunt;→英和
<米> switch.→英和
転轍器(手) points (a pointsman); <米> a switch (a switchman).
てんてつき
てんてつき [4][3] 【転轍機】
鉄道の分岐器の一部。分岐線が分かれ始める所にある,二本の短いレールの向きを変える装置。転路器。ポイント。
てんてつしゅ
てんてつしゅ [4][3] 【転轍手】
転轍機を操作する人。転路手。ポイントマン。
てんてん
てんてん【転々とする】
change <one's address> frequently;pass from hand to hand (持主が変わる);wander from place to place (さまよう);roll (転がる).→英和
てんてん
てんてん [0] 【展転・輾転】 (名)スル
(1)ころがること。回転すること。
(2)寝返りを打つこと。「―して眠れぬ夜」
(3)巡り移ること。「かくの如く―して次第に鎖のごとく成れり/往生要集」
(4)くるくる変わって一定しないこと。「酒ゆゑ心―する夫の気質/浄瑠璃・近江源氏」
てんてん
てんてん 【天天】
〔幼児語〕
(1)頭。「―をお動かしだとぞりぞりが剃ませんね/滑稽本・浮世風呂 2」
(2)てぬぐい。「―でお顔や手々をよをくお洗ひ/滑稽本・浮世風呂 3」
(3)「おつむてんてん」に同じ。「あたま―足でする角兵衛しし/柳多留 29」
てんてん
てんてん 【点点】
■一■ [0][3] (名)
(1)二つまたはそれ以上ある点。「漁船が―に見える」
(2)点線。「細い道は―で表す」
■二■ [0] (副)
(1)あちこちに散らばっているさま。切れ切れに続いているさま。「足跡が―と付いている」「血痕が―と続いている」
(2)しずくなどがしたたり落ちるさま。「傷口から血が―としたたる」
■三■ [0] (形動タリ)
{■二■(1)}に同じ。「落花―たるのみ/欺かざるの記(独歩)」
てんてん
てんてん [0] 【転転】 (副)スル
(1)次々に移るさま。「―と住居をかえる」「職を求めて―(と)する」
(2)ころがるさま。「球は―(と)外野の塀に達した」
てんてん
てんてん【点々と】
here and there;scattered;→英和
be dotted <with> .
てんてんはんそく
てんてんはんそく [0] 【輾転反側】 (名)スル
〔詩経(周南,関雎)〕
(思い悩んで)眠れず寝返りばかり打っていること。「良心に責められて―する度に/社会百面相(魯庵)」
てんで
てんで [0] (副)
はじめから考えてみるまでもないさま。まったく。てんから。多く打ち消しの語を伴って用いる。「―役に立たない」「自分のした事が云へない位なら,―仕ないがいい/坊っちゃん(漱石)」
てんで
てんで
[全く] <not> at all;altogether;→英和
entirely.→英和
てんでに
てんでに
⇒めいめい.
てんでに
てんでに [0][3] 【手ん手に】 (副)
〔「手に手に」の転〕
(1)それぞれの人が自分の思う通りにするさま。めいめいに。てんでんに。「―動き出す」
(2)各自の手にもつさま。「老僧ども四五百人,―もつたる数珠共を/平家 2」
てんでん
てんでん [3]
〔「手に手に」の転とも,「手々」の転ともいう〕
(1)それぞれ。銘々。各自。「寄つて集(タカ)つて,―に…私の欠点を算(カゾ)へ立てて/平凡(四迷)」
(2)その人自身。自分自身。「おれがことを古狸だといふけれど,―は狼だあ/滑稽本・浮世風呂 2」
てんでんばらばら
てんでんばらばら [3][0] (形動)
皆が思い思いに行動するさま。「―な服装」「―に帰って行った」
てんと
てんと (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)ちっとも。一向に。まるきり。「―聞こえぬ/狂言記・釣女」
(2)本当に。まったく。「舞台の方から御見物を見た所はよほどの一興,―たまらず/滑稽本・客者評判記」
てんと
てんと [1] 【奠都】 (名)スル
都を定めること。都を建設すること。
てんとう
てんとう [0] 【奠湯・点湯】
禅寺で蜜湯・砂糖湯を仏祖に供すること。また,葬送の際に霊前に湯を供すること。また,その湯。奠茶(テンチヤ)とともに行われる。
てんとう
てんとう [1] 【天道】
(1)太陽。日輪。「お―さま」
(2)天の神。宇宙の万物を支配する神。てんどう。
→てんどう(天道)
てんとう
てんとう [0] 【転倒・顛倒】 (名)スル
(1)逆さまにすること。逆さまになること。「本末―」「主客を―した話で/青年(鴎外)」
(2)倒れること。ひっくりかえること。「レースの途中で―した」
(3)うろたえること。動転。「気が―する」「何も彼も―して了つて/あめりか物語(荷風)」
(4)〔仏〕
〔「てんどう」と読む〕
煩悩のために誤った考えやあり方をすること。「愚癡(グチ)―の四生の群類を助けんと/沙石 1」
てんとう
てんとう [0] 【店頭】
店さき。
てんとう
てんとう【転倒する】
fall down (ころぶ);reverse (逆になる);→英和
turn <a thing> upside down (上下を);[気が]be upset;lose one's head.
てんとう
てんとう [0] 【点頭】 (名)スル
うなずくこと。承知すること。「帽子も被つた儘で唯鷹揚に―すると/浮雲(四迷)」
てんとう
てんとう [0] 【纏頭】
〔「てんどう」とも〕
(1)当座の祝儀として与える金品。はな。チップ。
(2)歌舞・演芸などをした者に褒美として与える金品。もと,衣服を与え,受けた者は頭に纏(マト)ったという。被(カズ)け物。「いかでかくばかりの事に―参らせざらんとて/著聞 11」
てんとう
てんとう【点灯する】
light <a lamp> ;→英和
switch[turn]on <a light> .
てんとう
てんとう [0] 【典当】
質入れ。担保。かた。
てんとう
てんとう【店頭に出す】
put <articles> on sale.〜に飾る display <articles> in the shopwindow.‖店頭株 a counter stock[share].店頭取引 over-the-counter transaction[dealings].
てんとう
てんとう [0] 【点灯】 (名)スル
あかりをともすこと。
⇔消灯
「ライトを―する」
てんとうおんどけい
てんとうおんどけい [0] 【転倒温度計】
海中や湖沼の温度を測る特殊な温度計。目的の水深の所まで沈め,転倒させて水銀柱を切断し,水上に引きあげたあともその温度を示すようにした温度計。転倒寒暖計。
てんとうかぶ
てんとうかぶ [3] 【店頭株】
証券会社の店頭で売買される非上場株。店頭登録銘柄と店頭登録扱銘柄がある。
てんとうかん
てんとうかん [0] 【点灯管】
⇒グロー-ランプ
てんとうき
てんとうき 【天灯鬼】
彫像。1215年,康弁作。奈良興福寺所蔵。竜灯鬼と一対をなし,檜(ヒノキ)の寄せ木造りで,左掌上に灯籠をのせる赤鬼の姿の像。
てんとうきぎょう
てんとうきぎょう [5] 【店頭企業】
店頭株を発行している企業。
てんとうけはいそうば
てんとうけはいそうば [8] 【店頭気配相場】
店頭市場においてディーラーである証券会社が公表する有価証券の個々の銘柄についての売買価格。日本では日本証券業協会によりシステム化されている。
てんとうしいく
てんとうしいく [5] 【点灯飼育】
人工的に日照時間を長くして飼育すること。主にニワトリの産卵率を高めるのに行う。
てんとうしじょう
てんとうしじょう [5] 【店頭市場】
取引所の売買市場以外の市場。上場されていない株式・債券が相対(アイタイ)売買によって,証券会社の店頭で取引される。第三市場。
てんとうしん
てんとうしん [3] 【天道神】
〔「てんどうじん」とも〕
陰陽道で,方角神の一。正月は南,二月は西南と月ごとに移る。その月その方角に向かって事を起こせば万事に吉とする。
てんとうとうろく
てんとうとうろく [5] 【店頭登録】
店頭市場での売買対象になるために日本証券業協会に登録すること。株式公開の一種であるが,株式上場より基準がゆるい。
てんとうとうろくめいがら
てんとうとうろくめいがら [9] 【店頭登録銘柄】
証券業協会に登録されている店頭市場での取引を認められている非上場株式のこと。
→店頭市場
→店頭株
てんとうとりひき
てんとうとりひき [5][6] 【店頭取引】
(1)店先で売り買いすること。
(2)証券取引所でなく,証券会社の店頭で売買すること。非上場株と上場国債以外のすべての債券が取引される。店頭売買。
てんとうばいばい
てんとうばいばい [5] 【店頭売買】
「店頭取引」に同じ。
てんとうばいばいとうろくめいがら
てんとうばいばいとうろくめいがら [13][5][5] 【店頭売買登録銘柄】
⇒登録銘柄(トウロクメイガラ)
てんとうばな
てんとうばな [3] 【天道花】
四月八日の灌仏会に長い竹の先につけて庭先に立てるウツギ・ベニツツジ・シャクナゲなどの束。近畿・中国・四国地方で行い,花の種類は地方によって異なる。たかばな。八日花。
てんとうぼし
てんとうぼし [0][6] 【天道干し】
(1)日光にさらして干すこと。てんとぼし。
(2)大道店(ダイドウミセ)。露店。「―へぶらさげる様な古革羽織でも/洒落本・辰巳婦言」
てんとうまかせ
てんとうまかせ [5] 【天道任せ】
自然のなりゆきにまかせること。
てんとうむし
てんとうむし テンタウ― [3] 【天道虫・瓢虫・紅娘】
(1)甲虫目テントウムシ科に属する昆虫の総称。小形の甲虫で,体長7ミリメートル前後で半球形。黄または赤の地に黒色斑紋を有するものが多い。カイガラムシ・アブラムシなどの害虫やカビを食って益虫とされるもの,農作物を食害して害虫とされるものがある。日本には約一五〇種が産する。てんとむし。[季]夏。《羽出すと思へば飛びぬ―/虚子》
(2)ナミテントウの別称。
てんとうむし
てんとうむし【天道虫】
<米> a ladybug; <英> a ladybird.
てんとうむしだまし
てんとうむしだまし テンタウ― [7] 【偽瓢虫】
(1)テントウムシダマシ科の昆虫の総称。体長1〜10ミリメートルほどの小形の甲虫で,日本には三〇種あまりいる。テントウムシに似,体形は半球形ないし長卵形。朽ち葉などの下にいる。
(2)テントウムシ科のニジュウヤホシテントウの別名。ナス科植物の害虫。
てんとく
てんとく [0] 【天徳】
(1)万物を育てる自然の働き。天道。
(2)天子の徳。
てんとく
てんとく [0] 【転得】 (名)スル
他人の取得した物件または権利を,さらにその人から取得すること。「―者」
てんとく
てんとく 【天徳】
年号(957.10.27-961.2.16)。天暦の後,応和の前。村上天皇の代。
てんとくうたあわせ
てんとくうたあわせ 【天徳歌合】
歌合。960年(天徳4)3月30日,村上天皇の主催。二〇番。判者小野宮実頼。詠者は源順ら一二人。この歌合で,歌合の次第・様式が完成され,のちの晴の歌合の規範となった。天徳四年内裏歌合。
てんとして
てんとして [1] 【恬として】 (副)
少しも気にかけないさま。平然として。多く下に打ち消しの語を伴って用いる。「―恥じない」「―他国の話を聞く/文明論の概略(諭吉)」
てんとじ
てんとじ [0] 【天綴じ】
天ぷらそば,または天ぷらうどんの卵とじ。
てんとせん
てんとせん 【点と線】
小説。松本清張作。1958年(昭和33)刊。謎の情死体をめぐり,事件を追う刑事らのアリバイ崩しを軸とした,社会派本格推理小説。
てんとり
てんとり【点取り虫】
[くそ勉強家] <米俗> a grind;→英和
a dig;→英和
<英俗> a smug.→英和
てんとり
てんとり [4][3] 【点取り】
(1)点をとること。点の多少によって勝敗・優劣を争うこと。「―ゲーム」
(2)連歌・俳諧で,点者に評点を請うこと。
(3)相手の気に入られようとすること。追従,また,通俗。「何か色々な―を書き/洒落本・通言総籬」
てんとりはいかい
てんとりはいかい [5] 【点取り俳諧】
点者に評点を請うて,点の多さを競う俳諧。元来は初心者の修業のためであったが,のちに遊戯的なものとして盛んに行われた。
てんとりむし
てんとりむし [4] 【点取り虫】
試験で,高い点数をとることだけを考えている人をあざけっていう語。
てんどう
てんどう [0][1] 【天道】
〔「てんとう」とも〕
(1)天の道理。天理。天の道。
⇔地道
(2)天地を支配する神。天帝。天。「其時に―の許し有りて/今昔 24」
(3)天体の運行する道。天の運行。「人間の算術を以て―の行度を知る/中右記」
(4)太陽。「あくる日は―を黄色に拝む位なれど/滑稽本・世の中貧福論」
(5)〔仏〕 六道の一つ。天人の住む世界。欲界・色界・無色界の天をいう。天趣。天界。
→天
てんどう
てんどう 【天童】
山形県東部,山形盆地中部の市。近世,織田氏二万石の城下町。幕末,藩士の手内職として始められた将棋の駒の製造で有名。天童温泉がある。
てんどう
てんどう [0] 【転動・顛動】 (名)スル
(1)ころがすこと。回り動くこと。「童子の時に,大石を―することを能くせしのみにて/西国立志編(正直)」
(2)あわて騒ぐこと。動転。「僕の心の全く―したのも/運命論者(独歩)」
てんどう
てんどう [1] 【天童】
(1)護法の鬼神や天人が,子供の姿になって,人間界に現れたもの。「―などの降り来るとこそ見えさせ給ひしか/大鏡(昔物語)」
(2)祭礼の稚児(チゴ)。
てんどう
てんどう [1] 【天堂】
(1)天にあって,神や仏の住むという殿堂。天宮(テング)。
(2)天上界。また,極楽浄土。
てんどう
てんどう【天道】
(the way of) Heaven;Providence.
てんどう=人を殺さず
――人を殺さず
天は人を見捨てることはない。
てんどうせつ
てんどうせつ【天動説】
the Ptolemaic theory.
てんどうせつ
てんどうせつ [3] 【天動説】
宇宙の中心に地球が静止し,その周りを他の天体が回転しているとする説。エウドクソスの同心天球の理論,アポロニオスやヒッパルコスによる離心円・周転円の導入を経て,二世紀にプトレマイオスが数学的理論として体系化した。以後一七世紀に至るまで,ギリシャ以来の有限な宇宙観やキリスト教神学と結びついて長く支持された。地球中心説。
→地動説
てんどく
てんどく [0] 【転読】 (名)スル
〔仏〕
(1)法会において,経の題名と初・中・終の数行を読み,経巻を繰って全体を読んだことにする読み方。大部の経典,ことに大般若経で行われる。略読。転経。
⇔真読
(2)経典をきちんと読むこと。読経。
てんどく
てんどく [0] 【点読】 (名)スル
漢文を訓点によって訓読すること。
てんどく
てんどく [0] 【顛読】 (名)スル
漢文などを,返り点に従って下から上へ返って読むこと。
⇔直読
てんどん
てんどん【天丼】
a bowl of rice with deep-fried fish.
てんどん
てんどん [0] 【天丼】
〔「天ぷら丼(ドンブリ)」の略〕
丼に盛った飯の上に天ぷらをのせ,たれをかけたもの。
てんな
てんな テンワ 【天和】
〔「てんわ」の連声〕
年号(1681.9.29-1684.2.21)。延宝の後,貞享の前。霊元天皇の代。
てんない
てんない [1] 【店内】
店の中。「―禁煙」
てんなちょう
てんなちょう テンワテウ [0] 【天和調】
天和年間に,松尾芭蕉らによって主唱された漢詩文調の俳諧。虚栗(ミナシグリ)調。
てんなのたいか
てんなのたいか テンワタイクワ 【天和の大火】
1682年(天和2)12月,駒込大円寺から出火して下谷・浅草・本所・本郷・神田・日本橋に延焼,死者三五〇〇人を出した火事。八百屋お七に題材をとった浄瑠璃や歌舞伎で取り上げられ,お七の放火による翌年の火事と取り違えられて「お七火事」とも呼ばれた。
てんなんしょう
てんなんしょう [3] 【天南星】
サトイモ科テンナンショウ属の多年草の総称。山地の林下に生える。葉は根生し,肉質の葉鞘が互いに巻き合って仮茎をつくる。初夏,花茎の先に緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序を立てる。球茎は有毒だが薬用ともする。世界的には一五〇種余のものが知られ,日本にもウラシマソウ・アオマムシグサ・ミミガタテンナンショウ・ユキモチソウなど約三〇種がある。
天南星[図]
てんなんばん
てんなんばん [3] 【天南蛮】
そば・うどんに天ぷらをのせてだし汁をかけ,ねぎを散らしたもの。
てんに
てんに (副)
まるで。まったく。「―あきれて居たりし所に/狂言・文蔵」「―およぎも知らねえで/滑稽本・八笑人」
てんにつう
てんにつう [3] 【天耳通】
〔仏〕 六神通(ロクジンズウ)の一。世界のあらゆる音声を聞き取る超人的能力。
てんにゅう
てんにゅう【転入する】
move <to> .→英和
てんにゅう
てんにゅう [0] 【転入】 (名)スル
(1)ほかの土地から,その土地に移り住むこと。
⇔転出
「東京都内に―する」
(2)ほかの学校からその学校へ転校してくること。
てんにょ
てんにょ [1] 【天女】
(1)天にいるという女性。女性の天人。また,美しくやさしい女性をたとえていう。
(2)仏教で,欲界の六天に住む女性。
てんにょ
てんにょ【天女】
a heavenly maiden;an angel.→英和
てんにん
てんにん【天人】
a heavenly being.⇒天女(てんによ).
てんにん
てんにん 【天仁】
年号(1108.8.3-1110.7.13)。嘉承の後,天永の前。鳥羽天皇の代。
てんにん
てんにん [3][1] 【天人】
〔仏〕 天に住む者。あらゆる迷いを捨てきってはいないが,苦の少なく,喜びの多い境遇にあるとされ,空を飛んだり,音楽を奏でたりする。
てんにん
てんにん [0] 【転任】 (名)スル
(1)任地や職務が変わること。転勤。「担任の先生が―する」
(2)律令制で,同一の官庁内で昇進すること。
→遷任
てんにん
てんにん【転任する】
⇒転勤.
てんにんいしだい
てんにんいしだい [5][6] 【天人石鯛】
⇒エンゼルフィッシュ
てんにんか
てんにんか [3] 【天人花】
フトモモ科の常緑小低木。東南アジア,台湾原産。日本では観賞用として主に温室で栽培。全体に白毛を密生する。葉は長楕円形で質が厚い。夏,葉腋に紅紫色の美しい五弁花を数個つける。果実は小楕円形で暗紫色に熟し,ジャムなどにする。
てんにんからくさ
てんにんからくさ [6][5] 【天人唐草】
(1)イヌノフグリの異名。
(2)イヌノフグリを図案化した唐草模様。
てんにんぎく
てんにんぎく [3] 【天人菊】
キク科の一年草。北アメリカ原産。花壇・切り花に適する。高さ30〜40センチメートル。葉は披針形。夏,約5センチメートルの矢車状の頭花を開く。花は橙・紫紅色で先端が黄色。ガイラルディア。
てんにんそう
てんにんそう [0] 【天人草】
シソ科の多年草。山地に生える。高さ約80センチメートル。葉は対生し,広披針形。秋,茎頂に穂状花序を立て,淡黄色の小花を密につける。
てんにんちょう
てんにんちょう [0] 【天人鳥】
スズメ目ハタオリドリ科の鳥。体長12センチメートルほどで,繁殖期の雄の尾羽は20センチメートルほどに伸びる。嘴(クチバシ)は赤,頭背部と尾は黒,他は白色。飼い鳥とする。サハラ以南のアフリカに広く分布。
てんにんにょうぼう
てんにんにょうぼう [5] 【天人女房】
昔話の類型の一。異類婚姻譚。水浴中に男に羽衣を隠された天女がその男と結婚し,のち羽衣を発見して天上に帰るというもの。その後,男も天に昇り,天女の父から難題を課せられる型の話もある。
てんにんのごすい
てんにんのごすい 【天人の五衰】
〔仏〕
⇒五衰(ゴスイ)
てんね
てんね [1] 【天衣】
「てんえ(天衣)」の連声。
てんねき
てんねき (副)
たまたま。まれに。「浄瑠璃の―まじる元結こき/柳多留 2」
てんねん
てんねん [0] 【天然】
(1)人の力が加えられていないこと。自然のままであること。
⇔人工
「―の美」「―ウラン」
(2)本来の姿であること。生まれながらにして持っているもの。天性。「―の色白/にごりえ(一葉)」
(3)意図しないでそうなること。副詞的にも用いる。「そこではなしには,―として,いひちがへんが,書くといふと書き違うて/言文一致(高見)」
てんねん
てんねん【天然】
nature.→英和
〜の natural <beauty> .→英和
‖天然ガス(資源) natural gas (resources).天然記念物 a natural monument.
てんねんあい
てんねんあい [5] 【天然藍】
植物アイの葉からとる天然染料。本藍。
⇔合成藍
てんねんかじつ
てんねんかじつ [5] 【天然果実】
〔法〕 物の経済的用途に従い生じる収益物。果物・牛乳・鉱物など。
⇔法定果実
てんねんかんそう
てんねんかんそう [5] 【天然乾燥】
木材を自然条件のもとで乾燥させること。通常,風通しのよい場所に桟積みして行う。天乾。
⇔人工乾燥
てんねんきねんぶつ
てんねんきねんぶつ [6] 【天然記念物】
文化財保護法に基づいて指定された,学術上価値の高い動植物・地質・鉱物など。また,地方公共団体の条例によって指定されたものも含む。オジロワシ,埼玉県牛島のフジ,秋芳洞など。
てんねんきょう
てんねんきょう [0] 【天然橋】
浸食によって自然にできた岩石の橋。帝釈峡(広島県)の雌橋(メンバシ)・雄橋(オンバシ)の類。
てんねんこうしん
てんねんこうしん [5] 【天然更新】
植林など人工によらずに,自然に落ちた種子や根株からの芽を育ててゆく造林法。天然造林。
てんねんしきそ
てんねんしきそ [6] 【天然色素】
動植物体の体内に存在する色素。クロロフィル・ヘモグロビンの色素など生理的に重要なものや古来染料として用いられてきたアリザリン・インジゴなどがある。
てんねんしげん
てんねんしげん [5] 【天然資源】
天然に存在する資源。土地資源・森林資源・水資源・観光資源など。
→資源
てんねんしぜん
てんねんしぜん [0] 【天然自然】
(1)人の力によらないで存在するものや現象など。自然。「―の要害」
(2)意図しないでそうなるさま。副詞的に用いる。「―自分を開放してしまつた/明暗(漱石)」
てんねんしょく
てんねんしょく【天然色】
natural color;《映》 <商標> <in> Technicolor.→英和
‖天然色映画 a (Techni)color film.
てんねんしょく
てんねんしょく [3] 【天然色】
(1)物が自然に備えている色。
(2)映画・写真などで,{(1)}の色のように表した色。また,そのような映画や写真。
てんねんじゅし
てんねんじゅし [5] 【天然樹脂】
合成樹脂に対し,マツ・モミなどの樹幹から分泌された粘度の高い液体が空気に触れ,揮発性成分を失って固化したもの。複雑な有機酸およびその誘導体からなり,紙のサイズ剤,ワニス・医薬品などに利用する。
てんねんすうはい
てんねんすうはい [5] 【天然崇拝】
⇒自然崇拝(シゼンスウハイ)
てんねんせんい
てんねんせんい [5] 【天然繊維】
化学繊維に対し,天然の植物・動物・鉱物からとった繊維。綿・麻・羊毛・絹・アスベストなど。
てんねんせんりょう
てんねんせんりょう [5] 【天然染料】
天然の植物・動物・鉱物からとれる染料。藍(アイ)・茜(アカネ)・紅花(ベニバナ)など。
てんねんとう
てんねんとう [0] 【天然痘】
⇒痘瘡(トウソウ)
てんねんとう
てんねんとう【天然痘】
《医》smallpox.→英和
てんねんど
てんねんど [3] 【天然土】
改良を加えたり肥料を施したりしていない土壌。
てんねんひりょう
てんねんひりょう [5] 【天然肥料】
木灰・油かす・厩肥(キユウヒ)・堆肥(タイヒ)など,天然の物を用いる肥料。
てんねんぼく
てんねんぼく [3] 【天然木】
人間の手を加えられないで生育した木。自然木。
てんねんりしんりゅう
てんねんりしんりゅう 【天然理心流】
剣術の流派の一。流祖は近藤内蔵之助(クラノスケ)長裕(ナガヒロ)(?-1813)。武蔵・相模を中心に普及。四代が近藤勇。
てんねんりん
てんねんりん [3] 【天然林】
植林によらず,自然に生成した森林。自然林。
⇔人工林
てんねんウラン
てんねんウラン [5] 【天然―】
天然鉱石中に含まれるウラン。
→濃縮ウラン
てんねんガス
てんねんガス [5] 【天然―】
地中から天然に産出するガス。通常,炭化水素類を主成分とする可燃性ガスをさし,化学工業原料・工場燃料・都市ガスなどに利用される。
てんねんゴム
てんねんゴム [5] 【天然―】
ゴムノキの樹液から凝固・分離させた生ゴム,およびこれを加工した製品。
てんねんスレート
てんねんスレート [6] 【天然―】
粘板岩を薄く板状に加工したもの。屋根材・外壁材となる。
てんのう
てんのう [3] 【天王】
〔「てんおう」の連声〕
〔仏〕
(1)欲界の最下級の天を統率する四人の天人。四天王。
(2)帝釈天,大梵天など多数の天人を統率している天人。
(3)牛頭(ゴズ)天王。
てんのう
てんのう【天皇】
an emperor.→英和
‖天皇制 the Tenno system.天皇誕生日 Emperor's Birthday.天皇陛下 His Majesty[H.M.]the Emperor.
てんのう
てんのう テンワウ 【天王】
秋田県西部,南秋田郡の町。男鹿半島の陸繋砂州に位置し,北は八郎潟調整池に臨む。
てんのう
てんのう [3] 【天皇】
〔「てんおう」の連声〕
(1)日本国憲法において,国民の総意に基づいて,日本国および日本国民統合の象徴と規定される地位,あるいはその地位にある個人。皇室典範の規定により皇統に属する男系の男子によって継承される。明治憲法においては国家元首として神聖不可侵な統治権の総攬者とされた。
(2)皇帝・君主を敬っていう語。
〔「天皇」は中国では,古く最高神の意で北極星を神格化した語。唐代に君主の正式名称として用いた。日本では古代の政治・軍事権力の頂点に立つ者を「おおきみ(大王)」といったが,天武朝ごろから中央集権国家の君主として「天皇」の称号が用いられるようになった。律令用語であることから伝統的に呉音読みをする。古くは,神と一体化させて「現神(アキツカミ)」,天照大神の子孫の意で,「日(ヒ)の御子(ミコ)」などとも呼ばれた。この他,「みかど」「上(ウエ)」「上(カミ)」「皇上」「主上」「天子」など多くの名称が使われていたが,明治憲法によって「天皇」の公称が確立。のち1936年(昭和11),外交文書でそれまで用いていた「皇帝」(emperor の訳語)との併用をやめ,称号は「天皇」に統一された〕
てんのうおろし
てんのうおろし [5] 【天王降ろし】
(中部地方で)天王祭に先立ち,陰暦の六月一日,牛頭(ゴズ)天王を迎える行事。
てんのうき
てんのうき テンワウ― 【天皇記】
日本最古の史書の一。聖徳太子と蘇我馬子の共編という。歴代天皇の系譜を記したもので,645年,蘇我氏滅亡の際に焼失したと伝えられる。
てんのうき
てんのうき [3] 【天皇旗】
もと天皇のしるしとして行幸の時などに掲げた錦旗。紅の地色に金色の菊章がある。
てんのうきかんせつ
てんのうきかんせつ [6] 【天皇機関説】
天皇は法人である国家の最高機関であり,統治権は国家にあるとする憲法学説。イエリネックの国家法人説に基づくもので,天皇主権説と対立した。美濃部達吉が主唱。この学説により美濃部は1935年(昭和10)貴族院議員を辞職させられた。
てんのうざん
てんのうざん テンワウ― 【天王山】
(1)京都府南部,乙訓(オトクニ)郡大山崎町にある山。海抜270メートル。淀川に臨み,対岸の男山とともに京都に通ずる道の狭隘(キヨウアイ)部をなす。
(2)〔1582年の山崎の戦いで,(1)を先に占領した豊臣秀吉軍が明智光秀軍を撃破したことから〕
勝負を決する大事な場面や時。勝負の分岐点。
てんのうしょう
てんのうしょう [3] 【天皇賞】
春秋二回,五歳以上(秋のみ四歳以上)のサラブレッドによって行われる競馬の重賞レース。
てんのうじ
てんのうじ テンワウ― 【天王寺】
(1)四天王寺(シテンノウジ)のこと。
(2)大阪市南部の区名。四天王寺や天王寺公園がある。
てんのうじかぶら
てんのうじかぶら テンワウ― [6] 【天王寺蕪】
カブの一品種。大阪天王寺付近原産のカブ。大形で,やや平たい。煮て食べるほか,漬物にする。
てんのうじこうえん
てんのうじこうえん テンワウ―ヱン 【天王寺公園】
大阪市天王寺区にある市立の公園。和洋庭園のほか,動植物園・競技場・美術館・博物館などがある。大坂冬の陣で家康が陣した茶臼山古墳がある。
てんのうじや
てんのうじや テンワウジ― 【天王寺屋】
(1)室町・安土桃山時代の堺の豪商津田氏の屋号。宗及(ソウキユウ)の時,織田信長・豊臣秀吉の知遇を得て栄えた。宗伯・宗達・宗及・宗凡は茶人としても著名。
(2)江戸時代の大坂十人両替屋の一つ。代々天王寺屋五兵衛と称した。
てんのうじやちょうざえもん
てんのうじやちょうざえもん テンワウジヤチヤウザヱモン 【天王寺屋長左衛門】
江戸中期の古銭家。大坂の人。著書「化蝶類集」がある。生没年未詳。
てんのうせい
てんのうせい [0][3] 【天王星】
〔Uranus〕
太陽系の第七惑星。1781年,イギリスのハーシェルが発見。極大光度五・三等。赤道半径2万5600キロメートル。質量は地球の一四・五四倍。公転周期84.022年。自転周期〇・七一八日。自転軸が軌道面に対して九八度傾いている。衛星は地球から五個観測され,他に微小なものが一〇個発見されている。
てんのうせい
てんのうせい [0] 【天皇制】
広義には天皇を最高権力者とする日本の国家体制。古代天皇制。狭義には大日本帝国憲法によって確立した天皇を政治的・精神的最高権威とする日本的な専制君主制。近代天皇制。
てんのうせい
てんのうせい【天王星】
《天》Uranus.→英和
てんのうたんじょうび
てんのうたんじょうび [7] 【天皇誕生日】
国民の祝日の一。一二月二三日。今上(キンジヨウ)天皇の誕生日を祝う。[季]冬。
てんのうだち
てんのうだち [0] 【天王立ち】
歌舞伎下座音楽の一。時代物の浄瑠璃狂言の大序や公家の出入りなど荘厳な場面に用いる鳴物。笛・大鼓・小鼓・太鼓を用いる。
てんのうにょらい
てんのうにょらい [5] 【天王如来】
仏敵である提婆達多(ダイバダツタ)が未来に悟りを開いて仏となる時の名。法華経で説く。
てんのうにんげんせんげん
てんのうにんげんせんげん 【天皇人間宣言】
1946年(昭和21)1月1日に出された,昭和天皇の詔書の通称。天皇自ら,自己の神格を否定した内容をもつので,この名がある。
てんのうへいか
てんのうへいか [5] 【天皇陛下】
今上天皇を敬っていう語。
てんのうまつり
てんのうまつり [5] 【天王祭】
牛頭天王の祭。疫病神祓いの祭で,各地の祇園(ギオン)社・津島神社で,陰暦六月一五日を中心に行われる。
てんのうめ
てんのうめ [1] 【天梅】
バラ科の常緑低木。沖縄・小笠原諸島などの海辺に生え,また庭木・盆栽などにされる。茎はややつる性。葉は革質で奇数羽状複葉。四,五月,枝先の散房花序上に白色の五弁花をつける。磯山椒。
てんのがわ
てんのがわ 【天ノ川】
奈良県中南部,紀伊山地の山上ヶ岳に源を発し,南流する。十津川の上流。
てんのり
てんのり [0] 【天糊】
製本様式の一。伝票・便箋などの天を糊づけしてつづること。
てんば
てんば [1] 【天馬】
(1)天帝を乗せて天を行く馬。
(2)非常にすぐれた馬。駿馬(シユンメ)。
(3)ペガスス。
てんば
てんば 【転婆】
〔「転婆」は当て字〕
(1)軽はずみで活発に動きまわること。また,そのような女性。「こいつはしやべりの―め,見付けられては大事ぞ/浄瑠璃・薩摩歌」
→おてんば
(2)親不孝で従順でないこと。また,そのような人。男女いずれにもいう。「やあ―め,…戒めに背き,親の事を訴人した罰が当つた向う疵/浄瑠璃・伊豆院宣」
てんば=空(クウ)を行く
――空(クウ)を行く
天馬が自由に空をかけるように,考え方などがさえぎるものなく自由奔放であるさまにいう。
てんばい
てんばい [0] 【店売】 (名)スル
みせで売ること。みせうり。「―商品」
てんばい
てんばい [0] 【転売】 (名)スル
買った物を,そのままほかの人に売ること。「土地を―する」
てんばい
てんばい【転売する】
resell.
てんばく
てんばく [0] 【纏縛】
(1)まといつき,しばること。束縛。
(2)妻子・眷族(ケンゾク)。係累。
(3)〔仏〕 煩悩(ボンノウ)のこと。
てんばつ
てんばつ【天罰を受ける】
be punished by Heaven.天罰覿(てき)面 Swift is Heaven's vengeance.
てんばつ
てんばつ [1] 【天罰】
天の下す罰。自然に受ける悪事のむくい。「―が下る」
てんばつきしょうもん
てんばつきしょうもん [6][0] 【天罰起請文】
約束に反すれば,天罰を受けてもよいと誓って書く起請文。
てんばつてきめん
てんばつてきめん [1][0] 【天罰覿面】
天罰の現れることがすみやかであること。悪事に対して天罰が即座に下されること。
てんばん
てんばん [0] 【天板】
⇒甲板(コウイタ)(1)
てんぱ
てんぱ [1][0] 【点播】 (名)スル
一定の間隔をおいて一粒または数粒ずつ種子をまく播種法。
→摘播(テキハ)
てんぱい
てんぱい [0] 【顛沛】
〔詩経(大雅,蕩)・論語(里仁)〕
(1)つまずきたおれること。
(2)危急の時。とっさの場合。また,つかの間。「造次(ゾウジ)―」
てんぱい
てんぱい 【天杯・天盃】
天皇からいただく杯酒。恩賜のさかずき。「左府―をたまはりて/著聞 18」
てんぱつ
てんぱつ [0] 【点発】
⇒圏発(ケンパツ)
てんぱん
てんぱん [0][1] 【典範】
模範となるおきて。よるべき規則。
てんびき
てんびき【天引する】
take[knock,check]off.天引貯金 a checkoff deposit.
てんびき
てんびき [0] 【天引き】 (名)スル
金を貸したり,給料の支払いの時などに,利息・税金・保険料などを,あらかじめ差し引くこと。「保険料を―する」「―貯金」
てんびやく
てんびやく [3] 【点鼻薬】
消炎・収斂・殺菌などの目的で鼻腔に直接投与する液剤。薬剤が最初に肝臓で不活性化されるのを防ぐための投与形態。噴霧して用いる場合もある。
てんびょう
てんびょう【点描】
a sketch.→英和
てんびょう
てんびょう [0] 【点描】 (名)スル
(1)線を使わずに,点またはごく軽いタッチで描く画法。山水画の米点(ベイテン)や,印象派が行なった異なる色の並置によって視覚混合を生じさせる描法など。点描法。
(2)人物や事物の特徴的な部分をとらえて,簡潔に描写すること。「下町の人情を―した作品」
てんびょうしゅぎ
てんびょうしゅぎ [5] 【点描主義】
⇒新印象主義(シンインシヨウシユギ)
てんびょうほう
てんびょうほう [0] 【点描法】
点描{(1)}によって描く技法。また,新印象派の画家スーラたちが印象派の理論を科学的に究明して用いた彩色技法。
てんびん
てんびん【天秤】
a balance (はかり);→英和
a beam (はかりざお);→英和
a pole (天秤棒).→英和
〜にかける weigh <a thing> in the balance.‖天秤座 the Balance;the Scales;Libra.
てんびん
てんびん [0] 【天秤】
(1)重さを比較して質量を測定する装置。竿(サオ)の中点を支点として両端に皿をつるし,一方に測定しようとする物体を,他方に分銅をのせる。竿が水平になれば物体の質量がわかる。
(2)「天秤棒」の略。
(3)ミシンの部品の一。上下に動いて上糸を繰り出したり,引き締めたりする。
(4)釣りで,道糸・鉤素(ハリス)・おもりを接続する金具。片天秤と両天秤がある。
(5)比較すること。
天秤(4)[図]
てんびん=に掛ける
――に掛・ける
(1)選択にあたって,二つの物事の優劣・損得を比べてみる。
(2)身の処し方に困らないように,対立する両方に関係をつけておく。両天秤に掛ける。
てんびんきゅう
てんびんきゅう [3] 【天秤宮】
黄道十二宮の第七宮。天秤座に相当していたが,歳差のため現在は西方にずれている。
てんびんざ
てんびんざ [0] 【天秤座】
〔(ラテン) Libra〕
七月中旬の宵に南中する黄道星座。古くは黄道十二宮の天秤宮に相当し,この星座に秋分点があった。
てんびんぜめ
てんびんぜめ [0] 【天秤責め】
(1)天秤棒に両腕を縛りつける拷問。
(2)閻魔の庁で,現世での善悪を天秤にかけてはかり,その程度に応じて罪科を科すること。「―に掛けられて業の秤に罪科極り/歌舞伎・三人吉三」
てんびんぼう
てんびんぼう [0][3] 【天秤棒】
両端に荷をかけ物を運ぶための棒。中央を肩にあてかついで運ぶ。天秤。
てんぴ
てんぴ【天火】
<bake in> an oven.→英和
てんぴ
てんぴ [1] 【天日】
太陽の光。また,太陽の熱。「―乾燥」「布地を―にさらす」
てんぴ
てんぴ [1] 【天火】
(1)加熱調理器具の一。熱した空気によって食品を蒸し焼きにする。熱源を備えたものと,こんろなどの上に置いて用いるものがある。オーブン。
(2)「てんか(天火){(1)}」に同じ。「―ひかり落て/浮世草子・永代蔵 4」
てんぴ
てんぴ【天日】
<dry in> the sun;→英和
sunlight.→英和
てんぴじお
てんぴじお [3] 【天日塩】
天日製塩によって作った食塩。てんじつえん。
てんぴせいえん
てんぴせいえん [4] 【天日製塩】
製塩法の一。塩田に海水を導き入れ,太陽の熱で水分を蒸発させて食塩を結晶させる方法。降雨量が少なく,空気の乾燥している地に適する。
てんぴょう
てんぴょう テンピヤウ 【天平】
年号(729.8.5-749.4.14)。神亀の後,天平感宝の前。聖武天皇の代。
てんぴょう
てんぴょう [0] 【覘標】
測量のため,選んだ地点に遠くから見えるように据え付ける櫓(ヤグラ)様の目標。
てんぴょうかんぽう
てんぴょうかんぽう テンピヤウ― 【天平感宝】
年号(749.4.14-749.7.2)。天平の後,天平勝宝の前。聖武天皇の代。
てんぴょうがわ
てんぴょうがわ テンピヤウガハ [3][0] 【天平革】
染め革の一。獅子・牡丹などの模様の中に「天平十二年八月」の年紀を染めたもの。江戸時代もっぱら武具に用いた。年紀は製作年代を示すものではない。
天平革[図]
てんぴょうしき
てんぴょうしき テンピヤウ― [0] 【天平式】
天平時代の美術様式。仏像や社寺建築に特徴が見られる。
てんぴょうしょうほう
てんぴょうしょうほう テンピヤウ― 【天平勝宝】
年号(749.7.2-757.8.18)。天平感宝の後,天平宝字の前。孝謙天皇の代。
てんぴょうじだい
てんぴょうじだい テンピヤウ― 【天平時代】
文化史上の時代区分。天平年間を中心に,広くは奈良時代全般(710-794)をさす。
てんぴょうじゃく
てんぴょうじゃく テンピヤウ― [3] 【天平尺】
奈良時代に用いられた尺。唐の大尺に等しい。正倉院・法隆寺に木製・象牙製の遺品があり,一尺は29.6センチメートル。
てんぴょうじんご
てんぴょうじんご テンピヤウ― 【天平神護】
年号(765.1.7-767.8.16)。天平宝字の後,神護景雲の前。称徳天皇の代。
てんぴょうぶんか
てんぴょうぶんか テンピヤウ―クワ [5] 【天平文化】
奈良時代,天平年間を中心に栄えた文化。律令国家の充実を背景にした貴族文化で,唐文化の影響を強く受けて発達し,国際的性格と鎮護国家思想による仏教的性格を大きな特色とする。彫像を中心とするすぐれた仏教美術を生んだ。
てんぴょうほうじ
てんぴょうほうじ テンピヤウ― 【天平宝字】
年号(757.8.18-765.1.7)。天平勝宝の後,天平神護の前。孝謙・淳仁・称徳天皇の代。
てんぴん
てんぴん [0] 【天稟】
天から授かった資質。生まれつき備わっているすぐれた才能。天賦。
てんぶ
てんぶ [1] 【天部】
〔仏〕 諸天の神々。四天王や天竜八部衆など仏教の守護神の総称。
てんぶ
てんぶ [0] 【転部】 (名)スル
所属している部署・学部・クラブなどを変わること。
てんぶくろ
てんぶくろ [0] 【天袋】
押し入れの上部の戸棚。本来は床わきの違い棚の上部に付けられた袋戸棚をいう。
⇔地袋(ジブクロ)
→床脇棚
てんぶつ
てんぶつ [0] 【典物】
質(シチ)に入れること。また,その品物。
てんぶつ
てんぶつ [0][1] 【天物】
天然に産出する物。天産物。
てんぶん
てんぶん [0] 【篆文】
篆書体の文字。篆字。篆書。
てんぶん
てんぶん [0] 【天聞】
天子が聞くこと。天聴。叡聞(エイブン)。
てんぶん
てんぶん【天分がある】
have the gift <of> ;→英和
have a talent <for> .→英和
〜のある <a man> of talent[genius]; <a man> gifted <with> .→英和
てんぶん
てんぶん 【天文】
年号(1532.7.29-1555.10.23)。享禄の後,弘治の前。後奈良天皇の代。
てんぶん
てんぶん [0][1] 【天分】
生まれつきの才能・性質など。天資。「―に恵まれる」
てんぶんほっけのらん
てんぶんほっけのらん 【天文法華の乱】
1536年(天文5),延暦寺の宗徒が京都の日蓮宗寺院二一寺を襲撃破却した事件。京都町衆を中心とする日蓮宗徒は一向一揆や土一揆に対抗して,法華一揆を起こし,京都で大きな影響力をもち,山門との間に天文初年から対立・葛藤が続いていた。これが宗門論争を機に爆発し武力衝突にまで発展した。この乱により1542年まで日蓮宗は京都で禁教とされた。
てんぷ
てんぷ【添付する】
attach;→英和
append.→英和
添付書類 the attached[accompanying]papers.
てんぷ
てんぷ [1] 【天府】
(1)産出物の豊かな肥沃な土地。天然の倉。また,天然の要害。
(2)天子の府庫。天皇の倉。
てんぷ
てんぷ [1][0] 【貼付】 (名)スル
〔「ちょうふ(貼付)」の慣用読み〕
はりつけること。
てんぷ
てんぷ [1] 【転付】
一方から他方へ移すこと。
てんぷ
てんぷ [1] 【天父】
〔天にいる父,の意〕
キリスト教で,神。父神。
てんぷ
てんぷ [1] 【天府・天桴】
〔一説に外来語とも。語源未詳〕
腕時計・懐中時計などの遅速を調節する装置。おもちゃのこまのような形で,これをひげぜんまいを用いて往復回転運動させ,振り子と同じような等時性を得る。
てんぷ
てんぷ [1] 【天賦】
(1)天が与えること。天から授かったもの。
(2)生まれつき備わっている性質・才能。天稟(テンピン)。天資。
てんぷ
てんぷ [1][0] 【添付】 (名)スル
(1)書類などに,その補足として他の物を付け加えること。「案内状に地図を―する」
(2)〔法〕 民法上,所有者を異にする二個以上の物が結合して分割できなくなった時(附合・混和),または他人の物を加工して新たな物を生じた時(加工)に,所有権の得失を生ずること。
てんぷ
てんぷ【天賦の才】
a natural talent[gift].
てんぷく
てんぷく【転覆する】
overthrow <the government> (倒す);→英和
[ひっくりかえる]turn over;be overthrown[overturned];capsize.→英和
てんぷく
てんぷく 【天福】
年号(1233.4.15-1234.11.5)。貞永の後,文暦の前。四条天皇の代。
てんぷく
てんぷく [0] 【天福】
(1)天の与えるさいわい。天与の幸福。
(2)「天福日(テンプクニチ)」に同じ。
てんぷく
てんぷく [0] 【転覆・顛覆】 (名)スル
(1)ひっくり返ること。また,ひっくり返すこと。「船が―する」「脱線―」
(2)政府などの組織体が反対勢力に負けて倒れること。また,倒すこと。「政府ヲ―スル/ヘボン(三版)」
てんぷくにち
てんぷくにち [4] 【天福日】
暦注の一。万事に吉であるという日。一・五・九月の寅(トラ)の日,二・六・一〇月の亥(イ)の日,三・七・一一月の申(サル)の日,四・八・一二月の巳(ミ)の日。天福。
てんぷじんけん
てんぷじんけん [1] 【天賦人権】
〔法〕 人が生まれながらにして有する権利。自然権。
てんぷじんけんせつ
てんぷじんけんせつ [6] 【天賦人権説】
すべて人間は生まれながら自由・平等で幸福を追求する権利をもつという思想。ルソーなどの一八世紀の啓蒙思想家により主張され,アメリカ独立宣言やフランス人権宣言に具体化された。日本では明治初期に福沢諭吉・加藤弘之らの民権論者によって広く主張された。
てんぷせつ
てんぷせつ [3] 【天賦説】
⇒先天説(センテンセツ)
てんぷめいれい
てんぷめいれい [4] 【転付命令】
債務者が第三債務者に対して債権をもつ場合,その債権を券面額で債権者に移転させる裁判所の命令。
てんぷら
てんぷら【天麩羅】
tempura;deep-fried food.海老の〜 a deep-fried prawn.
てんぺい
てんぺい [0] 【天兵】
天の命令によって派遣される兵士。また,天子の派遣する兵士。
てんぺん
てんぺん [0] 【天変】
〔古くは「てんべん」〕
(「地異」に対して)天に起こる異変。日食・月食・雷・突風など。
てんぺん
てんぺん [0] 【転変】 (名)スル
〔「てんべん」とも〕
移り変わること。次々と変化すること。「有為―」
てんぺん
てんぺん [0] 【天辺】
空のはて。また,上空。
てんぺん
てんぺん【天変地異】
a disaster;→英和
a calamity.→英和
てんぺんせつ
てんぺんせつ [3] 【転変説】
インド哲学での宇宙論の一。宇宙は一つの根本的物質が多へと展開・変化して形成されると説く。サーンキヤ学派がその代表。
てんぺんちい
てんぺんちい [5] 【天変地異】
天変と地異。自然界に起こる変事。
てんぺんちいせつ
てんぺんちいせつ [6] 【天変地異説】
過去の地球上では突発的な激しい地殻変動が幾度か繰り返され,そのたびに前の時代の生物群がほとんど死滅し,生き残った一部の生物が世界に広く分布するようになったという考え。キュビエが提唱。その後,アガシーやドルビーニらは天変地異のつど全生物は死滅し,新たに生物が創造されたと考えた。激変説。
→斉一(セイイツ)説
てんぼ
てんぼ [1][0] 【展墓】
はかまいり。墓参。[季]秋。「山陽は―のために竹原に往つて/伊沢蘭軒(鴎外)」
てんぼう
てんぼう [0] 【手ん棒】
〔「てぼう」の転。棒のような手の意〕
指や手首から先のないこと。
てんぼう
てんぼう【展望】
a view;→英和
a survey (概観).→英和
〜する view;survey.〜がきく command a fine view <of> .‖展望車 an observation car.展望台 an observatory.
てんぼう
てんぼう [0] 【点棒】
麻雀で,点数を数えるのに用いる計算棒。チョーマ。
てんぼう
てんぼう [0] 【展望】 (名)スル
(1)広く,遠くの方まで見渡すこと。また,その見渡した眺め。見晴らし。「―台」「山頂から―する」「―がよい」
(2)社会の動向や物事の予測などを広く見渡すこと。また,その見通し。「政局を―する」「将来への―がない」「―が開ける」
てんぼうしゃ
てんぼうしゃ [3] 【展望車】
列車で,景色がよく見わたせるように作られた客車。
てんぼうりん
てんぼうりん [3] 【転法輪】
仏の教法を説くこと。仏法が誤った考えや煩悩を破砕することを,転輪聖王(テンリンジヨウオウ)が輪宝(リンポウ)という武器によって敵を降伏させたことにたとえていう。
てんぼうりんどう
てんぼうりんどう [0] 【転法輪堂】
説法をする際に用いる堂舎。
てんぼうりんのそう
てんぼうりんのそう 【転法輪の相】
釈迦の成道以後五十年の間,法を説いて人々を済度する姿。
てんぼこり
てんぼこり [3] 【貂誇り】
⇒鼬(イタチ)無き間の貂誇り
てんぽ
てんぽ [1] 【転補】 (名)スル
他の官職に任命すること。転任させること。「他国に―せよ/続紀(霊亀二)」
てんぽ
てんぽ【店舗】
⇒店(みせ).
てんぽ
てんぽ [1] 【店舗・店鋪】
商品を並べて販売するための建物。みせ。「―を構える」
てんぽ
てんぽ (名・形動)
〔「てんぽう(転蓬)」の転か。「てんぼ」とも。近世語〕
(1)運を天にまかせること。成り行きにまかせて事をする・こと(さま)。「―に手をうち思ひ入れの米買ひ/浮世草子・置土産 4」
(2)だて。いき。「江戸侍などは着る物も―なを好くさうなの/仮名草子・難波鉦」
てんぽ
てんぽ [1] 【典舗・典鋪】
質屋。質店。
てんぽ
てんぽ [1] 【填補】 (名)スル
不足を補うこと。埋め合わせ。補填。「毎月の不足を,京都にゐる父から―して貰ふ/明暗(漱石)」
てんぽう
てんぽう [0] 【転封】 (名)スル
江戸時代,大名の領地を他にかえること。国替え。移封。
てんぽう
てんぽう [0] 【転蓬】
風に吹かれて飛ぶヨモギ。漂泊の身の上にたとえる。「―の憂え」
てんぽう
てんぽう 【天保】
年号(1830.12.10-1844.12.2)。文政の後,弘化の前。仁孝天皇の代。
てんぽうきんぎん
てんぽうきんぎん [5] 【天保金銀】
江戸時代,天保年間に鋳造された金銀貨。二朱金・五両判・大判・小判・一分金・一分銀・丁銀・豆板銀がある。
てんぽうざん
てんぽうざん 【天保山】
大阪市港区,安治川河口南岸にある小丘。1831年(天保2),安治川浚渫(シユンセツ)の土砂をもって築き,灯台を設けて河口の標識とした。旧称,目印山。
てんぽうすいこでん
てんぽうすいこでん 【天保水滸伝】
笹川繁蔵(シゲゾウ)と飯岡助五郎の出入りや勢力(セイリキ)富五郎の自殺事件など,下総の利根川周辺の侠客の争いを扱った講談。繁蔵を義侠の人として描き,またニヒルな浪人平手造酒(ヒラテミキ)が活躍する。歌舞伎や浪曲にも取り入れられている。
てんぽうせん
てんぽうせん [0] 【天保銭】
(1)「天保通宝(テンポウツウホウ)」の通称。
(2)〔1871年(明治4),天保通宝が八厘(リン)通用となり一銭に足りないことから〕
知恵の足りない人,頭の悪い人間をあざけっていう語。
(3)〔形が(1)に似ていたことから〕
旧陸軍大学校の卒業生が胸につけた徽章の俗称。
てんぽうそう
てんぽうそう [3] 【天疱瘡】
健康な皮膚に,突然,水疱が生じる疾患。原因不明だが,一種の自己免疫疾患と考えられている。難治性で,特定疾患の一。
てんぽうつうほう
てんぽうつうほう [5] 【天保通宝】
1835年以降,江戸幕府の鋳造した銅銭。長円形で,中央に角形の穴があけられ,「天保通宝」の極印(ゴクイン)がある。一枚は百文に通用し当百(トウビヤク)ともいわれた。明治時代は八厘とされ,1891年(明治24)まで通用した。天保銭。
天保通宝[図]
てんぽうのかいかく
てんぽうのかいかく 【天保の改革】
江戸後期,天保年間に行われた幕府・諸藩による改革。狭義には1841年から43年にかけて,老中水野忠邦を中心に行われた江戸幕府の政治改革。水野は風俗粛正・奢侈(シヤシ)禁止・物価引き下げを図り,人返しの法,株仲間の解散,上知令などを発したが,諸大名や町人・農民の反対にあって失脚した。諸藩においても藩債整理などによる財政改革や専売制などが行われた。
てんぽうのききん
てんぽうのききん 【天保の飢饉】
1833年から36年の全国的な大飢饉。米価の騰貴,農村の荒廃ははなはだしく,各地で一揆・打ちこわしが続発し,37年大塩平八郎の乱が起き幕府の動揺が深まった。
てんぽうれき
てんぽうれき [3] 【天保暦】
日本最後の太陰太陽暦。1842年渋川景佑らにより編せられ,44年より72年(明治5)の太陽暦採用まで行われた。
てんぽくげんや
てんぽくげんや 【天北原野】
北海道北部,天塩(テシオ)川と頓別川の下流以北にひろがる原野。天塩・北見にまたがり,沿岸部では酪農が盛ん。
てんぽのかわ
てんぽのかわ 【てんぽの皮】
「てんぽ」を強めていう語。「―行てのけう/浄瑠璃・長町女腹切(中)」
てんぽの皮
てんぽのかわ 【てんぽの皮】
「てんぽ」を強めていう語。「―行てのけう/浄瑠璃・長町女腹切(中)」
てんぽばいしょう
てんぽばいしょう [4] 【填補賠償】
本来の履行が不能になった場合の損害賠償。借家人が過失で家屋を全焼させた場合に,その時価金額を賠償するのがその例。
てんぽん
てんぽん [0] 【点本】
訓点を施した本。訓点本。付点本。付訓本。
⇔無点本
てんま
てんま 【天満】
大阪市北区,旧淀川と天満堀川(埋め立て)に囲まれた街区。天満(テンマン)宮があるところからの称。
てんま
てんま [1] 【天馬】
⇒てんば(天馬)
てんま
てんま [1] 【天魔】
〔仏〕 四魔(シマ)の一。欲界の第六天すなわち他化自在天に住んで,人が善事を行なったり,真理に至ろうとするのを妨げる。天子魔。
てんま
てんま [0] 【伝馬】
(1)逓送用の馬。律令制では,各郡におき官吏の公用に供した。平安時代以降,制度は乱れたが,江戸幕府はこれを整備し,主要幹線路の宿駅ごとに一定数,常備させて公用にあてた。
(2)「伝馬船」の略。
てんまいん
てんまいん [3] 【伝馬印】
戦国大名がその分国内における伝馬の使用を許可・命令する文書(伝馬手形)に押した朱印。伝馬朱印。
てんまおくり
てんまおくり [4] 【伝馬送り】
「宿(シユク)継ぎ」に同じ。
てんまく
てんまく [1] 【天幕】
(1)天井に張り渡す幕。
(2)テント。
てんまく
てんまく【天幕】
⇒テント.
てんまくけむし
てんまくけむし [5] 【天幕毛虫】
ウメケムシの別名。
てんまこみ
てんまこみ [0] 【伝馬込み】
大型の和船の船体中央部に設けた,伝馬船を引き入れるための出入り口。はしけこみ。
→和船
てんましゅいん
てんましゅいん [4] 【伝馬朱印】
⇒伝馬印(テンマイン)
てんまじょ
てんまじょ [0][4] 【伝馬所】
江戸時代,諸街道の宿場で,運送に携わる人足・馬匹のために指定された特定の家屋・場所。
てんません
てんません【伝馬船】
a lighter.→英和
てんません
てんません [0] 【伝馬船】
小型の和船。普通,本船に搭載され岸との間の荷物の積み降ろしに用いられた。橋船。はしけ。てんまぶね。
伝馬船[図]
てんまそうどう
てんまそうどう 【伝馬騒動】
1764〜65年,幕府の伝馬助郷役への増助郷(マシスケゴウ)に反対して起きた広域農民一揆。武蔵・上野(コウズケ)・下野(シモツケ)・信濃四国に広がりをみせたが,関東郡代伊奈半左衛門は要求受け入れを約し,農民側の勝利のうちに収拾。主謀者,関兵内(セキノヘイナイ)はのち獄門に処された。
てんまちょう
てんまちょう 【伝馬町】
(1)江戸開府の際,伝馬を業とする人々が集住した,現在の東京都中央区日本橋付近の町名。大伝馬町・小伝馬町に分かれる。のちに江戸を代表する問屋街となった。また,小伝馬町には幕府の牢屋敷が置かれた。
(2)牢屋の異称。「朝帰り座敷へ―が出来/柳多留 22」
てんまつ
てんまつ [0][1] 【顛末】
事の初めから終わりまでの経過。一部始終。「事の―を語る」
てんまつ
てんまつ【顛末】
[詳細] <give> the details <of> ; <tell> the whole story;[事情] <explain> the whole circumstances.
てんまづか
てんまづか 【天馬塚】
韓国,慶州にある新羅(シラギ)の古墳。東西径60メートルの円墳で,五世紀末,六世紀初め頃の王陵とみられる。天馬(テンバ)の描かれた障泥(アオリ)が出土したことから命名。
てんまど
てんまど [0] 【天窓】
採光や換気のために,屋根に設けた窓。
てんまど
てんまど【天窓】
a skylight.→英和
てんまはじゅん
てんまはじゅん [1] 【天魔波旬】
天魔と波旬。人の善事を行うのを妨げる悪魔。「―の,我心を誑(タブラカ)さんとて言ふやらん/平家 3」
てんまぶし
てんまぶし 【天満節】
説経浄瑠璃の一。天満八太夫の創始したもので,万治(1658-1861)から宝永(1704-1711)にかけて,江戸堺町の操座などで行われた。
てんままつり
てんままつり 【天満祭】
大阪市北区の天満(テンマン)宮の夏祭り。陰暦六月二五日(現在は七月二五日)に行われる。宵宮に鉾(ホコ)流し神事があり,本祭の船渡御は有名。日本三大夏祭りの一。天満天神祭。天満の船祭。[季]夏。
てんまやく
てんまやく [3] 【伝馬役】
伝馬の提供,またそれに伴う労を提供する課役。戦国時代より行われたが,江戸時代に最も発達。
てんまんぐう
てんまんぐう [3] 【天満宮】
菅原道真をまつる神社。大阪北区の天満宮,京都の北野天満宮,福岡県の太宰府天満宮などのほか各地にある。学問の神として広く信仰されている。天満社。天満神社。てんまぐう。
てんまんてんじん
てんまんてんじん [5] 【天満天神】
菅原道真の霊を神格化した呼称。また,それをまつる神社。天満大自在天神。
てんみょうがま
てんみょうがま テンミヤウ― [3] 【天明釜】
鎌倉時代以降下野(シモツケ)国安蘇郡天明(栃木県佐野市犬伏町)で作られた鉄の茶釜の総称。室町時代以後芦屋釜と並び称された。多くは無文で地肌に工夫を凝らしており,わびた趣が好まれる。
てんむてんのう
てんむてんのう 【天武天皇】
(?-686) 日本書紀で第四〇代天皇の漢風諡号(シゴウ)(673-686)。名は大海人(オオアマノ)皇子。和風諡号は天渟中原瀛真人(アマノヌナハラオキノマヒト)。舒明天皇第三皇子。兄,天智天皇の皇太子となったが,天皇の死に際し,吉野に退去。672年挙兵して,大友皇子を破り,飛鳥浄御原(アスカキヨミハラ)に即位。在位中,国史の撰修に着手,八色姓(ヤクサノカバネ)を制定し,律令体制を推進した。
→壬申(ジンシン)の乱
てんめい
てんめい 【天明】
年号(1781.4.2-1789.1.25)。安永の後,寛政の前。光格天皇の代。
てんめい
てんめい【天命(とあきらめる)】
(resign oneself to) fate.→英和
人事を尽して〜を待つ Do your best and leave the rest to God.
てんめい
てんめい [0][1] 【天命】
(1)生まれた時から定まっている運命。宿命。
(2)天から授けられた寿命。天寿。
(3)天の命令。天から与えられた使命。「人事を尽くして―を待つ」
てんめい
てんめい [0] 【店名】
店の名前。
てんめい
てんめい [0] 【天明】
明けがた。夜明け。黎明(レイメイ)。
てんめい=を知る
――を知る
〔論語(為政)「五十而知�天命�」〕
五〇歳になる。
てんめいかいご
てんめいかいご [5] 【転迷開悟】
〔仏〕 迷いを転じて,悟りを開くこと。迷いを捨てて仏の真理に目覚めること。
てんめいちょう
てんめいちょう [0] 【天明調】
安永・天明期に,蕉風への復帰を唱えて起こった俳風。与謝蕪村・加藤暁台・三浦樗良(チヨラ)・高桑闌更(ランコウ)・加舎白雄(カヤシラオ)・高井几董(キトウ)などが主な俳人。
てんめいのききん
てんめいのききん 【天明の飢饉】
1782年(天明2)から87年の大飢饉。特に83年の浅間山の大噴火の影響が大きく,東北地方の被害が甚大であった。各地で一揆・打ちこわしが続発し,老中田沼意次の失脚を早めた。
てんめいのたいか
てんめいのたいか 【天明の大火】
1788年(天明8)京都市中の大火。皇居をはじめ市の中心部を焼尽し,焼失家屋一八万戸以上。
てんめつ
てんめつ [0] 【点滅】 (名)スル
あかりがついたり消えたりすること。また,つけたり消したりすること。「ネオンが―する」
てんめつ
てんめつ【点滅する(させる)】
go (turn) on and off.‖点滅器 a switch.点滅信号機 <米> a blinker.
てんめつ
てんめつ [0] 【殄滅】 (名)スル
滅ぼし絶やすこと。滅び絶えること。「敵を―する」
てんめつき
てんめつき [4][3] 【点滅器】
スイッチ。
てんめん
てんめん [0] 【纏綿】
■一■ (名)スル
まつわりつくこと。からみつくこと。「憂患の胸間に―するあり/佳人之奇遇(散士)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
(1)まつわりついて離れないさま。「お前を庇ふ心持が始終自分の心に―としてゐたものだから/疑惑(秋江)」
(2)情愛のこまやかなさま。「情緒―」
てんめん
てんめん [0] 【転免】
転職と免職。転官と免官。
てんもう
てんもう [0] 【天網】
天が張りめぐらした網。悪事に対して天道の厳正なことを網にたとえた語。
てんもう
てんもう【天網恢恢(かいかい)疎にして漏らさず】
Heaven's vengeance is slow but sure.
てんもう
てんもう [0] 【展毛】
紡績で,開毛機でほぐした繊維をさらにこまかくほぐし,同時に繊維および添加した油を平均に混和する工程。
てんもう=恢恢(カイカイ)疎(ソ)にして漏(モ)らさず
――恢恢(カイカイ)疎(ソ)にして漏(モ)らさず
〔老子「天網恢恢,疎而不�失」〕
天網は目があらいようだが,悪人を漏らさず捕らえる。天道は厳正で悪事をはたらいた者には必ずその報いがある。
てんもうおりもの
てんもうおりもの [5][6] 【添毛織物】
⇒パイル織(オリ)
てんもく
てんもく [0] 【天目】
(1)「天目茶碗」に同じ。
(2)擂鉢(スリバチ)形の茶碗の総称。
(3)「天目台」の略。
てんもくざん
てんもくざん 【天目山】
(1)山梨県東山梨郡大和村にある山。海抜1380メートル。1582年織田軍に攻められて,武田勝頼が一族とともに山麓で自刃した。
(2)中国,浙江省北部の,安徽省との境近くにある山。仏教や道教の寺院が多い。海抜1507メートル。ティエンムー-シャン。
(3)({(1)}から転じ)土壇場。勝敗の決まる所。
てんもくだい
てんもくだい [0][4] 【天目台】
天目茶碗をのせる台。
てんもくぢゃわん
てんもくぢゃわん [5] 【天目茶碗】
浅い擂鉢(スリバチ)形をした抹茶(マツチヤ)茶碗。日本での称で,本来は中国福建省の建窯(ケンヨウ)で焼かれた建盞(ケンサン)をさし,鎌倉時代,浙江省天目山の禅寺から留学僧が持ち帰ったところからこの名がある。のち瀬戸などで写しが作られた。茶の湯で貴人用・台子点前用に用いられ,高台(コウダイ)が小さいため必ず天目台にのせる。天目。
天目茶碗[図]
てんもり
てんもり [0] 【天盛り】
(1)盛りの蕎麦・饂飩(ウドン)に,天ぷらを添えたもの。天蒸籠(テンセイロ)。
(2)酢の物・煮物などを器に盛り付けた上に乗せるもののこと。木の芽やユズなどを用いる。これを添えることで,まだ誰も手を付けていないというもてなしの意も表す。
てんもん
てんもん【天文学(者)】
astronomy (an astronomer).→英和
‖天文学的 astronomical <figures> .天文台 an astronomical observatory.
てんもん
てんもん [0] 【天文】
(1)天体に起こる諸現象。
(2)天空に起こるさまざまな現象を観察し,吉凶を占ったり,暦法を考えたりすること。また,その術。「―・暦数によく達(サト)り/今昔 9」
てんもん
てんもん [1] 【天門】
(1)天にのぼる入り口にあるという門。また,天帝の宮殿の門。[日葡]
(2)天子の宮殿の門。宮門。
(3)鼻の穴。また,両眉の間。「―を扣(タタ)いて醴泉を飲み/三教指帰」
てんもんかた
てんもんかた [0] 【天文方】
江戸幕府の職名。天文・編暦・測量,洋書の翻訳などにあたった。司天官。
てんもんかんどおり
てんもんかんどおり テンモンクワンドホリ 【天文館通り】
鹿児島市の中心繁華街。地名は藩主島津重豪が天文観測所を造ったことによる。百貨店・飲食店などが集まる。
てんもんがく
てんもんがく [3] 【天文学】
〔astronomy〕
宇宙と天体に関する学問。古来より洋の東西を問わず発達した学問で,現在では,位置天文学や天体力学と天体物理学とに大別されている。また,電波天文学など多くの分科があり,人工衛星・宇宙探査機などの新しい観測手段の出現により,急速な発展を遂げる。
てんもんがくてきすうじ
てんもんがくてきすうじ [0] 【天文学的数字】
天文学で扱うような桁数の大きな数字。実生活からかけ離れた大きな数字。
てんもんこうほう
てんもんこうほう [5] 【天文航法】
天体の位置を観測し,船や飛行機の現在位置を求める航法。天測法。測天法。
てんもんじ
てんもんじ [3] 【天文時】
原子時に対して,天体の位置観測による時法の総称。
てんもんたいわ
てんもんたいわ 【天文対話】
天文学書。原題は「二つの宇宙体系すなわちプトレマイオスとコペルニクス説に関する対話」。ガリレオ=ガリレイ著。1632年刊。地動説を支持する者と天動説を信ずる者,および良識的市民の三人物が四日間にわたって取り交わす問答形式で構成され,そのやりとりの中で地動説の正しさが明らかにされている。その内容がキリスト教の教義に反するとして禁書に指定されたが,論文体でなく,しかもイタリア語で書かれた本書は,地動説の普及に大きな役割を果たした。
てんもんたんい
てんもんたんい [5] 【天文単位】
天文学で用いる距離の単位。一天文単位は地球と太陽との間の平均距離にあたる。1.49597870×10¹¹ メートル。記号 AU 天文単位距離。
てんもんだい
てんもんだい [0] 【天文台】
大望遠鏡をはじめとする諸器械を備え,常時,天文学上の観測ならびに研究を行う施設。
てんもんちょう
てんもんちょう [3] 【天文潮】
月や太陽の起潮力によって生ずる潮汐。天体潮。
てんもんどう
てんもんどう [3] 【天文道】
天空の諸現象を観察して,季節を知り,異変を察し,異変があれば古例・文献に照合して記録し,吉凶を判断する術。律令制では陰陽寮の職掌,平安中期以降は安倍家(土御門家)の世業となった。
てんもんどう
てんもんどう [3] 【天門冬】
クサスギカズラの漢名。また,その根を乾燥したもの。薬用にする。
てんもんどけい
てんもんどけい [5] 【天文時計】
天文学上の観測に使用される時計。水晶時計および原子時計などの精密なものが使用される。
てんもんはかせ
てんもんはかせ [5] 【天文博士】
律令制で,陰陽寮の職員。天文・暦数をつかさどり,また天文生を教授する。
てんもんはくめい
てんもんはくめい [0] 【天文薄明】
太陽高度が地平線下一二度から一八度までの薄明。太陽がこれ以下にあると,一般に薄明はなくなり星明りだけとなる。
→薄明
てんや
てんや [0] 【店屋】
(1)店(ミセ)。みせや。
(2)飲食物を売る店。飲食店。
てんやく
てんやく [0] 【点薬】 (名)スル
目に薬をさすこと。点眼。また,その薬。
てんやく
てんやく 【天役・点役】
古代末期から中世にかけ,田地を対象として賦課された臨時税の総称。本来朝廷の特別行事・寺社造営などの費用捻出のための便法であったが,室町中期以降,守護大名が領内の百姓に臨時に課す夫役・公事をいうようになった。
てんやく
てんやく【点訳する】
transcribe[transliterate]in braille (characters).‖点訳聖書 the Bible in braille.
てんやく
てんやく [0][1] 【典薬】
(1)「典薬寮」の略。
(2)律令制で,後宮十二司の薬司の次官。くすりのすけ。
てんやく
てんやく [0] 【点訳】 (名)スル
普通の文字を点字に直すこと。点字訳。「辞書を―する」
てんやく
てんやく [0] 【典鑰・典鎰】
律令制で,中務省の職員。諸役所の蔵の鍵を管理した。かぎのつかさ。
てんやく
てんやく [0] 【転役】
他の役目に替わること。
てんやくのかみ
てんやくのかみ 【典薬頭】
典薬寮の長官。くすりのかみ。
てんやくのすけ
てんやくのすけ 【典薬助】
典薬寮の次官。くすりのすけ。
てんやくりょう
てんやくりょう [4] 【典薬寮】
律令制で,宮内省に属する官司。宮中の医薬・薬園,官人の医療などをつかさどった。くすりのつかさ。
てんやもの
てんやもの【店屋物】
a dish from a restaurant.→英和
てんやもの
てんやもの 【店屋者】
女郎。売女(バイタ)。「わしや―ぢやないぞや/浄瑠璃・生玉心中(上)」
てんやもの
てんやもの [0] 【店屋物】
(自家で作った料理に対して)飲食店からとりよせる食べ物。
てんやわんや
てんやわんや [4][0] (名・形動)
予想外の出来事などのため,大勢の人が勝手に動いて混乱すること。統制がとれないほど多忙なこと。また,そのさま。「―の大騒ぎ」「―の忙しさ」「降って湧いた事件で村中が―だ」
てんやわんや
てんやわんや
<go> topsy-turvy; <make> a fuss <about> ;→英和
<be thrown into> confusion.→英和
てんゆ
てんゆ [1] 【諂諛】 (名)スル
こびへつらうこと。阿諛(アユ)。「阿媚するとか,―するとかつて/火の柱(尚江)」
てんゆう
てんゆう【天佑】
<by> the grace of Heaven[God].
てんゆう
てんゆう [0] 【天佑・天祐】
天のたすけ。天助。
てんゆうしんじょ
てんゆうしんじょ [5] 【天佑神助】
天のたすけと神のたすけ。
てんよ
てんよ【天与の】
Heaven-sent;natural.→英和
てんよ
てんよ [1] 【天与】
天から与えられたもの。天賦。「―の才」
てんよう
てんよう [0] 【点葉】
東洋画で,木の葉を描くのに輪郭線を用いず,軽く筆先で点をうつようにして描く方法。
てんよう
てんよう テンヤウ 【天養】
年号(1144.2.23-1145.7.22)。康治の後,久安の前。近衛天皇の代。
てんよう
てんよう【転用する】
use;→英和
divert;→英和
appropriate.→英和
てんよう
てんよう [0] 【転用】 (名)スル
本来の目的とは違った用途にあてること。「旅費を交際費に―する」
てんらい
てんらい [0][1] 【天来】
天から来ること。人の手に成るとは思えないほどすばらしいもの。「―の妙音」
てんらい
てんらい [0] 【天籟】
(1)自然の音。風の音など。
(2)詩歌などの絶妙なこと。
てんらい
てんらい [0] 【天雷】
かみなり。
てんらく
てんらく [0] 【転落・顛落】 (名)スル
(1)ころがり落ちること。「崖下に―する」「幕下に―する」
(2)落ちぶれること。落魄(ラクハク)すること。「―の道をたどる」
てんらく
てんらく【転落する】
fall;→英和
be degraded <to> .
てんらん
てんらん【天覧】
<be honored with> His Majesty's inspection.
てんらん
てんらん [0] 【天覧】
天皇が見ること。叡覧(エイラン)。「―相撲」「―に供する」
てんらん
てんらん [0] 【転卵】 (名)スル
鳥が温めている卵を回転させること。卵内の胚が卵殻に癒着するのを防ぐ。
てんらん
てんらん [0] 【展覧】 (名)スル
ひろげ並べて人に見せること。「作品を―する」「主人一書巻を―せしむ/伊沢蘭軒(鴎外)」
てんらんかい
てんらんかい【展覧会】
<hold> an exhibition[a show].→英和
〜に出品する exhibit <one's work> in an exhibition.‖展覧会場 an exhibition hall;a gallery.
てんらんかい
てんらんかい [3] 【展覧会】
芸術品・製作物などを並べて多くの人に見せる会。
てんらんかいのえ
てんらんかいのえ テンランクワイノヱ 【展覧会の絵】
〔原題 (ロシア) Kartinki s vystavski〕
ムソルグスキーのピアノ曲。全一〇曲。1874年作。早世した友人の画家ハルトマンの遺作展覧会の印象をもとにした作品。ラベルによる管弦楽用編曲(1922年)も有名。
てんり
てんり [1] 【天理】
万物を支配する天の道理。自然の道理。「―に従う」「―に背く」
てんり
てんり 【天理】
奈良県,奈良盆地の東縁にある市。近世,宿場町・市場町として栄えた丹波市(タンバイチ)が中心。天理教本部・石上(イソノカミ)神宮がある。
てんりきょう
てんりきょう 【天理教】
(1)1838年,大和国の中山みきが天啓を受けて創唱。「親神(オヤガミ)」天理王命(テンリオウノミコト)による世界の救済を説き,祈念と奉仕と相互扶助による平和で幸福な「陽気ぐらし」の実現をめざす。教義を示したものに「みかぐらうた」「おふでさき」「おさしづ」がある。本部は奈良県天理市にあり,人間創造の聖地「元(モト)のぢば」とする。
(2)中国,清代の白蓮教系の秘密宗教結社。教祖は皓生文。華北に広まり,1813年に反乱を起こしたが,三か月で平定された。易の八卦で吉凶禍福を予言したので八卦教ともいう。
てんりじんよく
てんりじんよく [1][1] 【天理人欲】
〔礼記(楽記)〕
天然の本性と人の私的欲望。宋学では,天理を存して人欲を去る工夫が重視されたが,明の中葉におこって清の戴震(タイシン)に至って大成された気の哲学では,天理と人欲は峻別されず,人欲の中に天理があるとされた。
てんりだいがく
てんりだいがく 【天理大学】
私立大学の一。1925年(大正14)創立の天理外国語学校を母体に,49年(昭和24)新制大学となる。本部は天理市。
てんりつ
てんりつ [0] 【天律】
天のさだめ。自然の理法。
てんりゃく
てんりゃく 【天暦】
年号(947.4.22-957.10.27)。天慶(テンギヨウ)の後,天徳の前。村上天皇の代。
てんりゃくのち
てんりゃくのち 【天暦の治】
平安中期,村上天皇の治世。天皇親政を行い,政治・文化に積極的であった時代として,後世賞揚された。
てんりゅう
てんりゅう 【転流】 (名)スル
(1)〔translocation〕
植物に吸収された栄養分や,光合成産物が,他の離れた器官の細胞へ送られること。
(2)〔drift〕
流氷・氷河などによって砂礫(サレキ)が運ばれる現象。
(3)干潮と満潮の水位の差によって,潮の向きが変わること。
てんりゅう
てんりゅう 【天竜】
静岡県西部,天竜川中流域の市。スギ・ヒノキなどの山林地帯をひかえ,製材業が発達。
てんりゅう
てんりゅう [1] 【天竜】
(1)仏法守護の八神である八部衆のうちの天と竜。
(2)天宮を守る竜。てんりょう。
てんりゅう
てんりゅう 【天流】
剣・槍術の一派。祖は常州真壁の人,斎藤伝鬼房勝秀(1550-1587)。天道流。
てんりゅうおくみかわこくていこうえん
てんりゅうおくみかわこくていこうえん テンリユウオクミカハコクテイコウヱン 【天竜奥三河国定公園】
長野・静岡・愛知三県にまたがる国定公園。中央構造線が通り,地形・地質の変化に富む。
てんりゅうがわ
てんりゅうがわ 【天竜川】
長野県の諏訪湖に源を発し,伊那盆地を南流して遠州灘(ナダ)に注ぐ川。長さ213キロメートル。流域に多くのダムがある。
てんりゅうきょう
てんりゅうきょう 【天竜峡】
長野県南部,天竜川中流にある峡谷。両岸は花崗岩からなる絶壁。
てんりゅうざんせっくつ
てんりゅうざんせっくつ 【天竜山石窟】
中国,山西省太原の南西の天竜山にある仏教石窟寺院。東魏から唐代にかけて造営され,山腹に東西二群の二三洞がある。
てんりゅうじ
てんりゅうじ 【天竜寺】
京都市右京区にある臨済宗天竜寺派の大本山。山号,霊亀山。京都五山の第一。足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るため夢窓疎石を開山として1345年建立。初め暦応資聖禅寺と称し,のち天竜資聖禅寺と改称。現在の建物は明治時代のもの。夢窓国師作の池泉回遊式庭園がある。
てんりゅうじは
てんりゅうじは 【天竜寺派】
臨済宗の一派。本山は京都の天竜寺。派祖は夢窓疎石。
てんりゅうじぶね
てんりゅうじぶね 【天竜寺船】
1342年天竜寺造営の費用として五千貫文を提供する条件で室町幕府が公許した,対中国(元(ゲン))との貿易船。
てんりゅうはちぶしゅう
てんりゅうはちぶしゅう [7] 【天竜八部衆】
仏法を守護する,天・竜・夜叉(ヤシヤ)・乾闥婆(ケンダツバ)・阿修羅(アシユラ)・迦楼羅(カルラ)・緊那羅(キンナラ)・摩睺羅迦(マゴラガ)の八神。天竜八部。竜神八部。八部衆。
てんりょ
てんりょ [1] 【天慮】
天子の考え。叡慮。神慮。
てんりょう
てんりょう [1][0] 【天領】
(1)江戸幕府の直轄領。幕府の重要な経済的基盤であり,元禄年間(1688-1704)には四百万石に達した。全国に分布し,郡代・代官を配置し支配させた。
⇔私領
(2)天皇・朝廷の領地。
てんりょう
てんりょう [0] 【填料】
紙の平滑度・白色度・印刷適性などを高めるため,パルプに添加する無機顔料。
てんりょう
てんりょう [1] 【点料】
連歌・俳諧などで,点者が受け取る謝礼。朱料。
てんりん
てんりん [0] 【天倫】
(1)父子・兄弟など,自然に定まっている序。
(2)天の道理。天理。
てんりん
てんりん [0] 【天稟】
「てんぴん(天稟)」に同じ。
てんりん
てんりん [0] 【転輪】
(1)輪を回すこと。また,回っている輪。
(2)「転輪王」の略。
てんりんおう
てんりんおう 【転輪王】
インド神話で,正義によって世界を治める理想的帝王。仏教では三十二相・七宝を具備するとされ,天から感得した輪宝(リンボウ)を転がして四州を治める。輪宝の種類により,鉄輪王・銅輪王・銀輪(ゴンリン)王・金輪王の四輪王がいる。転輪聖王。輪王。
てんりんじょうおう
てんりんじょうおう 【転輪聖王】
「転輪王(テンリンオウ)」に同じ。
てんりんぞう
てんりんぞう [3] 【転輪蔵】
一切経などの大部の経典を収める経蔵で,堂の中心に軸木をたて書棚が自由に回転するように作ったもの。信者はこれを一回転すれば,看経するのと同じ功徳があるという。転輪経蔵。輪蔵。
てんりんらしんぎ
てんりんらしんぎ [6] 【転輪羅針儀】
⇒ジャイロコンパス
てんれい
てんれい [0] 【典例】
よりどころとなる先例。典故。
てんれい
てんれい [0] 【典礼】
(1)儀式。作法。
(2)キリスト教会が行う公の儀式。洗礼・聖餐など。「―書」
→サクラメント
てんれい
てんれい [0] 【典麗】 (名・形動)[文]ナリ
言葉や文章が整っていて美しい・こと(さま)。「―な文章」
てんれい
てんれい [1] 【篆隷】
篆書と隷書。
てんれい
てんれい [0] 【典令】
法律や命令。
てんれいばんしょうめいぎ
てんれいばんしょうめいぎ テンレイバンシヤウメイギ 【篆隷万象名義】
平安初期の字書。空海著。六帖三〇巻。九世紀前半の成立。中国の字書「玉篇」を抜粋したもの。約一万六千字を部首によって五四二部に分け,音注・意義を漢字で付す。見出しに篆書と隷書を掲げる。現存最古の漢字字書。五・六帖は空海とは別人の手によると考えられている。
てんれいもんだい
てんれいもんだい 【典礼問題】
一七,八世紀,中国での布教方法をめぐって起こったカトリック諸派の宗教上の論争。中国人信者の儒教的な伝統儀礼(典礼)への参加の可否について,これを認めるイエズス会と認めないドミニコ会などが対立。1704年教皇の典礼否認により,康煕(コウキ)帝はイエズス会以外の布教を禁じ,23年雍正(ヨウセイ)帝はキリスト教の布教を全面的に禁じた。儀礼論争。
てんろ
てんろ [1] 【転炉】
水平軸のまわりに,ある角度だけ回転するようになった炉。銅製錬または製鋼用に使用。
てんろう
てんろう テンラウ 【天狼】
俳句雑誌。「馬酔木」を脱した山口誓子が西東三鬼(サイトウサンキ)・橋本多佳子らと1948年(昭和23)奈良で創刊。戦後の俳壇に大きな影響を与えた。
てんろうせい
てんろうせい テンラウ― [3] 【天狼星】
大犬座のシリウスの中国名。天狼。
てんろうにち
てんろうにち テンラウ― [3] 【天老日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,万事に吉とする日。
てんろき
てんろき [3] 【転路器】
⇒転轍機(テンテツキ)
てんろく
てんろく 【天六】
〔天神橋筋六丁目の略〕
大阪市北区の,天神橋筋六丁目付近の通称。商業地区・繁華街として知られる。
てんろく
てんろく [0] 【天禄】
(1)天から授かる幸福。天佑(テンユウ)。
(2)古代中国の想像上の動物。鹿または牛に似,角がある。霊獣として印章・墓碑などに刻される。天禄獣。
てんろく
てんろく 【天禄】
年号(970.3.25-973.12.20)。安和の後,天延の前。円融天皇の代。
てんろれきてい
てんろれきてい 【天路歴程】
〔原題 The Pilgrim's Progress〕
小説。バニヤン(J. Bunyan)作。第一部1678年,第二部84年刊。「滅亡の市」を旅立ち,数々の試練を経て「天の都」にたどりつく巡礼者の姿を通して,信仰による魂の救済過程を描く。
てんろん
てんろん 【典論】
中国,魏(ギ)の文帝曹丕(ソウヒ)の文学評論。「論文」一編が伝わる。文体や建安七子の文学を論ずる。「けだし文章は経国の大業,不朽の盛事」の一節がある。
てんわ
てんわ 【天和】
⇒てんな(天和)
てんグラフ
てんグラフ [3] 【点―】
点の数や分布密度により量の大小や分布状態を表したグラフ。統計地図などで使われる。
てんパン
てんパン [0] 【天―】
〔パン(pan)は平らな鍋〕
天火で調理するときに使う薄く四角い鉄板。
てランプ
てランプ [2] 【手―】
取っ手のある小さいランプ。
て候
てそう 【て候】 (連語)
〔「てさうらふ」の転。中世語〕
(1)「…た」の意の丁寧語。…ました。「その次信とやらんの最後所をこそ,この法師が見―しか/幸若・屋島軍」「咸陽をも焼き払う―/史記抄 5」
(2)「…てある」「…ている」の意の丁寧語。…てあります。…ています。…ております。「此等をだに召され―は,重耳を入れう事はやすからう/史記抄 3」「あの花は去年より開き―者をと云ぞ/中華若木詩抄」
て欲しい
てほし・い 【て欲しい】 (連語)
〔接続助詞「て」に補助形容詞「ほしい」の付いたもの〕
⇒ほしい(形)(2)
て留め
てどめ [0] 【て留め】
連歌・俳諧で,一句の末を「て」で留めること。第三句目に多く用いる。て留まり。
→三(ミ)て五(ゴ)らん
で
で (接助)
〔打ち消しの助動詞「ず」の古い連用形「に」に接続助詞「て」の付いた「にて」の転という。中古以降の語〕
動詞および動詞型活用の助動詞の未然形に接続する。打ち消しの意を表し,下に続ける。…ないで。…ずに。「待てといふに散ら―しとまるものならばなにを桜に思ひまさまし/古今(春下)」「おのがかく今日明日におぼゆる命をば,何ともおぼしたら―,雀慕ひ給ふほどよ/源氏(若紫)」
〔語源については「ずて」その他の説もある〕
で
で
「て」の濁音の仮名。歯茎破裂音の有声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。
で
で [0][1] 【出】
(1)内から外へ出ること。また,出る具合・程度。「人の―が少ない」「水の―が悪い」
(2)勤め人・役者・芸者などが仕事の場に出ること。「午後からの―」「楽屋で―を待つ」「早―」
(3)ほかの物や基準の線から突き出ていること。「日の―」「軒の―」
(4)物事をする時のしはじめ。でだし。「―が一拍遅れる」
(5)何らかの作用によって,物事が現れること。また,その具合。「色の―が悪い」
(6)人や物の経てきたところ。出身・出自・素性・出所など。「この壺(ツボ)なら―は確かでございます」「高校―の選手」
(7)予想以上に労力・時間を要すること。また,それによって得られる充実感・満足感。「歩いてみると歩き―がある」「読み―がない」「使い―がある」
で
で【出】
(1)[出身]come of <a good family> .⇒出身.
(2)[水・インクの]flow <easily> ;→英和
have <an easy> flow <of ink> ;draw <well> (茶の).→英和
(3)[月の]the rise <of the moon> .→英和
(4)[程度・分量]It's quite a long way <to> (歩きで);last long (使いで).
で
で [1] (接続)
(主として話し言葉で使う)
(1)前の事柄を受けて次の事柄を言い始めるのに用いる。それで。そこで。「―,とうとう負けました」
(2)相手の話を促すとき使う。それから。「―,どうした」
で
で
〔格助詞「に」に「て」の付いた「にて」の転。中古末から中世以降の語〕
■一■ (格助)
(1)動作・作用の行われる場所を表す。
(ア)「デパート―買い物をする」「日本―初めての実験」
(イ)「…でも,…でも」の形で,場所を列挙する。「日本―も,アメリカ―も,青少年問題には悩んでいる」
(2)動作・作用が行われる時を表す。
(ア)動作が行われる時期を表す。「では」「でも」の形をとることが多い。「現在―は,簡単に解決する問題だ」
(イ)動作・作用の期限・限度を表す。「新幹線は一時間―二百キロも走る」「一〇分間―答えてください」
(3)動作・作用を行う時の事情・状況を表す。「はらぺこ―帰ってくる」「挨拶のつもり―声をかけたのだ」
(4)手段・方法,または道具・材料を表す。「ペン―書く」「汽車―行く」「木と紙―できている日本の家」
(5)原因・理由・動機を表す。「火事―一文なしになる」「撃たれた傷―死ぬ」「老師の一言―さとる」
(6)動作・状態の主体を表す。「委員会―作成した原案」「そっち―ほれても,こっち―いやだ」
■二■ (接助)
〔■一■(5)の用法から転じたもの〕
原因・理由を表す。近世での用法。「嬶達が先へ来て七十の賀を祝うてくれた―,今日の祝ひはさらりと仕舞うた/浄瑠璃・菅原」「馬鹿にされる―面白いのだが,馬鹿にされると気がついちやあもうおしまひだ/滑稽本・浮世床(初)」
〔(1)格助詞「で」は,近世以前でも,意味・用法は,現代語とほとんど変わらない。(2)接続助詞「で」が用いられるのは近世江戸語までで,現代語では,これに代わって,「ので」が用いられる〕
で
で
■一■ (接助)
⇒て(接助)
■二■ (終助)
⇒て(終助)
で
で (助動)
断定の助動詞「だ」の連用形。連用中止法に用い,また,「ある」「ない」「あります」「ございます」などに続けて用いる。
〔古語の断定の助動詞「なり」の連用形「に」に助詞「て」の付いた「にて」の転。中古末から中世へかけての成立〕
→だ(助動)
で∘る
で∘る (連語)
⇒てる(連語)
であ
であ (助動)
〔「である」の語尾「る」が脱落したもの。中世末期の語〕
「である」から「ぢゃ」あるいは「だ」に変化する途中の過渡的な語形。「ミナシッタコト〈デア〉/ロドリゲス」
→じゃ(助動)
であい
であい【出会い】
an encounter.→英和
であい
であい [0] 【出会い・出合い】
(1)出あうこと。初めて顔を合わせること。「偶然の―」「―から三年目の春」
(2)〔「出合い」と書く〕
二つの川・沢の合流する所。支流が本流に合流する所。「一ノ倉沢の―」
(3)〔「出合い」と書く〕
合うこと。
(ア)調和すること。「松茸と柚子は―の物だ」
(イ)売り手と買い手の言い値が一致して売買の契約が成立すること。
(4)男女がしめし合わせて会うこと。密会。「あの若衆めも―ぢやも知れぬ/歌舞伎・お染久松色読販」
(5)付き合い。交際。知り合い。「わいらは住吉で初めて逢うてそれからの―/浄瑠璃・夏祭」
(6)出て立ち向かうこと。勝負。「必ず突くべいと思ひなさるな,それは一人二人の―の時は不苦/雑兵物語」
(7)順序などをあらかじめ定めないで,出るにまかせること。出任せ。「鉦(カネ)の拍子も―ごん��/浄瑠璃・天の網島(上)」
(8)連歌・俳諧で,一座の者が順序を定めないで句のできた者から付けていくこと。
(9)「出合い茶屋」の略。
であいえんきん
であいえんきん [4] 【出合遠近】
俳席の掟三箇条の一。千句興行の席上で同時に複数の連衆から付句が出されたとき,懐紙で近くに付句の出ている者より遠い者の付句を採用すること。
→一句一直(イツクイツチヨク)
→諸礼停止(シヨレイチヨウジ)
であいおんな
であいおんな 【出合ひ女】
出合い宿で売春をする女。出合い者。「月懸りの手かけ者,―,残らずさがして/浮世草子・一代男 2」
であいがしら
であいがしら [4] 【出会い頭・出合い頭】
出会った瞬間。出会い拍子。「―に衝突する」
であいがしら
であいがしら【出合頭にぶつかった】
They bumped into each other as they passed.
であいそうば
であいそうば [4] 【出合い相場】
外国為替の持ち高調整のため,為替銀行が市場で為替の買い埋めや売り埋めをする場合に成り立つ相場。
であいぢゃや
であいぢゃや 【出合ひ茶屋】
男女の逢い引きに用いた茶屋。待ち合い茶屋。出合い。「―の暖簾(ノンレン)に赤手拭(アカテヌグイ)結び置きぬ/浮世草子・一代男 4」
であいづま
であいづま 【出合ひ妻】
人目を忍んで会う女。「忍び��の―/浄瑠璃・妹背山」
であいぼうえき
であいぼうえき [4] 【出会貿易】
江戸初期における日明貿易の形態。明の海禁政策により,両国の商人が台湾・呂宋(ルソン)などで落ち合って取引するもの。
であいもの
であいもの 【出合ひ者】
「出合ひ女」に同じ。「寺中の上白・安白・―,仕懸者の名人共を連れられ/浮世草子・禁短気」
であいやど
であいやど 【出合ひ宿】
江戸時代,男女が密会に用いる家。中宿(ナカヤド)。「女の―,隠してもしるる事ぞと/浮世草子・一代男 3」
であう
であ・う [2] 【出会う・出合う】 (動ワ五[ハ四])
〔「いであう」の転〕
(1)偶然に人や動物に会う。行きあう。遭遇する。「二人が初めて―・った所」「山道で熊に―・う」
(2)ふと目にする。事件を体験する。目にとまる。「こんな奇妙な文章に―・ったことはない」「大事件に―・う」
(3)出て行って相手になる。多く命令形で用いる。「なう人殺しがある―・へ―・へ/狂言・胸突」
(4)出て行って会う。特に男女がしめし合わせて会うことをいう。「中二階にあがれば樽屋―・ひ/浮世草子・五人女 2」
[可能] であえる
であう
であう【出会う】
meet (with);→英和
come across;run into <a person> ;be caught <in a rain> .⇒会う.
であし
であし【出足が良かった(悪かった,にぶった)】
made a good (bad) start;There was a good (slow) turnout <in the balloting> .
であし
であし [0] 【出足】
(1)動き始めるときの速さや状態。「―の鋭い車」
(2)催しなどに人が出かける状態。人の出方。「客の―は上々だ」
(3)相撲で,前へ攻めて出るときの,足の運び具合。「―がつく」
であしばらい
であしばらい [4] 【出足払い】
柔道の技の名。相手の体重が片足に乗ろうとした瞬間に,その足を払う足技。
であっても
であっても (連語)
例示または仮定の条件をとりたてていう意を表す。だって。「たとえ子供―理解しうる」「夏―コートが要る」
であり∘ます
であり∘ます (連語)
〔「である」に丁寧の助動詞「ます」の付いたもの。近世江戸語以降の語〕
「である」の丁寧表現。
(1)「である{(1)}」に同じ。「解けつつある氷の温度は,摂氏〇度―∘ます」「早くみんなに知らせるべき―∘ます」
(2)「である{(2)}」に同じ。「今度の事はすべて私の不徳の致す所―∘ます」
〔(1)江戸の遊里語として発生,多く遊女などが用いた。明治以降は男性も用い,演説などやや改まった言い方として用いられた。また,軍隊用語の一つの特徴ともなった。(2)「であります」の打ち消しの言い方「では(でも)ありません」は,「です」の否定形として,現在でも日常の話し言葉に用いられる〕
であり∘んす
であり∘んす (連語)
〔「であります」の転。「ありんす」は江戸新吉原での遊女の用語〕
…であります。…でございます。「なんぼいぢめいひとつて,庄九郎さん,あんまり―∘んすえ/洒落本・青楼五ツ雁金」
である
であ・る (連語)
〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」に補助動詞「ある」の付いたもの。中世後期以降の語〕
体言および体言に準ずるものに広く接続するほか,活用語の連体形に助詞「の」をはさんで付く(「であろう」の形だけは活用語に直接に付く)。
(1)断定の意を表す。「一足す一は二―・る」「会議で決定した事項はなるべく早く周知させるべき―・る」
(2)(「のである」「なのである」の形で)原因・理由・根拠などの説明を強く述べる。「みんなが困っているのはその事なの―・る」「今さら言い訳の必要はないの―・る」
(3)(「…であれ,…であれ」の形で)事柄を列挙するのに用いる。「山―・れ,谷―・れ,ひとっ飛びに通り過ぎる」
〔(1)現代語では「だ」と同じ働きをもつものとして,「である」全体を一語の助動詞とみる説もある。(2)「静かである」「立派である」などは,通常,形容動詞の連用形「静かで」「立派で」にそれぞれ補助動詞「ある」が付いたものと説かれる。(3)「である」の打ち消しの言い方としては「でない」が用いられる〕
であるから
であるから [2] (接続)
それだから。それゆえ。「だれもが平和を願っている。―こそこの軍縮会議に注がれる視線は熱い」
であるく
である・く [0][3] 【出歩く】 (動カ五[四])
家などにじっとしていないで,あちこちに出掛ける。「年中―・いている」
[可能] であるける
であるく
であるく【出歩く】
go out;gad about.
であるたい
であ・るたい [0] 【である体】
口語文体の一。文末の指定表現として「である」を用いることを基調とする常体の文章様式。小説・論説文など,多く書きことばに用いられる。である調。
である体
であ・るたい [0] 【である体】
口語文体の一。文末の指定表現として「である」を用いることを基調とする常体の文章様式。小説・論説文など,多く書きことばに用いられる。である調。
であろ∘う
であろ∘う (連語)
〔「である」に推量の助動詞「う」が付いたもの。中世後期以降の語〕
体言および体言に準ずるものに付くほか,動詞・形容詞,および動詞型・形容詞型活用の助動詞の連体形にも付く。
(1)話し手の推量判断を表す。…だろう。「それはきっと彼の思い違い―∘う」「自動車で行けば,昼前には着く―∘う」
(2)(活用語の連体形に付いて)話し手自身の決意をやや重々しく表す。「僕はここに最後まで留まる―∘う」「こんな所にはもう二度と来ない―∘う」
〔(1)現代語では,多く論文調の口語文などに用いられ,話し言葉では,「だろう」を用いるのが普通である。(2)「であろう」の丁寧表現としては「でありましょう」が用いられる〕
であんす
であん・す (助動)
〔「であります」の転。近世上方語〕
文末の体言や活用語の終止形に付いて,軽い丁寧の意を表す。…であります。…です。「我等をお尋ねはどなた―・す/歌舞伎・傾城江戸桜」
でい
でい [1] 【泥】
(1)どろ。ひじ。
(2)金銀の箔を粉状にすりつぶして,膠(ニカワ)でといたもの。泥絵・塗り物などに使う。「―にて葦手を書きたるは/栄花(初花)」
(3)南海に住むと考えられた骨のないぐにゃぐにゃした虫。
でい
でい [1] 【出居】
「出居(イデイ){(2)(3)}」に同じ。
でい=の如(ゴト)し
――の如(ゴト)し
酔って正体がない。如泥(ニヨデイ)。「皆人泥のごと酔ひて/宇津保(蔵開上)」
でいいり
でいいり [0] 【泥入り】
絵画や染め物に金泥・銀泥を用いてあること。泥描(ガ)き。泥引き。
でいえ
でいえ [0] 【出家】
分家(ブンケ)。
でいえ
でいえ [0] 【泥絵】
(1)金泥や銀泥で描いた絵。古代の工芸・絵画で好まれた。
(2)「泥絵(ドロエ){(1)}」に同じ。
でいかい
でいかい [0] 【泥塊】
どろのかたまり。
でいかいがん
でいかいがん デイクワイ― [3] 【泥灰岩】
炭酸塩に富む泥質の堆積岩。泥岩と石灰岩との中間で,石灰質泥岩あるいは泥質石灰岩とも呼ばれる。マール。
でいかざん
でいかざん [3] 【泥火山】
地中から噴出するガスや水で吹き飛ばされたり,押し出されたりして,噴気孔の周りにできる泥質の小丘。噴気地域や天然ガス田・油田に見られる。秋田県の後生掛(ゴシヨガケ)温泉の例は有名。
でいがき
でいがき [0] 【泥描き】
金泥・銀泥で描くこと。
でいがん
でいがん [0] 【泥眼】
能面の一。目に金泥を塗った女面。「葵上(アオイノウエ)」の前シテなど,嫉妬に狂う女性に用いられるが,本来は神霊の女面として作られたもので,「当麻(タエマ)」の後シテ(中将姫の霊)などにも用いる。
泥眼[図]
でいがん
でいがん [1] 【泥岩】
堆積岩の一。粒径一六分の1ミリメートル未満の泥質物が堆積・固化してできた岩石。粒度によってシルト岩と粘土岩とに分ける。
でいきん
でいきん [0] 【泥金】
「金泥(コンデイ)」に同じ。
でいこう
でいこう [0] 【泥膏】
⇒パスタ剤(ザイ)
でいご
でいご [0] 【梯梧・梯姑】
マメ科の落葉高木。インド原産。江戸時代に渡来。観賞用に暖地で栽培する。葉は互生し,大形。五,六月,枝先に総状花序を出し,緋紅色の蝶形花を密生する。デイコ。
〔「梯梧の花」は [季]夏〕
→海紅豆(カイコウズ)
でいさ
でいさ [1] 【泥砂】
どろとすな。泥土。
でいざい
でいざい [0] 【泥剤】
パスタ剤。
でいし
でいし デヰ― [2] 【出居衆】
〔「でいしゅ」の転〕
「でいしゅう(出居衆){(2)(3)}」に同じ。「者(シヤ)がいくたり,子供が何人,その内…,―がどれ��/洒落本・辰巳婦言」
でいしゃ
でいしゃ [1] 【泥砂・泥沙】
どろとすな。また,価値のないもののたとえ。でいさ。
でいしゅ
でいしゅ デヰ― [2] 【出居衆】
「でいしゅう(出居衆)」に同じ。
でいしゅう
でいしゅう デヰ― [2] 【出居衆】
〔「でいしゅ」とも〕
(1)中世,将軍家など貴人の邸宅の出居(イデイ)に伺候して申次・供奉などの任にあたる人々。
(2)近世,町家に寄宿して武家・商家に奉公したり土木労役の作業をした出稼ぎ者。しばしば幕府による禁制の対象となった。
(3)近世,主人に抱えられず,自前で営業した芸娼妓。
でいしょう
でいしょう [0] 【泥象】
人間・動物にかたどった土製の像。中国で,墓の副葬品として作られた。人間の像を特に俑(ヨウ)という。
→明器
でいしょう
でいしょう [0] 【泥沼】
泥深い沼。どろぬま。
でいじょう
でいじょう [0] 【泥状】
どろのような状態。
でいすい
でいすい【泥酔する】
be[get]dead drunk.→英和
泥酔者 a drunkard;→英和
a drunk.
でいすい
でいすい [0] 【泥酔】 (名)スル
わけがわからなくなるほど,ひどく酔うこと。「―して路上に寝てしまう」
でいすい
でいすい [0] 【泥水】
(1)どろみず。
(2)花柳界のたとえ。「―に沈む」
でいせん
でいせん [0] 【泥線】
海域の堆積物が泥になる,最も水深の浅い所を連ねた線。その深さは波浪・潮流などによって異なる。内湾で浅く,外洋で深い。
でいそ
でいそ [1] 【泥塑】
粘土でかたどった,素焼きされていない像・人形。
でいそじん
でいそじん [3] 【泥塑人】
土をこねて作った人形。泥(ドロ)人形。
でいたん
でいたん【泥炭】
peat.→英和
でいたん
でいたん [0] 【泥炭】
水生植物や苔類などの遺体が堆積し,酸素の乏しい条件のもとで不十分な分解を受けた土塊状のもの。多量の水分を含むため,乾燥しなければ燃焼しない。ピート。すくも。
→草炭(ソウタン)
でいたんち
でいたんち [3] 【泥炭地】
泥炭が堆積している湿地。尾瀬ヶ原やサロベツ原野などが代表例。
→湿原
でいたんど
でいたんど [3] 【泥炭土】
泥炭からできている有機質土壌。
でいだん
でいだん [0] 【泥団】
〔どろのかたまりの意〕
(1)無価値なもの。無意味なもの。
(2)理屈。理屈でしかない考え。「―を弄する」
(3)煩悩(ボンノウ)。現世の欲望。「自在に―を放下(ホウゲ)して,破笠裏に無限の青嵐を盛る/草枕(漱石)」
でいちゅう
でいちゅう [0] 【泥中】
どろの中。
でいちゅうのはちす
でいちゅうのはちす 【泥中の蓮】
〔「維摩経」の「譬如�高原陸地不�生�蓮華�,卑湿淤泥乃生�此華�」などによる語〕
真理・悟りなどが煩悩(ボンノウ)に汚染されないことのたとえ。転じて,汚れた環境にあっても清らかなもののたとえ。泥の蓮。汚中の清。
でいでい
でいでい
江戸で,雪駄(セツタ)や履物の修理をする人が触れ歩く声。また,その人。でえでえ。
でいと
でいと [1] 【泥塗】
泥まみれになること。また,ぬかるみ。「膩膏黏着―の如く/明六雑誌 21」
でいとう
でいとう [0] 【泥塔】
泥土で造った小形の卒塔婆(ソトバ)。中に経文,梵字(ボンジ)などを買いて納め,滅罪延命のために供養する。土塔。
でいとうほう
でいとうほう [0] 【泥塔法】
滅罪,息災または延命のため,泥塔を造って供養する修法(ズホウ)。泥塔供(デイトウク)。
でいど
でいど [1] 【泥土】
どろどろの土。どろ。つまらないもの,きたないもののたとえにも用いる。
→泥(ドロ)
でいねい
でいねい [0] 【泥濘】
ぬかるみ。
でいばだった
でいばだった 【提婆達多】
⇒だいばだった(提婆達多)
でいばんがん
でいばんがん [3] 【泥板岩】
⇒頁岩(ケツガン)
でいびき
でいびき [0] 【泥引き】
刷毛(ハケ)などで金泥・銀泥を引くこと。
でいまん
でいまん [0] 【泥鏝】
壁を塗るときに用いるこて。
でいり
でいり【出入り】
coming and going;[収支]receipts and payments;[もめごと](a) trouble;→英和
a fight.→英和
〜する ⇒出入(はい)り.〜の(大工) (a carpenter) in one's regular employ.
でいり
でいり [1] 【泥裡・泥裏】
泥の中。[日葡]
でいり
でいり [0][1] 【出入り】 (名)スル
(1)出ることと入ること。ではいり。「人の―が多い家」「車が―する」「―口(グチ)」
(2)その家を度々訪れて,親しく付き合っていること。また,商人・職人などが贔屓(ヒイキ)になっていて,しばしばその家を訪れること。「親の代から親しく―している」「―の骨董(コツトウ)屋」
(3)数量がある基準より多くなることと少なくなること。増減。「三〇人の予定だが多少の―はあるかもしれない」
(4)けんか。もめごと。いざこざ。「やくざの―」
(5)金が出ることと入ること。勘定。また,勘定を済ませること。「金の―をすまして置いて一番言ふことがある/洒落本・二日酔巵觶」「此間の股引の―はどうしなさる/滑稽本・膝栗毛 7」
(6)出入り筋(スジ)による争い。訴訟。公事(クジ)。「とつ様の―も夏の物共人手に渡し/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(7)囲碁の寄せの段階で,ある部分に自分が打つのと相手から打たれた場合との目数(メカズ)の差。「―一〇目(モク)」
でいり=に土塊(ドカイ)を洗う
――に土塊(ドカイ)を洗う
泥の中で土のかたまりを洗う。無駄な骨折り,無意味な行為をすることや,訳の分からないことをしていることのたとえ。
でいりぐち
でいりぐち [3] 【出入り口】
建物の,人が出入りするところ。
でいりぐち
でいりぐち【出入口】
an entrance.→英和
でいりこ
でいりこ [3] 【出入り子】
サメの子。母体の口から胎内に出入りすると考えられていた。
でいりさき
でいりさき [0] 【出入り先】
商人や職人がいつも出入りしている相手の家や店。得意先。
でいりすじ
でいりすじ [3] 【出入り筋】
江戸時代の訴訟手続の一。奉行所など裁判機関が原告・被告の双方を出頭させ,対決審問して判決を与えるもの。主に民事事件に行われる。
⇔吟味(ギンミ)筋
でいりば
でいりば [0] 【出入り場】
親しく出入りしている家。得意先。「―の旦那どのさ/滑稽本・浮世風呂 2」
でいりぼうこう
でいりぼうこう [4] 【出入り奉公】
住み込みではなく,自宅から通って奉公すること。「先づ両人は別家を持たせ,一日替りに―と定め/浮世草子・織留 2」
でいりゅう
でいりゅう [0] 【泥流】
多量の水を含んだ泥土または火砕物の流れ。また,それらが斜面を流れ下る現象。
でいろ
でいろ [1] 【泥路】
ぬかるみのみち。どろみち。
でうず
でうず (連語)
〔完了の助動詞「つ」の未然形「て」に推量の助動詞「むず」の付いた「てむず」の転である「てうず」が撥音「ん」をうけて「でうず」となったもの〕
…しようとする。「あぱれ,おのれは日本一の剛の者に組ん―な,うれ/平家 7」
でうたい
でうたい [2] 【出唄い】
歌舞伎で,長唄連中が山台(ヤマダイ)や雛壇(ヒナダン)へ並んで演奏すること。
でえす
でえす (助動)
〔活用形は「でえす」の形のみ。近世上方語〕
文末の体言や活用語の終止形に付いて,丁寧ではあるがやや尊大な気持ちを表す。…であります。…です。「そんな事はとんと覚えない〈でえす〉/咄本・臍の宿替」「拙者を爰へ引(ヒコ)擦り出いてなん〈でえす〉/浄瑠璃・釜淵双級巴」「何やら話したい事があると人をこしたは其事〈でえす〉か/浄瑠璃・双蝶蝶」
でえんす
でえんす (助動)
〔近世上方語。活用形は「でえんす」の形のみ〕
文末の体言や活用語の終止形に付いて,丁寧ではあるがやや尊大な気持ちを表す。…であります。…です。「これなるは化粧(ケハイ)坂の少将といふああ慮外ながら太夫〈でえんす〉/浄瑠璃・加増曾我」
でおくれ
でおくれ [0] 【出遅れ】
物事を開始するのがおくれること。
でおくれる
でおく・れる [0] 【出遅れる】 (動ラ下一)
出かけるのが遅れる。また,取り掛かるのが遅れる。「選挙戦に―・れる」
でおんな
でおんな [2] 【出女】
(1)江戸時代,宿場の旅籠(ハタゴ)に抱えられ,客引きや客の世話をした女。売春もした。おじゃれ。飯盛り。「所在こそ―なれ,お大名へも知られた関の小まんがてて親を/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(2)江戸時代,江戸から出て行く女。
→入り鉄砲(デツポウ)に出女
でか
でか
<話> a dick; <米話> a sleuth.→英和
でか
でか [1]
刑事。
〔明治時代,刑事が角袖を着ていたので,「かくそで」を転倒して略した語〕
でかい
でか・い [2] (形)
大きい。でっかい。「―・い家だ」「―・いことを言う」
[派生] ――さ(名)
でかい
でかい
big;→英和
huge;→英和
colossal.→英和
でかえり
でかえり [0] 【出帰り】
「出戻(モド)り」に同じ。
でかかる
でかか・る [3][0] 【出掛(か)る・出懸(か)る】 (動ラ五[四])
今にも出ようとする。もう少しで出る。「門口へ―・る」「喉(ノド)まで―・った言葉をこらえる」
でかける
でか・ける [0] 【出掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 でか・く
(1)家などを出て他所へ行く。「買い物に―・ける」「親類の家へ―・ける」
(2)その場所から出ようとする。出かかる。「玄関を―・けた時に雨が降り出した」
(3)しようとする,手をつけようとすることのしゃれた言い方。「今日は天満の社内の茶屋で,酒と―・けて遊ばんと/浄瑠璃・生玉心中(上)」
でかける
でかける【出掛ける】
go out <for a walk> ;go[start] <on a trip> ;→英和
go <shopping> .
でかした
でかした
Well done!/ <米> Good for you!/I'm proud of you!
でかした
でかした 【出来した】
⇒「出来(デカ)す」の句項目
でかす
でか・す [2] 【出来す】 (動サ五[四])
(1)出て来させる。作り上げる。こしらえる。また,よくない事態を招く。「おめえが―・したことだから斯議論をつめられちやあ/西洋道中膝栗毛(魯文)」「今日中に―・す約束で誂へてござるほどに/狂言・麻生」
(2)見事に成し遂げる。うまくやる。「是は大事の物だと思つて尻輪へひつ付けたが,―・したではないか/雑兵物語」
でかせぎ
でかせぎ【出稼ぎに行く】
go to <Tokyo> to work.出稼ぎ労働者 a seasonal worker.
でかせぎ
でかせぎ [0] 【出稼ぎ】 (名)スル
家を離れて一定期間他の地方や国で働くこと。多く農業従事者の季節労働をいう。
でかた
でかた【出方】
one's attitude <toward> (態度);[流出]⇒出(で).
でかた
でかた 【出方】
(1) [2][3]
出る様子・方法。「枝の―」「世の中への―に問題がある」
(2) [2][3]
交渉などに臨むときの態度・方針。「相手の―を見る」
(3) [0]
相撲茶屋・劇場などで,客の世話や雑用をする男。
でかでか
でかでか
〜と in huge[bold]letters; <be published> with heavy headlines.
でかでか
でかでか [3] (副)
(多く「と」を伴って)ふつりあいなほど大きく,大げさで目立つさま。「―と広告を出す」
でかばちない
でかばちな・い (形)[文]ク でかばちな・し
〔近世語。「ない」は接尾語〕
非常に大きい。途方もない。でっかちない。「まだ前髪の形(ナリ)をして,―・い事を仕出したの/歌舞伎・幼稚子敵討」
でかわる
でかわ・る 【出替はる】 (動ラ四)
〔「でがわる」とも〕
(1)交替する。「二月(キサラギ)は草も―・る雪間かな/崑山集」
(2)出替わり奉公の奉公人が交替する。「―・りし身のかたづきや草枕/井華集」
でかんしょぶし
でかんしょぶし 【でかんしょ節】
兵庫県篠山(ササヤマ)町の民謡で,盆踊り唄。西日本に広く分布する「盆踊り口説き」に由来。旧制高校で愛唱され,全国に広まった。篠山節。
〔「でかんしょ」は「どっこいしょ」の訛ったもの〕
でかんしょ節
でかんしょぶし 【でかんしょ節】
兵庫県篠山(ササヤマ)町の民謡で,盆踊り唄。西日本に広く分布する「盆踊り口説き」に由来。旧制高校で愛唱され,全国に広まった。篠山節。
〔「でかんしょ」は「どっこいしょ」の訛ったもの〕
でかラケ
でかラケ [0]
テニスで,ラージ-ラケットの俗称。
でがい
でがい [0] 【出買い】
(1)買い手が売り手の所へ行って買うこと。
(2)江戸時代,仲介を通さず港湾に係留している廻船から直接積み荷を買い取ること。禁制。「―舟(ブネ)」
でがいちょう
でがいちょう [2] 【出開帳】 (名)スル
開帳のとき,寺の本尊などを寺院外の場所に移して公開すること。
⇔居開帳
[季]春。《炎上をまぬがれたまひ―/清原枴童》
でがけ
でがけ [0] 【出掛け】
〔「でかけ」とも〕
出掛けようとする時。また,出たばかりのところ。「―に来客がある」
でがけ
でがけ【出がけに】
just as one is about to go out;just when one is going out.
でがけすがた
でがけすがた [4] 【出掛け姿】
(1)出かける時のよそおい。
(2)遊女が客によばれて揚屋へ行く時の姿。「此夕ざれの―,端居(ハシイ)して見せまいらすに/浮世草子・一代女 2」
でがたり
でがたり [0][2] 【出語り】
歌舞伎で,浄瑠璃太夫と三味線弾きが舞台に設けられた席に出,見物人に姿を見せて演奏すること。義太夫節は御簾内(ミスウチ)で語る場合もあるが,常磐津節・富本節・清元節は出語りが原則。
⇔御簾内
でがち
でがち [0] 【出勝ち】
連歌・連句の付け順の方法の一。一座一巡ののち,付句のできた者から付けること。でき次第。であい。
でがら
でがら [0] 【出殻】
「出涸(デガ)らし」に同じ。
でがらし
でがらし [0] 【出涸らし】
茶などを煎じ出したり,煮出したりして味や香りが薄くなること。また,そのもの。でがら。
⇔出花
「―のお茶」
でがらし
でがらし【出涸らしの茶】
old[weak]tea.
でがわり
でがわり [0] 【出替(わ)り・出代(わ)り】
〔「でかわり」とも〕
(1)先の人の出たあとに,次の人が入ること。入れ替わり。交代。「客が此れと決つてないので,引断(ヒツキリ)なしに―がある/魔風恋風(天外)」
(2)出替わり奉公の者が一年または半年の年季を終えて交替すること。また,その日。春(一年)または春秋(半年)が交代期であった。[季]春。
でがわりほうこう
でがわりほうこう [5] 【出替(わ)り奉公】
江戸時代,一年または半年を期限として奉公すること。下男・下女に多かった。期限は三月五日と九月五日と定められていた。
でき
でき [0] 【出来】
(1)できること。できあがること。「今―の品」「―高」
(2)できあがったもののようす。作られ方。でき具合。できばえ。「昔の物は―が違う」「いつもより―が悪い」「上―」
(3)農作物の実り具合。収穫。「米は七分の―だ」
(4)釣りで,魚が孵化(フカ)して一年以内であること。当歳。「―ハゼ」
(5)よくできていること。「是も―でござる/狂言・角水聟」
(6)接頭語的に用いて,一時的に生じたこと,急になり上がることの意を表す。「―心」「―分限」
でき
でき【出来の良い(悪い)】
of fine (poor) workmanship (品物);[成績]bright (dull) <boy> ;→英和
be doing well (poorly) <at school> ; <have> a good (poor) crop <of> (農作物).
できあい
できあい【溺愛する】
dote <upon a child> .→英和
できあい
できあい【出来合いの】
ready-made;ready-to-wear; <米> store <clothes> .→英和
‖出来合いの服 a ready-made clothes; <英話> a reach-me-down; <米話> a hand-me-down.
できあい
できあい [0] 【出来合い】
(1)注文によって作るのではなく,すでにできていること。また,そのもの。既製。
⇔あつらえ
「―の服」
(2)にわか仕立て。即席。「―のなまくら武士のしるしとて/滑稽本・膝栗毛 3」
(3)「出来合い夫婦(フウフ)」の略。
できあい
できあい [0] 【溺愛】 (名)スル
相手を客観的に見る目を失い,むやみにかわいがること。盲愛。「孫を―する」
できあいふうふ
できあいふうふ [5] 【出来合い夫婦】
正式な手順を経ないで二人だけでいっしょになった夫婦。
できあう
できあ・う [0] 【出来合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)ちょうどよい時に出来る。「幸イ―・ッタ品ガゴザリマス/ヘボン」
(2)男女が,深い関係になっている。密通する。「女主と―・つてゐた K は/黴(秋声)」
できあがり
できあがり【出来上がり】
⇒仕上げ.出来上がる be finished[completed].
できあがり
できあがり [0] 【出来上(が)り】
(1)物ができあがること。完成すること。「―は明後日になります」
(2)でき具合。できばえ。「―はあまりよくない」
できあがる
できあが・る [0][4] 【出来上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)完成する。作り終わる。仕上がる。「その家はまもなく―・る」
(2)酒に酔って,いい気持ちになる。「先に来た連中はもうすっかり―・っている」
できあき
できあき [0][2] 【出来秋】
秋の,稲の実る頃。[季]秋。
できあきんど
できあきんど [4] 【出来商人】
にわかに金持ちになった商人。俄分限(ニワカブゲン)。
できう
でき・う 【出来得】 (動ア下二)
することができる。することが可能である。「できうべくんば」「できうる限り」「できうれば」などの言い方で用いる。「―・うべくんば彼とは友好的でありたかった」「―・うる限りの努力をする」「―・うればその仕事は私がやりたい」
できうお
できうお [2][0] 【出来魚】
その年に生まれた魚。
できぐあい
できぐあい [3] 【出来具合】
できあがったようす。できばえ。できあがり。「―は上上(ジヨウジヨウ)」
できごころ
できごころ【出来心で】
on the spur[impulse]of the moment.→英和
できごころ
できごころ [3] 【出来心】
その場で急に起こった悪心。もののはずみで生じたよくない考え。「ほんの―」
できごと
できごと【出来事】
an event;→英和
an incident;→英和
an accident (事故);→英和
<daily> happenings.
できごと
できごと [2] 【出来事】
起こった事柄・事件。「今日の―」
できし
できし【溺死する】
be drowned;drown.→英和
溺死体(者) a drowned body (person).
できし
できし [0] 【溺死】 (名)スル
水におぼれて死ぬこと。おぼれ死に。「高波にのまれ―する」
できしだい
できしだい [3] 【出来次第】
(1)でき上がると直ちに次のことをすること。「―お届けいたします」
(2)でき具合がどうであるかによること。結果によって左右されること。「会員に推すかどうかは作品の―だ」
(3)起こるままにしておくこと。成り行きに任せること。「さやうなる薬さつぱり用ゐずして―に致し置き候ふ所/一茶書簡」
できしゅっとう
できしゅっとう 【出来出頭】
急に主君に取り立てられた臣下。「南江主膳といふ―/浮世草子・武道伝来記 7」
できすぎ
できすぎ [0] 【出来過ぎ】 (名・形動)[文]ナリ
出来ばえがよすぎる・こと(さま)。「子供にしては―だ」「わが家には―の嫁」
できすぎる
できす・ぎる [0] 【出来過ぎる】 (動ガ上一)[文]ガ上二 できす・ぐ
(1)普通以上に,または適当である以上によくできる。「―・ぎて処分に困る」
(2)信じられないほど,うまく出来ている。「―・ぎた話」
(3)利口すぎる。「娘子供の―・ぎたはわりい/人情本・梅児誉美(後)」
できず
できず【出来ず】
《株》No dealings <in K.stocks> .
できそこない
できそこない [0] 【出来損ない】
(1)めざした物ができないで,欠陥があったり,相違があったりすること。また,そのもの。「―のオムレツ」
(2)能力などが人並みより劣っている者をののしって言う語。「この―め」
できそこない
できそこない【出来損ない】
a failure <as a teacher> .→英和
〜の defective (不完全な);→英和
badly done <dishes> (出来の悪い).
できそこなう
できそこな・う [0][5] 【出来損なう】 (動ワ五[ハ四])
(1)不完全なものができる。「―・ったオムレツ」
(2)できるはずのものができないでしまう。「去年―・った同好会を今年こそ作ろう」
できそこなう
できそこなう【出来損なう】
be badly made;fail;→英和
prove a failure.→英和
できた
できた 【出来た】 (連語)
(1)人柄などが円満で立派だ。「よく―人」
(2)物事をうまくやりとげた。よくやった。でかした。感動詞的に用いる。「元信其外門弟等―,―,あつぱれ��御分別/浄瑠璃・反魂香」
→出来る
できたて
できたて【出来たての】
new;→英和
newly[just]made;brand-new;→英和
<bread> hot from the oven.→英和
できたて
できたて [0] 【出来立て】
できてまもないこと。また,そのもの。「―の料理」「―のほやほや」
できたら
できたら【出来たら】
if possible.
できだか
できだか【出来高】
a crop (穀物の);→英和
an output (製品の);→英和
dealings (売買高);(a) turnover (株式の);→英和
the amount of work (done) (仕事の).‖出来高払い(で働く) (work on) a piece rate;(do) piecework.
できだか
できだか [2][0] 【出来高】
(1)できあがった量。また,収穫量。
(2)取引所内で売買が成立した株数。
できだかきゅう
できだかきゅう [4][0] 【出来高給】
「出来高払(バラ)い」に同じ。
できだかばらい
できだかばらい [5] 【出来高払(い)】
労働時間数とは無関係に,できた数量によって賃金を払うこと。また,その賃金。仕上げ払い。仕事高払い。出来高給。
→賃金形態
できね
できね【出来値】
《株》a sale price;quotations.
できね
できね [2] 【出来値】
取引市場で売買の成立した時の株価。
できばえ
できばえ [0] 【出来栄え・出来映え】
(1)でき上がりの具合。「―がいい」
(2)でき上がりのすぐれていること。「意外なる―にて/当世書生気質(逍遥)」
できばえ
できばえ【出来栄え】
the result (結果).→英和
〜がよい be a success.→英和
⇒出来.
できふでき
できふでき [1] 【出来不出来】
できあがりのよしあし。「天候が農作物の―を左右する」
できふんべつ
できふんべつ 【出来分別】
急に思いついた考え。出来心。「―にて,息も引きとらぬうちより,女は後夫のせんさくを耳に掛け/浮世草子・五人女 5」
できぶげん
できぶげん 【出来分限】
急に金持ちになること。また,その人。成金。梅の木分限。にわかぶげん。「一日に銭の山,白銀の洞も―/浮世草子・織留 1」
できぶつ
できぶつ [0] 【出来物】
人格・才能がすぐれた人物。できた人。「なかなかの―だ」
できぼし
できぼし [2] 【出来星】
急に出世したり金持ちになったりした人。成り上がり。「骨折らずに儲(モウ)けた―の金持なのが直ぐ解(ワカ)る/復活(魯庵)」
できぼつ
できぼつ [0] 【溺没】 (名)スル
おぼれること。「近頃大西洋にて―せしと人の告るものあり/竜動鬼談(勤)」
できもうさず
できもうさず [3] 【出来不申】
取引市場で,売買が成立しないで株価が生まれないこと。出来ず。
できもの
できもの【出来物】
<get> a tumor;→英和
a swelling (はれもの);→英和
an eruption (吹出物);a boil (ねぶと);→英和
an abscess (うみの出る).→英和
できもの
できもの 【出来物】
(1) [3][0]
吹き出物。おでき。
(2) [0]
よくできた物。また,すぐれた人。「近きころの遊君の―ぢや/仮名草子・東海道名所記」
できやく
できやく [0] 【出来役】
花札で,勝負の結果手に入れた札でできた役。
→手役(テヤク)
できょうじゅ
できょうじゅ [2] 【出教授】
先方へ行って教えること。出張教授。出稽古(デゲイコ)。
できる
できる【出来る】
(1)[能力][人が主語]can <do> ;→英和
be able to <do> ;be capable of <doing> ;[事が主語]be possible.(2)[出来上がる]be ready[completed,finished].(3)[製作]be made[manufactured,produced].(4)[作物]grow;→英和
be raised.(5)[生じる] <Pools> form;→英和
be born;come into being.〜だけ(つとめて,早く) as (much,soon) as possible[one can].
できる
で・きる [2] 【出来る】 (動カ上一)
〔カ変動詞「でく」の連体形「でくる」が上一段化したもの〕
(1)自然に生じる。
(ア)それまでなかった物が生じる。「顔ににきびが―・きる」「海底火山の爆発で島が―・きる」
(イ)ある人にある事態が出現する。おこる。生じる。「急に用事が―・きたので失礼します」「暇が―・きたら行ってみよう」
(2)新たに作られて完成する。「駅前に本屋が―・きるそうだ」「―・きたばかりのパン」
(3)作物が成熟する。また,作物が生長する。「うちの畑で―・きたスイカ」「北海道ではミカンは―・きない」
(4)課せられた作業・課題や準備が完成・完了する。仕上がる。「ご注文の写真は明日の夕方―・きます」「覚悟は―・きている」
(5)材質・つくりが…である。「この机は頑丈に―・きている」
(6)人が…するように生まれついている。教育されている。「いつも苦労するように―・きている」
(7)能力・人柄がすぐれている。「クラスで一番―・きる子」「彼は人物が―・きている」
(8)世間に知られないうちに,男女が情交を結ぶような親しい仲になる。「あの二人はどうも―・きてるようだ」
(9)能力・可能性がある。近世以降の用法。
(ア)おこないうる。「そんなこと私には―・きません」「―・きる限りの援助をする」
(イ)それをうまく行える。「彼はスキーが―・きる」「この問題はむずかしくてだれにも―・きない」
(ウ)動作性の名詞を受けて,…をすることが可能であるという意を表す。「泳ぎが―・きない」「車の運転が―・きる」
(エ)サ変動詞の語幹に付いて,…することが可能であるの意を表す。「よく理解―・きた」「八時にはスタート―・きる」
できる
でき・る [0] 【出切る】 (動ラ五[四])
(1)中に入っていたものが全部出る。出尽くす。「意見が―・ったので採決する」
(2)完全に外に出る。「森を―・った所に小川がある」
できれば
できれば 【出来れば】 (連語)
可能ならば。出来ることならば。「―今日中に仕上げてほしい」
できわく
できわく [0] 【溺惑】 (名)スル
あることに心を奪われて迷うこと。惑溺。
でぎらい
でぎらい [2] 【出嫌い】
外出の嫌いな性質。また,その人。出不精。
⇔出好(デズ)き
でぎらい
でぎらい【出嫌い】
⇒出無精.
でぎれ
でぎれ [0] 【出切れ】
衣服を作るときに裁断して余った布。端切れ。
でぎわ
でぎわ [0] 【出際】
出ようとする間際。出掛け。出しな。「―に雨が降りだした」
でく
でく (連語)
⇒てく(連語)
でく
で・く 【出来】 (動カ変)
〔「いでく(出来)」の転〕
(1)出て来る。生ずる。「父がなうてはどこから―・こうぞ/史記抄 6」
(2)仕上がる。作られる。できる。「明日の今比―・くるやうに頼みまらせう/狂言・仏師」
〔中世以降,打ち消しに「できぬ」の形が生じたため,カ変か上二段か判断のつかないものが多い〕
でく
でく [1] 【木偶】
(1)木彫りの人形。また,人形。でこ。もくぐう。
(2)操り人形。くぐつ。
(3)役に立たない人。愚か者。でくのぼう。「金吾殿はづねえ―でなあ/滑稽本・旧観帖」
でくつかい
でくつかい [3] 【木偶遣い】
(1)胸につるした箱の上で人形を舞わせる大道芸人。傀儡師(クグツシ)((カイライシ))。
(2)操り浄瑠璃芝居の人形遣い。
でくでく
でくでく [1] (副)
太っているさま。でぶでぶ。ぶくぶく。「―肥(フト)つた男/社会百面相(魯庵)」
でくのぼう
でくのぼう【木偶の坊】
a blockhead.→英和
でくのぼう
でくのぼう [3] 【木偶の坊】
(1)操り人形。でく。
(2)気のきかない人。役立たず。また,そういう人をののしっていう語。でく。
でくまひくま
でくまひくま 【凸間凹間】
突き出た所とくぼんだ所。でこぼこ。「屋根にでえぶ―のある内だ/滑稽本・膝栗毛(初)」
でくまわし
でくまわし [3] 【木偶回し】
「傀儡師(カイライシ){(1)}」に同じ。[季]新年。
でくるぼう
でくるぼう 【出狂坊】
「木偶(デク)の坊{(1)}」に同じ。「六段ながらの―動き出でける/浮世草子・一代男 5」
でくわす
でくわす【出喰わす】
⇒出会う.
でくわす
でくわ・す [0][3] 【出会す】 (動サ五[四])
たまたま出会う。行きあう。でっくわす。「ばったりと旧友に―・す」
でぐすみ
でぐすみ 【出ぐすみ】
〔「でくすみ」とも〕
出るのをしりごみすること。また,出るのに手間取ること。「はて―をしてゐるは。それでは果てぬ/浄瑠璃・新版歌祭文」
でぐせ
でぐせ [0] 【出癖】
外出したがる傾向。「―がつく」
でぐち
でぐち [1] 【出口】
外へ出る口。
⇔入り口
でぐち
でぐち 【出口】
姓氏の一。
でぐち
でぐち【出口】
a way out;an exit.→英和
でぐちおにさぶろう
でぐちおにさぶろう 【出口王仁三郎】
(1871-1948)
〔名は「わにさぶろう」とも〕
宗教家。本名,上田喜三郎。出口ナオの女婿となり,ナオを教祖として大本教を組織。弾圧を受け,不敬罪などで投獄されたが第二次大戦後無罪となった。
でぐちちょうさ
でぐちちょうさ [4] 【出口調査】
投票所の出口で選挙民の投票態度をたずねる調査。選挙結果予測のために報道機関が行う。
でぐちなお
でぐちなお 【出口ナオ】
(1837-1918) 大本教の開祖。京都府生まれ。名は,なを・直とも。金光教を信仰していたが,神がかりして1892年(明治25)大本教を開く。
でぐちのちゃや
でぐちのちゃや 【出口の茶屋】
京都島原・江戸吉原の遊郭の大門口を入った所にあった茶屋町。
でぐちのぶよし
でぐちのぶよし 【出口延佳】
⇒度会(ワタライ)延佳
でぐちのやなぎ
でぐちのやなぎ 【出口の柳】
地歌の一。杵屋(キネヤ)長五郎作曲,宇治加賀掾作詞。宝永(1704-1711)頃の作。傾城が勤めの辛さをうたったもの。元禄期(1688-1704)の歌祭文(ウタザイモン)の曲風を残す。
でぐみ
でぐみ [0] 【出組(み)】
〔建〕 大斗(ダイト)の上に三斗(ミツド)を十字に組み,その外方の巻斗(マキト)の上にさらに壁面と平行に三斗を置き,そこで丸桁(ガギヨウ)をささえるもの。一手先(ヒトテサキ)斗栱(トキヨウ)。
出組み[図]
でぐるわ
でぐるわ [2] 【出郭・出曲輪】
城から張り出して,あるいは少し離して設けた曲輪。出丸。
でける
で・ける 【出来る】 (動カ下一)
〔「できる」の転。近世語〕
「できる」に同じ。「いつごろ―・けませう/狂言記・仏師」
〔現在も関西地方その他で用いる〕
でげいこ
でげいこ [2] 【出稽古】
(1)芸事などの師匠が先方に出張して教えること。
(2)相撲で,よその部屋に出かけて稽古をつけてもらうこと。
でげす
でげす (助動)(でげしよ・でげし・でげす・でげす・○・○)
〔「でございます」の転か。江戸末期から明治初期へかけての男性語。芸人・職人や通人ぶった者などの用語〕
体言に付く。「である」の意の丁寧語。…です。…でございます。「暑気が甚しくなつた様〈でげす〉な/滑稽本・七偏人」「夫れは何よりの御馳走〈でげす〉/人情本・春色江戸紫」
でこ
でこ [1] 【凸】
(1)突き出ていること。また,そのもの。
⇔凹(ボコ)
(2)額(ヒタイ)。また,額が突き出ていること。
でこさく
でこさく [2] 【出小作】
他村の田地を借りる小作。また,その人。
⇔入り小作
でこすけ
でこすけ [2] 【凸助】
(1)額。また,額の出た人。「―をむつくりと持上げたから/滑稽本・七偏人」
(2)人をののしっていう語。凸凹野郎。「この―め」
でこでこ
でこでこ
■一■ [0] (形動)
(1)しつこいほどに飾り立てたり,分量が多かったりするさま。「―に化粧する」
(2)物が盛り上がったりでこぼこしたりしているさま。「―に瘤(コブ)ができる」
■二■ [1] (副)
{■一■(1)}に同じ。「―(と)飾り立てる」
でこぼう
でこぼう [3] 【でこ坊】
(1)頭やおでこの大きな子供。
(2)腕白な子供。腕白小僧。
でこぼこ
でこぼこ【凸凹の】
uneven;→英和
rough;→英和
bumpy.→英和
凸凹調整 leveling.
でこぼこ
でこぼこ [0] 【凸凹】 (名・形動)スル
(1)平らでないこと。物の表面に高低があること。また,そのさま。「―をならす」「道が―している」「―な頭」
(2)数量などのつりあいがとれていない・こと(さま)。「仕事量の―を調整する」
〔「―する」などの場合,アクセントは [1]〕
でこぼこやろう
でこぼこやろう [5] 【凸凹野郎】
人をののしっていう語。でこすけ。
でこもの
でこもの [0] 【出庫物】
決算前などに,在庫品を処分するため,倉庫から出して安く売る品物。蔵払いの品物。
でこ坊
でこぼう [3] 【でこ坊】
(1)頭やおでこの大きな子供。
(2)腕白な子供。腕白小僧。
でごうし
でごうし [2] 【出格子】
外に張り出して造った格子。
出格子[図]
でござい∘ます
でござい∘ます (連語)
〔「でござります」の転。近世江戸語以降の語〕
「である」の意の丁寧語。「です」「であります」よりは丁寧度が高い。「私は山田太郎と申す者―∘ます」「昔はこの辺もほんとうに寂しい所だったん―∘ますよ」
→でござります
でござり∘ます
でござり∘ます (連語)
〔「でござる」に丁寧の助動詞「ます」の付いたもの。近世上方語以降の語〕
「である」の意の丁寧語。「少しも御気遣ひなされまするな。一味―∘ます/歌舞伎・好色伝授」「ほんに,あやぎぬさんはどう―∘ます/洒落本・起承転合」
〔現代語では,「です」「であります」などよりいっそう丁寧度の高い言い方として,ごく改まった場合などの時に用いられるだけで,一般には,この語に代わって「でございます」が用いられる〕
→でござる
→でございます
でござる
でござ・る (連語)
〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に接続助詞「て」の付いた「にて」の転である「で」に補助動詞「ござる」の付いたもの。中世後期以降の語〕
(1)「である」の意の尊敬語。敬意をもった断定を表す。「天子も仁ある人―・る/蒙求抄 4」
(2)「である」の意の丁寧語。…でございます。「あれはおにがはらといふ物―・る/狂言・鬼瓦」
→ござる
でごんす
でごん・す (連語)
〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に接続助詞「て」の付いた「にて」の転である「で」に,補助動詞「ごんす」の付いたもの。近世上方の遊里の女性語,のち男性にも用いられるようになった〕
「である」の意の丁寧語。…であります。…でございます。「勤の身はな,全盛する程世間が張つてつらいもの―・す/浄瑠璃・大経師(下)」「『おれを呼んだは我か』『あい,私―・す』/歌舞伎・助六」
でさかり
でさかり【出盛り】
[人の]the time when <the street> is most crowded;the rush hour(s);[果物などの] <Apples are now> in season;→英和
the season <for apples> .
でさかり
でさかり [0] 【出盛り】
(1)人が一番多く出る時刻・時期。「―の人ごみ」
(2)季節ごとの野菜や果物などが最も多く市場に出ること。また,その時期。旬(シユン)。
でさかる
でさか・る [3][0] 【出盛る】 (動ラ五[四])
(1)人が盛んに出てくる。人出が多くなる。「晴れた日を幸ひに―・る人々を眺めやうと/あめりか物語(荷風)」
(2)季節の農産物などがたくさん出る。「露地物の―・る時分」
でさき
でさき [0][3] 【出先】
(1)出掛けて行った先。「―から電話する」
(2)「出先機関」の略。
(3)芸者の呼ばれて行く所。待合など。
(4)物の出所(デドコロ)。「凶器の―を調べる」
でさき
でさき【出先】
<I don't know> where <he> has gone.出先機関 a branch office <of> .
でさききかん
でさききかん [5][4] 【出先機関】
政府・中央官庁・本社などが,外国や地方に設けている出張所・支社などの機関。
でさく
でさく [0] 【出作】
(1)荘園制下,荘園や国衙(コクガ)領に居住する農民が,境を越えて,付近の荘園・国衙領などを耕作すること。でづくり。
(2)近世,農民がその居住する村以外の田畑を耕作すること。でづくり。
⇔入り作
でし
でし [2] 【弟子】
特定の師について学問・宗教・技芸の教えを受ける人。門人。ていし。
でし
でし【弟子】
a pupil;→英和
a disciple;→英和
a follower;→英和
an apprentice (徒弟).→英和
〜になる become a person's pupil;be apprenticed <to a carpenter> .〜をとる take pupils.
でし=七尺(シチシヤク)去って師の影を踏(フ)まず
――七尺(シチシヤク)去って師の影を踏(フ)まず
「三尺去って師の影を踏まず」に同じ。
でしいり
でしいり [0] 【弟子入り】 (名)スル
弟子となること。入門すること。「相撲部屋に―する」
でしお
でしお [0] 【出潮】
(1)月の出とともに満ちてくる潮。差し潮。
(2)出る頃合い。
でしごと
でしごと [2] 【出仕事】
外に出てする仕事。
でしとり
でしとり [4][3] 【弟子取り】
弟子をとること。
でしな
でしな [0] 【出しな】
〔「しな」は接尾語〕
出ようとする時。でぎわ。でがけ。「―に呼びとめられた」
でしな
でしな【出しなに】
⇒出がけ.
でしぶる
でしぶ・る [0][3] 【出渋る】 (動ラ五[四])
出るのをいやがる。外出するのをめんどうがる。
でしぶん
でしぶん [2] 【弟子分】
弟子としての扱いを受けるもの。
でしゃばり
でしゃばり【出しゃばり】
a busybody (人).→英和
〜な nosy;→英和
meddlesome;→英和
pushing.→英和
でしゃばり
でしゃばり [3][4] (名・形動)[文]ナリ
でしゃばる・こと(さま)。また,そのような人をもいう。「―な人」
でしゃばる
でしゃば・る [3] (動ラ五[四])
関係のないことや,求められてもいないことに,口を出したり,手を出したりする。「―・ったことはするな」
[可能] でしゃばれる
でしゃばる
でしゃばる【出しゃばる】
thrust one's nose <into everything> ;be (too) pushing[forward,nosy,meddlesome].〜な! Mind your own business.
でしょ∘う
でしょ∘う デセ― (連語)
〔丁寧の断定の助動詞「です」の未然形「でしょ」に推量の助動詞「う」の付いたもの〕
「だろう」の丁寧語。
(1)推量・疑問などの意を丁寧に表す。「講演会は間もなく始まる―∘う」「今度の列車の到着はだいぶ遅れる―∘う」
(2)やわらかな断定を丁寧に表す。「あちらこちら見学して歩くのも勉強の中にはいる―∘う」「卒業年度があなたより少し早いから,先輩といえば先輩―∘う」
(3)(多く上昇調のイントネーションを伴って)相手に対して念を押したり同意を求めたりする気持ちを丁寧に表す。「もう届いた―∘う,この間出した小包は」「もうおしまいにしていい―∘う,だいぶ夜もふけたから」
(4)(多く疑問の語を伴って)強調・反語などの意を丁寧に表す。「だれだって,こんな事,わかる―∘う」「いつ私が行かないなんて申しました―∘うか」
でしょうか
でしょうか (連語)
〔連語「でしょう」に終助詞「か」の付いたもの〕
未来のことや不確定なことについての疑問・質問の意を表す。「明日うかがってもよろしい―」「お客様は何人―」
〔「だろうか」「ですか」よりも丁寧な言い方〕
でしょく
でしょく [0] 【出職】
注文に応じて他に出かけ仕事をする職業。左官・庭師など。
⇔居職(イジヨク)
でじま
でじま 【出島】
(1)長崎市の地名。1634年,ポルトガル商人を収容するため建設した扇形の人工島。ポルトガル船来航禁止以後は,オランダ人の居住地。鎖国時代,唯一の貿易地であった。1903年(明治36),付近が埋め立てられて市街地と地続きになった。
(2)茨城県中南部,新治(ニイハリ)郡の村。霞ヶ浦へ半島状に突出し,先端の歩崎(アユミザキ)は景勝地。
でじり
でじり [1] 【出尻】
(1)尻の突き出ていること。でっちり。
(2)出ぎわ。「―荒したる跡にて/浮世草子・織留 5」
でじろ
でじろ [0] 【出城】
戦術的必要に応じて,中心となる城から離して設けた城。
⇔根城
です
です (助動)(でしよ・でし・ですです・〇・〇)
丁寧の意をもつ断定の助動詞。名詞,ある種の助詞,および体言に準ずるものに接続する。動詞および動詞型活用の助動詞には,連体形に助詞「の」の付いたものに接続するが,形容詞および形容詞型活用の助動詞には,その終止形に付く。もっとも,未然形「でしょ(う)」に限っては,動詞および動詞型活用の助動詞の終止形にも付く。また,形容動詞および形容動詞型活用の助動詞には,その語幹に接続する。
□一□「だ」「である」の丁寧語。
(1)判断したり強く断定したりする。「あの方が先生〈です〉」「ここから新宿までは三〇〇円〈です〉」
(2)事柄を提示する。「だいぶ昔のこと〈です〉が,…」「それはおととしの夏休みのこと〈です〉。…」
(3)(「活用語+のです」の形で)原因・理由・根拠などの説明をする。「不況が続くのは,アメリカの金利政策の結果なの〈です〉」「これはもうずいぶん考え抜いたことなの〈です〉」
(4)(終止形を用いて)強い感情をこめた決意や断定を表す。「もう中止〈です〉,中止〈です〉」「さあ,休憩〈です〉,早く片付けましょう」
(5)(「お+動詞の連用形」の形で)軽い尊敬の意を表す。「この本は,もうお読み〈です〉か」
(6)終止形は間投助詞的にも用いられる。助詞「ね」「な」などを伴って用いることが多い。「これが〈です〉ね,いろいろ複雑で〈です〉ね,わからなくなることがよくあります」
□二□
(1)〔「でそう(で候)」の転かといわれる〕
やや尊大な語感をもって,丁寧な断定の意を表す。狂言で,大名その他の名乗りなどに用いられる。「是はこのあたりにかくれもない大名〈です〉/狂言・鼻取相撲」「信濃の国の住人あさふのなにがし〈です〉/狂言・麻生」
(2)〔「でござります」からの転かといわれる〕
文末の終止に用いて,丁寧な断定の意を表す。江戸中期以降,遊女・男伊達(オトコダテ)・医者などによって用いられたもの。「是すなはち物をくらつてすぐに吐くもの〈です〉/滑稽本・浮世風呂(前)」
〔(1)連体形「です」は,助詞「のに」「ので」などに連なる場合にだけ用いられる。(2)「です」の語源については,「でそう(で候)」説,「でござります」説,「であります」説,その他があるが,まだ定説化されたものはない。□一□の「です」は,明治以降,次第に一般に広く用いられるようになった〕
ですか
ですか (連語)
〔助動詞「です」に終助詞「か」の付いたもの〕
疑問や質問の意を表す。「今何時―」「ご出発は明日―」
ですから
ですから [1] (接続)
〔助動詞「です」に助詞「から」の付いた語から〕
「だから」の丁寧な言い方。それゆえ。そのため。そういうわけで。「旅が好きでした。―各地にお友達がいます」
ですが
ですが [1] (接続)
〔助動詞「です」に助詞「が」が付いた語から〕
後続の事柄が反対・対立の関係にあることを表す。「だが」の丁寧な言い方。ですけれど。
ですぎ
ですぎ [0] 【出過ぎ】
ですぎること。でしゃばること。
ですぎもの
ですぎもの [0] 【出過ぎ者】
出過ぎた言動をする人。でしゃばり。
ですぎる
です・ぎる [3][0] 【出過ぎる】 (動ガ上一)[文]ガ下二 です・ぐ
(1)限度を超えて,出る。「半襟が―・ぎる」
(2)分を超えて,口出しをしたり行動したりする。差し出がましい行動をする。でしゃばる。「―・ぎたまねをするな」
ですぎる
ですぎる【出過ぎる】
stick too far out (出っぱる);be too strong (お茶が).⇒出しゃばる.
ですけど
ですけど (接続)
〔助動詞「です」に「けれども」が付いた語から〕
後続の事柄が反対-対立の関係にあることを表す。「だけど」の丁寧な言い方。ですが。ですけれど。
ですたい
ですたい [0] 【です体】
口語文体の一。文末の指定表現として「です」を用いることを基調とする敬体の文章様式。丁寧な言い方で,話しことばに広く用いられるほか,手紙文や児童文学などの文章にも用いる。「です」以外の部分には「ます」を用いるので,ですます体ともいう。です調。ですます調。
ですね
ですね (連語)
〔助動詞「です」に間投助詞「ね」が付いたもの〕
語句の切れ目に添えて念を押したり強調したりする。「だね」の丁寧な言い方。ですな。「それで―,私もすぐに行ってみたのですが…」
ですますたい
ですますたい [0] 【ですます体】
⇒です体(タイ)
ですます体
ですますたい [0] 【ですます体】
⇒です体(タイ)
ですみ
ですみ [0] 【出隅・出角】
〔建〕 壁などの二つの面が,ある角度で出合った所の外側の部分。
⇔入隅(イリズミ)
です体
ですたい [0] 【です体】
口語文体の一。文末の指定表現として「です」を用いることを基調とする敬体の文章様式。丁寧な言い方で,話しことばに広く用いられるほか,手紙文や児童文学などの文章にも用いる。「です」以外の部分には「ます」を用いるので,ですます体ともいう。です調。ですます調。
でず
でず [0] 【出洲】
州の突き出たところ。砂嘴(サシ)。
でずいらず
でずいらず [3] 【出ず入らず】
余分でも不足でもなく,ちょうどよいこと。適度なこと。
でずいり
でずいり [0] 【手数入り】
横綱土俵入りの俗称。
でずき
でずき【出好き(な人)】
a gadabout.→英和
でずき
でずき [0] 【出好き】
外出することが好きなこと。また,その人。
⇔出嫌い
でずっぱり
でずっぱり [0] 【出突っ張り】
一人の俳優が,すべての出し物や幕,あるいは一幕中ずっと出ること。転じて,一般に,出つづけることをいう。でづっぱり。
でせん
でせん [0] 【出銭】
支払う金銭。出費。
でそう
でそう 【で候】 (連語)
〔「にてさうらふ」の転。中世後期の語〕
「…である」の意の丁寧語。…であります。…でございます。「さやうにおぼしめす事―は心得申しさう/史記抄 16」「おとがひこそは長けれ。槍おとがひ―物/狂言・今参(天正本)」
でそろう
でそろう【出揃う】
be all present (人)[ready (品物),out (芽),in ear (穂)].
でそろう
でそろ・う [3][0] 【出揃う】 (動ワ五[ハ四])
出るはずの人や物がすっかり出る。残らず出る。「代表チームが―・う」
でぞめ
でぞめ【出初】
<make> one's debut.〜式 the Firemen's New Year Parade.
でぞめ
でぞめ [0] 【出初(め)】
(1)はじめて出ること。また,新年に,はじめて一同が出そろってする行事。初出(ハツデ)。
(2)「出初め式」に同じ。[季]新年。
でぞめしき
でぞめしき [3] 【出初(め)式】
一月初旬に行われる消防関係の仕事初めの式。消火演習や,鳶(トビ)の者のはしご乗りなどが行われる。[季]新年。
でたがり
でたがり [3][0] 【出たがり】
自分から進んで人目につく場面に出たいと思うこと。また,その人。「―屋」
でたち
でたち [0] 【出立ち】
(1)旅立ち。出発。しゅったつ。「―は七つといひふくめたるに/旅賦」
(2)はじまり。第一歩。発端。「千里ひと飛び,出世の―/歌舞伎・春花五大力」
(3)よそおい。服装。いでたち。「ばつとしたる―に陰陽の神ものりうつり給ひて/浮世草子・一代男 7」
(4)旅立ちや出棺の際に出す食事。「目覚めて,―たく女に/浮世草子・一代男 2」
でたちのさかずき
でたちのさかずき 【出立ちの杯】
旅立ちや出棺の際に,参会者に出す酒。でたちざけ。
でたちのぜん
でたちのぜん 【出立ちの膳】
出棺の際に,参会者に供する一膳飯。でたちめし。
でたつ
でた・つ 【出立つ】 (動タ四)
〔「いでたつ」の転〕
(1)出かける。「貴賤上下見物セウト―・ツコト限リモ無ウテ/天草本伊曾保」
(2)(仕事や外出の)身支度を調える。「器量によせて―・つたりやと声をそろへほめたりけり/幸若・高館」
でたて
でたて [0] 【出立て】
出たばかりであること。また,そのもの。「―の新芽」「学校を―の新入社員」
でたとこしょうぶ
でたとこしょうぶ【出たとこ勝負でいく】
take a chance.→英和
でたとこしょうぶ
でたとこしょうぶ [5] 【出た所勝負】
〔さいころ博打(バクチ)で,出た賽(サイ)の目で勝負を決めることから〕
計画や準備をしないで,その場の成り行きで事を運ぶこと。行き当たりばったり。「―の交渉」
でたらめ
でたらめ【出鱈目】
<talk> nonsense.→英和
〜な irresponsible;→英和
unreliable;thoughtless.→英和
〜に at random;irresponsibly;→英和
carelessly.→英和
でたらめ
でたらめ [0] 【出鱈目】 (名・形動)[文]ナリ
〔「出鱈目」は当て字。「め」はさいころの「目」で,「出たら出たその目」の意〕
筋の通らないことやいい加減なことを言ったりしたりする・こと(さま)。また,そのような言葉。「―な話」「―を言う」「―な男」
[派生] ――さ(名)
でだし
でだし [0] 【出出し】
物事の始まり。はじまりの部分。しはじめ。すべり出し。「―は好調だったが」
でだし
でだし【出だし】
〜が良い(悪い) make a good (bad) start.〜から from the beginning.
でだな
でだな [0] 【出店】
〔「でたな」とも〕
でみせ。支店。「わたくしことは京都の―に居り/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
でだま
でだま [0] 【出玉】
パチンコで,球が当たりの穴に入って出てきた玉。
でちがい
でちがい [0] 【出違い】
入れ違いに外へ出ること。
でちがう
でちが・う 【出違ふ】 (動ハ四)
訪問者と入れ違いに外出する。「きやつに逢うてはむつかしと,東の方へ―・へば/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」
でぢゃや
でぢゃや [2] 【出茶屋】
道端などに小屋掛けをしている茶店。掛け茶屋。
でっかい
でっか・い [3] (形)
〔「でかい」の転〕
「でかい」を強めた語。おおきい。おっきい。「―・い夢をもつ」「―・い魚を釣った」
でっかちない
でっかちな・い (形)[文]ク でつかちな・し
〔近世語。「ない」は接尾語〕
「でかばちない」に同じ。「向脛から―・い光り物が飛んで出で/浄瑠璃・二枚絵草紙(上)」
でっかり
でっかり (副)
大きくて目立つさま。また,明白なさま。でかでか。どっかり。「―据ゑた三里の灸(ヤイト)/浄瑠璃・蘆屋道満」
でっく
でっく 【重五・畳五】
〔「でふご(畳五)」の転か〕
双六(スゴロク)で,二つのさいの目がともに五となること。
でっくり
でっくり (副)
太っているさま。でっぷり。「二十ばかりで―と,色の黒い髭男かえ/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
でっくわす
でっくわ・す [0][4] 【出っ会す】
■一■ (動サ五[四])
「でくわす」に同じ。「珍しい人に―・した」
■二■ (動サ下二)
⇒でっくわせる
でっくわせる
でっくわ・せる [0][5] 【出っ会せる】 (動サ下一)[文]サ下二 でつくは・す
「でっくわす{■一■}」に同じ。「あの支那人に―・せないやうになさいまし/露団々(露伴)」
でっし
でっし [1] 【涅歯】
鉄漿(カネ)で歯を黒く染めること。また,その歯。ねっし。
でっち
でっち 【重一・調一・畳一】
〔「でふいち(重一)」の転か〕
双六(スゴロク)で二つのさいの目がともに一になること。「宮方の政道も只是と重二(ジユウニ),―にて候ふ者を/太平記 35」
でっち
でっち [0] 【丁稚】
〔「でし(弟子)」の転か〕
(1)職人・商人などの家に奉公する少年。雑役などに従事した。
(2)年少者をいやしめていう語。「おお,でつくともせぬ―めが/浄瑠璃・出世景清」
でっち
でっち【丁稚】
an apprentice;→英和
a shopboy.丁稚奉公(をする) (serve) one's apprenticeship.
でっちあげ
でっちあげ [0] 【捏ち上げ】
でっち上げること。また,その事柄。「―事件」
でっちあげる
でっちあげる
make[frame,cook]up <a false story> ;invent.→英和
でっちあげる
でっちあ・げる [5] 【捏ち上げる】 (動ガ下一)
(1)事実と違うことを,いかにも本当らしくこしらえる。捏造(ネツゾウ)する。「この証拠は警察の―・げたものだ」
(2)形だけととのえて,いいかげんにまとめる。「一晩で―・げたレポート」
でっちぼうこう
でっちぼうこう [4] 【丁稚奉公】 (名)スル
丁稚{(1)}として商家などに奉公すること。
でっちょうそう
でっちょうそう デツエフサウ [3] 【粘葉装】
⇒胡蝶装(コチヨウソウ)
でっちり
でっちり [1] 【出っ尻】
〔「でじり」の転〕
尻の出っ張っていること。また,そういう尻の人。「―鳩胸」
でっちり
でっちり (副)
量が多いさま。また,いかにも重そうなさま。「はづかしい顔へ―もりつける/柳多留 9」
でっちる
でっ・ちる [0][3] 【捏ちる】 (動タ上一)
(1)泥などをこねる。こねて作る。「―・ちて附着(クツツ)けたやうな不恰好な天窓(アタマ)の工合/歌行灯(鏡花)」
(2)作りあげる。「やすみに―・ちておいた薼取(ゴミトリ)なんぞをならべて売りやあがる/安愚楽鍋(魯文)」
でっぱ
でっぱ [1] 【出っ歯】
〔「でば」の転〕
上の前歯が普通より前に出ていること。また,そのような歯の人。そっぱ。
でっぱ
でっぱ【出歯】
a protruding tooth;a bucktooth.→英和
でっぱな
でっぱな [0] 【出っ端・出っ鼻】
「でばな」を強めていう語。「計画の―からつまずく」
でっぱなし
でっぱなし [0] 【出っ放し】
出るにまかせること。ずっと出ていること。「水道の水が―だ」
でっぱら
でっぱら [0][1] 【出っ腹】
「でばら(出腹)」を強めていう語。
でっぱり
でっぱり [0] 【出っ張り】
外へ突き出ていること。また,そのもの。「屋根の―」
でっぱる
でっぱる【出っ張る】
⇒出張(でば)る.
でっぱる
でっぱ・る [0][3] 【出っ張る】 (動ラ五[四])
〔「ではる」の転〕
その部分だけが突き出る。「腹が―・る」
でっぷり
でっぷり [3] (副)スル
よく太って貫禄のあるさま。「―(と)肥える」「―(と)した紳士」
でっぷり
でっぷり
〜した fat;→英和
plump;→英和
stout.→英和
でつくす
でつく・す [0][3] 【出尽(く)す】 (動サ五)
残らず出て,あとに何も残らない状態になる。「議論が―・す」
でつぞう
でつぞう [0] 【捏造】
〔「でつ」は漢音〕
「ねつぞう(捏造)」に同じ。
でづかい
でづかい [2] 【出遣い】
(1)金銭をむだづかいすること。
(2)操り人形で,人形遣いが舞台に体を出して,見物人に姿を見せて人形を遣うこと。
(3)三人遣い人形で,人形遣いが黒衣(クロゴ)姿でなく,袴または裃(カミシモ)姿などの盛装で舞台に出て遣うこと。
でづかい=より小遣い
――より小遣い
まとまった多額の支出よりも,日常のこまごました支出の方が,総額ではかえって大きな額になるということ。
でづくり
でづくり [2] 【出作り】
⇒でさく(出作)
でづっぱり
でづっぱり [0] 【出突っ張り】
⇒でずっぱり
でづめ
でづめ [1] 【出爪】
出がけに爪を切ること。縁起が悪いとして忌む俗信があった。
でづら
でづら [0] 【出面・出頬】
(1)建築などの現場に出た,大工・左官など職種別労働者の一日当たりの人数。また,その労働者に支払われる日当。でめん。《出面》
(2)顔出しすること。「あの態(ザマ)で此の中へ―は何事/浄瑠璃・最明寺殿」
でてゆけがし
でてゆけがし [4] 【出て行けがし】 (形動)
いかにも出て行けというように冷たくあしらうさま。「ます��文三を憎んで,―に待遇(モテナ)す/浮雲(四迷)」
ででふく
ででふく 【でで福】
〔「ふく」はお多福の意〕
不美人。醜い女。「あんな―を連れて逃るとは/歌舞伎・小袖曾我」
ででむし
ででむし [2]
〔「でで」は「出出」の意〕
カタツムリの異名。でんでんむし。[季]夏。《―やその角文字のにじり書/蕪村》
でで福
ででふく 【でで福】
〔「ふく」はお多福の意〕
不美人。醜い女。「あんな―を連れて逃るとは/歌舞伎・小袖曾我」
でどき
でどき [0] 【出時】
(1)出る時。また,出るべき時。
(2)人の出さかる時間。でざかり。「―の人ごみ」
でどこ
でどこ [0][3] 【出所・出処】
「でどころ{(1)}」に同じ。「金の―」
でどころ
でどころ【出所】
⇒出所(しゆつしよ).
でどころ
でどころ [0] 【出所・出処】
(1)それが出てきたもとの所。でどこ。「うわさの―」
(2)出口。
(3)出るべき場合・場面。「―をまちがえる」
(4)出る所。法廷。「―へつれて出て,首に縄をかけうか/浄瑠璃・卯月の紅葉(上)」
でない
でな・い (連語)
〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」に補助形容詞「ない」が付いたもの。「で」と「ない」との間に助詞「は」「も」が入ることがある〕
「である」の打ち消しの言い方として用いられる。
(1)「である{(1)}」に対する否定の意を表す。「二足す三は六ではない」「そんな事は言うべき―・い」
(2)「である{(2)}」に対する否定の意を表す。「みんなが困っているのはその事なのではない」
〔(1)「静かでない」「立派でない」などは,通常,形容動詞の連用形「静かで」「立派で」にそれぞれ補助形容詞「ない」が付いたものと説かれる。(2)「でない」の丁寧表現としては「でありません」(実際には多く「ではありません」「でもありません」)が用いられる〕
でないと
でないと
or;→英和
else;→英和
otherwise.→英和
でなおし
でなおし [0] 【出直し】 (名)スル
出なおすこと。「一から―する」
でなおす
でなお・す [0][3] 【出直す】 (動サ五[四])
(1)いったん引き返し,改めて出かける。「もう一度―・してまいります」
(2)最初からやり直す。「裸一貫から―・す」
[可能] でなおせる
でなおす
でなおす【出直す】
come[call]again;start afresh (新規に).
でなおり
でなおり [0] 【出直り】
(1)取引で,相場が底値から上昇に転ずること。市況が立ち直ること。
(2)深川の岡場所などで,女郎が一つの席からすぐほかの客の席に出ること。「おはくさんは―だよ/洒落本・仕懸文庫」
でながれ
でながれ [0] 【出流れ】
「出がらし」に同じ。「―の茶」
でにんべつ
でにんべつ 【出人別】
江戸時代,その地の戸籍から離れること。また,それをひかえた帳簿。
でぬける
でぬ・ける [0][3] 【出抜ける】 (動カ下一)[文]カ下二 でぬ・く
〔近世語〕
通り過ぎる。通って向こう側へ出る。「太郎様の門前まで―・けるうちがごく難儀だ/歌舞伎・天衣紛」
でね
でね (連語)
⇒てね(連語)
でのうた
でのうた [4] 【出の唄】
歌舞伎で,主要人物が登場する時歌われる,その役柄に合った下座唄(ゲザウタ)。
では
では [2] 【出端】
(1)立ち出るおり。出しな。出ばな。
(2)出る便宜。出るきっかけ。「―を失う」「―のない行き留りに立つ位なら/彼岸過迄(漱石)」
(3)古典芸能一般で,人物の登場のこと。また,その際に奏される音楽。
⇔入端
(ア)能楽で,神仏・鬼畜などの後ジテが登場するときの囃子。
(イ)歌舞伎で,登場して花道の七三(シチサン)で演ずるやや長い演技。また,そのときに奏する下座。
(ウ)民俗舞踊で,踊り手の登場の際の舞踊。
では
では (連語)
□一□〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」に係助詞「は」の付いたもの〕
⇒だ(助動)
□二□〔格助詞「で」に係助詞「は」の付いたもの〕
⇒で(格助)
□三□〔打ち消しの接続助詞「で」に係助詞「は」の付いたもの〕
⇒で(接助)
□四□〔上に来る語の関係で「で」となった接続助詞「て」に係助詞「は」の付いたもの〕
⇒ては(連語)
では
では [1] (接続)
〔「それでは」の略〕
(1)前に述べた事柄を理由・根拠として次に述べる事柄が導かれることを示す。そういう訳なら。じゃあ。「『道がわかりませんが』『―お迎えに参ります』」「全部覚えましたね。―暗唱してみて下さい」
(2)区切りをつけて,挨拶(アイサツ)などを切り出す語。じゃあ。「―今日はここまでにしましょう」「―ただ今から始めます」
では
では
(1)[それでは]then;→英和
in that case;if so;→英和
<話> so.(2)[においては]in;→英和
on;→英和
[によると]according to;from <what I hear> ;→英和
judging by[from](から判断すると).
ではいり
ではいり【出入りする】
go in and out;often go to[frequent] <a place> .
ではいり
ではいり [0][1] 【出入り・出這入り】 (名)スル
「でいり」に同じ。「人の―が激しい」「―するのに不自由だ」
ではじめ
ではじめ [0] 【出初め】
ものの出るはじめ。出たばかり。
ではずれ
ではずれ [0] 【出外れ】
ではずれた所。町や村のはずれ。
ではずれる
ではず・れる [0][4] 【出外れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ではづ・る
町などの中心から離れる。「町を―・れた所にお寺がある」
ではない
ではな・い (連語)
〔連語「では」に形容詞「ない」の付いたもの〕
否定の判断を表す。でない。じゃない。「うそ―・い」「あまり元気―・い」
ではないか
ではないか (連語)
〔連語「では□一□」に「ないか」の付いたもの〕
(1)疑問・反問・詰問の意を表す。じゃないか。「誰か来たの―」「さっきそう言った―」
(2)勧誘の意を表す。じゃないか。「みんなで行こう―」
ではなれる
ではな・れる [0][4] 【出離れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ではな・る
その区域から出る。「町を―・れると海が見える」
ではまた
ではまた
[別れの挨拶]See you later[tomorrow,next Monday]./So long./Good-by.
ではらう
ではらう【出払う】
be all out (人が);be sold out (品物が).
ではらう
ではら・う [3][0] 【出払う】 (動ワ五[ハ四])
人や車が全部出てしまって残っていない。「家族が皆―・ったあと」
でば
でば(ぼうちょう)【出刃(庖丁)】
a kitchen knife.
でば
でば [1] 【出刃】
「出刃包丁(ボウチヨウ)」の略。
でば
でば [1] 【出歯】
⇒でっぱ(出っ歯)
でば
でば [2][0] 【出場】
「出場所(デバシヨ)」に同じ。
でばかめ
でばかめ [0] 【出歯亀】
のぞきの常習者。また,変質者。
〔1908年(明治41),女湯のぞきの常習者で出っ歯の池田亀太郎が猟奇殺人事件を引き起こしたことから〕
でばしょ
でばしょ [0][3] 【出場所】
(1)出るべき場所・場面。出所(デドコロ)。出場(デバ)。
(2)出てくる所。産地。出所。出場。
でばた
でばた [0] 【出機】
織物業者が糸などを提供して,下職などに織らせること。
でばな
でばな【出鼻を挫かれる】
be frustrated[disheartened,baffled]at the start.→英和
でばな
でばな [0] 【出端・出鼻】
〔「ではな」とも〕
(1)出たばかりの時。でぎわ。
(2)物事を始めてすぐ。始まったばかりの,勢いの盛んな時期。「新五郎は二十一歳で,誠に何うも水の―でごさいます/真景累ヶ淵(円朝)」
(3)「出花(デバナ)」に同じ。
でばな
でばな [0] 【出花】
(1)番茶・煎茶などの,最初の一煎。「鬼も十八,番茶も―」
(2)茶のこと。主に花柳界で用いられた。
でばな
でばな [0][1] 【出鼻】
山・岬などの,突き出た所。
でばな=を折る
――を折・る
機先を制して妨げる。意気込んで始めたところをじゃまする。でばなをくじく。
でばな=を挫(クジ)く
――を挫(クジ)・く
「出端を折る」に同じ。
でばぼうちょう
でばぼうちょう [3] 【出刃包丁・出刃庖丁】
和包丁の一。刃幅が広く,棟の厚い重い包丁。魚をおろしたり骨をたたき切ったりするのに用いる。出刃。
→包丁
でばやし
でばやし [2] 【出囃子】
(1)歌舞伎舞踊・舞踊劇で,伴奏の長唄・浄瑠璃・三味線・鳴物の奏者が,舞台上の雛段(ヒナダン)に居並んで演奏すること。
⇔陰囃子
⇔御簾内(ミスウチ)
(2)寄席(ヨセ)で,演者が高座に出る際に奏する三味線の陰囃子。
でばら
でばら [0] 【出腹】
太っていて腹が出ていること。また,そういう人。でっぱら。
でばり
でばり [0] 【出張(り)】
〔「ではり」とも〕
(1)外へ突き出ていること。また,そのもの。でっぱり。
(2)仕事などのために,よそに出かけて行くこと。「美濃尾張まで―して/浄瑠璃・花飾」
(3)戦いのために他の場所へ出向くこと。「五百余騎にて矢矧に―して/太平記 35」
(4)本城から離れた要所に設けた城やとりで。「信州吊川と申す所に―を築き/箕輪軍記」
(5)出向いて仕事をする所。支店。「じやがたらのこんぱんやは,おらんだの―にござい/滑稽本・浮世床(初)」
でばる
でば・る [2][0] 【出張る】 (動ラ五[四])
〔「ではる」とも〕
(1)外に突き出る。でっぱる。「―・りたる窓に立てるは/即興詩人(鴎外)」
(2)仕事などのために出向く。出張する。「京町に―・つてゐる写真の先生/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
でばる
でばる【出張る】
[出っぱる]stick[stand,jut]out;project;→英和
protrude.→英和
でばん
でばん [0][2] 【出番】
(1)勤務につく番。
(2)役者が舞台に出る番。「―を待つ」
(3)出て,活躍すべき場面。「おやじの―だ」
(4)江戸時代,商家の奉公人が主家から公休をもらう番。藪入り・宿下がりの類。
でばん
でばん【出番】
one's turn[time].
でびたい
でびたい 【出額】
突き出た額。おでこ。「―のかしらを自剃して/浮世草子・一代女 6」
でふね
でふね【出船】
an outgoing ship.出船入船 ships going out and coming in.
でふね
でふね [0] 【出船】
〔「でぶね」とも〕
船が港を出て行くこと。また,出て行く船。
⇔入り船
でふねつなぎ
でふねつなぎ [4] 【出船繋ぎ】
船首を沖に向けるつなぎ方。
でぶ
でぶ
a fatty.→英和
〜の plump;→英和
stout;→英和
fat.→英和
でぶ
でぶ [1] (名・形動)
太っている・こと(さま)。また,太った人。からかった言い方。
でぶしょう
でぶしょう【出無精な人】
a stay-at-home;a homekeeper.
でぶしょう
でぶしょう [2][3] 【出不精】 (名・形動)
外出をめんどうがること。外出したがらないこと。また,そのさま。「―な人」
でぶっちょ
でぶっちょ [2][1] (名・形動)
太っている・こと(さま)。また,太った人をもいう。でぶ。
でぶでぶ
でぶでぶ
■一■ [1] (副)スル
非常に太っているさま。「―(と)太っている」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「―に太った体」
でぶるまい
でぶるまい 【出振(る)舞ひ】
客を料理屋・茶屋などに招いて,もてなすこと。「東山の―の折ふし/浮世草子・一代女 1」
でべそ
でべそ [1] 【出臍】
突き出ているへそ。
でべそ
でべそ【出臍】
a protruding navel.
でほ
でほ [2][1] 【出穂】
穂が出ること。しゅっすい。
でほうだい
でほうだい【出放題】
<talk> nonsense[at random];→英和
<say> irresponsible things; <be> left to flow[run]out (水が).
でほうだい
でほうだい [2] 【出放題】 (名・形動)
(1)出るにまかせる・こと(さま)。「水を―にする」
(2)口から出まかせにいいかげんなことを言う・こと(さま)。でまかせ。「―を言う」
でほかん
でほかん [2] 【出保管】
倉庫業者が他の業者や生産者の倉庫にある貨物の保管を引き受けること。
でまえ
でまえ [0] 【出前】 (名)スル
飲食物を,注文した人の家に届けること。また,届ける料理や人。
でまえ
でまえ【出前】
catering service.〜をする send[deliver]food from a restaurant.→英和
〜を取る have a meal delivered from a restaurant.‖出前持ち a delivery boy.
でまえもち
でまえもち [3][2] 【出前持(ち)】
出前の飲食物を届ける人。でまえ。
でまかせ
でまかせ【出任せ】
⇒出放題.
でまかせ
でまかせ [0] 【出任せ】 (名・形動)
口から言葉が出るに任せること。いい加減な事を言うこと。出放題。「―を言う」
でまく
でまく [0] 【出幕】
芝居などで,出演する幕のこと。
でまど
でまど【出窓】
a bow[bay]window.
でまど
でまど [0] 【出窓】
壁面より外に張り出している窓。張り出し窓。
でまり
でまり (連語)
〔「でまれ」の転〕
…であっても。「いかな寵ある外戚かた御一族―,ちともはうそんををかぬぞ/蒙求抄 1」
でまる
でまる [0] 【出丸】
本城から張り出して設けられた曲輪(クルワ)。出曲輪。
でまれ
でまれ (連語)
〔「でもあれ」の転。中世語〕
仮定的条件を強めて言い表す。…であっても。…であったとしても。「なん―,敵の方より出来たらん物をのがすべきやうなし/平家 9」
でまわり
でまわり [0] 【出回り】
出回ること。「天候不順で野菜の―が遅れる」
でまわり
でまわり【出回り】
the supply <of apples> .→英和
出回る arrive[appear]on the market.→英和
‖出回り期 <The oysters are> in season.
でまわりまい
でまわりまい [0] 【出回り米】
もと米穀取引で,生産地から集散地または市場に回送した米。
でまわる
でまわ・る [0][3] 【出回る】 (動ラ五[四])
その商品が市場に行き渡り,あちこちで見られるようになる。「秋の果物が―・る」「にせ物が大量に―・る」
でみず
でみず [0] 【出水】
大雨や長雨のあと河川・湖沼が氾濫すること。特に,梅雨の頃についていう。[季]夏。《田の上を小舟行くなり梅雨―/青木月斗》
→秋出水
でみせ
でみせ【出店】
a branch shop[office].
でみせ
でみせ [0] 【出店】
(1)本店から分かれて,よそに出した店。支店。「隣町に―を設ける」
(2)街頭などで物を売る店。露店。「―が並ぶ」
でみつと
でみつと [2] 【出三斗】
斗栱(トキヨウ)の組み方で,平三斗(ヒラミツト)を十字に組んだもの。肘木(ヒジキ)を十字に交差させ,その上に斗をのせる。
出三斗[図]
でむかえ
でむかえ [0] 【出迎え】
出て行って迎えること。また,その人。「―の車」「―の人」
でむかえ
でむかえ【出迎えを受ける】
be met <by> .
でむかえる
でむか・える [0][4] 【出迎える】 (動ア下一)[文]ハ下二 でむか・ふ
出て行って迎える。「駅まで―・える」
でむかえる
でむかえる【出迎える】
meet <a person at the station> ;→英和
receive <a guest> ;→英和
welcome.→英和
でむく
でむく【出向く】
go[proceed] <to> .→英和
でむく
でむ・く [2] 【出向く】 (動カ五[四])
自分の方から出かけて行く。「わざわざ―・くことはない」
[可能] でむける
でむら
でむら [0] 【出村】
新田開発や出作などによって,本村から離れた所にある村。分村。新在家。
でめ
でめ [1] 【出目】
(1)普通より飛び出した目。
⇔奥目
(2)二つの数量に差があるとき,その多い量。余分。余剰。また,差額。
(3)「出目金(キン)」の略。
でめ
でめ 【出目】
姓氏の一。安土桃山時代から江戸時代にかけての面打ちの家。近江井関・越前・大野と三家あり,井関から河内,越前から満照,大野から是閑(ゼカン)・友閑・洞白(トウハク)・洞水らが出た。
でめ
でめ【出目の】
goggle-eyed;pop-eyed.出目金 a pop-eyed goldfish.
でめきん
でめきん [0] 【出目金】
金魚の品種の一。目が大きく飛び出している。体形はリュウキンと同じ。体色は黒・赤・三色など。でめ。
でめぜかん
でめぜかん 【出目是閑】
(1527-1616) 安土桃山時代の能面作者。名は吉満。大野出目家の初代。越前の人。のち京都に移り,豊臣秀吉の知遇をうけた。強い感じの男面・女面を得意とした。
でめまい
でめまい 【出目米】
⇒延米(ノベマイ)
でめん
でめん [0] 【出面】
⇒でづら(出面)(1)
でも
でも
[それでも]but;→英和
(and) yet;→英和
still;→英和
[だって]why (間投詞);→英和
[もまた]also;→英和
as well;[でさえ]even;→英和
[…とも]even if <it rains> ;however <hard it may be> ;→英和
whether <you like it or not> ;→英和
[どちらでも]either[neither];→英和
[どれでも]whichever <you like> ;→英和
[なんでも]anything;→英和
[いつでも] <You may come> any day;[どこでも]anywhere.→英和
でも
でも (接助)
⇒ても(接助)
でも
でも (接頭)
〔係助詞「でも」から出た語〕
(1)〔「あれでも…か」の「でも」から〕
その名に値しないものであることを表す。えせ。「―易者」「―学者」
(2)〔「…にでもなろうか」の「でも」から〕
積極的な意志からではなく,なんとなくそれになっている意を表す。「―医者」
でも
でも (係助)
〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」または格助詞「で」に,係助詞「も」の付いたものから。近世以降の語〕
体言またはそれに準ずるもの,体言に「が」「を」以外の格助詞の付いたもの,副詞,接続助詞「て」などに接続する。
(1)極端な例を示し,他の場合にはもちろんであるということを類推させる。…でさえ。「子供―できる」「ちょっと―油断したら,つけこまれてしまいますよ」
(2)「たとえ…であっても」の意を表す。「雨天―決行する」「どんな速球―打ちこなす」
(3)「なんでも」「どれでも」など,不定称の指示語に付いて,全面的な肯定の意を表す。「なん―知っている」「いつ―結構です」
(4)軽く例示的に提出する。「お茶―飲みましょう」「ホテルのロビーで―待っていてください」
(5)「せめて…だけなりとも」の意を表す。「長男―生きていてくれたらなあ」
(6)(「(まんざら)…でもない」などの形をとって)不確かな判断を表す。「彼の発案は,捨てたもの―ない」
でも
でも [1] (接続)
〔「それでも」の略。主として話し言葉に用いる〕
それでも。けれども。「―,僕は負けない」「みんな帰ってしまいました。―,私は残りました」
でも
でも (連語)
□一□〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」に係助詞「も」の付いたもの〕
⇒だ(助動)
□二□〔格助詞「で」に係助詞「も」の付いたもの〕
⇒で(格助)
□三□〔打ち消しの接続助詞「で」に係助詞「も」の付いたもの〕
⇒で(接助)
□四□〔上に来る語の関係で「で」となった接続助詞「て」に係助詞「も」の付いたもの〕
⇒ても(連語)
でもしか
でもしか (接頭)
〔「…にでもなろうか」「…にしかなれない」などの助詞「でも」と「しか」から〕
職業や身分を表す語に付いて,無気力な,能力の低いなど,やや軽んじていう意を表す。「―教師」
でもって
でもって (連語)
〔格助詞「で」に「もって」が付いたもの〕
格助詞「で」を強めた言い方。「火事―家屋敷をすっかり失ってしまった」「今では飛行機―ヨーロッパでもアフリカでも簡単に行くことができる」
でもどり
でもどり [0] 【出戻り】
(1)結婚した女性が,離婚して生家に帰ること。また,その人。
(2)一度出た職場などにもう一度もどること。
(3)出港した船が,出た港に引き返すこと。
でもどり
でもどり【出戻り】
a divorced woman.
でもの
でもの 【出者】
(1)厚かましい人。でしゃばり者。[日葡]
(2)のけ者にされる人。特に,遊里で冷遇される客。「此の六蔵はおちやつぴい,―に成つて今は此のざま/浄瑠璃・神霊矢口渡」
(3)能で,役柄のこと。「―の品々によりて/能作書」
でもの
でもの【出物】
an article for sale;a find (堀出し物);→英和
[できもの]⇒出来物.
でもの
でもの [0] 【出物】
(1)できもの。おでき。また,屁(ヘ)。
(2)売りに出された物。特に,古道具・骨董や格安の品にいう。
(3)芝居などの演目。出し物。「こよひの―なる楽劇の本読といふ曲は/即興詩人(鴎外)」
(4)客に出す料理。特に,芝居茶屋が観客席に出す料理や茶菓。「奥より巴屋新八―を持て出て来り/歌舞伎・お染久松色読販」
でもの=腫(ハ)れ物所(トコロ)嫌(キラ)わず
――腫(ハ)れ物所(トコロ)嫌(キラ)わず
屁(ヘ)やできものは時や場所にかかわりなく勝手に出るということ。また,大小便・出産の意で用いられることもある。出物腫れ物時知らず。
でやく
でやく 【出役】
江戸時代,幕府・諸藩で行われた一種の兼任制度。すでにある地位にあるものが,臨時または半ば恒久的に別の職務を執行すること。幕府職制の場合,特に関東取締出役をさすことがある。しゅつやく。
でやす
でやす (助動)(でやせ・でやし・でやす・でやす・○・○)
〔「でやんす」の転。近世上方語〕
文末の体言や活用語の終止形に付いて,軽い丁寧の意をこめた断定を表す。…であります。「河内屋の与兵衛〈でやす〉とつつと入る/浄瑠璃・油地獄(下)」「長吉殿とはこなた〈でやす〉か/浄瑠璃・双蝶蝶」
でやる
でや・る (連語)
〔「である」の転。近世語〕
断定の意を表す。…である。…じゃ。…だ。「人を呼び廻つてなん―・る/浄瑠璃・丹波与作(上)」
でやんす
でやんす (助動)(でやんせ・でやんし・でやんす・でやんす・○・○)
〔「であんす」の転。近世上方語〕
文末の体言や活用形の終止形に付いて,軽い丁寧の意をこめた断定を表す。…であります。「八百貫目や八千貫は誓文くつされ利なし〈でやんす〉/浄瑠璃・大経師(下)」「先の相手が強いか,身の取り廻しの悪さか知らん〈でやんす〉/浄瑠璃・反魂香」
でゆ
でゆ [1][0] 【出湯】
地中から湧き出る湯。温泉。いでゆ。
でよ
でよ (終助)
⇒てよ(終助)
でよう
でよう [2] 【出様】
(1)出る様子・方法。出方(デカタ)。
(2)ある事柄に対してとる態度・行動。出方。「相手の―を見る」
でようじょう
でようじょう [4][2] 【出養生】
他所に出かけて養生すること。転地療養。「遊散(ユサン)をかぬる―/当世書生気質(逍遥)」
でら
でら (連語)
⇒てら(連語)
でらあ
でらあ (連語)
⇒てらあ(連語)
でる
でる [1] 【出る】 (動ダ下一)[文]ダ下二 づ
(1)内側から外へ,または人からよく見える所へ移動する。
⇔はいる
「ベルを鳴らすと奥さんが〈で〉てきた」「宿題を忘れた者は前に〈で〉なさい」
(2)主要な居所としていたところを離れて別の場所へ行く。「妻も働きに〈で〉ている」「旅に〈でる〉」
(3)それまで社会的に所属していたところから去る。
⇔はいる
「学校を〈で〉てから一〇年たった」「婚家を〈でる〉」
(4)仕事や学業などの活動をするために行く。「店に〈でる〉」「会社に〈でる〉」
(5)多くの人々が見たり聞いたりするものの中に登場する。「試合に〈でる〉(=出場スル)」「芝居に〈でる〉(=出演スル)」
(6)(「電話にでる」の形で)電話をうける。
(7)集まりなどに出席・参加する。「同窓会に〈でる〉」「ゴルフのコンペに〈でる〉」
(8)新たな社会的な活動に乗り出す。「彼は今度の選挙に〈でる〉(=立候補スル)そうだ」「社交界へ〈でる〉」
(9)相手に対してある態度をとる。「下手(シタテ)に〈でる〉」「横柄な態度に〈でる〉」
(10)物が移動して中から外,または人の目に見える所に現れる。
⇔はいる
「煙突から煙が〈でる〉」「蛇口をひねれば水が〈でる〉」
(11)外の方へ出っぱる。突き出る。「釘が〈で〉ているから気をつけなさい」「腹がだいぶ〈で〉てきた」
(12)人に見える場所に設置・掲示・展示される。「『本日休業』の札が〈で〉ている」「展覧会に歌麿の名品が〈で〉ている」
(13)おおわれていたものが露出される。「雪がとけて山肌が〈で〉ている」「地が〈でる〉」
(14)広く世の中全体に向かって発表される。「四月号が〈でる〉」
(15)乗り物が出発する。または運行される。
⇔はいる
「まもなくバスが〈でる〉」「この町から大阪行きのバスが〈で〉ています」
(16)隠れていたり,どこにいったか分からなくなっていたものが見つかる。「畑から土器が〈でる〉」「なくした鍵が〈で〉てきた」
(17)恐ろしいものが人前に現れる。「追いはぎが〈で〉そうなさびしい道」「幽霊が〈でる〉」
(18)飲食物や金品が供される。与えられる。「昼食にはカレーが〈で〉た」「褒美が〈でる〉」
(19)商品や金が他所に渡る。
⇔はいる
「この手の物はよく〈でる〉(=売レル)」
(20)活字になったものや話などの中に登場する。「この本に作り方が〈で〉ている」「ギリシャ神話に〈で〉てくる女神」「さっき話に〈で〉た店へ行ってみよう」
(21)人がそこで生まれ育つ。また,物が産出される。「この学校からは多くの音楽家が〈で〉た」「金の〈でる〉山」
(22)ある物事があきらかな形で示される。「判決が〈でる〉」「答えが〈でる〉」「検査の結果が〈でる〉」
(23)人の感情などが外に表れる。「怒りが顔に〈でる〉」「いつもの癖が〈でる〉」
(24)内に秘められている能力などが発揮される。「このテレビは音が〈で〉ない」「食欲が〈でる〉」
(25)ある現象や事態が発生する。起きる。「夕方になって風が〈で〉てきた」「雲が〈でる〉」「咳が〈でる〉」「死者が〈でる〉」「赤字が〈でる〉」
(26)雰囲気や特徴が表れるようになる。「この絵はよく感じが〈で〉ている」「体に丸みが〈でる〉」「いい色が〈で〉た」
(27)命令・依頼などのはたらきかけがなされる。「本社から指令が〈でる〉」「聴衆からは何の質問も〈で〉なかった」
(28)境界線・限界を越える。「素人の域を〈で〉ない作品」
(29)…の系統を引く。…に由来する。「相撲用語から〈で〉た言葉」
(30)(「世に出る」の形で)世間の人々に知られるようになる。評判になる。「彼はこの小説で世に〈で〉た」
〔「づ(出)」は,下二段動詞「いづ(出)」の頭音「い」の落ちたもので,上代から例が見られるが,広く用いられるようになったのは中世以降。「穂に〈で〉し君が見えぬこのころ/万葉 3506」「カノ島ヲ〈ヅル〉ニ臨ウデ/天草本伊曾保」。「でる」は,「づ」の下一段化したもので,近世以降一般化した。「出す」に対する自動詞〕
[慣用] 足が―・裏目に―・顔から火が―・叩けば埃が―・喉(ノド)から手が―・火の―よう・芽が―/ぐうの音も出ない・手も足も出ない・身から出た錆(サビ)
でる
でる【出る】
(1)[現われる]come out <of> ;appear;→英和
rise (日・月が);→英和
be out (星が);[芽が]be out;come into <bud,leaf> ;be exposed (露出);be on the market (市場に);→英和
be in season (果物・野菜が);be haunted <by ghosts> (幽霊が);be attacked <by robbers> (おいはぎが).
(2)[外へ出る]go[be]out;get out <of> ;[出発]start;→英和
leave;→英和
flow[run]out (流出);gush out (血が).
(3)[出席]attend;→英和
be present <at> ;[参加]join;→英和
take part in;work <at,in,for> (勤める);→英和
stand <for an election> (選挙に).→英和
(4)[起きる] <Fires> start;break out;be caused <by> (死傷者・病気が);rise (風・波が).
(5)[産出]be produced.
でれすけ
でれすけ [2] 【でれ助】
好色でだらしない男。しまりのない男。
でれっと
でれっと [2] (副)スル
態度や動作に緊張感のないさま。だらしないさま。「―目尻を下げる」「休日は―している」
でれつく
でれつ・く [0] (動カ五[四])
でれでれする。「芸妓(ゲイシヤ)の―・く塩梅(アンバイ)が余(アンマ)り鼻持もならぬから/社会百面相(魯庵)」
でれでれ
でれでれ [1] (副)スル
(1)しまりがないさま。だらしないさま。「―(と)するな」
(2)特に,男が女に対してだらしなくこびへつらったりするさま。
でれでれ
でれでれ
〜する[女に] <俗> be spoony;dally <with a girl> .→英和
でれる
で・れる [2] (動ラ下一)
でれでれする。でれつく。「酒などを呑んで―・れちやあゐやあしないよ/歌舞伎・月梅薫朧夜」
でれ助
でれすけ [2] 【でれ助】
好色でだらしない男。しまりのない男。
でろ
でろ [0] 【出炉】
茶室の炉の切り方。点前畳に接した外側の畳に切った炉。道具畳に切った炉を入炉と呼ぶ。
でろれん
でろれん [0]
「でろれん祭文(サイモン)」の略。
でろれんさいもん
でろれんさいもん [5] 【でろれん祭文】
門付(カドヅケ)の一。ほら貝を吹き,短い錫杖(シヤクジヨウ)を鳴らしながら説教祭文を語るもの。合の手に「でろれん,でろれん」と錫杖の音を入れるのでいう。明治中期頃まで行われた。
でろれん祭文
でろれんさいもん [5] 【でろれん祭文】
門付(カドヅケ)の一。ほら貝を吹き,短い錫杖(シヤクジヨウ)を鳴らしながら説教祭文を語るもの。合の手に「でろれん,でろれん」と錫杖の音を入れるのでいう。明治中期頃まで行われた。
でわ
でわ デハ 【出羽】
〔「いでは」の転〕
旧国名の一。山形県・秋田県の二県に当たる。1868年(明治1),羽前・羽後の二国に分割。羽州。
でわさんざん
でわさんざん デハ― 【出羽三山】
山形県中央部にある,月山(ガツサン)・湯殿山・羽黒山の総称。古くから修験道の道場として名高い。
でわじんじゃ
でわじんじゃ デハ― 【出羽神社】
山形県の羽黒山にある神社。祭神は伊氐波神(イデハノカミ)。月山神社・湯殿山神社と合祀(ゴウシ)されたので三山神社とも呼ばれ,修験者の霊場として知られる。いではじんじゃ。
でわたる
でわた・る (連語)
〔断定の助動詞の連用形「に」に接続助詞「て」の付いた「にて」の転「で」に,補助動詞「わたる」が付いたもの。中世後期の語〕
…でいらっしゃる。…でおいでになる。「始太子―・つたが栗太子とて廃せられて/史記抄 15」
でわのさく
でわのさく デハ― 【出羽柵】
奈良時代,東北経営のために置かれた城柵。八世紀初頭に山形県最上川河口付近に置かれたが版図拡大に伴ってのちに,秋田県雄物川河口付近に移された。でわのき。
でわふじ
でわふじ デハ― 【出羽富士】
鳥海山(チヨウカイサン)の別名。
でん
でん [1] 【伝】
(1)古くから言い伝えられていること。また,その話。「―定家筆」
(2)人の一生を記したもの。伝記。
(3)やり方。方法。「いつもの―で行こう」
(4)律令制下の交通通信制度の一。七道沿いの郡家に伝馬を五頭ずつ配置し,地方官の赴任,囚人の輸送など,不急の往来に用いた。
でん
でん [1] 【殿】
〔「てん」とも〕
(1)大きな建物。邸宅。「―に入るる事をやめられけるには/平家 6」
(2)法名の下に添えて呼ぶ敬称。
でん
でん【伝】
⇒伝記.
でん
でん
〔女房詞〕
田楽。[御湯殿上日記(弘治一)]
でんあつ
でんあつ [0] 【電圧】
二点間の電位の差。単位はボルト。記号 V 電位差。
でんあつ
でんあつ【電圧が高(低)い】
The voltage is high (low).電圧計 a voltmeter.→英和
でんあつけい
でんあつけい [0] 【電圧計】
電圧を測る計器。電気回路に並列に接続する。ボルト-メーター。
でんい
でんい【電位】
(electric) potential.→英和
‖電位計 an electrometer.電位差 a potential difference.
でんい
でんい [1] 【臀位】
胎児の位置異常の一。逆子(サカゴ)の一種で,分娩時に胎児の臀部が先進するものをいう。
でんい
でんい [1] 【電位】
無限遠または電場外の点から電場中の一点に単位点電荷を運ぶのに必要な仕事。
でんい
でんい [1] 【臀囲】
尻の周囲。また,その長さ。腰まわり。
でんいけい
でんいけい [0] 【電位計】
静電力を利用して電気量または電位を測定する計器。
でんいさ
でんいさ [3] 【電位差】
二点間の電位の差。電圧。
でんう
でんう [1] 【殿宇】
大きくて立派な建物。殿堂。殿舎。
でんえ
でんえ [1] 【伝衣】
〔「でんね」とも〕
禅宗で,師が弟子に仏法を伝えること。その伝承証明として,法衣を与えること。また,その法衣。
でんえい
でんえい [0] 【電影】
(1)いなずま。電光。
(2)中国で,映画のこと。「―館」
でんえき
でんえき [0] 【伝駅】
伝馬と駅馬。宿駅。また,伝の制度と駅の制度。
でんえん
でんえん [0] 【田園】
〔古くは「でんおん」とも〕
(1)田と畑。耕作地。
(2)田畑や林・森などの緑の多い郊外。いなか。「―風景」「―生活」
でんえん
でんえん【田園】
the country(side);→英和
rural districts.‖田園詩(人) a pastoral (poet).田園生活 <lead> a country[rural,pastoral]life.田園都市 a garden[rural]city.
でんえんこうきょうがく
でんえんこうきょうがく デンヱンカウキヤウガク 【田園交響楽】
〔原題 (フランス) La Symphonie pastorale〕
ジードの小説。1919年刊。盲目の少女の養い親である牧師とその息子との,少女をめぐる愛と信仰の確執が,やがて手術により開眼した少女を自殺に追いつめるまでを描く。
でんえんこうきょうきょく
でんえんこうきょうきょく デンヱンカウキヤウキヨク 【田園交響曲】
〔Pastoral Symphony〕
ベートーベン作曲の交響曲第六番へ長調。1808年完成。全五楽章は標題を伴い,ロマン派標題音楽の先駆とされるが,厳格な構成に基づく。
→「田園交響曲」(ベートーベン)[音声]
でんえんし
でんえんし [3] 【田園詩】
田園の生活や風景を平明に描いた詩。
でんえんしじん
でんえんしじん [5] 【田園詩人】
田園の情緒をうたう詩人。イギリスのワーズワース,中国の陶淵明などが代表的。
でんえんちょうふ
でんえんちょうふ デンヱンテウフ 【田園調布】
東京都大田区北西端にあり,多摩川に臨む地区。1918年(大正7)田園都市構想に基づく住宅地として渋沢栄一らが開発。
でんえんとし
でんえんとし [5] 【田園都市】
(1)イギリスの E =ハワードが1898年に提案した理想都市。都市と田園の長所を兼備し,均衡のとれた社会を形成するよう計画的に建設された都市。
(2)田園の趣を多く残している都市。
でんえんとしせん
でんえんとしせん デンヱントシ― 【田園都市線】
東京急行電鉄の鉄道線。東京都二子玉川園・神奈川県中央林間間,22.1キロメートル。
でんえんのゆううつ
でんえんのゆううつ デンヱンノイウウツ 【田園の憂鬱】
小説。佐藤春夫作。1919年(大正8)定本刊行。武蔵野を舞台に,田園生活の心象風景,倦怠と憂鬱の心情を描く。
でんおう
でんおう [3] 【田翁】
年老いた農夫。
でんか
でんか【電化】
electrification.〜する electrify <a railroad> .→英和
でんか
でんか [1] 【田家】
田舎の家。
でんか
でんか [1] 【伝家】
代々その家に伝わること。家伝。
でんか
でんか【殿下】
His[Her]Imperial Highness <H.I.H.> ;Your Imperial Highness (呼びかけ).
でんか
でんか【伝家の宝刀を抜く】
play one's trump card.
でんか
でんか [1][0] 【電荷】
周囲に電場をつくったり,また運動して磁場をつくったりする,すべての電気現象のもとになるもの。微視的には素粒子のもつ電荷は陽電子の電荷を +� として,0,+�,−� のいずれかである。荷電。電気量。
でんか
でんか 【田仮】
律令制官人の農繁期休暇。中央政庁の官人に,原則として五月・八月に一五日ずつ与えられた。また,大学生・国学生にも五月に与えられた。
でんか
でんか [0] 【電化】 (名)スル
列車や器具などの動力源・熱源を電力にすること。「ローカル線を―する」「―製品」
でんか
でんか [1] 【伝花】
生け花で師匠から口伝を受けて立てたり,生けたりできる花材または,花形。
でんか
でんか [1] 【電火】
いなびかり。電光。
でんか
でんか [1] 【殿下】
〔古くは「てんが」とも〕
(1)明治以降,天皇・三后以外の皇族の敬称。外国の王国・公国などの皇族についても,これに準じて用いる。
(2)律令制で,皇太子・三后の敬称。
(3)平安期以降,摂政・関白・将軍の敬称。
(4)宮殿または殿堂の階下。
でんかい
でんかい [0] 【電界】
⇒電場(デンバ)
でんかい
でんかい [0] 【電解】 (名)スル
「電気分解」の略。「食塩水を―する」
でんかい
でんかい【電解】
[電気分解]electrolysis.→英和
電解質[物]an electrolyte.→英和
電解溶液 an electrolytic solution.
でんかいえき
でんかいえき [3] 【電解液】
電気分解槽・電気めっき槽・電池などに入れられる電解質溶液。狭義には,電気分解槽に入れられる電解質溶液をいう。
でんかいけんま
でんかいけんま [5] 【電解研磨】
金属・半導体の研磨技術の一。濃厚なリン酸水溶液などの電解液中に浸した金属・半導体を陽極として電流を流し,表面の凸部を溶解させて,平滑で光沢のある表面にする。
でんかいこうかトランジスタ
でんかいこうかトランジスタ [11] 【電界効果―】
⇒エフ-イー-ティー( FET )
でんかいしつ
でんかいしつ [3] 【電解質】
水などの溶媒に溶け,電離して陰陽のイオンを生ずる物質。その溶液は電導性を示す。電離度の大小により,多くの無機酸・無機塩基・塩などのような強電解質と,多くの有機酸・有機塩基などのような弱電解質とに分けられる。電気分解ができる。
でんかいせいれんほう
でんかいせいれんほう [0] 【電解精錬法】
目的金属のイオンを含む電解質溶液中で粗金属を陽極として通電し,陰極上に高純度の金属を得る精錬法。銅が代表例で,その他金・銀・ニッケル・白金などの精錬にも用いる。広義には,アルミニウムなどの溶融電解も含める。
でんかいそう
でんかいそう [3] 【電解槽】
電気分解を行う装置。容器・電極・電解液からなる。容器は鉄槽の内側にポリエチレンなどの合成樹脂膜を張ったものが多い。
でんかいふしょく
でんかいふしょく [5] 【電解腐食】
印刷で,電気分解を腐食に応用して写真凸版を作る方法。主として銅の版材に利用する。
でんかいコンデンサー
でんかいコンデンサー [7] 【電解―】
電解酸化した金属を陽極,酸化被膜を誘電体,電解質を陰極とした大容量のコンデンサー。
でんかく
でんかく [0] 【殿閣】
宮殿と楼閣。
でんかくだいがくし
でんかくだいがくし [7] 【殿閣大学士】
中国,唐から明にいたる官名。初め朝廷の図書を収蔵する殿閣の官員で,宰相の兼任。明・清代には内閣大学士と称し,宰相の位置を占めた。
でんかけつごうそし
でんかけつごうそし [8] 【電荷結合素子】
⇒シー-シー-ディー( CCD )
でんかのほうとう
でんかのほうとう 【伝家の宝刀】
(1)代々家に伝わっている名刀。
(2)いざという時以外は使わない思い切った手段。とっておきの切り札。「いよいよ―を抜く時だ」
でんかのわたりりょう
でんかのわたりりょう 【殿下の渡領】
藤原氏の氏(ウジ)の長者が代々相続した所領。藤原氏の長者は多く摂政・関白に任ぜられたのでこの称がある。
でんかん
でんかん [0] 【田間】
田畑のなか。いなか。
でんかん
でんかん [0] 【田漢】
田舎(イナカ)の男。田舎漢(デンシヤカン)。
でんかん
でんかん 【田漢】
(1898-1968) 中国の劇作家。湖南省出身。字(アザナ)は寿昌。郭沫若らと創造社を結成し,ロマン的な「カフェーの一夜」などを発表。新劇の発展に貢献した。国歌「義勇軍行進曲」の作詞者。ティエン=ハン。
でんがく
でんがく [0][1] 【田楽】
(1)平安中期頃から流行した芸能。農耕行事に伴う歌舞から起こり,のちには専業の田楽法師が現れ,座も発生した。本来,田楽踊(オド)りと散楽系の曲芸が主要芸であったが,鎌倉末期より猿楽能も演じ,独自の田楽能を上演した。室町後期には猿楽におされて衰退し,今日では民俗芸能中に残る。
(2)民俗芸能の分類用語。田遊び・田植え祭り・田植え踊りなど,田に関する芸能一般の総称。
(3)田植えをはやす音楽。また,それに用いる太鼓の類。「又―といひて,あやしきやうなる鼓,腰に結ひつけて/栄花(御裳着)」
(4)〔「田楽焼き」の略〕
豆腐などに練り味噌を塗って焼いた料理。豆腐に串を打ったところが田楽を舞う姿に似ているところからいう。味噌に木の芽をすり込んだものを木の芽田楽という。[季]春。
田楽(1)[図]
でんがく
でんがく【田楽】
baked bean curd daubed with miso.〜刺しにする pierce through.
でんがくおどり
でんがくおどり [5] 【田楽踊り】
田楽法師の演じた芸能。編木(ビンザサラ)・太鼓・鼓・銅鈸子(ドウバツシ)などを奏する者をまじえた十数名が一団となって踊る。平安中期より室町期まで盛行した。今日民俗芸能に残る。
でんがくがえし
でんがくがえし [5] 【田楽返し】
大道具の仕掛け物の一。背景の襖(フスマ)などの中央に通した心棒を軸にして田楽豆腐を裏返すようにくるりと回すもの。幽霊などの出入りに用いることが多い。
田楽返し[図]
でんがくざし
でんがくざし [0] 【田楽刺(し)】
田楽豆腐のように,中央をさし通すこと。いもざし。「槍で―にする」
でんがくどうふ
でんがくどうふ [5] 【田楽豆腐】
田楽{(4)}にした豆腐。
でんがくのう
でんがくのう [4] 【田楽能】
田楽法師などの演ずる芸能。鎌倉末期より田楽衆が猿楽の能を演じ盛行したが,のち猿楽衆の能にとってかわられた。
でんがくほうし
でんがくほうし [5] 【田楽法師】
田楽を演ずる職業的芸人。多く僧形であったところからいう。
でんがくやき
でんがくやき [0] 【田楽焼き】
⇒でんがく(田楽)(4)
でんき
でんき [1] 【伝奇】
(1)怪奇で幻想的な物語。
(2)中国の小説の一体。一般的には唐・宋代の文語で書かれた,奇異な題材を特徴とする短編小説をさす。李公佐「南柯(ナンカ)太守伝」,陳鴻(チンコウ)「長恨歌伝」,白行簡「李娃伝(リアデン)」など。日本にも早くから伝えられ,平安時代の物語に大きな影響を与えた。伝奇小説。
(3)〔伝奇{(2)}に材を得ていることから〕
宋・元代の戯曲,元代の雑劇。
でんき
でんき [0] 【伝記】
(1)個人の生涯の事跡を書いた記録。「偉人の―」
(2)記録されて伝えられているもの。記録。
でんき
でんき [1] 【電気】
〔electricity〕
(1)電気力・電気伝導など,種々の電気現象のもととなるもの。多く,電荷・電流または電気エネルギーをさしていう。
(2)電灯。「―がつく」
(3)電力。「―代」
→エレキテル
でんき
でんき [1] 【伝騎】
馬を走らせて命令を伝える兵士。
でんき
でんき【電気】
electricity;→英和
[電灯]⇒電灯.〜の electric(al).→英和
〜(仕掛)で (worked) by electricity.〜が来る receive a <slight> electric shock.〜が通じる(止める) turn on (cut off) an electric current.〜を起こす generate electricity.〜を通じている be charged with electricity.‖電気アイロン an electric iron.電気あんま electromassage.電気回路 a circuit.電気かみそり an electric shaver.電気機関車 an electric locomotive.電気器具 electric appliances.電気器具店 <米> an electric appliance store; <英> an electrician's (shop).電気技師 an electrical engineer;an electrician.電気工学 electrical engineering.電気工業 the electric industry.電気コンロ an electric hot plate.電気死刑(に処する) electrocution (electrocute).電気スタンド a desk lamp.電気ストーブ an electric heater.電気掃除機 a vacuum cleaner.電気時計 an electric clock.電気分解(物) electrolysis (an electrolyte).電気メス a radio-knife.電気めっき(する) electroplating (electroplate);galvanization (galvanize).電気毛布 an electric[a heating]blanket.電気溶接 electric welding.電気力学 electrodynamics.電気料金 electric charges.電気療法 an electric cure.
でんき
でんき【伝記】
a biography;→英和
a life.→英和
‖伝記作者 a biographer.伝記物語 a biographical story.
でんき
でんき [1] 【電機】
電力で動かす機械。電気機械。
でんき
でんき [1] 【電器】
「電気器具」の略。「―店」
でんき
でんき【伝奇的】
romantic.→英和
でんきいす
でんきいす [3] 【電気椅子】
高圧電流による死刑執行用の椅子。アメリカ合衆国の一部で用いられている。
でんきいんせいど
でんきいんせいど [6] 【電気陰性度】
原子が結合するときに相手の電子を引きつける度合。二原子間の電気陰性度の差が小さければ共有結合性が大きく,差が大きければイオン結合性が大きい。
→分極
でんきうお
でんきうお [3] 【電気魚】
発電器官をもつ魚。数百ボルトの起電力をもつものもある。シビレエイ・デンキナマズ・デンキウナギなど。発電魚。
でんきうなぎ
でんきうなぎ [4] 【電気鰻】
コイ目の淡水魚。全長約2.5メートル。体は円筒形でウナギに似る。全身が暗褐色。体の胴から尾部にかけて左右一対の発電器官をもち,発電力は最大850ボルトで魚類中最高。放電されて動けなくなった小魚を捕食する。南アメリカのアマゾン川などに分布。シビレウナギ。
でんきうなぎ
でんきうなぎ【電気鰻】
an electric eel.
でんきえい
でんきえい [3] 【電気鱏】
シビレエイの異名。
でんきえいどう
でんきえいどう [4] 【電気泳動】
荷電した微粒子・コロイド粒子などが溶液中にかけられた電場によって移動する現象。コロイド粒子やタンパク質などの生体高分子の電荷・大きさ・形状などを知るのに有効。
でんきかいり
でんきかいり [4] 【電気解離】
⇒電離(デンリ)
でんきかいろ
でんきかいろ [4] 【電気回路】
電源と負荷を通じて導体を環状にした電流の通路。電子回路。回路。
でんきかがく
でんきかがく [4] 【電気化学】
電気的現象を伴う化学反応あるいは化学的現象を研究する化学の一分野。電気分解・電池・金属の腐食・界面電気現象・放電・導電現象などを対象とする。
でんきかがくとうりょう
でんきかがくとうりょう [7] 【電気化学当量】
電気化学反応で,1クーロンの電気量の移動に伴って反応する原子または原子団の質量。化学当量をファラデー定数で割ったものに等しい。
でんきかがくぶんせき
でんきかがくぶんせき [7] 【電気化学分析】
試料物質を用いてつくった電池の起電力や,試料物質を電気分解したときの電流の測定など,電極反応にあずかる化学現象を利用した化学分析。ポーラログラフィー・イオン電極法・電気滴定・電導度測定など。
でんきかみそり
でんきかみそり [4] 【電気剃刀】
小型モーターにより,内刃を回転させたり,震わせたりして外刃との間でひげを挟み切る道具。シェーバー。
でんきかんじゅりつ
でんきかんじゅりつ [6] 【電気感受率】
誘電体を電場中に置いたときの電気分極と電場の比を表す量。
でんきがく
でんきがく [3] 【電気学】
⇒電磁気学(デンジキガク)
でんきがま
でんきがま [3] 【電気釜】
⇒電気炊飯器(デンキスイハンキ)
でんききかんしゃ
でんききかんしゃ [5] 【電気機関車】
電動機を原動機とする機関車。直流式・単相交流式・三相交流式・蓄電池式などがある。
でんききぐ
でんききぐ [4] 【電気器具】
電灯・アイロン・テレビ・洗濯機など,電気を熱源・動力源として利用する器具の総称。
でんきくらげ
でんきくらげ [4] 【電気水母】
カツオノエボシの俗称。
でんきこうがく
でんきこうがく [4] 【電気工学】
電気・磁気現象の応用について研究する工学の総称。通信・電力・制御・情報処理など多岐にわたる。
でんきこうじし
でんきこうじし [6] 【電気工事士】
電気工事士法に基づき,電気を利用する器具や設備の工事・保守・修理を行う者。
でんきこうじせこうかんりぎし
でんきこうじせこうかんりぎし [4][7] 【電気工事施工管理技士】
建築業法に基づき,建設工事に伴う電気設備工事の施工計画作成や工程管理などを行う者。
でんきこんろ
でんきこんろ [4] 【電気焜炉】
電気ヒーターを用いたこんろ。
でんきごたつ
でんきごたつ [4] 【電気炬燵】
電気ヒーターを用いた炬燵。
でんきごて
でんきごて [3] 【電気鏝】
電気ヒーターを用いた鏝。ハンダ鏝など。
でんきし
でんきし [3] 【電機子】
発電機で,界磁のつくる磁束中を回転する部分。電動機では電流を流して回転を得,発電機では回転によって電流を得る。また,電動機で,外から電力の供給をうけて,回転する部分の称。発電子。アーマチュア。
でんきしゅうじんき
でんきしゅうじんき [6] 【電気集塵機】
円筒または平行平板の集塵極とその中心の針金の間に放電を起こして空気をイオン化し,両極間に含塵ガスを流して帯電した粒子を集塵極に集める装置。
でんきしょうしゃく
でんきしょうしゃく [4] 【電気焼灼】
高周波電流による熱を利用して,患部の組織の切開・止血・凝固を行う方法。
でんきしょうせつ
でんきしょうせつ [4] 【伝奇小説】
空想的で不思議な内容の小説。
→伝奇(2)
でんきしん
でんきしん [3] 【電気鍼】
鍼灸(シンキユウ)術の治療法の一。皮膚に刺した鍼(ハリ)に弱い電流を流して電気刺激を与える。鍼との相乗効果をねらったもの。
でんきしんどう
でんきしんどう [4] 【電気振動】
電気的な振動現象。電流が回路内を高速で往復運動する振動電流と電磁波を含める。
でんきじぎょう
でんきじぎょう [4] 【電気事業】
電気を生産・輸送・販売する産業。一般の需要に応じて電気を供給する一般電気事業と,一般電気事業者に供給する卸電気事業とがある。
でんきじぎょうほう
でんきじぎょうほう 【電気事業法】
発電・送電・買電の事業について定めた法律。1964年(昭和39)に制定,一〇の電力会社に地域独占を認めている。
でんきじどうしゃ
でんきじどうしゃ [5] 【電気自動車】
直流電動機を原動機とし,蓄電池を電源とした自動車。排気ガスや騒音を出さないなどの長所がある。
でんきすいはんき
でんきすいはんき [6] 【電気炊飯器】
電気ヒーターによって飯を炊く道具。電気釜(ガマ)。
でんきせいどう
でんきせいどう [4] 【電気制動】
⇒電気(デンキ)ブレーキ
でんきせいりがく
でんきせいりがく [6] 【電気生理学】
生体に発生する電気現象や生体に対する電気作用について研究する医学の一分野。脳波・心電図・筋電図などは広く臨床診断上に応用されている。
でんきせいれん
でんきせいれん [4] 【電気精錬】
電気を応用して行う金属精錬。電気分解を応用した電解精錬と電流を熱源として用いる電熱精錬とがある。電気冶金。
でんきせき
でんきせき [3] 【電気石】
ホウ素のケイ酸塩からなる鉱物。化学組成がきわめて複雑で,アルミニウム・フッ素のほか,ナトリウム・鉄・マグネシウム・リチウムなども含む。三方晶系で,通常は柱状結晶。柱面に縦条線が見られる。ガラス光沢があり,色は黒・黒褐・緑・紅など多様。圧電性・焦電性がある。ペグマタイトや接触変成岩中に産し,美しいものは宝石となる。トルマリン。
でんきせんたくき
でんきせんたくき [7][6] 【電気洗濯機】
モーターを使って水流を起こし,洗濯をする機械。
でんきそうきょくし
でんきそうきょくし [6] 【電気双極子】
微小な距離だけ離れた,大きさの等しい正負一対の電荷。
→双極子モーメント
でんきそうじき
でんきそうじき [6] 【電気掃除機】
モーターでファンを回転させ,ごみやちりを吸いこむ機械。
でんきそりょう
でんきそりょう [4] 【電気素量】
観測される電気量の最小単位。陽子あるいは電子のもつ電気量の絶対値。その値は 1.60218×10�¹� クーロン。すべての帯電体のもつ電気量はこの量の整数倍である。記号 � 素電荷。
でんきたんさ
でんきたんさ [4] 【電気探査】
物理探査法の一。地中を流れる電流の方向や強さなどを測定し,鉱床を探知したり,地質構造を解析する方法。電探。
でんきちくおんき
でんきちくおんき [6] 【電気蓄音機】
真空管・トランジスタなどによる増幅器を備えた蓄音機。電蓄。
でんきちゅうぞう
でんきちゅうぞう [4] 【電気鋳造】
鋳型(イガタ)に電気めっきの方法で金属を付着させる鋳造法。レコードの原盤や印刷用の凸・凹版の製作,彫塑品の複製などに用いる。電鋳。
でんきちりょう
でんきちりょう [4] 【電気治療】
物理療法の一。電流を直接人体に通じ生体反応を起こして治療効果をあげる療法の総称。電気の周波数により低周波療法・高周波療法(ディアテルミー)に大別する。疼痛・痙攣(ケイレン)の鎮静,筋肉や知覚麻痺の回復などを目的とする。電気療法。
でんきつうしん
でんきつうしん [4] 【電気通信】
有線・無線その他の電磁的方式によって符号・音響または映像を送り,伝え,または受けること。
でんきつうしんじぎょうしゃ
でんきつうしんじぎょうしゃ [9] 【電気通信事業者】
電話・電信・データ通信などの通信事業を行う事業体の総称。1985年(昭和60)施行の電気通信事業法では,回線提供を行う第一種事業者,回線提供を受けコンピューターなどを接続し付加価値サービスを提供する第二種事業者に分ける。
でんきつうしんだいがく
でんきつうしんだいがく 【電気通信大学】
国立大学の一。1918年(大正7)創立の電信協会管理無線電信講習所を源とし,49年(昭和24)新制大学となる。本部は調布市。
でんきていこう
でんきていこう [4] 【電気抵抗】
電流の通りにくさを表す量。単位はオーム。記号 Ω 抵抗。
→電気抵抗[表]
でんきてき
でんきてき [0] 【伝奇的】 (形動)
空想的・幻想的であるさま。
でんきてきてい
でんきてきてい [4] 【電気滴定】
化学反応の終点を電気的測定で知る容量分析法。
でんきてつどう
でんきてつどう [4] 【電気鉄道】
電動機を用いて車両を運転する鉄道。
でんきてんか
でんきてんか [4] 【電気点火】
シリンダーの圧縮室内に点火プラグを装置し,電気火花を飛ばして点火し,ガスを爆発させる方式。ガソリン機関・ガス機関などに採用されている。
でんきでんどう
でんきでんどう [4] 【電気伝導】
導体中を,電流が流れる現象。電位の高い方から低い方へ電荷が移動する。
でんきでんどうりつ
でんきでんどうりつ [6] 【電気伝導率】
電流の流れやすさを表す物質定数。温度により変化する。電気伝導度。電導率。導電率。
→抵抗率
でんきとうせき
でんきとうせき [4] 【電気透析】
半透膜で仕切られた室に高分子溶液を入れ,両側に純水を置いて電圧をかけ,透析を行う方法。
でんきどう
でんきどう [3] 【電気銅】
電解精錬によって得られる銅。純度がきわめて高い。
でんきどけい
でんきどけい [4] 【電気時計】
電気で動かす時計の総称。商用電源の電源周波数や,水晶発振器の発振周波数を基準として駆動するもの,標準電波を受信してこれと較正しつつ精度を保つものなど種々の方式がある。
でんきなまず
でんきなまず [4] 【電気鯰】
ナマズ目の淡水魚。全長約60センチメートル。体形はナマズに似る。体色は茶褐色。頭部を除いた体の両側の皮膚と筋肉の間に発電器官があり,最大電圧は400ボルト以上。孵化(フカ)した稚魚を口内に保護する習性がある。アフリカ熱帯部の河川や湖に分布。シビレナマズ。
でんきにじゅうそう
でんきにじゅうそう [5] 【電気二重層】
二つの相が接している面で電荷の分離が起こり,異種の電荷が向き合って連続的に分布している層。異種物質の境界面に現れる。
でんきばん
でんきばん [0] 【電気版】
⇒電鋳版(デンチユウバン)
でんきひずみ
でんきひずみ [4] 【電気歪み】
電場中の誘電体に生ずる変形。電歪(デンワイ)。
→圧電効果
でんきひょうはく
でんきひょうはく [4] 【電気漂白】
漂白法の一。食塩・塩化マグネシウムなどの溶液に電気を通じて解離させて得た液によって木綿・麻などを漂白すること。電気晒(サラシ)。
でんきぶんかい
でんきぶんかい [4] 【電気分解】 (名)スル
電解質の溶液または溶融体に直流電流を通じ,陽イオン・陰イオンをそれぞれ陰極・陽極上で放電させ,電極上またはその近傍に反応生成物を得ること。水や食塩水の電解,電気めっき・電解研磨・電気化学分析などに広く応用される。電解。
でんきぶんきょく
でんきぶんきょく [4] 【電気分極】
⇒分極(ブンキヨク)
でんきぶんせき
でんきぶんせき [4] 【電気分析】
試料を電気回路中に入れ,電気量・電流・電圧などを測定して行う化学分析。電気滴定・電気泳動など。
でんきへんい
でんきへんい [4] 【電気変位】
⇒電束密度(デンソクミツド)
でんきぼん
でんきぼん [3] 【電気盆】
静電気の実験に用いる器具。絶縁体の円盤と,絶縁物の柄のついた金属円盤とからなる。絶縁体を負に帯電させたのち,金属盤を重ねると,その上面には負電気,下面には正電気が誘導され,上面に指を触れて負電気を逃がせば金属盤は正電気のみを帯電した状態になる。
でんきめっき
でんきめっき [4] 【電気鍍金】
めっき法の一。めっきしようとする金属のイオンを含む電解質溶液中で,めっきされる物体を陰極として電気分解を行い,その表面に金属を析出させる。緻密堅牢で美しいめっき面が得られる。
でんきもうふ
でんきもうふ [4] 【電気毛布】
電熱線を利用した防寒用の毛布。
でんきやきん
でんきやきん [4] 【電気冶金】
⇒電気精錬(デンキセイレン)
でんきゅう
でんきゅう【電球】
an electric bulb[lamp].〜が切れる burn out.
でんきゅう
でんきゅう [0] 【電球】
不活性ガスを封入したガラス球の中にタングステン線でつくったフィラメントを入れ,電流を通して発光させるもの。白熱電球。電気の球(タマ)。
でんきょく
でんきょく [0] 【電極】
電場をつくるため,または電流を流すために,二つ対(ツイ)にして設ける導体または半導体。普通,電位の高い側を陽極,低い側を陰極とよぶが,電子管や電気分解では電流が外部電源から流入する方を陽極,外部に流出する方を陰極といい,電池では,電流が外部回路に向かって流出する方を正極,外部から流入する方を負極と呼んで区別することが多い。
でんきょく
でんきょく【電極】
an electrode.→英和
でんきょくでんい
でんきょくでんい [5] 【電極電位】
電極と電解質溶液とが接しているとき,電極が溶液に対してもつ電位。その値は,水素電極・甘汞(カンコウ)電極などと組み合わせてつくった電池の起電力を測定して得る相対的な値を用いる。単極電位。
でんきようせつ
でんきようせつ [4] 【電気溶接】
電気の作用によって生じる熱を応用した溶接法。アーク溶接と抵抗溶接とに大別される。
でんきようりょう
でんきようりょう [4] 【電気容量】
⇒静電容量(セイデンヨウリヨウ)
でんきりきがく
でんきりきがく [5][4] 【電気力学】
電磁気学の中で,時間的に変化する電磁場や荷電粒子の運動を扱う部門。
→静電気学
でんきりきせん
でんきりきせん [4] 【電気力線】
電界の様子を表すために描く曲線。各点の接線が電界の向きと一致するような曲線。その密度によって電界の強さを表す。
でんきりょう
でんきりょう [3] 【電気量】
⇒電荷(デンカ)
でんきりょうほう
でんきりょうほう [4] 【電気療法】
「電気治療」に同じ。
でんきりょく
でんきりょく [3] 【電気力】
電界が,電界内にある電荷に作用する力。
でんきれいぞうこ
でんきれいぞうこ [6] 【電気冷蔵庫】
冷媒ガスの圧縮に,電動機によるコンプレッサーを用いる冷凍装置。フロンなどの冷媒ガスの気化熱によって庫内を冷却する。
でんきろ
でんきろ [3] 【電気炉】
抵抗熱・アーク熱,高周波などによる誘導熱を利用して高温を得る炉。安定した高温が長時間得られ,温度調節が容易。金属の溶解などに用いる。電炉。
でんきアイロン
でんきアイロン [4] 【電気―】
電気ヒーターで加熱するアイロン。
でんきエネルギー
でんきエネルギー [5] 【電気―】
電荷・電流・電磁波などがもつエネルギーの総称。
でんきギター
でんきギター [4] 【電気―】
⇒エレキ-ギター
でんきショックりょうほう
でんきショックりょうほう [7] 【電気―療法】
鬱(ウツ)病・分裂病などの精神病に対する治療法の一。両側の前額部に電極を置き通電して癲癇(テンカン)様の痙攣(ケイレン)発作を繰り返し起こさせ,前頭葉の機能を弱め興奮を除く方法。最近では,薬物療法の発達により用いられなくなってきている。
でんきスタンド
でんきスタンド [5] 【電気―】
机上や床に置いて用いる,比較的狭い範囲を照らす電灯台。
でんきストーブ
でんきストーブ [5] 【電気―】
電気ヒーターを熱源とするストーブ。
でんきドリル
でんきドリル [4] 【電気―】
電動機で錐(キリ)を回転させるドリル。
でんきヒーター
でんきヒーター [4] 【電気―】
電熱を利用した加熱器。
でんきブラン
でんきブラン [4] 【電気―】
ブランデーに似せた雑酒の商標名。明治初年に始まり,大正期東京浅草の神谷バーの名物となった。
〔「電気」は文明の最先端を表す語として冠したものという〕
でんきブレーキ
でんきブレーキ [5] 【電気―】
ブレーキ方式の一。電動機を切りかえて発電機として働かせ,制動トルクを発生させるもの。電気制動。
でんきメス
でんきメス [4] 【電気―】
高周波電流を用いて組織を切開したり,その部分を凝固・止血する手術器械。少ない出血で手術ができる。
でんぎょう
でんぎょう [0] 【伝教】
教えを受け継いで,人に伝えること。
でんぎょうかんじょう
でんぎょうかんじょう [5] 【伝教灌頂】
⇒伝法灌頂(デンボウカンジヨウ)
でんぎょうだいし
でんぎょうだいし 【伝教大師】
最澄(サイチヨウ)の諡号(シゴウ)。
でんくろうぞめ
でんくろうぞめ デンクラウ― [0] 【伝九郎染(め)】
⇒太申染(タイシンゾ)め
でんぐりかえる
でんぐりかえる【でんぐり返る】
turn over;turn head over heels;turn[make]a somersault (曲芸);→英和
be in great[utter]confusion (混乱).
でんぐりがえし
でんぐりがえし [5] 【でんぐり返し】 (名)スル
地面に手をついて体を丸め,前方または後方へ回転して起きること。でんぐりがえり。
でんぐりがえす
でんぐりがえ・す [5] 【でんぐり返す】 (動サ五[四])
でんぐりがえるようにする。ひっくりかえす。「たるを―・す」
でんぐりがえり
でんぐりがえり [5] 【でんぐり返り】 (名)スル
「でんぐり返し」に同じ。
でんぐりがえる
でんぐりがえ・る [5] 【でんぐり返る】 (動ラ五[四])
(1)でんぐりがえしをする。「マットの上で―・る」
(2)位置・状態がさかさまになる。ひっくりかえる。「心臓が―・る思い」
でんぐり返し
でんぐりがえし [5] 【でんぐり返し】 (名)スル
地面に手をついて体を丸め,前方または後方へ回転して起きること。でんぐりがえり。
でんぐり返す
でんぐりがえ・す [5] 【でんぐり返す】 (動サ五[四])
でんぐりがえるようにする。ひっくりかえす。「たるを―・す」
でんぐり返り
でんぐりがえり [5] 【でんぐり返り】 (名)スル
「でんぐり返し」に同じ。
でんぐり返る
でんぐりかえる【でんぐり返る】
turn over;turn head over heels;turn[make]a somersault (曲芸);→英和
be in great[utter]confusion (混乱).
でんぐり返る
でんぐりがえ・る [5] 【でんぐり返る】 (動ラ五[四])
(1)でんぐりがえしをする。「マットの上で―・る」
(2)位置・状態がさかさまになる。ひっくりかえる。「心臓が―・る思い」
でんぐん
でんぐん [0] 【殿軍】
しんがりの部隊。
でんけん
でんけん [0] 【電鍵】
電信機で,信号を送るために回路を開閉する装置。キー。
でんげき
でんげき【電撃】
an electric shock; <make> a lightning attack (急襲).電撃療法 electroconvulsive[electroshock]therapy.
でんげき
でんげき [0] 【電撃】
(1)電流が,体を通ったときに感じる衝撃。「―療法」
(2)(いなずまのように)素早く敵を攻撃すること。また,その攻撃。「―作戦」
でんげき
でんげき [0] 【電戟】
いなずまのように光る矛(ホコ)。
でんげきし
でんげきし [4] 【電撃死】
電撃を受けたことによるショック死。
でんげきてき
でんげきてき [0] 【電撃的】 (形動)
はっと驚くほど突然であるさま。「―な婚約発表」
でんげん
でんげん【電源】
a power supply[source];an outlet (コンセント).→英和
電源開発 development of power resources.
でんげん
でんげん [0][3] 【電源】
(1)回路に電流を流したり,電圧を加えたりするみなもと。「―を切る」
(2)電気エネルギーを供給するみなもと。
でんげんかいはつ
でんげんかいはつ [5] 【電源開発】
発電のために必要なダムや貯水池を建設したり,発電施設を整えたりすること。
でんこ
でんこ [1] 【電弧】
⇒アーク
でんこ
でんこ 【佃戸】
中国の小作農。均田制崩壊後の唐中期から宋代にかけて,荘園の耕作者として一般化。宋では主家から独立していたが,経済的に多くを依存していた。明・清代には地位も向上。佃客。
でんこ
でんこ [1] 【伝戸】
律令制で,伝馬の飼養に充てられた戸。駅戸と異なり,雑徭(ゾウヨウ)が免ぜられるだけなので,富裕で課戸の二人以上いる戸を充てた。
でんこう
でんこう [0] 【電光】
(1)雷放電による線状閃光(センコウ)。いなびかり。いなずま。
(2)電気を利用した光。
でんこう
でんこう【電光】
(a flash of) lightning.→英和
〜形の zigzag.→英和
‖電光石火 … as quick as a flash.電光ニュース an electric newsboard;a moving neon news.
でんこうけいじばん
でんこうけいじばん [0] 【電光掲示板】
多数の電球の点滅により文字や図を表示する装置。
でんこうせっか
でんこうせっか [5] 【電光石火】
〔稲妻の光や石を打った時に出る火の意〕
非常に短い時間。また,動きが非常に速いことのたとえ。「―の早技」
でんこうちょうろ
でんこうちょうろ [5] 【電光朝露】
稲妻の光や朝露。きわめてはかないもののたとえ。「―のあたなる身なれば/御文章」
でんこうろく
でんこうろく デンクワウロク 【伝光録】
二巻。1300年,瑩山紹瑾述作。釈迦から達磨・慧能(エノウ)を経て道元・懐奘(エジヨウ)に至る法の相承を明らかにしたもの。「正法眼蔵」と並ぶ曹洞宗の根本宗典。
でんこうニュース
でんこうニュース [5] 【電光―】
多数の電球の点滅によって順次に文字を描き出してニュースなどを伝える装置。
でんこくのじ
でんこくのじ 【伝国の璽】
中国で秦代以後,天子のしるしとして伝えたとされる印。「受命於天既寿永昌」と刻する。
でんご
でんご [1] 【殿後】
軍隊のしんがり。あとおさえ。
でんごん
でんごん【伝言する(を頼まれる)】
(be asked) to send[give] <a person> a message.→英和
〜を残す leave word[a message] <for a person> .よろしくと〜する send one's regards <to> .⇒言付け.‖伝言板 a message board.
でんごん
でんごん [0] 【伝言】 (名)スル
人を介して相手に用件を伝えること。また,その言葉。ことづけ。ことづて。「同僚に―してもらう」
でんごんばん
でんごんばん [0] 【伝言板】
駅などに設けて,個人的な用件を伝えるのに用いる黒板。
でんさく
でんさく [0] 【田作】
田をたがやすこと。たつくり。
でんさん
でんさん [0] 【電算】
「電子計算機」の略。
でんさんき
でんさんき [3] 【電算機】
「電子計算機」の略。
でんさんき
でんさんき【電算機】
⇒コンピュータ.
でんさんしゃしょく
でんさんしゃしょく [5] 【電算写植】
⇒コンピューター組版(クミハン)
でんし
でんし【電子】
an electron.→英和
‖電子オルガン an electronic organ.電子音楽 electronic music.電子(工)学 electronics.電子計算機(頭脳) an electronic computer (brain).電子顕微鏡 an electron microscope.電子レンジ a microwave oven;an electronic cooking range.
でんし
でんし [1] 【電子】
素粒子の一。記号 e ,負の電気素量をもち,スピン1/2,質量 9.1×10�³¹ キログラムで安定。レプトンに属する。原子核のまわりに分布して原子を構成。物質内の電子の状態が物質の性質を決める重要な要素であり,またすべての電磁現象の根源である。エレクトロン。
でんし
でんし [1] 【殿司】
律令制の後宮十二司の一。行幸の輦輿(レンヨ),殿庭の清掃,灯燭・薪炭の管理などをつかさどった。とのもづかさ。とのもりづかさ。
でんし
でんし [1] 【伝使】
律令制で,伝符(デンプ)を持ち,伝馬(テンマ)を利用して公用の旅をした者。
でんし
でんし 【伝屍・伝尸】
肺結核の古称。[医心方(一三)]
でんし
でんし [1] 【殿試】
中国で,科挙の最高段階の試験。殿中で天子自身が進士及第者に対して行なった。唐の則天武后に始まり,明・清代まで行われた。廷試。
でんしうん
でんしうん [3] 【電子雲】
原子・分子中の電子の空間的分布状態を雲にたとえたもの。電子の波動関数の二乗に比例した密度分布となる。荷電雲。
でんしおん
でんしおん [3] 【電子音】
トランジスタなどの電子回路で作り出された人工的な音。
でんしおんがく
でんしおんがく [4] 【電子音楽】
シンセサイザーなど電子的音響装置を使って作曲・演奏される音楽。機械的に音を発生させる在来の楽器では得られない音や音組織をもつ。第二次大戦後に発展。
でんしかく
でんしかく [3] 【電子殻】
原子構造を示すモデルで,原子核のまわりのほぼ等しいエネルギーをもつ電子軌道の集まり。原子核に近くてエネルギーの低い方から,順に K 殻,L 殻,M 殻,N 殻……といい,それぞれが複数の電子軌道によって層状の構造をつくっている。
でんしかん
でんしかん [0] 【電子管】
真空管・放電管など,電子の流れをつくって利用する装置の総称。
でんしがっき
でんしがっき [4] 【電子楽器】
電子発振による振動を音源とする楽器。シンセサイザーなど。
でんしきどう
でんしきどう [4] 【電子軌道】
(1)ボーアの原子模型において,電子が安定に運行していると考えられた道筋。
(2)原子・分子・結晶の中で一つだけの電子に注目し,他の粒子の影響を適当な平均によって近似したときの,その電子の状態を表す波動関数。
でんしけいさんき
でんしけいさんき [6] 【電子計算機】
⇒コンピューター
でんしけいさんきしようさぎざい
でんしけいさんきしようさぎざい [6][5] 【電子計算機使用詐欺罪】
コンピューターに偽(ニセ)の情報を入力する等の電磁記録情報の改変によって財産上の利益を得る犯罪。
でんしけいじばん
でんしけいじばん [0] 【電子掲示板】
⇒ビー-ビー-エス( BBS )
でんしけんびきょう
でんしけんびきょう [0] 【電子顕微鏡】
電子流を電場または磁場による電子レンズで集束させて,その通路におかれた試料の像を拡大させる装置。光学顕微鏡よりはるかにすぐれた分解能をもつ。1930年代前半に,ルスカらによって開発。
でんしこうかんき
でんしこうかんき [6] 【電子交換機】
自動電話交換機の一。通話の切り替えを電子回路によって制御するもの。コンピューター機能を有し,短縮ダイヤル・転送電話など,多様なサービスが可能。
でんしこうがく
でんしこうがく [4] 【電子工学】
〔electronics〕
電子の運動による現象やその応用を研究する学問。半導体・磁性体などを用いる科学技術の基礎研究を広くいう。エレクトロニクス。
でんしこうがく
でんしこうがく [4] 【電子光学】
電子顕微鏡などの設計のために,電子線の集束・発散を幾何光学の光線に類比して考察する理論。
でんしこくばん
でんしこくばん [4] 【電子黒板】
書いた内容をそのまま縮小して紙にコピーできるホワイト-ボード。
でんししゃしん
でんししゃしん [4] 【電子写真】
光電現象や静電気を利用して画像を得る写真方式の総称。代表的なものの一つは金属や紙などの上に光伝導性物質の薄層を設け,あらかじめ静電気を帯電させて感光化しておき,カメラなどで露光して,画像明部の電気を除き静電潜像をつくる。これに反対電荷をもつ着色微粒(トナー)を付着させ,紙に伝写して加熱・定着する。事務用複写機に応用される。
でんししゅっぱん
でんししゅっぱん [4] 【電子出版】
従来の印刷による出版に対し,文字・音声・動画などの大量のデジタル-データを CD - ROM やフロッピー-ディスクに収めて出版すること。
でんししんわりょく
でんししんわりょく [6] 【電子親和力】
中性原子と電子とが結合する際に放出するエネルギー。原子が陰イオンとして安定になる尺度を表す。
でんしじゅう
でんしじゅう [3] 【電子銃】
電子ビームをつくる装置。電子を放出する陰極,電子を加速する陽極や制御格子・電子レンズなどからできている。ブラウン管などに用いられる。
でんしせん
でんしせん [0] 【電子戦】
〔electronic warfare〕
敵側の電子機器の使用を記録・分析し,妨害・混乱させる軍事的手段。EW 。
でんしせん
でんしせん [0] 【電子線】
⇒電子(デンシ)ビーム
でんしせんかいせつ
でんしせんかいせつ [6] 【電子線回折】
電子線が波動性をもち,光のように回折すること。薄膜・表面層・微結晶・気体分子の構造を調べるのに利用。電子回折。
でんしそし
でんしそし [4] 【電子素子】
固体内電子の伝導を利用した電子部品。トランジスタ・ダイオード・太陽電池・ジョセフソン素子など。電子デバイス。
でんしつい
でんしつい [3] 【電子対】
(1)電子と陽電子の組。
→対生成
→対消滅
(2)超伝導を引き起こす基となる二つの電子の組。クーパー対。
(3)共有結合を形成している一組の電子。
→共有結合
でんしてちょう
でんしてちょう [4] 【電子手帳】
住所録やスケジュール管理など,手帳の機能を内蔵のソフトウエアで実現するポケット-サイズのコンピューター。
でんしでんたつけい
でんしでんたつけい [0][7] 【電子伝達系】
生体内で種々の脱水素反応によって生じた電子(水素)が,一連の酸化還元酵素によって連鎖的に受け渡される系。この過程において酸化的リン酸化が進行し,ATP ができる。呼吸鎖や,光合成の反応などに見られる。
でんしとしょかん
でんしとしょかん [5] 【電子図書館】
〔electronic library〕
データ-ベース化した情報をネットワーク上のパソコンなどで利用できるようにしたシステム。EL 。
でんしどけい
でんしどけい [4] 【電子時計】
⇒水晶時計(スイシヨウドケイ)
でんしなだれ
でんしなだれ [4] 【電子雪崩】
電場で加速された電子が物質中の分子・原子をイオン化しながら増殖していく現象。固体中では電子・正孔対が増殖する。
でんしは
でんしは [3] 【電子波】
電子が粒子としての性質よりも回折や干渉などの波の性質を表しているときにいう語。
でんしはいち
でんしはいち [4] 【電子配置】
原子や分子における電子状態を記述するために,各軌道関数への電子の分布を表したもの。原子の性質は電子殻の電子配置によって支配される。
でんしば
でんしば [3] 【電子場】
電子の集団が構成する場。
でんしぶんぐ
でんしぶんぐ [4] 【電子文具】
電子手帳・電子辞書など情報処理技術を組み込んだ小型の情報機器。
でんしぶんこうほう
でんしぶんこうほう [0][6] 【電子分光法】
物質から放出される電子のスペクトル(運動量や運動エネルギーの分布)を測定して,物質の状態を調べる方法。励起源として,光や X 線などの電磁波,電子,イオン,励起原子が用いられる。
でんしへいき
でんしへいき [4] 【電子兵器】
電子装置を構成要素とする兵器の総称。赤外線兵器・レーザー兵器などのほか,電子計算機を使った探査装置を持つ兵器をもいう。
でんしへんしゅう
でんしへんしゅう [4] 【電子編集】
ビデオ-テープの編集において,テープを切らずに再生デッキから必要な量だけ録画デッキにコピーしていく編集システムのこと。順番に記録していくアッセンブル編集と既に記録されているところに別のものを入れ換えて記録していくインサート編集の二つの方法がある。
でんしもく
でんしもく [3] 【撚翅目】
昆虫の分類の一目。ほとんどが体長数ミリメートルで,雄の成虫は蜂に似るが前翅が退化する。雌の成虫は,普通はねも脚もない。すべて他の昆虫に内部寄生する。胎生によって生まれた幼虫には三対の脚があるが,寄主に侵入すると脱皮して無脚のうじとなる。日本ではエダヒゲネジレバネ・スズバチネジレバネなど六種が知られる。撚翅類。撚翅(ネジレバネ)。
でんしゃ
でんしゃ [1] 【殿舎】
御殿。
でんしゃ
でんしゃ【電車】
a (an electric) train;[市電] <米> a streetcar;→英和
<英> a tram[tramcar].→英和
〜で <go> by streetcar[tram,train].〜に乗り込む(を降りる) get on (get off) a streetcar.‖電車車庫 <米> a car barn; <英> a tram shed.電車賃 a carfare.電車停留場 a car[tram]stop.
でんしゃ
でんしゃ [1] 【田社】
古代,神田を給わるなど官社と同じ待遇を受けながら,神祇官の神名帳に載せられず祈年祭奉幣を受けていない神社。
でんしゃ
でんしゃ [1] 【鈿車】
螺鈿(ラデン)の装飾を施した車。
でんしゃ
でんしゃ [0][1] 【電車】
電気動力によって,人や荷物を乗せて軌道上を自走する鉄道車両。また,主電動機のある電動車と,運転室のある制御車,客室のみの付随車とで編成される列車。電動車。
でんしゃ
でんしゃ [0] 【伝写】 (名)スル
書物などを次々に書き写してあとに伝えること。
でんしゃ
でんしゃ [1] 【田舎】
〔「でんじゃ」とも〕
いなか。いなかの家。「さしもの名物を―の塵(チリ)になさん事,口惜しう候/平家 7」
でんしゃかん
でんしゃかん [3] 【田舎漢】
いなかの男。また,いなか者。「先生とは異つて純然たる―/思出の記(蘆花)」
でんしゃごっこ
でんしゃごっこ [4] 【電車ごっこ】
子供の遊戯の一。ひもをつなげた輪の中に縦一列に並んだ数人が入り,運転手・車掌・客の役を受け持ちながら走るもの。
でんしゃみち
でんしゃみち [3] 【電車道】
(1)路面電車の通っている道路。また,電車の軌道。
(2)相撲で,立ち合いと同時に一気に相手を土俵外に押し出すこと。
でんしゅう
でんしゅう [0] 【伝習】 (名)スル
(1)教えられたことを学ぶこと。「外国教師より―する処の法/新聞雑誌 47」
(2)伝統や習慣。
でんしゅう
でんしゅう [0] 【田臭】
いなかくさいこと。
でんしゅうろく
でんしゅうろく デンシフ― 【伝習録】
王陽明の語録および書簡集。三巻。1518年に門人の徐愛らが編集刊行。56年に銭徳洪が増補。陽明学の大綱をうかがうことができる。
でんしゅん
でんしゅん [0] 【殿春】
陰暦三月の異名。
でんしゆうびん
でんしゆうびん [4] 【電子郵便】
差出人からの文書を相手先に直接配達する代わりに,相手先区域の郵便局にファクシミリなどで送ったものを配達する郵便サービス。レタックス。
でんしょ
でんしょ [0] 【伝書】
(1)書状を伝えること。
(2)秘伝などを記した書。代々伝わってきた書物。
でんしょう
でんしょう [0] 【伝誦】 (名)スル
語り伝えること。
でんしょう
でんしょう【伝承】
⇒伝説.伝承文学 oral literature.
でんしょう
でんしょう [0] 【伝唱】 (名)スル
伝えとなえること。語り伝えること。
でんしょう
でんしょう [0] 【伝承】 (名)スル
(1)(古くからの言い伝え・風習などを)受けついで伝えて行くこと。また,その事柄。「民間―」
(2)伝えきくこと。「山僧君は小説にも意ある由十風より―せり/俳諧師(虚子)」
でんしょうさいばい
でんしょうさいばい デンセウ― [5] 【電照栽培】
電灯の照明によって花芽の分化や開花を調節する栽培法。植物の光周性を利用したもの。
でんしょうち
でんしょうち [3] 【伝承地】
ある物事が行われた,あるいは,あったと伝えられる土地。
でんしょうぶんがく
でんしょうぶんがく [5] 【伝承文学】
⇒口承文芸(コウシヨウブンゲイ)
でんしょく
でんしょく [0] 【電食】
地下埋設金属(水道管・各種ケーブルなど)が電気化学作用により,腐食する現象。
でんしょく
でんしょく [0] 【電飾】
イルミネーション。
でんしょし
でんしょし [3] 【伝書使】
書類を伝達するための使い。
でんしょばと
でんしょばと【伝書鳩】
a carrier[homing]pigeon.
でんしょばと
でんしょばと [4][3] 【伝書鳩】
遠隔地から通信に利用しうるよう訓練された鳩。鳩の帰巣本能を利用したもの。主にドバトの改良種が使われ,かつては軍事用や通信用に用いたが,現在は主にレース用。
でんしれいとう
でんしれいとう [4] 【電子冷凍】
異種の導体の接点に電流を流すと熱の放出または吸収が起こることを利用した冷凍法。ビスマスとテルルの n 形,p 形半導体を接触させ多段に配列して用いる。半導体素子のような小体積を冷却するような場合に用いる。
でんしろん
でんしろん [3] 【電子論】
電子に関する理論。物質が電子と正の荷電粒子からなるものとして物質の諸性質を説明するものと,電子自身の性質を論ずるものとがある。
でんしん
でんしん [0] 【田紳】
田舎の紳士。どろくさい紳士。
でんしん
でんしん【電信】
telegraphic communication;[電報]⇒電報.‖電信為替(がわせ) a telegraphic transfer[remittance].電信機 a telegraphic instrument.電信技師 a telegraph engineer[operator].電信局 a telegraph office.電信柱 ⇒電柱(でんちゆう).電信不通 Telegraphic communication is cut off[interrupted].
でんしん
でんしん [0] 【電信】
〔telegraph〕
(1)文字・記号などを電気的な符号にかえ,電流・電波を利用して伝送し,受信側でもとの文字・記号などに復元する通信。
(2){(1)}の方法で送った文字や符号。テレグラフ。
(3)電流を送電線で送ること。
でんしん
でんしん [0] 【伝心】
⇒以心伝心(イシンデンシン)
でんしんかわせ
でんしんかわせ [5] 【電信為替】
郵便為替の一。差出人から送金依頼を受けた郵便局が,電信で支払いをする郵便局(払渡郵便局)に通知し,払渡郵便局が支払うもの。
でんしんき
でんしんき [3] 【電信機】
電信に用いられる装置。大別して,有線電信機と無線電信機がある。
でんしんそうきんかわせ
でんしんそうきんかわせ [9] 【電信送金為替】
送金為替の一。至急送金の委託を受けた銀行が,送金先にある自行の本支店または取引先銀行に電信で支払いを委託するもの。
でんしんばしら
でんしんばしら [5] 【電信柱】
(1)電柱。
(2)やせて背の高い人をからかっていう語。のっぽ。
でんしんらん
でんしんらん [4] 【電信蘭】
モンステラの別名。
でんしオルガン
でんしオルガン [4] 【電子―】
電子楽器の一。パイプ-オルガンの音を電子的に合成し,スピーカーから出力する鍵盤楽器。
でんしスピンきょうめい
でんしスピンきょうめい [7] 【電子―共鳴】
〔electron spin resonance〕
磁場中に置かれた原子の不対電子が,特定の周波数の電磁波(マイクロ波)を吸収して,エネルギーの低いスピン状態からエネルギーの高いスピン状態に移り変わること。分子中の電子構造の解析などに用いられる。ESR 。
でんしデバイス
でんしデバイス [5] 【電子―】
電子の働きを応用し,増幅など能動的な仕事をする素子の総称。トランジスタ・電子管など。また,IC のように抵抗器・コンデンサーなど受動素子を含んでいる素子についても,全体の働きからこのなかに含めることがある。
でんしビーム
でんしビーム [4] 【電子―】
電子の流れを細くしぼり,ほぼ直線状としたもの。実用上は陰極線としてつくり出すことが多い。電場または磁場の作用で進行方向を変え,結晶などによって回折をおこす。X 線管・電子顕微鏡などに利用される。電子線(セン)。
でんしファイル
でんしファイル [4] 【電子―】
文書や画像などを電子データとして記録・保管したもの。マイクロ-フィルムなどにくらべ,飛躍的にスペースが節約できる。
でんしボルト
でんしボルト [4] 【電子―】
イオン・素粒子などのエネルギーを表す単位。記号 eV 電気素量をもつ粒子が真空中で1ボルトの電位差で加速されたとき得るエネルギー。一電子ボルトは 1.60×10�¹� ジュールに等しい。エレクトロン-ボルト。
でんしメール
でんしメール [4] 【電子―】
〔electronic mail〕
コンピューター-ネットワーク上で,文字や画像情報などを伝達・保存するシステム。送られたのち受け手がネットワークにアクセスすればいつでも受け取ることが可能。イー-メール(E-mail)。
でんしレンジ
でんしレンジ [4] 【電子―】
高周波による誘電加熱を利用した電気調理器。
でんしレンズ
でんしレンズ [4] 【電子―】
電子線を電場・磁場によって集束・結像させる装置。電子顕微鏡に使われる。
でんじ
でんじ [0][1] 【電磁】
電気と磁気。
でんじ
でんじ [0][1] 【田地】
⇒でんち(田地)
でんじ
でんじ [1] 【伝持】
〔仏〕 仏法を相伝して護持してゆくこと。
でんじかんのう
でんじかんのう [4] 【電磁感応】
⇒電磁誘導(ユウドウ)
でんじき
でんじき [3] 【電磁気】
電気と磁気。
でんじき
でんじき【電磁気】
electromagnetism.→英和
でんじきがく
でんじきがく [4] 【電磁気学】
電気的・磁気的現象全般について研究する物理学の一部門。静電気学・静磁気学・電気力学などを含む。
でんじこうがく
でんじこうがく [4] 【電磁光学】
光を電磁波として扱う光学の一分野。物理光学とほぼ同じ。
でんじしゃく
でんじしゃく [3] 【電磁石】
一時磁石の一。透磁率の大きい鉄を芯(シン)にしてコイルを巻いたもの。電流を通じると磁化し,電流を切ると磁化が消える。
でんじしゃく
でんじしゃく【電磁石】
an electromagnet.→英和
でんじしゃへい
でんじしゃへい [4] 【電磁遮蔽】
雑音の原因となる電磁場を遮断するために,電気回路の特定の部分,あるいは雑音源を金属でおおうこと。
でんじそう
でんじそう [0] 【田字草】
デンジソウ目の夏緑性シダ植物。水田・沼などに生える。根茎は細長く泥土中をはう。葉は柄が長く,頂に扇形の小葉四枚を十字形につける。夏から秋に,葉柄の基部に有柄で球形の胞子嚢果を少数個つける。タノジモ。カタバミモ。
田字草[図]
でんじそうごさよう
でんじそうごさよう [7] 【電磁相互作用】
荷電粒子の間,または電磁場と荷電粒子の間に作用する電磁気力。素粒子の基本的相互作用の一。原子・分子・物質を構成し,それらの性質を決める根源的な力で,量子電磁力学によって扱われる。
→素粒子の相互作用
でんじたんい
でんじたんい [4] 【電磁単位】
電磁気に関する単位系の一。磁気に関するクーロンの法則により定めた磁荷の単位と,CGS 単位による力学的基本単位とによって組み立てた単位系。略称・記号 emu
でんじのはっそ
でんじのはっそ 【伝持の八祖】
真言宗で,教法の継承拡充に貢献したとされる八人の祖師。竜猛・竜智・金剛智・善無畏(ゼンムイ)・不空・一行・慧果・空海。
→付法(フホウ)の八祖
でんじは
でんじは [3] 【電磁波】
真空または物質中を電磁場の振動が伝播する現象。1864年マクスウェルが理論的に予言し,1888年ヘルツが実験的に発見した。波長の長いものから電波・光・ X 線・γ線とよばれる。
でんじは
でんじは【電磁波】
electromagnetic waves.
でんじはノイズ
でんじはノイズ [5] 【電磁波―】
さまざまな機械や装置からでる電磁波の雑音。電子機器などの誤動作の原因の一つとなる。
でんじば
でんじば [3] 【電磁場】
時間的に変化する電場と磁場は,互いを誘起しあって存在するので,両者を総称していう。
でんじゅ
でんじゅ [1][0] 【伝受】 (名)スル
伝え受けること。伝授されること。
でんじゅ
でんじゅ [1] 【伝授】 (名)スル
伝え教えること。特に,秘伝・秘法などを師から弟子に伝え授けること。また,その教授した内容。「奥義を―する」
〔中世までは,伝え受けることを「伝受」というのに対して,伝え授けることは「相伝」といった。後者を「伝授」というのは,比較的新しい語〕
でんじゅ
でんじゅ【伝授する(を受ける)】
give <a person> (receive) instruction <in> .秘訣を〜する initiate <a person> into the secrets <of> .
でんじゅごと
でんじゅごと [0][5] 【伝授事】
「伝授物」に同じ。
でんじゅもの
でんじゅもの [0][5] 【伝授物】
伝授したり,伝授されたりする物事。
でんじゆうどう
でんじゆうどう [4] 【電磁誘導】
一つの閉回路をつらぬく磁束を変化させると,その変化を妨げるような方向の起電力が回路に起こる現象。1831年ファラデーによって発見された。電磁感応。
でんじりゅうたいはつでん
でんじりゅうたいはつでん [8] 【電磁流体発電】
〔magnetohydrodynamic generation〕
磁場に垂直な方向に電気伝導性流体(主として高温プラズマ)を流し,電磁誘導により生じる起電力を利用する発電。磁気流体発電。MHD 発電。
でんじりゅうたいりきがく
でんじりゅうたいりきがく [9][8] 【電磁流体力学】
〔magnetohydrodynamics〕
帯電した流体や電気伝導性をもつ流体が電磁場の作用のもとで行う運動を研究する物理学の一分野。水銀などの液状金属やプラズマなどが対象となる。磁気流体力学。MHD 。
でんじりゅうりょうけい
でんじりゅうりょうけい [0] 【電磁流量計】
電気伝導性流体が流れる方向に垂直に交流磁場を加え,電磁誘導による起電力により流量を測定する装置。溶融金属や血液の流量測定,また海流計として使われる。
でんじりょく
でんじりょく [3] 【電磁力】
電場や磁場の中の電荷・磁極・電流に働く力。特に磁場と電流との間に働く力。電動機や計器などに利用される。電磁気力。
でんじブレーキ
でんじブレーキ [5] 【電磁―】
ブレーキの一。回転する金属円板に磁石を近づけると,円板上に渦(ウズ)電流が生じ,磁界に対する反作用で回転に制動がかかるのを利用したもの。
でんじポテンシャル
でんじポテンシャル [5] 【電磁―】
電磁場を生成するベクトル-ポテンシャルとスカラー-ポテンシャルの組。
でんす
でんす (助動)
〔「でえんす」の転。近世語〕
「でえんす」に同じ。「さあ,もつてござらぬか,どう〈でんす〉な,どう〈でんす〉な/歌舞伎・助六」
でんす
でんす [1] 【殿司・殿主】
禅宗の寺院で,殿堂の掃除・荘厳(シヨウゴン)・灯燭(トウシヨク)・香華(コウゲ)・供物などのことを取り扱う役僧。
でんすけ
でんすけ [1] 【伝助】
(1)「伝助賭博(トバク)」の略。
(2)放送取材などに使う携帯用テープ-レコーダーの俗称。
でんすけとばく
でんすけとばく [5] 【伝助賭博】
(1)街頭で行ういんちき賭博の総称。
(2)賭博の一。放射線を描いた円盤の中心に棒を水平に支え,これを回して止まった所を当たりとするルーレット式の賭博。でんすけ。ぶん回し。
〔語源未詳。この街頭賭博を検挙するのを得意とした刑事の名からとする説,また賭博に使う移動しやすい台の名称とする説がある〕
でんず
でんず [0] 【田図】
律令制で,田畑の面積・境界・種別などを書き入れた図。班田収授の際に作製し田籍とともに民部省に保管した。
でんずういん
でんずういん デンヅウヰン 【伝通院】
⇒でんづういん(伝通院)
でんせい
でんせい [0] 【伝声】
伝言すること。ことづけ。
でんせい
でんせい [0] 【伝世】
後世に伝えること。代々受け継ぐこと。
でんせい
でんせい [0] 【田制】
田地に関する制度。
でんせい
でんせい 【田斉】
⇒斉(セイ)(2)
でんせい
でんせい [0] 【電請】 (名)スル
電信による請訓。外交官などが電報によって訓令を要請すること。
でんせいかん
でんせいかん【伝声管】
a speaking[voice]tube.
でんせいかん
でんせいかん [0] 【伝声管】
隔たった場所と直接通話ができるように設けた長い管。船舶・航空機・工場などで用いた。
でんせいきょう
でんせいきょう [0] 【伝世鏡】
考古学で,古くから伝わった鏡。とくに魏の紀年のある神獣鏡が古墳前期の前方後円墳に副葬されていることから,分与されてから数代の首長が伝世していた鏡とされる。
でんせいひん
でんせいひん [0] 【伝世品】
美術品などで,古くから愛玩(アイガン)されて世に伝わってきたもの。考古学で,特に出土品に対していう。
でんせき
でんせき [0] 【田籍】
律令制で,戸主の名や口分田の町段歩を記した土地台帳。班田収授の際に作製され田図とともに民部省に保管された。でんじゃく。
でんせつ
でんせつ【伝説】
a legend;→英和
a tradition.→英和
〜によれば The legend[tradition]says that….〜的 legendary;→英和
traditional.
でんせつ
でんせつ [0] 【伝説】
(1)口承文芸の分類の一。具体的な事物に結びつけて語り伝えられ,かつては人々がその内容を事実と信じているもの。次第に歴史化・合理化される傾向をもつ。言い伝え。「―上の人物」
→昔話
(2)言い伝えること。また,言い伝えられること。うわさ。「―の誤りかと存じて候へば/太平記 17」
でんせん
でんせん【伝線】
[婦人靴下の] <米> a run[runner];→英和
<英> a ladder.→英和
〜する〔動〕 <米> have a run; <英> have a ladder.
でんせん
でんせん [0] 【伝線】 (名)スル
ストッキングなどが縦方向に線状にほころぶこと。
でんせん
でんせん [0] 【伝染】 (名)スル
(1)病原体が,ある個体から他の個体に侵入し,病気を引き起こすこと。
(2)良くない現象や傾向が別の人に移ること。「あくびが―する」
でんせん
でんせん [0] 【伝宣】
勅旨を伝達すること。
でんせん
でんせん【伝染】
infection (間接);contagion (接触).→英和
〜する[病気が主語]be infectious[contagious,catching];spread;→英和
[人が主語]catch;→英和
be infected <with> .
でんせん
でんせん【電線】
an electric wire[cord];a telephone[telegraph]wire[line];a cable (海底の).→英和
でんせん
でんせん [0] 【電線】
電流を流すための金属線。主に銅・アルミニウムなどを使う。
でんせん
でんせん [0] 【電閃】
(1)いなずまがひらめくこと。いなびかり。
(2)刀がいなずまのようにひらめくこと。
でんせんせい
でんせんせい [0] 【伝染性】
伝染する性質。「―の病気」
でんせんせいこうはん
でんせんせいこうはん [7][0] 【伝染性紅斑】
顔面および四肢に境界明瞭な紅斑が多発する幼小児の疾患。頭痛・発熱などを伴うことがある。ウイルス性と推定されている。林檎(リンゴ)病。
でんせんびょう
でんせんびょう [0] 【伝染病】
細菌・ウイルス・リケッチア・スピロヘータ・真菌・原虫などの微生物の感染によって起き,人から人へと伝染して集団的に流行する疾患の総称。公衆衛生上予防がきわめて重要で,伝染病予防法,性病・結核などの予防法,学校保健法などの法律により,諸措置が規定される。
→法定(ホウテイ)伝染病
→届出伝染病
→指定(シテイ)伝染病
→伝染病[表]
でんせんびょう
でんせんびょう【伝染病】
an infectious (間接)[a contagious (直接)]disease;an epidemic;→英和
伝染病患者 a patient suffering from[a case of]an infectious disease[epidemic].
でんせんびょういん
でんせんびょういん [5] 【伝染病院】
法定伝染病患者を隔離収容して治療するための病院。避病院。
でんせんびょうよぼうほう
でんせんびょうよぼうほう 【伝染病予防法】
伝染性が強く生命の危険が著しい伝染病について,予防・対策を定めた法律。1897年(明治30)制定。
でんそ
でんそ [1] 【田鼠】
モグラの異名。
でんそ
でんそ [1] 【田租】
律令制で,田の面積に応じて課せられた基本的税目。国・郡の正倉に蓄積された。たぢから。
でんそ
でんそ [1] 【伝疏】
伝と疏。経書のくわしい注釈。
でんそう
でんそう【電送する】
[電信で]telegraph;→英和
wire;→英和
send[transmit] <a picture> by radio (無線で).電送写真 a telephoto(graph);→英和
a radiophoto(graph);facsimile.→英和
でんそう
でんそう [0] 【電送】 (名)スル
電波や電流を利用して,写真・原稿などを離れた所に送ること。
でんそう
でんそう [0] 【伝送】 (名)スル
(1)次々に伝えて送ること。「―管」「感覚は,その一根より―す/西国立志編(正直)」
(2)電気信号を伝えること。
(3)「宿継(シユクツ)ぎ」に同じ。
でんそう
でんそう [0] 【電槽】
(1)電池の電極および電解液を入れておく容器。
(2)電解槽。
でんそう
でんそう [0] 【田荘】
⇒たどころ(田荘)
でんそうひん
でんそうひん デンサウ― [0] 【電装品】
自動車の部品のうち,発電機・スターター・ウインカーなど,電気関係の部品の総称。
でんそうろ
でんそうろ [3] 【伝送路】
電気通信で,情報伝達を行う有線・無線などの伝送媒体と変調・復調の装置の総称。
でんそく
でんそく [0] 【電束】
電束密度をある面にわたって加えあわせた量をその面を通る電束という。
でんそくみつど
でんそくみつど [5] 【電束密度】
電場ベクトルと真空誘電率の積と電気分極の和で表されるベクトル量。閉曲面内中の真電荷の総量は,その閉曲面を通る電束に等しい。電気変位。
でんそん
でんそん [0] 【伝存】 (名)スル
伝わり存すること。「平安時代の写本が―する」
でんたいばん
でんたいばん [0] 【電胎版】
⇒電鋳版(デンチユウバン)
でんたく
でんたく [1][0] 【田宅】
田地と宅地。
でんたく
でんたく【電卓】
an electronic calculator.
でんたく
でんたく [0] 【電卓】
〔「電子式卓上計算機」の略〕
加減乗除など比較的簡単な計算を行うための小型計算機。1964年(昭和39),日本で開発された。
でんたつ
でんたつ [0] 【伝達】 (名)スル
(1)命令・連絡事項などを取り次いで伝えること。「命令を―する」
(2)〔生〕 神経繊維の興奮が,シナプスを介してニューロンからニューロンへ,またはニューロンから筋細胞などへ伝わること。普通,一方向にのみ伝わる。興奮伝達。
でんたつ
でんたつ【伝達する】
communicate[convey] <news to a person> .→英和
でんたん
でんたん [0] 【電探】
(1)「電波探知機」の略。
(2)「電気探査」の略。
でんたん
でんたん 【田単】
中国,戦国時代,斉の将軍。燕の将軍楽毅(ガツキ)を反間の計で失脚させ,火牛の計を用いて燕軍を破った。生没年未詳。
でんたん
でんたん [0] 【伝単】
宣伝ビラ。
〔第二次大戦中の用語〕
でんだ
でんだ (連語)
⇒てんだ(連語)
でんち
でんち [1] 【電池】
化学反応・放射線・温度差・光などにより電極間に電位差を生じさせ,電気エネルギーを取り出す装置。一般に広く用いられているものは化学反応による化学電池で,充電の不可能な一次電池と,充電可能で繰り返し使用できる二次電池とがある。1800年ボルタが最初に作った。
〔訳語として中国語から借用した語〕
→電池[表]
でんち
でんち [1][0] 【田地】
〔「でんじ」とも〕
(1)田畑となっている土地。
(2)境地。境涯。「さとりの―にいたるべし/鉄眼禅師仮字法語」
でんち
でんち【電池】
an electric battery[cell].〜がきれている The battery is run down.‖乾(蓄)電池 a dry (storage) battery.
でんちく
でんちく [0] 【電蓄】
「電気蓄音機」の略。
でんちでんぱた
でんちでんぱた [1][1][4] 【田地田畑】
(その人の所有する)田んぼとはたけ。「―を売り払う」
でんちゃく
でんちゃく [0] 【電着】
電気分解によって析出した物質が電極の表面に付着すること。電気鍍金(メツキ)や電鋳(デンチユウ)がその例。
でんちゃくとそう
でんちゃくとそう [5] 【電着塗装】
水溶性ないし水分散性で電導性のある高分子塗料を金属表面に電着させ,きわめて均一な塗膜を形成する方法。自動車の車体・部品の下塗りなど,複雑な形状の金属製品の防蝕(ボウシヨク)塗装に利用される。
→電気泳動
でんちゅう
でんちゅう [1] 【殿中】
(1)御殿の内部。
(2)将軍・大名などの居所。
(3)江戸時代,男子用の菅の編み笠。勾配が小さい。一文字。
(4)「殿中羽織」の略。
でんちゅう
でんちゅう [0] 【田疇】
田畑のあぜ。また,耕作地。田。
でんちゅう
でんちゅう [0] 【電柱】
電線を空中にかけわたすための柱。電信柱(バシラ)。
でんちゅう
でんちゅう [0] 【電鋳】
「電気鋳造(チユウゾウ)」の略。
でんちゅう
でんちゅう【電柱】
a telegraph pole.
でんちゅうばおり
でんちゅうばおり [5] 【殿中羽織】
袖なしの羽織。胴服。殿中。
でんちゅうばん
でんちゅうばん [0] 【電鋳版】
電気鋳造の方法で作った印刷用の複製版。原版の忠実な複製版が得られるので,紙幣・切手・有価証券などの印刷に用いる。エレクトロタイプ。電気版。電胎版。
でんづういん
でんづういん 【伝通院】
東京都文京区小石川にある浄土宗の寺。無量山寿経寺として了誉が1415年に創建。関東十八檀林の一。徳川家康の生母お大の墓所となってから,その諡号(シゴウ)にちなむ寺号がつけられた。
でんてい
でんてい [0] 【電停】
路面電車の停留所。
でんてい
でんてい [0] 【伝逓】 (名)スル
次々に伝えて行くこと。逓伝。「沙伯(シヤープ)の志,他人に―しけり/西国立志編(正直)」
でんてい
でんてい [0] 【電霆】
いなびかり。かみなり。
でんてつ
でんてつ【電鉄】
an electric railroad[railway].
でんてつ
でんてつ [0] 【電鉄】
「電気鉄道」の略。
でんでん
でんでん [3]
■一■ (副)
(1)太鼓・鼓などの音を表す語。
(2)太棹(フトザオ)の三味線の音色を表す語。
■二■ (名)
(1)太鼓のこと。
(2)「義太夫節」の異名。
でんでんこうしゃ
でんでんこうしゃ 【電電公社】
「日本電信電話公社」の略。
でんでんだいこ
でんでんだいこ [5] 【でんでん太鼓】
子供の玩具の一。小さな太鼓に柄をつけ,左右に鈴のついた糸を垂らしたもの。振ると鈴が太鼓に当たって鳴る。
でんでん太鼓[図]
でんでんむし
でんでんむし [3] 【蝸牛】
〔「ででむし」の転〕
カタツムリの異名。[季]夏。
でんでんむし
でんでんむし【でんでん虫】
a snail.→英和
でんでんもの
でんでんもの [0] 【でんでん物】
⇒義太夫狂言(ギダユウキヨウゲン)
でんでん太鼓
でんでんだいこ [5] 【でんでん太鼓】
子供の玩具の一。小さな太鼓に柄をつけ,左右に鈴のついた糸を垂らしたもの。振ると鈴が太鼓に当たって鳴る。
でんでん太鼓[図]
でんでん物
でんでんもの [0] 【でんでん物】
⇒義太夫狂言(ギダユウキヨウゲン)
でんでん虫
でんでんむし【でんでん虫】
a snail.→英和
でんと
でんと [1] (副)
重く大きいものがどっしりと置いてあるさま。また,人がどっかりとすわるさま。「大きな石が―すえてある」「―構えて動こうともしない」
でんと
でんと
arrogantly (横柄に).→英和
でんと
でんと 【田堵】
⇒たと(田堵)
でんと
でんと [1][0] 【電鍍】
「電気鍍金(メツキ)」の略。
でんとう
でんとう【電灯】
an electric light[lamp].→英和
〜をつける(消す) turn[switch]on (off) the light.(家に)〜をひく have electric lights installed.
でんとう
でんとう [0] 【伝灯】
〔仏法が人々の心の闇を照らすのを灯火にたとえていう語〕
その宗派の伝統を師から門弟へと伝えること。
でんとう
でんとう [0] 【伝統】
ある集団・社会において,歴史的に形成・蓄積され,世代をこえて受け継がれた精神的・文化的遺産や慣習。「民族の―」「―を守る」
でんとう
でんとう【伝統】
(a) tradition;→英和
(a) convention (因襲).→英和
〜に従う(を重んじる,破る) follow (value,break) tradition.〜的(に) traditional(ly);conventional(ly).→英和
でんとう
でんとう [0] 【電灯】
電気エネルギーによって光を出す灯火。電気。「―がともる」
でんとういがく
でんとういがく [5] 【伝統医学】
古代に始まり発達した治療法。現代医学に対比した呼称。東洋では,中国医学,インドのアーユル-ベーダ医学・ユナニ医学が存在する。漢方は日本で発達した中国医学の一変型。
でんとうこうげい
でんとうこうげい [5] 【伝統工芸】
日本の伝統的な技術を基礎に,現代生活に即した作品を創造し,新しい伝統を築くことをめざす工芸。また,その作品。天然素材を用いた手作りを本旨とする。陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形など多くの分野がある。
でんとうしゅぎ
でんとうしゅぎ [5] 【伝統主義】
〔(フランス) traditionalisme〕
伝統的なものを尊重する立場。特に一八〜一九世紀にかけて,啓蒙主義の急進的傾向に対し,真理認識の中心をカトリック教の文献・儀式などの伝統に限定しようとする,ジョゼフ=ド=メーストルらの立場。
でんとうてき
でんとうてき [0] 【伝統的】 (形動)
古くから受け継がれ伝えられているさま。「―な考え方」「―な行事」「―に園芸が盛んだ」
でんとうてきけんぞうぶつぐん
でんとうてきけんぞうぶつぐん [12] 【伝統的建造物群】
文化財保護法上の文化財の一。周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成する伝統的な建造物群で価値の高いもの。
でんとうてきろんりがく
でんとうてきろんりがく [9] 【伝統的論理学】
アリストテレスに遡源する三段論法中心の形式論理学を,現代の記号論理学に対比して呼ぶ語。古典論理学。
⇔記号論理学
でんとうろく
でんとうろく 【伝灯録】
⇒景徳伝灯録(ケイトクデントウロク)
でんど
でんど 【出ん所】
〔出る所の意〕
(1)公の場所。人中。また,往来。「あの生玉の―にて九平次めに踏ませては/浄瑠璃・曾根崎心中」
(2)出るべき所。法廷。公儀。「とつくり様子聞いた上,―へ出すとも/歌舞伎・お染久松色読販」
でんどう
でんどう [0] 【伝動】 (名)スル
機械で,動力を他の部分,または他の機械に伝えること。「―ベルト」
でんどう
でんどう【伝道(する)】
(be engaged in) mission[missionary]work;(preach) the gospel (説教).→英和
‖伝道師 an evangelist;a missionary;a preacher.
でんどう
でんどう【殿堂】
a palace;→英和
a sanctuary <of learning> (聖殿).→英和
でんどう
でんどう【伝導】
《理》conduction (熱・電気の);transmission (光・音の).〜する conduct;→英和
transmit.→英和
‖伝導体 a conductor.
でんどう
でんどう [0] 【電動】
電気を動力とすること。「―工具」
でんどう
でんどう [0] 【殿堂】
(1)大きくて立派な建物。「白堊(ハクア)の―」
(2)神仏をまつってある建物。
(3)ある分野の中心となるような建物・場所。「音楽の―」「学問の―」
でんどう
でんどう [0] 【伝道】 (名)スル
教えを伝え,広めること。宗教,特にキリスト教において,その教えを未知・未信の人々にのべ伝えて,信仰を促すこと。布教。宣教。「―者」「―師」
でんどう
でんどう [0] 【伝導】 (名)スル
(1)伝え導くこと。
(2)熱または電気が物体内を移動する現象。
→熱伝導
→電気伝導
(3)興奮が同一細胞内を伝わること。神経や筋肉では活動電位によって媒介される。
でんどう
でんどう【電動機】
an electric motor.電動タイプ an electric typewriter.電動発動機 a motor dynamo.
でんどうき
でんどうき [3] 【電動機】
モーター。
でんどうしゃ
でんどうしゃ [3] 【電動車】
モーターを有し自走する電車。
でんどうでんし
でんどうでんし [5] 【伝導電子】
金属または半導体内で電位差によって移動し,電気伝導を起こす自由電子。
でんどうのしょ
でんどうのしょ 【伝道の書】
旧約聖書の一書。知恵文学に属する。「空の空,空の空なるかな,すべて空なり」で始まり,現実の不条理と永遠への想いを語る。コヘレトの言葉。
でんどうはつでんき
でんどうはつでんき [7] 【電動発電機】
電動機と発電機を連結して一体とした機器。交流を直流に変換するものと,直流を交流に変換するものがある。
でんどうりつ
でんどうりつ [3] 【伝導率】
熱または電気の伝えやすさの度合を表す物質定数。伝導度。
でんない
でんな・い (形)
〔近世後期の上方語〕〔「だんない」の転〕
差し支えない。「そないにいうても,よういこしやしよまいがな。―・い―・い/滑稽本・膝栗毛 5」
でんねつ
でんねつ [0] 【電熱】
電気エネルギーによって得る熱。発熱の方式によって,抵抗発熱・アーク発熱・誘導発熱・誘電発熱などがある。
でんねつき
でんねつき [4][3] 【電熱器】
ニクロム線などの電気抵抗の高い金属に電流を通して生じる熱を利用する加熱器。
でんねつき
でんねつき【電熱器】
a hot plate;an electric heater (暖房用).
でんのう
でんのう [0] 【電脳】
中国語で,コンピューターのこと。
でんば
でんば [0] 【電場】
電荷相互間に働く力の場。電場の強さはその点に置いた単位電荷に働く力のベクトルで表され,SI 単位は V/m 電界。
でんばいしつ
でんばいしつ [3] 【電媒質】
⇒誘電体(ユウデンタイ)
でんばいていすう
でんばいていすう [5] 【電媒定数】
⇒誘電率(ユウデンリツ)
でんばく
でんばく 【田畠】
〔国字「畠」の「白」を音読した語〕
たはた。でんぱた。「―耕作いたいて/狂言・牛馬」
でんぱ
でんぱ【伝播】
transmission <of heat> ;propagation <of sound> ;spread <of disease> .→英和
〜する spread;propagate.→英和
⇒広まる.
でんぱ
でんぱ【電波】
an electric wave.〜にのる be broadcast by radio.→英和
〜を通じて over the[through]radio.‖電波探知機 a radar.電波天文学 radio astronomy.電波望遠鏡 a radio-telescope.電波妨害 jamming.
でんぱ
でんぱ [1] 【電波】
電磁波のうち,周波数3000ギガヘルツ以下,すなわち波長0.1ミリメートル以上のもの。
→電波[表]
でんぱ
でんぱ [1] 【伝播】 (名)スル
(1)次々に伝わって広まること。「デマが国中に―する」
(2)波動が広がっていくこと。
(3)二つの集団ないし文化が接触したとき,一方から他方へ文化要素が移ること。文化人類学の用語。
でんぱかんしょうけい
でんぱかんしょうけい [0] 【電波干渉計】
二つまたはそれ以上の電波望遠鏡を距離を隔てて置き,それぞれで受けた電波の干渉によって,単一の電波望遠鏡では測定できない小さな電波源の大きさを求める装置。
でんぱぎんが
でんぱぎんが [4] 【電波銀河】
比較的強い電波を発する銀河。
でんぱこうどけい
でんぱこうどけい [0] 【電波高度計】
航空機から電波を地表に発射し,その反射波が戻ってくるまでの時間から高度を測る装置。
でんぱこうほう
でんぱこうほう [4] 【電波航法】
電波を用いて船舶や航空機などの位置を求める航法。無線方位航法や,ロラン・デッカ・オメガなどの双曲線航法のほか,航行衛星やレーダーによる航法がある。無線航法。
でんぱしょうがい
でんぱしょうがい [4] 【電波障害】
種々の要因により発生した電波がアンテナから混入し,雑音として受信障害をひきおこすこと。太陽からの放射や雷放電など自然現象によるものと,エンジンの火花放電,送電線のコロナ放電などに起因する人工的なものとがある。
でんぱた
でんぱた [1] 【田畑・田畠】
〔「でんばた」とも〕
田と畑。耕作地。たはた。
でんぱた
でんぱた【田畑】
⇒田畑(たはた).
でんぱたえいたいばいばいきんしれい
でんぱたえいたいばいばいきんしれい 【田畑永代売買禁止令】
1643年,江戸幕府の発した田畑の売買を禁止する法令。富農への土地集積による農民の階層分化を防ぐことを目的としたが,以降も質入れなどの形式による土地移動が広まった。
でんぱたりんかん
でんぱたりんかん [5] 【田畑輪換】
農地を,水田と畑に数年ごとに交替利用する方式。水田の雑草対策,畑の連作障害などに効果がある。
でんぱたんちき
でんぱたんちき [6] 【電波探知機】
⇒レーダー
でんぱつ
でんぱつ [0] 【電髪】
パーマネント-ウエーブの旧称。
でんぱてんたい
でんぱてんたい [4] 【電波天体】
比較的強い電波を発する天体。
でんぱてんもんがく
でんぱてんもんがく [6] 【電波天文学】
天体からの電波を受信して宇宙や天体の性質を研究する学問。1931年にアメリカのジャンスキーが銀河電波を観測したことに始まり,第二次大戦後急速な発展をとげた。
でんぱへいき
でんぱへいき [4] 【電波兵器】
レーダーなど,通信以外の用途で電磁波を用いた兵器。
でんぱほう
でんぱほう 【電波法】
電波の公平で能率的な利用をはかるための法律。1950年(昭和25)制定。放送局などすべての無線局の免許・設備・従事者・運用・監督などについて規定する。
→放送法
でんぱぼうえんきょう
でんぱぼうえんきょう [0] 【電波望遠鏡】
天体からの電波を受信し,増幅して観測する装置。パラボラ-アンテナをはじめとし,対象とする電波に応じた種々の形のアンテナが用いられている。
でんぱん
でんぱん [0] 【伝播】
「でんぱ(伝播)」の誤読。
でんぱん
でんぱん [0] 【伝搬】 (名)スル
(1)運び伝えること。「文化の―」
(2)〔物〕 波動が伝わっていくこと。
でんぴょう
でんぴょう [0] 【伝票】
金銭や物品の出入りなどを記載する一定の形式を備えた用紙。会計記録の基礎となるもの。入庫伝票・出庫伝票・売上伝票・入金伝票・出金伝票など。
でんぴょう
でんぴょう【伝票(を切る)】
(give,issue) a slip[chit].→英和
支払(入金)伝票 a payment (receiving) slip.
でんぶ
でんぶ [1] 【田舞・田儛】
⇒たまい(田舞)
でんぶ
でんぶ [1] 【臀部】
しりの部分。しりのあたり。しり。
でんぶ
でんぶ【臀部】
the buttocks;→英和
the hip.→英和
でんぶ
でんぶ [1] 【田麩】
白身の魚をゆで,ほぐして繊維状にし,砂糖などで調味して水分のなくなるまで煎(イ)った食品。
でんぶん
でんぶん [0] 【電文】
電報の文章。
でんぶん
でんぶん【電文】
a telegram.→英和
でんぶん
でんぶん [0] 【伝聞】 (名)スル
(1)(直接当人からではなく)ほかの人から伝え聞くこと。また,聞いたこと。またぎき。「私の―するところでは」
(2)文法で,話し手自身の判断でなく,人から聞いたこととして述べる言い方。口語では助動詞「そうだ」,文語では「なり」を付けて言い表す。
でんぶん
でんぶん【伝聞】
<know by> hearsay;→英和
<according to> a rumor.→英和
伝聞証拠 hearsay evidence.
でんぶんしょうこ
でんぶんしょうこ [5] 【伝聞証拠】
証拠となるべき体験を直接体験者自ら公判廷で供述する代わりに,他の方法で公判廷に提出される証拠。
でんぷ
でんぷ [1] 【伝布】
広く伝えること。「工技を―し/新聞雑誌 33」
でんぷ
でんぷ 【伝符】
律令制で,公用旅行者に下付される伝馬の利用資格証明。実態は明らかでないが,位階・身分に応じて利用しうる伝馬の頭数が異なっていた。
でんぷ
でんぷ [1] 【田婦】
農家の女。農婦。
でんぷ
でんぷ [1] 【田夫】
(1)農夫。百姓。
(2)いなかくさいこと。粗野。「女は都がよし,あづまは―なり/咄本・御前男」
でんぷく
でんぷく [0] 【甸服】
中国古代の五服の一。王城の周囲千里四方の地域。「―の外百里の間/太平記 1」
→五服(ゴフク)
でんぷやじん
でんぷやじん [1] 【田夫野人】
無作法で教養のない人。いなかもの。
でんぷん
でんぷん【澱粉(質の)】
starch(y).→英和
でんぷん
でんぷん [0] 【澱粉】
多糖類の一。ブドウ糖( D -グルコース)の重合体。約20パーセントは直鎖状重合体のアミロースで,約80パーセントは多くの分枝部をもつアミロペクチンで構成される。ヨウ素溶液により青紫色に呈色する。水を加え熱すると約六〇度で糊化し,加水分解を受けやすいα-デンプンとなり,放置すると,もとのβ-デンプンに戻る。また希酸やアミラーゼなどの酵素により加水分解され,デキストリン・麦芽糖を経てブドウ糖となる。緑色植物の葉緑体中で光合成によってつくられ,根・茎・種子にデンプン粒として貯蔵される。食用のほか,接着剤・医薬品・発酵の原料となる。
〔自然科学ではデンプンと書く〕
でんぷんしつ
でんぷんしつ [3] 【澱粉質】
デンプンから成る物質。また,多くのデンプンを含んでいること。
でんぷんしゅし
でんぷんしゅし [5] 【澱粉種子】
貯蔵物質として多量のデンプンを含む種子。イネ・トウモロコシなどの種子。
でんぷんとう
でんぷんとう [0] 【澱粉糖】
デンプンを希酸または酵素により加水分解して得る糖類の総称。ブドウ糖・麦芽糖・デキストリンなどが含まれる。食品や医薬に用いる。
でんぷんよう
でんぷんよう [3] 【澱粉葉】
光合成による同化産物として,葉緑体中にデンプンが蓄積される葉。多くの高等植物の葉にみられる。
→糖葉
でんほう
でんほう [0] 【電泡】
稲妻と泡。はかなく,むなしいもののたとえ。「―の身」
でんぼう
でんぼう [3][1] 【伝法】
〔「でんぽう」とも〕
■一■ (名)
(1)仏教で師から弟子へと仏の教えを伝えること。
(2)〔江戸時代,浅草伝法院の奴(ヤツコ)が寺の威光を頼んで乱暴な振る舞いをしたことから〕
見世物や劇場などに無銭で押し入ること。「読売や大道売の―をして/滑稽本・浮世床 2」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
(1)悪ずれして荒っぽい言動をする・こと(さま)。そのような人をもいう。「―な男」
(2)勇み肌であること。いなせなこと。また,そのさま。そのような人をもいう。多く女がいきがって,男のような言動をすることをいう。「―な口をきく」
でんぼうあじゃりい
でんぼうあじゃりい [7] 【伝法阿闍梨位】
伝法灌頂を受けて,教法を伝授する位。密教の僧の最高位。伝教阿闍梨。伝灯阿闍梨。
でんぼうえ
でんぼうえ [3] 【伝法会】
仏法を広めるための法会。真言宗では教学の興隆,仏法の普及の法会として,東寺などの諸寺で行う。
でんぼうかんじょう
でんぼうかんじょう [5] 【伝法灌頂】
密教で,人々を教え導くことのできる阿闍梨(アジヤリ)の位にのぼることを認める儀式。昔はすぐれた能力を身につけた僧にしか許されなかったが,のちには条件が緩和された。阿闍梨位灌頂。伝教灌頂。授職灌頂。
でんぼうそうじょう
でんぼうそうじょう [5] 【伝法相承】
仏教で,師は弟子に教法を伝授し,弟子はそれを継承して次代に伝えてゆくこと。
でんぼうだいえ
でんぼうだいえ [5] 【伝法大会】
覚鑁(カクバン)が1132年に,断絶していた高野山の伝法会を再興し,創始した真言宗の法会。その後中断したが,72年西行が復活。
でんぼうはだ
でんぼうはだ [3] 【伝法肌・伝法膚】
荒っぽい言動を好む性質。勇み肌。主に女性についていう。
でんぽ
でんぽ [1] 【田畝・田圃】
〔「でんぼ」とも〕
田と畑。たはた。
でんぽう
でんぽう【伝法肌の】
impetuous.→英和
でんぽう
でんぽう [0] 【電報】
電信施設を使用して送受する通信。また,その通信文。「―を打つ」「慶弔―」
〔電報事業は明治以降国営であったが,戦後,国内電報は日本電信電話公社が,国際電報は国際電信電話株式会社が運営。公社は1985年(昭和60)民営化〕
でんぽう
でんぽう【電報】
a telegram;→英和
a wire;→英和
a cable (海底電報).→英和
〜で by telegraph[telegram,wire,cable].→英和
〜を打つ send a telegram;→英和
telegraph;wire;cable.‖電報受付 <掲示> Telegrams (Accepted).電報為替 ⇒電信(為替).電報(取扱)局 a telegraph office[station].電報発信紙 a telegram form;a telegraph blank.電報料 a telegram fee[charge].
でんぽういん
でんぽういん デンポフヰン 【伝法院】
東京都台東区浅草にある浅草(センソウ)寺の本坊。正式名は伝法心院。
でんぽうやき
でんぽうやき デンポフ― [0] 【伝法焼(き)】
土鍋にネギを敷いた上にカツオ・マグロなどを刺身のように切って並べて蒸し焼きにした料理。醤油をかけて供する。でんぼやき。
でんぽん
でんぽん [0] 【伝本】
現在まで伝わっている本。伝存本。
でんめい
でんめい [0] 【電命】
電報を使ってする命令。電令。
でんや
でんや [1] 【田野】
(1)田畑と野原。
(2)いなか。
でんや
でんや【田野】
fields.
でんゆ
でんゆ [1] 【伝輸】 (名)スル
伝え,送ること。「信書は一切―すべからざるの律(リツ)御定相成候はば/新聞雑誌 30」
でんらい
でんらい [0] 【伝来】 (名)スル
(1)外国から伝わって来ること。渡来。「一六世紀に鉄砲が―した」
(2)代々伝えられること。「先祖―の刀剣」
でんらい
でんらい【伝来する】
be introduced <into,from> ;be handed down <from> .祖先伝来の ancestral;handed down from one's ancestors.
でんらいご
でんらいご [0] 【伝来語】
外来語。
でんらん
でんらん [0] 【電覧】
人が見ることを敬っていう語。高覧。御覧(ギヨラン)。「四方諸君の―に供せんのみ/新聞雑誌 27」
でんらん
でんらん [0] 【電纜】
絶縁体でおおった電線,およびその束。ケーブル。
でんり
でんり【電離】
electrolytic dissociation.電離層 the ionosphere.→英和
でんり
でんり [0][1] 【電離】 (名)スル
〔「電気解離」の略〕
(1)原子・分子が正または負に帯電すること。
(2)電解質が溶液中で陰および陽イオンに解離すること。イオン化。
でんりけん
でんりけん [3] 【電離圏】
地表から高さ約60キロメートル以上の大気圏上層部で,電子密度が比較的大きい領域。太陽からの紫外線などにより,大気が電離されて生じた電子やイオンが存在する。D 層(高度60〜90キロメートル)・ E 層(90〜130キロメートル)・ F 層(130〜1000キロメートル)に分かれる。これらの層で屈折・反射する電波によって無線通信が可能となる。
でんりせつ
でんりせつ [3] 【電離説】
電解質は溶液内では,電場をかけなくても,一定の電離度で電離しているという説。1887年にスウェーデンの化学者アレニウスが唱えた。
でんりそう
でんりそう [3] 【電離層】
電離圏をなす,電子・イオンの分布密度の異なる三つの層のこと。また,慣用的に電離圏をいう。
でんりど
でんりど [3] 【電離度】
電離前の物質の全量に対する,電離した物質の量の比。電解質の種類,同じ物質でも濃度・温度によって異なる。例えば,食塩などでは大きくて一に近く,酢酸などでは小さい。また一般に,薄い溶液ほど大きくなる。
でんりばこ
でんりばこ [3] 【電離箱】
放射線検出器の一。放射線が気体中を通過する時の電離作用で発生した電子とイオンとを再結合が起こらないように電場をかけて電極に集めて電気信号として取り出し,放射線の強度・線量・エネルギーを知る。
でんりへいこう
でんりへいこう [4] 【電離平衡】
電解質溶液中で電離してできたイオンと電離していない分子との間に成立する化学平衡。平衡反応にあずかるイオンや分子の濃度の間には質量作用の法則が成立し,その平衡定数を特に電離定数という。
でんりゅう
でんりゅう【電流(を通じる)】
(send) an electric current <to> .→英和
〜を切る cut off the current.〜が来ている(いない) The current is on (off).‖電流計 an ammeter.
でんりゅう
でんりゅう [0] 【電流】
電荷が連続的に移動する現象。その大きさは,単位時間当たりに通過する電気量で表す。単位はアンペア。記号 A
でんりゅうけい
でんりゅうけい [0] 【電流計】
電流の大きさを測定する計器。電流の磁気作用や熱作用を応用したものがある。アンメーター。
でんりょう
でんりょう 【田猟】
野に出て狩りをすること。狩猟。「明王の―には,百姓車馬の声を聞き/浄瑠璃・五人兄弟」
でんりょく
でんりょく [1][0] 【電力】
単位時間当たりの電気エネルギー。その値は電圧と電流との積で表される。単位はワット。記号 W 電力を時間について積算した量を電力量という。
〔「電気力」の約語〕
でんりょく
でんりょく【電力】
<supply> electric power.‖電力会社 an electric power company.電力計 a wattmeter.電力料金(制限,消費(量),統制,不足) power rates (restriction,consumption,control,shortage).
でんりょくかんりほう
でんりょくかんりほう 【電力管理法】
戦時体制強化に伴う電力不足を克服するため,1938年(昭和13)に制定された,電力事業の国家管理を定めた法律。
でんりょくけい
でんりょくけい [0] 【電力計】
電力を測る計器。磁界内で可動コイルを回転させて瞬時値を指示させるものと,渦(ウズ)電流を利用し,電力を積算指示する積算電力計(電力量計)とがある。
でんりょくりょう
でんりょくりょう [4] 【電力量】
電流のする仕事の量。電力と時間の積で求められる。実用単位はキロワット時(kWh)。
でんれい
でんれい [0] 【伝令】
命令を伝えること。また,その役割をする人。「―を出す」
でんれい
でんれい [0] 【電令】
電報による命令。
でんれい
でんれい【伝令】
a messenger.→英和
でんれい
でんれい [0] 【電鈴】
電磁石によって鳴るしくみのベル。
でんれいし
でんれいし [3] 【伝令使】
軍隊で,命令を伝達する任務の兵士。
でんれいアールエヌエー
でんれいアールエヌエー [10] 【伝令 RNA 】
〔messenger RNA〕
タンパク質合成の遺伝情報を写しとって伝えるリボ核酸。DNA 上の塩基の配列順序に基づいて合成される一本鎖のヌクレオチド。メッセンジャー RNA 。mRNA 。
でんろ
でんろ [1] 【電路】
電流の通ずる路。電気回路。
でんろ
でんろ [1] 【電炉】
⇒電気炉(デンキロ)
でんろう
でんろう [0] 【殿廊】
宮殿・殿堂などの渡殿。
でんろう
でんろう [0] 【殿楼】
高くそびえる宮殿や高殿(タカドノ)。
でんろく
でんろく [0] 【伝録】 (名)スル
伝え記録すること。また,その記録。「―して戴き度い/山月記(敦)」
でんわ
でんわ【電話】
a (tele)phone.→英和
〜がある(をひく) have a telephone (installed).→英和
〜が通じる a (telephone) call goes through.〜が遠い The voice is not distinct.〜口へ呼び出す call <a person> to the telephone.〜で <talk> by[over the]telephone.〜に出る answer the telephone.〜をかける call <a person> up <on the phone> ;(tele)phone;give <a person> a call[ring];→英和
<英> ring <a person> up.〜をかけちがえる dial a wrong number;misdial.〜を切る hang up;ring off.‖電話加入者 a telephone subscriber.電話交換手 a telephone operator.電話室 a telephone booth.電話線 a telephone wire.電話帳 a telephone book[ <英> directory].電話番号 a telephone number.電話料 telephone charges.共同電話 (a telephone on) a party line.市内(外)電話 a local (an out-of-town) call.留守番電話 an answerphone.
でんわ
でんわ [0] 【電話】 (名)スル
〔telephone〕
(1)電話機で通話すること。また,その通話。「―をかける」「―して問い合わせる」
〔1876年アメリカのベルが実用化に成功。日本では電話事業は明治以降国営であったが,第二次大戦後,国内通話は日本電信電話公社(のち民営化),国際通話は国際電信電話株式会社が運営。1985年(昭和60)電気通信事業法の制定により,独占的運営が終了し,競争原理が導入された〕
(2)「電話機」の略。「―をとる」
でんわい
でんわい [0] 【電歪】
⇒電気歪(デンキヒズ)み
でんわき
でんわき [3] 【電話機】
音声を,電流・電波を媒介に伝送・再生して相互に通話する装置。送話器・受話器・電話線・交換機からなる。
でんわきょく
でんわきょく [3] 【電話局】
電話の架設・交換などの業務を行う所。NTT に属し,現在は支店・営業所等と呼ぶ。
でんわぐち
でんわぐち [3][0] 【電話口】
電話機の送話・受話をするところ。「―に呼び出す」
でんわこうかんき
でんわこうかんき [6] 【電話交換機】
電話回線を,希望する相手方の電話回線に接続する装置。
でんわこうかんしゅ
でんわこうかんしゅ [6] 【電話交換手】
電話交換の業務にあたる人。
でんわせん
でんわせん [0] 【電話線】
有線電話の電話機に電気的な信号を送る線。
でんわちょう
でんわちょう [0] 【電話帳】
電話加入者の氏名・住所と電話番号を載せた冊子。電話番号簿。
でんわばんごう
でんわばんごう [4] 【電話番号】
電話に付される番号。
でんわボックス
でんわボックス [4] 【電話―】
街頭公衆電話を設置保護するために設けられた箱型の構造物。
で候
でそう 【で候】 (連語)
〔「にてさうらふ」の転。中世後期の語〕
「…である」の意の丁寧語。…であります。…でございます。「さやうにおぼしめす事―は心得申しさう/史記抄 16」「おとがひこそは長けれ。槍おとがひ―物/狂言・今参(天正本)」
と
と
(1)五十音図タ行第五段の仮名。歯茎破裂音の無声子音と後舌の半狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「と」は「止」の草体。片仮名「ト」は「止」の初二画。
〔奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕
と
と
〔「と(外)」と同源か。多く「…とに」の形で用いる〕
時。あいだ。うち。「君呼び返せ夜のふけぬ―に/万葉 1822」「はや帰りませ恋ひ死なぬ―に/万葉 3747」
と
と (副)
そのように。副詞「かく」と呼応して用いられることが多い。「―にもかくにも」「―やあらんかくやあらん」「―につけかくにつけ」
→とかく(副)
→とにかく(副)
→ともかく(副)
と
と 【門・戸】
(1)家の出入り口。戸口。かど。もん。「後つ―より逃げ出でて/古事記(中訓)」
(2)海峡などの,両岸がせばまった水流の出入りする所。水門(ミト)。瀬戸。「天離る鄙(ヒナ)の長道ゆ恋ひ来れば明石の―より大和島見ゆ/万葉 255」
と
と【戸】
a door;→英和
a sliding door (雨戸);a shutter (窓の).→英和
と
と 【音】
〔「おと」の「お」が脱落した形〕
おと。ひびき。こえ。「風の―の遠き我妹が着せし衣/万葉 3453」
と
と [1] 【斗】
(1)尺貫法の容積の単位。一斗は一〇升,約18.039リットル。
→升
(2)和船の積載量または材木の実体積の単位。石(コク)の一〇分の一,一立方尺(約0.0278立方メートル)。
(3)二十八宿の一。北方の星宿。射手(イテ)座の南斗六星にあたる。ひきつぼし。
(4)日本建築の柱などの上に設ける四角い材。ます。ますがた。
と
と 【跡】
あと。「跡絶(トダ)える」「跡見(トミ)」など複合した形でみられる。
と
と [1] 【砥】
砥石(トイシ)。
と
と
将棋で,「と金」の略。
と
と [1] 【都】
(1)みやこ。
(2)地方公共団体の一。東京都がこれにあたる。
→都道府県
(3)「東京都」の略。「―の方針」「―条例」
と
と
with (一緒に);→英和
and (及び).→英和
と
と 【外】
(1)そと。ほか。「家の―」「―に出でぬ/竹取」
(2)便所。厠(カワヤ)。「―エマイル/日葡」
と
と [0] 【戸】
〔「門(ト)」と同源〕
窓や出入り口,門・戸棚などに取り付け,開閉して内部と外部とを仕切ったり,出入り口を閉ざしたりするための建具の総称。「雨―」「―をあける」
と
と [1] 【十】
数のとお。じゅう。多く名詞の上に付いて,接頭語的に用いる。「―文(モン)」「―月」
と
と【徒】
[連中]a party;→英和
a set;→英和
a gang.→英和
と
と 【人】
「ひと」の省略形。「おとと(弟)」「はやと(隼人)」「ぬすっと(盗人)」「すけっと(助人)」などの「と」がこれにあたる。
と
と [1] 【ト】
洋楽の音名。欧語音名 G に当てた日本音名。基準音イより短七度高い音。
と
と【都】
the Metropolis.〜の metropolitan.→英和
‖都知事 the Metropolitan Governor.都庁 the Metropolitan Government (Office: 建物).
と
と [1] 【徒】
仲間。同類の人たち。やから。「無頼の―」「忘恩の―」「学問の―」
と
と (接続)
〔接続助詞「と」から〕
「すると{(1)}」に同じ。「皆で話をしていた。―,突然悲鳴が聞こえた」
と
と 【利・鋭】
〔形容詞「とし(利)」の語幹から〕
するどいこと。すばやいこと。多く「利目(トメ)」「利心(トゴコロ)」など複合した形でみられる。
と
と
■一■ (格助)
(1)動作・作用の相手・共同者を表す。「先生―話す」「友人―会社をつくる」
(2)比較の基準を表す。「考え方が君―違う」「以前―同じ要領です」
(3)動作・作用などの帰結・結果を表す。「学生―なる」「名を一郎―改める」
(4)動作・作用・状態の内容を表す。「開催地は東京―決まった」「出かけよう―したら雨になった」「インフレは必至―考えられる」「師―仰ぐ人」
(5)動作・状態の様子を表す。「きっぱり―あきらめる」「ぐらぐら―揺れる」「あふれた水が道路を川―流れる」「貴公子然―すます」「意外―いい出来だ」
(6)量的な限度を表す。少ない量をあげて,打ち消しの形をとる。「この食料では三日―もつまい」「五分―待てない」
(7)心理的な状態を指し示す。「と思って」の意。「早く行こう―先を急ぐ」
(8)引用語句であることを表す。「『性は善なり』―孟子にもあるよ」
(9)(「とする」「として」の形で)状態を形容する。「はっ―して目がさめた」「じっ―している」
(10)「…と…」の形で,同一の動詞を重ね意味を強める。現代語では限られた言い方としてしか用いられない。「あり―あらゆる人」「生き―し生ける者」
(11)「…となく…となく」の形で慣用的に用いる。「夜―なく昼―なく」
■二■ (並立助)
体言またはそれに準ずる語に付いて,二つまたはそれ以上のものを並べあげるのに用いる。「君―ぼく―は親友だ」「犬―猫を飼う」
■三■ (接助)
活用語の終止形に接続する。
(1)二つの動作・作用が同時に行われることを表す。「家にはいる―,プーンといいにおいがしてきた」「庭に出る―,犬がとんできた」
(2)同じ主体の動作・作用が引き続いて起こることを表す。「電車を降りる―,ホームをかけだした」「机に本を置く―,すぐ出て行った」
(3)次に起こる動作・作用のきっかけを表す。「話が始まる―,あたりは静かになった」「山を見る―,友人のことが思い出される」
(4)ある条件が備わると,いつも同じことが起こるということを表す。「夏休みになる―,海は海水浴客でにぎわう」「猫がいなくなる―,鼠がふえる」
(5)前後の関係が,いわば順当に起こりうるような場合の前件を表す。「姿を見られる―面倒だから,隠れよう」「お酒は適量に飲む―いい」
(6)次の発言の前置きを表す。「はっきり言う―,それは不可能だ」「この場合です―,お値段が高くなります」
(7)(「う・よう」「まい」などの語に続いて)予想に反する事態が起こることを表す。この逆接の条件を表す用法は現代語ではごく限られた言い方にしか用いられない。「行こう―行くまい―ぼくの勝手だ」「なにをしよう―,いいじゃないか」
〔(1)格助詞および並立助詞の「と」は上代からの語。「梯立ての倉梯山は嶮しけど妹―登れば嶮しくもあらず/古事記(下)」「うちなびく春の柳―我がやどの梅の花―をいかにか別かむ/万葉 826」(2)接続助詞の「と」は中古以降の語。中古には,仮定の逆接条件を表した。「嵐のみ吹くめるやどに花すすき穂に出でたり―かひやなからむ/蜻蛉(上)」中世後期から近世へかけて,順接条件を表すものが見られるようになり,現代に及ぶ。「私の留守になる―,酒ばかり飲うで/狂言・吃(虎寛本)」「てんがうも事による,重ねてしやる―かか様にいふぞや/浄瑠璃・阿波の鳴門」〕
と
と (係助)
〔上代東国方言〕
係助詞「ぞ」に同じ。「伊香保ろに天雲い継ぎかぬまづく人―おたはふいざ寝しめとら/万葉 3409」「荒し男のいをさ手挟み向かひ立ちかなるましづみ出でて―我(ア)が来る/万葉 4430」
と
と 【所・処】
ところ。「隈所(クマト)」など複合した形でみられる。「ふしど(臥所)」「ねど(寝所)」のように「ど」ともなる。
と
と【途につく】
leave <for Europe> .→英和
〜にある be on one's way <home> .
と
と [1] 【途】
〔古くは「ど」とも〕
みち。旅の道すじ。
と
と [1] 【堵】
かき。かきね。
と=に安んずる
――に安んずる
〔蜀書(諸葛亮伝)〕
人民が住居に安心して住む。安心して暮らす。また,安心する。
と=に就(ツ)く
――に就(ツ)・く
出かける。出発する。「帰国の―・く」
と=の如(ゴト)し
――の如(ゴト)し
〔詩経(小雅,大東)〕
道路などが砥石のように平坦であることにいう。
と=の如(ゴト)し
――の如(ゴト)し
〔晋書(衛玠伝)〕
垣をめぐらしたように,人が大勢集まるさま。見物人の多いたとえ。
と∘する
と∘する (連語)
〔格助詞「と」に動詞「する」の付いたもの〕
(1)そのように仮定する意を表す。「君がそこに居合わせた―∘する」
(2)そう考える,そう判断する,という意を表す。「これでよし―∘しよう」「その可能性もある―∘しなければならぬ」「目標達成は難しい―∘されている」「万葉集は和歌集の最初―∘されている」
(3)ちょうどそうしようとしている,の意を表す。「出かけよう―∘すると,きまって雨が降る」
と∘なり
と∘なり (連語)
〔格助詞「と」に断定の助動詞「なり」の付いたもの〕
(1)状況・理由の説明の意を表す。…というのだ。…ということである。…というわけである。「仏の御為に,伽藍を建立せん―∘なり/今昔 1」
(2)伝聞の意を表す。…ということである。…という話だ。「光明皇后の御殿の屏風に書置せ給ふ―∘なり/浮世草子・俗つれ�� 4」
と∘ふ
と∘ふ (連語)
⇒とう(連語)
と∘る
と∘る (連語)
〔接続助詞「て」に動詞「おる(居る)」の付いた「ておる」の転。上にくる語によっては「どる」ともなる〕
その状態にあるという意を表す。「しばらくここで待っ―∘れ」「晩飯もまだ食べ―∘らんのじゃないか」「腰を痛めていてだいぶ苦しんど∘るようだ」
〔やや尊大な言い方として用いられるが,本来は西部方言でのもの〕
とあたり
とあたり [2] 【戸当(た)り】
(1)扉を閉じた時,扉が行き過ぎないように方立(ホウダテ)または枠に取り付けた突出部。
(2)戸を開いた時,戸が壁などに当たらないようにする金具。ドアストッパー。
とあって
とあって (連語)
…というわけで。…なので。「今日は休日―大変な人出だ」
とあみ
とあみ【投網】
<throw> a cast(ing) net.
とあみ
とあみ [0] 【投網】
被(カブ)せ網の一種。水面に投げ広げて,魚を捕らえる網。円錐形で,上部に長い手綱を結び,網裾(アミスソ)におもりを付けたもの。比較的浅い所にいる魚を捕らえるのに用いる。なげあみ。唐網。「―を打つ」
投網[図]
とあみ
とあみ 【鳥網】
⇒とりあみ(鳥網)
とあらば
とあらば (連語)
「とあれば」に同じ。「お呼び―」
とある
とある [2] (連体)
偶然目についたり行き当たったりした場所であることを示す。その辺の。ある。「下町の―店に立ち寄る」「―山寺に行きついた」
とある
とある
a;→英和
a certain.→英和
とあれば
とあれば (連語)
もしそうであるならば。とあらば。「お呼び―いつでもうかがいます」
とい
とい トヒ [0] 【問(い)】
(1)問うこと。尋ねること。質問。「―を発する」「客の―に応答する」
(2)問題。設問。「次の―に答えよ」
(3)「問丸(トイマル)」に同じ。
とい
とい [1] 【徒為】
むだなこと。無益なしわざ。
とい
とい【樋】
[雨樋]a gutter (屋根にそった);→英和
a rain[water]pipe (縦の).
とい
とい トヒ 【土肥】
静岡県,伊豆半島西海岸にある町。もと金山の町。温泉と美しい海岸で知られる。
とい
とい 【刀伊】
〔朝鮮語で「夷狄」の意〕
中国大陸,沿海州地方から黒竜江省にかけて占居していた女真族。1019年,壱岐・対馬に入寇し博多湾まで襲来したが,大宰権帥藤原隆家と大宰府軍の活躍によって撃退された。
とい
とい [1] 【都尉】
左右馬寮(メリヨウ)の允(ジヨウ)の唐名。
とい
とい【問】
<ask a person> a question.→英和
とい
とい トヒ [1] 【樋】
(1)屋根に落ちた雨水を集めて地上に流す装置。軒樋・谷樋・竪樋などがあり,建物の内側に設けるものは内樋という。とよ。とゆ。ひ。
(2)湯水を導き送るために取り付けた筒。ひ。
といあげ
といあげ トヒ― [0] 【弔い上げ・問(い)上げ】
「弔(トムラ)い上げ」に同じ。
といあわす
といあわ・す トヒアハス [4][0] 【問い合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「問い合わせる」に同じ。「何度―・しても確答が得られない」
■二■ (動サ下二)
⇒といあわせる
といあわせ
といあわせ【問合せの手紙】
a letter of inquiry.〜先 a reference (身元などの).→英和
といあわせ
といあわせ トヒアハセ [0] 【問い合(わ)せ】
問い合わせること。尋ねて確かめること。「電話での―に応じる」
といあわせる
といあわせる【問い合わせる】
inquire <of a person about a matter> ;→英和
make inquiries <about> ;refer <to> ;→英和
apply <to> .→英和
といあわせる
といあわ・せる トヒアハセル [5][0] 【問い合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 とひあは・す
よくわからない点を手紙・電話などで聞いて確かめる。照会する。「正確な日時を電話で―・せる」
といい
といい 【と言い】 (連語)
〔格助詞「と」に動詞「言う」の連用形「いい」の付いたもの〕
(1)(「…といい…といい」の形で)二つ以上の事柄をあげて,それらについて述べる場合に用いる。
(ア)…の点も…の点も。…にしても…にしても。「色―香り―,申し分ない」
(イ)…であり,また…でもあり。「バビロニヤワモトヨリ大国―,智略―,国ノ勢モ他ニ異(コト)ニアッテ/天草本伊曾保」
(2)「…であって,その上」の意を表す。近世での用法。「此数馬殿といふ人は器量―,詩歌は人に勝(スグ)れた人と聞いたに/歌舞伎・好色伝授」
という
という 【と言う】 (連語)
〔格助詞「と」に動詞「言う」の連体形の付いたもの〕
(1)二つの体言または体言に相当する語句の間に用いる。
(ア)「そう呼ばれている」「…という名の」の意を表す。「日本―国」「田中―人」「秩父の荒川村―所」
(イ)(数量を表す語の下に付いて)それだけの数に達する。「何百―粒子」
(ウ)とりたてて言う意を表す。「いざ―時」「君―命の恩人」
(2)同一の体言または体言に相当する語句の間に用いる。
(ア)それに属するもの全部の意を表す。「人―人は,みな,…」
(イ)強調の意を表す。「今度―今度は…」
→言う
ということは
ということは 【と言うことは】 (連語)
(副詞句のように用いて)結局は。つまりは。「まだぐずぐず言っている。―嫌だということなんだね」
というと
というと 【と言うと】 (連語)
(1)(接続助詞的に用いて)ある事物を提示し,それに伴って後件が必ず起こるということを述べるのに用いる。「このところずっと,休日―,必ず雨が降る」
(2)(接続詞的に用いて)前文に伴って,必然的に後件が成立することを述べるのに用いる。「―,僕ばかりが悪者のように聞こえるが」
というとも
というとも 【と雖も】 (連語)
〔格助詞「と」に,動詞「言ふ」の終止形「いふ」+接続助詞「とも」の付いたもの。漢文の「雖」の字の訓読から生じた語。平安初期の訓点語からみられる〕
逆接の仮定条件を表す。たとえ…とも。とも。「勅定たり―,いかでか先例をば背くべき/保元(中)」
というのは
というのは 【と言うのは】 (連語)
(1)(接続詞的に用いて)原因・理由の説明を導く語。そのわけは。なぜならば。「私は答えに困った。―,そんな事を考えたこともなかったから」
(2)(接続助詞的に用いて)主語を示す。「話―,そのことですか」
というのも
というのも 【と言うのも】 (連語)
(接続詞的に用いて)原因・理由の説明を導く語。そうなったわけは。「彼が勝った。―,ファイトがあったからだ」
といえど
といえど 【と言えど】 (連語)
(接続詞的に用いて)
〔格助詞「と」に,動詞「言ふ」の已然形「言へ」+接続助詞「ど」の付いたもの〕
接続助詞的に用いて,「とはいうものの」「であっても」などの意を表す。…といえども。「有権者―,権利の乱用はゆるされない」「天地は広し―我(ア)がためは狭(サ)くやなりぬる/万葉 892」
〔現代語では,やや固い感じの言い方として,主として文章語に用いられる〕
といえども
といえども 【と雖も】 (連語)
〔格助詞「と」に,動詞「言ふ」の已然形「言へ」+接続助詞「ども」の付いたもの。漢文の「雖」の字の訓読から生じた語〕
…とはいうものの。…であっても。「日曜日―休まずに働く」「一粒の米―むだにはできぬ」
〔中古初期からみられる。古くは確定条件を表す場合に用いられたが,近世以降,仮定条件を表す場合にも用いられるようになった。現代語では,やや固い感じの言い方として,主として文章語に用いられる〕
といえば
といえば 【と言えば】 (連語)
(1)その時の話題から思い付いて,その話題に関する別の話をはさむ時に用いる。そのことについては。そう言えば。「そうそう,野球―,きのうの試合はどうだった」
(2)ある事物を提示し,それについて述べる時に用いる。
(ア)(事物の代表をあげて)それについて言うと。…なら。「山―富士,相撲―谷風梶之助」
(イ)(事物を総括する時に用いて)…なら。と言うと。と聞くと。「酒―目がない方でして」「便利―確かに便利だ」
といかえす
といかえす【問い返す】
ask again[back (反問)].
といかえす
といかえ・す トヒカヘス [3] 【問(い)返す】 (動サ五[四])
(1)一度尋ねたことをもう一度問う。聞き直す。「わからない点を二度も―・した」
(2)相手の質問に答えないで,こちらから聞き返す。「思いがけない返事に―・す」
といかけ
といかけ トヒ― [0] 【問(い)掛け】
問いかけること。質問。
といかける
といかける【問い掛ける】
ask <a person> a question;→英和
shoot a question <at a person> .
といかける
といか・ける トヒ― [4][0] 【問(い)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 とひか・く
(1)質問をしかける。尋ねる。「見知らぬ人に―・けられた」
(2)尋ね始める。「―・けて急に口をつぐむ」
といき
といき【吐息】
⇒溜息.
といき
といき [0] 【吐息】
落胆したり,ほっとしたりした時に思わずもらす息。ためいき。「―をもらす」「青息―」
といきり
といきり トヒ― [0] 【問(い)切り】
最終の年忌。17年目.33年目.49年目など地方によって異なる。以後,死者は御先祖様としてまつられる。弔(トムラ)い上げ。
といぐすり
といぐすり トヒ― 【問ひ薬】
(1)治療の方法を探るため,試みに飲ませる薬。「煎じやう常とはかはる―/浮世草子・永代蔵 3」
(2)(転じて)相手の気をひいてみること。鎌(カマ)をかけること。また,その言葉。「女郎の好く―を申せど/浮世草子・一代女 1」
といさく
といさ・く トヒ― 【問ひ放く】 (動カ下二)
遠くから言葉をかける。「言はむすべせむすべ知らに石(イワ)木をも―・け知らず/万葉 794」
といし
といし [0] 【砥石】
石材などを磨いたり,刃物をとぐための石。荒砥(アラト)・中砥・仕上げ砥の別があり,荒砥には砂岩,中砥には粘板岩・石英粗面岩,仕上げ砥にはケイ質粘板岩などが多く使われる。
といし
といし【砥石】
<sharpen on> a whetstone;→英和
a grindstone (円い);→英和
a hone (かみそり用).→英和
といしき
といしき トヒ― [0] 【問職】
荘園の所職の一。荘園領主のもとへ年貢・公事を運送する任に当たったもの。鎌倉以降,いくつかの荘園の問職を兼ね,問丸(トイマル)に発展してゆく者もあった。
→問丸
といしぐるま
といしぐるま [4] 【砥石車】
円盤形の砥石で,回転させて工作物の研削に用いるもの。回転砥。
といじょう
といじょう トヒジヤウ [0] 【問状】
⇒もんじょう(問状)
といた
といた【戸板】
a door;→英和
a shutter.→英和
といた
といた [0] 【戸板】
(1)雨戸として用いられる板。はずして人や物を運ぶ時に使う語。「負傷者を―で運ぶ」
(2)「戸板平目(ビラメ)」に同じ。
といた=に豆
――に豆
〔戸板の上に置いた豆は転がって扱いづらいことから〕
思うようにならないことのたとえ。
といたがえし
といたがえし [4] 【戸板返し】
(1)歌舞伎の仕掛け物の一。一枚の戸板の表裏に別々の衣装を取りつけておき,顔にあたる部分にあけた穴から俳優が顔のみを見せて早変わりするもの。四世鶴屋南北作「東海道四谷怪談」の隠亡堀(オンボウボリ)の場で用いられたものが最初という。
(2)(転じて)人の態度などが急変すること。
といただす
といただ・す トヒ― [4] 【問い質す】 (動サ五[四])
(1)はっきりわからない点を尋ねて明らかにする。「念のため―・す」
(2)真実を答えさせようと,きびしく追及する。「資金の出所を―・す」
[可能] といただせる
といただす
といただす【問い質す】
ask[inquire of] <a person about a thing> .→英和
といたびらめ
といたびらめ [4] 【戸板平目】
ヒラメの特に大きなもの。といた。
といだけ
といだけ トヒ― [2] 【樋竹】
樋としてかけ渡す竹。竹製の樋。
といち
といち [0] 【十一】
(1)一〇日で一割も取る高利の金融。「―金融」
(2)花札で,一〇点札一枚とかす札ばかりの手役。
といち
といち 【ト一】 (名・形動)
〔「上」の字を分解して読んだ語〕
上等である・こと(さま)。特に,上等な遊女や美女。「狆(チン)におれが馴染を見せたい,ほんまの―ぢや/洒落本・意妓の口」
といった
といった 【と言った】 (連語)
(1)例としてとりあげる場合に用いる。…というような。「休みをとって旅行に行く―余裕はない」「これ―不満もない」
(2)二つ以上の事柄を例として対等に並べる場合に用いる。…など。…のような。「彼には絵画や音楽―芸術的な才能がある」
といって
といって 【と言って】 (連語)
(接続詞的に用いて)だけれども。とはいうものの。「話せば簡単だ。―誰にも実行できることではない」
といっても
といっても 【と言っても】 (連語)
前に述べたことにやや対立したり矛盾したりする意を表す。接続詞的にも用いる。「安い―一万円はする」「社長―名ばかりで…」
といつめる
といつ・める トヒ― [4][0] 【問(い)詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 とひつ・む
真実を言うまで厳しく問いただす。詰問する。「どこへ行っていたのかと―・める」
といつめる
といつめる【問い詰める】
press <a person> for an answer.→英和
といとむらい
といとむらい トヒトムラヒ 【問ひ弔ひ】
追善を営むこと。冥福を祈ること。「七日��の―/滑稽本・根無草後編」
といな
といな (連語)
〔格助詞「と」に終助詞「い」「な」の付いたもの。近世上方語〕
ということですよ。多く女性が用いた。といなあ。といの。「切られてお果てなされた―/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
といなあ
といなあ (連語)
〔近世上方語〕
「といな(連語)」に同じ。「精出して信心すれば,御利生がある―/歌舞伎・韓人漢文」
といなや
といなや 【と否や】 (連語)
〔接続助詞「と」に副詞「いな」,間投助詞「や」の付いたもの〕
活用語の連体形に接続して,同時にまたは引き続いて事が行われるさまを表す。…すると同時に。…するとすぐに。やいなや。「大晦日の朝めし過る―羽織・脇ざしさして/浮世草子・胸算用 2」
といの
といの (連語)
〔格助詞「と」に終助詞「い」「の」の付いたもの。近世上方語〕
ということですよ。多く女性が用いた。といのう。といな。「足もとから鳥の立つ様に俄に町へ届けた―/浄瑠璃・大経師(上)」
といのう
といのう (連語)
〔近世上方語〕
「といの(連語)」に同じ。「あれが武士の嗜みぢや―/歌舞伎・幼稚子敵討」
といまる
といまる トヒ― [0] 【問丸】
中世における運送・廻漕を業とする人々の総称。都市・市場・港湾など貢納物・商品が集散する要地に居住して物資の管理・発送,取引の仲介,宿所の経営などを広く行なった。問屋(トイヤ)。津屋(ツヤ)。
といみさき
といみさき トヰ― 【都井岬】
宮崎県の最南端,志布志湾東端にある岬。ソテツの自生地,岬馬や野猿の生息地。
といや
といや トヒ― [0] 【問屋】
(1)「とんや(問屋){(1)}」に同じ。
(2)「問丸(トイマル)」に同じ。
(3)自己の名をもって他人(委託者)のために物品の販売・買い入れをなすことを業とする者。証券会社など。卸売を業とする問屋(トンヤ)とは異なる。
→間接代理
といやかご
といやかご トヒ― [3] 【問屋駕籠】
江戸時代,街道の各宿場の問屋場に備えられ,旅人の用に供した粗末なかご。
といやば
といやば トヒ― [0] 【問屋場】
江戸時代,街道の宿駅で人馬の継ぎ立てなど種々の事務を行なった所。伝馬所。とんやば。
といやまち
といやまち トヒ― [3] 【問屋町】
問屋の並んでいる町。
といややく
といややく トヒ― [0] 【問屋役】
問屋場の責任者。
といわず
といわず 【と言わず】 (連語)
〔格助詞「と」に,動詞「言う」の未然形「いわ」および助動詞「ず」の付いたもの〕
(1)「…などと言わないで」「…と言うことなく」の意を表す。「いやだなど―,引き受けてくれよ」
(2)(多く「…といわず…といわず」の形で)「…でも…でもすべて」「…も…もみんな」などの意を表す。「顔―手―ひっかかれた」「たんす―押し入れ―,家中荒らされていた」
とう
と・う (動ワ上二)
うねり動く。「昼は雲―・ゐ夕されば風吹かむ/古事記(中)」
とう
とう 【棟】
■一■ [1] (名)
むねの長い建物。大きい建物。「同じ―の住人」
■二■ (接尾)
助数詞。建物の数を数えるのに用いる。「アパート一〇―が建つ広さ」
とう
とう [1] 【籐】
ヤシ科のつる性常緑木本。東南アジア・中国南部・台湾などに分布。茎は長く伸び強靭な繊維がある。葉は大形の羽状葉。葉の中軸や茎には鋭いとげがありこれで他物によじのぼる。雌雄異株。果実の外面の鱗片は赤色着色料の原料とする。茎で籐椅子や籐細工を作る。タイワントウ・ロタントウなどがある。ラタン。
とう
とう [1] 【統】
(1)代々受け継がれて一続きになっているもの。「日の神ながく―を伝へ給ふ/正統記(序)」
(2)地質時代区分の「世」の期間に形成された地層・岩体。例えば,中新世の地層は中新統という。
とう
とう タフ [1] 【答】
(1)返事。こたえ。
(2)返礼。「降りて―の拝し給ふ御ありさまども/源氏(宿木)」
→答拝
(3)仕返し。意趣返し。「これが―はかならずせむと思ふらむと/枕草子 276」
→答の矢
とう
とう【塔】
a tower;→英和
a steeple (尖(せん)塔);→英和
a <five-storied> pagoda (寺院の).→英和
とう
とう [1] 【杜宇】
ホトトギスの異名。
とう
と・う トフ (連語)
「といふ」の転。「これやこの名に負ふ鳴門の渦潮に玉藻苅る―・ふ海人娘子(アマオトメ)ども/万葉 3638」
とう
とう タフ [1] 【塔】
(1)〔仏〕
〔梵 stūpa の音訳「卒塔婆」,およびその略である「塔婆」の略。頂・堆土の意〕
供養・祈願・報恩のために建てられる多層の建造物。元来は仏の遺骨や遺品を収めた各種の建造物をいう。死者の墓の上に建てられる木や石の墓標なども塔と呼ばれ,国や時代により形態は多様。
(2)高くそびえ立つ細長い建物。「放送用の―」
とう
とう タフ [1] 【榻】
こしかけ。床几(シヨウギ)。「学校の―に坐して/即興詩人(鴎外)」
とう
とう【灯】
a light;→英和
a lamp.→英和
とう
とう【当の】
[この]this;→英和
the present;→英和
that (その);→英和
[問題の]our;→英和
<the matter> in question; <he> himself (本人).→英和
〜を得ている be right[just,proper,fair,reasonable].〜を失する be wrong[unfair].
とう
とう【十】
ten.→英和
とう
とう タウ [1] 【糖】
炭水化物のうち,水に溶けて甘味を示すものの総称。単糖類(果糖・ブドウ糖)および大部分の少糖類(ショ糖・麦芽糖)がこれに含まれる。広義には糖類をさすことも,また単糖類と同義に用いることもある。
→糖類
とう
とう タウ [1] 【党】
(1)目的・利害などを同じくする人々の集団。仲間。ともがら。「―をなして横行する」
(2)政治的主張を同じくする人々の集まり。政党。「―の方針に従う」
(3)中世の武士の集団。鎌倉時代には惣領を中心とした同族的結合であったが,南北朝期頃から地域的結合に変化。武蔵七党・松浦(マツラ)党など。
とう
とう 【東】
姓氏の一。
とう
とう 【藤】
姓氏の一。
とう
とう【籐】
a cane;→英和
a rattan.→英和
藤椅子(いす) a cane chair.
とう
とう【等】
the <first> class[grade](等級);→英和
<win first> prize (賞);→英和
[など]and so on;etc.
とう
とう【問う】
ask;→英和
question;→英和
inquire <the reason,of a person about> .→英和
罪に問われる be accused <of a crime> .
とう
とう【薹】
a spike.→英和
〜が立つ run[go]to seed;pass one's prime[bloom](女が).
とう
とう 【疾う】 (副)
〔形容詞「とし」の連用形「とく」のウ音便〕
はやく。「歩み―する馬をもちて/竹取」
→疾く
→疾うから
→疾うに
→疾うの昔
とう
とう【刀】
a sword;→英和
a saber;→英和
a (surgical) knife (外科の).
とう
とう 【頭】
■一■ (名)
(1)あたま。「黒き―かな,いかなる人の漆塗りけん/平家 1」
(2)かしら。おさ。「上東門院菊合せさせ給ひけるに,左の―つかうまつるとてよめる/後拾遺(秋下詞)」
(3)祭礼・集会などの世話役。頭人。「今日は某が―にて候程に/狂言・乳切木」
(4)「蔵人頭(クロウドノトウ)」の略。「―の中将」「―着き給はぬ限りは殿上の台盤には人もつかず/枕草子 108」
(5)律令制で,寮の長官。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)牛・馬など大きな動物を数えるのに用いる。「象一―」
(2)烏帽子(エボシ)・兜(カブト)・仮面などを数えるのに用いる。
とう
とう タウ [1] 【薹】
〔形が塔に似ているところからいうか〕
アブラナ・フキなどの花茎。
とう
とう 【等】
■一■ [1] (名)
等級。階級。段階。
■二■ (接尾)
(1)同種のものを列挙し,そのようなものがほかにもあることを表す。など。「米・英・仏―を歴訪」
(2)助数詞。順位・等級などを数えるのに用いる。「一―賞」「勲三―」
とう
とう 【灯】
■一■ [1] (名)
ともしび。あかり。
■二■ (接尾)
助数詞。電灯の数を数えるのに用いる。「一室二―」
とう
とう タウ [1] 【刀】
(1)かたな。刀剣。ナイフ。
(2)解剖・手術用の小刀。メス。
(3)中国古代の青銅貨幣の一。
→刀銭
とう
と・う トフ [0][1] 【問う】 (動ワ五[ハ四])
(1)知りたいことをたずねる。きく。質問する。「予定を―・われた」「賛否を―・う」「民意を―・う」「国民に信を―・う」「足手をはさみ,さまざまにいため―・ふ/平家 2」
(2)(多くは受身形で用いる)しかるべき力量・能力・価値があるかどうかを問題とする。「指導力が―・われている」「鼎(カナエ)の軽重(ケイチヨウ)が―・われる」「真価が―・われる」
(3)その人に罪・責任があるとしてきびしく責める。「贈賄罪に―・われる」「今日の事態を招いたことの責任を―・う」
(4)問題として取り上げる。「学歴を―・わない」「過去は一切―・わない」「洋の東西を―・わず…」
(5)話しかける。呼びかける。「さねさし相模(サガム)の小野に燃ゆる火の火中(ホナカ)に立ちて―・ひし君はも/古事記(中)」
(6)求婚する。「下どひに我が―・ふ妹を/古事記(下)」
(7)占いをして結果をみる。「門に立ち夕占(ユウケ)―・ひつつ/万葉 3978」
[可能] とえる
とう
とう【党】
a party (党派);→英和
a league (同盟);→英和
a faction (徒党);→英和
a clique (閥);→英和
a coterie (同人).→英和
〜を組む form a party[faction].‖党大会 a party convention.党役員 a party official.
とう
とう タウ [1] 【纛】
竿の先端につけた黒い毛房飾り。犛牛(ヤク)。馬の尾の毛を束ねたもの。竜像などの幡(ハタ)を懸け,儀仗用とする。「―の旗を建,幔の坐を布て/太平記 25」
→纛幡(トウバン)
とう
−とう【牛10頭】
ten head of cattle.
とう
とう タウ [1] 【当】
(1)道理にかなっていること。「―を得た答え」
(2)「当の…」の形で連体詞として用いる。
→当の
(3)〔仏〕「当来」の略。未来のこと。
(4)名詞の上に付いて,「この」「その」「私どもの」,また,「現在の」「今話題にしている」などの意を表す。「―劇場」「―案件」
とう
とう [1] 【投】
(1)野球で,投手力。「―打そろったチーム」
(2)(接尾語的に用いて)投げた回数を表す。「槍投げの第一―」
とう
とう [1] 【豆】
中国古代の高坏(タカツキ)に似た,食物を盛るのに用いた器物。青銅製の礼器は,西周時代に現れ,春秋時代に蓋のつくものがみられるようになった。
豆[図]
とう
と・う トフ [1][0] 【訪う】 (動ワ五[ハ四])
〔「問う」と同源〕
(1)人に会うために,またある物・場所を見るために,その家や場所に行く。おとずれる。訪問する。「首相を私邸に―・う」「古都を―・う」
(2)さがし求める。「山ひこのこゑのまにまに―・ひゆかば/後撰(恋五)」
(3)見舞う。「人の愁・喜をも―・はず/徒然 112」
(4)とむらう。追善する。「人を―・ふ鐘の声こそあはれなれ/詞花(雑下)」
とう
とう タウ 【唐】
(1)中国の王朝名。
(ア)李淵(高祖)が隋の恭帝の禅譲をうけて建てた統一王朝(618-907)。都は長安。律令制・均田制・租庸調制・府兵制による中央集権体制を確立。文化が大いに興隆,当時世界の一大文明国となり,日本も遣唐使を派遣して文物・制度の導入に努めた。安史(アンシ)の乱以降衰え,朱全忠に滅ぼされた。李唐。
(イ)五代の一。
→後唐(コウトウ)
(ウ)五代十国の一。
→南唐(ナントウ)
(2)転じて,中国のこと。また,外国。
とう
とう タウ 【湯】
殷(イン)の湯王のこと。
とう=が立つ
――が立・つ
(1)野菜などの花茎が伸びて硬くなり食べ頃を過ぎる。
(2)若い盛りの時期が過ぎる。年頃が過ぎる。
とう=の盤銘(バンメイ)
――の盤銘(バンメイ)
〔大学〕
湯王が沐浴(モクヨク)の盤に刻んで自らの戒めとした言葉。すなわち「苟日新,日日新,又日新」
とう=へ投げ銀(ガネ)
――へ投げ銀(ガネ)
鎖国以前の朱印船貿易時代,海外へ投資すること。海難の恐れが多く無謀な投資のたとえにもいう。「―の大気先は見えぬ事ながら/浮世草子・永代蔵 4」
とう=を失(シツ)する
――を失(シツ)・する
道理にかなっていない。適当でない。
とう=滅(メツ)せんとして光を増す
――滅(メツ)せんとして光を増す
〔法滅尽経〕
ともしびが消える直前,ぱっと明るく輝くこと。ものが滅びる直前に一時的に盛んになることのたとえ。
とうあ
とうあ【東亜】
East Asia;the Far East.〜の East Asian;Far Eastern.
とうあ
とうあ [1] 【東亜】
アジアの東部地方。中国・日本・朝鮮などを含む地域。
とうあしんちつじょ
とうあしんちつじょ [1][4][1][3] 【東亜新秩序】
1938年(昭和13)11月の第二次近衛声明の中で用いられた言葉。ヨーロッパ列強の支配を否定して日・満・華三国の提携による新秩序の樹立を戦争遂行の目的に掲げた。
とうあずき
とうあずき タウアヅキ [3] 【唐小豆・相思子】
マメ科のつる性常緑木本。アフリカ原産。茎は長さ3メートル内外となり,羽状複葉を互生。花は赤・紫など。扁平な豆果を結ぶ。種子は赤色で下部が黒い。美しいのでビーズなど装飾用とされる。また,毒性があり毒矢に用い,薬用ともする。
とうあだいがく
とうあだいがく 【東亜大学】
私立大学の一。1974年(昭和49)設立。本部は下関市。
とうあつ
とうあつ タフ― [0] 【踏圧】 (名)スル
踏みつけること。
とうあつ
とうあつ [0] 【等圧】
圧力,特に気圧が等しいこと。
とうあつせん
とうあつせん【等圧線】
《気象》an isobar;→英和
an isobaric line.
とうあつせん
とうあつせん [0] 【等圧線】
天気図上で,気圧の等しいところを結んだ線。
とうあつへんか
とうあつへんか [5] 【等圧変化】
圧力を一定に保ちながら,系の温度・体積などを変化させること。定圧変化。
とうあどうぶんかい
とうあどうぶんかい 【東亜同文会】
日清戦争後組織された大陸政策推進団体。1898年(明治31)同文会と東亜会が合併して結成。
とうあどうぶんしょいん
とうあどうぶんしょいん 【東亜同文書院】
東亜同文会が1901年(明治34)に上海に設立した学校。大陸で活躍する人材の育成をめざし,生徒を中国各地や南アジア方面に派遣し,情報収集にあたらせた。21年正規の専門学校,39年大学令による大学となり,1902年には中国留学生のために東京同文書院も設けられた。第二次大戦後廃校。
とうあにっぽう
とうあにっぽう 【東亜日報】
ソウルで発行されている韓国の代表的な夕刊紙。1920年の創刊以来たびたび迫害・弾圧を受けるが,一貫して民主主義擁護の立場をとる。トンア-イルボ。
とうあぶみ
とうあぶみ タウ― [3] 【唐鐙】
唐鞍に掛ける,輪の形の鐙。
とうあみ
とうあみ タウ― [0] 【唐網】
「投網(トアミ)」に同じ。
とうあれんめい
とうあれんめい 【東亜連盟】
石原莞爾(カンジ)の構想にもとづいて,日本・中国・「満州国」の一体化をめざして1939年(昭和14)結成された団体。正式名称は東亜連盟協会。46年解散。
とうあん
とうあん タウ― [0] 【檔案】
中国で主に明清以降,官庁の公文書。木札に文字を記し,保存に際しひもで貫いて壁にかけておいた形が檔(カマチ)に似ていることからいう。檔子。
とうあん
とうあん【答案(用紙)】
an examination paper;→英和
a paper <in English> .〜を出す hand in one's paper.〜を調べる mark[look over]examination papers.
とうあん
とうあん [0] 【偸安】
〔安きを偸(ヌス)む意〕
目先の安楽をむさぼること。「一日も―に忍びず/新聞雑誌 19」
とうあん
とうあん タフ― [0] 【答案】
試験・試問に対する答え。また,それの書かれた用紙。
とうあんご
とうあんご [3] 【冬安居】
〔仏〕 陰暦一〇月一六日から翌年1月15日まで,僧が一か所にこもって修行すること。雪(ユキ)安居。ふゆあんご。[季]冬。
→安居(アンゴ)
とうい
とうい タウヰ [1] 【当為】
〔倫〕
〔(ドイツ) Sollen〕
現にあること(存在),またはかくあらざるをえないこと(自然的必然)に対し,まさにあるべきこと,まさになすべきこと。カントは,道徳的行為に先行しその実現を可能とするものとして道徳的当為を考えた。新カント学派は,さらに真・善・美などの超越的価値にむけての主観の関係を超越的当為とした。ゾレン。
→存在
→必然
とうい
とうい【等位節(接続詞)】
《文》a coordinate clause (conjunction).
とうい
とうい タウ― [1] 【当意】
その場で即座に考えたり,工夫したりすること。「―のうそをつきまぜ/浮世草子・諸艶大鑑 8」
とうい
とうい タウ― [1] 【糖衣】
飲みやすくするために,丸薬・錠剤に施した糖分を含んだ甘い被膜。
とうい
とうい【当意即妙の】
witty;→英和
smart.→英和
とうい
とうい [1] 【東闈】
東宮御所の門。転じて,皇太子。
とうい
とうい タウ― [1] 【島夷】
中国で南方の異民族の呼称。古くは揚子江流域の住民,秦漢以後は貴州・雲南の住民をさすなど時代によって対象が異なる。
とうい
とうい [1] 【東夷】
(1)東方に住む未開人。
(2)古代中国で,東方に住む異民族に対する蔑称。
→西戎
→南蛮
→北狄
(3)(京都からみて)東国に住むあらあらしい武者。あずまえびす。「―のあらけなき心に,かくまで侍りけるぞや/撰集抄 4」
(4)蝦夷(エゾ)の異名。
とうい
とうい [1] 【登位】 (名)スル
天子が位につくこと。登極。
とうい
とうい [1] 【等位】
(1)等しい位(クライ)。等しい位地。
(2)等級。階級。くらい。
とうい
とうい タウ― [1] 【擣衣】
砧(キヌタ)で衣をうつこと。
とういしりゃく
とういしりゃく タウイシリヤク 【島夷誌略】
一四世紀の南海諸国の地理・物産・風俗などについての見聞を記した地誌。一巻。元の汪大淵(オウダイエン)の撰。1351年完成。
とういじょう
とういじょう タウ―ヂヤウ [3] 【糖衣錠】
糖衣でくるんだ錠剤。
とういじょう
とういじょう【糖衣錠】
a sugar-coated pill[tablet].
とういす
とういす [0][1] 【籐椅子】
籐の茎などを編んで作った椅子。[季]夏。《―や海の傾き壁をなす/山口誓子》
とういす
とういす【籐椅子】
⇒籐.
とういそくみょう
とういそくみょう タウ―メウ [1] 【当意即妙】 (名・形動)[文]ナリ
その場の状況や変化に対して,即座に機転をきかして対応すること。気がきいていること。また,そのさま。「―な答弁」「―のやりとり」
〔仏教の,当位即妙から〕
とういそくみょう
とういそくみょう タウヰソクメウ [1] 【当位即妙】
〔仏〕 あらゆるものが,その立場・あり方のままに真理にかなっていること。煩悩をもつ凡夫のあり方が,そのままで仏の真理に一致していること。
とういつ
とういつ【統一する】
unite;→英和
unify;→英和
standardize (標準化);→英和
rule (統御);→英和
concentrate <on> (精神を).→英和
〜を欠く lack unity[uniformity];be not consistent.‖統一見解 a united view.統一スト(ライキ) a unified strike.統一戦線 a united[common]front.
とういつ
とういつ [0] 【統一】 (名)スル
(1)多くのものを一定の組織あるものにまとめあげること。また,そのまとまり。「全体の意見を―する」「色調の―をはかる」「―を欠く」
(2)分立していたものを一つにまとめ支配すること。「天下を―する」
とういつかがく
とういつかがく [5] 【統一科学】
〔英 unified science; (ドイツ) Einheitswissenschaft〕
すべての科学はその方法において一つであるという認識に立ち,論理実証主義の立場から物理学を基礎にして諸学を統一しようという主張およびその運動。ウィーン学派のシュリック・カルナップ・ノイラートらが中心となる。
とういつこうどう
とういつこうどう [5] 【統一行動】
立場の相違を越えて,一致した行動をとること。
とういつこうはん
とういつこうはん [5] 【統一公判】
同一事件に生じた多数の被告人を同一の法廷で,全体として審理・判決すること。
とういつせんせん
とういつせんせん [5] 【統一戦線】
政治運動・労働運動などで,諸党派・諸団体が独自の主張を保ちながら,共通の目標のために,共通の敵対勢力に共同して対抗する闘いの形態。共同戦線。ユナイテッド-フロント。
とういつちほうせんきょ
とういつちほうせんきょ [8] 【統一地方選挙】
地方公共団体の議員および長の選挙期日を全国的に統一して行う選挙。
とういつてがたようし
とういつてがたようし [8] 【統一手形用紙】
全国銀行協会連合会が,規格・様式を定めた手形用紙。各銀行が採用している。
とういつてき
とういつてき [0] 【統一的】 (形動)
全体を統一する立場をとるさま。まとまっているさま。「―な行動」「現象を―に理解する」
とういつばりろん
とういつばりろん [6] 【統一場理論】
〔unified field theory〕
多種ある素粒子の場を,高度の対称性をもつ根元的な場によって統一的に記述しようとする理論。歴史的には,電磁場と重力場を統一するアインシュタインの試み,一元的な場を導入するハイゼンベルクの試みなどがあるが,成功に至らなかった。1970年代に至って,素粒子の電磁相互作用と弱い相互作用の,ゲージ理論にもとづいた統一理論(電弱理論)が確立され,それに強い相互作用を含めた大統一理論が展開されている。さらに重力をも含めたすべての相互作用を統一する超重力理論の試みもある。
とういと
とういと タウ― [0] 【唐糸】
〔もと外国から輸入したものであることから〕
機械紡績綿糸の旧称。
とういも
とういも タウ― [0] 【唐芋】
サツマイモの別名。
とういん
とういん【党員】
a (party) member.
とういん
とういん タウヰン [1] 【当院】
この院。この病院。この議院。
とういん
とういん タウヰン [0] 【党員】
ある党に入党している者。
とういん
とういん タウヰン 【唐韻】
中国の韻書。孫愐(ソンメン)編。751年成立。「切韻」を改訂増補したもの。去声の一部と入声の部分のみ現存。
とういん
とういん タウ― [0] 【唐音】
(1)「とうおん(唐音){(1)}」に同じ。
(2)中国語のこと。「和藤内はつねづね父が詞の―覚え/浄瑠璃・国性爺合戦」
とういん
とういん [0] 【登院】 (名)スル
(1)国会議員が議院・議会に出ること。「初―」
(2)芸術院・学士院など院と名の付く所に所属している者がそこへ出ること。
とういん
とういん [0] 【頭韻】
押韻法の一。語頭や句頭などに同じ音を繰り返して用いること。
→脚韻
とういん
とういん【登院する】
attend the House.
とういん
とういん トウヰン 【洞院】
姓氏の一。藤原北家西園寺流。西園寺公経の三男実雄を始祖とする。
とういん
とういん【頭韻】
alliteration (詩の).→英和
〜を踏む alliterate.
とういん
とういん タウ― 【唐寅】
(1470-1523) 中国明代の文人画家。字(アザナ)は伯虎,号は六如。詩・書画に没頭,奔放な生活を送る。絵は沈周(シンシユウ)を師とし院体画の流れをくむ。明代四大家の一。
とういん
とういん トウヰン 【東員】
三重県北部,員弁(イナベ)郡の町。四日市・桑名市に接する。
とういんがくえんよこはまだいがく
とういんがくえんよこはまだいがく 【桐蔭学園横浜大学】
私立大学の一。1988年(昭和63)設立。本部は横浜市緑区。
とういんきんかた
とういんきんかた トウヰン― 【洞院公賢】
(1291-1360) 南北朝時代の公家。太政大臣。中園相国と称される。南北両朝より信任され,政界の収拾に活躍。また,故実に通じ「皇代暦」「拾芥抄」を著す。日記「園太暦(エンタイリヤク)」は内乱期の重要な記録。
とういんきんさだ
とういんきんさだ トウヰン― 【洞院公定】
(1340-1399) 南北朝時代の公家。左大臣。後中園と称される。「尊卑分脈」を編纂。また,内乱期の世情を伝える日記二巻を残す。
とういんさねひろ
とういんさねひろ トウヰン― 【洞院実煕】
室町中期の公家。左大臣。通称,東山左府。朝儀に通じ「拾芥集」を補修,「名目抄」を著した。生没年未詳。
とういんさねよ
とういんさねよ トウヰン― 【洞院実世】
(1308-1359) 南北朝時代の公家。公賢の子。後醍醐天皇に仕える。南北朝分裂後は新田義貞の軍に加わり,越前金崎城・杣山(ソマヤマ)城を転戦。のち吉野にあって,南朝の重臣として従一位左大臣。
とういんていし
とういんていし [0] 【登院停止】
国会議員の懲罰の一。三〇日を超えない範囲で,登院を停止するもの。
とういんひじ
とういんひじ タウインヒジ 【棠陰比事】
中国の裁判実例集。南宋の桂万栄撰。古今の裁判例一四四条から成る。日本でも近世初期「棠陰比事物語」として翻訳され,西鶴の「本朝桜陰比事」をはじめ多くの翻案物が編まれた。
とうう
とうう タウ― [1] 【当有】
〔仏〕 三有の一。次に受ける生。来世。
とうう
とうう [1] 【凍雨】
(1)冬の雨。氷のように冷たい雨。
(2)落下中の雨滴が地上付近の冷たい大気に触れて氷結し,無定形の氷の粒となって降る現象。また,その氷の粒。
とううす
とううす タウ― [3][0] 【唐臼】
⇒磨(ス)り臼(ウス)
とううちわ
とううちわ タウウチハ [4][3] 【唐団扇】
(1)中国風の団扇。瓢箪(ヒヨウタン)形あるいは円形で,柄のついたもの。軍配団扇,相撲の行司の軍配として用いた。
(2)家紋の一。「軍配団扇」に同じ。
とううりょうせん
とううりょうせん トウウリヤウ― [0] 【等雨量線】
地図上で雨量の等しい地点を連ねた線。
とううん
とううん [0] 【東雲】
(1)東方の雲。
(2)あけがた。しののめ。
とううん
とううん [0] 【凍雲】
雪を降らしそうな雲。冬の寒々とした雲のたとえ。「当時―片々,青嵐漠々/著聞 20」
とうえい
とうえい [0] 【灯影】
灯火の光。ほかげ。
とうえい
とうえい [0] 【投影】 (名)スル
(1)物の影をある物の上に映すこと。また,映った影。
(2)(比喩的に)ある物事を他に反映させて現し出すこと。「作者の屈折した心情を―した作品」
(3)〔数〕 平面図形あるいは立体に平行光線を当てて,平面上にその影を映したもの。平行光線が平面(投影面)に垂直なとき,これを正投影,垂直でないとき,斜投影という。
(4)
(ア)〔心〕 ある状況や刺激に対してなされる解釈・判断・表現などに,心理状態やパーソナリティーが反映されること。
(イ)「投射(トウシヤ){(3)}」に同じ。
とうえい
とうえい [0] 【投映】 (名)スル
スライドなどを画面に映し出すこと。「―機」
とうえい
とうえい [0] 【冬営】
(1)軍隊などが,陣営で冬を越すこと。冬の陣営。
(2)冬を越すための準備。
とうえい
とうえい [0] 【東瀛】
(1)東方の海。東海。
(2)日本のこと。
とうえい
とうえい タウ― [0] 【倒影】
逆さに映った影。倒景。「富士の―」
とうえい
とうえい [0] 【登営】
⇒とえい(登営)
とうえい
とうえい【投影】
a shadow (影);→英和
a projection (図).→英和
投影画法 projection.
とうえいざん
とうえいざん 【東叡山】
〔東国の叡山の意〕
東京上野寛永寺の山号。
とうえいしせん
とうえいしせん 【東瀛詩選】
漢詩集。四四巻。1883年成立。岸田吟香の依頼により,日本の漢詩を中国に紹介するために,清の兪樾(ユエツ)が編集。
とうえいず
とうえいず [3] 【投影図】
投影図法によって平面上に表された図形。投影画。
とうえいずほう
とうえいずほう [5] 【投影図法】
物の形を平行光線によって画面に投影したものとして平面上に描く図法。投影画法。
とうえいほう
とうえいほう [0] 【投影法】
〔心〕 曖昧な刺激や状況を設定して,それに対してなされる解釈や判断・表現などからパーソナリティーや欲求を知ろうとする心理診断の技法。ロールシャッハ-テスト,TAT など。投射法。
とうえき
とうえき タウ― [1] 【湯液】
漢方療法に用いられる煎じ薬の総称。一般には数種の生薬から成る漢方薬を水に浸し,土瓶で約半量になるまでとろ火で煎じて濾過(ロカ)し,熱いうちに服用する。
とうえん
とうえん [0] 【登園】 (名)スル
幼稚園や保育園へ通うこと。
とうえんめい
とうえんめい タウ― 【陶淵明】
(365-427) 中国,東晋・宋の詩人。名は潜,字(アザナ)は元亮・淵明。五柳先生と号した。役人生活の束縛を嫌って彭沢県県令を最後に「帰去来辞」を賦して辞任し,以後,故郷に帰って酒と菊を愛し,自適の生活を送った。その詩文は,平淡で自然な表現を特徴とし,古来日本でも愛好された。散文「五柳先生伝」「桃花源記」など。
とうおう
とうおう【東欧】
East Europe.東欧諸国 the East European countries.
とうおう
とうおう [0] 【藤黄】
⇒ガンボージ
とうおう
とうおう [0] 【東欧】
ヨーロッパ東部の地域。西欧の資本主義国家群に対比して,ヨーロッパ東部のかつての社会主義国家群(ポーランド・チェコ・スロバキア・ハンガリー・ルーマニア・ブルガリア・旧ユーゴスラビア・アルバニアなど)をさすことが多い。東ヨーロッパ。
⇔西欧
とうおう
とうおう タウワウ 【湯王】
中国,殷王朝の創始者。成湯ともいう。名臣,伊尹(イイン)らとともに夏の桀王(ケツオウ)を討って殷王朝を建国したという。
とうおうかく
とうおうかく トウワウ― 【滕王閣】
中国,江西省南昌市の贛江(コウコウ)のほとりにあった楼閣。唐代に滕王李元嬰が創建。王勃の「滕王閣序」で知られる。
とうおうかくめい
とうおうかくめい [5] 【東欧革命】
東ヨーロッパで1980年代末から続いて起こった,ソ連型共産主義から抜け出し民主化・自由化を求める一連の改革。89年11月のベルリンの壁の崩壊,一二月のルーマニアの政変,同月のチェコスロバキアの共産党の一党支配の崩壊,90年9月のポーランドの非共産党系内閣の誕生などをいう。
とうおうふ
とうおうふ トウワウフ 【東王父】
中国の古伝説上の仙人。男の仙人の頭(カシラ)とされ,西王母と並び称される。東王公。東華帝君。東父。
とうおうらん
とうおうらん トウワウ― [3] 【等黄卵】
卵黄が卵内に均等に分布する卵。ウニ・ヒトデ・ナメクジウオ・哺乳類などの卵。
とうおおばこ
とうおおばこ タウオホバコ [3] 【唐大葉子】
オオバコ科の多年草。海岸付近の砂地に自生。オオバコの大形種で,夏から秋にかけて白花を穂状につける。
とうおく
とうおく タフヲク [0] 【塔屋】
⇒とうや(塔屋)
とうおん
とうおん タウ― [1] 【唐音】
(1)日本漢字音の一。平安中期から江戸時代までに日本に伝来した音の総称。平安中期の中国商人や鎌倉時代の禅僧の伝えた,唐末より宋・元初頃までの音,江戸初期の僧隠元の伝えた明末の音,長崎の通訳の伝えた清代の音などが含まれる。「行灯」を「アンドン」,「普請」を「フシン」と読む類。とういん。唐宋音。
→漢音
→呉音
→宋音
(2)「とういん(唐音){(2)}」に同じ。
とうおん
とうおん [0] 【等温】
温度・気温の等しいこと。また,等しい温度・気温。
とうおんせん
とうおんせん [0] 【等温線】
(1)天気図上または気候図上で,気温の等しいところを結んだ線。
(2)一定温度のもとで物質の圧力が変化したとき,圧力と体積の関係を示す曲線。
とうおんせん
とうおんせん【等温線】
《気象》an isothermal (line).
とうおんそう
とうおんそう [3] 【等温層】
気温が高さによって変化せず一定している大気層。成層圏の下部はほぼ等温層を形成することが多い。
とうおんどうぶつ
とうおんどうぶつ [5] 【等温動物】
⇒恒温動物(コウオンドウブツ)
とうおんへんか
とうおんへんか [5] 【等温変化】
温度を一定に保って行われる熱力学的な変化。
とうか
とうか [1] 【豆果】
乾果の一。心皮子房が成熟した果実で,乾燥すると二列に開裂するもの。マメ科植物にみられる。莢果(キヨウカ)。
とうか
とうか [1] 【東下】
都から東の方へ行くこと。京都から東国へ行くこと。あずまくだり。
とうか
とうか タウクワ [1] 【桃花】
桃の花。
とうか
とうか [1] 【登仮・登遐・登霞】
〔遠い天に登る意〕
天子の死。天皇・上皇などが死ぬこと。崩御(ホウギヨ)。
とうか
とうか【十日】
ten days (間);the tenth (日付).→英和
とうか
とうか [0] 【透化】 (名)スル
結晶性の物質を,結晶が析出しないように過冷却状態にして無定形のガラス質を生成すること。釉(ウワグスリ)・ガラスなどに行う。
とうか
とうか [1] 【頭花】
⇒頭状花(トウジヨウカ)
とうか
とうか [0][1] 【透過】 (名)スル
(1)すきとおること。
(2)光線などが物質の内部を通りぬけること。「―光線」
とうか
とうか タウクワ [0] 【陶化】 (名)スル
人を感化し教え導くこと。教化すること。陶冶(トウヤ)。
とうか
とうか タフ― [1] 【答歌】
贈られた歌に対して答える歌。返歌。
とうか
とうか タウ― [1] 【棹歌】
船頭の歌う歌。ふなうた。
とうか
とうか【灯火】
a light.→英和
‖灯火管制 a blackout.灯火親しむべき候 a good season for reading.
とうか
とうか [1] 【等価】
(1)価値・価格の等しいこと。同価。
(2)「同値(ドウチ)」に同じ。
とうか
とうか [1] 【登科】
(1)中国で,科挙(カキヨ)に及第すること。
(2)科挙に及第するほどの優れた人物。「十題判断の―,一山無双の碩学なり/太平記 2」
とうか
とうか【糖菓】
(a) candy;→英和
sweets.
とうか
とうか [1][0] 【投下】 (名)スル
(1)高い所から物を落とすこと。なげ落とすこと。「飛行機から物資を―する」
(2)資本を出すこと。投入すること。「設備に資本を―する」
とうか
とうか [1] 【灯架】
灯火の油をいれる皿を載せる台。灯台。
とうか
とうか [1] 【登花】
⇒稔性花(ネンセイカ)
とうか
とうか タウクワ [0][1] 【糖化】 (名)スル
セルロースやデンプンなどの多糖類を希酸や酵素により加水分解し,甘味のあるショ糖やブドウ糖などの糖類に変えること。
とうか
とうか タフ― [1] 【踏歌】
足で地を踏み鳴らし,調子をとって祝歌を歌う集団歌舞。中国の民間行事が日本固有の歌垣(ウタガキ)と結びついたもの。持統朝頃から記録があり,平安朝期には年中行事化した。正月一四(一五)日の男踏歌,同一六日の女踏歌に分かれて宮廷の踏歌節会(トウカノセチエ)となる。歌の終わりに「万年(ヨロズヨ)あられ」と唱えたため,「あられ走(バシ)り」ともいう。
とうか
とうか [1] 【藤花】
藤(フジ)の花。
とうか
とうか [1] 【闘歌】
歌を詠み合って,その優劣を競うこと。歌競(クラ)べ。歌合わせ。
とうか
とうか タウ― [1] 【刀下】
刀(カタナ)の下。やいばの下。「命を―に落し/月世界旅行(勤)」
とうか
とうか【投下する】
throw down;drop;→英和
invest <in> (投資).→英和
投下資本 invested capital.
とうか
とうか【等価】
《化》equivalence.→英和
〜の equivalent.→英和
等価物 an equivalent.
とうか
とうか タウクワ [1] 【橙果】
⇒蜜柑状果(ミカンジヨウカ)
とうか
とうか タウ― [1] 【刀架】
刀(カタナ)を掛けておく用具。刀かけ。
とうか
とうか [1] 【灯下】
あかりの下。あかりのそば。
とうか
とうか [1] 【灯火】
ともしび。あかり。
とうか
とうか [1] 【灯花】
「丁字頭(チヨウジガシラ)」に同じ。
とうか
とうか タウクワ [1] 【刀貨】
「刀銭(トウセン)」に同じ。
とうか=の鬼となる
――の鬼となる
切り殺される。斬殺される。
とうか=の鳥(トリ)林藪(リンソウ)に交わる
――の鳥(トリ)林藪(リンソウ)に交わる
〔切り殺されるはずの鳥がのがれて林や藪(ヤブ)の中に遊ぶ意〕
危ない命を助かって,生き返った思いがすることのたとえ。
とうか=親し
――親し
「灯火親しむべし」に同じ。[季]秋。
とうか=親しむべし
――親しむべし
〔韓愈「符読書城南詩」〕
秋は涼しく夜長なので,灯火の下で書物を読むに適している。
とうかい
とうかい [0] 【東海】
(1)東の方にある海。東方の海。
(2)日本国の異名。
(3)「東海道」の略。
(4)中国,浙江省・福建省の海岸地帯。
とうかい
とうかい【倒壊する】
fall down;collapse;→英和
be destroyed.
とうかい
とうかい タウクワイ [0] 【韜晦】 (名)スル
〔「韜」はつつみかくす,「晦」はくらます意〕
自分の才能・地位・身分・行為などをつつみかくすこと。人の目をくらますこと。「互に深く―して,彼豪族らに油断をなさしめ/慨世士伝(逍遥)」
とうかい
とうかい タウクワイ [0] 【倒壊・倒潰】 (名)スル
建物などが倒れてこわれること。倒れてつぶれること。「地震で―した家屋」
とうかい
とうかい 【東海】
(1)茨城県東部,太平洋に臨む村。日本原子力研究所・原子力発電所など原子力関連施設が多くある。
(2)愛知県,知多半島西岸の市。名古屋市の南に接し,工業・住宅地として発達。臨海部の埋め立て地に製鉄・金属・重化学などの工業地帯を形成。
とうかいさんし
とうかいさんし 【東海散士】
(1852-1922) 小説家・政治家。本名,柴四朗。会津藩士。のち衆議院議員。弱小民族のナショナリズムを浪漫的に描く政治小説「佳人之奇遇」で知られ,「東洋之佳人」「埃及(エジプト)近世史」などを執筆。また,国粋主義の立場で欧化政策を批判。
とうかいしぜんどう
とうかいしぜんどう 【東海自然道】
東京の明治の森高尾国定公園と大阪の明治の森箕面国定公園を結ぶ長距離遊歩道。東海道筋の国立・国定公園や県立自然公園などを結ぶ。長さ約1343キロメートル。
とうかいじしん
とうかいじしん 【東海地震】
東海地方の大地震。特に,駿河湾から西北西にもぐり込むフィリピン海プレートに引きずり込まれている,陸地側プレートの跳ね返りにより発生する恐れがあるとされている巨大地震。大規模地震特別措置法の対象となっている。
とうかいじょしだいがく
とうかいじょしだいがく 【東海女子大学】
私立大学の一。1981年(昭和56)設立。本部は各務原(カカミガハラ)市。
とうかいだいがく
とうかいだいがく 【東海大学】
私立大学の一。1943年(昭和18)設立の航空科学専門学校,44年設立の電波科学専門学校を母体として,46年旧制大学として発足。50年新制大学となる。本部は東京都渋谷区。
とうかいちほう
とうかいちほう [5] 【東海地方】
本州中央部のうち,太平洋側の地方。普通,静岡・愛知・三重の三県と,岐阜県の南部をさす。
とうかいづくり
とうかいづくり [5] 【渡海造り】
〔「とかいづくり」の転〕
江戸時代,旅客・荷物をのせて主な港間を航行した船。大きさは五,六反帆から一七,八反帆ほどで,船室は蔀(シトミ)を巡らしただけのものや,総屋形・総矢倉造りのものもある。代表的なものに大坂・小倉間を航行した小倉船がある。
とうかいどう
とうかいどう 【東海道】
(1)律令制における七道の一。伊賀・伊勢・志摩・尾張・三河・遠江・駿河・伊豆・甲斐・相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸の一五国より成る。また,それらを通る幹線道路をいう。
(2)江戸時代の五街道の一。江戸から京都に至る太平洋沿いの道路。五三の宿駅があった。
とうかいどう
とうかいどう【東海道(線)】
the Tokaido (line).東海道五十三次 the fifty-three stages on the Tokaido.
とうかいどうごじゅうさんつぎ
とうかいどうごじゅうさんつぎ 【東海道五十三次】
江戸時代,江戸日本橋から京都三条大橋に至る東海道に置かれた五十三の宿場。1601年(慶長6)制定。
→東海道五十三次[表]
とうかいどうしんかんせん
とうかいどうしんかんせん 【東海道新幹線】
JR 東海の新幹線。東京・新大阪間,552.6キロメートル。1964年(昭和39)開業。山陽新幹線と直通運転される。
とうかいどうちゅうひざくりげ
とうかいどうちゅうひざくりげ トウカイダウチユウ― 【東海道中膝栗毛】
滑稽本。八編一八冊。十返舎一九作。1802〜14年刊。弥次郎兵衛と喜多八が失敗を繰り返しながら東海道・京都・大坂を旅する滑稽談。各地の名所・風俗なども紹介し,好評を博して続編を20年にわたり書き続けた。道中膝栗毛。膝栗毛。
とうかいどうほんせん
とうかいどうほんせん 【東海道本線】
東海道沿いに,東京から横浜・名古屋・京都・大阪などの大都市を経由して,神戸に至る幹線鉄道。東京・熱海(104.6キロメートル)の JR 東日本,熱海・米原(341.3キロメートル)の JR 東海,米原・神戸(143.6キロメートル)の JR 西日本からなる。
とうかいどうめいしょき
とうかいどうめいしょき トウカイダウ― 【東海道名所記】
仮名草子。六巻。浅井了意作。万治年間(1658-1661)刊。楽阿弥が若者とともに狂歌を詠みながら東海道を旅するという構成のもとに,江戸・京都および道中の名所・旧跡を紹介。
とうかいどうめいしょずえ
とうかいどうめいしょずえ トウカイダウメイシヨヅヱ 【東海道名所図会】
地誌。六巻。秋里籬島著,北尾政美・竹原春泉斎他画。1797年刊。京都から江戸に至る東海道の絵入り名所案内記。
とうかいどうよつやかいだん
とうかいどうよつやかいだん トウカイダウヨツヤクワイダン 【東海道四谷怪談】
⇒四谷怪談(ヨツヤカイダン)
とうかえで
とうかえで タウカヘデ [3] 【唐楓】
カエデ科の落葉小高木。中国原産。江戸時代に渡来し,街路や公園などに植えられる。葉は対生し,上半が浅く三裂する。四,五月,黄色の小花をつけ,鋭角に開いた翼果を結ぶ。
とうかかんせい
とうかかんせい [4] 【灯火管制】
夜間の空襲に備えて,灯火を消したりおおい隠したりすること。
とうかがたでんしけんびきょう
とうかがたでんしけんびきょう [0][0][0] 【透過型電子顕微鏡】
〔transmission electron microscope〕
初期に開発された電子顕微鏡。電子ビームを絞り込んで加速させ,試料に照射し,透過した電子ビームを拡大して観察する。0.1ナノメートルの分解能が得られるが,透過能力は弱いので,試料を非常に薄くする必要がある。テム(TEM)。
→走査型電子顕微鏡
とうかく
とうかく [0] 【等角】
互いに等しい角。
とうかく
とうかく [0] 【統覚】
〔(ドイツ) Apperzeption〕 (名)スル
カントの哲学で,多様な経験を総合して可能にする意識の統一性(超越論的統覚)。
とうかく
とうかく【等角の】
equiangular.等角三角形 an equiangular triangle.
とうかく
とうかく タウ― [0] 【倒閣】 (名)スル
内閣を倒すこと。「―運動」
とうかく
とうかく【頭角を現わす】
distinguish oneself <in> ;cut a conspicuous figure <in> .
とうかく
とうかく【倒閣運動】
a movement to overthrow the Cabinet.
とうかく
とうかく タウ― [0] 【当確】
「当選確実」の略。
とうかく
とうかく [0] 【頭角】
頭の先。頭部。
とうかく=を現(アラワ)す
――を現(アラワ)・す
〔韓愈「柳子厚墓誌銘」〕
学問・才能が人よりすぐれて目立ってくる。「めきめき―・してきた」
とうかくさんかくけい
とうかくさんかくけい [7] 【等角三角形】
三つの内角が等しい三角形,すなわち正三角形。
とうかくとうえいず
とうかくとうえいず [7] 【等角投影図】
(1)投影図の一。互いに直交する三軸を一二〇度ずつの等角で交わっているように見る方向から投影した図。等軸側投影図。
(2)地球上の角度を正確に表現している地図。平射図法やメルカトル図法などで描く。海図や航空図などに用いる。
とうかげん
とうかげん タウクワ― [3] 【桃花源】
「桃源(トウゲン)」に同じ。
とうかげんき
とうかげんき タウクワゲンキ 【桃花源記】
中国の伝奇的散文。東晋の陶淵明(トウエンメイ)の作。道に迷った武陵の漁夫が,桃林の奥に秦の乱を避けた者の子孫が世の変遷も知らずに平和に暮らしている仙境を見いだしたという話。老子の小国寡民(カミン)のユートピア思想を描く。
とうかげんり
とうかげんり [4] 【等価原理】
アインシュタインが一般相対性理論における基本原理とした原理の一。慣性系に対して加速された系ではたらく見かけの力と重力とは,力学的に全く同等であるという主張。
とうかこうかん
とうかこうかん [4] 【等価交換】
等しい価値を有するものを相互に交換すること。特に,地主が土地を,開発者が建設資金を出資し,完成後の土地と建物を出資比率に応じて取得する開発方式をいう。
とうかしょく
とうかしょく [3] 【透過色】
光が物質を透過したとき,その透過光線の呈する色。
⇔反射色
とうかじゅく
とうかじゅく タウクワ― [3] 【桃花粥】
もと中国で,寒食(カンシヨク)の日に食べたかゆ。
とうかすい
とうかすい タウクワ― [3] 【桃花水】
春,雪解けのために増す川の水。
とうかずいよう
とうかずいよう タウクワズイエフ 【桃華蘂葉】
〔「桃華」は一条家の別名〕
有職故実書。一巻。一条兼良著。1480年成立。兼良が死の前年に,その子冬良に一条家の故実を伝えるために記した書。
とうかせい
とうかせい [0] 【透過性】
膜が種々の流体や溶質・イオンを通過させる性質。
とうかせん
とうかせん タウクワセン 【桃花扇】
中国,清代の戯曲。四〇幕。孔尚任(コウシヨウジン)作。1699年完成。明朝滅亡を背景に,文人侯方域(コウホウイキ)と名妓(メイギ)李香君(リコウクン)の悲恋物語を描いたもの。「長生殿」と並ぶ清代の代表的戯曲。桃花扇伝奇。
とうかそくどうんどう
とうかそくどうんどう [7] 【等加速度運動】
加速度が一定であるような運動。重力による自由落下運動はその一例。
とうかつ
とうかつ [0] 【等割】
受精卵の全割で,割球がほぼ等しい大きさになる卵割様式。多くの腔腸動物,海綿動物・棘皮動物の一部でみられる。等全割。全等割。
とうかつ
とうかつ [0] 【統括】 (名)スル
ばらばらのものを一つにまとめること。「全体を―する立場にある」
とうかつ
とうかつ [0] 【統轄】 (名)スル
多くの人や機関を一つにまとめてつかさどること。「社長は全体を―する」「出先機関を―する」
とうかつ
とうかつ【統轄する】
control;→英和
supervise.→英和
とうかつ
とうかつ【統括】
unification;→英和
generalization.〜する unify;→英和
generalize.→英和
とうかつじごく
とうかつじごく トウクワツヂゴク [5] 【等活地獄】
〔仏〕 八大地獄の第一。殺生を犯した者の落ちる地獄。鉄棒や刀で身を寸断され骨を砕かれて死ぬが,涼風が吹くと蘇(ヨミガエ)り,再び獄卒に苦しめられるという。
とうかていり
とうかていり [4] 【等価定理】
政府が財政政策を行うための財源を公債発行に求める場合,その利子支払いや償還は結局は将来の租税収入によるのであるから,財源を最初から租税に求める場合と経済的効果は等しいとする考え。リカードの等価定理。
とうかでん
とうかでん トウクワ― 【登花殿・登華殿】
平安京内裏の殿舎の一。弘徽殿(コキデン)の北,貞観殿の西にあり,女御の曹司(ゾウシ)にあてられた。
→内裏
とうかのえん
とうかのえん 【藤花の宴】
藤の花を観賞しながら行う宴会。
とうかのせちえ
とうかのせちえ タフ―セチヱ 【踏歌節会】
平安時代,宮廷で,天皇が踏歌を見物した後,五位以上の者を招いて開いた宴。
とうかのせつ
とうかのせつ タウクワ― 【桃花の節】
桃の節句。上巳(ジヨウシ)。
とうかむり
とうかむり タウ― [3] 【唐冠】
(1)近世の兜(カブト)の一。左右に纓(エイ)を二本ずつ飾りつけたもの。とうかん。とうかんむり。
(2)海産の巻貝。殻高35センチメートル,殻径25センチメートル内外の大形の貝。倒円錐形で殻は厚い。殻口は縦に長く,周縁が平らに広がる。紀伊半島以南の暖海に広く分布し,浅海にすむ。
とうかゆ
とうかゆ タウクワ― [3] 【橙花油】
ミカン類の花から抽出した油。強い芳香があり,化粧品の香料とする。橙花水。ネロリ油。
とうから
とうから
for a long time (長い間);long ago[since](以前に).
とうから
とうから [1] 【疾うから】 (副)
早くから。以前から。「そんなことは―知っていた」
とうかろく
とうかろく トウクワ― 【東華録】
中国,清朝の編年体の史書。四種がある。
(1)三二巻。蒋良騏(シヨウリヨウキ)の撰。国初より雍正13年(1616-1735)までの歴史。
(2)一九五巻。続録四三〇巻。王先謙の撰。国初より同治朝(1862-1874)までの歴史。十一朝東華録。
(3)六九巻。潘頤福(ハンイフク)の撰。咸豊朝(1851-1861)の歴史。東華続録。
(4)二二〇巻。朱寿朋の撰。光緒朝(1875-1908)の歴史。光緒朝東華続録。
とうかん
とうかん 【東漢】
〔首都の洛陽が前漢の首都長安より東方に位置することから〕
後漢(ゴカン)の別名。
とうかん
とうかん タウクワン [0] 【陶棺】
陶製の棺。日本では古墳時代に用いられ,円筒状の脚をもつ箱形の本体と,屋根形の蓋(フタ)からなる。
とうかん
とうかん [0] 【登館】 (名)スル
図書館・博物館など館と名の付く所へ出勤すること。
とうかん
とうかん タウクワン [0] 【陶管】
釉薬(ウワグスリ)を施した土管。
とうかん
とうかん タウ― [0] 【盗汗】
〔医学関係で〕
寝汗(ネアセ)のこと。
とうかん
とうかん [0] 【透関】
〔仏〕 禅宗で,修行の障害となるものをつきぬけること。「―破節」
とうかん
とうかん【投函する】
<米> mail[ <英> post] <a letter> .→英和
とうかん
とうかん タウクワン [0] 【唐冠】
⇒とうかむり(唐冠)(1)
とうかん
とうかん [0] 【統管】 (名)スル
一つにまとめ管理すること。「大小名を―し/日本開化小史(卯吉)」
とうかん
とうかん [0] 【凍寒】
こおりつくような厳しい寒さ。
とうかん
とうかん [0] 【東関】
(1)東方の関所。特に京都の東にあった逢坂の関のこと。「昨日は―の麓にくつばみをならべて十万余騎/平家 7」
(2)関東のこと。「―紀行」
とうかん
とうかん [0] 【投函】 (名)スル
郵便物をポストに入れること。「葉書を―する」
とうかん
とうかん [0] 【灯竿】
航路標識の一。夜間の航路目標として頂部に灯を掲げた柱。桟橋や防波堤の端に設置する。
とうかん
とうかん 【冬官】
(1)中国,周代の六官(リクカン)の一。土木工作のことをつかさどった。
(2)宮内省の唐名。
とうかん
とうかん タウクワン [0] 【刀環】
(1)刀のつかにかけた環。
(2)〔漢書(李陵伝)〕
故郷に帰ること。望郷の思い。
とうかん
とうかん [0] 【等閑】
物事の扱いをいい加減にすること。注意を払わないこと。なおざり。「―にする」「青春の月日を―に過す/思出の記(蘆花)」
とうかん
とうかん [0] 【統監】 (名)スル
(1)全体をまとめて監督すること。
(2)統監府の長官。
とうかん=に付(フ)す
――に付(フ)・す
いいかげんにしておく。なおざりにする。
とうかんきこう
とうかんきこう トウクワンキカウ 【東関紀行】
紀行。一巻。作者未詳。1242年以後成立。京都から鎌倉に下り,二か月の滞在ののち,京へ出立するまでの見聞を和漢混淆文で綴る。
とうかんし
とうかんし 【等閑視】 (名)スル
物事をなおざりにすること。注意を払わず,ないがしろにすること。「―されてきた問題」
とうかんない
とうかんな・い 【等閑ない】 (形)[文]ク とうかんな・し
〔中世・近世語〕
なおざりに思っていない。ねんごろである。「爰にそれがしが―・い方が御ざるが/狂言・二人大名」
とうかんふ
とうかんふ 【統監府】
1905年(明治38)第二次日韓協約に基づいて日本政府が漢城(ソウル)に設置した機関。10年朝鮮総督府に継承。
とうかんむり
とうかんむり タウ― [3] 【唐冠】
⇒とうかむり(唐冠)
とうが
とうが タウグワ [1] 【陶瓦】
(1)陶器と瓦(カワラ)。やきもの。
(2)釉(ウワグスリ)をかけた瓦。
とうが
とうが タウ― [0] 【唐鍬】
「とうぐわ(唐鍬)」の転。
とうが
とうが [1] 【凍餓】 (名)スル
寒さにこごえ,飢えること。
とうが
とうが [3] 【冬瓜】
「とうがん(冬瓜)」に同じ。[季]秋。
とうが
とうが [1] 【冬芽】
夏から秋にかけて作られ,越冬する芽。ふゆめ。
→夏芽(カガ)
とうが
とうが タウグワ [0] 【唐画】
(1)中国,唐代の絵画。
(2)中国風の絵画。また,中国人の描いた絵画。
とうが
とうが [1] 【灯蛾】
「火取り虫」に同じ。[季]夏。
とうが
とうが タウグワ [0] 【陶画】
陶器に描いた絵画。
とうが
とうが 【東雅】
語源研究書。新井白石著。1717年成立。二〇巻。中国の「爾雅(ジガ)」にならい,国語の名詞を一五の部門に分け,古文献に拠って語源を考究したもの。
とうがい
とうがい [0] 【灯蓋】
(1)灯火の油皿をのせる台。くもで。灯架。
(2)灯火の油を入れる皿。油皿。灯盞(トウサン)。
とうがい
とうがい [0] 【凍害】
植物,特に農作物が寒さで凍ったために被害を受けること。また,その被害。
とうがい
とうがい【等外の】
under the regular grades.
とうがい
とうがい【当該の】
<the people> concerned.→英和
当該官庁 the authorities concerned.
とうがい
とうがい タウ― [0] 【当該】
そのことに関係のあること。当の,それにあたるなどの意で連体詞的に用いる。「―官庁」「―事項」
とうがい
とうがい [0][1] 【等外】
ある等級・順位の中にはいらないこと。「―に落ちる」「―品」
とうがい
とうがい [0] 【頭蓋】
脊椎動物の頭部の骨格。頭蓋骨の集合体。脳髄を収容している脳頭蓋,顔面を形成している顔面頭蓋に分け,狭義には前者を頭蓋という。脳髄のほか,視覚・聴覚・平衡覚の感覚器などを入れ保護する。ずがい。
とうがいこつ
とうがいこつ [3] 【頭蓋骨】
頭蓋を構成する骨の総称。ヒトでは後頭骨・蝶形骨・側頭骨・頭頂骨・前頭骨・篩骨(シコツ)・下鼻甲介・涙骨・鼻骨・鋤骨(ジヨコツ)・上顎骨・口蓋骨・頬骨(キヨウコツ)・下顎骨・舌骨の一五種二三個がある。頭骨。ずがいこつ。
とうがいろう
とうがいろう [3] 【頭蓋癆】
頭蓋骨の石灰化が不十分で軟らかいため,容易にへこむ状態。未熟児に多く,佝僂(クル)病,水頭症などに併発するが,健常な新生児にもみられることがある。
とうがく
とうがく タウ― [0] 【唐楽】
(1)「左方(サホウ)唐楽」に同じ。
(2)歌舞伎で,神仏の出現や中国風の異国情緒を表す時に用いられる囃子。
(3)古代日本に唐から伝来した楽舞。九世紀以後は林邑(リンユウ)楽をも合わせて左方(サホウ)唐楽と総称された。
とうがく
とうがく [0] 【等覚】
〔仏〕
(1)仏のこと。すべてを悟った諸仏の悟りが等しいことをいう。
(2)仏と等しい悟りを得て,次生で仏となることのできる位。菩薩修行を五十二段階に分けたうち,最高の仏位である妙覚に次ぐ位。
とうがく
とうがく 【東岳】
(1)中国の五岳の一,泰山の別名。
(2)〔京都の東にあることから〕
比叡山。
とうがく
とうがく タウ― [0] 【陶額】
陶画を額縁に入れたもの。
とうがく
とうがく [0] 【東学】
朝鮮,李朝末期,崔済愚(サイセイグ)が創始した新興宗教団体。西学(キリスト教)に対し,固有の民間信仰をもとに儒仏道三教を折衷したもの。東学党。
とうがくとうのらん
とうがくとうのらん 【東学党の乱】
⇒甲午農民戦争(コウゴノウミンセンソウ)
とうがさ
とうがさ タウ― 【唐瘡】
〔唐人が伝えた瘡(カサ)の意〕
梅毒(バイドク)のこと。[日葡]
とうがさ
とうがさ [3] 【籐笠】
籐を笊(ザル)の目に編み,中に渋紙を貼った笠。江戸中期,中流階級以上の者が使った。
とうがし
とうがし タウグワシ [3] 【唐菓子】
「唐果物(カラクダモノ)」に同じ。
とうがたクレーン
とうがたクレーン タフガタ― [6] 【塔形―】
高い塔の上に巻き上げ機械を乗せたクレーン。塔の上の桁を移動するものと,旋回できるようにしたものとある。タワー-クレーン。
とうがね
とうがね 【東金】
千葉県中部の市。野菜・植木を栽培。八鶴湖は桜の名所。
とうがねせん
とうがねせん 【東金線】
JR 東日本の鉄道線。千葉県大網・東金・成東間,13.8キロメートル。外房線と総武本線を結び,九十九里平野を走る。
とうがまえ
とうがまえ [3] 【闘構え・鬥構え】
漢字の構えの一。「鬨」「鬪」(常用漢字では「闘」)などの「鬥」の部分。たたかいがまえ。
とうがらし
とうがらし【唐辛子】
red pepper.
とうがらし
とうがらし タウ― [3] 【唐辛子・唐芥子・蕃椒】
(1)ナス科の一年草。南アメリカの熱帯原産。日本には近世初期に渡来。高さ60センチメートル内外。夏,葉腋に白色の花を開く。果実の形は細長いもの,丸いもの,大小様々あり,熟すと赤・黄などとなる。一般に辛味が強く,香辛料や薬用とする。変種のシシトウガラシやピーマンは食用に,ゴシキトウガラシは観賞用にする。辛味の強いタカノツメなどは南蛮(ナンバン)辛子・南蛮・高麗胡椒(コウライゴシヨウ)とも呼ばれる。とんがらし。[季]秋。
(2)「七味唐辛子」の略。
唐辛子(1)[図]
とうがん
とうがん【冬瓜】
a wax gourd.
とうがん
とうがん [0] 【東岸】
東側の岸。
⇔西岸
とうがん
とうがん [3][0] 【冬瓜】
〔「とうが」の転〕
ウリ科のつる性一年草。アジアの熱帯・温帯で野菜として古くから栽培する。雌雄同株。果実は大きな楕円形ないし球形の液果。果皮は淡緑色で熟すと蝋(ロウ)質の白粉を帯びる。果実を食用とし,種子は利尿薬などとする。氈瓜(カモウリ)。[季]秋。
とうがんきこう
とうがんきこう [5] 【東岸気候】
大陸の東岸地方に特徴的な気候。夏は高温多湿で,冬は低温乾燥。日本の太平洋側はほぼこの気候に属する。
→西岸気候
とうき
とうき [1] 【登記】 (名)スル
一定の事項を広く社会に公示するために登記簿に記載すること。不動産登記・船舶登記・財団登記・商業登記などがある。
とうき
とうき タウ― [1] 【陶器】
(1)陶磁器のうち,素地(キジ)に吸水性があり光沢のある釉(ウワグスリ)を施したもの。粗陶器と,磁器に近い精陶器がある。
→磁器
(2)焼き物。せともの。
とうき
とうき [1][0] 【投機】
(1)〔speculation〕
(ア)偶然の利益をねらって行う行為。
(イ)将来の価格変動を予想して,価格差から生ずる利益を得ることを目的として行う売買取引。
(2)禅宗で,修行者が禅の心機に投合すること。学人の機と師家の機と合致すること。
とうき
とうき [1] 【冬季】
冬の季節。冬。
とうき
とうき タウ― [1] 【党規】
党の規則。
とうき
とうき タウ― [1] 【当帰】
セリ科の多年草。山地に自生し,また薬用に栽培される。全体に芳香がある。高さ約80センチメートル。根葉は羽状に複生。七,八月,枝先に白色の小花を複散形花序につける。根を冷え症・貧血・血行障害などの各種婦人科疾患に広く用いる。和名は中国産の薬用植物の名をそのまま用いたもの。日本当帰。ウマゼリ。
当帰[図]
とうき
とうき タウ― [1] 【当期】
当面するこの期間。「―の業績」
とうき
とうき [1] 【投企】
〔(ドイツ) Entwurf〕
ハイデッガーの用語。いつもすでに自己の可能性に向かって開かれている現存在(人間)固有の存在の仕方で,具体的には理解という形をとる。被投性(気分)に対する。
とうき
とうき タウ― [1] 【党紀】
党の風紀。党の規律。
とうき
とうき [1] 【投棄】 (名)スル
投げすてること。「廃棄物を海洋に―する」
とうき
とうき タウ― [0] 【逃毀】
中世,農民が逃亡したとき,領主がその妻子を抑留し,財産を没収したこと。にげこぼち。
とうき
とうき [1] 【冬期】
冬の期間。冬の間。「―は通行不能」
とうき
とうき【登記する】
register.→英和
‖登記所 a registry (office).登記簿 a register.登記料 a registration fee.
とうき
とうき【冬期(休暇)】
(the) winter (vacation).→英和
とうき
とうき【投棄する】
throw away;dump.→英和
とうき
とうき [1] 【騰貴】 (名)スル
値段が高くなること。「物価が―する」
とうき
とうき【陶器】
earthenware;→英和
china;→英和
pottery.〜製の china;→英和
ceramic.→英和
‖陶器商 a china shop[dealer (人)].陶器製造所 a pottery.
とうき
とうき【騰貴】
a rise;→英和
an advance.→英和
〜する rise;go up;soar;→英和
advance.
とうき
とうき【当期(配当)】
(the dividend for) this term.
とうき
とうき【投機(に手を出す)】
(dabble in) speculation.〜する speculate <in> .→英和
‖投機師 a speculator.投機事業 a speculative enterprise.
とうき
とうき タウ― [1] 【当季】
この季節。
とうきかぶ
とうきかぶ [3] 【投機株】
投機{(1)
(イ)}を目的として売買する株。
とうきがい
とうきがい [0] 【投機買い】
あとで高く売る目的であらかじめ安く買い入れておくこと。
とうきしょ
とうきしょ [0][4] 【登記所】
登記事務を取り扱う機関。法務局・地方法務局およびその支局・出張所がこれに当てられる。
とうきしょう
とうきしょう 【董其昌】
(1555-1636) 中国,明代の文人画家・書家。字(アザナ)は玄宰。号は思白。南宗画を理論的・様式的に最も優れたものとし,画論「画禅室随筆」を著す。
とうきしん
とうきしん [3] 【投機心】
(1)大きな利益をねらう心。
(2)不確実であるが,あることを思い切ってやってみようとする気持ち。
とうきずみしょう
とうきずみしょう [0] 【登記済み証】
不動産に関する登記が完了した旨を証する書面。この書面の所持人は権利者と推測されることから「権利証」と呼ばれることが多い。
とうきせん
とうきせん [0] 【登記船】
⇒登簿船(トウボセン)
とうきちりゅう
とうきちりゅう 【東吉流】
〔「とうぎちりゅう」とも〕
京坂歌舞伎の番付や看板に用いられる書体。南翁軒東吉が始めたといわれる。
とうきてき
とうきてき [0] 【投機的】 (形動)
偶然に得られる大きな利益をあてにして物事を行うさま。「―な色合いの濃い事業」
とうきとりひき
とうきとりひき [4][5] 【投機取引】
実物の授受を伴わず,相場の変動によって生ずる差額を利得するための取引。投機売買。
→差金取引
とうきび
とうきび タウ― [3] 【唐黍】
(1)トウモロコシの別名。[季]秋。
(2)モロコシの別名。
とうきほう
とうきほう [0][3] 【登記法】
登記に関する諸法規の総称。不動産登記法・船舶登記法・商業登記法など。
とうきぼ
とうきぼ [3] 【登記簿】
登記事項を記入するため登記所に備えられる公の帳簿。
とうきめいぎ
とうきめいぎ [4] 【登記名義】
登記簿に,権利者として記載されている名義。
とうきゃくだいけい
とうきゃくだいけい [5] 【等脚台形】
底辺でない二辺の長さの等しい台形。底辺でない二辺が平行でない場合に限っていうことがある。
とうきゃくるい
とうきゃくるい タウキヤク― [4] 【橈脚類】
甲殻綱橈脚亜綱に属する微小な節足動物の総称。多くは海産。自由生活のものと寄生性のものがある。前者は長い第一触角や胸脚を使って水中を遊泳する。多く動物プランクトンとして魚類の餌となる。ケンミジンコなど。後者は魚類に寄生。ウオジラミ・イカリムシなど。じょうきゃく類。コペポーダ。
とうきゃくるい
とうきゃくるい [4] 【等脚類】
甲殻綱等脚目に属する節足動物の総称。体は通常扁平で,七胸節と六腹節をもつものが多い。多くは体長1センチメートル内外。海産・淡水産・陸生のものがあり,寄生性のものもある。フナムシ・ワラジムシなど。
とうきゅう
とうきゅう タウキウ [0] 【討究・討求】 (名)スル
物事を深く研究すること。「―しつつある問題/文学史骨(透谷)」
とうきゅう
とうきゅう 【冬宮】
ロシア連邦,サンクトペテルブルクにあるバロック式の宮殿。一八世紀に建てられ,ロシア皇帝の居所であったが,現在はエルミタージュ美術館の一部をなす。
とうきゅう
とうきゅう トウキフ 【東急】
⇒東京急行電鉄(トウキヨウキユコウデンテツ)
とうきゅう
とうきゅう【投球】
《野》pitching.投球モーション a windup.→英和
とうきゅう
とうきゅう【等級】
a class;→英和
a rank;→英和
an order.→英和
〜をつける grade;→英和
classify.→英和
とうきゅう
とうきゅう [0] 【等級】
(1)上下の位。優劣の段階。階級。「出荷する果物に―を付ける」
(2)天体の明るさの段階を表す数値。かつて肉眼でみとめられる最も明るい二〇個ほどの恒星を一等星とし,最も暗い星々を六等星としたが,この間の光の強さの差が一〇〇倍であることに着目し,肉眼での明るさと大差ないものとなるように等級が定義され,一等級違うと光の強さは約二・五一倍違うとした。等級の大きいものほど暗く,明るい星ではゼロから,マイナスの等級となる。例えば,太陽の等級はマイナス二七等。視等級。実視等級。見掛けの等級。
→絶対等級
とうきゅう
とうきゅう [0] 【投球】 (名)スル
野球で,投手が打者に対して球を投げること。また,投げた球。「―モーション」
とうきょう
とうきょう【東京湾】
Tokyo Bay.‖東京都民 a citizen of Tokyo;a Tokyoite.
とうきょう
とうきょう トウキヤウ 【東京】
〔東にある都の意から命名。明治初期には「とうけい」とも〕
日本の首都。ほぼかつての武蔵国の南半部を占める。関東地方南部で,東京湾に面する。東部は武蔵野台地が大部分を占め,西部は関東山地となる。太平洋の伊豆・小笠原の島しょ部も含む。1868年(慶応4)徳川幕府のあった江戸を東京と改称。,翌69年(明治2)京都から遷都。71年東京府となる。89年一五区に分かって東京市を置く。1932年(昭和7)市域拡張で三五区となり,43年府と市を統合して東京都となる。その間伊豆諸島・小笠原諸島・三多摩を編入。特に二三区のみをいう場合もある。
→江戸
とうきょう
とうきょう タウキヤウ [0] 【唐鏡】
中国,唐代の鏡。円・方・八稜などの形がある。背面の文様は海獣葡萄文・鳥獣文・蓮華文など絵画的である。螺鈿(ラデン)・七宝・金銀平脱などの装飾が施されている。
とうきょういかしかだいがく
とうきょういかしかだいがく トウキヤウイクワシクワ― 【東京医科歯科大学】
国立大学の一。1928年(昭和3)創立の東京高等歯科医学校を源とし,46年現名の旧制大学,51年新制大学となる。本部は東京都文京区。
とうきょういかだいがく
とうきょういかだいがく トウキヤウイクワ― 【東京医科大学】
私立大学の一。1918年(大正7)開設の東京医学専門学校を前身とし,47年旧制大学となり,52年新制大学に移行。本部は東京都新宿区。
とうきょうえき
とうきょうえき トウキヤウ― 【東京駅】
東京の中央駅に相当する駅。1914年(大正3)開業。東海道新幹線・東北新幹線,東海道本線・総武・東北・中央本線などの起点駅。駅本屋は辰野金吾の設計で,大正初期の代表的建築物であったが,第二次大戦で壁体を残して焼失,戦後,大幅に改修された。
とうきょうおんがくがっこう
とうきょうおんがくがっこう トウキヤウ―ガクカウ 【東京音楽学校】
1887年(明治20)創立された官立音楽学校。洋楽の紹介,音楽家・音楽教員養成を目的とした。1949年(昭和24)東京美術学校と合併,東京芸術大学(音楽学部)となる。
とうきょうおんがくだいがく
とうきょうおんがくだいがく トウキヤウ― 【東京音楽大学】
私立大学の一。1954年(昭和29)設立の東洋音楽短期大学を母体とし,63年東洋音楽大学として設立。69年現名に改称。本部は東京都豊島区。
とうきょうおんど
とうきょうおんど トウキヤウ― 【東京音頭】
1933年(昭和8)に作られた新民謡で,盆踊り唄。西条八十作詞,中山晋平作曲。同じ作詞・作曲者による「丸の内音頭」を改作したもの。
とうきょうかせいがくいんだいがく
とうきょうかせいがくいんだいがく トウキヤウ―ガクヰン― 【東京家政学院大学】
私立大学の一。1923年(大正12)創立の大江スミ家政研究所を源とし,63年(昭和38)設立。本部は町田市。
とうきょうかせいだいがく
とうきょうかせいだいがく トウキヤウ― 【東京家政大学】
私立大学の一。1881年(明治14)創立の和洋裁縫伝習所を源として,1922年(大正11)創立の東京女子専門学校を母体に,49年(昭和24)設立。本部は東京都板橋区。
とうきょうかぶしきとりひきじょ
とうきょうかぶしきとりひきじょ トウキヤウ― 【東京株式取引所】
東京証券取引所の前身。1878年(明治11)設立。
とうきょうがいかくかんじょうどうろ
とうきょうがいかくかんじょうどうろ トウキヤウグワイクワククワンジヤウダウロ 【東京外郭環状道路】
東京都大田区から埼玉県和光市・三郷市を経て,千葉県市川市に至ることが計画されている,約85キロメートルの環状線道路。現在一部開通。外環道。外環。
とうきょうがいこくごだいがく
とうきょうがいこくごだいがく トウキヤウグワイコクゴ― 【東京外国語大学】
国立大学の一。江戸幕府の洋学所を前身として1873年(明治6)に設立。東京外国語学校と称する。一時高等商業学校の付属外国語学校となったが,99年独立。1944年(昭和19)東京外事専門学校と改称。49年新制大学となる。本部は東京都北区。
とうきょうがくげいだいがく
とうきょうがくげいだいがく トウキヤウ― 【東京学芸大学】
国立大学の一。東京第一・第二・第三・青年師範学校が合併して,1949年(昭和24)新制大学として発足。多くの付属校をもつ。本部は小金井市。
とうきょうきゅうこうでんてつ
とうきょうきゅうこうでんてつ トウキヤウキフカフ― 【東京急行電鉄】
大手民営鉄道の一。渋谷・目黒などをターミナル駅とし,東京西南部と川崎・横浜に鉄道網をもつ。鉄道営業キロ97.3キロメートル。東横線・目蒲線・新玉川線・田園都市線などよりなる。東急。
とうきょうきょういくだいがく
とうきょうきょういくだいがく トウキヤウケウイク― 【東京教育大学】
国立大学の一。昌平黌(シヨウヘイコウ)の跡に1872年(明治5)東京師範学校として創設。のち東京高等師範学校などと改称。東京文理大・東京農業教専・東京体育専を統合して,1949年(昭和24)新制大学となる。東京都文京区を本部としたが,筑波大学創設に伴い,その母体となり,78年閉学。
とうきょうけいざいざっし
とうきょうけいざいざっし トウキヤウ― 【東京経済雑誌】
田口卯吉(ウキチ)がイギリスの「エコノミスト」にならって創刊した経済専門雑誌。1879年(明治12)から1923年(大正12)まで発行。経済学の普及に貢献。
とうきょうけいざいだいがく
とうきょうけいざいだいがく トウキヤウ― 【東京経済大学】
私立大学の一。1900年(明治33)創立の大倉商業学校を母体に,大倉高等商業学校,大倉経済専門学校を経て,49年(昭和24)新制大学となる。本部は国分寺市。
とうきょうけん
とうきょうけん トウキヤウ― [3] 【東京圏】
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一都三県の地域をいう。機能的な一体性を有する大都市圏の範囲として用いられ,全国人口の約四分の一が集中している。
→首都圏
とうきょうげいじゅつだいがく
とうきょうげいじゅつだいがく トウキヤウ― 【東京芸術大学】
国立大学の一。東京音楽学校と東京美術学校が合併して,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は東京都台東区。
とうきょうこうかだいがく
とうきょうこうかだいがく トウキヤウコウクワ― 【東京工科大学】
私立大学の一。1985年(昭和60)設立。本部は八王子市。
とうきょうこうぎょうだいがく
とうきょうこうぎょうだいがく トウキヤウコウゲフ― 【東京工業大学】
国立大学の一。1881年(明治14)創設の東京職工学校が基礎となり,東京工業学校を経て東京高等工業学校と改称。1929年(昭和4)大学に昇格,49年新制大学となる。本部は東京都目黒区。
とうきょうこうげいだいがく
とうきょうこうげいだいがく トウキヤウ― 【東京工芸大学】
私立大学の一。1923年(大正12)創立の小西写真専門学校を源とし,66年(昭和41)東京写真大学として設立。77年現名に改称。本部は東京都中野区。
とうきょうこくさいくうこう
とうきょうこくさいくうこう トウキヤウ―クウカウ 【東京国際空港】
東京都大田区羽田にある運輸省管理の第一種空港。1931年(昭和6)国営の民間飛行場として開設。新東京国際空港開港後は国内線の発着を主とする。通称,羽田空港。
とうきょうこくさいだいがく
とうきょうこくさいだいがく トウキヤウ― 【東京国際大学】
私立大学の一。1965年(昭和40)国際商科大学として設立。86年現名に改称。本部は川越市。
とうきょうこくりつきんだいびじゅつかん
とうきょうこくりつきんだいびじゅつかん トウキヤウ―キンダイビジユツクワン 【東京国立近代美術館】
東京都千代田区北の丸公園内にある美術館。近代美術の啓蒙普及を目的として1952年(昭和27)中央区に設立。69年現在地へ移転。工芸館を併設,他にフィルム-センターがある。
とうきょうこくりつはくぶつかん
とうきょうこくりつはくぶつかん トウキヤウ―ハクブツクワン 【東京国立博物館】
東京都台東区上野公園にある博物館。帝室博物館を1952年(昭和27)改称したもの。本館・表慶館・東洋館・法隆寺宝物館などからなり,東洋美術を中心に国宝・重要文化財を多く所蔵。
とうきょうご
とうきょうご トウキヤウ― [0] 【東京語】
東京の中心的な地域でひろく使われている話し言葉。下町言葉と山の手言葉に分けられる。現代共通語は山の手言葉の流れをひく。
とうきょうさいばん
とうきょうさいばん トウキヤウ― [5] 【東京裁判】
⇒極東国際軍事裁判(キヨクトウコクサイグンジサイバン)
とうきょうしかだいがく
とうきょうしかだいがく トウキヤウシクワ― 【東京歯科大学】
私立大学の一。1890年(明治23)創立の高山歯科医学院を前身として1946年(昭和21)東京歯科大学となる。52年新制大学に移行。本部は千葉市美浜区。
とうきょうしでんそうぎ
とうきょうしでんそうぎ トウキヤウ―サウギ 【東京市電争議】
1911年(明治44)東京市電気局発足以来,37年(昭和12)までに東京市電の労働者が行なった大小三〇回の争議。労働者たちは,八時間労働制など待遇改善を要求し,また人件費削減など労働条件悪化に反対して争議を行なった。
とうきょうしょうけんとりひきじょ
とうきょうしょうけんとりひきじょ トウキヤウ― 【東京証券取引所】
1949年(昭和24)証券取引法によって東京に設立された会員組織の証券取引所。東京都中央区日本橋兜町にある。東証。
とうきょうしょうせんだいがく
とうきょうしょうせんだいがく トウキヤウシヤウセン― 【東京商船大学】
国立大学の一。1875年(明治8)設立された三菱商船学校を前身とする官立の東京高等商船学校に始まる。1949年(昭和24)新制の商船大学として設立。57年現名に改称。本部は東京都江東区。
とうきょうしんがくだいがく
とうきょうしんがくだいがく トウキヤウ― 【東京神学大学】
私立大学の一。1943年(昭和18)プロテスタント各派の神学校を合同した日本基督教神学専門学校として創立。49年現名の新制大学として発足。本部は三鷹市。
とうきょうしんぶん
とうきょうしんぶん トウキヤウ― 【東京新聞】
東京およびその近県の日刊新聞。1942年(昭和17),「都新聞」と「国民新聞」が合併してできた。当初は夕刊専門紙。67年から中部日本新聞社(現中日新聞社)が発行。
とうきょうじけいかいいかだいがく
とうきょうじけいかいいかだいがく トウキヤウジケイクワイイクワ― 【東京慈恵会医科大学】
私立大学の一。1881年(明治14)開設の成医会講習所を起源とし,1921年(大正10)には最初の私立単科医科大学として創立。52年(昭和27)新制大学に移行。本部は東京都港区。
とうきょうじょうほうだいがく
とうきょうじょうほうだいがく トウキヤウジヤウホウ― 【東京情報大学】
私立大学の一。1987年(昭和62)設立。本部は千葉市。
とうきょうじょしいかだいがく
とうきょうじょしいかだいがく トウキヤウヂヨシイクワ― 【東京女子医科大学】
私立大学の一。日本最初の女医養成機関として吉岡弥生が1900年(明治33)に開設した東京女医学校を前身とし,47年現名の旧制大学,52年新制大学となる。本部は東京都新宿区。
とうきょうじょしたいいくだいがく
とうきょうじょしたいいくだいがく トウキヤウヂヨシ― 【東京女子体育大学】
私立大学の一。1902年(明治35)創立の東京女子体操音楽学校を源とし,62年(昭和37)設立。本部は国立市。
とうきょうじょしだいがく
とうきょうじょしだいがく トウキヤウヂヨシ― 【東京女子大学】
私立大学の一。1918年(大正7),プロテスタント各派と新渡戸稲造・安井てつ等を中心に創立。48年(昭和23)新制大学となる。本部は東京都杉並区。
とうきょうすいさんだいがく
とうきょうすいさんだいがく トウキヤウ― 【東京水産大学】
国立大学の一。1888年(明治21)大日本水産会が設立した水産伝習所を源とし,農商務省所管の水産講習所を経て1949年(昭和24)新制大学となる。本部は東京都港区。
とうきょうせいとくだいがく
とうきょうせいとくだいがく トウキヤウ― 【東京成徳大学】
私立大学の一。1924年(昭和1)創立の東京成徳学園を源とし,92年(平成4)設立。本部は東京都北区。
とうきょうせんもんがっこう
とうきょうせんもんがっこう トウキヤウ―ガクカウ 【東京専門学校】
早稲田大学の前身。
とうきょうぞうけいだいがく
とうきょうぞうけいだいがく トウキヤウザウケイ― 【東京造形大学】
私立大学の一。桑沢デザイン研究所を源とし,1966年(昭和41)設立。本部は八王子市。
とうきょうだいがく
とうきょうだいがく トウキヤウ― 【東京大学】
国立大学の一。江戸幕府の昌平黌(シヨウヘイコウ)の後身である大学校のうち東京開成学校(前身は幕府設立の開成所)と東京医学校(前身は幕府設立の医学校)が合併して,1877年(明治10)東京大学として発足。86年帝国大学,97年東京帝国大学。1949年(昭和24)付属医専・第一高等学校・東京高等学校を併合して新制大学となる。本部は東京都文京区。東大。
とうきょうだいくうしゅう
とうきょうだいくうしゅう トウキヤウ―クウシフ [7] 【東京大空襲】
1945年(昭和20)3月10日未明,東京下町地区を中心としてなされた米軍の B29 約三百機による空襲。夜間超低空からの焼夷弾絨緞(ジユウタン)爆撃により死者約一〇万人,焼失家屋約二七万戸に及び,下町一帯は焦土と化した。
とうきょうてんもんだい
とうきょうてんもんだい トウキヤウ― 【東京天文台】
国立天文台の旧称。
とうきょうでんきだいがく
とうきょうでんきだいがく トウキヤウ― 【東京電機大学】
私立大学の一。1907年(明治40)設置された電機学校を源とし,49年(昭和24)新制大学となる。本部,東京都千代田区。
とうきょうとびじゅつかん
とうきょうとびじゅつかん トウキヤウ―ビジユツクワン 【東京都美術館】
東京都台東区上野公園にある都立の美術館。1926年(大正15)府立美術館として設立。43年(昭和18)現在名に改称。日展・二科展などで知られる。
とうきょうとりつかがくぎじゅつだいがく
とうきょうとりつかがくぎじゅつだいがく トウキヤウ―クワガク― 【東京都立科学技術大学】
公立大学の一。1985年(昭和60)設立。本部は日野市。
とうきょうとりつだいがく
とうきょうとりつだいがく トウキヤウ― 【東京都立大学】
公立大学の一。1949年(昭和24),旧制都立高等学校を中心に都立工専系学校四校,同女専が合併して新制大学となる。本部は八王子市。
とうきょうにちにちしんぶん
とうきょうにちにちしんぶん トウキヤウ― 【東京日日新聞】
1872年(明治5)創刊された日刊新聞。福地源一郎が民権論に対抗する論陣を張った。1943年(昭和18)「毎日新聞」に吸収される。
とうきょうのうぎょうだいがく
とうきょうのうぎょうだいがく トウキヤウノウゲフ― 【東京農業大学】
私立大学の一。1891年(明治24)創立の徳川育英黌農業科を前身に,1925年(大正14)東京農業大学として創立。49年(昭和24)新制大学。本部は東京都世田谷区。
とうきょうのうこうだいがく
とうきょうのうこうだいがく トウキヤウ― 【東京農工大学】
国立大学の一。東京農林と東京繊維の両専門学校が合併し,1949年(昭和24)新制大学となる。起源は1874年(明治7)内務省管轄の農事修学場・蚕病試験掛にさかのぼる。本部は府中市。
とうきょうびじゅつがっこう
とうきょうびじゅつがっこう トウキヤウ―ガクカウ 【東京美術学校】
1887年(明治20)創立された官立美術学校。二代目校長に岡倉天心がいる。1949年(昭和24)東京音楽学校と合併,東京芸術大学(美術学部)となる。
とうきょうぶ
とうきょうぶ [3] 【頭胸部】
頭部・胸部の体節が癒合しているもの。節足動物の甲殻類や蜘蛛形(クモガタ)類に見られる。
とうきょうほうそう
とうきょうほうそう トウキヤウハウ― 【東京放送】
関東地方のラジオ・テレビ兼営の民間放送局。略称 TBS 。1951年(昭和26)ラジオ東京として開局。55年テレビ放送を開始,60年から現名。テレビは JNN(ジャパン-ニュース-ネットワーク)の,ラジオは JRN(ジャパン-ラジオ-ネットワーク)のキー局。
とうきょうやっかだいがく
とうきょうやっかだいがく トウキヤウヤククワ― 【東京薬科大学】
私立大学の一。1880年(明治13)創立の東京薬舗学校を源として,1949年(昭和24)現名の新制大学となる。本部は八王子市。
とうきょうりかだいがく
とうきょうりかだいがく トウキヤウリクワ― 【東京理科大学】
私立大学の一。1881年(明治14)創立の東京物理学校を源として,1949年(昭和24)現名の新制大学となる。本部は東京都新宿区。
とうきょうろくだいがくやきゅうれんめい
とうきょうろくだいがくやきゅうれんめい トウキヤウ―ヤキウレンメイ 【東京六大学野球連盟】
東京都内にある六大学(早稲田・慶応・明治・法政・立教・東大)の野球部で結成する連盟。1925年(大正14)に発足。毎年春と秋にリーグ戦を行う。
とうきょうわん
とうきょうわん トウキヤウ― 【東京湾】
関東地方南部,房総半島と三浦半島に囲まれた海域。浦賀水道で太平洋に連なる。湾岸には千葉・東京・川崎・横浜などの大都市・貿易港・工業地帯が密集する。
とうきょうわんおうだんどうろ
とうきょうわんおうだんどうろ トウキヤウ―ワウダンダウロ 【東京湾横断道路】
東京湾の中央部を横断し,神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ自動車専用道路。1989年(平成1)着工。海底トンネルと海上橋からなり,長さ15.1キロメートル。
とうきょうオリンピック
とうきょうオリンピック トウキヤウ― 【東京―】
第一八回オリンピック競技大会。1964年(昭和39)10月,東京で開催。
とうきょうキリストきょうだいがく
とうきょうキリストきょうだいがく トウキヤウ―ケウ― 【東京基督教大学】
私立大学の一。1989年(平成1)設立。本部は千葉県印西町。
とうきょうタワー
とうきょうタワー トウキヤウ― 【東京―】
東京都港区芝公園にある総合電波塔。構造設計は内藤多仲。1958年(昭和33)完成。高さ333メートル。塔頂部に東京の各テレビ局の送信アンテナが設置されている。
とうきょうディズニーランド
とうきょうディズニーランド トウキヤウ― 【東京―】
千葉県浦安市,舞浜の埋立地にある日本最大級の民間の遊園地。1983年(昭和58),アメリカのディズニーランドの日本版として開園。
とうきょうラウンド
とうきょうラウンド トウキヤウ― [5] 【東京―】
1973年に始まり,79年に妥結したガットの多角的貿易交渉。鉱工業製品の関税引き下げ,政府調達についての非関税障壁の改善,ダンピング防止等で合意を見た。
とうきょく
とうきょく [0] 【登極】 (名)スル
天皇が位につくこと。即位。「新帝―の由にて/太平記 3」
とうきょく
とうきょく タウ― [1] 【当局】
(1)ある事を処理する任務に当たること。また,その人や機関。「―者(シヤ)」「大学―」
(2)行政上の任務・責任を負う関係機関。「―の発表」「警察―」
(3)(郵便局などをさして)この局。私どもの局。
とうきょく
とうきょく【当局】
the authorities (concerned).学校(文部)当局 the school[university](educational) authorities.
とうきょくれい
とうきょくれい [4] 【登極令】
践祚(センソ)の式,元号制定・即位礼などにつき定めていた旧皇室令。1909年(明治42)公布。
とうきょり
とうきょり【等距離(に)】
at equal distances.
とうきょり
とうきょり [3] 【等距離】
離れている距離や程度が同じであること。「―外交」
とうきん
とうきん タウ― 【当金】
即金。当銀。「仰せの通り―百両,いざお受け取り下さりませ/歌舞伎・天衣紛」
とうきオリンピック
とうきオリンピック [7][1][4] 【冬季―】
⇒オリンピック冬季競技大会(トウキキヨウギタイカイ)
とうぎ
とうぎ【党議】
a party council[decision (決議)].
とうぎ
とうぎ タウ― [1] 【党議】
(1)党内での論議。
(2)党の決議。
とうぎ
とうぎ タウ― [1] 【討議】 (名)スル
ある事について,互いに意見を交わし論じ合うこと。ディスカッション。「今後の方針を―する」
とうぎ
とうぎ【討議する】
discuss;→英和
have a discussion <about> ;→英和
debate <on> .→英和
〜に付する take[bring]up <a matter> for discussion.〜中の <the question> under discussion.
とうぎ
とうぎ 【東儀】
姓氏の一。
とうぎ
とうぎ [1] 【闘技】
(1)技や力を競い合うこと。
(2)古代のギリシャ・ローマなどで行われた格闘競技。「―場」
(3)柔道・レスリングなどの格闘技。
とうぎ
とうぎ 【東魏】
中国,北朝の王朝(534-550)。北魏の分裂によりできた王朝で,高歓が実権を握り,その死後,子の高洋が北斉を建てるに及んで滅びた。
とうぎ
とうぎ【闘技】
a contest;→英和
a match.→英和
闘技場 a ring;→英和
an arena.→英和
とうぎてってき
とうぎてってき 【東儀鉄笛】
(1869-1925) 俳優・音楽家・音楽研究家。京都生まれ。本名,季治。宮内省楽師の出。坪内逍遥に師事。無名会を組織するなど俳優として活躍。早大校歌「都の西北」などの作曲でも知られる。
とうぎぼうし
とうぎぼうし タウ― [4] 【唐擬宝珠】
ユリ科の多年草。山中に自生し,また庭園に栽培される。葉は大形の卵形。夏,高さ約60センチメートルの花茎に鐘状漏斗形の白色または淡紅紫色の花を二,三〇個つける。大葉擬宝珠。
とうぎゅう
とうぎゅう【闘牛】
a bullfight;a fighting bull (牛).‖闘牛士 a bullfighter;a matador.闘牛場 a bullring.
とうぎゅう
とうぎゅう [0] 【闘牛】
(1)牛と牛とをたたかわせる競技。また,その牛。愛媛県宇和島その他で行われている。うしあわせ。[季]春。
(2)闘牛士と牛とがたたかう競技。スペインをはじめ,フランス・ポルトガル・中南米でも行われているが,スペインでは国技とされ,特に発達している。「―場」
とうぎゅうし
とうぎゅうし [3] 【闘牛士】
闘牛{(2)}で牛とたたかう人。スペインの闘牛では主役をマタドール,銛(モリ)打ちをバンデリレロ,騎乗の槍手(ヤリテ)をピカドールという。マタドールはムレタと呼ばれる赤い布で牛を誘いこみながら巧みに身をかわし,最後に剣でとどめを刺す。
とうぎょ
とうぎょ【統御する】
govern;→英和
rule;→英和
control;→英和
manage.→英和
とうぎょ
とうぎょ【闘魚】
a fighting fish.
とうぎょ
とうぎょ [1] 【統御・統馭】 (名)スル
全体をまとめて支配すること。思い通りに扱うこと。「全軍を―する」
とうぎょ
とうぎょ [1] 【闘魚】
スズキ目キノボリウオ科に属する淡水魚の総称。一般に,雄どうしが鰓(エラ)やひれを広げて闘争する習性がある。ベタが代表的であるが,チョウセンブナ・タイワンキンギョなどもいる。観賞用に飼う。
とうぎょう
とうぎょう タウゲウ 【唐尭】
尭(ギヨウ)の別名。
→陶唐氏(トウトウシ)
とうぎょうき
とうぎょうき トウギヤウ― 【東京錦】
〔「き」は「錦(キン)」の略〕
紅白の市松模様の白地の部分に,蝶・鳥・藤の丸などを紅で織り出した錦。中国から渡来した。のち日本でも織ったという。
とうぎり
とうぎり タウ― [0] 【当限】
長期清算取引で,受け渡し期日が売買約定した月の末になっているもの。当月切り。
→先限(サキギリ)
→中限(ナカギリ)
とうぎり
とうぎり タウ― [0] 【唐桐】
ヒギリの別名。
とうぎりんりがく
とうぎりんりがく タウ― [6] 【討議倫理学】
〔(ドイツ)Diskursethik〕
すべての当事者が参加する「実践的討議」を通して,のっとるべき規範を創出しようという現代倫理学の一方向。ドイツのハーバーマス・アーペルらが代表。
とうぎん
とうぎん タウ― 【当銀】
「当金(トウキン)」に同じ。「―に売捨てて渡世をすべし/浮世草子・織留 2」
とうぎん
とうぎん タウ― 【当今】
〔「とうきん」とも〕
(1)「とうこん(当今)」に同じ。
(2)当代の天皇。今上(キンジヨウ)。「かけまくもかたじけなく―の外祖にておはします/平家 5」
とうく
とうく [1] 【頭句】
歌の冒頭部分の句。和歌では第一句,または第三句まで。
とうく
とうく タウ― [0][1] 【倒句】
意味を強めるために,語順を逆さまにすること。また,その句。倒置。
とうく
とうく [0] 【投句】 (名)スル
俳句を投稿すること。また,その句。「新聞に―する」
とうく
とうく [1] 【東矩】
「上矩(ジヨウク)」に同じ。
→矩
とうくつ
とうくつ タウ― [0] 【撓屈】 (名)スル
しなうように曲がること。また,曲げること。屈撓。「樹木の稚嫩なる時之を―すれば/明六雑誌 8」
とうくつ
とうくつ タウ― [0] 【盗掘】 (名)スル
許可なく他人の土地の埋蔵物や鉱物,また古墳などの副葬品などを掘り出して盗むこと。「墳墓は―されていた」
とうくほう
とうくほう タウ―ハフ [0] 【倒句法】
倒句を用いて文章を強める修辞法。倒置法。
とうくらげ
とうくらげ タウ― [3] 【唐水母】
備前(ビゼン)水母の別名。
とうくろう
とうくろう トウクラウ [0] 【藤九郎】
アホウドリの異名。
とうぐ
とうぐ タウ― 【唐虞】
〔尭(ギヨウ)の姓が陶唐氏,舜(シユン)の姓が有虞氏であったことから〕
中国の伝説上の聖王,尭と舜。また,その時代。
とうぐう
とうぐう [3] 【東宮・春宮】
〔宮殿が皇居の東にあったところから。また,東は五行説で春にあたり,かつ易で震にあたり,震は長男の意となるところから〕
(1)皇太子の宮殿。
(2)皇太子のこと。はるのみや。ひつぎのみこ。みこのみや。
とうぐうがくし
とうぐうがくし [5] 【東宮学士】
律令制で,皇太子に経書を講義する官人。
とうぐうごしょ
とうぐうごしょ 【東宮御所】
皇太子の居所である殿舎。現在は東京都港区元赤坂にある。
とうぐうしょく
とうぐうしょく [3] 【東宮職】
宮内庁の一部局。皇太子に関する事務を扱う。
とうぐうせついん
とうぐうせついん トウグウセツヰン 【東宮切韻】
〔「とうきゅうせついん」とも〕
音韻書。二〇巻。九世紀後半の成立。菅原是善著。中国の一三種の切韻を集成したもの。伝存しない。
とうぐうふ
とうぐうふ [3] 【東宮傅】
律令制で,東宮の教育に当たった者。傅。
とうぐうぼう
とうぐうぼう [3] 【春宮坊】
律令制で,皇太子に関する事務をつかさどった役所。舎人監・主殿署などの諸司を管轄した。みこのみやのつかさ。
とうぐさんだい
とうぐさんだい タウ― 【唐虞三代】
尭・舜に夏(カ)・殷(イン)・周の三代を加えて,中国上古の太平の世をいう。
とうぐし
とうぐし タウ― [0][1] 【唐櫛】
「梳(ス)き櫛」に同じ。
とうぐどう
とうぐどう 【東求堂】
京都市の銀閣寺にある足利義政の持仏堂。1486年に完成。
とうぐみ
とうぐみ タウ― [0] 【唐茱萸】
ナツグミの栽培変種。高さ2〜4メートル。夏に長楕円形の大きな実を枝一杯に垂れ下げる。実は赤く熟し食べられる。タワラグミ。
とうぐわ
とうぐわ タウグハ [0] 【唐鍬】
刃が厚く幅のせまい打ち鍬。頭部は全部鉄製で,開墾・根切りなどに用いる。とうが。
とうぐんりゅう
とうぐんりゅう 【東軍流】
剣術・馬術・軍学などの一派。祖は川崎鑰之助(カギノスケ)。五世の孫,川崎(東軍)二郎太夫が江戸本郷に道場を開き名声を高めた。
とうけ
とうけ タウ― 【当卦】
紛失物・尋ね人など,当座さしせまった事柄についての占い。
⇔本卦(ホンケ)
とうけ
とうけ タウ― [1] 【当家】
この家。「―の嫁」「御―の主人」
〔普通,自分の家以外をいう場合は「御当家」の形を用いる〕
とうけい
とうけい [0] 【灯檠】
灯火の油皿を載せる台。灯架。灯台。
とうけい
とうけい タウ― [0] 【刀圭】
(1)薬を盛るさじ。
(2)医術。また,医者。
とうけい
とうけい【統計を取る】
take[collect]the statistics <of> .→英和
〜上の statistical.‖統計学(者) statistics (a statistician).
とうけい
とうけい【東経】
<60 degrees 15 minutes of> east longitude <Long.60°15′E> .
とうけい
とうけい【闘鶏】
a cockfight;a fighting cock (鶏).闘鶏場 a cockpit.→英和
とうけい
とうけい [0] 【東経】
イギリスのグリニッジ天文台の跡地を通る本初子午線を零度として,東方へ一八〇度までの経度。
⇔西経
→経度
とうけい
とうけい [0] 【統計】 (名)スル
〔statistics〕
集団現象を数量的に把握すること。一定集団について,調査すべき事項を定め,その集団の性質・傾向を数量的に表すこと。「―をとる」
とうけい
とうけい [0] 【闘鶏】
(1)鶏を戦わせて勝負を争う遊び。とり合わせ。[季]春。
(2){(1)}を戦わせるための鶏。多くシャモが選ばれる。
闘鶏(1)[図]
とうけい
とうけい [0] 【頭形】
頭蓋(トウガイ)の形状。真上から見た時の前後の長さと左右の幅の比率(頭示数)で,長頭・中頭・短頭に分ける。男女・人種・時代などで差が見られる。
とうけい
とうけい タウ― [0] 【倒景】
「倒影(トウエイ)」に同じ。
とうけい
とうけい 【東京】
(1)後漢の都,洛陽の別名。前漢の都長安を西京と呼んだのに対していう。現在の河南省洛陽市の北東10キロメートルに位置。
(2)北宋の都,開封の別名。
(3)遼・金の遼陽(リヨウヨウ)の別名。今日の遼寧省遼陽市にあたる。
(4)唐代,渤海(ボツカイ)国の竜原府の別名。今日の吉林省寧安県の南西付近。
(5)日本の首都東京の明治初期における呼称。
とうけいか
とうけいか タウ― [0] 【刀圭家】
医者。医師。
とうけいがく
とうけいがく [3] 【統計学】
集団現象を観察し分析する方法を研究する学問。集団の傾向・性質などを数値に算出したり,その表現方法を研究する記述統計学と,ある集団から抽出した標本をもとにその集団の性質を数学的に推定しようとする推計学とがある。
→記述統計学
→推計学
とうけいきょく
とうけいきょく 【統計局】
総務庁の内部部局の一。統計制度の企画・調整,国勢調査などの統計調査を担当する。
とうけいじ
とうけいじ 【東慶寺】
鎌倉市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の寺。山号,松岡山。鎌倉尼五山の一。1285年北条時宗の妻覚山尼の開創。江戸時代,縁切り寺・駆け込み寺として離縁を望む女性の保護と救済に当たった。明治後期尼寺から僧寺へ変わった。松ヶ岡御所。
とうけいすうりけんきゅうじょ
とうけいすうりけんきゅうじょ 【統計数理研究所】
統計に関する数理およびその応用研究を促進するため,1944年(昭和19)に設立された文部省所轄の研究機関。大学共同利用機関の一。東京都港区に所在。
とうけいてき
とうけいてき [0] 【統計的】 (形動)
統計に基づいて行うさま。
とうけいねんかん
とうけいねんかん [5] 【統計年鑑】
毎年の政治・経済・社会などの統計の中から,重要なものを選んで載せた年鑑。
とうけいひょう
とうけいひょう [0] 【統計表】
統計の結果を表に表したもの。これを図に表示したものを統計グラフあるいは統計図表という。
とうけいりきがく
とうけいりきがく [6][5] 【統計力学】
分子・原子・素粒子などの微視的運動を確率論的に取り扱うことによって,巨視的な物質の性質や法則を導き出す力学。一九世紀末にボルツマンやギッブスが始めた。
とうけっしゅ
とうけっしゅ [3] 【頭血腫】
新生児の頭部に生じる血腫。産道で頭部が強く圧迫され,頭骨とそれを包む骨膜との間に生ずる出血が原因。大部分が数週間で吸収される。
とうけつ
とうけつ [0] 【凍結】 (名)スル
(1)こおりつくこと。氷結。「冬には―する湖」
(2)資金・資産などの移動や使用を一時的に禁止すること。「海外資産を―する」
(3)物事の解決・処理を一時的に保留の状態にすること。「その論議は一時―する」
とうけつ
とうけつ【凍結する】
freeze.→英和
‖凍結資産 frozen assets.賃金凍結 a wage freeze.
とうけつかんそう
とうけつかんそう [5] 【凍結乾燥】
物を凍らせて,真空中に置き水分を昇華させて除く乾燥法。物理的・化学的変化を受けないので,医薬品・インスタント食品などに利用される。フリーズ-ドライ。
とうけん
とうけん [0] 【闘犬】
(1)犬どうしを戦わせて勝負を争う遊び。高知県で盛ん。犬合わせ。犬食い。
(2){(1)}を戦わせるための犬。秋田犬・土佐犬など。
とうけん
とうけん【闘犬】
a dogfight;→英和
a fighting dog (犬).
とうけん
とうけん【刀剣(商)】
(a dealer in) swords.
とうけん
とうけん タウ― [0] 【陶硯】
陶製のすずり。
とうけん
とうけん タウ― [0] 【唐犬】
近世初期に輸入された犬の一種。大きく力が強く,猟犬とした。オランダ犬。
とうけん
とうけん タウ― [0] 【倒懸】
(1)逆さまにかけること。
(2)手足を縛って逆さまにつるすこと。転じて,非常な苦痛のたとえ。
とうけん
とうけん タウ― [0] 【刀剣】
刀や剣(ツルギ)の総称。かたな類。
とうけん
とうけん [0] 【闘拳】
じゃんけんの一種。きつね拳・藤八(トウハチ)拳など。
とうけんがけい
とうけんがけい タウケングワケイ [0] 【陶犬瓦鶏】
〔金楼子(立言上)〕
焼き物の犬と素焼きの鶏の意。外観が優れているばかりで役に立たぬもののたとえ。
とうけんぐみ
とうけんぐみ タウ― [0] 【唐犬組】
唐犬権兵衛を首領とした江戸の町奴(マチヤツコ)の一団。
とうけんごんべえ
とうけんごんべえ タウ―ゴンベヱ 【唐犬権兵衛】
〔唐犬二匹を撲殺したといわれるところからの名〕
江戸初期の町奴。幡随院長兵衛の配下で,のち獄門にかけられたという。
とうけんそ
とうけんそ タウ― 【湯顕祖】
(1550-1616) 中国,明代の戯曲作家。字は儀仍,号は海若・若士,清遠道人とも。臨川の人。作「牡丹亭還魂記」,「邯鄲記」「南柯記」「紫釵記」は合わせて「玉茗堂四夢」と称される。
とうけんびたい
とうけんびたい タウ―ビタヒ [5] 【唐犬額】
〔唐犬組の町奴が好んだといわれることから〕
大きく広く抜き上げた額。「大張り小張り―二十六人車座に並べば/浮世草子・好色万金丹」
とうげ
とうげ タウゲ [3] 【峠】
〔「手向(タム)け」の転。通行者が旅路の安全を祈って道祖神に手向けた所の意。「峠」は国字〕
(1)尾根の鞍部を越える山道を登りつめた所。道はそこから下りになる。
(2)ものの勢いの最も盛んな時期。絶頂期。「この熱も今が―だ」「インフレも今年が―だろう」
とうげ
とうげ タウゲ 【峠】
姓氏の一。
とうげ
とうげ【峠】
<cross over> a (mountain) pass;[危機] <pass> the crisis[critical stage (病人などの)];→英和
the worst <is over> ;→英和
[絶頂]the peak;→英和
<be in> the height <of> .→英和
‖鈴鹿峠 Suzuka Pass.
とうげ=を越す
――を越・す
盛りの時期・危険な状態を過ぎて,物事の勢いが衰え始める。山を越す。「寒さも―・した」
とうげい
とうげい【陶芸】
ceramics;→英和
ceramic art.陶芸家 a ceramist;→英和
a ceramic artist.
とうげい
とうげい タウ― [0] 【陶芸】
陶磁器を作る技芸・工芸。「―家」
とうげさんきち
とうげさんきち タウゲ― 【峠三吉】
(1917-1953) 詩人。大阪生まれ。本名,三吉(ミツヨシ)。広島で被爆。「にんげんをかえせ」の序詩で知られる「原爆詩集」で,被爆の怒りと悲しみをうたう。
とうげしば
とうげしば タウゲ― [3] 【峠柴】
ヒカゲノカズラ目の常緑性シダ植物。山中の林下に自生。茎は基部から分岐し高さ約15センチメートルで,狭披針形の葉を密に互生する。葉は暗緑色。夏,上方の葉腋(ヨウエキ)に淡黄色の胞子嚢(ノウ)をつける。峠檜葉(トウゲヒバ)。
とうげつ
とうげつ タウ― [1][0] 【当月】
この月。本月。今月。また,(あることのあった)その月。
とうげつ
とうげつ [1] 【冬月】
(1)冬の季節。
(2)冬の夜の月。寒月。
とうげつ
とうげつ【当月】
this month.
とうげつぎり
とうげつぎり タウ― [0][6] 【当月切り】
⇒当限(トウギリ)
とうげん
とうげん タウ― [0] 【桃源】
〔陶淵明の「桃花源記」に描かれた理想郷から〕
俗世間を離れた平和な世界。仙境。桃源郷。ユートピア。
とうげん
とうげん タウ― [0] 【套言】
きまり文句。ありきたりの言葉。古くさい言葉。常套句。套語。
とうげん
とうげん [0] 【凍原】
⇒ツンドラ
とうげん
とうげん 【董源】
中国,五代宋初期の画家。字(アザナ)は叔達。南唐に仕え北苑使となったので董北苑とも称される。山水画技法の基礎を確立,後世南宗画の祖と呼ばれる。生没年未詳。
とうげんきょう
とうげんきょう タウ―キヤウ [0] 【桃源郷】
「桃源」に同じ。
とうげんきょう
とうげんきょう【桃源境】
Arcadia;→英和
Shangri-la.
とうげんしつ
とうげんしつ タウ― [3] 【糖原質】
⇒グリコーゲン
とうげんずいせん
とうげんずいせん タウゲン― 【桃源瑞仙】
(1433-1489) 京都相国寺の禅僧。近江の人。五山文学者。「史記抄」「三体詩抄」「百衲襖(周易の抄)」などの抄物を著した。
とうげんびょう
とうげんびょう タウゲンビヤウ [0] 【糖原病】
肝臓や筋肉などにグリコーゲンが異常に蓄積する遺伝性疾患。
とうげんれい
とうげんれい【登舷礼を行なう】
man the side.→英和
とうげんれい
とうげんれい [3] 【登舷礼】
海軍礼式の一。乗組員全員を上甲板の両舷に整列させて,船外の相手に敬意を表すもの。貴人の送迎や特別の出入港に際し行う。登舷礼式。
とうこ
とうこ タウ― [1] 【唐鼓】
「堂鼓(ドウコ)」に同じ。
とうこ
とうこ 【董狐】
中国,春秋時代の晋の史官。晋の霊公が趙穿に殺されたのに,時の上卿趙盾は賊の穿を討たなかった。それゆえ狐は「盾その君を弑(シイ)す」と記述したという。権勢を恐れず,歴史の真実を表すことを董狐の筆という。生没年未詳。
とうこ
とうこ 【東胡】
中国の春秋時代頃からモンゴル高原東部に現れた狩猟牧畜民族。のち匈奴に服属。烏桓(ウガン)・鮮卑などはその後裔という。
とうこ
とうこ [1] 【投壺】
壺の中へ矢を投げ入れ,その数・入り方などで点を争う遊び。中国で周代に始まり,古くは宴席での興とされた。奈良時代に中国から伝わり,江戸時代再び盛行。つぼうち。つぼなげ。
投壺[図]
とうこ
とうこ タウ― [1] 【党錮】
〔「党」は党人,「錮」は禁錮の意〕
中国,後漢末,政界の中枢を握っていた宦官(カンガン)が儒学の徒である官僚層(党人)を禁錮に処して,その批判を封じたこと。宦官による腐敗政治がさらに進み,後漢滅亡の一因となった。党錮の禁。
とうこ
とうこ タウ― [1] 【島弧】
⇒弧状列島(コジヨウレツトウ)
とうこう
とうこう タウ― [0] 【刀工】
刀剣を製作する人。刀かじ。刀匠。
とうこう
とうこう [0] 【東行】 (名)スル
東の方へ行くこと。
とうこう
とうこう [0] 【東郊】
都市の東方の郊外。
とうこう
とうこう タウカウ [0] 【党綱】
党の綱領。
とうこう
とうこう [0] 【投降】 (名)スル
敵に降参すること。「―兵」
とうこう
とうこう [0] 【投稿】 (名)スル
読者が新聞・雑誌などに載せてもらうために原稿を送ること。また,その原稿。「俳句欄に―する」「研究論文の―」
とうこう
とうこう [0] 【投光】 (名)スル
光を当てること。レンズと反射鏡を組み合わせて光を集め,ある部分を照らすこと。
とうこう
とうこう タウカウ [1] 【当行】
この銀行。私どもの銀行。
とうこう
とうこう [0] 【灯光】
ともしびの光。あかり。
とうこう
とうこう【登校する】
attend[go to]school.登校拒否 school refusal;school phobia (症状).
とうこう
とうこう【投降する】
surrender <to> .→英和
投降者 a surrenderer.
とうこう
とうこう [0] 【登高】 (名)スル
(1)高い所へ登ること。
(2)中国で,陰暦九月九日に,山に登って菊酒をのんで遊ぶ行事。災厄をはらうという。
とうこう
とうこう【投稿】
⇒投書.
とうこう
とうこう 【頭光】
⇒ずこう(頭光)
とうこう
とうこう【陶工】
a potter;→英和
a ceramist.→英和
とうこう
とうこう [0] 【凍港】
氷にとざされた港。[季]冬。
とうこう
とうこう [1][0] 【登降】
のぼることとくだること。あがりおり。昇降。
とうこう
とうこう [0] 【登校】 (名)スル
生徒・先生が授業や勤務などのために学校に行くこと。
⇔下校
「グループで―する」
とうこう
とうこう タウ― [0] 【陶工】
陶器を製作する人。焼き物師。
とうこう
とうこう [0] 【冬耕】 (名)スル
冬に田畑を鋤(ス)き返すこと。[季]冬。《―の畝長くしてつひに曲る/山口青邨》
とうこうき
とうこうき【投光器】
a floodlight projector.
とうこうき
とうこうき [3] 【投光器】
投光のための照明器具。光の束を遠方から一定方向に集中して照らす。
とうこうきょひ
とうこうきょひ [5] 【登校拒否】
⇒不登校(フトウコウ)
とうこうぎゃくし
とうこうぎゃくし タウカウ― [5] 【倒行逆施】
〔史記(伍子胥伝)〕
道理に逆らって事をなすこと。よこがみやぶり。逆施倒行。
とうこうけい
とうこうけい タウ― 【陶弘景】
(456-536) 中国,南朝斉・梁(リヨウ)の道家。号は隠居また華陽隠居。書に長じ,本草に精通。「真誥」「登真隠訣」など道書のほか「本草経集注」を著す。
とうこうしょうめい
とうこうしょうめい [5] 【投光照明】
投光器を用いて,建造物・記念碑・競技場などを明るく照らし出すこと。
とうこうしょく
とうこうしょく タウクワウ― [3] 【橙黄色】
橙(ダイダイ)の実のような赤みを帯びた黄色。だいだい色。
とうこうせいていがた
とうこうせいていがた トウカウセイテイ― [0] 【東高西低型】
日本付近の気圧配置型の一。気圧が,東方洋上で高く,西方で低くなっていること。夏に多い。
⇔西高東低型
とうこうせん
とうこうせん【等高線】
a contour (line).→英和
とうこうせん
とうこうせん トウカウ― [0] 【等高線】
地形の高低や傾斜の緩急を地図に表すため,標高の等しい点を連ねた曲線。五万分の一の地図では高低差を20メートルごとに実線で,100メートルごとに太線で示している。水平曲線。同高線。等高曲線。
とうこうち
とうこうち タウカウチ 【陶行知】
(1891-1946) 中国の教育者。米国に留学,デューイに師事。農村改造をめざして教員養成に尽力。生産教育の実験,戦災孤児の学校づくりに努めた。
とうこく
とうこく 【透谷】
⇒北村(キタムラ)透谷
とうこつ
とうこつ [0][1] 【鐙骨】
⇒あぶみこつ(鐙骨)
とうこつ
とうこつ [0][1] 【頭骨】
脊椎動物の頭部の骨。ヒトでは頭蓋(トウガイ)骨と同義。
→頭蓋
とうこつ
とうこつ タウ― [1][0] 【橈骨】
前腕二骨の一。拇指側にあり,尺骨と平行している管状の長骨。
とうこん
とうこん【当今(は)】
now(adays);→英和
at present;these days;today.→英和
とうこん
とうこん【刀痕】
a sword cut[scar].
とうこん
とうこん【闘魂】
a fighting spirit.
とうこん
とうこん タウ― [1] 【当今】
このごろ。いまどき。当節。「―の若い者は…」「―の社会情勢」
とうこん
とうこん [0] 【痘痕】
痘瘡(トウソウ)のあと。あばた。
とうこん
とうこん [0] 【闘魂】
たたかい抜こうとする激しい意気込み。闘争精神。「あふれる―」
とうこん
とうこん タウ― [0] 【刀痕】
刀で切られた傷のあと。
とうこん
とうこん [0] 【等根】
⇒重根(ジユウコン)
とうご
とうご【統語論】
《文》syntax.→英和
とうご
とうご [0] 【頭語】
手紙文の書き出しの語。「拝啓」「謹啓」など。
とうご
とうご タウ― [0] 【套語】
「套言(トウゲン)」に同じ。
とうご
とうご タウ― [0] 【倒語】
もとの語を構成する音節の順序を逆にした語。隠語に多い。「場所」を「しょば」,「これ」を「れこ」などとする類。
とうごう
とうごう [0] 【投合】 (名)スル
二つのものが一つに合うこと。互いの気持ちなどが一致すること。「意気―する」
とうごう
とうごう トウガウ 【東郷】
(1)愛知県中部,愛知郡の町。名古屋市のベッド-タウンとして急速に都市化。
(2)鳥取県中部,東伯郡の町。東郷池,東郷温泉がある。二十世紀梨の産地。
(3)宮崎県北部,東臼杵郡の町。農林業が主体。若山牧水の生地。
(4)鹿児島県北西部,薩摩郡の町。川内川に沿う。米作・ミカン栽培が盛ん。
とうごう
とうごう【意気投合する】
agree <with> ;→英和
fall in <with> ;get on[along]well <with> .
とうごう
とうごう【統合】
unity;→英和
unification.→英和
〜する unite;→英和
unify;→英和
combine.→英和
とうごう
とうごう【等号】
《数》a equal sign.
とうごう
とうごう [0] 【等号】
二つの数・式などの間にはさんで,これら二つが等しいことを表す記号。「=」を用いる。
とうごう
とうごう [0] 【統合】 (名)スル
いくつかの物を一つにまとめあわせること。「五町村を一つに―する」「天皇は,日本国の象徴であり,日本国民―の象徴であつて/日本国憲法」
とうごう
とうごう トウガウ 【東郷】
姓氏の一。
とうごうおんせん
とうごうおんせん トウガウヲン― 【東郷温泉】
鳥取県中部,東郷池南岸にある食塩泉。七月二〇日に水郷祭が開かれる。
とうごうきょういく
とうごうきょういく [5] 【統合教育】
障害児を健常児と一緒に教育すること。
とうごうさんぼうほんぶ
とうごうさんぼうほんぶ 【統合参謀本部】
〔Joint Chiefs of Staff〕
アメリカ国防長官の下で,三軍作戦の基本的戦略の調整と実施を任務とし,大統領と国家安全保障会議に最高の軍事的助言を行う機関。陸・空軍参謀総長と海軍作戦部長を委員とする。JCS 。
とうごうしげのり
とうごうしげのり トウガウ― 【東郷茂徳】
(1882-1950) 外交官。鹿児島県生まれ。東大卒。東条内閣の外相として日米交渉に,鈴木内閣の外相兼大東亜相として終戦工作にあたった。A 級戦犯として禁錮20年の刑を受け,獄中で病没。
とうごうじんじゃ
とうごうじんじゃ トウガウ― 【東郷神社】
東京都渋谷区原宿にある神社。祭神,東郷平八郎。1940年(昭和15)創建。
とうごうせいじ
とうごうせいじ トウガウ― 【東郷青児】
(1897-1978) 洋画家。本名鉄春。鹿児島県生まれ。二科会会長。幻想的・装飾的女性像を描いた。作「パラソルさせる女」など。
とうごうばくりょうかいぎ
とうごうばくりょうかいぎ [9] 【統合幕僚会議】
防衛庁に置かれ,議長と陸・海・空各自衛隊幕僚長により構成される機関。防衛計画・訓練・情報収集などの統合調整,自衛隊出動時の指揮・命令に関する事務を扱い防衛庁長官を補佐する。
とうごうへいはちろう
とうごうへいはちろう トウガウヘイハチラウ 【東郷平八郎】
(1847-1934) 海軍軍人。大将・元帥。薩摩の人。日露戦争の際,連合艦隊司令長官として日本海海戦を指揮,バルチック艦隊を破った。ロンドン軍縮条約では締結に強硬に反対。
とうごうソフト
とうごうソフト [5] 【統合―】
ワープロ・スプレッド-シート・データベースなど異なった機能をもったプログラムを一つにまとめたもの。
とうごく
とうごく [0][1] 【東国】
(1)東方の国。
(2)畿内から見て東方にある地方。
(ア)古代では北陸を除く近畿以東の諸国。
(イ)平安時代以降では箱根・足柄・碓氷以東の国。関東。あずま。
(3)〔江戸城の東にあったことから〕
深川の遊里の別名。
とうごく
とうごく タウ― [1] 【当国】
この国。その国。とうこく。
とうごく
とうごく [0] 【投獄】 (名)スル
牢(ロウ)や監獄に入れること。「賊を―する」
とうごく
とうごく【投獄する】
put <a person> in prison;imprison.→英和
とうごくほうげん
とうごくほうげん [5] 【東国方言】
関東を中心とした三河以東の遠江・駿河・伊豆・甲斐・越後・信濃・奥羽にわたる地域に行われる方言の総称。
とうごせん
とうごせん [0] 【等語線】
言語現象の地理的分布を示すため,同一の言語的特徴をもつ地域とその特徴をもたない地域との境に引いた線。同語線。同位語線。
とうごてきかんけい
とうごてきかんけい [0] 【統語的関係】
〔syntagmatic relation〕
ある文脈において,線状的に並んだ単語と単語の,相互の関係をいう語。連辞関係。
→範列関係
とうごぼう
とうごぼう タウゴバウ [3] 【唐牛蒡】
ヤマゴボウの別名。
とうごま
とうごま タウ― [0] 【唐胡麻】
トウダイグサ科の大形一年草。アフリカ原産。熱帯・温帯で広く栽培。葉は大形でヤツデに似る。雌雄同株。秋,円錐花序の上部に雌花,下部に雄花をつけ,とげのある蒴果(サクカ)を結ぶ。種子は楕円形で暗褐色の斑点があり,蓖麻子(ヒマシ)といい蓖麻子油(ヒマシユ)を採る。ヒマ。
とうごま
とうごま タウ― [0][3] 【唐独楽】
竹筒の上下の穴を木でふさぎ,胴に空気穴を明け,竹の心棒を通したもの。心棒に糸を巻きつけて回すと高い音を出す。ごんごんごま。
とうごろういわし
とうごろういわし トウゴラウ― [6] 【藤五郎鰯】
スズキ目の海魚。全長約16センチメートル。体は細長い。体色は青灰色。鱗が硬く食用とはせず,カツオ釣りの餌に利用。本州中部以南に広く分布し,沿岸の表層に群れをなす。トウゴロウ。
とうごろん
とうごろん [3] 【統語論】
〔syntax〕
言語学の一分野。文法論の一領域で,文がどのような構造で成り立っているかを明らかにしようとするもの。構文論。シンタックス。
→意味論
→語用論
とうさ
とうさ [1][0] 【等差】
(1)一定の基準による等級の差。ちがい。「黄葉の濃淡が又鮮やかな陰影の―を彼の眸中(ボウチユウ)に送り込んだ/明暗(漱石)」
(2)差が一定であること。
とうさ
とうさ【踏査する】
explore;→英和
make a field investigation (実地の).
とうさ
とうさ【等差数列(級数)】
《数》an arithmetical progression (series).
とうさ
とうさ タウ― [1] 【糖鎖】
生体内に存在する糖類・配糖体・糖タンパクなどの糖の部分を鎖に見立てた言葉。構成する単糖の種類・結合位置・順序に多様な組み合わせがあり,それによって血液型や免疫作用などの生体の様々な生理的認識機能が調節されている。
とうさ
とうさ タフ― [1] 【踏査】 (名)スル
現地に行って調査すること。「海外を実地―して/社会百面相(魯庵)」
とうさい
とうさい [0] 【統裁】 (名)スル
すべてを統率し処理すること。「庶務を―する」
とうさい
とうさい [0] 【登載】 (名)スル
(1)新聞・雑誌などに記事として載せること。掲載。
(2)名簿・台帳に記載すること。「候補者名簿の上位に―される」
とうさい
とうさい タウ― [1] 【当歳】
(1)〔「とうざい」とも〕
今年生まれたこと。数え年一歳。「―子(ゴ)」「―馬」「女(ムスメ)ふくは―である/渋江抽斎(鴎外)」
(2)その年。当年。
とうさい
とうさい【搭載する】
load;→英和
embark;→英和
carry;→英和
take <in,on> .→英和
搭載量 loading[carrying]capacity.
とうさい
とうさい タフ― [0] 【搭載】 (名)スル
船・車・飛行機などに物を積むこと。武器などを装備すること。「無線機を―する」
とうさい
とうさい タウ― [0] 【盗採】 (名)スル
採取を禁止されている植物などをひそかに取ること。
とうさいずいひつ
とうさいずいひつ 【東斎随筆】
説話集。二巻一冊。一条兼良(カネラ)著。室町中期成立。1693年刊。主に平安・鎌倉時代の雑事を諸書から引いて項目別に述べている。随筆と題した最初の書。
とうさきゅうすう
とうさきゅうすう [4][6] 【等差級数】
隣り合う二項の差が常に一定な級数。算術級数。
とうさく
とうさく 【東作】
〔「東」は春の意〕
春の耕作。また,農業。
⇔西収
「春は―の思ひを忘れ,秋は西収の営みにも及ばず/平家 10」
とうさく
とうさく【盗作】
plagiarism.〜する plagiarize.→英和
‖盗作者 a plagiarist.
とうさく
とうさく タウ― [0] 【盗作】 (名)スル
他人の作品の一部または全部を自分の作品として発表すること。剽窃(ヒヨウセツ)。
とうさく
とうさく タウ― [0] 【倒錯】 (名)スル
(1)さかさまになること。逆になること。
(2)社会的規範から外れた行動や嗜好を示すこと。味覚倒錯・性的倒錯など。「―症」「―した欲望」
とうさく
とうさく【倒錯】
perversion.→英和
性的倒錯者 a sexual pervert.
とうさくひん
とうさくひん 【董作賓】
(1895-1963) 中国の考古学者。字(アザナ)は彦堂(ゲンドウ)。李済(リサイ)らとともに安陽の殷墟(インキヨ)の発掘を行い,以後,甲骨文字の研究に専念,甲骨学の基礎を確立した。著「甲骨文断代研究例」「殷暦譜」など。トン=ツオピン。
とうさくるい
とうさくるい [4] 【頭索類】
原索動物の一綱を成す無脊椎動物の総称。すべて浅海性。体は左右相称で体節構造がみられる。体の背側前端近くに脊索があり,その背面にそって神経管がある。この点は脊椎動物に似ており,体制は単純であるが脊椎動物の原始形に近い。雌雄異体。ナメクジウオ類。無頭類。
とうさぐんとう
とうさぐんとう 【東沙群島】
中国,南シナ海北部の珊瑚礁からなる群島。海上交通・軍事上の要地。トンシャー群島。プラタス群島。
とうささげ
とうささげ タウ― [3] 【唐豇】
インゲンマメの別名。
とうさすうれつ
とうさすうれつ [4] 【等差数列】
隣り合う二項の差が常に一定な数列。
とうさつ
とうさつ [0] 【透察】 (名)スル
物事を見通すこと。「其文化の因て起りし処を―せざるべからず/希臘思潮を論ず(敏)」
とうさん
とうさん [1] 【父さん】
〔「ととさん」の転〕
父親を敬っていう語。「とうさま」より親しみを感じさせる呼び方。「お」を伴って用いられることも多い。
⇔かあさん
とうさん
とうさん [0] 【東山】
〔「とうざん」とも〕
(1)東の山。
(2)「東山道」の略。「東海・―の国々/今昔 25」
とうさん
とうさん タウ― [0] 【逃散】
⇒ちょうさん(逃散)
とうさん
とうさん タウ― [0] 【倒産】 (名)スル
財産を使い果たして,事業などが破綻(ハタン)すること。特に会社などがつぶれること。不渡り手形を出して銀行取引の停止処分を受けたり,経営にゆきづまって会社更生法の適用を裁判所に申請したりする場合にもいう。
→破産
とうさん
とうさん タウ― [0] 【蕩産】
財産を使い尽くすこと。破産。
とうさん
とうさん【倒産】
⇒破産.
とうさん
とうさん タウ― [0] 【蕩散】
人の気を散らし,とろけさせること。「稗官小説は…その心志を―するものにして/西国立志編(正直)」
とうさん
とうさん [1] 【嬢さん】
〔「いとさん」の転〕
主に関西で,良家の娘を呼ぶ語。お嬢さん。
とうさん
とうさん タウ― [0] 【当参】
(1)参集すること。また,参着したばかりであること。また,その人。「―の一族ならびに相従へる兵どもに至るまで/太平記 22」
(2)中世,訴訟のために鎌倉・京都に出頭すること。
とうさんさい
とうさんさい タウ― [3] 【唐三彩】
中国唐代に作られた軟質陶器。緑・白・黄・茶・赤などのうち,三色の取り合わせで彩色されている場合が多いのでいう。各種容器のほか,男女人物像などがある。奈良三彩はこの手法が伝来したもの。
→三彩
とうさんしょう
とうさんしょう 【東三省】
旧満州,現在の中国東北部の旧称。清朝が置いた黒竜江・吉林・奉天の三省をさし,今日の黒竜江・吉林・遼寧の三省にあたる。
とうさんどう
とうさんどう 【東山道】
律令制における七道の一。近江・美濃・飛騨・信濃・上野・下野・陸奥・出羽の八国よりなる。およびそれらを連ねる幹線道路をいう。
とうさんぼん
とうさんぼん タウ― [3] 【唐三盆】
中国から輸入されていた上等の砂糖。
→和三盆
とうざ
とうざ【当座の】
temporary;→英和
<pocket money> for the present;→英和
immediate <needs> .→英和
〜は for a while;→英和
for the present[the time being].〜しのぎ(に) (as) a makeshift.→英和
‖当座貸越 an overdraft.当座預金(勘定) a current deposit (account).
とうざ
とうざ タウ― [0] 【当座】
(1)その場。即座。即刻。「上人(シヨウニン)の言葉を聴いて…―に出家の志を定めた/恩讐の彼方に(寛)」
(2)しばらくの間。当面。さしあたり。「―をしのぐ金」「―の間に合わせ」
(3)(あることから)しばらくの間。一時(イツトキ)。「結婚した―は生活も苦しかった」
(4)居合わせているその座。また,その場にいる人々。「―の公卿みな長方の義に同ず/平家 2」
(5)「当座預金」の略。
(6)歌会や句会などで,会の席上出される題。また,その題で即席に詠まれた作品,およびそのような会。即題。席題。
⇔兼日(ケンジツ)
「―の御会ありしに/平家 1」
とうざい
とうざい [1] 【東西】
■一■ (名)
(1)東と西。また,東洋と西洋,東側諸国と西側諸国,関東と関西など。
⇔南北
「川は町の中央を―に流れている」「人の気持ちは洋の―を問わない」「古今―」
(2)方角。転じて,世間の事柄。
→東西を失う
→東西を弁ぜず
(3)もと中国の俗語で,物品または金銭の称。
(4)東や西。四方。あちこち。「―に鞭をあげ,駒をはやめて行く程に/平家 9」「ただ袖をとらへて―せさせず乞ひ取りて持てこ/枕草子 82」
■二■ (感)
「東西東西」に同じ。「―!お目通に控へさせましたるは,当座の太夫元滝の白糸に御座りまする/義血侠血(鏡花)」
とうざい
とうざい【東西】
east and west.古今東西にわたって in all ages and countries.
とうざい
とうざい タウ― [0] 【盗罪】
盗みの罪。盗犯。
とうざい=を失う
――を失・う
東も西もわからなくなる。途方に暮れる。「広き野に出で道に迷ひて,―・ひて/今昔 17」
とうざい=を弁(ベン)ぜ∘ず
――を弁(ベン)ぜ∘ず
西も東もわからない。物事を判断する能力が全くない。東西をわきまえず。東西を知らず。
とうざい=南北
――南北((トウザイナンボク))の人
〔礼記(檀弓上)〕
諸方をさまよい,住む所が定まらない人。放浪者。
とうざい=暮れる
――暮・れる
「東西を失う」に同じ。「兼房は焔にむせび,―・れてありけるが/義経記 8」
とうざい=知ら∘ず
――知ら∘ず
「東西を弁ぜず」に同じ。「みだり心地,―∘ず侍りて/宇津保(国譲上)」
とうざいいち
とうざいいち [3] 【東西市】
平城京・平安京の東(左京)・西(右京)に設けられていた官市。市を監督するために,東西それぞれに市司(イチノツカサ)を置き,商品の品質・価格などを監視した。
とうざいく
とうざいく [3] 【籐細工】
籐の茎で細工すること。また,その細工品。
とうざいく
とうざいく【籐細工】
rattan work.
とうざいせん
とうざいせん 【東西線】
(1)営団地下鉄の鉄道線。東京都中野・日本橋・千葉県西船橋間30.8キロメートル。
(2)神戸高速鉄道の地下鉄道線。神戸市西代・三宮間5.7キロメートルおよび高速神戸・元町間1.5キロメートル。
(3)札幌市営の地下鉄道線。札幌市琴似・新さっぽろ間17.3キロメートル。
とうざいたいりつ
とうざいたいりつ [5] 【東西対立】
自由主義諸国と共産主義諸国との対立。
→冷戦
とうざいとうざい
とうざいとうざい [1][1] 【東西東西】 (感)
興行物などで見物人をしずめたり,口上を述べるに先立って注意をひいたりするときに用いる言葉。東西。とざいとうざい。「―,今日ご覧にいれまするは」
〔相撲から出た語という〕
とうざいなんぼく
とうざいなんぼく [5] 【東西南北】
(1)東と西と南と北。四方。諸方。「道路が―に四達している」
(2)方角。方向。
とうざいもんだい
とうざいもんだい [5] 【東西問題】
かつて,東側(ソ連を中心とする社会主義諸国)と西側(アメリカを中心とする資本主義諸国)との間の政治・軍事的対立を基調とする諸問題をさして言った語。
→南北問題
とうざいや
とうざいや [0] 【東西屋】
〔口上の初めに東西東西というところから〕
街頭や店頭で,広告の口上を述べる者。ひろめや。
とうざいゆうき
とうざいゆうき 【東西遊記】
橘南谿(ナンケイ)の「東遊記」と「西遊記」の併称。
とうざかしこし
とうざかしこし タウ― [4] 【当座貸越】
銀行が当座預金を持つ預金者に当座預金残高を越えて,一定限度内で小切手の振り出しを認めること。当座貸越契約を締結し,銀行に担保を提供する。オーバードラフト。
とうざかりこし
とうざかりこし タウ― [4] 【当座借越】
借り主の側からみた当座貸越のこと。
とうざかんじょう
とうざかんじょう タウ―ヂヤウ [4] 【当座勘定】
当座預金の預け入れ,手形・小切手の支払い,当座貸越など,すべての当座取引を処理する勘定。
とうざがい
とうざがい タウ―ガヒ 【当座買ひ】
さしあたり入用なだけ現金で買うこと。そのつど現金で買うこと。「万事―にして,朝夕を送れば/浮世草子・胸算用 1」
とうざぎん
とうざぎん タウ― 【当座銀】
その場で金銭の授受をすること。現金取引。即金。「この米屋も―にして/浮世草子・永代蔵 5」
とうざこぎって
とうざこぎって タウ― [5] 【当座小切手】
小切手。銀行に当座預金を置いている者が,その預金をもとに振り出す。
とうざしのぎ
とうざしのぎ タウ― [4] 【当座凌ぎ】
当分の間の間に合わせ。その場しのぎ。「―に出まかせを言う」
とうざじり
とうざじり タウ― [0] 【当座尻】
当座預金の残高。
とうざちょう
とうざちょう タウ―チヤウ [0] 【当座帳】
商家で,売買などの事項を項目別に分類しないで一時的に書きつけておく帳簿。付け込み帳。
とうざづけ
とうざづけ タウ― [0] 【当座漬(け)】
長期保存を目的としない漬け物。一般に,塩漬けで二,三日漬けたもの。
とうざのがれ
とうざのがれ タウ― [4] 【当座逃れ】
苦しい状態を一時的に切り抜けるための言葉・手段。その場逃れ。「―の借金」
とうざばらい
とうざばらい タウ―バラヒ 【当座払ひ】
すぐにその場で支払うこと。現金払い。「大かたの買物は―にして/浮世草子・胸算用 4」
とうざふりこみ
とうざふりこみ タウ― [4] 【当座振込】
送金者が受取人の取引銀行の当座預金に一定金額を振り込むこと。
とうざよきん
とうざよきん タウ― [4] 【当座預金】
小切手や手形の支払いのために,預け入れておく預金。無利息が原則で,その引き出しには必ず小切手や手形が使われる。
とうざん
とうざん タウザン 【唐山】
中国,河北省北東部の都市。付近に開灤(カイラン)炭田があり,重工業が発達。1976年7月大地震が発生し,死者二十数万人を出した。タンシャン。
とうざん
とうざん タウ― [1] 【当山】
(1)この山。また,話題になっている山。
(2)この寺。当寺。また,話題になっている寺。
(3)「当山衆」の略。
(4)「当山派」の略。
とうざん
とうざん タウ― [1] 【唐山】
中国のこと。唐土。もろこし。から。
とうざん
とうざん タウ― [0] 【逃竄】 (名)スル
逃げてかくれること。
とうざん
とうざん タウ― [0] 【唐桟】
桟留(サントメ)。初め舶来のものと区別して呼んだ語。後に桟留一般の称となった。唐桟留。
とうざんしゅう
とうざんしゅう タウ― [3] 【当山衆】
当山派の山伏たち。
→本山衆
とうざんは
とうざんは タウ― 【当山派】
修験道の一派。醍醐寺三宝院を本山とした真言修験。派祖は聖宝(シヨウボウ)。
→本山派
とうし
とうし [0] タウ― 【盗視】 ・ トウ― 【偸視】 (名)スル
人に気づかれないようにこっそり見ること。盗み見。「老夫は腹立しげに御者の面を―せり/義血侠血(鏡花)」
とうし
とうし タウ― [1] 【唐紙】
中国で作られ,奈良時代に写経用に輸入された紙。竹を原料とし,表面が粗くて比較的もろいが,墨汁の吸収がよい。江戸末期,日本で楮(コウゾ)・三椏(ミツマタ)を用いて,これに模した紙(和唐紙という)が作られた。書画用に用いる。
→からかみ
とうし
とうし [0] 【凍死】 (名)スル
寒さでこごえ死ぬこと。[季]冬。「眠ったら―する」
とうし
とうし タウ― [1] 【祷祀】
いのりまつること。いのり。
とうし
とうし タウ― [1] 【当市】
この市。また,我が市。
とうし
とうし [0][1] 【投資】 (名)スル
(1)利益を得る目的で,資金を証券・事業などに投下すること。「新事業に―する」
(2)〔経〕
〔investment〕
生産者の実物資本の増加分。設備投資・建設投資・在庫投資の三種に分類できる。資本形成。
とうし
とうし タウ― [0][1] 【唐詩】
(1)中国,唐代の詩。各種の詩体が発展し,絶句・律詩の今体詩が確立した。杜甫・李白・韓愈(カンユ)・白居易などの詩人も輩出。
(2)中国古典詩の総称。
とうし
とうし【凍死する】
be frozen to death.
とうし
とうし [1] 【頭指】
人差し指。食指。
とうし
とうし タウ― [1] 【檔子】
「檔案(トウアン)」に同じ。
とうし
とうし【投資(資本)】
(an) investment.→英和
〜する invest[put,lay out] <money> <in> .→英和
‖投資景気 an investment boom.投資家 an investor.投資信託 investment trust.設備投資 investment in plant and equipment.
とうし
とうし タウ― [1] 【島司】
(1)旧制で,府県庁に属した島庁の長官。知事の命令により管轄区域内の島地の行政事務を担当した。1926年(大正15)廃止。
(2)律令制で,壱岐・対馬・多褹(タネ)の三島に置かれた官人。国司に準じた。
とうし
とうし タウ― [1] 【蕩子】
「蕩児(トウジ)」に同じ。「優は―であつた/渋江抽斎(鴎外)」
とうし
とうし [1] 【藤氏】
〔「とうじ」とも〕
藤原氏。
とうし
とうし [1] 【闘士】
(1)戦闘に従う兵士。
(2)特に社会運動などに活躍する人。「組合運動の―」
とうし
とうし [1] 【闘志】
戦おうとする意欲。闘争心。「―に燃える」「―のわく相手だ」「―満々」
とうし
とうし [1][0] 【闘詩】
詩を作って,互いにその優劣を争うこと。詩合。
とうし
とうし【闘志】
fight;→英和
a fighting spirit.〜を示す show fight.〜満々 <be> full of fight.〜がない lack[be lacking in]fight.
とうし
とうし【闘士】
a fighter[champion] <for> ;→英和
an agitator (労働運動の).
とうし
とうし タウ― [0] 【陶歯】
陶材で作られている人工歯。
とうし
とうし【透視する】
see through.‖透視画法 perspective.透視者 a clairvoyant.
とうし
とうし タウ― [0] 【刀子】
⇒とうす(刀子)
とうし
とうし タウ― [0] 【悼詞】
人の死をいたみ弔う言葉。悼辞。
とうし
とうし [0] 【透視】 (名)スル
(1)物を透かして見ること。「胸中を―されたよう」
(2)X 線を用い,身体内部の状態を蛍光板に当てて調べる方法。
(3)〔心〕 超心理学の用語。超感覚的知覚の一。壁などに隠れていて通常は見えない物を,五官以外の未知の感覚によって見ることができるとされる能力。
とうし
とうし 【読師】
⇒とくし(読師)
とうしがいしゃ
とうしがいしゃ [4] 【投資会社】
⇒証券投資会社(シヨウケントウシガイシヤ)
とうしがた
とうしがた [0] 【闘士型】
クレッチマーの分類による体型の一。筋肉・骨格が発達し,肩幅・胸幅が広いがっしりした体つき。粘着気質と関連があるとされる。筋骨型。
とうしがほう
とうしがほう [4] 【透視画法】
肉眼にうつる像と同じように投射線が一点から発するように描く画法。西洋で写実的技法として発展。日本の浮絵(ウキエ)もこの画法に属する。
とうしき
とうしき【等式】
《数》an equality.→英和
とうしき
とうしき [0] 【等式】
〔equality〕
式や文字や数が等号で結ばれているもの。(�+�)²=�²+2��+�² のように等しい関係が �,� の値にかかわらず常に成り立つもの(恒等式)と,�²−5�+6=0 のように文字に特別の数値を与えた時だけ等しい関係が成り立つもの(方程式)とがある。
とうしきほう
とうしきほう タフシキハフ [0] 【塔式法】
硫酸の製造法の一。鉛室を用いずに数基の塔内で,窒素酸化物を触媒にし二酸化硫黄を酸化,硫酸を製造。現在ではほとんど用いられない。
とうしぎんこう
とうしぎんこう [4] 【投資銀行】
⇒インベストメント-バンク
とうしげんぜい
とうしげんぜい [4] 【投資減税】
企業の設備投資額の一定部分を税額控除する措置。民間の投資を促進するための一種の優遇措置。
とうしこもんぎょう
とうしこもんぎょう [5] 【投資顧問業】
投資関連の情報を提供し,証券売買の助言をする業務。1986年(昭和61)に法制化された。
とうしざい
とうしざい [3] 【投資財】
将来の生産のために使われる生産手段。
→資本財(シホンザイ)
とうししじょう
とうししじょう [4] 【投資市場】
資本が取引される場。資本市場を資本の供給者の側からみた概念。
とうししつ
とうししつ タウ― [3] 【糖脂質】
広く動植物組織中に存在する複合脂質の一種。脂肪酸または脂肪族アルコールと糖が結合した構造を基本構造とする化合物。グリコリピド。
とうししんたく
とうししんたく [4] 【投資信託】
証券会社が一般投資者から資金を集め,これを信託銀行に信託し,信託銀行を指図して証券投資を中心に運用し,これによって得た利益を投資者に分配する制度。
→貸付信託
とうしじま
とうしじま タフシ― 【答志島】
三重県鳥羽市,伊勢湾口の島。平地に乏しく漁業に依存。
とうしじょうすう
とうしじょうすう [4] 【投資乗数】
投資が独立的に増大したとき,それに誘発されて所得の増加と投資(消費)の増加が繰り返される。この最初の投資の増大分に対して,最終的にもたらされる国民所得の増加額が何倍になるかを表す比率。一から限界消費性向を引いた値の逆数で示される。
→乗数
とうしすう
とうしすう [4] 【頭示数・頭指数】
頭長に対する頭幅の百分率。形質人類学などで,頭の形の比較・分類に用いられる。頭蓋(トウガイ)骨の計測値によるものを頭蓋示数という。
とうしず
とうしず [3] 【透視図】
目で見るのと同様な遠近感が現れるように,品物・構造物などを描いた図。パースペクティブ。パース。
とうしずほう
とうしずほう [4] 【透視図法】
(1)製図法の一。透視画法に基づく方法。
(2)地図投影法の一。地球の中心を通る軸に垂直な平面上に,軸上の一点から地表を投影する方法。その視点の位置によって,正射図法・平射図法・心射図法などがある。投射図法。
とうしせん
とうしせん タウシ― 【唐詩選】
中国,唐代の名詩選。七巻。明の李攀竜(リハンリヨウ)の編とされるが未詳。唐代の詩人一二八人の代表作四六五編を採録。唐詩正統派の格調や声律を伝える。日本には江戸初期に伝来して以後,漢詩入門書として盛行。
とうしせん
とうしせん タウ― [0] 【当四銭】
⇒四文銭(シモンセン)
とうしつ
とうしつ タウ― [0] 【糖質】
糖類とその誘導体の総称。炭水化物。
とうしつ
とうしつ [0] 【灯質】
灯台の灯光の発射状態。各灯台ごとに定められている。
とうしつ
とうしつ【等質の】
homogeneous.→英和
とうしつ
とうしつ [0] 【洞悉】 (名)スル
知り尽くすこと。「余が如き近眼者の敢て―し得る所にあらず/民約論(徳)」
とうしつ
とうしつ [0] 【等質】
質が同じであること。「文化の―性」
とうしつぼうすいせいそざい
とうしつぼうすいせいそざい [11] 【透湿防水性素材】
水蒸気より大きく,水滴より小さい孔をもつ素材。汗は発散するが雨は通さない。高密度織物に強力な撥水処理をしたものや微多孔質フィルムを貼り合わせたものがある。
とうしつコルチコイド
とうしつコルチコイド タウ― [8] 【糖質―】
肝臓での糖の新生や,血糖値の上昇など,糖質代謝に関与するステロイド-ホルモンの総称。炎症やアレルギーに対しての抵抗性を高める作用もある。副腎皮質から分泌されるものと合成ホルモンとがあり,医薬品として用いられる。グルココルチコイド。
→副腎皮質ホルモン
とうしてつどう
とうしてつどう 【東支鉄道】
⇒東清鉄道(トウシンテツドウ)
とうしのしけ
とうしのしけ 【藤氏の四家】
藤原不比等の四人の子がそれぞれ成した一家の総称。すなわち,武智麻呂の南家,房前(フササキ)の北家,宇合(ウマカイ)の式家,麻呂の京家のこと。四家。
とうしふんそうかいけつこくさいセンター
とうしふんそうかいけつこくさいセンター 【投資紛争解決国際―】
〔International Center for Settlement of Investment Disputes〕
民間投資に関する紛争解決のための調停および仲裁の施設提供を目的とする国際組織。1966年設立。世界銀行の本部内に事務局をもつ。ICSID 。
とうしみ
とうしみ 【灯心】
〔「とうじみ」とも〕
「とうしん(灯心)」に同じ。「油・―までもてのぼらせ給ふ/栄花(駒競べの行幸)」
とうしみとんぼ
とうしみとんぼ [5] 【灯心蜻蛉】
イトトンボの異名。
とうしもく
とうしもく [3] 【等翅目】
昆虫の分類上の一目。シロアリの類。前ばねと後ばねの形や大きさが同じ。女王・王・働きアリ・兵アリなどの階級があり,社会生活を営む。等翅類。
とうしゃ
とうしゃ【透写する】
trace.→英和
透写紙 tracing paper.
とうしゃ
とうしゃ【謄写する】
(make a) copy;→英和
mimeograph.→英和
謄写版(刷) a mimeograph (mimeographed copy).
とうしゃ
とうしゃ タウ― [1] 【当社】
(1)この会社。我が社。
(2)この神社。
とうしゃ
とうしゃ【投射(影)】
(a) projection.→英和
投射(角)《理》(an angle of) incidence.→英和
とうしゃ
とうしゃ [0] 【投射】 (名)スル
(1)光をあてること。光をなげかけること。照射。「探照灯を―する」
(2)「入射」に同じ。
(3)〔心〕
〔projection〕
自分の感情や性質を無意識のうちに他人に移しかえる心の働き。例えば他人に敵意を抱いている時,逆に相手が自分を憎んでいると思い込むなど。投影。
とうしゃ
とうしゃ [0] 【透写】 (名)スル
透き写しにすること。しきうつし。「地図を―する」
とうしゃ
とうしゃ [0] 【謄写】 (名)スル
(1)書き写すこと。「原本を正確に―する」
(2)謄写版で印刷すること。
とうしゃ
とうしゃ [0] 【投写】 (名)スル
(スライドを)写すこと。「スクリーンに―する」
とうしゃく
とうしゃく タウ― [0] 【唐尺】
中国唐代に制定された長さの単位。小と大があり,厳密な長さは不明であるが,小尺の一尺は,曲尺の七寸六分(約23.03センチメートル),大尺はその一・二倍にあたると推定される。日本では律令制で唐小尺を小尺に採用した。
とうしゃし
とうしゃし [3] 【透写紙】
トレーシング-ペーパーのこと。
とうしゃだい
とうしゃだい [0] 【透写台】
ガラスをはめ込み,下から蛍光灯で照らすようにした製図台。
とうしゃばん
とうしゃばん [0] 【謄写版】
孔版印刷の一。蝋(ロウ)引きした原紙に文字などを鉄筆で刻字したものを型紙とし,この型紙を絹スクリーンに密着させて上からインクのついたローラーで押圧して印刷する。がり版。
とうしゃほう
とうしゃほう [0] 【投射法】
〔心〕
⇒投影法(トウエイホウ)
とうしゅ
とうしゅ タウ― [1] 【当主】
現在のあるじ。その家の,今の主人。
とうしゅ
とうしゅ [1] 【投手】
野球やソフトボールで,打者に対して球を投ずる者。ピッチャー。
とうしゅ
とうしゅ タウ― [1] 【党首】
(政党など)党の最高責任者。
とうしゅ
とうしゅ [1] 【東首】
東に頭を向けて寝ること。東枕(ヒガシマクラ)。「孔子も―し給へり/徒然 133」
とうしゅ
とうしゅ【当主】
the present master.
とうしゅ
とうしゅ【党首】
the leader[president](of a party).→英和
とうしゅ
とうしゅ【投手】
a pitcher ‖投手陣 a pitching staff.投手戦 a pitching duel.投手板 the pitcher's plate.勝(負,先発,救援)投手 a winning (losing,starting,relief) pitcher.
とうしゅ
とうしゅ [1] 【頭首】
ある集団・組織などのかしらに立つ人。
→ちょうしゅ(頭首)
とうしゅ
とうしゅ タウ― 【陶朱】
范蠡(ハンレイ)の別名。官を退いてのち山東の陶に住み朱公と称したのでいう。
とうしゅ
とうしゅ タウ― [1] 【盗取】 (名)スル
ぬすみとること。「財物を―する」
とうしゅ=猗頓(イトン)の富(トミ)
――猗頓(イトン)の富(トミ)
〔賈誼「過秦論」による。陶朱は金満家として知られ,また猗頓は陶朱に金持ちになる法を教えられて大富豪になったことから〕
莫大な富。また,大富豪。
とうしゅう
とうしゅう【踏襲する】
follow in a person's (foot)steps;follow.→英和
とうしゅう
とうしゅう タフシフ [0] 【踏襲】 (名)スル
先人のやり方や説をそのまま受け継ぐこと。「前の方針を―する」
とうしゅう
とうしゅう タフシウ [0] 【答酬】
〔「とうじゅう」とも〕
返答すること。返答。また,返事の手紙の表に書く言葉。[日葡]
とうしゅう
とうしゅう [0][1] 【東州】
(1)東方の国。東国。また,関東。
(2)東洋。アジア州。
とうしゅう
とうしゅう 【東周】
⇒周(シユウ)
とうしゅうさいしゃらく
とうしゅうさいしゃらく トウシウサイ― 【東洲斎写楽】
江戸中期の浮世絵師。経歴について確実な資料がない。1794年5月から一〇か月の間に一四〇種ほどの役者似顔絵と少数の相撲絵を残した。瞬間的表情や個性を誇張して大胆に表現した写実の手法に特徴がある。
とうしゅうりょうせん
とうしゅうりょうせん [5] 【等収量線】
技術が一定のもとで,複数の投入物から一つの財を生産する場合,同一の生産水準をもたらす各投入量の組み合わせを示す線。等量線。
→生産関数
とうしゅく
とうしゅく [0] 【投宿】 (名)スル
宿屋に泊まること。宿をとること。「商人宿に―する」
とうしゅく
とうしゅく【投宿する】
put up <at> ;stop[stay] <at> .→英和
投宿者 a guest.→英和
とうしゅくるい
とうしゅくるい [4] 【荳菽類】
マメ科で種子を利用する作物の総称。ダイズ・アズキ・エンドウ・ソラマメなど。
とうしゅこう
とうしゅこう [0][3] 【頭首工】
河川などから農業用水を用水路へ引き入れるための施設の総称。
とうしゅせん
とうしゅせん [0] 【投手戦】
野球で,両チームの投手ともに相手打者の力を上回り,互いに打線を押さえ込んでいる緊迫した試合。
とうしゅばん
とうしゅばん [0] 【投手板】
野球で,内野の中央部に設けられた長方形の板。投手はこれに軸足をつけて投球しなければならない。ピッチャーズ-プレート。
とうしょ
とうしょ [0] 【投書】 (名)スル
(1)意見・批判・苦情・希望などを書いて関係機関に送ること。また,その文書。「新聞に―する」
(2)「投稿」に同じ。
とうしょ
とうしょ タウ― [1] 【当所・当処】
この所。この場所。当地。「―に移って三年が過ぎた」
→御当所(ゴトウシヨ)
とうしょ
とうしょ【当初】
⇒最初.
とうしょ
とうしょ【頭書の】
above-mentioned.
とうしょ
とうしょ [1] 【頭書】
(1)書物の本文の上欄に書き込まれた注釈などの書き込み。かしらがき。
(2)書類などの最初の部分に書き出された文章。「―の通り」
とうしょ
とうしょ【投書】
a contribution;→英和
a letter.→英和
〜する contribute <an article to> ;→英和
write (a letter) to.‖投書家 a contributor.投書箱 a suggestion[complaints]box.投書欄 the readers' column.
とうしょ
とうしょ タフ― [1] 【答書】
返事の手紙。答えの書状。返書。
とうしょ
とうしょ タウ― [1] 【島嶼】
〔「嶼」は小さい島の意〕
大きな島や小さな島。島々。しま。
とうしょ
とうしょ【島嶼】
islands;an archipelago.→英和
とうしょ
とうしょ タウ― [1] 【当初】
物事の初めの頃。最初のうち。副詞的にも用いる。「―の予定を変える」「―予算」
とうしょう
とうしょう [0] 【答唱】
カトリック教会のミサで,司式者の聖書朗唱にこたえて会衆が定められた言葉を朗唱すること。また,その言葉。聖公会では唱和という。応唱。
とうしょう
とうしょう タウシヤウ [0] 【湯傷】
熱湯によるやけど。
とうしょう
とうしょう タウシヤウ [0] 【刀匠】
刀をつくる人。刀鍛冶(カタナカジ)。刀工。
とうしょう
とうしょう【凍傷】
⇒霜焼け.
とうしょう
とうしょう [0] 【闘将】
力・闘志ともに盛んな大将。また,スポーツや政治運動などで,他の先頭に立って盛んに活動する者。
とうしょう
とうしょう 【東証】
「東京証券取引所」の略。「―第一部」
とうしょう
とうしょう [0] 【凍傷】
極度の寒冷が体に作用して起こる全身的または局所的な組織の傷害。程度により四段階に分ける。第一度は皮膚に紅斑を生じた状態(俗にいうしもやけ),第二度は水疱形成,第三度は皮膚全層の壊死(エシ)で潰瘍の形成,第四度は深層部の組織が壊死を起こした状態をいう。[季]冬。
とうしょう
とうしょう タウシヤウ [0] 【刀傷】
刀で切られたきず。かたなきず。
とうしょう
とうしょう [0] 【痘漿】
痘瘡(トウソウ)の水疱から出る膿汁(ウミジル)。
とうしょう
とうしょう【闘将】
a brave fighter;[主義主張の]a champion.→英和
とうしょう
とうしょう [0] 【登省】
(1)内閣の各省に出勤すること。
(2)省試を受けること。「後江相公―の時/十訓 4」
とうしょうかぶかしすう
とうしょうかぶかしすう [9][8] 【東証株価指数】
東京証券取引所の上場株式の毎日の終値の時価総額を,基準日(1968年1月4日)の時価総額で除した指数。
→トピックス
とうしょうがく
とうしょうがく [3] 【等正覚】
(1)
(ア)仏の完全な悟り。阿耨多羅三藐三菩提(アノクタラサンミヤクサンボダイ)。
(イ)仏のこと。仏の十号の一。等覚。正等覚。
(2)菩薩の五十二の段階のうち,五十一番目。悟りの内容が仏と等しいことからいう。
とうしょうぐう
とうしょうぐう トウセウ― 【東照宮】
徳川家康をまつった神社。初め駿河の久能山に葬られたが,1617年朝廷から東照大権現の神号を与えられ,日光山に改葬されることになり,東照宮が造営された。諸大名も領内に建立したので,全国各地に同名の神社がある。
とうしょうぞく
とうしょうぞく タウシヤウゾク [3] 【唐装束】
唐楽・高麗(コマ)楽などの舞楽に用いる装束。
とうしょうだいごんげん
とうしょうだいごんげん トウセウ― 【東照大権現】
徳川家康の神号。1617年,後水尾天皇から勅諡(チヨクシ)されたもの。
とうしょうだいじ
とうしょうだいじ タウセウダイ― 【唐招提寺】
奈良市五条町にある律宗の総本山。759年唐僧鑑真(ガンジン)が創建。金堂をはじめ主要伽藍が整備されたのは彼の死後といわれる。金堂の盧遮那仏(ルシヤナブツ)および諸像は天平仏の名品。また,講堂は平城宮の朝集殿を移したもの。招提寺。
とうしょうぶ
とうしょうぶ タウシヤウブ [3] 【唐菖蒲】
グラジオラス。[季]夏。
とうしょうへい
とうしょうへい 【鄧小平】
(1904- ) 中国の政治家。長征・抗日戦に参加。1956年政治局常務委員・総書記。文革と76年の天安門事件で二度失脚するが,77年復活。83年国家中央軍事委員会主席。以後,中国の事実上の最高指導者として,開放政策をすすめる。トン=シアオピン。
とうしょく
とうしょく タウ― [1] 【当職】
■一■ (名)
(1)この職務。この職業。
(2)現在の職務。現職。「安藤武者右宗,そのころ―の武者所でありけるが/平家 5」
■二■ (代)
一人称。現にその職務についている者が用いる。自分。わたくし。
とうしょく
とうしょく [0] 【灯燭】
ともしび。灯火。とうそく。
とうしょく
とうしょく [0] 【偸食】
働かないで,無為に暮らすこと。徒食。坐食。「蟄居して暫らくは―の民となり/浮雲(四迷)」
とうしょく
とうしょく [0] 【等色】
色の知覚で二つの色が等しいと感じること。光のスペクトル特性が異なっても,二つの色の三属性(彩度・色相・明度)が等しければ,同じ色に見える。
とうしょく
とうしょく タウ― [0] 【橙色】
だいだい色。
とうしょばいばい
とうしょばいばい タウ― [4] 【当所売買】
証券業者などが,証券取引所または商品取引所を通さずに自分の営業所などで行う売買。
とうしょばらいてがた
とうしょばらいてがた タウ―バラヒ― [7] 【当所払い手形】
⇒同地払(ドウチバラ)い手形(テガタ)
とうしょらん
とうしょらん [3] 【投書欄】
新聞・雑誌で,読者の投書をのせる欄。
とうしろ
とうしろ [0] 【藤四郎】
〔「しろうと(素人)」をひっくり返し,人名めかした語〕
素人(シロウト)。とうしろう。
とうしろう
とうしろう トウシラウ 【藤四郎】
(1)鎌倉初期の陶工。加藤四郎左衛門景正の略称。道元に従い入宋。陶技を学んで帰朝後,瀬戸に窯(カマ)を開いたという。瀬戸焼の祖とされる。生没年未詳。以後代々藤四郎を襲名,一二代を数える。
(2)藤四郎作の茶入れ。特に二代作の真中古(マチユウコ)をさす。また,初代の作は唐物・春慶などと呼ばれる。
(3)刀工,粟田口吉光の通称。
(4)「とうしろ」に同じ。
とうしん
とうしん [0] 【投信】
「投資信託」の略。
とうしん
とうしん [0] 【等身】
〔「とうじん」とも〕
人の身長と同じくらいの高さであること。
とうしん
とうしん [0] 【等親】
親等(シントウ)の慣用的な言い方。
→親等
とうしん
とうしん【投身】
⇒身投げ.
とうしん
とうしん【刀身】
the blade (of a sword).→英和
とうしん
とうしん【答申(案)】
<submit> a (draft) report.→英和
答申書 a report.
とうしん
とうしん タウ― [0] 【刀身】
刀の,鞘(サヤ)に納まっている部分。
とうしん
とうしん タフ― [0] 【答申】 (名)スル
上級の官庁や上役の問いに対して意見を申し述べること。「大臣の諮問に対して―する」「審議会の―」
とうしん
とうしん タウ― [0] 【刀心】
「中子(ナカゴ)」に同じ。
とうしん
とうしん [0] 【灯心・灯芯】
ランプ・行灯(アンドン)などの芯。灯油を吸い込ませて,火をともすためのもの。綿糸などを用いる。古くは藺(イ)の白い芯を用いた。とうしみ。とうすみ。
とうしん
とうしん【等親】
the <first,second,third> degree of kinship.
とうしん
とうしん タウ― [0] 【盗心】
盗みをしようとする気持ち。
とうしん
とうしん【灯心】
a (lamp) wick.灯心草《植》a rush.→英和
とうしん
とうしん [0] 【頭身】
(1)あたまとからだ。からだ全体。
(2)数詞の下に付いて,頭頂から頤(アゴ)までの長さと身長との割合を表す。「八―」
とうしん
とうしん [0] 【登進】 (名)スル
上位の官職・地位に進むこと。昇進。「卒伍より将領に―する事/西国立志編(正直)」
とうしん
とうしん [0] 【東進】 (名)スル
東に向かって進むこと。
⇔西進
「台風が―する」
とうしん
とうしん 【東晋】
⇒晋(シン)
とうしん
とうしん [0] 【投身】 (名)スル
水中に飛び込んだり,高所から地上に身を投げて自殺すること。身投げ。「―自殺」
とうしん
とうしん【等身大の】
life-size.
とうしんおさえ
とうしんおさえ [5] 【灯心抑え】
油皿の中に置いて,灯心をおさえたり,かきたてたりするのに用いる金属製または陶製の具。かきたてぼう。
とうしんぐさ
とうしんぐさ [3] 【灯心草】
藺(イ)の異名。[季]夏。
とうしんせん
とうしんせん [0] 【等深線】
海や川の水深の等しい点をつらねて作った地図上の曲線。同深線。
とうしんだい
とうしんだい [0] 【等身大】
(1)肖像・彫像などが人の体と同じ大きさであること。「―の立像」
(2)飾ったり,おとしめたりしていない,ありのままの姿。「―のアメリカ」
とうしんてつどう
とうしんてつどう 【東清鉄道】
中国東北地方の鉄道。現在の長春鉄路。日清戦争後,ロシアが建設。日本では東支鉄道と呼んだ。日露戦争後,長春以南の南部支線が日本に譲渡され,南満州鉄道株式会社が創設された。1935年(昭和10)全鉄道が満州国に売却された。
とうしんとんぼ
とうしんとんぼ [5] 【灯心蜻蛉】
イトトンボの異名。[季]夏。
とうじ
とうじ【答辞】
<make> an address in reply.
とうじ
とうじ 【東寺】
(1)教王護国寺の通称。
(2)〔(1)でつくられたことから〕
湯葉の別称。
とうじ
とうじ タウ― [1] 【当時】
(1)過去の一時期をさしていう。昔のそのころ。あのころ。「―を知る人はもういなくなった」「―の流行」
(2)現在。今。「何と云つても時代遅れだから―の人気(ジンキ)に向くものは出来ねえ/社会百面相(魯庵)」
とうじ
とうじ タウ― [1] 【当事】
ある事に直接関係すること。
とうじ
とうじ タウ― [1] 【当寺】
この寺。当山。
とうじ
とうじ [0] 【冬至】
二十四節気の一。太陽の黄経が二七〇度に達した時をいい,現行の太陽暦で一二月二二日頃。北半球では太陽の南中高度が最も低く,昼間が最も短い。一一月中気。南至。
⇔夏至(ゲシ)
[季]冬。
とうじ
とうじ【湯治に行く】
go <to Atami> for the baths.‖湯治客 visitors at hot springs.湯治場 a watering place (場所);a spa hotel (旅館).
とうじ
とうじ タフ― [0] 【答辞】
答えとして述べる言葉。式場で,式辞・告辞・祝辞などに答礼する言葉。
とうじ
とうじ [1] 【杜氏】
酒を作る職人。また,その長。とじ。さかとうじ。
とうじ
とうじ【冬至】
the winter solstice.
とうじ
とうじ [1] 【刀自】
「とじ(刀自)」の転。
とうじ
とうじ [1] 【統治】
⇒とうち(統治)
とうじ
とうじ【統治】
⇒統治(とうち).
とうじ
とうじ [1] 【登時】 (副)
すぐに。即刻。即座。
〔旧軍隊で用いられた語〕
とうじ
とうじ タウ― [0] 【悼辞】
人の死をいたみ弔う文。弔辞。
とうじ
とうじ タウヂ [0] 【湯治】 (名)スル
温泉や薬草入りの湯にはいって病気を治療すること。「―客」「山の湯で―する」
とうじ
とうじ タウ― [1] 【蕩児】
身持ちのよくない者。遊蕩児。蕩子。
とうじ
とうじ【当時】
at that time;then;→英和
in those days.〜の of those days;the then <premier> .
とうじいん
とうじいん トウヂヰン 【等持院】
京都市北区等持院北町にある臨済宗天竜寺派の寺。山号,万年山。1341年夢窓疎石を開山として足利尊氏が創建。尊氏が葬られて以後,足利氏歴代の廟所となる。寺号は尊氏の法号にちなむ。尊氏以下歴代将軍の木像や位牌がまつられる。
とうじうめ
とうじうめ [3] 【冬至梅】
冬至の頃に咲く,早咲きの梅。
とうじがゆ
とうじがゆ [3] 【冬至粥】
冬至の日に食べる小豆(アズキ)がゆ。厄を払うという。[季]冬。
とうじき
とうじき タウ― 【当色】
(1)律令制で,位階に応じて定められた衣服の色,またはその衣服。服色の規定は,685年(天武14)7月初見。その後変遷を経て,養老令では,親王一〜四品・諸王一位・諸臣一位は深紫,諸王二〜五位・諸臣二〜三位は浅紫,四位は深緋,五位は浅緋,六位は深緑,七位は浅緑,八位は深縹,初位は浅縹と規定。位色(イシキ)。
(2)律令制下,広く同じ種類・身分であることをいった語。「―婚」
とうじき
とうじき タウ― [3] 【陶磁器】
粘土に長石・石英などの粉末を混ぜて練り固め,成形・乾燥・焼成した製品の総称。素地(キジ)の状態,焼成温度などによって土器・陶器・炻器(セツキ)・磁器に分けられ,後者ほど焼成温度が高い。
とうじき
とうじき【陶磁器】
pottery;ceramics.→英和
とうじくしょうけい
とうじくしょうけい トウヂクシヤウケイ [5] 【等軸晶系】
⇒立方晶系(リツポウシヨウケイ)
とうじご
とうじご [0] 【頭字語】
〔acronym〕
語の先頭の字や音節を組み合わせて綴り読みにした語。ナトー(NATO)・フー(WHO)・ユネスコ(UNESCO)など。
とうじしゃ
とうじしゃ【当事者】
the person concerned.
とうじしゃ
とうじしゃ タウ― [3] 【当事者】
その事に直接関係のある人。
とうじしゃしゅぎ
とうじしゃしゅぎ タウ― [5] 【当事者主義】
訴訟手続きに関して,訴訟の主導権を当事者に与え,裁判所は介入しない原則。
⇔職権主義
とうじしゃてきかく
とうじしゃてきかく タウ― [5] 【当事者適格】
民事訴訟法上,特定の権利関係について,訴訟当事者として有効に訴訟を追行し本案判決を受けることができる資格。訴訟追行権。訴訟実施権。原告適格。
とうじしゃのうりょく
とうじしゃのうりょく タウ― [5] 【当事者能力】
(1)訴訟法上,原告・被告などの訴訟当事者となることができる一般的能力。原則として,自然人および法人はすべて当事者能力を有する。
(2)当事者として,責任をもって事態に対処できる能力。
とうじせい
とうじせい【等時性】
《理》isochronism.〜の isochronous.→英和
とうじせい
とうじせい [0] 【等時性】
時間の間隔が一定で等しいこと。特に,周期運動の周期が振れ幅に無関係で一定な場合をいう。「振り子の―」
とうじせん
とうじせん [0] 【冬至線】
南回帰線の別名。
とうじつ
とうじつ [0] 【冬日】
(1)冬の日光。
(2)冬の日。冬。
とうじつ
とうじつ【当日】
<on> that day.当日売りの切符 a ticket sold on the day of performance (劇場の).
とうじつ
とうじつ タウ― [0][1] 【当日】
物事の行われるその日。「事故―の模様を話す」「―雨天の際は順延する」
とうじてん
とうじてん [3] 【冬至点】
黄道上の黄経二七〇度の点。
→冬至
とうじは
とうじは 【東寺派】
古義真言宗系の一派。教王護国寺を本山とする。
とうじば
とうじば タウヂ― [0] 【湯治場】
湯治をする場所。温泉場。
とうじまき
とうじまき [0] 【東寺巻(き)】
白身の魚や海老(エビ)・野菜などを湯葉で巻いたもの。揚げたり,調味しただしで煮るなどして調理する。
とうじゃく
とうじゃく [0] 【闘雀】
〔「とうしゃく」とも〕
争っている雀。
とうじゃく=人を恐れず
――人を恐れず
雀のように臆病な鳥でも,争いに夢中になっているときは,身の危険をもかえりみなくなる。
とうじゃくすい
とうじゃくすい タウ― 【稲若水】
⇒稲生若水(イノウジヤクスイ)
とうじゃくぼう
とうじゃくぼう タウジヤクバウ 【湯若望】
⇒アダム=シャール
とうじゅ
とうじゅ 【藤樹】
⇒中江藤樹(ナカエトウジユ)
とうじゅう
とうじゅう タウヂユウ [0] 【当住】
(1)現在の住職。
(2)現在の住人。
とうじゅがくは
とうじゅがくは 【藤樹学派】
日本における陽明学派のうち,中江藤樹を祖とする一派。江西学派。
とうじゅく
とうじゅく [0] 【登熟】
穀物やマメ類の種子が次第に発育・肥大していくこと。
とうじゅしょいん
とうじゅしょいん 【藤樹書院】
滋賀県高島郡安曇川(アドガワ)町にある中江藤樹の旧宅。藤樹の死後,門弟・村民らが藤樹をまつって祠堂としたもの。1880年(明治13)焼失後,再興。江西書院。
とうじゅす
とうじゅす タウ― [0][3] 【唐繻子】
中国産の繻子織物。また,それを模したもの。女帯地などに用いる。
とうじゅろ
とうじゅろ タウ― [3] 【唐棕梠】
シュロの一種。中国原産。庭園に植える。高さ5〜8メートル。葉は頂上付近に密につき,葉身は掌状で,裂片は硬くて垂れ下がらない。
とうじょ
とうじょ [1] 【東序】
禅宗寺院で住持の下にあって寺務をつかさどる六知事のこと。法堂(ハツトウ)で頭守(チヨウシユ)が西に並ぶのに対し,東に並ぶことからいう。
⇔西序
とうじょ
とうじょ タウ― [0][1] 【倒叙】
時間的な流れを逆にさかのぼって叙述すること。「―日本史」
とうじょ
とうじょ タウジヨ [0] 【唐書】
「旧唐書(クトウジヨ)」「新唐書」の総称。特に「新唐書」をいう。
とうじょう
とうじょう [0] 【頭上】
⇒ずじょう(頭上)
とうじょう
とうじょう [0] 【闘諍】 (名)スル
あらそうこと。いさかい。闘争。「太刀鉄砲と打騒ぐは…無謀の―/桐一葉(逍遥)」
とうじょう
とうじょう [0] 【東浄】
⇒とうちん(東浄)
とうじょう
とうじょう タフ― [0] 【搭乗】 (名)スル
飛行機・船などに乗り込むこと。「飛行機に―する」「―員」
とうじょう
とうじょう [0] 【東上】 (名)スル
西の地方から東方の都に行くこと。普通,東京に行くことをいう。
⇔西下
「男を随へて―するのに/渋江抽斎(鴎外)」
とうじょう
とうじょう [0] 【凍上】
地中の水分が凍って,地面が持ち上げられる現象。鉄道や建築物に害を及ぼすことがある。しみあがり。
とうじょう
とうじょう [0] 【登場】 (名)スル
(1)舞台や小説などにその役の人物が現れること。
⇔退場
「真打ち―」
(2)新しい人物や製品などが世の中に現れること。「新製品が―する」「大型新人の―」
とうじょう
とうじょう トウデウ 【東条】
姓氏の一。
とうじょう
とうじょう [0] 【騰上】 (名)スル
高く上昇すること。「白き蒸気―せり/即興詩人(鴎外)」
とうじょう
とうじょう【登場する】
enter;→英和
appear (on the stage).→英和
‖登場人物 characters;dramatis personae.(リヤ王)登場 Enter (King Lear) (ト書).
とうじょう
とうじょう [0] 【登城】
⇒とじょう(登城)
とうじょう
とうじょう タウヂヤウ [0] 【刀杖】
かたなとつえ。また,刀剣類の総称。「弓箭・―を儲けて待つに/今昔 1」
とうじょう
とうじょう【搭乗する】
get on <a plane> .搭乗員 (a member of) the crew.→英和
搭乗券 a boarding card[pass] 搭乗手続き check-in.
とうじょううん
とうじょううん タフジヤウ― [3] 【塔状雲】
垂直方向に塔状に発達した積雲の一種。
とうじょうか
とうじょうか トウジヤウクワ [3] 【頭状花】
頭状花序全体を一つの花に見立てていう語。キク科植物の類。頭花。
とうじょうか
とうじょうか トウジヤウクワ [3] 【筒状花】
⇒管状花(カンジヨウカ)
とうじょうかじょ
とうじょうかじょ トウジヤウクワジヨ [5] 【頭状花序】
無限花序の一。花軸の先端が太く広がり,その上に柄のない小さな花を多数つけ,全体が一個の花のようにみえる花序。例えばキク科の花。
とうじょうぎもん
とうじょうぎもん トウデウ― 【東条義門】
(1786-1843) 語学者。真宗の僧。若狭の人。「てにをは」,品詞分類・音韻・活用などの研究面で本居宣長らの研究を継承・発展させた。著「友鏡」「和語説略図」「山口栞」「活語指南」「玉緒繰分(タマノオクリワケ)」「男信(ナマシナ)」「於乎軽重義(オオキヨウジユウギ)」など。
とうじょうじんぶつ
とうじょうじんぶつ [5] 【登場人物】
小説・ドラマ・映画などに,ある役柄で現れる人。
とうじょうせん
とうじょうせん トウジヤウ― 【東上線】
東武鉄道の鉄道線。東京都池袋・埼玉県川越・寄居間,75.0キロメートル。
とうじょうは
とうじょうは トウジヤウ― 【桐城派】
〔中国,安徽(アンキ)省桐城の文人,方苞(ホウホウ)が首唱したことから〕
清代の古文家の一派。「唐宋八大家」の古文を理想とし,温雅で平易な中に格調を守ることを旨とし,清朝文壇の中心勢力をなした。劉大櫆(リユウダイカイ)・姚鼐(ヨウダイ)など。
とうじょうひでき
とうじょうひでき トウデウ― 【東条英機】
(1884-1948) 陸軍軍人・政治家。大将。東京生まれ。関東軍参謀長・陸軍次官などを経て,1940年(昭和15)第二次近衛内閣の陸相となる。翌年首相に就任し,陸相と内相を兼任,対米英開戦の最高責任者となり太平洋戦争を推進した。44年7月,サイパン陥落直後総辞職。戦後 A 級戦犯として絞首刑。
とうじょうみさお
とうじょうみさお トウデウミサヲ 【東条操】
(1884-1966) 国語学者。東京生まれ。東大卒。日本の方言研究の基礎を築いた。著「方言と方言学」「国語学新講」「全国方言辞典」など。
とうじりつ
とうじりつ [3] 【透磁率】
磁性体の磁化の様子を表す物質定数。磁束密度と磁場の強さとの比。
とうじりょくせん
とうじりょくせん [0] 【等磁力線】
地磁気の水平分力の大きさが等しい場所を連ねた曲線。
とうじる
とうじる【投じる】
throw;→英和
cast <a vote> ;→英和
launch <into politics> (乗り出す);→英和
join (参加);→英和
seize <an opportunity> (機に);→英和
catch[hit] <the popular fancy> (人気);→英和
invest <capital in an enterprise> (投資).→英和
とうじる
とう・じる [0][3] 【投じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「投ずる」の上一段化〕
「投ずる」に同じ。「一石を―・じる」
とうじろん
とうじろん [3] 【統辞論】
「統語論(トウゴロン)」に同じ。
とうじん
とうじん タウ― [0] 【党人】
(1)党に属する人。政党人。
(2)官僚出身などの党員に対して,その政党生え抜きの人。
とうじん
とうじん タウ― [0][3] 【唐人】
(1)唐土の人。中国人。からびと。
(2)外国人。異人。毛唐人。主に近世に用いた語。
(3)わけのわからないことを言う者。物の道理のわからぬ者。「この―めらあ,又おりろとぬかしやあがるか/滑稽本・膝栗毛 5」
とうじん
とうじん タウ― [0] 【島人】
島に住む人。しまびと。
とうじん
とうじん タウ― [0] 【刀刃】
刀のは。刀。刀剣。
とうじん
とうじん【蕩尽する】
dissipate;→英和
waste.→英和
とうじん
とうじん【党人】
a party member.党人気質(かたぎ) partisan spirit.
とうじん
とうじん タウ― [0] 【蕩尽】 (名)スル
財産などを使い尽くすこと。「財産を遂には―して了つたが/羹(潤一郎)」
とうじん
とうじん タウ― [0] 【盗人】
盗賊。ぬすびと。
とうじん=の寝言(ネゴト)
――の寝言(ネゴト)
訳のわからない言葉。また,筋の通らないことをくどくどということ。
とうじんあめ
とうじんあめ タウ― [3] 【唐人飴】
(1)もち米に大麦のもやしを入れて作った飴。
(2)唐人の衣装を着け,唐人笛を吹き,歌ったり踊ったりしながら売り歩いた飴売り。文政(1818-1830)の頃から明治初め頃まで見られた。
とうじんうた
とうじんうた タウ― [3] 【唐人唄】
中国音をまねた言葉を連ねた流行歌。江戸中期から明治初期にかけてはやった。「かんかんのう」の歌などが有名。
とうじんおきち
とうじんおきち タウ― 【唐人お吉】
(1841頃-1890) 伊豆下田の船大工の娘。下田奉行の命によって,アメリカ領事ハリスの妾となったという。のち下田で投身自殺。その境遇を題材として小説や戯曲が多く書かれた。
とうじんおどり
とうじんおどり タウ―ヲドリ 【唐人踊り】
「看看(カンカン)踊り」に同じ。
とうじんがさ
とうじんがさ タウ― [5] 【唐人笠】
(1)祭礼で唐人囃子などをするときにかぶる中央が高くとがった笠。頂に紅い布をつける。
(2)冑(カブト)の一種。鉢が高く,つばの広いもの。「大坂軍記云…羅沙の―の御甲/武家名目抄(甲冑)」
とうじんごろし
とうじんごろし タウジン― 【唐人殺し】
歌舞伎狂言「漢人韓文(カンジンカンモン)手管始(テクダノハジマリ)」の通称。
とうじんずもう
とうじんずもう タウ―ズマフ 【唐人相撲】
狂言「唐相撲(トウズモウ)」の別名。
とうじんだんだんえ
とうじんだんだんえ タウジンダンダンヱ [7] 【刀尋段段壊】
〔仏〕
⇒念彼観音力(ネンピカンノンリキ)
とうじんばやし
とうじんばやし タウ― [5] 【唐人囃子】
唐人の姿で,太鼓・笛・鉦(シヨウ)などを奏してはやすこと。また,そのはやし。
とうじんびえ
とうじんびえ タウ― [3] 【唐人稗】
イネ科の一年草。エジプト・スーダン原産。形はモロコシに似,高さ1〜3メートル。秋,長い穂がつく。主に茎葉を飼料とする。アフリカやインドでは穀粒を主食にする。パールミレット。
とうじんぶえ
とうじんぶえ タウ― [3][5] 【唐人笛】
(1)チャルメラの異名。
(2)喇叭(ラツパ)の異名。
とうじんぼう
とうじんぼう トウジンバウ 【東尋坊】
福井県北部,九頭竜(クズリユウ)川河口北方にある景勝地。海食によってできた輝石安山岩の柱状節理の絶壁。
とうじんまげ
とうじんまげ タウ― [3] 【唐人髷】
日本髪の髪形の一。髷の部分をふっくらと蝶形に形づくり,中央の元結を掛けるところに髪を襷(タスキ)に掛けたもの。江戸末期から明治にかけて一〇代の娘が結った。
唐人髷[図]
とうじんまち
とうじんまち タウ― [3] 【唐人町】
江戸時代に来日した中国人が集団で居住した町。
とうじんまめ
とうじんまめ タウ― [3] 【唐人豆】
ナンキンマメの異名。
とうじんやしき
とうじんやしき タウ― [5] 【唐人屋敷】
江戸時代,長崎にあった中国人の居留地。
とうじカボチャ
とうじカボチャ [4] 【冬至―】
冬至の日に食べるカボチャ。中風の予防によいという。
とうす
とうす タウ― [1] 【刀子】
(1)短刀。小さめな刀。とうし。
(2)考古学・美術史などで,小刀をいう語。
とうす
とうす [1] 【東司・登司】
禅寺で,厠(カワヤ)の別名。本来は東序に属する僧の用いる便所。東浄(トウチン)。
とうすい
とうすい【陶酔する】
be intoxicated <with> ;be fascinated <by> .‖自己陶酔 self-complacency.
とうすい
とうすい [0] 【統帥】 (名)スル
軍隊を支配下におき率いること。「天皇は陸海軍を―す/大日本帝国憲法」
とうすい
とうすい タウ― [0] 【陶酔】 (名)スル
(1)気持ちよく酔うこと。
(2)うっとりとして,その境地にひたること。「名演奏に―する」
とうすい
とうすい【統帥(権)】
<have> the supreme command.→英和
〜する command.
とうすい
とうすい [0] 【透水】
水がしみとおること。
とうすいきょう
とうすいきょう タウ―キヤウ [0] 【陶酔境】
ほどよく酒に酔ったときや,うっとりするほど美しいものに接したときなどの我を忘れた境地。
とうすいけん
とうすいけん [3] 【統帥権】
軍隊の最高指揮権。旧憲法下では天皇の大権として,政府・議会から独立したものとされていた。
とうすいけんかんぱんもんだい
とうすいけんかんぱんもんだい 【統帥権干犯問題】
1930年(昭和5)補助艦の制限を決めたロンドン海軍軍縮条約調印をめぐる政争。時の浜口内閣は条約に反対する海軍軍令部を押さえて調印したが,野党政友会と右翼は天皇の統帥権を侵害するとして,同内閣を激しく攻撃した。
とうすいせいほそう
とうすいせいほそう [7] 【透水性舗装】
雨水が地中に浸透することのできる舗装。都市の水循環を可能にする。
とうすいそう
とうすいそう [3] 【透水層】
砂岩・礫岩などから成り,水をとおしやすい地層。
とうすう
とうすう【頭数】
the number of <cattle> .
とうすう
とうすう【等数】
an equal number.
とうすう
とうすう [3] 【頭数】
ウマ・ウシなど大形の動物の数。
とうすみ
とうすみ [0] 【灯心】
「とうしみ」の転。「とうしん」に同じ。
とうすみとんぼ
とうすみとんぼ [5] 【灯心蜻蛉】
イトトンボの異名。[季]夏。
とうする
とう・する タウ― [3] 【党する】 (動サ変)[文]サ変 たう・す
なかまになる。くみする。「彼れの意政府に―・するか将た之に反するか/花柳春話(純一郎)」
とうず
とう・ず 【投ず】 (動サ変)
⇒とうずる(投)
とうず
とう・ず タウ― [1] 【討ず】 (動サ変)
敵などをうつ。征伐する。「紀の淑人伊予守として純友を―・ず/日本開化小史(卯吉)」
とうず
とうず タウヅ [1] 【刀途】
〔仏〕 三途(サンズ)の一。餓鬼道(ガキドウ)。
とうずもう
とうずもう タウズマフ 【唐相撲】
狂言の一。唐土にとどまっていた日本の相撲取りが帰国の名残に所望されて相撲を取り,次々と唐人を投げ倒し,果ては皇帝までも負かしてしまう。唐人相撲。
とうずる
とう・ずる [0][3] 【投ずる】 (動サ変)[文]サ変 とう・ず
□一□(自動詞)
(1)屈する。投降する。「敵軍に―・ずる」
(2)つけこむ。乗ずる。「時流に―・ずる」「其の為す所機(キ)に―・じ/露団々(露伴)」
(3)一致する。投合する。「意気相(アイ)―・ずる」「甲と丙と逢ふときは必ず相―・じて/文明論之概略(諭吉)」
(4)とまる。投宿する。「旅宿に―・ずる」
□二□(他動詞)
(1)(手に持って)なげる。遠くに放る。「直球を―・ずる」「一石を―・ずる」
(2)投げ込むように入れる。「白票を―・ずる」「獄に―・ずる」
(3)ある環境の中へ身を投げ出す。「解放運動に身を―・ずる」
(4)遠くまで届かせる。投げかける。「影を―・ずる」「光を―・ずる」
(5)金などを差し出す。「巨額の資金を―・ずる」
(6)贈る。与える。また,投与する。「薬餌(ヤクジ)を―・ずる」
とうずる
とう・ずる タフ― [0][3] 【搭ずる】 (動サ変)[文]サ変 たふ・ず
船や飛行機などに乗り込む。搭乗する。「本船に―・ずれば…火輪忽ち波を蹴て/世路日記(香水)」
とうせい
とうせい タウ― [0] 【濤声】
波の音。
とうせい
とうせい タフ― [0] 【箚青】
⇒さっせい(箚青)
とうせい
とうせい [0] 【東征】 (名)スル
軍隊などが東方へ向かって進むこと。東方の敵を征伐すること。
⇔西征
「―軍」
とうせい
とうせい【陶製の】
earthen;→英和
ceramic.→英和
とうせい
とうせい タウ― [1] 【当世】
(1)今の世。現代。いまどき。「―流行の風俗」
(2)「当世風」の略。「洋灯(ランプ)許(バカリ)が―に光つてゐる/三四郎(漱石)」
とうせい
とうせい タウ― [0] 【搗精】
玄米を搗(ツ)いて白くすること。
とうせい
とうせい タウ― [0] 【陶製】
陶磁器で作ってあること。
とうせい
とうせい [0] 【等星】
明るさによる星の呼称。等級数を頭に付けて用いる。一等級の明るさの星を一等星という。一等星は二等星の約二・五倍,二等星は三等星の約二・五倍,…五等星は六等星の約二・五倍明るい。
とうせい
とうせい [0] 【冬青】
(1)ソヨゴの異名。
(2)モチノキの異名。
とうせい
とうせい [0] 【統制】 (名)スル
(1)ばらばらになっているものを一つにまとめて治めること。「クラスの―をとる」
(2)心身の動きを意図的に一つにまとめあげること。「―のとれた身のこなし」
(3)政府の力で言論・経済活動などに制限を加えること。「言論の―」「物価を―する」
とうせい
とうせい【当世】
the present age[day].〜(風)の up-to-date;modern;→英和
fashionable.
とうせい
とうせい [0] 【頭声】
人間の声の音色を低・中・高の声区に分けたときの高い方の声。
→胸声
とうせい
とうせい [0] 【騰勢】
相場が上昇傾向にあること。
⇔落勢
とうせい
とうせい【統制する】
control;→英和
regulate.→英和
〜を外す remove the control <from> ;decontrol.→英和
〜のある(ない) (un)systematic;(un)controlled.‖統制経済 controlled economy.統制撤廃 decontrol.統制品 controlled goods[articles].物価統制 price control.
とうせい
とうせい タウ― [0] 【唐制】
中国の唐の制度。「―にならう」
とうせい
とうせい タウ― [0] 【党勢】
党の勢力。党の勢い。「―伸張」
とうせい
とうせい タフ― [0] 【踏青】
萌(モ)え出た草を踏んで野に遊ぶこと。古い中国の行事が移入されたもの。野遊び。[季]春。《―や嵯峨には多き道しるべ/鈴鹿野風呂》
とうせいかい
とうせいかい 【統制会】
1941年(昭和16)8月国家総動員法に基づく重要産業団体令により,生産増強をめざして業種別に組織された経済統制機関。46年消滅。
とうせいかぶと
とうせいかぶと タウ― [5] 【当世兜】
当世具足に付属する兜。
とうせいき
とうせいき タウセイ― [3] 【桃青忌】
〔生前の号から〕
松尾芭蕉(マツオバシヨウ)の忌日。陰暦一〇月一二日。[季]冬。
→翁忌(オキナキ)
とうせいぐそく
とうせいぐそく タウ― [5] 【当世具足】
戦国時代以後流行した鎧(ヨロイ)の一形式。槍・鉄砲に対する防備のため,また大量生産の必要から,鉄板に蝶番を付けて胴に巻く形式のものが多く,前代の鎧のように小札(コザネ)仕立て,毛引き縅(オドシ)のものは少ない。専用の籠手(コテ)・臑(スネ)当てなどの小具足が付属している。
当世具足[図]
とうせいけいざい
とうせいけいざい [5] 【統制経済】
なんらかの形で,政府による統制あるいは計画化が行われる経済。
→自由経済
→計画経済
→市場経済
とうせいしょせいかたぎ
とうせいしょせいかたぎ タウセイ― 【当世書生気質】
小説。坪内逍遥作。1885(明治18)〜86年発表。「小説神髄」の理論の実践として著されたもので,当時の学生の生活・気質を描写したもの。
とうせいじたて
とうせいじたて タウ― [5] 【当世仕立て】
当世風の仕立て方。流行の仕立て方。「二尺五寸袖の―/浮世草子・一代女 1」
とうせいは
とうせいは 【統制派】
昭和期,旧陸軍内の一派閥。永田鉄山・東条英機らが中心。皇道派の派閥人事や急進的青年将校の運動に反発した中央幕僚層を基盤とし,軍中央による統制下に国家改造をはかろうとした。二・二六事件以降粛軍の名のもとに皇道派を抑えて主導権を握り,太平洋戦争にいたる諸政策を推進した。
とうせいふう
とうせいふう タウ― [0] 【当世風】 (名・形動)
今の世に流行している風俗・風習。今の世の考え方。また,そのような趣をもっているさま。当世様。いまふう。「いかにも―な格好」
とうせいむき
とうせいむき タウ― [0] 【当世向き】 (名・形動)
当世の人の好みに合う・こと(さま)。現代向き。「―なこしらえ」
とうせいもよう
とうせいもよう タウ―ヤウ [5] 【当世模様】
当世流行の模様。現代風の模様。
とうせいよう
とうせいよう タウ―ヤウ 【当世様】
当世はやっている様式。当世風。「ただ―を教へて下されい/狂言・音曲聟」
とうせいりゅう
とうせいりゅう タウ―リウ [0] 【当世流】 (名・形動)
当世風の流儀。また,そのような流儀でものを行うさま。いまふう。「―な考え方」
とうせき
とうせき【投石する】
throw a stone <at> .→英和
とうせき
とうせき タウ― 【盗跖・盗蹠】
(1)中国,春秋時代の魯(ロ)の大盗賊。数千人の配下を従えて横行したという。
(2)「荘子」の篇名。孔子と盗跖の架空問答を記す。
とうせき
とうせき タフ― [0] 【踏藉】 (名)スル
ふみにじること。ふみ荒らすこと。「田野―せられて/三酔人経綸問答(兆民)」
とうせき
とうせき【透析】
dialysis.→英和
〜する dialyze.
とうせき
とうせき [0] 【等積】
面積あるいは体積が等しいこと。
とうせき
とうせき [0] 【透析】 (名)スル
コロイド溶液を半透膜を隔てて水などの溶媒に接触させ,コロイド溶液中に含まれている低分子物質を除去する操作。コロイド溶液の精製や人工腎臓での血液の浄化に用いられる。
とうせき
とうせき【党籍にある】
be a member <of> .→英和
〜を去る leave the <Socialist> Party.
とうせき
とうせき タウ― [0] 【陶石】
⇒陶土(トウド)
とうせき
とうせき [0] 【投石】 (名)スル
石を投げつけること。
とうせき
とうせき タウ― [0] 【悼惜】 (名)スル
人の死をいたみおしむこと。
とうせき
とうせき タウ― [0] 【党籍】
党員としての籍。「―離脱」
とうせき
とうせき [0][1] 【凍石】
滑石の一種。比較的純粋に近い組成をもち,緻密で塊状。
とうせきじょ
とうせきじょ 【鄧石如】
(1743-1805) 中国,清の書家。名は琰・石如,字(アザナ)は頑伯,号は完白山人。書は各体をよくし,篆刻(テンコク)を好み,秦漢の篆隷に新しい世界をうちたてた。また,碑の書法尊重を主張して碑学派の祖といわれる。
とうせきへんか
とうせきへんか [5] 【等積変化】
体積を一定に保ちながら,系の温度・圧力などを変化させること。定積変化。
とうせっこう
とうせっこう [3] 【透石膏】
無色透明に近い石膏の結晶。良質のものは光学器材に用いる。
とうせつ
とうせつ タウ― [0] 【盗窃】
ひそかに盗むこと。窃盗。
とうせつ
とうせつ タウ― [1] 【当節】
近頃。このごろ。最近。当今。「―はやりの髪形」
とうせつ
とうせつ【当節の】
present-day;of today.
とうせん
とうせん タウ― [0] 【盗泉】
中国山東省泗水(シスイ)県の東北にある泉。孔子はその泉の名が悪いとして飲まなかったという。
→渇(カツ)しても盗泉の水を飲まず
とうせん
とうせん タウ― [0] 【唐扇】
中国製のおうぎ。
とうせん
とうせん [0] 【登山】
〔「せん」は呉音〕
(1)修行のために,僧・修験者などが山に入ること。
(2)山上の寺社に参詣すること。「先横川へ御―有しかども/太平記 2」
とうせん
とうせん タウ― 【当千】
〔「とうぜん」とも〕
千に相当すること。一人で千人に匹敵するほど強いこと。一騎当千。「―と頼みをかけし小早川/浄瑠璃・吉野忠信」
とうせん
とうせん [0] 【登船】 (名)スル
船に乗ること。乗船。とせん。
とうせん
とうせん [0] 【灯船】
船上高く灯火を掲げ,灯台の役目を果たす船。灯台の設置が困難な浅州などに定置する。灯台船。灯明船。浮き灯台。
とうせん
とうせん [0] 【闘戦】 (名)スル
たたかうこと。「勇気を奮ひ,これと―せざるべからず/西国立志編(正直)」
とうせん
とうせん タウ― 【陶潜】
⇒陶淵明(トウエンメイ)
とうせん
とうせん タウ― [0] 【刀尖】
刀のきっさき。
とうせん
とうせん タウ― [0] 【刀山】
〔仏〕 地獄にあるという剣を植えた山。つるぎの山。
とうせん
とうせん タウ― [0] 【刀銭】
中国古代の青銅貨幣の一種。刀子(トウス)にかたどり,戦国時代を中心に燕・斉など主に河北・山東で使われた。刀貨。刀幣。刀。
とうせん
とうせん [0] 【登仙】 (名)スル
(1)天にのぼって仙人になること。
→羽化登仙
(2)貴人,特に天皇の死を敬っていう語。[運歩色葉集]
とうせん
とうせん タウ― [0] 【唐船】
(1)中国の船。中国式の船。からふね。
(2)鎌倉時代から室町時代に対中国貿易に従事した日本船を,その船型に関係なく呼んだもの。
とうせん
とうせん タウ― [0] 【唐銭】
中国から渡来した銭貨の総称。江戸初期まで通貨として広く流通した。
とうせん
とうせん タウセン 【唐船】
能の一。四番目物。作者未詳。祖慶官人という中国人が船軍(フナイクサ)に負けて箱崎の領主に捕らえられていたが,中国から二人の子供が迎えにくる。日本でもうけた二人の子供の同行が許されないため,投身しようとするが,人情にほだされた領主が日本の子も連れていくことを許したので喜び船出する。
とうせん
とうせん タウ― [0] 【当選】 (名)スル
(1)選ばれること。「懸賞小説に―する」
(2)選挙で選び出されること。
⇔落選
「国会議員に―する」
とうせん
とうせん タウ― [0] 【当籤】 (名)スル
くじに当たること。
とうせん
とうせん [0] 【投扇】
「投扇興(トウセンキヨウ)」の略。
とうせん
とうせん [0] 【東遷】 (名)スル
東の方へ移ること。
とうせん
とうせん【当選する】
be elected <Mayor> ;be returned <to the Diet> ;[懸賞に]win the prize;→英和
be accepted (入選).〜圏内にある be in the running.→英和
‖当選者 a successful candidate;the elected;a prize winner (懸賞の).当選小説 a prize-winning novel.当選番号 a lucky[winning]number.
とうせんかくじつ
とうせんかくじつ タウ― [0] 【当選確実】
選挙前の予想または開票の途中で当選が確実視されること。当確。
とうせんかろ
とうせんかろ [5] 【冬扇夏炉】
⇒夏炉冬扇(カロトウセン)
とうせんきょう
とうせんきょう [3][0] 【投扇興】
1メートルほど離れた距離に座り,開いた扇の要(カナメ)を親指が上になるようにつまんで投げ,台の上にある蝶と呼ばれる的を落とす室内遊戯。的の落ち方,扇の開き具合で点数を争う。江戸後期頃から流行。扇落とし。なげおうぎ。投扇。[季]新年。
投扇興[図]
とうせんしょうしょ
とうせんしょうしょ タウ― [5] 【当選証書】
選挙管理委員会が当選人に交付する証書。
とうせんせき
とうせんせき [3] 【透閃石】
角閃石類の一。単斜晶系に属し,淡灰色のガラス状光沢がある。透角閃石。
とうせんそしょう
とうせんそしょう タウ― [5] 【当選訴訟】
当選の効力に関する訴訟。高等裁判所の専属管轄。
→選挙訴訟
とうせんだん
とうせんだん タウ― [3] 【唐楝】
センダン科センダンの一変種。果実は大きく六〜八本の縦の溝(ミゾ)がある。樹皮を条虫駆除などの薬用とする。
とうせんぷろん
とうせんぷろん 【東潜夫論】
経世書。三巻。帆足万里(ホアシバンリ)著。1844年頃成立。王室・覇府・諸侯の三編よりなり,幕藩体制に関する諸改革案を述べる。
とうぜ
とうぜ タウ― [1] 【党是】
党が基本とする方針。
とうぜん
とうぜん【当然の】
just;→英和
right;→英和
proper;→英和
natural;→英和
inevitable.→英和
〜の事 a matter of course.〜に naturally;→英和
(as a matter) of course;necessarily (必然的に).
とうぜん
とうぜん タウ― [0] 【蕩然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)ひろびろとしているさま。広大なさま。「地も天も―として融けむとす/自然と人生(蘆花)」
(2)あとかたもないさま。
(3)なすがままであるさま。また,しまりがなく,ゆるやかなさま。「懦弱の人は,其心―として帰するところなく/西国立志編(正直)」
とうぜん
とうぜん タウ― [0] 【陶然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)酒に気持ちよく酔うさま。「―たる微酔に早や瞼も重たげに/あめりか物語(荷風)」
(2)(酔ったように)うっとりとするさま。「名演奏に―として聞きほれる」
とうぜん
とうぜん [0] 【洞然】 (ト|タル)[文]形動タリ
ぽっかり大穴のあいたさま。うつろなさま。「眼は―として何処(イヅク)を見るとも無く/天うつ浪(露伴)」
とうぜん
とうぜん [0] 【東漸】 (名)スル
文明や勢力が次第に東方に移り進むこと。「仏氏初て―するの時/新聞雑誌 54」
とうぜん
とうぜん タウ― [0] 【当然】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
道理の上から考えて,そうなるのがあたりまえであること。だれがどう考えても,もっともであること。また,そのさま。「理の―」「叱られて―だ」「―の結果」「―の報い」
■二■ (副)
あたりまえなさま。もっともであるさま。疑問の余地がないさま。「彼なら―そうするだろう」
とうぜん
とうぜん [0] 【灯前】
ともしびの前。ともしびのそば。灯下。
とうぜん
とうぜん【陶然とする】
get mellow[tipsy](酔って);be fascinated <by music> .
とうぜんじ
とうぜんじ 【東禅寺】
東京都港区高輪にある臨済宗妙心寺派の寺。山号,仏日山。1610年赤坂霊南坂に創建。36年に移転。幕末にはイギリス仮公使館が置かれた。
とうぜんじじけん
とうぜんじじけん 【東禅寺事件】
(1)1861年,イギリス公使オールコックの東海道旅行に憤激した水戸浪士一四人が東禅寺のイギリス公使館を襲い,公使館員を傷つけた事件。
(2)1862年,松本藩士伊藤軍兵衛が東禅寺を襲い,イギリス水兵二人を殺し自殺した事件。
とうぜんぞうけいひ
とうぜんぞうけいひ タウ― [7] 【当然増経費】
高齢人口の増加に伴い年金受給者は当然に増加するなど,政策変更とは関係なく,毎年必然的に増加していく経費。
とうそ
とうそ [1] 【桐塑】
桐材の鋸屑と正麩(シヨウフ)とを練り合わせた,粘着力の強い素材を用いて人形などを作ること。胡粉や繊維や粘土の微粉を加える場合もある。
とうそ
とうそ タウ― [1] 【刀俎】
包丁とまないた。
とうそう
とうそう【痘瘡】
smallpox.→英和
とうそう
とうそう【闘争】
a fight;→英和
a strife;→英和
a struggle.→英和
〜する fight;struggle.‖闘争資金 funds for strike;a strike fund.闘争本能 a fighting[combative]instinct.
とうそう
とうそう タウサウ [0] 【刀創】
刀で切った傷。かたなきず。刃創(ジンソウ)。
とうそう
とうそう タウサウ [0] 【刀槍】
かたなとやり。
とうそう
とうそう タウ― [0] 【逃走】 (名)スル
逃げること。逃げ去ること。「犯人が―する」
とうそう
とうそう タウサウ [0] 【党争】
党派の間のあらそい。
とうそう
とうそう タウソウ [0] 【党葬】
党が主体となって行う葬式。
とうそう
とうそう [0] 【闘争】 (名)スル
(1)たたかうこと。たたかい争うこと。「―を繰り返す」「―本能」「―心」
(2)社会運動や労働運動などで,要求を通すために争うこと。「賃上げ―」
とうそう
とうそう [0] 【痘瘡】
法定伝染病の一。痘瘡ウイルスの感染による。発疹は,あとに瘢痕(ハンコン)を残す。伝染力がきわめて強く,死亡率も高い。予防は種痘。1980年,WHO により絶滅宣言が出された。天然痘。疱瘡。
とうそう
とうそう【逃走する】
escape[run away] <from> ;→英和
flee.→英和
‖逃走経路 an escape route.逃走車 a getaway car.逃走者 a runaway;a fugitive (亡命者).
とうそう
とうそう【党争】
party strife.
とうそう
とうそう [0] 【凍瘡】
しもやけ。
→凍傷
とうそうおん
とうそうおん タウソウ― [3] 【唐宋音】
⇒唐音(トウオン)(1)
とうそうがい
とうそうがい [3] 【凍霜害】
作物の受ける災害のうち,凍害と霜害。
とうそうざい
とうそうざい タウ― [3] 【逃走罪】
国権の作用による拘禁を害することにより成立する罪。被拘禁者の逃走,他の者による逃走の幇助(ホウジヨ)や被拘禁者の奪取など。
とうそうはっか
とうそうはっか タウソウ― 【唐宋八家】
唐・宋時代の優れた八人の古文作者。すなわち,唐の韓愈(カンユ)・柳宗元,宋の欧陽脩・蘇洵(ソジユン)・蘇軾(ソシヨク)・蘇轍(ソテツ)・曾鞏(ソウキヨウ)・王安石。唐宋八大家。
とうそうはっかぶんとくほん
とうそうはっかぶんとくほん タウソウハツカブン― 【唐宋八家文読本】
中国の文集。三〇巻。清の沈徳潜(シントクセン)が明の茅坤(ボウコン)編「唐宋八大家文鈔」および清の儲欣(チンキヨ)編「唐宋八大家類選」から抜粋・整理したもの。1739年刊。唐宋八家の模範的な文章を収載。
とうそうりろん
とうそうりろん [5] 【闘争理論】
〔conflict theory〕
社会過程全体を闘争状態とみなし,闘争の観点から社会現象を分析しようとする理論社会学の立場。紛争理論とも。
とうそく
とうそく [0][1] 【頭足】
頭と足。
とうそく
とうそく タウ― [0] 【党則】
党の規則。党規。
とうそく
とうそく [0] 【等速】
速さが等しいこと。
とうそく
とうそく【党則】
the party rules.
とうそく
とうそく【等速】
《理》uniform velocity.
とうそく=所(トコロ)を異(コト)にす
――所(トコロ)を異(コト)にす
〔史記(淮南王安伝)〕
頭と足が別々になる。首を切られる。切り殺される。
とうそくず
とうそくず [4] 【等測図】
等角投影図で,直交三軸を縮小せずに原寸で示した図。
とうそくどうんどう
とうそくどうんどう [6] 【等速度運動】
速さと運動の方向が一定であるような運動。外力が作用しないとき,物体は等速度運動をする。等速直線運動。
とうそくるい
とうそくるい [4] 【頭足類】
頭足綱の軟体動物の総称。すべて海産。すべて化石種のアンモナイト類,オウムガイの属する四鰓(シサイ)類,および二鰓類に大別される。二鰓類は八腕類のタコ類と十腕類のイカ類に区分される。雌雄異体。
とうそつ
とうそつ【統率する】
lead;→英和
command.→英和
〜者 a leader;→英和
a commander.→英和
〜力 leadership.→英和
とうそつ
とうそつ [0] 【統率】 (名)スル
多くの人をまとめて率いること。統御。「一軍を―する」「―力」
とうそん
とうそん 【藤村】
⇒島崎(シマザキ)藤村
とうぞく
とうぞく [0] 【統属】
統制のもとに属すること。
とうぞく
とうぞく タウ― [0] 【盗賊】
(1)ぬすびと。また,集団で略奪を行う者。「―におそわれる」
(2)盗むこと。「形ち僧也と云へども,心に―を好む/今昔 20」
とうぞく
とうぞく【盗賊】
a thief;→英和
a robber (強盗);a burglar (夜盗).→英和
とうぞくかもめ
とうぞくかもめ タウ― [5] 【盗賊鴎】
(1)チドリ目トウゾクカモメ科の海鳥。全長50センチメートルほど。カモメ類に似るが,中央の尾が突出し,先端が丸みを帯びる。頭・背・胸は黒褐色,首は黄白色,体の下側は白色。ほかの海鳥を襲い,餌(エサ)を横取りする習性がある。北極近くで繁殖し,冬は南方に渡る。日本には冬鳥あるいは旅鳥として渡来する。
(2)トウゾクカモメ科の鳥の総称。トウゾクカモメ・オオトウゾクカモメなど五種。
とうた
とうた【淘汰する】
select (生物の);→英和
weed out;dismiss.→英和
‖自然(人為)淘汰 natural (artificial) selection.
とうた
とうた タウ― [1] 【淘汰】 (名)スル
(1)よい物を選び,悪い物を除くこと。また,水で洗ってより分けること。「企業が―される」
(2)〔selection〕
自然環境の中で,生存に適するものが残り,適しないものは消え去る現象。選択。
とうたい
とうたい [1] 【東台】
〔「台」は台嶺で,延暦寺のこと〕
(1)東寺と台嶺。
(2)関東の台嶺,すなわち東叡山寛永寺。
とうたい
とうたい [0] 【凍餒】
こごえ飢えること。生活が苦しいこと。「激浪中に漂ふうち,疲労と―との為め/此一戦(広徳)」
とうたい
とうたい タウ― [0] 【当体】
(1)〔仏〕 ありのままの本性。
(2)目前のありさま。
とうたい
とうたい 【東岱】
泰山の別名。東岳。
とうたく
とうたく 【董卓】
(?-192) 中国,後漢末の群雄の一人。強力な軍隊を背景に少帝を廃して献帝を擁立し,一時政権を掌握したが,部下の呂布に殺された。
とうたつ
とうたつ【到達する】
arrive <at,in> ;→英和
reach.→英和
とうたつ
とうたつ タウ― [0] 【到達】 (名)スル
行き着くこと。ある点に達すること。到着。「目的地に―する」「結論に―する」「―点」
とうたつしゅぎ
とうたつしゅぎ タウ― [5] 【到達主義】
意思表示の効力が発生する時期を,それが相手方に到達した時とする立場。民法は,到達主義を原則とする。受信主義。
→発信主義
→了知主義
とうたつどひょうか
とうたつどひょうか タウ―ヒヤウカ [6] 【到達度評価】
教育評価の一つの考え方。教育目標を到達可能な形に設定し,子供の基礎学力を保障する評価方法。
とうたん
とうたん [0] 【東端】
東側のはし。「島の―」
とうたんぱくしつ
とうたんぱくしつ タウ― [6] 【糖蛋白質】
糖やその誘導体を含む複合タンパク質の総称。生物体に広く分布する。
とうだ
とうだ [1] 【投打】
野球で,投げることと打つこと。また,投手力と打撃力。「―にわたる活躍」
とうだい
とうだい [0] 【灯台】
(1)航路標識の一。船舶に陸上の特定の位置を示すために設置する塔状の構造物。夜間には灯火を放ち,また,霧笛を鳴らすなどして船舶の安全を守る。
(2)昔の室内照明器具。上に油皿をのせて灯心を立て火をともす台。灯明台。
灯台(2)[図]
とうだい
とうだい 【東大】
「東京大学」の略。
とうだい
とうだい [0] 【登第】 (名)スル
試験に合格すること。及第。
とうだい
とうだい タウ― [1] 【当代】
(1)今の時代。現代。当世。「―切っての名優」
(2)その時代。その当時。
(3)今の当主。今の主人。
(4)今の天子。今の天皇。今上。当帝(トウダイ)。当今(トウキン)。
とうだい
とうだい【灯台】
a lighthouse.→英和
‖灯台守 a lighthouse keeper.灯台もと暗し One must go abroad for news of home.
とうだい
とうだい【当代の】
present;→英和
contemporary;→英和
(of) today.→英和
とうだい=下(モト)暗し
――下(モト)暗し
灯台{(2)}の真下が暗いように,身近なことがかえって気づきにくいことのたとえ。
とうだいき
とうだいき [3] 【灯台鬼】
額に灯火を支える道具を打ちつけられ,生きたまま灯台とされた人。「源平盛衰記」巻一〇に,遣唐使軽(カル)の大臣が灯台鬼とされ,息子弼(スケ)の宰相が渡唐して対面したが,父と気づかず,物言わぬ薬を飲まされた父が,指端を食い切り血でもって書いた一文で我が父とわかったという説話が載る。燭鬼。
とうだいぐさ
とうだいぐさ [3] 【灯台草】
トウダイグサ科の二年草。日当たりのよい道端などに生える。茎は直立し,高さ約25センチメートル。切ると白汁が出る。葉はへら状で互生し,茎頂の葉は輪生する。春,茎頂に緑黄色の杯(サカズキ)状の花序をつける。有毒植物。和名は花序の形を昔の灯台に見立てたもの。鈴振り花。
灯台草[図]
とうだいぐさか
とうだいぐさか [0] 【灯台草科】
双子葉植物離弁科類の一科。主に熱帯に産し,世界に約三〇〇属八〇〇〇種がある。木本または草本で,切ると白汁を出すものが多い。花は単生で,花弁はしばしば退化し,果実は蒴果(サクカ)。有毒植物が多い。トウダイグサ・ニシキソウ・ポインセチア・トウゴマ・アブラギリ・キャッサバなど。
とうだいじ
とうだいじ 【東大寺】
奈良市雑司町にある華厳宗の大本山。金光明四天王護国之寺・総国分寺・大華厳寺ともいう。南都七大寺の一。聖武天皇の発願により創建。行基を大勧進とし,良弁を開基とする。本尊は盧遮那仏(ルシヤナブツ)(いわゆる奈良の大仏)。752年に大仏開眼供養。唐僧鑑真(ガンジン)により,戒壇院を設立,三戒壇の一として奈良・平安時代を通じて興福寺と並ぶ大寺院となり,広大な荘園を有して栄えたが,中世以後衰えた。江戸時代再建の大仏殿(世界最大の木造建築物),創建以来の遺構である三月堂・正倉院のほか,南大門・鐘楼などがある。
とうだいじけんもつちょう
とうだいじけんもつちょう 【東大寺献物帳】
奈良時代に朝廷から東大寺に献納された宝物真蹟の目録。「国家珍宝帳」「種々薬帳」「屏風花帳」「大小王帳」「藤原公真蹟屏風帳」の五巻。正倉院に現存する。
とうだいじさんろんしゅうてん
とうだいじさんろんしゅうてん 【東大寺三論宗点】
ヲコト点の一種。三論宗・華厳宗・真言宗の僧の間で用いられた訓点。左下・左中・左上の点を順に読むと「てには」となるのでテニハ点とも呼ばれた。東大寺点。三論宗点。
とうだいじふじゅもんこう
とうだいじふじゅもんこう 【東大寺諷誦文稿】
片仮名まじり文で書かれた諷誦文の草案集。九世紀前半頃の成立。著者不明。
とうだいじようろく
とうだいじようろく 【東大寺要録】
東大寺およびその諸院・所領・末寺などに関する史料集。一二世紀初期の成立。一〇巻。観厳編。
とうだいせん
とうだいせん [0] 【灯台船】
⇒灯船(トウセン)
とうだいもり
とうだいもり [3] 【灯台守(り)】
灯台{(1)}の番をする人。
とうだいわじょうとうせいでん
とうだいわじょうとうせいでん タウダイワジヤウ― 【唐大和上東征伝】
一巻。779年,淡海三船著。苦難の末に果たされた日本渡来の経緯を中心に,鑑真(ガンジン)の伝記を記したもの。
とうだん
とうだん【登壇する】
go on the platform.→英和
とうだん
とうだん [0] 【登壇】 (名)スル
壇上にのぼること。特に演説などのために壇にあがること。
⇔降壇
「弁士が―する」
とうち
とうち [1] 【統治】 (名)スル
(1)すべおさめること。
(2)主権者が国土・人民を支配し,治めること。「人民を―する」
とうち
とうち【当地で】
here;→英和
in this <city> .
とうち
とうち タウ― [1] 【島地】
島になっている土地。しま。
とうち
とうち タウ― [0][1] 【倒置】 (名)スル
逆さまな位置におくこと。
とうち
とうち タウ― [1] 【当地】
(自分が今いる)この土地。この地方。当所。「―には初めて来ました」
→御当地
とうち
とうち [1][0] 【等値】
(1)二つの数の値が等しいこと。
(2)〔論〕「同値(ドウチ)」に同じ。
とうち
とうち【統治する】
govern;→英和
rule <over> .→英和
〜下にある be under the rule <of> .‖統治権 the supreme power;sovereignty.統治者 the ruler.
とうちがいねん
とうちがいねん [4] 【等値概念】
〔論〕 内包が異なり,外延が同一の二つの概念。例えば宵の明星と明けの明星。同義概念。
とうちきかん
とうちきかん [5][4] 【統治機関】
統治者が統治を行うために設けた国家機関の総称。国会・内閣・裁判所など。
とうちく
とうちく タウ― [0] 【唐竹】
タケの一種。稈(カン)は高さ約4メートルでタケのうちでは節間が最も長い。全体の姿が優美で,庭園に観賞用として植えられる。ビゼンナリヒラ。
とうちけん
とうちけん [3] 【統治権】
国土・国民を治める権利。主権。旧憲法においては天皇の大権とされた。
とうちこうい
とうちこうい [4] 【統治行為】
高度の政治性をもつため,司法権による審査の対象から除外すべきものとされる国家行為。現憲法下において認められるか,争いがある。
とうちこういろん
とうちこういろん [6] 【統治行為論】
裁判所の法令審査権の限界に関して,国家機関の行為のうち極めて高度の政治性を有するものについては審査の対象とならないとする理論。
とうちしゃ
とうちしゃ [3] 【統治者】
国家を統治する者。統治権をもつ者。
とうちほう
とうちほう【倒置法】
《文》inversion.→英和
とうちほう
とうちほう タウ―ハフ [0] 【倒置法】
文において,普通の語順と逆にして語句を配置し修辞上の効果をあげる表現方法。「出た,出た,月が」「進もう,未来へ」の類。
とうちほう
とうちほう [0] 【等値法】
連立方程式において,二つの方程式から一つの未知数を他の未知数で表す式を二つつくり,それらの式が互いに等しいとして,未知数を消去して解く方程式の解法。
とうちゃ
とうちゃ [0] 【闘茶】
(1)茶の産地による色・味などを飲み分けて勝負を競う茶会の一種。
(2)本茶(栂尾(トガノオ)産)と非茶(その他の産)を飲み,どちらであるかを当てる遊戯。宋から渡来し,鎌倉末期から室町中期まで行われた。七事式の茶かぶきに名残がある。回茶・貢茶などがある。
とうちゃ
とうちゃ タウ― [0] 【唐茶】
(1)ツバキ科の常緑低木。茶と似ているが全体に茶よりも大きい。茶と同じようにして葉を飲用する。にが茶。
(2)中国渡来の茶。「茶出しに―つまみこむ/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
(3)酒の隠語。主に僧の間で使った。「一名これを―といふ。くつと飲んではくつとゆき,ずつと酔ひてはすつと寝る/洒落本・売花新駅」
とうちゃく
とうちゃく タウ― [0] 【到着】 (名)スル
目的とする地点に行きつくこと。届くこと。到達。着到。「無事,終点に―する」
とうちゃく
とうちゃく【到着する】
arrive <at,in> ;→英和
reach;→英和
get to.‖到着駅(ホーム) an arrival station (platform).到着時刻 the time of arrival.到着次第 upon[immediately on one's]arrival;as soon as one arrives.到着順に in order of arrival.
とうちゃくじ
とうちゃくじ タウ― [4] 【到着時】
各種の地震波(特に一番速い P 波)が,ある一つの観測点に到着する時刻。発現時または発震時ともいう。
とうちゃくねだん
とうちゃくねだん タウ― [5] 【到着値段】
商品が買い手の所に到着した時点での値段。生産者価格に運送費など到着までに要した費用が加算されたもの。
とうちゃん
とうちゃん [1] 【父ちゃん】
(1)幼児などが,父親を親しんで呼ぶ語。「お」を冠して用いられることも多い。
(2)親しい者どうしの間で,自分または他人の夫をさしていう語。
とうちゅう
とうちゅう【頭注】
a headnote.
とうちゅう
とうちゅう [0] 【頭注・頭註】
本文の上方に書き記した注釈。頭書。冠注。
⇔脚注
とうちゅうかそう
とうちゅうかそう [5] 【冬虫夏草】
子嚢菌(シノウキン)類のきのこの一群。土中の昆虫類・クモ類に寄生した菌糸から地上に子実体を作る。セミタケやサナギタケなどがあり,薬用とされる。冬は虫であったものが夏には草となる意から名付けられたもの。
とうちゅうけんくもえもん
とうちゅうけんくもえもん タウチユウケンクモヱモン 【桃中軒雲右衛門】
(1873-1916) 浪曲師。本名,山本幸蔵。群馬県生まれ。1907年(明治40)東京本郷座で「義士銘々伝」を口演。迫力ある節調で人気を得る。武士道鼓吹を旗印に浪曲の内容を高め,その地位向上に尽くした。
とうちゅうじょ
とうちゅうじょ 【董仲舒】
(前176頃-前104頃) 中国,前漢の儒学者。武帝のとき,五経博士を置き儒教を国の根本思想とすべきことを建言。後世の儒学隆盛のもとをつくった。著「春秋繁露」
とうちょう
とうちょう【登庁する】
attend[go to]the office.→英和
とうちょう
とうちょう【登頂する】
reach[climb to,conquer]the summit <of> .→英和
とうちょう
とうちょう [0] 【頭頂】
頭のてっぺん。づちょう。
とうちょう
とうちょう [0] 【登頂】 (名)スル
山の頂上にのぼること。とちょう。「未登峰に単独で―する」
とうちょう
とうちょう [0] 【登庁】 (名)スル
役人が官庁・役所に出勤すること。
⇔退庁
「新知事が―する」
とうちょう
とうちょう タウテウ [1] 【唐朝】
中国,唐の朝廷。また,唐の時代。
とうちょう
とうちょう [0] 【等張】
二種類の溶液の浸透圧が互いに等しいこと。アイソトニック。
とうちょう
とうちょう【盗聴する】
tap <a wire> ;→英和
listen in on <phone calls> ; <俗> bug.→英和
‖盗聴器 a hidden microphone;a wiretap.
とうちょう
とうちょう タウテウ [1] 【当朝】
(1)この王朝。現在の王朝。
(2)この御代。当代。
とうちょう
とうちょう タウチヤウ [0] 【盗聴】 (名)スル
他人の会話を(機器などを用いて)気づかれないように聞くこと。ぬすみぎき。「電話を―する」「―器」
とうちょうえき
とうちょうえき [3] 【等張液】
等張である二つの溶液。特に血清や涙液などの体液の浸透圧と等しい浸透圧を示す溶液をいい,塩化ナトリウムの0.9パーセント溶液(生理食塩水)などがこれに相当する。注射剤・点眼剤は等張液である。
→等張液[表]
とうちょうこつ
とうちょうこつ [3] 【頭頂骨】
頭頂部を形成する一対の扁平な骨。四角形の皿状で,頭蓋(トウガイ)の上壁をなす。顱頂(ロチヨウ)骨。
とうちょうよう
とうちょうよう [3] 【頭頂葉】
大脳半球の中央頂部。皮膚・深部感覚や味覚の神経中枢があり,その後方には知覚・認知・判断などに関する連合野があって,後頭葉と接する。
とうちょく
とうちょく タウ― [0] 【当直】 (名)スル
当番で,宿直や日直をすること。また,その人。「―医」
とうちょく
とうちょく【当直する】
be on (night) duty;keep watch (船の).当直医 a doctor on night duty.
とうちりめん
とうちりめん タウ― [3][0] 【唐縮緬】
モスリン。メリンス。
とうちん
とうちん [0] 【東浄】
「東司(トウス)」に同じ。
とうちん
とうちん タウ― [0] 【陶枕】
陶磁製のまくら。夏に用いる。
とうちんこう
とうちんこう 【透頂香】
「外郎(ウイロウ){(1)}」に同じ。「腰より―一つを三つに割つた程取出いて/狂言・膏薬煉」
とうぢさ
とうぢさ タウ― [0][1] 【唐萵苣】
植物フダンソウの別名。
とうつう
とうつう [0] 【頭痛】
「ずつう(頭痛)」に同じ。
とうつう
とうつう【疼痛】
a pain;→英和
an ache.→英和
とうつう
とうつう [0] 【疼痛】
ずきずきする痛み。うずき。
とうつうじ
とうつうじ タウ― [3] 【唐通事】
江戸時代,長崎の唐人屋敷・出島に役所を置き,中国人との貿易交渉に通訳兼商務官として携わった者。およそ七〇家が世襲で任に当たった。
とうつねより
とうつねより 【東常縁】
(1401-1494) 室町中期の歌人・武将。東野州とも称する。和歌を尭孝・正徹に学ぶ。古今集を究め,これを門人宗祇に講じたのが「古今伝授」の初めとされる。歌学書に「東野州聞書」がある。
とうつばき
とうつばき タウ― [3] 【唐椿】
ツバキ科の常緑小高木。中国原産。観賞用にまれに栽植。葉は長楕円形。春,径10センチメートル内外の花を開く。花は普通,八重咲きで,淡紅色・白色など。からつばき。ナンテンつばき。
とうづくえ
とうづくえ タウ― [3] 【唐机】
中国製の机。また,中国風の机。
とうてい
とうてい タウ― [0] 【到底】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)どんなにしても。どうしても。しょせん。「―成功しない」「―助からない」
(2)つまるところ。結局。ついに。「ええ,―辞職もんでせう/それから(漱石)」
とうてい
とうてい [0] 【冬帝】
冬の神。[季]冬。
とうてい
とうてい【到底】
<not> at all;by no means;hardly;→英和
[全く]quite <impossible> ;→英和
absolutely;→英和
beyond <comparison> ;→英和
[結局]after all.
とうていかん
とうていかん 【藤貞幹】
(1732-1797) 江戸後期の考証学者。京都の生まれ。姓は藤原ともいう。号は無仏斎など。国学・有識故実に長じ,古文書・金石文を研究。著「衝口発(シヨウコウハツ)」「好古日録」など。
→衝口発
とうていらん
とうていらん [3] 【洞庭藍】
ゴマノハグサ科の多年草。山陰地方の海岸に生える。高さ約50センチメートル。茎葉に白い綿毛を密生する。夏,枝先に青紫色の小花を密につける。
とうてき
とうてき【投擲競技】
throwing events.
とうてき
とうてき タウ― [0] 【唐笛】
(1)〔日本で,「唐楽」に用いるところから〕
竜笛の別名。
(2)朝鮮李王家の雅楽で用いられる横笛。長さ約45センチメートル。指孔は六個(古くは八個)。
とうてき
とうてき [0] 【投擲】 (名)スル
(1)投げうつこと。投げること。
(2)「投擲競技」の略。
とうてききょうぎ
とうてききょうぎ [5] 【投擲競技】
陸上競技で,砲丸投げ・円盤投げ・槍投げ・ハンマー投げの総称。投擲。
とうてつ
とうてつ【透徹した】
clear;→英和
penetrating;→英和
consistent.→英和
とうてつ
とうてつ [0] 【透徹】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)すきとおっていること。澄みきっていること。また,そのさま。「―した空気」「晩秋の気―にして和適/欺かざるの記(独歩)」
(2)筋が明確にとおっていること。一貫していること。また,そのさま。「―した論理」「―した洞察力」「工夫,精密なるを要し,解悟,―なるを要す/西国立志編(正直)」
とうてつもん
とうてつもん タウテツ― [0] 【饕餮文】
中国古代,特に殷周代の青銅器に施されている怪獣面文様。曲がった角(ツノ),大きくとび出した目を特色とする。
饕餮文[図]
とうてん
とうてん [0][3] 【東天】
東の空。明け方の空。
とうてん
とうてん タウ― [1] 【当店】
この店。私どもの店。「―自慢の品」
とうてん
とうてん タウ― [0] 【唐天】
綿ビロード。別珍。
とうてん
とうてん [1][0] 【読点】
意味の切れ目を示すため,文中に施す「,」の符号。
→句点
とうてん
とうてん タウ― [0] 【滔天】
天に達するほどみなぎり,あふれること。勢いの盛んなたとえ。「―の勢い」
とうてん
とうてん【当店】
our[this]shop.
とうてん
とうてん [0] 【冬天】
冬の天気。冬ぞら。冬の空。
とうてんこう
とうてんこう [3] 【東天紅】
(1)ニワトリの一品種。鳴き声を賞玩する目的で作られた。鳴き声は豊かで長く,約二〇秒継続するものもある。高知県原産。天然記念物。
(2)暁に鳴く鶏。また,その鳴き声。
とうでん
とうでん タウ― [0] 【盗電】 (名)スル
料金を払わず,ひそかに電気を使うこと。
とうでんてん
とうでんてん [3] 【等電点】
アミノ酸やタンパク質などの両性電解質で,溶液の水素イオン濃度を変化させたとき,溶質粒子の正と負の電荷が全体としてゼロになり,電場をかけても移動しないような状態。通常,水素イオン指数 pH で表す。水酸化アルミニウムなどの両性の沈殿にもあり,等電点では最小の溶解度を示す。
とうと
とうと [1] 【東都】
東方にある都。特に京都に対して,江戸または東京をいう。「―大学野球」
とうと
とうと (副)
〔古くは「とうど」とも〕
(1)勢いよく物をすえるさま。「髭切の御はかせを腹の上に―置き/幸若・烏帽子折」
(2)ゆるぎないさま。しかと。「波風―静まつて/狂言記・那須の与一」
(3)ゆったりとすわるさま。「まづ―居さしめ/狂言・磁石」
とうと
とうと タフト 【尊・貴】
〔形容詞「とうとし」の語幹〕
とうといこと。「あら―青葉若葉日の光/奥の細道」
とうとい
とうと・い タフトイ [3] 【尊い・貴い】 (形)[文]ク たふと・し
(1)身分・品位などが高い。高貴だ。たっとい。「―・い神」「―・い身分のお方」
(2)敬うべきさまである。たっとい。「―・い高僧」「父母を見れば―・し妻子(メコ)見ればめぐし愛(ウツ)くし/万葉 800」
(3)(精神的な意味で)価値が高い。貴重だ。また,意義深く重大である。たっとい。「―・い経験」「―・い教訓を残した事件」「―・い犠牲を払う」「その気持ちが―・い」
(4)(感覚的な意味で)価値が高い。すばらしい。「赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装(ヨソイ)し―・くありけり/古事記(上)」
〔立派なさまを表す「太(フト)」に接頭語「た」が付いたものが形容詞化した語という〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
とうとい
とうとい【尊[貴]い】
⇒尊[貴](たつと)い.
とうとう
とうとう [0] 【幢幢】 (ト|タル)[文]形動タリ
ゆらゆらとゆれるさま。「満目の紫焔―として/自然と人生(蘆花)」
とうとう
とうとう タウタウ [0] 【滔滔】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)水が勢いよく,また豊かに流れるさま。「―と流れる大河」
(2)よどみなく話すさま。弁舌さわやかなさま。「―とまくし立てる」「―と雄弁を揮(フル)つて/片恋(四迷)」
(3)物事がある方向によどみなく流れゆくさま。「―たる時代の流れ」
とうとう
とうとう【滔々と】
[流水]swiftly;→英和
in torrents;[弁舌]eloquently;→英和
fluently.→英和
とうとう
とうとう [0] 【瞳瞳】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔「とうどう」とも〕
朝日のきらめくさま。「旭日の―として昇れるを見る/日光山の奥(花袋)」
とうとう
とうとう【到頭】
at last[length];finally; <not> after all.
とうとう
とうとう タウタウ [0] 【蕩蕩】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)広く大きいさま。広々としているさま。「―たる大河」
(2)ゆったりしているさま。穏やかなさま。「王者の民―たりと云ふ句の価値を始めて発見するから/吾輩は猫である(漱石)」
とうとう
とうとう [0] 【偸盗】
〔「とう(偸)」は漢音〕
⇒ちゅうとう(偸盗)
とうとう
とうとう [0] 【洞洞】 (ト|タル)[文]形動タリ
穴があいたようにうつろなさま。また,奥深く暗いさま。「黒(コク)―たる大坑に臨める如く/即興詩人(鴎外)」
とうとう
とうとう 【疾疾】 (副)
〔「とくとく」の転〕
早く早く。「―まかり出でよ/平家 1」
とうとう
とうとう タウ― [1] 【到頭】 (副)
最終的な結果として物事が実現した,あるいは実現しなかったという意を表す。ついに。結局。「―ここまで来てしまった」「ずいぶん待ったが―来なかった」「―承諾してしまった」
とうとう
とうとう 【等等】 (接尾)
〔接尾語「等」を重ねて強めた言い方〕
名詞およびこれに準ずる語に付いて,並べあげた同類のものがまだ他にもあること,またそれらを省略して例示する意を表す。等等(ナドナド)。「英・米・独・仏―の欧米各国」
とうとう
とうとう【等々】
and so on[forth];etc.
とうとう
とうとう [0][1] 【東塔】
〔仏〕
(1)東西二つある塔のうち東にあるもの。
(2)延暦寺の霊域を三つに分けたものの一。西塔(サイトウ),横川(ヨカワ)に対し,一山の中央部を占める。根本中堂・大講堂・一乗戒壇院・浄土院・大乗院などがあり,東塔止観院と総称する。
とうとう
とうとう タウタウ 【丁丁】 (形動タリ)
木を切る音や杭を打ったりする音などが響きわたるさま。ちょうちょう。「朝霧や杭(クイゼ)打つ音―たり/蕪村句集」
とうとう
とうとう [0] トウトウ 【鼕鼕】 ・ タウタウ 【鏜鏜】 ・ タウタフ 【鞺鞳】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)波や水の流れが勢いよく音をたてるさま。「―たる水の音/自由の凱歌(夢柳)」
(2)鼓や太鼓などの鳴りわたるさま。「つづみ―と打ち/沙石(七・古活字本)」
(3)物音が軽くひびくさま。とんとん。「扇ぬき出し,銚子の長柄を―とうつて/狂言・二千石」
とうとうし
とうとうし タウタウ― 【陶唐氏】
〔初め唐侯に封ぜられ,のち天子となって陶に都したことから〕
尭(ギヨウ)の別名。
とうとく
とうとく [0] 【統督】 (名)スル
まとめて取り締まること。統轄すること。「先生自ら之を―す/浮城物語(竜渓)」
とうとく
とうとく [0] 【董督】
〔「董」はただす意〕
監督して正すこと。とりしまること。
とうとし
とうと・し タフトシ 【尊し・貴し】 (形ク)
⇒とうとい
とうとつ
とうとつ【唐突な(に)】
sudden(ly);→英和
abrupt (ly).→英和
とうとつ
とうとつ タウ― [0] 【唐突】 (形動)[文]ナリ
前ぶれもなくだしぬけに物事を行い始めるさま。不意。「―な質問」「―に言い出す」「―の感は否めない」
[派生] ――さ(名)
とうとぶ
とうとぶ【尊[貴]ぶ】
⇒尊[貴](たつと)ぶ.
とうとぶ
とうと・ぶ タフトブ [3] 【尊ぶ・貴ぶ】
〔形容詞「たふとし」の動詞形〕
■一■ (動バ五[四])
敬って大切にする。あがめる。たっとぶ。「神仏を―・ぶ」「念仏を唱へて―・ぶ事限り無し/今昔 20」
■二■ (動バ上二)
{■一■}に同じ。「目をいやしみ,耳を―・ぶるあまり/新古今(仮名序)」
〔上代は上二段活用。四段活用は平安以降〕
とうとむ
とうと・む タフトム 【尊む・貴む】 (動マ四)
「尊ぶ」に同じ。「ここをしもあやに―・み嬉しけく/万葉 4094」
とうど
とうど タウ― [1] 【唐土】
中国をさして呼んだ称。もろこし。
とうど
とうど タウ― [1] 【糖度】
食品などに含まれる糖分の割合を百分率(%)で表したもの。
とうど
とうど タウ― [1] 【陶土】
一般に陶磁器の原料となる粘土の総称。元来は陶磁器の原料となるカオリンの別名であった。陶石。白土。
とうど
とうど [1] 【凍土】
凍った土。夏季に融解する季節的凍土と,夏をはさんで二冬以上凍結が続く永久凍土とがある。
とうど
とうど【陶土】
potter's clay.
とうど
とうど [1] 【東土】
(1)東方の土地。東国。
(2)〔中国・インドからみて東方の地であることから〕
日本のこと。
とうどう
とうどう [0] 【東堂】
〔仏〕 禅宗寺院でその寺の住持を引退した僧の住む部屋。また,その僧。
→西堂(セイドウ)
とうどう
とうどう [0] 【東道】
(1)東方の道。
(2)「東道の主(シユ)」の略。
とうどう
とうどう トウダウ 【藤堂】
姓氏の一。
とうどう
とうどう タウダウ [1] 【当道】
(1)この道。自分の学ぶ道。「夫れ―の郢曲は,幼童の口にすさみ/撰要目録」
(2)中世以降,平曲・三弦・箏曲・鍼灸(シンキユウ)・按摩などに携わる盲人(男性)により組織された職能団体。光孝天皇の皇子,雨夜尊(アマヨノミコト)を祖神とする。所属する盲人に検校・勾当などの盲官位階を授与した。1871年(明治4)廃止。当道座。
とうどう
とうどう [0] 【洞道】
〔「どうどう」とも〕
通信ケーブル・ガス管・送電線用などに,地下に設けたトンネル。
とうどういが
とうどういが トウダウ― [5] 【藤堂伊賀】
伊賀焼の一。寛永年間(1624-1644)に藩主藤堂高次の奨励により始められた陶器。茶器が多い。
とうどうしんでん
とうどうしんでん トウダウシンデン 【統道真伝】
江戸中期の思想書。安藤昌益著。1752年頃の作。五巻。独自の自然哲学に立脚し,万人が生産に従事する平等な社会を構想,それに反する儒仏の教えを批判する。
とうどうたかとら
とうどうたかとら トウダウ― 【藤堂高虎】
(1556-1630) 安土桃山・江戸初期の武将。津藩藩祖。近江の人。浅井長政・羽柴秀長・豊臣秀吉に仕えた。関ヶ原・大坂の陣では徳川家康に属し,その謀議にあずかり,伊勢・伊賀など三二万石に封ぜられた。
とうどうちょう
とうどうちょう [3] 【頭胴長】
哺乳(ホニユウ)類の外部形態を検討する際の基本的な計測項目の一。全長(身体を平面上に伸ばしたときの頭の前端から尾の最後端までの距離)から尾長を引いた長さ。
とうどうのしゅ
とうどうのしゅ 【東道の主】
〔「左氏伝(僖公三十年)」による。春秋時代,鄭の燭之武が秦の君に,鄭を滅ぼさずに,東方へ行く時にもてなす主人とした方が秦にとって得策だと説いた故事から〕
主人となって客の世話をし,案内をする者。東道の主人。東道。
とうどうばつい
とうどうばつい タウドウ― [5] 【党同伐異】
〔後漢書(党錮伝)〕
事の正邪善悪にかかわらず,自派に味方して,他派のものを攻撃すること。
とうどく
とうどく 【東独】
〔「東独逸(ヒガシドイツ)」の略〕
⇒東(ヒガシ)ドイツ
とうどり
とうどり【頭取】
the president;→英和
the head.→英和
とうどり
とうどり [0] 【頭取】
〔(5)が原義〕
(1)頭だつ者。長たる人。
(2)銀行などの代表者となり,その職務をなす者。代表取締役を兼ねているのが普通。
(3)劇場などで,楽屋のすべての取り締まりに当たる者。
(4)相撲で,力士を取り締まり,興行に参加する人。
(5)音頭を取る人。
(ア)雅楽で,管楽器の首席奏者。
(イ)能楽または歌舞伎の「三番叟」で,小鼓を奏する三人の鼓方のうちの中央の奏者。
とうどりざ
とうどりざ [0] 【頭取座】
劇場の楽屋にある頭取の常座。
とうな
とうな タウ― [0] 【唐菜】
アブラナ科の一・二年草。葉は大きく肉厚で柔らかい。主に漬物とする。ふゆな。いんげんな。
とうない
とうない タウ― [1] 【党内】
党の内部。「―左派」
とうない
とうない タウ― [1] 【島内】
島の中。島のうち。
とうない
とうない【党内の】
intra-party <conflict> .
とうなす
とうなす【唐茄子】
a pumpkin;→英和
a squash.→英和
とうなす
とうなす タウ― [1][0] 【唐茄子】
(1)カボチャの別名。狭義には西洋カボチャの渡来以前に栽培されていた瓢箪(ヒヨウタン)形のカボチャをいう。なんきん。[季]秋。
(2)人をののしっていう語。「あいつも,いけねえ,―だよ/洒落本・辰巳之園」
とうなん
とうなん【東南】
the southeast.→英和
〜の southeast(ern).東南東 southeast by east.‖東南アジア条約機構 the South-East Asia Treaty Organization <SEATO> .東南アジア諸国連合 ⇒アセアン.
とうなん
とうなん【盗難(事件)】
(a case of) robbery[burglary,theft].〜に会う[人が]be robbed <of one's money> ;have <one's money> stolen;[物が]be stolen.〜予防の antitheft[burglar-proof] <lock> .‖盗難警報機[装置]a burglar alarm.盗難品 stolen goods.盗難保険 burglary insurance.
とうなん
とうなん タウ― [0] 【盗難】
金や物を盗まれること。「車内で―にあう」「―防止」
とうなん
とうなん [0] 【東南】
東と南との中間の方角。南東。巽(タツミ)。ひがしみなみ。
⇔西北
とうなんかいじしん
とうなんかいじしん 【東南海地震】
1944年(昭和19)12月7日,熊野灘・遠州灘海底に発生した地震。マグニチュード七・九。大津波を発生し,主として津波により死者約千人を出した。家屋倒壊流失約三万戸。
とうなんとう
とうなんとう [0] 【東南東】
東と南東との中間の方角。
とうなんほけん
とうなんほけん タウ― [5] 【盗難保険】
盗難によって生ずる損害を填補(テンポ)するための損害保険。
とうなんアジア
とうなんアジア [5] 【東南―】
アジア南東部,インドシナ半島とマレー諸島からなる地域の総称。ミャンマー・タイ・ベトナム・ラオス・カンボジア・マレーシア・シンガポール・フィリピン・インドネシア・ブルネイの諸国を含む。
とうなんアジアしょこくれんごう
とうなんアジアしょこくれんごう 【東南―諸国連合】
⇒アセアン(ASEAN)
とうなんアジアじょうやくきこう
とうなんアジアじょうやくきこう 【東南―条約機構】
⇒シアトー(SEATO)
とうに
とうに [1] 【疾うに】 (副)
〔「疾くに」の転〕
早くに。ずっと前に。とっくに。「用意は―できている」
とうに
とうに【疾うに】
⇒とっくに.
とうにゅう
とうにゅう [0] 【豆乳】
水に漬けた大豆をすりつぶし,水を加えて煮立て漉(コ)した乳状の液。古くから牛乳・母乳の代用とされた。苦汁(ニガリ)で固めると豆腐ができる。まめのご。
とうにゅう
とうにゅう【投入する】
throw <a thing> into;invest <capital> .→英和
とうにゅう
とうにゅう タウ― [0] 【糖乳】
⇒コンデンス-ミルク
とうにゅう
とうにゅう [0] 【投入】 (名)スル
(1)投げ入れること。「郵便函に―した/思出の記(蘆花)」
(2)資本・労力などをつぎ込むこと。「設備に資本を―する」
とうにゅうさんしゅつひょう
とうにゅうさんしゅつひょう [0] 【投入産出表】
⇒産業連関表(サンギヨウレンカンヒヨウ)
とうにゅうさんしゅつぶんせき
とうにゅうさんしゅつぶんせき [9] 【投入産出分析】
〔input-output analysis〕
⇒産業連関分析(サンギヨウレンカンブンセキ)
とうにょう
とうにょう タウネウ [0] 【糖尿】
糖が臨床検査法で陽性を呈する程度に出現する尿。
とうにょう
とうにょう【糖尿病(患者)】
diabetes (a diabetic).→英和
とうにょうびょう
とうにょうびょう タウネウビヤウ [0] 【糖尿病】
持続性の高血糖と尿中への糖排出を特徴とする症候群。インシュリンの不足による代謝障害で,遺伝的素因に肥満・感染・妊娠などの誘因が重なり発症。成人期後半に多い。普通,初期には症状が見られず,進むと多尿・糖尿・多飲・多食・全身倦怠などの症状が現れ,網膜症・腎症・神経症・動脈硬化症などを併発,重症では昏睡・脱水症を起こす。食餌療法,運動療法,インシュリン注射が有効。
とうにょうびょうせいこんすい
とうにょうびょうせいこんすい タウネウビヤウセイ― [9][0] 【糖尿病性昏睡】
糖尿病の合併症として起きる意識障害。インシュリンの絶対・相対量の不足によって高血糖状態になり起きるものと,低酸素状態での代謝産物である乳酸が血液中に蓄積して起きるものがある。
とうにん
とうにん【当人】
⇒本人.
とうにん
とうにん タウ― [1] 【当人】
直接その事に関係する人。本人。「まわりの心配をよそに―は平気でいる」
とうにん
とうにん タウ― [0] 【桃仁】
桃の種子の核を干したもの。消炎・通経薬として漢方で用いる。
とうにん
とうにん [0] 【頭人】
(1)鎌倉・室町幕府の引付衆の主席。引付頭人。
(2)室町幕府の職名。政所(マンドコロ)・評定衆・侍所などの長官。
(3)かしらだつ者。頭。おさ。「丹次郎は衒(カタリ)の―/人情本・梅児誉美(後)」
とうにんしゅ
とうにんしゅ タウ― [3][0] 【桃仁酒】
桃仁を焼酎に浸し,砂糖を加えて作った酒。
とうねいす
とうねいす [3] 【籐寝椅子】
仰臥(ギヨウガ)できるように作った大型の籐椅子。[季]夏。
とうねずみもち
とうねずみもち タウ― [5] 【唐鼠黐】
モクセイ科の常緑小高木。中国原産。庭木とする。高さ2〜9メートル。ネズミモチに似るが,葉は卵形で先が細長い。六,七月,白色の小花をつける。果実は黒紫色に熟す。漢名,女貞。
とうねん
とうねん【当年】
this year.
とうねん
とうねん タウ― [1] 【当年】
(1)ことし。今年。本年。「―とって六〇歳」
(2)(話題になっている)その年。
(3)チドリ目シギ科の小鳥。全長約14センチメートルで小形。夏羽は全身ほぼ赤褐色だが,冬羽は体の上面が灰褐色,下面が白色になる。シベリアなどで繁殖し,春と秋日本各地の干潟や水田などに群れとなって渡来する。
とうの
とうの タウ― [1] 【当の】 (連体)
いま話題にしている。まさにその。「―本人はけろっとしたものだ」「―問題」
とうのいも
とうのいも タウ― [0] 【唐の芋】
サトイモの一品種。葉柄は紫色で長い。主に茎と親芋を食用にする。あかいも。
とうのしょう
とうのしょう トウノシヤウ 【東庄】
千葉県北東部,香取(カトリ)郡の町。利根川下流南岸に位置し,かつては河港として栄えた。
とうのちゅうじょう
とうのちゅうじょう [1][1] 【頭の中将】
(1)近衛府の中将で蔵人頭(クロウドノトウ)を兼ねたもの。
(2)源氏物語の作中人物。左大臣の長男。葵の上の兄。玉鬘(タマカズラ)・雲井の雁・柏木の父。光源氏の友人でよき競争相手。太政大臣に至る。
とうのべん
とうのべん [1] 【頭の弁】
弁官で蔵人頭(クロウドノトウ)を兼ねた者。
とうのみね
とうのみね タフ― 【多武峰】
奈良県桜井市南部にある山。竜門山地の中部にあり,山頂は破裂山(海抜619メートル)。この山で藤原鎌足が中大兄皇子と大化改新の談合をしたといわれ,談山(カタリヤマ)ともいわれる。山腹に鎌足の墓所と,これをまつる談山(ダンザン)神社がある。紅葉の名所。
とうのみねしょうしょうものがたり
とうのみねしょうしょうものがたり タフ―セウシヤウ― 【多武峰少将物語】
平安時代の物語。一巻。作者未詳。962年頃成立か。少将藤原高光が突然出家して多武峰に草庵を結ぶまでのいきさつと,残された妻子・兄弟の悲嘆を歌を多く交えて描く。高光日記。
とうのむかし
とうのむかし [1] 【疾うの昔】
ずっと以前,とっくの昔。「―に廃止された」
とうのや
とうのや タフ― 【答の矢】
敵に射かえす矢。「為朝あまりのねたさに,―を射るに及ばず/保元(中)」
とうは
とうは【党派】
a party;→英和
a faction.→英和
‖党派心 party[partisan]spirit;partisanship.超党派的 nonpartisan;supraparty <diplomacy> .
とうは
とうは【踏破する】
traverse;→英和
travel over;tramp;→英和
explore (探検).→英和
とうは
とうは タフ― [1] 【踏破】 (名)スル
長く困難な道のりを歩き通すこと。「北アルプスを―する」
とうは
とうは タウ― [1] 【党派】
(1)主義・思想などを同じくする人々の集まり。党。
(2)党内の分派。「―闘争」
とうはい
とうはい タフ― [0] 【榻背】
椅子の背もたれ。
とうはい
とうはい [0] 【等輩】
同じ身分の仲間。同輩。
とうはい
とうはい タウ― [0] 【刀背】
刀のみね。
とうはい
とうはい タフ― [0] 【答拝】
(1)先方の拝礼に対する返礼。答(トウ)の拝。たっぱい。
(2)「たっぱい(答拝){(2)}」に同じ。
とうはいごう
とうはいごう [3] 【統廃合】 (名)スル
あるものは統合し,あるものは廃止して一つにまとめること。「官公庁の―」
とうはく
とうはく 【等伯】
⇒長谷川(ハセガワ)等伯
とうはく
とうはく [0] 【偸薄】
人情が薄いこと。薄情なこと。「人の気習日に以て―に趨く/明六雑誌 12」
とうはしん
とうはしん タウ― [3] 【党派心】
一つの党派だけに傾いた心。自分の仲間だけにかたよった心。
とうはせい
とうはせい タウ― [0] 【党派性】
マルクス主義の用語。階級社会において,不偏不党の理論はあり得ず,人間の理論活動も階級的利害の制約を受けることをいう。
とうはた
とうはた 【東畑】
姓氏の一。
とうはたせいいち
とうはたせいいち 【東畑精一】
(1899-1983) 農業経済学者。三重県生まれ。東大教授。戦後の農政に貢献。著「日本農業の展開過程」など。
とうはち
とうはち [0] 【藤八】
(1)「藤八五文」の略。
(2)「藤八拳」の略。
とうはちけん
とうはちけん [4][0] 【藤八拳】
〔幇間(ホウカン)藤八から,あるいは藤八五文の売り声からという〕
拳の一。向かい合った二人の示す狐・鉄砲・庄屋の身振りによって勝負をきめるもの。狐拳。藤八。
とうはちごもん
とうはちごもん 【藤八五文】
文政(1818-1830)の頃江戸市中で五文の薬を売り歩いた薬売り。二人連れで,互いに「藤八」「五文」と応じ合い,最後に声を合わせて「奇妙」と叫び,評判となった。藤八。
藤八五文[図]
とうはっかこく
とうはっかこく 【東八箇国】
足柄関以東の八つの国。現在の関東地方にあたる。「―一の馬とて/平家 5」
とうはつ
とうはつ【頭髪】
(the) hair.→英和
とうはつ
とうはつ [0] 【頭髪】
頭の髪。髪の毛。
とうはん
とうはん【登攀】
⇒登山.
とうはん
とうはん [0] 【登坂】 (名)スル
車両が坂道を登ること。とはん。
とうはん
とうはん [0] 【登攀】 (名)スル
高い山などをよじ登ること。とはん。「アイガー北壁を―する」
とうはん
とうはん タウ― [0] 【盗犯】
窃盗および強盗などの犯罪。盗罪。
とうはんしゃせん
とうはんしゃせん [5] 【登坂車線】
道路の上り坂で,走行車線の外側に設け,重量車が緩速で登坂するための車線。
とうば
とうば タウ― [1] 【湯婆】
ゆたんぽ。たんぽ。
とうば
とうば タフ― [1][0] 【塔婆】
(1)「卒塔婆」の略。
(2)墓のこと。
とうば
とうば 【東坡】
中国,北宋の文人,蘇軾(ソシヨク)の号。
とうばく
とうばく タウ― [0] 【倒幕】 (名)スル
幕府を倒すこと。
とうばく
とうばく タウ― [0] 【討幕】 (名)スル
幕府を討つこと。幕府を攻め討つこと。「尊皇―」
とうばくのみっちょく
とうばくのみっちょく タウ― 【討幕の密勅】
1867年10月14日,薩長両藩にひそかに手渡された徳川慶喜追討の勅書。形式が異例で,偽勅説もある。同日の大政奉還により密勅の名分は失われた。
とうばさみ
とうばさみ タウ― [3] 【唐鋏】
二枚の刃を交差させて,中央をねじで固定する型の鋏。全体は X 字形をなす。西洋鋏。
とうばつ
とうばつ タウ― [0] 【盗伐】 (名)スル
他人や国が所有している木竹をこっそりと切って盗むこと。
とうばつ
とうばつ タウ― [0] 【党閥】
同じ党派の者による排他的な集まり。
とうばつ
とうばつ タウ― [0][1] 【討伐】 (名)スル
軍隊を送り,抵抗する者を討ち滅ぼすこと。「反乱軍を―する」
とうばつ
とうばつ【討伐する】
subjugate;→英和
suppress.→英和
討伐隊 a punitive force[expedition].
とうばつ
とうばつ【盗伐する】
fell trees in secret.
とうばな
とうばな タフ― [0][1] 【塔花】
シソ科の多年草。山野に生える。茎は基部が這(ハ)い,高さ約25センチメートル。葉は対生し,卵形。夏,茎頂に淡紅色の小花が数個ずつ塔状に輪生する。
塔花[図]
とうばにく
とうばにく [3] 【東坡肉】
⇒トンボーロー
とうばり
とうばり タウバリ 【賜り】
〔動詞「とうばる(賜)」の連用形から〕
たまわること。また,たまわりもの。多く爵禄などにいう。「御―の御封(ミフ)などこそ/源氏(若菜上)」
とうばる
とうば・る タウバル 【賜る】 (動ラ四)
〔「賜(タマ)わる」の転〕
いただく。「御返りは必ずあらむ,―・りてまうで来む/宇津保(藤原君)」
とうばん
とうばん【登板する】
《野》take the plate[mound];→英和
go to the mound.→英和
とうばん
とうばん【当番】
<be> on duty;one's turn <for sweeping> .
とうばん
とうばん タウ― [1] 【当番】
(1)順に入れ代わってする仕事の,番に当たること。また,その人。「掃除―」
(2)勤務の番に当たること。特に当直・宿直の番に当たること。
とうばん
とうばん [0] 【登板】 (名)スル
野球で,投手板に立つこと。投手として出場すること。
⇔降板
「二試合連続,―する」
とうばん
とうばん タウ― [0] 【纛幡・纛旛】
(1)平安時代,戦陣に将軍の標識として立てた旗。のち儀式などにも立てた。
(2)宮中で,即位・儀式などの際に立てた旗。竜などの模様のある長方形のもの。
とうばんべんごしせいど
とうばんべんごしせいど タウ― [9] 【当番弁護士制度】
逮捕された容疑者や家族等の要請を受けて,弁護士が警察署や拘置所に駆けつけ,起訴前から弁護活動を行う制度。
とうひ
とうひ タウ― [1] 【党費】
(1)党の費用。党の経費。
(2)党員が党の運営などのために党に納める金。
とうひ
とうひ タウ― [1] 【当否】
正しいか正しくないか。また,適切かどうかということ。「事の―をたずねる」
とうひ
とうひ [1] 【等比】
二つの比が等しいこと。
とうひ
とうひ タウ― [0] 【唐檜】
マツ科の常緑高木。深山に自生し,また庭木などとされる。樹皮は暗赤褐色。葉はやや平らな線形で裏面が白色を帯びる。雌雄同株。六月頃開花し,長楕円形の松かさを枝端につける。材を建築・器具・パルプなどに用いる。トラノオモミ。
とうひ
とうひ【逃避】
an escape <from reality> ;→英和
a flight <of capital> .→英和
〜する escape[flee] <from> ;seclude oneself <from society> .‖逃避行 an escape;a flight;a runaway trip.逃避的文学 escapist literature.
とうひ
とうひ タウ― [0][1] 【逃避】 (名)スル
困難をさけのがれること。当面する問題などに積極的に取り組まず,さけたり意識から排除すること。「現実から―する」
とうひ
とうひ【党費】
party expenses.
とうひ
とうひ タウ― [1] 【橙皮】
ダイダイの果皮を乾燥したもの。芳香・苦味があり,健胃薬・香味剤として用いる。
とうひ
とうひ タウ― [1] 【討匪】
匪賊(ヒゾク)を討つこと。
とうひ
とうひ【等比数列(級数)】
《数》a geometric progression (series).〜級数的に <increase> in a geometric ratio.
とうひ
とうひ【当否】
whether it is right or wrong[proper or not];propriety.→英和
とうひがくしゅう
とうひがくしゅう タウ―シフ [4] 【逃避学習】
有害刺激が与えられた際に適切な反応をすることによって,有害刺激から逃避することができるようになること。
→回避学習
とうひがん
とうひがん タウ― [3] 【到彼岸】
〔仏〕 此岸(シガン)から彼岸である涅槃(ネハン)に至ること。
とうひきゅうすう
とうひきゅうすう [4][6] 【等比級数】
隣り合う二項の比が常に一定である級数。幾何級数。
とうひこう
とうひこう タウ―カウ [3][4] 【逃避行】
世間をのがれ,人目をさけて,移り歩いたり隠れ住んだりすること。
とうひしゅぎ
とうひしゅぎ タウ― [4] 【逃避主義】
〔escapism〕
困難な現実からできるかぎり逃避しようとする消極的な考え方・態度。
とうひしんけい
とうひしんけい タウ― [0] 【倒披針形】
披針形を逆さにした形。
とうひすうれつ
とうひすうれつ [4] 【等比数列】
隣り合う二項の比が常に一定である数列。幾何数列。
とうひつ
とうひつ タウ― [0] 【刀筆】
(1)昔,中国で紙の発明以前に用いた,竹簡に文字を記す筆とその誤りを削る小刀。
(2)転じて,筆。
(3)記録。また,記録をつかさどる小吏。
とうひつのり
とうひつのり タウ― 【刀筆の吏】
(1)文字を記録するだけの小吏。
(2)下級の役人。
とうひゆ
とうひゆ タウ― [3][0] 【橙皮油】
ダイダイなど柑橘(カンキツ)類の果皮から製した油。乾燥させた果皮を水につけ,蒸留して得る。香料の原料。
とうひょう
とうひょう [0] 【灯標】
航路標識の一。頂部に灯を掲げた立標。暗礁や浅州の上に設け,夜間航行する船舶を安全に導くためのもの。
とうひょう
とうひょう [0] 【投票】 (名)スル
選挙・採決などに当たって,自分の意志を示すため選びたい人の名や賛否などを記入した紙を所定の箱などへ入れること。
とうひょう
とうひょう【投票する】
vote <for,against> .→英和
〜に付する put <a matter> to the vote.〜で決める decide by vote[ballot].‖投票者 a voter.投票場 a polling place[station,booth]; <米> the polls.投票数 (the number of) votes.投票箱 a ballot box.投票日 a voting day.投票用紙 a voting paper;a ballot (無記名).投票率 the voting percentage.(無)記名投票 an open (a secret) vote.無効投票 an invalid vote.
とうひょうく
とうひょうく [3] 【投票区】
投票のため選挙区内をさらに細分して,投票所ごとに設けた区画。
とうひょうりつ
とうひょうりつ [3] 【投票率】
有権者総数に対する投票者の比率。
とうひれん
とうひれん タウ― [3] 【唐飛廉】
キク科の多年草。山地に生える。茎は高さ約50センチメートルで,広卵形の葉を互生する。夏から秋にかけ,枝頂に筒状の紫色の頭花をつける。
とうひん
とうひん【盗品】
stolen goods.
とうひん
とうひん タウ― [0] 【盗品】
盗んだ品物。贓品(ゾウヒン)。
とうび
とうび タウ― [1] 【掉尾】
〔「ちょうび(掉尾)」の慣用読み〕
事の終わり。「今シーズンの―を飾る熱戦」
とうびゃく
とうびゃく タウ― 【当百】
〔「とうひゃく」とも〕
「当百銭」の略。「紙入より―一枚出し鼻紙に包み/歌舞伎・与話情」
とうびゃくせん
とうびゃくせん タウ― [0] 【当百銭】
〔「当百」と鋳出され,一文銭百枚に通用したのでいう〕
天保通宝銭の通称。当百。
とうびょう
とうびょう【闘病生活】
one's life under medical treatment.
とうびょう
とうびょう【投錨する(している)】
cast (lie at) anchor.‖投錨地 an anchorage.
とうびょう
とうびょう [0] 【闘病】 (名)スル
病気を治そうと努力し,療養に励むこと。「―生活」
とうびょう
とうびょう [0] 【投錨】 (名)スル
船が錨(イカリ)を下ろすこと。船が碇泊(テイハク)すること。
⇔抜錨
「港外に―する」
とうびょう
とうびょう [0] 【痘苗】
弱毒化された痘瘡ウイルスを含む液剤。種痘に用いる。
とうびょう
とうびょう [0]
憑(ツ)きものの一。正体は小さい蛇か狐だとされる。中国・四国地方でいわれる。
とうびん
とうびん タウ― [0] 【湯瓶】
湯沸かし。やかん。
とうふ
とうふ [0][3] 【豆腐】
大豆のタンパク質を固めた白く柔らかい食品。すりつぶした大豆を漉(コ)して得た豆乳ににがりなどを入れて凝固させたもの。木綿豆腐と絹ごし豆腐とがある。時期は明らかではないが,日本には中国から伝わり,中世以降一般にも普及した。
とうふ
とうふ【豆腐】
tofu;bean curd.豆腐屋 a tofu[bean-curd]maker[seller].
とうふ
とうふ 【東父】
⇒東王父(トウオウフ)
とうふ
とうふ タウ― [1] 【刀布】
刀銭と布銭の併称。
とうふ
とうふ タウ― [1][0] 【桃符】
中国で,元旦などに門の脇に張る桃の木で作った魔よけの札。神の像や吉祥の文字を記す。
とうふ=に鎹(カスガイ)
――に鎹(カスガイ)
意見をしても手ごたえがなく,効果のないことのたとえ。糠(ヌカ)に釘(クギ)。
とうふう
とうふう タウ― [0] 【唐風】
中国の風俗・制度に似ていること。からよう。からふう。「―文化」
とうふう
とうふう タウフウ 【道風】
⇒小野道風(オノノミチカゼ)
とうふう
とうふう タウ― [0] 【党風】
党の気風。「―を刷新する」
とうふう
とうふう [0] 【東風】
(1)東から吹く風。こち。
⇔西風
(2)春風。
とうふう
とうふう タウ― 【当風】
今の世の風俗。当世風。「大昔・中昔・―というて三段おぢやるが/狂言記・吟聟」
とうふうば
とうふうば [4] 【豆腐婆】
「湯葉(ユバ)」に同じ。
とうふかせいしけん
とうふかせいしけん タウフカセイ― [8] 【糖負荷性試験】
糖を大量に投与したあとの,血糖値の時間経過に伴う変化を調べることにより,糖の代謝機能の異常を調べる検査。
とうふがら
とうふがら [0] 【豆腐殻】
「おから」に同じ。
とうふく
とうふく タウ― 【当腹】
〔「とうぶく」とも〕
今の妻の腹から生まれたこと。また,その子。とうばら。「さらば―の三男を面に立てて/太平記 37」
とうふく
とうふく タウ― [0] 【倒伏】 (名)スル
稲などが倒れること。
とうふくかくせん
とうふくかくせん [0] 【等伏角線】
地磁気の伏角が等しい場所を連ねた地図上の曲線。
とうふくじ
とうふくじ 【東福寺】
京都市東山区本町にある臨済宗東福寺派の大本山。山号,慧日山。1236年九条道家の創建。開山は円爾弁円(エンニベンエン)。奈良の東大寺・興福寺より一字ずつとり寺名とした。京都五山の一。九条・一条両家の廟所。国宝の無準師範画像など多くの寺宝を蔵す。
とうふくじは
とうふくじは 【東福寺派】
臨済宗の一派。東福寺が本山。派祖は円爾(エンニ)弁円。
とうふくもんいん
とうふくもんいん 【東福門院】
(1607-1678) 後水尾天皇の中宮。名は和子。徳川秀忠の娘。明正天皇の母。1629年院号宣下。
とうふつこ
とうふつこ タウフツ― 【濤沸湖】
北海道網走支庁小清水町,オホーツク海沿岸にある潟湖(セキコ)。面積9.3平方キロメートル。湖畔に北浜原生花園がある。
とうふひょう
とうふひょう [0] 【灯浮標】
⇒挂灯浮標(ケイトウフヒヨウ)
とうふや
とうふや [0] 【豆腐屋】
豆腐やその加工品を製造・販売する店。また,それを売る人。
とうふガン
とうふガン [3] 【豆腐干】
〔ガンは中国語〕
中国料理で使う押し豆腐のこと。きつく圧縮するため形が崩れにくく,糸切りにして用いることが多い。
とうぶ
とう・ぶ タウブ 【食ぶ】 (動バ下二)
〔「とうぶ(賜)」と同源〕
飲食する意の謙譲語。ちょうだいする。いただく。「酒を―・べて,たべ酔うて/催馬楽」
とうぶ
とうぶ【東部】
the eastern part;the East (米国の).
とうぶ
とうぶ [1] 【東部】
ある地域の東方の部分。
⇔西部
とうぶ
とうぶ タフ― [1][0] 【踏舞】 (名)スル
舞うこと。舞踏。「妾稀(マ)れに―すれども深く好む所に非らず/花柳春話(純一郎)」
とうぶ
とうぶ [1] 【頭部】
頭の部分。
とうぶ
とうぶ 【東武】
(1)武蔵国の異名。また,その東部。
(2)江戸の別名。東都。武江。武府。
とうぶ
とう・ぶ タウブ 【賜ぶ・給ぶ】 (動バ四)
〔「たぶ」の転〕
(1)
(ア)動作の主体に対する尊敬の意を表す。上位の者が下位の者に与える。お与えになる。「それは隆円に―・べ/枕草子(九七・能因本)」
(イ)聞き手に対する尊敬の意を表す。自分側の受け取り手を低めて表現することにより,間接的に聞き手を高める言い方。くれてやります。「越の国へまかりける人に,酒―・びけるついでに/後撰(離別詞)」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に付いて,その動作の主体を尊敬する意を表す。…してくださる。…なさる。「舟にのり―・びぬる人の文をなむもてきたる/大和 141」
とうぶ
とうぶ タフ― [1] 【答舞】
舞楽で番舞(ツガイマイ)をするとき,先に舞う左方の舞に対し,あとにそれと組み合わせて演ずる右方の舞。
とうぶ
とうぶ【頭部】
the head.→英和
とうぶ
とうぶ 【東部】
長野県東部,小県(チイサガタ)郡の町。北国街道の旧海野(ウンノ)宿がある。江戸期の力士雷電の生地。
とうぶしんしょく
とうぶしんしょく [4] 【頭部侵食】
川の最上流部をさらに谷頭部へ伸長させる侵食作用。谷頭侵食。
とうぶせんせん
とうぶせんせん 【東部戦線】
第一次世界大戦時,ドイツとオーストリアとロシアとが戦った戦線。
とうぶつ
とうぶつ タウ― [0] 【唐物】
中国,その他諸外国から輸入された品物。からもの。とうもつ。
とうぶつや
とうぶつや タウ― [0] 【唐物屋】
唐物を売る店。舶来の品を売る店。洋品店。
とうぶてつどう
とうぶてつどう 【東武鉄道】
大手民営鉄道の一。浅草・池袋をターミナル駅とし,神奈川を除く関東六都県に鉄道網をもつ。鉄道営業キロ464.1キロメートル。伊勢崎線・日光線・野田線・東上線などよりなる。東武。
とうぶん
とうぶん タウ― [1] 【糖分】
(1)糖類の成分。
(2)甘み。
とうぶん
とうぶん タフ― [0] 【搨文】
石摺(ズ)りの文字。
とうぶん
とうぶん【等分する】
divide <a thing> equally[into equal parts].
とうぶん
とうぶん [0] 【等分】 (名)スル
(1)等しい分量に分けること。「一個を三つに―する」
(2)等しい分量。等しい程度。「―に分ける」「三人の顔を―に瞻(ナガ)めてゐた/社会百面相(魯庵)」
とうぶん
とうぶん タウ― [0] 【当分】
■一■ (名)
(1)将来のある時期までをばくぜんと表す語。しばらくの間。「ここ―が大事です」「―の間,休養します」
(2)あることが起こったその当座。「奥様のお亡りなされた―は,我家の灯が消えたと云つて/火の柱(尚江)」
(3)自分の担当分。[日葡]
■二■ (副)
(1)これからしばらくの間。「―使用できない」「―休みます」
(2)いまのところ。さしあたって。「―これでがまんします」
とうぶん
とうぶん【当分】
for the present[time being];→英和
for a while[some time].→英和
とうぶん
とうぶん【糖分】
<contain> sugar.→英和
とうへい
とうへい タウ― [0] 【党弊】
(1)徒党を組むことから生ずる弊害。
(2)党内の悪い点。
とうへい
とうへい タウ― [0] 【刀幣】
「刀銭(トウセン)」に同じ。
とうへい
とうへい タウ― [0] 【陶瓶】
陶製の瓶(ヘイ)。
とうへき
とうへき【盗癖がある】
have thievish habits;be a kleptomaniac;→英和
be light-fingered.
とうへき
とうへき タウ― [0] 【盗癖】
盗みをする癖。衝動的に物を盗む病的な性癖。ぬすみぐせ。
とうへん
とうへん【等辺(三角形)】
(an) equilateral (triangle).→英和
とうへん
とうへん [0] 【等辺】
多角形の辺の長さが等しいこと。
とうへんかくせん
とうへんかくせん [0] 【等偏角線】
地磁気の偏角が等しい場所を連ねた地図上の曲線。
とうへんさんかくけい
とうへんさんかくけい [7] 【等辺三角形】
三辺の長さの等しい三角形。すなわち正三角形。
とうへんたかくけい
とうへんたかくけい [6] 【等辺多角形】
すべての辺の等しい多角形。一般に,三角形を除いて,正多角形になるとは限らない。
とうへんついほう
とうへんついほう タウヘンツイハウ [5] 【陶片追放】
⇒オストラシズム
とうへんどう
とうへんどう 【東辺道】
中国,東北地方南部の旧行政区画。鴨緑江の北側,通化を中心とした地域。
とうへんぼく
とうへんぼく タウヘンボク [3] 【唐変木】
気の利かぬ人や偏屈な人をののしっていう語。まぬけ。「―のわからずや」
とうへんぼく
とうへんぼく【唐変木】
a blockhead.→英和
とうべつ
とうべつ タウベツ 【当別】
北海道中西部,石狩(イシカリ)支庁石狩郡の町。札幌市の北東に接し,当別川流域を占める。
とうべに
とうべに タウ― [0] 【唐紅】
染料のフクシンのこと。
とうべん
とうべん タフ― [1] 【答弁】 (名)スル
質問に対して答えること。また,その答え。「大臣が―する」
とうべん
とうべん【答弁する】
answer;→英和
reply;→英和
explain (弁明);→英和
defend oneself (被告が).
とうべんしょ
とうべんしょ タフ― [0][5] 【答弁書】
(1)答弁を記載した文書。
(2)訴訟法上,被告または被上訴人が提出された訴状に対して,申し立ての排斥を求める反対申し立てやその理由を記して裁判所に提出する書面。
→準備書面
とうほう
とうほう [0][1] 【投法】
球の投げ方。
とうほう
とうほう タウハウ [1] 【当方】
こちら。自分の方。
⇔先方
「―に異存はありません」
とうほう
とうほう【当方】
I;→英和
we.→英和
〜の[では]on my[our]part.
とうほう
とうほう【東方(に)】
(to) the east <of> .→英和
〜の eastern.→英和
とうほう
とうほう [0] 【東方】
東の方。東の方面。
⇔西方
とうほう
とうほう タフハウ [0] 【答砲】
(主に外国軍艦の)礼砲に答えて打つ空砲。
とうほう
とうほう タフハウ [0] 【答訪】
訪問されたことに対して返礼として行う訪問。
とうほうおんがくだいがく
とうほうおんがくだいがく トウハウ― 【東邦音楽大学】
私立大学の一。1938年(昭和13)創立の東邦音楽学校を源とし,65年設立。本部は川越市。
とうほうかい
とうほうかい 【東方会】
1936年(昭和11)中野正剛らが結成した国家主義的政治団体。新体制運動に協力。43年,中野の自決により解散。
とうほうかいぎ
とうほうかいぎ 【東方会議】
(1)1921年(大正10)原内閣が山東・シベリア撤兵問題を協議した会議。
(2)1927年(昭和2)6月,田中内閣が対中国強硬策を決定した会議。森恪(モリカク)外務政務次官が実質的に主宰。最終日に発表された対支政策綱領では,居留民の現地保護方針と満蒙に対する積極介入がうたわれ,以後の対中国侵略政策の基礎を築いた。
→田中メモランダム
とうほうがくえんだいがく
とうほうがくえんだいがく 【桐朋学園大学】
私立大学の一。1955年(昭和30)設立の桐朋学園短期大学を母体とし,61年設立。本部は調布市。
とうほうきょうかい
とうほうきょうかい 【東方教会】
⇒東方正教会(セイキヨウカイ)
とうほうく
とうほうく [3] 【東方矩】
「上矩(ジヨウク)」に同じ。
→矩
とうほうけんぶんろく
とうほうけんぶんろく トウハウ― 【東方見聞録】
マルコ=ポーロの旅行記。1271〜95年の東方旅行の見聞をルスティケロが筆録したもの。日本を黄金の国ジパングとしてヨーロッパに紹介。1299年完成。
とうほうしょくみん
とうほうしょくみん 【東方植民】
一二世紀から一五世紀にかけてドイツ諸侯がおこなったエルベ川以東のスラブ人居住地への植民活動。ドイツ騎士団による軍事的な植民活動もあった。一五世紀にポーランドが攻勢に転じたので終了した。
とうほうじょうるりいおう
とうほうじょうるりいおう 【東方浄瑠璃医王】
薬師如来のこと。
とうほうじょうるりせかい
とうほうじょうるりせかい [9] 【東方浄瑠璃世界】
薬師如来のいる世界。
とうほうせい
とうほうせい トウハウ― [0] 【等方性】
物資の物理的性質が,方向によって異ならないこと。
⇔異方性
とうほうせいきょうかい
とうほうせいきょうかい 【東方正教会】
キリスト教三大教派の一。ギリシャ正教会・ロシア正教会・ルーマニア正教会などの総称。ビザンツ帝国で成立し,1054年西方教会と分離。神秘主義の傾向をもち礼拝様式やイコンの崇敬に特徴がある。日本では,ハリストス教会,ギリシャ正教会,また単に正教会とも呼ばれる。東方教会。ビザンチン教会。
とうほうせん
とうほうせん 【東豊線】
札幌市営の地下鉄道線。札幌市栄町・豊水すすきの間,8.1キロメートル。
とうほうそうぎ
とうほうそうぎ 【東宝争議】
1948年(昭和23)に起きた東宝映画の解雇反対闘争。解雇に反対する組合員に対し武装警官,米軍飛行機,装甲車,騎兵が出動した。
とうほうたい
とうほうたい トウハウ― [0] 【等方体】
等方性をもつ物体。
⇔異方体
とうほうだいがく
とうほうだいがく トウハウ― 【東邦大学】
私立大学の一。1925年(大正14)創立の帝国女子医専を前身として,49年(昭和24)新制大学として発足。本部は東京都大田区。
とうほうぼうえき
とうほうぼうえき [5] 【東方貿易】
一一世紀頃から,イタリアの諸都市の商人が地中海東岸地域で行なった貿易。イスラム商人のもたらすアジアの香料・絹織物を銀や毛織物と交換した。インド航路の完成により一六世紀以降衰退。レバント貿易。
とうほく
とうほく【東北】
the northeast.→英和
〜の northeast(ern).‖東北地方 the Tohoku district.
とうほく
とうほく [0] 【東北】
(1)東と北との中間の方角。ひがしきた。北東。艮(ウシトラ)。
⇔西南
(2)「東北地方」に同じ。
(3)中国北東部の地区名。遼寧・吉林・黒竜江の三省からなる。トンペー。
とうほくがくいんだいがく
とうほくがくいんだいがく 【東北学院大学】
私立大学の一。1886年(明治19)創立の仙台神学校を前身とし数回の改称を経て,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は仙台市青葉区。
とうほくげいじゅつこうかだいがく
とうほくげいじゅつこうかだいがく 【東北芸術工科大学】
私立大学の一。1991年(平成3)設立。本部は山形市。
とうほくこうぎょうだいがく
とうほくこうぎょうだいがく 【東北工業大学】
私立大学の一。1964年(昭和39)設立。本部は仙台市太白区。
とうほくこうにちれんぐん
とうほくこうにちれんぐん 【東北抗日連軍】
⇒東北人民革命軍
とうほくしんかんせん
とうほくしんかんせん 【東北新幹線】
JR 東日本の新幹線。東京・盛岡間,535.3キロメートル。1982年(昭和57)大宮・盛岡間,85年大宮・上野間,91年上野・東京間を開業。
とうほくじどうしゃどう
とうほくじどうしゃどう 【東北自動車道】
埼玉県川口市と青森市を結ぶ高速道路。延長679.5キロメートル。1987年(昭62)全線開通。川口で東京外環自動車道と接続。
とうほくじょしだいがく
とうほくじょしだいがく 【東北女子大学】
私立大学の一。1946年(昭和21)設立の東北女子専門学校を母体に,68年設立。本部は弘前市。
とうほくじんみんかくめいぐん
とうほくじんみんかくめいぐん 【東北人民革命軍】
1933年9月,中国・朝鮮の共産主義者たちによって結成された抗日武装闘争(パルチザン)組織。35年コミンテルンの反ファシズム方針の提起により,東北抗日連軍に改組された。
とうほくせいかつぶんかだいがく
とうほくせいかつぶんかだいがく 【東北生活文化大学】
私立大学の一。1903年(明治36)創立の東北女子職業学校を源とし,58年(昭和33)三島学園女子大学として設立。87年現名に改称。本部は仙台市泉区。
とうほくだいがく
とうほくだいがく 【東北大学】
国立大学の一。1907年(明治40)東北帝国大学として創立。49年(昭和24)第二高等学校・仙台工専・宮城師範・同青年師範・宮城女専を併合して,新制大学となる。本部は仙台市青葉区。
とうほくちほう
とうほくちほう [5] 【東北地方】
本州の東北部の地方。青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島六県をいう。奥羽地方。東北。
とうほくとう
とうほくとう [0] 【東北東】
東と東北との中間の方角。
とうほくにほん
とうほくにほん [6] 【東北日本】
日本列島を糸魚川‐静岡構造線で二分した場合の東北部の称。中生界・古生界の基盤上に新第三系が広く分布。火山も多い。
⇔西南日本
とうほくふくしだいがく
とうほくふくしだいがく 【東北福祉大学】
私立大学の一。1875年(明治8)設立の曹洞宗専門支校を源とし,1962年(昭和37)設立。本部は仙台市青葉区。
とうほくべん
とうほくべん [0] 【東北弁】
東北地方の方言の一般的な呼び名。
→東北方言
→ずうずう弁
とうほくほうげん
とうほくほうげん [5] 【東北方言】
東北地方で話される方言。青森・秋田の両県および岩手県の旧南部藩領,山形県の庄内地方などを範囲とする北奥方言と,宮城・福島の両県および岩手県の旧伊達藩領,山形県の内陸部などを範囲とする南奥方言に分けられる。イがエと発音され,シ・ス,チ・ツ,ジ・ズが混同し,いわゆるずうずう弁といわれる特徴を示す。また,南奥ではアクセントが一型で,語による区別がない。
とうほくほんせん
とうほくほんせん 【東北本線】
東北地方を縦貫する JR 東日本の幹線鉄道。739.2キロメートル。東京(発着駅は上野)から大宮・宇都宮・郡山・福島・仙台・盛岡を経て青森に至る。
とうほくやっかだいがく
とうほくやっかだいがく 【東北薬科大学】
私立大学の一。1939年(昭和14)創立の東北薬学専門学校を母体として,49年新制大学となる。本部は仙台市青葉区。
とうほん
とうほん [0] 【謄本】
(1)原本の内容をそのまま全部写しとった文書。戸籍謄本・登記簿謄本など。
→抄本
(2)特に戸籍謄本のこと。
とうほん
とうほん [0] 【騰奔】 (名)スル
(1)飛び跳ねながら走ること。
(2)物価などが急激に上がること。
とうほん
とうほん タウ― [0] 【逃奔】 (名)スル
逃げて姿をくらますこと。「前日―し更にその潜所を知る能わず/妾の半生涯(英子)」
とうほん
とうほん [0] 【藤本・籐本】
⇒蔓植物(ツルシヨクブツ)
とうほん
とうほん タウ― [0] 【唐本】
中国から渡来した書籍。漢籍。
とうほん
とうほん タフ― [0] 【搨本】
石摺(ズ)りの本。石碑などの文字の拓本をまとめた本。石摺り。
とうほん
とうほん【謄本】
a (certified) copy.戸籍謄本 ⇒戸籍.
とうほんせいそう
とうほんせいそう【東奔西走する】
bustle about;be busy <about,with,(in) doing> .
とうほんせいそう
とうほんせいそう [0] 【東奔西走】 (名)スル
あちこち忙しく駆け回ること。南船北馬。「会社設立のために―する」
とうぼ
とうぼ [1] 【登簿】
官公署の帳簿に登記・登録すること。
とうぼう
とうぼう タウバウ [0] 【逃亡】 (名)スル
(1)逃げ出すこと。逃げて姿を隠すこと。「囚人が―する」「―を企てる」
(2)律令制下,無断で任務を放棄したり,本貫(ホンカン)地を離脱する行為。
とうぼう
とうぼう タウバウ [0] 【陶房】
陶磁器を作る仕事場。
とうぼう
とうぼう【逃亡する】
run away;flee;→英和
escape <from> ;→英和
desert.→英和
逃亡者 a runaway;→英和
a fugitive;→英和
a deserter.→英和
とうぼうえんきょう
とうぼうえんきょう タフバウヱンキヤウ [0] 【塔望遠鏡】
塔を望遠鏡の鏡筒として使用した太陽観測装置。塔上のシーロスタットによって太陽光を塔内に垂直に導き,恒温の地下室でスペクトルに分解して観測を行う。
とうぼうさく
とうぼうさく トウバウ― 【東方朔】
(前154頃-前93頃) 中国,前漢の文人。字(アザナ)は曼倩(マンセン)。武帝の側近として仕えた。奇言・奇行で知られ,後世,仙人的存在とされ,西王母の植えた桃の実を盗んで食べ八千年の寿命を得たなど種々の説話が残る。「答客難」「非有先生論」などの文章がある。
とうぼうざい
とうぼうざい タウバウ― [3] 【逃亡罪】
旧陸軍および海軍刑法で,軍人が故なく職役を離れ,またこれに就かず,または戦時に逃避することによって成立する罪。
とうぼうはんざいにん
とうぼうはんざいにん タウバウ― [0] 【逃亡犯罪人】
(1)罪を犯して逃げている者。
(2)逃亡犯罪人引渡法に基づき,外国から日本に対し引き渡しの請求がなされている者。
とうぼうはんざいにんひきわたしほう
とうぼうはんざいにんひきわたしほう タウバウ―ハフ 【逃亡犯罪人引渡法】
外国から逃亡犯罪人引き渡しの請求があった場合の国内引き渡し手続きを規定した法律。1953年(昭和28)制定。
とうぼく
とうぼく 【東北】
能の一。三番目物。世阿弥作か。都へ上った旅僧が,東北院で軒端の梅を眺めていると,和泉式部の霊が現れ,梅花を愛した昔を語り,舞を舞って消える。軒端梅(ノキハノウメ)。
とうぼく
とうぼく タウ― [0] 【唐墨】
中国から渡来したすみ。からすみ。とうずみ。
とうぼく
とうぼく タウ― [0] 【唐木】
〔中国を経て渡来したことから〕
紫檀(シタン)・黒檀・タガヤサンなど東南アジア産の木の総称。からき。
とうぼく
とうぼく タウ― [0] 【倒木】
倒れている木。倒れた木。
とうぼせん
とうぼせん [0] 【登簿船】
法規によって船舶登記を必要とする船。総トン数20トン以上の船舶で,船籍港の管海官庁の船舶原簿に登録する。登記船。
とうぼトンすう
とうぼトンすう [6] 【登簿―数】
⇒純(ジユン)トン数(スウ)
とうま
とうま タウ― [1] 【稲麻】
(1)イネとアサ。
(2)「稲麻竹葦(チクイ)」に同じ。「―の如く打囲うだり/太平記 26」
とうまい
とうまい タウ― [0] 【檮昧】
おろかなこと。蒙昧。愚昧。「―を以て至福とす/ふらんす物語(荷風)」
とうまこく
とうまこく 【投馬国】
「魏志倭人伝」にみえる国。伊都国の南,邪馬台国との間とされる。邪馬台国位置説によって,出雲,備後国鞆,周防佐波郡玉祖(タマノヤ)郷,但馬などに比定される。つまこく。
とうまちくい
とうまちくい タウ―ヰ 【稲麻竹葦】
イネとアサとタケとアシ。転じて,多くのものが入り乱れていること。周囲を幾重にも取り囲んでいること。稲麻。「あまりに人参り集ひて,たかんなをこみ,―のごとし/平家 3」
とうまる
とうまる タウ― [0] 【唐丸・蜀丸・鶤鶏】
(1)ニワトリの一品種。鳴き声を賞玩する目的で作られた。とさかは単一で羽は黒い。鳴き声は五〜一三秒と長く,やや高音。新潟で改良された。天然記念物。
(2)「唐丸籠(カゴ)」の略。
とうまるかご
とうまるかご タウ― [4] 【唐丸籠】
(1)唐丸{(1)}を飼う円筒形の竹製の籠。
(2)〔(1)に形が似ているところから〕
江戸時代,罪人を護送するのに用いた竹製の籠。目かご。とうまる。
唐丸籠(2)[図]
とうまんじゅう
とうまんじゅう タウマンヂユウ [3] 【唐饅頭】
焼き菓子の一。砂糖・卵などを混ぜて,こねた小麦粉の皮で餡(アン)を包んで両面を焼いたもの。
とうみ
とうみ【唐箕】
a winnower.→英和
とうみ
とうみ タウ― [0][1] 【唐箕】
穀物に混じったしいなや塵・籾殻(モミガラ)などを選別して取り除く農具。箱の中に風を送る装置を作り,しいななどを吹き分ける。とうみの。
唐箕[図]
とうみつ
とうみつ [1] 【東密】
空海の開いた,東寺を本山とする真言密教の称。天台宗の台密に対していう。
とうみつ
とうみつ タウ― [0] 【糖蜜】
(1)砂糖を溶かして蜜のように煮つめたもの。シロップ。
(2)粗糖を精糖にする過程で出る副産物。糖液を濃縮結晶させた残りの液。アルコールなどの原料とする。
とうみつ
とうみつ【糖蜜】
<米> molasses;→英和
<英> treacle.→英和
とうみつしゅ
とうみつしゅ タウ― [4][3] 【糖蜜酒】
糖蜜を発酵させ,蒸留して造った酒。ラム酒・アラック酒など。
とうみの
とうみの タウ― [0][1] 【唐蓑】
農夫が日光や雨を防ぐために,肩から背にかけておおう蓑。
とうみょう
とうみょう【灯明】
<offer> a light <to> .→英和
とうみょう
とうみょう タウミヤウ [0] 【唐名】
⇒からな(唐名)(2)
とうみょう
とうみょう [0] 【灯明】
神仏に供える火。みあかし。「―をあげる」
とうみょうじなわて
とうみょうじなわて トウミヤウジナハテ 【灯明寺畷】
福井市灯明寺町にある古戦場。九頭竜川左岸の堤にある。1338年,新田義貞が戦死した地と伝えられる。
とうみょうせん
とうみょうせん [0] 【灯明船】
⇒灯船(トウセン)
とうみょうだい
とうみょうだい [0] 【灯明台】
(1)灯明をのせるための台。
(2)「灯台{(1)}」に同じ。
とうみん
とうみん [0] 【冬眠】 (名)スル
動物が生活活動を中止した状態で冬を過ごすこと。ハリネズミ・リス・ヤマネなど小型の哺乳類にみられるが,広義には昆虫・カエル・ヘビなど陸生の変温動物の越冬も含む。多くの種は冬眠中に定期的にめざめて,排泄・摂食を行う。クマ・スカンクの冬ごもりは体温の降下も小さく,睡眠状態に近い。
→夏眠
とうみん
とうみん タウ― [0] 【島民】
島の住民。
とうみん
とうみん【島民】
a native of the island;→英和
an islander.→英和
とうみん
とうみん【冬眠】
hibernation.〜する hibernate.→英和
とうみんせん
とうみんせん [0] 【冬眠腺】
⇒褐色脂肪組織(カツシヨクシボウソシキ)
とうむ
とうむ タウ― [1] 【当務】
任務・事務にあたること。
とうむ
とうむ【党務】
<manage> party affairs.
とうむ
とうむ タウ― [1] 【党務】
党の仕事。政党の事務。
とうむぎ
とうむぎ タウ― [3] 【唐麦】
ジュズダマの別名。
とうむしろ
とうむしろ [3] 【籐蓆】
籐で編んだむしろ。とむしろ。[季]夏。《仏壇の灯がうつりけり―/青木月斗》
とうめ
とうめ タウメ 【専】 (副)
〔「たくめ(専)」の転〕
もっぱら。「かれ汝―東の国を領(オサ)めよ/日本書紀(景行訓)」
とうめ
とうめ タウ― [0] 【唐目】
一斤を一六〇匁(約6百グラム)とする秤目(ハカリメ)。中国,宋代の秤目が伝わったもの。からめ。
→大和目(ヤマトメ)
とうめ
とうめ タウメ 【専女】
(1)老女。「おきな人一人,―一人/土左」
(2)老狐の異名。
→伊賀専女(イガトウメ)
とうめい
とうめい [0] 【透明】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物体が光をよく通し,その物を通して向こうが見える・こと(さま)。「―なガラス」
(2)にごりがなく,すきとおっていること。また,そのさま。澄明。「―な朝の空気」
[派生] ――さ(名)
とうめい
とうめい タウ― [0] 【刀銘】
刀剣の銘。
とうめい
とうめい タウ― [0] 【唐名】
⇒からな(唐名)(2)
とうめい
とうめい【透明(度)】
transparency.→英和
〜な transparent;→英和
clear.→英和
‖半透明な semitransparent.不透明な opaque.
とうめいこうそくどうろ
とうめいこうそくどうろ 【東名高速道路】
東京都世田谷区と愛知県小牧市を結ぶ高速道路。延長346.7キロメートル。1969年(昭和44)全線開通。世田谷区で首都高速道路と,小牧で中央自動車道・名神高速道路と接続。
とうめいたい
とうめいたい [0] 【透明体】
光をよく通す物体。水・ガラス・空気など。
とうめいど
とうめいど [3] 【透明度】
川や湖沼の水の透明さの度合。沈めた透明度板が見えなくなる深さをもって表す。
とうめいどばん
とうめいどばん [0] 【透明度板】
透明度を測定するのに用いる直径30センチメートルの白い円板。セッキー板。
とうめいにんげん
とうめいにんげん [5] 【透明人間】
〔invisible man〕
H = G =ウェルズの同名の小説(1897年刊)にはじまり,その後 SF やテレビ-ドラマなどで何度も使われた架空の存在。何らかの手段やきっかけで透明になった身体をもつ。
とうめいりゅう
とうめいりゅう 【東明流】
三味線音楽の流派の一。江戸時代の三味線音曲の粋を集めて平岡吟舟が創始。明治後期に吟舟が「七福神」を作曲して東明節と名付けたのに始まる。
とうめつ
とうめつ タウ― [0] 【討滅】 (名)スル
討ち滅ぼすこと。「賊徒を―する」
とうめん
とうめん [0] 【痘面】
あばたづら。
とうめん
とうめん [0] 【東面】 (名)スル
東に面すること。東方に向くこと。また,東に面した方。ひがしおもて。
とうめん
とうめん【当面の】
present;→英和
pressing;→英和
urgent;→英和
immediate;→英和
<the matter> in question[hand].〜する face;→英和
be confronted <with> .
とうめん
とうめん タウ― [0] 【当面】
■一■ (名)スル
目の前に存在すること。今,直面していること。「―の問題を解決する」「―する課題」
■二■ (副)
今のところ。さしあたり。「―人員をふやすつもりはない」
とうもく
とうもく [0] 【頭目】
(1)集団の長。普通,よからぬ集団の長についていう。かしら。親分。「強盗団の―」
(2)頭と目。ずもく。「手足―の別なきが如く/近世紀聞(延房)」
とうもく
とうもく【頭目】
a leader[head,boss].→英和
とうもしちのらん
とうもしちのらん 【鄧茂七の乱】
中国,明代福建で鄧茂七を指導者に起こった農民反乱。1448年一〇万の小作人が,小作料・徭役(ヨウエキ)の減免を要求して蜂起した。宗教的色彩のない純然たる農民運動の先駆。
とうもつ
とうもつ タウ― [0] 【唐物】
「とうぶつ(唐物)」に同じ。
とうもめん
とうもめん タウ― [3] 【唐木綿】
外国から輸入された木綿。舶来の綿布。
とうもろこし
とうもろこし【玉蜀黍】
<米> corn;→英和
<英> maize.→英和
とうもろこし
とうもろこし タウ― [3] 【玉蜀黍】
イネ科の一年草。熱帯アメリカ原産。稲・小麦とともに世界の三大穀物の一。食用・飼料とするため,世界各地で広く栽培される。茎は高さ2メートル内外。葉は大形で,広線形。雌雄同株。夏,茎頂に雄花穂を,茎の中ほどの葉腋に雌花穂をつけ,毛髪状の花柱を総(フサ)のように出す。果穂は長さ約20センチメートルとなり,黄色の扁平な穎果(エイカ)が多数中軸に列をなしてつく。穎果はデンプンに富む。デント-コーン・フリント-コーン・スイート-コーン・ポップ-コーンなどの栽培変種がある。南蛮黍(ナンバンキビ)。唐黍(トウキビ)。[季]秋。
とうや
とうや タウ― [1] 【当夜】
(1)その夜。事のあったその夜。
(2)今日の夜。今夜。
とうや
とうや【陶冶する】
cultivate;→英和
train.→英和
人格の陶冶 character building.
とうや
とうや [0][1] トウ― 【頭屋】 ・ タウ― 【当屋】
神社の祭祀や講において,神事・行事を主宰したり世話したりする人。また,その家。年ごとに輪番制で交替する。
とうや
とうや タウ― [1] 【陶冶】 (名)スル
(1)陶器を作ることと,鋳物を作ること。
(2)生まれついた性質や才能を鍛えて練り上げること。「人格を―する」「吾人の性情を瞬刻に―して/草枕(漱石)」
とうや
とうや タフ― [0] 【塔屋】
ビルの屋上に突出して設けられているエレベーター室・階段部分・換気筒・水槽・機械室などの構造物。とうおく。
とうやく
とうやく [0][1] トウ― 【頭役】 ・ タウ― 【当役】
(1)連歌俳諧などの座を準備・世話する人。かしらやく。頭人。
(2)寺院で,仏事・法会の主役。
とうやく
とうやく タウ― [0] 【唐薬】
中国渡来の薬。
とうやく
とうやく タウ― [0] 【当薬】
センブリの全体を陰干しにしたもの。
→千振(1)
とうやく
とうやく [0] 【投薬】 (名)スル
病気に適した薬を患者に与えること。「患者に―する」
とうやく
とうやく タウ― [0] 【湯薬】
せんじ薬。煎薬。
とうやく
とうやく【投薬する】
prescribe[give]medicine <to a patient> .
とうやくりんどう
とうやくりんどう タウ―ダウ [5] 【当薬竜胆】
リンドウ科の多年草。高山帯の草原に生える。夏,高さ約15センチメートルの花茎に披針形の葉を対生し,頂に淡黄緑色の筒状の花を数個上向きにつける。根を健胃薬とする。
とうやこ
とうやこ 【洞爺湖】
北海道南西部にあるカルデラ湖。面積69平方キロメートル。中央に火口丘の中島があり,湖南に有珠(ウス)山・昭和新山がある。
とうやしゅう
とうやしゅう 【東野州】
⇒東常縁(トウツネヨリ)
とうやせい
とうやせい タウ― [0] 【陶冶性】
人間の性質が教育によって変えられる可能性。教育可能性。
とうやま
とうやま 【頭山】
姓氏の一。
とうやま
とうやま タウヤマ 【当山】
姓氏の一。
とうやまきゅうぞう
とうやまきゅうぞう タウヤマキウザウ 【当山久三】
(1868-1910) 民権運動家。沖縄県生まれ。沖縄・東京で小学校校長をつとめ,のち謝花昇(ジヤハナノボル)とともに民権運動に身を投じた。開墾・移民を奨励し,郷里の農民救済に尽くす。
とうやまみつる
とうやまみつる 【頭山満】
(1855-1944) 国家主義者。福岡生まれ。萩の乱に参加して入獄後,自由民権運動に参加。のち玄洋社を結成,国家主義に転じた。大アジア主義を唱えて大陸進出に暗躍し,黒竜会・大陸浪人などを支配する右翼の巨頭的存在となった。
とうやまる
とうやまる 【洞爺丸】
青函連絡船の船名。1954年(昭和29)9月,台風一五号のため函館港外で沈没。一一五五名が死亡し,日本最大の海難事故となった。
とうゆ
とうゆ【灯油】
lamp oil;kerosene.→英和
とうゆ
とうゆ [0] 【灯油】
(1)灯火用の油。ともしあぶら。
(2)原油蒸留の際,摂氏一八〇〜三〇〇度の間で得られる油。灯火・ストーブの燃料・農業用発動機燃料・溶剤などに用いる。ケロシン。
とうゆ
とうゆ [0] 【桐油】
(1)アブラギリの種子から採った乾性油。オレイン酸のグリセリン-エステルを主成分にし,油紙をつくるときなどに使う。食用にはできない。きりあぶら。
(2)「桐油紙」の略。
(3)「桐油ガッパ」の略。
とうゆう
とうゆう [0] 【東涌】
東から太陽がのぼり出ること。
とうゆう
とうゆう タウイウ [0] 【党友】
(1)同じ党に属するなかま。
(2)党を外部から支持し,援助する人。
とうゆううんどう
とうゆううんどう トウイウ― 【東遊運動】
一九世紀末ベトナムに起こった近代化運動。知識人たちがフランス支配からの脱却をめざし,東方(日本)へ留学。トンズー運動。
とうゆうき
とうゆうき トウイウキ 【東遊記】
紀行・随筆。正編・続編各五巻。橘南谿著。前編1795年,後編97年刊。京から江戸を経て,東海・東山・北陸を旅した時の見聞を記す。
とうゆうし
とうゆうし [3] 【投融資】
投資と融資。「財政―」
とうゆうるし
とうゆうるし [4] 【桐油漆】
桐油に滑石・密陀僧(ミツダソウ)などを混ぜ,顔料を加えた塗料。
とうゆがみ
とうゆがみ [3][0] 【桐油紙】
美濃(ミノ)紙に桐油や荏油(エノアブラ)を塗った紙。防水性があり,カッパや包装用にする。合羽紙。油紙。桐油。
とうゆきかん
とうゆきかん [5][4] 【灯油機関】
灯油を燃料とした内燃機関。小型船舶や農業用機械に用いる。
とうゆみ
とうゆみ タウ― [0] 【唐弓】
繰り綿を打って柔らかくする道具。木弓に牛や鯨の筋を弦として張ったもの。綿打ち弓。
とうゆガッパ
とうゆガッパ [4] 【桐油―】
桐油紙で作ったカッパ。桐油。
とうよ
とうよ【投与】
⇒投薬.
とうよ
とうよ [1] 【投与】 (名)スル
(1)薬を患者に与えること。「栄養剤を―する」
(2)投げ与えること。「乞食に銭を―し/学問ノススメ(諭吉)」
とうよ
とうよ タウ― [1] 【党与】 (名)スル
くみすること。また,その仲間。徒党。「帝は人民の己れに―せざるものあれば悉く之を死刑に申付け/民権自由論(枝盛)」
とうよ
とうよ 【東予】
愛媛県北東部,燧(ヒウチ)灘に臨む市。米・野菜・花卉(カキ)などを栽培。臨海部は工業地域。手漉(ス)き和紙を特産。
とうよう
とうよう [1] 【東洋】
(1)ユーラシア大陸の東部の地域。アジアの地方。特にアジアの東部および南部,すなわち中国・朝鮮・日本・インド・ミャンマー・タイ・インドネシアなどの地域をいう。
⇔西洋
(2)中国で,日本をさしていう語。
とうよう
とうよう【東洋】
the East;the Orient.〜の Eastern;Oriental.→英和
〜人 an Oriental.→英和
‖東洋学(史) Oriental studies (history).東洋学者 an Orientalist.東洋思想 Orientalism.
とうよう
とうよう【登用する】
appoint;→英和
promote.→英和
とうよう
とうよう [0] 【登用・登庸】 (名)スル
人を官職などにとりたてて用いること。また,官職・地位などを引き上げること。「人材を―する」
とうよう
とうよう タウ― [0] 【陶俑】
陶製の俑。
とうよう
とうよう [0] 【灯用】
灯火用。「―アルコール」
とうよう
とうよう【盗用する】
steal;→英和
embezzle;→英和
pirate (著作物の).→英和
とうよう
とうよう【当用日記】
a diary.→英和
とうよう
とうよう タウエウ [0] 【陶窯】
陶磁器を焼くかま。
とうよう
とうよう タウエフ [0] 【糖葉】
光合成による同化産物として糖類が蓄積される葉。多く単子葉植物の葉に見られる。
→澱粉(デンプン)葉
とうよう
とうよう タウエウ [0] 【桃夭】
〔「詩経(周南,桃夭)」による。「夭」は若くしなやかなさま。若々しい娘をみずみずしい桃にたとえる〕
嫁ぐのにふさわしい年頃。嫁入りどき。婚期。
とうよう
とうよう タウエウ [0] 【蕩揺】 (名)スル
ゆれ動くこと。また,ゆり動かすこと。「春は何時(イツ)しか私の心を―し始めた/硝子戸の中(漱石)」
とうよう
とうよう タウ― [0] 【当用】
さしあたって用いること。さしあたっての用事。当面の必要。
とうよう
とうよう タウ― [0] 【盗用】 (名)スル
他人のものを盗んで使うこと。許可を得ないで用いること。「デザインを―する」
とうよういがく
とうよういがく [5] 【東洋医学】
(1)東洋,特に中国・インドで発達した伝統的医学。
(2)西洋医学に対して,中国から伝来し,日本で発展した漢方をいう。
→伝統医学
とうようえいわじょがくいんだいがく
とうようえいわじょがくいんだいがく 【東洋英和女学院大学】
私立大学の一。1884年(明治17)設立のキリスト教系の東洋英和女学校を源とし,1988年(昭和63)設立。本部は横浜市緑区。
とうようおんがく
とうようおんがく [5] 【東洋音楽】
日本・中国・インドなど,東洋諸民族間に行われる音楽の総称。
とうようかんじ
とうようかんじ タウ― [5] 【当用漢字】
1946年(昭和21)国語審議会の答申に基づき政府が告示した「当用漢字表」に載っていた一八五〇字の漢字。現代国語を書き表すために,日常使用される漢字の範囲を示したもの。のち48年当用漢字音訓表・当用漢字別表(教育漢字),49年当用漢字字体表などが定められたが,81年新たに常用漢字表が告示され,ほとんどその中に取り入れられた。
→常用漢字
とうようがい
とうようがい タウ―ガヒ [0] 【当用買い】
さしあたり必要な分だけ少しずつ買うこと。
とうようがく
とうようがく [3] 【東洋学】
東洋の言語・文学・歴史・宗教・美術などを研究する学問の総称。
とうようがくえんだいがく
とうようがくえんだいがく 【東洋学園大学】
私立大学の一。1992年(平成4)設立。本部は東京都文京区。
とうようく
とうようく [3] 【東洋区】
動物地理区の一。ヒマラヤ以南のインド・スリランカ・ミャンマー・タイ・インドシナ・マレー・スマトラ・ジャワ・カリマンタン・フィリピン・中国南部・台湾・沖縄を含む地域。ヒヨケザル類・インドゾウ・オランウータン・クジャク・ニシキヘビ・オオトカゲなど多種類の動物を産する。
→旧熱帯区
とうようけいざいしんぽう
とうようけいざいしんぽう 【東洋経済新報】
経済雑誌。1895年(明治28)町田忠治により創刊。自由主義的立場を貫き,天野為之・石橋湛山らが社長を継いだ。1961年(昭和36)「週刊東洋経済」と改称。
とうようしゃかいとう
とうようしゃかいとう 【東洋社会党】
1882年(明治15)平等主義を掲げて樽井藤吉が長崎県で組織した小政党。
とうようじゆうしんぶん
とうようじゆうしんぶん 【東洋自由新聞】
1881年(明治14)中江兆民らが創刊した自由民権派の日刊の政論新聞。政府の妨害で三四号で廃刊。
とうようじゆうとう
とうようじゆうとう 【東洋自由党】
1892年(明治25),大井憲太郎らを中心とする急進的な自由民権派が結成した政党。勢力は弱体で翌年解散。
とうようじん
とうようじん [3] 【東洋人】
東洋の人。東洋諸国の人。
⇔西洋人
とうようたくしょくがいしゃ
とうようたくしょくがいしゃ 【東洋拓殖会社】
朝鮮における農業拓殖事業を主とする植民地政策遂行のための国策会社。1908年(明治41)京城(ソウル)に本社設立。その後,満洲・蒙古・中国・マレー半島・南洋諸島などに事業を拡大した。45年(昭和20)解体。
とうようだいがく
とうようだいがく 【東洋大学】
私立大学の一。井上円了により1887年(明治20)に創設された私学哲学館を前身とし,1903年(明治36)東洋大学専門部として創立。28年(昭和3)旧制大学に,49年新制大学に移行。本部は東京都文京区。
とうようだんつう
とうようだんつう [5] 【東洋緞通】
中国・インド・ペルシャ・トルコおよび日本でつくられる緞通の総称。主として手織りで,多彩な模様を織り出す。
とうようとう
とうようとう タウエフタウ [0] 【桃葉湯】
桃の葉を入れた風呂。暑気払いに入るもの。[季]夏。
とうようにっき
とうようにっき タウ― [5] 【当用日記】
当座の用事などを簡単に記しておく日記。
とうようぶんこ
とうようぶんこ 【東洋文庫】
東洋学に関する図書館・研究機関。1917年(大正6)岩崎久弥が中華民国総統府顧問 G = E =モリソンから購入した蔵書に岩崎文庫を加えて設立。戦後は,国会図書館の支部が置かれる。東京都文京区にある。
とうようもうようせんちゅう
とうようもうようせんちゅう [9] 【東洋毛様線虫】
袋形動物線虫綱に属する微小な線虫。体は毛状で,体長6ミリメートル内外。成虫は人間の十二指腸・小腸の粘膜に寄生し,貧血・消化障害を起こすが,病害はあまり顕著でない。
とうよこせん
とうよこせん 【東横線】
東京急行電鉄の鉄道線。東京都渋谷・横浜市桜木町間,26.3キロメートル。
とうらい
とうらい タウ― [0] 【到来】 (名)スル
(1)ある時期がやってくること。「チャンスが―する」
(2)他人から物が届くこと。特に贈り物が届くこと。「田舎から―の品」
とうらい
とうらい タウ― [0] 【当来】
〔仏〕 きたるべき世。未来。来世。
とうらい
とうらい【到来する】
come[be sent] <from> ;→英和
[機会が]arrive;→英和
arise.→英和
到来物 a present.→英和
とうらいさんな
とうらいさんな タウライサンワ 【唐来参和】
(1744?-1810) 江戸中期の狂歌師・戯作者。別号,東来山人・唐来舎など。通称,和泉屋源蔵。武士の出で,本所の娼家和泉屋に入婿。狂歌は蜀山人の門。洒落本「和唐珍解(ホウトンチンケイ)」,黄表紙「莫切自根金生木(キルナノネカラカネノナルキ)」など。
とうらいのどうし
とうらいのどうし タウ―ダウシ 【当来の導師】
未来の世に出現して衆生(シユジヨウ)を救うという弥勒(ミロク)菩薩。
とうらいもの
とうらいもの タウ― [0] 【到来物】
もらい物。頂戴物。
とうらく
とうらく [0][1] 【騰落】
物価の上がることと下がること。騰貴と下落。
とうらく
とうらく タウ― [1] 【当落】
当選と落選。「―線上の候補者」
とうらく
とうらく【当落】
the result (of an election).→英和
〜線上にある have a fifty-fifty chance of success in the election.→英和
とうらくかぶせん
とうらくかぶせん [5] 【騰落株線】
上場銘柄について,毎日の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数との差をとり,これを累積しグラフ化した指標。
とうらんけい
とうらんけい タウラン― [0] 【倒卵形】
卵を逆さにした形。植物の葉などで先の方が丸く広く,下の方がすぼまった形。
とうり
とうり [1] 【統理】 (名)スル
すべおさめること。「―者」「格物学を以て国家を治め生人を―すること/新聞雑誌 60」
とうり
とうり【党利(党略)】
<be mindful only of> party interests (and tactics).
とうり
とうり タウ― [1] 【党利】
党派・政党の利益。
とうり
とうり タウ― [1] 【桃李】
(1)桃と李(スモモ)。
(2)〔劉禹錫の寄�王侍郎放榜�詩「一日声名徧�天下�,満城桃李属�春官�」による〕
試験官が採用した優れた門下生。自分がとりたてた人材。
とうり
とうり 【東籬】
〔陶淵明の飲酒詩「採�菊東籬下�,悠然見�南山�」〕
東側のまがき。「菊を―の下に採つて/謡曲・三笑」
とうり=もの言わざれども下(シタ)自(オノズカ)ら蹊(ミチ)を成す
――もの言わざれども下(シタ)自(オノズカ)ら蹊(ミチ)を成す
〔史記(李将軍伝賛)〕
桃や李(スモモ)は何も言わないが,美しい花にひかれて人が集まり,その下には自然に道ができる。徳のある者は弁舌を用いなくても,人はその徳を慕って集まり帰服する。
とうり=門に満つ
――門に満つ
〔資治通鑑(唐則天后久視元年)〕
門下に俊秀の士がたくさんいることにいう。
とうりくてん
とうりくてん タウ― 【唐六典】
中国,唐代の官制の体系を記し,その歴代の沿革および当時の法制を説明した書。三〇巻。唐の玄宗の勅撰。李林甫(リリンポ)らの注。738年成立。
とうりつ
とうりつ【倒立】
⇒逆立ち.
とうりつ
とうりつ タウ― [0] 【倒立】 (名)スル
(1)逆さまに立つこと。「潮水―して一条の巨柱を成せり/即興詩人(鴎外)」
(2)逆立ちすること。
とうりつふりこ
とうりつふりこ タウ― [5] 【倒立振(り)子】
おもりが支点の鉛直上方にあるような振り子。固有周期を長くするように作って,地震計などに利用する。
とうりてん
とうりてん タウリ― 【忉利天】
〔梵 Trāyastriṃśa〕
六欲天の下から二番目の天。帝釈天がその中心に住み,周囲の四つの峰にそれぞれ八天がいる。三十三天。
とうりとうりゃく
とうりとうりゃく タウ―タウ― [1] 【党利党略】
党としての利益とそのためのはかりごと。
とうりゃく
とうりゃく【党略】
⇒党利.
とうりゃく
とうりゃく タウ― [0] 【韜略】
(1)兵法の書である「六韜(リクトウ)」と「三略(サンリヤク)」の略。
(2)兵法。兵略。
とうりゃく
とうりゃく タウ― [0] 【党略】
党派・政党のために用いるはかりごと。党のはかりごと。「党利―」
とうりゅう
とうりゅう [0] 【東流】 (名)スル
東の方向に流れること。東方に伝わること。
とうりゅう
とうりゅう [0] 【逗留】 (名)スル
(1)旅行先などで,しばらくとどまること。滞在。「当地に一か月―する」「長(ナガ)―」
(2)一か所にとどまって進まないこと。「馬より下りて,しばらく―する間に/今昔 17」
(3)とどまる時間。ひま。「我屋に帰り物具せん―無かりければ/太平記 26」
とうりゅう
とうりゅう【逗留】
⇒滞在.長逗留する make a long stay;stay long.
とうりゅう
とうりゅう タウリウ [1] 【当流】
(1)この流派。この流儀。「―での花の生け方」
(2)今のやり方。現代のやり方。当世風。「連俳も―の行かたを覚え/浮世草子・永代蔵 6」
とうりゅうもん
とうりゅうもん [3] 【登竜門】
〔「後漢書(李膺伝)」より。「竜門」は中国の黄河中流の急流で,これを登った鯉は竜になるという言い伝えから〕
立身出世の関門。「文壇への―」
とうりゅうもん
とうりゅうもん【登竜門】
a gateway to success.
とうりょう
とうりょう [1] 【棟梁】
(1)(建物の屋根の主要材である)棟(ムネ)と梁(ハリ)。
(2)一国の臣。
(3)一族・一門を率いる者。かしら。おさ。頭領。統領。「武家の―」
(4)大工の親方。かしら。
とうりょう
とうりょう [0] 【等量】
分量が等しいこと。同じ分量。同量。「醤油と―の味醂(ミリン)を加える」
とうりょう
とうりょう タウリヤウ [0][3][1] 【当量】
一般に,二つの物質がちょうど過不足なく反応するときの物質の量。特に,「化学当量」または「電気化学当量」のこと。
とうりょう
とうりょう【等量の】
equivalent.→英和
とうりょう
とうりょう [1] 【頭領】
ある集団の長。統領。棟梁。
とうりょう
とうりょう [0][1] 【統領】 (名)スル
(1)すべおさめること。支配。「八万四千歳の時金輪王出でて四天下を―す/正統記(序)」
(2)「棟梁{(3)}」に同じ。
(3)「コンスル{(1)}」に同じ。
とうりょう
とうりょう [0] 【投了】 (名)スル
囲碁・将棋などで,途中で一方が負けを認めて勝負を終えること。
とうりょう
とうりょう【投了する[囲碁などで]】
give up the game.→英和
とうりょう
とうりょう【棟梁】
a chief;→英和
a leader;→英和
a master carpenter (大工の).
とうりょうせいふ
とうりょうせいふ 【統領政府】
〔(フランス) Consulat〕
ブリュメール一八日のクーデターにより成立したフランスの政府(1799-1804)。強力な権力を握る三人の統領をおき,ナポレオンは第一統領から終身統領となる。第一帝政により廃止。執政政府。
とうりょうてん
とうりょうてん タウリヤウ― [3] 【当量点】
二つの物質,特に,酸と塩基,酸化剤と還元剤が,過不足なく反応し終えた点。
とうりょく
とうりょく [1] 【投力】
投擲(トウテキ)の能力。
とうりょくゆ
とうりょくゆ [4] 【冬緑油】
北米の山地に自生するツツジ科の植物の葉から採る揮発性の油。主成分はサルチル酸メチル。現在は化学的に合成される。特有の匂いをもち,歯磨き用香料,また筋肉痛などの消炎剤として軟膏などに用いられる。
とうりん
とうりん [0] 【登臨】 (名)スル
(1)高い所に登って下を眺めわたすこと。「高台に―すれば/世路日記(香水)」
(2)君位に登って民を治めること。
とうりん
とうりん タウ― [0] 【桃林】
(1)モモの林。
(2)〔書経(武成篇)「放�牛于桃林之野�」〕
牛の異名。
とうりんとう
とうりんとう 【東林党】
中国,明末の政治的党派。神宗のとき,政界を追放された顧憲成・高攀竜(コウハンリヨウ)らが組織。江蘇省無錫(ムシヤク)に東林書院を再興,在野の学者などを集めて講学し,政治批判を行なった。天啓年間(1621-1627),政界に大きな影響を与えたが,魏忠賢らの反対派と抗争し,激しい党争を繰り返し,明朝滅亡の一因となった。
とうるい
とうるい タウ― [1][0] 【党類】
なかま。くみ。徒党。同類。
とうるい
とうるい タウ― [1] 【糖類】
炭素と水との化合物として表される物資で,多くは一般式 C�(H�O)� で表される。単量体となるものを単糖類,数分子の単糖類からなるものを少糖類,さらに多数の単糖類からなるものを多糖類と呼ぶ。広義には炭水化物を指す。
とうるい
とうるい【盗塁する】
《野》steal a base.→英和
とうるい
とうるい【糖類】
saccharide.→英和
とうるい
とうるい タウ― [0] 【盗塁】 (名)スル
野球で,走者が守備側の隙をねらって,次の塁へ進むこと。スチール。
とうるい
とうるい 【等類】
(1)同じような種類・性質のもの。「潮来(イタコ)をきざがる通者(トオリモノ)も―さ/滑稽本・浮世風呂 4」
(2)和歌・連歌・俳諧などで,他人の作品と素材や趣向・表現などが類似すること。同類。同巣。「是,先師の樫木の―なり/去来抄」
とうれい
とうれい【答礼する】
return a salute[visit].→英和
とうれい
とうれい [0] 【東嶺】
(1)東方の山。
(2)京都の東山の異名。
とうれい
とうれい タフ― [0] 【答礼】 (名)スル
相手の挨拶(アイサツ)にこたえて挨拶すること。返礼。「深々と―する」「―の品」
とうれき
とうれき タウ― [0] 【党歴】
(1)党の歴史。
(2)党員としての経歴。
とうろ
とうろ [1] 【凍露】
露が凍結してできた氷粒。
とうろ
とうろ タウ― [1] 【当路】
〔交通の要路にあたる意〕
重要な地位にいること。また,その人。「―の要人」「流石(サスガ)に―の者も扱ひかねて/書記官(眉山)」
とうろう
とうろう [0] 【灯籠】
(1)灯火をともす器具。石や金属,また,竹や木などで作る。本来,神前や仏前に灯火を献ずるための具。
→石灯籠
→釣り灯籠
(2)盆供養のためにともして精霊(シヨウリヨウ)に供える灯火。盆灯籠。[季]秋。
とうろう
とうろう タウラウ [0] 【蟷螂・螳螂】
カマキリの漢名。[季]秋。《かり��と―蜂の貌を食む/山口誓子》
とうろう
とうろう [0] 【登楼】 (名)スル
(1)高い建物に登ること。
(2)遊女屋に行って遊ぶこと。女郎買い。「こんやは何処へ―しやう/西洋道中膝栗毛(魯文)」
とうろう
とうろう【灯篭】
a <garden,dedicatory,hanging> lantern.→英和
灯篭流し a lantern offering on the water.→英和
とうろう=が斧(オノ)を取りて隆車(リユウシヤ)に向かう
――が斧(オノ)を取りて隆車(リユウシヤ)に向かう
〔「隆車」は高く大きな車〕
「蟷螂の斧」に同じ。
とうろう=の斧(オノ)
――の斧(オノ)
〔カマキリが前脚をあげて大きな車に向かってきたという「荘子」などの故事から〕
自分の弱さをかえりみず強敵に挑むこと。はかない抵抗のたとえ。
とうろうおどり
とうろうおどり [5] 【灯籠踊り】
灯籠を頭に載せて踊る盆の風流踊り。室町後期に京都辺りでおこり,各地に流行した。京都の八瀬・久多,広島,岩手などに残る。
とうろうそう
とうろうそう [0] 【灯籠草】
セイロンベンケイの異名。
とうろうながし
とうろうながし [5] 【灯籠流し】
精霊(シヨウリヨウ)流しの一。火をいれた灯籠を川や海に流す行事。盆の終わりの日に行う。家の祖先を送り,また水死者・無縁仏の供養とする。流灯会。[季]秋。
とうろうにんぎょう
とうろうにんぎょう [5] 【灯籠人形】
人形の胴体や背景に灯籠を仕掛け,暗い屋外で操る人形芸。群馬県安中のものが知られる。がんどう人形。
とうろうびん
とうろうびん [3] 【灯籠鬢】
江戸時代の女の髪形の一。両鬢にクジラの骨で作った鬢差しを入れ,毛筋が透けて見えるようにしたもの。明和・安永(1764-1781)頃,主に遊里で流行。
灯籠鬢[図]
とうろうぶね
とうろうぶね [5] 【灯籠舟】
精霊流しに用いる小舟。アサ・ムギのわら,マコモなどで作り,中に灯籠を置く。盆舟。送り舟。精霊舟。
とうろく
とうろく【登録】
registration;→英和
entry.→英和
〜する register;→英和
enter <in> ;→英和
enroll.‖登録証 a registration card.登録商標 a registered trademark <®> .登録済 <表示> Registered.登録料(番号) a registration fee (number).
とうろく
とうろく [0] 【東麓】
山の東側のふもと。
とうろく
とうろく [0] 【登録】 (名)スル
(1)帳簿に記し載せること。「台帳に―する」
(2)一定の事項を公に証明するために,所定の機関に届け出て,帳簿に記載すること。特許登録・弁護士登録など。「住民―」
とうろくいしょう
とうろくいしょう [5] 【登録意匠】
登録の手続きがとられた意匠。
とうろくこくさい
とうろくこくさい [5] 【登録国債】
国債登録簿に氏名・債権額を登録するにとどまり,実際証券を発行しない国債。
とうろくさい
とうろくさい [4] 【登録債】
(1)公債登録簿に氏名・債券額を登録するにとどまり,証券を発行しない公債。
(2)債券の現物を発行せず,社債登録簿に社債権者の権利内容を登録した社債。
とうろくしち
とうろくしち [4] 【登録質】
目的物を引き渡さないで,法律の定める登録簿に登録するだけで設定される質権。著作権・特許権・記名社債・株式などが設定される。
とうろくしょうひょう
とうろくしょうひょう [5] 【登録商標】
商標法の定めに従って特許庁に登録された商標。
とうろくめいがら
とうろくめいがら [5] 【登録銘柄】
「店頭売買登録銘柄」の略。店頭市場で売買される非上場株券で,日本証券業協会の登録をうけたもの。1992年(平成4),証券取引法上の整備がなされた。
とうろくめんきょぜい
とうろくめんきょぜい [7] 【登録免許税】
特定の登記・登録・特許・免許・許可・認可・指定・技能証明について課される税。1967年(昭和42)制定の登録免許税法による。
とうろしゃ
とうろしゃ タウ― [3] 【当路者】
重要な地位にいる人。
とうろん
とうろん タウ― [1] 【討論】 (名)スル
ある問題について,互いに意見を述べ合うこと。ディスカッション。「公害問題について―する」「―会」
とうろん
とうろん【討論する】
discuss;→英和
have a discussion <about> ;→英和
(hold a) debate <on> .→英和
討論会 a debate;a forum.→英和
公開討論会 an open forum.テレビ討論会 a TV debate.
とうわ
とうわ [0] タウ― 【当話】 ・ タフ― 【答話】
即座に返答をすること。当意即妙な返事をすること。「―ノヨイ人/日葡」
とうわく
とうわく【当惑する】
be embarrassed[puzzled,upset,worried,at a loss].〜して with an embarrassed[a puzzled,worried]look.
とうわく
とうわく タウ― [0] 【当惑】 (名)スル
事の解決に困り途方に暮れること。どうしてよいか分からなくて,戸惑うこと。「突然の質問に―する」
[派生] ――げ(形動)
とうわくがお
とうわくがお タウ―ガホ [0] 【当惑顔】
当惑した表情。困った表情。
とうわさんよう
とうわさんよう タウワサンエウ 【唐話纂要】
江戸中期の中国語学習書。岡島冠山著。六巻。1716年頃成る。中国語の語句・会話文の発音と意味を記す。
とうわた
とうわた タウ― [0] 【唐綿】
ガガイモ科の一年草。熱帯アメリカ原産。茎は高さ約70センチメートルで,茎・葉を切ると白汁を出す。夏,上方の葉腋に,赤褐色の花を一〇個内外散形につける。花後,袋果を結ぶ。種子には白い長毛がある。観賞用。
とうわたか
とうわたか タウ―クワ [0] 【唐綿科】
ガガイモ科の旧称。
とうわだいがく
とうわだいがく 【東和大学】
私立大学の一。1967年(昭和42)東亜共立大学として設立,同年現名に改称。本部は福岡市南区。
とえ
とえ [1] 【十重】
物が一〇かさなること。「―二十重(ハタエ)」
とえ
とえ【十重の[に]】
tenfold.→英和
とえい
とえい [0] 【都営】
東京都の経営。「―バス」「―住宅」
とえい
とえい【都営の】
metropolitan <bus> .→英和
都営住宅 houses under metropolitan management.
とえい
とえい [0] 【登営】 (名)スル
営中に参上すること。
とえい
とえい [0] 【渡英】 (名)スル
英国へわたること。
とえいちかてつ
とえいちかてつ 【都営地下鉄】
東京都交通局の運営する地下鉄。鉄道営業キロ68.1キロメートル。浅草線・三田線・新宿線・一二号線よりなる。
とえはたえ
とえはたえ トヘハタヘ [1][1][2] 【十重二十重】
幾重(イクエ)にも多くかさなること。「城を―に取り囲む」
とえはたえ
とえはたえ【十重二十重に】
<surround> thick and fast.
とえん
とえん 【兎園】
中国,梁の孝王が築いた園の名。
とえんかい
とえんかい 【兎園会】
1824年,滝沢馬琴の提唱で,珍談奇談を話し合い見聞を広めるため,好事家たちが結成した会。
→兎園小説
とえんさつ
とえんさつ [2] 【兎園冊】
〔兎園を孝王の死後民に耕させたときの税簿が俗語で書かれていたところからという〕
(1)俗語で書かれた卑近な書物。俗書。
(2)自分の著書をへりくだっていう語。
とえんしょうせつ
とえんしょうせつ 【兎園小説】
随筆集。滝沢馬琴他編。兎園会会員の言説・文稿を集めたもの。1825年成立の本集一二巻のほかに外集・別集・拾遺・余録計九巻がある。
とお
とお トヲ [1] 【十】
(1)じゅう。一〇個。物の数を数える時に使う。
(2)一〇歳。
とお
とお トホ 【遠】
〔形容詞「とほし」の語幹〕
「とおつ」「とおの」の形で,または直接に名詞の上に付き,遠いことの意を表す。「―つ国」「―のみかど」「―干潟」
とお=が十(トオ)
――が十(トオ)
初めから終わりまで。すっかり。みんな。「―ながら,ほれられるつもりにて/黄表紙・艶気樺焼」
とお=で神童(シンドウ)十五で才子(サイシ)二十(ハタチ)過ぎれば只(タダ)の人
――で神童(シンドウ)十五で才子(サイシ)二十(ハタチ)過ぎれば只(タダ)の人
幼時に神童と評判の高かった人も,成長するにつれて普通の人と同じになることが多いのをいう。
とおあさ
とおあさ トホ― [0] 【遠浅】
海や川の岸から遠くの沖まで水の浅いこと。「―の海岸」
とおあさ
とおあさ【遠浅】
a shoal;→英和
a shoaling beach.〜だ The sea is shallow to a good distance from the shore.→英和
とおあるき
とおあるき トホ― [3][0] 【遠歩き】 (名)スル
遠くまで出歩くこと。「―して烏の声に不図(フト)頭を上ぐれば/思出の記(蘆花)」
とおい
とお・い トホイ [0] 【遠い】 (形)[文]ク とほ・し
(1)空間的に,隔たりが大きい。「―・い国」「―・く離れている友」「―・い空」「山頂まではまだまだ―・い」
(2)時間的に隔たりが大きい。「―・い昔のこと」「そう―・くない将来」
(3)なかなかそうならない。その段階に達するにはまだまだである。「完成にはまだ―・い」「合格には―・い成績」
(4)
(ア)関係があまりない。「我々の気分とは―・いところにある」「近うて―・きもの,宮の前の祭思はぬ/枕草子 166」
(イ)血縁関係が薄い。「―・い親戚」
(ウ)親しくない。疎遠だ。「その後彼とも―・くなった」
(5)性質や内容が似ていない。似つかわしくない。「ハンサムというには―・い顔だ」
(6)
(ア)(「気がとおくなる」の形で)意識がはっきりしない。また,程度が激しすぎて,意識を失うほどである。「気が―・くなるような大金」
(イ)(「目がとおい」の形で)遠視である。
(ウ)(「耳がとおい」の形で)聴覚が弱い。
⇔近い
→遠く
[派生] ――さ(名)
とおい
とおい【遠い】
far(-off);→英和
faraway;→英和
distant;→英和
remote;→英和
[…から] <be> far <from> ; <be> a long way off;[…までは] <be> a long way <to> ; <How> far <is it from here?> ;be hard of hearing (耳が).〜親戚 ⇒遠縁.〜昔 <in> olden times.遠くに[で]far away;in the[at a]distance.→英和
遠くから from a distance.
とおう
とおう [0] 【渡欧】 (名)スル
欧州へわたること。「使節が―する」
とおえん
とおえん トホ― [0] 【遠縁】
血縁関係の遠い親戚。
⇔近縁
とおえん
とおえん【遠縁】
a distant relative[relation](人).〜に当たる be distantly related <to one> .
とおお
とおお トヲヲ 【撓】 (形動ナリ)
たわみしなうさま。たわわ。「白橿(シラカシ)の枝も―に雪の降れれば/万葉 2315」
とおか
とおか トヲ― [0] 【十日】
(1)一日の一〇倍の日数。一〇日間。
(2)月の一〇番目の日。
とおか=の菊
――の菊
〔菊は九月九日の節句の花であることから〕
時期後れで役に立たないもののたとえ。のちのきく。「六日の菖蒲(アヤメ)―」
とおかえびす
とおかえびす トヲ― [4] 【十日戎・十日恵比須】
正月一〇日に行われる初恵比須(ハツエビス)の祭礼。いろいろな宝物を枝先につけた縁起物の笹を売る。兵庫県の西宮神社・大阪の今宮戎・京都建仁寺門前の蛭子(エビス)神社などの祭りが名高い。[季]新年。
とおかさがけ
とおかさがけ トホ― [3] 【遠笠懸】
笠懸のこと。小笠懸に対して普通の笠懸をいう。
とおかまち
とおかまち トヲカマチ 【十日町】
新潟県南部にある市。十日町盆地の中心地。御召(オメシ)・縮緬(チリメン)などの高級絹織物の産地。
とおかまちこうた
とおかまちこうた トヲカマチ― 【十日町小唄】
新潟県十日町市の新民謡で,花柳界のお座敷唄。1929年(昭和4)に作られた。作詞は永井白眉,作曲は中山晋平。
とおかみえみため
とおかみえみため トホカミヱミタメ [5]
亀甲を焼いて占いをする際に,亀甲を五つの部分に分けた亀裂のこと。後世,「と・ほ・かみ・えみ・ため」を五行に配するなど,各種の意義をもたせた。また,神道の一派では祈祷の際にこれを唱える。
とおかや
とおかや トヲ― [3] 【十日夜】
⇒とおかんや
とおからず
とおからず トホカラ― [3] 【遠からず】 (副)
近いうちに。そのうちに。「作品は―完成する」
とおからず
とおからず【遠からず】
before long;soon;→英和
shortly;→英和
It won't be long before….
とおかわず
とおかわず トホカハヅ [3] 【遠蛙】
遠くから聞こえるカエルの声。[季]春。《子供等に夜が来れり―/山口青邨》
とおかんや
とおかんや トヲカン― [3] 【十日夜】
〔「とおかのよる」の意〕
陰暦一〇月一〇日の夜。また,関東・中部地方でその日に行われる刈り上げの行事。田の神が山に帰る日とされ,案山子(カカシ)上げをしたり,子供が藁束(ワラタバ)で地面をたたいて回ったりする。西日本の亥(イ)の子の行事に対応する。とおかや。
とおがけ
とおがけ トホ― [0] 【遠駆け】 (名)スル
馬を駆って遠方まで走り行くこと。
とおがすみ
とおがすみ トホ― [3] 【遠霞】
遠くをぼんやりとおおっている霞。
とおがったおんせん
とおがったおんせん トホガツタヲンセン 【遠刈田温泉】
宮城県南部,蔵王山北東麓,蔵王町中部,松川中流北岸にある放射能泉。青麻山(アオソヤマ)・岩ヶ崎山がある。
とおぎき
とおぎき トホ― [0] 【遠聞き】
戦国時代,ひそかに敵の陣営にはいり込み,その様子を探る役目の者。しのび。
とおく
とおく【遠く】
⇒遠い.
とおく
とおく トホク 【遠く】
〔形容詞「遠い」の連用形から〕
■一■ [3] (名)
とおい所。「―へ出かける」「―の山々」
■二■ [0] (副)
距離が遠いさま。隔たりが大きいさま。はるかに。「私の腕前など彼には―及ばない」「―海を渡って渡来した経典」
とおく=の火事より背中の灸(キユウ)
――の火事より背中の灸(キユウ)
遠くの大事件より,自分の身の上の小事のほうが痛切に感じることのたとえ。
とおく=の親類より近くの他人
――の親類より近くの他人
いざという時には遠くにいたり疎遠にしている親類より,近くにいて親しくしている他人の方がかえって頼りになる。
とおけみ
とおけみ トホ― [3] 【遠検見】
「遠見検見(トオミケミ)」に同じ。
とおごうさん
とおごうさん トヲ― [3][1][1][0] 【十五三】
課税所得の捕捉率が,給与所得は十割であるのに対して,自営業は五割,農業は三割程度であるという意味の俗称。サラリーマンの重税感を表した語。
→くろよん(九六四)
とおごえ
とおごえ トホゴヱ [0] 【遠声】
遠くから聞こえてくる声。遠くの方でする声。
とおさとおの
とおさとおの トホサトヲノ 【遠里小野】
現在の大阪市住吉区と堺市にまたがる一帯の地名。榛(ハリ)の木の特産地だったが,万葉集の「榛」が萩のこととされたため,後には萩の名所として詠まれるようになった。((歌枕))「住吉(スミノエ)の―のま榛もち摺(ス)れる衣(コロモ)の盛り過ぎ行く/万葉 1156」
とおさぶらい
とおさぶらい トホサブラヒ [3] 【遠侍】
中世・近世の武家の屋敷で,主殿から離れた中門の近くに位置する,当番の侍の詰め所。外侍。とおさむらい。
⇔内侍
→主殿造り
とおざかる
とおざかる【遠ざかる】
[遠くなる]go away <from> ;recede;→英和
die away (音が);keep away <from> (近寄らぬ);be estranged <from> (疎遠).
とおざかる
とおざか・る トホ― [4] 【遠ざかる】 (動ラ五[四])
〔「さかる」は離れるの意〕
(1)遠く離れる。だんだん遠くなる。「足音が―・る」「危機が―・る」「―・る月日ぞいとどなげかるる/新千載(哀傷)」
(2)疎遠になる。関係が薄くなる。「政界から―・る」「彼らとはできるだけ―・るようにしている」
[可能] とおざかれる
とおざける
とおざ・ける トホ― [4] 【遠ざける】 (動カ下一)[文]カ下二 とほざ・く
(1)遠く離れさせる。退ける。
⇔近づける
「追手を―・ける」
(2)親しくしないようにする。疎遠にする。「悪友を―・ける」
とおざける
とおざける【遠ざける】
keep away <from> ;drive off (追いのける);estrange (疎遠にする);→英和
abstain <from> (節制).→英和
とおし
とおし トホシ [3] 【通し】
〔動詞「通す」の連用形から〕
(1)一連のものが始めから終わりまで続いていること。また,あるまとまりで続いていること。「忠臣蔵を―で見る」「宝くじを―で買う」
(2)始めから終わりまで。「お客様が―十人位ゐござりまして/細君(逍遥)」
(3)「お通し」に同じ。
(4)「通し馬」「通し駕籠」の略。「殊にそちは―ぢやげな/浄瑠璃・丹波与作」
(5)「通し狂言」の略。「―で興行する」
(6)(多く「どおし」の形で)動詞の連用形の下に付いて,その動作をずっと続けてする意を表す。「一晩中,泣き―だった」「歩き―の一日」「言い訳のし―だった」
とおし
とおし【通しで行く】
go direct[straight] <to> .‖通し切符 a through ticket.通し番号 a serial number;consecutive numbers.
とおし
とお・し トホシ 【遠し】 (形ク)
⇒とおい
とおし
とおし トホシ [3] 【簁】
〔「通し」と同源〕
目の粗い大形の篩(フルイ)。
とおしうま
とおしうま トホシ― [3] 【通し馬】
目的地まで同じ馬を雇いづめにして,乗り継ぎせずに行くこと。また,その馬。通し。
とおしうら
とおしうら トホシ― [0][3] 【通し裏】
着物の裏地で,胴裏とすそまわしを分けないで全部同じ布を用いたもの。男物に多い。
とおしかご
とおしかご トホシ― [3] 【通し駕籠】
目的地まで同じ駕籠を雇いづめにして,継ぎ替えずに乗り通すこと。また,その駕籠。立て駕籠。通し。
とおしがも
とおしがも トホシ― [4] 【通し鴨】
夏になっても北へ帰らないで残っている鴨。[季]夏。《―道灌濠に見つけたり/高浜年尾》
とおしがら
とおしがら トホシ― [3] 【通し柄】
帯地の全体に模様があること。
とおしきっぷ
とおしきっぷ トホシ― [4] 【通し切符】
(1)出発地から目的地まで,異なる路線を通して乗ることのできる切符。
(2)
(ア)歌舞伎興行などで,昼夜通しで見られるようになっている切符。
(イ)連続した一連の音楽会などを通しで入場できるようになっている切符。
とおしきょうげん
とおしきょうげん トホシキヤウ― [4] 【通し狂言】
一つの芝居狂言を最初から最後まで通して上演すること。また,その狂言。通し。
とおしぎり
とおしぎり トホシ― [3][4] 【通し錐】
「壺錐(ツボギリ)」に同じ。
とおしだな
とおしだな トホシ― [0] 【通し棚】
⇒とおりだな(通棚)
とおしちがいだな
とおしちがいだな トホシチガヒ― [5] 【通し違い棚】
⇒とおりちがいだな(通違棚)
とおしなわしろ
とおしなわしろ トホシナハ― [4] 【通し苗代】
苗代にだけ使用する土地。苗を取ったあと他の作物を作らず,緑肥を入れて土を肥やしておく。主に東北地方の寒高冷地で行われる。
とおしにわ
とおしにわ トホシニハ [3] 【通し庭】
⇒とおりにわ(通庭)
とおしぬき
とおしぬき トホシ― [3] 【通し貫】
柱または束(ツカ)を数本貫き通している貫。
とおしばしら
とおしばしら トホシ― [4] 【通し柱】
土台から二階の軒桁まで継ぎ目なしに一本で通した柱。
⇔管柱(クダバシラ)
とおしばんごう
とおしばんごう トホシ―ガウ [4] 【通し番号】
始めから終わりまで一続きの番号。「―を打つ」
とおしびきゃく
とおしびきゃく トホシ― [4] 【通し飛脚】
江戸時代,出発地より目的地まで一人で行く飛脚。
→継ぎ飛脚
とおしもの
とおしもの トホシ― [0][5][4] 【通し物】
「御通し」に同じ。
とおしや
とおしや トホシ― [3] 【通し矢】
普通より遠い距離まで矢を射てとどかせること。また,その矢。特に江戸時代,京都三十三間堂の軒下で一昼夜にわたって行われた大矢数(オオヤカズ)をいう。通り矢。
とおしろし
とおしろ・し トホ― (形ク)
(1)雄大である。偉大である。「明日香の古き都は山高み川―・し/万葉 324」
(2)〔平安時代以後の歌学用語〕
崇高・壮大で,しかも繊細で奥深い。「させる秀句もなく,飾れる詞もなけれど…長(タケ)高く―・き也/無名抄」
とおす
とお・す トホス [1] 【通す】 (動サ五[四])
(1)通行・通過させる。
(ア)ある通路・地点を経由して向こう側へ人・物を移動させる。「守衛さん,―・して下さい」「車を―・さないため,くいを打ってある」「銅線に電流を―・す」
(イ)人などが移動する道すじを設ける。「海岸沿いに道を―・す」
(ウ)人を室内へ入れる。…へ案内する。「客を応接間に―・す」
(エ)穴や狭い所ヘ物を入れて向こう側へ抜けさせる。「糸を針の穴に―・す」「部屋に風を―・す」
(2)(「透す」とも書く)物を隔てて色や音を見たり聞いたりする。「窓ガラスを―・して外を見る」「壁を―・して隣の話し声が聞こえる」「白き生絹(スズシ)に紅の―・すにこそはあらめ/枕草子 36」
(3)(「火をとおす」の形で)食品を加熱し,熱をゆきわたらせる。「火を―・してから食べる」
(4)液体の中をさっとくぐらせる。「青菜をさっと熱湯に―・す」
(5)試験・審査などの関門を通過させる。パスさせる。「法案を―・す」
(6)主張・意志などを強引に通用させる。「勝手な言い分は―・さない」「我(ガ)を―・す」「意地を―・す」
(7)(「徹す」とも書く)始めから終わりまで続ける。
(ア)全体に作用を及ぼす。「新聞にざっと目を―・す」
(イ)(「とおして…する」の形で)始めから終わりまで休みなしにある動作をする。「全曲を―・して聞く」「昼も夜も―・して働く」
(ウ)(「…でとおす」「…をとおす」の形で)ある状態を続ける。「一生を独身で―・す」「彼は小学校から高校まで一番で―・した」「和服で―・す」「外国旅行の間,日本語だけで―・した」
(8)(「徹す」とも書く)話の筋道などが論理的に整っているようにする。「筋を―・す」
(9)先方にこちらの意向を伝える。「話は―・してある」「注文を帳場に―・す」
(10)(「…をとおして」の形で)…を仲介・媒介とする。「仲人を―・して縁談をすすめる」「受付を―・して面会を申し込む」「服装を―・して見た現代の若者」
(11)動詞の連用形の下に付いて,最後まで…し続けるの意を表す。「ゴールまで走り―・す」「大冊を読み―・した」
〔「通る」に対する他動詞〕
[可能] とおせる
[慣用] 一念岩をも―・袖を―
とおす
とおす【通す】
[通過]pass <a thing> through;→英和
let <a person> pass;→英和
pass <a bill> ;[通らす]let <a person> in[out];admit;→英和
[貫通]pierce;→英和
[浸透]penetrate;→英和
let <the rain> in[through](衣服が);[客を]show <a person> in;[貫徹]carry out (意志を);stick to (主張を);[目を]look over[through].…を通して through.
とおせんぼう
とおせんぼう トホセンバウ [3] 【通せん坊】 (名)スル
両手をひろげて行く手をふさぎ,通るのを邪魔する子供の遊び。また,通路をふさぎ,通れなくすること。
とおせんぼう
とおせんぼう【通せん坊をする】
bar[stop]a person's way.
とおぜめ
とおぜめ トホ― [0] 【遠攻め】
遠くの方から攻め寄せること。
とおそく
とおそ・く トホ― 【遠退く】 (動カ四)
遠ざかる。遠くなる。「妹が門いや―・きぬ/万葉 3389」
とおだんご
とおだんご トヲ― [3] 【十団子】
駿河の宇津谷(ウツノヤ)峠の麓の茶屋で売った名物団子。白・赤・黄の三色の小さな団子を十個ずつ竹串に刺したり麻糸に通したりして売った。
とおちのさと
とおちのさと トヲチ― 【十市の里】
現在の奈良県橿原市十市(トオイチ)町。古代・中世における十市郡の中心地。和歌では「遠(トオ)」と懸詞にして用いることが多い。((歌枕))「暮ればとくゆきて語らむあふことの―の住みうかりしも/拾遺(雑賀)」
とおっぱしり
とおっぱしり トホツ― [0][4] 【遠っ走り】 (名)スル
遠くへ出かけること。「休日には車で―する」
とおつ
とおつ トホ― 【遠つ】 (連語)
〔形容詞「とほし」の語幹に格助詞「つ」が付いたもの〕
名詞に付いて,遠くはなれた所にある,遠い昔の,などの意を表す。
とおつおうみ
とおつおうみ トホツアフミ 【遠江・遠淡海】
〔琵琶湖を「近つ淡海(オウミ)」というのに対して,都から遠い湖の意〕
浜名湖。また,遠江国(トオトウミノクニ)。「―引佐(イナサ)細江の水脈(ミオ)つくし/万葉 3429」
とおつおや
とおつおや トホ― 【遠つ祖】
遠い祖先。先祖。「中臣の連(ムラジ)の―天児屋(アマノコヤネ)の命/日本書紀(神代上訓)」
とおつかみ
とおつかみ トホ― 【遠つ神】
■一■ (名)
神々の時代の先祖。先祖。「伊支等が―/出雲風土記」
■二■ (枕詞)
天皇を称賛して「わが大君」にかかる。過去の天皇を表す普通名詞と解する説もある。「―我が大君の幸行処(イデマシトコロ)/万葉 295」
とおつくに
とおつくに トホ― 【遠つ国】
遠い国。特に死後の世界。「―黄泉(ヨミ)の界に/万葉 1804」
とおつひと
とおつひと トホ― 【遠つ人】 (枕詞)
(1)遠い人を待つ意から,「松」,地名「松浦(マツラ)」にかかる。「―松浦の川に若鮎釣る/万葉 857」
(2)雁が遠方から来ることから,「雁」および同音の「猟路(カリジ)」にかかる。「―雁が来鳴かむ時近みかも/万葉 3947」「―猟路の池に住む鳥の/万葉 3089」
とおづま
とおづま トホ― 【遠妻】
遠くに離れている妻。なかなか会えない妻。また,特に織女星をいう。「ぬばたまの夜霧隠れる―の手を/万葉 2035」
とおづま
とおづま トホ― 【遠夫】
遠く離れている夫。なかなか会えない夫。また,特に牽牛星をいう。「―の来べき秋なりいとのあみの玉のささがにかねてしるしも/夫木 10」
とおで
とおで【遠出する】
take a trip <to> .→英和
とおで
とおで トホ― [0] 【遠出】 (名)スル
遠くへ出かけること。遠くへ旅行すること。「車で―する」
とおとうみ
とおとうみ トホタフミ 【遠江】
(1)〔「遠淡海(トオツオウミ)」の転〕
旧国名の一。静岡県の西部に相当。遠州(エンシユウ)。
(2)〔(1)が三河(ミカワ)の隣だったことから〕
フグの身と皮の間のゼラチン質の皮膜。
とおどおしい
とおどおし・い トホドホ― [5] 【遠遠しい】 (形)[文]シク とほどほ・し
〔古くは「とほとほし」〕
(1)いたって疎遠である。「縁家親類の間も―・くなつて/自然と人生(蘆花)」
(2)非常に遠い。「―・し高志(コシ)の国に/古事記(上)」
とおなが
とおなが トホ― 【遠長】 (形動ナリ)
いつまでも続くさま。永遠であるさま。「仕へ奉(マツ)らめいや―に/万葉 4098」
とおながし
とおなが・し トホ― 【遠長し】 (形ク)
(1)遠くはるかである。「富士の嶺のいや―・き山路をも/万葉 3356」
(2)いつまでも続くさまである。永遠である。「―・く仕へむものと思へりし君しまさねば/万葉 457」
とおなき
とおなき トホ― [0] 【遠鳴き】
遠くに聞こえる鳴き声。
とおなり
とおなり トホ― [0] 【遠鳴り】
遠くの方から音が聞こえて来ること。また,その音。「潮(シオ)の―」
とおなり
とおなり【遠鳴り】
the distant peals <of thunder> [roar <of the sea> ].
とおね
とおね トホ― [0] 【遠音】
遠くから聞こえて来る音。また,遠くまで聞こえる音。「―に観世(ミセ)ものの囃子の声を打聞かせ/婦系図(鏡花)」
とおの
とおの トホノ 【遠野】
岩手県中東部にある市。遠野盆地の中心地。近世,城下町・宿場町として発展。古来,馬の産地。伝説と民話で知られる。酪農・製材業が発達。
とおの
とおの トホ― 【遠の】 (連語)
〔形容詞「とほし」の語幹に格助詞「の」の付いたもの〕
名詞に付いて,とおくの,遠方のの意を表す。
とおのいましめ
とおのいましめ トヲ― [1] 【十の戒め】
仏教の十戒(ジツカイ)のこと。
とおのく
とおの・く トホ― [3] 【遠退く】
■一■ (動カ五[四])
(1)遠く離れて行く。遠ざかる。「足音が―・く」「危険が―・いた」「優勝の可能性が―・く」
(2)関係がうすくなる。疎遠になる。「関心が―・く」「足が―・く」
■二■ (動カ下二)
⇒とおのける
とおのく
とおのく【遠退く】
die away (音が);keep away (人が);come less frequently (足が);recede <from view> (視界から);→英和
be out of danger (危険が).
とおのくに
とおのくに トホ― 【遠の国】
遠い所の国。遠国。「家人は待ち恋ふらむに―いまだも着かず/万葉 3688」
→遠つ国
とおのける
とおの・ける トホ― [4] 【遠退ける】 (動カ下一)[文]カ下二 とほの・く
とおのかせる。とおざける。「他人を―・ける」[日葡]
とおのみかど
とおのみかど トホ― 【遠の朝廷】
京都から遠く隔たった地方にある役所。大宰府・国府,また新羅にあった日本府などをいう。「天皇(スメロキ)の―と韓国に渡る我が背は/万葉 3688」
とおのものがたり
とおのものがたり トホノ― 【遠野物語】
口頭伝承を文語体で記した著作。柳田国男著。1910年(明治43)刊。岩手県遠野町に伝わる昔話・習俗,また世間話などを同地の人佐々木喜善(鏡石)から聞き,まとめたもの。
とおのり
とおのり【遠乗りする】
have a long ride;take[have,go for]a long drive;make a long cycling excursion (サイクリングで).
とおのり
とおのり トホ― [0] 【遠乗り】 (名)スル
馬や車などに乗って遠くまで行くこと。「馬で―する」
とおひがた
とおひがた トホ― 【遠干潟】
遠くまで潮が引いた潟。「稲村が崎の―を/太平記 10」
とおひと
とおひと トホ― 【遠人】
〔「とおびと」とも〕
(1)遠方の人。
(2)高齢の人。長命の人。「汝こそは世の―/日本書紀(仁徳)」
とおび
とおび トホ― [0] 【遠火】
(1)火からある程度離れていること。
⇔近火
「―でパンを焼く」
(2)遠くで燃えている火。
とおびし
とおびし トホ― [0] 【遠菱】
文様の一。間隔をおいて,菱形の単位模様を配したもの。
とおぼえ
とおぼえ【遠吠えする】
howl.→英和
とおぼえ
とおぼえ トホ― [0] 【遠吠え】 (名)スル
(1)犬や狼などが,遠くへ向かって,また,遠くの方で長く尾を引くように鳴くこと。
(2)かなわない相手に遠くの方からののしること。「負け犬の―」
とおまき
とおまき トホ― [0] 【遠巻き】
遠くからその回りを取り囲むこと。「事故現場を―にして見る」
とおまき
とおまき【遠巻きにする】
surround <the enemy> at a distance;→英和
close in <on> .
とおまわし
とおまわし トホマハシ [3][0] 【遠回し】 (名・形動)[文]ナリ
直接に示さないで,それとなくにおわせて言う・こと(さま)。「―な表現」「―に悪口を言う」
とおまわし
とおまわし【遠回しの(に)】
indirect(ly);→英和
(in a) roundabout (way).→英和
〜に言う hint <at> ;→英和
suggest.→英和
とおまわり
とおまわり トホマハリ [3] 【遠回り】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)遠いほうの道を回って行くこと。回り道。迂回(ウカイ)。
⇔近回り
「わざわざ―して行く」「右へ行くと―になる」
(2)回り遠い・こと(さま)。迂遠。「―な考え方」
とおまわり
とおまわり【遠回りする】
take a roundabout way;make a detour.→英和
とおみ
とおみ トホ― [0] 【遠見】
(1)遠くを見渡すこと。遠くから見ること。「―のきく目」
(2)高い所から敵情を見ること。また,その人。「少々を櫓に登せて―をせさせて/今昔 25」
(3)「遠物見(トオモノミ)」に同じ。
(4)芝居の大道具で,遠景に用いる背景。「―の舞台」
(5)「遠見検見」の略。
(6)歌舞伎の演出で,遠くにいることを表すため,子役に大人が近景で扮していたのと同じ扮装をさせて,遠景の中で演技させるもの。
とおみけみ
とおみけみ トホ― [4] 【遠見検見】
江戸時代の検見法の一。地理的にあるいは財政的に検見の遂行が困難な場合に用いられた一便法。検見を実施せず前年までの実績および村役人が前もって作成した内見帳を基準として年貢高を決定するもの。とおみけんみ。とおけみ。
とおみち
とおみち トホ― [0] 【遠道】
(1)遠回りの道。まわり道。
(2)遠い道。はるかな道程。「人も皆―行けど/貫之集」
とおみばんしょ
とおみばんしょ トホ― [4] 【遠見番所】
江戸時代,異国船を見張るため沿岸各地に設けた番所。
とおむ
とお・む トヲム 【撓む】 (動マ四)
〔「たわむ」の母音交替形〕
しなう。たわむ。「沖つ波―・む眉引(マヨビキ)大舟の/万葉 4220」
とおめ
とおめ【遠目がきく】
have long[far]sight.〜には <look fine> at a distance.→英和
とおめ
とおめ トホ― [0] 【遠目】
(1)遠くから見た感じ。遠くから見えるぐあい。遠見。「―にはよく分からない」
(2)遠くの方がよく見えること。また,そのような目。「―がきく」
(3)遠視(エンシ)。
(4)「遠物見」に同じ。
とおめ
とおめ トホ― [0] 【遠め】 (名・形動)[文]ナリ
基準より少し離れぎみである・こと(さま)。
⇔近め
「―の球に手を出して三振する」
とおめがね
とおめがね トホ― [3] 【遠眼鏡】
遠くの物がよく見える光学器具の称。望遠鏡や双眼鏡。
とおものみ
とおものみ トホ― [3] 【遠物見】
味方の陣地を離れて敵情を探りに出ること。また,その者。斥候。遠目付。遠目。遠見。
とおもん
とおもん トホ― [0] 【遠文】
間隔を広くとった模様。
⇔繁文(シゲモン)
とおや
とおや トホ― [0] 【遠矢】
遠くから矢を射ること。また,その矢。「われにすぎて―射るものなし/平家 11」
とおやま
とおやま トホ― [0] 【遠山】
(1)遠くの山。遠くに見える山。
(2)文様の一。曲線を重ね連ねて{(1)}を表したもの。
(3)茶道で,道具の模様や部分が遠山の形に似ているもの。
(ア)茶壺の肩につけられた山形の横筋。
(イ)釜の鐶付(カンツキ)の種類名称の一。
(ウ)茶碗の釉(ウワグスリ)が遠山の形にかかったもの。
(4)「遠山灰」の略。
とおやま
とおやま トホヤマ 【遠山】
姓氏の一。
とおやまうんじょ
とおやまうんじょ トホヤマ― 【遠山雲如】
(1810-1863) 江戸後期の漢詩人。江戸の人。名は澹,号は裕斎,雲如は字(アザナ)。大窪詩仏・菊池五山と交友,のちに梁川星巌の玉池吟社に加わる。晩年は京都に住んで各地を遊歴。著「雲如山人集」「墨水四時雑詠」
とおやまかげ
とおやまかげ トホ― [3] 【遠山陰】
遠くの山のふもと。
とおやまきんしろう
とおやまきんしろう トホヤマキンシラウ 【遠山金四郎】
(?-1855) 江戸末期の幕臣。名は景元。金四郎は通称。左衛門尉とも。1840年江戸北町奉行,45年南町奉行。名奉行の評判高く,「遠山の金さん」の名で浪曲・講談に脚色される。
とおやまざくら
とおやまざくら トホ― 【遠山桜】
遠くの山に咲く桜。「―明けば行き見む/壬二集」
とおやまばい
とおやまばい トホ―バヒ [4] 【遠山灰】
茶道で,風炉(フロ)の灰形の一。五徳の向こう側に山形に灰を盛ったもの。遠山。
とおやままつり
とおやままつり トホヤマ― 【遠山祭】
長野県下伊那郡遠山地方で一二月に行われる神事。湯立により託宣を下していたものが,心身を浄め息災を祈る神楽として芸能化している。
とおよせ
とおよせ トホ― [0] 【遠寄せ】
(1)遠くから回りを取り囲んで攻め寄せること。「八方から―に押寄せてゐるやうな圧迫/黴(秋声)」
(2)歌舞伎の下座音楽の一。戦乱の場を暗示する鳴物。大太鼓・銅鑼(ドラ)の縁を打って表す。
とおよる
とおよ・る トヲ― 【撓よる】 (動ラ四)
たわむ,の意か。人に寄り添う,の意とも。「なよ竹の―・る児らは/万葉 217」
とおらう
とおら・う トヲラフ 【撓らふ】 (動ハ四)
揺れ動く。たゆたう。「墨吉(スミノエ)の岸に出で居て釣舟の―・ふ見れば/万葉 1740」
とおらか
とおらか トホ― 【遠らか】 (形動ナリ)
遠く隔たっているさま。遠いさま。「―に男の音(コエ)にて荒らかに/今昔 16」
とおり
とおり【…の通り(に)】
like <this> ;→英和
as <I (had) expected> ;→英和
according to;in accordance with.その〜 That's right[it].私の言った〜だろう I told you so!
とおり
とおり【通り】
[道路]a road;→英和
<in, <米> on> a street;→英和
an alley (狭い);→英和
[種類]a kind;→英和
a sort;→英和
[方法]a way;→英和
a manner.→英和
〜が良い run[drain]well (排水).〜が悪い do not draw well (パイプの).
とおり
とおり トホリ 【通り】
■一■ [3] (名)
〔動詞「通る」の連用形から〕
(1)人・車などの通る所。道(ミチ)。往来。街路。「―に出て遊ぶ」
(2)人・車などが通ること。行き来。往来。「車の―の多い道路」
(3)物が通り抜ける具合。「パイプの―が悪い」「風の―のいい座敷」
(4)音声などが遠くまで届く具合。「―のいい声」
(5)世間での評判。人の受け。信用。「―のいい名前」
(6)理解。わかり。「話の―が早い」
(7)(上に修飾句を伴って)それと同じ状態・方法であること。そのままであること。「言われた―に実行する」「設計図の―に作る」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)方法・手段・種類などを数えるのに用いる。「解き方は二―ある」「幾―も解き方が考えられる」「卵料理を三―作る」
(2)組になっているものを数えるのに用いる。「七つ道具二―」
→どおり(通)
とおりあめ
とおりあめ【通り雨】
a passing rain;a shower.→英和
とおりあめ
とおりあめ トホリ― [4][3] 【通り雨】
さっと降って,すぐにやんでしまう雨。驟雨(シユウウ)。
とおりあわせる
とおりあわせる【通り合わせる】
happen to pass by;come along.
とおりあわせる
とおりあわ・せる トホリアハセル [6][0] 【通り合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 とほりあは・す
たまたまその所を通りかかる。「そこを―・せた人に助けられた」
とおりいっぺん
とおりいっぺん トホリ― [6][0] 【通り一遍】 (名・形動)
(1)通りがかりに立ち寄っただけで,なじみでないこと。「―の客」
(2)形式的でおざなりである・こと(さま)。「―の説明で済ます」「―の挨拶(アイサツ)しかしない」
とおりいっぺん
とおりいっぺん【通り一遍の】
formal <compliments> ;→英和
casual;→英和
passing;→英和
conventional (おきまりの).→英和
とおりかかる
とおりかか・る トホリ― [5][0] 【通り掛(か)る】 (動ラ五[四])
ちょうど,そこを通る。通りすがる。「事故現場を―・る」
とおりかかる
とおりかかる【通り掛る】
happen to pass (by);come along.
とおりかがり
とおりかがり【通り掛りの】
passing;→英和
chance[casual] <customers> .→英和
〜の人 a passer-by.〜に on the way.→英和
とおりかぐら
とおりかぐら トホリ― [4] 【通り神楽】
歌舞伎の下座音楽の一。太神楽(ダイカグラ)の囃子(ハヤシ)を表すもの。竹笛と大太鼓または桶胴(オケドウ)という太鼓を用いる。
とおりかぜ
とおりかぜ トホリ― [3] 【通り風】
さっと吹き過ぎる風。
とおりがかり
とおりがかり トホリ― [0] 【通り掛(か)り】
たまたま通りかかること。「―の人」
とおりがけ
とおりがけ トホリ― [0] 【通り掛け】
その道を通るついで。通りがかり。通りすがり。「―に立ち寄る」
とおりきって
とおりきって トホリ― 【通り切手】
「通り手形(テガタ)」に同じ。
とおりく
とおりく トホリ― 【通り句】
(1)その世界で通用している語や文句。「艶治郎は青楼の―なり/洒落本・通言総籬」
(2)連歌・俳諧で,一般に知られている名高い句。「付合の―/浄瑠璃・神霊矢口渡」
(3)俳諧で,互選の際の最高点を得た句。
とおりこす
とおりこす【通り越す】
pass <a place> ;→英和
go beyond.
とおりこす
とおりこ・す トホリ― [4][0] 【通り越す】 (動サ五[四])
(1)とまるべき地点を過ぎて先へ進む。通りすぎる。「店を―・す」
(2)ある程度以上になる。ある程度や限度を越える。「冷たさを―・して痛いくらいだ」
とおりことば
とおりことば トホリ― [4] 【通り言葉】
(1)広く一般に用いられる言葉。
(2)特定の集団の中で通用する言葉。隠語。「書生の―なり/当世書生気質(逍遥)」
とおりことば
とおりことば【通り言葉】
a catchword;→英和
a catch phrase;a cant.→英和
とおりじ
とおりじ トホリ― [3] 【通り字】
(1)人の実名に祖先から代々伝えて付ける文字。源氏の頼光・頼義・義家・義朝などにみられる「頼」「義」,平氏の忠盛・清盛・重盛などにみられる「盛」の類。
(2)世間に広く通用している俗字。
とおりすがり
とおりすがり【通りすがり】
⇒行(ゆ)きずり.
とおりすがり
とおりすがり トホリ― [0] 【通りすがり】
偶然,そばを通ること。通りかかること。通りがけ。「―の人に道をきく」
とおりすがる
とおりすが・る トホリ― [5][0] 【通りすがる】 (動ラ五[四])
たまたまそこを通る。通りかかる。「交番の前を―・る」
とおりすぎる
とおりす・ぎる トホリ― [5] 【通り過ぎる】 (動ガ上一)[文]ガ上二 とほりす・ぐ
ある地点を通って先へ行く。また,とまるべき地点を過ぎて行く。通りこす。「台風が―・ぎる」「家の前を―・ぎる」
とおりすぎる
とおりすぎる【通り過ぎる】
pass (by);→英和
go past.
とおりすじ
とおりすじ トホリスヂ [4][3] 【通り筋】
(1)通る道筋。通り道。「天満の夏祭,―は宵より矢来ゆふて/咄本・御前男」
(2)表通り。目抜き通り。「大名小路はもちろん,―などの様子は存ぜず/滑稽本・根南志具佐」
とおりそうば
とおりそうば【通り相場】
a current price.
とおりそうば
とおりそうば トホリサウ― [4] 【通り相場】
(1)世間で常識になっている値段。通り値。「チップは料金の一割を払うのが―だ」
(2)世間で普通にいわれている評価。
とおりだい
とおりだい トホリ― [3] 【通題】
⇒つうだい(通題)
とおりだな
とおりだな トホリ― [3] 【通り棚】
床脇(トコワキ)棚の一。一枚の板を端から端へ渡したもの。普通,上の方に袋戸棚をつける。一文字棚。通し棚。
→違い棚
とおりちがいだな
とおりちがいだな トホリチガヒ― [5] 【通り違い棚】
床脇(トコワキ)棚の一。上の方に違い棚をつけ,その下に通り棚をつけたもの。普通,違い棚の上方に袋戸棚がある。通し違い棚。
とおりちょう
とおりちょう トホリチヤウ [0] 【通町】
(1)目抜きの大通り。またそれにそった町筋。
(2)江戸の町を南北に通じる大通りの名。神田須田町から日本橋・京橋・新橋を経て,芝の金杉橋に至る。
とおりてがた
とおりてがた トホリ― [4] 【通り手形】
江戸時代,関所通過を保証した書き付け。関所の通行証。通り切手。
とおりな
とおりな トホリ― [3] 【通り名】
(1)世間一般に通用している名。通称。
(2)一家の主人が先祖代々受け継いで用いる名。
(3)妓楼で,代々名乗らせる遊女の名。「―は行灯脇にかがやかせ/柳多留拾遺」
とおりな
とおりな【通り名】
⇒通称.
とおりにわ
とおりにわ トホリニハ [3] 【通り庭】
民家の土間で,表口から裏口へ通り抜けられるようになっているもの。特に,大阪の商家では一般的であった。通し庭。
とおりぬけ
とおりぬけ トホリ― [0] 【通り抜け】
一方から他方へ通り抜けること。また,その通路。「―禁止」
とおりぬけ
とおりぬけ【通り抜ける】
pass[get,go]through.通り抜け禁止 <掲示> No Thoroughfare.
とおりぬける
とおりぬ・ける トホリ― [5][0] 【通り抜ける】 (動カ下一)
一方から入って向こう側へ出る。「トンネルを―・ける」「公園の中を―・けると近い」
とおりね
とおりね トホリ― [3] 【通り値】
世間で常識になっている値段。通り相場。
とおりま
とおりま【通り魔】
a phantom killer[robber,outrager].
とおりま
とおりま トホリ― [3] 【通り魔】
(1)通りすがりの家や出会った人に災害を与えて,またたく間に通りすぎるとされる魔物。「少し落着いて考へて見ると,―がさしたやう/二人女房(紅葉)」
(2)通りすがりの人に突然理由もなく危害を与えて去る者。「―が出没する」「―殺人」
とおりみち
とおりみち【通り道に】
on the way <to> .→英和
⇒通路.
とおりみち
とおりみち トホリ― [3] 【通り道・通り路】
通る道。また,通りすがりの道。「学校への―にある店」「台風の―」
とおりむかいだな
とおりむかいだな トホリムカヒ― [5] 【通り向(か)い棚】
床脇(トコワキ)棚の一。通り棚の上に短い棚を左右向き合わせにつけたもの。普通,上の方に袋戸棚がある。
とおりもの
とおりもの トホリ― [0][5] 【通り者】
(1)一般に名の広く知れわたった人。名の通った人。「金沢市中の―となりをれる僥倖なる漢(オノコ)なり/化銀杏(鏡花)」
(2)世情・人情に通じて話のよくわかった人。通人(ツウジン)。粋人。「金時計の鍵を,胸の辺に,散々(チラチラ)と計り見せたるは,昔床しき―なるべし/当世書生気質(逍遥)」
(3)放蕩者。遊び人。
(4)博打(バクチ)打ち。博徒。侠客。
とおりや
とおりや トホリ― [3] 【通り矢】
⇒とおしや(通矢)
とおりんね
とおりんね トホリンヱ [3] 【遠輪廻】
連歌・俳諧の去り嫌いの一。一巻のうち数句へだてて再び同じ趣向の付合(ツケアイ)を繰り返すこと。
→輪廻(3)
とおる
とお・る トホル [1] 【通る】 (動ラ五[四])
(1)通行・通過する。
(ア)ある通路・地点を経由して,人・物・乗り物が移動する。「大勢の人がぞろぞろ―・る」「道路の右側を―・る」「船が海峡を―・る」「高圧の電流が―・っている」
(イ)人などが移動する道すじが通じている。「林の中を―・っている道」「鉄道が―・る」
(ウ)人が外から室内に入る。「どうぞ奥へお―・り下さい」
(エ)穴や狭い所へ物が入って,向こう側へ抜ける。「糸が太くて針穴を―・らない」「風がよく―・る部屋」「食べ物がのどを―・らない」
(2)(「透る」とも書く)光線・液体などが物の内部や裏側まで達する。「樹木がしげって,光が―・らない」「雨が下着まで―・る」「山気冷然として膚(ハダエ)に―・れり/伊沢蘭軒(鴎外)」「内は大殿油,ほのかに物より―・りて見ゆるを/源氏(澪標)」
(3)(「徹る」とも書く)声や音が遠くまで伝わる。「よく―・る声」「(横笛ヲ)雲居に―・るばかり,吹きたてたり/源氏(梅枝)」
(4)試験・審査などに合格する。「予選を―・る」「予算案が議会を―・る」
(5)通用する。
(ア)意見や主張が認められる。「原告の主張が―・る」「そんな屁理屈は―・らない」「無理が―・れば道理がひっこむ」
(イ)世間に受け入れられて通用する。また,広く世間に知れわたっている。「彼は正義派で―・っている」「名の―・った人」「苦沙弥先生が君子でも―・らん事はない/吾輩は猫である(漱石)」
(6)話の筋道などが論理的に整っている。「意味が―・らない」「筋が―・っている」
(7)物の筋が整っている。「鼻筋が―・っている」「柾目(マサメ)の―・った材木」
(8)先方に意向が伝わる。「先方に話が―・っていない」
(9)物事に通じている。物わかりがよい。「親仁もそれほど―・らぬでもない/浮世草子・好色旅日記」
(10)動詞の連用形に付いて,すっかり…する,の意を表す。「(明障子ガ)すすけ―・りたること,いつの世に張りたりともみえず/宇治拾遺 5」
〔「通す」に対する自動詞〕
[可能] とおれる
とおる
とおる トホル 【融】
⇒源(ミナモトノ)融
とおる
とおる トホル 【融】
能の一。世阿弥作。五番目物。古名「塩竈(シオガマ)」。旅の僧が六条河原の院の廃墟で休んでいると,汐汲みの老人が現れ,ここは源融(ミナモトノトオル)が奥州塩竈の地を模して作った庭であると語り,景色を賞し,古事を語って消え失せる。僧がまどろむと,夢に融大臣が現れて舞い,夜明けとともに消える。
とおる
とおる【通る】
pass (by,through);→英和
[通用]pass <for,as> ;be known <as> .通れる(ない) (im)passable.→英和
…を通って by way of;via;→英和
through.→英和
とおる
とおる【透る】
penetrate;→英和
pierce;→英和
reach far (声が);[水・雨が]get into; <This raincoat> let <the rain> through;〔形〕penetrating[sonorous] <voice> .→英和
とおんきごう
とおんきごう [4] 【ト音記号】
音部記号の一。譜表上(通常第二線上)に一点ト音を定める。高音域を書く譜表で用いられることから高音部記号ともいわれる。ト字記号。
→音部記号
とか
とか (連語)
□一□〔格助詞「と」に副助詞「か」の付いたもの〕
不確かな想像や伝聞などを表す場合に用いられる。「あの人の祖父は今も達者で,九十いくつ―だそうです」「山本さんは具合が悪く,寝たっきりだ―聞いている」「山田―いう人」
□二□〔格助詞「と」に係助詞「か」の付いたもの〕
{□一□}に同じ。文中に用いて,文末の語句と呼応する場合と,文末に用いられる場合とがある。「五月雨の空もとどろにほととぎす何を憂し―夜ただなくらむ/古今(夏)」「秋の月山辺さやかに照らせるは落つるもみぢのかずを見よ―/古今(秋下)」
〔□二□が古い用法で,中世前期以前のもの。中世後期以降,□一□の用法が一般的となる〕
とか
とか (並立助)
〔格助詞「と」に副助詞「か」の付いたものから。近世江戸語以降の語〕
体言またはそれに準ずる語,および活用語の終止形に接続する。事物や動作・状態などを例示的に並べあげるのに用いる。
(1)一般には,「…とか…とか」というように,列挙するものの末尾の事項にまで「とか」を付ける。「毎日,掃除―洗濯―食事の支度―に追われ,ゆっくり本を読む暇もない」「そんなに勉強ばかりしていないで,時々は散歩する―運動する―した方がいいよ」
(2)時には,「…とか…とか…」というように,末尾の事項に「とか」を付けないこともある。「この夏休みには,洞爺湖―支笏湖―阿寒湖など,いろいろな湖を周遊してきた」「わざわざおいでいただかなくても,電話を下さる―手紙でお知らせ下さることで結構です」
→とか(連語)
→とか何とか
とか
とか [1] 【徒過】 (名)スル
何もしないでぶらぶらとすごすこと。「百花の爛熳たる好時節を―せり/情海波瀾(欽堂)」
とか
とか [1] 【都下】
(1)みやこの中。都市の中。「―の浮華を学び/文明論之概略(諭吉)」
(2)東京都の管轄する地域。「―全域」
(3)東京都内で,二三区を除く市町村。「―西多摩郡」
とか
とか [1] 【渡河】 (名)スル
川を渡ること。「敵前を―する」
とか
とか【都下の】
in Tokyo;in the metropolitan area.
とかい
とかい【都会】
a city;→英和
a town.→英和
〜の city;urban.→英和
〜化する urbanize.→英和
〜育ちの city-[town-]bred.‖都会人 a townsman;city people.都会生活 city[town,urban]life.
とかい
とかい【都会(議員)】
(a member of) the Metropolitan Assembly.
とかい
とかい [0] 【渡海】 (名)スル
(1)船で海を渡ること。渡航。航海。「荒波を越えて―する」
(2)「渡海船」の略。
とかい
とかい [0] 【都会】
(1)人々が多く集まり住んで,商工業や文化の発達した土地。みやこ。都市。「―へ出て働く」「―生活」「大―」
(2)「都議会」の略。「―議員」
とかいじん
とかいじん [2] 【都会人】
都会に住み慣れている人。都会的なセンスをもっている人。
とかいづくり
とかいづくり [4] 【渡海造り】
⇒とうかいづくり(渡海造)
とかいてき
とかいてき [0] 【都会的】 (形動)
都会に見られるように,洗練された傾向があるさま。「―なセンス」
とかいびょう
とかいびょう [0] 【都会病】
(1)都会に特有の生活的条件によって起こる健康障害。公害による病気,神経衰弱など。
(2)地方に住んでいる人が都会生活にあこがれる傾向。
とかいぶね
とかいぶね [4] 【渡海船】
(1)海を渡る船。
(2)江戸時代,大坂を中心に瀬戸内海沿岸や北九州の諸都市間を結ぶ航路に就航した貨客輸送船。大坂・丸亀間の金毘羅(コンピラ)船もその一つ。渡海。とかいせん。
とかえり
とかえり 【十返り】
一〇回繰り返すこと。「松の花―咲ける君が代に/新後撰(賀)」
とかえりのはな
とかえりのはな [7] 【十返りの花】
松の花の別名。松は百年に一度,すなわち千年に一〇度花が咲くといい,祝賀の意に用いる。「―咲きぬらし松山の梢を高み積る白雪/新続古今(賀)」
とかき
とかき [0] 【斗掻き・概】
「枡掻(マスカ)き」に同じ。
とかきぼし
とかきぼし [3] 【斗掻き星・奎宿】
(1)アンドロメダ座のアルファ星からガンマ星に至るほぼ一直線に並んだ星の和名。
(2)二十八宿の奎(ケイ)宿の和名。アンドロメダ座と魚座(ウオザ)にまたがる。
とかく
とかく [0] 【兎角】
兎(ウサギ)の角(ツノ)のように,絶対にありえない物。
→亀毛兎角(キモウトカク)
とかく
とかく
very often.〜…する be apt[liable] <to do> ;be in the habit of <doing> .〜の噂 <have> an unsavory reputation.
とかく
とかく [0] 【兎角・左右】
■一■ (副)スル
〔「と」「かく」ともに副詞。「兎角」「左右」は当て字〕
(1)雑多な事態の起こるさま。あれやこれや。なにやかや。いろいろと。「―するうちに」「他人のことを―言う前に自分の身を正せ」
(2)しばしば生ずる事態であることをいう語。ともすると。ややもすれば。「あせってやると―失敗しがちだ」「彼は―病気で休むことが多い」
(3)(「とかくの」の形で)あれこれとよくない意を表す。「―の見方がある」「―のうわさがある」
(4)種々の事情は別として。いずれにしても。ともかくも。「―この世はままならぬ」
■二■ (名)
種々の事態。あれこれの事柄や言葉。「先師暫く吟じて―をのたまはず/去来抄」
とかくに
とかくに 【兎角に】 (連語)
(1)「とかく{(1)}」に同じ。「―思いめぐらす」
(2)「とかく{(2)}」に同じ。「―忘れがちだ」
(3)「とかく{(4)}」に同じ。「意地を通せば窮屈だ。―人の世は住みにくい/草枕(漱石)」
とかげ
とかげ【蜥蜴】
a lizard.→英和
とかげ
とかげ [0] 【蜥蜴・蝘蜓・石竜子】
(1)有鱗目トカゲ亜目の爬虫類の総称。多くは20〜30センチメートルだが,コモドオオトカゲなど3メートルを超すものもある。ほとんどが卵生,一部卵胎生。
(2){(1)}の一種。体は細長く,全長20センチメートル内外。背面は緑色を帯びた暗褐色で,尾は青色がかった金属光沢をもつ。尾を押さえると,自分で切断して逃げる。昼行性で,昆虫やクモを捕食する。日本各地に分布。[季]夏。
とかげ=のしっぽ切り
――のしっぽ切り
事件の責任などを回避するため,上位の者が下位の者を切り捨てて,影響が波及しないようにすること。
とかげいろ
とかげいろ [0] 【蜥蜴色】
たて糸を浅黄または萌葱(モエギ)に染め,よこ糸を赤く染めた織色。光線の具合でよこ糸の赤色が交差して見え,トカゲの色に似る。
とかげざ
とかげざ [0] 【蜥蜴座】
〔(ラテン) Lacerta〕
一〇月下旬の宵にほぼ日本の真上を通過する小星座。天の川の近くにあり,明るい星はない。
とかす
とか・す [2] 【梳かす・解かす】 (動サ五[四])
〔「とかす(溶)」と同源〕
もつれていた毛に櫛を入れて整える。とく。「髪を―・す」「頭を―・す」
[可能] とかせる
とかす
とかす【梳かす】
comb <one's hair> .→英和
とかす
とかす【溶かす】
melt;→英和
dissolve;→英和
fuse.→英和
とかす
とか・す [2] 【解かす・溶かす・融かす】 (動サ五[四])
(1)固形物を,熱を加えて液状にする。溶解する。「氷を―・して水にする」「金属を―・して鋳型に流しこむ」
〔金属の場合は「熔かす」「鎔かす」とも書く〕
(2)固形物などを,液体の中に入れて液状にする。とく。溶解する。「砂糖を水に―・す」
[可能] とかせる
とかち
とかち 【十勝】
(1)北海道旧一一か国の一。十勝支庁に相当。
(2)北海道南東部の支庁。支庁所在地,帯広市。
とかちいし
とかちいし [3] 【十勝石】
北海道十勝地方に産する黒色の光沢の強い黒曜石。飾り石などに用いる。
とかちがわ
とかちがわ 【十勝川】
北海道中央部の十勝岳・石狩岳付近に源を発し,十勝平野を貫流し,太平洋に注ぐ川。約156キロメートル。
とかちだけ
とかちだけ 【十勝岳】
北海道中央部にある複式活火山。海抜2077メートル。1926年(大正15)に爆発,62年(昭和37)にも噴火。大雪山国立公園の中心。
とかちへいや
とかちへいや 【十勝平野】
北海道南東部,十勝川の中下流に広がる洪積台地の平野。大部分が火山灰土に覆われた畑地。中心都市は帯広。
とかなんとか
とかなんとか (連語)
(多く「とかなんとか言って」の形で)
(1)断定できない場合や断定を避ける場合に用いる。「公園の前―言っていましたけど,…」
(2)前言をまとめて漠然と受けて言い直す場合に用いる。「―言って,お前,結局金がほしいんだろ」
とかまえる
とかま・える トカマヘル 【掴まへる】 (動ハ下一)
〔近世語〕
つかまえる。「のびをするそばを通ると―・へる/柳多留 12」
とかや
とかや (連語)
〔格助詞「と」に係助詞「か」が付き,それに間投助詞「や」が付いたもの〕
(1)文中または文末にあって,不確かな伝聞を表す。「例のひとりごち給ふ―/源氏(蜻蛉)」「資季大納言入道―聞えける人/徒然 135」
(2)文中にあって,…とかいう人・物・所・事などの意を表す。「人ごとに湊河―の下にて討たれしとはいへども/平家 9」「なにがしの大納言―は,数ならぬ身はえ聞き候はずと答へられけり/徒然 107」
(3)文末にあって,断定を避け,軽い詠嘆の気持ちを添える。「天の羽衣風に和し,雨に潤ふ花の袖,一曲を奏(カナ)で,舞ふ―/謡曲・羽衣」
とからうま
とからうま [3] 【吐噶喇馬】
ウマの一品種。吐噶喇列島産の在来種。肩高1メートル程度と小形だが耐久力に富む。
とかられっとう
とかられっとう 【吐噶喇列島】
鹿児島県南部,薩南諸島の中央,大隅諸島と奄美諸島との間に連なる火山列島。口之島・中之島・臥蛇(ガジヤ)島など。
とかんむり
とかんむり [2] 【戸冠】
漢字の冠の一。「房」「扉」「扁」などの「戸」の部分。戸垂れ。
とが
とが [1] 【栂】
「つが(栂)」に同じ。
とが
とが [1] 【都雅】 (名・形動)[文]ナリ
みやびやかなこと。都会風で上品なこと。また,そのさま。「―な風俗」「動作の高尚なると,言語の―なるに在り/もしや草紙(桜痴)」
とが
とが【咎】
a fault;→英和
blame;→英和
[罪]a crime;→英和
an offense;→英和
a charge.→英和
〜のない blameless;innocent.→英和
…の〜で on the charge of <burglary> .
とが
とが [1] 【咎・科】
(1)人からとがめられるような行為。あやまち。「過失を犯した―は免れることができない」
(2)罰されるべきおこない。つみ。「窃盗の―で尋問を受ける」
(3)非難されるような点。欠点。きず。「呂律(リヨリツ)の物に適(カナ)はざるは,人の―なり。器(ウツワモノ)の失にあらず/徒然 219」
とが
とが [1] 【図画】
「ずが(図画)」に同じ。
〔法曹界では「とが」と呼び慣らわす〕
とがい
とがい [0] 【蠹害】
(1)虫が物を食害すること。
(2)物事をそこない害すること。また,その者。「国の―也/太平記 14」
とがおいびくに
とがおいびくに トガオヒ― [5] 【科負い比丘尼】
昔,良家の妻女に近侍しその罪を身代わりに負った比丘尼。娘が放屁したときなどに,なりかわってその科を負うので屁(ヘ)負い比丘尼ともいう。
とがおくり
とがおくり 【咎送り・科送り】
罪障を消滅させること。罪を償うこと。「旦方(ダンポウ)の―をする程に,来世の事は愚僧にまかせ給へ/浮世草子・元禄太平記」
とがき
とがき【ト書】
《劇》stage directions.
とがき
とがき [0] 【ト書き】
〔指定の言葉が「…ト両人歩み寄り…」などと「ト」ではじまる,歌舞伎脚本から起こった語〕
脚本で,せりふの間に,俳優の動き・出入り,照明・音楽・効果などの演出を説明したり指定したりした文章。
とがくし
とがくし 【戸隠】
長野県北部,戸隠山麓にある地名。天手力男命(アマノタヂカラオノミコト)が投げた天岩戸の落ちた所という。
とがくししょうま
とがくししょうま [5] 【戸隠升麻】
メギ科の多年草。日本特産で中部地方の林中に生える。高さ約30センチメートル。葉は三出複葉で茎頂に二個対生する。六月頃茎頂の花柄に淡紫色の花を下向きにつける。萼片(ガクヘン)は六個,花弁は小さい。戸隠山中で最初に発見された。戸隠草。
とがくしじんじゃ
とがくしじんじゃ 【戸隠神社】
長野県戸隠にある神社。祭神は天手力男命(アマノタヂカラオノミコト)。中世には修験者の道場として栄えた。
とがくしやま
とがくしやま 【戸隠山】
長野県北部,戸隠村にある山。海抜1904メートル。全山凝灰岩質集塊岩からなり,鋸(ノコギリ)状の崖が連なる。古来,山伏の修験道場。
とがさわら
とがさわら [3] 【栂椹】
マツ科の常緑高木。暖地の深山に生える。葉がツガに似,材がサワラに似ているのでこの名がある。材は桶・器具・建築材などにする。五葉栂。椹栂。
とがし
とがし 【富樫】
姓氏の一。加賀国(今の石川県)石川郡富樫郷を本拠とする豪族。在庁官人より興り,加賀守護となる。一向一揆に敗北して滅亡。
とがしひろかげ
とがしひろかげ 【富樫広蔭】
(1793-1873) 江戸末期の国学者。和歌山の人。本姓は井出。本居大平・本居春庭に学ぶ。本居家の語学の発展につとめた。著「辞玉襷」「詞の玉橋」など。
とがしまさちか
とがしまさちか 【富樫政親】
(1455?-1488) 室町中期の武将。加賀の守護。一向宗門徒を弾圧,加賀一向一揆と戦って,石川郡高尾城で敗死した。
とがた
とがた [0] 【斗形・枓】
「ますがた(枡形)」に同じ。
とがとがし
とがとが・し (形シク)
かど立っている。理屈っぽい。とげとげしい。「―・しき女聞きて/堤中納言(虫めづる)」
とがにん
とがにん [0] 【咎人・科人】
罪を犯した人。罪人。
とがのお
とがのお トガノヲ 【栂尾】
京都市右京区にある清滝川上流の景勝地。高雄(高尾)・槙尾とともに三尾(サンビ)と呼ばれ,紅葉の名所。真言宗御室派の高山寺がある。
とがのおちゃ
とがのおちゃ トガノヲ― [4] 【栂尾茶】
栂尾産の茶。高山寺の明恵上人が栽植したといわれ,特に珍重された。本茶。
→非茶(ヒチヤ)
とがのきの
とがのきの 【栂の木の】
〔類音から〕
「つぎつぎ」にかかる序詞に用いられる。「しじに生ひたる―いや継ぎ継ぎに/万葉 907」
→栂(ツガ)の木の
とがま
とがま [0] 【利鎌】
〔「とかま」とも〕
鋭利な鎌。よく切れる鎌。
とがむ
とが・む 【咎む】 (動マ下二)
⇒とがめる
とがめ
とがめ [3] 【咎め】
(1)とがめること。非難。「良心の―」
(2)処罰。罰。
とがめ
とがめ【咎め】
blame;→英和
censure;→英和
<feel> the prick of conscience (良心の); <incur> divine punishment (神の).
とがめだて
とがめだて【咎め立てする】
⇒咎める.
とがめだて
とがめだて [0] 【咎め立て】 (名)スル
必要以上に強くとがめること。「失敗をことさらに―する」
とがめる
とがめる【咎める】
blame <a person for his carelessness> ;→英和
find fault <with a person> ;challenge (誰何(すいか)).→英和
気[良心]が〜 ⇒咎め.
とがめる
とが・める [3] 【咎める】 (動マ下一)[文]マ下二 とが・む
〔「咎」の動詞化〕
□一□(他動詞)
(1)悪いこと・望ましくないこととして,注意したり責めたりする。なじる。非難する。「他人の失敗を―・める」
(2)怪しく思って尋ねる。「警官が通行人を―・める」
(3)囲碁・将棋で,相手の緩手や悪手に乗じて攻める。
(4)心をとめる。注意する。「たたけどもたたけども―・むる人もなかりけり/平家 6」
□二□(自動詞)
(1)悪いことをしたと思って心苦しくなる。「気が―・める」「良心が―・める」
(2)傷や腫(ハ)れ物などを刺激して,いっそう悪くなる。「傷ガ―・メル/ヘボン」
とがらかす
とがらか・す [4] 【尖らかす】 (動サ五[四])
「尖らす」に同じ。とんがらかす。「口を―・す」
とがらす
とがらす【尖らす】
sharpen <a pencil> ;→英和
point;→英和
pout <one's mouth> (口を);→英和
get nervous (神経を);raise one's voice (声を).
とがらす
とがら・す [3] 【尖らす】 (動サ五[四])
(1)先を細く鋭くする。とがらかす。とがらせる。「鉛筆の先を―・す」
(2)感じやすくする。過敏にする。「神経を―・す」
[慣用] 口を―
とがり
とがり【尖り】
a point;→英和
a tip.→英和
尖り鼻 a hawk nose.
とがり
とがり 【鳥狩り】
〔「とかり」とも〕
鷹(タカ)を使って小鳥を捕ること。鷹狩り。「可牟思太(カムシダ)の殿の仲郎(ナカチ)し―すらしも/万葉 3438」
とがり
とがり [3] 【尖り】
とがること。また,とがった先。「肩の―」
とがりいしいせき
とがりいしいせき 【尖石遺跡】
長野県茅野(チノ)市にある遺跡。八ヶ岳西麓における縄文中期の竪穴住居の集落跡。
とがりがお
とがりがお [0] 【尖り顔】
口をとがらせて怒ったときの顔。
とがりごえ
とがりごえ [4] 【尖り声】
かん高くとげとげしい声。
とがりねずみ
とがりねずみ [4] 【尖鼠】
(1)食虫目トガリネズミ科の哺乳(ホニユウ)類の総称。約二五〇種が含まれるが,ほとんどが小形で地味。とがった鼻づらをもち,多くはミミズや昆虫類を食べる。きわめて古い化石記録をもつ原始的な哺乳類。オーストラリアなど一部を除き世界的に分布。
(2){(1)}のうち,特に日本に生息するトガリネズミ属の哺乳類をさす。森林や耕地で普通にみられる。
尖鼠(2)[図]
とがりや
とがりや [3] 【尖り矢】
鏃(ヤジリ)の一種で,先が鋭く尖ったもの。また,それをつけた矢。四つ立ての矢羽につける。
とがりアーチ
とがりアーチ [4] 【尖り―】
⇒尖頭(セントウ)アーチ
とがる
とが・る [2] 【尖る】 (動ラ五[四])
(1)先が細く鋭くなる。とんがる。「―・った鉛筆」「口が―・る」
(2)感じやすくなる。過敏(カビン)になる。「神経が―・る」
(3)声や表情が怒りで強く鋭くなる。とんがる。「声が―・る」
とがる
とがる【尖る】
be pointed[sharp](先が);→英和
be angry (怒る);become harsh (声が).尖った pointed;peaked;→英和
sharp.→英和
とがわ
とがわ トガハ 【戸川】
姓氏の一。
とがわしゅうこつ
とがわしゅうこつ トガハシウコツ 【戸川秋骨】
(1870-1939) 評論家・英文学者。熊本県生まれ。本名,明三。東大卒。1893年(明治26)島崎藤村らと「文学界」を創刊。のち慶大教授。翻訳家としても知られる。
とがん
とがん [0] 【兎眼】
閉眼時にも眼球の一部が露出している状態。充血・流涙・乾燥・炎症などを起こしやすい。
とき
とき 【土岐】
姓氏の一。美濃国守護。清和源氏頼光流。美濃国土岐郡土岐郷より起こる。戦国末,頼芸は斎藤道三に逐われ没落。
とき
とき【朱鷺】
a Japanese crested ibis.
とき
とき [2] 【鬨・鯨波】
合戦で,士気を鼓舞するために多人数の者が同時に発する叫び声。戦闘のはじめ,大将が「えいえい」と叫ぶと部下一同が「おう」と答えた。ときの声。
とき
とき【時】
time;→英和
hour;→英和
[機会]an opportunity;→英和
a chance;→英和
[場合]a time;→英和
a case;→英和
an occasion;→英和
[時代]time(s);an age;→英和
[季節]a season;→英和
[…する時]when.→英和
〜がたつ(につれて) (as) time passes.〜をかせぐ play for time.〜をつくる crow (鶏が).→英和
〜を打つ strike the hour (時計が).〜を移さず immediately;→英和
right away.〜を得た timely.→英和
…の〜は in time[case]of <a fire> .ちょうどよい〜に at the right moment.〜の首相 the then prime minister.‖時の記念日 Time Day.時の人 a man of the hour.
とき
とき [2] 【時】
(1)過去から未来へと限りなく流れ過ぎて,空間とともに,一切の出来事がそこで生起する枠のように考えられているもの。時間。「―の流れ」「遊びに興じて―の経つのも忘れる」
(2)昔の時間区分。一昼夜を一二等分する定時法では一時(イツトキ)が今の二時間に当たるが,昼夜を分けてそれぞれを六等分する不定時法では季節・場所によって異なり,たとえば江戸(東京)の夏至ごろの昼の一時(イツトキ)は約二時間四〇分,夜のそれは約一時間二〇分で,一時間以上もの差があった。十二区分に十二支を配し,「子(ネ)の時」「丑(ウシ)の時」などということが多い。
(3)ある幅をもって考えられた時間。
(ア)年代。時代。「将軍綱吉の―」
(イ)話題にしている時代。その時世。「―の首相」「―の権力」
(ウ)季節。時候。時節。「―は春」
(エ)時勢。世の成り行き。「―に従う」
(オ)誰かにとって都合のよい時勢。「―に遇(ア)う」
(4)一点として,またそれに近いものとしてとらえられた時間。
(ア)時刻。「―を告げる鐘」
(イ)漠然ととらえられたある時点,または時期。「―には酒を飲む」「―として不調になることもある」
(ウ)何かをするのに都合のよい時機。好機。「―を待つ」「―を見て実行する」「―にかなう」
(エ)(「秋」とも書く)大事な時期。「危急存亡の―」
(5)ある特定の動作や状態が起こる時間。おり。「この前彼に会った―は元気だった」「子供の―の思い出を話してくれた」
(6)
(ア)ある状況を伴った時間を抽象的にいう。場合。「どんな服装がよいかは―と場所による」「―に応じた判断が必要だ」
(イ)(連体修飾句を受けて)仮定的・一般的にある状況を表す。(…する)場合。「もし彼が不在の―には,どうするか」「頭が痛い―は,この薬を飲むとよい」
(7)「時制(ジセイ)」に同じ。
(8)(「どき」の形で)名詞や動詞の連用形の下に付いて,それにふさわしい,それの盛んな,あるいはそういう状態の時間であることを表す。
(ア)時刻。時間帯。「昼飯―」「会社の引け―」「たそがれ―」
(イ)時節。季節。「花見―」「木(コ)の芽―」「梅雨(ツユ)―」
(ウ)時機。機会。「書き入れ―」「売り―」「引き上げ―」
→刻(コク)
→時しも
→時として
→時に
とき
とき [2] 【斎】
〔仏〕
〔仏弟子の戒律として正午を過ぎての食事を禁ずる規定があり,時間内の食事を斎食(サイジキ)・斎,時間外のそれを非時食(ヒジジキ)・非時といい,これが時刻にかかわるものである所から,食事を「とき」と呼ぶ〕
(1)僧侶や修行者が戒に従って,正午前にとる食事。時食。おとき。
⇔非時
(2)肉・魚などを用いない料理。精進料理。
(3)法会の際に出される食事。施食(セジキ)。
(4)法会,仏事の俗な呼び方。
とき
とき 【土岐】
岐阜県南部の市。東濃地方にある美濃焼の中心地の一。食器を多く生産。
とき
とき [1] 【鴇・朱鷺・桃花鳥】
コウノトリ目トキ科の鳥。学名ニッポニア-ニッポン。全長約75センチメートル。全身が白色の羽毛に覆われ,後頭部に長い冠羽がある。翼や尾羽は淡紅色(鴇色)を呈し,顔の裸出部と脚は赤色。繁殖期には羽色が灰色となる。黒く長いくちばしは下方に湾曲する。日本では1981年(昭和56)に野生種は絶滅し,現在,中国陝西(センセイ)省で繁殖が確認されているのみ。特別天然記念物および国際保護鳥。朱鷺(シユロ)。
鴇[図]
とき=が解決する
――が解決する
つらい思いや困難な問題も,時がたつにつれて自然とおさまってしまうものだ。
とき=とすると
――とすると
場合によっては。ひょっとすると。時として。
とき=と場合
――と場合
(1)時期と場所柄。「―を選ぶ」
(2)その時その時の場合・機会。「―による」
とき=に取りて
――に取りて
(1)場合によって。「人,木石にあらねば,―,物に感ずる事なきにあらず/徒然 41」
(2)その時に当たって。当時にあって。「信西は―さうなき者なれば/愚管 5」
とき=に因(ヨ)る
――に因(ヨ)・る
その場合・状況に応じる。場合による。「親切も―・っては仇(アダ)になる」「冗談も―・りけりだ」
とき=に当たる
――に当た・る
(1)その時に臨む。「人の心の―・りて気色ばめらむ/源氏(帚木)」
(2)ふさわしい時になる。時にあう。「其上今の相国は,―・る職に達し/太平記 27」
とき=に従う
――に従・う
時の流れに従う。時勢に順応する。
とき=に遇(ア)う
――に遇(ア)・う
好機にめぐりあう。栄える。「み世のみかどにつかうまつりて―・ひけれど/伊勢 16」
とき=に遇(ア)えば鼠(ネズミ)も虎(トラ)となる
――に遇(ア)えば鼠(ネズミ)も虎(トラ)となる
時流にあうと,取るに足りない者も勢い盛んになる。
とき=の用には鼻をも削(ソ)ぐ
――の用には鼻をも削(ソ)ぐ
緊急を要する場合には手段を選ばないことのたとえ。時の用には鼻を欠く。
とき=の=代官
――の=代官(=大将)日の奉行
世の中をうまく渡っていくには,その時々の権力者に従っているのがよいということのたとえ。
とき=は人を待たず
――は人を待たず
時間は人の都合などにかまわず刻々に過ぎてゆく。歳月人を待たず。
とき=は得難くして失い易し
――は得難くして失い易し
(1)〔史記(淮陰侯伝)〕
好機にめぐりあうことはなかなかできず,たとえ好機に恵まれてもそれはとりにがしやすい。
(2)〔淮南子(原道訓)〕
わずかな時間でも大切にしなければならない。
とき=は金なり
――は金なり
〔Time is money.〕
時間は貴重で有効なものであるから,浪費してはならない。
とき=を∘得る
――を∘得る
好機にめぐりあって栄える。時流に乗る。「―∘得た新製品」
とき=をあわせる
――をあわ・せる
敵の鬨の声に応じて,味方が鬨の声をあげる。「三百余騎にて,鬨をぞ合はせける/平家(八・長門本)」
とき=をつくる
――をつく・る
鶏が鳴いて夜明けの時を知らせる。
とき=をつくる
――をつく・る
鬨の声をあげる。「敵(カタキ)平等院にと見てんげれば,―・ること三箇度/平家 4」
とき=を争う
――を争・う
一刻を争う。
とき=を失う
――を失・う
(1)好機をにがす。チャンスをにがす。
(2)時勢に合わずに衰える。「―・ひ世に余されて/方丈記」
とき=を奏す
――を奏・す
宮中で宿直の官人が時刻を告げ知らせる。「時奏する,いみじうをかし/枕草子 290」
→時の奏
とき=を待つ
――を待・つ
時機を待つ。好機の来るのを待つ。
とき=を得(エ)顔
――を得(エ)顔
時流に乗って得意顔なさま。「保守的思想が―に跋扈するのであるから/一隅より(晶子)」
とき=を撞(ツ)く
――を撞(ツ)・く
時刻を知らせる鐘を鳴らす。
とき=を移さず
――を移さず
実行の時を延ばさずに。すぐさま。即座に。
とき=を稼ぐ
――を稼・ぐ
時間をひきのばす。時間をかせぐ。
とき=有り
――有・り
(1)時節が到来する。「―・りて花も紅葉もひと盛り/風雅(雑中)」
(2)好機に合う。栄える。時にあう。「―・るも時なきも,御心ざしの程こよなけれど/栄花(月の宴)」
とき=無(ナ)し
――無(ナ)・し
(1)定まった時がない。いつものことである。「み吉野の耳我の嶺に―・くそ雪は降りける/万葉 26」
(2)不遇である。世に用いられず失意の状態にある。「身の―・かりしをのみ見え奉りて/今鏡(藤波下)」
とき=知らぬ山
――知らぬ山
〔いつも雪をいただいていて,季節の移り変わりを知らない山の意〕
富士山のこと。「―は富士の嶺いつとてか鹿の子まだらに雪のふるらむ/伊勢 9」
とき=知る
――知・る
時節をわきまえる。「―・らば花もときはの色に咲け/増鏡(むら時雨)」
→時知り顔
とき=知る雨
――知る雨
〔秋が終わり冬の訪れる時を知っている雨の意〕
時雨(シグレ)の異名。「―のいかでふるらん/秋風抄」
とき=移り事(コト)去る
――移り事(コト)去・る
〔陳鴻「長恨歌伝」〕
歳月が経過すれば,すべての物事が変化する。「たとひ―・り,たのしびかなしびゆきかふとも/古今(仮名序)」
ときあかす
ときあか・す [0][4] 【解(き)明かす】 (動サ五[四])
問題を解決してその意味を明らかにする。解明する。「其の疑は皆虚(ウソ)だと云ふことを―・すことは出来ませず/谷間の姫百合(謙澄)」
[可能] ときあかせる
ときあかす
ときあか・す [4][0] 【説(き)明かす】 (動サ五[四])
物事の意味・内容をよくわかるように説く。説明する。「古典の内容を―・す」
[可能] ときあかせる
ときあかす
ときあかす【説き明かす】
explain;→英和
make clear.
ときあかり
ときあかり [3] 【時明かり】
(1)明け方になって,東方がかすかに明るくなること。
(2)雨天の時,空がときどき明るくなること。「―でもおつ立てる初のぼり/柳多留 56」
ときあきらめる
ときあきら・める [6] 【説(き)明らめる】 (動マ下一)
説いて明らかにする。説き明かす。「いとあらはに―・めたる著作/小説神髄(逍遥)」
ときあけもの
ときあけもの [0] 【解(き)明け物】
綿入れの中綿をぬいて,仕立て直した着物。引っ解き。ときあけ。
ときあらい
ときあらい [3] 【解(き)洗い】 (名)スル
和服を解いて,布の状態に戻して洗うこと。
ときいろ
ときいろ [0] 【鴇色】
トキの羽のような色。わずかに灰色のかかった淡紅色。
ときいろ
ときいろ【朱鷺色】
(pale) pink.→英和
ときうもうだに
ときうもうだに [5] 【鴇羽毛蜱】
ナミウモウダニ科のダニ。中形のダニで,卵円形。全体に茶褐色。トキに寄生して吸血する。トキとともに絶滅に瀕している。
ときえだ
ときえだ 【時枝】
姓氏の一。
ときえだもとき
ときえだもとき 【時枝誠記】
(1900-1967) 国語学者。東京生まれ。京城帝大・東大・早大教授。ソシュール学説批判の立場から独自の言語学説「言語過程説」を唱えた。著「国語学原論」「国語学史」「日本文法」「文章研究序説」など。
ときおこす
ときおこ・す [4][0] 【説(き)起こす】 (動サ五[四])
順序だてて説明を始める。「原因から―・す」
ときおよぶ
ときおよ・ぶ [4][0] 【説(き)及ぶ】 (動バ五[四])
説明がそのことにまで及ぶ。言及する。「世界平和まで―・ぶ」
ときおり
ときおり【時折】
⇒時々.
ときおり
ときおり [0] 【時折】 (副)
ときどき。ときたま。たまに。「あの人は―見かける」「―日が射す」
ときかう
ときか・う 【解き交ふ・解き替ふ】 (動ハ下二)
「ときかわす」に同じ。「倭文機(シズハタ)の帯―・へて廬屋(フセヤ)立て妻問ひしけむ/万葉 431」
ときかた
ときかた [3][4] 【解(き)方】
問題を解く方法。答えの出し方。解法。「数式の―」
ときかわす
ときかわ・す 【解き交はす】 (動サ四)
帯などを互いに解きあう。主に男女の共寝にいう。「高麗錦(コマニシキ)紐―・し天人の/万葉 2090」
ときがし
ときがし [0] 【時貸し】
わずかの期間だけ貸すこと。当座の貸し。「―に貸したるが三日四日に便宜(ビンギ)せず/浄瑠璃・曾根崎心中」
ときがね
ときがね [0] 【時鐘】
時刻を知らせるために打つ鐘。また,その音。ときのかね。
ときがみ
ときがみ [2] 【解(き)髪】
といた髪。ほぐした髪。「―を若枝(ワカエ)にからむ風の西よ/みだれ髪(晶子)」
ときがらし
ときがらし [3] 【溶き芥子】
芥子(カラシ)の粉末を溶いたもの。
ときがり
ときがり [0] 【時借り】
わずかの期間だけ借りること。当座の借り。「一寸(チヨツト)―をしておいたから/当世書生気質(逍遥)」
ときがわ
ときがわ トキガハ 【都幾川】
埼玉県中央部,比企郡の村。林業・建具製造が盛ん。西部の堂平(ドウダイラ)山に国立天文台堂平観測所がある。
とききかす
とききかす【説き聞かす】
⇒言い聞かせる.
とききかせる
とききか・せる [0][5] 【説(き)聞かせる】 (動サ下一)[文]サ下二 とききか・す
よく分かるように説明する。「諄々(ジユンジユン)と―・せる」
ときぎぬ
ときぎぬ 【解き衣】
縫い目をほどいた着物。ときごろも。
ときぎぬの
ときぎぬの 【解き衣の】 (枕詞)
解いた衣の乱れやすいことから,「思ひ乱る」「恋ひ乱る」にかかる。「―思ひ乱れていつしかと/万葉 2092」「―恋ひ乱れつつ浮き砂(マナゴ)/万葉 2504」
ときぐし
ときぐし [2][0] 【解き櫛】
髪をとくのに用いる歯の粗い櫛。
ときけんじょう
ときけんじょう [3] 【時献上】
江戸時代,季節に応じて,各大名がその国の名産品を将軍に献上したこと。また,その献上物。
ときこむ
ときこ・む [0][3] 【説(き)込む】 (動マ五[四])
言いきかせて納得させる。説得する。「うまく―・んで遠方へ旅行させるより外はありませぬ/書記官(眉山)」
ときさく
ときさ・く 【解き放く】 (動カ下二)
解きはなつ。解きほどく。「家にして結ひてし紐を―・けず/万葉 3950」
ときさとす
ときさとす【説き諭す】
persuade;→英和
convince <a person of his error> .→英和
ときさとす
ときさと・す [0][4] 【説(き)諭す】 (動サ五[四])
道理を説いて言いきかせる。「懇々と―・す」
ときざけ
ときざけ [2] 【時鮭】
五月から七月にかけて中北部太平洋でとれるサケ。
〔秋にとれるサケに対していう〕
ときしも
ときしも [2][3] 【時しも】 (副)
〔「し」「も」は助詞〕
ちょうどその時。折しも。「―日曜日の四時半頃/当世書生気質(逍遥)」
ときしも=あれ
――あれ
折も折とて。他に時もあろうに。「―秋やは人の別るべき/古今(哀傷)」
ときしらず
ときしらず [3] 【時知らず】
(1)季節を選ばないこと。また,そのもの。
(2)キンセンカ・トキナシダイコン・フユイチゴ・ヒナギクなどの異名。
ときしりがお
ときしりがお 【時知り顔】
時節に合ったのを誇るような顔つき。時を得顔。「心やりて―なるもあはれにこそ/源氏(薄雲)」
ときじ
とき・じ 【時じ】 (形シク)
〔名詞「時」に形容詞をつくる接尾語「じ」が付いたもの〕
(1)その時節にはずれている。時期でない。「川の上のいつ藻の花のいつもいつも来ませ我が背子―・じけめやも/万葉 491」
(2)時を選ばない。時節にかまわない。「―・じくぞ雪は降りける/万葉 317」
ときじくのかくのこのみ
ときじくのかくのこのみ 【非時香菓】
〔「ときじく」は形容詞「時じ」の連用形。いつも芳香を漂わせる木の実の意〕
タチバナの実の異名。「―を求めしめたまひき/古事記(中)」
ときすすめる
ときすす・める [0][5] 【説(き)勧める】 (動マ下一)[文]マ下二 ときすす・む
説いてすすめ誘う。「進学を―・める」
ときすすめる
ときすすめる【説き勧める】
persuade[urge] <a person to do> .→英和
ときぜんまろ
ときぜんまろ 【土岐善麿】
(1885-1980) 歌人・国文学者。東京生まれ。号,哀果など。早大卒。社会に目を向けた生活派の歌人として活躍。また,ローマ字運動の中心的存在。歌集「NAKIWARAI」「黄昏に」「春野」,評論「田安宗武」など。
ときそう
ときそう [0] 【鴇草】
ラン科の多年草。山中の湿原に自生。茎は高さ約20センチメートルで,中央付近に長楕円形の葉が一個つく。六,七月,茎頂に淡紅色の不整形花を単生する。花の色が鴇の色に似るのでこの名がある。
鴇草[図]
ときそば
ときそば 【時蕎麦】
落語の一。蕎麦の代金を払いながら時刻をたずねて勘定をごまかした男を見て,間抜けな男が真似をするが,しくじって代金を余計に払わされてしまうという話。上方落語では「時うどん」。
ときたひには
ときたひには 【と来た日には】 (連語)
主題を特に強調してとりあげることば。「うちの息子―,先が思いやられる」
→来る(13)
ときたま
ときたま【時たま】
once in a while;→英和
at long intervals;rarely (まれに).
ときたま
ときたま [0] 【時偶】 (副)
たまに。ときおり。ときどき。「―会うこともある」「―にしか見ない」
ときたまご
ときたまご [3] 【溶(き)卵】
生卵を割って,かきまぜほぐしたもの。
ときたら
ときたら 【と来たら】 (連語)
主題を特に強調してとりあげるときに用いることば。「うちの父―大声でしゃべるものだから…」
→来る(13)
ときだいこ
ときだいこ 【時太鼓】
時刻を知らせる太鼓。時の太鼓。「どん��と五つの―打つ/歌舞伎・韓人漢文」
ときつかぜ
ときつかぜ 【時つ風】
■一■ [3] (名)
(1)ちょうどいい時に吹く風。潮などの満ちる時に吹く風。「我が漕ぎ来れば―雲居に吹くに/万葉 220」
(2)その時節にかなった風。順風。「四海波静かにて,国も治まる―/謡曲・高砂」
■二■ (枕詞)
「吹く」と類音の地名「吹飯(フケヒ)」にかかる。「―吹飯の浜に出で居つつ/万葉 3201」
ときつぐきょうき
ときつぐきょうき トキツグキヤウキ 【言継卿記】
山科(ヤマシナ)言継の日記。三七冊。1527年から76年までの記録。皇室財政・有職故実・芸能などのほか,武将との交渉の記事も多い。
ときつける
ときつ・ける [0][4] 【説(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ときつ・く
いろいろと説いて自分の考えに従わせる。ときふせる。「隠居を旨く―・けて/二人女房(紅葉)」
ときつける
ときつける【説き付ける】
persuade;→英和
talk <a person into doing> .→英和
ときつげどり
ときつげどり [4] 【時告げ鳥】
ニワトリの異名。「明けがたの―ともろともに/為忠集」
ときづかさ
ときづかさ [3] 【時司】
陰陽寮(オンヨウリヨウ)に属し,時刻を報じることをつかさどる役。また,その役所。
ときづけ
ときづけ 【時付け】
(1)時刻を書き記すこと。「―ヲスル/日葡」
(2)時刻を指定すること。「―の早飛脚,息を切つて輝虎の御前に馳着け/浄瑠璃・信州川中島」
ときとして
ときとして [2] 【時として】 (副)
(1)場合によっては。時には。「人は―あやまりを犯す」
(2)(打ち消しの語を伴って)少しも。ちょっとの間も。「心,念々に動きて―安からず/方丈記」
ときとして
ときとして【時として(は)】
sometimes;→英和
in some cases.
ときどき
ときどき【時々】
[しばしば]often;→英和
[時たま]now and then;occasionally;→英和
[時には]sometimes.→英和
〜雨 <fine> with occasional showers.
ときどき
ときどき 【時時】
■一■ [2][0] (名)
その時その時。その季節その季節。「―の話題」「―の贈り物」
■二■ [0] (副)
たびたびではないが,ある間隔をおいて物事が行われるさま。ときおり。「―顔を見せる」
ときなか
ときなか 【時半・時中】
一時(イツトキ)の半分。半時(ハントキ)。「さて―ばかりありてぞ,御すだれあげさせ給ひて/大鏡(師輔)」
ときなし
ときなし [0] 【時無し】
時を定めないこと。季節・時節にかかわらず,いつでもあること。
ときなしだいこん
ときなしだいこん [5] 【時無し大根】
〔時季に関係なく収穫できる大根の意〕
大根の一種。根は細長く30センチメートルほどの長さ。直径約3センチメートル,肉はやわらかく漬物によい。
ときならぬ
ときならぬ [4] 【時ならぬ】 (連語)
時期外れの。思いがけない。「―騒ぎをひき起こす」「―大雪」
ときならぬ
ときならぬ【時ならぬ】
[時期外れの]unseasonable;→英和
untimely;→英和
[突然の]sudden;→英和
unexpected.→英和
ときなわ
ときなわ [0] 【解(き)縄】
祓(ハラエ)に用いる道具。縄を二本左右の手に持ちつつ口でくわえて解くもの。
ときに
ときに【時に】
by the way;→英和
incidentally.→英和
ときに
ときに [2] 【時に】
■一■ (副)
(1)場合によっては。たまに。まれに。時には。「―失敗することもある」
(2)〔漢文訓読に由来する語法〕
時あたかも。その時。「―昭和二〇年八月一五日」
■二■ (接続)
話題を変える際に用いる語。ところで。さて。「―お子さんはおいくつになりましたか」
ときには
ときには【時には】
[時として]sometimes;→英和
[たまに]once in a while;→英和
occasionally.→英和
ときには
ときには 【時には】 (連語)
あるときには。場合によっては。まれには。「―冗談を言うこともある」
ときの
ときの 【時の】 (連語)
その時の。「―政府」
→時(3)
(イ)
ときのうじがみ
ときのうじがみ [0][5] 【時の氏神】
ちょうどよい時に現れて,よい解決を与えてくれる人。
ときのうん
ときのうん [4] 【時の運】
その時のなりゆき。その時のめぐりあわせ。「勝負は―」
ときのかね
ときのかね [0] 【時の鐘】
(1)時刻を知らせるために打つ鐘。ときがね。
(2)歌舞伎の囃子(ハヤシ)の一。時を知らせる鐘を表すが,情景にすごみや寂しさを加えるために打つことが多い。本吊り鐘・銅鑼(ドラ)を用いる。
ときのきざみ
ときのきざみ 【時の刻み】
「漏刻(ロウコク)」に同じ。「又皇太子,初めて―を造る/日本書紀(斉明訓)」
ときのきねんび
ときのきねんび 【時の記念日】
時間を尊重し,生活の改善・合理化を進める目的で,1920年(大正9)設定された記念日。六月一〇日。671年4月25日(太陽暦の六月一〇日)に天智天皇が初めて漏刻を実用に供した故事にちなむ。
ときのくい
ときのくい 【時の杙】
「時の簡(フダ)」を支えるための杙。「―さす音など,いみじうをかし/枕草子 290」
ときのこえ
ときのこえ【鬨の声を上げる】
raise[shout]a war[battle]cry.
ときのこえ
ときのこえ [4] 【鬨の声】
鬨をつくる声。鯨波(ゲイハ)。とき。「―を上げる」
ときのそう
ときのそう 【時の奏】
平安時代,宮中で宿直の官人が,亥(イ)の一刻から寅(トラ)の四刻まで一刻ごとに「時(トキ)の簡(フダ)」を立て替え,大声でその時刻を呼ばわって告げ知らせたこと。
→時の簡
ときのたいこ
ときのたいこ 【時の太鼓】
「時太鼓(トキダイコ)」に同じ。
ときのちょうし
ときのちょうし 【時の調子】
雅楽で,その時節その時節に最もふさわしいと考えられた音楽の調子。例えば春は双調,夏は黄鐘(オウシキ)調,秋は平調,冬は盤渉(バンシキ)調などと定められていた。また,能楽では,月・時刻についても考えられていた。「―といつぱ,四季に分かち,夜昼十二時に,おのおの双・黄・一越・平・盤の,その時々にあたれり/花鏡」
ときのとり
ときのとり 【時の鳥】
〔「時鳥」を訓読みした語〕
ホトトギスの異名。「名に立てる―とやいつしかと卯月きぬとて初音なくらむ/民部卿家歌合」
ときのはな
ときのはな [5] 【時の花】
その時節の花。
ときのはな=をかざす
――をかざ・す
時節の花を挿頭(カザシ)にする。時勢にあい,繁栄することにもいう。「なほなほしき人の譬にいふ―・す心ばへにや/栄花(初花)」
ときのひと
ときのひと [5] 【時の人】
(1)社会的に話題になっている人。世間からもてはやされる人。「―として脚光を浴びる」
(2)その時代の人。当時の人。「これは貞数の親王,―,中将の子となむいひける/伊勢 79」
ときのふだ
ときのふだ 【時の簡】
平安時代,時刻を示すために宮中清涼殿の殿上の間の小庭に立てた札。棒杭で支え,時刻ごとに立て替えた。
ときのま
ときのま [0] 【時の間】
少しの間。きわめて短い時間。つかのま。「勝負は―に決まった」「―の出来事」
ときのもの
ときのもの [0][5] 【時の物】
その時節にふさわしい品。「浅井は―を著せることを忘れなかつた/爛(秋声)」
ときはずれ
ときはずれ【時外れの】
⇒時ならぬ.
ときはなす
ときはなす【解き放す】
set free;let loose.
ときはなす
ときはな・す [4][0] 【解(き)放す・解(き)離す】 (動サ五[四])
(1)束縛を解いて自由にさせる。解放する。「長年の因習から人々を―・す」
(2)縄などをほどいて,ばらばらにする。「荷造りのひもを―・す」
ときはなつ
ときはな・つ [0] 【解(き)放つ】 (動タ五[四])
「ときはなす」に同じ。「猛獣を―・つに等しい」
ときひじ
ときひじ 【斎非時】
〔斎は午前の食事,非時は午後の食事の意〕
禅家で,僧侶の食事のこと。また,法事などで僧に供する食事。「―も,人に等しく定めて食はず/徒然 60」
ときび
ときび [2] 【斎日】
僧侶に斎(トキ)を振る舞う日。
ときふせる
ときふせる【説き伏せる】
persuade <a person to do> ;→英和
[納得させる]convince <a person of his error> ;→英和
argue <a person> down (議論で).
ときふせる
ときふ・せる [4][0] 【説(き)伏せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ときふ・す
いろいろ説明して自分の考えに従わせる。説得する。納得させる。ときつける。「承諾するよう―・せる」
ときぶんかつ
ときぶんかつ [3] 【時分割】
⇒タイム-シェアリング-システム
ときべ
ときべ [2] 【解部】
(1)律令制で,治部省に置かれ,家の相承などに関する訴訟の事実審理にあたる職。
(2)律令制で,刑部省に属し,被疑者の糾問などにあたる職。
(3)1869年(明治2)刑部省に置かれた職員。被疑者の糾問にあたったが75年廃止。
ときほぐす
ときほぐ・す [4][0] 【解きほぐす】 (動サ五[四])
(1)糸などのもつれ合ったものを一つ一つ解いて分ける。「釣り糸を―・す」
(2)入りくんだ問題などを手順を追って解明する。「難問を―・す」
(3)かたくなな心を徐々にひらかせる。「心を―・す」
[可能] ときほぐせる
ときほぐす
ときほぐす【解きほぐす】
disentangle;→英和
unravel;→英和
ease (緊張を).→英和
ときほぐす
ときほぐ・す [4][0] 【溶き解す】 (動サ五[四])
割った卵をかきまぜる。
ときほこり
ときほこり [3]
〔「ほこり」は繁る意〕
イラクサ科の一年草。平地の湿地に自生し,時々一か所によく繁茂する。全体に細毛がある。高さ約20センチメートル。葉はゆがんだ狭倒卵形。初秋,葉腋(ヨウエキ)に多数の緑色の小花が球状につく。
ときまい
ときまい [0] 【斎米】
寺や僧へ差し出す米。
ときめかす
ときめか・す [4] (動サ五[四])
喜びや期待などのために,胸をどきどきさせる。「胸を―・して開演を待つ」
ときめかす
ときめか・す 【時めかす】 (動サ四)
時を得て栄えるようにする。寵愛(チヨウアイ)する。「みかど,皇后宮をねんごろに―・させ給ふゆかりに/大鏡(道長)」
ときめかす
ときめかす
ときめかして <wait> with one's heart beating fast.
ときめき
ときめき [0][4]
胸がときめくこと。「胸の―」
ときめく
ときめ・く [3] 【時めく】 (動カ五[四])
(1)よい時機にめぐりあって栄える。もてはやされる。「今を―・く流行作家」
(2)主人などの寵愛をうけてはぶりがよくなる。「いとやむごとなき際にはあらぬが,すぐれて―・き給ふありけり/源氏(桐壺)」
(3)にぎやかにさわぐ。「輿や車を遣り違(チガ)へ―・きあへるその中に/仮名草子・竹斎」
ときめく
ときめく【時めく】
be prosperous;be powerful[influential].
ときめく
ときめく
<One's heart> throbs[beats fast].
ときめく
ときめ・く [3] (動カ五[四])
喜びや期待などのために,胸がどきどきする。「期待に胸が―・く」
ときもの
ときもの [2][3] 【解(き)物】
衣服の縫い糸をほどいて布状にすること。また,その衣服。ほどきもの。
ときもり
ときもり [2] 【時守】
宮中で,漏刻を守り時刻を報ずることをつかさどった役人。陰陽寮(オンヨウリヨウ)に属した。守辰丁(シユシンチヨウ)。
ときもりのはかせ
ときもりのはかせ 【時守博士】
⇒漏刻博士(ロウコクハカセ)
ときゃく
ときゃく 【吐却】 (名)スル
吐き出すこと。もどすこと。「指ヲ咽ニサシ入レテ―シテ/天草本伊曾保」
ときゅう
ときゅう [1][2] 【菟裘】
〔「左氏伝(隠公十一年)」より。魯の隠公が隠棲した地名〕
官を辞して隠棲する地。「―の地」
ときょう
ときょう [0] 【登京】 (名)スル
上京すること。「越前侯には先達(サキダチ)て―あり/近世紀聞(延房)」
ときょう
ときょう [0] 【斗栱・枓栱】
木造建築で,斗(マス)と肘木(ヒジキ)を組み合わせて,柱の上に置き,軒桁(ノキゲタ)などを支えるしくみ。主に,寺院建築の深い軒を支えるために用いる。斗組(マスグミ)。とぐみ。組物(クミモノ)。
ときょうそう
ときょうそう [2] 【徒競走】
一定距離を走ってその速さを競う運動競技。かけくらべ。
ときょうそう
ときょうそう【徒競走】
<run> a footrace.→英和
ときよ
ときよ [2] 【時世】
(1)時代。時世(ジセイ)。「―を経る」
(2)その時代の風潮。時流。「―のしからしむる所/当世書生気質(逍遥)」
ときよじせつ
ときよじせつ [2][1][4] 【時世時節】
その時々のめぐりあわせ。その時々の移り変わり。
ときよりとお
ときよりとお 【土岐頼遠】
(?-1342) 南北朝時代の武将。足利直義に従い,南朝勢を破って活躍,美濃国守護に任じた。1342年光厳上皇の行列に矢を射て斬首された。
ときよりやす
ときよりやす 【土岐頼康】
(1318-1387) 南北朝時代の武将。叔父の頼遠が斬られたあと,家督を継ぎ美濃国守護。足利尊氏・義詮に従って活躍,尾張・伊勢国守護をも兼ねる有力守護となった。
ときりょう
ときりょう 【斎料】
僧侶の斎(トキ)にあてる金銭や食物。さいりょう。「―に布施をつつみ/咄本・醒睡笑」
ときわ
ときわ トキハ 【常盤】
姓氏の一。
ときわ
ときわ トキハ 【常盤】
京都市右京区の地名。双ヶ岡(ナラビガオカ)の南西方に位置する。左大臣源常(トキワ)の山荘があったことからいう。((歌枕))「秋くれど色もかはらぬ―山よその紅葉を風ぞかしける/古今(賀)」
ときわ
ときわ トキハ [0] 【常磐】 (名・形動ナリ)
〔「とこいわ」の転〕
(1)常に変わらない岩。「み吉野の滝の―の常ならぬかも/万葉 922」
(2)いつまでも変わらない・こと(さま)。とこしえ。「巌(イワオ)なす―にいませ尊き我(ア)が君/万葉 988」
(3)木々の葉の色が一年中変わらぬこと。また,常に緑色を保つ木。常緑。「―の松」「―なる松の緑も春来れば/古今(春上)」
ときわ
ときわ トキハ 【常盤】
平安末期の女性。容色にすぐれ,初め近衛天皇の中宮九条院の雑仕。次いで源義朝の妾となって,今若・乙若・牛若(のちの義経)を生んだが,平治の乱で六波羅に自首,平清盛の寵を受けたという。のち藤原長成と再婚。常盤御前(ゴゼン)。生没年未詳。
ときわあけび
ときわあけび トキハ― [4] 【常磐木通】
植物ムベの別名。
ときわいろ
ときわいろ トキハ― [0] 【常磐色】
スギなどの常緑樹の葉のようなくすんだ緑色。
ときわかえで
ときわかえで トキハカヘデ [4] 【常磐楓】
イタヤカエデの別名。
ときわかきわに
ときわかきわに トキハカキハ― 【常磐堅磐に】 (副)
いつまでも変わらずに。永久不変に。「山階(ヤマシナ)の山の岩ねに松を植ゑて―祈りつるかな/拾遺(賀)」
ときわがき
ときわがき トキハ― [3] 【常磐柿】
カキノキ科の常緑高木。暖地の山中に生える。葉は楕円形。雌雄異株。果実は径約1.5センチメートルの球形の液果で黄色に熟し,のち暗褐色となる。トキワマメガキ。
ときわぎ
ときわぎ トキハ― [0][3] 【常磐木】
松などのように,葉が一年中緑色を保つ樹木。常緑樹。
ときわぎ
ときわぎ【常磐木】
an evergreen (tree).→英和
ときわぎょりゅう
ときわぎょりゅう トキハ―リウ [4] 【常磐御柳】
モクマオウ科の常緑高木。オーストラリア原産。熱帯地方では防風林や街路樹とし,日本では観賞用に栽植する。枝はよく分枝,ほうきのようになり,枝先は垂れ下がる。また,節が多い。雌雄同株。
ときわぐさ
ときわぐさ トキハ― [3] 【常磐草】
(1)マツの異名。
(2)カンアオイの異名。
ときわける
ときわ・ける [0][4] 【説(き)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ときわ・く
よくわかるように説明する。「自説を丁寧に―・ける」
ときわさんざし
ときわさんざし トキハ― [4] 【常磐山樝子】
バラ科の常緑低木。南ヨーロッパ原産。庭木とする。葉は狭倒卵形。六月頃,短枝の先に白色の小花を散房花序につけ,秋,小さな扁球形の果実を結んで赤色に熟す。ピラカンサ。
ときわじんじゃ
ときわじんじゃ トキハ― 【常磐神社】
水戸市常磐町にある神社。祭神は徳川光圀・斉昭。
ときわず
ときわず トキハヅ [0] 【常磐津】
(1)「常磐津節」の略。
(2)常磐津節の家の名。
ときわずぶし
ときわずぶし トキハヅ― [0] 【常磐津節】
浄瑠璃の一流派。豊後節の分派として1747年(延享4)に常磐津文字太夫が江戸で開流。語り物に歌い物の要素を加味した曲風で,主に歌舞伎の舞踊劇の伴奏音楽として現在に至るまで盛行している。
ときわずもじたゆう
ときわずもじたゆう トキハヅモジタイフ 【常磐津文字太夫】
常磐津節の家元の名。
(1)(初世)(?-1781) 京都の人。宮古路豊後掾の門下。文字太夫と称して師とともに江戸で活躍。豊後節弾圧ののち,常磐津と改姓して新流を開いた。
(2)(四世)(1804-1862) 初世の曾孫。現行の常磐津節名曲の多くを初演した。
ときわずりんちゅう
ときわずりんちゅう トキハヅ― 【常磐津林中】
(1842-1906) 常磐津節の太夫。江戸出身。美声と格調高い芸風で名人と言われた。
ときわだいがく
ときわだいがく トキハ― 【常磐大学】
私立大学の一。1983年(昭和58)設立。本部は水戸市。
ときわはぜ
ときわはぜ トキハ― [4] 【常磐黄櫨】
ゴマノハグサ科の一,二年草。庭や道端に生える。高さ10センチメートル内外。サギゴケに近縁だが,地をはう枝を出さず花が小さい。春から秋にかけて,茎先に淡紫色の小花がまばらに咲く。
ときわまんさく
ときわまんさく トキハ― [4] 【常磐満作】
マンサク科の常緑小高木。中国南部・インドに分布。日本では伊勢神宮と熊本県に自生。葉は互生し,卵状楕円形。五月頃,短枝の先に白色の四弁花を束生する。花弁は細長い。
ときわみつなが
ときわみつなが トキハ― 【常盤光長】
平安後期の画家。文献上記録はあるが確証ある作品はない。「伴大納言絵詞」を描いたといわれる。土佐派成立後,土佐光長と称された。生没年未詳。
ときん
ときん [0] 【と金】
〔「歩(フ)」の裏面の「金」の略字が「と」に似ているのでいう〕
将棋の歩兵(フヒヨウ)が成ったもの。と。
ときん
ときん [0] 【兜巾・頭巾・頭襟】
修験道の山伏がかぶる小さな布製のずきん。黒い色が無明(ムミヨウ)を,円形が仏の徳の完全性を,一二のひだが一二因縁を表すという五智宝冠と,長い布で頭をおおう裹(ツツミ)頭襟の類がある。
兜巾[図]
ときん
ときん [0] 【鍍金】 (名)スル
めっきすること。めっき。
ときんいばら
ときんいばら [4] 【頭巾薔薇】
バラ科の落葉小低木。中国原産。観賞用に栽植。茎は高さ約80センチメートルで扁平なとげがある。葉は羽状複葉。初夏,短い側枝に径5,6センチメートルの白色重弁花を頂生する。ボタンイバラ。漢名,酴釄(トビ)。
ときんそう
ときんそう [0] 【吐金草】
キク科の一年草。各地の庭や道端に生える。茎はよく分枝して地をはい,長さ約10センチメートル。葉はへら状楔(クサビ)形で密に互生する。夏,葉腋に緑色の頭花をつける。花をつぶすと黄色の痩果が出るのでこの名がある。ハナヒリグサ。タネヒリグサ。
ときんば
ときんば 【時んば】 (連語)
〔「時には」の転。漢文訓読に由来する語〕
時には。場合には。「君はづかしめらるる―,臣死すといへり/浄瑠璃・大職冠」
とぎ
とぎ [1] 【都議】
「都議会議員」の略。
とぎ
とぎ 【伽】
(1)話の相手になって機嫌をとったり,退屈を慰めたりすること。また,その人。おとぎ。「必ず弟儲けて給へ,―にせさせん/盛衰記 43」
(2)寝室の相手をすること。また,その人。「今では宿屋��のお客の―/浄瑠璃・生写朝顔話」
(3)病人の看護。「妹のお才を―に遣つて置いたが/歌舞伎・幼稚子敵討」
(4)「御伽衆」に同じ。
とぎ
とぎ [2] 【研ぎ】
(1)研ぐこと。みがくこと。また,といだ具合。「―が足りない」
(2)研ぐ人。みがく人。研ぎ師。
とぎあげる
とぎあ・げる [0][4] 【研(ぎ)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 とぎあ・ぐ
研いだり磨いたりして,仕上げる。「よく―・げた包丁」
とぎあらい
とぎあらい [0][3] 【磨ぎ洗い】
米などをこすり合わせるようにして洗うこと。
とぎかい
とぎかい [2] 【都議会】
東京都の議決機関。都議会議員を以て組織し,自治に関する事項について意思を決定する。東京都議会。
→都道府県議会
とぎかいぎいん
とぎかいぎいん [5] 【都議会議員】
都議会を構成する議員。任期は四年。都議。
とぎかわ
とぎかわ [0] 【研(ぎ)革】
刃物を研ぐのに用いる革。
とぎかわ
とぎかわ【研ぎ皮】
a strop.→英和
〜でとぐ strop <a razor> .
とぎし
とぎし [2] 【研(ぎ)師】
鏡・刃物類を研ぐのを職業とする人。
とぎしゅう
とぎしゅう [2] 【伽衆】
「御伽衆(オトギシユウ)」に同じ。とぎ。
とぎじる
とぎじる [3][0] 【磨ぎ汁】
〔「とぎしる」とも〕
米などをといだときに出る,糠(ヌカ)が流れ出て白く濁っている水。
とぎすます
とぎすま・す [4][0] 【研(ぎ)澄ます】 (動サ五[四])
(1)刃物や鏡などを,少しの曇りもないように研ぎ磨く。「―・した名刀」
(2)精神や神経を鋭敏にする。「―・された感覚」
とぎすます
とぎすます【研ぎ澄ます】
sharpen.→英和
研ぎ澄ました sharp;→英和
keen <intellect> .→英和
とぎすみ
とぎすみ [2] 【研(ぎ)炭】
漆の塗装用具の一。漆塗りの表面をたいらに研ぐのに用いる炭。
とぎたて
とぎたて [0] 【研(ぎ)立て】
研いで間のないこと。また,そのもの。「―の包丁」
とぎだし
とぎだし [0] 【研(ぎ)出し】
(1)砥石(トイシ)・金ごて・金剛砂(コンゴウシヤ)などを用いて,研磨して仕上げること。
(2)「研ぎ出し蒔絵」の略。
とぎだしまきえ
とぎだしまきえ [5][6] 【研(ぎ)出し蒔絵】
蒔絵の技法の一。漆地の上に絵漆で文様を描き,乾かないうちに金銀粉・色粉などを蒔き付け,乾いたのちに透き漆あるいは黒漆を塗り,乾燥させたあとに磨いて下の文様・金銀粉などをおぼろにあらわしたもの。蒔絵の基本的な方法で平安時代に盛んに行われた。研ぎ出し。
とぎだす
とぎだ・す [0][3] 【研(ぎ)出す】 (動サ五[四])
研ぎ磨いて,つや・模様などが表れるようにする。「木目を―・す」
とぎつ
とぎつ 【時津】
長崎県中部,西彼杵(ニシソノギ)郡の町。長崎市の北に接し,大村湾に臨む。
とぎぶね
とぎぶね [3] 【伽船】
近世,売春婦をのせて,その中で売春させた船。
→お千代船
とぎみず
とぎみず [2] 【研(ぎ)水・磨ぎ水】
(1)物をとぐのに用いる水。
(2)米をといだあとの水。しろみず。とぎじる。
とぎもの
とぎもの [2] 【研(ぎ)物】
刃物や鏡などをといだりみがいたりすること。また,そのもの。
とぎものし
とぎものし [4] 【研(ぎ)物師】
研ぎ物を職業とする人。
とぎゃく
とぎゃく [0] 【吐逆】
少量の胃内容物がゆっくり口腔内に逆流する現象。多くは過食の際に不随意的に起こり,悪心・嘔吐は伴わない。
とぎや
とぎや【研ぎ屋】
a grinder;→英和
a <sword> sharpener;→英和
a polisher.→英和
とぎや
とぎや [2] 【研(ぎ)屋】
刃物や鏡などをとぎみがく店。また,その人。
とぎゅう
とぎゅう [0] 【屠牛】
肉牛を屠殺(トサツ)すること。「―場」
とぎゅう
とぎゅう [0][1] 【斗牛】
二十八宿の斗宿と牛宿。斗は射手座の一部,牛は山羊座の一部で,ともに南方の天にある。
とぎょ
とぎょ [1] 【渡御】 (名)スル
(1)天皇・三后(のちには将軍)がお出ましになること。出御(シユツギヨ)。
(2)祭礼の際の,神輿(ミコシ)のお出まし。[季]夏。
とぎょ
とぎょ [1] 【蠹魚】
(1)昆虫シミ(衣魚)の異名。
(2)やたらに本を読むばかりで,その真意を知ることができず,これを活用する才のない者。
とぎらす
とぎら・す [3] 【途切らす】
■一■ (動サ五[四])
途中で切る。中絶する。とぎらせる。「話を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒とぎらせる
とぎらせる
とぎら・せる [4] 【途切らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 とぎら・す
途中で切る。とぎらす。「言葉を―・せる」
とぎれ
とぎれ
a pause.→英和
〜とぎれの broken;→英和
disconnected.→英和
〜とぎれに on and off;at intervals;brokenly.→英和
とぎれ
とぎれ [3] 【途切れ・跡切れ】
とぎれること。中絶。途絶。途絶え。「話の―」「―なく話し続ける」
とぎれがち
とぎれがち [0] 【途切れ勝ち】 (名・形動)
ともすれば,とぎれそうになる・こと(さま)。「―な会話」「便りも―である」
とぎれとぎれ
とぎれとぎれ [4] 【途切れ途切れ・跡切れ跡切れ】 (名・形動)
途中で幾度も切れ目がある・こと(さま)。断続的。絶え絶え。「苦しい息の下から―に話す」「道が―になる」
とぎれる
とぎ・れる [3] 【途切れる・跡切れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 とぎ・る
(1)人の行き来が絶える。「往来の足音が―・れる」
(2)続いてきたことが中途で切れて,あとが続かなくなる。「補給が―・れる」
とぎれる
とぎれる
break;→英和
stop;→英和
(There is a) pause;→英和
be interrupted.
とぎん
とぎん [0] 【都銀】
「都市銀行」の略。
⇔地銀
とく
とく【得】
[もうけ](a) profit;→英和
gains;[有利]an advantage;→英和
benefit.→英和
〜な profitable;→英和
economical;→英和
advantageous;→英和
lucky <nature> (性分).→英和
〜をする[になる]benefit[profit] <by> ;gain;→英和
be to one's interest[advantage].
とく
とく【解く】
[ほどく]untie;→英和
undo;→英和
unfasten;→英和
unpack;→英和
loosen;→英和
[問題を]solve;→英和
answer;→英和
work out;[解除]cancel;→英和
release;→英和
lift <a ban> (禁を);→英和
discharge (職を);→英和
[疑いを]dispel;→英和
remove;→英和
clear up;[梳(す)く]comb <one's hair> .→英和
とく
とく [1] 【疾く】 (副)
〔形容詞「とし」の連用形から〕
(1)早く。急いで。すぐに。「用ありて行きたりとも,その事はてなば,―帰るべし/徒然 170」
(2)時間的にさかのぼったさま。以前に。とっくに。とうに。「斯様(コン)な事を書てあるのを,諸君は―御承知であらふ/思出の記(蘆花)」「年歯―に六十を越へたれども/火の柱(尚江)」
とく
と・く 【着く】 (動カ四)
〔「つく」の転〕
つく。到着する。行く。「伊知遅島,美島に―・き/古事記(中)」
とく
とく【説く】
[説明]explain;→英和
[述べる]talk;→英和
state;→英和
mention;→英和
advise (忠告);→英和
persuade[urge] <a person to do> (説得);→英和
[説教]preach;→英和
teach;→英和
advocate (唱道).→英和
とく
とく【徳の高い】
virtuous;→英和
<a man> of virtue.
とく
とく [0] 【得】
■一■ (名)
(1)利益を得ること。もうけること。また,その利益。もうけ。
⇔損
「損して―とれ」「何の―にもならない」
(2)手に入れること。得ること。
⇔失
「自他のために失多く―少なし/徒然 164」
(3)〔仏〕 真宗で,浄土に往生し,涅槃に入ること。
■二■ (形動)[文]ナリ
有利である・こと(さま)。
⇔損
「そっちを買うほうが―だ」「百円お―な商品です」「憎めない―な性格」
とく
とく [0] 【徳】
(1)修養によって得た,自らを高め,他を感化する精神的能力。「―を積む」「―を養う」
(2)精神的・道徳的にすぐれた品性・人格。「先生の―を慕う」「―の高い人」
(3)身に備わっている能力。天性。「よく味(アジワイ)を調へ知れる人,大きなる―とすべし/徒然 122」
(4)めぐみ。神仏の慈悲。加護。おかげ。「―を施す」「神の御―をあはれにめでたしと思ふ/源氏(澪標)」
(5)善政。「師(イクサ)をかへして,―を敷くにはしかざりき/徒然 171」
(6)富。財産。裕福。財力。「上達部の筋にて,中らひも物ぎたなき人ならず,―いかめしうなどあれば/源氏(東屋)」
(7)富を得ること。利益。もうけ。得。「時の受領は世に―有る物といへば/落窪 1」
とく
と・く [1] 【溶く・解く・融く】
〔「とく(解)」と同源〕
■一■ (動カ五[四])
(1)かたまっていた物に液体を加えて液状にする。とかす。「小麦粉を水で―・く」「粉末を水に―・く」
(2)かきまぜて液状にする。ほぐす。「卵を―・く」
[可能] とける
■二■ (動カ下二)
⇒とける
とく
と・く [1] 【説く】 (動カ五[四])
〔「とく(解)」と同源〕
(1)物事の筋道を話して分からせる。さとす。「教えを―・く」「世間の道理を―・く」
(2)相手に分かるように話して聞かせる。「自由平等を―・く」
[可能] とける
とく
とく【溶く】
⇒溶かす.
とく
と・く (連語)
〔接続助詞「て」に動詞「おく(置く)」の付いた「ておく」の転。上にくる語によっては「どく」となる〕
(1)あらかじめその動作をすませておくという意を表す。「年賀状は早めに書い―・くと楽だ」「資料を読んど・く」
(2)そのままの状態にしておくという意を表す。「大事にしまっ―・く」「手紙を本の間にはさんど・く」
とく
と・く [1] 【解く】
■一■ (動カ五[四])
(1)結んであるひもなどを,結んでない状態に戻す。またそうして,とめられたりまとめられたりしたものを分け離す。「帯を―・く」「梱包を―・く」「二人して結びし紐を…―・かじとぞ思ふ/伊勢 37」
(2)縫い合わせた糸を抜いて,着物をばらばらにする。「着物を―・いて洗い張りをする」
(3)(多く「梳く」と書く)もつれていた毛にくしを入れて整える。とかす。「髪を―・く」
(4)身支度を取りはずして平常の服装にする。「旅装を―・く」「今草鞋(ワラジ)を―・いたばかりだ/歌行灯(鏡花)」
(5)命令や禁止令を解除する。また,任務・職務から離れさせる。「外出禁止令が―・かれる」「学部長の任を―・く」
(6)拘束された状態を通常の状態にもどす。「城の囲みを―・く」「警戒態勢を―・く」
(7)人の気持ちをほぐす。気持ちや感情をやわらげる。「神経の緊張を―・く」「警戒心を―・く」「誤解を―・く」「怒りを―・く」「憂を―・く/金色夜叉(紅葉)」
(8)問題の答えを出す。「次の方程式を―・きなさい」「事件の謎を―・く鍵」
〔「解ける」に対する他動詞〕
[可能] とける
■二■ (動カ下二)
⇒とける
とく=と∘する
――と∘する
ありがたいと考える。感謝する。「この恩義を一生―∘する」
とく=の昔(ムカシ)
――の昔(ムカシ)
よほど以前。とっくの昔。「恩をば―にわすれたる様なれば/暗夜(一葉)」
とく=は孤(コ)ならず必ず隣(トナリ)あり
――は孤(コ)ならず必ず隣(トナリ)あり
〔論語(里仁)〕
徳のある人は孤立することなく,必ずよき協力者にめぐまれる。
とく=を以(モツ)て怨(ウラ)みに報(ムク)ゆ
――を以(モツ)て怨(ウラ)みに報(ムク)ゆ
〔老子〕
怨みをもつ者に対して報復せずに,かえって恩徳を施すこと。
とく=を取るより名を取れ
――を取るより名を取れ
利益を得ることよりも,名誉を重んじよ。
とくい
とくい [2][0] 【得意】 (名・形動)[文]ナリ
(1)望みがかない満足していること。
⇔失意
「―の絶頂」
(2)誇らしげな・こと(さま)。「優勝して―な顔をする」
(3)上手で,そのことに自信もある・こと(さま)。えて。おてのもの。「―な技」「―中の―」「お―の料理」
(4)商店などで,よく品物を買ってくれる客。「上―」「お―さん」「―客」
(5)親しい友。「彼の項伯と年来―として一事を隔つることなし/今昔 10」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
とくい
とくい【特異な】
singular;→英和
peculiar;→英和
unique.→英和
‖特異性 peculiarity;uniqueness.特異体質 diathesis;idiosyncrasy;allergy.…に対する特異体質である be allergic <to> .
とくい
とくい [0][1] 【特異】 (名・形動)[文]ナリ
普通と特にことなっている・こと(さま)。「―な事件」「―な才能を示す」
[派生] ――さ(名)
とくい
とくい【得意】
(1) pride.→英和
(2) one's strong point[forte].(3)[得意先]a customer;→英和
a patron.→英和
〜の favorite;→英和
pet.→英和
〜ができる(へる) get (lose) a customer.〜になる be proud <of> ;boast <of> .→英和
〜になって with a proud[triumphant]look[air];proudly.→英和
〜である(ない) be good (bad) <at> ;be strong (weak) <in> .
とくいがお
とくいがお [0] 【得意顔】
望みどおりになったという顔つき。誇らしげな顔つき。したりがお。自慢顔。
とくいく
とくいく [0][2] 【徳育】
道徳意識を養うための教育。道徳教育。体育・知育と並び教育の重要な一側面をなす。
とくいく
とくいく【徳育】
moral education.
とくいさき
とくいさき [0] 【得意先】
ひいきにしてくれる客。いつもよく買ってくれる客。とくい。顧客。取引先。「―をまわる」
とくいせい
とくいせい [0] 【特異性】
(1)物事に備わっている特殊な性質。特殊性。「この事件の―」
(2)酵素が特定の限られた種類の基質・反応に対してしか触媒作用を示さないこと。
(3)抗体が特定の抗原としか反応しないこと。
とくいたいしつ
とくいたいしつ [4] 【特異体質】
ある種の薬物や食物に対して異常に反応を示す体質。アレルギー性の素質を基盤とするものが多い。
とくいち
とくいち 【徳一】
〔「とくいつ」とも。徳溢・得一とも書く〕
平安初期の法相宗の僧。藤原仲麻呂の子という。東大寺に住したが,のち東国に向かい,筑波山に中禅寺を,会津に慧日寺を開創。三乗真実の説を立てて,法華一乗を唱える最澄と三一権実論争を行なった。生没年未詳。
とくいてき
とくいてき [0] 【特異的】 (形動)
酵素や抗体が特定の基質や抗原に対して特異性をもっているさま。
⇔非特異的
「―免疫療法」
とくいてん
とくいてん [3] 【特異点】
曲線や曲面上で,その点での接線や接平面が存在しなかったり,二つ以上あったりする点。
とくいば
とくいば [0] 【得意場】
得意先。「五十軒によき―は持ちたりとも/たけくらべ(一葉)」
とくいび
とくいび [3] 【特異日】
晴れとか雨とかの天気が,統計上高い確率で現れる特定の日。東日本では一一月三日は晴れの特異日といわれる。シンギュラリティー。
とくいまわり
とくいまわり [4] 【得意回り】
注文などをとるために得意先を訪ねること。
とくいまんめん
とくいまんめん [0][2] 【得意満面】
自慢する気持ちが顔中に現れていること。得意でたまらないこと。また,そういう顔つき。
とくいんがい
とくいんがい [3] 【特飲街】
特殊飲食店の立ち並ぶ繁華街。
とくおう
とくおう 【徳王】
(1902-?) 内モンゴルの政治家。日中戦争開始後の1937年,日本軍の援助下に蒙古連盟自治政府を発足させ,39年蒙古連合自治政府をつくり,主席となった。49年モンゴル人民共和国に逃亡し逮捕された。モンゴル名,デムチュクドンロブ。
とくおか
とくおか トクヲカ 【徳岡】
姓氏の一。
とくおかしんせん
とくおかしんせん トクヲカ― 【徳岡神泉】
(1896-1972) 日本画家。京都生まれ。京都絵画専門学校卒。本名,時次郎。竹内栖鳳の門下。代表作「鯉」
とくおち
とくおち [0] 【特落ち】
新聞・雑誌などで,複数の他社が載せた特種(トクダネ)を載せそこなうこと。
とくがく
とくがく [0] 【篤学】
学問に熱心なこと。また,広く学識があること。「―者」「―の士」
とくがく
とくがく [0] 【督学】
(1)学事を監督すること。また,その人。
(2)1872年(明治5)文部省に設けられた督学局の職員。文部卿の指揮を受けて学事を督察する。77年廃止。
とくがくかん
とくがくかん [4][3] 【督学官】
旧制の教育行政官。1913年(大正2),それまでの視学官を改称したもの。
→視学
とくがわ
とくがわ トクガハ 【徳川】
姓氏の一。三河国賀茂郡松平郷に拠点を置く松平(マツダイラ)氏が家康の代に改称。清和源氏(新田氏)の裔(スエ)と称するが不詳。分立した諸家のうち,御三家と三卿の嫡流のみが徳川氏を名乗った。
→松平
とくがわあきたけ
とくがわあきたけ トクガハ― 【徳川昭武】
(1853-1910) 幕末期の水戸藩主。1867年パリ万国博覧会に将軍慶喜の名代として渡仏。箱館戦争に功をあげ,のち北海道開拓に着手。
とくがわいえさだ
とくがわいえさだ トクガハイヘサダ 【徳川家定】
(1824-1858) 江戸幕府第一三代将軍(1853-1858)。家慶の四男。幼名政之助。ペリー来航による日米和親条約の締結を行う。子がなかったため,将軍継嗣問題を起こして幕末政争の因を作った。
とくがわいえさと
とくがわいえさと トクガハイヘサト 【徳川家達】
(1863-1940) 政治家。田安慶頼の三男。幼名亀之助。明治維新後,徳川宗家一六代を継ぐ。1890年(明治23)以後貴族院議員,同議長を歴任。
とくがわいえしげ
とくがわいえしげ トクガハイヘシゲ 【徳川家重】
(1711-1761) 江戸幕府第九代将軍(1745-1760)。吉宗の長男。幼名長福。身体虚弱で酒色に溺れたという。
とくがわいえつぐ
とくがわいえつぐ トクガハイヘツグ 【徳川家継】
(1709-1716) 江戸幕府第七代将軍(1713-1716)。家宣の四男。幼名鍋松丸。間部詮房(マナベアキフサ)・新井白石の補佐によって,父の政治を継承。
とくがわいえつな
とくがわいえつな トクガハイヘツナ 【徳川家綱】
(1641-1680) 江戸幕府第四代将軍(1651-1680)。家光の長男。幼名竹千代。保科正之・酒井忠清が補佐した。
とくがわいえなり
とくがわいえなり トクガハイヘナリ 【徳川家斉】
(1773-1841) 江戸幕府第一一代将軍(1787-1837)。一橋治斉の長男。家治の養子。幼名豊千代。田沼意次を排して,松平定信を老中主座とし,学問を奨励,寛政の改革を行わせた。定信失脚後家斉親政になると,幕政はゆるみ,爛熟した化政文化が現出。隠居後も大御所と称して実権を握った。側室四〇人,子女五五人を数えた。
とくがわいえのぶ
とくがわいえのぶ トクガハイヘノブ 【徳川家宣】
(1662-1712) 江戸幕府第六代将軍(1709-1712)。甲府藩主徳川綱重の長男。綱吉の養子。幼名虎松。側用人,間部詮房(マナベアキフサ)を老中とし,新井白石を登用して正徳の治を行なった。
とくがわいえはる
とくがわいえはる トクガハイヘハル 【徳川家治】
(1737-1786) 江戸幕府第一〇代将軍(1760-1786)。家重の長男。幼名竹千代。老中田沼意次は積極的な経済政策を行なったが,他方で賄賂が横行した。
とくがわいえみつ
とくがわいえみつ トクガハイヘミツ 【徳川家光】
(1604-1651) 江戸幕府第三代将軍(1623-1651)。秀忠の二男。幼名竹千代。諸法度の制定,参勤交代など諸制度を整備,キリシタンを弾圧して鎖国を断行,以後二百年余にわたる幕府の支配体制を確立した。
とくがわいえもち
とくがわいえもち トクガハイヘモチ 【徳川家茂】
(1846-1866) 江戸幕府第一四代将軍(1858-1866)。紀州藩主徳川斉順の長男。幼名菊千代。紀州藩主時代の名は慶福(ヨシトミ)。井伊直弼(ナオスケ)に擁立され,皇女和宮を迎えて公武合体策を推進。第二次長州征伐出陣中大坂城で病死。
とくがわいえやす
とくがわいえやす トクガハイヘヤス 【徳川家康】
(1542-1616) 江戸幕府初代将軍(1603-1605)。三河岡崎城主松平広忠の長男。幼名竹千代,のち元信,元康,家康と改めた。はじめ今川義元,のち織田信長と結び東海に勢力を拡大,信長とともに甲斐武田氏を滅ぼす。豊臣秀吉の天下統一後はこれに協力,関八州を与えられ,1590年江戸入府。関ヶ原の戦勝を経て1603年征夷大将軍となり,江戸に開幕。将軍職を譲った後も大御所として実権を握り,大坂冬・夏の陣で豊臣氏を滅ぼし,統一を完成した。
とくがわいえよし
とくがわいえよし トクガハイヘヨシ 【徳川家慶】
(1793-1853) 江戸幕府第一二代将軍(1837-1853)。家斉の二男。幼名敏次郎。はじめ家斉が大御所として実権を握っていたが,その死後水野忠邦を登用して天保の改革を行わせた。1853年ペリー来航直後に病没。
とくがわきんれいこう
とくがわきんれいこう トクガハ―カウ 【徳川禁令考】
江戸幕府の法規集。1878(明治11)〜95年刊。司法省編。基本法を収めた前聚と司法警察関係の法令を収めた後聚に分かれる。
とくがわじだい
とくがわじだい トクガハ― 【徳川時代】
⇒江戸時代(エドジダイ)
とくがわじっき
とくがわじっき トクガハ― 【徳川実紀】
江戸幕府編纂の歴史書。林述斎監修,成島司直(モトナオ)撰修。1809年着手,49年完成。五一六冊。家康から一〇代家治までの各将軍の治績を編年体で詳述。一一代家斉以降の「続徳川実紀」も計画されたが,明治維新のため成書に至らず,史料のみまとめられた。御実紀。
とくがわただなが
とくがわただなが トクガハ― 【徳川忠長】
(1606-1633) 江戸初期の大名。幼名国松。通称駿河大納言。将軍秀忠の三男。駿府五五万石の大名だったが,兄の将軍家光と不和になり,改易後上野高崎城で自刃させられた。
とくがわつなしげ
とくがわつなしげ トクガハ― 【徳川綱重】
(1644-1678) 江戸前期の大名。家光の三男。家宣の父。幼名長松麿。通称甲府殿。甲府二五万石領主。五代将軍就任を図ったが,大老酒井忠清に阻まれた。
とくがわつなよし
とくがわつなよし トクガハ― 【徳川綱吉】
(1646-1709) 江戸幕府第五代将軍(1680-1709)。家光の四男。幼名徳松。母(桂昌院)は本庄氏。上野館林一五万石の領主。四代将軍家綱の養子となり将軍職を継いだ。大老堀田正俊のもとで湯島に聖堂を移築するなど文治主義の政治を展開,その後,側用人柳沢吉保を登用,悪貨乱発・生類憐みの令の制定など悪政を重ねた反面,その治政下に元禄文化の出現を見た。犬公方(イヌクボウ)。
とくがわなりあき
とくがわなりあき トクガハ― 【徳川斉昭】
(1800-1860) 江戸末期の水戸藩主。治紀の三男。字(アザナ)は子信,号は景山・潜竜閣。諡号,烈公。弘道館の設立,兵制改革などの藩政改革を行い,幕政参与となったが,井伊直弼と対立,安政の大獄で蟄居(チツキヨ)させられた。
とくがわのぶやす
とくがわのぶやす トクガハ― 【徳川信康】
(1559-1579) 戦国時代の武将。家康の長男。母は家康の正室築山殿(ツキヤマドノ)。織田信長の娘を娶り,岡崎城主。信長から武田氏通謀の嫌疑をかけられ家康の命により二俣城で自刃。
とくがわばくふ
とくがわばくふ トクガハ― [5] 【徳川幕府】
⇒江戸幕府(エドバクフ)
とくがわばくふけんちようりゃく
とくがわばくふけんちようりゃく トクガハ―エウリヤク 【徳川幕府県治要略】
徳川幕府の地方役人だった安藤博が民政の概略を記したもの。1915年(大正4)刊。
とくがわひでただ
とくがわひでただ トクガハ― 【徳川秀忠】
(1579-1632) 江戸幕府第二代将軍(1605-1623)。家康の三男。幼名長松,のち竹千代。大坂両度の陣に出陣,家康の遺命を守って,諸法度の制定・キリシタン禁圧など幕府草創期の基礎を固めた。
とくがわみつくに
とくがわみつくに トクガハ― 【徳川光圀】
(1628-1700) 江戸前期の水戸藩主。頼房の三男。幼名千代松。字(アザナ)は子竜,号は梅里(バイリ)。諡号,義公。中納言の唐名黄門により,世に水戸黄門とも。大義名分を重んじて儒学を奨励,彰考館を設けて俊才を招き,「大日本史」を編纂した。希代の名君と賞され「水戸黄門漫遊記」による逸話が広く流布している。
とくがわむせい
とくがわむせい トクガハ― 【徳川夢声】
(1894-1971) 漫談家。島根県生まれ。本名福原駿雄。赤坂葵館・新宿武蔵野館の主任弁士であったが,トーキー後は俳優・声優などに転じ,ラジオの朗読に独特の境地を開拓した。
とくがわむねはる
とくがわむねはる トクガハ― 【徳川宗春】
(1696-1764) 江戸中期の尾張藩主。三代藩主綱誠(ツナナリ)の二〇子。商工業の振興など積極的経済政策を打ち出し,吉宗の享保改革の施策と対立,1739年蟄居(チツキヨ)を命ぜられた。著「温知政要」
とくがわよしとみ
とくがわよしとみ トクガハ― 【徳川慶福】
徳川家茂の紀州藩主時代の名。
とくがわよしなお
とくがわよしなお トクガハヨシナホ 【徳川義直】
(1600-1650) 江戸初期の大名。尾張家の祖。家康の九男。学問を好み,儒学を奨励した。
とくがわよしのぶ
とくがわよしのぶ トクガハ― 【徳川慶喜】
(1837-1913) 江戸幕府第一五代,最後の将軍(1866-1867)。水戸藩主斉昭の七男。幼名七郎麿・昭致。1847年一橋家を継ぐ。62年将軍家茂の後見職として公武合体策を推進。将軍となってのち,フランスの援助を受けて幕政改革をはかったが,挽回はならず大政を奉還し,江戸開城後は水戸で謹慎し,徳川宗家の家督を田安亀之助(徳川家達)に譲り駿府に移った。のち公爵。
とくがわよしむね
とくがわよしむね トクガハ― 【徳川吉宗】
(1684-1751) 江戸幕府第八代将軍(1716-1745)。紀州藩主徳川光貞の四男。幼名源六・新之助。兄の相次ぐ死により紀州藩主となり,徳川家継のあと,徳川宗家を継いだ。諸事家康への復古を唱え,武芸・学問・殖産興業を奨励(享保の改革),幕府中興の祖とされる。
とくがわよりのぶ
とくがわよりのぶ トクガハ― 【徳川頼宣】
(1602-1671) 江戸初期の大名。紀州徳川家の祖。家康の一〇男。幼名長福。通称南竜公。知略にすぐれ,詩歌もよくした。
とくがわよりふさ
とくがわよりふさ トクガハ― 【徳川頼房】
(1603-1661) 江戸初期の大名。水戸徳川家の祖。家康の一一男。光圀の父。幼名鶴千代。諡号,威公。学を好み,儒学・神道を学ぶ。
とくきょう
とくきょう [0] 【徳教】
⇒とっきょう(徳教)
とくぎ
とくぎ [1] 【特技】
みずから得意とする特別の技能。「算盤(ソロバン)を―とする」
とくぎ
とくぎ【特技】
one's special(i)ty.
とくぎ
とくぎ [1] 【徳義】
人間としてふみ行うべき道徳上の義務。「―に篤い人」
とくぎ
とくぎ【徳義】
morality.→英和
〜上の moral.→英和
〜を重んじる have a sense of honor.〜心がある(ない) have (lack) moral sense.
とくぎしん
とくぎしん [3] 【徳義心】
徳義を重んずる心。
とくぎょう
とくぎょう [2] 【徳業】
(1)仁徳と功業。
(2)徳をたてる事業。善にすすむ所業。
とくぎょう
とくぎょう [2] 【徳行】
〔仏〕 修行によって得られる優れた状態や能力である徳と,それを実現する方法である行。功徳と行法。
とくぎょう
とくぎょう [0] 【得業】
ある課程を修了したこと。
→とくごう(得業)
とくぎょうし
とくぎょうし [3] 【得業士】
旧制の,専門学校,特に医学専門学校の卒業生の称号。
とくぎょうせい
とくぎょうせい [3] 【得業生】
(1)得業をしたもの。卒業生。
(2)
⇒とくごうしょう(得業生)
とくぐう
とくぐう [0] 【特遇】
特別の待遇。殊遇。
とくぐん
とくぐん [0] 【督軍】
中国,1916年から二四,五年にかけて,中華民国の各省に置かれた省軍政長官。本来民政に干渉するものではなかったが,民政長官(省長)を兼任し,軍閥化するものが多かった。
とくげん
とくげん 【徳元】
⇒斎藤(サイトウ)徳元
とくこ
とくこ [0] 【独鈷】
⇒とっこ(独鈷)
とくごう
とくごう [0] 【得業】
〔「ごう」は呉音〕
〔仏〕 僧の学階の一。所定の学業を終了した者に与えられる称号。奈良の三会(興福寺の維摩会と法華会,薬師寺の最勝会)の竪義(リユウギ)を終わった者をいう。浄土宗・真宗では,現在でも学階の一。
とくごうしょう
とくごうしょう 【得業生】
平安時代,大学の学生で所定の試験に合格した者。とくごうのしょう。
とくごうとうげ
とくごうとうげ 【徳本峠】
長野県安曇(アズミ)村,北アルプス南部の峠。海抜2135メートル。昭和初年まで上高地へ入る登山路として親しまれた。穂高岳の眺望にすぐれる。
とくさ
とくさ [0][3] 【木賊・砥草】
トクサ目の常緑性シダ植物。山中の湿地に自生。観賞用に庭園などに植える。茎は叢生し,硬く中空で節があり,高さ70センチメートル内外。表面は深緑色で縦溝があってざらつき,節には黒色の鞘(サヤ)がつく。夏,茎頂に卵状楕円形の胞子嚢穂(ホウシノウスイ)をつける。茎をゆでて乾燥させたものを木製器具や角・骨を磨くのに用いる。
木賊[図]
とくさ
とくさ 【十種】
といろ。じっしゅ。
とくさ
とくさ 【木賊】
能の一。四番目物。世阿弥作か。木賊刈りの老翁が,行方知れずの子供松若を思って狂乱の月日を送るが,ある日,旅僧に伴われた松若と巡り会う。
とくさ
とくさ【木賊】
《植》a scouring rush.
とくさいた
とくさいた [4][3] 【木賊板】
屋根や庇(ヒサシ)を葺(フ)くのに用いる薄板。杮板(コケライタ)より厚く栩板(トチイタ)より薄い。厚さ5ミリメートル前後の板。
とくさいまい
とくさいまい [0] 【特栽米】
「特別栽培米」の略。
とくさいろ
とくさいろ [0] 【木賊色】
(1)染め色の名。青黒い萌黄色。陰萌黄。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は黒みがかった青か萌黄。裏は白。老人が用いる。
とくさがり
とくさがり 【木賊刈】
歌舞伎舞踊の一。長唄。七変化の一。本名題「姿花龝七種(スガタノハナアキノナナクサ)」。初世杵屋正次郎作曲。1797年江戸都座初演。能の「木賊」に想を得たもの。
とくさく
とくさく [0] 【得策】
うまいやり方。あとでよい結果になるような方策。「ここは一言わびておくのが―だ」
とくさく
とくさく【得策である(ない)】
It is (un)advisable[(un)wise] <to do,that…> ./One had better (not) do.
とくさつ
とくさつ【特撮】
《映》special effects (cinematography).
とくさつ
とくさつ [0] 【特撮】
「特殊撮影」の略。
とくさのかんだから
とくさのかんだから 【十種神宝】
日本の神話で,饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が地上におりる時,神より授けられたという十種類の宝。すなわち,瀛都鏡(オキツカガミ)・辺都鏡(ヘツカガミ)・八握剣(ヤツカノツルギ)・生玉(イクタマ)・足玉(タルタマ)・死反玉(マカルカエシタマ)・道反玉(チガエシノタマ)・蛇比礼(ヘビノヒレ)・蜂比礼(ハチノヒレ)・品物比礼(クサモノノヒレ)。天璽瑞宝十種。
とくさぶき
とくさぶき [0] 【木賊葺き】
木賊板で葺くこと。また,その屋根。
とくさん
とくさん【特産(物)】
a special[unique]product; <米> a specialty[ <英> speciality].→英和
とくさん
とくさん [0] 【特産】 (名)スル
特にある地方で生産または産出されること。また,その産物。「甲州―のブドウ」
とくざい
とくざい [0] 【贖罪】
「しょくざい(贖罪)」の誤読。
とくし
とくし [1] 【特旨】
貴人,特に天皇の特別のおぼしめし。
とくし
とくし [1][0] 【読師】
〔「とくじ」「どくし」「どくじ」とも〕
(1)〔仏〕 法会(ホウエ)のときに,経文・題目を読み上げる役の僧。
(2)古代,諸国国分寺に一人ずつ置かれた僧官。講師を補佐し,国内の宗教行政を統轄した。
(3)歌会のとき,懐紙・短冊(タンザク)などを整理して講師に渡し,また講師の読み誤りを注意する役。とうし。
とくし
とくし [0][1] 【特賜】
特別に賜ること。また,その物。
とくし
とくし [1] 【特使】
特別の任務を帯びた使者。特別の使者。
とくし
とくし [0][1] 【篤志】
(1)親切な志。困っている人や気の毒な人への思いやり。
(2)社会のためになる事業・運動などに熱心で,協力を惜しまないこと。
とくし
とくし【特使】
<dispatch> a special envoy.
とくし
とくし【篤志】
[慈善]charity;→英和
benevolence;[熱心]interest;→英和
zeal.→英和
‖篤志家 a charitable person;a volunteer (率先者).篤志家の寄付 a voluntary contribution.
とくしか
とくしか [0] 【篤志家】
篤志のある人。特に,社会奉仕に熱心な人。
とくしかいぼう
とくしかいぼう [4] 【篤志解剖】
献体による解剖のこと。
とくしつ
とくしつ [0] 【得失】
(1)得ることと失うこと。
(2)利と不利。損得。利害。「―を論ずる」「―相半(ナカ)ばする」
(3)成功と失敗。「毎度ただ―なく/徒然 92」
とくしつ
とくしつ【特質】
⇒特徴.
とくしつ
とくしつ [0] 【特質】
そのものだけがもつ特殊な性質。独特の性質。「日本文化の―を研究する」
とくしつ
とくしつ [0] 【篤疾】
(1)重い病気。
(2)律令制下,課役徴収のために定められた,身体に障害や病疾をもつ者の規定のうち,最も重度のもの。
→残疾
→廃疾
とくしつ
とくしつ【得失】
merits and demerits; <weigh> relative advantages[merits].
とくしま
とくしま 【徳島】
(1)四国地方東部の県。かつての阿波(アワ)国全域を占める。南は太平洋,東は紀伊水道に面する。中央部を剣山地が占め,北部の讃岐山脈との間を吉野川が東流し,下流域に徳島平野が広がる。県庁所在地,徳島市。
(2)徳島県北東部,吉野川の下流域にある市。県庁所在地。近世,蜂須賀氏の城下町。木工・織物工業が盛ん。八月一二〜一五日に阿波踊りが行われる。
とくしません
とくしません 【徳島線】
JR 四国の鉄道線。徳島県佐古・佃間,67.5キロメートル。吉野川に沿って東西に走る。
とくしまだいがく
とくしまだいがく 【徳島大学】
国立大学の一。1922年(大正11)創立の徳島高等工業(のち工専)を中心に,徳島医専・徳島高校・師範系学校などを統合して49年(昭和24)新制大学となる。本部は徳島市。
とくしまぶんりだいがく
とくしまぶんりだいがく 【徳島文理大学】
私立大学の一。1966年(昭和41)徳島女子大学として設立,72年現名に改称。本部は徳島市。
とくしゃ
とくしゃ [0] 【特車】
もと,陸上自衛隊の戦車の称。
とくしゃ
とくしゃ [1][0] 【特赦】
恩赦の一種。有罪の言い渡しを受けた特定の者に対して,その効力を失わせること。
とくしゃ
とくしゃ【特赦】
<grant> an amnesty <to> ;→英和
a special pardon (個人の).〜で <be released> on amnesty.
とくしゃ
とくしゃ [0] 【特写】
特別に写真に写すこと。「本紙―」
とくしゅ
とくしゅ [0][1] 【特種】
特別な種類。
とくしゅ
とくしゅ【特殊の[な]】
special;→英和
unique;→英和
particular;→英和
peculiar.→英和
‖特殊学級 a class for the handicapped.特殊技能 a special skill.特殊勤務 special duty.特殊鋼 special steel.特殊性 peculiarity.特殊免許 a special <driving> license.
とくしゅ
とくしゅ [0] 【特殊】 (名・形動)[文]ナリ
(1)普通のものと異なっていること。平均的なものを超えていること。また,そのさま。特別。
⇔一般
⇔普通
「―な製法で作られた薬」
(2)ある種類のもの全体にわたるのではなく,限られた若干のものだけにいえる・こと(さま)。
⇔普遍
「これは―なケースだ」「―な事例」
(3)〔論〕
(ア)
〔particular〕
普遍が全体にかかわり,個別がその全体に含まれる個々の要素にかかわるのに対し,全体の一部にかかわることをいう。例えば,「人間」「この人間」に対して「ある人間」。
(イ)
〔special〕
類種系列において,下位のものの上位のものに対するより限定されたあり方をいう。
とくしゅいんさつ
とくしゅいんさつ [4] 【特殊印刷】
(1)活版印刷・オフセット印刷・グラビア印刷以外の印刷法。
(2)紙以外の物質に印刷する方法。
とくしゅいんしょくてん
とくしゅいんしょくてん [7][6] 【特殊飲食店】
公娼制度廃止後,売春防止法の施行までの間,風俗取り締まり対策として指定された売春宿の称。特飲店。
とくしゅう
とくしゅう【特集】
feature articles <on> .特集号 a special number[issue].
とくしゅう
とくしゅう [0] 【特集・特輯】 (名)スル
雑誌・新聞・ラジオ・テレビなどで,特定の問題を中心にして編集したり放送すること。また,編集したもの。「物価問題について―する」
とくしゅうきじ
とくしゅうきじ [5] 【特集記事】
新聞・雑誌などで,特に重点をおいて編集した記事。
とくしゅうらがき
とくしゅうらがき [4] 【特殊裏書】
手形などの裏書で,譲渡以外の取立委任や質入れなど特別な目的をもった裏書。
とくしゅえいようしょくひん
とくしゅえいようしょくひん [8] 【特殊栄養食品】
栄養改善法で規定される,強化食品,特別用途食品のこと。
→強化食品
→特別用途食品
とくしゅか
とくしゅか [0] 【特殊化】 (名)スル
一般的・普遍的なものから特別なものにすること。「専門性が強まると―する」
とくしゅかぶぬし
とくしゅかぶぬし [5] 【特殊株主】
(一般株主に対し)総会屋のこと。
とくしゅがいしゃ
とくしゅがいしゃ [4] 【特殊会社】
公益に重大な関係があり,国家による特別の保護・監督を必要とするために特別法で設立される会社。日本たばこ産業株式会社・旅客鉄道株式会社など。
とくしゅがっきゅう
とくしゅがっきゅう [4] 【特殊学級】
学校教育法により,心身に故障のある児童・生徒のうち,故障の程度が比較的重度でない者に対して特殊教育を行うため,小・中学校および高等学校に付設された学級。
とくしゅきょういく
とくしゅきょういく [4] 【特殊教育】
学校教育法により,心身に故障のある児童・生徒を対象として,その特性や能力に応じて行われる教育。盲学校・聾学校・養護学校と,小・中学校および高等学校内の特殊学級がこれを行う。障害児教育。
とくしゅぎんこう
とくしゅぎんこう [4] 【特殊銀行】
銀行法に基づく普通銀行に対し,特別の単独法規に基づく銀行。戦前,日本興業銀行・日本勧業銀行・横浜正金銀行・台湾銀行その他があった。
とくしゅこう
とくしゅこう [0] 【特殊鋼】
普通の炭素鋼にケイ素・マンガン・ニッケル・クロム・銅・モリブデン・コバルトなどの元素を微量に加えた鋼。用途により,一般構造用鋼・機械構造用鋼・工具鋼・耐食鋼・耐熱鋼などに分けられる。合金鋼。
とくしゅさい
とくしゅさい [3] 【特殊債】
証券取引法二条一項に定められた「特別の法律により法人の発行する債券」のこと。公社・公団・公庫・金庫等の政府関係機関の発行する債券がこれに当たる。広義には銀行の発行する金融債も含める。
とくしゅさつえい
とくしゅさつえい [4] 【特殊撮影】
特殊な機器や手法を用いて映画を撮影すること。特殊な効果や,現実には有りえないことを画面に表すためのもの。高速度撮影・微速度撮影・顕微鏡撮影・トリック撮影など。特殊技術。特撮。
とくしゅしっかん
とくしゅしっかん [4] 【特殊疾患】
「難病」の行政上の名称。特殊疾病(シツペイ)。
とくしゅじどうしゃ
とくしゅじどうしゃ [5] 【特殊自動車】
形態・構造・用途などが通常と異なる自動車。大型特殊と小型特殊とがあり,運転にはそれぞれの免許を要する。道路交通法で定める。
とくしゅじょうやく
とくしゅじょうやく [4] 【特殊条約】
特定の数か国間だけで結ばれ,第三国の加入できない条約。個別条約。
とくしゅせい
とくしゅせい [0] 【特殊性】
他と異なっている特別の性質。
とくしゅせんこうてい
とくしゅせんこうてい [0] 【特殊潜航艇】
旧海軍が開発した超小型の攻撃用潜水艇。魚雷を装備し,攻撃後の乗員の収容は考慮されていたが,実戦では未帰還。
とくしゅそうたいせいりろん
とくしゅそうたいせいりろん [10] 【特殊相対性理論】
⇒相対性理論(ソウタイセイリロン)
とくしゅつ
とくしゅつ [0] 【特出】 (名)スル
他にぬきんでて特別に優れていること。傑出。「他に―する技能」
とくしゅとりあつかいゆうびんぶつ
とくしゅとりあつかいゆうびんぶつ [12] 【特殊取扱郵便物】
郵便物の引き受け・運送および配達について特別な取り扱いをする郵便物。書留・速達・配達証明・内容証明・特別送達・代金引換・引受時刻証明などがある。
とくしゅどくせい
とくしゅどくせい [4] 【特殊毒性】
化学物質などの有害作用のうち,発癌性・変異原性・催奇形性・抗原性・依存性などをいう。
とくしゅほうじん
とくしゅほうじん [4] 【特殊法人】
広義には,特別法によって設立される法人。政府関係法人。狭義には,法律により直接に設立される法人,および特別の法律により政府の命ずる設立委員による設立行為をもって設立される法人。総務庁の審査の対象とされる。
とくしょ
とくしょ [0][1] 【特書】 (名)スル
とりたてて書き記すこと。特筆。「―すべき文学上の大革命なるべし/文学史骨(透谷)」
とくしょう
とくしょう【特賞】
a special prize.
とくしょう
とくしょう [0] 【特称】 (名)スル
(1)全体の中で,特にそのものだけに用いていうこと。また,その称。「黄門」が水戸光圀(ミツクニ)をさす類。
(2)〔論〕 命題において,主語の外延のある一部についてのみ述語が述べられること。「ある S は…である」「…なる S が存在する」の類。特称肯定・特称否定の二種がある。
→全称
→単称
とくしょう
とくしょう [0] 【特賞】
特別の賞または賞品・賞金。「―に輝く」
〔一等の上に番外として設けられることが多い〕
とくしょく
とくしょく【特色】
⇒特徴.
とくしょく
とくしょく [0] 【瀆職】 (名)スル
職をけがすこと。特に,公務員などにいう。汚職。
とくしょく
とくしょく [0] 【特色】
他のものと目立って違っている箇所。他のものと比べて優れている点。「他社の製品にない―を出す」「―のある本」
とくしょくざい
とくしょくざい [4] 【瀆職罪】
公務員が国家・公共団体の作用の公正をけがす罪。職権濫用によるものと賄賂(ワイロ)によるものとがある。汚職の罪。
とくしょくづける
とくしょくづ・ける [6] 【特色付ける】 (動カ下一)
(1)それによって,他のものと容易に区別ができるようにする。「彼の作品を―・けている文体」
(2)他のものと目立って異なるところを作り出す。「今回の事件を―・ける手口」
とくしよろん
とくしよろん 【読史余論】
歴史書。三巻。新井白石著。1712年成立。将軍徳川家宣に進講した日本史の講義の草稿を浄書したもの。公家の衰退と武家の勃興の必然性を説く。歴史の発展段階の把握など史論として評価が高い。
とくしん
とくしん [0][3] 【篤心】
篤実な心。
とくしん
とくしん [0] 【篤信】
信仰があついこと。「―家」
とくしん
とくしん【涜神】
blasphemy.
とくしん
とくしん [0] 【特進】 (名)スル
(1)特別の扱いで進級すること。「二階級―する」
(2)正二位の唐名。
とくしん
とくしん [0] 【瀆神】 (名)スル
神の神聖をけがすこと。「―的行為」
とくしん
とくしん [0] 【得心】 (名)スル
心から納得すること。「説明を受けてやっと―した」「―がゆく」
とくしん
とくしん【特進】
a special promotion of rank.
とくしん
とくしん【得心する】
be persuaded[satisfied] <of> ;consent <to> .→英和
〜させる persuade;→英和
convince;→英和
satisfy.→英和
〜のいくように <explain> to a person's satisfaction;by mutual agreement (双方の).
とくしんずく
とくしんずく [0] 【得心尽く】
互いに承知の上ですること。納得ずく。
とくじ
とくじ トクヂ 【徳治】
年号(1306.12.14-1308.10.9)。嘉元の後,延慶の前。後二条・花園天皇の代。
とくじつ
とくじつ【篤実な】
sincere;→英和
faithful.→英和
とくじつ
とくじつ [0] 【篤実】 (名・形動)[文]ナリ
情にあつく誠実であること。他への思いやりがあり,また,まじめであること。また,そのさま。「温厚―の好青年」「―な人柄」「―家(カ)」
[派生] ――さ(名)
とくじゅ
とくじゅ [0][1] 【特需】
〔「特別需要」の略〕
在日米軍が日本で調達する物資および役務の需要をいう。
とくじゅ
とくじゅ【特需】
special procurements.特需景気 a special procurement boom.
とくじゅけいき
とくじゅけいき [4] 【特需景気】
特需によってもたらされた好景気。朝鮮戦争・ベトナム戦争の際に生じたものなど。
とくじょう
とくじょう [0] 【特上】
最上のもの。上のうえ。特別に上等なこと。また,そのもの。「―の鮨(スシ)」
とくじん
とくじん [0] 【徳人】
徳のそなわった人。徳の高い人。
→とくにん(徳人)
とくすき
とくすき [0] 【特漉き】
〔「とくずき」とも〕
使用目的に合わせて特別に紙をすくこと。また,その紙。
とくする
とく・する [0] 【得する】 (動サ変)[文]サ変 とく・す
もうける。利益を得る。得をする。
⇔損する
「百円―・した」
とくする
とく・する [3] 【督する】 (動サ変)[文]サ変 とく・す
(1)統率する。「全軍を―・する」
(2)監督する。取り締まる。「使用人を―・する」
(3)督促する。うながす。「支払いを―・する」
とくせい
とくせい【徳性】
<cultivate> moral character.
とくせい
とくせい [0] 【徳性】
徳義をわきまえた立派な品性。道徳的意識。道徳心。「―を磨く」
とくせい
とくせい [0] 【瀆聖】 (名)スル
神聖な存在とされているものを冒瀆(ボウトク)すること。神聖冒瀆。
とくせい
とくせい [0] 【徳星】
(1)瑞祥のしるしとしてあらわれる星。めでたい星。景星。
(2)徳のある人。賢人。
(3)木星の異名。歳星(木星)のある所に福徳があるからいう。
とくせい
とくせい [0] 【特性】
あるものに特別に備わっている性質。特有の性質。特質。「火に強い―を生かして耐火用とする」
とくせい
とくせい [0] 【特製】 (名)スル
特別にこしらえること。また,そのもの。特別製。「式典のために―した記念品」
とくせい
とくせい【特性】
⇒特徴.
とくせい
とくせい [0] 【徳政】
〔本来は,善政・仁政の意〕
(1)古代,朝廷の大赦,貧窮者の救済,凶作の際の租税の減免などの仁政をいった語。
(2)鎌倉末期から室町時代,売買・質入れ・貸借などに伴う債権・債務の契約破棄のこと。1297年に御家人の困窮を救済するため発せられた「永仁の徳政令」に始まり,室町時代には,農民や下級武士たちが徳政を要求して一揆を起こし,幕府はしばしば徳政令を発布した。農民たちが実力で債務を破棄したものを私徳政という。
とくせい
とくせい【特製の】
specially made[prepared] <by> ;specially bound (製本).
とくせいいっき
とくせいいっき [5] 【徳政一揆】
室町時代,徳政令の発布を幕府に要求して起きた土一揆。1428年の正長の土一揆に始まり,室町中期に京都およびその周辺で数多く発生し,酒屋・土倉・寺院などの金融業者を襲い,略奪を行なった。
とくせいきょくせん
とくせいきょくせん [5] 【特性曲線】
物質または特定の装置に外から与えた作用とそれに対する応答との関係を図示する曲線。応答が比例関係にない場合に利用する。例えば,ダイオードに加える電圧と流れる電流の関係を示す曲線など。また,物質の状態図などをもいう。
とくせいれい
とくせいれい [3] 【徳政令】
鎌倉末期から室町時代,幕府や大名が徳政を行うために発布した法令。
とくせいエックスせん
とくせいエックスせん [0] 【特性 X 線】
原子の内層部にある電子が放出され,外層部の電子がそのあとに移るときに放出される X 線。それぞれの原子に特有の線スペクトルを示す。固有 X 線。
とくせき
とくせき [0] 【督責】 (名)スル
取り締まり促すこと。促し責めること。「昨日までは―されなければ取出さなかつた書物をも今日は我から繙くやうになり/浮雲(四迷)」
とくせつ
とくせつ【特設する】
establish[set up,organize]specially.〜の specially established[set up,installed (電話など)].
とくせつ
とくせつ [0] 【特設】 (名)スル
特別に設けること。「―スタンド」「売り場を―する」
とくせん
とくせん 【得選】
(1)采女(ウネメ)の中から選ばれた御厨子所(ミズシドコロ)の女官。食事などの雑事に従事。
(2)律令制で,考課の対象となる官職。
とくせん
とくせん [0] 【督戦】 (名)スル
(1)部下を監督し励まし戦わせること。「最前線にあって兵を―する」
(2)後方にいて,前線の軍を監督すること。
とくせん
とくせん [0] 【特薦】 (名)スル
特別に推薦すること。「―品」
とくせん
とくせん【特選になる】
be specially selected[approved] <at> .特選品 choice goods.
とくせん
とくせん [0] 【特選・特撰】 (名)スル
(1)展覧会・コンクールなどで,特に優れたものとして認められたもの。「―に入賞する」
(2)特に優れたものとして選ぶこと。また,そのもの。「―品」「皆各国より―せる抜群の人物/経国美談(竜渓)」
とくせんこ
とくせんこ 【得選子】
得選を親しんで呼ぶ語。「―が閨なる,や,霜結ふ檜葉(ヒバ)を誰かは手折りし/神楽歌」
とくそ
とくそ [0] 【砥糞】
砥石で物を研いだ時に出る泥状のもの。
とくそう
とくそう [0] 【徳操】
常に道徳を守る堅い節操。
とくそう
とくそう [0] 【禿瘡】
深在性の白癬(ハクセン)で,頭部に円形の半球状あるいは扁平に隆起した腫瘍(シユヨウ)を生じ,毛髪の脱落が起こる皮膚疾患。治癒後,禿髪と瘢痕(ハンコン)を残す。ケルズス禿瘡。
とくそう
とくそう 【得宗・徳宗】
〔北条義時の法号を徳宗といったことから〕
鎌倉幕府の執権北条氏嫡流の家督のこと。初代北条時政以下九代を総称。
とくそう
とくそう [0] 【特捜】
「特別捜査」の略。「―本部」「―隊」
とくそう
とくそう [0] 【特装】
特別な装丁。「―版」
とくそう
とくそう 【徳宗】
(1)(742-805) 中国,唐の第九代皇帝(在位 779-805)。租庸調制にかえて両税法を施行し,中国の税制史上に一大変革をもたらした。一方,節度使の勢力の鎮圧に苦慮した。
(2)清の光緒(コウシヨ)帝の廟号。
とくそう
とくそう [0] 【得喪】
得ることと失うこと。得失。
とくそうりょう
とくそうりょう 【得宗領】
鎌倉時代,北条氏で執権となる者が代々世襲した領地。
とくそく
とくそく【督促する】
⇒催促(さいそく).督促状 a letter of reminder.
とくそく
とくそく [0] 【督促】 (名)スル
(1)うながすこと。仕事の完了・借金の支払いなどをせまること。催促。「借金の返済を―する」
(2)租税が納期限までに納付されない場合に督促状によってその納付を催告する行為。差し押さえの前提要件である。
とくそくじょう
とくそくじょう [0][4] 【督促状】
催促の手紙。
とくそくてつづき
とくそくてつづき [6] 【督促手続き】
金銭・有価証券などの一定数量の給付を目的とする請求に対し,権利の存否を調査せずに債権者に簡便に債務名義を与える手続き。
とくたい
とくたい【特待生】
a scholarship student.〜になる get a scholarship.→英和
とくたい
とくたい [0] 【特待】
特別に待遇すること。また,そのような取り扱い。「―制度」
とくたい
とくたい 【得替・得代】
(1)国司・大番などの任期が終わって,後任の者と交替すること。
(2)領主が新しい領主にかわること。また領主が所領を取りあげられること。「まさる狼藉引き出だし,両方―の身となりぬべし/曾我 1」
とくたいせい
とくたいせい [3] 【特待生】
学校で,成績・品行などが優秀であると認められ,授業料の免除,奨学金の支給など,特別の待遇を受ける学生。
とくたく
とくたく [0] 【徳沢】
恵み。恩沢。おかげ。「他国のおよばぬ―に潤ふ民の仕合せにて/西洋道中膝栗毛(魯文)」
とくだ
とくだ 【徳田】
姓氏の一。
とくだい
とくだい【特大の】
extra-large; <米> king-size(d).特大号 an enlarged special edition.
とくだい
とくだい [0] 【特大】
特別に大きいこと。「―のおにぎり」
とくだきゅういち
とくだきゅういち 【徳田球一】
(1894-1953) 政治家。沖縄県生まれ。日大卒。苦学して弁護士となり社会運動に参加。日本共産党創立に参画。三・一五事件で検挙され獄中18年。戦後,党を再建,書記長となったが,マッカーサーの指令で追放,地下活動に入り,北京で客死。
とくだしゅうせい
とくだしゅうせい 【徳田秋声】
(1871-1943) 小説家。金沢生まれ。本名,末雄。硯友社系の小説家として出発,のち人生派的な自然主義の傾向を強めた。地道な散文精神と庶民的作風から,生まれながらの自然主義者と称された。著「新世帯」「足迹」「黴」「爛」「あらくれ」「仮装人物」「縮図」
とくだつ
とくだつ [0] 【得脱】
〔仏〕 悟りを得ること。得道。
とくだね
とくだね【特種】
[新聞の]a scoop;→英和
exclusive news.〜で他社を出し抜く scoop other papers.
とくだね
とくだね [0] 【特種】
新聞・雑誌などで,ある社だけが手に入れた重要な記事の材料。スクープ。「―記事」
とくだわら
とくだわら [3] 【徳俵】
相撲の土俵の四方中央に,俵の幅だけ外側にずらせて置いてある俵。
とくだん
とくだん [0] 【特段】
特別。格別。副詞的にも用いる。「―の配慮」「―問題はない」「―に注意を要する」
とくち
とくち [1] 【徳治】
有徳の君主が道徳を基本として国を治めること。
とくちしゅぎ
とくちしゅぎ [4] 【徳治主義】
法律によって政治を行う法治主義に対し,道徳により民を治める政治をめざす考え方。儒家の基本的な思想。
とくちゅう
とくちゅう [0] 【特注・特註】 (名)スル
「特別注文」「特別発注」の略。「―品」「専門の業者に―する」
とくちゅう
とくちゅう【特注】
a special order.〜の custom-made <cars> .
とくちょう
とくちょう【特徴】
a characteristic;→英和
a special[distinctive]feature;a peculiarity;a trait.→英和
〜のある characteristic;peculiar;→英和
distinctive.→英和
〜のない common.→英和
…の〜である be characteristic of;characterize;→英和
mark.→英和
〜を発揮する display one's characteristics.
とくちょう
とくちょう [0] 【特長】
(1)特に優れた事柄。特別の長所。
(2)他に比べて特に目立つ点。特徴。
とくちょう
とくちょう [0] 【特徴】
他のものと比べてとりわけ目立つ点。そのもの特有の点。特色。「目元に―がある顔」
とくちょう
とくちょう【特長】
a strong point;a merit.→英和
とくちょうづける
とくちょうづ・ける [6] 【特徴付ける】 (動カ下一)
特徴のあるものにする。「見事な色彩表現が彼の文章を―・けている」
とくちょうてき
とくちょうてき [0] 【特徴的】 (形動)
目立って明らかなさま。特徴であるさま。「現代の若者に―な考え方」
とくてい
とくてい [0] 【特定】 (名)スル
(1)特に決まっていること。
⇔不特定
「―の個人」「―の日」
(2)特に,それと断定すること。「犯人を―する」
とくてい
とくてい【特定の】
specific;→英和
specified;special.→英和
特定(郵便)局 a special post office.特定銘柄 specified stocks.
とくていいぞう
とくていいぞう [5] 【特定遺贈】
特定の財産を与える遺贈。
⇔包括遺贈
とくていがいく
とくていがいく [5] 【特定街区】
容積率,建築物の高さの限度等を,建築基準法によらずに特別に定めて,市街地の整備改善を図った地区または街区をいう。都市計画法によって定められる。
とくていきょく
とくていきょく [3] 【特定局】
「特定郵便局」の略。
とくていきんせんしんたく
とくていきんせんしんたく [9] 【特定金銭信託】
運用方法や運用先を委託者が特定できる金銭信託。特金。
とくていさいけん
とくていさいけん [5] 【特定債券】
(1)
⇒特定物債権
(2)金銭債権以外の債権。
とくていざいげん
とくていざいげん [5] 【特定財源】
予算の配分において,特定の歳入をもって特定の歳出にあてることとされている財源。
⇔一般財源
とくていしせつ
とくていしせつ [5] 【特定施設】
大気汚染防止法・水質汚濁法・騒音規制法・振動規制法などに定める物質や騒音・振動などを発生または排出する施設。
とくていしっかん
とくていしっかん [5] 【特定疾患】
原因不明,治療法未確立で,後遺症のおそれが少なくない疾病や,経過が慢性にわたり,家族の経済的・人的・精神的負担が大きい疾病として厚生省が指定した病気。ベーチェット病・多発性硬化症など。調査研究の推進・医療施設の整備・医療費自己負担の解消などの対策がとられている。
とくていしょうけい
とくていしょうけい [5] 【特定承継】
他人の権利を個々に取得すること。売買などによる権利の取得はこの例。
⇔包括承継
とくていじゅうようこうわん
とくていじゅうようこうわん [9] 【特定重要港湾】
重要港湾のうち,外国貿易の増進に特に重要な役割を果たすものとして政令によって定められた港湾。室蘭・千葉・京浜・名古屋・四日市・清水・大阪・神戸・姫路・関門などの諸港。
とくていせんびきこぎって
とくていせんびきこぎって [10] 【特定線引小切手】
線引小切手のうち,横線内に銀行名(銀行が支払人のときは自己の取引先名)の記載のある小切手。
とくていぶつ
とくていぶつ [3] 【特定物】
具体的な取引にあたって,種類と数量だけを指定するのではなくその個性に着目し指定される物。頭数だけではなく,特定の馬を指定して取引する場合がその例。
⇔不特定物
とくていぶつさいけん
とくていぶつさいけん [7] 【特定物債権】
特定物の引き渡しを内容とする債権。
とくていほけんようしょくひん
とくていほけんようしょくひん [10] 【特定保健用食品】
特別用途食品のうち,保健に役立つある種の効能が認められるとして厚生省がその表示を許可した食品。含有成分や摂取方法・量などの表示が義務づけられている。
→機能性食品
とくていゆうびんきょく
とくていゆうびんきょく [7] 【特定郵便局】
1941年(昭和16)に制定された郵便局の一。普通郵便局に比べて小規模であるものが多い。以前は三等郵便局と称された。特定局。
とくていりょうきん
とくていりょうきん [5] 【特定料金】
ある条件・事項を定め,それに対してだけ適用する特別の料金。
とくていフロン
とくていフロン [5] 【特定―】
クロロフルオロカーボンのうちオゾン層を破壊する主要なもの。オゾン層保護法で指定して,全廃を求めている。
→クロロフルオロカーボン
とくてん
とくてん [0] 【特典】
特別の恩典。特別の待遇。「会員の―」
とくてん
とくてん [0] 【得点】 (名)スル
勝負・試験などで点を得ること。また,その得た点数。
⇔失点
「大量に―する」「―差」
とくてん
とくてん [0] 【特点】
他のものに比べて,特に異なったところ。「更らに其―を言へば/武蔵野(独歩)」
とくてん
とくてん【特典】
<grant> a privilege.→英和
とくてん
とくてん【得点】
a score;→英和
runs (野球の).→英和
〜する score <a point> ;make a score <of> .得点表 a scorebook[-card].→英和
とくてんけん
とくてんけん [3] 【得点圏】
⇒スコアリング-ポジション
とくでん
とくでん 【得田・徳田】
平安末期から中世,年貢を取ることができる田。定田から損田を除いたもの。
とくでん
とくでん [0] 【特電】
〔「特別電報」の略〕
新聞社が特派員や海外の通信社から受けた特別のニュース。
とくでん
とくでん【特電】
a special telegram[dispatch].
とくと
とくと【篤と】
carefully;deliberately;→英和
well.→英和
〜考える(えた上で) think over (after due consideration).
とくと
とくと [1] 【篤と】 (副)
念を入れて。じっくりと。とっくり。「―吟味する」「―拝見」「―考へて見まして/浮雲(四迷)」
とくとう
とくとう【特等】
a special class.‖特等席 a special seat.特等品 an article of special[superior]quality.
とくとう
とくとう [0] 【禿頭】
はげあたま。光頭。
とくとう
とくとう [0] 【特等】
特別の等級。普通,一等よりもさらに上位に位置づけられる。「品評会で―に選ばれる」
とくとう
とくとう【禿頭】
a bald head.〜の bald-headed.‖禿頭病 alopecia.
とくとうびょう
とくとうびょう [0] 【禿頭病】
⇒脱毛症(ダツモウシヨウ)
とくとく
とくとく [1] 【疾く疾く】 (副)
〔「疾く」を強めていう語〕
早く。大急ぎで。「―出陣然(シカ)るべし/近世紀聞(延房)」
とくとく
とくとく [1] (副)
(1)口のせまい容器から液体の流れ出る音やそのさまを表す語。「一升びんから―とつぐ」
(2)露・しずくなどのしたたるさま。「露―こころみに浮世すすがばや/野ざらし紀行」
とくとく
とくとく [0] 【得得】 (ト|タル)[文]形動タリ
得意そうなさま。「―と話す」「―として自慢する」
とくとく
とくとく【得々と】
proudly;→英和
triumphantly.→英和
〜としている be proud <of> .
とくとみ
とくとみ 【徳富】
姓氏の一。
とくとみそほう
とくとみそほう 【徳富蘇峰】
(1863-1957) 評論家。熊本県生まれ。本名,猪一郎。蘆花の兄。民友社を創立し「国民之友」「国民新聞」を刊行。進歩的平民主義に立つ時論家として知られたが,日清戦争前後より国権主義に転じた。第二次大戦中は大日本言論報国会会長となる。戦後,公職追放。著「近世日本国民史」「蘇峰自伝」など多数。
とくとみろか
とくとみろか 【徳富蘆花】
(1868-1927) 小説家。熊本県生まれ。本名,健次郎。兄蘇峰の民友社社員を経て,「不如帰(ホトトギス)」により文壇に独自の地位を確立。トルストイの影響を受け,キリスト教的人道主義の立場に立ち,粕谷(東京世田谷区)で半農生活に入り,「生活即芸術」の文学をめざした。作品に「自然と人生」「思出の記」「みみずのたはこと」など。本人は姓に「冨」の字を用いた。
とくど
とくど [1] 【得度】 (名)スル
〔仏〕
(1)悟って,彼岸へ渡ること。
(2)仏門に入り僧になること。出家すること。律令制においては得度者は官許により,度縁を発行して課役を免除した。これに対し,無断で僧形になることを私度・自度という。「―して世俗を離れる」
とくど
とくど【得度する】
enter the Buddhist priesthood.
とくどう
とくどう [0] 【得道】 (名)スル
〔仏〕 悟りを開くこと。悟道。
とくどしき
とくどしき [3] 【得度式】
〔仏〕 仏門に入り,僧となるための儀式。
とくなが
とくなが 【徳永】
姓氏の一。
とくながすなお
とくながすなお 【徳永直】
(1899-1958) 小説家。熊本県生まれ。博文館印刷所(共同印刷の前身)労働争議の体験をもとに「太陽のない街」を雑誌「戦旗」に書き,労働者出身のプロレタリア作家として認められる。「ナップ」に参加。戦後は民主主義文学の代表作家として活躍。代表作「はたらく一家」「妻よねむれ」
とくながゆき
とくながゆき 【徳永恕】
(1887-1973) 保育事業家。東京生まれ。日本初の母子保護施設を設立。戦争被害者や孤児の救済・保護活動に尽力。
とくに
とくに【特に】
(e)specially;→英和
particularly.→英和
〜注意を要する need special care[attention].
とくに
とくに [1] 【特に】 (副)
それだけをとりたてていうさま。とりわけ。特別に。「―入念に仕上げる」
とくにち
とくにち 【徳日】
衰日(スイニチ)の忌み詞。陰陽家(オンヨウカ)で,万事に忌みつつしむべしとする日。
とくにん
とくにん 【徳人】
(1)金持ち。富豪。「田を多く作りて,器量の―にてあるに/今昔 28」
(2)「とくじん(徳人)」に同じ。
とくにん
とくにん [0] 【特任】
特にその官職に任ずること。また,その任務。
とくにん
とくにん [0] 【特認】 (名)スル
特別に承認すること。
とくのう
とくのう [0] 【篤農】
「篤農家」の略。
とくのうか
とくのうか [0] 【篤農家】
熱心で,研究心に富んだ農業家。
とくのしま
とくのしま 【徳之島】
鹿児島県奄美諸島の一島。面積248平方キロメートル。サトウキビや大島紬(ツムギ)を産する。アマミノクロウサギが生息。闘牛の盛んなことで知られる。
とくは
とくは [1][0] 【特派】 (名)スル
特別に派遣すること。「記者を―する」
とくは
とくは【特派する】
send[dispatch]specially.‖特派員 a (special) correspondent <of the Asahi at London> .特派使節 a special envoy.特派大使 an ambassador extraordinary.
とくはい
とくはい [0] 【特配】 (名)スル
(1)特別に配ること。特別の配給。「米を―する」
(2)「特別配当」の略。
とくはいん
とくはいん [3] 【特派員】
(1)特に任務を与えられて,その地に派遣された人。
(2)外国に特別に派遣されて,ニュースの取材報道に当たる,報道機関の記者。
とくはたいし
とくはたいし [4] 【特派大使】
主として儀式に参列するために,臨時に外国へ派遣される大使。
とくはつ
とくはつ [0] 【特発】 (名)スル
(1)(電車・バスや雑誌などを)臨時に,特別に出すこと。「臨時列車を―する」
(2)〔医〕 原因不明で発病すること。
とくはつ
とくはつ [0] 【禿髪】
頭がはげること。また,はげた頭。
とくはつせいしっかん
とくはつせいしっかん [7] 【特発性疾患】
原因不明で発症する疾患。特発性心筋症,特発性癲癇(テンカン)など。
とくはつせいしんきんしょう
とくはつせいしんきんしょう [9][0] 【特発性心筋症】
心筋に原因不明の障害のおきる疾患。肥大型と拡張型に大別される。拡張型は特定疾患である。
とくばい
とくばい [0] 【特売】 (名)スル
(1)特別に安い値段で売ること。バーゲン-セール。「―場」「デパートの―に行く」「夏物を―する」
(2)入札によらず,特定の人に売り渡すこと。
とくばい
とくばい【特売】
a bargain sale.〜する sell at a special price.‖特売場(日) a bargain counter (day).特売品 a bargain.
とくばん
とくばん [0] 【特番】
(テレビ・ラジオの)特別番組。「日曜―」
とくひつ
とくひつ [0] 【禿筆】
(1)穂先がすりきれた筆。ちびた筆。
(2)自分の文章や文字をへりくだっていう語。
とくひつ
とくひつ [0] 【特筆】 (名)スル
特にとりたてて書くこと。多く,強調してほめる場合にいう。「―すべき美点」「―に値する」
とくひつ
とくひつ【特筆(大書)すべき】
worthy of special mention;striking;→英和
highly important.
とくひつ=を呵(カ)す
――を呵(カ)す
ちびた筆に息を吹きかけ暖めつつ書く。自分の文章を謙遜していう。
とくひつたいしょ
とくひつたいしょ [5] 【特筆大書】 (名)スル
特に目立つようにとりあげること。「―すべき事柄」
とくひょう
とくひょう【得票】
one's poll[votes obtained].得票差で by a margin <of> .→英和
とくひょう
とくひょう [0] 【得票】 (名)スル
選挙で候補者が票を得ること。また,その票。「地元で大量に―する」「―数」
とくひょうりつ
とくひょうりつ [3] 【得票率】
投票総数に対する得票の比率。
とくびこん
とくびこん [0][3] 【犢鼻褌】
ふんどし。たふさぎ。[下学集]
とくびれ
とくびれ [0] 【特鰭】
カサゴ目の海魚。雄は全長50センチメートル,雌は35センチメートルほど。体は多数の骨板でおおわれ角ばっている。雄の第二背びれと尻びれは大きい。体の断面がほぼ八角形なので北海道ではハッカクと呼ばれる。食用。本州北部・北海道に分布。サチ。ワカマツ。
とくふう
とくふう [0] 【徳風】
仁徳の感化の及ぶさまを風にたとえていった語。
とくぶつ
とくぶつ [0] 【得仏】
「成仏(ジヨウブツ)」に同じ。
とくぶん
とくぶん [2] 【得分】
(1)もうけ。利益。利潤。
(2)物を分配する際,その人がもらう分。分けまえ。取りまえ。
(3)中世,荘園の領主・荘官・地頭・名主などの職(シキ)に伴う収益。
とくべつ
とくべつ [0] 【特別】
■一■ (形動)[文]ナリ
他と特に区別されているさま。一般と特に異なっているさま。「―待遇」「―急行列車」「―な便宜を図る」
■二■ (副)
(1)とりわけ。とくに。「―大きいのを手に入れた」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)それほど。大して。「―変わったこともない」
とくべつ
とくべつ【特別の】
special;→英和
particular;→英和
exceptional (例外);→英和
extra;→英和
extraordinary (異常の);→英和
superior (上等の).→英和
〜に (e)specially;→英和
particularly;→英和
in particular;→英和
exceptionally;→英和
on purpose (ことさらに).‖特別扱い <give a person> special treatment.特別会員(列車,会計,予算) a special member (train,account,budget).特別機 a special airplane[ <英> aeroplane].特別号 a special[an extra (臨時の)]number (雑誌などの).特別国会 a special session of the Diet.特別席 a reserved seat.
とくべつあつかい
とくべつあつかい [5] 【特別扱い】 (名)スル
他とは違った扱い。普通,他より良い扱いについていう。「―しないでほしい」
とくべついいんかい
とくべついいんかい [6] 【特別委員会】
国会の各院において,常任委員会の所管に属さない特定の案件を審査するために随時設置される委員会。
→常任委員会
とくべつえんこしゃ
とくべつえんこしゃ [7] 【特別縁故者】
被相続人と生計を同一にしていた者や被相続人の療養看護に努めた者など被相続人と特別の関係があった者で,相続人が存在しない場合に,請求により相続財産の分与を受けることができる者。
とくべつかい
とくべつかい [4] 【特別会】
「特別国会」の法令上での呼称。
とくべつかいけい
とくべつかいけい [5] 【特別会計】
一般会計とは別に,特別の経理を行うための会計。国については,特定の事業を行う場合,特定の資金を保有してその運用を行う場合,特定の歳入を特定の歳出に充てる場合に限り,法律により設置する。地方公共団体は,条例でこれを設置することができる。
とくべつかつどう
とくべつかつどう [5] 【特別活動】
小・中学校の教科・道徳と並ぶ教育課程の一領域。児童・生徒活動,学校行事,学級指導の三つから成り,集団の活動を通して個性を伸ばし実践的態度を育てることを目的とする。特活。
とくべつきてい
とくべつきてい [5] 【特別規定】
ある特別の事柄にだけ適用される規定。
とくべつきゅうこう
とくべつきゅうこう [5] 【特別急行】
普通急行よりも速い列車。特急。
とくべつきょうしつ
とくべつきょうしつ [5] 【特別教室】
理科・図工・料理・音楽など,学習に特別の設備を必要とする教科の授業を行うための設備がある教室。
とくべつきょうしょ
とくべつきょうしょ [5] 【特別教書】
アメリカで大統領が必要に応じて随時,議会に送るメッセージ。議会への立法の勧告・調査報告・宣戦の勧告などをこれにより行う。
とくべつく
とくべつく [4][3] 【特別区】
東京都二三区をいう。特別地方公共団体の一種で,原則として市に関する規定が適用される。
とくべつくみんぜい
とくべつくみんぜい [6] 【特別区民税】
都の特別区が課する住民税。個人に対する市町村民税に相当する。区民税。
とくべつけいほう
とくべつけいほう [5] 【特別刑法】
刑法典に定められた以外の刑罰法規の総称。軽犯罪法・暴力行為等処罰に関する法律など。
とくべつけつぎ
とくべつけつぎ [5] 【特別決議】
株主総会の決議方法。発行済株式総数の過半数を有する株主を定足数とし,出席株主の議決権の三分の二以上の多数によって決められる。定款の変更・解散・合併など,特に重大な事項の決議に行われる。
→普通決議
とくべつこうあつ
とくべつこうあつ [5] 【特別高圧】
配電線相互あるいは配電線と大地間の電圧が7000ボルトを超える電圧。
とくべつこうげきたい
とくべつこうげきたい [0] 【特別攻撃隊】
特別に編成された攻撃部隊。特に第二次大戦中,体当たり攻撃を行なった日本の航空部隊。特攻隊。
とくべつこうこく
とくべつこうこく [5] 【特別抗告】
通常の抗告が許されていない決定・命令について,最高裁判所に対して行う不服申し立て。民事では違憲を理由とする場合,刑事では違憲および判例違反を理由とする場合に認められる。
とくべつこうとうけいさつ
とくべつこうとうけいさつ [9] 【特別高等警察】
政治・思想・言論を取り締まるために設置された警察。大逆事件を契機として,1911年(明治44)警視庁に特別高等課が置かれたのに始まり,28年には全国に拡大。内務省直轄で,共産主義運動をはじめ,社会運動の弾圧にあたった。45年10月 GHQ の指令で解体。特高。
とくべつこうふぜい
とくべつこうふぜい [7] 【特別交付税】
特別の財政需要がある場合や,普通交付税の額が財政需要に比べて過少であると認められた場合に交付される地方交付税。
とくべつこうむいんしょっけんらんようざい
とくべつこうむいんしょっけんらんようざい [7][7] 【特別公務員職権濫用罪】
裁判,検察,警察の職務を行う者またはその補助者が,職権を濫用して人を逮捕または監禁する犯罪。
とくべつこっかい
とくべつこっかい [5] 【特別国会】
衆議院総選挙の後,三〇日以内に召集される国会。内閣が総辞職し,首班の指名を行う。
〔法令上は「特別会」という〕
とくべつさいばいまい
とくべつさいばいまい [0][7] 【特別栽培米】
有機栽培・減農薬などによる米。計画流通米以外の米で,消費者が生産者から直接購入できる。特栽米。
とくべつさいばんしょ
とくべつさいばんしょ [0][9] 【特別裁判所】
特殊の身分をもつ者または特定の種類の事件のみについて裁判権を行使する裁判所。旧憲法下の行政裁判所・皇室裁判所・軍法会議がこれにあたるが,現行憲法はその設置を禁止している。
とくべつしせき
とくべつしせき [5] 【特別史跡】
国が文化財保護法で指定した史跡のうち,特に価値の高さが認められたもの。国宝と同格。
とくべつしょうきゃく
とくべつしょうきゃく [5] 【特別償却】
産業政策の一環として,普通償却の限度を越えて特別に認められた償却。設備近代化の投資などにつき,租税特別措置法が認めている初年度特別償却を指す場合が多い。
とくべつしょうねんいん
とくべつしょうねんいん [7] 【特別少年院】
心身に著しい故障がなく,犯罪的傾向の進んだ,おおむね一六歳以上二三歳未満の非行少年を収容する少年院。特少。
とくべつしょく
とくべつしょく [4][3] 【特別職】
国務大臣・大使・裁判官・地方公共団体の長など,その地位・職務が特別の性格をもっていて,国家公務員法・地方公務員法の適用を除外される職。
とくべつじょうこく
とくべつじょうこく [5] 【特別上告】
民事訴訟法上,一定の終局判決について,違憲を理由として最高裁判所に対してなす不服申し立て。高等裁判所が上告審としてなしたもの,および仮差し押さえ・仮処分についてなしたもの,地方裁判所が第二審としてなしたものについて行われる。再上告。違憲上告。
とくべつそうたつ
とくべつそうたつ [5] 【特別送達】
郵便物の特殊取扱の一。特定の郵便物について,一般の郵便物とは異なった手続きで送達され,送達事実を差出人に証明する制度。裁判所から訴訟関係者にあてて出す書類などに適用される。
とくべつたんぽ
とくべつたんぽ [5] 【特別担保】
債務者の特定の財産が特定の債権のために抵当権や質権などの担保物権の目的とされること。また,その目的とされた財産。
⇔一般担保
とくべつちほうこうきょうだんたい
とくべつちほうこうきょうだんたい [12] 【特別地方公共団体】
普通地方公共団体に比して,特別の性格をもつ地方公共団体。すなわち特別区・地方公共団体の組合・財産区・地方開発事業団をいう。
とくべつちほうしょうひぜい
とくべつちほうしょうひぜい [10] 【特別地方消費税】
料理店・旅館などにおける遊興・飲食・宿泊・休憩などの利用に対して,料金を課税標準として課される地方税。従来,料理飲食等消費税と呼ばれていたもの。
とくべつちょうしゅう
とくべつちょうしゅう [5] 【特別徴収】
地方税を,直接納税義務者に納付させるのではなく,徴収の便宜を有する者に徴収・納入させる徴収方法。入湯税・給与所得者の住民税など。
とくべつていきよきん
とくべつていきよきん [8] 【特別定期預金】
⇒無記名定期預金(ムキメイテイキヨキン)
とくべつてんねんきねんぶつ
とくべつてんねんきねんぶつ [10] 【特別天然記念物】
文化財保護法に基づき,天然記念物のうち,世界的または国家的に特に貴重なものとして文部大臣が指定したもの。指定されると保護の徹底が図られる。アホウドリ・トキ・屋久島スギ原始林などが代表的なもの。
とくべつにんよう
とくべつにんよう [5] 【特別任用】
旧制で,一定の経歴のある者を選考して,特別の官職に任用したこと。
とくべつはいとう
とくべつはいとう [5] 【特別配当】
(1)通常配当とは別に,会社の記念や特に業績がよいときに株主に払われる配当。再配当。
(2)保険会社の配当のうち,長期継続契約に対してなされる配当。通常配当に付加される。
とくべつはいにんざい
とくべつはいにんざい [7] 【特別背任罪】
商法・有限会社法・保険業法上,取締役や監査役などの役職者によりなされる背任罪。刑法上の背任罪より重く処罰される。
とくべつひきだしけん
とくべつひきだしけん [8] 【特別引(き)出し権】
⇒エス-ディー-アール( SDR )
とくべつびょうとう
とくべつびょうとう [5] 【特別病棟】
健康保険で定める料金を超えた室料の病室で構成された病棟。
とくべつふきん
とくべつふきん [5][6] 【特別賦金】
その事業により利益を受ける者から徴収する金銭。
→受益者負担(ジユエキシヤフタン)
とくべつべんごにん
とくべつべんごにん [0] 【特別弁護人】
弁護士の資格をもたない者で裁判所の許可を得て弁護人に選任された者。簡易・家庭・地方の三種の裁判所においてのみ許される。
とくべつほう
とくべつほう [0] 【特別法】
(1)一般法に対して,適用の対象が特定の人・事物・行為・地域などに限られる法。
⇔一般法
(2)日本国憲法では,一つの地方公共団体のみに適用される法律。
とくべつめいしょう
とくべつめいしょう [5] 【特別名勝】
国が文化財保護法で指定した名勝のうち,特に価値の高さが認められたもの。国宝と同格。
とくべつめんきょじょう
とくべつめんきょじょう [0] 【特別免許状】
都道府県単位で社会人に授与される教員免許状。1988年(昭和63)教職免許法改正により制度化。
とくべつようごろうじんホーム
とくべつようごろうじんホーム 【特別養護老人―】
老人福祉法に基づき,身体上または精神上著しい障害があるために常時介護を必要とする高齢者を入所させて,養護する施設。設置主体は地方公共団体および社会福祉法人。
とくべつようしえんぐみ
とくべつようしえんぐみ [8] 【特別養子縁組】
養子縁組において,養子と実方の父母および血族との親族関係を法律上終了させる縁組。原則として六歳未満の子について,子の利益のために特に必要があると認められる場合など一定の要件の下に,家庭裁判所の審判により成立する。民法改正により1988年(昭和63)から認められた。
とくべつようとしょくひん
とくべつようとしょくひん [8] 【特別用途食品】
乳児用・妊産婦用など,特別の用途に適している食品。用途が表示してある。
とくべつようとちく
とくべつようとちく [8] 【特別用途地区】
適切な土地利用規制を図るため,用途地域を設定した地区。特別業務地区,文教地区,厚生地区,娯楽・レクリエーション地区,観光地区など都市計画法によって定められる。
→用途地域
とくべつよぼう
とくべつよぼう [5] 【特別予防】
刑法の目的は犯罪者を処罰することにより,犯罪者を改善し,再び罪を犯すことを予防することであるとする考え。
⇔一般予防
とくほう
とくほう【特報】
a flash.→英和
〜する flash.
とくほう
とくほう [0] 【特報】 (名)スル
普通の定期的な報道以外に特にとりたてて報ずること。特別の報道。
とくほう
とくほう [0] 【得法】
(1)〔仏〕 真理に到達すること。悟ること。特に禅宗などでいう。得道。
(2)物事の奥義をきわめること。「たとひ,天下に許され,能に―したりとも/風姿花伝」
とくほん
とくほん【読本】
a reader;→英和
a primer.→英和
とくほん
とくほん [0] 【読本】
(1)明治期から第二次大戦直後まで,小学校の国語教科書として使われた本。また,広く教科書一般をもいう。
(2)種々の問題について,やさしく解説したよみものに付ける名称。「文章―」「人生―」
とくぼう
とくぼう [0] 【瀆冒】 (名)スル
神聖なものをおかしけがすこと。冒瀆。「高識(コウシキ)を―するの罪を負ふ/月世界旅行(勤)」
とくぼう
とくぼう [0] 【徳望】
徳が高く人望があること。多くの人からその人格が慕われること。「―がある」「―が厚い」
とくぼうか
とくぼうか [0] 【徳望家】
徳が高く,多くの人望を得ている人。
とくみどいや
とくみどいや [4] 【十組問屋】
江戸時代,江戸で結成された江戸・大坂間の荷物運送の株仲間組合。従来,積荷の処理,海難による被害など船頭と荷主間に争いが多く,それを除くために作られたもの。1694年,塗物店・内店(布・糸など)・通町(小間物・太物など)・薬種店・くぎ店・綿店・表店(畳表など)・酒店・川岸(水油)・紙店の一〇種に分けて結成,のち,その数を増した。
とくむ
とくむ [1] 【特務】
特別の任務。
とくむかん
とくむかん [0] 【特務艦】
直接には戦闘に加わらないで,特別な任務を担当する艦船の総称。工作艦・標的艦・測量艦・運送艦など。
とくむきかん
とくむきかん [5][4] 【特務機関】
(1)旧軍部の特殊軍事組織。諜報・治安活動・特殊工作などを占領地域・作戦地域で担当する特殊機関。
(2)旧日本陸軍で,官衙・軍隊・学校以外の特別の任務をもつ機関。元帥府・軍事参議院・侍従武官府・皇族付武官・外国駐在員など。
とくむしかん
とくむしかん [5][4] 【特務士官】
もと,特別任用による海軍士官。
とくむそうちょう
とくむそうちょう [4] 【特務曹長】
旧陸軍で,曹長の上に置いた准士官。のちの准尉(ジユンイ)。
とくめい
とくめい【特命を帯びて】
on special mission.特命全権大使 an ambassador extraordinary and plenipotentiary.
とくめい
とくめい【匿名の(で)】
anonymous(ly).→英和
〜を希望する prefer to remain anonymous.‖匿名批評 pseudonymous criticism.
とくめい
とくめい [0] 【匿名】
自分の実名を隠してあらわさないこと。また,実名を隠して別の名を用いること。「―希望の投書」「―批評」
とくめい
とくめい [0] 【特命】
特別の任命・命令。「―が下る」
とくめいくみあい
とくめいくみあい [5] 【匿名組合】
当事者の一方(匿名組合員)が相手方の営業のために出資をし,相手方がその営業から生ずる利益を分配することを約束する特別の契約。出資者が外部に現れないところからの名称。
とくめいけんえつ
とくめいけんえつ [5] 【特命検閲】
旧日本軍で,元帥その他の将官が勅命により陸軍部隊ならびに海軍艦船部隊を査察し,その状況および意見を奏上したこと。
とくめいぜんけんこうし
とくめいぜんけんこうし [9] 【特命全権公使】
外交使節の第二階級。名誉と席次は特命全権大使の次に位するが,職務と特権は全権大使と異ならない。全権公使。公使。
とくめいぜんけんたいし
とくめいぜんけんたいし [9] 【特命全権大使】
外交使節の第一階級。外国に駐在し,自国元首の名誉と威厳を代表し,駐在大使館の長として外交交渉および自国民の保護にあたる。全権大使。大使。
とくめいとうひょう
とくめいとうひょう [5] 【匿名投票】
投票者の氏名を記入しない投票。無記名投票。
とくめん
とくめん [0] 【特免】 (名)スル
特別に免除すること。特に許すこと。
とくもく
とくもく [0] 【徳目】
徳を細目に分類して列挙した名称,またその細目の一。仁・義・忠・孝など,昔から道徳の基本とされるもの。
とくやく
とくやく【特約する】
make a special contract <with> .特約店 a special agent.
とくやく
とくやく [0] 【特約】 (名)スル
当事者間の特別の合意・約束。「災害―付き生命保険」
とくやくてん
とくやくてん [4][3] 【特約店】
製造業者または卸売業者と販売方法など,商品の取り扱いについて特別の契約をして,その商品を扱う販売店。
とくやま
とくやま 【徳山】
山口県南部,周防灘に面する市。近世,長州藩の支藩毛利氏の城下町,山陽道の宿場町。湾岸に石油化学コンビナートが発達。
とくやまいし
とくやまいし [4] 【徳山石】
徳山市の黒髪島から産する石材名。島全体が黒雲母花崗岩(クロウンモカコウガン)からなる。土木・墓石用。徳山御影(ミカゲ)。黒髪石。黒髪御影(ミカゲ)。
とくやまだいがく
とくやまだいがく 【徳山大学】
私立大学の一。1971年(昭和46)設立。本部は徳山市。
とくゆう
とくゆう [0] 【特融】
特別に融資すること。
とくゆう
とくゆう【特有の】
special;→英和
unique;→英和
peculiar <to> ;→英和
characteristic <of> ;→英和
of one's own.
とくゆう
とくゆう [0] 【特有】 (名・形動)[文]ナリ
他にはなく,そのものだけに特別に備わっている・こと(さま)。独特。「日本人―の発想」「この地方に―な慣習」
とくゆうざいさん
とくゆうざいさん [5] 【特有財産】
夫婦の一方が,婚姻前から有する財産,および婚姻中に自己の名で得た財産。
とくゆうせい
とくゆうせい [0] 【特有性】
そのものだけが特にもっている性質。特性。
とくよう
とくよう [0] 【特用】
特別に使用すること。
とくよう
とくよう [0] 【特養】
「特別養護老人ホーム」の略。「―ホーム」
とくよう
とくよう【徳用の】
economical.→英和
徳用大瓶(箱) a large economy bottle (box).
とくよう
とくよう [0] 【徳用・得用】 (名・形動)[文]ナリ
(1)値段の安い割に量が多くて役に立つ・こと(さま)。割安。多く「お徳用」の形で用いる。「―マッチ」「お―な品です」
(2)利得。得分。「是れを手代の―にして/浮世草子・新永代蔵」
(3)有得で応用の才能のあること。「汝は坐道場の―を備へたり/盛衰記 1」
(4)功徳の力。「此経の―にて/謡曲・海士」
とくようさくもつ
とくようさくもつ [6] 【特用作物】
食用以外の用途にあてる農作物。桑・茶・麻・タバコ・藍(アイ)など。
とくようひん
とくようひん [0] 【徳用品】
値段が安い割に,よく役に立つ品。
とくり
とくり【徳利】
⇒徳利(とつくり).
とくり
とくり [0] 【徳利】
(1)細く高くて口のすぼまっている,酒などの液体を入れるための器。通常,陶製。ガラス製・金属製のものもある。とっくり。銚子。
(2)〔水に入れるとぶくぶく沈むことから〕
泳ぎのできない人。
とくりつ
とくりつ [0] 【特立】 (名)スル
(1)多くのものの中で特に抜きんでていること。「此脈や,他の山系と―して/日本風景論(重昂)」
(2)他に頼らないこと。独立。
とくれい
とくれい【特例】
a special case[example]; <make> an exception (例外).→英和
とくれい
とくれい【督励する】
encourage[urge] <a person to do> .→英和
とくれい
とくれい [0] 【督励】 (名)スル
監督し励ますこと。「現場を―して完成を急がせる」
とくれい
とくれい [0] 【特例】
(1)特別な例。「―として認める」
(2)特別な典例。
とくれいこくさい
とくれいこくさい [5] 【特例国債】
経常経費の歳入補填(ホテン)のため,財政法によらず特例法によって発行される国債。歳入補填国債。
→赤字国債
とくれいほいく
とくれいほいく [5] 【特例保育】
東京都などが実施している,通常の保育時間を延長して行う保育。通常の保育時間の前後各一時間程度延長する。
とくれん
とくれん [0] 【得恋】 (名)スル
〔「失恋」に対してできた語〕
恋がかなうこと。恋愛が成功すること。
とくろん
とくろん [0] 【徳論】
徳の本質,種類,徳を養う方法などを主題とする倫理学の一部門。
とくわか
とくわか 【徳若】 (名・形動ナリ)
〔「常若(トコワカ)」の転〕
いつまでも若々しい・こと(さま)。「今年より蔵代官をゆづりえて殿も―民も―/狂言・松楪」
とくわか=に御万歳(ゴマンザイ)
――に御万歳(ゴマンザイ)
いつも若々しく,長寿を保つようにという意味の祝いの言葉。「ぽん����となる鼓,―/浄瑠璃・大経師(下)」
とくわかごまんざいしゅう
とくわかごまんざいしゅう 【徳和歌後万載集】
〔「徳若に御万歳」という祝い言葉のもじり〕
狂歌集。一五巻二冊。四方赤良(ヨモノアカラ)(大田南畝の別号)編。1785年刊。「万載狂歌集」の姉妹編。前集より天明調の整った秀吟を収める。
とぐ
と・ぐ [1] 【研ぐ・磨ぐ】 (動ガ五[四])
(1)刃物などを砥石(トイシ)ですって鋭くする。「包丁を―・ぐ」
(2)(多く「磨ぐ」と書く)水に入れてこすって洗う。「米を―・ぐ」
(3)みがいてつやを出す。「櫛笥(クシゲ)鏡の影見え難く―・ぐわきも知らず/大鏡(後一条)」
[可能] とげる
[慣用] 牙を―・爪を―
とぐ
とぐ【研ぐ】
[刃物を]grind;→英和
whet;→英和
sharpen <a knife> ;→英和
hone (砥石で)[strop (皮で)] <a razor> ;→英和
polish (磨く);→英和
wash (米を).→英和
とぐ
と・ぐ 【遂ぐ】 (動ガ下二)
⇒とげる
とぐち
とぐち [1][0] 【戸口】
建物の出入り口。
とぐち
とぐち【戸口】
<stand in> the doorway;→英和
<at> the door.→英和
とぐら
とぐら 【鳥栖・塒・鳥座】
鳥の巣。鳥小屋。とや。「―立て飼ひし雁の子巣立ちなば/万葉 182」
とぐら
とぐら 【戸倉】
長野県北部,埴科(ハニシナ)郡の町。北国街道の旧宿場町・温泉町。
とぐらかみやまだおんせん
とぐらかみやまだおんせん 【戸倉上山田温泉】
長野県戸倉町と更級(サラシナ)郡上山田町にまたがる温泉街。千曲川の中流域で,背後に冠着山(カムリキヤマ)がある。単純硫黄泉。
とぐり
とぐり
〔動詞「とぐる」の連用形から〕
隠語・語呂合わせ・洒落をいうこと。「煮殻(ニガラ)の天神…なまりの天神の―ぢやわいな/滑稽本・浮世風呂 3」
とぐる
とぐ・る (動ラ四)
〔近世語〕
(1)隠語を使う。しゃれた表現をする。「たろくと―・る男あれば,湯う屋と引く女あり/滑稽本・浮世風呂(前)」
〔江戸の通言で,「きいたふう」を「ふうたきい」と言う類〕
(2)尋問する。拷問する。「うぬをたらして―・らうと思や,何ぢや,知らぬ。こりやもう一責(ヒトセメ)責めにや成まい/歌舞伎・韓人漢文」
とぐるま
とぐるま [2] 【戸車】
戸の上または下に取り付けて,滑らかに動くようにする小さな車。滑り車。
とぐるま
とぐるま【戸車】
a roller.→英和
とぐろ
とぐろ
a coil.→英和
〜を巻く[へびが]coil itself;lie in a coil.→英和
とぐろ
とぐろ [3][0] 【塒・蜷局】
蛇がからだを渦巻のようにぐるぐる巻いてわだかまること。また,そのありさま。
とぐろ=を巻(マ)く
――を巻(マ)・く
(1)蛇がからだを渦巻状に巻いてわだかまる。
(2)何人かが,特に用もないのにたむろしている。
(3)腰を落ち着けて動かなくなる。
とけあい
とけあい [0] 【解(け)合い】
(1)解け合うこと。
(2)取引で,天災・事変,買い占め・売り崩しなどのため相場が激変したとき,売り方と買い方とが協議して一定の値段を定め,差金決済をして売買契約を解くこと。
とけあう
とけあ・う [3][0] 【解(け)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)互いに隔たりがなくなり,うちとけあう。「心が―・う」
(2)取引で,話し合いによって契約を解く。
[可能] とけあえる
とけあう
とけあ・う [3][0] 【溶(け)合う】 (動ワ五[ハ四])
物がとけて,まざり合う。
とけあう
とけあう【解け合う】
[和解]come to a mutual understanding;fade into one another (色が).
とけい
とけい [0] 【時計・土圭】
時間を計ったり,時刻を示したりする機械。錘(オモリ)・ぜんまい・電気などの力で運動させて,振り子または天府の振動の等時性を利用して,歯車で指針を等時的に進ませる装置。これを機械時計といい,これ以前には日時計・水時計・砂時計・火時計などがあった。現在では水晶発振や分子振動の等時性を利用したきわめて精度の高いものが開発,実用化されている。形式・用途によって懐中時計・腕時計・置き時計・掛け時計・ストップ-ウォッチ・クロノメーターなどの種類があり,時刻の表示方式によりアナログ式とデジタル式のものに大別される。液晶デジタル表示により,機械的な部品を全く必要としないものが普及している。
〔「時計」は,中国周代に用いられた緯度測定器「土圭」の当て字という〕
とけい
とけい [0] 【徒刑】
(1)旧刑法で,重罪人を島に送って労役に服させた刑。
(2)「徒(ズ)」に同じ。
とけい
とけい【時計】
a watch;→英和
a clock (柱・置時計).→英和
〜の針 the hands.〜の音 ticktack.→英和
〜が3時を打った It[The clock]has just struck three.〜を巻く wind (up) a watch.〜を(時報に)合わせる set the watch (by the time signal).‖時計仕掛 <move by> clockwork.時計台 a clock tower.時計回りに[の]clockwise.時計屋 a watchmaker (人);a watchmaker's[ <米> a watch store](店).自動巻き(夜光)時計 a self-winding (luminous[glow]dial) watch.はと(振り子)時計 a cuckoo (pendulum) clock.
とけいざ
とけいざ [0] 【時計座】
〔(ラテン) Horologium〕
一月上旬の宵に南中する南天の星座。日本からは北の一部だけが見える。
とけいざら
とけいざら [2] 【時計皿】
理化学実験に使用する,直径約2〜20センチメートルくらいの時計のふたのようなガラス皿。
とけいしゅう
とけいしゅう [2] 【徒刑囚】
徒刑に処せられた囚人。
とけいしんかん
とけいしんかん [4] 【時計信管】
時計装置を用いた時限信管。高射砲弾などに用いる。
とけいじかけ
とけいじかけ [4] 【時計仕掛(け)】
時計の働きによって,一定の時限に作動するようにした装置。
とけいすうじ
とけいすうじ [4] 【時計数字】
〔時計の文字盤の時刻を表す数字が多くこれを用いることから〕
ローマ数字。
とけいそう
とけいそう [0] 【時計草】
トケイソウ科のつる性常緑多年草。ブラジル原産。日本には享保年間(1716-1736)に渡来。葉は互生し,掌状に深裂。夏,葉腋の花柄に径8センチメートル内外の花を付ける。萼(ガク)片・花弁は各五個ずつあり,ほぼ同形の長楕円形で平開してつき,白色ときに淡紅色を帯びる。その内側に多数の淡紫色の糸状体から成る副冠がある。果実は卵形の液果。花を時計に見立てこの名がある。観賞用。ボロンカズラ。パッシフロラ。
時計草[図]
とけいだい
とけいだい [0] 【時計台】
建物の一部に時計を装置した塔。時計塔。
とけいのま
とけいのま 【土圭の間】
江戸城内,御用部屋の北側にあった部屋。時刻報知のため時計が置かれ,坊主が詰めていた。
とけいば
とけいば [0] 【徒刑場】
徒刑囚が服役する所。
とけいまわり
とけいまわり [4] 【時計回り】
時計の針の進む方向に回ること。右回り。
とけこむ
とけこむ【融け込む】
melt into;blend into;fuse into;become friendly with (人に);conform[adapt]oneself to (環境・習慣などに).
とけこむ
とけこ・む [0][3] 【溶(け)込む・解(け)込む・融け込む】 (動マ五[四])
(1)液体になって他のものの中に混じる。「塩分が―・んだ水」
(2)その場の雰囲気や,周囲の環境に,次第になじみ同化する。「会場の空気に―・む」
[可能] とけこめる
とけしなし
とけしな・し (形ク)
待ち遠しい。もどかしい。「(金銀ハ)溜るは―・く,へるははやし/浮世草子・永代蔵 4」
とけつ
とけつ【吐血する】
spit[vomit]blood.
とけつ
とけつ [0] 【吐血】 (名)スル
上部の消化管から出血した血液を吐くこと。胃潰瘍・胃癌・十二指腸潰瘍・食道静脈瘤破裂などによることが多い。吐いた血液は普通,暗赤色を呈する。「突然―して救急車で運ばれて行った」
→喀血(カツケツ)
とける
と・ける [2] 【溶ける・解ける・融ける】 (動カ下一)[文]カ下二 と・く
〔「とける(解)」と同源〕
(1)ある物質の分子が液体中に均一に核散すること。溶解する。「塩は水に―・ける」「酸素は水にあまり―・けない」
(2)固形物が,熱によって液状になる。「チョコレートが―・けてべたべたになる」「春になって雪が―・ける」「溶鉱炉の中で鉱石が―・ける」
〔金属の場合は「熔ける」「鎔ける」とも書く〕
とける
とける【溶ける】
melt;→英和
dissolve (溶解);→英和
fuse (火・熱に);→英和
thaw (氷・雪が).→英和
溶けやすい(にくい) (in)soluble;→英和
(in)fusible.→英和
とける
と・ける [2] 【解ける】 (動カ下一)[文]カ下二 と・く
(1)結ばれていたものがわかれわかれになる。結び目がほどける。「風呂敷の結び目が―・ける」「靴のひもが―・ける」
(2)束縛や禁止などが解除される。「お出入り禁止が―・ける」
(3)感情の高まりや悪感情・わだかまりがなくなって平静・平穏な状態になる。「緊張が―・ける」「誤解が―・ける」
(4)疑問や問題の答えが出る。「問題が―・けた」
(5)官職を解任される。「その弟の右近の丞―・けて御供に下りしをぞ/源氏(関屋)」
〔「解く」に対する自動詞〕
とける
とける【解ける】
get[come]loose (ほどける);come untied;be solved (問題が);be dispelled[cleared](疑いが);be appeased (怒りが).
とけん
とけん [0] 【杜鵑】
ホトトギスの漢名。
とけんか
とけんか [2] 【杜鵑花】
〔杜鵑(ホトトギス)の鳴く頃咲く花の意〕
サツキ。誤って漢名とされる。
とげ
とげ [2] 【刺・棘】
(1)植物の体表にあるとがった針状の硬い突起物。多くは枝が変形したものであるが,葉・茎・托葉の性質をもつものがあり,順に葉針(サボテンなど)・茎針(クコなど)・托葉針(サンショウなど)という。刺毛。
(2)動物の消化器や体表にある先の鋭くとがった付属突起物。毛が変質したもの(ヤマアラシなど),鱗(ウロコ)が変形したもの(ハリセンボン),表皮からつくられたもの(ウニ)などがある。
(3)竹・木などのとがった細片。「指に―がささる」
(4)かたくてとがった小片。魚の骨など。「―が喉(ノド)にささる」
(5)人の心をつきさすような意地の悪い言葉や仕打ち。「―のある物の言い方」「―を含んだ言葉」
とげ
とげ【刺】
a thorn (いばらの);→英和
a prickle (草の);→英和
a splinter (木などの);→英和
a spine (魚の背の).→英和
〜のある thorny;→英和
prickly;→英和
spiny;→英和
[比喩的]⇒とげとげしい.〜が刺さる A thorn runs into[sticks in] <one's finger> .
とげうお
とげうお [2] 【棘魚】
トゲウオ目トゲウオ科に属す魚類の総称。全長4〜9センチメートル。体は小形の紡錘形で,側扁する。体色は普通暗黄褐色。体側に骨鱗(コツリン)が一列に並び,背や腹に大きなとげがある。雄が水底に巣を作り,卵を孵化後まで保護する。陸封型と降海型がある。イトヨ・ハリヨ・トミヨなど。
棘魚[図]
とげだつ
とげだ・つ [3] 【刺立つ】 (動タ五[四])
(1)とげが立つ。「―・った枝」
(2)いらだつ。とげとげしくなる。「心が―・つ」
とげっぽう
とげっぽう [2] 【吐月峰】
〔連歌師宗長が,静岡市柴屋寺の竹林から採った竹で灰吹きを作り,「吐月峰」と名付けたところから〕
灰吹きのこと。
とげつきょう
とげつきょう 【渡月橋】
京都市右京区,嵐山の大堰(オオイ)川にかかる橋。亀山上皇の命名という。現在の橋は1934年(昭和9)竣工。
とげとげ
とげとげ [1] 【刺刺】 (副)スル
とげ立っているさま。また,態度や言動がきつくて親近感を欠いているさま。「癯(ヤツ)れてゐる故(セイ)か顔の造作が―してゐて/浮雲(四迷)」
とげとげしい
とげとげしい【刺々しい】
sharp <criticism> ;→英和
harsh <language> ;→英和
stinging <words> .
とげとげしい
とげとげし・い [5] 【刺刺しい】 (形)[文]シク とげとげ・し
(1)ものの言い方や表情などがいかにも意地悪できつい。かどだっている。「―・い顔つきで子供をしかる」「―・い皮肉を浴びせる」
(2)とげ立っている。とげが多い。「―・い木を差込んだ花瓶なぞを/うづまき(敏)」
[派生] ――さ(名)
とげぬき
とげぬき [3][0] 【刺抜き】
皮膚にささった刺を抜くこと。また,その道具。
とげぬきじぞう
とげぬきじぞう 【刺抜き地蔵】
東京都豊島区巣鴨にある曹洞宗の寺,高岩寺の俗称。本尊延命地蔵菩薩は刺抜きに霊験があるとされる。
とげねずみ
とげねずみ [3] 【刺鼠】
ネズミの一種。頭胴長12〜18センチメートルで,体に長さ2センチメートル余りの硬く先が鋭い針状の毛を密生する。奄美大島・徳之島と沖縄本島特産の世界的な珍種。天然記念物。
とげる
とげる【遂げる】
[完遂]accomplish;→英和
complete;→英和
fulfill;→英和
[達する]attain;→英和
achieve;→英和
[実行]carry out.
とげる
と・げる [0][2] 【遂げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 と・ぐ
(1)したいと思っていたことをやりおえる。成就する。「目的を―・げる」「本懐を―・げる」「何すとか相見そめけむ―・げざらまくに/万葉 4」
(2)結果としてそうなる。「目覚ましい発展を―・げる」「悲惨な最期(サイゴ)を―・げる」
[慣用] 功成り名―・最期を―・名を―
とこ
とこ【床】
an alcove (床の間);→英和
the floor (ゆか);→英和
a bed (寝床・苗床).→英和
〜につく go to bed (就眠);be (ill) in bed (病気で).〜を敷く(上げる) make (put away) a bed.
とこ
とこ [0] 【床】
(1)寝るために設けるところ。ねどこ。「―を敷く」「―を延べる」
(2)病気のからだを横たえるところ。病床。「―にふせる」「―上げ」
(3)「床の間」の略。「―飾り」「―柱」
(4)畳の下地。畳のしん。
(5)ゆか。「ポムペイにありといふ―にも,かく美しき色あるはあらじ/即興詩人(鴎外)」
(6)苗を植えつけ育てるところ。苗床。
(7)河川の底。「川―」
(8)鉄床(カナトコ)のこと。
(9)桟敷。涼みどこ。ゆか。
(10)男女の共寝。また,閨房のあしらい。「―上手」
(11)和船の最後部にある床船梁(トコフナバリ)の略。中央に舵を設けるため舵床ともいう。
(12)「髪結い床」の略。とこや。
(13)牛車(ギツシヤ)の,人の乗る上部の部分。屋形。くるまばこ。「御車の―かきおろしておはしまさせ給/栄花(嶺の月)」
とこ
とこ [1] 【独鈷】
⇒とっこ(独鈷)
とこ
とこ 【常】
名詞およびそれに準ずる語の上に,助詞「つ」を介して,あるいは直接に付く。また,形容詞の上に付いたり,副詞をつくったりする。いつも変わらぬ,永遠であるなどの意を表す。「―つ国」「―つ世」「―つ御門」「―世」「―夏」「―めずらし」「―とわ」
とこ
とこ [2][0] 【所】
「ところ」の略。俗語的な言い方。「今着いた―だ」「そこん―をもう一ぺん聞かしてくれ」「草津よい―一度はおいで」「千円が―(=千円ホド)損をした」
とこ=に就く
――に就・く
(1)寝床に入る。寝る。就寝する。
(2)病気になって寝る。
とこ=を上げる
――を上・げる
(1)寝具をかたづける。
(2)病気が治って病床を離れる。
とこ=を取る
――を取・る
布団を敷いて寝られるようにする。
とこ=を払う
――を払・う
病気が治って,寝ていた布団を片付ける。
とこ=旧(フ)る
――旧(フ)・る
夫婦が長い年月つれそう。「年ふれどいかなる人か―・りてあひおもふ人に別れざるらむ/拾遺(哀傷)」
とこ=離(ハナ)る
――離(ハナ)・る
(1)寝床から離れる。起きだす。
(2)男女の関係が絶える。「年ごろあひ馴れたる妻,やうやう―・れて,つひに尼になりて/伊勢 16」
とこあげ
とこあげ【床上げ(の祝い)】
(the celebration of) one's recovery from illness.〜する leave one's sickbed.
とこあげ
とこあげ [0] 【床上げ】 (名)スル
(1)大病が全快して寝具を片付けること。また,その祝い。とこばらい。
(2)お産の後,産婦が順調に回復して寝具を片付けること。
とこあしらい
とこあしらい [3] 【床あしらい】
遊女などの,床にはいってからの客あしらい。「―の上手な女」
とこいた
とこいた [0] 【床板】
床の間のゆかに張る板。
とこいり
とこいり [0] 【床入り】 (名)スル
(1)寝床の中に入ること。
(2)婚礼の夜,新夫婦が初めて同じ寝床に入ること。
とこいり
とこいり【床入りする】
get into the bridal bed.
とこう
とこ・う トコフ 【詛ふ・呪ふ】 (動ハ四)
のろう。「其の竹の葉につつみて,―・はしめて言ひけらく/古事記(中訓)」
とこう
とこう【渡航する】
make a voyage <to> ;→英和
go over <to> .‖渡航者 a passenger <to> .渡航手続きをする arrange passage <to> .
とこう
とこう [0] 【徒行】 (名)スル
歩いて行くこと。「遥けき道を―せねばならぬ艱難あり/八十日間世界一周(忠之助)」
とこう
とこう [0] 【渡航】 (名)スル
航空機や船で外国へ出かけること。「―手続き」「海外へ―する」
とこう
とこう [1] 【兎角】 (副)スル
〔「とかく」の転〕
あれこれ。「―するうちに夜が明けた」「―云ふ間(ヒマ)もなかつた/婦系図(鏡花)」
とこう
とこう [0] 【渡口】
渡し場。
とこう
とこう [0] 【都講】
(1)天皇の読書始めの式に,侍講が授けたところを復習する職。尚復。
(2)塾生の長。塾頭。
とこう=して
――して
とかくして。あれこれして。やっとのことで。「信頼はなぢ押のごひ,―馬にのらせられ/平治(中)」
とこうし
とこうし [2] 【塗工紙】
印刷用紙で,原紙の表面に白色顔料と接着剤などを混ぜた塗料を塗り,磨き加工をほどこしたもの。塗被(トヒ)紙。コーテッドペーパー。
とこうめんじょう
とこうめんじょう [4] 【渡航免状】
パスポート。
とこおおい
とこおおい [3] 【床覆い】
苗床の温度や湿度を調節するためにかぶせるもの。
とこかざり
とこかざり【床飾り】
an alcove ornament.
とこかざり
とこかざり [3] 【床飾り】
掛物をかけたり,花・置物などを置いて,床の間を飾ること。また,その掛物など。
とこかみゆい
とこかみゆい 【床髪結(い)】
近世,簡単な仮店を出して営業している床屋。また,その職人。
とこが
とこが (接助)
〔「ところが」の転。話し言葉でのくだけた言い方〕
(1)「ところが(接助){(1)}」に同じ。「今から行った―,とても間に合いっこはない」
(2)「ところが(接助){(2)}」に同じ。「休みをとってみた―,別に何をしようというあてもない」
とこがため
とこがため [3] 【床固め】
河床の浸食を防ぎ,河川の形状を維持するために,河川を横断して設ける低い堤防。
とこがまち
とこがまち [3] 【床框】
床の間の前端で,床畳または床板の端を隠すために用いる化粧横木。とこぶち。
とこく
とこく 【杜国】
⇒坪井(ツボイ)杜国
とこげいしゃ
とこげいしゃ [3] 【床芸者】
芸者とは名ばかりで,床で客と寝るばかりの私娼。ころび芸者。「―ずる(=三味線ヲ弾クコト)にかけてはにちゆう(=未熟)也/柳多留 8」
とこさかずき
とこさかずき [3] 【床杯】
婚礼の夜,新夫婦が寝所でさかずきを取り交わす儀式。
とこざし
とこざし [0] 【床挿(し)】
挿し木の方法の一。挿し穂を苗床に挿すこと。
とこしえ
とこしえ [0] 【常しえ・永久】 (名・形動)[文]ナリ
変わらずにいつまでも続く・こと(さま)。とこしなえ。えいきゅう。「―の眠りにつく(=死ヌ)」「―に変わらぬ愛」
とこしえ
とこしえ
〜に forever;→英和
eternally.→英和
とこしき
とこしき [0] 【床敷・褥】
(1)座席などに敷くもの。敷物。しとね。
(2)船床に敷く板。
とこしくに
とこしくに 【常しくに】 (副)
いつまでも変わらずに。永久に。「皇祖(スメロキ)の神の宮人ところづらいや―我かへり見む/万葉 1133」
とこしなえ
とこしなえ [0] 【常しなえ・永久】 (名・形動)[文]ナリ
「とこしえ(永久)」に同じ。「宝塔―に天に聳えて/五重塔(露伴)」
とこしめ
とこしめ [0] 【床締め】 (名)スル
〔「とこじめ」とも〕
水漏れを防ぐため,水田の作土の下に水を通しにくい層を,土を締め固めてつくること。
とこじょうず
とこじょうず [3] 【床上手】 (名・形動)
閨房でのあしらいが上手な・こと(さま)。そのような人。「―な遊女」
とこじらみ
とこじらみ [3] 【床虱】
半翅目の昆虫。体長5ミリメートル内外。全体に褐色で扁平。前ばねは非常に短く,後ろばねはない。家屋内にすみ,夜間出没し人間の血を吸う。刺されると激しいかゆみが残る。ナンキンムシ。トコムシ。
床虱[図]
とこすずみ
とこすずみ [3] 【床涼み】
夏の夜,屋外に床(ユカ){(4)}を設けて涼むこと。特に,京都の四条河原のものが有名。
とこずれ
とこずれ【床擦れ】
<have> a bedsore.→英和
とこずれ
とこずれ [0] 【床擦れ】 (名)スル
長く病気で床についていて,床にあたる体の部分がすれてただれること。褥瘡(ジヨクソウ)。「―したところが痛々しい」
とこそ
とこそ (連語)
〔格助詞「と」に係助詞「こそ」の付いたもの〕
(1)「と」で受ける部分を強調して言い表す。「いろかはる秋の菊をばひととせにふたたびにほふ花―みれ/古今(秋下)」
(2)(命令形に付いて)命令の意をさらに強めて言い表す。…しろよ。「いかに,あれなる客僧,とまれ―/謡曲・安達原」
とこだたみ
とこだたみ [3] 【床畳】
床の間に敷く畳。また,ゆかに敷く畳。
とこだな
とこだな [0] 【床棚】
床脇にある棚。床脇棚(トコワキダナ)。
とこつくに
とこつくに 【常つ国】
死者が行くという永遠の世界。よみのくに。「やまひしあつしれて,―に至ることを/日本書紀(雄略訓)」
とこつち
とこつち [0] 【床土】
苗床用の土。
とこで
とこで (接助)
〔「ところで」の転。話し言葉でのくだけた言い方〕
「ところで(接助)」に同じ。「今からじゃ,いくら急いだ―,とても間に合いっこない」
とことこ
とことこ [1] (副)
小またに,足早に歩くようす。「子供が―(と)歩く」
とことわ
とことわ 【常】 (名・形動ナリ)
〔古くは「とことば」〕
永久に変わらない・こと(さま)。永久不変。「これの世は移り去るとも―にさ残りいませ後の世のため/仏足石歌」
とことん
とことん
〜までやる go the whole way[ <話> hog].〜まで戦う fight it out;fight to a[the]finish.→英和
とことん
とことん [3]
物事の終わり。終末。最後。どんづまり。副詞的にも用いる。「―まで追いつめる」「―やってみる」
とことんやれぶし
とことんやれぶし 【とことんやれ節】
明治時代に流行した軍歌。1868年(明治1)官軍東征の際,参謀品川弥二郎が作詞し,祇園の芸者君尾(一説に大村益次郎)が作曲。東征大総督有栖川宮をさす「宮さん宮さん」で始まる。とんやれ節。
とことんやれ節
とことんやれぶし 【とことんやれ節】
明治時代に流行した軍歌。1868年(明治1)官軍東征の際,参謀品川弥二郎が作詞し,祇園の芸者君尾(一説に大村益次郎)が作曲。東征大総督有栖川宮をさす「宮さん宮さん」で始まる。とんやれ節。
とこなつ
とこなつ [0] 【常夏】
(1)一年中いつも夏のような気候であること。「―の島ハワイ」
(2)セキチクの園芸変種。全体に小形。花は晩春から秋にかけて咲き一重または八重で,花色は赤・白・桃・絞りなど。[季]夏。
(3)ナデシコ(カワラナデシコ)の古名。
(4)襲(カサネ)の色目の名。なでしこ。
(5)家紋の一。なでしこ{(1)}を図案化したもの。なでしこ。
(6)源氏物語の巻名。第二六帖。
とこなつ
とこなつ【常夏の国】
a land of everlasting summer.
とこなつかし
とこなつか・し 【常懐し】 (形シク)
常に心がひかれる。「なでしこの(ナデシコノ異名「常夏」ニカケテ)―・しき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ/源氏(常夏)」
とこなつづき
とこなつづき [4] 【常夏月】
陰暦六月の異名。
とこなつに
とこなつに 【常夏に】 (副)
いつも変わらず,永遠に。一説に,夏の間を通じてずっと。「新川のその立山に―雪降り敷きて/万葉 4000」
とこなみ
とこなみ 【床次】
姓氏の一。
とこなみたけじろう
とこなみたけじろう 【床次竹二郎】
(1866-1935) 政治家。鹿児島県生まれ。東大卒。原・高橋内閣の内相,犬養内閣の鉄道相,岡田内閣の逓信(テイシン)相を歴任。その間,政権の座を目指して政党遍歴・新党結成を繰り返し,政党政治に混迷をもたらした。
とこなめ
とこなめ 【常滑】
河床や谷道の岩などに水苔がついていつもなめらかなこと。「妹が門入り泉川の―にみ雪残れり/万葉 1695」
とこなめ
とこなめ 【常滑】
愛知県知多半島の中部西岸にある市。常滑焼で知られ,急須・土管・植木鉢・衛生陶器を多く生産。
とこなめやき
とこなめやき [0] 【常滑焼】
愛知県常滑市に産する陶器。平安・鎌倉頃に始まるといわれ,初め自然釉(シゼンユウ)焼き締めの壺などを焼いたが,のち土管で有名になった。また,朱泥の陶器でも知られる。とこなべやき。
とこぬしのかみ
とこぬしのかみ [6] 【地主の神】
その土地を治める神。地主(ジヌシ)の神。
とこのま
とこのま [0] 【床の間】
座敷の正面上座に一段高く構え,掛軸・置物・花瓶などを飾る場所。室町時代の押板(オシイタ)と上段を原形として生まれた。ゆかの仕上げにより畳床と板床があり,また形式としては本床・蹴込み床・踏み込み床・洞床(ホラドコ)・袋床・釣り床・織部床・置床などがある。
床の間[図]
とこのま
とこのま【床の間】
a tokonoma;an alcove.→英和
とこのまつき
とこのまつき [0][4] 【床の間付き】
座敷に床の間のついていること。また,その座敷。
とこのやま
とこのやま 【鳥籠の山】
近江国の不知哉(イサヤ)川近辺にあった山。現在のどの山にあたるかは未詳。((歌枕))「あだにちる露の枕にふし侘びてうづら鳴くなり―風/新古今(秋下)」
とこは
とこは 【常葉】
常緑の木の葉。ときわ。
とこはがくえんだいがく
とこはがくえんだいがく 【常葉学園大学】
私立大学の一。1980年(昭和55)設立。本部は静岡市。
とこはがくえんはままつだいがく
とこはがくえんはままつだいがく 【常葉学園浜松大学】
私立大学の一。1987年(昭和62)設立。本部は浜松市。
とこはつはな
とこはつはな 【常初花】
永久に新しい花。また,常に初花をみる思いで心がひかれること。「相見れば―に心ぐし/万葉 3978」
とこはる
とこはる [0] 【常春】
一年中春のようにおだやかな時候であること。「―の地」
とこば
とこば [0] 【床場】
床屋。理髪店。「イツモ留守ナ先生ダ,ソンナラ―マデ呼ビニ行ッテコイ/サトウ会話篇」
とこばし
とこばし [3] 【床箸】
鋳金・彫金・鍛金などに用いる鉄製の用具。加熱した金属をはさみ持つ,やっとこ状のもの。
とこばしら
とこばしら [3][0] 【床柱】
床の間と床脇棚の境にある化粧柱。正式なものは角柱であるが,数寄屋風書院では,磨き丸太・面皮柱・唐木なども用いられる。
とこばしら
とこばしら【床柱】
an alcove post.
とこばな
とこばな 【床花】
江戸時代,遊里でなじみになったしるしとして遊女に床で与えた祝儀の金。
とこばな
とこばな 【常花】
いつまでも変わらず咲いている花。「橘は―にもがほととぎす/万葉 3909」
とこばなれ
とこばなれ [3][0] 【床離れ】 (名)スル
(1)寝床から起き出すこと。起床。「―の悪い人」
(2)夫婦間に愛情がなくなること。また,その結果別居すること。
とこばなれ
とこばなれ【床離れがわるい】
be a sleepyhead.→英和
とこばらい
とこばらい [3] 【床払い】 (名)スル
「床上(トコア)げ」に同じ。「全快して―する」
とこぶし
とこぶし [0] 【常節】
海産の巻貝。アワビに似るが小さく,殻長7センチメートル内外。貝殻の外面は褐色ないし緑褐色。内面は真珠光沢がある。外縁に八個内外の穴があいているが,アワビ類ではこれが四,五個なので区別できる。食用。全国の潮間帯付近の岩礁にすむ。ナガレコ。[季]春。
とこぶち
とこぶち [0] 【床縁】
床前の化粧横木。とこがまち。
とこまえだたみ
とこまえだたみ トコマヘ― [5] 【床前畳】
茶室で,床の前にある畳。貴人畳。
とこまんざい
とこまんざい 【徳万歳】
〔「徳若に御万歳」の略〕
子供などがくしゃみをしたときのまじないの語。
とこまんりき
とこまんりき [3] 【床万力】
仕事台に取り付けて用いる万力。箱万力。
とこみせ
とこみせ [0] 【床店・床見世】
商品を並べるだけの,寝泊まりしない簡単な店。または,移動できる小さな店。屋台店。「湯島か神明前の―をおさがしなされい/黄表紙・御存商売物」
とこみや
とこみや 【常宮】
(1)いつまでも変わらない宮殿。永遠の宮。「わご大君の―と仕へ奉(マツ)れる/万葉 917」
(2)御陵。「あさもよし城上(キノエ)の宮を―と高くしたてて/万葉 199」
とこむし
とこむし [2] 【床虫】
トコジラミの異名。
とこめずら
とこめずら 【常珍】 (形動ナリ)
いつも新鮮で古びていないさま。「むめの花色は目なれて吹く風に匂ひくる香ぞ―なる/躬恒集」
とこめずらし
とこめずら・し 【常珍し】 (形シク)
いつも新鮮で古びていない。「己(オノ)が妻こそ―・しき/万葉 2651」
とこや
とこや [0] 【床屋】
(1)〔江戸時代,男の髪を結う髪結いが床店(トコミセ)で仕事をしていたことから〕
髪結い床。
(2)理髪店・理容店の俗称。
とこや
とこや【床屋】
⇒理髪(りはつ).
とこやま
とこやま [0] 【床山】
(1)俳優の髪を結ったり,鬘(カツラ)を整えたりする人。また,その部屋。
(2)力士の髪を結ったり,整えたりする人。
とこやま
とこやま【床山】
a hairdresser (力士の);→英和
a wigmaker (芝居の).
とこやみ
とこやみ [0] 【常闇】
永久にまっくらであること。常夜(トコヨ)。「天雲を日の目も見せず―に覆ひたまひて/万葉 199」
とこよ
とこよ 【常世】 (名・形動ナリ)
(1)永久に変わらない・こと(さま)。永遠。「呉床座(アグライ)の神の御手もち弾く琴に舞する女(オミナ)―にもがも/古事記(下)」
(2)「常世の国」に同じ。「心から―を捨てて鳴く雁を雲のよそにも思ひけるかな/源氏(須磨)」
とこよ
とこよ [0][2] 【常夜】
夜ばかりで昼がないこと。いつも夜であること。「爾に高天の原皆暗く,葦原中国悉に闇し。此れに因りて―往きき/古事記(上訓)」
とこよし
とこよし 【床善し】
遊女などの床の中での技巧の優れていること。とこじょうず。「―の小春殿/浄瑠璃・天の網島(上)」
とこよのかみ
とこよのかみ 【常世の神】
常世の国の神。常世の国より人間世界に現れ,長寿・富・幸福をもたらすと考えられていた。「太秦(ウズマサ)は神とも神と聞えくる―を打ち懲(キタ)ますも/日本書紀(皇極)」
とこよのくに
とこよのくに 【常世の国】
(1)古代人がはるか遠隔の地にあると信じていた国。「たぢまもりを―に遣はして/古事記(中訓)」
(2)不老不死の仙境。中国伝来の神仙思想と結びついてできた観念とされる。「君を待つ松浦の浦の娘子(オトメ)らは―の海人娘子(アマオトメ)かも/万葉 865」
(3)よみのくに。死者の国。
とこよのこのみ
とこよのこのみ 【常世の木の実】
タチバナの実。ときじくのかくのこのみ。「又は蓬が島とかや,―の名をとめて,齢を延ぶる仙女となる/謡曲・草薙」
とこよのながなきどり
とこよのながなきどり 【常世の長鳴き鳥】
ニワトリの別名。ながなきどり。「―を集めて鳴かしめて/古事記(上訓)」
とこよもの
とこよもの 【常世物】
〔垂仁天皇のときに田道間守(タジマモリ)が常世の国から持ち帰ったという伝説から〕
タチバナの別名。「―この橘のいや照りに/万葉 4063」
ところ
ところ [0] 【所・処】
□一□空間的な位置・場所。
(1)ある地点。また,そのあたり。「遠い―から来た」「町を出た―に橋がある」「時と―を考える」「窓の―に立つ」
(2)ある地域。地方。「―変われば品変わる」
(3)住んでいる場所。住所。居所。「―番地」「書類に―と名前を書き込む」「―払い」
(4)家庭・会社・地域など,所属している社会。「兄の―は五人家族だ」「あなたの―では何人社員がいますか」「私の―ではまだそんな風習が残っている」
(5)ある箇所。部分。「口の上の―に吹き出物ができる」
(6)その者が所有している領地。「―には地頭強して,領家は弱く/太平記 1」
(7)都から離れたいなか。在所。「かの人々を待ちて―の名所をも尋ねばや/謡曲・求塚」
(8)「蔵人(クロウド)所」「武者所」の略。
□二□抽象的な事柄についての位置や場面など。
(1)ふさわしい部署・地位。「―を得た人事配置」
(2)時間の流れの中のある部分を漠然とさす。場面。段階。「今の―は心配がない」「今日の―はこの程度にしておきます」「すんでの―で助かる」
(3)連体修飾語を受けて用いる。
(ア)ちょうど何かをしようとする,あるいは,何かをしたばかりの場面・状況であることを表す。ちょうどその時。ほかならぬその時点。「出かけようとする―に来客があった」「もうすぐ式が始まる―だ」「今し方外出した―だ」
(イ)特定の状況における事態を表す。場合。「彼女が一人で歩いている―を見たことがある」「普通の人間なら当然おこり出す―だ」
(ウ)抽象的な箇所を表す。点。部分。「彼には人をひきつける―がある」「小説のおもしろい―だけ話す」
(エ)そこに示されている内容のことであることを表す。…すること。…であること。「自分の信ずる―を述べる」「聞く―によると」
(4)数量を表す語に「が」を介して付いて,そのぐらいの程度であることを表す。くらい。「千円が―損をした」
□三□(形式名詞)
(1)〔漢文の「為 A 所 B 」を「 A の B するところとなる」と訓読したことから〕
状態。成り行き。「人の知る―となった」
(2)〔漢文訓読で連体修飾の「所」を直訳したことから生じた用法。近代では西洋語の関係代名詞の翻訳にも用いられるようになった〕
用言に付き,「…ところの」の形で,連体修飾語をつくる。「彼のめざす―の理想」「私が愛する―の家族」
□四□(「どころ」の形で)
(1)動詞の連用形の下に付いて,それをするのにふさわしい部分・場所を表す。「見―」「つかみ―がない」
(2)名詞の下に付いて,それがたくさんとれるところを表す。「米―」「茶―」
(3)名詞・形容動詞の語幹の下に付いて,それに該当する人たちの意を表す。「きれい―」「社の幹部―が集まった」
(4)名詞の下に付いて,それを扱う場所・役所を表す。「台盤―」「御息(ミヤスン)―」「大歌―」「蔵人(クロウド)―」
→ところが
→ところで
→ところに
→ところへ
→ところを
ところ
ところ (接助)
〔形式名詞「ところ」から〕
「ところが(接助){(1)}」に同じ。「家へ帰ってみた―,荷はもう着いていた」
ところ
ところ【所】
[場所]a place;→英和
a spot;→英和
a district (地方);→英和
[余地]room;→英和
space;→英和
[住所]one's house[address]; <stay> with a person[in a person's];→英和
[点]a <good> point;→英和
<There is> something <attractive> about one;[部分]a part;→英和
a <difficult> passage.→英和
〜[当]を得る(得ない) be in (out of) place.〜をわきまえない disregard the occasion.→英和
〜もあろうに of all places[occasions].〜嫌[構]わず everywhere;→英和
all over;indiscriminately.→英和
今(まで)の〜 at present (so far).この〜 lately;→英和
recently;these days.‖所変われば品変わる So many countries,so many customs.所により雨[天気予報で] <fine with> scattered showers.
ところ
ところ (接尾)
助数詞。
(1)場所・箇所を数えるのに用いる。「気に入らぬ所がふた―ある」
(2)貴人の人数を数えるのに用いる。「ただ一―ふかき山へ入給ひぬ/竹取」「女御子たち二―,この御腹におはしませど/源氏(桐壺)」
ところ
ところ [0] 【野老】
ヤマノイモ科のつる性多年草。原野に自生。柄のある心臓形の葉を互生。雌雄異株。夏,腋生の花穂に黄緑色の小花をつける。根茎は太くひげ根を多数出し,これを老人のひげに見たて「野老」の字をあてる。根茎は正月の飾り物とされ,また苦味を抜けば食用となり,煎(セン)じて胃病や去痰(キヨタン)の薬とする。オニドコロ。古名トコロズラ。[季]新年。
野老[図]
ところ=により
――により
特定の場所を示さない言い方。所によって。「関東地方は夜,―小雨が降るでしょう」
ところ=に付く
――に付・く
□一□〔「付く」は下二段〕
その場にふさわしい。「―・けて我はと思ひたる女房の,のぞきけしきばみ/枕草子 3」
□二□〔「付く」は四段〕
その場所に生活の根を張る。「―・きて年ごろに成て免されたる者は/今昔 26」
ところ=へ持ってきて
――へ持ってきて
(前の文をうけて)それに加えて。それだけでなく。「雨が激しくなった―,風も強く吹いてきた」
ところ=を∘得(エ)る
――を∘得(エ)る
(1)その人にふさわしい仕事や地位につく。
(2)よい時勢にあって,勢いが盛んである。「馴れたるさまに上手めき,所得たるけしきして/徒然 233」
ところ=変われば品(シナ)変わる
――変われば品(シナ)変わる
土地が違えば,風俗・習慣もそれぞれ異なる。
ところ=嫌(キラ)わず
――嫌(キラ)わず
場所にかまわず。どこでもかまわず。「出物腫れ物―」
ところ=構わず
――構わず
どんな場所でも構うことなく。気にすることなくどこでも。
ところあて
ところあて 【所宛】
平安・鎌倉時代,諸寮・諸司・諸所などの行事の主宰者を任命すること。
ところあらわし
ところあらわし 【所顕し】
平安時代に行われた結婚披露の宴。結婚二,三日から五日後に新婦の家で行われ,酒肴を設けて婿とその従者をもてなした。新婦方の両親・親族はこの時初めて婿と正式に対面し,以後,婿は夫として自由に妻の家に出入りできた。「忍びてもあらましを,―をさへして,…我も人もゆゆしき恥をとる事/落窪 2」
ところいせき
ところいせき 【常呂遺跡】
北海道,オホーツク海に注ぐ常呂川河口から,サロマ湖にのびる砂丘上にある遺跡群。擦文(サツモン)文化を主とする竪穴(タテアナ)住居の集落跡。
ところえがお
ところえがお [4] 【所得顔】
所を得て満足そうなさま。得意顔。したりがお。
ところえがお
ところえがお【所得顔に】
with a triumphant look;triumphantly.→英和
ところが
ところが [3] (接続)
〔接続助詞「ところが」から〕
予想や期待に反したことを述べはじめようとするときに用いる語。しかるに。そうであるのに。「万事まるく収まるはずだった。―とんでもないことになった」
ところが
ところが
but;→英和
however;→英和
while;→英和
on the contrary.→英和
ところが
ところが (接助)
〔形式名詞「ところ」に格助詞「が」の付いたものから。近世後期以降の語。「とこが」の形をとることもある〕
助動詞「た」の終止形で終わる文に接続する。
(1)(順接条件を表す用法)前の事柄が起こった後,引き続き後の事柄が起こることを表す。「…した。すると」の意。「交番で聞いた―,すぐわかった」「思い切って頼んでみた―,意外に簡単に引き受けてくれた」
→ところ(接助)
(2)(逆接条件を表す用法)前の事柄を予想していたのに,予想に反して好ましくない結果となってしまうことを表す。「…したのに」の意。「彼のことを考えていろいろ注意した―,かえって恨まれてしまった」「今度は勝つだろうと思って試合をしてみた―,やはり負けてしまった」
ところがえ
ところがえ [0] 【所替え】 (名)スル
(1)場所を移しかえること。
(2)幕命により大・小名の領地をよそへ移し変えること。江戸時代に多かった。国替え。移封。転封。
ところがき
ところがき [0] 【所書き】
文書に,住所を記入すること。また,その記入した住所。
ところがまえ
ところがまえ [4] 【所構え】
⇒所払(トコロバラ)い
ところがら
ところがら [0] 【所柄】
その場所の性質。その場所の風(フウ)。場所柄。
ところことば
ところことば 【所言葉】
その土地の言葉。方言。「その―をつかひ/浮世草子・一代女 6」
ところざけ
ところざけ 【所酒】
その土地でつくられる酒。地酒。「―のから口,鱶(フカ)のさしみを好み/浮世草子・永代蔵 1」
ところざわ
ところざわ トコロザハ 【所沢】
埼玉県南部の市。武蔵野台地と狭山丘陵に位置する。近年,住宅地として発展。航空記念公園・ユネスコ村・西武球場がある。
ところじち
ところじち 【所質】
中世,債権者が契約を順守履行しない債務者に対して行う強制執行手段。債務者が所属する共同体の成員の身柄または財産を無作為に選んで,実力行使によって差し押さえる行為。
ところじまん
ところじまん [4] 【所自慢】
自分の住んでいる所や故郷などについて自慢すること。
ところずら
ところずら 【野老葛】
■一■ (名)
トコロの古名。
■二■ (枕詞)
つるを尋ねてヤマイモを掘るところから,比喩的に「とめゆき」にかかり,また同音を利用して「とこしくに」にかかる。「―尋(ト)め行きければ親族(ウガラ)どちい行き集ひ/万葉 1809」「―いや常(トコ)しくに/万葉 1133」
ところせきなし
ところせきな・し 【所狭きなし】 (形ク)
あたり一杯になっている。余す所ない。「毎日の繁昌此御時,君が代の道広く,通り町十二間の大道―・く/浮世草子・永代蔵 3」
ところせし
ところせ・し 【所狭し】 (形ク)
(1)空間を物が占めていて,場所が狭い。いっぱいだ。残された余地が少ない。「屯食(トンジキ),禄の唐櫃どもなど,―・きまで/源氏(桐壺)」
(2)精神的に窮屈だ。気づまりだ。「(天皇トイウ)よろづ―・き御ありさまよりは,なかなか安らかに/増鏡(おどろの下)」
(3)堂々としている。重々しく立派である。「いで給ふ気色―・きを,人々端に出て見奉れば/源氏(紅葉賀)」
(4)おおげさだ。仰山だ。大層だ。「ただ近き所なれば,車は―・し/堤中納言(はいずみ)」
(5)扱いにくい。めんどうだ。難儀だ。うっとうしい。「雨降り出でて―・くもあるに/源氏(末摘花)」
ところせまい
ところせま・い [5] 【所狭い】 (形)[文]ク ところせま・し
場所が狭い。場所が狭い感じである。「本などが―・いまでに積まれている」「さまざまの機器が―・しと並んでいる」
ところそだち
ところそだち 【所育ち】
その土地で生まれ育ったこと。また,その人。「―も物まぎれして/浮世草子・一代男 4」
ところてん
ところてん [0] 【心太・瓊脂】
テングサなど,寒天質を含む海草を煮て溶かし,箱に流して冷やし固めた食品。ところてん突きで麺(メン)状に突き出し,醤油や酢・からしなどをかけて食べる。[季]夏。《―煙のごとく沈みをり/日野草城》
ところてん
ところてん【心太】
gelidium jelly.〜式に successively;→英和
mechanically.→英和
ところてんぐさ
ところてんぐさ [4] 【心太草】
テングサのこと。
ところてんしき
ところてんしき [0] 【心太式】
ところてんを突き出すように,あとから押されて進むこと。何の苦労もしないで,押されるままに進んだり,物事を終えたりすること。「―に大学を卒業する」
ところてんつき
ところてんつき [4] 【心太突き】
ところてんを入れ,棒で突いて,細く麺のようにして出す道具。一端に格子形の網目のある箱筒と,突き出す棒とからなる。
ところで
ところで
well;→英和
now;→英和
by the way.→英和
ところで
ところで (接助)
〔形式名詞「ところ」に格助詞「で」の付いたものから。近世後期以降の語。「とこで」の形をとることもある〕
助動詞「た」の終止形で終わる文に接続する。逆接条件を表す。前の事柄が無益なものに,また,好ましくない状態になりそうだという予想のもとで,後に結びつける。「…しても」の意。「理屈をいってみた―,何の甲斐もない」「急いだ―,時間的にとても無理だ」
→ところが(接助)
ところで
ところで [3] (接続)
〔接続助詞「ところで」から〕
話題を変えて話しはじめる時に用いる。それはそうと。「―,今日はおひまですか」
ところどう
ところどう 【所籐】
弓の一種。ところどころに籐(トウ)を巻いたもの。
ところどころ
ところどころ [4] 【所所】
(1)あちこち。ここかしこ。「―にベンチが置いてある」「―まちがっている」
(2)「人々」の尊敬語。かたがた。「―ながめ給ふらむかしと,思ひやり給ふにつけても/源氏(須磨)」
ところどころ
ところどころ【所々】
in some[several]places;here and there.
ところなし
ところな・し 【所無し】 (形ク)
すきまがない。あいた場所がない。「一条の大路,―・くむくつけきまで騒ぎたり/源氏(葵)」
ところに
ところに (接助)
〔形式名詞「ところ」に格助詞「に」の付いたものから。中世末期から近世へかけての語〕
活用語の連体形に接続する。
(1)(順接条件を表す用法)前の事柄が起こった後,引き続き後の事柄が起こることを表す。「オノオノコノ儀モットモト同心シテ選ブ―,孔雀サシデテ言ウワ/天草本伊曾保」
(2)(逆接条件を表す用法)前の事柄が考えられるのに対して,予期に反する事柄が次に起こることを表す。「身に逢うたらば悦ばう―,却つて手向ひするは何事ぞ/歌舞伎・なぐさみ曾我」
ところのしゅう
ところのしゅう 【所の衆】
蔵人(クロウド)所に属して雑事を行うもの。六位のものが補せられた。
ところのひと
ところのひと 【所の人】
その土地の人。所の者。「―にたづねばやと存ずる/狂言・通円(虎寛本)」
ところのもの
ところのもの 【所の物】
その土地の産物。
ところばらい
ところばらい [4] 【所払い】
江戸時代,庶民に科せられた刑罰の一。その居住地より追い払われたこと。所構え。
ところばんち
ところばんち [4] 【所番地】
所在地・住所の地名と番地。
ところへ
ところへ 【所へ】 (連語)
〔形式名詞「ところ」に格助詞「へ」の付いたもの〕
(「…たところへ」「…ているところへ」などの形で接続助詞的に用いて)一つの事態が起こったとき,あるいは,起こっているちょうどその時,他の事態がさらに生じることを表すのに用いる。「家を出た―,雨が降ってきた」「寝ようとしている―,電話がかかってきた」
ところへ
ところへ [3][0] (接続)
〔連語「ところへ」から〕
その状態のときに。その場面に。「娘は泣いていた。―やって来たのが例の男」
ところを
ところを (接助)
〔形式名詞「ところ」に格助詞「を」の付いたものから〕
活用語の終止形に接続する。予期に反する事態が次に起こることを予測させながら,文を接続するのに用いる。…のに。「いつもの年なら,もうとっくに夏服を着る―,肌寒い日が続くので,なかなか合い服がやめられない」
とこわか
とこわか 【常若】 (形動ナリ)
いつも若々しいさま。いつまでも若いさま。「殿も―治下(ジゲ)も―/狂言・楪(天正本)」
とこわき
とこわき [0] 【床脇】
(1)床の間の脇。
(2)床脇棚のこと。
とこわきだな
とこわきだな [4] 【床脇棚】
床脇に設けた棚。違い棚・袋戸棚など,多くの種類がある。床棚。床脇。
床脇棚=1[図]
床脇棚=2[図]
床脇棚=3[図]
床脇棚=4[図]
床脇棚=5[図]
とこを
とこを (接助)
〔「ところを」の転。話し言葉でのくだけた言い方〕
「ところを(接助)」に同じ。「普通ならちゃんとした洋服で行く―,めんどうなので,普段着のまま行ってしまった」
とこん
とこん [0] 【吐根】
アカネ科の小低木。ブラジル原産。東南アジアでも栽培される。高さ30センチメートル内外。花は白色小形で腋生(エキセイ)の花柄に多数頭状につく。液果は暗紫色。根も吐根といい,アルカロイドを含み,催吐・袪痰(キヨタン)薬や,アメーバ赤痢の抗原虫薬とする。
とご
とご [1] 【都護】
(1)中国,都護府の長官。
(2)按察使(アゼチ)の唐名。
とごころ
とごころ 【利心・鋭心】
するどい心。しっかりした心。「焼き大刀の―も我(アレ)は思ひかねつも/万葉 4479」
とごふ
とごふ [2] 【都護府】
中国で,漢・唐代に置かれた,周辺の諸民族を統治するための機関。前漢のタリム盆地西域都護府に始まる。唐では,安西・北庭・安北・単于(ゼンウ)・安東・安南の諸都護府が有名で,六都護府と称される。
とさ
とさ 【土佐】
(1)旧国名の一。高知県全域を占める。土州(ドシユウ)((トシユウ))。
(2)高知県中部にある市。仁淀川(ニヨドガワ)下流西岸に位置し,鰹節(カツオブシ)・和紙製造業が発達。
とさ
とさ 【土佐】
姓氏の一。
→土佐派
とさ
とさ (連語)
〔格助詞「と」に終助詞「さ」の付いたもの。近世江戸語以降の語〕
引用文を受けて,伝聞の意を表す。…だそうだ。…だということだ。「あの人の先祖は殿様だったんだ―」「むかし,むかし,おじいさんが居った―」
とさ∘れる
とさ∘れる (連語)
〔格助詞「と」,動詞「する」の未然形「さ」に,受け身の意の助動詞「れる」の付いたもの〕
⇒とする(連語)(2)
とさいぬ
とさいぬ [0] 【土佐犬】
イヌの一品種。高知市一帯の原産。四国犬とマスチフなど西洋種の大形犬とを交配,闘犬として改良。体高60センチメートル程度。番犬にもする。とさけん。
とさえ
とさえ [0] 【土佐絵】
土佐派の画風。また,その絵。
とさか
とさか【鶏冠】
a cockscomb;→英和
a crest.→英和
とさか
とさか [3][0] 【鶏冠】
ニワトリ・キジなどの頭部についている肉質紅色の冠状のもの。とりさか。さか。
とさか
とさか 【戸坂】
姓氏の一。
とさか=に∘来る
――に∘来る
「頭(アタマ)に来る」を強調した俗な言い方。
とさかじゅん
とさかじゅん 【戸坂潤】
(1900-1945) 哲学者・評論家。東京生まれ。京大卒。新カント派からマルクス主義的立場に転じ,主に科学方法論・イデオロギー論に関心を寄せる。唯物論研究会を創立し,時の反動化に抗したが,治安維持法により検挙,1944年(昭和19)下獄,翌年,長野刑務所で獄死。著「日本イデオロギー論」など。
とさかのり
とさかのり [3] 【鶏冠海苔】
紅藻類スギノリ目の海藻。暖海の海岸の岩につく。膜質で,不規則な叉状(サジヨウ)に分かれ,高さ10〜30センチメートル。体形・色は変化に富む。食用。
鶏冠海苔[図]
とささんぴつ
とささんぴつ [3] 【土佐三筆】
土佐派の画家のうち,最も優れた三人。光信(ミツノブ)・光長(ミツナガ)・光起(ミツオキ)のこと。
とさしみず
とさしみず トサシミヅ 【土佐清水】
高知県南西部の市。南東の足摺(アシズリ)岬は観光地,金剛福寺がある。清水港は漁業基地。
とさじょうゆ
とさじょうゆ [3] 【土佐醤油】
鰹節(カツオブシ)の出し汁を入れた醤油。刺身などに用いる。
とさじんじゃ
とさじんじゃ 【土佐神社】
高知市一宮にある神社。味鉏(アジスキ)高彦根命をまつる。
とさず
とさず [2] 【土佐酢】
カツオ節のうまみを加えた合わせ酢。こして冷ましてから用いる。
とさつ
とさつ [0] 【屠殺】 (名)スル
家畜などを殺すこと。屠畜。畜殺。「牛を―する」
とさつ
とさつ【屠殺する】
butcher;→英和
slaughter.→英和
‖屠殺者 a butcher.屠殺場 a slaughterhouse; <英> an abattoir.
とさつ
とさつ [0] 【塗擦】 (名)スル
塗りつけてすりこむこと。「薬を傷口に―する」
とさついん
とさついん 【都察院】
中国,明・清代に置かれた政務監察機関。御史台(ギヨシダイ)に代えて,1382年に設置。官吏の不正違反行為を弾劾し,重大な刑案を審議した。
とさつざい
とさつざい [3] 【塗擦剤】
⇒擦剤(サツザイ)
とさづくり
とさづくり [3] 【土佐作り・土佐造り】
⇒叩(タタ)き(1)
(イ)
とさに
とさに [0] 【土佐煮】
(1)野菜やこんにゃくなどを削り節を加えて煮た煮物。かか煮。
(2)土佐醤油で煮た煮物。
とさにっき
とさにっき 【土左日記・土佐日記】
日記。一巻。紀貫之作。935年頃成立。任国土佐から京都まで五五日間の旅を記したもの。作者を女性に仮託する。仮名日記の最初の作品として重要。藤原定家・藤原為家の各書写本が著名。
とさのいん
とさのいん 【土佐の院】
土御門(ツチミカド)天皇の通称。承久の乱によって土佐に配流されたのでいう。
とさのすなやま
とさのすなやま 【十三の砂山】
青森県津軽地方の民謡で,市浦村十三(ジユウサン)の盆踊り唄。山形県酒田市の「酒田節」が千石船の船乗りの伝馬船漕ぎの唄となって十三港に伝えられ,のちに盆踊り唄として唄われた。
とさは
とさは 【土佐派】
日本画の一流派。大和絵様式を継承した画派。宮廷絵所絵師藤原行広が土佐を名乗ったことに始まり,土佐光信により画派として確立。狩野派とともに日本画の二大流派として江戸末期まで続いた。
とさばんし
とさばんし [3] 【土佐半紙】
土佐国から産出する半紙。品質のよいものとして知られた。
とさぶし
とさぶし [0] 【土佐節】
(1)江戸浄瑠璃の一。土佐少掾橘正勝を流祖とし,延宝年間(1673-1681)頃から江戸に流行,元禄(1688-1704)頃には「江戸の土佐,京の加賀,大坂の義太夫」ともてはやされた。
(2)土佐産出の鰹節(カツオブシ)。
とさまこうさま
とさまこうさま [4]
〔「とざまこうざま」とも〕
あれこれ。あれやこれや。「―思ひ悩んだ末/くれの廿八日(魯庵)」
とさみずき
とさみずき [3] 【土佐水木】
マンサク科の落葉低木。四国の山中に自生,また庭木とされる。高さ2メートル内外。葉は卵円形で裏面は帯白色。早春,葉に先立って短枝に淡黄色鐘形の五弁花を七〜一〇個総状につける。
とさみつおき
とさみつおき 【土佐光起】
(1617-1691) 江戸初期の大和絵画家。土佐光則の子。和泉国の人。室町末期以来中断していた宮廷の絵所を復活し,絵所預りとして活躍。伝統的な大和絵の手法に漢画を取り入れ,土佐派再興の基礎を築く。代表作「鶉薄図」「厳島松島図屏風」
とさみつなが
とさみつなが 【土佐光長】
⇒常盤光長(トキワミツナガ)
とさみつのぶ
とさみつのぶ 【土佐光信】
室町中期の大和絵画家。宮廷の絵所預りとして活躍,幕府の御用絵師となり土佐派の画壇的地位を確立。多くの寺社縁起類や肖像画を描く。作「星光寺縁起」「足利義政像」など。生没年未詳。
とさやまだ
とさやまだ 【土佐山田】
高知県東部,香美郡の町。高知平野の東部を占め,野菜の施設園芸が盛んなほか,打刃物やかわらを特産。竜河洞は天然記念物。
とさわん
とさわん 【土佐湾】
四国の南岸,室戸(ムロト)岬と足摺(アシズリ)岬の間に広がる陥没湾。湾内は大陸棚が広く,好漁場。湾奥に高知平野が広がる。
とさん
とさん [0] 【渡盞】
杯を載せる台。さかずき台。しりざら。
とざい
とざい [0] 【吐剤】
⇒催吐薬(サイトヤク)
とざい
とざい【吐剤】
an emetic;→英和
a vomit.→英和
とざい
とざい [0] 【徒罪】
明治初期,島地に送って重労働を課した罪。「―人」
→徒(ズ)
とざし
とざし 【鎖し・扃し】
(1)門戸をとざすこと。「立ちとまり霧のまがきの過ぎうくは草の―にさはりしもせじ/源氏(若紫)」
(2)門戸をさし固めるもの。錠・掛け金の類。「この狭き間の―に手を掛くる如き音したれば/即興詩人(鴎外)」
とざす
とざ・す [2][0] 【閉ざす・鎖す】 (動サ五[四])
〔「戸刺す」の意〕
(1)戸・門などをしめる。「門を―・す」「口を固く―・す」
(2)営業・商売をやめる。「店を―・す」
(3)通路・出入り口などをふさいで,通れなくする。「道を―・す」「藜藋深く―・せり/謡曲・半蔀」
(4)中に入れて外部から切り離す。「国を―・す」「心を―・す」「―・された世界」「闇に―・される」「悲しみに―・される」
[可能] とざせる
とざす
とざす【閉ざす】
shut;→英和
close;→英和
bolt;→英和
lock;→英和
blockade.→英和
雪(氷)に閉ざされた snowbound (icebound).→英和
とざま
とざま [0] 【外様】
(1)譜代の主従関係をもたない家臣。鎌倉幕府では,北条氏得宗家の家臣を御内人(ミウチビト)というのに対し,それ以外の御家人をさす。室町時代以後は,大名の家格を表すのに用いられ,特に江戸時代では,関ヶ原の合戦以後徳川氏に服属した大名をさし,譜代大名と厳しく区別した。
→親藩
→譜代
(2)直系でなく,傍系であること。また,その人。「―にはなかなかポストが回ってこない」
とざま
とざま 【外方】
(1)よその方。そっぽ。「少し,―に向きて,見給へば/源氏(夢浮橋)」
(2)表だった所。公儀。「お前を―へつくばはせて此の伝三が立ちませぬ/浄瑠璃・反魂香」
とざまがましい
とざまがまし・い 【外様がましい】 (形)
〔中世語〕
よそよそしい。他人行儀である。「うちへ入らしまさいで,―・いなう,まづこちへ入らい/狂言・比丘貞」
とざまざむらい
とざまざむらい [4] 【外様侍】
江戸時代,外様大名の家臣の侍。
とざましゅ
とざましゅ [3] 【外様衆】
室町時代,足利氏一門と譜代の関係をもたず,幕府に対して臣下の礼をとった大名。
とざまだいみょう
とざまだいみょう [4] 【外様大名】
関ヶ原の合戦以後に徳川氏に臣従した諸侯。外様。
とざん
とざん【登山】
mountain climbing;mountaineering.→英和
〜する climb[go up] <a mountain> .→英和
‖登山家[者]a mountaineer.登山靴 mountaineering boots.登山杖 an alpenstock.登山鉄道(電車) a mountain railroad (train).
とざん
とざん [1][0] 【登山】 (名)スル
(1)山に登ること。山登り。
⇔下山
[季]夏。「―口」「―道」「穂高に―する」
(2)山上の社寺に参拝すること。とうせん。
とざんぐつ
とざんぐつ [2] 【登山靴】
耐久性・防水性などにすぐれた登山用の靴。
とざんてつどう
とざんてつどう [4] 【登山鉄道】
山地を昇降する登山用の鉄道。登山電車。
とざんりゅう
とざんりゅう 【都山流】
尺八の流派の一。1896年(明治29),中尾都山が創始。
とし
とし [1] 【徒死】 (名)スル
むだに死ぬこと。犬死に。「戦場に駆り出されて―する」
とし
とし [1] 【都市】
(1)繁華な都会。人口が集中する地域。
(2)人間・金融・情報などの集中により,近代資本主義社会を形成する中核的役割を担う地域。
(3)人口を集中させる機能や施設を計画的に一定の空間に集めたところ。「研究学園―」
とし
と・し 【敏し・聆し】 (形ク)
〔「とし(利)」と同源〕
(1)行動がすばしこい。敏捷(ビンシヨウ)だ。「鷦鷯と隼といづれか―・き/日本書紀(仁徳訓)」
(2)鋭敏だ。さとい。「大蔵卿ばかり耳―・き人はなし/枕草子 275」「心―・き者にて/源氏(葵)」
とし
とし [2] 【年・歳】
(1)時間を測る単位。太陽暦では地球が太陽の周りを一周する時間。平均三六五・二四二二日で,平年を三六五日とし,四年ごとに一日加えて閏(ウルウ)年として補正する。太陰暦では月が地球の周りを一二周する時間。大の月と小の月を組み合わせたり,閏月を加えたりするので,一年の日数は一定ではない。暦年。
→ねん(年)
(2)ある年次の一月一日から一二月三一日まで。一年間。「―の始め」「今年は辰の―だ」「―の暮れ」
(3)年齢。よわい。「一〇歳も―が違う」
(4)相当の年齢。年輩。「亀の甲より―の劫」
(5)老齢。老年。高齢。「もう―だ」「つくづく自分の―を感ずる」
(6)穀物,特に稲のこと。また,穀物の実ること。「かくしあらば言挙(コトアゲ)せずとも―は栄えむ/万葉 4124」
(7)季節。時候。時節。「―いとおそき年にて,三月かみの十日ばかり花盛りなり/宇津保(国譲下)」
とし
とし【年】
(1)[暦年]a year.→英和
(2)[年齢]age;→英和
years.〜の功 ⇒亀.
〜の瀬 the last days of the year.〜の順に according to age.〜の内に within the year.〜のせいで from (old) age.〜の割に for one's age.〜は争えない Age will tell.〜をとる grow[become,get]old(er).→英和
〜をとった old;aged.→英和
〜を送る see the old year out.〜を迎える welcome the New Year.いい〜をして ⇒年甲斐.
とし
とし【都市】
a city;→英和
a town.→英和
‖都市化 urbanization.都市ガス city gas.都市間の intercity;interurban.都市計画 city[town]planning.都市国家 a city-state.都市対抗の intercity <baseball championship series> .
とし
とし [1] 【杜詩】
中国,唐代の詩人,杜甫(トホ)の詩。
とし
とし (連語)
〔格助詞「と」に副助詞「し」の付いたもの〕
「と」を強調して表す。「生き―生けるもの,いづれか歌をよまざりける/古今(仮名序)」
とし
と・し 【疾し・捷し】 (形ク)
〔「とし(利)」と同源〕
(1)進む度合が大きい。速い。「船―・く漕げ/土左」
(2)時期的に前だ。時間的に先である。早い。「春や―・き花や遅きと聞き分かむ鶯だにも鳴かずもあるかな/古今(春上)」
とし
と・し 【利し・鋭し】 (形ク)
(1)するどい。よく切れる。「―・き刀を取りて,自ら舌を切らんとす/今昔 4」
(2)勢いがはげしい。すさまじい。「ぬばたまの夜さり来れば巻向の川音高しもあらしかも―・き/万葉 1101」
とし
とし [1] 【妬視】 (名)スル
ねたんで見ること。嫉視(シツシ)。「先に昇進した後輩を―する」
とし=∘得(ウ)
――∘得(ウ)
穀物がよく実る。豊作である。「―∘えたる玉田の稲をかけ積みて/栄花(玉のむら菊)」
とし=が寄る
――が寄・る
年を取る。老年になる。
とし=が改まる
――が改ま・る
(1)新年となる。年が変わる。
(2)年号が変わる。改元される。
とし=が明ける
――が明・ける
新しい年になる。新年となる。
とし=が替わる
――が替わ・る
(1)年が改まる。新年になる。
(2)年号がかわる。改元する。
とし=が立つ
――が立・つ
(1)年が明ける。年が改まる。新年になる。
(2)年月が経過する。
とし=が行く
――が行・く
(1)年を取る。「見かけより―・っている」
(2)一年が過ぎ去って行く。
とし=が返る
――が返・る
年が改まる。新年になる。
とし=には勝て∘ない
――には勝て∘ない
年を取ると,健康や体力が気力に伴わない。「気は若いが,やはり―∘ない」
とし=の余(アマ)り
――の余(アマ)り
陰暦で,閏月(ウルウヅキ)のあること。「この月の―にたらざらば鶯ははや鳴きぞしなまし/後撰(冬)」
とし=は争(アラソ)え∘ない
――は争(アラソ)え∘ない
気持ちはまだ若い者に負けないつもりでも,老年になると体力や容姿の衰えが出る。
とし=は薬
――は薬
年を取るにつれて思慮分別が加わることのたとえ。「成人すれば心までおとなしくなるものか,―よ/浄瑠璃・鎌田兵衛」
とし=を∘経(ヘ)る
――を∘経(ヘ)る
(1)長い年月がたつ。
(2)年齢を重ねる。年を取る。
とし=を取る
――を取・る
年齢が加わる。老年になる。
とし=を拾う
――を拾・う
年をとる。老齢になる。「斯様なお婆さんに成つちや終だ……―・ふばかしで/家(藤村)」
とし=を越す
――を越・す
旧年を送って新年を迎える。
とし=を跨(マタ)ぐ
――を跨(マタ)・ぐ
二年にわたる。翌年にかかる。
とし=を追う
――を追・う
年数の経過に従う。「―・うごとに」
とし=を食う
――を食・う
年齢を重ねる。年を取る。「彼は若々しく見えるが意外に―・っている」
〔予想していたよりも実際の年齢のほうが上である場合に用いられることが多い〕
とし=問わんより世(ヨ)を問え
――問わんより世(ヨ)を問え
年齢の多少を問題にせずに,過去にその人がどのように過ごしてきたか,経験の多少を大切にせよ。
とし=守(マモ)る
――守(マモ)・る
大晦日(オオミソカ)の夜,家中の者が集まり,夜明かしをして新年を迎える。としもる。[季]冬。
とし=寒くして松柏(シヨウハク)の凋(シボ)むに後(オク)るるを知る
――寒くして松柏(シヨウハク)の凋(シボ)むに後(オク)るるを知る
〔「論語(子罕)」による。寒い冬に他の植物がしおれても松柏の葉は緑の色を保っているという意から〕
困難苦労に出合って初めて人の真価がわかる。
とし=惜しむ
――惜しむ
年の瀬に,過ぎゆこうとする年を惜しむ。[季]冬。《片づけて机辺ものなし―/中村若沙》
とし=有り
――有・り
(1)豊年である。「あらはれて―・る御代の印にや野にも山にもつもる白雪/新勅撰(冬)」
(2)長い年月がたつ。「予,此人を教ふる事―・り/去来抄」
とし=立ち返る
――立ち返・る
新年となる。年が改まる。年返る。「年―・るあしたの空の気色/源氏(初音)」
とし=立つ
――立・つ
新しい年となる。年が改まる。[季]新年。「―・てば花こふべくもあらなくに/貫之集」
とし=足(タ)る
――足(タ)・る
年齢が重なる。年を取る。「いはけなく―・らぬ程におはすとも/源氏(東屋)」
とし=遅し
――遅・し
閏月(ウルウヅキ)のある年で,例年よりも季節の来るのが遅い。
とし=高し
――高・し
年とっている。「身はいやしくて―・きことのくるしさ/古今(雑体)」
としあけ
としあけ [0] 【年明け】
新しい年になること。新年。「―を外国で迎える」「―早々の仕事」
としうえ
としうえ【年上である】
be <five years> older <than> ;be <five years> one's senior.
としうえ
としうえ [0] 【年上】
他よりも年齢が多いこと。また,その人。年長。としかさ。
⇔年下
「兄は三つ―だ」
としうら
としうら [0] 【年占】
一年の吉凶を占うこと。特に年の初めに,その年の農作の豊凶や天候を占うこと。
としおいる
としお・いる [4] 【年老いる】 (動ア上一)[文]ヤ上二 としお・ゆ
年をとる。「―・いた男」
としおくり
としおくり [3] 【年送り】
(年内に済ませるべきことを済ませて)その年を終えること。
⇔年迎え
[季]冬。
としおとこ
としおとこ [3] 【年男】
(1)生まれ年が,その年の干支(エト)にあたる男。節分の豆まき役とされる。[季]冬。
(2)昔,武家で新年の諸儀式を行なった役。門松を立て,若水を汲み,歳徳(トシトク)神の神棚を飾り付け,節分の豆まきをする。
としおとこ
としおとこ【年男】
a bean-thrower at the Setsubun ritual.
としおんな
としおんな [3] 【年女】
生まれ年が,その年の干支(エト)にあたる女。
としか
としか [0] 【都市化】 (名)スル
産業化の進展,高速交通網の発達,情報化などに伴う人口の都市への集中,都市的生活様式の形成とその農村部への浸透過程をいう語。「―の波が押し寄せる」
としかいはつくいき
としかいはつくいき [7][1][5] 【都市開発区域】
首都圏,近畿圏,中部圏内の人口および産業の適正な配置を図るために,工業都市,住居都市などとしてそれぞれ整備・開発することを定めた区域。内閣総理大臣が指定する。
としかさ
としかさ【年嵩の】
elderly (年輩の).
としかさ
としかさ [0] 【年嵩】
(1)年上であること。また,その人。年長。「一つ―の人」
(2)年齢。「―のいった人」
としかっこう
としかっこう【年格好が君(四十)ぐらいの】
<a man> of about your age (forty).
としかっこう
としかっこう [3] ―カツカウ 【年恰好】 ・ ―カクカウ 【年格好】
年齢のころあい。大体の年齢。年頃。「―は三十五,六というところだ」
としがい
としがい [0] 【年甲斐】
年齢にふさわしい思慮分別。
としがい
としがい【年甲斐もない[く]】
ought to know better at one's age.
としがい=もない
――もな・い
年齢に似合わず無分別である。いい年をして思慮分別がない。「―・くけんかをする」
としがさねのいわい
としがさねのいわい 【年重ねの祝(い)】
二月一日に,厄年の男女が厄を免れるために再び正月祝いをして,年を一つ多くとったことにする祝い。重ねの正月。五九(ゴク)の祝い。年取り直し。
としがしら
としがしら [3] 【年頭】
(1)仲間の中で,最も年齢の多いこと。また,その人。
(2)一年の初め。年始。ねんとう。
としがみ
としがみ [0] 【年神・歳神】
(1)正月に家々でまつる神。来方神信仰と結びついており,また稲作を守る神としての性格も強い。[季]新年。
(2)「歳徳神(トシトクジン)」に同じ。
としきこう
としきこう [3] 【都市気候】
都市域で生ずる局所的な気候。都市域の高温化,大気汚染,日射量減少,風速の減少,降水の変化などをいう。都市気象。
→ヒート-アイランド
としぎ
としぎ [2] 【年木】
〔「としき」とも〕
(1)新春用に,年末に切り出しておく薪。節木(セチギ)。[季]冬。
(2)「鬼打ち木」に同じ。
としぎり
としぎり 【年切り】
(1)〔年によって切れる,の意〕
樹木が年によって果実を結ばないこと。多く,人が時運に恵まれないことをたとえていう。年切れ。「いかでかく―もせぬ種もがな/大和 120」
(2)あることをするのに,年数に期限を設けること。年限。[日葡]
としぎり
としぎり [2] 【都市霧】
都市に発生する霧。工場などからの煙や煤煙(バイエン)などが凝結核になると考えられている。
としぎんこう
としぎんこう [3] 【都市銀行】
大都市に営業基盤を置き,全国に多数の支店をもつ普通銀行。都銀。
→地方銀行
→市中銀行
としけいかく
としけいかく [3] 【都市計画】
都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための,土地利用・施設整備・開発事業などに関する計画。
としけいかくぜい
としけいかくぜい [6] 【都市計画税】
都市計画事業または土地区画整理事業の費用にあてる目的で,市街化区域内所在の土地・家屋について,その所有者に課される市町村税。
としけいかくほう
としけいかくほう 【都市計画法】
都市計画の実施を図るための法律。現行法は1968年(昭和43)制定。
としこうえん
としこうえん [3] 【都市公園】
(1)都市内にあり,市民の休養・運動に供する公園または緑地。
(2)地方自治体が都市計画区域内に設置し,都市公園法に定められる公園または緑地。
としこうがく
としこうがく [3] 【都市工学】
都市にかかわるさまざまな問題を工学的に研究する学問。都市計画や衛生工学などの諸分野と連係する。
としこし
としこし [0][4] 【年越し】 (名)スル
(1)大晦日(オオミソカ)を過ごし正月を迎えること。また,大晦日の夜。[季]冬。
(2)節分の夜。
としこし
としこし【年越し】
⇒越年,大晦日(おおみそか).
としこしそば
としこしそば [5] 【年越し蕎麦】
細く長くとの縁起から,大晦日の夜にそばを食べる風習。また,そのそば。晦日(ミソカ)そば。[季]冬。
としこしもうで
としこしもうで [5] 【年越し詣で】
節分の夜,歳徳(トシトク)に当たる社寺に参詣すること。
としこっか
としこっか [3] 【都市国家】
神殿・王宮・公共施設などを中心に城壁をめぐらした都市が,その周辺の農牧地を含めて政治的に独立し,一小国家を構成したもの。古代ギリシャのポリスが代表的。他に古代ローマ,古代のエジプト・メソポタミア・インド・中国などにみられる。
としご
としご【年子】
a child born within a year of another.
としご
としご [2] 【年子】
同じ母親から一つ違いで生まれた子供。
としごいのまつり
としごいのまつり トシゴヒ― 【祈年祭】
陰暦二月四日,豊作などを願って神祇官・国司の庁で行なった祭り。民間でも行なった。きねんさい。
としごと
としごと [3] 【年毎】
毎年。一年一年。「―に大きくなる」
としごと
としごと【年毎に】
every year;yearly.→英和
としごもり
としごもり [3] 【年籠り】
大晦日(オオミソカ)の夜,社寺などにこもって新年を迎えること。[季]冬。
としごろ
としごろ【年頃の】
marriageable;→英和
of marriageable age.〜になる reach a[become of]marriageable age.同じ〜 <be> about one's[the same]age.
としごろ
としごろ [0] 【年頃】
(1)だいたい何歳ぐらいか,という年齢の程度。年のころ。「―は五十五,六であろうか」
(2)(女性の)結婚に適する年齢。また,そういう年齢になっていること。適齢期。妙齢。「―の娘」
(3)(上に修飾語を伴って)そうなる年齢。「遊びたい―」「反抗しがちな―」
(4) [2]
幾年かの間。ここ数年の間。副詞的にも用いる。「―丹精して/当世書生気質(逍遥)」
としさいかいはつ
としさいかいはつ [5][1][3] 【都市再開発】
既成市街地において,都市機能の衰退した地区や環境の悪化した地区を再生すること。既存の建物や施設を全面的につくり直すことのほか,修復や保全をもいう。
としざかり
としざかり [3] 【年盛り】
(1)血気盛んな年頃。若盛り。
(2)働き盛りの年頃。壮年。
としし
としし [2] 【菟糸子】
マメダオシの種子。また,ネナシカズラの種子。漢方で強壮薬に用いられる。
とししせつ
とししせつ [3] 【都市施設】
(1)都市生活に必要不可欠な施設。
(2)都市計画法に定める,交通施設・公共空地(クウチ)・供給施設・処理施設・教育文化施設・医療施設・住宅施設などの施設の総称。
としした
としした【年下である】
be <three years> younger <than> ;be <three years> one's junior.
としした
としした [0] 【年下】
年齢が少ないこと。また,その人。年少。
⇔年上
「弟は兄より三つ―だ」
とししゃかいがく
とししゃかいがく [4] 【都市社会学】
都市の社会的諸関係・社会構造・文化などを研究対象とする社会学の一分野。
→農村社会学
とししゅんでん
とししゅんでん 【杜子春伝】
中国,唐代の短編伝奇小説。鄭還古(テイカンコ)(一説に,李復言(リフクゲン))作。長安を流浪していた杜子春が道士の老人に助けられて素行を改め,仙人になる修業をする。喜・怒・哀・懼・悪・欲の情には耐えられたが,子供への愛情を捨て切れずに失敗する。芥川竜之介の「杜子春」はこれを翻案したもの。
としせいたいがく
としせいたいがく [5] 【都市生態学】
都市を形成する住民・生物・植物・大気・水などを含め,一つの生態系として研究する学問分野。
としせん
としせん [3][0] 【年銭】
厄年の人が厄落としのまじないとして,四つ辻(ツジ)などに自分の年の数だけの金銭を投げ捨てること。また,その金銭。
としせんさく
としせんさく 【年詮索】
年齢をたずねること。「かかる一座にて―は用捨(ヨウシヤ)あるべし/浮世草子・一代男 2」
としたいこう
としたいこう [3] 【都市対抗】
各都市が対抗して物事を競うこと。特に,社会人のスポーツ-チームなどが各都市別に対戦すること。「―野球」
としたことが
としたことが (連語)
〔「と」「が」は格助詞,「し」はサ変動詞「する」の連用形〕
代名詞や人を表す語に付いて,その人物にそぐわないような事態について述べるときに用いる。…ともあろうものが。「私―,こんなことをするなんて」
としたら
としたら (連語)
■一■「とすれば{■一■}」に同じ。
■二■「とすれば{■二■}」に同じ。
としだか
としだか [0] 【年高】 (名・形動)[文]ナリ
年を取っている・こと(さま)。また,そのような人をもいう。年長。年上。としかさ。「―の者」
としだて
としだて [0] 【年立て】
年表。年紀。紀年。
としだな
としだな [0] 【年棚】
「歳徳棚(トシトクダナ)」に同じ。[季]新年。
としだま
としだま [0] 【年玉】
〔年賜の意〕
新年の祝儀として贈る物。おとしだま。ねんぎょく。[季]新年。
としつき
としつき【年月】
<for> years.
としつき
としつき [2] 【年月】
(1)年と月。歳月(サイゲツ)。ねんげつ。
(2)長い時間。多くの歳月。「―が経つ」「十年の―を重ねる」
(3)年来。年頃。多年。「―探し求めていたもの」
としつみづき
としつみづき 【年積み月】
陰暦一二月の異名。
としづよ
としづよ [0] 【年強】 (名・形動)[文]ナリ
(1)数え年で年を数える場合,その年の前半に生まれた・こと(さま)。また,そのような人をもいう。
⇔年弱(トシヨワ)
「けふさくは―なれや花の兄/犬子集」
(2)年上であること。年長。
として
として (連語)
〔格助詞「と」または助動詞「たり」の連用形「と」に,サ変動詞「す」の連用形「し」,接続助詞「て」の付いたもの。一語の助詞のように用いられる〕
(1)資格・立場などを表す。「…で」「…であって」の意を表す。「代表―出席する」「日本人―恥ずべき行為だ」
(2)話題をそのままに放置しておく気持ちを表す。「それはそれ―,本題に入ろう」「詳細はあとで報告させること―,質問を続けてください」
(3)(下に打ち消しの語を伴って)「…の例外もなく全部」の意を表す。「も」を強めた言い方にあたる。「一つ―完全なものはない」「一日―心の安まる日はない」
としては
としては (連語)
…の場合には。…の立場では。「私―お引き受けできません」「彼―そう言わざるをえなかったのだろう」
としても
としても (連語)
(1)(体言に付いて)…の場合でも。…の立場でも。「私―,簡単に承諾するわけにはいきません」
(2)(活用語の終止形に付いて)仮に…であっても。…と仮定しても。「知っている―,話せません」
としとぎ
としとぎ 【年伽】
除夜から元旦にかけて,囲炉裏の火を絶やさないように燃やす大きな榾薪(ホダマキ)。
としとく
としとく [0] 【歳徳】
(1)「歳徳神」の略。[季]新年。《―の清めなるらしけさの雨/芭蕉》
(2)「歳徳神」のいる方角。恵方(エホウ)。「案のごとく―の方より売る者来れり/咄本・醒睡笑」
としとくじん
としとくじん [4] 【歳徳神】
陰陽道(オンヨウドウ)で,その年の福徳をつかさどる神。この神のいる方を明きのかた,または恵方(エホウ)といい,万事に吉とする。恵方神。歳神。正月様。[季]新年。
としとくだな
としとくだな [4][0] 【歳徳棚】
歳徳神をまつる棚。正月,その年の恵方に向かってつる。恵方棚。年棚。[季]新年。
としとり
としとり [3][4] 【年取り】
(1)年を取ること。年齢が多くなること。加年。
(2)大晦日(オオミソカ)の夜行う年越しの行事。おとしとり。[季]冬。
としとりざかな
としとりざかな [5] 【年取り魚】
大晦日(オオミソカ)の夜,越年に吉例として用いられる魚。サケ・ブリなど。
としとりもの
としとりもの [6][0] 【年取り物】
年を越し,新年を祝うのに必要な物。
としとる
としと・る [3] 【年取る】 (動ラ五[四])
(1)年齢がふえる。老いる。「―・った両親」
(2)新年を迎える。「あらたまのここに―・る豆男/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡」
としどうめい
としどうめい [3] 【都市同盟】
中世ヨーロッパの都市相互間の同盟。皇帝や封建諸侯に対抗するため軍事力を保持した。イタリアのロンバルディア同盟,ドイツのライン都市同盟・ハンザ同盟などが代表的。
としどし
としどし [2] 【年年】
年が経つにつれて。年ごと。ねんねん。「―に盛んになる」
としなか
としなか [0][3] 【年半・年中】
一年の半ば。
としなみ
としなみ [0] 【年波】
〔「年が寄る」と「波が寄る」とを掛けた語〕
年をとること。「寄る―には勝てないねえ」
としなみ
としなみ 【年次・年並(み)】
(1)としごと。毎年。「八百万そこらの神の―によるひる守る君が御代かな/新続古今(神祇)」
(2)普通の年ぐらいであること。平年並み。
としなみ
としなみ【(寄る)年波に】
with age.
としなわ
としなわ [0][2] 【年縄】
正月に用いる注連縄(シメナワ)。
としのあした
としのあした 【年の朝】
〔「歳旦」を訓読した語〕
元旦。正月一日。[季]新年。《野の宮や―はいかならん/朴什》
としのいち
としのいち [4][3] 【年の市・歳の市】
年の暮れに,新年のお飾りその他の必要品を売る市。[季]冬。《二人してこま��と買ふ―/村上鬼城》
としのいち
としのいち【年の市】
a year-end fair;a year-end sale.
としのうち
としのうち 【年の内】
(1)その年の終わらない間。今年のうち。年内。[季]冬。
(2)一年のうち。年中。「―ゆきかはる時どきの花・紅葉,空の気色につけても/源氏(薄雲)」
としのお
としのお 【歳の尾】
〔「歳尾」を訓読した語〕
年の終わり。歳末。「―は浜荻春はかきつばた/柳多留 142」
としのお
としのお 【年の緒】
年が長く続くことを緒にたとえて言ったもの。「あらたまの―長く思ひ来し/万葉 2089」
としのかみ
としのかみ 【年の神】
五穀を守る神,すなわち大年神(オオトシノカミ)・御年神(ミトシノカミ)など。
としのくれ
としのくれ [0] 【年の暮れ】
年末。歳暮。[季]冬。
としのこう
としのこう [4] 【年の功】
年をとって経験が豊かになること。また,その経験の力。
→亀の甲より年の劫(コウ)
としのころ
としのころ [4] 【年の頃】
大体の年齢。「―は一七,八の娘」
としのせ
としのせ [0] 【年の瀬】
年の暮れ。年末。歳末。「―も押し詰まった」
としのは
としのは [0] 【年の端】
(1)「年端(トシハ)」に同じ。
(2)毎年。年ごと。「―に来鳴くものゆゑほととぎす/万葉 4168」
(3)年の初め。
としのほし
としのほし 【年の星・歳の星】
陰陽道(オンヨウドウ)で,生まれ年によって決まり,その人の一生の運命を支配するという星。北斗七星の各星を干支(エト)に配する。属星(ゾクシヨウ)。
としのほど
としのほど [0] 【年の程】
「年の頃(コロ)」に同じ。
としのまめ
としのまめ 【年の豆】
節分の夜にまく豆。としまめ。[季]冬。《―波に打ちこむ磯家かな/丘高》
としのみ
としのみ 【歳の実・年の実】
正月に家人に分配する餅(モチ)・串柿(クシガキ)など。のちに,祝い物の返しや,人から物を贈られたとき,その器に入れて返す品の意でも用いた。
としのもうけ
としのもうけ 【年の設け】
年を越す準備。新年を迎える支度。「暮れて行―や伊勢熊野(去来)/猿蓑」
としのゆき
としのゆき 【年の雪】
白髪を雪に見立てていう語。「ふりのみまさる―かな/拾遺(冬)」
としのよ
としのよ 【年の夜】
大晦日(オオミソカ)の夜。除夜。[季]冬。《―は豆走らかす俵かな/猿雖》
としのわたり
としのわたり 【年の渡り】
牽牛が一年に一度,天の川を渡って織女と会うこと。「月に二たびばかりの御契りなめり。―には,たちまさりぬべかめるを/源氏(松風)」
としは
としは【年端もいかぬ幼児】
an innocent little child; <話> a sweet little thing.
としは
としは [0] 【年端・年歯】
〔「年歯(ネンシ)」の訓読み〕
年齢のほど。年の端。
としは==も
――=も(=の)行か∘ぬ
年若い。幼い。「まだ―∘ぬ子供」
としはっけ
としはっけ 【年八卦】
江戸時代,年齢・干支(エト)によってその人のその年の吉凶を占って記したもの。毎年正月,市中で売り出された。
としばえ
としばえ [3] 【年延え】
〔「としばい」とも〕
(1)年のほど。年かっこう。年齢。
(2)年をとっていること。年配。
としひさに
としひさに 【年久に】 (副)
長い年月。年久しく。「―さきたる宿の花みれば昔恋しき物思ひぞつく/古今六帖 5」
としひとしんのう
としひとしんのう 【智仁親王】
(1579-1629) 安土桃山・江戸初期の皇族。誠仁親王(陽光院)の第六皇子。桂宮(八条宮)第一代。桂離宮を造営,学問にも秀で,細川幽斎から古今伝授を受けて後水尾天皇に伝えた。
としび
としび [2] 【年日】
生まれた年の干支(エト)と同じ干支の日。
としふう
としふう [0] 【都市風】
都市に特有な風。高層ビル周辺の強い風や,郊外から吹き込む弱い風など。
としふかし
としふか・し 【年深し】 (形ク)
何年も経っている。年老いている。「―・き身の冠を掛けむ/源氏(若菜下)」
としぶんしゅう
としぶんしゅう 【都氏文集】
漢文集。六巻,現存三巻。都良香(ミヤコノヨシカ)の各種散文を,没後,門弟らが分類編纂したもの。平安前期成立。
としま
としま 【利島】
伊豆七島の一。大島の南西方にある火山島。椿油が主産物。
としま
としま【年増】
a middle-aged woman.
としま
としま [0] 【年増】
娘盛りを過ぎて少し年を取った婦人。近世には二〇歳前後をさしたが現代では三〇〜四〇歳くらいをいうなど,年齢は時代によって若干前後する。
→中(チユウ)年増
→大(オオ)年増
としま
としま 【豊島】
東京都二三区の一。区部の北西部を占める。副都心の一つ池袋があり,商工業地・住宅地。
としまおんな
としまおんな [4] 【年増女】
娘盛りを過ぎて,やや年を取った婦人。としま。
としまざかり
としまざかり [4] 【年増盛り】
娘盛りを過ぎて,女として最も成熟した年頃。
としまめ
としまめ [2] 【年豆】
節分の夜まく豆。年の豆。
としまわり
としまわり【年回りが良い(悪い)】
be in one's (un)lucky year.
としまわり
としまわり [3] 【年回り】
(1)年齢による運勢の吉凶。男の四二歳,女の三三歳を最悪とするなど。「今年は―が悪い」
(2)としごろ。年配。年齢。「二人は―が似ている」
としみ
としみ 【年見】
東北地方で,正月一四日の夜に早稲(ワセ)・中稲(ナカテ)・晩稲(オクテ)に見立てた餅を白米の上にのせ,米粒のつき方でどの作種が豊作になるかを占う行事。
としみ
としみ 【落忌】
〔「おとしいみ」の転〕
「精進落(シヨウジンオ)とし」に同じ。「はや―をこそしたまひてめ/蜻蛉(中)」
としむかえ
としむかえ [3] 【年迎え】
(正月の準備をすべて済ませて)新年を迎えること。迎春。
⇔年送り
[季]冬。
としも
としも (連語)
〔格助詞「と」に副助詞「し」と係助詞「も」の付いたもの〕
とも。ということも。下に打ち消しの言い方を伴うことが多い。「ながらふべきもの―思ひ給へざりしかど/源氏(帚木)」「また,何―思はで/徒然 194」
としゃ
としゃ [1] 【吐瀉】 (名)スル
はくことと,くだすこと。嘔吐(オウト)と下痢(ゲリ)。はきくだし。「毒物を誤食し之れを―し出さんとせば/日本風景論(重昂)」
としゃ
としゃ【吐瀉する】
bring up;vomit.→英和
吐瀉物 matter vomited;(a) discharge.→英和
としやく
としやく [0] 【年役】
老年の者は経験を積んでいるから,というので勤めさせられる役目。年寄役。
としやとい
としやとい [3] 【年雇い】
年限を切って雇うこと。また,その雇われる人。ねんやとい。
としやみ
としやみ 【年病み】
老年のために出る病気。老衰病。老病。「なにもう―だらうわな/滑稽本・浮世風呂 2」
としゅ
としゅ【斗酒なお辞せず】
drink like a fish.→英和
としゅ
としゅ [1] 【斗酒】
一斗の酒。多量の酒をたとえていう。
としゅ
としゅ [1] 【徒手】
(1)手に何も持っていないこと。素手(スデ)。てぶら。空手(クウシユ)。
(2)資金や地位などの頼りになるものが全くなくて,自分の力だけが頼りであること。
としゅ
としゅ【徒手(空拳)で】
empty-handed.徒手体操 free gymnastics.
としゅ=なお辞(ジ)せず
――なお辞(ジ)せず
一斗の酒といえども辞退せずに平気で飲む。大酒を飲むことをいう。
としゅくうけん
としゅくうけん [1] 【徒手空拳】
手に何も持たないこと。事業などを始めるのに資本などが全く無いこと。「一旗あげるべく―で東京へ出る」
としゅせき
としゅせき [2] 【吐酒石】
酒石酸のカリウムアンチモン塩のこと。無色の粉末結晶。斜方晶系。催吐・袪痰(キヨタン)薬。また,媒染剤にする。酒石酸アンチモニルカリウム。
としゅたいそう
としゅたいそう [3] 【徒手体操】
道具を用いずに行う体操。
⇔器械体操
としゅつ
としゅつ [0] 【斗出】 (名)スル
突き出ること。突出。「夜見ヶ浜半島…日本海に―し/日本風景論(重昂)」
としゅつ
としゅつ [0] 【吐出】 (名)スル
吐き出すこと。
としゆき
としゆき 【年行き】
年を取っていること。「―の若衆/浮世草子・禁短気」
としょ
としょ [1] 【屠所】
食用にする家畜を殺して処理する所。
としょ
としょ [1] 【図書】
書籍。書物。本。ずしょ。「―室」「―を閲覧する」「美術関係の―を出版する」
としょ
としょ【図書】
books.‖図書館 a library.図書館学 library science.図書館長 the chief librarian.図書券 <米> a book coupon[ <英> token].図書(閲覧)室 a reading room.図書目録 a catalog of books.発禁図書 a banned book.
としょ=の羊(ヒツジ)の歩(アユ)み
――の羊(ヒツジ)の歩(アユ)み
(1)屠所に引かれていく羊のように,力ないのろのろした歩み。刻々と死期が迫ることのたとえ。屠所の歩み。
(2)不幸や破局に直面して気力を失ったもののたとえ。
としょう
としょう [1] 【杜松】
植物ネズの漢名。
としょう
としょう [0] 【斗筲】
⇒とそう(斗筲)
としょう
としょう [0] 【渡渉】 (名)スル
川を渡ること。
としょう
としょう [0] 【徒消】 (名)スル
むだに使ってしまうこと。浪費。「困難に会つて可惜(アタラ)月日を―した/思出の記(蘆花)」
としょう
としょう [0] 【徒渉】 (名)スル
(1)川などを歩いて渡ること。「黄瀬川を―する也/十和田湖(桂月)」
(2)陸を歩いたり,水を渡ったりすること。あちこちを遍歴すること。跋渉(バツシヨウ)。「山河を―する」
としょう
としょう 【都省】
太政官(ダイジヨウカン)の別名。
としょうじ
としょうじ [2] 【戸障子】
戸と障子。
としょうじつ
としょうじつ [2] 【杜松実】
ネズ(杜松)の果実。生薬として利尿・鎮咳などに,また,ヨーロッパ産のものは,ジンの香り付けにも用いられた。
としょかん
としょかん [2] 【図書館】
図書・記録やその他の資料・情報を収集・整理・保存して利用に供する施設。国立国会図書館・公共図書館・専門図書館・学校図書館などがある。
〔明治中期まで「ずしょかん」と言った〕
としょかんじょうほうだいがく
としょかんじょうほうだいがく 【図書館情報大学】
国立大学の一。1921年(大正10)開設の図書館員教習所を64年(昭和39)に改組して図書館短期大学とし,79年に四年制の大学として設立。本部はつくば市。
としょかんほう
としょかんほう 【図書館法】
社会教育法の精神に基づき,図書館の設置と運営に関する事項を定めた法律。1950年(昭和25)制定。
としょく
としょく【徒食する】
live in idleness;loaf.→英和
としょく
としょく [0] 【徒食】 (名)スル
働かずにぶらぶらと遊んで暮らすこと。「無為―する生活」
としょけん
としょけん [2] 【図書券】
券面記載額に相当する図書や雑誌を購入することができる商品券。
としょもくろく
としょもくろく [3] 【図書目録】
図書の所蔵内容を利用者に紹介するために,ある一定の方針に従って排列した図書の一覧表。分類目録・著者目録・書名目録・件名目録などがある。
としょりょう
としょりょう 【図書寮】
⇒ずしょりょう(図書寮)
としようい
としようい [3] 【年用意】
新年を迎えるためのいろいろの用意をすること。掃除,床の飾り,注連縄(シメナワ)張り,新年用の買い物,料理の準備など。[季]冬。
としより
としより [3][4] 【年寄(り)】
(1)年を取っている人。老人。
(2)武家で,政務にあずかる重臣。室町幕府の評定衆・引付衆,江戸幕府の老中,大名の家老など。
(3)江戸時代,農村で,名主・庄屋を補佐する村役人。組頭(クミガシラ)。
(4)江戸時代,江戸で,町名主の上にあって市政をあずかるもの。
(5)相撲で,引退した力士・行司などで年寄株をもち,相撲協会の運営や,各部屋における力士の養成にあたる者。日本相撲協会評議員。
としより
としより【年寄り】
an old man[woman];the old[aged](総称).→英和
〜じみている be old before one's time.
としより
としより 【俊頼】
⇒源(ミナモトノ)俊頼
としより=の冷や水
――の冷や水
老人に不相応な,危ないことや差し出た振る舞いをすることのたとえ。老いの木登り。
としよりくさい
としよりくさ・い [6] 【年寄(り)臭い】 (形)[文]ク としよりくさ・し
年寄りのようだ。老人めいている。「若いくせに―・い考え方をする」
としよりご
としよりご [4] 【年寄(り)子】
親が年老いてから生まれた子。
としよりしゅう
としよりしゅう [4] 【年寄衆】
(1)議奏(ギソウ)の異名。
(2)家老。
(3)江戸幕府の職名。天和・貞享(1681-1688)以後,正式の名称としては老中がこれに代わって用いられるようになった。
としよりじみる
としよりじ・みる [6] 【年寄(り)染みる】 (動マ上一)
年寄りらしい様子や考え方になる。「―・みたことを言う」
としよりずいのう
としよりずいのう 【俊頼髄脳】
歌学書。二巻。源俊頼著。平安後期成立。詞(コトバ)より心を重んじ,珍しい趣向の必要を説く作歌心得を述べ,歌体を二〇体に分けて善歌・悪歌の例を示す。
としよりやく
としよりやく [0] 【年寄役】
(1)「年役(トシヤク)」に同じ。
(2)金座の役名。地金の鑑定,本金・試金石の保管および金座の総取り締まりを行なった者。
としよる
としよ・る [3] 【年寄る】 (動ラ五[四])
年を取る。老いる。「近頃は,―・つたため,案内はするが,荷は担がないと言つて/日本北アルプス縦断記(烏水)」
としよわ
としよわ [0] 【年弱】 (名・形動)[文]ナリ
(1)数え年で年齢を数える場合,その年の後半に生まれた・こと(さま)。また,そのような人をもいう。
⇔年強(トシヅヨ)
(2)年下である・こと(さま)。年若。「―な女に対して/彼岸過迄(漱石)」
としよわい
としよわい 【年齢】
とし。ねんれい。
としりょくち
としりょくち [3] 【都市緑地】
都市にある樹林地・草地・水辺などの緑地の総称。
としりょくちほぜんほう
としりょくちほぜんほう 【都市緑地保全法】
緑地保全地区の指定・規制や市街地緑化の推進等を通じて,都市部の環境保全を目的とする法律。1973年(昭和48)制定。
としわか
としわか [0] 【年若】 (名・形動)[文]ナリ
年齢の若い・こと(さま)。また,そういう人をもいう。若年。「―な男」
としわかい
としわか・い 【年若い】 (形)
年齢が若い。「まだ―・い妻」
としわすれ
としわすれ [3] 【年忘れ】
年の終わりに,一年間の労苦を忘れるために開く酒宴。忘年会。[季]冬。《―老は淋しく笑まひをり/虚子》
としわすれ
としわすれ【年忘れ】
a year-end party.
としわり
としわり [0] 【年割(り)】
その年ごとに割り当てること。
としん
としん [0] 【渡津】
渡し場。
としん
としん [0][1] 【妬心】
ねたむ心。嫉妬の心。
としん
としん [0] 【都心】
大都市の中心部。特に,東京都についていうことが多い。「―部」「副―」「―の高層ビル群」
としん
としん【都心】
<in> the center of a city.→英和
としん
としん [0] 【兎唇】
⇒口唇裂(コウシンレツ)
としんげん
としんげん 【杜審言】
(648?-708) 中国,初唐の詩人。字(アザナ)は必簡。杜甫は孫にあたる。近体詩の基礎を作った。
としガス
としガス [0][3] 【都市―】
ガス管を敷設して各戸に供給する燃料用ガス。天然ガスや液化石油ガスなどが用いられる。
とじ
とじ [1] 【途次】
ある所へ行く途中。道すがら。「帰郷の―」
とじ
とじ [1] 【杜氏】
⇒とうじ(杜氏)
とじ
とじ 【刀自】
〔戸主(トヌシ)の意。「刀自」は当て字〕
(1)一家の主婦。いえとじ。「我(ア)が子の―を/万葉 723」
(2)老女の尊称。とうじ。「いませ母―面変はりせず/万葉 4342」
(3)他家に仕えて雑役をする女。「宮々の―・をさめにても/栄花(若生え)」
(4)宮中の台盤所・御厨子所(ミズシドコロ)・内侍所などに仕えた下級の女官。「台盤所の―といふ者の/枕草子 138」
とじ
−とじ【−刀自】
[敬称]Madame[Mrs.] <Kato> .
とじ
とじ [1] 【賭事】
かけごと。賭博(トバク)。
とじ
とじ [1] 【徒事】
無駄なこと。何にもならぬこと。
とじ
とじ [1] 【徒爾】 (名・形動)[文]ナリ
無益であること。むだであること。また,そのさま。「決して―ならざるものと信ず/復活(魯庵)」
とじ
とじ【綴じ】
binding (本);sewing (縫物の).→英和
とじ
とじ トヂ [2] 【綴じ】
とじること。とじた状態。とじたもの。「和―」「―が悪い」
とじあわせる
とじあわ・せる トヂアハセル [0][5] 【綴じ合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 とぢあは・す
綴じて一つにする。「紙を―・せる」
とじいと
とじいと トヂ― [2][3] 【綴じ糸】
物をとじるための糸。
とじいと
とじいと【綴じ糸】
a binding thread.
とじかた
とじかた【綴じ方】
binding (本の).〜が良い(悪い) be well (badly) bound.
とじがね
とじがね トヂ― [0] 【綴じ金】
物を綴じるのに用いる金具。
とじきみ
とじきみ [2] 【戸閾】
(1)「閾(シキミ)」に同じ。
(2)牛車(ギツシヤ)の部分の名。車の前の口に渡した横木。
とじこみ
とじこみ【綴込み】
a <newspaper> file.→英和
とじこみ
とじこみ トヂ― [0] 【綴じ込み】
綴じ込むこと。また,綴じ込んだもの。「―付録」
とじこむ
とじこ・む トヂ― [0][3] 【綴じ込む】 (動マ五[四])
(1)一つに綴じ合わせる。「関係書類を―・む」
(2)すでに綴じてある物に,あとから綴じて入れる。「日報を―・む」
[可能] とじこめる
とじこむ
とじこむ【綴じ込む】
file;→英和
keep <newspapers> on file.
とじこめる
とじこめる【閉じ込める】
shut[lock] <a person> (up) <in> ;→英和
imprison.→英和
とじこめる
とじこ・める トヂ― [4][0] 【閉じ込める】 (動マ下一)[文]マ下二 とぢこ・む
戸などを閉め切って外に出られないようにする。「一室に―・める」「吹雪に―・められる」
とじこもり
とじこもり【閉篭り】
confinement;→英和
seclusion (閑居).
とじこもる
とじこもる【閉じ篭もる】
shut oneself up <in> ;be confined <to one's room> ;keep indoors[one's room].
とじこもる
とじこも・る トヂ― [4][0] 【閉じ籠る】 (動ラ五[四])
戸などを閉め切って,家・部屋などから出ないでいる。籠居(ロウキヨ)する。「一室に―・って執筆に励む」
とじごよみ
とじごよみ トヂ― [3] 【綴じ暦】
(柱暦などに対して)綴じて本にした暦。幾枚かの紙をつづって作られた暦。
とじしろ
とじしろ トヂ― [0][2] 【綴じ代】
綴じるために余白とした,紙などの端の部分。
とじつける
とじつ・ける トヂ― [0][4] 【綴じ付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 とぢつ・く
とじて離れないようにする。つづり合わせる。「布を当てて―・ける」
とじなおす
とじなおす【綴じ直す】
rebind.→英和
とじばり
とじばり トヂ― [3] 【綴じ針】
綴じに用いる,太くて長い針。編み物用・布団綴じ用などがある。
とじひも
とじひも トヂ― [2] 【綴じ紐】
綴じ合わせるためのひも。
とじぶた
とじぶた トヂ― [0][2] 【綴じ蓋】
こわれたのを繕いなおした蓋。「破(ワ)れ鍋(ナベ)に―」
とじほん
とじほん トヂ― [0] 【綴じ本】
綴じて作った書物。冊子(ソウシ)。とじまき。
とじぼいん
とじぼいん トヂ― [3] 【閉じ母音】
⇒狭母音(セマボイン)
とじまき
とじまき トヂ― 【綴じ巻】
「綴(ト)じ本(ホン)」に同じ。
とじまり
とじまり【戸締りをする】
lock[bolt,fasten]the doors.
とじまり
とじまり [2] 【戸締(ま)り】 (名)スル
出入り口の戸や窓などを締め,鍵をかけたりなどして,外から入れないようにすること。「―を厳重にする」「―して出かける」
とじむ
とじ・む トヂム 【閉ぢむ】 (動マ下二)
(1)事を終了する。済ます。し遂げる。「けふにしも―・むまじき事なれど/源氏(葵)」
(2)命を終える。死ぬ。「重き病者の,にはかに―・めつるさまなりつるを/源氏(若菜下)」
とじめ
とじめ トヂメ 【閉ぢめ】
〔動詞「閉じむ」の連用形から〕
(1)終結。終わり。しまい。「名ごり多く残りぬらむ御物語の―は/源氏(若菜上)」
(2)臨終。末期(マツゴ)。死に際。「今はの―になり給ひて,いささかのたまひ置く事の侍りしを/源氏(橋姫)」
とじめ
とじめ [0] 【戸締め】
(1)戸を締めること。戸が締めてあること。
(2)江戸時代,庶民に科せられた刑の一。家の戸を締めて釘付けし,中で謹慎させる。押し込め。釘付け。
とじめ
とじめ【綴じ目】
a seam.→英和
〜のない seamless.→英和
とじめ
とじめ トヂ― [3][0] 【綴じ目】
(1)本などの綴じ合わせた所。「―がゆるむ」
(2)目じり。切れ目。「まじりの―,をかしうかをれる気色などいとよくおぼえ給へり/源氏(横笛)」
とじめのこと
とじめのこと トヂメ― 【閉ぢめの事】
葬儀。「―をしも,山賤の謗りをさへ負ふなむここの為もからき/源氏(蜻蛉)」
とじゃく
とじゃく [1] 【杜若】
ヤブミョウガの漢名。誤ってカキツバタの漢名ともされる。
とじゅく
とじゅく [0] 【登熟】 (名)スル
豊かに実ること。「麦穂穣々として―し/八十日間世界一周(忠之助)」
とじゅけい
とじゅけい [2] 【吐綬鶏】
(1)シチメンチョウの異名。
(2)中国東南部にすむジュケイの別名。のどにある大きい肉垂が,綬(飾りひも)を吐いているように見えることからこの名がついた。
とじょう
とじょう [0] 【途上】
(1)目的の場所に行く途中。中途。「上京する―」
(2)事柄の進行中。最中。「建設の―にある」「発展―」
とじょう
とじょう 【外城】
(1)城の外縁に造られた砦(トリデ)。そとぐるわ。がいじょう。
(2)江戸時代,薩摩藩が行なった一種の農兵制度による郷村。
とじょう
とじょう [0] 【屠場】
「屠畜場」の旧称。
とじょう
とじょう【登城する】
go to the castle.→英和
とじょう
とじょう【途上】
⇒途中.
とじょう
とじょう [0] 【登城】 (名)スル
城に参上すること。とうじょう。
⇔下城
「威儀を正して―する」
とじょう
とじょう [0] 【登場】 (名)スル
⇒とうじょう(登場)
とじょう
とじょう [0] 【賭場】
⇒とば(賭場)
とじょう
とじょう [1] 【都城】
城郭をめぐらした都市。
〔本来,中国の長安・洛陽のような城郭に囲まれた都市をいう〕
とじょうこく
とじょうこく [2] 【途上国】
「発展途上国」の略。
とじょかい
とじょかい 【杜如晦】
(585-630) 中国,初唐の政治家。太宗に仕え,房玄齢と共に宰相として貞観(ジヨウガン)の治を現出させた。房杜と併称される。
とじる
と・じる トヂル [2] 【綴じる】 (動ザ上一)[文]ダ上二 と・づ
〔「閉づ」と同源〕
(1)一つにつづり合わせる。縫いつける。「半紙を―・じて冊子にする」「布を当ててざっと―・じておく」
(2)(料理で)卵汁・溶いた葛などで具をまとめる。
[慣用] 幕を―
とじる
とじる【閉じる】
shut;→英和
close.→英和
とじる
と・じる トヂル [2] 【閉じる】 (動ザ上一)[文]ダ上二 と・づ
□一□(自動詞)
(1)しまる。ふさがる。「門が―・じる」「貝の殻が―・じる」
(2)終わりになる。「会が―・じる」
(3)水がこおる。固まって形になる。「つらら―・ぢ駒(コマ)踏みしだく山川を/源氏(椎本)」
□二□(他動詞)
(1)開いていたものをふさがった状態にする。しめる。ふさぐ。「窓を―・じる」「箱のふたを―・じる」「目を―・じる」
(2)ひろがっていたものを,まとまった状態にする。たたむ。「傘を―・じる」
(3)集会や営業などを終わりにする。やめる。「総会を―・じる」「店を―・じる」
(4)とじこめる。「いまはわれ松の柱の杉の庵に―・づべきものを苔深き袖/新古今(雑中)」
⇔開く
とじる
とじる【綴じる】
bind (本を);→英和
file (紙を);→英和
sew (up) (縫う).→英和
とじん
とじん 【屠人】
(1)屠殺を業とする人。屠者。
(2)料理人。「―是を調へて,其の胙(ヒモロギ)を東宮に奉る/太平記 17」
とじん
とじん [1] 【都人】
みやこの人。都会に住む人。
とじん
とじん [0] 【都塵】
都会の雑踏。都会のわずらわしさ。「―を避けて山村に引きこもる」
とじんし
とじんし [2] 【都人士】
都会に住んでいる人。都会人。
とす
と・す 【吐す】 (動サ変)
はく。もどす。「物を食して―・すものを膈(カク)といふは/滑稽本・浮世風呂(前)」
とす
と・す 【賭す】 (動サ変)
⇒とする(賭)
とす
とす 【鳥栖】
佐賀県東部にある市。鹿児島本線と長崎本線との分岐点。近世,長崎街道の宿場町で,古来,交通の要衝。食品・化学など諸工業が発達。
とすじえもん
とすじえもん トスヂヱモン 【十筋右衛門】
頭髪の少ないことを人名めかしていう語。六筋右衛門。三筋右衛門。「かもじいくつか落ちて,地髪は―/浮世草子・一代女 3」
とすべり
とすべり [2] 【戸辷り】
虫白蝋(イボタロウ)の異名。
とする
と・する [2] 【賭する】 (動サ変)[文]サ変 と・す
失敗や犠牲を覚悟して,物事にあたる。かける。「新製品の開発に社運を―・する」「身命を―・して戦う」
とする
とする【賭する】
risk <one's life in doing> .→英和
賭して at the risk <of one's life> .
とすると
とすると (連語)
■一■(接続助詞的に用いて)「とすれば{■一■}」に同じ。「車だ―,二時間はかかる」
■二■(接続詞的に用いて)「とすれば{■二■}」に同じ。「―,彼はその時ここにいなかったことになる」
とすれば
とすれば (連語)
■一■(接続助詞的に用いて)順接の仮定条件を表す。仮に…とするなら。とすると。「行く―,車で行く」
■二■(接続詞的に用いて)そうだとすれば。そうすると。としたら。「―,当選は確実だ」
とず
と・ず トヅ 【閉づ・綴づ】 (動ダ上二)
⇒とじる(閉)
⇒とじる(綴)
とず
とず トヅ [1] 【閉】
暦注の十二直の一。堤を築くことなどに吉,柱立て・婚姻・鍼灸などに凶という日。
とずく
とず・く トヅク 【届く】
〔「とどく」の古形〕
■一■ (動カ四)
(1)一点から他の一点に至り着く。とどく。「園原や伏屋に―・くかけ橋の/重之集」
(2)続く。「海は艫櫂(ロカイ)の―・かん程攻め行くべし/平家 11」
■二■ (動カ下二)
(1)一点から他の一点に至り着かせる。とどける。「我をどこまでも送り―・くる者は花と水とで有るぞ/四河入海 14」
(2)続ける。「人の善をするも一日や二日やなんどはすれども久しく―・けてはせぬものなるが/四河入海 24」
とせ
とせ 【年・歳】 (接尾)
助数詞。年数を数えるのに用いる。「ひと―」「百(モモ)―」「千(チ)―」
とせい
とせい [1][0] 【都政】
東京都の行政。
とせい
とせい [1] 【渡世】
社会の中で働きつつ生きていくこと。世渡り。また,その仕事。なりわい。稼業。生業。
とせい
とせい【渡世】
<earn> one's living <by> .
とせい=がなる
――がな・る
世渡りができる。暮らしがたつ。
とせい=を送る
――を送・る
世渡りをする。暮らしをたてる。
とせいちゅう
とせいちゅう 【杜世忠】
(1242-1275) 中国,元のフビライ-ハンの臣。日本派遣の使者。文永の役後,1275年鎌倉幕府に派遣されたが,竜ノ口で斬首された。
とせいにん
とせいにん [0] 【渡世人】
やくざ。ばくちうち。
とせき
とせき [0] 【図籍】
〔「ずせき」とも〕
(1)図書。書籍。
(2)地図と戸籍。
(3)図と書物。
とせん
とせん [0] 【徒跣】 (名)スル
履物を履かないで歩くこと。かちはだし。はだし。「厳冬風雪の中に,―して羅馬の城門に立つこと三日三夜/文明論之概略(諭吉)」
とせん
とせん [0] 【渡船】
わたしぶね。
とせん
とせん【渡船(場)】
⇒渡し,渡し船.
とせん
とせん [0] 【賭銭】
かけごとにかけた金銭。
とせんきょう
とせんきょう [0] 【渡線橋】
⇒跨線橋(コセンキヨウ)
とせんきょう
とせんきょう [0] 【渡船橋】
船と陸との間をつなぐ可動橋。
とせんば
とせんば [0] 【渡船場】
わたしぶねの発着する場所。わたしば。
とぜい
とぜい [1][0] 【都税】
地方税の一。東京都内に居住する者や事業所などに対して都が課する税。
とぜつ
とぜつ【途絶する】
stop;→英和
be interrupted[cut off];be tied[held]up.
とぜつ
とぜつ [0] 【途絶・杜絶】 (名)スル
途中で絶えること。とだえること。ふさがること。「輸入が―する」「交通―」
とぜん
とぜん [0] 【徒然】 (名・形動)[文]ナリ
なすこともなく退屈なこと。ものさびしくしていること。また,そのさま。てもちぶさた。つれづれ。「―なもので御座いますから/良人の自白(尚江)」「―に皆堪へかねて/太平記 7」
とそ
とそ [1] 【屠蘇】
年頭に,一年の邪気を払い延命を願って飲む薬酒。屠蘇散を酒または味醂(ミリン)に浸したもので,年少者から順に飲む。おとそ。屠蘇酒。[季]新年。《―つげよ菊の御紋のうかむまで/本田あふひ》
とそ
とそ【屠蘇(きげんで)】
(mellow with) the New Year's sake.
とそう
とそう [0] 【塗装】 (名)スル
ものの表面に,装飾・保護などの目的で塗料を塗ったり吹きつけたりして被膜をつくること。「ビルの壁面を―する」「―業」
とそう
とそう【塗装する】
paint <a house> .→英和
塗装業者 a painter.→英和
とそう
とそう [0][1] 【斗筲】
〔「としょう」とも。「斗」は一斗(日本の一升)を入れるはかり,「筲」は一斗二升を入れる竹器〕
(1)〔論語(子罕)〕
人の度量の小さいこと。器量のないこと。「―の輩には入用なれども/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
(2)〔新論(妄瑕)〕
禄(ロク)や給料などがわずかであること。「―の人ならで代官はならぬ事にまかり成り候/徂徠先生答問書」
とそう
とそう [0] 【抖擻・斗擻】
(1)〔仏〕
〔「頭陀(ズダ)」の音訳〕
衣食住に関する欲望を捨て,仏道を修行すること。托鉢行脚(タクハツアンギヤ)。また,その僧。「捨身―の行体は/謡曲・安達原」
(2)徒歩で往き来すること。「―のわづらひもなかりけり/平家 5」
とそきげん
とそきげん [3] 【屠蘇機嫌】
年頭に屠蘇を飲んで快く酔っていること。屠蘇気分。
とそさん
とそさん [2] 【屠蘇散】
漢薬の一。中国,古代の華佗の処方という。山椒(サンシヨウ)・白朮(ビヤクジユツ)・肉桂など七種または八種を調合したもの。屠蘇延命散。
→屠蘇
→屠蘇袋
とそしゅ
とそしゅ [2] 【屠蘇酒】
「屠蘇」に同じ。
とそつ
とそつ [0] 【徒卒】
徒歩の兵。歩兵。兵卒。
とそつ
とそつ [1] 【兜率・都卒】
〔梵 Tusita の音訳〕
〔仏〕「兜率天」の略。
とそつてん
とそつてん [3] 【兜率天】
〔仏〕 六欲天の下から四番目の天。内外二院あり,内院には将来仏となるべき菩薩が住み,現在は弥勒菩薩(ミロクボサツ)がそこで説法をしているとされる。外院には天衆が住む。都史多天。知足天。
とそつまんだら
とそつまんだら [4] 【兜率曼荼羅】
弥勒菩薩(ミロクボサツ)を主尊とし,兜率天の内院,すなわち弥勒の浄土の荘厳さを描いた図絵。
とそぶくろ
とそぶくろ [3] 【屠蘇袋】
屠蘇散を入れて酒や味醂(ミリン)に浸す袋。紅絹(モミ)または白絹を三角形に縫って作る。大晦日(オオミソカ)の夜に井戸に吊るしておき,元旦に屠蘇に使ったあと井戸に投げ込んだ。「丼と井戸に点うつ―/柳多留 101」
とぞ
とぞ (連語)
〔格助詞「と」に係助詞「ぞ」の付いたもの。古くは「とそ」とも〕
(1)(文中にあって)「と」で受ける部分を強調する意を表し,文末と呼応する(係結びの関係をなす)。「山川の滝にまされる恋す―人知りにける/万葉 3016」「よそにのみあはれ―見し梅の花あかぬ色香は折りてなりけり/古今(春上)」
(2)(文末に用いて)一般的な解説または伝聞の意を表す。…というわけである。…ということだ。「青柳のほつ枝攀(ヨ)ぢ取りかづらくは君がやどにし千年寿(ホ)く―/万葉 4289」「感涙をのごはれける―/徒然 144」
とぞく
とぞく [1] 【都俗】
都会の風俗。都市の習俗。
とたてぐも
とたてぐも [4] 【戸閉蜘蛛】
トタテグモ科とカネコトタテグモ科に属するクモの総称。体長15ミリメートル内外。地面に穴を掘って円筒状の巣を造り,入り口に扉をつける。夜,巣から出て昆虫などを食う。カネコトタテグモ科は日本と北アメリカだけに分布。
とたん
とたん [0] 【塗炭】
〔泥にまみれ,炭火に焼かれる意〕
非常に苦しい境遇。
とたん
とたん【途端(に)】
just as;the moment <he saw me> ;→英和
No sooner <had I got into bed> than <I fell asleep> .その〜 just then.
とたん
とたん [0] 【途端】
(「に」を伴って副詞的にも用いる)ちょうどその時。はずみ。ひょうし。「立ち上がった―に倒れた」「顔を見た―(に)笑い出した」
とたん
とたん【塗炭の苦しみ】
the greatest misery.
とたんのくるしみ
とたんのくるしみ [8] 【塗炭の苦しみ】
泥や火の中にいるようなひどい苦しみ。水火の苦しみ。「―をなめる」「斯る―を見るより/経国美談(竜渓)」
とだ
とだ 【戸田】
埼玉県南部,荒川中流域北岸の市。近世,中山道の渡しが置かれた。住宅地・工場地化が進む。
とだ
とだ 【戸田】
姓氏の一。
とだい
とだい 【斗代】
(1)中世,田地一反あたりの年貢徴収量。
(2)近世初頭,豊臣・徳川初期政権による検地において定められた田地反別玄米収穫高。石盛り。
とだえる
とだ・える [3] 【途絶える・跡絶える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 とだ・ゆ
それまで続いてきた物事が,中途で切れて,あとが続かなくなる。古くは,主に人の往来について言った。「連絡が―・える」「久しく―・え給はむは心ぼそからむ/源氏(総角)」
とだえる
とだえる【跡絶える】
stop;→英和
cease;→英和
The street is deserted (人通りが).
とだきょくざん
とだきょくざん 【戸田旭山】
(1696-1769) 江戸中期の医者・本草家。備前国の人。名は斎(イツキ)。自宅に薬草園をつくり薬物会を開く。著「非薬選」「文会録」など。
とだしば
とだしば [0] 【戸田芝】
イネ科の多年草。日当たりのよい草原や荒地に自生。根生葉は線形。夏から秋にかけ,高さ80センチメートル内外の花茎を立て,淡緑色または紫色を帯びた小穂を円錐状につける。バレンシバ。
とだじょう
とだじょう 【富田城】
島根県能義郡広瀬町富田の月山(ガツサン)にあった城。戦国時代には尼子氏の主城だったが,毛利元就の三年にわたる攻囲により1566年落城。
とだじょうせい
とだじょうせい 【戸田城聖】
(1900-1958) 宗教家。石川県生まれ。牧口常三郎に出会い,創価学会の前身である創価教育学会の旗上げに参加,理事長となる。学会の政治進出を理論化し,公明党の基盤をつくった。
とだたいしどう
とだたいしどう 【戸田太子堂】
⇒鶴林寺(カクリンジ)
とだて
とだて [0] 【戸立て】
(1)戸を立てること。戸をしめること。
(2)和船の艫(トモ)の傾斜板。戸立て板。
とだていぞう
とだていぞう 【戸田貞三】
(1887-1955) 社会学者。兵庫県生まれ。東大教授。実証的学風の確立につとめ,家族構造とその機能を分析した「家族構成」を著した。
とだな
とだな【戸棚】
a cupboard;→英和
a cabinet;→英和
a locker;→英和
a closet (押入れ).→英和
とだな
とだな [0] 【戸棚】
三方を板などで囲い,中に棚を造って前面に戸を設けたもの。「造りつけの―」「食器―」
とだもすい
とだもすい 【戸田茂睡】
(1629-1706) 江戸前期の歌人・歌学者。駿河の人。名は恭光(ヤスミツ)。通称,茂右衛門。号,梨本(ナシノモト)。古今伝授や制禁の詞を認めず,二条家歌学を攻撃,近世革新派の先駆となる。著「梨本集」「僻言調(ヒガゴトシラベ)」「紫の一本」など。
とだゆ
とだ・ゆ 【途絶ゆ・跡絶ゆ】 (動ヤ下二)
⇒とだえる(途絶)
とだりゅう
とだりゅう 【富田流】
(1)剣術の一派。祖は越前朝倉家の臣,中条流嫡伝四代目の富田九郎左衛門長家。
(2)槍術の一派。祖は越前朝倉家の臣,富田牛生(ゴセイ)。
とだりゅう
とだりゅう 【戸田流】
(1)剣・小太刀・居合術などの一派。祖は天正(1573-1592)の頃の人戸田清玄吉方。
(2)薙刀(ナギナタ)術の一派。沼田藩にて戸田派武甲流の薙刀術をいう。
(3)捕手(トリテ)・鎖・縄術などの一派。祖は戸田越後守高興。
とだる
とだる [0] 【斗樽】
鏡{(3)}のついた一斗入りの酒樽。太鼓樽。
とだれ
とだれ [0] 【戸垂(れ)】
⇒戸冠(トカンムリ)
とち
とち [0] 【土地】
(1)大地。陸地。つち。「祖国の―」
(2)耕地などの土。土壌。「よく肥えている―」「―を耕す」
(3)耕地・宅地などとする地面。地所。所有地。「―付きの家」
(4)その地方。地域。ところ。「犯人は―の事情に詳しい」「―の言葉」
(5)人による利用や所有の対象としてとらえられた場合の陸地。一定の範囲や面積を有するもので,池沼・河川などを含めていうこともある。民法上,その定着物とともに不動産とされ,所有権は地上と地下にも及ぶ。経済学上,資本・労働とともに生産要素の一つとされる。
とち
とち (接頭)
〔近世江戸語〕
名詞や動詞に付いて,そのものが愚かである,ふざけたさまである意を表す。「―あま」「―くらう」「―ぐるう」
とち
とち【栃】
《植》a horse chestnut.
とち
とち [1][0] 【橡・栃】
⇒とちのき(橡)
とち
とち【土地】
[地所]land;→英和
a lot (狭い);→英和
an estate (所有地);→英和
[地味]soil;→英和
earth;→英和
[地方]a region;→英和
a locality;→英和
a <strange> place.→英和
〜の local;→英和
native.→英和
〜の者 a native.→英和
‖土地開発(会社) land development (a developer).土地家屋 land and buildings.土地柄の良い(悪い)地域 a respectable (rough) district.土地勘 <have> the feel of the place.土地収用法 the Land Expropriation Law.土地所有者 a landowner.土地台帳 a land ledger.土地建物会社 a real estate company.土地付家屋 a house with a lot.土地ブローカー a land broker.
とちあま
とちあま 【とち阿魔】
ばかな女。女性をののしるときに用いる。「才三めに心を通はす―め/歌舞伎・宇都谷峠」
とちいた
とちいた [0] 【栩板】
屋根葺(フ)き板の一。こけら板やとくさ板より厚く,1〜3センチメートル,幅9〜15センチメートル,長さ約30センチメートル。社殿・能舞台などの屋根に用いる。
とちお
とちお トチヲ 【栃尾】
新潟県中部の市。近世は紬(ツムギ)の産地で,近代織機に移行後は合成繊維の織物を生産。全国有数の豪雪地帯。
とちかいりょう
とちかいりょう [3] 【土地改良】
客土や区画整理,灌漑(カンガイ)・排水の整備などを行なって,農地の生産性を高めること。
とちかいりょうく
とちかいりょうく [5] 【土地改良区】
土地改良法に基づいて,農地の改良・保全・集団化などの事業を行うために設立される法人。
とちかいりょうほう
とちかいりょうほう 【土地改良法】
農業生産基盤の整備・開発を図るため,農地の改良・開発・保全・集団化に関する事項について定めた法律。1949年(昭和24)制定。
とちかおくちょうさし
とちかおくちょうさし トチカヲクテウサシ [8] 【土地家屋調査士】
土地家屋調査士法に基づき,他人の依頼を受けて,不動産の表示に関する登記に必要な土地・家屋に関する調査・測量・申請手続きを行う者。
とちかがみ
とちかがみ [3] 【水鼈】
トチカガミ科の水生多年草。池や沼に生える。茎は長く伸び節から水中根を生じる。葉は柄が長く,径約6センチメートルの円心形で裏面の細胞が空気を含んで水面に浮く。雌花と雄花があり,八〜一〇月,白色の三弁花を開き一日でしぼむ。
とちかがみ[図]
とちかん
とちかん [0] 【土地鑑・土地勘】
その地域の事情に通じていること。「―のある者の犯行らしい」
とちかんかつ
とちかんかつ [3] 【土地管轄】
同種の裁判所間の裁判権の行使について,地域により定めた範囲。
とちかんていいいんかい
とちかんていいいんかい 【土地鑑定委員会】
国土庁に設置された合議制の機関。地価の公示に関する事務,不動産鑑定士試験に関する事務その他を扱う。
とちがめ
とちがめ [0] 【鼈亀】
スッポンの異名。
とちがゆ
とちがゆ [2] 【栃粥】
トチノキの実を入れた粥。
とちがら
とちがら [0] 【土地柄】
その土地の風俗・習慣・人情など。その場所の状態。ところがら。「この辺は―がよい」
とちきほんちょうさ
とちきほんちょうさ [6] 【土地基本調査】
国土庁が全国から標本抽出した土地について利用状況や所有者などのデータを把握するために行う調査。1993年(平成5)から実施され,五年ごとに行われる。
とちきほんほう
とちきほんほう 【土地基本法】
土地について,公共の福祉の優先,適正かつ計画的な利用,投機的取引の抑制,受益に応じた適切な負担といった基本理念や土地政策審議会の設置等を定める法律。1989年(平成1)制定。
とちぎ
とちぎ 【栃木】
(1)関東地方北部の内陸県。かつての下野(シモツケ)国を占める。東部は八溝山地で,西部に那須・日光などの火山群や足尾山地などがある。北部には那須野原が広がり,南部は関東平野に開ける。県庁所在地,宇都宮市。
(2)栃木県南部にある市。江戸時代は日光例幣使街道の宿場町,麻取引の中心地。履物・瓦(カワラ)などを生産。近年,食品・機械工業が発展。
とちく
とちく [0] 【屠畜】 (名)スル
食肉用の家畜を殺すこと。
とちくかくせいり
とちくかくせいり [6] 【土地区画整理】
土地区画整理法に基づいて行われる,土地の区画・形質の変更,公共施設の新設・変更に関する事業。都市計画区域内の土地について,公共施設の整備・改善および宅地の利用の増進を図ることを目的とする。
とちくかくせいりほう
とちくかくせいりほう 【土地区画整理法】
土地区画整理事業の施行者・施行方法・費用負担などを定めた法律。1954年(昭和29)制定。
とちくじょう
とちくじょう [0] 【屠畜場】
屠畜・解体処理などを行う施設。
とちくらう
とちくら・う 【とち食らふ】 (動ハ四)
ふざけながら食う。馬鹿食いする。「風鈴蕎麦を総仕舞ひにして,蕎麦屋に燗をさせては,―・うだものを/滑稽本・浮世風呂 3」
とちぐるう
とちぐる・う 【とち狂ふ】 (動ハ四)
〔「どちぐるう」とも〕
たわむれる。ふざける。「黄色な声を上げて,きい��といつて,―・ふ/滑稽本・浮世風呂 3」
とちこ
とちこ [0][3] 【栃粉】
トチノキの実を粉にしたもの。
とちこうじかかく
とちこうじかかく [6] 【土地公示価格】
⇒公示地価(コウジチカ)
とちこくゆうろん
とちこくゆうろん トチコクイウ― [5] 【土地国有論】
土地の国有化を主張する議論。社会主義の側から行われるほか,資本主義側からも地価問題解決のため主張される。
とちことば
とちことば [3] 【土地言葉】
その土地だけで使われる言葉。方言。
とちころがし
とちころがし [3] 【土地転がし】
土地の転売を関係者間で繰り返して値をつりあげ,利益を得ること。
とちしゅうよう
とちしゅうよう [3] 【土地収用】
特定の公共の利益となる事業に用いるため,国や地方公共団体などが強制的に土地の所有権や使用権などを取得すること。
とちしょゆうけん
とちしょゆうけん [4] 【土地所有権】
法令の制限内で土地を自由に使用・収益・処分できる権利。その土地の上下,すなわち上空および地下にも及ぶ。
とちしんたく
とちしんたく [3] 【土地信託】
信託銀行が土地所有者から信託財産として土地を預かり,土地所有者に代わって賃貸ビルや住宅を建設して運営し,その収益から経費などを差し引いた残りを配当の形で支払う制度。
とちじ
とちじ [2] 【都知事】
東京都の首長である知事。
とちたちいりけん
とちたちいりけん [6] 【土地立(ち)入り権】
土地収用に際して,その準備のため,事業を行う者が知事の許可を得て他人の土地に入り測量・調査する権利。
とちたんぜいろん
とちたんぜいろん [5] 【土地単税論】
土地からの収益が唯一の剰余生産物であり,他は再生産に必要なものであるから,課税負担が可能であるのは地主の地代のみで,他の税は全廃せよとするケネーの説。単税論。土地単一税論。
とちだいちょう
とちだいちょう [3] 【土地台帳】
旧制で,土地の所在・地番・地目・地積などを登録した帳簿。1960年(昭和35)に廃止,土地の現況は土地登記簿の登記用紙の表題部によって明らかにされることとなった。地籍台帳。
とちちょうさじぎょう
とちちょうさじぎょう [6] 【土地調査事業】
日本が朝鮮経済の植民地化のために行なった土地所有権確定などの事業。1910年から18年まで行われ,この過程で多くの農民の土地が取り上げられ,国有地に編入された。
とちっこ
とちっこ [0] 【土地っ子】
その土地で生まれ育った人。
とちとうきぼ
とちとうきぼ [5] 【土地登記簿】
土地に関する所有権その他の権利関係について公示する公の帳簿。一筆(イツピツ)の土地ごとに一用紙を備える。
とちなまり
とちなまり [3] 【土地訛り】
その土地で使われている,なまった言葉。なまり。
とちにしき
とちにしき 【栃錦】
(1925-1990) 第四四代横綱。東京生まれ。本名,中田清。優勝一〇回。上手出し投げを得意とし,名人横綱といわれた。日本相撲協会理事長。年寄名,春日野。
とちのき
とちのき [1][3] 【橡・栃】
トチノキ科の落葉高木。山地の沢近くに自生,また庭木・街路樹とすることもある。葉は大形の掌状複葉で長い柄につく。五月頃,枝先に円錐花序を立て,白色で紅斑のある四弁花を多数つける。果実は倒卵円形で,クリに似た赤褐色の種子が一個ある。種子からデンプンを採り,材は家具や器具に用いる。マロニエは近縁種。とち。
〔「橡の花」は [季]夏,「橡の実」は [季]秋〕
とちばにんじん
とちばにんじん [4] 【栃葉人参】
日本特産のウコギ科の多年草。山林に自生。根茎は肥厚し,タケのような節がある。葉はトチノキの葉に似た掌状複葉。夏,淡黄緑色の小花をつけ,赤色球形の果実を結ぶ。根茎を竹節(チクセツ)人参と呼び,健胃・去痰(キヨタン)薬に用いる。
とちぶき
とちぶき [0] 【栩葺き】
栩板で屋根を葺くこと。また葺いた屋根。
とちまん
とちまん [0] 【十千万】
非常に数や量の多いこと。巨万。名詞の上に付いて,数量がきわめて多いことを表す。助数詞を伴って用いられることも多い。
とちまんどうは
とちまんどうは トチマンダウ― 【十千万堂派】
尾崎紅葉を中心とする俳人の一派。十千万堂は尾崎紅葉の俳号。
とちまんりょう
とちまんりょう 【十千万両】
非常に多い金額。巨万。「この貞節は―金を積んでも買はれねえ/歌舞伎・小袖曾我」
とちめく
とちめ・く (動カ四)
あわてる。狼狽する。「モノ言ウ事モ叶ワイデ,顔ウチ赤メテ―・クニヨッテ/天草本伊曾保」
とちめん
とちめん [0] 【栃麺】
トチノキの実の粉を米粉または麦粉と混ぜてこね,棒で薄くのばして蕎麦(ソバ)のように作った食品。
とちめん=棒
――棒((トチメンボウ))振・る
あわて,うろたえる。面食らう。
とちめんぼう
とちめんぼう [0] 【栃麺棒】
(1)栃麺を打つ際に使う丸棒。
(2)〔「とちめく坊」の転か。一説に,栃麺は粘り気が乏しいために麺棒を忙しく扱うことからという〕
非常に忙しいこと。あわてうろたえること。また,その人。「顔見せのその人よりもそば��で―の手うち連中/徳和歌後万載集」
とちもち
とちもち [2] 【栃餅】
トチの実を混ぜて搗(ツ)いた餅。
とちゅう
とちゅう【途中で】
on one's way <from,to> ; <give up> halfway (中途で);→英和
in the middle of <one's talk> (最中に).〜一泊する stop overnight <at> .‖途中計時 ⇒計時.途中下車する stop over <at> .途中下車前途無効 <米> No stopovers allowed on this ticket.
とちゅう
とちゅう [0] 【途中】
(1)目的の場所に行くまでの中間の地点。途上。通り道。通りすがり。「学校へ行く―」「―下車」
(2)ある場所へ行き着くまでの間。道すがらずっと。「来る―歩きながら考えてきた」
(3)物事のまだ終了しないうち。中途。「仕事を―で投げ出す」
とちゅう
とちゅう [0][1] 【杜仲】
トチュウ科の落葉高木。中国南西部に自生。樹液は少量のグッタペルカを含む。樹皮を干したものを強壮・鎮静・鎮痛薬として用いる。「―茶」
とちゅうけいじ
とちゅうけいじ [4] 【途中計時】
陸上競技や競泳などで,ある途中の区切りで,正式にタイムを計ること。また,そのタイム。
とちゅうげしゃ
とちゅうげしゃ [4] 【途中下車】 (名)スル
目的地までの切符を持つ乗客が,その手前の駅や停留所で降りること。
とちゅうごえ
とちゅうごえ 【途中越】
京都市左京区大原から滋賀県大津市に至る峠。比叡山と比良山地の鞍部。古来,京都北門の要地。古名,竜華越。
とちょう
とちょう [0] 【登頂】 (名)スル
⇒とうちょう(登頂)
とちょう
とちょう [1] 【都庁】
〔「東京都庁」の略〕
都の行政事務を扱う役所。
とちょう
とちょう [0] 【斗帳・戸帳】
〔斗(マス)を伏せたような形をしているのでいう〕
(1)貴族の使う帳台の上からおおっている布。
(2)仏像などを安置した厨子(ズシ)などの上にかける覆い。金襴(キンラン)・錦など美しい布で作られる物が多い。
とちょう
とちょう【都庁】
⇒都(と).
とちょう
とちょう [0] 【徒長】 (名)スル
窒素や水分の過多や日照不足などから,作物の茎や枝が通常以上に長く軟らかく伸びること。
とちょうし
とちょうし [2] 【徒長枝】
樹木の剪定(センテイ)した切り口付近から,直立して出る発育のよい枝。花芽をつけず樹形を乱すことから,普通は切り落とす。
とちる
とちる
せりふを〜 <話> muff[fluff]one's lines.
とちる
とち・る [2] (動ラ五)
〔「とちめんぼう」の「とち」を活用させたもの〕
(1)俳優が,台詞(セリフ)や演技をまちがえる。「主役が―・ってばかりいる」
(2)物事をやりそこねる。へまをする。「計算を―・ったおかげで大損害だ」
とち狂ふ
とちぐる・う 【とち狂ふ】 (動ハ四)
〔「どちぐるう」とも〕
たわむれる。ふざける。「黄色な声を上げて,きい��といつて,―・ふ/滑稽本・浮世風呂 3」
とち阿魔
とちあま 【とち阿魔】
ばかな女。女性をののしるときに用いる。「才三めに心を通はす―め/歌舞伎・宇都谷峠」
とち食らふ
とちくら・う 【とち食らふ】 (動ハ四)
ふざけながら食う。馬鹿食いする。「風鈴蕎麦を総仕舞ひにして,蕎麦屋に燗をさせては,―・うだものを/滑稽本・浮世風呂 3」
とっ
とっ 【取っ・突】 (接頭)
名詞や動詞に付いて,意味や語調を強める。「―ぱずれ」「―つかまえる」
とっか
とっか トク― [1][0] 【特価】
特別に安い値段。
とっか
とっか [0] 【突過】 (名)スル
激しい勢いで通り過ぎること。「機関車方に草叢を―する際/浮城物語(竜渓)」
とっか
とっか トククワ [0] 【特化】 (名)スル
(1)他と異なる特別なものとすること。特殊化すること。
(2)国際分業の結果,ある国が比較優位を有する産業分野に専門化するようになること。
とっか
とっか トククワ [1] 【得花】
世阿弥の能楽論で,花を獲得した境地をいう。「既に―に至る初入頭也/九位」
→花
とっか
とっか【特価】
<sell at> a special price.‖特価販売 a bargain sale.特価品 a bargain.
とっか
とっか トククワ [1][0] 【特科】
特殊の科目。「―講義」
とっか
とっか トククワ [0] 【徳化】 (名)スル
徳によって教化すること。徳に感化されてよくなること。「師によって―される」
とっかえべえ
とっかえべえ トツカヘ― 【取っ替へべえ】
〔「取っ替えべえ取っ替えべえ」と呼び歩いたことから〕
江戸時代,古鉄などと交換で飴(アメ)を売り歩いた行商人。
とっかえる
とっか・える [0] 【取っ替える】 (動ア下一)
「とりかえる(取替)」の転。
とっかかり
とっかかり [0] 【取っ掛(か)り】
取りかかること。とりつくこと。「―が遅い」「解決への―をつかむ」
とっかかる
とっかか・る [0][4] 【取っ掛(か)る】 (動ラ五)
「取り掛かる」の転。「大仕事に―・る」
[可能] とっかかれる
とっかく
とっかく [0] 【突角】
突き出たかど。
とっかけいすう
とっかけいすう トククワ― [6][4] 【特化係数】
一国の産業の有する比較優位の程度を,その産業への特化の程度で測る指標。一国の輸出総額に占めるある商品の輸出額の比率を,全世界の貿易総額に占める同商品の貿易額の比率で割った値で定義し,一より大きければ比較優位にあるとされる。
とっかてん
とっかてん トククワテン [3] 【特火点】
トーチカのこと。
とっかひん
とっかひん トク― [0] 【特価品】
特別に安い値段の品。
とっかぶたい
とっかぶたい トククワ― [4] 【特科部隊】
陸上自衛隊で,砲を主装備とする部隊。旧陸軍および他国の軍隊の砲兵にあたる。
とっかへい
とっかへい トククワ― [3] 【特科兵】
旧陸軍で,歩兵科以外の兵科の称。騎兵・砲兵・工兵・航空兵・輜重(シチヨウ)兵・憲兵など。
とっかん
とっかん [0] 【吶喊】 (名)スル
(1)大声で叫ぶこと。ときの声をあげること。
(2)「突貫{(3)}」に同じ。「墻壁の欠所に―して来た/吾輩は猫である(漱石)」
とっかん
とっかん [0] 【突貫】 (名)スル
(1)突き通すこと。
(2)全力をあげて一気に事を進めること。「―工事」
(3)大声をあげて,敵陣に攻め込むこと。突撃。吶喊(トツカン)。「全軍が―する」
とっかん
とっかん【突貫する】
rush[dash] <at> .→英和
突貫工事(をする) rush work (rush the construction work).
とっかんさぎょう
とっかんさぎょう [5] 【突貫作業】
休まず一気に行われる作業。「昼夜兼行の―」
とっき
とっき【特記】
⇒特筆.
とっき
とっき【突起】
a projection;→英和
a protuberance;→英和
《生》a process.→英和
〜する project;→英和
protrude.→英和
とっき
とっき トク― [0][1] 【特記】 (名)スル
特別に書き記すこと。「他に―すべきことなし」「―事項」
とっき
とっき [0] 【凸起】 (名)スル
中央が高く盛りあがること。また,そのようなもの。「骨張った無下に―した額ではない/女難(独歩)」
とっき
とっき [0] 【突起】 (名)スル
高く突き出ること。また,高く突き出ているもの。「中央の―部」「『天狗岩』亦た頭上に―す/日本風景論(重昂)」
とっき
とっき トク― [1] 【徳器】
(1)身に備わっている徳行と器量。
(2)道徳を守る性質。
とっきゅう
とっきゅう トクキフ [0] 【特急】
(1)特に急ぐこと。大急ぎ。大至急。「洋服を―で仕立てさせる」「―便」
(2)「特別急行」の略。「超―」「―券」
とっきゅう
とっきゅう トクキフ [0] 【特級】
特別上の等級。一級の上の等級。
とっきゅう
とっきゅう【特急】
a special[limited]express (train).超特急 a superexpress (train).
とっきゅう
とっきゅう【特級品】
an article of superior quality.特級酒 the special class sake.
とっきょ
とっきょ トク― [1] 【特許】
(1)行政機関が特定人のために権利・能力・資格などを設定し,法律上の地位を与えること。許可。免許。「―がおりる」
(2)特許法の定めにより,特許権を設定すること。また,特許権のこと。「―をもっている」
とっきょ
とっきょ【特許】
<get> a patent <for,on> ;→英和
a license (免許);→英和
a concession (採掘などの).→英和
‖特許権 a patent (right).特許権者 a patentee.特許権侵害 a patent infringement.特許出願中 Patent pending[applied for].特許庁 the Patent Office.特許品 a patent;patented articles.特許料 a patent fee.
とっきょう
とっきょう トクケウ [0] 【徳教】
道徳によって,人をよい道に勧め導くおしえ。善教。
とっきょがいしゃ
とっきょがいしゃ トク―グワイ― [4] 【特許会社】
(1)経営権が国に保留されている事業の,一部または全部の経営権を,法律などにより付与された会社。
(2)ある範囲の行政権限をもって,植民地経営を行なった会社。植民会社。
とっきょきぎょう
とっきょきぎょう トク―ゲフ [4] 【特許企業】
国から経営権を付与された企業。電気事業・ガス事業・地方鉄道事業など。
とっきょきょく
とっきょきょく トク― [3] 【特許局】
特許庁の前身。
とっきょけん
とっきょけん トク― [3] 【特許権】
特許法により特許を受けた発明を業として排他的独占的に実施できる権利。工業所有権の一。特許法は,産業上の利用可能性,新規性,進歩性などを有する発明について,物の発明・方法の発明・物を生産する方法の発明のそれぞれについて独占的権利の範囲を定める。特許庁に出願し,登録されて発生。保護期間は出願公告の日から15年,出願日から20年以内。パテント。
とっきょげんぼ
とっきょげんぼ トク― [4] 【特許原簿】
特許権の設定・移転・変更・消滅などを登録する公簿。特許庁に備えつけられる。
とっきょしんぱん
とっきょしんぱん トク― [4] 【特許審判】
特許に関する争訟を判定する手続き。特許庁長官の指定する審判官の合議で行われる。
とっきょじむしょ
とっきょじむしょ トク― [5] 【特許事務所】
弁理士の事務所。
→弁理士
とっきょだいりぎょう
とっきょだいりぎょう トク―ゲフ [6] 【特許代理業】
発明・実用新案・意匠・商標に関する代理業。
とっきょちょう
とっきょちょう トク―チヤウ [3] 【特許庁】
通商産業省の外局の一。発明・実用新案・意匠および商標に関する事務を扱う。
とっきょひん
とっきょひん トク― [0][3] 【特許品】
(1)特許権をもっている発明品。
(2)特許権のある方法で作ったもの。
とっきょほう
とっきょほう トク―ハフ [0][3] 【特許法】
発明の保護と利用を図り,産業の発展を目的として,特許に関する手続きなどを規定する法律。1959年(昭和34)制定。
とっきょりょう
とっきょりょう トク―レウ [3] 【特許料】
特許権設定の登録を受ける者または特許権者が,特許権の存続期間満了まで国に納付しなければならない料金。
とっきん
とっきん トク― [0] 【特金】
「特定金銭信託」の略。
とっく
とっく [0] 【疾っく】
〔「疾く」の転〕
■一■ (名)
ずっと以前。とう。「出かけたのは―のことだ」
■二■ (副)
早く。すみやかに。急いで。「―御供申さんため参候つかまつる/浄瑠璃・雪女」
とっく=の昔
――の昔
ずいぶん前。ずっと前。とうの昔。
〔「とっく」を強調していう語〕
とっくつ
とっくつ 【突厥】
⇒とっけつ(突厥)
とっくと
とっくと [3] 【篤と】 (副)
〔「とくと」の転〕
よくよく。十分念を入れて。「頭を冷やして―考えろ」
とっくに
とっくに
long ago;a long time ago;already.→英和
とっくに
とっくに [3] 【疾っくに】 (副)
ずっと以前に。すでに。とうに。「―切符は売り切れた」
とっくみあい
とっくみあい【取っ組み合い】
a grapple;→英和
a scuffle.→英和
とっくみあい
とっくみあい [0] 【取っ組(み)合い】
取っ組み合って争うこと。「―のけんか」
とっくみあう
とっくみあ・う [0][5] 【取っ組(み)合う】 (動ワ五[ハ四])
〔「とりくみあう」の転〕
互いに組み合って争う。格闘する。「兄弟で―・う」
とっくみあう
とっくみあう【取っ組み合う】
grapple[come to grips] <with> ;→英和
wrestle <with> .→英和
とっくむ
とっく・む [3][0] 【取っ組む】 (動マ五)
〔「とりくむ」の転〕
(1)相手に組みつく。「―・んでなぐりあう」
(2)物事を一生懸命に行う。「難問に―・んでいる」
とっくむ
とっくむ【取っ組む】
⇒取り組む.
とっくり
とっくり【徳利】
a (sake) bottle.〜のセーター a turtleneck (sweater).→英和
とっくり
とっくり [0] 【徳利】
(1)「とくり(徳利){(1)}」に同じ。「五合―」
(2)「とっくり襟」の略。
とっくり
とっくり [3] (副)
(「と」を伴っても用いる)よくよく。十分に。念を入れて。とくと。「わかるまで―(と)言って聞かせる」「一晩―(と)考える」
とっくりいちご
とっくりいちご [5] 【徳利苺】
バラ科の落葉低木。朝鮮・中国原産。キイチゴの類で,庭木ともされる。全体に太いとげがある。葉は互生し,羽状複葉。六月頃,白色の小花を散房花序につける。果実は球形で赤く熟し,食べられる。
とっくりえり
とっくりえり [4] 【徳利襟】
⇒タートル-ネック
とっくりと
とっくりと
⇒篤(とく)と.
とっくりばち
とっくりばち [4] 【徳利蜂】
ドロバチ科のハチ。体長約15ミリメートル。体は黒く,黄斑がある。草木や人家の壁などに泥をかためてつぼ状の巣を造り,産卵後,麻痺させたチョウやガの幼虫を数匹入れ,かえった幼虫の餌にする。サムライトックリバチ・スズバチなどの近縁種を含めることもある。
徳利蜂[図]
とっくん
とっくん トク― [0] 【特訓】 (名)スル
〔「特別訓練」の略〕
特に能力を向上させようとする人に対して,短期間に平素の量や内容を超えて行う特別の訓練。「夏休みに―する」
とっくん
とっくん【特訓】
special training;a crash course.
とっけい
とっけい トク― [0] 【篤敬】 (名・形動)[文]ナリ
人情に厚く慎み深い・こと(さま)。篤実恭敬。「―正直」
とっけい
とっけい【特恵関税(待遇)】
preferential duties (treatment).
とっけい
とっけい トク― [0] 【特恵】
特に有利な待遇。特別の恩恵。
とっけいかんぜい
とっけいかんぜい トク―クワン― [5] 【特恵関税】
特定国の貨物に対して,他の国よりも低い関税を課す制度。主に発展途上国に対して実施される。
→差別関税
とっけつ
とっけつ 【突厥】
〔Türk(チュルク)の複数形 Türküt の音訳という〕
六世紀中頃から約二世紀の間,モンゴル高原から中央アジアにかけて支配したトルコ系遊牧民族。また,その国家。六世紀末に東西に分裂。モンゴル高原を支配した東突厥は630年に唐に滅ぼされ,再興したが,八世紀半ばウイグルに滅ぼされた。中央アジアを支配した西突厥は七世紀中頃唐に服属し,のちトゥルギシュに滅ぼされた。とっくつ。
とっけつもじ
とっけつもじ [5] 【突厥文字】
チュルク諸語の一つである突厥語の文字。チュルク諸語の最古の資料であるオルホン碑文(八世紀初め頃のもの)の文字。ソグド文字に由来するとする説が有力。デンマークの言語学者トムセンによって一九世紀末に解読された。
とっけもない
とっけもな・い (形)
途方もない。思いもよらぬ。「直子は其時―・くそんな事を云ひ出した/暗夜行路(直哉)」「わつちらが仲間内でも,―・い豪気にいいと/歌舞伎・お染久松色読販」
とっけり
とっけり (副)
十分に。よくよく。特に,熟睡するさまにいう。「昨夜―寝ないものだから/歌舞伎・升鯉滝白旗」
とっけん
とっけん【特権】
a privilege;→英和
a prerogative.→英和
〜を与える give the privileges <of> .‖特権階級 the privileged classes.
とっけん
とっけん トク― [0] 【特権】
(1)特別の権利。ある身分・資格のある者だけがもっている権利。
(2)特定の職務にある者が,その職務の故に与えられている特別な権利。例えば,外交官特権など。
とっけんかいきゅう
とっけんかいきゅう トク―キフ [5] 【特権階級】
社会において,一般の人のもてない政治的・経済的な支配権や優先権など,特別な権利をもっている人々。中世の貴族や僧侶,近代の資本家など。
とっこ
とっこ
かたり。詐欺。盗人。また,他人をののしる語。「大がたりの―めなり/浄瑠璃・天鼓」
とっこ
とっこ トク― [0][1] 【独鈷・独股】
〔「どっこ」とも〕
(1)密教で用いる仏具の一。種々の金属・象牙などを主材料とし,中央に握り部分があり,両端がとがっている杵形(キネガタ)の仏具。とこ。独鈷杵(トツコシヨ)。
→金剛杵(コンゴウシヨ)
(2)独鈷を連ねた図形を織り出した織物。
とっこ=に取る
――に取・る
相手を脅したり困らせたりするための口実にする。「お力の仕方が憎くらしさに思ひあまつて言つた事を,―・つて出てゆけとまでは/にごりえ(一葉)」
とっこいし
とっこいし トク― [3] 【独鈷石】
縄文後期・晩期の磨製石器。両頭の中央に柄を装着したくびれがあり,仏具の独鈷杵(トツコシヨ)と形が似る。石斧(セキフ)として,また呪術的な儀器として使われた。両頭石斧。雷鈷(ライコ)。
とっこう
とっこう トクカウ [0] 【特高】
「特別高等警察(トクベツコウトウケイサツ)」の略。
とっこう
とっこう トク― [0] 【特功】
特別にすぐれた功績。殊勲。
とっこう
とっこう トクカウ [0] 【特講】
特別講義。特別講習。
とっこう
とっこう【特効がある】
be specially good <for> .特効薬 a specific (medicine) <for> .→英和
とっこう
とっこう トク― [0] 【特攻】
「特別攻撃」の略。「―機」「―作戦」
とっこう
とっこう トクカウ [0] 【篤行】
真心のこもったよいおこない。人情のあついおこない。「篤志―の人」
とっこう
とっこう トクカウ [0] 【徳行】
道徳にかなった行為。正しいおこない。「―の士」「―に秀でた人」
とっこう
とっこう トクカウ [0] 【特効】
特別の効能。著しいききめ。
とっこう
とっこう トクカウ [0] 【篤孝】
真心のこもった孝行。
とっこう
とっこう トク― [0] 【篤厚】 (名・形動)[文]ナリ
人情があつく誠実な・こと(さま)。「其性質―にして/新聞雑誌 43」
とっこうたい
とっこうたい【特攻隊】
a kamikaze.
とっこうたい
とっこうたい トク― [0] 【特攻隊】
〔「特別攻撃隊」の略〕
第二次大戦中,爆弾を積んだ飛行機などで敵艦に体当たり攻撃を行うために編成した部隊につけた名。「神風―」
とっこうやく
とっこうやく トクカウ― [3] 【特効薬】
ある病気に対して特別に著しい効果を発揮する薬。肺炎に対するペニシリンなど。
とっこしょ
とっこしょ トク― [3] 【独鈷杵】
「独鈷{(1)}」に同じ。
とっこつ
とっこつ [0] 【突兀】 (ト|タル)[文]形動タリ
物が高く突き出ているさま。山や岩などの険しくそびえているさま。とつこつ。「英雄の鼻柱が―として聳えたら/吾輩は猫である(漱石)」「―たる岩石やら/片恋(四迷)」
とっこれい
とっこれい トク― 【独鈷鈴】
〔仏〕 密教で用いる法具の一。取っ手の部分が独鈷の形をしている鈴。
→金剛鈴(コンゴウレイ)
とっさ
とっさ [0] 【咄嗟】
〔「咄」は舌打ちをしてしかること,「嗟」は嘆息の意〕
きわめて短い時間。あっという間。一瞬。「―の間の出来事だった」「―の場合に役に立つ」
とっさ
とっさ【咄嗟の間に合わぬ】
won't do in an emergency.→英和
〜に at once;right away;promptly.→英和
とっさか
とっさか (形動)
〔近世上方語〕
心がひねくれて,気持ちのとげとげしいさま。意地の悪いさま。「気の―な姑(シユウトメ)に,せり��いぢりたでられて/浄瑠璃・宵庚申(下)」
とっさき
とっさき [0] 【突先】
突き出た先端。とがった端。突端。
とっさに
とっさに [0] 【咄嗟に】 (副)
瞬時に反応するさま。すぐさま。「―身をかわした」
とっさま
とっさま 【父様】
〔「ととさま」の転〕
父を敬っていう語。ちちうえ。「―かか様養ひませう/浄瑠璃・丹波与作(上)」
とっしゅつ
とっしゅつ【突出する】
stand[jut]out;project.→英和
〜した projecting.
とっしゅつ
とっしゅつ [0] 【突出】 (名)スル
(1)長く,あるいは高く突き出ること。
(2)突き破って出ること。突然に飛び出すこと。「奇兵一体急に其間に―す/日本開化小史(卯吉)」
(3)一群の他のものより図抜けること。「防衛費が―する」
とっしん
とっしん【突進する】
rush[dash] <at> .→英和
とっしん
とっしん [0] 【突進】 (名)スル
(1)勢いよくまっしぐらに進むこと。突き進むこと。「敵陣目がけて―する」
(2)目的を達するために全力でぶつかる。「目標達成に―する」
とったかみたか
とったかみたか 【取ったか見たか】 (形動)
〔手に取って見たか見ないかのうちに,の意〕
(1)あっという間のことであるさま。すぐさま。「―に筆をとり/洒落本・二日酔巵觶」
(2)手に入った金をすぐ使ってしまうさま。また,その日暮らしであるさま。「カネヲ―ニツカウ/ヘボン(三版)」
(3)ざっくばらん。「―にやつてのけるは酒の徳/滑稽本・六あみだ詣」
とったり
とったり [0]
〔動詞「とる」に助動詞「たり」の付いた「捕ったり」から〕
(1)捕り手の役人。
(2)歌舞伎でいう語。
(ア)捕り手の役。また,捕り手に扮することが多いことから,下回(シタマワ)りのこと。
(イ)
〔捕り手役につきものであるところから〕
とんぼがえり。
(3)相撲で,両手で相手の片手を取り,ひねり気味にして相手を引き落とすこと。
とったん
とったん [0] 【突端】
突き出たはし。とっぱな。「岬の―」
とったん
とったん【突端】
the edge;→英和
a tip[point].→英和
とっちめる
とっち・める [4][0] (動マ下一)
〔「取って締める」の転〕
言い逃れできないところまで厳しく追及したり,責めたりする。「今日こそ―・めてやろう」
とっちめる
とっちめる
take a person to task; <米> grill.→英和
とっちゃん
とっちゃん [3][1] 【父ちゃん】
子供が父親を呼ぶ語。「―背中を洗つてお呉れ/にごりえ(一葉)」
とっちゃんぼうや
とっちゃんぼうや [5] 【父ちゃん坊や】
一人前の大人でありながら子供っぽい一面のある人をいう語。とっちゃん小僧。
とっちり
とっちり (副)
(1)酒を十分に飲むさま。「―飲んでとろんこ目に千鳥足/洒落本・傾城買花角力」
(2)酒に酔ってぐでんぐでんになるさま。「むしやうに酒を飲み―よつて/洒落本・風俗通」
とっちりとん
とっちりとん
俗曲の一。江戸時代,文化年間(1804-1817)頃のはやり唄。幕末に初世都々逸坊扇歌が寄席でうたって以後,明治にかけて流行した。とっちりとん節。
とっちりもの
とっちりもの 【とっちり者】
酔っぱらい。とっちりもん。「髪置は乳母も―になり/柳多留 3」
とっちり者
とっちりもの 【とっちり者】
酔っぱらい。とっちりもん。「髪置は乳母も―になり/柳多留 3」
とっちる
とっ・ちる [3] (動タ上一)
うろたえる。まごつく。とちる。「あわて―・ちて尾(シタ)ひゆく/桐一葉(逍遥)」
とっつかまえる
とっつかま・える [6][5] 【取っ捕まえる】 (動ア下一)
「つかまえる」を強めていう語。「泥棒を―・える」
とっつかまる
とっつかま・る [5][0] 【取っ捕まる】 (動ラ五[四])
「つかまる」を強めていう語。「逃げそこねて―・る」
とっつき
とっつき【取っ付きの良い(悪い)】
(un)sociable;→英和
easy (hard) to talk to.
とっつき
とっつき [0] 【取っ付き】
(1)物事のやり始め。初手。「―から失敗する」
(2)初めて会った時に受ける感じ。第一印象。「―の悪い男だ」
(3)ある建物・場所などに入る時,一番初めに通る所。一番手前。入り口。「―の部屋」
とっつきにくい
とっつきにく・い 【取っ付き難い】 (連語)
威厳があったり無愛想であったりして親しみがもてないようすだ。付き合いにくい。「―・い人」
とっつく
とっつ・く [0][3] 【取っ付く】 (動カ五[四])
〔「とりつく」の転〕
(1)人や物に取りすがる。「子供が母のそでに―・いて離れない」
(2)物事に着手する。「最近―・いたばかりの仕事」
(3)病や霊などがつきまとう。「怨霊に―・かれる」「悪い病ひに―・かれた/滑稽本・浮世床(初)」
[可能] とっつける
とっつけ
とっつけ 【取っ付け】
(1)鞍(クラ)の後輪(シズワ)に付けたひも。「あぎとを喉へ貫き,―につけて馳せて行く/太平記 29」
(2)刀剣の柄口(ツカグチ)の金具。「―さや口に…けむをのうたる所をありありと彫ってさう/幸若・烏帽子折」
とって
とって [0][3] 【取っ手・把手】
〔「とりて」の転〕
手で持ったりするのに便利なように,家具・機械類などに取りつけた柄。ハンドル。とりて。「引き出しの―」「なべの―」
とって
とって【取って置く】
keep;→英和
put aside[by];reserve;→英和
save.→英和
〜置きの reserved;spare.→英和
〜返す hurry back.〜代わる take the place <of> .→英和
〜来る bring;→英和
fetch.→英和
とって
とって【取手】
a handle;→英和
a grip;→英和
a knob (ドアの);→英和
a pull (引き手).→英和
とって
とって
〔「とて」の促音添加〕
■一■ (格助)
文または文に相当する語句に付いて,「といって」「と思って」の意を表す。「親方の気に入つて始終は養子にする―,子も同前にして下さる/洒落本・真女意題」
■二■ (接助)
(1)仮定の逆接条件を表す。たとえ…といっても。…としても。「貴さまたちにいつてきかせた―,馬の耳に風だらうが/滑稽本・膝栗毛 4」
(2)既定の事柄を仮定的に表現する。「なんぼ屋敷出だ―,あんまりあつかましいぢやあねえか/滑稽本・浮世風呂 3」
とって
とって(は)
<It's nothing> to <me> ;→英和
<good enough> for <me> ;→英和
<quite all right> with <me> .→英和
とって
とって 【取って】 (連語)
〔「取りて」の促音便〕
(1)年齢を数える時にいう語。「当年―二五歳」
(2)「にとって」の形で,「…を中心として考えると」の意を表す。…として。…から見て。「彼らに―は,又とないよい機会だ」「一学生の身に―,とても無理なことだった」
〔(1)は,普通,数え年で,今年を数え入れていうのに用いる〕
とってい
とってい [0] 【突堤】
陸から海や川へ長く突き出した堤防のような建造物。普通には係船のための桟橋をいうが,防波堤・防砂堤をいうこともある。
とってい
とってい【突堤】
a jetty;→英和
a breakwater;→英和
a pier.→英和
とっておき
とっておき [0] 【取って置き】
いざという時のために,大切にしまっておくこと。また,そのようにしまっておいたもの。とっとき。「―の隠し芸を披露する」
とってかえし
とってかえし [4] 【取って返し】
引き返すこと。元の状態に戻ること。「つまらない事を云はうものなら―がつかないからね/野分(漱石)」
とってかえす
とってかえ・す [1][4] 【取って返す】 (動サ五[四])
引き返す。元の状態に戻る。「旅先から―・す」
とってかわる
とってかわ・る [1] 【取って代わる】 (動ラ五[四])
ある人や物に代わってその位置・地位につく。入れ代わる。「魏(ギ)に―・った晋(シン)も間もなく滅んだ」
[可能] とってかわれる
とってつけた
とってつけた【取って付けたような】
unnatural;→英和
forced <smile> ;→英和
<pay> insincere[empty] <compliments> .→英和
とってつけたよう
とってつけたよう 【取って付けた様】 (連語)
言動が不自然でわざとらしいさま。「―なお世辞」
とっても
とっても [0] (副)
「とても」を強めていう語。「―うれしい」
とってもつか∘ぬ
とってもつか∘ぬ (連語)
常識をはずれている。ばかげた。見当違いな。「―∘ぬ返事」「―∘ぬあいさつに,重ねて返す詞なく/浄瑠璃・二つ腹帯」
とっと
とっと [0][1]
〔幼児語〕
魚・鶏などのこと。とと。
とっと
とっと (副)
(1)物事の程度がはなはだしいさま。本当に。一段と。「ココワ―面白イ所デゴザル程ニ/天草本平家 4」
(2)距離的または時間的にはなはだしく離れているさま。ずっと。はるか。「時に親方と肌を合はせ,手形の日付けを―跡の月にして/浄瑠璃・反魂香」
(3)もう。すでに。「―ござりました。御前でござりまする/狂言記・福渡」
とっとき
とっとき [0] 【取っ置き】
「とっておき」の転。「―の品」
とっとと
とっとと [1][3] (副)
〔「とっと」は「疾(ト)く疾(ト)くと」の転〕
はやく。急いで。「―出て行け」「―失(ウ)せろ」
とっとと
とっとと
[急いで]quickly;→英和
hurriedly;at once (直ちに).〜出て行け Get out (of here)!
とっとのめ
とっとのめ [5] 【とっとの目】
子供の遊戯。右の人差し指で,左の手のひらのまんなかを突きながら唱える言葉。また,その遊戯。「かいぐりかいぐり―,おつむてんてん」
とっとの目
とっとのめ [5] 【とっとの目】
子供の遊戯。右の人差し指で,左の手のひらのまんなかを突きながら唱える言葉。また,その遊戯。「かいぐりかいぐり―,おつむてんてん」
とっとり
とっとり 【鳥取】
(1)中国地方北東部の県。かつての因幡(イナバ)・伯耆(ホウキ)二国を占める。南部は中国山地で,北の日本海沿いに鳥取・倉吉・米子の三平野がある。県庁所在地,鳥取市。
(2)鳥取県東部にある市。県庁所在地。近世,池田氏の城下町。商工業が発達。二十世紀梨を特産。
とっとりさきゅう
とっとりさきゅう 【鳥取砂丘】
鳥取県東部,千代(センダイ)川河口の東西に発達する海岸砂丘群。福部・浜坂・湖山(コヤマ)の三大砂丘がある。中国山地から流下した日本海の漂砂が北西季節風によって吹き寄せられて形成された被覆砂丘。
とっとりじしん
とっとりじしん 【鳥取地震】
1943年(昭和18)9月10日,鳥取県東部に発生した地震。マグニチュード七・二。鳥取市を中心に死者約千百人,家屋倒壊約七千五百戸の被害を生じた。
とっとりだいがく
とっとりだいがく 【鳥取大学】
国立大学の一。鳥取農林専・米子医専・鳥取師範・同青年師範などが合併して,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は鳥取市。
とっぱ
とっぱ【突破する】
break through;break <the 1,000 yen line> ;→英和
exceed[be over](越える);→英和
overcome <difficulties> ;→英和
pass <an examination> .→英和
‖突破口 a breakthrough.
とっぱ
とっぱ [0][1] 【突破】 (名)スル
(1)障害や困難を突き破って通り抜けること。「警戒線を―する」「工事の難所を―する」「難関を―する」
(2)ある線・水準を超えること。「参加者は五万人を―する」「募金目標額を―する」
とっぱ
とっぱ
■一■ (名・形動)
〔中世・近世語〕
軽率なこと。分別がないこと。また,そのさま。そのような人をもいう。[日葡]
■二■ (副)
あわてたさまを表す語。「―門口柱で天窓(アタマ)/浄瑠璃・新版歌祭文」
とっぱい
とっぱい 【頭盔・突盔】
兜(カブト)の鉢の頂のとがったもの。ちょっぺい。
とっぱいえぼし
とっぱいえぼし 【頭盔烏帽子】
頭盔の形をした烏帽子。
とっぱいがしら
とっぱいがしら 【頭盔頭】
「頭盔」に同じ。「見れば所も名にし負ふ,鎌倉山の星兜。―,獅子頭/浄瑠璃・忠臣蔵」
とっぱいずきん
とっぱいずきん 【頭盔頭巾】
頭巾の一種。頭盔烏帽子の後部に垂れをつけたもの。
とっぱかわ
とっぱかわ (副)
「とっぱさっぱ」に同じ。「はこをかたげて―とおき立つ野路の袖の露/宮古路月下の梅」
とっぱくさ
とっぱくさ (副)
「とっぱさっぱ」に同じ。「―出るやつを待つ四つ手駕籠/柳多留 7」
とっぱこう
とっぱこう [3] 【突破口】
(1)堅固な陣地などの一方を突破して作った攻め口。「―を開く」
(2)難しい問題や相手との交渉などを解決するための手掛かり。
とっぱさっぱ
とっぱさっぱ (副)
忙しく立ち騒ぐさま。慌ただしいさま。とっぱくさ。とっぱかわ。「宵朝百六十人,―といそがしい/浄瑠璃・丹波与作(中)」
とっぱし
とっぱし [0] 【突端】
突き出た端。はじっこ。
とっぱじめ
とっぱじめ [0] 【とっ始め】
物事の一番最初。
とっぱずす
とっぱず・す [0][4] 【取っ外す】 (動サ五[四])
〔「とりはずす」の転〕
(1)とりはずす。「支えの棒を―・す」
(2)失敗する。しくじる。「けいせいは―・しても恩にかけ/柳多留(初)」
とっぱずれ
とっぱずれ [0] 【とっ外れ】
〔「とっ」は接頭語〕
ずっとはずれ。一番端の方。
とっぱつ
とっぱつ【突発する】
break out;happen[occur]suddenly.〜的(に) sudden(ly);→英和
unexpected(ly).→英和
‖突発事件 an unforeseen accident[incident].
とっぱつ
とっぱつ [0] 【突発】 (名)スル
突然に起こること。「大事件が―する」「―事故」
とっぱつしん
とっぱつしん [4] 【突発疹】
突発性発疹の通称。
とっぱつせいなんちょう
とっぱつせいなんちょう [7][0] 【突発性難聴】
突然発症する原因不明の難聴。耳鳴り・耳閉感があり,めまいや吐き気を伴うこともある。青壮年期の罹患(リカン)が多い。
とっぱつせいほっしん
とっぱつせいほっしん [7] 【突発性発疹】
生後六か月から二歳の乳幼児がかかる感染症。突然四〇度近い熱が出て約三日間続き,熱が下がる頃全身に小紅斑が現れる。紅斑は約三日で跡を残さず消え,終生免疫が得られる。突発疹。三日熱発疹症。乳児薔薇(バラ)疹。
とっぱつてき
とっぱつてき [0] 【突発的】 (形動)
思いがけず事が起こるさま。突然なさま。「―な事故」
とっぱな
とっぱな [0] 【突端】
(1)「とったん(突端)」に同じ。
(2)物事の最初。
とっぱらう
とっぱら・う [4][0] 【取っ払う】 (動ワ五[ハ四])
「とりはらう」の転。「垣根を―・う」「先入観念を―・って考える」
[可能] とっぱらえる
とっぱん
とっぱん【凸版印刷】
relief printing.
とっぱん
とっぱん [0] 【凸版】
印刷版式の一。印刷しようとする画線を凸状に製版した印刷版。活字組版・鉛版・網凸版などがある。
→凹(オウ)版
→平版
とっぴ
とっぴ【突飛な】
extravagant;→英和
wild;→英和
fantastic;reckless (向う見ずな).→英和
〜な宣伝 a publicity stunt.〜なことをする act recklessly[crazy].
とっぴ
とっぴ [0] 【突飛】 (形動)[文]ナリ
行動が,思いがけなかったり,風変わりであるさま。「―な服装」「―な行動」「―な発想」
[派生] ――さ(名)
とっぴゃくいん
とっぴゃくいん [3][4] 【十百韻】
俳諧用語。百句続く連句すなわち百韻を,各巻別々に百韻の式目に従って十巻(トマキ)続けること。談林期に盛行した。
→千句
とっぴゃくまん
とっぴゃくまん [5] 【十百万】
数えきれないほどの多数。大量。とちまん。
とっぴょうし
とっぴょうし [0] 【突拍子】 (名・形動)
〔「とひょうし」の転〕
調子はずれなこと。意外なこと。度はずれなこと。また,そのさま。とっぴ。「突然(イキナリ)―な大声を張揚げて/新世帯(秋声)」
〔太鼓などの拍子を変えて打つ奏法からという〕
とっぴょうし
とっぴょうし【突拍子もない】
⇒突飛.
とっぴょうし=もない
――もな・い
とんでもない。普通でない。「―・い計画」
とっぷう
とっぷう [0] 【突風】
突然強く吹く風。ガスト。
とっぷう
とっぷう【突風】
<be fanned by> a (sudden) gust (of wind).
とっぷつ
とっぷつ [0] 【突沸】
液体が沸点に達しても沸騰せず,さらに加熱を続けると沸点より高い温度で突然激しく沸騰する現象。
とっぷり
とっぷり
completely;→英和
quite <dark> .→英和
とっぷり
とっぷり [3] (副)
(1)日がすっかり暮れるさま。「―(と)日が暮れる」
(2)十分におおわれたり,十分につかったりするさま。どっぷり。「湯に―(と)つかる」
とっぽい
とっぽ・い [3] (形)
きざで不良じみているさまを俗にいう語。「―・い奴」「―・い服装」
とっ外れ
とっぱずれ [0] 【とっ外れ】
〔「とっ」は接頭語〕
ずっとはずれ。一番端の方。
とっ始め
とっぱじめ [0] 【とっ始め】
物事の一番最初。
とつ
とつ [1] 【咄】 (感)
(1)舌打ちの音やしかる声を表す語。ちょっ。「―,この乾屎橛(カンシケツ)/草枕(漱石)」
(2)呼びかける語。
(3)驚きあやしむ語。さてさて。
とつ
とつ [1] 【凸】
(1)盛りあがった状態であること。「―レンズ」
⇔凹(オウ)
(2)〔数〕 凸集合・凸関数であること。
とつおいつ
とつおいつ [1] (副)スル
〔「取りつ置きつ」の転〕
あれこれ思い迷って決心のつかないさま。「―思案する」
とつおう
とつおう [0] 【凸凹】
盛りあがったものと,へこんだもの。でこぼこ。おうとつ。
とつおん
とつおん [0] 【訥音・吶音】
構音機能に障害がないのに,ある種の音声の発音が不能または不正確なこと。サ・ス・セ・ソをシャ・シュ・シェ・ショと言うなど,サ行音を正しく発音できない例が最も多い。吶(トツ)。
とつか
とつか 【戸塚】
姓氏の一。
とつか
とつか [0] 【取柄】
弓・鞭(ムチ)などの握るところ。
とつか
とつか 【十握・十拳・十束】
〔「つか」は,親指を除いた握りこぶしの幅〕
一つかみの約十倍の長さ。
とつか
とつか 【戸塚】
(1)神奈川県横浜市南西部にある区。住宅地・内陸工業地。
(2)東京都新宿区北部にある町名。早稲田大学がその一画を占める。
とつかく
とつかく [2] 【凸角】
二直角より小さい角。
⇔凹角(オウカク)
とつかせいかい
とつかせいかい 【戸塚静海】
(1799-1876) 幕末期の蘭方医。遠州掛川の人。シーボルトに師事。神田お玉が池種痘所設立に参加。幕府奥医師となり法印。
とつかのつるぎ
とつかのつるぎ 【十握剣】
刀身が十つかみほどの長さの剣。「伊邪那岐の命,佩かせる―を抜きて/古事記(上訓)」
とつかわ
とつかわ [1] (副)
せかせかするさま。急ぎあわてるさま。「彼は又―起ちぬ/金色夜叉(紅葉)」
とつかんすう
とつかんすう [3] 【凸関数】
〔数〕 グラフ上の二点をとったとき,その二点間でグラフがその二点を結ぶ線分の下方にあるような関数。この時,この関数のグラフは下に凸(上に凹)であるという。同様に線分の上方にある場合は,上に凸(下に凹)であるという。
とつがく
とつがく [0] 【突顎】
顔面を側方から見た場合に顎部が著しく前の方に突き出している状態。猿人や原人にみられる。
→直顎
とつがわ
とつがわ 【十津川】
(1)奈良県南部,吉野山地を流れる川。上流は天(テン)ノ川,下流は熊野川。山上ヶ岳に源を発し,深い峡谷の中,蛇行を繰り返し,十津川郷を貫流して和歌山県に入り,熊野灘に注ぐ。長さ110キロメートル。
(2)〔村名は「とつかわ」〕
奈良県吉野郡の村。十津川(トツガワ)中・下流に位置する。日本最大の面積(672.4平方キロメートル)の村。
とつがわごう
とつがわごう 【十津川郷】
奈良県南部,十津川流域にある農山村。林業が主産業。南朝の遺跡が多くある。
とつがわごうし
とつがわごうし 【十津川郷士】
近世,十津川流域の在郷武士。太閤検地以来,郷中一千石が年貢赦免地となり,また郷士四五名は扶持米を受けた。1863年皇室領となり,天誅組の蜂起には多くの郷士が参加した。
とつきとおか
とつきとおか [1] 【十月十日】
一〇か月と一〇日。胎児が母の胎内にいる期間。
とつぎ
とつぎ [0] 【嫁ぎ】
(1)他家へとつぐこと。
(2)男女が交わること。交接。「―の道を欲はず/日本書紀(景行訓)」
とつぎおしえどり
とつぎおしえどり 【嫁ぎ教え鳥】
〔伊弉諾(イザナキ)・伊弉冉(イザナミ)の二神に夫婦の交合を教えたという神話から〕
セキレイの異名。おしえどり。とつぎ鳥。とつぎまなび鳥。恋教え鳥。いもせ鳥。[和名抄]
とつぎさき
とつぎさき [0] 【嫁ぎ先】
嫁に行った先。嫁入り先。
とつぎどり
とつぎどり 【嫁ぎ鳥】
「嫁ぎ教え鳥」に同じ。
とつくに
とつくに 【外つ国】
〔「つ」は「の」の意の格助詞〕
(1)日本以外の国。外国。
(2)都を遠くはなれた国。畿内以外の地方。畿外。
⇔うちつくに
とつぐ
とつ・ぐ [2] 【嫁ぐ】 (動ガ五[四])
(1)よめに行く。縁づく。「娘が―・ぐ」
(2)男女が交わる。交合する。「蛇,女にまき付きて即ち―・ぐ/今昔 24」
[可能] とつげる
とつぐ
とつぐ【嫁ぐ】
⇒結婚.
とつけい
とつけい [0] 【凸形】
中央部が出っ張った形。なか高の形。とつがた。
⇔凹形(オウケイ)
とつげき
とつげき [0] 【突撃】 (名)スル
(1)敵陣へ攻め込むこと。「全員―せよ」
(2)まっしぐらに目的へ向かって進むこと。
とつげき
とつげき【突撃する】
rush[dash] <at> ;→英和
charge.→英和
突撃隊 a storming party.
とつげん
とつげん [0] 【訥言】
(1)すらすらと滑らかでない言葉。重苦しい言葉。
(2)どもる言葉。
とつごう
とつごう [0] 【突合】 (名)スル
突き合わせて調べること。「帳簿を―する」「資料の―」
とつしゅうごう
とつしゅうごう [3] 【凸集合】
〔数〕 平面または空間内の点の集合 � において,� の任意の二点を結ぶ線分が � に含まれるとき,� を凸集合という。
とつじょ
とつじょ [1] 【突如】 (副)
だしぬけ。突然。「―変心する」「―として出現する」
とつじょ
とつじょ【突如】
⇒突然.
とつぜん
とつぜん【突然の】
sudden;→英和
abrupt;→英和
unexpected;→英和
unlooked-for.〜(に) suddenly;all at once;abruptly.→英和
‖突然変異《生》(a) mutation.(乳児)突然死《医》sudden (infant) death syndrome.
とつぜん
とつぜん [0] 【突然】
■一■ (副)
物事が急に思いもかけず行われるさま。だしぬけに。いきなり。突如。「―笑い出す」「―のことで判断できない」
■二■ (形動)
{■一■}に同じ。「あまり―な出来事だったので…」「質問が―だったものですから」
■三■ (形動タリ)
{■一■}に同じ。「美人を王女と見たりけん,―として噛みつけば/読本・弓張月(続)」
[派生] ――さ(名)
とつぜんし
とつぜんし [3] 【突然死】
急死・頓死のこと。突然心臓の拍動が停止するものと,内因性の疾患が発症し急変して二四時間以内に死亡するものとがある。
とつぜんに
とつぜんに 【突然に】 (連語)
「突然{■一■}」に同じ。「春は―訪れた」
とつぜんへんい
とつぜんへんい [5] 【突然変異】
生物の形質に親と異なった形質が生じ,これが遺伝する現象。遺伝子の構造上の変化(遺伝子突然変異),染色体の構造上の変化(染色体異常)が原因。放射線や化学物質により人工的に起こしたものを人為突然変異という。偶然変異。
とつぜんへんいせつ
とつぜんへんいせつ [7] 【突然変異説】
遺伝子の突然変異を進化の要因と考える説。1901年,ド=フリースが提唱。
とつぜんへんいたい
とつぜんへんいたい [0] 【突然変異体】
突然変異が形質的な変化として現れている個体や細胞・ウイルスをいう。突然変異を起こした遺伝子自体をいうこともある。ミュータント。
とつぜんへんいゆうきぶっしつ
とつぜんへんいゆうきぶっしつ [11] 【突然変異誘起物質】
遺伝子の突然変異を高率で引き起こす化学物質。遺伝実験や育種に利用される。化学発癌物質の多くはこれに属する。変異原物質。
とつたかくけい
とつたかくけい [4] 【凸多角形】
多角形で,すべての内角が二直角より小さいもの。
⇔凹多角形
とつとして
とつとして [1] 【突として】 (副)
だしぬけに。不意に。突然。「人の影は―其の角より顕れつ/金色夜叉(紅葉)」
とつとつ
とつとつ [0] 【咄咄】
■一■ (副)
(1)舌うちをするさま。「之を讃美せざるは,―日本人の本色にあらず/日本風景論(重昂)」
(2)怒ったり,おどろいたりするさま。「―,何等の物乎(モノカ),と先づ驚かさるる異形の屏風巌/金色夜叉(紅葉)」
■二■ (形動タリ)
驚いて嘆声を発するさま。また,叱咤(シツタ)したり舌打ちしたりするさま。「舎利弗(シヤリホツ),一音をいだして―と叱し給ふに/太平記 24」
とつとつ
とつとつ [0] 【訥訥・吶吶】 (ト|タル)[文]形動タリ
口ごもりつつ話すさま。言葉をとぎれとぎれに言うさま。「―と語る」「―たる口調」
とつとつ=人に逼(セマ)る
――人に逼(セマ)る
〔世説新語(排調)〕
詩文や書画などの技芸がたいそう優れているのに驚嘆してほめる語。「神秘の気とつとつとして人に迫ること覚ゆ/囚はれたる文芸(抱月)」
とつとつかいじ
とつとつかいじ 【咄咄怪事】
(1)きわめて奇怪なこと。「―もあるもので/浮雲(四迷)」
(2)非常に不都合ではなはだけしからぬこと。
とつとつと
とつとつと【訥々と】
<speak> falteringly.→英和
とつにゅう
とつにゅう [0] 【突入】 (名)スル
(1)勢いよく中に入ること。突っ込むこと。「敵陣に―する」
(2)重大事態に入ること。「ストに―する」
とつにゅう
とつにゅう【突入する】
rush[dash]into.
とつび
とつび 【突鼻】
〔鼻を突く意から〕
主人にしかられること。譴責。「申し次ぎ駿河局―に及ぶ/東鑑(建暦一)」
とつふみ
とつふみ 【外典】
〔「つ」は「の」の意の格助詞〕
「げてん(外典)」に同じ。「―を博士覚哿に学びたまふ/日本書紀(推古訓)」
とつぶ
とつぶ [1] 【突部】
周囲とくらべて突き出ている部分。
とつべん
とつべん【訥弁である】
be a poor[an awkward]speaker.
とつべん
とつべん [0] 【訥弁】
つかえたりして,なめらかでないへたなしゃべり方。
⇔能弁
「―だが真情のこもった話」
とつぼく
とつぼく [0] 【訥朴】 (名・形動)[文]ナリ
無口で素朴な・こと(さま)。朴訥。
とつみや
とつみや 【外つ宮】
(1)離宮。「吉野の―に幸(イデマ)す時に/万葉(九〇七詞)」
(2)(伊勢神宮の)外宮(ゲクウ)。「登由宇気神,此は―の度相(ワタライ)に坐す神ぞ/古事記(上訓)」
とつめん
とつめん [0] 【凸面】
中央部がなだらかに盛り上がっている面。
⇔凹面
とつめん
とつめん【凸面鏡】
a convex mirror.
とつめんきょう
とつめんきょう [0] 【凸面鏡】
表面が凸面になっている反射鏡。普通,球面鏡をいう。自動車のバック-ミラーなどに用いる。
⇔凹面鏡
とつレンズ
とつレンズ【凸レンズ】
a convex lens.
とつレンズ
とつレンズ [3] 【凸―】
中央部が厚く,縁(フチ)にいくほど薄くなっているレンズ。平行光線を収束する作用があり,遠視用眼鏡・老眼鏡,また凹レンズと組み合わせて光学器機に用いる。
⇔凹レンズ
とづか
とづか [0] 【斗束】
頂部に斗(マス)をのせた束。高欄の架木(ホコギ)を受ける。ますづか。
とて
とて
〔格助詞「と」に接続助詞「て」が付いたものから〕
■一■ (格助)
(1)文または文に相当する語句に付いて,「といって」「と思って」の意を表す。「買物に行く―出かけた」「写真をとる―高い所へ上った」「一の上(カミ)にてやみなん―出家し給ひにけり/徒然 83」「男もすなる日記といふものを,女もしてみむ―するなり/土左」
(2)体言に付く。
(ア)原因・理由を表す。現代語では,多く「こととて」の形で用いられる。「なれぬこと―やりそこなった」「しなれぬ業―見つけられ/歌舞伎・阿波の鳴門」
(イ)「といって」の意を表す。「真乗院に盛親(ジヨウシン)僧都―やんごとなき智者ありけり/徒然 60」
■二■ (係助)
体言や準体助詞「の」に付いて,ある事物が他の一般の場合と同様の事情に属することを表す。…でも。…だって。「その件に関しては,部長―責任はまぬかれない」「文字が鮮明でないという点では,私の持っているの―変わりはありません」
■三■ (接助)
活用語の終止形や接続助詞「ば」「から」などに付いて,仮定の逆接条件を表す。ある事物が正当の理由にはならない,または予想とは逆の結果を招く,といった場合の条件を表すのに用いられる。たとえ…といっても。…としても。「法案が成立した―,実施できなければだめだ」「体調が悪かったから―,無断欠席は困る」「あやしの物なり―,したしくなつけ侍らんに,いかでかその徳を得ざらん/仮名草子・伊曾保物語」
→たって(接助)
→って(接助)
とてい
とてい【徒弟】
an apprentice.→英和
とてい
とてい [0] 【徒弟】
(1)商工業者の家に年季奉公する者。丁稚(デツチ)。小僧。
(2)芸道などの門人・弟子。門弟。
とていせいど
とていせいど [4] 【徒弟制度】
中世ヨーロッパの手工業者組合(ツンフト)において,親方・職人・徒弟の階層関係に基づいて技能教育を行なった制度。
とてつ
とてつ [0] 【途轍】
〔「轍」はわだちの意〕
すじみち。道理。
とてつ=もない
――もな・い
道理に合わない。とんでもない。とほうもない。「―・く大きいスイカだ」
とてつもない
とてつもない【途轍もない】
⇒途方(もない).
とては
とては (連語)
〔格助詞「とて」に係助詞「は」が付いたもの〕
(1)文またはそれに相当するものに付いて,「と言っては」の意を表す。「『…翁の侍る夜しも,かうやみ給ふがわびしさ』―,又寝入りぬ/落窪 2」
(2)体言に付いて,強くそのことを指示する意を表す。「いや出見世で終に酒飲まず。酒―(=酒ハ全然)ござらぬ/浄瑠璃・生玉心中(中)」
とても
とても [0] 【迚も】 (副)
(1)どのようにしても。何としても。「そんなひどいことは―できない」「―だめだ」
〔打ち消しや「だめ」などの否定的な意味を強める〕
(2)非常に。たいへん。「―すてきだ」「―困っています」
(3)どうせ。同じく。「我は―手負うたれば,ここにて討死せんずるぞ/太平記 5」
とても
とても
⇒非常(な),到底.
とても
とても (連語)
〔格助詞「とて」に係助詞「も」が付いたもの〕
(1)…だといっても。…だって。「いつ―月はかくこそあれとて,思ひ分かざらん人は/徒然 212」
(2)…というにつけても。「『…げにこそ心細き夕べに侍れ』―,泣きぬ/源氏(葵)」
(3)上の事実を一応肯定しながら,上の事実に相反する事実が下に現れる場合に用いる。…といっても,やはり。…けれども。「心のみへだてず―たび衣/十六夜」
(4)仮定を表す。…としても。「今の客が見つけて引きずり出して踏む―,何と言訳あるものぞ/浄瑠璃・生玉心中(上)」
とても=じゃない
――じゃない
とてもできない。とんでもない。
とても=じゃないが
――じゃないが
「とても{(1)}」を強めた語。とてもじゃないけど。「そんな仕事は―できない」
とても=のことに
――のことに
ついでのことに。いっそのこと。「さあ鍵があるなら開けて下され。―火も貰はう/浄瑠璃・生玉心中(中)」
とてもかくても
とてもかくても (副)
(1)どうしてもこうしても。どのようにしても。どうせ。しょせん。「過ぎにし人は,―,さるべきにこそ/源氏(葵)」
(2)どんな風にしてでも。どうやってでも。「夢まぼろしの世の中は,―候ひなん/平家 10」
とてもこうても
とてもこうても (副)
〔「とてもかくても」の転〕
「とてもかくても」に同じ。「―まづ御裳着の事をこそは,とおぼして/源氏(行幸)」
とてもとても
とてもとても [0] (副)
「とても{(1)}」を強めた語。「そのような大役は―私にはつとまりません」
とてん
とてん [0] 【渡天】
天竺(テンジク)(=インド)へ渡ること。
とてんそう
とてんそう [2] 【渡天僧】
天竺へ渡る僧。
とてシャン
とてシャン [0]
〔「とてもシャン」のつまったもの。学生語〕
女性がすばらしく美しいこと。また,その女性。
とでもない
とでもな・い (形)
〔近世語〕
「とんでもない」に同じ。「風をつかまへる様な,―・い問ひ様かな/浄瑠璃・用明天皇」
とでん
とでん [0] 【都電】
東京都経営の路面電車。
とでん
とでん【都電】
a metropolitan streetcar.
とと
とと [0][1]
〔幼児語〕
魚・鶏などのこと。とっと。
とと
とと [1]
(1)子供が父をいう語。とうさん。
(2)夫(オツト)。亭主。主人。「茶屋の―階子たつ目に揚りて/浮世草子・一代女 4」
とと
とと (接助)
〔上代東国方言〕
「つつ(接助)」に同じ。「足柄の峰這ほ雲を見―偲はね/万葉 4421」
ととう
ととう [0] 【徒党】 (名)スル
不穏なことを起こそうとして集まること。また,集まった仲間。「―を組む」「孝助は此奴等は―したのではないかと/怪談牡丹灯籠(円朝)」
ととう
ととう【徒党】
a league;→英和
a faction;→英和
a band.→英和
〜を組む band together;form a league.
ととう
ととう [0] 【渡頭】
渡し場のほとり。
ととう
ととう [0] 【渡島】 (名)スル
(船で)島に渡ること。「荒天をついて小船で―する」
ととう
ととう [0] 【渡唐】 (名)スル
中国に渡航すること。
ととうせん
ととうせん [0] 【渡唐銭】
日本に渡来し流通した中国銭。唐の開元通宝,宋の皇宋通宝,明の永楽通宝など。
ととうもんと
ととうもんと [4] 【徒党門徒】
団結の強い門徒宗の信者たち。
ととかか
ととかか
(1)父と母。
(2)妻でありながら夫のように威張る女。夫より権勢のある妻。「めん鶏が時を作るか,鎌倉殿は―ぢやなどと嘲つて/浄瑠璃・最明寺殿」
ととき
ととき [0]
ツリガネニンジンの別名。
ととく
ととく [1] 【都督】
(1)統率し監督すること。
(2)全軍を統率する人。総大将。
(3)中国の官名。三国時代以降,地方の軍事をつかさどり,時に刺史(シシ)の職をも兼ねた。
(4)中華民国で,1912年から14年にかけて設けられた,各省の軍政長官。
(5)大宰帥(ダザイノソツ)または大宰権帥(ゴンノソツ)の唐名。時に大宰大弐(ダイニ)をもいう。
(6)日露戦争後の1906年(明治39),関東州の管轄と満鉄を保護するために置いた関東都督府の長官。
ととくふ
ととくふ 【都督府】
(1)中国で,都督の勤務する官庁。
(2)大宰府の唐名。
ととさま
ととさま [1] 【父様】
父を敬っていう語。おとうさま。父上。
⇔母様(カカサマ)
「いや―おれがかうして来るは/狂言記・貰聟」
ととのう
ととのう【整[調]う】
be in (good) order (整頓);be ready[prepared](準備が);be settled[arranged](まとまる).整った regular;→英和
well-ordered;[服装が]neat;→英和
tidy;→英和
[目鼻だちの]good-looking.
ととのう
ととの・う トトノフ [3] 【整う・調う・斉う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)望ましい,きちんとした状態になる。《整》「―・った顔だち」「形が―・う」「準備が―・う」
(2)必要なものがそろう。《調》「書類が―・う」
(3)話し合いなどがまとまる。《調》「縁談が―・う」
(4)楽器などの調子が合う。「いと賢く―・ひてこそ侍りつれ/源氏(若菜下)」
(5)多数の人を率いる。「窃に六千の兵を発し―・ひ/続紀(天平宝字八宣命)」
■二■ (動ハ下二)
⇒ととのえる
ととのえる
ととの・える トトノヘル [4][3] 【整える・調える・斉える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ととの・ふ
(1)本来あるべききちんとした状態にする。乱れをなおす。整理する。《整》「服装を―・える」「隊形を―・える」「机の上を―・える」「準備を―・える」
(2)必要なものをそろえる。《調》「旅行に必要なものを―・える」
(3)調子・リズムなどをあわせる。「拍子を―・える」「呼吸を―・える」
(4)話し合ってまとめる。《調》「縁談を―・える」
(5)調整してうまくまとめる。望むような状態にもっていく。《調》「夫(ソレ)を機嫌の好い様に―・へて行くが妻の役/十三夜(一葉)」
(6)多数の人をまとめる。「網引(アビ)きすと網子(アゴ)―・ふる海人(アマ)の呼び声/万葉 238」
(7)買う。「酒を―・へに来たほどに/狂言・伯母が酒(鷺流)」
ととのえる
ととのえる【整[調]える】
[整理]put <things> in order; <米> fix (up);→英和
[調整]adjust;→英和
fix;[用意]prepare <for> ;→英和
get[make]ready;[調達]raise <money> ;→英和
supply.→英和
ととのおる
ととのお・る トトノホル 【整ほる・調ほる】 (動ラ四)
(1)調和がとれる。「なつかしく,ものの―・ることは春の夕暮こそことに侍りけれ/源氏(若菜下)」
(2)乱れていない。きちんとする。「すそもそがねば,ふさやかならねど,―・りてなかなか美しげなり/堤中納言(虫めづる)」
(3)備わる。そろう。「すべて何も皆ことの―・りたるはあしき事なり/徒然 82」
(4)完成する。仕上がる。「造作―・ッタ/日葡」
とともに
とともに 【と共に】 (連語)
(1)体言に付いて,「を伴って」「といっしょに」の意を表す。「同志―歩む」
(2)文または文に相当する語句に付いて,「と同時に」の意を表す。「雨が降りだす―,雷が鳴りだした」
ととや
ととや [0] 【魚屋】
高麗茶碗の一。泉州堺の商人「ととや」という者がルソン方面から持ち帰ったとも,千利休が魚屋の店先から見いだしたともいう。赤土の上に青茶釉をかけたもので,轆轤(ロクロ)の目がきわめて細かい。斗々屋。
ととやのちゃわん
ととやのちゃわん 【魚屋茶碗】
歌舞伎「三題噺(サンダイバナシ)魚屋茶碗」の通称。世話物。河竹黙阿弥作。1870年(明治3)東京守田座で,「時鳥水響音(ホトトギスミズニヒビクネ)」の名題で初演。三題噺の兼題を脚色したもの。
ととりべ
ととりべ 【鳥取部】
大化前代,鳥を捕らえて朝廷に献上したり飼育したりすることを職とした品部。とりとりべ。
とど
とど [1] 【椴】
⇒椴松(トドマツ)
とど
とど [1] 【鯔】
■一■ (名)
(1)成長したボラの称。
(2)限度。ぎりぎりのところ。「よく生きて五年か三年が―だ/滑稽本・人間万事虚誕計」
■二■ (副)
〔「とどのつまり」の略〕
結局。歌舞伎のト書きに多く用いられる。「二三の問答があつて,―僕が狩野法眼元信の幅を…売渡す/吾輩は猫である(漱石)」
とど
とど [1] 【胡獱】
アシカ科の哺乳類。アシカ類中最大で,雄は体長3メートル,体重1トンに達し,雌はやや小さく2.5メートルほど。体は黄褐色ないし暗褐色。主に魚を捕食する。北太平洋で繁殖し,春には北海道付近まで回遊してくる。漁業に損害を与えることがある。
とど
とど (副)
(1)とどろく音を表す語。「奥山の真木の板戸を―として我が開かむに入り来て寝(ナ)さね/万葉 3467」
(2)よろめくさま。「踏まれて下りに弓長(ユンダケ)三杖ばかり―走りて倒れにけり/盛衰記 20」
とど=のつまり
――のつまり
〔魚のボラが幼魚から成魚になる間に幾度も名前が変わって最後にトドという名になることから〕
行きつくところ。結局。多く,よくない場合にいう。「―また泣きついてくるだけだ」
とどう
とどう [0][1] 【都道】
東京都で管理する道路。
とどうふけん
とどうふけん [4][5] 【都道府県】
都と道と府と県。一都一道二府四三県がある。国と市町村の中間に位する広域地方公共団体。議決機関として議会,執行機関として知事を置く。自治権を有し,広域にわたる事務や市町村に関する連絡事務などを処理し,条例・規則を制定し,地方税を課すなどの権能を有する。
とどうふけん
とどうふけん【都道府県】
the administrative divisions of Japan.;prefectures
とどうふけんぎかい
とどうふけんぎかい [7] 【都道府県議会】
都道府県の議決機関。都道府県住民の公選による議員により組織され,条例の制定・改廃・歳入歳出予算などに関する議決権のほか,行政監査権,知事の不信任議決権などを有する。
とどうふけんぎかいぎいん
とどうふけんぎかいぎいん [10] 【都道府県議会議員】
都道府県議会の構成員。公職選挙法に基づき,都道府県住民の公選による。任期は四年。定数は人口に比例して定められる。
とどうふけんくみあい
とどうふけんくみあい [7] 【都道府県組合】
二つ以上の都道府県が,事務の一部を共同して行うために組織する組合。地方自治法では,一部事務組合と呼ぶ。
とどうふけんけいさつ
とどうふけんけいさつ [7] 【都道府県警察】
都道府県に置かれ,その区域における警察の責務を行う機構。都警察には警視庁・警視総監,道府県警察には道府県警察本部・道府県警察本部長が置かれる。
とどうふけんこうあんいいんかい
とどうふけんこうあんいいんかい [12] 【都道府県公安委員会】
各都道府県に置かれる公安委員会。知事が議会の承認を得て任命する三名ないし五名の委員から成り,都道府県警察を管理する。
とどうふけんじょうれい
とどうふけんじょうれい [7] 【都道府県条例】
都道府県議会が制定する法。
→条例
とどうふけんぜい
とどうふけんぜい [5] 【都道府県税】
都および道府県が課する地方税。
とどうふけんちじ
とどうふけんちじ [7] 【都道府県知事】
都道府県の長。
→知事
とどうふけんどう
とどうふけんどう [5] 【都道府県道】
道路法で規定された道路で,都道府県知事が認定した路線。その都道府県が管理する。
とどうふけんひ
とどうふけんひ [5] 【都道府県費】
都道府県の事務に要する費用。各都道府県が負担する。警察費・土木費・教育費など。
とどがさき
とどがさき 【魹ヶ崎】
岩手県宮古市,重茂(オモエ)半島先端,本州最東端の岬。断崖海岸とアカマツの美林が見られる陸中海岸の景勝地。
とどく
とどく [1] 【荼毒】 (名)スル
〔「荼」は苦菜(ニガナ)の意〕
(1)害毒また,害毒を与えること。「社会を―するものだ/青年(鴎外)」
(2)いため苦しめること。しいたげること。「百姓(ヒヤクセイ)―して四海逆浪をなす/太平記 35」
とどく
とど・く [2] 【届く】
■一■ (動カ五[四])
〔「とづく」の転〕
(1)送った物が目的地に達する。「手紙が―・く」
(2)ある所まで達する。「手が軒先に―・く」
(3)世話や注意が十分に行き渡る。行き届く。「注意が―・く」「扨々おぬしは―・かぬ人ぢや/狂言・人馬」
(4)気持ちが目指す相手に通じる。「思いが―・く」
〔「届ける」に対する自動詞〕
■二■ (動カ下二)
⇒とどける
[慣用] 痒(カユ)い所に手が―・手が―・目が―
とどく
とどく [1] 【蠹毒】 (名)スル
〔「蠹」はキクイムシやシミのこと〕
(1)物事に害毒を与えること。また,その害毒。「健全なる人心を―し/復活(魯庵)」
(2)害虫がむしばみそこなうこと。「されども腹中に―といへる虫有つて/浄瑠璃・出世景清」
とどく
とどく【届く】
[到着]arrive <at,in> ;→英和
reach;→英和
receive (受け取る);→英和
reach (手などが);be realized[fulfilled,heard](願いなどが).手の届く(届かない)所に within (beyond) one's reach.
とどく
とどく [0] 【渡独】 (名)スル
ドイツへ渡ること。「単身―する」
とどけ
とどけ [3] 【届(け)】
(1)届けること。配達すること。
(2)申し出ること。届け出ること。「―を怠る」「無―」「―を済ます」
(3)届け出る書面。届け書(シヨ)。「―を提出する」「転居―」
とどけ
とどけ【届け】
a report;→英和
a notice.→英和
〜を出す report <to> ;send[hand]in a notice <of absence> .
とどけいで
とどけいで [0] 【届け出で】
役所・学校・会社・上司などに,書類・口頭で正式に届け出ること。とどけで。「欠席の場合は前もって―をしなければならない」
とどけいででんせんびょう
とどけいででんせんびょう [0] 【届出伝染病】
伝染病予防法により,医師が保健所に届け出を義務付けられている伝染病のうち,法定伝染病以外のもの。インフルエンザ・狂犬病・炭疽(タンソ)・伝染性下痢症・百日咳・麻疹・急性灰白髄炎・破傷風・マラリア・恙虫(ツツガムシ)病・フィラリア病・黄熱・回帰熱をいう。隔離・消毒は強制されない。
とどけさき
とどけさき【届け先】
the (receiver's) address;the destination.→英和
とどけさき
とどけさき [0] 【届(け)先】
品物などを届ける先。
とどけしょ
とどけしょ [0][4] 【届(け)書】
届け出る内容を書き記した書面。
とどけずみ
とどけずみ [0] 【届(け)済み】
届け出をすましたこと。
とどけで
とどけで [0] 【届(け)出】
届け出ること。とどけいで。「―義務」
とどけでる
とどけ・でる [4] 【届(け)出る】 (動ダ下一)
役所・学校・会社または上司などに,所定の手続きに従って申し出る。「欠席を―・でる」
とどけもの
とどけもの [0] 【届(け)物】
先方へ届ける物。また,付け届けの物。
とどける
とど・ける [3] 【届ける】 (動カ下一)[文]カ下二 とど・く
〔「とづく」の転〕
(1)持っていって渡す。「本を―・ける」
(2)役所・会社・学校などに書類を提出する。「欠席を―・ける」
(3)最終までやり通す。「御掟ヲタモチ―・クル/日葡」
(4)承知する。果たす。「約束ヲ―・クル/日葡」
〔「届く」に対する他動詞〕
とどける
とどける【届ける】
report <to> ;→英和
notify;→英和
[送る]send;→英和
deliver;→英和
forward.→英和
とどこ
とどこ 【外床】
入り口に近い方にある寝床。
⇔奥床(オクトコ)
「奥床に母は寝(イ)ねたり,―に父は寝ねたり/万葉 3312」
とどこおらす
とどこおら・す トドコホラス [5] 【滞らす】 (動サ五[四])
(1)順調に進まないようにする。「雨が工事を―・す」
(2)期限がすぎても支払わないままにする。「家賃を半年も―・す」
とどこおり
とどこおり【滞り】
[未払額]arrears <of rent> ;back pay (給料の);an outstanding loan (借金の).〜なく smoothly;→英和
duly;→英和
all right.
とどこおり
とどこおり トドコホリ [0] 【滞り】
(1)物事が順調に進まないこと。つかえること。「式は―なく終了した」
(2)期限が過ぎても支払わないこと。また,その金。「支払いの―」
(3)障害。さしさわり。「何の―かおはせんなれども/徒然 83」
とどこおる
とどこお・る トドコホル [0][4] 【滞る】 (動ラ五[四])
〔「とど」は「とどまる」の「とど」と同源〕
(1)物事が順調に進まない。停滞する。「仕事が―・る」「胸ニ食物ガ―・ル/ヘボン」
(2)支払うべき金がたまる。延滞する。「部屋代が―・る」
(3)すがりついて行かせない。「衣手に取り―・り泣く子にも/万葉 492」
(4)(性格が)ためらいがちである。「何事にかは―・り給はむ/源氏(賢木)」
とどこおる
とどこおる【滞る】
[支払が]be left unpaid;be overdue;be in arrears;[遅延]be delayed;be behind <in,with> .
とどす
とど・す 【座す】 (動サ変)
すわる。かがむ。しゃがむ。「―・しては手も届かねは立上り/浄瑠璃・油地獄(下)」
とどのつまり
とどのつまり
⇒結局.
とどまつ
とどまつ【椴松】
《植》a white fir.
とどまつ
とどまつ [2][0] 【椴松】
マツ科の常緑高木。北海道以北に自生。球果は円柱形で直立してつく。アカトドマツ・アオトドマツがある。材はパルプ用材,建築・器具・船舶などに用いられる。また,クリスマス-ツリーともする。とど。
とどまる
とどまる【止[留]まる】
stop (止まる);→英和
halt;→英和
[残留]stay;→英和
remain.→英和
とどまる
とどま・る [3] 【止まる・留まる・停まる】 (動ラ五[四])
(1)人が,移動せずにその場所にいる。「戦争中も東京に―・っていた」「家族が帰国した後も―・って勉強を続けた」
(2)物事が先に進まない。とまる。「―・るところを知らない物価の上昇」
(3)ある範囲を出ない。「初日は顔合わせに―・った」「被害は一人や二人に―・らない」
(4)その状態・地位のままでいる。「現職に―・る」「病状の進行は一時―・っている」
(5)やめになる。中止になる。「営み,いつしかと待つことの,さはりあり,俄かに―・りぬる/枕草子 98」
(6)終わる。とだえる。「御封などの,―・るべきにもあらぬを/源氏(賢木)」
(7)究極のものとする。「人の父としては慈に―・り,人の子としては孝に―・るといふ/浄瑠璃・寿の門松」
〔「とどめる」に対する自動詞〕
[可能] とどまれる
とどむ
とど・む 【止む・留む・停む】
■一■ (動マ上二)
「とどめる」に同じ。「行く舟を振り―・みかねいかばかり恋(コホ)しくありけむ/万葉 875」
■二■ (動マ下二)
⇒とどめる
とどめ
とどめ [0][3] 【止め】
〔動詞「とどめる」の連用形から〕
人を殺すとき,最後にのどを刺したり急所を突いたりして息の根を止めること。「―の一撃を加える」
とどめ
とどめ【止めを刺す】
give <a person> a finishing blow.
とどめ=を刺(サ)す
――を刺(サ)・す
(1)確実に殺すため,倒れた者ののどなどを刺して生き返らないようにする。
(2)さらなる一撃を加えて,完全に再起不能にする。「暴力団の資金源を絶って―・す」
(3)(「…に止めを刺す」の形で)…が一番すぐれている。…にかぎる。「山は,やはり富士山に―・す」
(4)後から苦情や異議の出ないように,念を押しておく。
とどめどり
とどめどり 【禁め鳥】
〔鶯宿梅(オウシユクバイ)の故事で,村上天皇が梅の木を断念したことから〕
ウグイスの異名。「―とは鶯を云ふ也/和歌呉竹集」
とどめる
とど・める [3] 【止める・留める・停める】 (動マ下一)[文]マ下二 とど・む
(1)動いているもの,動こうとするものをとめる。抑止する。「足を―・めて眺める」「席を立とうとするのを―・める」
(2)滞在させておく。残しておく。「家族を郷里に―・めて単身上京する」
(3)あとに残しておく。この世に残す。「議事録に―・める」「記憶に―・める」「足跡を―・める」
(4)その状態のまま残す。「現職に―・める」「原形を―・めないほどのこわれ方」
(5)(「…にとどめる」の形で)ある範囲内に限定する。「誤りを指摘するに―・める」「出費を最小限に―・める」
(6)気持ちを集中する。注意する。気をつける。「心を―・める」「耳―・め給へるに/源氏(帚木)」
(7)続けていたことをやめる。中止する。「これは,皆人の知ろしめしたる事なれば,ことも長し,―・め侍りなむ/大鏡(円融)」
(8)とどめを刺す。「保重が矢一つにて―・めたる鹿を/曾我 8」
〔「とどまる」に対する他動詞〕
とどめる
とどめる【止[留]める】
stop;→英和
put an end <to> ;→英和
[足を]stay;→英和
remain.→英和
…と言うに止めておこう Suffice it to say that….
とどろ
とどろ 【轟】 (副)
とどろきひびくさま。「真間のおすひに波も―に/万葉 3385」
とどろかす
とどろか・す [4] 【轟かす】 (動サ五[四])
(1)大きな音をひびかせる。「ひづめの音を―・して馬が駆け抜ける」
(2)広く世に知らせる。名高くする。「天下に名を―・す」
(3)(「胸をとどろかす」などの形で)胸をどきどきさせる。「胸を―・して待つ」
とどろかせる
とどろかせる【轟かせる】
win <world-wide> fame (名声を).胸を轟かせて with a beating heart.
とどろがけ
とどろがけ 【轟駆け】
人や馬などが,大きな音をひびかせて駆けること。「打てや者共,後を顧るべからずとて,―にて歩ませける/義経記 3」
とどろき
とどろき [0][4] 【轟き】
とどろくこと。また,その音。「大砲の―」「胸の―」
とどろき
とどろき【轟き】
a roar;→英和
a rumble;→英和
a peal;→英和
a boom;→英和
beating (胸の).→英和
とどろく
とどろく【轟く】
roar;→英和
peal;→英和
thunder;→英和
boom;→英和
be well-known (名声が).
とどろく
とどろ・く [3] 【轟く】 (動カ五[四])
(1)大きな音が鳴りひびく。鳴動する。「雷鳴が―・く」
(2)広く世に知れる。名高くなる。「名声が天下に―・いている」
(3)驚く。また,驚いて胸がどきどきする。「胸が―・く」「仁木越後守些も―・かず/太平記 31」
とどろこす
とどろこ・す 【轟こす】 (動サ四)
とどろかす。「天の石屋戸に槽(ウケ)伏せて蹈み―・し/古事記(上)」
とどろとどろ
とどろとどろ 【轟轟】 (副)
とどろきひびくさま。とどろ。「五条の橋の橋板を―と踏み鳴らし/謡曲・橋弁慶」
とどん
とどん [0] 【吐呑】 (名)スル
はいたりのんだりすること。「鼻は空気を―する為の道具である/吾輩は猫である(漱石)」
とな
とな (連語)
□一□〔格助詞「と」に終助詞「な」の付いたもの〕
(文末にあって)他から聞いた話に念を押す意を表す。…というのだね。「あべの大臣,火ねずみの皮衣もていまして,かぐや姫にすみ給ふ―/竹取」「半兵衛めは遠州へうせて留主の内―/浄瑠璃・宵庚申(中)」
□二□〔格助詞「と」に間投助詞「な」の付いたもの〕
(文中にあって)「と」で受ける語句に軽い強調の意を添える。「私はさ,其のほのぼの―,いたした所がよからうと存じて/滑稽本・素人狂言紋切形」
とない
とない [1] 【都内】
(1)みやこのなか。
(2)東京都の行政区域内。特に,二三区内。
となう
とな・う トナフ 【調ふ・整ふ】 (動ハ下二)
〔「ととのふ」の転という〕
整える。落ち着ける。「耳を―・へて聞くに/枕草子 56」
となう
とな・う トナフ 【徇ふ】 (動ハ下二)
広く告げ知らせる。広く行き渡らせる。「早く逆臣尊氏・直義等を誅伐し,天下に―・へんと請ふ状/太平記 14」
となう
とな・う トナフ 【唱ふ・称ふ】 (動ハ下二)
⇒となえる(唱)
⇒となえる(称)
となう
とな・う トナフ 【殉ふ】 (動ハ下二)
あることのために一身をなげうつ。殉死する。「身を重じて道に―・へ/露団々(露伴)」
となえ
となえ トナヘ [3][2] 【唱え・称え】
(1)となえること。
(2)呼び名。称号。名称。
となえごと
となえごと トナヘ― [0] 【唱え言】
目に見えない神霊に向かって言う,信仰的要素をもつ言葉。成り木責めの問答や,節分の「福は内,鬼は外」など。
となえる
とな・える トナヘル [3] 【称える】 (動ア下一)[文]ハ下二 とな・ふ
〔「唱える」と同源〕
名をつけて呼ぶ。…という。称する。「昭和の業平と―・える」
となえる
とな・える トナヘル [3] 【唱える】 (動ア下一)[文]ハ下二 とな・ふ
(1)特定の文句や経文などを声に出して言う。古くは呪的な力をこめて言ったり読んだりすることをいう。「万歳を―・える」「念仏を―・える」「時に陰神(メカミ)先づ―・へて曰はく/日本書紀(神代上訓)」
(2)人に先立って主張する。提唱する。「絶対反対を―・える」「異を―・える」
となえる
となえる【称える】
call;→英和
name.→英和
となえる
となえる【唱える】
[念仏などを]recite;→英和
repeat;→英和
chant;→英和
[唱導]advocate;→英和
advance;→英和
introduce;→英和
raise <an objection> ;→英和
[万歳などを]cry;→英和
shout;→英和
give <three cheers> .→英和
となかい
となかい【馴鹿】
a reindeer.→英和
となく
となく (連語)
〔格助詞「と」に形容詞「ない」の連用形の付いたもの〕
(1)はっきりそうするわけでもなく。ともなく。「誰に言う―つぶやいた」「それ―別れを告げた」
(2)はっきりとは決められないが。はっきり言えないが。「どこ―体つきが似ている」「何―うれしくなった」
(3)(「…となく…となく」の形で)区別がないさまを表す。「夜―昼―雨が降りつづく」
となご
となご 【鳥名子】
(1)伊勢神宮に奉仕して雑役に従う童女。
(2)「鳥名子舞」の略。
(3)鳥名子舞を舞う童男・童女。
となごまい
となごまい 【鳥名子舞】
伊勢神宮で,六月一七日に行われた舞。青摺(ズ)りの装束をつけた童男童女一八人が,手を組んで回り,次に一同の頭を寄せて伏し,のちに起きて手を打つもの。歌を笛と琴とに合わせる。
となせ
となせ 【戸無瀬】
京都市右京区,嵐山の付近の地名。「戸無瀬の滝」や「戸無瀬川(大堰川)」は歌枕として有名。「おほゐ川散るもみぢ葉にうづもれて―の滝は音のみぞする/金葉(秋)」
となみ
となみ 【砺波・礪波】
富山県西部,砺波平野の中央部にある市。農産物の集散地で,チューリップの栽培も盛ん。
となみ
となみ 【鳥網】
〔「とのあみ」の転〕
鳥を捕らえるために張る網。「あしひきのをてもこのもに―張り守部をすゑて/万葉 4011」
となみのせき
となみのせき 【砺波関】
古代,越中(今の富山県)と加賀(今の石川県)との境に置かれた関所。
となみはる
となみはる 【鳥網張る】 (枕詞)
鳥網を坂などに張って鳥を捕らえるところから,地名「坂手」にかかる。「―坂手を過ぎ石橋(イワバシ)の神奈備山に/万葉 3230」
となみはんとう
となみはんとう 【斗南半島】
青森県下北半島の別名。
〔「斗南」は「北斗以南皆帝州」の意〕
となみへいや
となみへいや 【砺波平野】
富山県西部にある沖積平野。大部分が庄川・小矢部川の扇状地。屋敷林に囲まれた散村が広がる。
となみやま
となみやま 【砺波山】
富山県西部にある山。海抜277メートル。倶利伽羅(クリカラ)峠・砺波関跡がある。
となみやまのたたかい
となみやまのたたかい 【砺波山の戦い】
1183年5月木曾義仲の軍が砺波山中の倶利伽羅峠に,火牛の計をもって平維盛の軍を破った戦い。このあと義仲は敗走する平家を追って入京した。
となむ
となむ (連語)
〔格助詞「と」に係助詞「なむ」の付いたもの〕
(1)「と」で受ける部分を強調して言い表す。「ならのみかどの御歌なり―申す/古今(秋下左注)」
(2)(「となむいふ」の「いふ」の略されたもの)文末にあって,「ということだ」の意を表す。「つごもりに,また,これして―とて,はては文だにもなうてぞ,下襲ある/蜻蛉(下)」
となむ
とな・む 【歴む】 (動マ下二)
まわる。めぐる。「三(ミタリ)の佐平,内頭,及び諸臣に―・めて曰く/日本書紀(欽明訓)」
となめ
となめ 【臀呫】
交尾したトンボの雌雄が,互いに尾をくわえあって輪の形になって飛ぶこと。「内木綿(ウツユウ)の真迮(マサ)き国といへども,蜻蛉(アキツ)の―せる如くしあるか/日本書紀(神武訓)」
となり
となり [0] 【隣】
〔動詞「隣る」の連用形から〕
(1)家・場所などが並び続いて,相接すること。境を接していること。また,そういうもの。「―の人」「一つ置いて―」
(2)隣の家。隣の家庭。「―に新しい人が引っ越して来た」「お―の子供」「両―」
となり
となり【隣】
the next door[house].〜の next <room> ;→英和
<the lady> next door;neighboring <houses> .→英和
〜の人 one's (next-door) neighbor.〜に <sit> next to <a person> .‖隣近所 <in> one's neighborhood;one's neighbors (人々).
となり=の宝を数える
――の宝を数・える
なんの役にも立たないことをする。
となり=の疝気(センキ)を頭痛に病む
――の疝気(センキ)を頭痛に病む
⇒他人(タニン)の疝気を頭痛に病む(「他人」の句項目)
となり=の花は赤い
――の花は赤い
他人のものはなんでもよく見えることのたとえ。隣の糂粏味噌(ジンダミソ)。
となりあう
となりあ・う [4] 【隣り合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに隣となる。互いに接する。となりあわせる。「―・った二軒の家」
となりあわせ
となりあわせ【隣り合わせ】
〜に <live> next door to each other; <sit> side by side.
となりあわせ
となりあわせ [4][0] 【隣り合(わ)せ】
互いに隣どうしであること。「―の席に座る」「―に住んでいる」
となりうら
となりうら [0] 【隣裏】
家の後ろにある隣家。うしろどなり。
となりきんじょ
となりきんじょ [4] 【隣近所】
隣や近所。また,近所の人。
となりぐさ
となりぐさ [3] 【隣草】
ボタンの異名。
となりぐみ
となりぐみ [0] 【隣組】
1940年(昭和15)に制度化された国民統制のための地域住民組織。五〜一〇軒を一単位として部落会・町内会の下に設けられ,配給・供出・動員など行政機構の最末端組織としての役割を果たした。
となりざかい
となりざかい [4] 【隣境】
隣との境界。
となりしらず
となりしらず [4] 【隣知らず】
(1)ほかの家と遠く離れていること。また,その家。
(2)〔隣の人も気づかないほどの音で搗(ツ)くということから〕
ぼたもちの異名。
となりする
となり・する [0] 【隣する】 (動サ変)[文]サ変 となり・す
隣にならぶ。「先生の像は…アンブロワズ,トーマの石像に―・して/ふらんす物語(荷風)」
となりつづき
となりつづき [4] 【隣続き】
互いに隣り合って続いていること。
となりづきあい
となりづきあい [4] 【隣付(き)合い】
隣どうしとしての交際。
となりどうし
となりどうし [4] 【隣同士】
互いに隣り合っている関係。
となりまち
となりまち [3] 【隣町】
隣接する町。
となりむら
となりむら [0] 【隣村】
隣接する村。
となる
とな・る [0] 【隣る】 (動ラ五[四])
(1)相接して並ぶ。並び続く。「独立(ドクリユウ)の塔に―・りて池田錦橋の墓あり/伊沢蘭軒(鴎外)」
(2)並んで家が続く。「ソノ家ワ角ノ家ニ―・ル/ヘボン(三版)」「小畑の家は停車場に―・つて居て/田舎教師(花袋)」
(3)境界を接する。「越後の国はその堺上野に―・つて/太平記 20」
となると
となると (連語)
■一■(接続助詞的に用いて)成り行き・条件をとりあげてその結果を示す。…ということになると。「解散―,総選挙だ」
■二■(接続詞的に用いて)そういうことになると。「一週間で仕上げるのか,―もっと人手がいる」
となん
となん [0] 【図南】
〔「荘子(逍遥遊)」による。鵬(オオトリ)が南方に向かって翼を広げようとする意から〕
遠くの地で大事業をしようとすること。
となん
となん (連語)
⇒となむ(連語)
となん
となん [1] 【斗南】
北斗星より南。転じて,天下。
となんのつばさ
となんのつばさ 【図南の翼】
〔駱賓王「夏日遊�徳州�贈�高四�」〕
遠くの地で大事業をしようとする志・計画。
となんのひとり
となんのひとり 【斗南の一人】
〔唐書(狄仁傑伝)〕
天下第一等の人物。天下に並ぶ者のない人。
とにかく
とにかく [1] (副)
〔「とにかくに」の転〕
(1)いろいろ事情があるにしても,それはさておいて。なんにしても。いずれにしても。ともかく。とにもかくにも。「―やってみよう」
(2)それは別にして。さておき。「それは―(として),あの話はどうなった」「君は―,彼はだめだ」
〔「兎に角」とも書く〕
とにかく
とにかく
⇒ともかく.
とにかくに
とにかくに (副)
(1)何やかや。あれこれ。「新院さへ先立たせ給ひぬれば,―かこつかたなき御涙のみぞすすみける/平家 6」
(2)いずれにせよ。何はともあれ。とにかく。
とにく
とにく [0] 【屠肉】
屠殺した獣の肉。
とにち
とにち [0] 【渡日】 (名)スル
日本にやって来ること。来日。
とにに
とにに 【頓に】 (副)
〔「とに」は「頓」の字音「とん」の「ん」を「に」と表記したもの〕
にわかに。急に。「かぜなみ,―やむべくもあらず/土左」
とにもかくにも
とにもかくにも
⇒ともかく.
とにもかくにも
とにもかくにも [1][1] 【兎にも角にも】 (副)
とにかく。ともかく。「―私のつとめは終わった」
とにゅう
とにゅう [0] 【吐乳】 (名)スル
乳児が,飲んだ乳をはき出すこと。
とね
とね 【利根】
茨城県南部,北相馬郡の町。利根川下流北岸にあり,かつては河港として栄えた。
とね
とね 【刀禰】
(1)律令制で,主典(サカン)以上の官人の総称。
(2)平安時代,左右京の保(ホ){(3)}ごとに置かれ,行政・警察の雑務を行なった役人。
(3)村・里の有力者。
(4)伊勢神宮・賀茂神社などに置かれた神職。「伊勢志摩の海人の―らが焚く火(ホ)の気(ケ)おけおけ/神楽歌」
(5)川舟の船頭。「室兵庫船頭,淀河尻―/庭訓往来」
(6)中世,港湾取り締まりの役人。
とねうんが
とねうんが 【利根運河】
千葉県北西部,利根川と江戸川を結ぶ運河。東京・銚子間の内陸水運を短縮する目的で1890年(明治23)作られた。長さ8キロメートル余。
とねがわ
とねがわ 【利根川】
関東地方を北西から南東に流れる川。群馬県北部の丹後山付近に源を発し,関東平野を貫流して銚子市で太平洋に注ぐ。日本最大の流域面積をもつ。長さ322キロメートル。坂東太郎。
とねがわずし
とねがわずし トネガハヅシ 【利根川図誌】
地誌。六巻。下総布川(フカワ)(茨城県利根町)の人,赤松宗旦著。1855年成立。関宿あたりから銚子に至る利根川中下流域の名勝・伝説・民俗・寺社などを絵入りで詳述。
とねり
とねり [0][1] 【舎人】
(1)皇族・貴族に仕えて,雑務を行なった下級官人。律令制下には内舎人・大舎人・春宮舎人・中宮舎人などがあり,主に貴族・官人の子弟から選任された。舎人男。舎人子。
(2)平安時代,貴族の牛馬などを扱う従者。
(3)旧宮内省式部職に属した名誉官。式典に関する雑務に従事した。
とねりおとこ
とねりおとこ 【舎人男】
「舎人{(1)}」に同じ。「うちひさす宮女(ミヤオミナ)さすたけの―も忍ぶらひ/万葉 3791」
とねりこ
とねりこ【秦皮】
《植》an ash (tree).→英和
とねりこ
とねりこ [0][3] 【梣】
モクセイ科の落葉高木。山地に自生。田の畔に植える地方もある。葉は対生し,羽状複葉。春,枝の先に円錐花序を出し,淡緑色の小花をつける。果実は狭倒披針形の扁平な翼果。材は強く弾力に富み,バット・建築材・家具材とする。サトトネリコ。タモ。
とねりこばのかえで
とねりこばのかえで [0] 【梣葉の楓】
カエデ科の落葉高木。北アメリカ原産。葉は羽状複葉で,モクセイ科のトネリコの葉に似る。雌雄異株。春,開花。生長が早く,丈夫なので,街路樹などとする。ネグンドカエデ。
とねりしんのう
とねりしんのう 【舎人親王】
(676?-735) 天武天皇の皇子。知太政官事。母は天智天皇の皇女新田部皇女。勅により日本書紀を編纂。死去に際し贈太政大臣。その子大炊王が即位して淳仁天皇となったので,崇道尽敬皇帝の追号がある。
とねりのつかさ
とねりのつかさ 【舎人監】
律令制で,春宮坊(トウグウボウ)の役所であった三監の一。東宮の舎人の名帳・礼儀・分番の事を扱った。とねりつかさ。
とねりべ
とねりべ [3] 【舎人部】
大化前代,天皇や皇族に直接仕え,雑役・警衛などにあたった部。
との
との [1] 【殿】
(1)貴人を敬っていう語。「―の御機嫌がよい」
(2)女が男を敬っていう語。
(3)妻が夫を敬っていう語。「―はおなじ心にもおぼさぬにや/宇治拾遺 6」
(4)摂政または関白を敬っていう語。「―(=摂政藤原伊尹),そこに堂をたてん…,と/宇治拾遺 6」
(5)貴人の住む大きな建物。邸宅。「―より使ひひまなくたまはせて/竹取」
〔(5)が原義。のちそこに住む人をもいうようになった〕
との
との (接頭)
〔接頭語「たな」の転〕
動詞に付いて,一面に,すっかりの意を表す。「―ぐもる」「―びく」
との
との【殿】
[主君]one's lord.⇒殿様.
との
との (連語)
〔格助詞「と」に格助詞「の」の付いたもの〕
(1)「という」の意を表す。「お元気―こと」「近々おめでた―お話」
(2)動作・作用の相手・対象を表す。「彼女―交際」「内閣と国会―関係」
とのあぶら
とのあぶら 【殿油】
⇒大殿油(オオトノアブラ)
とのい
とのい [0] 【宿直】
〔殿居(トノイ)の意〕
(1)職務により,宮中または役所に宿泊して警戒に当たること。「常つ御門と―するかも/万葉 174」
(2)夜間,貴人に近侍して警固すること。「いと御人少なに侍るに,御―つかうまつるべしとて/とはずがたり 3」
(3)夜間,女性が貴人の寝所で奉侍すること。夜伽(ヨトギ)。
とのいぎぬ
とのいぎぬ 【宿直衣】
「宿直装束(トノイソウゾク)」に同じ。「柚(ユ)の葉の如くなる―の袖の上に/枕草子 87」
とのいすがた
とのいすがた 【宿直姿】
宿直装束を着た姿。宿直のときの身じたく。「さまざまの衵(アコメ)みだれ着,帯しどけなき―,なまめいたるに/源氏(朝顔)」
とのいそうぞく
とのいそうぞく 【宿直装束】
官人が宮中で宿直するときの装束。表向きでない姿。朝臣は衣冠あるいは直衣(ノウシ),女房は小袿(コウチキ)と袴。とのいぎぬ。「大将…―しかへて,召しあれば参り給ひぬ/宇津保(蔵開中)」
→昼(ヒ)の装束
とのいどころ
とのいどころ 【宿直所】
摂政・関白・大臣・大納言などが宿直したり休息したりする部屋。直廬(チヨクロ)。「この大臣(オトド)の御―は,昔の淑景舎(シゲイサ)なり/源氏(澪標)」
とのいのそう
とのいのそう 【宿直の僧】
内裏の二間に居て,一晩じゅう加持祈祷(カジキトウ)をする僧。護持僧。とのいそう。
とのいひきめ
とのいひきめ 【宿直蟇目】
昔,宿直の人が夜中警戒のため,蟇目を射て,鳴る音を立てること。
とのいびと
とのいびと 【宿直人】
宿直をする人。泊まり番の人。とのいのひと。「―もみなみな起きぬなりとて急ぎいでぬ/源氏(浮舟)」
とのいぶくろ
とのいぶくろ 【宿直袋】
⇒宿直物(トノイモノ)の袋(フクロ)
とのいもうし
とのいもうし 【宿直奏し】
宮中に宿直する者が,夜警をして,毎夜一定の時刻に,滝口の陣の所で姓名を奏上したこと。「右近のつかさの―の声聞ゆるは/源氏(桐壺)」
→名対面(ナダイメン)
とのいもの
とのいもの 【宿直物】
宿直の時に用いた,衣服・夜具など。「女御の君おはしまして,―・寝装束などは奉れ給ふ/宇津保(国譲上)」
とのいもののふくろ
とのいもののふくろ 【宿直物の袋】
宿直の夜具を入れる袋。とのいぶくろ。「侍に―をさをさ見えず/源氏(賢木)」
とのえ
とのえ 【外の重】
〔九重(ココノエ)(=宮城)の外の意〕
宮城の外郭の外。また,そこを守る陣。左・右衛門の陣。「もののふと言はるる人は天皇(スメロキ)の神の御門に―に立ち候(サモラ)ひ内の重に仕へ奉りて/万葉 443」
→内の重
→中の重
とのがた
とのがた【殿方】
men;→英和
gentlemen.
とのがた
とのがた [0][2] 【殿方】
主に女性が,男性一般をさしていう上品な言い方。「―はこちらの席へどうぞ」
とのくすりのつかさ
とのくすりのつかさ 【外薬寮】
大宝令制定以前の官制の一。律令制における典薬寮の前身。
とのぐもり
とのぐもり [3] 【との曇(り)】
空が一面に曇ること。たなぐもり。
とのぐもる
とのぐも・る 【との曇る】 (動ラ四)
〔「との」は「たな」の転〕
空一面に曇る。たなぐもる。「この見ゆる雲ほびこりて―・り雨も降らぬか/万葉 4123」
とのこ
とのこ [0][3] 【砥粉】
粘土(黄土)を焼いて粉にしたもの。また,砥石を山から切り出す時に出る石の粉末。刀剣を磨いたり,木材の色付け・塗装下地・目止めに用いたり,漆器の漆下地の原料として用いる。
とのこ
とのこ【砥の粉】
polishing powder.
とのご
とのご [2][0][1] 【殿御】
女性から男性を敬っていう語。殿方。
とのごはじめ
とのごはじめ 【殿御初め】
初めて男と共寝すること。殿初め。
とのごぶり
とのごぶり [0] 【殿御振り】
男まえ。男ぶり。
とのごもる
とのごも・る 【殿隠る】 (動ラ四)
(1)貴人が寝る意の尊敬語。おやすみになる。おおとのごもる。「夜はこなたに―・れ/宇津保(国譲上)」
(2)〔御殿に隠る意から〕
死ぬの意の尊敬語。おかくれになる。「つれもなき城上(キノエ)の宮に大殿を仕へ奉りて―・り隠(コモ)りいませば/万葉 3326」
とのさま
とのさま【殿様】
a (feudal) lord;my lord (呼びかけ).殿様蛙 a leopard frog.
とのさま
とのさま [0] 【殿様】
(1)主君または貴人を敬っていう語。「―のお出ましじゃ」
(2)江戸時代,大名または旗本を敬っていう語。「紀州の―」
(3)生活にゆとりがあり,鷹揚(オウヨウ)で世事に疎い人。「―暮らし」
とのさまおどり
とのさまおどり [5] 【殿様踊り】
殿様の面前,または殿様の上意で催される踊り。上様踊り。上覧踊り。
とのさまがえる
とのさまがえる [5] 【殿様蛙】
無尾目の両生類。体長6〜9センチメートル。雄の背面は黄褐色,雌は灰白色で,それぞれ不規則な黒斑がある。後肢に水かきが発達している。日本・中国・朝鮮に分布し,日本では低地の水辺で普通に見られる。金線蛙。
とのさまげい
とのさまげい [4] 【殿様芸】
殿様育ちの人や金持ちなどが,慰みにする芸。大名芸。旦那芸。「金のかかった―」
とのさましごと
とのさましごと [5] 【殿様仕事】
時間も費用もかまわずに,気長にする仕事。
とのさましょうばい
とのさましょうばい [5] 【殿様商売】
鷹揚(オウヨウ)に構えて商売上の工夫などもせず,利益にあまりこだわらない商売のやり方を軽蔑していう語。
とのさまそだち
とのさまそだち [5] 【殿様育ち】
多くの人にかしずかれて,何の苦労もなくのんびりと成長すること。
とのさまばった
とのさまばった [5] 【殿様蝗虫】
バッタの一種。体長は雄が35ミリメートル,雌が50ミリメートルほど。体は円筒形で頭が丸い。体色は緑色ないし褐色。前ばねに細かい黒斑がある。イネ科の植物の葉を好んで食べる。中国などで大発生して飛蝗(ヒコウ)となり,農作物に大害を与える。世界各地に分布。ダイミョウバッタ。
殿様蝗虫[図]
とのしょう
とのしょう トノシヤウ 【土庄】
香川県北東部,小豆(シヨウズ)郡の町。小豆島(シヨウドシマ)の北西部と豊島(トシマ),小豊島からなる。小豆島観光の表玄関。肥土山では農村歌舞伎が行われる。
とのたち
とのたち 【殿達】
(1)殿方たち。殿原(トノバラ)。「今時威勢をめさるる―をたのましめ/狂言・比丘貞」
(2)遊女・遣(ヤ)り手・揚屋から客をさす言葉。「―,傾城(ケイセイ)・遣女(ケンジヨ)・挙屋等より客を指していふ詞なり/評判記・色道大鏡」
とのちゃ
とのちゃ [2][0] 【礪茶】
江戸時代の染め色の名。赤黒い色の勝った茶色。
とのちゃこもん
とのちゃこもん [4][5] 【礪茶小紋】
礪茶染めの地に小紋を染め出したもの。
とのづけ
とのづけ [0] 【殿付け】
〔「どのづけ」とも〕
殿の敬称を付けること。殿の敬称を付けて敬うこと。
とのな
とのな 【殿名】
昔,宮中の女房の呼び名の一。大宮殿・三条殿・坊門殿などと,殿を付けたもの。
とののうえ
とののうえ 【殿の上】
貴人の妻の敬称。「左兵衛督は,―の御兄弟(ハラカラ)ぞかし/源氏(藤袴)」
とのばら
とのばら 【殿原】
〔「はら」は複数を示す接尾語〕
身分の高い人々や男子を敬っていう語。殿達。「さてここより―・宮ばらにも其の方につかはれて行かん/今昔 17」
とのびと
とのびと 【殿人】
貴人に仕える人。高貴な家の家人(ケニン)。「おのれも,―にて,参り仕うまつれども/源氏(蜻蛉)」
とのぶり
とのぶり [0] 【殿振り】
男ぶり。殿御(トノゴ)ぶり。
とのべ
とのべ 【殿部】
律令制で,主殿寮(トノモリヨウ)に属し,宮中の掃除・灯火の設営などを行なった下級官人。
とのまくら
とのまくら [3] 【殿枕】
婚礼のとき,新婦の持ってゆく枕。籐枕(トウマクラ)。
とのむら
とのむら 【外村】
姓氏の一。
とのむらしげる
とのむらしげる 【外村繁】
(1902-1961) 小説家。滋賀県生まれ。本名,茂。東大卒。「草筏」連作で江州商人の家系を探る。晩年,病妻との生活を描く「落日の光景」,自身の性欲史「澪標」などの私小説がある。
とのも
とのも 【主殿】
「とのもり(主殿)」の略。「―の女官/枕草子 278」
とのも
とのも [1] 【外の面】
家の外。戸外。
とのもづかさ
とのもづかさ 【殿司・主殿寮・主殿司】
(1)「でんし(殿司)」に同じ。「―こそ,なほをかしきものはあれ/枕草子 47」
(2)「とのもりりょう(主殿寮)」に同じ。「刀をば…,―を召して預けおきてぞ出られける/平家 1」
とのものかみ
とのものかみ 【主殿頭】
「とのもりづかさ(殿司・主殿寮・主殿署)」の長官。
とのもり
とのもり 【主殿・殿守】
「とのもりづかさ」に同じ。
とのもりづかさ
とのもりづかさ 【殿司・主殿寮・主殿署】
(1)「でんし(殿司)」に同じ。「―・女官などのゆきちがひたるこそをかしけれ/枕草子 3」
(2)「とのもりりょう(主殿寮)」に同じ。「女の装束かづきながら帰り参りて,殿上口に落とし捨つ。―ぞ取るならひなりける/増鏡(さしぐし)」
(3)(「主殿署」と書く)律令制で,春宮(トウグウ)坊に置かれた役所。東宮の湯浴み・灯火・掃除などのことをつかさどった。とのもりつかさ。みこのみやのとのもりつかさ。しゅでんしょ。
とのもりのかんにん
とのもりのかんにん 【殿守官人】
主殿寮(トノモリリヨウ)の役人。庭園の清掃,節会(セチエ)の松明(タイマツ)・庭火などをつかさどる。「―,長き松をたかくともして/枕草子 77」
とのもりのとものみやつこ
とのもりのとものみやつこ 【殿守伴御奴】
主殿寮(トノモリリヨウ)の下役人。宮中の灯火・清掃のことにあたった。「―よそにしてはらはぬ庭に花ぞ散りしく/徒然 27」
とのもりべ
とのもりべ [4] 【殿部】
主殿寮(トノモリリヨウ)に属して宮中の食事・灯火・清掃などの雑役に従った下役人。
とのもりょう
とのもりょう [3] 【主殿寮】
(1)「とのもりりょう(主殿寮)」に同じ。
(2)旧宮内省の一寮。宮殿および庁舎の監守・警察をつかさどった。のち宮内庁管理部。
とのもりりょう
とのもりりょう [4] 【主殿寮】
律令制で,宮内省に属して,行幸の際の諸施設,および宮中の殿舎・調度の維持管理をつかさどった役所。また,その職員。とのもづかさ。とのもりょう。とのもりづかさ。
との曇
とのぐもり [3] 【との曇(り)】
空が一面に曇ること。たなぐもり。
との曇り
とのぐもり [3] 【との曇(り)】
空が一面に曇ること。たなぐもり。
との曇る
とのぐも・る 【との曇る】 (動ラ四)
〔「との」は「たな」の転〕
空一面に曇る。たなぐもる。「この見ゆる雲ほびこりて―・り雨も降らぬか/万葉 4123」
とは
とは (連語)
〔格助詞「と」に係助詞「は」が付いたもの〕
(1)定義や命題などの主題を表す。…というのは。「正数― 0 より大きい数をいう」
(2)「と」を強めた言い方として用いられる。「君―もう絶交だ」
(3)驚き・怒り・感動などの気持ちを表す。「まさか優勝する―思わなかった」「こともあろうに彼が真犯人だった―」「思ひきや雪ふみわけて君を見む―/伊勢 83」
とはい
とはい [0][1] 【徒輩】
ともがら。やから。
とはいいながら
とはいいながら 【とは言いながら】 (連語)
■一■(接続助詞のように用いて)「とはいえ(連語)」に同じ。とはいうものの。「毎日よく勉強している―,その成果はあまり上がっていないようだ」
■二■(接続詞のように用いて)「とはいえ(接続)」に同じ。とはいうものの。「ぼくの郷里もすっかり都会化した。―,東京などにくらべれば,まだ田園都市としての風情はずいぶん残っている」
とはいうものの
とはいうものの 【とは言うものの】 (連語)
■一■(接続助詞のように用いて)「とはいえ(連語)」に同じ。…ではあるが,その反面…。とはいいながら。「親が社長だ―,あんなに金づかいが荒くては,すぐ底をついてしまうだろう」
■二■(接続詞のように用いて)「とはいえ(接続)」に同じ。そうはいっても。とはいいながら。「努力不足がこんな結果だ。―,やむをえない面もある」
とはいえ
とはいえ 【とは言え】 (連語)
〔格助詞「と」・係助詞「は」に動詞「いふ」の已然形「いへ」の付いたもの。「とはいへど」の「ど」の略された形〕
接続助詞的に用いて,逆接条件を表す。…ではあるが,その反面…。…とはいうものの。「責任者が行く―,やはり不安だ」
とはいえ
とはいえ [1] 【とは言え】 (接続)
〔連語「とはいえ」から〕
先行の事柄に対して,それを認めつつも,それにやや反したり矛盾したりする事柄を述べるのに用いる。そうはいっても。けれども。とはいうものの。「君はほんとに誠実だ。―,それだけでは世の中は渡れない」
とはずがたり
とわずがたり トハズ― 【とはずがたり】
日記。五巻。久我雅忠女(ムスメ)(後深草院二条)作。宮廷での数奇な恋愛生活の回想と,晩年に出家して各地を旅行したときの紀行文とから成る。作者一四歳の1271年から1306年までの記事を含んでおり,その後一,二年のうちにまとめられたらしい。
とはん
とはん [0] 【登坂】 (名)スル
⇒とうはん(登坂)
とはん
とはん [0] 【登攀】 (名)スル
⇒とうはん(登攀)
とはんしゃせん
とはんしゃせん [4] 【登坂車線】
⇒とうはんしゃせん(登坂車線)
とは言いながら
とはいいながら 【とは言いながら】 (連語)
■一■(接続助詞のように用いて)「とはいえ(連語)」に同じ。とはいうものの。「毎日よく勉強している―,その成果はあまり上がっていないようだ」
■二■(接続詞のように用いて)「とはいえ(接続)」に同じ。とはいうものの。「ぼくの郷里もすっかり都会化した。―,東京などにくらべれば,まだ田園都市としての風情はずいぶん残っている」
とは言うものの
とはいうものの 【とは言うものの】 (連語)
■一■(接続助詞のように用いて)「とはいえ(連語)」に同じ。…ではあるが,その反面…。とはいいながら。「親が社長だ―,あんなに金づかいが荒くては,すぐ底をついてしまうだろう」
■二■(接続詞のように用いて)「とはいえ(接続)」に同じ。そうはいっても。とはいいながら。「努力不足がこんな結果だ。―,やむをえない面もある」
とは言え
とはいえ 【とは言え】 (連語)
〔格助詞「と」・係助詞「は」に動詞「いふ」の已然形「いへ」の付いたもの。「とはいへど」の「ど」の略された形〕
接続助詞的に用いて,逆接条件を表す。…ではあるが,その反面…。…とはいうものの。「責任者が行く―,やはり不安だ」
とは言え
とはいえ [1] 【とは言え】 (接続)
〔連語「とはいえ」から〕
先行の事柄に対して,それを認めつつも,それにやや反したり矛盾したりする事柄を述べるのに用いる。そうはいっても。けれども。とはいうものの。「君はほんとに誠実だ。―,それだけでは世の中は渡れない」
とば
とば 【鳥羽】
(1)三重県東部,志摩半島北東部にある市。志摩観光の入り口で,水産・真珠養殖が盛ん。
(2)京都市南部,南・伏見二区にまたがる地名。鳥羽伏見の戦いの地。((歌枕))「津の国のなには思はず山城の―にあひみむことをのみこそ/古今(恋四)」
とば
とば [0][2] 【賭場】
賭博(トバク)をする場所。賭博場。鉄火場。ばくちば。とじょう。どば。「―荒らし」
とば
とば【賭場】
a gambling place.
とばえ
とばえ [0] 【鳥羽絵】
(1)〔院政末期,鳥羽僧正が始めたという〕
江戸時代,簡略軽妙に日常生活を画材として描いた滑稽な戯画。
(2)歌舞伎舞踊の一。清元。九変化の一。本名題「御名残押絵交張(オンナゴリオシエノマゼバリ)」。二世桜田治助作詞。1819年江戸中村座初演。鳥羽僧正の描いたといわれる鳥獣戯画の滑稽洒脱(シヤダツ)な趣を舞踊化したもの。
とばかり
とばかり (副)
しばらく。ちょっとの間。「―ありて楼へ二所渡し奉り給へり/宇津保(楼上・下)」
とばかり
とばかり (連語)
〔格助詞「と」に副助詞「ばかり」の付いたもの〕
(1)とだけ,というだけ,の意を表す。「私は頭が悪くて,いくら勉強してもだめだ,―言っている」「今はただ思ひ絶えなむ―を人づてならでいふよしもがな/後拾遺(恋三)」
(2)(「とばかりに」の形で)ある事柄が今にも実現しようとしている状態を表す。「一気に敵陣を突破しよう―に,猛攻撃をしかけた」
とばく
とばく [0] 【賭博】
金や物などをかけて勝負事をすること。ばくち。
とばく
とばく【賭博】
⇒博打(ばくち).賭博場 ⇒賭場.
とばくさ
とばくさ [0] (副)
せわしいさま。とっぱくさ。とっぱかわ。「所へ―と上つて来たは/浮雲(四迷)」
とばくざい
とばくざい [3] 【賭博罪】
財物をかけて偶然性の支配する勝負をし,また賭博場の開帳や賭博をする者を結合させて利益を図ろうとすることにより成立する罪。
とばくじょうかいちょうざい
とばくじょうかいちょうざい 【賭博場開帳罪】
行為者自身が中心となって,その支配下に賭博をさせる場所を開設する罪。
とばくち
とばくち [0] 【とば口】
(1)出入り口。かどぐち。戸口。とぼ口。
(2)物事の始め。「大仕事のほんの―」
とばし
とばし [0] 【飛ばし】
(1)とばすこと。
(2)決算対策のため,含み損を抱えた有価証券を一時的に他社に転売すること。
とばしり
とばしり [4][0] 【迸り】
(1)飛び散る水しぶき。
(2)まきぞえ。とばっちり。
とばしり
とばしり [2][4] 【戸走り】
〔塗れば戸がよく滑ることから〕
虫白蝋(イボタロウ)の別名。
とばしる
とばしる [3] 【飛汁・余勢】
飛び散る液体。とばしり。「顔料(エノグ)を塗散した,其―が地面の一端を掠つて/肖像画(四迷)」
とばしる
とばし・る [3] 【迸る】 (動ラ五[四])
勢いよく飛び散る。ほとばしる。「―・る水の音/谷間の姫百合(謙澄)」
とばす
とば・す [0] 【飛ばす】 (動サ五[四])
(1)空中を進んで行くようにする。「紙飛行機を―・して遊ぶ」「口角泡を―・す」「ボールを遠くへ―・す」「風船が風に―・される」
(2)自動車などを速く走らせる。「タクシーを―・してかけつける」
(3)途中を抜かして先へ進む。「わからない所は―・して読む」
(4)大声で言葉を発する。また,言い放つ。「野次を―・す」「デマを―・す」「さかんにジョークを―・す」
(5)離れた所や格の下がる部局などに移す。「支社に―・された」
(6)動詞の連用形に付いて,激しく…する,乱暴に…するの意を表す。「突き―・す」「叱り―・す」「笑い―・す」
(7)魂などを空に飛び去らせる。死なせる。「手に持てる我(ア)が子―・しつ/万葉 904」
〔「飛ぶ」に対する他動詞〕
[可能] とばせる
とばす
とばす【飛ばす】
(let) fly;→英和
[吹き飛ばす]blow off;[水を]splash;→英和
spatter;→英和
[紙片などを]scatter;→英和
[急ぐ]hurry <to a person in a car> ;→英和
[頁を]skip (over);→英和
omit;→英和
[デマを]spread <a rumor> ;→英和
[檄を]send out a manifesto.→英和
とばそうじょう
とばそうじょう 【鳥羽僧正】
⇒覚猷(カクユウ)
とばた
とばた 【戸畑】
福岡県北九州市の区の一。洞海湾に面する工業港湾地区。筑豊炭田の石炭積出港として発展,またトロール船の基地。
とばちり
とばちり [0] 【迸り】
「とばっちり」に同じ。「―を食う」
とばっちり
とばっちり
〜がかかる get <one's clothes> splashed with water[mud].〜を食う be involved <in> ;get a by-blow.
とばっちり
とばっちり [0] 【迸り】
〔「とばしり」の転〕
(1)飛び散ってふりかかる水。しぶき。とばしり。
(2)そばにいたり,ちょっとした関係があったりしたため,本来受けなくともよい災難をこうむること。まきぞえ。そばづえ。とばしり。とばちり。「―を食う」「―を受ける」
とばつく
とばつ・く (動カ四)
あわてて騒ぎまわる。そわそわする。「―・いて怪我しやんなと/浄瑠璃・忠臣蔵」
とばつびしゃもんてん
とばつびしゃもんてん 【兜跋毘沙門天】
毘沙門天の一。唐代に中国の西域に現れ,外敵から国土を守ったという。
〔「兜跋」は吐蕃(トバン)の転かという〕
兜跋毘沙門天[図]
とばてんのう
とばてんのう 【鳥羽天皇】
(1103-1156) 平安末期の第七四代天皇(在位 1107-1123)。名は宗仁(ムネヒト)。堀河天皇第一皇子。崇徳・近衛・後白河の三代にわたって1129年から27年間,院政を行う。崇徳上皇と対立して後白河天皇を擁立,保元の乱の因となった。
とばとば
とばとば
〔「とはとは」とも〕
あわていそぐさま。そわそわ。「―して怪我せまいぞ/浄瑠璃・唐船噺」
とばどの
とばどの 【鳥羽殿】
院政期,白河・鳥羽両上皇が京都の南郊,鳥羽の地に造営した離宮。東殿・北殿・南殿の三殿に分かれていた。現存する安楽寿院は東殿の一院。鳥羽離宮。
とばふしみのたたかい
とばふしみのたたかい 【鳥羽伏見の戦い】
1868年1月27日(慶応四年1月3日)に起こった旧幕府軍および会津・桑名藩兵と,薩長軍との内戦。新政府が王政復古の大号令に続く小御所会議で徳川慶喜(ヨシノブ)の辞官納地を決定したのに対し,旧幕府方が挙兵,鳥羽・伏見で薩長軍と交戦。戊辰(ボシン)戦争の発端となったが旧幕府軍の大敗に終わり,討幕派の優勢が確立した。
とばり
とばり [0] 【帳・帷・幄・幌】
(1)室内に垂れ下げて隔てとする布。たれぬの。たれぎぬ。
(2)物をおおいかくす物,物を隔てて区切る物などのたとえ。「夜の―が下りる」「夜の―に包まれる」
とばり
とばり【帳】
a curtain.→英和
夜の〜がおりる Night falls./It gets dark.
とばり
とばり 【戸張】
姓氏の一。
とばりあげ
とばりあげ 【褰帳】
天皇の即位・朝賀などの大礼の時,高御座(タカミクラ)の南面の帳をあげる儀。また,その儀に奉仕する内親王・王女。けんちょう。
とばりきゅう
とばりきゅう 【鳥羽離宮】
⇒鳥羽殿(トバドノ)
とばりこがん
とばりこがん 【戸張孤雁】
(1882-1927) 彫刻家。東京生まれ。版画・水彩画をよくし,日本水彩画会・日本創作版画協会の創立に参加。代表作「虚無」
とばん
とばん [0] 【塗板】
白墨で書くために,黒や緑に塗った板。黒板。
とばん
とばん 【吐蕃】
七世紀初めから九世紀中頃まで,ラサを都とする今のチベット地方にあった統一王国の,中国での呼び名。唐・インドの文化の影響を受けて栄えたが,のち唐に帰服。宋・元代では単にチベット地方をさしていう。
とば口
とばくち [0] 【とば口】
(1)出入り口。かどぐち。戸口。とぼ口。
(2)物事の始め。「大仕事のほんの―」
とひ
とひ [1] 【徒費】 (名)スル
むだに使うこと。また,そのむだな費用。「貴重の光陰を―せんこと,如何にしても口惜しく/妾の半生涯(英子)」
とひ
とひ [1] 【肚皮】
(1)腹の皮。
(2)心の中。腹の中。「一―の憤恨猛火よりも烈しく騰上し来るを/不如帰(蘆花)」
とひ
とひ [1] 【都鄙】
みやこと田舎。都会と田舎。
とひし
とひし [2] 【塗被紙】
⇒塗工紙(トコウシ)
とひもんどう
とひもんどう トヒモンダフ 【都鄙問答】
四巻。石田梅岩著。1739年刊。梅岩の講義を整理・編纂(ヘンサン)し,問答形式で述べる。
とひょう
とひょう 【斗柄】 (名・形動ナリ)
〔近世上方語〕
軽率なこと。途方もないこと。また,そのさま。「妙心寺に金蔵主とて一段と―なる坊主のありけるが/寒川入道筆記」
とひょう=もない
――もな・い
度はずれている。とんでもない。「―・き化物(バケモノ)がいづるなり/洒落本・秘事真告」
とひょうし
とひょうし 【突拍子】 (名・形動ナリ)
〔「どひょうし」とも〕
「とっぴょうし」に同じ。「ただ―に長き脇指(去来)/猿蓑」
とひょうもの
とひょうもの 【斗柄者】
(1)途方もないことをする者。無鉄砲者。「何ぞかろがろしく討手の大将たまはらんとは,粗忽千万―/浄瑠璃・懸物揃」
(2)ひょうきんもの。「或る御公家衆の長屋に―が集りて/咄本・居合刀」
とび
とび [0] 【飛び】
(1)飛ぶこと。跳躍すること。「そこまでならひとっ―だ」
(2)数字を読み上げるとき,その位の数字がゼロであることを示す語。例えば五〇,〇七六円は「五万とびとび七十六円」と読む。
(3)囲碁で,ある石から一路ないし三路あけて石を打つこと。一間(イツケン)飛び・二間飛びが多用される。
(4)「飛魚(トビウオ)」の略。
〔(4)のアクセントは [1]〕
とび
とび [1] 【酴釄】
〔「どび」とも〕
(1)どぶろく。
(2)植物トキンイバラの漢名。
とび
とび [1] 【鳶・鴟・鵄】
(1)タカ目タカ科の鳥。全長約60センチメートルで暗褐色。尾の形がタカの尾としては珍しく凹形。全国の低山や海岸などに生息し,動物や魚の死骸などを食べる。ピーヒョロロと鳴きながら輪を描いて滑翔(カツシヨウ)。トンビ。
(2)「鳶の者」「鳶職(トビシヨク)」の略。
(3)「鳶口」の略。
(4)「鳶色」の略。
とび
とび【鳶】
a kite.→英和
〜が鷹を生む A black hen lays a white egg.‖鳶職 a steeplejack;a construction worker.
とび=が鷹(タカ)を生む
――が鷹(タカ)を生・む
平凡な親が優秀な子供を生むたとえ。
とび=に油揚げをさらわれる
――に油揚げをさらわれる
大切なものをふいに横から奪われて呆然(ボウゼン)とするようす。
とび=も居ずまいから鷹(タカ)に見える
――も居ずまいから鷹(タカ)に見える
起居・動作が正しければ,卑しい者も上品に見えるたとえ。
とびあがり
とびあがり [0] 【飛び上(が)り】
(1)とびあがること。
(2)低い地位から一足とびに出世すること。なりあがり。
(3)とっぴな言動をすること。また,その人。「角前髪の若い者,同じ心の―ども四人,揃へゆかたの染めこみに気をつくし/浮世草子・織留 4」
とびあがりもの
とびあがりもの [0] 【飛び上(が)り者】
(1)卑しい地位から急に立身出世した者。成り上がり者。
(2)しばしばとっぴな言動をする者。はね上がり者。「半解半知の―が/学問ノススメ(諭吉)」
とびあがる
とびあが・る [4] 【飛び上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)とんで上にあがる。
⇔飛び下りる
「バネで―・る人形」
(2)飛んで空高く上がる。「飛行機が―・る」
(3)通常の順序をふまずに,飛び越して上に進む。「二階級―・る」
(4)とっぴな言動をする。「陰気に暮しても一生,おれのように―・つても一生ぢや/咄本・臍の宿替」
[可能] とびあがれる
とびあがる
とびあが・る [4] 【跳び上(が)る】 (動ラ五[四])
喜んだり驚いたりして,思わずおどりあがる。「―・って喜ぶ」
とびあがる
とびあがる【飛び上がる】
[空に]fly up;soar;→英和
[人が]jump[spring]up;leap <for joy> .→英和
とびあるく
とびある・く [4] 【飛(び)歩く】 (動カ五[四])
あちらこちらと忙しく歩きまわる。方々を動きまわる。「話をまとめようと四方八方を―・く」
とびあるく
とびあるく【飛び歩く】
run[hustle,gad]about.
とびいか
とびいか [2] 【鳶烏賊】
イカの一種。胴長25センチメートル内外。触腕は胴長とほぼ同じ。沖縄でよくとれ,するめにする。熱帯・亜熱帯に広く分布。
とびいし
とびいし [0] 【飛(び)石】
日本庭園などで,伝い歩くために少しずつ離して据えた表面の平らな石。
とびいし
とびいし【飛石】
a stepping-stone.飛石連休 ‘stepping-stone' holidays.
とびいしづたい
とびいしづたい [5] 【飛(び)石伝い】
飛び石の上を順々に歩いて行くこと。また,そのように進んでいくこと。「―に川を渡る」
とびいしれんきゅう
とびいしれんきゅう [5] 【飛(び)石連休】
日曜や休日が飛び石を置いたように平日をはさんで並ぶこと。
とびいた
とびいた [0] 【飛(び)板・跳(び)板】
跳躍や水泳の飛び込みなどのために,高い櫓(ヤグラ)の上に弾力のある板を取り付けたもの。スプリングボード。
とびいた
とびいた【飛板】
a springboard.→英和
飛板飛込み springboard diving.
とびいたとびこみ
とびいたとびこみ [5] 【飛(び)板飛(び)込み】
水泳の飛び込み競技の一。高さ1メートルあるいは3メートルから飛び板を踏み切って水に飛び込むまでの動きと姿勢の美しさを競う。
とびいり
とびいり [0] 【飛(び)入り】 (名)スル
(1)予定していた以外の者が不意に参加すること。また,その人。「―の出演者」
(2)草木の花に他の色が入って,斑(フ)になること。ふいり。
とびいり
とびいり【飛入りする】
join <a game> from the outside.→英和
〜自由の open (to all volunteers).→英和
とびいろ
とびいろ [0] 【鳶色】
鳶の羽のような色。赤みの茶色。
とびいろ
とびいろ【鳶色の】
brown.→英和
とびいろうんか
とびいろうんか [5] 【鳶色浮塵子】
ウンカの一種。全長約5ミリメートルの長翅型と約3ミリメートルの短翅型がある。全身褐色。イネの大害虫で,特に収穫期に被害が大きいので秋ウンカともいう。日本全土と,東南アジア・インド・南太平洋にわたる広範囲に分布。
→うんか
とびうお
とびうお【飛魚】
a flying fish.
とびうお
とびうお [0][2] 【飛魚】
(1)ダツ目トビウオ科の海魚の総称。多くは全長20〜35センチメートル。体は円筒形で細長い。胸びれが発達して翼状になり,これを用いて海面上を滑空し,時には時速60キロメートルで300メートル以上も飛ぶ。日本近海には,トビウオ・ハマトビウオ・ホソトビウオなど約三〇種がいる。
(2){(1)}の一種。全長35センチメートル。体はやや側扁し,背面が幅広く平たい。胸びれは大きい。背は青黒色,腹は銀白色。食用。本州中部以南の暖海に広く分布する。ホントビ。アゴ。ツバメウオ。ツバクロウオ。トビ。[季]夏。
飛魚(2)[図]
とびうおざ
とびうおざ [0] 【飛魚座】
〔(ラテン) Volans〕
天の南極近くの小さな星座。三月中旬の宵に南中するが日本からは見えない。
とびうさぎ
とびうさぎ [3] 【跳兎】
トビウサギ科の哺乳類。体長40センチメートル内外。尾は体長よりやや長い。体の背面は黄褐色,腹面は黄白色,尾の先端は黒色。カンガルーに似た体形で前肢は短く,後肢が極端に長く,跳躍力が強い。植物の球根や昆虫を食べる。アフリカ中央部以南の乾燥地帯に分布。
とびうつる
とびうつる【飛び移る】
jump[leap] <to> ;→英和
fly from <flower to flower> .
とびうつる
とびうつ・る [4] 【飛(び)移る】 (動ラ五[四])
飛んで他へ移る。「花から花へ―・るチョウ」「船から桟橋へ―・る」
[可能] とびうつれる
とびうま
とびうま [0] 【飛(び)馬】
「馬飛び」に同じ。
とびうめ
とびうめ [2] 【飛(び)梅】
菅原道真が大宰府(ダザイフ)に左遷されて家を出る時,日頃愛していた梅に別れを惜しみ「東風(コチ)吹かばにほひおこせよ梅の花主(アルジ)なしとて春な忘れそ」と歌をよんだところが,その梅がのちに配所まで飛んで行ったという故事。また,その梅。「聞き及びたる―とは,いづれの木を申し候ふぞ/謡曲・老松」
とびえい
とびえい [2] 【鳶鱝】
エイ目の海魚。全長約1.8メートル。体はほぼ菱形。むち状の尾に一〜三本の毒針がある。体色は背面が黒褐色,腹面は白色。胎生。食用となる。本州以南の近海に分布。ツバクロエイ。
〔その名は姿が鳶に似るからとも,海面上を飛び跳ねるからともいう〕
とびおきる
とびお・きる [4] 【飛(び)起きる】 (動カ上一)
勢いよく起きあがる。「地震に驚いて―・きた」
とびおきる
とびおきる【飛び起きる】
jump out of bed;spring to one's feet (立つ).
とびおり
とびおり [0] 【飛(び)降り・飛(び)下り】
飛びおりること。
とびおりじさつ
とびおりじさつ【飛び降り自殺】
a death-leap.〜をする leap to death.
とびおりじさつ
とびおりじさつ [5] 【飛(び)降り自殺】 (名)スル
走行中の乗り物や高い建物などから飛びおりて自殺すること。
とびおりる
とびおりる【飛び降りる】
jump[leap]down;jump off <a running car> .
とびおりる
とびお・りる [4] 【飛(び)降りる・飛(び)下りる】 (動ラ上一)[文]ラ上二 とびお・る
(1)高い所から身を躍らせて落下する。
⇔飛び上がる
「枝から―・りる」「清水(キヨミズ)の舞台から―・りる」
(2)走っている乗り物から跳躍しておりる。「汽車から―・りる」
とびかう
とびか・う [3] 【飛(び)交う】 (動ワ五[ハ四])
入り乱れて飛ぶ。互いに飛びちがう。「蝶が―・う」「うわさが―・う」
とびかえる
とびかえ・る [3] 【飛(び)返る】 (動ラ五[四])
(1)急いで元の所へ返る。飛んで返る。
(2)はねかえる。はずみでもどる。「重盛の鎧のおしつけにちやうどあたりて―・る/平治(中)」
とびかかる
とびかかる【飛び掛かる】
spring[leap,rush]upon;fly <at> ;→英和
turn <upon> .→英和
とびかかる
とびかか・る [4] 【飛び掛(か)る・跳び掛(か)る】 (動ラ五[四])
身をおどらせて相手にとびつく。「猟犬が獲物に―・る」
[可能] とびかかれる
とびかける
とびかけ・る [4] 【飛び翔る】 (動ラ五[四])
空高く飛ぶ。「隼(ハヤブサ)は天に上り―・り/日本書紀(仁徳)」
とびかずら
とびかずら [3] 【飛蔓】
マメ科の大形の常緑つる性木本。中国の中西部に分布。葉は三小葉からなる。五月頃,濃紅紫色の大きな蝶形花を総状につける。日本には熊本県菊鹿町相良(アイラ)に一本だけあり,特別天然記念物。
とびがしら
とびがしら [3] 【鳶頭】
鳶の者の長。かしら。
とびがた
とびがた [0] 【飛(び)形】
とびとびになった模様。飛び紋。
とびがら
とびがら [0][2] 【飛(び)柄】
単位模様の間隔のあいているもの。特に,配置の不規則なもの。飛び紋。
とびきゅう
とびきゅう [0] 【飛(び)級】 (名)スル
成績の優秀な児童・生徒が学年や課程を飛ばして進級する制度。イギリスなどにみられる。
とびきり
とびきり [0] 【飛(び)切り】
(1)飛び上がって切りつけること。「天狗(テング)―の術」
(2)程度が普通でないこと。ずばぬけていること。極上。副詞的にも用いる。「―の品」「―上等の品物」「―にうまい料理」
とびきり
とびきり【飛切り】
exceptionally <cheap> .→英和
〜上等の extra-fine;best;→英和
prime <beef> .→英和
とびくもがみ
とびくもがみ 【飛雲紙】
鳥の子紙の中に,紫と藍(アイ)の繊維を雲が飛んでいるように漉(ス)き込んだもの。平安時代に流行した。とびくも。
とびくら
とびくら [0][2] 【飛び競】
(1)飛びあって,その高さまたは幅を競争すること。とびっこ。とびこぐら。
(2)走って,その速さを競うこと。かけくらべ。とびっくら。
とびぐち
とびぐち [2] 【鳶口】
長い柄の先に鳶のくちばしのような鉄製の鋭い鉤(カギ)を付けた道具。木を引き寄せたり,消火作業などに用いる。鳶。
鳶口[図]
とびぐち
とびぐち【鳶口】
a fire hook.
とびけら
とびけら [0] 【飛螻蛄】
毛翅目に属する昆虫の総称。幼虫はきれいな水を好むので水質調査の指標となる。幼虫・成虫とも釣りの餌(エサ)。長野県では幼虫を「ざざむし」と呼び,佃煮にする。シマトビケラ・ニンギョウトビケラ・アミメトビケラなど。
とびげり
とびげり [0] 【飛び蹴り】
(プロ-レスなどの)格闘技で,飛び上がって相手を蹴ること。
とびこえる
とびこえる【飛び越える】
jump[leap,spring,skip]over;fly across.
とびこえる
とびこ・える [4] 【飛(び)越える・跳(び)越える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 とびこ・ゆ
(1)物の上を飛んで越える。飛び越す。「垣根を―・える」
(2)順序を経ずに進む。「一段階―・えて進級する」
とびこぐら
とびこぐら [3] 【飛び競】
「飛(ト)び競(クラ){(1)}」に同じ。
とびこす
とびこ・す [3] 【飛(び)越す・跳(び)越す】 (動サ五[四])
(1)飛んで物の上を越える。「小川を―・す」
(2)順序を越して上に進む。「先輩を―・して昇進する」
[可能] とびこせる
とびこす
とびこす【飛び越す】
⇒飛び越える.
とびこみ
とびこみ [0] 【飛(び)込み】
〔動詞「飛び込む」の連用形から〕
(1)水泳で,高い所から水中に飛び込むこと。また,その競技種目の名。
(2)予告なしに訪ねること。「―のセールス」
(3)突然に物事が到来すること。また,その物事。「―の仕事が入ったので今夜は残業だ」
とびこみ
とびこみ【飛込み】
diving;→英和
a dive;→英和
a plunge.→英和
‖飛込み自殺[鉄道自殺]⇒鉄道.飛込台 a diving board;a springboard (跳躍板).
とびこみきょうぎ
とびこみきょうぎ [5] 【飛(び)込み競技】
水上競技の一。一定の高さから水中に飛び込んで,技術・美しさなどを争うもの。高飛び込みと飛び板飛び込みの二種がある。
とびこみじさつ
とびこみじさつ [5] 【飛(び)込み自殺】 (名)スル
進行中の電車などをめがけて,また,崖や船から水中へ飛び込んで,自殺をすること。
とびこみだい
とびこみだい [0] 【飛(び)込み台】
水泳の飛び込み競技のための,高い台。高飛び込み用の台と飛び板飛び込み用の台とがある。とびだい。
とびこむ
とびこ・む [3] 【飛(び)込む】 (動マ五[四])
(1)身を躍らせて中に入る。おどりこむ。「海に―・む」
(2)急いで中に入り込む。「にわか雨を避けて喫茶店に―・む」「窓から鳥が―・んでくる」
(3)自分から進んで,ある事柄に関係をもつ。「平和運動に―・む」
(4)思いがけない物事が突然目や耳に入る。「号外の赤字が目に―・んできた」「旅客機墜落の報が―・んできた」
[可能] とびこめる
とびこむ
とびこむ【飛び込む】
jump[rush,run,fly]in[into];dive[plunge] <into> (水に).→英和
とびさる
とびさる【飛び去る】
fly away[off].
とびさる
とびさ・る [3] 【飛(び)去る】 (動ラ五[四])
(1)飛んでその場を去る。「敵機が―・る」
(2)急に身をかわして退く。とびのく。とびさがる。「すばやく―・る」
とびざ
とびざ 【外山座】
大和猿楽四座の一。大和の外山(トビ)に座を持つところからの名。現在の能楽宝生流。
とびしさる
とびしさ・る 【飛び退る】 (動ラ五[四])
〔「とびしざる」とも〕
飛んで後ろへさがる。とびすさる。とびしりぞく。「倉地の熱気の強い胸許から―・ると/或る女(武郎)」
とびしま
とびしま 【飛島】
山形県北西方の日本海上にある小島。酒田市に属する。近世,西回り海運の中継港。ウミネコの繁殖地。
とびしょうぎ
とびしょうぎ [3] 【飛(び)将棋】
将棋を使った遊び。双方三つずつ三段に九個の駒を並べ,互いに自分の駒を一ますずつ進ませて,敵の駒と会えばこれを飛び越えて進むもの。早く敵の陣地にはいりこんで,自分の駒を並べ終えたものを勝ちとする。はねしょうぎ。
とびしょく
とびしょく [2] 【鳶職】
鳶の者。また,その職業。
とびすけ
とびすけ 【飛び介・飛び助】
(1)軽はずみな行動をする人。おっちょこちょい。「常も利介は―で/浄瑠璃・二つ腹帯」
(2)なまけもの。「一座の女郎または―の中居(ナカイ)間夫(オモワク)に逢うて/浮世草子・侍婢気質」
(3)出歩いてばかりいる人。また,浮かれ者。「―になられまして日夜飛び出て留主故に/開運出世伝授」
とびすごろく
とびすごろく [3] 【飛び双六】
双六の一。絵双六にさいの目が記してあって,それぞれ行く先が書いてあり,道中双六のように絵の順を追わず,振り出すさいの目によって飛び移るもの。
とびすさる
とびすさ・る [4] 【飛び退る】 (動ラ五[四])
「とびしさる(飛退)」に同じ。
とびせいじ
とびせいじ [3] 【飛(び)青磁】
青磁の一。青磁釉(ユウ)の中に鉄砂による斑点文様が現れたもの。元代に始められた。日本にも輸入され,花入れなどに珍重された。
とびた
とびた 【飛田】
大阪市西成区の地名。天王寺の西に位置する歓楽地。江戸時代に墓地・刑場があった。
とびた
とびた 【飛田】
姓氏の一。
とびたすいしゅう
とびたすいしゅう 【飛田穂洲】
(1886-1965) 野球評論家。茨城県出身。本名,忠順。早大野球部の選手・監督。朝日新聞社に入って野球評を書き続け,大学野球・中等学校野球(現,高校野球)に情熱を傾けて精神野球を説き,「学生野球の父」と称された。
とびたつ
とびたつ【飛び立つ】
take off (飛行機が);fly away (鳥が).〜ばかりに喜ぶ dance for joy;One's heart leaps up with joy.
とびたつ
とびた・つ [3] 【飛(び)立つ】 (動タ五[四])
(1)飛んで空中に舞い上がる。飛んで立ち去る。「寺の屋根からハトが―・つ」「成田を―・った飛行機」
(2)おどり上がる。「―・つうれしさ」
[可能] とびたてる
とびだい
とびだい [0] 【飛(び)台】
(1)相場で,大台(オオダイ)のこと。一〇〇円を飛び台とすれば,一〇五円は百とび五円という。
(2)「飛び込み台」に同じ。
とびだし
とびだし【飛出しナイフ】
<米> a switchblade (knife); <英> a flick knife.
とびだし
とびだし [0] 【飛(び)出し】
(1)飛び出すこと。
(2)(子供などが)道路に急に走って出てくること。「―注意」
とびだしナイフ
とびだしナイフ [5] 【飛(び)出し―】
ばね仕掛けで刃の部分が飛び出すようになっているナイフ。
とびだす
とびだす【飛び出す】
fly out[away];jump[rush]out <of> ;run away <from> (逃げる);take off (飛行機が);project (突出する);→英和
protrude.→英和
とびだす
とびだ・す [3] 【飛(び)出す】 (動サ五[四])
(1)飛び始める。「涼しくなって赤トンボが―・した」
(2)内側や中から急に飛んで出る。急に外へ勢いよく出る。「子供が道に―・す」「帽子の中からハトが―・す」「―・す絵本」
(3)勢いよく前に進む。おどり出る。「スタート直後から―・す」
(4)ある場所へ行くために急いでそこを離れる。「学校に遅れそうになってあわてて家を―・す」
(5)前や外に突き出る。「釘が―・している」
(6)そこを去って,縁を切る。「親にさからって家を―・す」「上司と意見が合わず,会社を―・す」
[可能] とびだせる
とびち
とびち【飛地】
a detached estate[territory].
とびち
とびち [0] 【飛(び)地】
(1)他の区域内に離れて存在するが,行政上は主地域に属する土地。
(2)江戸時代,城付きの領地に対し遠隔地に分散している知行地。飛び知。
(3)江戸時代,親村と地続きでなく他村内にある土地。
とびちがう
とびちが・う [4] 【飛(び)違う】 (動ワ五[ハ四])
(1)鳥・虫などが入り乱れて飛ぶ。とびかう。「ツバメが―・う」
(2)ひどく違う。かけはなれている。「実力が―・っている」
とびちこく
とびちこく [3] 【飛(び)地国】
国土の一部が他国の領土によって分断されている国。例,アメリカ合衆国・アゼルバイジャン・ブルネイ・アンゴラなど。エクスクラーフェン国。
とびちる
とびちる【飛び散る】
scatter;→英和
fly about;splash (水が).→英和
とびちる
とびち・る [3][0] 【飛(び)散る】 (動ラ五[四])
飛んで四方に散る。「火花が―・る」
とびつく
とびつく【飛び付く】
jump <at> ;→英和
fly at <to> .
とびつく
とびつ・く [3] 【飛(び)付く・跳(び)付く】 (動カ五[四])
(1)勢いよくすがりつく。「飼い犬がじゃれて―・く」
(2)強く心が引かれ,急いで手に入れようとする。「新製品に―・く」「安物に―・いてひどい目にあう」
[可能] とびつける
とびてい
とびてい 【飛び体】
談林俳諧の俳風の一。格を離れた風をいう。多くは前句に対して付句がとび離れていることをさす。特に田代松意一派をさすことが多い。
とびで
とびで [0] 【飛出】
能面の一。口を大きく開き,目玉の突き出している形相の面。
→大飛出
→小飛出
飛出[図]
とびでる
とび・でる [3] 【飛(び)出る】 (動ダ下一)
(1)飛んでそこから出る。とびだす。「帽子の中からハトが―・でた」
(2)勢いよく前に進む。おどり出る。とびだす。「スタートから先頭に―・でる」
(3)急にそこから出る。とびだす。「物音に驚いて家から―・でる」
(4)前や外に突き出る。とびだす。「目の玉が―・でるほど高い」
(5)急にそこを去る。とびだす。「勤めていた会社から―・でて新会社を設立した」
とびでる
とびでる【飛び出る】
⇒飛び出す.目玉の〜ような値段 <ask> an incredible price.
とびとかげ
とびとかげ [3] 【飛蜥蜴】
有鱗目トビトカゲ属の爬虫類の総称。普通,全長20センチメートル前後。五,六本の肋骨が伸び,そこに発達した皮膚の膜を翼のように広げて滑空する。膜は橙色・黄緑色・黒色などのまだらで美しい。樹上にすみ,小昆虫を食う。東南アジア・インドに分布。
とびとび
とびとび [0] 【飛び飛び】 (形動)
(多く「とびとびに」の形で副詞的に用いる)
(1)続いていないさま。中間が抜けているさま。「本を―に読む」「―の記憶」「スケジュールが―になる」
(2)あちこちに散在しているさま。「家が―にある」
とびとび
とびとび【飛び飛びに】
here and there;at intervals[random].〜に読む skip <some parts of a book> .→英和
とびどうぐ
とびどうぐ [3] 【飛(び)道具】
遠くから飛ばして敵を打ち倒す武器。弓矢・銃砲の類。
とびどうぐ
とびどうぐ【飛び道具】
a missile;→英和
a firearm.→英和
とびななふし
とびななふし [3][4] 【飛七節】
トビナナフシムシ科の昆虫。体長約5センチメートル。ナナフシに似るが短いはねを持ち,飛ぶことができる。全身緑色で,後ろばねは淡赤色。樹木の葉を食う。本州以南に分布。
とびにんぎょう
とびにんぎょう [3] 【飛(び)人形】
5センチメートルくらいの割り竹の台に仮面をつけた人形を取り付けたおもちゃ。下に仕掛けたばねで,はねる。
飛び人形[図]
とびにんそく
とびにんそく [3] 【鳶人足】
鳶の者。鳶職。
とびぬけて
とびぬけて【飛び抜けて】
far <better> ;→英和
by far <the best> ; <be> outstanding.→英和
とびぬける
とびぬ・ける [4][0] 【飛(び)抜ける】 (動カ下一)
他のものからかけはなれる。ずばぬける。「一人―・けた高得点」「―・けて値段が高い」
とびねずみ
とびねずみ [3] 【跳鼠】
トビネズミ科の哺乳類の総称。体長4〜27センチメートルほど。尾は長く,耳と目は大きい。跳躍に適した長い後肢をもつ。夜,活動し,植物質のものを食べる。アジア・アフリカの乾燥地帯に分布。
跳鼠[図]
とびのうお
とびのうお [3] 【飛びの魚】
「とびうお(飛魚)」に同じ。
とびのお
とびのお 【鴟の尾】
(1)牛車(ギツシヤ)の轅(ナガエ)の後方の先端。小轅(コナガエ)。とみのお。「女,桟敷のしとみをあげて,簾をもちあげける。その時―より越入りにけり/著聞 9」
→牛車
(2)「鴟尾(シビ)」に同じ。「天井へ上りて見ければ,東の―は未だ焼けざりけり/義経記 5」
とびのおごと
とびのおごと 【鴟の尾琴】
古代,祭祀(サイシ)などに用いられたとされる琴。尾部に鳶(トビ)の尾状の装飾がつき,箏(ソウ)に似る。和琴(ワゴン)の祖型の一。とみのおごと。
とびのく
とびのく【飛び退く】
jump[spring]back[aside (わきへ)].
とびのく
とびの・く [3] 【飛び退く・跳び退く】 (動カ五[四])
物をよけるために,瞬間的に身をかわしてその場を去る。「あわててうしろに―・く」
とびのもの
とびのもの [1] 【鳶の者】
〔鳶口を持っていることから〕
(1)江戸時代の消防夫。火消し人足。
(2)土木・建築工事の人夫。足場の組み立てや杭(クイ)打ち,木材・石材の移動などに従事する。江戸時代は町火消し人足を兼ねた。鳶職。
とびのり
とびのり【飛乗りする】
⇒飛び乗る.
とびのり
とびのり [0] 【飛(び)乗り】 (名)スル
(1)動いている乗り物に飛び乗ること。
(2)通りがかりの人力車や馬などに乗ること。「―の辻車で四方を推(オシ)回し/二人女房(紅葉)」
とびのる
とびの・る [3] 【飛(び)乗る】 (動ラ五[四])
(1)勢いよく身を躍らせて乗る。「馬に―・る」
(2)動いている乗り物に飛びつくようにして乗る。「動き出した列車に―・る」
[可能] とびのれる
とびのる
とびのる【飛び乗る】
jump <into a running car> ;→英和
hop <a train> ;→英和
jump <on a horse> .
とびはぜ
とびはぜ [0] 【跳鯊】
スズキ目の海魚。全長約10センチメートル。ハゼの一種。大きな目が頭頂に突出し,左右別々に動く。干潟などでも生活でき,丈夫な胸びれを使って歩行・跳躍する。全身黒褐色。食用としない。本州中部以南に分布。
とびはちじょう
とびはちじょう [3][4] 【鳶八丈】
黄八丈の一。鳶色を主にしたもの。
とびはな
とびはな [0] 【鳶鼻】
「鷲鼻(ワシバナ)」に同じ。
とびはなれて
とびはなれて【飛び離れて】
⇒飛び抜けて.
とびはなれる
とびはな・れる [5] 【飛(び)離れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 とびはな・る
(1)急に身を躍らせて離れる。とびのく。「びっくりして―・れる」
(2)かけはなれる。
(ア)遠く離れている。「本土から―・れた孤島」
(イ)非常なへだたりがある。段違いである。とびぬける。「―・れた成績の持ち主」
とびはねる
とびは・ねる [4] 【飛(び)跳ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 とびは・ぬ
(1)飛び上がるように跳ねる。足で蹴って跳ねる。「馬が―・ねる」
(2)喜んで飛んだり跳ねたりする。おどりはねる。「それをきいて―・ねて喜んだ」
とびはねる
とびはねる【跳びはねる】
hop;→英和
jump;→英和
romp.→英和
とびばこ
とびばこ【跳び箱】
a vaulting box.
とびばこ
とびばこ [0] 【飛(び)箱・跳(び)箱】
体操器具の一。長方形の木枠を重ねた上部に,布などを張った台を置いたもの。走って来て,さまざまな方法で飛び越える。
とびばった
とびばった [3] 【飛び蝗虫】
飛蝗(ヒコウ)のこと。
とびひ
とびひ [0] 【飛(び)火】 (名)スル
(1)火の粉が飛び散ること。また,その火の粉。
(2)火事の時に火の粉が飛び,離れた所が新たに燃え出すこと。「強風にあおられて隣家に―する」
(3)事件発生後,一見直接関係のないと思われるところに影響が及ぶこと。「汚職事件はとうとう本庁にも―した」
(4)子供に多い伝染性皮膚病の一種。白色ブドウ球菌膿痂疹(ノウカシン),また連鎖球菌性膿痂疹の俗名。膿疱疹。
とびひ
とびひ【飛火】
flying sparks;《医》impetigo.→英和
〜する Flames leap <to> ;have an effect <on> (影響).→英和
とびまわる
とびまわ・る [4] 【飛(び)回る・跳(び)回る】 (動ラ五[四])
(1)空中をあちこちと飛ぶ。「ハエが室内を―・る」
(2)あちこち,はね回ったり,走り回ったりする。「子犬が芝生の上を―・る」
(3)ある目的のためあちこち忙しく歩く。奔走する。「金策に―・る」
[可能] とびまわれる
とびまわる
とびまわる【飛[跳]び回る】
jump[fly,romp]about;bustle[rush]about (仕事で).
とびむし
とびむし [2] 【飛虫・跳虫】
(1)粘管目に属する昆虫の総称。体長2ミリメートル内外の微小な昆虫。はねを欠く。腹部第一節に粘液を出す管があり,物に付着できる。腹部第四節の細長い突起を使って跳躍する。クロトビムシモドキ・ムラサキトビムシ・キボシマルトビムシなどがある。蚤虫(ノミムシ)。
(2)端脚目ヨコエビ亜目の節足動物の俗称。体は多くの節からなり,体長は普通10ミリメートル内外。河川・湖沼や海浜・湿地にすみ,陸上に出ると跳躍する。
とびもん
とびもん [0] 【飛(び)紋】
とびとびになった紋様。飛び模様。
とびら
とびら [0] 【扉】
(1)〔「戸と 片(ヒラ)」の意〕
開き戸式の戸。ドア。「―が開く」
(2)見返しや口絵などの次に置き,書籍の題名・著者名などが記してあるページ。標題紙。
→製本
(3)ある物事への入り口のたとえ。「宇宙旅行への―を開く」
とびら
とびら【扉】
a door;→英和
a title page (本の).扉絵 a title-page illustration.
とびらえ
とびらえ [3] 【扉絵】
(1)厨子(ズシ)または寺院などの扉に描いた絵画。
(2)書物の扉に描いた絵。
とびらのき
とびらのき
(1)トベラの別名。
(2)シャクナゲの異名。[和名抄]
とびろっぽう
とびろっぽう [3] 【飛(び)六方】
歌舞伎の六方の一。両足を交互にはずませ飛ぶように踏む六方。「勧進帳」の弁慶,「車引」の梅王などに見られる。
とふ
とふ [1] 【妬婦】
嫉妬深い女。やきもちやきの女。
とふ
とふ【塗布する】
spread;→英和
apply (薬を).→英和
塗布薬 an ointment (軟膏);→英和
a liniment (軟膏または液剤).→英和
とふ
とふ [1] 【塗布】 (名)スル
薬などを一面に塗りつけること。「薬を―する」
とふ
とふ 【十編・十布・十符】
〔「ふ」は編み目の意〕
編み目を十筋に編んだもの。「―の編み笠」
→十編の菅薦(スガゴモ)
とふ
とふ [1] 【都府】
みやこ。都会。都市。
とふぎょ
とふぎょ [2] 【杜父魚】
魚カジカの漢名。
とふく
とふく [0] 【屠腹】 (名)スル
腹を切ること。切腹。割腹。「―して果てる」
とふざい
とふざい [2] 【塗布剤】
(1)皮膚に塗り込んで用いる外用剤。
(2)樹木の枝幹の傷面に塗布して虫害などを防ぐ薬剤。
とふつ
とふつ [0] 【渡仏】 (名)スル
フランスへ行くこと。
とふのすがごも
とふのすがごも 【十編の菅薦】
〔「ふ」は編み目の意〕
(1)編み目が一〇の,菅で編んだむしろ。東北地方で産した。「今も年々―を調へて国守に献ず/奥の細道」
(2)〔古歌の「みちのくの十編の菅薦七婦(ナナフ)には君をしなして三編(ミフ)に我寝ん」をふまえて〕
男のそばに女が添いふすこと。「―七婦には,君の御寝姿を見て,夢も結ばず/浮世草子・男色大鑑 2」
とふろう
とふろう [2] 【都府楼】
〔大宰府を唐名「都督府」というところから〕
大宰府の官庁の建物の別名。
とふん
とふん [0] 【吐糞】
閉塞部より上の腸管に滞留している,糞臭を帯びた内容物を吐き出すこと。腸閉塞症の末期に見られる症状。「―症」
とぶ
と・ぶ [0] 【飛ぶ】 (動バ五[四])
(1)空中に浮かんで移動する。「鳥が空を―・ぶ」「風で花粉が―・ぶ」
(2)空中を勢いよく動く。空を切って行く。「ボールが―・ぶ」「弾丸が―・んでくる」
(3)はねて散る。「しぶきが―・ぶ」「火花が―・ぶ」
(4)ある場所へ飛行機に乗って行く。「あすはソウルに―・ぶ」
(5)ある場所へ大急ぎで行く。急行する。「知らせをくれればいつでも―・んで行くよ」「地震発生後,すぐに現地に―・んだ」「ベンチから伝令が―・ぶ」
(6)遠くへ逃げる。高飛びをする。「犯人は香港へ―・んだ」
(7)あいだが抜けて先へ進む。また,次に移る。「この本は一六ページ―・んでいる」「話があっちこっち―・ぶ」
(8)不意に打撃が加えられる。「いきなりげんこつが―・んできた」
(9)大声で言葉が発せられる。「怒声が―・ぶ」「野次が―・ぶ」
(10)指令が伝えられる。また,うわさ・デマなどが世間に広まる。「スト解除の指令が―・んだ」「怪情報が乱れ―・んでいる」
(11)つながっていたものが急に離れる。切れる。「ヒューズが―・んだ」「首が―・ぶ(=免職ニナル)」
(12)消えてなくなる。「アルコール分が―・ぶ」
(13)常識からかけ離れている。「一足―・んだる作意もをかし/貝おほひ」
〔「飛ばす」に対する自動詞〕
[可能] とべる
[慣用] 笠の台が―/鳴かず飛ばず・吹けば飛ぶよう
とぶ
と・ぶ [0] 【跳ぶ】 (動バ五[四])
〔「飛ぶ」と同源〕
人や動物が足で地面をけって空中にはね上がる。跳躍する。また,そうして物の上を越える。「バッタがぴょんと―・ぶ」「二メートルのバーを―・ぶ」「向こう岸へ―・ぶ」
[可能] とべる
とぶ
とぶ【飛[跳]ぶ】
[空中を]fly;→英和
soar;→英和
[風で]be scattered;have <one's hat> blown off;[跳ねる]jump;→英和
leap;→英和
spring;→英和
hop;→英和
skip;→英和
hurry[rush,fly] <to> (急ぐ).→英和
飛ぶように売れる sell like hot cakes.
とぶくろ
とぶくろ【戸袋】
a door case.
とぶくろ
とぶくろ [2][0] 【戸袋】
開けた雨戸を引き入れるために敷居の端に設けた収納部分。
とぶさ
とぶさ 【鳥総】
梢(コズエ)や枝葉の茂った先。昔,木こりが木を切ったあとに山の神にその梢や枝を折って立てておく風習があった。今も,門松を取り払った跡に小枝を挿す習慣が残る。「わがおもふ都の花の―ゆゑきみもしづえのしづごころあらじ/後拾遺(恋三)」
とぶさまつ
とぶさまつ [3] 【鳥総松】
正月の門松を取り去ったあと,その穴に松の枝先を挿しておくもの。[季]新年。《轍あと絶えざる門や―/虚子》
とぶすま
とぶすま [2] 【戸襖】
紙または布を張って襖のようにした板戸。
とぶつ
とぶつ [0][1] 【堵物】
〔「阿堵物(アトブツ)」の略〕
金銭。
とぶつ
とぶつ [0] 【吐物】
吐いた物。
とぶつ
とぶつ [1] 【賭物】
かけごとにかける物。かけもの。
とぶとり
とぶとり 【飛ぶ鳥】 (連語)
空を飛んでいる鳥。
とぶとり=も落つ
――も落・つ
権勢が盛んであることのたとえ。飛ぶ鳥を落とす。「信西が権勢いよいよ重くして,―・ち,草木もなびくほどなり/平治(上)」
とぶとり=を落とす勢(イキオ)い
――を落とす勢(イキオ)い
きわめて盛んな勢いのたとえ。
とぶとり=跡(アト)を濁(ニゴ)さず
――跡(アト)を濁(ニゴ)さず
「立つ鳥跡を濁さず」に同じ。
とぶとりの
とぶとりの 【飛ぶ鳥の】 (枕詞)
地名「明日香(アスカ)」にかかる。朱鳥元年に瑞鳥の出現によって改元したのを記念して「明日香」の枕詞としたとも説かれるが,かかり方未詳。「―明日香の川の上つ瀬に生ふる玉藻は/万葉 194」
とぶひ
とぶひ [0] 【飛ぶ火・烽】
古代,辺境の地から外敵の襲来などの変事を都に急報するための設備。山上などに壇を築き,草や薪を燃して昼は煙,夜は火によって隣接の飛ぶ火に順次伝えた。また,その火や煙。664年に対馬・壱岐・筑紫国等に初めて設置。
→烽(ホウ)
→狼煙(ノロシ)
とぶひの
とぶひの 【飛火野】
奈良市春日野の別称。古代,飛ぶ火の設備があった。((歌枕))「春日野の飛ぶ火の野守出でてみよ今いくかありて若菜摘みてむ/古今(春上)」
とぶらい
とぶらい トブラヒ [0] 【弔い】
〔「とぶらう(弔)」の連用形から。「とむらい(弔)」の古形〕
「とむらい」に同じ。「―を出す」
とぶらい
とぶらい トブラヒ 【訪ひ】
〔動詞「とぶらう(訪)」の連用形から〕
(1)訪問すること。見舞い。「是をかぐや姫聞て―にやる歌/竹取」
(2)訪問・見舞いや謝礼などの贈り物。進物。「六条院などよりも,御―ども所せきまで御心寄せ/源氏(藤裏葉)」
とぶらう
とぶら・う トブラフ 【訪ふ】 (動ハ四)
(1)訪問する。おとずれる。たずねて行く。たずねて来る。「秋の野に人まつ虫の声すなり我かと行きていざ―・はむ/古今(秋上)」
(2)たずねて行って見舞う。また,便りをする。「つぎつぎに寄り来つつ―・ふも,いとなかなかなり/紫式部日記」
(3)たずねて行って世話をする。「明練は,その庵に住して行ふ間,世の人,皆これを貴びて―・ふ/今昔 11」
(4)質問する。問いただす。「尋ぬべき義をも―・はざるは悪しきなり/正法眼蔵随聞記」
(5)先例などを調べる。捜し求める。「異朝の先蹤(センシヨウ)を―・ふに/平家 1」
とぶらう
とぶら・う トブラフ 【弔ふ】 (動ハ四)
〔「とぶらう(訪)」と同源。「とむらう(弔)」の古形〕
「とむらう」に同じ。「かの御法事などし給ふにもいかめしう―・ひきこえ給へり/源氏(紅葉賀)」
とへい
とへい [0] 【斗柄】
北斗七星をひしゃくに見立てたとき,柄の部分に当たる三個の星。斗杓(トシヤク)。
とべ
とべ 【砥部】
愛媛県中央部,伊予郡の町。松山市に隣接。砥部川流域を占め,河畔に中央構造線の砥部衝上断層が露出。柑橘(カンキツ)類の栽培が盛ん。砥部焼で知られる。
とべい
とべい [0] 【渡米】 (名)スル
アメリカ合衆国へ行くこと。
とべい
とべい [0] 【斗米】
一斗の米。わずかの米。また,わずかの給料。
とべい
とべい【渡米する】
visit[go to]America.
とべいかんゆう
とべいかんゆう 【斗米官遊】
わずかな給料を得るために官吏となって,故郷を離れて勤めること。
とべやき
とべやき [0] 【砥部焼】
愛媛県松山市の郊外で産する磁器。1775年,大洲藩主加藤侯が家臣加藤三郎兵衛に諮り,有田から陶工を招いて砥部村字五本松で開窯。
とべら
とべら [0] 【海桐・海桐花】
トベラ科の常緑低木。暖帯の海岸に自生し,庭木ともされる。高さ2〜3メートル。葉は枝先付近に互生し,狭長楕円形で質が厚い。雌雄異株。六月頃,枝先に五弁の白花を集散花序につける。果実は球形で熟すと三裂し,種子は赤い。正月や節分に,邪鬼を払うためこの枝を用いる地方がある。トビラノキ。
〔「海桐の花」は [季]夏〕
とべらやき
とべらやき [0] 【海桐焼(き)】
トベラの木を用いて節分にまく豆を煎(イ)ること。臭気が邪鬼を防ぐといわれた。
とほ
とほ [1] 【徒歩】
乗り物に乗らずに歩くこと。かち。「―で行く」「現地まで―一〇分」「―競走」
とほ
とほ【徒歩で行く】
go on foot;walk.→英和
‖徒歩競走 a walking race.徒歩旅行 <go on> a walking tour.
とほ
とほ 【杜甫】
(712-770) 中国,盛唐の詩人。字(アザナ)は子美,号は少陵。官名により杜工部・杜拾遺とも呼ばれる。若い頃,科挙に落第し各地を放浪し,李白らと親交を結ぶ。四〇歳を過ぎて仕官したが,左遷されたため官を捨て,以後家族を連れて甘粛・四川を放浪し,湖南で病没。国を憂い,民の苦しみを詠じた多数の名詩を残し,後世,詩聖と称され,李白とともに中国の代表的詩人とされる。詩文集「杜工部集」
とほあくはつ
とほあくはつ [1] 【吐哺握髪】
「握髪吐哺(アクハツトホ)」に同じ。
とほう
とほう トハウ 【土芳】
⇒服部(ハツトリ)土芳
とほう
とほう [0] 【途方】
〔方向の意〕
(1)てだて。方針。手段。「年よつて子を先だて,―があるまいいとしぼや/浄瑠璃・丹波与作(下)」
(2)道理。筋道。「―ヲワキマエヌ人ヂャ/日葡」
とほう
とほう [0] 【徒法】
有名無実のおきて。実行しにくく,効果のない無益な法律。
とほう
とほう【途方もない】
extraordinary;→英和
absurd;→英和
ridiculous;→英和
inordinate <price> .→英和
〜にくれる be at a loss.→英和
とほう=に暮れる
――に暮・れる
方法がなくてどうしようもない。どうしたらよいか手段が思いつかずまよう。途方を失う。
とほう=もない
――もな・い
(1)筋道にはずれる。道理にはずれる。途方途轍もない。「―・い無理難題」
(2)並はずれている。とんでもない。途方途轍もない。「―・い大きな計画」
(3)手段にまよう。途方に暮れる。
とほう=を失う
――を失・う
「途方に暮れる」に同じ。
とほう=途轍(トテツ)もない
――途轍(トテツ)もな・い
「途方もない」に同じ。
とほそくはつ
とほそくはつ [1] 【吐哺捉髪】
〔史記(魯世家)〕
「握髪吐哺(アクハツトホ)」に同じ。
とほほ
とほほ (感)
途方にくれたり,情けない気持ちになったりしたときに発する語。「―,なさけない」
とほん
とほん (副)
〔「とぼん」とも〕
気ぬけしたさま。ぼんやり。ぼうぜん。「房は一人―として/浄瑠璃・重井筒(中)」
とぼう
とぼう [0] 【斗棒】
穀物を量るときに,枡をなぞって中の穀物を平らにする棒。
とぼく
とぼく 【杜牧】
(803-853) 中国,晩唐の詩人。字(アザナ)は牧之。杜甫(トホ)(老杜)と区別するため小杜とも呼ばれる。その詩は平明なので江戸時代以来日本でも愛唱され,特に「江南の春」「山行」は有名。詩文集「樊川文集」
とぼく
とぼ・く 【恍く・惚く】 (動カ下二)
⇒とぼける(恍・惚)
とぼぐち
とぼぐち 【とぼ口】
出入り口。門口。とばくち。「―をまたぐか早えか,大の字に踏んぞべつて/滑稽本・浮世風呂 2」
とぼけ
とぼけ [3] 【恍け・惚け】
とぼけること。
→おとぼけ
とぼけがお
とぼけがお [0] 【恍け顔】
とぼけた顔つき。とぼけづら。
とぼけもの
とぼけもの [0] 【恍け者】
(1)とぼけた人。ひょうきんもの。
(2)ぼんやりした人。うっかりもの。
(3)しらばくれる人。
とぼける
とぼ・ける [3] 【恍ける・惚ける】 (動カ下一)[文]カ下二 とぼ・く
(1)知っていながら,知らない,というふりをする。しらばくれる。「―・けたってだめだ。お前がやったんだろう」
(2)間の抜けた言動をする。「―・けたことを言う」「―・けた表情」
(3)頭の働きがにぶくなる。ぼける。「―・ケテ我ガ子ノ顔モ知ラヌ/ヘボン」
とぼける
とぼける
pretend not to know (知らぬふり);be absent-minded (ぼんやり);be weak-minded (from old age) (もうろく); <Don't> be silly (こっけい).
とぼし
とぼし [3][0] 【点火・灯】
灯火。ともし。
とぼしあぶら
とぼしあぶら [4] 【灯油】
灯火をともすのに用いる油。菜種油など。ともしあぶら。
とぼしい
とぼし・い [3] 【乏しい】 (形)[文]シク とぼ・し
〔「ともしい」の転〕
不足している。足りない。少ない。「若くて経験に―・い」「資金が―・い」「食糧が―・くなる」「知識が―・い」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
とぼしい
とぼしい【乏しい】
scarce;→英和
scanty;→英和
<be> short <of money> ;→英和
in need <of> ; <be> lacking <in> ;→英和
<have> little experience <in> (経験に).
とぼしき
とぼしき [3] 【乏しき】
〔形容詞「乏し」の連体形から〕
乏しいこと。「―を分かつ」
とぼす
とぼ・す [2][0] 【点す】 (動サ五[四])
〔「ともす」の転〕
(1)灯火をつける。点火する。ともす。「行灯ヲ―・ス/ヘボン」
(2)男女が交合する。女を犯す。「くらまぎれ―・して見ればおうば殿/柳多留 49」
[可能] とぼせる
とぼそ
とぼそ [0] 【枢】
〔戸臍(トボソ)の意〕
(1)開き戸のある部分の梁(ハリ)と敷居とにあけた小さい穴。扉の,かまちの上下の端の突き出た部分(とまら)を差し入れて,開き戸を回転させるように作った穴。
(2)とびら。戸。「奥山の松の―を稀にあけてまだ見ぬ花の顔を見るかな/源氏(若紫)」
とぼつく
とぼつ・く (動カ四)
思いのままにいかない。まごまごする。「座頭一人とぼ��と,―・く杖をふり上げ,��/浄瑠璃・反魂香」
とぼとぼ
とぼとぼ [1] (副)
元気なく寂しそうに歩むさま。「夕暮れの田舎道をひとり―(と)歩く」
とぼとぼ
とぼとぼ
〜と trudgingly;wearily.〜と歩く trudge[plod]along.
とぼる
とぼ・る [2][0] 【点る】 (動ラ五[四])
ろうそくや灯心に火がつく。あかりがつく。ともる。「ちょうちんに火が―・る」「コノ油ワヨク―・ル/ヘボン」
とぼ口
とぼぐち 【とぼ口】
出入り口。門口。とばくち。「―をまたぐか早えか,大の字に踏んぞべつて/滑稽本・浮世風呂 2」
とま
とま [1] 【苫・篷】
菅(スゲ)・茅(カヤ)などで編んで作ったもの。船などを覆い,雨露をしのぐのに用いる。「―葺(ブ)き」
とま
とま【苫】
a rush mat.
とまえ
とまえ 【戸前】
■一■ [0] (名)
土蔵の入り口の戸のある所。また,その戸。「―にある部屋」「―に錠をさす」
■二■ (接尾)
助数詞。土蔵を数えるのに用いる。「土蔵三―」
とまく
とまく [0] 【外幕】
昔,陣を構えるとき,最も外側に張った幕。
⇔内幕
とまこまい
とまこまい 【苫小牧】
北海道南西部,太平洋に面する市。製紙業に加え,内陸掘込港の開設により総合工業地として発展。
とます
とます [0] 【斗】
漢字の旁(ツクリ)の一。「料」「斜」などの「斗」の部分。ます目,量ることなどに関する文字を作る。
とます
とます [0] 【斗枡】
一斗入りの枡。
とます
とま・す [2] 【富ます】 (他サ五)
富むようにする。豊かにする。とませる。
とます
とます【富ます】
make rich;enrich.→英和
とまた
とまた [0] 【攴】
攴繞(ボクニヨウ)の「攴」の形の俗称。
とまつ
とまつ [0] 【塗抹】 (名)スル
(1)塗りつけること。「喀痰(カクタン)の―検査」
(2)塗りつけて,前のものを消すこと。「文字の上を―したりし故紙(ホゴ)を得て/緑簑談(南翠)」
とまどい
とまどい [0][3] 【戸惑い】 (名)スル
(1)とまどうこと。「―を覚える」「何から云出さうと各(オノオノ)―するらしい/夢の女(荷風)」
(2)夜中に目を覚まして方角を失い,まごつくこと。ねぼけ。「小便に起きた所が,つい―をして/滑稽本・膝栗毛 2」
とまどい
とまどい【戸惑い】
puzzlement.
とまどう
とまどう【戸惑う】
be puzzled[at a loss];get lost (道に).
とまどう
とまど・う [3] 【戸惑う】 (動ワ五[ハ四])
〔「とまどい」を動詞化したものか〕
予想外の事に,どう対処していいかわからずにまごつく。「急に聞かれて―・う」
とまびさし
とまびさし [3] 【苫庇】
苫で葺(フ)いた庇。
とまぶき
とまぶき [0] 【苫葺き】
苫で屋根を葺(フ)くこと。また,その屋根。
とまぶね
とまぶね [3][0] 【苫舟】
苫で屋根を葺(フ)いた舟。
とまや
とまや [0][2] 【苫屋】
苫で屋根を葺(フ)いた,粗末な家。苫の屋。苫屋形。
とまやがい
とまやがい [3] 【苫屋貝】
海産の二枚貝。貝殻は厚くほぼ方形で,殻長3センチメートル内外。殻の表面に太い畝(ウネ)状の肋(ロク)があり,外面は灰褐色,内面は白色で,陶器質。潮間帯の岩礁に足糸で付着する。本州以南に分布。
とまら
とまら [0] 【枢】
〔「と」は戸,「まら」は男根の意〕
開き戸の,かまちの上下の端にある,突き出た部分。とぼそに差し入れて戸の開閉の用とする。
とまり
とまり【泊り掛けで行く】
go on an overnight visit[trip] <to> .〜である be on duty <tonight> (宿直).
とまり
とまり [0] 【止(ま)り・留(ま)り】
(1)とまること。
(2)最後に落ち着くところ。しまい。果て。「年ごとにもみぢばながす竜田川みなとや秋の―なるらん/古今(秋下)」
(3)終生連れそう人。本妻。「この人を―にとも思ひとどめ侍らず/源氏(帚木)」
→どまり
とまり
とまり [0] 【泊(ま)り】
〔「とまり(止・留)」と同源〕
(1)とまること。宿泊すること。やどり。宿泊。「一晩―で温泉へ行く」
(2)宿直。「―の番」
(3)とまる所。やど。「中村様お―」「今夜の―は車中になる」
(4)船着き場。港。「大津の―」
とまり
とまり【止り】
a stop;→英和
an end;→英和
a terminal (終点).→英和
とまりあけ
とまりあけ [0] 【泊(ま)り明け】
宿直を終えること。また,その終えた翌日。明け。
とまりがけ
とまりがけ [0] 【泊(ま)り掛け】
外泊するつもりで,その準備をして出かけること。「―で遊びに行く」
とまりきゃく
とまりきゃく【泊り客】
a guest[visitor](staying with one).→英和
とまりきゃく
とまりきゃく [3] 【泊(ま)り客】
旅館などに宿泊する客。宿泊客。
とまりぎ
とまりぎ【止り木】
<be on> a perch.→英和
とまりぎ
とまりぎ [0][3] 【止(ま)り木】
(1)鳥が止まるため,鳥かごに取り付けた横木。つかまるための横木。
(2)バーなどで,カウンターの前に座るために置く,脚の長い椅子。
とまりこみ
とまりこみ [0] 【泊(ま)り込み】
(仕事などのために)その場所に宿泊すること。
とまりこむ
とまりこむ【泊り込む】
stay overnight <at> .
とまりこむ
とまりこ・む [4] 【泊(ま)り込む】 (動マ五[四])
ある用事のために自分の家に帰らず他の場所に泊まる。「旅館に―・んで仕事をする」
とまりちん
とまりちん【泊り賃】
hotel charges.
とまりばん
とまりばん [0] 【泊(ま)り番】
宿直(の当番)。
とまりふだ
とまりふだ [3] 【泊(ま)り札】
「宿札(ヤドフダ)」に同じ。
とまりぶね
とまりぶね [4] 【泊(ま)り船】
停泊している船。
とまる
とまる【泊まる】
stay[stop,put up] <at a hotel> ;→英和
stay <with a person> .一晩〜 stay overnight;pass[stop for]the night.→英和
泊まり合わせる stop at the same hotel <with> .
とまる
とま・る [0] 【泊(ま)る】 (動ラ五[四])
〔「止まる」と同源〕
(1)自分の家以外の所で夜を明かす。「もう遅いから―・っていきなさい」「野に―・りぬる君だち/源氏(松風)」
(2)船が停泊する。「こよひ浦戸に―・る/土左」
[可能] とまれる
とまる
とまる【止まる】
[停止]stop;→英和
halt;→英和
cease;→英和
be interrupted (交通などが);be gone (痛みが);perch <on> (鳥が);→英和
There is <a fly> on <the wall> (蝿(はえ)などが).
とまる
とま・る [0] 【止(ま)る・留(ま)る・停まる】 (動ラ五[四])
□一□(自動詞)
(1)動いていた人・物などが動かなくなる。停止する。《止・停》「時計が―・る」「心臓が―・る」「赤信号で―・る」
(2)続いていたものが絶える。継続していた状態が中断する。《止・停》「痛みが―・る」「鼻血が―・らない」「地震で電気もガスも―・ってしまった」「原料の供給が―・る」
(3)ある場所に固定されて動かない。《止・留》「釘が短すぎて板がうまく―・らない」
(4)(鳥・虫などが)何かにつかまって休む。《止・留》「スズメが電線に―・っている」「トンボが―・る」
(5)見たり聞いたりしたものが強く意識される。《留・止》「白いセーターの少女が目に―・った」「御心―・るべき故もなき心地して/源氏(空蝉)」
(6)とりやめになる。中止になる。「月の宴…―・りてさうざうしかりつるに/源氏(鈴虫)」
(7)立ち止まって休む。たたずむ。「今宵も行き過ぎがてに―・らせ給へるを/源氏(蓬生)」
(8)あとに残る。生き残る。「今まで―・り侍るがいと憂きを/源氏(桐壺)」
(9)決着がつく。落ち着く。「ことわりも何も,いづこに―・るべきにか/源氏(若菜上)」
(10)妊娠する。「誰子ともしれず―・つて,お腹をなやみといふ時/浮世草子・諸艶大鑑 3」
□二□(他動詞)
(1)とめる。やめる。「サラバトアッテ自害ヲ―・ラセラレタ/ロドリゲス」
(2)停止させる。「野口の溝の水氷滑るを―・る高足駄/浄瑠璃・冥途の飛脚(下)」
〔「とめる」に対する自動詞〕
[可能] とまれる
[慣用] お高く―・御目(オメ)に―/目にも留まらぬ
とまれ
とまれ [1] (副)
〔「ともあれ」の転〕
ともあれ。とにかく。いずれにしても。
とまれ=かくまれ
――かくまれ
〔「ともあれかくもあれ」の転〕
何はともかく。ともかくも。とにかく。「『―,まづとくをきこえむ』とて,急ぎ帰りぬる/蜻蛉(中)」
とまれ=こうまれ
――こうまれ
「とまれかくまれ」の転。「忘れ難く,口惜しき事多かれど,え尽さず。―,とく破(ヤ)りてん/土左」
とまんこう
とまんこう 【豆満江】
朝鮮民主主義人民共和国と中国・ロシア連邦との国境をなす河川。長白山脈の白頭山に源を発し,北東流して日本海に注ぐ。長さ444キロメートル。トマン-ガン。
とみ
とみ【富】
riches;wealth;→英和
<make> a fortune.→英和
とみ
とみ 【頓】 (名・形動ナリ)
〔「頓」の字音から生じた「とに」の転〕
急なこと。にわかなこと。また,そのさま。「しはすばかりに,―の事とて御文あり/伊勢 84」「事の沙汰どもありて,―にえまかり出でずして/今昔 31」
→とみに
とみ
とみ 【跡見】
狩猟のとき,鳥獣の足跡などを見てその行方を推測すること。また,その場所やその役目の人。「野の上には―すゑ置きて/万葉 926」
とみ
とみ [1] 【富】
〔動詞「富む」の連用形から〕
(1)集積した財貨。多大な財産。「莫大な―を築く」「巨万の―」
(2)経済的に価値のある資源・物質。「地下に眠っている―を探り当てる」
(3)「富くじ」に同じ。
とみ=は屋(オク)を潤(ウルオ)し徳は身(ミ)を潤す
――は屋(オク)を潤(ウルオ)し徳は身(ミ)を潤す
〔大学〕
財産がふえれば家が美しく立派になり,徳行を積めば人格が尊くなる。徳の重要性を説く言葉。
とみ=を突く
――を突・く
〔富くじでは櫃(ヒツ)の中の木札を錐(キリ)で突き刺して当選を決めたことから〕
富くじの主催者が当たりくじを決める。
とみい
とみい トミヰ 【富井】
姓氏の一。
とみいまさあき
とみいまさあき トミヰ― 【富井政章】
(1858-1935) 民法学者。京都生まれ。東大教授。のち貴族院勅選議員・立命館大学学長・枢密顧問官などを歴任。穂積陳重(ノブシゲ)・梅謙次郎とともに,民法典の起草の中心となった。主著「民法原論」
とみうら
とみうら 【富浦】
千葉県南部,安房郡の町。浦賀水道に面し,多くの海水浴場がある。房州ビワで知られる。
とみおか
とみおか トミヲカ 【富岡】
姓氏の一。
とみおか
とみおか トミヲカ 【富岡】
(1)群馬県南部の市。上野国一宮の貫前(ヌキサキ)神社がある。日本最初の官営製糸工場のできた地。商工業が発展。
(2)福島県中東部,双葉(フタバ)郡の町。浜通り中央部にあり,岩城相馬街道の旧宿駅。原子力発電所がある。
(3)東京都江東区西部の商業地区。富岡八幡宮・深川不動尊がある。
とみおかせいしじょう
とみおかせいしじょう トミヲカ―ヂヤウ 【富岡製糸場】
明治政府の殖産興業政策の一つとして,1872年(明治5)群馬県富岡に設立された官営の機械製糸工場。フランスの機械や技術を導入し,模範技術の伝習に寄与。のち三井財閥に払い下げられた。
とみおかてっさい
とみおかてっさい トミヲカ― 【富岡鉄斎】
(1836-1924) 日本画家。京都生まれ。名は猷輔,のち百錬。歌道・儒学・詩文・仏教などを学ぶ。大和絵から南画に進み,独特の筆致と淡い色調の個性的な絵を残す。代表作「掃蕩俗塵」「不尽山頂全図」
とみおがわ
とみおがわ トミヲガハ 【富雄川】
奈良県の生駒山地北部に源を発し,生駒郡斑鳩(イカルガ)町の東南端で大和川に合流する川。拾遺和歌集に伝える和歌で知られる。とみのおがわ。((歌枕))「いかるがやとみのを川のたえばこそわが大君のみ名を忘れめ/拾遺(哀傷)」
とみくさ
とみくさ 【富草】
稲の別名。とみぐさ。「天なる雲雀,寄り来や雲雀,―,―持ちて/神楽歌」
とみくじ
とみくじ [0][2] 【富籤】
江戸時代に流行した賭博興行。興行主が富札を発行し,それと同数の番号札を富箱に入れ,錐(キリ)で突き刺したものを当たり番号として賞金を出した。寺社の修理料の不足を補うため幕府から公認され,江戸では,谷中(ヤナカ)感応寺・目黒不動・湯島天神のものが有名。天保の改革で禁止された。富突き。福富。万人講。富。
とみくじ
とみくじ【富籤】
<win a prize in> a lottery.→英和
〜を買う buy a lottery ticket.
とみぐすく
とみぐすく 【豊見城】
沖縄県島尻郡,沖縄島南西部の村。那覇市の南に接する野菜の産地。豊見城城址がある。
とみこうか
とみこうか [3] 【富効果】
資産というストックの増減が消費行動に及ぼす効果。資産効果。実質残高効果。
とみこうぎょう
とみこうぎょう [3] 【富興行】
富くじを催すこと。
とみこうみ
とみこうみ [1] 【左見右見】 (名)スル
あちらを見たりこちらを見たりすること。「―して行く」
とみさと
とみさと 【富里】
千葉県北部,印旛(インバ)郡の町。下総台地にあり,近世は放牧地。スイカ・落花生の産地。
とみざき
とみざき 【富崎】
姓氏の一。
とみざきしゅんしょう
とみざきしゅんしょう 【富崎春昇】
(1880-1958) 地歌演奏家。本名,吉倉助次郎。文楽の人形遣い吉田玉助の子。大阪生まれ。四歳で失明し,六歳で富崎宗順の門に入る。古典曲の演奏にすぐれるとともに,「春の江の島」「楠昔噺(クスノキムカシバナシ)」「蓬生(ヨモギユウ)」などの名作を残した。
とみす
とみ・す 【富す】 (動サ変)
豊かになる。富む。「夢に―・したる心地し侍りてなむ/源氏(行幸)」
とみた
とみた 【富田】
姓氏の一。
とみたけいせん
とみたけいせん 【富田渓仙】
(1879-1936) 日本画家。福岡県生まれ。狩野派・四条派を学んだのち,南画の精髄を極め,自在な境地に達した。作「雷神・風神」
とみつき
とみつき [2][4] 【富突き】
⇒富籤(トミクジ)
とみてぼし
とみてぼし 【虚宿】
二十八宿の虚(キヨ)宿の和名。水瓶(ミズガメ)座のベータ星と小馬座のアルファ星に相当。
とみない
とみな・い (連語)
〔連語「とむない」の転。近世上方語〕
動詞の連用形に付いて,「…したくもない」の意を表す。「せめてわいらには狩人がさせ―・く,侍にせうばかりぢや/浄瑠璃・妹背山」
とみなが
とみなが 【富永】
姓氏の一。
とみながなかもと
とみながなかもと 【富永仲基】
(1715-1746) 江戸中期の思想家。大坂の町人出身。懐徳堂に学び,神儒仏を徹底的に批判して「誠の道」を説いた。著「出定後語(シユツジヨウコウゴ)」
とみに
とみに [1] 【頓に】 (副)
急に。にわかに。「近年,人口が―増加している市」
とみに
とみに【頓に】
suddenly.
とみのお
とみのお 【鴟の尾】
⇒とびのお(鴟尾)(1)
とみのこうじどの
とみのこうじどの トミノコウヂ― 【富小路殿】
鎌倉時代における天皇家の居所の一。もとは西園寺実氏の第で,二条大路の南に位置していた。後堀河天皇譲位後,その仙洞に選ばれて以降,持明院統の諸帝の里大裏あるいは仙洞となる。1336年兵火により焼失。冷泉(レイゼイ)富小路殿。
とみば
とみば [0] 【富場】
富くじを興行する場所。
とみふだ
とみふだ [2][0] 【富札】
江戸時代の富くじの札。
とみもと
とみもと 【富本】
(1)姓氏の一。
(2)「富本節」の略。
(3)富本節の家の名。
とみもとけんきち
とみもとけんきち 【富本憲吉】
(1886-1963) 陶芸家。奈良県生まれ。東京美術学校卒業後イギリスに留学。帰国してバーナード=リーチとともに陶芸を研究。白磁・染め付け・赤絵を手掛け,新鮮な装飾的作風を特徴とした。
とみもとぶし
とみもとぶし [0] 【富本節】
浄瑠璃の一流派。常磐津節から分派して1748年に富本豊前掾(ブゼンノジヨウ)が創始。歌舞伎の浄瑠璃として約半世紀間は常磐津節をしのいで盛行。その後はそこから分派した清元節に押されて衰退に向かった。
とみもとぶぜんのじょう
とみもとぶぜんのじょう 【富本豊前掾】
富本節の家元の名(掾号)。
(1)(初世)(1716-1764) 富本節の創始者。宮古路豊後掾の門下。豊後節弾圧の後,いったんは兄弟子の常磐津文字太夫の傘下に入って小文字太夫と称したが,翌年に富本の名で独立,翌々年に豊前掾を受領。
(2)(二世)(1754-1822) 初世の実子。天性の美声で人気を博し,富本節の全盛期を築いた。
とみや
とみや 【富谷】
宮城県中部,黒川郡の町。仙台市の北に接し,近世は奥州街道の宿場町。
とみやす
とみやす 【富安】
姓氏の一。
とみやすふうせい
とみやすふうせい 【富安風生】
(1885-1979) 俳人。愛知県生まれ。本名,謙次。東大卒。逓信省に勤務。「ホトトギス」に参加,のち「若葉」を主宰。句集「草の花」「走馬灯」など。
とみやま
とみやま 【鳥見山】
奈良県桜井市にある山。海抜245メートル。とみのやま。
とみよ
とみよ [0] 【富魚】
トゲウオ目の淡水魚。全長約5センチメートル。体は紡錘形で側扁し,背びれに九本前後のとげがある。体は灰黄色で背は青黒く,体側に暗色横帯がある。水の澄んだ細流や池にすむ。水草などで巣をつくり,その中で産卵する。北日本と中国・朝鮮半島に分布。
→トゲウオ
とみん
とみん [1] 【都民】
東京都の住民。
とみん
とみん【都民】
a citizen of Tokyo.
とみんぜい
とみんぜい [2] 【都民税】
都の賦課する住民税。個人については道府県民税と同様に課税されるが,法人については,特別区では道府県税と市町村税を合わせたものに相当するものを課税。
とむ
と・む 【止む・留む・泊む】 (動マ下二)
⇒とめる(止・留)
⇒とめる(泊)
とむ
と・む [1] 【富む】 (動マ五[四])
〔「積む」と同源か〕
(1)財産をたくさん持つ。金持ちになる。「―・める国」「この殿はむべもむべも―・みけり/催馬楽」
(2)豊かである。多く持つ。「才能に―・む」「春秋に―・む」「弾力性に―・む」
とむ
と・む 【尋む・求む】 (動マ下二)
跡を求めて行く。尋ねる。「夜ぐたちに寝覚めて居れば川瀬―・め/万葉 4146」
とむ
とむ【富む】
be rich[wealthy];abound[be rich] <in> (豊富).→英和
とむき
とむき [0] 【外向き】
弓に矢をつがえた時,走り羽の羽裏が射手の方を向くように矧(ハ)いであること。
とむしろ
とむしろ [2] 【籐蓆】
⇒とうむしろ(籐蓆)
とむない
とむな・い (連語)
〔連語「ともない」の転。近世上方語〕
動詞の連用形に付いて,「…したくもない」の意を表す。「ええいやらしい,聞き―・い/浄瑠璃・夏祭」
とむね
とむね [1] 【と胸】
〔「と」は接頭語〕
むねを強めていう語。どきどきする胸。「星をさされてはつと―/浄瑠璃・布引滝」
とむね=を突く
――を突・く
どきっとする。びっくりする。「―・かれる」「追手の勢,―・いて色めく所を/浄瑠璃・吉野都女楠」
とむらい
とむらい トムラヒ 【訪ひ】
〔「とぶらい(訪)」の転〕
訪問。おとずれ。見舞い。「女院の御住居御―のため/謡曲・大原御幸」
とむらい
とむらい【弔い】
a funeral;→英和
a burial.→英和
弔い合戦 an avenging battle.
とむらい
とむらい トムラヒ [0] 【弔い】
〔古くは「とぶらい」〕
(1)人の死を悲しみ,哀悼の気持ちを表すこと。くやみ。「―の言葉を述べる」
(2)葬式。「お―に参列する」
(3)追善。追福。供養。「犯人の逮捕が何よりの―になる」
とむらいあげ
とむらいあげ トムラヒ― [0] 【弔い上げ】
最終の年忌。三十三回忌あるいは五十回忌など,これ以後年忌供養をしないという弔いじまいのこと。問い切り。揚げ斎(ドキ)。といあげ。
とむらいおうぎ
とむらいおうぎ トムラヒアフギ [5] 【弔い扇】
〔弔いのときに持つことから〕
文字や絵などの書いてない,白紙の扇。
とむらいがっせん
とむらいがっせん トムラヒ― [5] 【弔い合戦】
死者の霊を慰めるためのいくさ。「討ち死にした主君の―」
とむらいばば
とむらいばば トムラヒ― [5] 【弔い婆】
葬式の際,泣いてもらうよう雇った老女。葬式婆。泣き女。泣き婆。
とむらう
とむら・う トムラフ [3] 【弔う】 (動ワ五[ハ四])
〔「とぶらう(弔)」の転〕
(1)人の死を悲しみいたむ。弔問する。「遺族を―・う」
(2)死者のために葬儀・供養・法要を営む。「死者の霊を―・う」「後世ヲ―・フ/日葡」
とむらう
とむら・う トムラフ 【訪ふ】 (動ハ四)
〔「とぶらう(訪)」の転〕
安否を問う。見舞う。とぶらう。「近所のことにて候ふほどに立ち越え―・はばやと思ひ候/謡曲・昭君」
とむらう
とむらう【弔う】
hold a funeral (service) (葬式);→英和
mourn <for the dead> (嘆く);→英和
condole <with the bereaved family> (悔みを言う);→英和
pray <for a departed soul> (冥福(めいふく)を祈る).→英和
とめ
とめ [0] 【止(め)・留(め)】
(1)とめること。とどめること。「通行―」
(2)禁止すること。「外出―」「足―」
(3)終わり。しまい。終末。「一から―までありたけ出ました/黄表紙・金生木」
(4)生け花で,根締めのこと。
とめあし
とめあし [0] 【止(め)足】
株価の動きをグラフ化した罫線(ケイセン)の一種。日々の終値をつなぎ,折れ線で示したもの。
とめおか
とめおか トメヲカ 【留岡】
姓氏の一。
とめおかこうすけ
とめおかこうすけ トメヲカカウスケ 【留岡幸助】
(1864-1934) 社会事業家。備中の人。牧師・教誨師。同志社に学ぶ。東京巣鴨に教護施設である家庭学校,のち北海道紋別郡遠軽に分校(現在の北海道家庭学校)を創設。
とめおき
とめおき [0] 【留(め)置き】
(1)留め置くこと。家に帰さないこと。「取り調べを受けてそのまま―になる」
(2)「留置(トメオキ)郵便」の略。
とめおき
とめおき【留め置き】
detention.→英和
とめおきゆうびん
とめおきゆうびん [5] 【留置郵便】
郵便物の特殊取扱の一。受取人が受け取りにくるまで郵便局に留め置くもの。局留。留め置き。
とめおく
とめおく【留め置く】
detain;→英和
keep.→英和
とめおく
とめお・く [3] 【留(め)置く】 (動カ五[四])
(1)帰さないでその場に居残らせる。「一晩,警察に―・かれた」
(2)他にやらずに,とめておく。そのままにして動かさないでおく。「其夜は我家に―・きけり/当世書生気質(逍遥)」
(3)そのまま保管しておく。「郵便物は局に―・いてある」
(4)その状態のままにしておく。「この問題は次回までこのまま―・くことにしよう」
とめおけ
とめおけ [0] 【留め桶】
銭湯で,体を洗うのに使う流し場の桶。
とめおとこ
とめおとこ [3] 【留(め)男】
(1)芝居などで,けんかの中に割って入って仲裁する男。
(2)宿屋の客引きの男。
とめおんな
とめおんな [3] 【留(め)女】
(1)芝居などで,けんかの中に割って入って仲裁する女。
(2)宿屋の客引きの女。
とめかわ
とめかわ [0] 【留(め)川】
漁猟を禁じた川。
とめがき
とめがき [0] 【留(め)書き】
(1)書き留めること。また,その文書。
(2)手紙などの末尾に書き添える,「敬具」「草々」などの挨拶(アイサツ)の語。
とめがね
とめがね [0] 【留(め)金】
物の合わせ目などが離れないようにとめておく金具。
とめがね
とめがね【留金】
a clasp;→英和
a hook.→英和
とめぎ
とめぎ [0] 【留木】
衣服や髪に香をたきしめること。また,その香木・薫物(タキモノ)や香り。とめき。留香。
〔伽羅(キヤラ)を用いた場合,留伽羅という〕
とめぎ
とめぎ [0] 【止(め)木・留(め)木】
(1)おさえとめるための木。
(2)江戸時代,伐採を禁じられた木。
→留山
とめぎ
とめぎ【留め木ボタン】
a toggle (button).→英和
とめく
とめく [0] 【止(め)句】
和歌・連歌・俳諧で,その場にふさわしくないとして使用を避けた語句。例えば,新婚の祝いの歌に「戻る」の語を使うなど。禁句。
とめくぎ
とめくぎ【留釘】
a wedge;→英和
a chock.→英和
とめぐ
とめぐ [0] 【留(め)具】
離れたり動いたりしないようにとめる器具。
とめこう
とめこう [0] 【留香】
「留木(トメギ)」に同じ。
とめずみ
とめずみ [0] 【止炭】
(1)茶の湯の炭手前で,最後につぐ炭。点炭(テンズミ)。
(2)夜咄(ヨバナシ)の茶事の際,客の帰るのを引き止めようと,さらに炭をつぐこと。また,その炭。名残の炭。
とめそうば
とめそうば [3] 【止(め)相場】
(1)立ち会い最後の値段。大引け値段。
(2)「ストップ値段」に同じ。
とめそで
とめそで [0] 【留袖】
(1)既婚女性が礼装に用いる,五つ紋・裾模様の着物。普通は黒地であるが,色染めのものもある。
(2)振袖に対して,普通の丈で,脇を縫いふさいだ,振りのない袖。また,その袖をつけた着物。近世後期以降,既婚の女性が用いた。のちには八つ口を明けて振りをつけるようになった。
とめだて
とめだて [0] 【留(め)立て】 (名)スル
人がしようとしていることをやめさせること。制止。「いらぬ―をするな」
とめて
とめて [0] 【留(め)手】
「留め役」に同じ。
とめど
とめど [0] 【止め処】
とどまる所。終わり。限り。際限。「とめど(も)ない」「とめどがない」の形で用いる。「―なくしゃべり続ける」「いつまで見ていても―がない」
とめどなく
とめどなく【止めどなく】
endlessly;→英和
ceaselessly;→英和
continually.→英和
〜流れる cannot restrain[keep back]one's tears (涙が).
とめねじ
とめねじ [0] 【止め螺子】
ねじこんで物を他の物に固着させる金具。物をしめつけるためのねじ釘。
とめば
とめば [0] 【留(め)場】
(1)漁労・狩猟・伐木を禁止した所。
(2)近世の歌舞伎劇場で,無銭入場や場内での争いを取締る役。また,その者が詰めた劇場正面左の入り口近くにある溜まり場。
とめばり
とめばり [3] 【留(め)針・止(め)針】
(1)物を一時,刺して留めておくのに用いる針。ピン。
(2)待ち針。
とめばり
とめばり【留針】
a pin.→英和
とめびょう
とめびょう【留鋲】
<米> a (thumb) tack; <英> a drawing pin.
とめびょうし
とめびょうし [3] 【留(め)拍子】
能楽の足拍子の一。曲の終末部に,シテまたはワキが踏む足拍子。
とめふで
とめふで [0][2] 【留(め)筆】
(1)手紙の最後の文句。また,文章の終わりの文句。
(2)書家・画家が,勝手に筆を執ることを主人・師匠などから禁じられること。また,その人。
(3)歌舞伎の番付で,最後に記される役者。普通座頭(ザガシラ)がここに据えられる。
→書き出し
→中軸(ナカジク)
とめぶろ
とめぶろ [0] 【留(め)風呂】
他人を入れずにひとりで入浴すること。また,その風呂。留め湯。「やあ伝五平,それはまんがち,今宵は身が―だ/浄瑠璃・吉野都女楠」
とめへん
とめへん [0] 【止(め)偏】
漢字の偏の一。「此」などの「止」の部分。足の動きに関する文字を作る。
〔「歩」「歴」のように,冠・脚として用いる例もある〕
とめべん
とめべん [0][3] 【止(め)弁】
(1)弁の一種。蒸気管・水管の中で,開閉や流量の調節などをするもの。ストップ-バルブ。
(2)弁の一種。蒸気管・水管などで流れを一方向に限定し,逆流を防止するもの。逆流防止弁。チェック-バルブ。
とめや
とめや [2] 【止(め)矢】
最後に射る矢。とどめをさす矢。
とめやく
とめやく [0] 【留(め)役】
けんかや紛争の仲裁をする役目。また,その役をつとめる人。
とめやま
とめやま [0] 【留山】
狩猟や伐採などを禁じた山。たてやま。
→明山(アキヤマ)
とめゆ
とめゆ [0] 【留(め)湯】
(1)前日入浴した湯を捨てないでおき,次の日再び使用すること。また,その湯。
(2)「留め風呂」に同じ。「近代も湯屋に―して,女房入れ参らせんとて/沙石 7」
(3)近世,銭湯に湯銭を月ぎめで支払って随時入浴すること。また,その銭湯。
とめゆく
とめゆ・く 【尋め行く】 (動カ四)
たずねて行く。「噫(アア),われひとと―・きて,涙さしぐみかへりきぬ/海潮音(敏)」
とめる
と・める [0] 【止める・留める・停める】 (動マ下一)[文]マ下二 と・む
(1)動いているもの,機能しているものを動かないようにする。停止させる。《止・停》「エンジンを―・める」「足を―・める」
(2)継続している動き・動作や状態を中断する。《止・停》「息を―・めて水にもぐる」「痛みを―・める薬」「原料の供給を―・める」
(3)ある動作をすることを制止・禁止する。動き出そうとするものを,やめさせる。《止・停》「子供のけんかを―・める」「医者に酒を―・められている」「―・めるのも聞かないで出て行く」
(4)動いたり離れたりしないように固定する。《止・留》「写真を壁にピンで―・める」「洗濯ばさみで―・める」
(5)意識を集中する。《留・止》
(ア)(「…に目をとめる」「…に耳をとめる」などの形で)注目・注意する。「一枚の写真に目を―・めた」「心を―・めて有様を見るに/徒然 128」
(イ)(「…を気にとめる」「…を心にとめる」などの形で)はっきり意識し記憶する。「その時は別に気にも―・めなかったが…」「このことをしっかりと心に―・めておいてください」
(6)その場にとどめおく。《留》「留置場に一晩―・められる」
(7)跡に残す。しるしを残す。「埋れぬ後の名さへや―・めざらむ/続古今(雑下)」
(8)終わらせる。「笛ひつと―・むる時/狂言・三本柱」
〔「とまる」に対する他動詞〕
とめる
とめる【止める】
stop;→英和
[電気などを]turn[switch,cut]off;[抑止]hold (back);→英和
check;→英和
[禁止]forbid <a person to do> ;→英和
stop[keep,prohibit] <a person from doing> ;[固定]fasten <to> ;→英和
fix.→英和
とめる
とめる【泊める】
take <a person> in;put <a person> up;give <a person> a bed;→英和
accommodate <a person> (旅館が).→英和
とめる
と・める [0] 【泊める】 (動マ下一)[文]マ下二 と・む
〔「止める」と同源〕
(1)客や部外者を宿泊させる。宿を貸す。「知人の家に―・めてもらう」「団体客を専門に―・めるホテル」
(2)停泊させる。「明石の浦に舟―・めて浮寝をしつつ/万葉 3627」
とめわん
とめわん [0] 【止め椀】
会席料理で最後に出す汁物。多く味噌汁。
とめナット
とめナット [3] 【止め―】
ゆるみ止めに用いる重ねナットのうち,内側に入るナット。外側の本ナットとは反対向きにしめつける。
とも
とも【友】
a friend;→英和
a companion (つれ);→英和
a comrade (仲間);→英和
company (交友).→英和
〜とする make friends with;associate with.良い(悪い)〜と交わる keep good (bad) company.
とも
とも [1] 【友・朋】
(1)親しく交わる人。ともだち。友人。朋友(ホウユウ)。「竹馬(チクバ)の―」「昨日の敵は今日の―」
(2)志を同じくする人。同志。「世界の―よ手をつなごう」
(3)常に好んで親しんでいる物。「書物を―とする」
(4)道づれ。なかま。「月を旅路の―とする」
とも
とも [1] 【供・伴】 (名)スル
(1)貴人や目上の者につき従って行くこと。また,その人。従者。「大勢の―を従える」「お―しましょう」
(2)(普通,トモと片仮名で書く)能のツレの一種。従者・太刀持ちなど軽い役の場合にいう。
とも
とも【供】
an attendant;→英和
a servant;→英和
[随員の一行]a suite;→英和
a retinue;→英和
a train.→英和
〜をする go with.
とも
とも
〔格助詞「と」に係助詞「も」の付いたものから〕
■一■ (接助)
動詞および動詞型活用の助動詞の終止形,形容詞および形容詞型活用の助動詞の連用形に接続する。
(1)現代語では,やや文章語的表現の場合に用いられる。
(ア)ある事柄に関係なく,他の事柄が成り立ったり進行したりする意を表す。逆接の仮定条件を表す用法。たとえ…ても。…ても。「何を言おう―,むだだ」「理論は正しく―,現場には向かない」「ちはやぶる賀茂の社の姫小松よろづ代経(フ)―色はかはらじ/古今(大歌所)」
(イ)時間的・空間的な量のおおよそを表す。この場合には,量を表す副詞に付くことがある。「遅く―明日の夕方にはできます」「多少―疑義は残る」
(2)既定の事柄を仮定条件として示し,後の事柄を強めて表す。…ではあるが。たとえ…であっても。「楽浪(ササナミ)の志賀の大わだ淀む―昔の人にまたも逢はめやも/万葉 31」
→ても(接助)
■二■ (終助)
活用語の終止形に接続する。強い断定でもって言い切る場合に用いる。「『ほんとに行くのか』『行く―』」「そうだ―。昔はよく勉強したものだ」
〔■二■は近世以降の用法〕
とも
とも (連語)
〔格助詞「と」に係助詞「も」の付いたもの〕
(1)「と」で受ける語を強めて言い表す。「君―お別れだね」「市長―あろう人がなんということだ」「長し―思ひぞはてぬ昔よりあふ人からの秋の夜なれば/古今(恋三)」
(2)同じ語を重ねて強調する場合,その間に入れる。「又蝶は捕ふればわらは病せさすなり。あなゆゆし―ゆゆし/堤中納言(虫めづる)」
とも
とも [1][2] 【艫・艉】
(1)船尾。船の後部。
⇔みよし
⇔へさき
(2)馬の腰から腿(モモ)にかけての部分。後肢。
とも
とも [1][2] 【鞆】
弓を射る時,左手首につける,丸い革製の道具。弓弦で手首や手首にかけた釧(クシロ)を打つのを防ぐのに用いる。つるに打たれて高い音を発する。革ひもで結びつけた。古墳時代に行われているが,平安以後は,武官の儀仗用となった。ほむた。「ますらをの―の音すなり/万葉 76」
鞆[図]
とも
とも [0][1] 【共】
(1)主となるものと同一あるいは同類のものであること。「スーツと―のベルト」
(2)名詞の上に付いて,
(ア)主となるものと同一である,または同類であるなどの意を表す。「―糸」「―襟」「―切れ」「―柄(ツカ)」「鮎(アユ)の―和(ア)え」
(イ)一緒に…する,互いに…し合う,などの意を表す。「―稼ぎ」「―食い」「―住み」「―倒れ」「―寝」
(3)複数のものを表す名詞の下に付いて,それらが全部同じ状態であることを表す。「五人―合格」「二人―猫好き」
(4)従となるものを表す名詞の下に付いて,それが主となる部分に含まれていることを表す。「荷造り料―千円」「通用期間は発売日―七日」
→ともに(共)
とも
とも【艫】
the stern.→英和
〜の方に astern.→英和
とも
とも 【伴】
姓氏の一。
とも
とも 【部】
⇒べ(部)
とも
とも [2] 【伴】
大和政権の特定の職務を世襲的に分掌する官人集団。伴造(トモノミヤツコ)に統率・管理される。殿守(トノモリ)・水取(モイトリ)・掃守(カニモリ)・門守(カドモリ)・史(フヒト)などが五世紀に成立。部民制創設後は,支配下の農民集団とともに部(ベ)に組織された。
→部(ベ)
とも=あろうものが
――あろうものが
そのものの性質などから逸脱した行動をした場合に非難の気持ちをもっていう語。「大学生―,漫画を読んでるとは」
ともあえ
ともあえ [0] 【共和え】
魚介類の身を具とし,あえ衣に肝を使うなど,あえるものとあえ衣の材料が同じであるようなあえもの。アンコウ・アワビなどが用いられる。
ともあれ
ともあれ
⇒ともかく.
ともあれ
ともあれ 【とも有れ】 (連語)
〔格助詞「と」,係助詞「も」に動詞「ある」の命令形「あれ」の付いたもの〕
(1)名詞に付いて,「いろいろ…はあるにしても」「…はともかくとして」の意を表す。「理由は―,そんなに休んでばかりいてはだめだ」
(2)(「何はともあれ」などの形で)「いろいろ事情はあるにしても」「いずれにしても」の意を表す。「何は―,一ぺん会ってみよう」
ともあれ=かくもあれ
――かくもあれ
どうあろうと。ともかくも。とまれかくまれ。「―,ただいとあやしきを/蜻蛉(中)」
ともいと
ともいと [0] 【共糸】
他の部分に用いたのと同じ糸。
ともいろ
ともいろ [0] 【共色】
同じ色。同色。「服と―のベルト」
ともうぐいす
ともうぐいす 【友鶯】
雌雄一緒にいる鶯。「春山の―の鳴き別れ,帰ります間も思ほせ我を/万葉 1890」
ともうら
ともうら [0] 【共裏】
衣服の裏に,表と同じ布をつけること。また,その布。
ともえ
ともえ [0] 【巴】
〔鞆絵(トモエ),すなわち弓を射る時に使う鞆の形に描いた模様の意〕
(1)水の渦巻くような形・模様。
(2)ものが円状にめぐり巻くさま。「卍(マンジ)―に入り乱れて戦う」
(3)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。その数によって,一つ巴・二つ巴・三つ巴などという。巻き方の方向によって右巴・左巴がある。
巴(3)[図]
ともえ
ともえ トモヱ 【巴】
(1)巴御前(トモエゴゼン)のこと。
(2)能の一。二番目物。木曾の僧が近江(オウミ)国粟津の原に着くと木曾義仲の側室巴御前の霊が現れ,義仲の戦功と自害して果てた悲運を語る。
ともえ
ともえ【巴】
an eddy;→英和
<in> a whirl.→英和
ともえがたどうき
ともえがたどうき [6] 【巴形銅器】
弥生・古墳時代の青銅製飾り金具の一。中空・半球状の本体から巴形に湾曲する数本の脚が出る。革製の盾(タテ)や靫(ユキ)に装着した。
巴形銅器[図]
ともえがも
ともえがも [4] 【巴鴨】
カモ目カモ科の水鳥。全長約40センチメートルで小形。雄の顔に淡黄褐色と緑色の巴形の模様がある。シベリアで繁殖し,秋に日本や中国に渡る。アジガモ。
ともえがわら
ともえがわら [4] 【巴瓦】
軒丸瓦(ノキマルガワラ)のこと。巴紋が施されるものが多いところからいう。
ともえごぜん
ともえごぜん トモヱ― 【巴御前】
平安後期の婦人。木曾義仲の側室。知勇にすぐれ,義仲に従ってしばしば戦功をたてた。のち尼となり,越後友松に住んだという。義仲が源義経らに敗れて近江へ逃れた時の奮戦は有名。生没年未詳。
ともえせん
ともえせん [0] 【巴戦】
三人の中の一人が他の二人に続けて勝てば勝者に決まるという戦い。
ともえそう
ともえそう [0] 【巴草】
オトギリソウ科の多年草。山中の草地に自生。茎は高さ約80センチメートルで四稜があり,披針形の葉を対生。夏,茎頂に径約5センチメートルの黄色の五弁花を開き,花弁は左右不同で巴形につく。イタチハジカミ。
ともえなげ
ともえなげ [0] 【巴投げ】
柔道の技の名。自分の体を後ろに倒しつつ,相手の体を片方の足で支えながら回転させ,自分の後方に投げ飛ばす捨て身技。
ともえなみ
ともえなみ [3] 【巴浪】
波が渦巻く形を取り合わせて描いた巴の紋の名。「薙刀取り直し,―の紋,辺りを払ひ/謡曲・船弁慶」
ともえり
ともえり [0] 【共襟】
和服で,着物の布地と同じ布を襟の上にかけること。また,その襟。かけ襟。
ともおし
ともおし [0] 【艫押し】
艫櫓(トモロ)を押す役の者。普通,船頭が当たる。船をあやつる最も重要な役。
ともかがみ
ともかがみ 【友鏡】
語学書。東条義門著。1823年刊。係り結びの法則を活用によって整理して図示したもの。本居宣長の「てにをは紐鏡」に準じて作られた。てにをは友鏡。
→活語指南
ともかがみ
ともかがみ [3] 【共鏡】
(1)「合わせ鏡」に同じ。
(2)二つのものを対照して見ること。「黒髪と雪とのなかの憂き見れば―をもつらしとぞ思ふ/後撰(冬)」
ともかく
ともかく
at any rate;anyhow;→英和
anyway;→英和
in any case;at all events;[別として]apart from;regardless of.
ともかく
ともかく [1] 【兎も角】 (副)
(1)とにかく。ともかくも。「留守かもしれないが,―行ってみよう」
(2)(「…はともかく」の形で)…は問題外として。「夏は―,冬がつらい」
ともかくも
ともかくも [1] 【兎も角も】 (副)
(1)とにかく。ともかく。「―無事で帰れた」「金は―,書類はなくされては困る」
(2)どのようにでも。なんとでも。「かくながら―ならむを,御覧じ果てむと/源氏(桐壺)」
(3)(下に打ち消しの語を伴って)どのようにも。なんとも。「―えあへしらひ聞こえ給はず/源氏(桐壺)」
ともかせぎ
ともかせぎ [0][3] 【共稼ぎ】 (名)スル
(1)一家の者や仲間などが,それぞれ働いてかせぐこと。「三人―にして短き煙を立てば/浮世草子・風流曲三味線」
(2)特に,夫婦が二人とも働いて,収入を得ること。ともばたらき。「―の夫婦」
ともかせぎ
ともかせぎ【共稼ぎする】
<Both husband and wife> work for their living.共稼家庭 a two-income family.
ともがき
ともがき [2] 【友垣】
ともだち。友人。交わりを結ぶことを垣を結ぶのにたとえていう。「気の合つた―はまた別なもので/思出の記(蘆花)」
ともがしますいどう
ともがしますいどう 【友ヶ島水道】
⇒紀淡海峡(キタンカイキヨウ)
ともがしら
ともがしら [3] 【供頭】
供の者を取り締まる役。また,その役の人。
ともがな
ともがな (連語)
〔格助詞「と」に終助詞「もがな」の付いたもの〕
文末にあって,願望の意を表す。…としたいものだ。…であってほしい。「ちりに立つわがなきよめむももしきの人の心をまくら―/後撰(雑四)」「忘れじの行末まではかたければけふを限りの命―/新古今(恋三)」
ともがみ
ともがみ [0] 【共紙】
同じ材質の紙。「本文と―の扉」
ともがら
ともがら [0][4] 【輩】
連中。仲間。やから。「こんな―を相手に芸術を論じることはできない」
ともぎれ
ともぎれ【共切れ】
the same cloth.
ともぎれ
ともぎれ [0] 【共布・共切れ】
同じ布地。ともぬの。
ともぎんみ
ともぎんみ 【共吟味】
仲間どうしで互いに調べ合うこと。「上下騒いで―/浄瑠璃・雪女」
ともぐい
ともぐい [0] 【共食い】 (名)スル
(1)同類の動物が互いに食い合うこと。「カマキリが―している」
(2)同業の者が互いに利益を得ようと競争して,お互いに不利になること。共倒れ。「値下げ競争で―になる」
ともぐい
ともぐい【共食いする】
prey on each other.
ともこ
ともこ 【友子】
ともだち。仲間。「―・友達が手木前で輿樗(キヤリ)をやらかして呉れやうもんなら/滑稽本・浮世床(初)」
ともこうも
ともこうも (副)
「ともかくも」の転。「忘れ給はずば,―きこえむ/源氏(夕霧)」
ともさき
ともさき [0][4] 【供先】
(1)武家の供まわりの先頭。供の行列の先頭。また,その奴(ヤツコ)。
(2)供をして行った先。
ともさき=を切る
――を切・る
武家の供の行列の前を横切る。無礼なこととされた。
ともざ
ともざ [0] 【艫座】
〔(ラテン) Puppis〕
三月中旬の宵に南中する星座。アルゴ座を四分割して設けられた一つ。
→アルゴ座
ともざむらい
ともざむらい [3] 【供侍】
供について行くさむらい。供まわりのさむらい。
ともし
ともし [3][0] 【灯】
(1)「ともしび(灯)」に同じ。とぼし。
(2)(「照射」と書く)夏山の狩りで,夜,松明(タイマツ)などをともして,それに近寄る鹿を射ること。また,その松明。
ともし
とも・し 【乏し・羨し】 (形シク)
⇒ともしい(乏)
ともしあぶら
ともしあぶら [4] 【灯油】
⇒とぼしあぶら(灯油)
ともしい
ともし・い [3] 【乏しい・羨しい】 (形)[文]シク とも・し
(1)不足している。少ない。とぼしい。「―・い食料」
(2)貧乏である。まずしい。とぼしい。「―・い家計」
(3)うらやましい。「身のさかり人,―・しきろかも/古事記(下)」
(4)心ひかれる。「あやに―・しき高照らす日の御子/万葉 162」
(5)ひもじい。「食物足つて―・しきことなし/仮名草子・伊曾保物語」
ともしび
ともしび【灯】
a light;→英和
lamplight.→英和
ともしび
ともしび [0][3] 【灯・灯火・燭】
(1)ともした明かり。とうか。ともし。「町の―」「風前の―」
(2)存在・実在などのあかしのたとえ。「生命の―が消えかかる」「平和運動の―を掲げる」
ともしび=消えんとして光を増(マ)す
――消えんとして光を増(マ)す
灯火が消えようとする寸前に一度光が明るくなる。滅亡する寸前に一時勢いを盛り返すことにたとえる。
ともしびの
ともしびの 【灯の】 (枕詞)
灯火が明るいの意で地名「明石」にかかる。「―明石大門(オオト)に入らむ日や/万葉 254」
ともしぶ
ともし・ぶ 【乏しぶ・羨しぶ】 (動バ上二)
〔形容詞「ともし」の動詞化〕
うらやましいと思う。「音のみも名のみも聞きて―・ぶるがね/万葉 4000」
ともしむ
ともし・む 【乏しむ】 (動マ下二)
〔形容詞「ともし」の動詞化〕
物足りなく感じさせる。うらやましがらせる。「恋しくは日(ケ)長きものを今だにも―・むべしや逢ふべき夜だに/万葉 2017」
ともしらが
ともしらが [3][0] 【共白髪】
夫婦ともに白髪になるまで長生きすること。偕老(カイロウ)。「―まで添い遂げる」
ともしらが
ともしらが【共白髪まで】
<live together> to an old age.
ともじ
ともじ 【十文字】
「じゅうもんじ(十文字)」に同じ。
ともじ
ともじ [0] 【共地】
同じ布地。ともぬの。
ともじ
ともじ 【唱門師】
⇒しょうもんじ(唱門師)
ともじ=に履(フ)む
――に履(フ)・む
ふらふらと千鳥足で歩く。「一文字をだに知らぬものしが足は―・みてぞあそぶ/土左」
ともす
ともす【点す】
burn;→英和
light;→英和
turn[switch]on <the light> (電灯を).
ともす
とも・す [2][0] 【点す・灯す】 (動サ五[四])
(1)灯火をつける。明かりをつける。とぼす。「蝋燭(ロウソク)を―・す」「蛍の―・す火にや見ゆらむ/伊勢 39」
(2)交合する。女を犯す。とぼす。「もしこの子を―・す気か/洒落本・仮根草」
[可能] ともせる
ともすると
ともすると [1] (副)
どうかすると。ややもすると。ともすれば。「―人を頼ろうとする」
ともすれば
ともすれば [1] (副)
「ともすると」に同じ。
ともすれば
ともすれば
〜…しやすい be apt[liable] <to do> .
ともずれ
ともずれ [0] 【友擦れ】 (名)スル
友人との交際で世慣れすること。友人の影響で悪ずれすること。
ともぞろえ
ともぞろえ [3] 【供揃え】
〔「ともぞろい」とも〕
(大名行列などの)供の者をそろえること。「堂々たる―」
ともだ
ともだ 【友田】
姓氏の一。
ともだい
ともだい [0] 【共台】
接ぎ木で,穂と同じ種類の台木。親和性が高い。
ともだおれ
ともだおれ【共倒れになる】
fall[be ruined]together.
ともだおれ
ともだおれ [0] 【共倒れ】 (名)スル
激しく競争し合ったり,逆に無理な助け合いをした結果,双方ともやって行けないようになること。両方とも倒れてしまうこと。ともつぶれ。「安売り合戦で―になる」
ともだきょうすけ
ともだきょうすけ 【友田恭助】
(1899-1937) 新劇俳優。東京生まれ。築地小劇場創立に参加。1932年(昭和7)築地座を結成。文学座創立直後に召集,中国で戦死。
ともだち
ともだち【友達】
⇒友.
ともだち
ともだち [0] 【友達】
一緒に勉強したり仕事をしたり遊んだりして,親しく交わる人。友人。友。朋友(ホウユウ)。「―になる」「遊び―」「女―」
ともちどり
ともちどり [3] 【友千鳥】
群れをなして飛んでいる千鳥。むらちどり。むれちどり。[季]冬。
ともつか
ともつか [0] 【共柄】
刀の柄を,木などで作ったものを取り付けるのでなく,中子(ナカゴ)自体を柄として使えるようにしたもの。
ともつか∘ない
ともつか∘ない (連語)
(多く「…とも…ともつかない」の形で)どちらにつくのかはっきりしない。どちらと判断できない。ともつかぬ。「うそとも本当―∘ない話」「男とも女―∘ない恰好(カツコウ)」「どちら―∘ない意見」
ともづな
ともづな [0] 【纜・艫綱】
(船尾の方から出して)船をつなぎとめる綱。もやい綱。
ともづな
ともづな【纜】
a hawser.
ともづな=を解く
――を解・く
船出する。
ともづり
ともづり [0] 【友釣(り)】
アユの釣り方の一。成魚のアユは川底に縄張りをつくり,他のアユが近づくと攻撃をする。この習性を利用して,おとりアユの尾の後方に掛け針をつけて縄張りに誘導し掛け針に掛ける方法。
ともづり
ともづり【友釣】
fishing by decoy.
ともづる
ともづる 【友鶴】
雌雄そろいの鶴。また,よい配偶者。
ともとり
ともとり 【艫取り】
〔「ともどり」とも〕
(1)近世,舵(カジ)取り{(3)}のこと。
(2)船尾で櫓(ロ)をこぐ人。「松浦太郎―にて,屋島の浦を漕ぎ廻り/盛衰記 42」
ともどち
ともどち 【友どち】
友だち。仲間。朋友。[日葡]
ともどふね
ともどふね [4] 【艫戸船】
近世,隠岐(オキ)や山陰地方で多く用いられた小型船。平底のおも木造りで安定がよい。
ともども
ともども [2][0] 【共共】 (副)
一緒に同じ行為をするさま。そろって。ともに。「親子―音楽家として知られる」
ともども
ともども【共々】
together <with> ;→英和
mutually.→英和
ともない
ともない 【伴ひ】
(1)伴うこと。つきそい。「この同じ所の御―を/源氏(横笛)」
(2)伴侶。同伴者。「―に後れしよしにてひとよを求めらるるに/読本・雨月(菊花の約)」
ともない
ともな・い (連語)
〔希望の助動詞「たい」に助詞「も」および打ち消しの補助形容詞「ない」の付いた「たくもない」の音便の形「たうもない」の転〕
動詞の連用形に付いて,「…したくもない」の意を表す。「参り―・いことを仰せ付けられたが,何と致さう/狂言・痿痺(虎寛本)」
ともなう
ともな・う [3] 【伴う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)一緒に行く。引き連れて行く,またつき従って行く。「秘書を―・って行く」「父に―・って博物館に行く」
(2)ある事柄に応じて生ずる。「危険を―・う手術」「人口増加に―・う住宅問題」
■二■ (動ハ下二)
引き連れて行く。「島つ鳥鵜養(ウカイ)―・へ/万葉 4156」
ともなう
ともなう【伴う】
[…に]follow;→英和
accompany;→英和
attend;→英和
go <with> ;→英和
keep pace[step] <with> (歩調を合わせる);[…を]be accompanied[attended,followed] <by> .‖家族を伴って with[accompanied by]one's family.
ともなが
ともなが 【朝永】
姓氏の一。
ともなが
ともなが 【朝長】
能の一。二番目物。世阿弥作か。旅の僧が,美濃国青墓の宿にある源朝長の墓前で宿の長(オサ)に会い,長の家で回向(エコウ)をすると朝長の霊が現れ,重傷のため自害して果てた様子を語る。
ともながさんじゅうろう
ともながさんじゅうろう 【朝永三十郎】
(1871-1951) 哲学者。長崎県生まれ。京大教授。西洋近世哲学史の研究・紹介に努めた。著「近世に於ける我の自覚史」など。
ともながし
ともながし 【艫流し】
⇒逆艫(サカドモ)
ともながしんいちろう
ともながしんいちろう 【朝永振一郎】
(1906-1979) 理論物理学者。東京生まれ。朝永三十郎の長男。ドイツのハイゼンベルクの下で原子核理論を研究。のち超多時間理論,繰り込み理論を発表し,場の理論の発展に貢献。。1965年(昭和40)ノーベル物理学賞受賞。東京教育大学学長。日本学術会議会長。核兵器廃絶を訴え,湯川秀樹・坂田昌一とともに科学者京都会議を生み出した。
ともなく
ともなく 【とも無く】 (連語)
〔格助詞「と」・係助詞「も」に形容詞「ない」の連用形「なく」の付いたもの〕
動作・状態のはっきりしないさまを表す。「どこから―現れる」
ともなしに
ともなしに 【とも無しに】 (連語)
あえてそうするわけではないが。「聞く―耳にはいった話」
ともなみだ
ともなみだ [3] 【共涙】
他人が泣くのに同情して自分も涙を流すこと。もらい泣き。「―にくれる」
ともなり
ともなり [0] 【共鳴り】 (名)スル
⇒きょうめい(共鳴)
ともなり
ともなり 【友成】
平安中・末期の備前の刀工。父実成とともに一条天皇の剣を鍛えたという。太刀姿反り高く,地鉄美麗。「君万歳友成」ほかの作品が現存。生没年未詳。
ともに
ともに【共に】
[双方]both;→英和
neither (否定);→英和
[いっしょに](along,together) with;→英和
[…につれて]as <one grows older> ;→英和
with <one's years> .
ともに
ともに [0][1] 【共に・倶に】
■一■ (副)
(1)一緒に。また,同時に。「―学んだ旧友」
(2)どちらも。「母子―元気です」「声涙(セイルイ)―下(クダ)る」
■二■ (連語)
⇒とともに
ともに
ともに 【共に】 (連語)
⇒とともに(連語)
ともに=∘する
――∘する
一緒にそのことをする。共同にする。分かちあう。「生活を―∘する」「生死を―∘した仲」
ともに=天を戴(イタダ)かず
――天を戴(イタダ)かず
〔礼記(曲礼上)〕
相手を殺すか自分が殺されるか,いずれにせよともにこの世には生きていない。あだを報いる決意を述べる語。不倶戴天(フグタイテン)。
ともね
ともね 【鞆音】
弓を射る時,弦が鞆に触れて鳴る音。「春さればかた矢たばさみ―うち/永久百首」
ともね
ともね [0] 【共寝】 (名)スル
一緒に一つの布団の中に入って寝ること。同衾(ドウキン)。「一夜を―する」
ともの
ともの 【友野】
姓氏の一。
とものお
とものお 【伴の緒】
大化前代,各部族が私有の民を率いて,世襲の職をもって朝廷に仕えた集団。
とものかしゅう
とものかしゅう 【友野霞舟】
(1791-1849) 江戸後期の漢詩人。江戸の人。名は瑍,字(アザナ)は子玉,霞舟は号。幕臣の家に生まれ,昌平黌で野村篁園に師事。著「霞舟先生詩集」「錦天山房詩話」
とものみやつこ
とものみやつこ 【伴部】
律令制下,特定の官司に所属する下級技術者。大化の改新前,品部を率いて朝廷の職務を世襲していた伴造のうち,主として畿内周辺の在地の伴造が技術者として律令官制に組み込まれたもの。品部・雑戸を率いるものが多い。ともべ。ばんぶ。はんぶ。
とものみやつこ
とものみやつこ 【伴造】
伴(トモ)およびその支配下の農民集団の統率・管理者。軍事に携わる大伴・物部(モノノベ),祭祀(サイシ)に携わる中臣(ナカトミ)・忌部(インベ),食膳の事に携わる膳(カシワデ)など。部民制創設により,本来伴である渡来技術者集団の統率者が,伴造として部(ベ)を率いて上番する体制が作られ,旧来の伴がその支配下の農民集団とともに部に組織されるようになると,伴造は実質的には部の管理者とされるようになる。
とものよしお
とものよしお 【伴善男】
(809-868) 平安初期の貴族。大納言。左大臣源信と対立,866年応天門の変の首謀者として捕らえられ,伊豆に配流。
ともばこ
ともばこ [0] 【共箱】
書画骨董(コツトウ)で,作者が作品を制作しみずから箱書きして納めた箱が,そのまま作品とともに残っているもの。また,その箱。
ともばたらき
ともばたらき [3][0] 【共働き】 (名)スル
夫婦がともに働きに出て収入を得ていること。ともかせぎ。
ともばたらき
ともばたらき【共働き】
⇒共稼ぎ.
ともばやし
ともばやし 【伴林】
姓氏の一。
ともばやしみつひら
ともばやしみつひら 【伴林光平】
(1813-1864) 江戸末期の国学者・勤王家。河内の人。真宗の僧であったが,国学を加納諸平・伴信友らに学び,還俗(ゲンゾク)。天誅組(テンチユウグミ)に参加,斬罪に処される。著「南山踏雲録」「園能池水(ソノノイケミズ)」など。
ともばら
ともばら [0] 【供腹】 (名)スル
「追い腹」に同じ。
ともひらしんのう
ともひらしんのう 【具平親王】
(964-1009) 平安後期の漢学者・歌人。村上天皇の皇子。六条宮・千種殿・後中書王と呼ばれ,前中書王兼明親王と並称される。諸芸に秀(ヒイ)で,詩文・書に長ずる。和歌は「拾遺集」などに,詩文は「本朝文粋」に載る。仏教にも関心を示し,天台宗の重要典籍を注解して,「弘決外典抄(グケツゲテンシヨウ)」を著した。
ともびき
ともびき [0] 【友引】
(1)陰陽道(オンヨウドウ)で,凶禍が友人に及ぶとする方角。友引方。
(2)六曜の一。何をしても勝負がつかないとする日。朝晩は吉,昼は凶だが,のち,{(1)}と混同されこの日に葬式を出すことを忌むようになった。友引日(ニチ)。
ともびと
ともびと [2][0] 【供人】
供をする人。従者。
ともぶた
ともぶた [0][2] 【共蓋】
水指・釜などで,容器と蓋とが同じ材質でできているもの。また,その蓋。
⇔替え蓋
ともぶね
ともぶね [0] 【友船・伴船】
(1)一緒に行く船。連れだって行く船。
(2)同じ船に一緒にのること。
ともぶれ
ともぶれ [0] 【供触れ】
大名・貴人などが通る前に,供の者が先ぶれをすること。
ともへ
ともへ 【艫舳】
舟の,ともとへさき。
ともべ
ともべ 【品部】
⇒しなべ(品部)(1)
ともべ
ともべ 【友部】
茨城県中部,西茨城郡の町。常磐線と水戸線が分岐する交通の要衝。
ともべや
ともべや [0] 【供部屋】
小者・中間など供の者が控えている部屋。
ともぼし
ともぼし [2] 【氐宿】
二十八宿の氐(テイ)宿の和名。天秤(テンビン)座のアルファ星を含む星宿。
ともまち
ともまち [0][4] 【供待ち】 (名)スル
(1)主人に従って来た者が,その家の門口で待つこと。また,その人。「人力車の四五台道をふさぐばかりに―してゐる間を/腕くらべ(荷風)」
(2)門口に設けた,来客の従者・運転手などを待たせておく建物。
ともまわり
ともまわり [3] 【供回り】
供をする人々。供勢(トモゼイ)。
ともやぐら
ともやぐら [3] 【艫櫓】
和船で,艫の方に設けられた櫓。
ともやっこ
ともやっこ 【供奴】
歌舞伎舞踊の一。長唄。七変化の一。本名題「拙筆力七以呂波(ニジリガキナナツイロハ)」。別名「芝翫(シカン)奴」。二世瀬川如皐(ジヨコウ)作詞。1828年江戸中村座で中村芝翫(四世歌右衛門)が初演。郭(クルワ)通いの旦那の供をする奴を舞踊化した。
ともらい
ともらい トモラヒ [0] 【弔い】
〔「とむらい」の転〕
葬儀。葬式。
ともらう
ともら・う トモラフ 【弔ふ】 (動ハ四)
「とむらう」の転。「しみじみと―・ひ,其後子共のなりさまを尋ね/浮世草子・一代男 2」
ともる
ともる【点る】
burn;→英和
be lighted <by> .
ともる
とも・る [2][0] 【点る・灯る】 (動ラ五[四])
蝋燭(ロウソク)や灯心に火がつく。明かりがつく。とぼる。「ランプに火が―・る」「明かりが―・る」